気になるお腹の悩み別“ズルい腹筋”。落としたい部位に直接アプローチできるので、お悩みによって取り入れて。整体師の星野光一さんに伺いました!“うきわ肉”を解消するズルい腹筋外腹斜筋にアプローチ!骨がない部分なので脂肪がつきやすく、贅肉がたっぷりと…。うきわ肉を減らすために効かせたいのは、脇腹の表層部にある外腹斜筋。ひねりを加えた動きで刺激を与え、蓄えてしまった贅肉を減らそう!【STEP1】鼻から息を吸いながら、お腹を思い切り凹ませる。両腕は上に伸ばし、手のひらを合わせ、上半身を右に45度ひねる。内ももが少し疲れるくらいが目安。膝はしっかり合わせる。膝の間にノートなどを挟むのも。【STEP2】頰とお腹を膨らませて、息を5秒間かけて思い切り吐きながら、合わせた両手を右胸の前までゆっくり下ろし、お辞儀をするように背中を丸める。同時に両足のかかとを上げる。腕が下がらないように注意。両手のひらは強く押し合う。脇腹でお辞儀するイメージ。かかとはしっかり上げる。左右交互に3回ずつ。“下っ腹”を解消するズルい腹筋腸腰筋にアプローチ!上半身と下半身をつなぐ腸腰筋が弱まると、背中が丸まって下っ腹がせり出し、骨盤が下がり、お尻も垂れてしまう。そんな下半身のボディラインの崩壊を防ぐために、インナーマッスルを鍛えるべし!【STEP1】鼻から息を吸いながら、お腹を思い切り凹ませる。両腕は上に伸ばし、手のひらを合わせる。【STEP2】頰とお腹を膨らませて、息を5秒間かけて思い切り吐きながら、合わせた両手を胸の前までゆっくり下ろし、背中を丸めつつ左脚を上げ、左膝と手首をくっつける。慣れてきたら、膝をさらに胸の方に引き寄せる。足首は90度。左右交互に3回ずつ。“ぽっこりお腹”を解消するズルい腹筋腹直筋にアプローチ!ぽっこりお腹解消には、お腹回りを内側から保護する腹筋群のインナーマッスル=腹直筋へのアプローチが有効。腹直筋はいわば“筋肉のコルセット”であり、ここを鍛えることで憧れのくびれが手に入る。【STEP1】鼻から息を吸いながらお腹を思い切り凹ませる。両腕は上に伸ばし、手のひらを合わせる。【STEP2】頰とお腹を膨らませて、息を5秒間かけて思い切り吐きながら、合わせた両手を胸の前までゆっくり下ろし、お辞儀するように背中を丸め、右脚を前にまっすぐ伸ばす。視線はおへそに。伸ばした脚は、頑張って引っ張り上げるイメージで。足首は90度。左右交互に3回ずつ。ブラトップ¥6,500パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090)星野光一さん鍼灸師・整体師として延べ20万人以上の健康をサポート。その経験とライフワークである筋トレ研究を活かし、筋活アドバイザーとして活躍。著書に『1日1分!座ったままでOK!ズルい腹筋』(あさ出版/東英子監修)。※『anan』2024年4月17日号より。写真・中島慶子スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・高松由佳モデル・横川莉那(スペースクラフト)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年04月12日「きつい腹筋はやりたくない」…そんなワガママな人でも、これなら絶対にできるはず。楽にスルスルとお腹が凹んでいく、“ズルい腹筋”の方法を整体師の星野光一さんに伺いました!座ったままいつでもできる。超ラク腹筋で美ウエストに!くびれがないどころか、ぽっこり出たウエスト…。引き締めるには、キツい腹筋が必須?「それは思い込みです。いわゆる普通の腹筋運動は、どれだけ頑張っても表面の筋肉しか鍛えられず、美しいウエストは手に入りません。アウターとインナーの両方を鍛える必要があるんです」と整体師で筋活アドバイザーの星野光一さん。両方と言われるともっとツラそうだが、星野さん考案の“ズルい腹筋”は、椅子に座って呼吸しながら簡単な動作を1日1分やるだけでOK。「お腹の筋肉は4層構造になっており、最も内側の筋肉が一番たるみやすいのです。そこに呼吸によって内側から圧をかけることで、インナーが強化され、ウエストが引き締まっていきます。やる前と後とでサイズが変わり、その数字を見るとモチベーションが上がりますよ。また、“ズルい腹筋”でインナーが強化されれば、痩せやすい体に!猫背の改善、肩こりや腰痛の軽減も期待できます」まずは呼吸をマスターするべし!ズルい腹筋で最重要ポイントともいえるのが、呼吸。息を吸いながらお腹を凹ませ、吐きながら膨らませる。つまり、普段無意識でやっている呼吸とは逆なので、しっかり身につけて。【STEP1】鼻から息を吸いながら、お腹を凹ませる。【STEP2】口から息を吐きながら、お腹を膨らませる。繰り返し6回行う。呼吸と動きを連動させる!呼吸法が身についたら、腕の動きをつけてみよう。しっかりポイントを押さえ、正しく行えば、これだけではいていたパンツがゆるゆるになる人もいるそう!【STEP1】両足を揃えて、背筋を伸ばして座り、鼻から息を吸って、お腹を思い切り凹ませる。両腕は上に伸ばし、手のひらを合わせる。両腕で頭を強く挟む。耳よりも後ろの位置で。手のひらを合わせるのがしんどかったら、手を組んでもOK。背中から腰にかけて力が入っている感覚があればOK。【STEP2】口から5秒間かけて息を吐きながら、合わせた両手を胸の前までゆっくり下ろす。息を吐くときは、頰を思い切り膨らませて腹圧をかけるイメージで。胸から脇腹にかけて力が入っている感覚があればOK。手のひらを合わせるときは、できるだけ全力で押し合う。繰り返し6回行う。カーディガン¥46,200(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー TEL:03・5784・1238)パンツ¥18,700パンプス¥18,700(共にアンタイトル TEL:03・6851・4604)ピアスはスタイリスト私物ブラトップ¥6,500パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090)星野光一さん鍼灸師・整体師として延べ20万人以上の健康をサポート。その経験とライフワークである筋トレ研究を活かし、筋活アドバイザーとして活躍。著書に『1日1分!座ったままでOK!ズルい腹筋』(あさ出版/東英子監修)。※『anan』2024年4月17日号より。写真・中島慶子スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・高松由佳モデル・横川莉那(スペースクラフト)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年04月11日初心者もリバウンドなしで、徹底的に美くびれを作る3か月間の集中トレーニング法をボディメイクトレーナー・扇田純さんが伝授。今すぐ始めれば、自分史上最高のボディラインで肌見せの季節を迎えられる!今日からレッツトライ。お腹まわりの筋肉を鍛えるのがくびれ作りに欠かせない。「くびれは肋骨と骨盤の間にできるラインのこと。このラインがキュッとくびれているのが美しいボディラインといわれ、体型にメリハリが生まれるので、どんな服を着ても似合うようになります」と、ボディメイクトレーナーの扇田純さん。お腹まわりの筋肉を鍛えるのがくびれ作りに欠かせない。ただ日頃の生活習慣で、くびれができにくくなっている人が多い。「デスクワークなど、座りっぱなしの時間が長いと姿勢が乱れて肋骨が広がり、呼吸が浅くなり、くびれができにくくなります。そのため日頃から正しい姿勢と深い呼吸を意識することも大切です」またお腹の筋肉をうまく使うことが、美くびれメイクの最短ルートだとか。「腹筋をちゃんと使えていないと、脂肪がつきやすくなり、ぽっこりお腹に。逆に言えば、お腹まわりにある腹直筋、腹横筋、腹斜筋といった筋肉を鍛えることで、ウエストが引き締まりくびれもできやすくなります。今回は、この3つの筋肉に集中アプローチするトレーニング。3か月でお腹の筋肉を効率よく鍛えて、理想のくびれをゲットしましょう!」お腹の真ん中を走る腹直筋、その奥の深層部にある腹横筋、肋骨から骨盤にかけて斜め方向に走る腹斜筋。これらの筋肉が美くびれ作りのカギを握る。【Warming Up】トレーニング前に準備&ストレッチを!お腹の筋肉を使いやすくするために、トレーニング前に行いたいウォーミングアップ。くびれ作りに必要な深い呼吸を行い、肋骨の広がりを解消してコンディションを整えて。STEP1:ドローイング(3~5呼吸)姿勢の乱れで浅くなった呼吸を改善。肋骨を締めて、深く吸って、吐き出すを繰り返し、お腹に空気が入りやすくすることが美くびれメイクの近道に。1、仰向けになり、膝を曲げて背中と腰を床にしっかりつける。お腹に手を当てて、鼻からたくさんの息を吸い込み、お腹を膨らます。2、20~30秒かけて口から息を吐き出す。しっかりできているか分かりにくい場合は、ストローをくわえながら行うと呼吸しやすい。STEP2:キャット&ドッグ(5回)生活習慣で凝り固まった背骨の柔軟性を取り戻すポーズ。背骨の動きが良くなれば、お腹も自然と使いやすくなる!SET:背中は床に平行に。1、肩幅に手を開き、肩の真下に手をつく。膝は腰幅に開く。一度息を吸い、息を吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸める。2、息を吸いながら背中を反らす。この時、お腹を床に、お尻を天井に向ける意識で、骨盤を前傾させると、背中が反りやすくなる。【1st Month】簡単な動きでトレーニングを習慣に。呼吸を意識しつつ、お腹を使いやすくすることをメインにした簡単なトレーニングからスタート。毎日続けることが美くびれ作りのカギ。1か月目はシンプルな動きばかりなので簡単に取り組めるはず。STEP1:プランクキープ(20秒×3回)お腹の筋肉が少ない人でも気軽に行える、ベーシックなプランク。正しい姿勢をキープすることで、腹直筋にアプローチできるので効果てき面!うつ伏せになり、肩の真下に肘がくるように腕を肩幅に開き、肘を床につける。つま先を立てて、かかとで後ろの壁を押すようなイメージで頭からかかとまで一直線になるように腰を浮かせた状態を20秒間キープ。NG!お尻が上がると、お腹に力が入りにくくなり、腹直筋に効かせにくくなる。お尻の位置はできるだけ床と平行になるような意識で。お腹の力が抜けてしまうと、腰が反りやすくなり、腰への負担がかかるので要注意。腹直筋にしっかり意識を向けよう。STEP2:ショルダータップ(10回)プランクの状態から肩を左右交互にタップするトレーニング。負荷の高い動きで腹直筋、腹横筋を同時に鍛える。息が止まりやすいので、自然な呼吸を意識!うつ伏せになり、肩の真下に肘がくるように腕を肩幅に開き、肘を床につける。つま先を立てた状態で、左手で右肩をタッチしていったん腕を戻し、続けて右手で左肩をタッチ。これを繰り返す。負荷がかかりすぎる場合は、足を広めに開くとよい。逆に慣れてきたら足を狭めるとより負荷がかかる。NG!骨盤が傾くと、お腹への効き方が弱まるので、上半身はできるだけ動かさないように!STEP3:バードドッグ(左右交互に10回)腹直筋、腹横筋と同時に、体幹も鍛えられる夢のようなトレーニング。お腹はもちろんカラダ全体が引き締まり、理想的な体型をキープしやすくなる!肩幅に手を開き、肩の真下に手をつく。足は腰幅に開いて、つま先を立てる。息を吸いながら、お尻の位置と同じ高さを意識して、右手を前に、左脚を後ろに伸ばす。息を吐きながら伸ばした手と脚を引き寄せて、右肘と左膝をつける。反対の手と脚も同様に行う。扇田 純さんボディメイクトレーナー。J’s Beauty Studio代表。「ヨガ、筋トレ、マッサージ」を組み合わせた、しなやかで引き締まったカラダになるオリジナルメソッドを提案。YouTubeチャンネル「おうちトレーニングくびれ番長・扇田純」も人気。Instagramはjun@_oogida※『anan』2024年4月17日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年04月11日体が重い、パンツがきつくなってきた…など、夏に向けてダイエットを意識している人も多いかもしれません。 痩せるためには食事の見直しや運動などが必要ですが、家の中や日常生活での動きでも痩せやすくすることができますよ。今回は、2か月で6kg痩せた経験を持つエステティシャンの筆者が、日頃している“痩せワザ”についてご紹介します。歯磨きしながらストレッチ©寒川あゆみ歯磨き中の時間を使いながら、つま先を立てる、かかとをおろす、の動作を繰り返してふくらはぎや太もものストレッチをします。©寒川あゆみ右足を右手で持ち、太ももとふくらはぎをストレッチします。逆側も同じように繰り返します。ふくらはぎは“第二の心臓”と呼ばれる下半身のポンプの役。そして太ももは、太い筋肉やリンパ管がたくさんある場所です。血液やリンパの巡りを高め、体を温まりやすくするために、朝の歯磨き時にストレッチするようにしています。また、夜の歯磨き時にストレッチすれば、一日の疲労やむくみケアに繋がるでしょう。掃除しながらストレッチ©寒川あゆみ掃除機やクイックルワイパーで掃除をするときに、脇を開き、肩甲骨、二の腕を動かします。生活動作ではひじから下の手先、ひざから下の足先しか使えていないことがほとんどです。窓を拭く、棚を整理するなどの日常動作を行うときにも、脇を開いて肩や腕を大きく動かすことをおすすめします。特にお腹、背中、腰、太ももは筋力が低下しやすく、脂肪がつきやすい場所。そのため筆者は、なるべく掃除や家事の際に意識して動かすようにしています。調理の待ち時間にストレッチ©寒川あゆみ調理中、火が通るまでなどちょっとした待ち時間はありませんか?この待ち時間の間に、肩や腕を伸ばす動作や、足を開いてストレッチなどをしましょう。姿勢や肩甲骨周りの動きが悪くなると、肩周りの疲労や凝りに繋がってしまいます。それだけでなく、背中に脂肪がつきやすくなることも…。そんな悲しい事態を避けるためにも、日頃からこまめに動かしておくのがおすすめです。血液やリンパの戻りが悪いと下半身の疲労感やむくみを感じやすくなるので、股関節、ふくらはぎ、太ももの筋肉をストレッチで積極的に伸ばします。お風呂時間のストレッチ©寒川あゆみ壁にシャワーを設置したままシャワーを浴びたり、体を洗うのに利き手ばかりを使っていませんか?頭や背中を流すときには、ぜひ左手でシャワーヘッドを持ち、右の肩や背中に向かって流してみてください。途中で手を交換して、今度は右手でシャワーヘッドを持ち、左の肩や背中に向かって流してみましょう。こうしてクロスの動きを意識することで、肩や肩甲骨、背中、二の腕のストレッチになりますよ。ながら時間を使って体を動かす習慣をつけることで、不要な脂肪を燃焼しやすくなったり、太りにくい体質に近づくことができるはず。今回の記事を参考に、できることから始めてみてはいかがでしょうか。筆者情報寒川あゆみ大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty文/寒川あゆみ
