ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、やさしくケアするデリケートゾーン。デリケートゾーンはやさしくケアしたい。そんな想いを叶える、老舗メーカー発の商品をご紹介。【牛乳石鹼共進社】&fem(アンドフェム)フェムケア泡ソープ&フェムケア美白ジェル[医薬部外品]牛乳石鹼初のデリケートゾーンケアアイテムが登場。「フェムケア泡ソープ」は、こすらず洗い流せる泡切れと肌へのやさしさにこだわり、汚れをすっきりオフ。「フェムケア美白ジェル」は、美白(※1)有効成分のトラネキサム酸を配合。透明感のある肌へ導く、みずみずしい使用感のジェル。2種ともフルーティシトラスに、アロマティックが加わった清潔感のある〈アロマティックブルームの香り〉を採用。ニオイを軽減してくれる。右・ワンプッシュで濃密な泡が出てくるソープ。デリケートゾーンのpHと同じ弱酸性処方。&fem泡ソープ150ml¥1,540左・くすみ(※2)をケアする美白(※1)と抗炎症の有効成分を配合。&fem美白ジェルa[医薬部外品]30g¥1,760(牛乳石鹼共進社 TEL:06・6939・2080)牛乳石鹼共進社「110余年の歴史」で積み上げられた安心感!1909年の創業以来、美と清潔そして健康づくりに役立つ製品を提供。“ずっと変わらぬやさしさを。”をモットーに、肌や心、環境にもやさしいものづくりに取り組む。品質第一主義を守りつつ、時代の流れを取り入れ、お客様のニーズに寄り添う商品を手がけている。商品の魅力を深掘り!牛乳石鹼から初のフェムテックブランド『&fem』が今年3月に誕生。第1弾は、デリケートゾーン用の泡ソープと美白ジェルがラインナップ。牛乳石鹼共進社の総合研究所・原田綾佳さんとマーケティング部・末永貴大さんに、開発秘話などをお伺いしました。末永:年代を問わず様々なライフステージの女性800人に女性特有の悩みに関する調査を行ったところ、多くの方がデリケートゾーンにニオイ・ムレ・黒ずみなどの悩みを抱えていることがわかりました。デリケートゾーン用のアイテムは、すでに多くのメーカーさんから発売されていますが、石鹸をはじめとする洗浄アイテムで培った弊社の知見と強みを活かしたアイテムを作る意味合いは大きいと思い、開発に着手しました。原田:普通の肌の角質層が14層のところ、デリケートゾーンは6層しかありません。とても薄いので摩擦などの外部刺激を受けやすく、粘膜も近いので経皮吸収率が高いパーツです。末永:だからこそ、原料選定にはこだわりました。企業理念である“ずっと変わらぬやさしさを。”をモットーに、自社の原料の採用基準をクリアした原料のみを使って商品設計をしています。原田:デリケートゾーンならではの皮膚構造をふまえた、肌へのやさしさと使い心地にも配慮しています。泡ソープは洗浄成分の種類や配合量を何度も試行錯誤し、汚れはきちんと落としながらも肌に負担なくさっと流せるすすぎの早さが自慢です。美白ジェルは、塗ってすぐに下着をはいても気にならないよう、オイルフリーでみずみずしい使用感に。この商品は医薬部外品で、美白(※1)有効成分のトラネキサム酸が配合されていますが、このトラネキサム酸自体はベタつく原料なんです。保湿成分の種類と組み合わせで、サラッとした質感を実現しました。それでいて、しっとり保湿感も持続する処方にしています。末永:全世代の女性のお悩みで一番多かったのがニオイ問題だったので、香りにもこだわりました。原田:デリケートゾーンの経血やおりもののニオイをマスキングできる香料を共通して配合し、ニオイの不安感を解消しました。末永:パッケージはどの年代の方も手に取りやすいシンプルなデザインに。パッと見では牛乳石鹼が手がけているとはわからないかもしれませんが、牛のエンブレムがさりげなくプリントされています。今後も弊社ならではの技術と知見で、女性特有のお悩みのためのアイテムを開発していきたいです。※1 メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐこと※2 乾燥による※『anan』2024年4月17日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2024年04月13日2018年に結婚、その後2人の男の子を出産した高橋ユウさん。夫である卜部弘嵩さんと共に暮らし、家事や育児を“分担”する中で見つけた不調との心地よい向き合い方を伺いました。卜部弘嵩さん&高橋ユウさん――高橋さんは生理痛や産後のホルモンバランスの乱れなど、女性特有の悩みは何かありますか?高橋ユウ:2人目を出産してから経血量が増えたり、生理痛がひどくなったり。何より産後はホルモンバランスが乱れて、自分ではコントロールできない気分のアップダウンが辛かったです。ひろくんに八つ当たりしてしまって、後悔して泣くこともよくありました。――そういった不調について、卜部さんと話すことはありますか?高橋:私は言うほうだと思います。「生理がきたから、そろそろ辛くなるかも」とか。家族だから一緒に過ごす時間も長いですし、一人で苦しんでいても言葉にしないと伝わらないだろうなって。卜部弘嵩:僕は男兄弟の中で育っていますし、今も周りは男性ばかりの環境なので、女性の体調に関して正直察するということがうまくできません。だから言葉にして直接伝えてもらったほうが嬉しいです。体調が優れないことがわかれば、いつもは妻がやってくれていることも、僕が代わりにできるので。――高橋さんは伝え方で、何か心がけていることはありますか?高橋:心に余裕がある時に伝えること、ですかね。生理の時は心に余裕がなくて言い方がきつくなったりもしますし、あまり主観的になりすぎてもうまく説明ができなかったりする。だから生理以外の時に「生理中の女の人はね…」みたいな感じで、第三者目線で伝えることを意識していますね。出産前も「産後はホルモンバランスが崩れてイライラしちゃうかもしれない」って事前に伝えていました。卜部:たしかにそうだったね。僕も言われて初めて、「あ、そういうものなんだな」ってわかったし。高橋:だからひろくんはそっとしておいてくれたし、「なんで怒ってるの?」って聞かれることもなく、そこに私は救われてましたね。――心身ともに辛かった時、卜部さんにかけられて嬉しかった言葉や行動はありますか?高橋:「ありがとう」をちゃんと言葉にしてくれることが嬉しかったです。食器を片付けたり、洗濯物を畳むだけでも、「ありがとう」って言ってくれるから、それだけで心が軽くなるというか。何も言われないままだと、「なんで私ばっかり!?」って思っていたかもしれない。あとは、子供がいるとなかなかゆっくりお風呂に入れないことも多いですけど、「ゆっくり入ってきな」って言ってくれると、すごく救われますね。卜部:なんとなくですが、産後の女性が大変なのはわかっていましたし、妻は家事も子育ても頑張ってくれているので、妻だけの負担にならないようにサポート…というか分担をしたいなと思っています。“サポート”っていう言い方は完全に失言だったね(笑)。高橋:よく気づいたね(笑)。うちは夫婦でドラマ『コウノドリ』を見ていたんですが、劇中に登場する旦那さんが奥さんに対して「俺も家事や子育てを手伝うから」って言って、産婦人科の先生に「手伝うじゃないだろ、あんたの子供だろ」って怒られるシーンが出てくるんです。それを見てたから、今の自分の発言がよくなかったって気づいたんじゃない?(笑)卜部:たしかにそれもあるかも。全話見てすごく勉強になりました。高橋:うちはドラマをきっかけに、「今の先生の言葉、聞いた?」とか、夫婦でよく話し合いもしました。出産に立ち会ってもらって、本当に大変なところを見てもらったのもよかったのかも。卜部:実際に出産に立ち会ってみて、思っていたより壮絶でしたし、感動もしました。高橋:命がけだったでしょ?卜部:本当に命がけ。他の旦那さんにも立ち会い出産を勧めます。価値観、変わると思いますよ。本当に女性はすごいです。――だからこそ、卜部さんは「ありがとう」という言葉が日常の中で自然に出てくるのでしょうか。卜部:そうですね。べつに言おう言おうと思っているわけではなくて、本当に自然に出てきます。高橋:ひろくんは昔から些細なことでも伝えてくれる人で。「ありがとう」って距離が近くなればなるほど出てきにくくなるし、家族には甘えてしまうものだけど、何かしてあげてもそれが当たり前と思わずに、「ありがとう」って伝えてくれるのは嬉しいですよね。――普段からそういったコミュニケーションがあるからこそ、不調や悩みも話しやすいんですかね?高橋:そうですね。どんなことも受け止めてくれるだろうなと思えるから話せるのかもしれません。ただイライラして、“察して!”みたいな時期もあったんですけど、いま思うと本当に無駄な時間だったなって。やっぱり察することって難しいし、女性の体のことは男性にはわからない部分も多いと思うから、勇気を振り絞って言ったほうがお互い気が楽になるし、関係性もどんどん良くなるんじゃないかなと思います。卜部:男性は言われないとわからないことも多いので、伝えてもらったほうが嬉しいものです。男性側も自分の仕事のことや置かれている状況を夫婦間でシェアしたり、普段から双方が話しやすい環境を作っておくと、女性ももっと話しやすくなるんじゃないでしょうか。うらべ・ひろたか1989年5月13日生まれ、東京都出身。K‐1元世界王者。引退後の現在は物流会社を経営するほか、さまざまなテレビ番組に出演。解説者としても活躍する。シャツ¥41,800(ディーヒム/フィルム TEL:03・5413・4141)その他はスタイリスト私物たかはし・ゆう1991年1月19日生まれ、滋賀県出身。情報番組『ひるおび』(TBS系)の火曜コメンテーターを務めるほか、モデルや俳優としてさまざまな雑誌やドラマに出演。シャツ¥59,400スカート¥49,500(共にビューティフルピープル/ビューティフルピープル 伊勢丹新宿店 TEL:03・3352・1111)ピアス¥15,950(ニナ エ ジュール/ショールームロイト TEL:03・6859・8112)※『anan』2024年4月10日号より。写真・須藤敬一スタイリスト・柴田一宏ヘア&メイク・山口理沙取材、文・恒木綾子(by anan編集部)
