ビューティ情報『7月14日(ないし)は「内視鏡の日」 ピロリ菌除菌済みの人も安心できない!約8割の方が除菌後の胃がんリスクを知っているのに、除菌後に定期的な内視鏡検査を受けていない方は約半数 -定期検査の重要性と除菌後の胃がんの一因を解説-』

2022年7月5日 11:30

7月14日(ないし)は「内視鏡の日」 ピロリ菌除菌済みの人も安心できない!約8割の方が除菌後の胃がんリスクを知っているのに、除菌後に定期的な内視鏡検査を受けていない方は約半数 -定期検査の重要性と除菌後の胃がんの一因を解説-

抗生物質と胃酸分泌抑制剤を用いた除菌治療は、2000(平成12)年に胃・十二指腸潰瘍に対して保険適用となり、13(同25)年にはピロリ菌感染胃炎(慢性胃炎)にも適用が拡大しました。ほぼすべてのピロリ菌感染者が、保険診療で除菌治療を受けることが可能になりました。ただ、除菌すればある程度罹患リスクは下がりますが、胃がんの可能性がゼロになるわけではありません。そのため、除菌後も1~2年に1度は、内視鏡検査を受けることが大切です。

<萎縮性胃炎があると胃液が弱酸性に>
特に、ピロリ菌の除菌時に萎縮性胃炎があった場合は、胃がん発症のリスクが高まります。萎縮性胃炎を起こしていると、ピロリ菌の存在にかかわらず、胃がんを発症することがわかっており、ピロリ菌以外の要因があるのではないかと、近年予想されるようになりました。本来、胃粘膜はつやを帯びて厚みがあり、ヒダもはっきりしています。しかし、萎縮するとヒダが消失したり、粘膜が薄くなって血管が透けてみえたりするようになります。
加えて、胃酸分泌細胞も減少するため、胃液の酸性度も大きく低下します。

実は、胃酸分泌の低下により、ピロリ菌以外の胃内細菌が増加しているという報告があるのです。

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