2024年03月04日歩くたびに姿勢や歪み、体型が整うとしたら、その歩き方や気をつけるべきことが知りたいですよね。歩き方のフォームを意識する際、実は脚の力を抜くことが重要なんです。今回はヨガインストラクターの筆者が、NG歩き方と、伸ばして、上体に重心を引体が整う歩き方の3か条をお伝えします。足運びのフォームを意識する前に、力を抜くことが重要歩くたびに姿勢や歪み、体型が整っていくとしたら、自分の歩き方が正しいのかどうか知りたくなりますよね。歩き方を意識するとき、まずはフォームを調べたり意識したりすることが多いはず。でも、実際に歩くときは、体全体が歩く動きをフォローしてバランスを取っています。そのため足運びだけを意識しても、全体のバランスが崩れてしまい、正しいフォームを維持するのが難しいかもしれません。まずは全身をリラックスさせて、特に脚の力を抜いて歩くことが大切なんです。のしのし歩きをしていませんか?歩くときに、すぐに脚が疲れたりむくんだりする人は、重心を脚に置きすぎているからかもしれません。姿勢が悪いと上体の重みが下半身に下がり、腹筋や背筋では姿勢を支えにくくなります。そのぶん脚が頑張ることになり、歪みやむくみ、下半身だけが上半身よりもゴツく見える体型につながりがちです。【ポイント1】お腹を伸ばして、上体に重心を引き上げるポイントは、全身の骨格を使って歩いているイメージをすることです。骨が全身を支えていると意識することで、部分過多で筋肉を使うアンバランスさが軽減され、体運びが軽く感じられるでしょう。そのためにも、まずは姿勢の悪さからくる胴体の縮みをすっきりさせることが大切。立ったまま伸びをしてお腹を伸ばしたり、壁を利用して体側を伸ばしたりすれば、上半身やお腹周りが安定して姿勢が整いやすくなります。【ポイント2】下半身は力を抜く上体が安定すると、自然と下半身が軽く感じるようになるはずです。この姿勢で歩くと、足運びに大切なお腹周りの筋肉が動きやすくなるので、歩き方もスムーズに感じるようになっていくでしょう。上体が安定したら、脚はただ前に出して、力を抜いたまま下ろすだけ。骨が支えているので、余分な力みがないぶん歩き方がスムーズになり、疲れにくくなっていきますよ。【ポイント3】脚が重たいときは、太ももの裏を伸ばす上村由夏脚が重たく感じるときや、歩くとすぐに疲れるときは、太ももストレッチも試してみましょう。1.両脚を前後に大きく開きます。2.腰をまっすぐ立てるようにして、上体を起こします。3.後ろ脚に重心をのせるようにして、前の脚の膝を少し曲げます。上村由夏4.後ろ脚に重心を残したまま、まっすぐに上体を倒していきます。5.腰が反らないように注意しながら、お尻を後方に突き出すようにして後ろ脚の太もも裏側が伸びているのを感じましょう。6.20秒×2セットを両脚ともに行います。部分だけを意識して歩かないことが大切本来、歩くときには力みも踏ん張りも必要なく、歩くとどんどん体が軽くなるような感覚があるのが理想と言えます。脚を意識するよりも、体全体や骨格が体を動かしているイメージ(=骨が歩いているイメージ)をしながら、お腹を伸ばして歩きましょう。そうすると、脚が軽くなって歩きやすくなるはずです。日々体を探ることを楽しみながら、歩き方改革をしてみてくださいね。©maroke/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講文 / 上村由夏
2024年01月28日年齢を重ねるにつれて、身体の衰えを感じる人も多いでしょう。日常的に運動をしない人は特に、無理なく続けられる習慣が必要です。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が“姿勢”や“体幹”に注目して、筋肉量の維持を目指す方法をご紹介します。正しい姿勢をとるコツや簡単にできる体幹トレーニングなど、ぜひ試してみてくださいね。筋肉量の減少で様々なトラブルが…皆さんは最近こんなお悩みはありませんか?食生活は変わらないのに太りやすくなった体重は変わらないのに昔の服が着られないダイエットしてもなかなか痩せないお腹周りのぜい肉が気になる疲れが溜まりやすくなった肩こりや腰痛など体の不調が起こりやすいこれらの悩みがある場合、もしかすると「筋力の低下」が原因かもしれません。男女で違いはありますが、一般的に筋肉量は20歳ごろを過ぎると少しずつ減少していく人が多数。30歳代ごろから全く運動をしないような生活を送ると、筋肉量はさらに著しく減少し、運動機能が落ちていくでしょう。その結果、つまずきや転倒などの怪我のリスクが高まったり、メタボや内臓脂肪、見た目にも大きな影響が出やすくなったりすることも。また、免疫力の低下、血糖値の上昇により、様々な病気のリスクも高まるとされています。筋肉量を維持するのにまず意識したいことは?加齢や運動不足などによって減少する筋肉量を維持していくには何をすれば良いのでしょうか?筋トレやランニング、運動の方法は様々ありますが、キツくて辛い運動はなかなか継続が難しいですよね。そこでまず意識したいことは「姿勢」です。まずは立ち姿勢から見ていきましょう。NATTY正しい立ち姿勢というのは、横から見たときに、耳の穴、肩の中央、膝の外側中央、くるぶしの外側が一本のまっすぐな線になっている状態。壁を使ってチェックするなら、壁を背にして踵、ふくらはぎ、お尻、肩、頭を壁につけていき、腰の後ろに手のひら一枚入るか入らないかくらいの隙間が開くのが理想です。壁につかない箇所があるときは悪い姿勢になっている可能性があるので、一度チェックしてみてください!次に座り姿勢も見てみましょう。NATTY踵を床につき、膝は90度に曲げ、恥骨と骨盤を床に垂直に立てるようにしましょう。背骨を上に伸ばし、顎を軽く引いて顔が前に出ないように注意してください。座骨は座面にあたるようにして、なるべく深く座ります。立ち姿勢も座り姿勢も常に正しい状態を保つように意識すると、自然と正しく筋肉を使うことができます。通勤電車やバスで片足重心になっていたり、壁にもたれていたり、足を組んでいたりなど、毎日の動作で姿勢の悪い癖がつかないように意識しましょう!ドローイングで簡単に体幹トレーニング!姿勢の意識とプラスでやってほしい簡単トレーニングに、「ドローイング」というものがあります。お腹を大きく動かして呼吸を繰り返すことで、お腹まわりのインナーマッスルを鍛える効果が期待できます。負荷が少なく、道具いらずでできますよ。隙間時間があればいつでもどこでも試せるので、ぜひ覚えてやってみてください!やり方をチェック!NATTY1.仰向けに寝て膝を立てます。2.息を吸いながらお腹を膨らませて、吐く息とともにお腹を背中の方へ凹ませます。3.数回深く呼吸を繰り返しましょう。4.限界までお腹を凹ませて息を吐ききったら、10~30秒凹ませた状態でキープします。5.1~4を数セット繰り返してみましょう。今回は仰向けで寝た状態のやり方を紹介しましたが、立った状態でも座った状態でもできます。継続は力なり!1~2日やるだけでは体はなかなか変わらないもの。どんなことでも継続することが大切です。毎日意識せずとも当たり前に歯磨きをするように、日常に落とし込んで無理なく習慣化してみてくださいね。©Drobot Dean/Adobe Stock筆者情報NATTY/池田夏子2014年ヨガインストラクターとして活動開始。都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントにも出演。YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー、インストラクターを兼任。 ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、ライターとして記事の執筆や、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。現在はNIKE Official Trainerとしても活動している。文/NATTY
2024年01月26日年末年始は飲み会や家族行事などが増え、普段の食事と比べてカロリーオーバーになりがち。それに加えてお家でダラダラ過ごすことが多くなると、必然的に消費カロリーが摂取カロリーより少なく、体重増加に繋がってしまうでしょう。そこで今回は現役ヨガ講師の筆者が、1月中に始めておきたい「脂肪燃焼におすすめのエクササイズ」をご紹介します。年末年始に太ってしまう原因食べすぎでカロリーオーバー年末年始は飲み会や宴会などが増えるため、どうしても普段より食べすぎてしまうことが多くなりますよね。家にいる場合もダラダラ食べ続けてしまったり間食が増えたりして、カロリーオーバーになりやすい時期と言えるでしょう。お酒の飲みすぎ年末年始は食べすぎに加えて、アルコールの摂取も多くなりやすい時期です。アルコール飲料自体にカロリーがあるうえに、アルコールには食欲を増進する作用もあるため(※1)、食べすぎ・飲みすぎの悪循環に繋がる恐れがあります。運動不足年末年始は寒さに加え、仕事や学校が休みになることから外に出る機会が減り、毎日の消費カロリーが減ってしまいがち。寝正月という言葉があるように、どうしてもダラダラ過ごしてしまうことが多くなり、運動不足に陥りやすい時期です。座ったまま簡単にできる全身エクササイズ正月太りが気になる方におすすめのエクササイズをご紹介していきます。今回のエクササイズはテレビを見ながらでも簡単にできるので、無理なく続けられるでしょう。ぜひ動画を見ながらチャレンジしてみてください。\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!©NATTY1.膝を立てて座り、両手をお尻の後ろにつく2.腹圧を軽く入れて、両膝を外に開きつま先を軽く床につく3.膝を閉じて、同じようにつま先を床につく4.最後に膝を胸に強く寄せる5.この動きを5~10回繰り返す腹筋を使いながら、同時に内ももにもアプローチできる簡単トレーニングです。呼吸を止めずにゆっくり行うことがポイント。ぜひチャレンジして、1月中から痩せ習慣を作っていきましょう!【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット アルコールの消化管への影響©︎milatas/Adobe Stock筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2024年01月14日腰周りが重く感じたり、動かすとハリや痛みを感じるときは、腰よりも背骨を動かしてみてください。気がついたときにサクッとできる簡単ストレッチを、ヨガインストラクターの筆者がご紹介します。腰痛も背骨の動きに影響される?腰痛がなかなか良くならないときや、腰のストレッチをしてもすぐにしんどさが戻るような場合は、腰単体の影響というより、背骨の柔軟性が原因となっている可能性があります。姿勢の悪い生活をしていたり、寝起きのガチガチな体のまま一日を過ごしていると、いつの間にか肩、背中、腰が張り、背骨の動きを悪くしてしまうのです。これによって腰を始め、肩こりなどが慢性化していることも……。背骨は常にスムーズに! 気持ち良さがたまらない背骨回しストレッチ©上村由夏1.四つ這いの姿勢からスタートします。©上村由夏2.息を吸いながら、腰を床方向へ落としていきます。このときお尻や胸を無理に付き出さず、背骨の自然なカーブを意識するようにしましょう。©上村由夏3.息を吐きながら、頭を下げて首を楽にし、骨盤を丸めるようにしながら背中を持ち上げます。背骨が半円を描くようにイメージします。この動きを繰り返しながら、背中や腰の動きをスムーズにしましょう。©上村由夏4.適度にほぐれたら、1の姿勢に戻り、今度は体の横側を弓形にしていきます。肋骨周り、脇腹を気持ちよく伸ばしながら、背骨の動きを意識してください。©上村由夏5.左右に弓形に動かしてほぐしたら、そのまま体で円を描くように動かしていきます。体が気持ちがいいと感じる間は続け、心地よくなくなったら動きを止めて休みましょう。背骨を自由自在に!背骨のしなやかさは、体を軽くします。凝り固まるところを定着させないので、全身が身軽になったような感覚になるでしょう。毎日の寝起きやテレビを見ているとき、お風呂上がりなど、リラックスしている瞬間に、ながらでいいのでほぐしてみてください。気持ちいいと感じる体の体感が大切です。慣れてきたら、どこで丸め、伸ばしたら気持ちいいのかを探りながら、四つ這い、座り姿勢、立ち姿勢などで試してみましょう。腰痛の原因は腰だけにあるとは限らないので、全身を整えるように楽しみながら行ってみてくださいね。©琢也 栂/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講文 / 上村由夏