2024年04月09日バランスのいい食事をしたり、質のいい睡眠をとったり、健康のために意識していること、ありますよね? 毎日楽しく過ごせるのも、健康な体があってこそ。美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、健康のための工夫についてリサーチしました!これまで心がけてきたこと※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。まずは、これまで、健康のために心がけてきたことを教えてもらいました。運動「なるべく階段を使うようにしている」(29歳・会社員)「2週間に1回、パーソナルトレーニングに通っている。風邪を引きにくくなった」(40歳・無職)「週1でピラティスを習っている。レッスンを受ける前後で、首の角度や肩の位置などの変化が一目瞭然」(31歳・専門職)日常生活の中で体を動かすことを意識している人もいれば、ジムなどに通ってトレーニングしているという人もいました。私も、ピラティスに通っていて、姿勢がよくなったり、腰痛や肩こりを感じにくくなったりした気がしています。また、そういった習いごとに徒歩で通っているので、移動もちょっとしたウォーキング時間になっています。食生活「なるべく遅い時間に食べないようにしている」(29歳・会社員)「3食食べる。水分と野菜を多めに摂る」(40歳・会社員)「腹8分目で終わらせる」(32歳・会社員)「よく噛んで食べる」(29歳・会社員)時間帯や食べ方の工夫など、みなさん、さまざまなことを心がけていますね。食材や調味料などに気を遣っているという人も多く、添加物の少ないものを使ったり、炭酸ジュースや人工甘味料を避けたりといった工夫も見られました。私は、混ぜたり、かけたりするだけの料理用ソースを使うことが多かったのですが、塩分などの摂りすぎに気をつけるため、最近は、できるだけ自宅にある調味料を活用して、シンプルで薄い味つけを意識しています。睡眠「24時までには寝る」(36歳・会社員)「8時間以上は寝るようにしている」(29歳・会社員)「肩をあたためるようにしたら、スッと眠れるようになった」(40歳・専門職)「足首を冷やさないように、年中レッグウォーマーをして寝ている」(44歳・主婦)睡眠時間の確保を大事にしている人もいれば、睡眠の質を上げるための工夫をしている人もいました。自分に必要な睡眠時間を、毎日しっかり確保できればいいのですが、難しい日もありますよね。私も、睡眠時間は短くても、ぐっすり眠れるように、入浴後はできるだけ1時間以内に布団に入ったり、冬は湯たんぽを使ったり、体をあたためる工夫をしています。毎日は続けられずに挫折…健康のために、みなさん、いろいろなことを試みていますが、毎日はできなかったり、続かなかったりという声も聞こえてきました。これまで心がけてきたことで、今はやれていない、挫折したことを教えてもらいました。「ヨガやピラティスに通っていたが、今はサボりがちになっている」(44歳・主婦)「毎日ストレッチをするように心がけていたけど、忙しかったり、疲れたりすると、ついスキップしがちに…」(31歳・専門職)「3食食べたいが、朝はどうしても食べられない」(29歳・会社員)「早起きを心がけていたが、毎日ムラがある。起きれたり、起きれなかったり…」(32歳・会社員)運動やストレッチの継続が難しいという声が多く目立ちました。私も、毎日ストレッチをやろうと決心した日から、1週間くらいは頑張るのですが、ちょっと疲れていると今日はいいかとつい自分を甘やかしてしまい、そのままやめてしまった経験が何度もあります。習慣化はなかなか難しいですよね。ほかにも、甘いものや揚げ物を控えていたけど、続かなかったなど、食生活にまつわる挫折エピソードもありました。できることから始めたい!挫折を経験したことがあっても、これから意識したいと思っていることもありますよね。今後、健康のためにしたいこと、しようと思っていることを聞いてみました。運動「1日10分でもストレッチする生活を続けてみたい」(29歳・会社員)「毎日どこかで筋トレする時間をつくる」(40歳・無職)「どこかに通うのは続かなさそうなので、YouTubeでヨガやストレッチを見て、やってみようかなと思っている」(44歳・主婦)まずは、小さな1歩からでも始めたいという思いの人が多いようで、自宅などで簡単にできることについて、多くコメントが集まりました。今は、SNSなどでも、ストレッチ法が紹介されているので、気軽に取り組めそうです。一方で、ジムなどに通うことを検討しているという人も。確かに、お金をかけた方が「通わなければ!」という思いが湧いてきて、継続しやすいというケースもあるかもしれませんね。食生活「コンビニ食をできるだけやめる。間食を減らす」(40歳・無職)「半分くらいは自炊する」(36歳・会社員)「腸内環境を整えたいので、なるべく毎日発酵食品を摂るようにしたい」(44歳・主婦)コンビニ食や外食を減らして、できるだけ自炊を心がけたいという人が多くいました。私も、忙しい時は、つい総菜やお弁当を買ってしまいがちなのですが、週の半分は自炊するなど、できる範囲でルールを決めたら、続けられる気がしてきました。ほかには、野菜中心の献立にしたり、3品はつくるようにしたりするというコメントもありました。睡眠「休みの日にダラダラ寝すぎないようにする」(29歳・会社員)「毎朝起きる時間を固定する」(32歳・会社員)「寝る1時間くらい前からは、スマホを見ないようにしたい」(44歳・主婦)普段、十分な睡眠がとれないと、休みの日に寝溜めしたくなってしまいますよね。私も、お昼ごろまで寝てしまうことがあるのですが、毎朝同じ時間に起きて、生活リズムを整えたほうが、健康によさそうですよね。また、寝る前にスマホを触ってしまうという人、多いのではないでしょうか? 私も、寝る前にスマホで動画などを見がちですが、質のいい睡眠をとるために、控えたいなと思っています。生活習慣を見直して、もっと健康に!健康リサーチ、いかがでしたか? 運動、食生活、睡眠、すべてを理想通りにするのは難しいかもしれませんが、取り組みやすそうなところから始めてみるのもいいかもしれません。ぜひ、みなさんのエピソードをヒントに、健康的な生活を送ってください!©Dragana Gordic/AdobeStock文・高橋あやか
2024年04月08日私たちは忙しい日々の中で、自分自身の体調変化を見落としがちです。仕事に家事にと多忙を極める中で、自分の体調に気をかけている暇がないという人も多いのではないでしょうか?些細な不調を見過ごし、気づいたときには病的な異常につながってしまうことも少なくありません。そこで今回は、医師の私が実践している「不調に気づきやすくなるためのルール」についてお話したいと思います。自分の体を知ることから始めるまず大切なのは、自分の体を知ることです。これは、自分の基準となる体調や心の状態を理解することを意味します。日々の体調の変化に気づくためには、自分の状態に気を配ることが重要。特に女性は月経周期の中で女性ホルモンが変動したり、妊娠出産などのライフイベントの影響から、女性は男性の2倍程度、うつ病になりやすいと言われています(※1)。自分の体調や心の変化を把握して、どういうときに不調が起こりやすいのかを把握できるようにしましょう。例えば進学や就職、転職などの社会的イベントや、友人関係やパートナーが変わるなどの人間関係の変化、月経周期など。自分が体調を崩しやすい、苦手とする変化などを把握しておくことで、あらかじめ対処することができますね。定期的なセルフチェックを習慣化する忙しい日々の中でも、自分自身の体調をチェックする時間を設けることが大切です。例えば、朝起きたときと就寝前に体調をチェックすることをルーティンにしてみましょう。