あなたは大丈夫!?眠っている間の歯ぎしりが、不眠やむし歯の原因?
「私は歯ぎしりはしない」という人でも、知らず知らずのうちに歯ぎしりをしています。眠っている間の歯ぎしりは、最新の研究では、ほとんどの人に多かれ少なかれ発症していることが分かってきました。歯ぎしりを起こす理由は何なのでしょうか。
ストレスやかみ合わせの悪さが歯ぎしりの原因
井荻歯科医院 院長であり日本歯科大学生命歯学部 客員教授でもある高橋英登先生によると、歯ぎしりの主な原因としては、精神的ストレスやかみ合わせの悪さが挙げられるそうです。日常生活で無意識のうちに溜まったストレスを睡眠時の無意識のうちに発散させようとして、歯ぎしりは起こります。また、かみ合わせがわずか数ミリでもずれていると、そのずれを補正しようとして無意識のうちに歯ぎしりをしてしまいます。
肩こりや片頭痛の原因は、歯ぎしり!?
「歯ぎしりは、顎関節の咀嚼筋の異常緊張で起こります。昼間、起きている間に“歯ぎしりをしてみろ”と言われてもできない。
眠っている間だけの異常なんです。顎関節の緊張は、肩や首筋の筋肉の緊張にもつながります。眠ったはずなのに疲れている。肩がこる。片頭痛がする。その原因は歯ぎしりかもしれないのです」