2024年01月07日忘年会やクリスマスパーティ、お正月など、年末年始はつい食べすぎてしまいますよね。おいしいものを食べる機会が多くなる時期は、胃腸の働きがスムーズになるように、お腹を縦に伸ばす習慣をつけましょう!今回はヨガインストラクターの筆者が、「食べすぎちゃう時期の簡単習慣」をご紹介します。食べすぎるとわかっているときは、事前にお腹を伸ばしておこうクリスマスや年末年始は、普段よりも外食が増えてカロリー摂取量も多くなりがち。でも、この楽しい時期に我慢はしたくない!そんなときは、食事をする前後に消化がスムーズに行えるようにサクッと姿勢を整えましょう。胃腸を潰しがちな猫背姿勢や、食べすぎの重みで下がる内臓にさらに負担をかけてしまう反り腰は、特に要注意です。骨盤の位置を整えて、お腹をすっきり縦に伸ばしておくよう、立ったままできるケアをしましょう。立ったまま消化を助ける姿勢ケア©上村由夏1.両脚を腰幅程度に開いて立ちます。このとき、肛門を下に向けるよう意識しましょう。©上村由夏2.息を吸いながら、両腕を肋骨から引っ張るようにして上に伸ばしていきます。このとき、肋骨がお腹から引き離され、胴体が縦に伸びるようにイメージしましょう。©上村由夏3.息を吐きながら、骨盤を思い切り後ろに倒し、背骨を丸めます。同時に手の甲を外に向けて、両腕を前方へ伸ばします。4.背中や腰回りに気持ち良い伸びを感じましょう。5.1の姿勢に戻ります。これを1セットとし、10セット程度行います。腰が反らないように注意©上村由夏両腕を上に伸ばす際、このような姿勢になるのはNG!腰を反らすとお腹の伸びを感じられないので、腰がしなってしまったらやり直してくださいね。お腹が伸びて安定したらOKこのストレッチを終えたら、体の様子を確認しましょう。お腹周りが縦に伸びたような感覚腰がまっすぐに立ったような感覚お腹にコルセットを巻いたような安定感体が軽くなるような感覚このような感覚がしたらOKです。何も感じない場合は、状態を上に伸ばす姿勢のときに、腰を反っている可能性があります。気持ち良くお腹が伸びる感覚を探りながらやってみてくださいね。外食が続く日は毎朝、夜寝る前など、お腹が苦しくないときに行ってみましょう。筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文/上村由夏
2023年12月24日年齢を重ねると、股関節から下半身の筋力が少しずつ落ち、痩せにくさや疲れやすさを感じることはありませんか?アラフォーに近づいてきたら、歩き方を意識して整えることが大切です。今回は年を重ねても元気に歩くための「簡単エクササイズ」をご紹介します。年齢を重ねて下半身が変化してませんか?アラフォーといわれる年代に近づくと、筋力が少しずつ落ちてくるとされています。特に顕著に変化しやすいのが、姿勢を維持するための筋肉。背中や腰回り、下半身にお肉がついて、「脂肪が落ちにくい」「太ったかも?」と思うことが増えがちです。また、疲れやすくなったり、歩くことが億劫になったりすることもあるでしょう。いろいろな動作が億劫に感じるときは、体力や体の柔軟性が落ちているサインかもしれません。基準となるのは、歩いていて疲れるか、元気になるかどうかです。年齢を重ねても颯爽と歩けると、いつまでも美しい姿勢を維持できるだけでなく、心身ともに気力を失わず過ごすことにもつながります。そのために必要な日々のケアや、歩くことをいつまでも楽しめる体力を維持するためのちょっとした筋力ケアをお伝えします。背骨の柔軟性と股関節の動きをよくする「転がりストレッチ」姿勢が崩れると、負担がかかりやすいのが背中や腰回り。朝起きたときに体がガチガチになっていませんか?腰や背中がガチガチになりやすい方は、起きたときにベッドの上で「転がりストレッチ」を試してみてください。背骨の柔軟性と股関節の動きをよくすることで、颯爽とした元気な体づくりが目指せます。上村由夏1.仰向けに寝ます。両膝を抱えて、まずは軽く腰回りに刺激が入るように体を揺らします。上村由夏2.息を吸いながら、脚をお腹に引きつけて骨盤を浮かせます。上村由夏3.軽く一息ついて、息を吐きながら起き上がり、脚の付け根の後ろ側から胴体を折るようにして前屈します。上村由夏4.再び膝を曲げて両手で抱えて、後方へ転がります。このとき、背骨を丸めるようなイメージで倒れていきましょう。これを5~10回程度ゆっくり続けます。歩くスピードが一気に早くなる? 太ももストレッチ太ももの裏側をしっかりとストレッチしましょう。縮んでいると歩くときの足運びが重く感じて、疲れやすくなります。太ももの裏側を伸ばしておくと、腰から背中もスッと立ち上がり、足運びが軽くなるはずですよ。上村由夏1.両脚を前後に大きく開きます。2.前方の脚(写真では右)の膝を軽く曲げ、後方の脚側に重心を置きます。上村由夏3.後方の脚に重心を残したまま、脚の付け根から胴体を前屈させ、前方のお尻を上部に引き上げるようにします。前方側の太もも裏側が伸びている感覚が感じられるようにポーズを探ります。4.この姿勢のまま20秒キープ。20秒を1セットとし、2セット行います。5.反対側も同様に行いましょう。朝や活動前にするのがおすすめいつまでも元気に動ける体の大切なポイントは、背骨の柔軟性と言えます。背中や腰回りが硬くなると、姿勢が悪くなって動きが鈍くなりがち。背骨の動きを邪魔しないほぐれた体でいるだけで、歩くのも動くのも楽になっていくことに気がつくはずです。40代あたりから、筋トレやダイエットよりも丁寧なケアを心がけたり、柔軟性を意識したりすると、きっと日々の軽やかさが変わっていきますよ!©maroke/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講文/上村由夏
2023年12月16日上半身のもたつきやバストまわりの悩みを本気で解決したいときに取り組みたいのが、肋骨=リブにアプローチする通称“リブトレ”。2週間毎日続ければ、アンダーバストすっきり&バストアップ効果も。今日から肋骨にアプローチ!2週間の肋骨トレで上半身全体を整える。「リブ」とは「肋骨」のこと。実は上半身のシルエットのカギを握っているのがこの肋骨、と言うのはトレーナーの森拓郎さん。「肋骨を中心に上に頭、下に骨盤、横に肩と腕があります。しかも肋骨は息を吸えば広がり、吐けば閉じる、アコーディオンのように動かすことができる部位。つまり、上半身のスタイルを整えるには肋骨の柔軟性を養ってしっかり動かすことがポイントです」長時間のデスクワークで肋骨が固まってしまうと、反り腰や猫背の原因に。反り腰はバストトップより肋骨が前にせり出すのでアンダーバストが広がり、猫背は背中が丸まることでバストが下垂。見た目だけでなく、不良姿勢は肩こりや腰痛などの不調の原因にも。「今回は前半をストレッチ、後半はトレーニング中心の2週間の肋骨トレ=リブトレで上半身全体を整えていきます。1週間で呼吸が深くなり、2週間でバストアップなどの効果が期待できます」【TARGET】・肋骨(ろっこつ)鎖骨下からへそあたりまで広範囲にわたっている肋骨。胸の高さにある12個の背骨に左右一対で連なっている。鳥カゴのような構造で骨の間は筋肉が繋いでいる。POINT肋骨をしっかり動かすことで姿勢が改善。1週間続けると呼吸が深くなり、肩こり・腰痛が楽に。2週間後にはウエストが引き締まり、バストアップ。まずはセルフチェック。まずは頭、肋骨、骨盤の3つの“だんご”で姿勢をチェック。次に両手を真上に伸ばして“美リブ”なのかをチェック!CHECK1【姿勢】正しい姿勢は頭、肋骨、骨盤の3つの“だんご”が地面に対してまっすぐ串に刺さっている状態。前から見ても上半身が引き上がって、ウエストのくびれがある。NG骨盤が前に出て、肋骨が後ろにズレている猫背姿勢。デコルテの部分に骨が浮かんでバストが下垂しやすくなる。くびれもほとんど見られない。骨盤が前に傾いているため、一番下の“だんご”が後ろにズレている。肋骨が前に飛び出すのでアンダーバストが広がり、くびれがなくなる。CHECK2【リブ】今度は自分の肋骨の状態をチェック。部屋の角に立って柱にお尻の割れ目、頭と背中をつける。両手でバンザイして手がまっすぐ上がったら、“美リブ”の証拠。NG腰と柱の空間が広く、手が頭より後ろに行く場合は反り腰、肩が前に出て両手がまっすぐ上がらない場合は猫背。どちらもリブが硬いということ。リブトレ呼吸息を大きく吸って大きく吐き、呼吸と肋骨を連動させる。呼吸をしているとき、肋骨は無意識に動いている。ただし、日常生活の呼吸は横隔膜が上下するだけの小さな呼吸。一方、運動をするときは肋骨の間の筋肉などが使われて、より大きく肋骨が動く、いわば“リブトレ呼吸”。「リブトレ呼吸では息を吸ったときに肋骨の上部が上に、下部が横に膨らみ、吐くときに肋骨が閉じます。肋骨の柔軟性が高まれば、この動きが自然にできるようになります」リブトレの前にまずは呼吸で肋骨を動かし、ウォーミングアップを。1、息をめいっぱい吸う。左右の手をバストの下のわき腹部分にある肋骨の上に置く。鼻から思い切り息を吸い込み、限界まで吸い続ける。このとき肋骨が横に膨らむはず。2、息をすべて吐き出す。手の位置はそのまま今度は口から息を限界まで吐き続ける。膨らんでいた肋骨が元に戻ったら最後は腹筋の力を使って残りの空気を絞り出す。リブトレ前半1週間デスクワークで固まった肋骨まわりをほぐす。リブトレ前半は、肋骨の間やその周辺にある筋肉をほぐす、ストレッチメインの5種目を毎日行う。おすすめのタイミングは朝。その日一日の始まりに姿勢を整えると効果がよりアップ。壁押しストレッチ長時間のパソコンやスマホ操作で前かがみの姿勢がクセになると胸の前側の肋骨まわりの筋肉が縮み、呼吸も浅くなりがち。壁を使ったストレッチで胸の前を伸ばし、深い呼吸を。1、壁に手をつき、逆の手で鎖骨を押さえる。両足を揃え、壁と平行に立ち、片手を壁につける。小指だけ壁についていればOK。ひじが肩と同じ高さになるように。逆の手を壁側の鎖骨の上に置く。2、肩を後ろに引き、胸を前に出して胸の筋肉を伸ばす。足の位置はそのまま、上半身を壁と逆側に捻り、肩を後ろに引く。同時に鎖骨の上に置いた手で皮膚を引っ張りながら胸を前につき出す。30秒キープ(反対側も同様に)。背中スライドわきと背中の筋肉が固まっていると肋骨の動きが制限されて脂肪が溜まり、ブラの上にハミ肉が。わきから背中にかけてしっかりストレッチをし、肋骨をダイナミックに動かそう。1、よつばいの姿勢で片腕を斜め前方に伸ばす。床によつばいになり、片手をカラダの斜め前方に伸ばして床につける。手の小指側が床につけばOK。反対側の手は最初の位置のままで。2、上半身を外側にスライドさせてキープ。床についたひざと手の位置はそのまま、上半身を外側にスライドさせる。伸ばしたほうの腕の下に頭を潜り込ませるようなつもりで姿勢を30秒キープ(反対側も同様に)。NG頭が腕の上に乗ると、わきが伸びない。背中丸めストレッチ肋骨の柔軟性を高め肋骨の下側をすぼめれば、自然にくびれが作れる。背中を丸め左右の肩甲骨を離すことで肋骨の下部が引き締まり、アンダーバストからお腹のラインがすっきり。1、床に座って片手で反対側の足をつかむ。床に座って片方のひざを曲げ、逆の手でひざを曲げたほうの足をつかむ。このとき手は逆手にしてクロスさせるように外側からつかむこと。2、足を上げて前に押し出し、背中を丸めて引っ張り合う。ひざを曲げたまま足を上げ背中を丸める。上げた足は前に押し出し、丸めた背中と引っ張り合うようにして背中をストレッチ。左右の肩甲骨が離れるのを感じよう。30秒キープ(反対側も同様に)。