体調の変化に気づくためには、体温や心拍数、睡眠の質、体重など、基本的な指標を記録してみるのもおすすめです。こういった指標を手軽にチェックできるスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスや、アプリと連動する体重計などを活用すると良いですね。ストレスレベルを見直すストレスは体調不良の原因のひとつとされています。自分のストレスレベルを定期的にチェックし、管理することが重要です。忙しくしていると、自分がストレスを感じていることにすら気がつけなくなってしまう人もいるでしょう。ストレスサインとしては、不眠、集中力が出ない、朝起きられない、寝ても疲れがとれない、過食や拒食、イライラや気分の落ち込みなど、人により様々です。少しでもストレスが溜まっていると感じたら、アロマや半身浴などのリラクゼーション技法を試したり、趣味の時間を設ける、運動する、しっかりと睡眠をとるなどして、ストレスを軽減させましょう。食生活を見直す食生活は体調に直結し、不規則な食生活や偏った食事は体調不良の原因になることも。バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンやミネラルをしっかりと取ることが大切です。また、水分補給も重要であり、日々十分な水分を摂取することが推奨されます。身体活動の習慣を見直す適度な運動は、ストレスホルモンの影響を軽減する、睡眠をサポートするなどの有用な働きがあります。そのため、体調を整えるうえで非常に重要です。日々の忙しさにかまけて運動不足にならないように、散歩や軽いストレッチなど、簡単にできる運動から習慣化してみましょう。その他にも、なるべくエレベーターではなく階段を使うなど、体を動かす意識をもってみるのも良いですね。睡眠の質を向上させる良質な睡眠は体調を整えるうえで欠かせません。十分な睡眠は、疲労回復とともに、メンタルの安定を保つためにも不可欠です。睡眠の質を向上させるために、就寝前のカフェイン摂取を避ける、就寝前のスマホやPCの使用を控える、夕方以降はスマホやPCのブルーライトカットモードを使用する、夜食を控えて早めに就寝するなど、睡眠衛生を意識してみましょう。自分の体を観察しよう日々の生活の中で、体調不良を見過ごすことは誰にでも起こり得ます。しかし、上述したようなルールや習慣を実践することで、不調に気づきやすくなり、その悪化を防ぐことができます。自分自身の体と心に、もっと注意を払い、自己ケアの重要性を再認識しましょう。体調の変化に気づくためには、自分の体を日々しっかりと自己観察することが大切です。そして、自分で工夫してもよくならないような不調を感じたときには、早めに専門の医療機関を受診しましょう。体調変化の小さなサインにも敏感になることが、健康で快適な日々を送る秘訣と言えます。今回ご紹介した習慣は、どれもすぐに実践できるものばかりです。小さな一歩から始め、自分自身の健康を守るための取り組みを積極的に行いましょう。健康は日々の積み重ねの結果。自分自身を大切にし、日々快適に過ごせるように、ぜひこれらのルールや習慣を生活に取り入れてみてください。私たちの体は、細やかなサインを通じて常に状態を伝えようとしています。それらのサインに耳を傾け、自分自身の健康を第一に考える生活を送りましょう。不調に早く気づき、適切な対処をすることで、より豊かで充実した日々を過ごすことができるはずです。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療©UTS/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年04月06日腸活を始めたいけれど、アレもコレもやるのは大変そう。そんな人におすすめ、菌を意識して食材をチョイスするだけの“ゆる育菌”を紹介。菌が喜ぶものを選ぶようにするだけで善玉菌が増え、腸の調子が整うというメソッドとそのメリットを、腸の専門家に教えてもらいました。もっと知りたい5大長寿菌を深掘り!“ゆる育菌”のための基礎知識腸活医学が発展するにつれ、食べ物を消化・吸収するだけと考えられてきた腸が、実は免疫や肥満、脳の働きなど全身のコンディションに関わっていることが判明。それに伴い、2010年代後半から登場した言葉。腸を活性化して全身の健康と美容に役立てるメソッドを総称したもので、その内容は、腸の働きを司るホルモンに関するもの、腸の中に存在する腸内細菌を整えるもの、腸を動かすための筋肉に着目したものなど多岐にわたる。今回紹介する“ゆる育菌”は、なかでも腸内細菌に着目した腸活のうちのひとつ。これから腸活を始める人、腸活法がたくさんありすぎて何をすればよいか迷っている人は、食べるものを工夫するだけで取り入れやすい“ゆる育菌”から始めるのがおすすめ。腸内細菌人間の大腸には300~1000種類、約1000兆個もの細菌=腸内細菌が存在し、腸内細菌の種類が多い人ほど健康だということが分かっている。腸内細菌は大腸に届いた食べ物を分解し、代謝物を産生。このプロセスを“代謝”というが、代謝物が人体に役立つ場合は“発酵”、悪い影響を与える場合は“腐敗”と呼ぶ。腸内細菌は“発酵”を行う善玉菌、“腐敗”を行う悪玉菌、両者のうち優勢なほうに味方する日和見菌に分類され、3者のバランスが大切。理想のバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7とされている。また、腸内細菌は“住所”も重要。たとえ善玉菌でも、本来いるべきでない場所、たとえば小腸などに増えすぎると悪玉の働きをするという。プレバイオティクス腸内細菌、特に善玉菌のエサになる食品のこと。胃や小腸で消化されず大腸まで届くもので、食物繊維の一部やオリゴ糖が挙げられる。善玉菌はプレバイオティクスをエサにして健康に役立つ代謝物を作り、増殖する。ちなみに胃や小腸で消化されず大腸まで届く性質のことを、“難消化性”という。プロバイオティクス善玉菌を増やして悪玉菌を減らす菌のこと。ヨーグルトや味噌、納豆など発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が有名。プロバイオティクスは生きた菌のことを指す。以前は菌が生きたまま腸に届かないと無意味と考えられていたが、最近の研究では、死んだ細菌の細胞壁やDNAだけでも、善玉菌に有利に働くことが分かっている。5大長寿菌元気で若々しい人の腸に多いという、5大長寿菌を解説。健康や美容にどう役立つのか、不足するとどんな影響があるのかも紹介。自分の腸に足りないのはどんな菌なのか、考える目安にしてみて。酪酸菌【特徴】筋肉量アップ、感染症予防、ストレス耐性アップ5大長寿菌の中でも一番注目されている菌。食物繊維をエサに発酵して、短鎖脂肪酸を作る。短鎖脂肪酸には、カラダに役立つ働きがたくさん!がん細胞の攻撃力を抑える、ウイルス感染への抵抗力を高めるなど免疫を助けたり、セロトニンの合成を促してストレス緩和や睡眠の質向上に役立ったり、筋肉の分解を抑制したり。また、短鎖脂肪酸は腸そのものを助けるというメリットも。大腸の中を、善玉菌が好んで悪玉菌が生きづらい環境にする、腸のバリア機能をサポートするといった作用が報告されている。風邪をひきやすい、花粉症がひどい、歩く速度が遅い人は、酪酸菌が少ない可能性あり。アッカーマンシア・ムシニフィラ【特徴】免疫力アップ、肥満予防、血糖値改善、アンチエイジング酪酸菌に続き、次世代のご長寿菌として有名になりつつある菌。腸の壁を守る粘膜層を厚くすることでバリア機能を高めたり、肥満や高血糖、動脈硬化を防ぐ働きが期待されている。また、アッカーマンシア・ムシニフィラで、アンチエイジングも実現できるのではという期待が高まっているそう。そのカギとなるのがNADという補酵素。NADは傷ついたDNAを修復し、老化を抑制する遺伝子を活性化する働きを持つ。アッカーマンシア・ムシニフィラは、このNADの素になるニコチンアミドを作り出すという。アッカーマンシア・ムシニフィラが少ないと、肥満や糖尿病になりやすい。フェカリバクテリウム・プラウスニッツィ【特徴】代謝アップ、冷え改善、肌荒れ予防、便秘改善健康な人の大腸に多く棲んでいて、全腸内細菌の約5%を占めるといわれる。特に、健康で痩せ型の人に多いとか。近年では、様々な病気や肌老化の原因に、わずかな程度で長続きし、ジワジワ全身に広がる慢性炎症が隠れているという説が有力。フェカリバクテリウム・プラウスニッツィは、そんな炎症を抑える酪酸を生み出すため、“抗炎症菌”という別名も持つ。また、代謝を高める作用がある点も、健康に嬉しいポイント。年齢とともに代謝が衰えると、様々な不調が現れる。特に肌荒れや冷え症、低血圧、便秘、低体温、疲れやすさなどを感じている人は、この菌が少ないのかもしれない。乳酸菌【特徴】ドライアイ予防、虫歯予防、骨粗鬆症予防、美肌効果ヨーグルトや漬物などに入っていて、なじみの深い腸内細菌。