思春期の子どもの睡眠時間減少!? イライラしないための十分な睡眠の取らせ方とは
自身を振り返っても、なんだかいつもイライラしていた思春期。第二次成長段階なので、親に反発したり自立心が強くなったりするのはある程度やむを得ません。
また、そのような時期を経て、健全に成長するという説もあります。一方で、思春期の子どものイライラは睡眠の変化によるものだという指摘も。どういうことなのか、解説していきます!
子どもの成長段階による眠りの変化とは
現代の子どもは成長と共に眠る時間が減少していきます。保育園から小学校高学年までは大きな変化は見られませんが、中高生になるとどんどん就寝時刻が遅くなることがわかっています。
このような就寝時刻が遅くなる傾向は、中高生はもちろん大学生になっても続きます。
高校3年生では受験勉強が入ってくるので、これまで規則正しい生活をしていた子どもも就寝時刻を後ろ倒しにする傾向が見られるのです。
思春期の子どもの眠りとイライラの関係性
睡眠時刻の後ろ倒しにより生じるのが、思春期の子どものイライラの高まりです。
『睡眠学』(2003/じほう)の「就床時刻・仮眠の頻度と日中のイライラの関係」から、就寝時刻が遅くなれば遅くなるほどイライラの程度が高まるというデータが発表されました。