食べ物やダニ、動物のフケなどでなんらかのアレルギーを起こす人が増えています。花粉やハウスダストが目の結膜につくことで炎症を起こすアレルギー性結膜炎という病気があります。ここでは、アレルギー性結膜炎の原因や症状について見てみましょう。
アレルギー性結膜炎とは
アレルギー反応を引き起こす原因となる物質のことをアレルゲンと呼んでいますが、そのアレルゲンが目の表面に付着し、結膜炎を起こしてしまう病気のことをアレルギー性結膜炎と呼んでいます。結膜は白目の全面とまぶたの裏をおおっている粘膜で、目が開いている間は外気にさらされているため、アレルゲンが付着しやすくなっています。そのため、目はアレルギー反応が起きやすいといわれています。
よく知られているスギ花粉症のように、ある特定の季節に起きる季節性アレルギー性結膜炎と、一年中症状が出る通年性アレルギー性結膜炎という2つの種類に分けられます。また、春季カタルと呼ばれる子供に多く見られる結膜炎や、巨大乳頭結膜炎というソフトコンタクトレンズを使用している人に見られる結膜炎もアレルギー性結膜炎の一種です。
アレルギー性結膜炎の原因
人間の身体には、体内に侵入しようとする異物を排除する仕組みがあります。