乳酸菌に健康寿命効果がある、という説は100年以上前から唱えられていて、最近では、マウスに乳酸菌を与えたら実際に寿命が延びたという研究結果も発表されている。乳酸菌の一種であるプラズマ乳酸菌にはアンチエイジング効果があること、同じく乳酸菌の一種であるロイテリ菌が天然の抗生物質を作り出し、病気の原因菌にだけ抗菌力を発揮することが分かっている。乳酸菌はほかにも肌や目の保湿に関わっていて、ドライアイの人、乾燥肌の人は乳酸菌不足かも。虫歯が多い、骨粗鬆症の気がある人も、乳酸菌不足に注意。ビフィズス菌【特徴】便通改善、アンチエイジング、筋肉量アップ、認知症予防日本人の腸にいる善玉菌の大半を占める菌で、糖を分解して乳酸や酢酸を作り、悪玉菌が増えるのを抑える、大腸の働きを活発にして便通をよくする、免疫を改善するなどの働きを持つ。ほかにも、腸の老化を防ぐ、高齢者の認知機能を改善する、という作用も。また近頃は、ビフィズス菌の一種であるラクティス菌の作る、ポリアミンが脚光を浴びている。ポリアミンは細胞のお掃除機能“オートファジー”を促進してアンチエイジングに役立つほか、筋力を高める効果も期待されている。ビフィズス菌が少ないと、特に理由がないのに疲れやすい、老けて見られがち、といった残念現象が起こることも。江田 証さん医学博士。江田クリニック院長。腸をはじめとする消化器病に関して、数々の論文を執筆。新著『60歳で腸は変わる 長生きのための新しい腸活』(新星出版社)に腸活の最前線を記す。※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・サヲリブラウン取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2024年04月06日今まで適当にやっていた人こそ、一気に効果を実感できる足のケア。正しい爪の切り方やお手入れ方法、靴選びや歩き方をマスターしていつでもサンダルが履ける自慢の足を育てておこう。フットケア外来の医師・高山かおる先生に足の爪のケアについてお聞きしました。正しい爪ケアを知って、足の健康を守ろう!1、正しい爪の切り方自己流でやっている人が多い足の爪切り。でも実は、正しい爪の切り方は健康な足のためには大切なこと。コツを押さえてトラブルレスの足を目指して。スクエアオフカットを心がける。爪甲遊離縁(そうこうゆうりえん)は、平らでまっすぐにカットし、両端を少しだけ丸く切る。「端を切りすぎないことで、爪が皮膚に食い込みにくくなり、巻き爪予防に。必ず最後に断面にヤスリをかけて、爪が割れるのを防ぎましょう」(フットケア外来の医師・高山かおる先生)切りすぎない。爪の長さは指先と同じか、1mmくらい長めに切る。「爪を短く切りすぎると、地面を踏み込んだときに足指の先端まで力がいかないため、足の機能が低下して爪甲が小さくなり、巻き爪などのトラブルを招く原因になります」端まで切り揃える。爪は端から端まできちんと切ることが大切。「爪の負荷を減らすためには、一度に真ん中の幅広い範囲を切るのではなく、爪の端から5~6回に分けて少しずつ切るのがポイント。爪の割れや二枚爪の予防になります」爪切り選びのポイントよく切れる。大きすぎない。刃がまっすぐ。爪切りはたこ糸がスムーズに切れるほど切れ味がいいもので、手の大きさに合った大きすぎないものを。刃先の形状は、カーブがついていない直線刃が。少しずつ細かく切ることができてスクエアオフカットに最適。2、爪の衛生ケア足先が外気にさらされるサンダルを履くと、爪まわりに汚れが溜まりやすく乾燥してカサつきやすくなるという問題が。日々のお手入れで清潔な爪をキープしよう!よごれ除去爪の先やキワのすき間には、汚れや角質が溜まりがち。「歯に歯垢が溜まるように足の爪にも角質が溜まります。細かいところは歯ブラシや専用アイテムでケアして。できれば毎日、最低でも週に1回はお手入れを」保湿夏場も意外と乾燥するので、お風呂上がりは爪まわりの保湿を。「ネイルオイルやハンドクリーム、使わなくなった乳液でもOKなので爪に塗り、靴下を履くのがおすすめ。とくに先端が乾燥しやすいので念入りに」セルフネイルとの付き合い方トラブルに気づくことが大事。「自爪をキレイにしてからネイルポリッシュを塗り、きちんとオフすることが大切。塗りっぱなしだと、爪の乾燥や変色にも気づかないことがあるのでこまめにチェックしましょう」専門家が監修!足指爪を守るグッズあしラブラシ高山先生が監修した足の指の間や爪を洗う専用ブラシ。肌を傷つけにくいやわらかい毛先のブラシで汚れをオフ。グリップは濡れていても持ちやすい。¥650(足育研究会)フットブラッシュ ライオン歯磨きメーカー・LIONが開発した足洗浄ブラシ。足指の間や爪のすき間にも入るソフトな極細毛を採用。独自のロングS字ハンドル構造で足先をケア。¥1,650(フットハイジーン)3、靴選びと歩き方足に何らかのトラブルがある人は、靴や歩き方に原因があることが!足の健康を最優先して、アイテムや習慣を見直そう。【靴選び】足首と甲が固定されたかかとが浮かない靴を。足に合わない靴を履き続けると痛みや爪の変形などのトラブルを招く。「一般的にサンダルやミュールはかかとの安定感がなく、歩くとパカパカして不安定になりがち。長時間履くのには適していません。おすすめは、足首と足の甲の2点が固定されていてかかとが浮かない、スポーツタイプのもの。最近流行っているようですが、これなら安定するので長時間履いても大丈夫。ヒールの高さは5cmくらいまでのものが快適に歩けます。デザイン優先で靴を選ぶ人も多いと思いますが、自分の足の形やサイズをきちんと測って靴選びをしましょう。百貨店などの靴売り場にいるシューフィッターに、足を測定してもらうのもいいと思います」パカパカしたり、脱げたりしない5cm以内のヒールかかとが固定されているスニーカー・パンプス・オフィス靴は?通勤時は歩くのでスニーカーを履き、職場でパンプスに履き替えるのがおすすめ。パンプスは滑らない中敷きを敷いたり、シューズバンドで固定したい。スニーカーはワンサイズ上げて、履くたびに靴紐をきちんと結び直すこと。【歩き方】かかとから着地してつま先で地面を踏み込む。トラブルレスな足のためには、無意識の歩き方のクセを見直し、正しい歩き方をマスターすることが大事。大切なのは足の指を意識して、しっかり指の腹に体重を乗せて歩くこと。「足を着地させるときは、まずかかとの外側から。かかとから着地することで、つまずきにくくなります。次に重心を足の外側・小指側から親指側に移動させます。最後は足指の腹で地面をしっかり押し出します。歩くときは、内股でも外股でもなく、つま先が正面を向くようにまっすぐ足を出しましょう。こうすれば左右均等に足の指に体重が乗るので、タコやウオノメ、巻き爪などのトラブルとは無縁に。もちろん自分の足に合った靴で歩くことはマストです」高山かおる先生埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長、足育研究会代表。足の問題を根本から解決することを目指した足と爪のケア外来を開局。共著に『足爪治療マスターBOOK』(全日本病院出版会)がある。※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2024年04月06日これから暖かくなり、サンダルで足のオシャレを楽しみたい季節になるけど、足指の爪、健やかに保っていますか?巻き爪や伸び悩みを放置したままだと、さらに悪化して将来、脚の機能全体に関わることも。いまからケアを見直して、ベストな爪で夏を迎えよう。将来、歩けなくなる可能性も!?正しい足の爪のケアを学ぼう。足の爪の端が内側に巻き込む巻き爪などの足のトラブルに悩む女性が増えているという。フットケア外来の医師・高山かおる先生に、原因や足の爪のケアの必要性について教えてもらった。「20~30代の女性のうち約30%の方が巻き爪のトラブルを抱えているといわれています。爪は歩くときに足の指を踏み込むことで地面からの力が加わり、平らな状態を維持できる性質が。しかし、整ったアスファルトの道であまり指を使わなくても歩けるようになったり、ヒールの靴で親指を踏み込まない歩き方をしているなど、指を使わない歩き方で巻き爪に。他にも間違った爪の切り方や足に合わない靴の着用など、さまざまな原因が絡み合っています。タコやウオノメ、爪が分厚くなるなどのお悩みも多いですね」脚全体の健康を守るためにも、適切な爪のケアが欠かせない。「放置しておくと症状が進行し、さらに痛みが悪化。そもそも巻き爪は足関節、膝、股関節の動きが悪いこととも連動しており、年齢を重ねるごとに歩行に負担をかけていきます。生涯自分の足で歩くために、若いうちから正しい爪のケアをしておきましょう」健康な爪って?まっすぐ生えている。ピンク色をしている。指を覆っている。爪甲遊離縁(そうこうゆうりえん)爪先のこと。爪切りのときにカットする白い部分。丸まって皮膚に食い込んだりせず、まっすぐ平らな状態が健康的。爪甲(そうこう)一般的に爪と呼ばれる薄いピンクの部分。表面はなめらかでツヤがあり、根元や横が浮いておらずしっかり指を覆っているのがよい。