NG肩が上がると左右の肩甲骨が離れない。横向き肩まわしリブチェックで手が上がらなかった人は、肋骨まわりだけでなく肩の筋肉も縮こまっていることが原因。デコルテのたるみも起こりやすいので、肩まわしでリセットを。1、床に横向きに寝て骨盤をしっかり立てる。床に横向きに寝て、骨盤が床に対して垂直になるよう立てる。上側の脚を前に出してひざを曲げ、床につける。両腕は肩の高さで重ねて前に伸ばす。2、手のひらで床をこすりながら手を頭の上まですべらせる。上側の手のひらで床をこするようにして頭上まですべらせる。骨盤位置はそのまま、ひざが床から浮かないように。2秒キープし床をこすりながら元の姿勢に。2秒キープ×10回(反対側も同様に)。あご引きエクササイズ前半のプログラムの最後の種目は、ストレッチではなくエクササイズ。きれいな首のS字カーブが手に入れば上半身のシルエット作りにも役立つ。首のたるみの改善にも。1、背すじを伸ばして立ち、前方を見る。後頭部から首の後ろにかけての凹んだ曲線が首のS字カーブ。この曲線を意識して背すじを伸ばして立ち、視線をまっすぐ前に向ける。肩に力を入れないこと。2、あごを手前に引いてあえて二重あごにする。背すじを伸ばし、視線をまっすぐ前に向けたまま、あごをできるだけ手前に引く。どんなに痩せていてもほぼ全員二重あごになるはず。3、首の後ろを縮めながら視線を真上に向ける。首の後ろの筋肉を縮めて首の前側を伸ばすつもりで顔と視線を真上に向ける。あごを引いて二重あごに戻したら、元の姿勢に。10回繰り返す。NGカラダごと後ろに倒したり、顔をしっかり真上に向けないと首の前側が伸びない。森 拓郎さん運動指導者、フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。主宰するスタジオ「rinato」でボディメイクやダイエットを指導。的確かつきめ細かい指導でモデルや俳優などから厚い信頼を得る。トップス¥10,450レギンス¥13,200(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・5720・8256)※『anan』2023年12月13日号より。写真・中島慶子スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみイラスト・中川原 透モデル・中嶋杏里沙取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年12月08日バスト位置を低くする姿勢の悪さの原因は、二の腕にあった!?ここでは腕を開いたり閉じたりするだけの簡単エクササイズで、肩まわりからバランスを整えていきます。脇のハミ肉解消にも役立ちそう!腕パカ&肘パカ運動【二の腕編】二の腕を鍛えることでバスト位置がアップ!仕事のPC作業や長時間のスマホ使用などにより、猫背や巻き肩になっている人は多いはず。「すると、バストが下向きになったり、バストを支える大胸筋や小胸筋などの筋肉が弱くなって、下垂しやすくなります。そんなお悩みを改善するには、二の腕まわりの筋肉を鍛えて、姿勢を改善することが大事。腕の筋肉が弱くなると腕につながる肩が前に入り、猫背や巻き肩を引き起こしやすくなります」(パーソナルトレーナー・隅田咲さん)ここでは、隅田さんが自身のバレエ経験をもとに考案した「エレコア」のメソッドをもとに、腕や肘を開くだけでいい、手軽にできる腕パカ&肘パカ運動を紹介。「バレエは腕や肩甲骨を意識する動きがたくさんあります。簡単な動作を繰り返すだけで、二の腕や肩甲骨まわりをしっかりと動かし、鍛えられるものばかり。座ったままできるので、テレビや動画を見ながら、やってみてください」【TARGET】・上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)腕の表側にある、いわゆる力こぶの筋肉。収縮することで肘を曲げる働きが。・上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)腕の背面にある筋肉。収縮することで肘が伸びる。二の腕のたるみはこの筋肉の衰えが主な原因。・肩甲骨(けんこうこつ)姿勢が悪いと、肩甲骨が外側に開いて肩まわりや腕の筋肉が正しく使われず、脂肪蓄積の一因に。POINT1、猫背や巻き肩が改善されバストアップにつながる。2、腕と肘をパカパカ開くだけ。ながらエクササイズも可能。3、肩甲骨を動かすので腋や背中の肉にもアプローチ。ストレッチエクササイズを始める前に、まずは肩や腕まわりの可動域を広げる2つのストレッチにトライ!Warm up 1 肩甲骨のストレッチ両手を頭の後ろに置き、背中を丸めながら肘を前方に寄せる。肘の開閉は、それぞれ2秒ずつくらいを目安にしよう。肘を開く時は、胸を上に向けるよう意識しながら行うことがポイントに。ゆっくり15回。Warm up 2 腕と肩のストレッチ両腕を斜め前に開き、背中を丸めながら両手の甲を前で合わせるように寄せる。上腕二頭筋と肩にアプローチ。腕はしっかりと伸ばした状態をキープすることが大事。腕を開く、閉じる動きは、各2秒を目安に。ゆっくり15回。エクササイズストレッチで体を整えたらいよいよ腕パカと肘パカに挑戦。床や椅子に座るなど体幹を安定させた状態で行って。Exercise 1 手前にパカパカ【TARGET】二の腕(上腕三頭筋)顔に向けて両肘から両手を揃え、手のひらを上向きにして腕を伸ばす。二の腕を引き締めたい人におすすめ。両腕を、できるだけくっつけるようにしながら行う。肩が上がらないように注意しよう。15回。1往復2秒ずつが目安!Exercise 2 両腕クロス【TARGET】二の腕(上腕三頭筋)、肩甲骨両腕を広げ手のひらを上に向ける。そのまま胸の前で腕をクロスする。真横に戻したら、反対側の腕が上になるようにクロスする。胸から腕にかけての筋肉を伸ばすことを意識しながらトライ。腕が曲がったり、下がらないよう気をつけながら行って。30回。Exercise 3 後ろにパカパカ【TARGET】二の腕(上腕三頭筋)両腕を上げ、片方ずつ肘を後ろに曲げる。上腕三頭筋と肩まわりにアプローチするエクササイズ。曲げた腕を戻す時は、しっかりと上に伸ばす。背中が丸まらないよう注意。左右15回。Exercise 4 後ろでパカパカ【TARGET】二の腕(上腕三頭筋)、肩甲骨両手を斜め後ろへ出し、肩甲骨を意識しながら両腕を内側へ引き寄せる。腕をできるだけ伸ばすことで上腕三頭筋への負荷がアップ。腕の高さを水平にキープする必要はなく、下がってもOK。肩甲骨を動かすイメージで。15回。Exercise 5 外に開くパカ【TARGET】肩甲骨肘を曲げて前腕を前に出し、脇腹に肘をつけたまま腕を横に開く。手のひらは上向きに、脇をしっかりと締めた状態をキープ。腕を開閉する時は肩甲骨に意識を向けると、ちゃんとアプローチできる。15回。パーソナルトレーナー・隅田 咲さん「バレエ×パーソナルトレーニングジム プリマ名古屋・表参道」代表。30年のバレエ経験から「エレコア」を考案。著書に『かんたんエクササイズ! 1分でみるみるきれいに痩せるエレコア』(開発社)が。※『anan』2023年12月13日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年12月07日じっとしていると足元から冷えてくる冬。防寒よりもおすすめなのが、こまめに動くことです。今回は、ヨガインストラクターの筆者が、その場でできて速攻で体が温まる簡単エクササイズをご紹介します。防寒よりも内側から温める冬は家の中でじっとしていると、じわじわと冷えてきますよね。防寒していても寒さを感じるときは、思い切って体を動かしてみましょう。ポイントは大きな筋肉を動かすこと。しんどい運動をする必要はなく、背中やお尻、太ももを動かして体を一気に温めるのがおすすめです。これからご紹介するエクササイズはその場でできるので、体が寒さを感じ始めたらサクッと立ち上がって体を動かしてみてください。その場で15回! 速攻で体をポカポカにするエクササイズできれば、事前にタオルやベルトなどを用意しておきましょう。(なくても可)1.両脚を腰幅程度に開いて立ちます。肛門を真下に向け、会陰をお腹の方に引き上げるイメージで姿勢を整えましょう。2.両手を肩幅より少し広めに開き、用意したタオルやベルトの端をつかみます。(ない場合はポーズだけ真似してください)3.両腕を頭上に伸ばし、上体を少し斜めに倒すのと同時に膝を曲げます。太ももの後ろが伸びているか、膝が足の指先よりも前に出ていないか、背中に軽く負担を感じるかを確認しましょう。4.その体勢を維持したまま、吐く息のタイミングで両肘を曲げて引き、タオルを首の後ろあたりへとおろします。5.息を吸いながら両腕を元の位置に戻します。このときも姿勢は維持したままでいましょう。同じ動きを15回行います。体がポカポカしてきたらOK寒さで体が縮こまっている状態でこのエクササイズを行うと、最初は背中や二の腕が辛く感じたり、息が上がったりするかもしれません。でも、体がスムーズに動くようになるにつれて、背中やお腹が温かくなってくるはず。このエクササイズは一日に何度行っても大丈夫なので、寒さを感じたタイミングでぜひ試してみてくださいね。©ponta1414/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文 / 上村由夏
2023年12月05日心と体の状態は呼吸を観察すれば一目瞭然。ちょっとした不調や気分の浮き沈みも、呼吸を通して自律神経を整えることでバランスを取り戻せるでしょう。今回はヨガインストラクターの筆者が「リラックスできる呼吸法」をご紹介。どこでもすぐに意識できる呼吸で、セルフケアを日常に取り入れてみてください。心と体の繋がりは呼吸でわかる?“心と体は繋がっている”とはよく言われるフレーズですよね。心の状態が体の不調につながったり、体の疲れから気分が下がってしまう…。そのように、心と体は相互に関係していると言えるでしょう。そんな心と体の繋がりには、呼吸を観察することでわかることもあります。体調が不安定なときは呼吸が浅くなりがちですし、反対にリラックスしているときは呼吸も深く穏やかになります。日頃から呼吸の状態を観察するクセをつけることで、今自分の心と体が元気なのか、不調や不快感はないかなど、いろいろと気づきやすくなるはずです。コントロールして整えることができるのが呼吸気持ちの浮き沈みは、自分で気持ちを切り替えてもすぐに元に戻ってしまったり、切り替えることすら難しいときもあるはず。そんなときは、呼吸を整えることで体からアプローチしてみるのがおすすめです。呼吸は自分の意識である程度コントロールできるので、自律神経のバランスを整えるのに最適。体の循環機能も良くなり、気分が沈みっぱなしのときに起こりがちな、免疫力低下や循環不良からの冷えやむくみ、胃腸の不調などを正常に整えることにもつながりますよ。まずは呼吸が浅くなる原因をケア呼吸を整えるのは簡単。日々のちょっとしたリラックスタイムやひとり時間に、自分の呼吸をあえて整える意識を持ってみてください。慣れてきたら常に意識できるとさらに良いでしょう。忙しい、イライラする、気持ちが落ち込む、疲れている…。そんな自分自身のちょっとした変化に、まずは気づいてあげることが大切だと言えます。「あ、今イライラしてるな」「ちょっと疲れて気分が上がらない…」そんな普段はスルーしがちな状態のときは、自分の呼吸に意識を向けて、普段よりゆっくりと呼吸をしてみてください。深呼吸の習慣がつくと、日頃から呼吸を意識しやすくなりますよ。とはいえ、そもそもの呼吸のしやすいリラックスした体がないと、呼吸を深くすることはできません。胸や背中、背骨などの柔軟性は、呼吸に大きな影響を及ぼします。時間があるときは呼吸を促すストレッチも取り入れてみましょう。気持ちよく呼吸ができるリラックスストレッチ1.座り姿勢で行います。2.両脚を右方向へ投げ出して膝を曲げ、かかとをお尻の横へ。3.腰が安定して座れるように脚の幅や位置を調整しましょう。4.呼吸を整えながら、余計な体の力みを抜きます。5.左手を後頭部におき、肩、肘を開きます。6.息を吸います。息を吐きながら上体を右方向へカーブさせ、胸の横がストレッチされるのを感じましょう。7.呼吸をゆっくりしながら、呼吸で伸ばされたり縮んだりする体の感覚を味わいます。8.気持ちいいと感じる間は続けます。ポーズに疲れたり不快になってきたら元の姿勢に戻ります。9.反対側も同様に行います。快か不快か、ストレッチ切り上げの目安に自律神経を整えるうえで大切なのは、体が気持ちいいか、気持ちよくないかを観察すること。心身の不調は不快感で現れます。ストレッチを行うときも無理に伸ばそうとせず、回数にもこだわりすぎず、体が心地よくリラックスできるかで判断しましょう。不快になってきたら、その時点でおしまいです。こうして体の感度を磨いていくことでバランスがわかるようになり、心身の快適さにつながりますよ。ぜひ毎日意識してみてくださいね。©polkadot/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文/上村由夏
