ジャンクフードといえば、肥満の大敵! ダイエット中の人はなるべく避けなければなりません。しかし、睡眠不足だと、高カロリーのジャンクフードを食べたくなるという驚きの報告が米カリフォルニア大学バークレー校研究チームから発表されました。
成人23人に対し睡眠不足の朝の脳の働きを調査
実験は、健康的な若い成人23人を対象に実施。十分な睡眠をとった翌朝と、睡眠不足で迎えた朝の脳を、機能的磁気共鳴画像法によって調べました。
調査の結果、睡眠不足の朝では、脳の奥の部分にある情動反応に関わる領域である扁桃体の活動が活発になり、その一方で複雑な意思決定を司る前頭葉の前頭皮質と島皮質の活動が鈍くなっていたことが分かったといいます。
睡眠不足の人はスナックやピザ、ハンバーガーなどを好む!
また、各被験者が最も食べたいと思った食品を実験の後に与えることを条件に、高カロリーや低カロリーの食品を含む80種類の食品の写真を参加者に見せ、その脳の活動を記録しました。
その結果、睡眠不足の人は、果物や野菜、全粒粉を使った食品などよりも、よりカロリーが高い、ピザ、ハンバーガー、ドーナッツなどを好むことが明確になったといいます。