爪半月(そうはんげつ)爪の付け根の白っぽい半月状の部分。大きさには個人差があるが、健康状態とは直接関係はない。ケアを怠ったり、誤ったケアを続けると…巻き爪など足指の爪の変形は病気ではない。しかし医師による下肢の運動テストでは、爪にトラブルのある人は年齢に関係なく機能低下が見られ、放置しておくと痛みが生じて生活に支障が出ることも多いそう。見た目が気になってネイルやサンダルなどのファッションが楽しめなくなるだけでなく、将来的に膝や股関節に痛みが起こったり、転倒しやすくなる、歩行が困難になるといったリスクが高まる。・爪が厚くなり伸び悩む爪がまっすぐ正常に伸びずに盛り上がって分厚くなると、変形や変色の原因に。自然に治ることはないので、専門医による治療が必要。・巻き爪爪の端が内側に巻き込んで変形している状態のことで、多くは足の親指に見られる。歩行時に爪の先端部分が圧迫されて痛みが生じることが多い。・他にも…タコ、ウオノメタコは摩擦や刺激で表面の角質が厚くなった状態。悪化すると中央に魚の目のように見える角質の硬い芯ができるウオノメになり、歩行にも悪影響が。放っておくと将来的には膝、股関節の痛みにも繋がる正しいフットケア、知ってますか?フットケアとは広義なものではあるものの、基本的にはネイリストや足の専門家であるフットケアスペシャリストが行うもので、足指や足裏のスキンケア、巻き爪ケア、靴の選び方や理想的な歩き方など、足のトラブルを改善するために行う一連のケアのことを指す。セルフで行う爪のカットやかかとの角質ケアもフットケアの一種で、これらを正しく行うことが、将来的に爪、ひいては脚全体の健康を守ることに繋がる。高山かおる先生埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長、足育研究会代表。足の問題を根本から解決することを目指した足と爪のケア外来を開局。共著に『足爪治療マスターBOOK』(全日本病院出版会)がある。※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2024年04月05日anan春の「カラダにいいもの大賞2024」が始まりました。ここでは、準グランプリに輝いた商品を2点ご紹介。“つま先オープン”で快適度UP。ふわふわウールの睡眠専用靴下。SLEEP SOCKS¥4,620muraco×MARCOMONDEアウトドアブランドと、レッグウェアブランドのコラボによるこちらの靴下。季節を問わず足先が冷えて眠れない、でも、一般的な靴下ではつま先が蒸れて不快…。そんなお悩みを解消すべく誕生しました。良質な睡眠を得るためには、深部体温を上げたのち、足や手から放熱して熱を下げる必要があります。そこで、つま先をオープンにできるようにデザインし、眠りを妨げないよう、ゆったりと編み上げられた睡眠専用靴下が生まれました。キャンパーの足を朝まで冷えから守る一足は、冷えに悩む人の救世主にもなるでしょう。(左)保温、吸湿、防臭に優れたウールで作りました。(右)つま先オープンでの着用時。快適な履き心地でぐっすり。握りやすいから、毎日続く。約500gのちょうどいいダンベル。プチウェイト¥8,800(2個)モダンロイヤル卵型のミニダンベルを持って腕を振れば、普段のウォーキングを肩甲骨まわりや背骨を支える脊柱起立筋などのエクササイズに変える、画期的なギアが誕生しました。ダンベル1個は500mlペットボトルとほぼ同重量。ペットボトルと違って握りやすい形状だから、持ったままスムーズな動きが可能になりました。指につけて握りウォーキングするのはもちろん、仕事の合間に凝り固まった肩まわりをほぐすエクササイズにも。バッグに忍ばせ、いつでもどこでもレッツエクササイズ!手のひらにすっぽり収まり、動きを妨げないのがいい。トップス¥7,500(ルルレモン TEL:0800・080・4090)※『anan』2024年4月10日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみモデル・メイ・パクディ(スペースクラフト)文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2024年04月04日anan春の「カラダにいいもの大賞2024」。いまanan世代が気になる“カラダにいい”の最新情報をお届け。ここでは、見事グランプリに輝いた商品を紹介します!高度な技術で実現しました。口腔ケアは360度のブラシが正解!360度毛(R)歯ブラシ POPOTAN 爽¥360スティアー口腔ケアで一番大切なのは日々の歯磨きですが、あまりにも歯ブラシの種類が多すぎて、「これぞ」という一本に出合えないのも事実。歯科医院に行くたびに「上手に磨けていませんね」と言われては意気消沈した人も多いでしょう…。でも、今回グランプリに選んだこちらの歯ブラシがあれば、もう大丈夫!ポイントは、特殊製法で極細毛を高密度&大量に接着した円柱型のヘッド部分。歯磨きで大切なのが、歯と歯茎の境目にある細菌の塊(プラーク)をしっかり取るようブラッシングすること。この歯ブラシを使えば、ブラシのどこを当てても、歯科医が推奨する理想の角度で歯と歯茎の境目に当たり、歯の根元をぐるっと一周、根こそぎ汚れをかき出せます。全ての毛先は丸加工されているので、歯茎に当たっても痛くなく、歯茎や舌のケアもできる優れものです。実は、このブラシの製造は、東大阪の町工場の技術の賜物。メイドインジャパン万歳!と感嘆せずにはいられません。※『anan』2024年4月10日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2024年04月04日春は一年の中でも心身のバランスが崩れやすく、自律神経も乱れやすくなる季節といえます。そんな今の時期にダイエットを成功させるコツは、”巡り”を意識すること。今回は、ヨガインストラクターの筆者が解説する「春のダイエットが上手くいく4か条」をご紹介します。春は一番エネルギーを使う時期春は植物がいっせいに芽吹く季節。動物も活動期であり、一年の中でもエネルギーが活発になる時期と言えるでしょう。このエネルギーの高さに伴って活動的になれればいいのですが…。寒暖差の激しさなどの影響で自律神経も乱れやすく、全身の循環が悪くなりやすいのも悩みどころです。そこで今回は、春のダイエットで気をつける点や、やるといいことをご紹介していきます。循環を促す花粉症に悩まされる方も多い春先は、体の巡りや循環機能を整えたいところ。流れが滞ることにより、老廃物による悪影響が出る場合も。むくみや冷えが生じたり、基礎代謝を落としてしまったりと、ダイエットの妨げになる恐れがあります。暖かくなると冷え対策がおろそかになりがちですが、毎晩必ず湯船に浸かり、水圧で体の循環を促しましょう。むくみがひどいときには湯船に浸かりながら、コップに1/4程度でいいのでお水を飲むのがおすすめ。ちびちびと少しずつ口にお水を含んで飲むのがコツです。水分不足の体は、水分を溜め込もうとして余計にむくみます。乾いた体にお水を入れてもなかなか浸透しないので、むくみがひどいと感じるときは、循環を促す準備のために1週間ほどこの方法を続けてみてください。運動の前に、伸びる、揺らすの動作を取り入れる寒い時期に凝り固まった体でいきなり運動をしたり、姿勢が悪い状態で体を動かしたりしても、十分なダイエットの成果が得られない可能性が高いでしょう。適切な筋肉に刺激がいかず、効果が半減してしまう恐れがあります。まずはこまめに体を伸ばすことから始めましょう。たとえば、寝起きのベッドの中で気持ちよく伸びをして、そのあと立ち上がった姿勢でもう一度伸びをする。また、体が疲れたと感じた日中にも、体の重量によって縮む体を伸ばしてあげることが大切です。こまめに体を伸ばすことで自然と骨の位置が整って、体が軽くなるはずです。さらに、”揺すって整える”動作も取り入れてみましょう。気がついたときに、脚の付け根から脚全体を揺する、腕の付け根から腕を揺する、腰を振る、仰向けで全身を揺するなどの方法を試してみてください。体を揺することで緊張している筋肉が緩み、体を動かしやすくなるだけでなく、運動の効果を得られやすい体になるでしょう。胃腸を整える巡りの良い体にするためには、胃腸の働きを活発にしておくことも大切です。毎日食事のメニューに気を使うのが難しい場合は、週末などを利用して肉や魚などの”メイン料理”がない食事を試してみるのもおすすめ。メニューは野菜や汁物のみ茹でる、炒める、生食などで調理バリエーションをつける春野菜を取り入れるこれらの工夫でデトックスを促してみて。また、食べるときは椅子に深めに腰掛け、骨盤を立てた姿勢を意識してみましょう。胃腸をつぶさない姿勢で食事をすることによって、胃腸の働きがスムーズになります。コツは、姿勢を良くしようとするあまり、腰を緊張状態にしないこと。頭を上に引き上げるようにすると自然と背骨が伸びるので、腰が緊張しない程度に引き上げましょう。上から吊るされるようなイメージで試してみてください。かかとを整えるかかとは老廃物がたくさん溜まる場所とされています。また、かかとに歪みがあると、その上に乗る体全体の歪みにつながり、結果的に痩せづらくなってしまう場合も。お風呂でリラックスしているとき、以下の動きを試してみましょう。かかとをつかんで回すかかとを引っ張る両脚を伸ばした姿勢でかかとを左右に振る老廃物が排出されやすくなることが期待でき、立ち姿勢の土台も整いやすくなります。春はミュールやサンダルでかかとを露出する時期でもあるので、すべすべのかかとを目指しましょう!体を整える春に春のダイエットには自律神経を整える行動や循環を促すケアが重要です。冬の間に溜め込んだ老廃物や固まった姿勢をリセットし、その上で運動やダイエットを取り入れるのがポイント。毎日の生活の中で簡単に、こまめにできることを続けることが成功の鍵と言えます。まずは体をリセットし、巡りの良い体を目指して春を楽しんでくださいね。©kapinon/Adobe Stock ©lielos/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文 / 上村由夏