2023年11月25日三連休にたっぷり遊んだり休んだりしてリフレッシュしたはずなのに、連休明けになるとだるさや疲れが残っている……という人はいませんか?連休明けで疲れが取れていないときは、背骨を動かすエクササイズがおすすめです。やればやるほど全身が整い、スッキリとした体型も目指せるエクササイズを、ヨガインストラクターの筆者がご紹介します。重心が下がっていませんか?連休中にリフレッシュしたはずなのに、連休明けに疲れが取れないのはなぜでしょうか?実は体は、動かしすぎても動かなさすぎても疲れやすいもの。その原因として、背骨の動きの悪さが考えられます。姿勢が崩れると、背中が丸まったり骨盤や肋骨の位置が歪んだりしやすくなります。そのアンバランスさで腰や背中がバキバキになり、背骨の動きが妨げられることも。背骨がスムーズに動くようにすると、凝り固まった筋肉が緩んで動きが軽やかになり、重心が下がって重たくなった体がスッキリします。だるいときほどよく効く背骨のエクササイズを取り入れて、背骨の動きを良くしながら、姿勢の崩れからくるポッコリお腹や背中のぜい肉、お尻のたるみにもアプローチしていきましょう。動きはたった2パターン! 背骨にアプローチするエクササイズ1.両腕を前に伸ばして正座で座ります。2.上半身を倒し、両腕は前方へ伸ばしていきましょう。3.まずは深呼吸。背中や腰に息が入って膨らんでいく感覚がわかるまで続けます。4.息を吸うタイミングで、お尻から胴体を前方へ押し出すようにします。5.両腕で床を押し込み、上半身を引き上げます。このとき、肩がすくまないように注意!みぞおちからお腹が伸びているのを確認しましょう。6.お尻が自然と引き締まる感覚を維持。吐く息のタイミングで元の姿勢に戻ります。これを10回繰り返しましょう。腰ではなくお腹を伸ばす上体を伸ばして背骨をそらすときは、前方へ顔を向けることが大切です。上を向くと肩がすくみお腹が床方面へ落ちてしまうので、腰が反ってしまいます。床を押す力で肩甲骨と肩を下方へ下げてやると、胴体で体を支えられるので、背骨がしなりつつも腰を守れますよ。お腹やお尻に自然と力が入っていればOK!目安は10回ですが、体力に合わせてできる範囲で行いましょう。終えた後はスッキリとし、姿勢が整った感覚が得られるはずです。©buritora/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文/上村由夏
2023年11月06日食欲の秋、到来!魅力的な食材がたくさんあり、あれもこれも食べたくなりますよね。たまにはカロリーを気にせず、好きなだけ食べてリフレッシュすることも大事ですが、あまりにも気を抜いてしまうと、後悔する体重になってしまうことも…。また、太っても冬は重ね着をするから大丈夫!と油断していると、来年薄着になる頃慌てることになりかねません。そうならないためにも、秋冬のあいだに体型をスッキリ整えて、来年の夏に自慢したくなるボディを目指してみませんか?そこで今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた、食欲の秋から始めておきたい、効果があったダイエット法についてご紹介します!女性約200人調査!本当は教えたくない、効果があったダイエット法4選厚着してカラダのラインが見えないから…と油断することなく、来年の薄着になる季節を目指して、いまから着々とダイエットを始めましょう!今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに聞いた、食欲の秋から始めておきたい、効果があったダイエット法についてご紹介します!オートファジーダイエット「オートファジーダイエットは、とても効果を感じたのでおすすめです。私の場合は1日2食で済ませていますが、日中も眠くならないし、お腹も空きにくくなるんです。理想の体型をキープできるだけでなく、カラダがスッキリするので始めてよかったです!」(35歳・会社員)オートファジーダイエットとは、1日24時間のなかで16時間断食、残りの8時間は基本的に何を食べてもOKというダイエット法。数年前から注目を浴びており、ご存知の方もいるのでは?好きなものを自由に食べることができる時間があるため継続しやすく、人によっては成功率が上がるダイエット法のようです。ダイエットは我慢することが多くて苦手…という方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。半身浴でのダイエット「汗をかきにくい体質だったのですが、毎日半身浴をするようにしたら体質が改善されました!代謝も上がり、ダイエットにもつながっています!」(29歳・会社員)手軽にできて、リラックス効果もある半身浴。しっかりとカラダが温まり、代謝もよくなるため、冷え性による不調改善も期待できそう。ゆっくり湯船に浸かり温まりたくなる寒い季節には最適ですよね。我慢が多かったり面倒なダイエットは苦手という方は、まずは半身浴から始めてみるのもありかも?インナーマッスルを鍛えるダイエット「インナーマッスルを鍛える筋トレです。腰痛持ちのため、通常の筋トレではなくインナーマッスルを鍛えたほうがいい!と聞き、日々の生活に取り入れています。腰痛もひどくなる頻度が減り、姿勢まで改善されたので一石二鳥でした!いまも続けています」(28歳・デザイン関連)インナーマッスルを鍛えるエクササイズをすることで、カラダのコンディションも整い、さらに痩せることもできるなんて最高ですよね。毎回エクササイズのためにスタジオに通うのが難しいという方は、エクササイズの紹介サイトや動画チャンネルを活用すれば、家で好きな時間にできるのでチャレンジしやすいかも。継続しないと結果につながらないので、短い時間でも1日1回行うことがダイエット成功の鍵かもしれませんね。ファスティングダイエット「2、3年前から、空腹の時間を作るというファスティングダイエット法を始めたのですが、調子がいいです。私はイベントごとなどがない日は、基本的に15時以降は食べないようにしています。空腹でいるほうが寝つきもよくなったように感じます!また運動したり活動する際も、空腹のほうが気持ちいいなと思います」(35歳・専門職)しっかり空腹を感じることで、カラダについた脂肪が分解され、エネルギー源になりやすくなるのだとか。ただ注意点として、空腹時間が長い場合はプチ飢餓状態になっていることもあるため、空腹をしっかり感じたあとの食事は、血糖値を一気に上げないように胃に優しいものを摂取しましょう。数日間かけて行う本格的なファスティングは難しいかも?という方におすすめのダイエット法ですね。自分に合った継続できるダイエット法を見つけよう!いかがでしたか。食事制限や激しい運動など、ダイエットに対して辛いイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、少しの我慢や工夫を日常生活に取り入れ習慣化することで、理想の体型を手に入れることもできるようです。今日からダイエットするぞ!と意気込まずとも、日頃からダイエットにつながる生活を意識することが、自然と理想の体型に近づく秘訣なのかもしませんね。そのためには、継続できる自分に合ったやり方を見つけることが何より大事。まずは、手軽に始められるものから日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。©kegire/Adobe文・オリ子
2023年10月28日季節の変わり目は、朝スッキリ起きれないという人も多いのではないでしょうか。それは、寒暖差による自律神経の乱れや睡眠ホルモンの低下により、睡眠不足になることで起こると考えられます。今回は現役ヨガ講師の筆者が、スッキリとした寝付きや寝起きを目指す、ベッドの上でできる簡単ストレッチをご紹介します!朝のストレッチはこんなメリットがあります!自律神経を整える私たちの身体の内臓器官をスムーズに働かせてくれている「自律神経」。主に昼間に活発になる「交感神経」、そして夜に活発になる「副交感神経」、この二つのバランスを取ることが心身の健康においてとても大事なことだと言われています。夜寝ているときは副交感神経が優位に働いていますが、季節の変わり目は特に自律神経の乱れが起きやすく、朝になってもすんなり起きれなかったり、日中眠くなってしまったりと、様々な不調に繋がる原因になる可能性が。朝のストレッチで筋肉を緩める事で、交感神経のスイッチが入りやすく、自然と活動モードに導いてくれるでしょう。全身の代謝UP寝ている間に凝り固まった筋肉をほぐすことで、全身の血流を促し、体温を上昇させ、身体の基礎代謝を向上させる効果が期待できるでしょう。基礎代謝を高めることで1日のエネルギー消費量が増え、痩せやすく太りにくい体質を目指すことにも繋がるはずですよ。首肩こり、腰痛などの不調を軽減凝り固まった身体は首肩や腰に負担が起きやすく、放っておくと痛みや慢性的な不調に繋がります。ストレッチで筋肉をほぐすことで、首・肩こりや腰痛などの予防や軽減にも期待ができるでしょう。ベッドの上で簡単ストレッチそれではいくつかのストレッチを組み合わせてご紹介していきます。ぜひ覚えて毎日チャレンジしてみてくださいね!\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.仰向けになり両足を揃え、手の指を組んで大きく全身を伸ばす2.膝を立て、左右にゆっくり倒す3.両手で右足(スネもしくは太もも)を抱え、左足を前に伸ばす4.右足を身体の左側に倒して捻り、右手を横に、顔を右に向ける5.反対の足も同様に行う6.足裏を合わせ、膝を外に開き、頭の上で両肘を掴む7.最後にまた両足を伸ばし手の指を組んで、大きく全身を伸ばしてストレッチ朝の目覚めは夜の眠りから!朝ストレッチだけ行うのも良いですが、更に目覚めを良くする為に、眠りの質を高めることを意識してみましょう。・朝、太陽の光を浴びて、ホルモンバランスを整えやすくする・湯船に浸かって身体を温める・室内の温度や湿度を快適な状態にする・運動を定期的に行う・寝る前もストレッチを行う・深呼吸をする無理のない範囲で、ご自身が気楽にできるものから意識して取り組んでみてくださいね。©︎Rido/Adobe Stock筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年09月19日一年を通して太る原因は様々ですが、特に夏に太りやすいという方は、季節特有の理由で太りやすい状態になっているのかもしれません。今回は現役ヨガ講師の筆者が、夏太り解消のエクササイズと、太りにくい生活習慣についてご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さいね!夏に太る原因とは?・基礎代謝が落ちる冬は気温が低く体を温める必要があるため、基礎代謝が上がるとされています。しかし夏は気温が高いので基礎代謝が下がり、エネルギーの消費が減る傾向があるのです。・高カロリー、糖質多めの食事をしがち夏は冷たい飲み物にアイスなど冷たいものがたくさん登場しますよね。冷たい食べ物は内臓を冷やし、内臓の温度が下がることによって代謝が落ちてしまう恐れも。また、麺やアイスはカロリーが高いものが多く、摂りすぎには注意しましょう。・運動不足になりがちこの猛暑で中々運動する機会が作れないという方も多いでしょう。夏は汗をかくのでカロリーを消費しているように感じるかもしれませんが、それはただ体温を調節しているだけのこと。室内でできる運動や、夕方や早朝の涼しい時間に外でウォーキングするなど、工夫しながら体を動かすことを意識しましょう。代謝アップを目指す簡単エクササイズ\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.四つ這いになる2.右足を後ろに伸ばし、吐く呼吸で右膝を顔に近づける(5回繰り返し)3.次に左手を前に伸ばし、右膝と左肘を近づける(5回繰り返し)4.反対も同様に行う生活習慣を整えることがダイエットへの近道夏の時期は代謝を上げる習慣が大切です。高カロリー、糖質の高い食べ物はほどほどにし、消化に良い食べ物や栄養バランスを考えた食事を意識しましょう。また、お風呂はシャワーで済ませず湯船に入って体を温める、睡眠不足に気をつけるなど、生活で意識できることは沢山あります。無理なく継続できるものから実践していきましょう!©ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA(ピクスタ)筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年08月19日夏になってから夜なかなか寝付けない、夜中に何度も起きてしまう、次の日疲れが残っている…そんなお悩みはありませんか?今回は現役ヨガ講師の筆者が、寝苦しい夏の夜の寝不足解消におすすめな簡単習慣をご紹介します。なかなか運動が続かないズボラさんも簡単に続けられる動きなので、ぜひおうち時間やお仕事の合間に取り入れてみてくださいね。夏の夜が寝苦しい原因快適な睡眠をとるうえでポイントになるのは、「体温」と「自律神経」だといえます。