2022年5月18日 02:40
「やりがちだけどNG!」シミが増えるスキンケアの対策とシミを消す方法【美容専門医】
が登場し、これまで課題だったダウンタイムは24時間と短時間で済み、痛みも大幅に軽減されています。
肝斑には服薬治療も
シミの治療は、老人性色素斑と肝斑で少しアプローチが変わります。
まず、医療用レーザーでは、老人性色素斑の場合は1~3回の照射(およそ3万円台から)、肝斑の場合は5~10回の照射(およそ8万円台から)が必要です。また、肝斑には特効薬である、トラネキサム酸の内服薬があります。トラネキサム酸にメラニンの生成を促し、肌の炎症を引き起こすプラスミンという物質の働きを抑える効果があります。そのため、肝斑の予防改善が期待できます。症例によっては、ビタミンCやL-システインなどの内服薬の併用や、ハイドロキノンやトレチノイン、アゼライン酸、ビタミンCといった外用薬が処方されることもあります。
なお、トラネキサム酸は市販もされていますが、効果はほぼ同じです。
ただし肝斑の状態で必要な用量が変わってくるので、処方薬のほうが管理はしやすいでしょう」(黒田先生)。
まとめ
顔にできてしまったシミはできれば見たくないですが、まずは自分のシミの状態を確認することが始めてみてはいかがでしょうか。ポツポツとできているときは老人性色素斑、広い範囲にできているときは肝斑。