2024年03月31日冷え・むくみ対策から腸活まで。幅広い悩みにアプローチするのがストレッチやもみほぐしによる柔軟性の強化と内臓の活性化。習慣にしている人も多いよう。夜のストレッチ習慣について、美容賢者たちに話を聞きました。【夜の美容習慣】セルフほぐし凝り固まった筋膜は蓄積させずにこまめにほぐす。――モデル、インフルエンサー・藤田みりあさん凹凸部分が設けられた『SneeperZ』のフォームローラーは、自重だけでも十分に筋膜をほぐすことができて重宝しているそう。凝りや疲労は蓄積させず、その日に解消するのがモットー。「自宅で韓流ドラマを見ながらストレッチをしたり、気になる部分はローラーを使って念入りにほぐしています。“ながら”でやると続きます」ストレッチ習慣はアイドル時代から継続。――俳優・真野恵里菜さんアイドル時代から、歌やダンスなどパフォーマンスの向上のために、ストレッチの重要性を実感していたという真野さん。「今でもお風呂上がりに10分程度のストレッチを欠かしません。カラダが温まっているうちに股関節をほぐしたり、腋や背中、腰など硬いと感じている部分を伸ばして、柔軟性をキープしています」腸活の一環として取り入れている腸もみ。――私立恵比寿中学・安本彩花さんもともとむくみやすい体質に加えて、筋肉が固まるとすぐにむくんでしまうため、空き時間を見つけてはストレッチを行っている。「リハやライブが続く日はカラダを酷使するため、マッサージガンを持ち歩いています。すっかり夜の習慣となったのは、腸もみ。横になった状態で腸に刺激を与え、翌朝の腸の状態を良好にします」股関節をやわらかく保ち全身の血流アップ。――タレント・森 香澄さん血流が滞ってしまうと、冷えなどの原因に。特に上半身と下半身をつなぐ股関節の状態は、全身の血流に関わるともいわれている。「ストレッチは長年の日課。特に股関節は意識的に伸ばして、血流を促します。前ももやふくらはぎの大きな筋肉は、フォームローラーを使ってストレッチをすると効率的です」ストレッチポールでお手軽ストレッチ。――BEAMS宣伝・渡邊かれんさん「整体で専門的にカラダを整えてもらうと、心も健やかになる気がする」と渡邊さん。「元々バレエをしていたので、セルフストレッチも習慣になっています。忙しくて時間がない時や、特に疲れた日は、ストレッチを飛ばしてストレッチポールに頼ることも。仰向けに寝転ぶだけでも、背中や腰などが簡単に伸ばせます」※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・はしゃ文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月31日備え付けのシャワーヘッドを取り替えるだけで、たちまち美容アイテムに早変わり。入浴時の水にこだわっているという達人も!夜の美容習慣について美容賢者たちに話を聞きました。【夜の美容習慣】万能シャワーお風呂で使う水は安心安全な浄水・活水に。――俳優、会社代表・新田さちかさん飲料水はもちろん、入浴時の水選びにもこだわりあり。「健康によくない物質をより多く取り除き、ミネラルをバランスよく含む水に変える浄活水器『コチャママ』を入浴時に。さらに『リファ ファインバブルU』で、毛穴汚れをオフ」いろいろな使い方ができるシャワーヘッドで美容ケア。――モデル・NANAMIさん湯船にも入れたりとフル活用中の〈リファ〉。「シャワーの一番強いモードで全身を流したあとはストレートモードに切り替えたシャワーヘッドをお湯の中へ。乳白色に濁り、カラダがポカポカになるシルキーバスが作れるのもお気に入り」バスタイムの美容ケアはシャワーから始まります。――アインシュタイン・河井ゆずるさん今では入浴時に欠かせないアイテムだという、〈リファ〉のシャワーヘッド。「髪を洗う時は39°C前後のややぬるめがベスト。マイクロバブルが頭皮の毛穴の汚れを洗い流してくれるのですが、シャンプー時には〈リファ〉のブラシも併用」ミストモードで肌にやさしく洗顔。――俳優・真野恵里菜さん極小のマイクロバブルが毛穴の奥まで入り込んで、すっきりと洗い流す、『リファファインバブルS』を愛用中。「洗髪時はジェットモードにして頭皮までしっかり洗い上げ、洗顔時は肌にやさしいミストモードを使用しています」【夜の美容習慣】凝り知らずヘッドマッサージ顔のたるみやむくみの原因は頭皮の凝りから。家電マッサージャーから定番のツボ押しアイテムまで、ライフスタイルに合わせて使い分けているよう。頭皮や目の疲れを感じたらヘッドマッサージを!――BEAMSデジタル部・加藤 蘭さんたるんだ肌を引き上げ、小顔効果を狙うために行っているのはヘッドマッサージ。「入浴時に〈wavewave〉のヘッドマッサージャーで、顔や頭皮にまんべんなく血流を巡らせるようにしています。時間がない時は『8 the thalasso』の頭皮ツボ押しブラシが便利。これを習慣にしてから、むくみやたるみが改善されました」硬めブラシの2個使いで凝りを解消。――モデル、俳優・東 咲月さん取材で〈uka〉のサロンを訪れたことをきっかけに、スカルプブラシ「ケンザン」の2個使いを始めたという東さん。「マッサージは強めが好みなので、2個ともブラシが一番硬いBarikataを愛用中。こめかみや頭全体をくまなくマッサージし、すべての凝りをほぐしてなくすつもりでやっています。顔のむくみもすっきりします」日々の頭皮マッサージで髪のコンプレックスが減少。――Cosme Kitchen BEAUTYプレスアシスタント・山本碧唯さんプロの手を借りなくても、日常的なセルフケアを続けているうちに、髪を褒めてもらえることが増えたという山本さん。「予洗いとシャンプー時には〈uka〉の頭皮ブラシ『ケンザン』で頭皮マッサージをしています。髪の土台となる頭皮を整えることで、生えてくる髪が改善し、うねりにくくなったのを実感しています」※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・はしゃ文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月30日一日の用事や仕事を終えて、ようやくほっと一息つける夜。疲れを翌日に持ち越さないよう美容もこだわりたいところ。内科・皮膚科医師の友利新さんのコメントと、漫画家・まんきつさんの描き下ろしを参考に、美容ルーティンを即実践!【NIGHT】内臓を休息させて、明日の美を育てる。「美しさや若さを保つには、寝ることが何より重要です。夜の美容は、質の高い眠りを得るための儀式だと思ってください」(内科・皮膚科医師の友利新さん)その最初のステップが“入浴”。「人間はカラダの深部体温がいったん上がった後、下がる時に眠気を感じるため、寝る1~2時間前に10~20分は湯船に浸かること。その後のスキンケアは“修復”がテーマ。シワ改善や排出効果のある美容液でケアすれば、日中に受けた肌ダメージも寝ている間になかったことに。枕にタオルをかけるなど、寝具を清潔にする、天然素材のパジャマを着る、暗い部屋・無音の環境で寝るなど、睡眠環境を整えることも効果的。自律神経の副交感神経を優位にするためにも、就寝前のスマホの使用は控えましょう」【夜の美容習慣】いたわりフード&やすらぎドリンク夜ごはんはヘルシーでカラダにいいものを、と考える美容賢者たち。栄養バランスを考えたメニューやカラダを温めるお茶、帳尻合わせのスープなど工夫満載!アーユルヴェーダ・ティーは温め&のど風邪の対策に。――BEAMS宣伝・渡邊かれんさん日頃から、いろいろな方法でカラダを温めることが習慣になっているそう。「冬場だけではなく一年中、お風呂は必ず湯船に浸かるし、定期的に整体やよもぎ蒸しにも通っています。知り合いから薦められた〈サマハン〉の『アーユルヴェーダ・ティー』は、スパイスが効いていてカラダがぽかぽかになるし、のど風邪の予防にも」胃腸が疲れたらスープで休ませます。