人の体は、体温計で計る皮膚表面の体温と、臓器など体の内側の温度を示す「深部体温」があります。私たちの体は、夜になると深部体温が下がり、自然と眠りにつきやすくなると言われています。しかし高温多湿の日本の夏は深部体温が下がりにくく、寝つきが悪くなり、睡眠トラブルを引き起こしやすくなることがあります。また、自律神経のバランスが整っていることも大切。夜眠るときは、心身をリラックスモードにさせる「副交感神経」が優位になることが必要ですが、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因で自律神経のバランスが崩れている人も多いでしょう。1日の体の緊張を緩めるストレッチ睡眠前のストレッチは、全身の血流を良くし、体にこもった熱を放出しやすくするのに役立ちます。さらに、深い呼吸でゆっくりストレッチすることで副交感神経にアプローチし、自然な眠気を誘いやすくなるでしょう。今回はベッドの上で簡単に出来る快眠ストレッチをご紹介しますので、ぜひ今夜から試してみてくださいね!\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.仰向けになり膝を立て、左右にゆっくり倒す2.右足首を左ももに乗せ、両手で左足を抱える※スネもしくは太ももを抱える3.右足を前に伸ばし、左膝を胸に引き寄せる4.左足を体の右に倒して捻る5.反対の足も同様に行う6.両手足を持ち上げ小刻みに振る7.両手で膝を抱えて一呼吸し、最後は両手を伸ばして大きくストレッチ睡眠の質を上げる簡単習慣ストレッチの他にも、日々の生活習慣を意識することで睡眠の質を高めることができるでしょう。湯船に浸かる夏はシャワーで済ませがちですが、入浴をして一時的に体温を上げることで眠りに入りやすくなると考えられます。もし入浴の時間が取れないという方は、足首、手首、首の後ろなどの太い血管が通っている場所を熱めのシャワーで温めてみてください。朝に陽の光を浴びる睡眠の質を上げるには、自然な眠りを誘う働きがある「メラトニン」というホルモン(※1)を分泌させる必要がありますが、このメラトニンは「セロトニン」というホルモン(※2)から作られます。セロトニンは陽の光を浴びることで分泌されるといわれており、朝はカーテンを開けて自然光をお部屋に取りこんだり、外に出てウォーキングをしたり、ベランダに出たりと、陽の光を浴びることを意識すると良いでしょう。部屋の温度、湿度眠りやすい理想の室温は26℃前後、湿度は50~60%がおすすめです。エアコンが苦手な方は、眠る前まではしっかりお部屋の温度や湿度を調整し、就寝中は扇風機やサーキュレーターなどを利用して風が直接体に当たらないようにしながら空気を循環させるようにしましょう。毎日快適な睡眠をとれるように、ぜひ自分に合う習慣を継続してみてくださいね。体を労わりながら、暑い夏を乗り切りましょう!【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット メラトニン※2 厚生労働省.e-ヘルスネット セロトニン©aslysun/shutterstock筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年08月11日肌見せの季節に気になる身体のパーツといえば、「二の腕」と答える方は多いのではないでしょうか。年齢とともに痩せにくくなる部位でもあるので、普段からケアしておくことが大切です!そこで今回は、放っておきがちな「二の腕」にも「背中」にもアプローチできるエクササイズを、現役ヨガ講師の筆者がご紹介します。なかなか運動が続かないズボラさんも簡単に続けられる動きなので、ぜひおうち時間やお仕事の合間に取り入れてみてくださいね。二の腕や背中にお肉がつく原因お腹や脚に比べて、自分自身では見えにくい二の腕や背中。放っておきがちな部位ではありますが、年々お肉がつくようになってきた……と気になっている方も多いのではないでしょうか。お肉がつく理由として考えられるものは以下のとおりです。姿勢の悪さ猫背や巻き肩気味の方は要注意!姿勢が悪いと、二の腕や背中にお肉がつきやすくなります。肩周りや腕の位置が整うと余計な脂肪がつきにくくなるため、正しい姿勢を心がけることが大切。デスクワークやスマホの使用中は、特に姿勢を意識すると良いでしょう。運動不足・筋力低下年齢とともに筋力は低下していくとされています。特に、普段の生活で二の腕の筋肉をたくさん使う場面は少ないので、自然と脂肪がつきやすい状態に。脂肪を燃焼させるには、筋肉が必要不可欠と言えます。冷え・むくみ冷え・むくみはダイエットやボディメイクの大敵!夏は冷たいものをたくさん摂りがちですが、なるべく身体の芯から冷えないよう、血行促進に効果的な食事や、老廃物を溜めないような生活を意識することが大切でしょう。脂肪の蓄積脂肪が蓄積する原因として、食事と運動が挙げられます。食生活の乱れや運動不足に心当たりがある場合は、脂肪を溜め込みやすくなっているかもしれません。まずは生活習慣を見直すことから始めてみましょう。道具も場所も必要なし! ズボラさんでもできる簡単エクササイズ二の腕や背中というと、手を床について行うトレーニングやエクササイズも多いですが、今回はヨガマットもダンベルも何も使わず、簡単で手軽にできる動きをご紹介します。動画を見ながら、ぜひ一緒にやってみてくださいね!\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.好きな座法で座り、姿勢を整える2.肘と前腕を身体の前で合わせる3.そのまま腕を上下にゆっくり動かす4.10~20回を目安に繰り返し行う※肘が離れず、肩がすくまないように注意する簡単ボディメイクは日常の意識からお伝えしたエクササイズはもちろん、普段から腕や肩周りをよく動かす動作を意識的に行うことで、効率よく理想のボディラインが目指せるでしょう。ご自身の体調に合わせて続けてみてくださいね。©RyanKing999/gettyimages筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年07月27日イメージコンサルタントと理学療法士が考案7月13日、それぞれの骨格に合うエクササイズにより、体型の悩みを解消しようという新刊『最速で理想のカラダになる 骨格タイプ別ボディメイク セルフ骨格診断+エクササイズで体型の悩みを解決!』が発売された。A5判、144ページ、Gakkenからの発行であり、美人力PLUSシリーズとして発売。イメージコンサルタントでイメージコンサルティングサロン「Colorcle(カラクル)」代表のRina Saiki氏と、理学療法士で、姿勢改善トレーナー、パーソナルトレーニングジム「Us Flow」代表のSHOTA氏の共著である。女性ならではの悩みに骨格別でアプローチ「イエベ」「ブルべ」「骨格ストレート」などの文字を見かけることがあるが、これらは、その人の見た目の特徴から似合う服装、メイク、ヘアスタイルを判断するものである。イメージコンサルティング、通称「イメコン」と呼ばれるこの考え方は、さらに広まっていくことが予想される。「イメコン」はファッションの分野で活用されることが多く、自分のタイプを知ることで服選びなどの失敗が少なくなるという。ボディメイクでも、その人の特徴に合わせたアプローチがあり、自分の骨格タイプを知ることで、最適なエクササイズを見つけることができるとしている。新刊では、まず15項目の質問によるセルフ骨格診断で自分の骨格タイプを知り、首が短く見える、猫背、ぽっこりとした下腹、ししゃも脚などの悩みを解消する骨格タイプ別エクササイズを紹介。つらい運動や食事制限ではなく、効率的なボディメイクがイラスト形式でわかりやすく解説されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※美人力PLUS『最速で理想のカラダになる 骨格タイプ別ボディメイク セルフ骨格診断+エクササイズで体型の悩みを解決!』 ‐ 学研出版サイト
2023年07月24日「しょっちゅう腰が痛い」「最近よくつまずくようになった」「ボディラインが崩れてきた」などのお悩みを抱える人もいるでしょう。それらの原因は、”腸腰筋の衰え”にあるかもしれません。今回は、現役ヨガ講師の筆者がベッドの上でもできる簡単エクササイズをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!腸腰筋とは?上半身と下半身をつなぐ筋肉である「腸腰筋」。腸腰筋とは大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの筋肉の総称であり、腰から足の付け根にかけて伸びるインナーマッスルのことを指します。腸腰筋は、股関節の動きや姿勢の維持、体幹を安定させるために重要な役割を担っています。腸腰筋が衰えるとどうなる?一概には言えませんが、腸腰筋が衰えたり凝り固まると、次のような状態を引き起こす可能性があります。・腰痛・猫背・足の痺れ、だるさ・お尻のたるみ・ぽっこり下腹・姿勢の崩れ・つまずきやすいデスクワークや車の運転をすることが多い方、運動不足の方は特に骨盤が後傾しやすく、姿勢を維持する力が衰えて体全体のバランスが崩れがちです。姿勢が悪いと見た目だけではなく、歩行時につまずきやすくなったり、体に負担がかかって腰や背中に痛みが出やすくなることも。それ以外にも、代謝が悪くなるのでダイエットにも悪影響を及ぼしかねないのです。腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣腸腰筋を鍛えたりコリを解消することで、腰痛の改善・予防のほか、ボディラインや姿勢が整い、痩せやすく太りにくい体作りにもつながります。では早速、腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣をご紹介します。ベッドの上でもできるので、毎日のルーティンに取り入れてみてくださいね。\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.仰向けになり、腰の下に両手のひらを入れる。2.両足をまっすぐ伸ばし、右足は真上に持ち上げる。3.右足のかかとを遠くへ伸ばすようにしながら、床に着く手前まで下ろす。4.1~3を10回行う。5.両手で右膝を抱え、左足はかかとを前に押し出すようにして伸ばす。6.右膝を伸ばして真上に持ち上げ、両手で右足のもも裏をつかんでストレッチする。7.数回呼吸してから右足をほどき、左足も同様に行う。まずは立ち姿勢・座り姿勢を見直してみて姿勢を意識してエクササイズを継続することで、腰痛予防だけではなくボディメイクにも期待できます。まずは自分の座り姿勢から骨盤が後傾して背中が丸まっていないか意識してみてください。また、立ち姿勢のときに片足重心になっていたり、骨盤が前傾・後傾していないかをチェックしましょう。ご自身の体調に合わせながら、ぜひ行ってみてくださいね!©Peter Dazeley/gettyimages筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年07月03日皆さんは自分の骨格タイプをご存じですか?骨格タイプは、持って生まれた体の特徴から3つのタイプに分類されます。自分の骨格タイプを知ることで、自分に合う運動方法や似合うファッションがわかるようになるかも。現役ヨガ講師の筆者が、骨格タイプ別のおすすめエクササイズをご紹介します!まずは自分の骨格タイプを知ろう骨格タイプは、大きく「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つに分類されます。まずは自分がどの骨格タイプに当てはまるかをチェックしましょう。骨格ストレートタイプの特徴・立体感がある・グラマラス体型・バストやヒップの位置が高め・デコルテや胴回りに厚みがある・おへその位置が高く足が長い・胴が短く、くびれができにくい・筋肉がつきやすい・肌や体など、全体的にハリや弾力がある・上半身にボリュームがある・お腹周りに肉がつきやすい骨格ストレートタイプにおすすめのエクササイズ骨格ストレートタイプの人は、上半身からお肉がつきやすい傾向が。二の腕や太ももが張りやすく、脂肪も筋肉もつきやすいので、トレーニングをしすぎるとガッチリした印象になってしまう可能性があるでしょう。骨格ストレートタイプの人におすすめなのは「有酸素運動」です。お腹や二の腕など、気になるパーツを引き締めつつ、肉質が張りやすいのでマッサージも取り入れるといいでしょう。有酸素エクササイズ1.肩下に手をつき、足を後ろに伸ばす。2.左右の膝を交互に両腕の間にテンポよく引き寄せる。※このとき腹圧を入れて背中をまっすぐにし、上半身がブレないように意識します。3.30秒間連続で行う。骨格ウェーブタイプの特徴・曲線的な体型・華奢で首が長い・上半身が華奢でくびれがある・バストや腰、ヒップの位置はやや低め・下半身に重心がある・ウエストとヒップの差が大きい・下半身に肉が付きやすい・筋肉より脂肪が付きやすい・肌質は柔らかい質感骨格ウェーブタイプにおすすめのエクササイズ骨格ウェーブタイプの人は、下半身にお肉がつきやすいと言われています。