食後の眠気の原因は「胃に血流が集中するから」ではなかった!?
働く人の平日の楽しみと言えば「ランチ」ですよね。今日は何を食べようか、その日のメニューを選ぶことも楽しみのひとつ。ただ、楽しみの時間は長くは続かず、その後にやってくるのが、食後の眠気です。厄介なこの眠気のせいで上司にどやされた、という人も多いのではないでしょうか。今回は、食後の眠気のメカニズムに迫ります。
食後の眠気は頭に血が回らないから?
ランチを食べた後に会社に戻ると、どうしても眠くなってしまうものですよね。これって、なぜなのでしょうか? よく、食後には消化のた、に胃腸に血液が集中して、脳に酸素が回らなくなるからという説を聞きますが、実際のところどうなのでしょう?
調べてみたところ、脳に血液が回らなくなるということはないそうです。脳は私たち人間にとって、最も重要な役割を担う器官なので、食前・食後にかかわらず、基本的に脳への血流は一定に保たれているのだそう。
他の説では、食後にはリラックス効果や精神安定作用のあるセロトニンの分泌が活発になるため眠くなるというものもありますが、もともとセロトニンは私たちの体内でたくさんつくられているので、この説も正解ではないのだとか……。
あるホルモンが眠気を呼ぶ?
最近、信憑性の高い説として言われているのは、あるホルモンが影響している、ということ。