寝ても寝足りないのは「特発性過眠症」という病気のせいかも!?
睡眠時間の長さは人それぞれかと思いますが、皆さんの中には「いくら寝ても寝足りない」と日頃からお悩みの方もいるのではないでしょうか。もしかしたらそれは、睡眠障害の一種である「特発性過眠症」のせいかもしれません。
「特発性過眠症」とは?
特発性過眠症とは、夜間しっかりと眠っているにもかかわらず日中に強い眠気に襲われて、場合によっては長時間眠り込んでしまうこともある睡眠障害です。
似たような症状を持つ睡眠障害に「ナルコレプシー」がありますが、特発性過眠症は1957年に「ナルコレプシーと区別できる過眠症」として、旧チェコスロバキアの医師によって発表されました。
特発性過眠症の患者は人口10万人につき2~5人いると推測されており、特に10歳から25歳くらいまでの若者に発症しやすいということも分かっています。
ただでさえ周りからの理解が得られにくい睡眠障害の中でも、特発性過眠症は一般的な知名度が特に低いので、非常に厄介なものとなっているのです。
特発性過眠症の特徴
特発性過眠症には、以下のような特徴があります。ナルコレプシーとの違いも含めて、よく覚えておいてください。
・原因が不明
「特発性」