不眠症などの睡眠障害に悩む人急増中の韓国――驚くべき原因は?
他の国ものぞいてみましょう。
韓国で不眠症が急増している!
近年、お隣の国・韓国では睡眠障害を抱える人が急増しているそうです。2010年の調査では約29万人でしたが、昨年の調査では約46万人と、たった5年の間で約1.6倍に増加するという結果に……。
睡眠障害の種類も多様で、不眠症だけでなく、途中で呼吸が何度か止まってしまう睡眠時無呼吸症候群や日中に強烈な眠気に襲われるナルコレプシーなどを患う人も多いそうです。
睡眠障害の厄介な点は、このように症状が1つではないところです。そのため、自分が睡眠障害かどうかの判断は難しく、表に出ない潜在層も多いと言われています。
その原因は?
韓国で睡眠障害を患う人が急増した背景には、1つに高齢化があると分析する専門家がいます。日本でも高齢化は大きな問題になっていますが、韓国も同様に、または日本以上に深刻と言われています。
10年後の2026年には国民の2割が65歳以上になると予想される韓国では、現在進行形で増え続けている高齢者の中に睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害も増えているそうです。また、睡眠は加齢とともに変化し、深い睡眠の時間は減っていくと言われているので、高齢化が進む社会では睡眠に悩む人が増加するのも自然なことかもしれません。