2019年2月22日 12:00
膀胱炎の予防法を知ってもう繰り返さない【更年期は人生が輝くチャンス #40】
膀胱炎は女性にとってポピュラーな病気
「さっきトイレに行ったはずなのにすぐに行きたくなってしまう(頻尿)」「トイレに行ってもすっきりしない(残尿感)」「排尿するときに痛む、血尿が出る」「尿が濁っている」こんな症状を感じたことはありませんか?これらは、「膀胱炎」の主な症状です。膀胱炎は、多くの女性が一生のうちに一度はかかるだろうと言われているポピュラーな病気です。そして更年期以降にかかりやすくなる病気でもあります。
膀胱炎の大きな原因は細菌
膀胱炎になってしまう理由のほとんどは、大腸菌などの腸内細菌が尿道から膀胱に入ってしまうことです。女性は、肛門から膣や尿道の位置が近く、また尿道も男性と比べて短いため発症することが非常に多いのです。そのため細菌が増殖しやすくなる生理中や、性行為の後には膀胱炎を発症するリスクがグッと上がります。また更年期以降は、より膀胱炎になりやすい環境になってしまうことがあります。これは通常、膣内は有害な細菌が繁殖してしまわないように常在菌が守ってくれているのですが、更年期に女性ホルモンが低下してしまうと、膣内の常在菌が減少します。すると、膣内の細菌が繁殖しやすくなり、さらに膣の隣にある尿道からの細菌も侵入しやすくなってしまうのです。
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