2021年9月7日 23:05
更年期の運動不足はマジやばい!不調の原因は筋力低下だった【医師監修】
それまで筋力アップを心がけた生活をしていない人は更年期に入ると急激に筋力が低下してしまいます。
つまり、これまでと同じ生活をしていればどんどん筋力は低下していく一方になります」(駒形先生)。
筋力不足は疲れ、肥満、肩凝りの原因に
筋力不足というと、歩くのがおっくう、階段を上ると息があがるなどのイメージがありますが、それだけではないそうです。筋力不足が引き起こす症状について駒形先生に教えていただきました。
疲れや不眠、落ち込み
「更年期になると子宮の機能が落ちることで下半身への血流が滞りがちになります。それに加えて下半身の筋力がもともとないと、上半身に血流が集中してしまいます。頭に血が上ってしまうと頭が休まらず、疲れが取れない、眠れないといった症状を引き起こすことがあります。
疲れや不安が取れないと、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも脳から分泌されず、常にストレスを抱えた状態に陥ることもあります」(駒形先生)。
肥満やむくみ
「筋肉は体を動かし、安定させる働きだけでなく、熱をつくり、代謝を上げるという大事な役割もあります。 筋肉が多いと、熱の発生量(いわゆる基礎代謝)が増えるため、代謝が上がって肥満予防につながります。