できものからちょっと嫌な臭いがしたことってありませんか? もしかしたらそれ、粉瘤(ふんりゅう)かもしれません。ニキビと勘違いしてしまう人もいるそうですが、専門のクリニックもあるほど患者数の多い粉瘤。一体どのようなものなのか、皮膚科医・内科医としても活躍されている泌尿器科医の窪田徹矢先生にお伺いしました。
教えてくれたのは…
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。
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粉瘤とは?

粉瘤は良性の腫瘍
粉瘤はアテロームや表皮のう腫とも呼ばれている良性の腫瘍。
皮膚の下に袋状ののう腫ができ、皮膚から出た皮脂や角質などの老廃物が袋の中にたまってできた腫瘍のことです。たまった老廃物は袋の外に排出されることはなく、どんどん袋の中にたまっていきます。
たまった老廃物が悪臭を放つこともあります。