朝が弱い人がスッキリ目覚める3つのコツ ボディクロック研究会の三橋先生に聞く
三橋「朝食をしっかりと食べることです。朝食を食べるとボディクロック(体内時計)が朝型にセットされることで、目覚めがシャキッとします。もちろん日中の活動に必要なエネルギー源ともなります。ギリギリまで寝ていて、朝食を食べないで学校や会社に出かけるという人もいますが、感心できません。
朝食を抜くと、日中にボーッとして活発に活動できず、しかも、その日の夜の寝つきを悪くして、翌朝の目覚めも悪くなる悪循環が始まります。逆に、朝にしっかりと目覚めると、その日の夜の寝つきが良くなり、翌朝の目覚めが良くなるという好循環となります。」
入眠のための香りを準備する
――スッキリと目覚めたその日の夜にグッスリ眠るための工夫はありますか。
三橋「アロマを持っている人は多いようですが、睡眠のために活用している人は意外と少ないようですね。コットンに一滴、含ませて寝室に置く。
それだけで効果があります」
三橋先生によると、睡眠前の入浴時にあらかじめ寝室を香らせておくのが良いとのことです。
三橋「シダーウッド、杉や檜の香り成分セドロール。それから入眠アロマとして有名なラベンダーは、実は種類がいろいろあって、酢酸リナリルが35パーセント以上含まれている真正ラベンダーに入眠効果があります」