不眠症とかかわりが深いのは○○県!?不眠症治療にみられる県民性
何かと話題になる県民性。眠りについても、地域ごとの特徴や県民性があるのでしょうか。MSD株式会社は、不眠症状がある、もしくは不眠症治療薬の服用経験がある40歳以上の男女9,400名を対象に全国で調査を行い、47都道府県別の不眠症治療に関する意識と実態を明らかにしました。果たして地域ごとの特色はあったのでしょうか?
治療薬服用者が多いのは鹿児島県
まず、不眠症の疑いのある人の割合からみていきましょう。疑いがあるかどうかの判定は、不眠症判定の国際基準である「アテネ不眠尺度」に基づいています。
「不眠症の疑いあり」の割合が最も多かったのは、東京都で45.6%。2位は愛媛県の43.6%、3位は徳島県で43.1%でした。反対に「疑いあり」の下位1位、つまり最も不眠症人口が少ない都道府県は山口県で36.2%、次に北海道(36.3%)、青森県(36.6%)でした。
では、不眠症治療薬の服用についてはどのような結果が出たのでしょうか?治療薬服用者が最も多いのは鹿児島県で9.5%、次いで宮崎県(9.4%)、愛媛県(9.0%)となりました。逆に少ないのは、岩手県(5.4%)、栃木県(5.5%)、群馬県(5.7%)