ビューティ情報『明治大学大学院理工学研究科松田康宏さん(博士後期課程)らが、肩こりの治療効果可視化に成功』

2022年1月14日 15:00

明治大学大学院理工学研究科松田康宏さん(博士後期課程)らが、肩こりの治療効果可視化に成功

に着目し、肩こりの好発部位である僧帽筋を連続的に計測可能な筋血流イメージング手法を開発しました。計測の結果、5分間の手技療法により僧帽筋の平均血流が約1.4倍に増加していることが分かり、これは同じ時間だけ安静にしていた場合よりも有意に増加していました(図(a))。さらに、手技療法の前後では、心拍数、血圧、自律神経活動は変化せず、手技療法は全身の循環状態に影響を及ぼすことなく、目的とする筋の血流のみを増加させる働きがあることが分かりました。
さらに、肩こりがある人(僧帽筋部が硬い人)と肩こりが無い人では、肩こりがある人の方が、手技療法により筋血流がより増加したことが分かりました(図(b))。これらの結果は、手技療法によって肩の僧帽筋の血流が促進されること、肩こりのように筋肉が硬くこわばった人は手技療法による血流促進効果が特に高いことを示しています。
DCS技術を用いて筋血流の変化を数値化したことにより、手技療法の効果を客観的に評価することに成功しました。今後は、手技療法の施術を受ける患者さんの治療効果のモニタリングや、施術者の教育への応用が期待されます。本研究は、生体医工学の国際誌『Frontiers in Bioengineering and Biotechnology』のオンライン版(中央ヨーロッパ時間2022年1月11日付け)

新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.