仕事中に眠気対策をしっかりと行ってほしい職業~運転士
仕事中に来る眠気による事故は大きな社会問題になっています。中でも、旅客列車や貨物列車の運転士の眠気や注意力の欠如は、大きな事故につながるリスクがあるため、眠気予防対策が実践されています。
眠られると困る職業~運転士
多くのお客さんを乗せて日々運行している列車の運転士には、絶対に眠ってほしくないものです。今の電車は、自動列車停止装置や自動列車制御装置などハード面の対策によって、運転士の眠気や失念が事故に直結する可能性は大幅に低減しているといわれています。
とはいえ、中には運転士の判断による操作や注意力に頼っているものもあります。それは、徐行や大雨、強風による運転速度規制などです。
ヒューマンエラーは往々にして起き得ることですし、眠気があればなおさらリスクが高まります。乗客である私たちにとっても、運転士の眠気対策は重要なことといえるでしょう。
運転士の眠気事情
深夜帯に運転する貨物列車の運転士に対して行われたアンケート調査結果では、列車を運転中に眠気が起きる原因が明らかになっています。もっとも大きな眠気の原因は、労働時間や休憩時間などの勤務条件。次いで、体調や出勤前の睡眠状況、そして運転を始めてからの経過時間や時刻によるものという結果に。