――超特急・タカシさん食生活の乱れや野菜不足が肌あれを招いてしまう、と気づいてからは夜の食事を見直すようになったというタカシさん。「お肉が大好きなんですが、食べすぎてしまった日の夜ごはんは野菜たっぷりの温かいスープだけにして、胃腸を休ませるようにしています。また、間食を控えはじめたら、肌あれが減少しました」健康なカラダを保つため有機野菜を取り入れてます。――アインシュタイン・河井ゆずるさん“カラダを作るのはとにかく食事”だと考えている河井さん。「毎朝起きたら最初に白湯を飲み、朝食はバナナとヨーグルト。野菜が少ないロケ弁ではなく、家から納豆とキムチを持参して食べたりも。夜ごはんは普段からなるべく自炊を心がけていて、雑穀米と魚をメインに、野菜はできるだけオーガニックのものを選んでいます」納豆やキムチなどの発酵食品で日々腸活中。――モデル、インフルエンサー・藤田みりあさん肌や髪を健やかに保つために欠かせない、発酵食品や高タンパクの食材を意識して摂っているそう。「納豆、卵、豆腐、もずく、めかぶ、キムチは常に冷蔵庫にストックしています。もちろんそのまま食べたりもしますが、特に外食の前後はその日の気分でこれらを混ぜたものを食べて、栄養バランスを調整しています」スプーン1杯のはちみつが健康管理に。――私立恵比寿中学・中山莉子さんきっかけは、体調を崩しやすかった時期にメイクさんから教えてもらったはちみつを食べ始めたことから。「砂糖が一切入っていない生はちみつを、寝る前にスプーン1杯ほど食べるようになってから、体調を崩すことがほとんどなくなりました。生はちみつは美容にもいいと聞くので、毎晩続けています」ブルーベリーリーフティーは胃のケアのために。――モデル、俳優・中島侑香さん果実の約8倍以上のポリフェノールを含む、ブルーベリーの葉を茶葉にしたもの。暴飲暴食や加齢による体型変化をケア。「ハーブティー『ティザンヌ ブルーベリーリーフ』は食べすぎたりお酒を飲んだ日に、胃を休めるために飲んでいます。お酒が好きですが休肝日、休胃日をしっかり作って、自分のカラダをねぎらいまくってます」友利 新さん内科・皮膚科医師。都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、テレビや雑誌、SNSなどで美容と健康の情報を発信。YouTubeチャンネル「友利新 /医師『内科・皮膚科』」が好評。漫画・まんきつさん漫画家。著書に『アル中ワンダーランド』『湯遊ワンダーランド』(共に扶桑社)など。著書『そうです、私が美容バカです。』(小社刊)が発売中。※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・はしゃ取材、文・瀬尾麻美、若山あや(by anan編集部)
2024年03月30日乾燥しがちな日中のこだわりドリンクや忍ばせお守りスナックについて、美容賢者たちに話を聞きました。内科・皮膚科医師の友利新さんのコメントと、漫画家・まんきつさんの描き下ろしを参考に、美容ルーティンを即実践!【DAYTIME】日中のこまめな“補給”で全身にうるおいを。「デスクワーク中心で運動量が落ちる時間帯なので、こまめにカラダを動かすことを意識しましょう。下半身の筋肉を使うと全身の血流がアップするので、1時間に1回、席を立って歩きまわるだけでも効果があります」(内科・皮膚科医師の友利新さん)水分補給は1~2時間おきに、水やハーブティーなどを選んで。「カフェイン入りのコーヒーやお茶は、1~2杯ならシミの予防につながるとされていますが、これらは“水分”ではなく、あくまで“嗜好品”。常飲はせず、リラックスしたい時にだけ楽しみましょう。食事に関しては、日中は代謝が活発なのである程度しっかり食べてOK。甘いものが恋しくなったら、腸内細菌のエサになる食物繊維が豊富な干し芋がおすすめです」【昼の美容習慣】うるおいドリンク美容と健康にマストな日々の水分補給。パウダーやお茶で栄養をプラスして便秘改善やアンチエイジングにアプローチ!手軽でおいしく続けやすいスペシャルドリンクを味方につけよう。栄養価の高い青汁で野菜不足解消!――モデル、タレント・花山瑞貴さん「ベジパワープラス」は無農薬の緑色食物や海藻、乳酸菌類などをブレンド。「500mlの水で溶いて1日かけて飲んでいます。苦みがなく続けやすいです」腸活には食物繊維豊富なオリゴ糖を飲み物に。――モデル・江本るり恵さん腸内環境を整え、アレルギー症状を緩和するフラクトオリゴ糖を配合した「長沢オリゴ」。「紅茶やコーヒー、白湯にティースプーン2杯分入れて。手軽さも」スパイスドリンクで気分爽快&温活。――BEAMS宣伝・桑原優季さん抗酸化と温め効果が期待できる〈ナリン〉の「ターメリック&ジンジャーパウダー」。「スパイシーで温活に最適。レモングラスの風味もあり気分もスッキリ。お湯に溶かすだけでなく料理にも使える!」クエン酸水で疲れ知らずに!――モデル、俳優・東 咲月さん疲労回復効果の高い「クエン酸」の粉末タイプを水に溶いて。「砂糖不使用でかなり酸っぱく、効いている感じがします。蜂蜜を入れて飲みやすくしても」枇杷(びわ)茶が食後の眠気を撃退。――モデル、俳優・中島侑香さん「枇杷茶を水筒に入れて持ち歩いています。食後に眠くなりやすいので血糖値スパイクを防ぐために始めました。消化促進やダイエットにも効果があります」漢方屋のお茶でおいしくデトックス!――BEAMSデジタル部・加藤 蘭さん「〈エソラ漢方〉のダイエット茶『七美茶』を、水を飲む感覚で飲んでいます。黒豆や玄米の香りをほのかに感じ、ノンカフェインだから妊娠中や授乳中も安心。お通じが改善されデトックス効果も実感」【昼の美容習慣】忍ばせお守りスナック肌荒れや体重増加を招くジャンクなお菓子はもう卒業しよう!栄養豊富&カロリー控えめなヘルシーおやつを選べば、罪悪感なく「美」に一歩近づけるはず。エネルギー効率も高い羊羹をおやつに。――私立恵比寿中学・安本彩花さん小豆が主体の羊羹は食物繊維が豊富!「運動前のパワーチャージに和菓子がいいと聞いてから羊羹にハマっています。コンビニで買える手軽さも魅力」美容に効く栄養満点の干し芋を携帯。――モデル・NANAMIさん干し芋はビタミン&ミネラル、食物繊維、むくみに効くカリウムがたっぷり。「低脂質で満足度が高く、甘いものを欲した時にも。いつも持ち歩いています」甘酒スムージーで血流&代謝促進。――俳優、タレント・井上咲楽さん自然栽培米で作った生甘酒とトマトジュースやビーツを合わせた「一日一甘 甘酒スムージー・KOI」。腹持ちもいい。「クリーミーで濃厚、甘さ控えめなところがお気に入り」高カカオチョコレートで心と食欲を満たす。――俳優・桜井日奈子さん低糖質で抗酸化作用もある高カカオチョコ。「甘いものを我慢せず〈RACATI〉の『the BAR ‐Indonesia‐ Dark Chocolate 80%』で心と食欲を満たします」グミサプリで手軽にビタミン補給。――俳優、モデル、古着屋店員・ゆうたろうさん「UHAグミサプリ」のマルチビタミンとビタミンCは、2粒で1日の推奨量のビタミンを摂取できる。「気軽に買えて小腹がすいた時においしく食べられます」オートミールクッキーで胃腸をケア!――meeth CEO、美肌研究家・ソンミさん〈&meal〉の「有機オートミールのクッキー」は白砂糖や添加物フリー。食物繊維や鉄分が豊富で血糖値の上昇を抑える。「おいしくて腸が喜ぶクッキーです!」素焼きのナッツで食物繊維やミネラル摂取。――Elevate代表・宮崎麗果さん〈mitomari market〉のナッツはピーカンナッツやカボチャの種、有機クコの実入り。ダイエットやアンチエイジングに。「罪悪感なく、歯ごたえがあって満腹に」友利 新さん内科・皮膚科医師。都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、テレビや雑誌、SNSなどで美容と健康の情報を発信。YouTubeチャンネル「友利新 /医師『内科・皮膚科』」が好評。漫画・まんきつさん漫画家。著書に『アル中ワンダーランド』『湯遊ワンダーランド』(共に扶桑社)など。著書『そうです、私が美容バカです。』(小社刊)が発売中。※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・田中麻里子取材、文・瀬尾麻美、熊坂麻美(by anan編集部)
