オリンピック実況中継の観過ぎによる「睡眠相後退症候群」に注意!?
現在開催されているリオデジャネイロオリンピックの会場であるブラジルは、日本から見て地球の裏側にある国です。そのため、今回のオリンピックの試合は夜中から早朝にかけて実況中継されるものが多くあります。これを見るために遅くまで起きていて、睡眠時間が短くなってしまっている方も多いのではないでしょうか。実はそうした生活は「睡眠相後退症候群」という睡眠障害を発症する誘因のひとつになるかもしれないんです。
睡眠相後退症候群ってどんな病気?
睡眠相後退症候群とは、簡単に言えば、毎日少しずつ睡眠時間帯が遅いほうへとズレていってしまい「夜更かしの朝寝坊」をしやすくなる睡眠障害のことです。
連休中に少しずつ就寝時間と起床時間が遅くなって、連休明けの初日に起きるのが辛くなった経験は誰もがあるのではないかと思いますが、そこから元の生活に戻れなくなってしまうのが、睡眠相後退症候群の症状です。
睡眠相後退症候群になった人が無理矢理早起きをすると、頭痛や食欲不振、抑うつ状態といった症状が現れることもあります。
深夜の時間帯の中継が多い今回のリオデジャネイロオリンピックは、まさに睡眠相後退症候群になりやすい時期といえるのです。