友利先生に聞く! 現役医師が美肌・腸活のために「食べるもの・避けるもの」
また糖分を摂りすぎると糖化が起きてしまい全身の炎症につながるほか、肌が黄色くくすむ「黄ぐすみ」を起こすことが分かっています。さらに炎症によって、肌のうるおいやハリを保つのに欠かせないコラーゲンやエラスチンが壊れてしまうこともあります。糖化はお肌にとって大敵なのです。
そして糖分をカラダの中で分解するときにはビタミンB群を大量に使います。ビタミンB群は肌の皮脂量をコントロールしているため、不足するとニキビができやすくなることもあります。
ーー甘いものはお肌にとってよくないことだらけですね。ところで、甘いものが食べたくなるときはないのでしょうか?
友利さんありますよ。どうしても食べたいときは、和菓子や干し芋、高カカオチョコレートなどを食べたりします。
もちろん、人からいただいたものは食べますが、自分からはほぼ買いません。
ーー甘いものは、腸内環境には影響はないのでしょうか?
友利さんマウスの研究ですが、砂糖を多く摂ると、腸内細菌が産み出す健康に重要な短鎖脂肪酸の量が減ってしまうことがわかっています。また人工甘味料を摂取すると、腸内に棲んでいる腸内細菌のバランスが崩れてしまうこともわかっています。