多少太っても上半身は華奢なままでくびれが残りやすいため、太っても気づかれにくいです。また、肌質が柔らかいのでたるみが出やすく、上半身が華奢に見える分、痩せると胸元が寂しくなることも。筋肉がつきづらいので体が冷えやすく、代謝が下がり、そうなると体に脂肪がつきやすくなるのです。骨格ウェーブの人は、「筋肉トレーニング」を取り入れると良いでしょう。全身を効率よく鍛え、ヒップアップを目指せる「スクワット」、そして胸周りのトレーニングがおすすめです。全身を鍛えるスクワットエクササイズ1.足を腰幅程度に開き、足先はやや外側へ向ける。2.吐く息とともに腰を斜め後ろへ下げ、膝はつま先より前に出ないようにする。3.息を吸いながらお尻と内ももの筋肉を意識し、体を起こす。4.姿勢を正し、休憩を入れながら10回3セット行う。骨格ナチュラルタイプの特徴・骨格がしっかりしている・モデル体型・太りにくい・骨や関節が大きい・お尻が平面的・肩幅が広い、鎖骨がくっきり出る・体に対して手足が大きめ・筋肉も脂肪も感じにくい肌質骨格ナチュラルタイプにおすすめのエクササイズ骨格ナチュラルタイプの人は、太りにくく、太ったとしても全体的に均等に脂肪がつく傾向があるでしょう。お肉がつくほどに寸胴に見えるので、ウエストを鍛えてくびれを作るトレーニングがおすすめです。筋肉も脂肪もつきづらいタイプですが、胸やお尻を重点的に鍛え、メリハリをつくるトレーニングが良いでしょう。お尻とお腹に効かせるメリハリエクササイズ1.肩下に手をつき、四つ這いになる。2.右足を後ろに引き、お尻の筋肉を意識して並行からやや上に足を持ち上げる。3.吐く息とともにお腹の筋肉を意識しながら膝を顔に近づけ、背中を丸める。4.休憩を入れながら10回3セット行い、反対側も同様に行う。自分に合ったエクササイズで痩せ体質を目指そう顔が一人一人違うように、体型もそれぞれ異なります。今回3つの骨格タイプをご紹介しましたが、なかには「どれにも当てはまらなそう…」という人もいるでしょう。その場合、最も近い骨格タイプのエクササイズから始め、無理のない範囲で続けてみましょう。ぜひダイエットの参考にしてみてくださいね!©megaflopp/gettyimages筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年07月01日はみ出たお肉や姿勢など、背中周りのボディラインが気になっている人もいるでしょう。しかし、後ろ姿を自分でチェックするのは難しく、人から指摘されて初めて気がつくことも…。今回は、ヨガインストラクターの筆者が簡単にできる肩甲骨ケアをご紹介します。肩甲骨をしっかりと動かして、後ろ姿美人を目指しましょう。背中をすっきりさせたいなら、肩甲骨をほぐそう背中の印象は思った以上に大きいものの、自分ではなかなか気づけないことも。背中をすっきりさせるためのポイントは、肩甲骨です。肩甲骨をしっかり動かせるようになると姿勢が整い、ぽっちゃりした印象のシルエットも変化していきますよ。“背中美人”を目指す肩甲骨エクササイズ1. 両腕を鎖骨の位置で横に伸ばし、肘を曲げて指先を上に向けます。※このとき、肘が下がらないように注意しましょう。2. 息を吸いながら両肘の位置を固定し、息を吐きながら片方の手を下方向に向けます。3. 息を吸いながら腕をチェンジし、息を吐きながら反対側の手を下方向に向けます。4. この動きをリズミカルに30回行います。デコルテ周りもスッキリ!肩甲骨を動かすときは、肩関節から腕を回すように意識しましょう。このエクササイズは猫背がちの姿勢を整え、巻き肩の肩の調整も促します。毎日続けることで、背中がスッキリする以外に、鎖骨のラインも美しく整えてくれますよ!©Liudmila Chernetska/gettyimages筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】をホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座として女性の体の整え方、フェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講。文/上村由夏
2023年06月30日半袖やノースリーブの季節に気になりがちな、二の腕のお肉。二の腕のダイエットといえば、筋トレを思い浮かべるかもしれません。ですが、実は二の腕痩せのために筋トレをすると逆効果になることも…。今回は筋トレに走る前に取り入れたい、ほっそり二の腕が目指せる「簡単習慣」をご紹介します。二の腕に筋トレはNG?二の腕を引き締めたくて、筋トレを頑張っている人もいるかもしれません。しかし、筋トレとは筋肉を鍛えること。脂肪がついたまま行うと、筋肉がたくましくなるうえに脂肪がのり、引き締めるどころか余計に存在感が増してしまう可能性があります。二の腕のたるみの原因は背筋にあり二の腕を動かす筋肉は、背中と関係しています。背中を丸めるような姿勢が癖になって姿勢が崩れると、背中の動きが悪くなり、二の腕の筋肉が日常的に使いにくくなることも。特に関節の動きが悪くなると、そこに脂肪が残り、自然と二の腕にお肉が残りやすくなるのです。二の腕痩せを目指すなら、筋トレをする前に背筋を鍛えることが大切。姿勢を整えると骨格が整い、日常生活で二の腕の筋肉を効果的に使いやすくなるでしょう。二の腕がたるんできたなと感じたら、姿勢が崩れているサインかも。姿勢が美しく骨格が整っている人は、二の腕もすっきりしていることが多いですよ。二の腕をすっきりさせる「背筋エクササイズ」1.床にあぐらで座ります。あぐらが辛い方は、椅子に座りましょう。2.骨盤から上体を斜めに倒すようにして、両腕を膝から手のひら3枚分ほど前に下ろします。このとき腰が反らないように注意!腰が反ると背筋が効果的に使えません。背中から骨盤のラインを真っ直ぐにしましょう。3.息を吸います。4.息を吐きながら、背中から両腕が生えているような意識で、両腕を耳の横あたりまで持ち上げます。※辛い場合は背中が硬くなっている可能性があるので、できる範囲でOKです。5.腰は反らさず、肩甲骨から二の腕、指先へと、順番に伸ばすように意識します。6.5~10カウントキープし、息を吸うタイミングで腕を元の位置に戻します。7.腰が反ることなく、背中と二の腕の負荷を感じながらできた方は、両肘をつかんだ姿勢でも試してみましょう。8.この動きを10回程度行います。背中と二の腕の疲れ具合が目安このエクササイズは、腰が反ると背筋や二の腕に負荷がかからず、腰を痛めてしまいます。お腹を少し丸めるようなイメージで、腕を上げるときにしっかりと背中から腕を伸ばすのがポイントです。二の腕と背中に疲労感があれば、やり方はバッチリ。ただし、肩こりがある方や背中が硬い方は、腕を上げにくいはずです。二の腕に脂肪がつく姿勢が定着している可能性があるため、無理せずできる回数を丁寧に行いましょう。©Pixel-Shot/shutterstock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】をホリスティックな視点で体系化し、全国を出張しながらレッスンをしている。文/上村由夏
2023年06月27日「ダイエットをしているのに太ももの張りがなかなか取れない」「運動をしていないのに前ももがパンパンに張っている」など、太ももの前側の張りに関するお悩みをよく聞きます。今回は、現役ヨガ講師の筆者が、前ももが張る原因と対策、手軽にできる簡単ストレッチをご紹介します。前ももの張りが気になる方は、毎日続けてみてくださいね!前ももが張ってしまう原因前ももが張る原因は、主に4つあると考えられます。日常の何気ない行動が前ももの張りにつながっていることもあるので、まずは自分のクセに気付くことから始めましょう。1.体の歪み骨盤の歪みは、前ももが張る原因になる可能性が。特に「反り腰」のように、骨盤が前傾していると前ももの筋肉が張りやすくなります。それだけでなく、O脚の原因になったり、下半身の血流が滞って脂肪を溜めやすくなったりするのです。2.むくみ脚は心臓から離れている上に負担がかかりやすいため、むくみを感じやすい場所です。血流やリンパの流れが滞ると、水分や老廃物が溜まりやすくなります。3.皮下脂肪男性に比べて、女性は皮下脂肪が溜まりやすいといわれています。運動不足やカロリーオーバーな食生活が続くと、体全体に脂肪がつきやすくなってしまうでしょう。4.歩き方ヒールをよく履く方は、つま先に体重が乗ることで、ふくらはぎや前ももに負担がかかりやすくなります。また、すり足や膝を曲げたままで歩くことも、前ももの負担につながるとされています。前ももの張りを緩める簡単ストレッチでは、太ももの前側にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」を緩めるストレッチをご紹介します。立て膝でのストレッチが難しい方のために、うつ伏せで行う方法も解説しているので、どちらかでトライしてみてくださいね。\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!【立て膝の場合】1.片膝を立てて大きく一歩前に出し、反対側の脚は後ろに伸ばす。※伸ばした脚の膝が痛い場合は、タオルを膝下に敷く。2.手を置きながら前後に重心を移動させ、伸ばした脚の前ももをしっかり伸ばす。3.余裕があれば、伸ばした脚の膝を曲げ、足の甲を手でつかんでかかとをお尻に近付ける。4.10秒~30秒程度キープし、反対側の脚も同様に行う。【うつ伏せの場合】1.うつ伏せになり、足を腰幅程度に開く。2.片脚を曲げ、手で足の甲をつかみ、かかとをお尻の方に寄せる。※このとき、骨盤が開かないように注意する。3.余裕がある場合は、曲げた脚を真上に引き上げる。夏に向けてスッキリ美脚を目指そう今回ご紹介したストレッチを毎日続けることで、全身の血行促進や代謝の向上が期待できます。その結果、痩せやすく太りにくい体質を目指せるでしょう。肌見せの季節に向けて、今日から美脚習慣を取り入れてみてくださいね!©Peter Dazeley/gettyimages筆者情報NATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2023年06月25日あの人気芸人のネタから誕生した思わず笑えるフィットネス動画や、プロが教える本格レッスンコンテンツを紹介。早速、アクセスしてみて。今話題のエクササイズ動画コンテンツ3joyxercise(ジョイササイズ)ジョイマンと一緒に楽しくエクササイズ!「ナナナナ~」のダンスネタで一斉を風靡したジョイマン考案の「ジョイササイズ」が、今年5月にはYouTubeにミュージックビデオをアップ、SNSでの音源配信がスタートするなど盛り上がり中。ネタの動きを楽しみながらトレーニングでき、気がつけば汗だくに!【魅力やコツをジョイマンさんに直撃!】高木晋哉:普段、ネタでカラダを動かすと結構疲れを感じるので、エクササイズ動画にしてみようと。でも、今振り返ると、初めて作ったラップネタが「ラップでエクササイズしようよ~」というものだったんですよね。池谷和志:横で見ていて、そんなに疲れないだろう、体力がないだけだと思っていたんですけど、エクササイズ動画の撮影翌日に筋肉痛になって…。高木が「スポーツだ」と言っていたのは本当だったんだとわかりました。高木:特にここ数年、ジャイアントステップの部分で高く跳びたい気持ちが強くなり、なおさら疲れるように。ショッピングモールの営業の時に、3階席のお客さんまで目を合わせたいと思ったのがきっかけかな。池谷:あまりの高さにみんなが驚きの表情に変わるんですよ。高く跳ぶことに集中してネタを忘れることも増えましたけど。高木:「anan~anan~これから行くよ職安!」みたいに、オリジナルラップを口ずさみながらやると脳トレにもなります。ステップを踏めば自然と韻が踏めるはず。池谷:僕が「なんだこいつ」と言うパートでは、顔に力を入れると、いい「なんだこいつ」が出ます。今の世の中、なかなか人に言えない言葉なのでストレス発散にも。高木:とにかく楽しんでやってほしいです。みんな、ガンバ!銀歯!ジョイマンボケの高木晋哉、ツッコミの池谷和志によるお笑いコンビ。今年で結成20周年。7/7~、全国7都市を巡るサイン会ツアーを開催。『ジョイマンの飯たび』(成田CATV)が放送中。LEAN BODY BILLY’S STUDIOビリー隊長と楽しくボクシングエクサ!ビリー隊長のエクササイズができる「LEAN BODY BILLY’S STUDIO」に『BOOM BOOM BOXING‐ビリー隊長とゲーム感覚で楽しくエクササイズ‐』が登場。CGアニメに合わせてパンチを出し、ステップを踏んで脂肪を燃焼。月額¥980~詳細はHPで。©LEAN BODYルネサンス オンライン ライブストリーム有名スポーツクラブのレッスンを自宅で。「ルネサンス」が提供するオンラインレッスンが動画配信サービスU‐NEXTで配信スタート。「はじめてHIPHOP30」のような有酸素系ダンスから、「骨盤ほぐしヨガ」など体を整えるものまで、バリエーション豊かな17のレッスンを楽しめる。体調や気分に合わせて選んでみよう。©RENAISSANCE INC※『anan』2023年6月28日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年06月24日下半身太りを解消し、理想の美脚を手にするのにハードな筋トレは必要ない。安定した姿勢と足指を使った歩き方さえ身につければ、歩くだけでほっそり脚に。その2つのポイントを鍛え“足指ウォーク”を実践するためのレッスンをご紹介!「脚やせには筋トレもマッサージも食事制限も必要ありません」と言うのは、美脚専門トレーナーの大道匡彦さん。そもそも脚が太くなるのは不安定な姿勢で歩いているから。歩き方を改善し、正しいカラダの使い方が身につけば、自然とすっきり引き締まるという。「姿勢が不安定だと、足裏で地面を押す(=地球を踏み抜く)効率的な歩き方ができません。そのため過剰な力や緊張が生まれ、脚に余計な筋肉がついたり、むくみが生じてしまうのです。効率的な歩き方をマスターすれば、ただ歩くだけで美脚が手に入ります」効率的な歩き方とは、大道さんが提案する上の写真のような“足指ウォーク”。一見、普通に歩いているように見えて、実はさまざまな条件が整っていないとできない歩き方。足指を使って地面を捉え、深い呼吸で体幹を安定させることが必須条件だという。そこで、足指ウォークを実践するためにステップアップ方式で進めていくエクササイズをご紹介。なぜ、“足指ウォーク”で脚が細くなる?姿勢が不安定な人は、歩く時に地面からの反発を利用できない。このため自分で頑張って地面を蹴ってしまい、余計な筋肉がついたり、足首の動きが悪くなるので、ふくらはぎがむくむ。安定した姿勢で、足首を使って地面を押す足指ウォークなら、それらが解消できる。不安定な立ち姿勢や歩き方だと不必要な筋肉がついてしまう。体幹を安定させ、足指で地面を押して歩けば改善できる!足指ウォークのポイントを覚えよう!1、立った時に重心が土踏まずにくる。2、重心がゆらりと前に来て、足指に体重が乗る。3、1歩目は体幹から前へ。後ろ足で体重を感じる。4、前足が着地して、体重も前足に乗る。基本編(1日1回)まずは、足指ウォークの基本、足指慣らしと呼吸法を習得する。足裏で地面をしっかり捉えられるようになるために、足首や足裏、足指に刺激を入れる。また、ブレない体幹をつくるのに必要なのが呼吸の練習。基本エクササイズは毎日の習慣に!STEP1:足裏、足指を柔らかくする。足裏や足指が硬くなってしまうと地面からの反発を感じる能力が低下する。「足はカラダと地面との唯一の接点です。やさしく刺激して情報インプット能力を高めましょう」【足首回し】(左右各20回)硬くなった足首をゆるめて小指荷重ができる足をつくる。椅子に座って片脚を反対側の膝に乗せる。手の指を足の指の間に入れて握り合うように組む。大きくゆっくり小指側に向かって足首を20回回す。反対の足も同様に行う。【足裏トントン】(左右各20秒)足裏をやさしく刺激して地面と接する感覚を磨く。指の付け根(母趾球~小趾球)、小指側、踵=土踏まず以外の地面と接する部分をこぶしでトントンと叩く。リズミカルにまんべんなく20秒程度叩いたら、反対の足も同様に行う。【足チョキ】(左右各10回)足指を動かして活性化させ、地面を押す準備をする。足指で床を押す。まずは親指で床を押したまま、親指以外の4本指を浮かせて戻す。今度は4本指で床を押したまま、親指を浮かせて戻す。10回繰り返したら反対の足でも同様に。STEP2:正しい呼吸を身につける。呼吸のパターンに問題があると、その影響で姿勢が乱れたり動きが非効率になる。「お腹に腹筋で壁をつくり、体幹をまんべんなく膨らませる、深く長い呼吸をマスターしましょう」【壁ヒップリフト】(4呼吸)お腹の力を抜かずに背中側に息を入れる練習。(1)仰向けになって壁に足の裏をつける。膝の角度は90度。(2)足裏で壁を押し、お腹に力を入れてお尻を若干浮かせたら、息を吸う吐ききる止めるを5秒ずつ行い、4回繰り返す。NG:お尻を浮かせることを意識すると腰が反りやすいので注意。大道匡彦さん美脚専門パーソナルジム「Desty」代表トレーナー。ジム&オンラインサロン、メディアで美脚づくりのノウハウを提供する。近著に『頑張らなくても勝手にやせる足指ウォーク』(イースト・プレス)。ブラトップ¥8,250レギンス¥14,300(共にジュリエ/ジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・5720・8256)※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子スタイリスト・武政ヘア&メイク・浜田あゆみモデル・中嶋杏里沙(ボン・イマージュ)取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年06月23日落としにくい二の腕のタプタプ肉は、筋トレだけでは太刀打ちできないかも。だから、ボディメイクに特化した「美筋ヨガ」で効率よく引き締めよう。二の腕がボリュームダウンすれば、上半身全体の印象もスッキリ!どんな人にも体の凝りや日常動作によるクセがあり、それを修正せずにトレーニングをしても引き締め効果は出にくいと、美筋ヨガを考案した廣田なおさんは話す。「美筋ヨガは、『ほぐす』『伸ばす』『引き締める』の3ステップが特徴です。引き締めたい部位にフォーカスし、体の凝りやクセを改善してから鍛えることで、二の腕やお腹など気になるパーツに的確に効かせることができます」廣田さんによると、二の腕がたるむのは、腕の裏側の「上腕三頭筋」を日常生活で使う機会が少ないから。さらに猫背や巻き肩も二の腕太りを助長するという。「猫背や巻き肩になると肩甲骨が外に開いて腕の筋肉が使いにくくなり、より脂肪がつきやすくなります。美筋ヨガでは、巻き肩の矯正を行いながら上腕三頭筋や腕の付け根にある三角筋を鍛え、二の腕を効率的に引き締めます」鍛えるといっても座ってできる簡単な動きだから、運動が苦手な人も安心。朝か夜に3ステップを通しで行い、それぞれの動きを仕事の合間などにやるのもOK。「私自身、二の腕や肩がコンプレックスでしたが、このトレーニングでだいぶスッキリして、自信が持てるようになりました。普段の生活から、肩を開いていい姿勢を心がけると結果が出やすく、リバウンドしにくいはずです」【美筋ヨガの3ステップ】STEP1:ほぐすSTEP2:伸ばすSTEP3:引き締める凝り固まった筋肉をほぐし、ヨガのポーズで筋肉を伸縮させ、最後に軽い筋トレで鍛える。この3ステップにより、効かせたい筋肉にしっかりアプローチできる。「最初の2ステップで体の凝りやクセが改善に向かい、老廃物がスムーズに排出されるように。筋トレはハードなものではないのでムキムキになることなく、骨の位置が整ってしなやかなボディラインになります」STEP1:ほぐすデスクワークなどで硬くなった胸と腕の筋肉をマッサージ。少なめの回数で無理なくほぐすのがコツ。やりすぎて筋肉を痛めないように。胸をほぐす(左右各3回)鎖骨の下にこぶしを当て、骨に沿って体の中央から外側へ強めにさする。3回行い、さする手を替えて反対側も同様に。二の腕をほぐす(左右各3か所3回ずつ)二の腕を逆の手でつかんで外側から内側に強めにねじって筋肉をほぐす。肩の付け根から肘上までポイントを上から下にずらしながら3か所を3回ずつ行い、反対側の腕も同様に。STEP2:伸ばす筋肉を効率よく伸縮させるには、吐く息を意識した深い呼吸がポイント。筋肉がゆるんで血流がよくなり、有酸素運動による脂肪燃焼効果も!胸を伸ばす(3呼吸)あぐらをかき、両手を後ろの床につける。体を少し後ろに倒し、息を吐きながら胸を開いて床を手でぐーっと押す。その状態でゆっくり3呼吸する。NG:あごだけ上げて胸が開かないのはNG!二の腕を伸ばす(3呼吸)左腕の肘を曲げて耳の横に上げ、右手で左肘をつかむ。息を吸って胸を開き、吐きながら体を右側に倒す。その状態でゆっくり3呼吸する。反対側も同様に。STEP3:目的別に引き締める。振りそで肉を解消!後ろで腕ねじり(30回)1、あぐらをかき、上体を少し前に倒し、両腕を後ろに伸ばしてできるだけ高く上げる。2、ドアノブを回すように腕の付け根から左右に腕を回転させる。腕が下がらないように、肩甲骨を寄せることも意識して、30回行う。OK:あぐらの姿勢が難しい場合は、正座でも!廣田なおさん解剖学を基に「美筋ヨガ」を考案。オンラインサロンやYouTubeの配信をし、メディアでも活躍。著書に『ラクしてやせる美ボディ習慣 美筋ヨガ』(マイナビ出版)など。※『anan』2023年6月28日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・茂手山貴子取材、文・熊坂麻美構成・菅野知子(by anan編集部)
2023年06月23日背中やお尻の筋肉は普段、使われにくく、衰えがち。その結果、脂肪がつきやすく、悪姿勢の原因にも。背面の筋肉を使い、バレエの動きを取り入れた「エレコア」でバックラインを引き締めよう。背面の筋肉を伸ばして、姿勢もフォルムも美しく!もたついた背中や垂れたお尻、自分で見る機会が少ないバックラインは、気がついたときにはとても残念なありさまに。そんな悩みに応えてくれるのが、パーソナルトレーナーの隅田咲さんが考案した“エレコア”メソッド。バレエの動きをベースにした、エレガントなコアをつくるメソッドだ。「バレエのすべての動きは骨盤を直立させた姿勢で行います。この直立姿勢をつくるために背面や内ももの筋肉が使われます。また背骨をまっすぐ維持して正しいポジションを保つためには、体幹のインナーマッスルも使われます」これらは、普段あまり使われない筋肉。筋肉が硬くなってカラダが縮んだり歪むことで血流が悪くなり、脂肪が燃えにくい状態に。「エレコアは、鍛えるというより筋肉を伸ばしながら動かすというメソッドです。普段使えていない筋肉をほぐして動かすことで、脂肪燃焼しやすいカラダを手に入れることができます」バレエ筋とは?バレエの動作で常に使われている筋肉のこと。背中を覆う広背筋、背骨に沿って走る脊柱起立筋、肩甲骨まわりの菱形筋、お尻の深層の梨状筋。さらに体幹のインナーマッスルもバレエの姿勢を保つために必須。カラダの縮みをチェックしよう。カラダに傾きや歪みがあるとバレエ筋が縮んでうまく働かない。エクササイズの前に、まずは縮みやすい骨盤や肩関節まわりのチェックからスタートを。骨盤チェック壁に背中をつけて立つ。腰の隙間が手のひら1枚分なら標準。隙間がなければ骨盤は後傾、お腹とお尻が縮んでいる。1枚分以上入ると前傾。背中が縮みやすい。肩関節チェック壁に背中をつけて両手でバンザイ。両手が壁につけば肩や背中のバレエ筋が使われている証拠。つかない場合は、肩や肩甲骨まわりの筋肉が縮んでいて硬い。基本のエレコア毎日行いたい基本のエレコア2種目。毎朝、出かける前のルーティンにすると、その日一日、お尻や背中の筋肉が使えて、すっきりしたバックラインに!【「エレコア」の3つのポイント】1、姿勢…頭のてっぺんから真上に引っ張るイメージで背骨を伸ばす。2、呼吸…息を止めずに筋肉を伸ばすタイミングで息を吐く。3、伸ばす筋肉を意識…伸ばす筋肉を意識しながら、丁寧に行う。【スワンエクサ】白鳥の動きでバックライン全体を伸ばす(6秒キープ×10回)。白鳥が飛び立つように両腕を広げる、バレエらしい動きのエクササイズ。ただ腕を動かすのではなく、肩甲骨から腕を遠くに引っ張るように伸ばすのがポイント。姿勢の改善やヒップアップ効果もあり。1、両足を開いて立ちゆっくり息を吸う。両足を肩幅より広く開いて立つ。手のひらを内側にし、両腕を自然に前に垂らして息を吸う。背中をしっかり伸ばすことを忘れずに。2、背すじを伸ばして上体を前に倒す。息を吐きながら上体を前に倒して両手を横に広げる。肩甲骨から腕を遠くに引っ張るつもりで。深呼吸して6秒維持して元の姿勢に。【おじぎエクサ】おじぎで背中、お尻、もも裏を伸ばす(6秒キープ×10回)。両脚を外旋させて膝を曲げ伸ばしする、バレエでは「プリエ」と呼ばれる基本動作。お尻や背中全体が伸びるだけでなく、足をしっかり開いて行うことで太もも裏の筋肉も伸び、小尻効果が期待できる。1、背すじを伸ばしてバンザイの姿勢に。両足を大きく開き、つま先を45度外側に開いて立つ。ゆっくり息を吸いながら両腕をバンザイの姿勢に。手のひらは内側を向ける。2、おじぎしながら膝を深く曲げる。両腕を上げたまま、息を吐きながら上体を前に倒して膝を曲げる。背すじはまっすぐ、深呼吸しながら6秒キープして元の姿勢に戻る。隅田 咲さん「バレエ&コンディショニング プリマ名古屋・表参道」代表。3歳からバレエを始め、高校卒業後にはイタリアにバレエ留学。バレエの動きに解剖学やトレーニング要素を組み合わせたエレコアメソッドを考案。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年06月22日今の時代だから気になる! 美容医療にできること
初めてのデリケートゾーンケア
やせにくいママのための「脳科学ダイエット」ってなに?