2024年03月29日[PR]大塚製薬小学生の2人の娘をもつ、けいこです。朝から晩までとにかく時間に追われる日々を過ごしています。最近娘たちはさらに好奇心旺盛となり、好きな世界がどんどん広がっているよう。そんな娘たちと一緒にわたしもいろいろなことにチャレンジしたいし、生理前もいつもどおり笑顔で楽しんで過ごしていたい!でも、仕事や家事に追われていると「自分のための時間」が取れないこともしばしば。なんとか時間を確保して、ストレッチやマッサージ、アロマアイテムなど、さまざまなセルフケアを取り入れています。これらに加えて「もう少し手軽な方法はないかな」と探していたところ、ママ友が教えてくれたのが「サプリメント」という選択肢でした。女性にうれしい成分が1袋に入った個包装のサプリメントなら、いろんなサプリを選ぶ手間も省けて便利。続けやすいわよ。(ママ友)なるほど…! それなら続けられそう!(けいこさん)多忙なママにも取り入れやすい“複合型サプリメント”けいこさんのように忙しいママには複合型タイプのサプリメント、「tocoelle(トコエル)」がぴったり。1日の摂取目安量で個包装されているから、いちいち粒数を数える手間もなくてラク、すきま時間で気づいたときにサッとその日の1袋を手に取れるので、時間に追われているママにはうれしいですよね。「tocoelle(トコエル)」7袋入り(1日3粒目安 7日分) 1,296円(税込)「トコエル」は、製薬会社である大塚製薬が女性特有のサイクルに着目して開発した複合型サプリメント。“女性がいつも自分らしく過ごせるように”という願いを込めて、着想から25年を経て誕生しました。毎日元気に過ごすために大切なのは、睡眠や運動、そして栄養バランスのいい食事をしっかり摂ること。それにプラスして、どんなときもすこやかで自分らしくいたいと願う女性をサポートしてくれるサプリメントがあれば心強いですよね。25年にわたって研究をかさね、何度も安全性を確認して開発されたんですって。その熱意の結晶である「トコエル」なら、試してみる価値がありそう!(けいこさん)\知っておいて欲しい!/「トコエル」の魅力 その1女性にうれしい「4つの成分」を含有「トコエル」は複合型の食品サプリメント。女性のこころとからだをサポートする4つの成分が含まれています。【トコエル 4つの成分】・γ(ガンマ)-トコフェロール・γ(ガンマ)-トコトリエノール・エクオール・カルシウム透明な黄色の粒は、「トコエル」の名前の由来にもなっているビタミンEの一種である「γ(ガンマ)-トコフェロール」と「γ(ガンマ)-トコトリエノール」。一般的なビタミンE(α-トコフェロール)とは異なる働きで、女性のこころとからだにアプローチする、注目の成分です。写真のお豆のような形の2粒に含まれているのは、「エクオール」と「カルシウム」。エクオールは、大豆イソフラボンが腸内細菌で変換されてつくられる、女性の健康と美容をサポートする成分。「トコエル」には大塚製薬が発見した安全な乳酸菌(※1)で発酵させたエクオールが含まれています。カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラル。とくに日本人女性の1日の推奨量は650mg(※2)ですが、20~40代女性はあと200~250mg足りないといわれています(※3)。「トコエル」なら、その不足分のカルシウムを補うことができるんです。※1:イタリアのチーズの中にも含まれている乳酸菌と同種を使用※2:日本人の食事摂取基準2020年版※3:令和元年国民健康・栄養調査女性をサポートしてくれる3粒がこの1袋にまとめて入っているのは、自分であれこれ選ぶ手間が省けてとってもラク。気になっていたエクオールとカルシウムも併せて摂れるのはうれしいですね!(けいこさん)\知っておいて欲しい!/「トコエル」の魅力 その2個包装だから持ち運びもスマート!毎月ムリなく続けやすい「トコエル」は1日分が個包装になっているので、外出先にも持ち運びやすく、飲みやすいサイズなので「続けやすい」のもポイントです。【大塚製薬の公式通販】オオツカ・プラスワン通常購入:1,296円(税込・別途送料+300円)定期便(1個7袋×2個入り)なら全国どこでも送料無料。そして、家計的に気になる「価格」も魅力のひとつ。大塚製薬の公式通販「オオツカ・プラスワン」では、通常購入(1個7袋・1日3粒目安 7日分)で1,296円(税込・別途送料+300円)と負担になりにくく、さらに定期お届け便にすると送料も無料に。また、商品の到着日も月経開始予定の7~10日前を指定できるので、飲み忘れも予防できます。(※お届け日の変更・スキップも可能)パッケージもさわやかで気分も上がるし、個包装だからポーチや小さめのバッグにも忍ばせやすく、人目を気にせずケアできそう。(けいこさん) どんな日も、自分らしく「トコエル」をチェック 女性研究員が願いを込めて開発!娘たちの未来にもつなぎたい「自分らしく生きること」ここまで“女性のこころとからだ”に配慮された「トコエル」を開発したのは、同じく働く女性の一人である大塚製薬の研究員、上野友美さん。「トコエル」には上野さんの“女性の未来への願い”が託されています。多くの女性に、月経前も健やかに過ごしていただきたい、と開発したのが「トコエル」です。自分のからだを知ってみずから気遣うことが、敷居が高いことではなく、当たり前のことになっていけば、女性がより輝ける社会になるはず。「トコエル」には、そんな未来への願いと25年におよぶ研究開発の成果が込められています(上野さん)そんな想いが込められていたんですね…!いつも自分らしく笑顔で過ごせるように、2人の娘たちにもいつか「トコエル」のことを教えてあげたいと思います。(けいこさん)※:妊娠・授乳中の方、乳幼児・小児はご使用をお控えください\まずはお試し/ こちらから送料無料!公式通販 オオツカ・プラスワン そういえば、ネット販売のほかに「買えるところ」はないの?(けいこさん)全国の病院・診療所でも販売されているよ。ここから検索してみて~。(ママ友)\全国の病院・診療所でも販売!/ お近くで取り扱いのある「病院・診療所」を検索 ※医療機関によっては医師との相談が必要な場合があります※医療機関・店舗によっては欠品している場合がございますので、その旨ご了承ください\ ネット販売はこちら / 公式通販 オオツカ・プラスワン ↑上記ボタンからのご注文の方限定で送料無料!▼下記ECサイトからも購入可能!▼※送料無料キャンペーンは対象外 Amazon 楽天 LOHACO ▶女性のためのサプリメント大塚製薬の「エルシリーズ」をチェック >> 文:佐々木彩子 イラスト:ちょっ子 ※本記事に登場する人物とストーリーは、商品特長をお伝えする目的で作られたフィクションとなります 「このページについて」
2024年03月29日予定や体調によって朝食のバリエーションを変えている美容家・君島十和子さんとElevate代表・宮崎麗果さん。全く同じ日はないからこそ、時に自分を癒し、時にツヤやかな肌と溢れ出るパワーを育てる朝食に。【朝の美容習慣】チューニング朝食君島十和子さん心もカラダも満たす最適化朝食で力を発揮!朝昼晩の食事の中でも、朝食は栄養素をたっぷり摂るチャンスだという美容家の君島さん。彼女の美しさの秘訣は、バランスのとれた健やかな朝食メニュー。さらに、その日の予定に合わせて食べる量や食材を替えることで、より最適化した心とカラダの状態で一日の生活をスタートできるそう。「朝食では、日中の外食などで不足しがちな栄養素をしっかり摂ります。年齢とともに食事の全体量や吸収率が減ってきているので、筋肉や血流を滞りない状態にするためにも、吸収率の高い朝食で補うことが見た目や機能の老化を防ぐポイントです」。日々自分の体調とメンタルに向き合うことで、必要な栄養や心が喜ぶ朝食を選べる。味噌汁を中心に、栄養価の高い食材が並ぶ。「お味噌汁で、発酵食品と野菜などの食物繊維、海藻が摂れます。体調を崩し食欲がない時には、生姜のおろし汁をたっぷり入れたすっぽんスープを。タンパク質とミネラル類が補給され、体力をサポートしてくれます」最大限、力を発揮したい日は…パワーアップできる三種の神器!高タンパクのヨーグルトと、炭水化物と食物繊維が摂れるグラノーラと、トリプトファンが摂れ、糖質が高くないバナナ。朝メニューの中ではパワーアップ系。イベントや撮影など緊張感とパワーが必要な時に。腸を落ち着かせ、幸せホルモンを作ってくれます。宮崎麗果さん材料にこだわったオリジナルドリンクでリラックスタイム。朝は食べ物ではなく、ドリンクを積極的に飲むことでその日のコンディションを整えているという、株式会社Elevate代表の宮崎さん。自分に必要な栄養素を、プロテインやハーブティーなどのお気に入りアイテムで取り入れている。彼女が朝口に入れるものとして欠かせないというドリンクルーティンと、そのこだわりをご紹介。なんとなく不調を感じる時のプラスワンドリンクも。「朝食としてドリンクや栄養を補給することで、カラダが温まるし、頭も働きます!良質な糖はカラダに必要で、血糖値は一日を通して安定した方がいいので、意識しています」。お気に入りの食材やプロテインをミックスして、自分ならではの一杯を。「前日に淹れておいた〈herbacie〉の『CLEANS』ハーブティーを飲んでカラダを温め、リセットした後に、〈GENiS〉のプロテインスムージーを飲みます。バナナとプロテインをオーツミルクで割り、サジージュースも入れ、ミキサーでブレンドするのが習慣です」疲れが取れていない日は…癒しのレモンで疲労をデトックス!しっかり睡眠がとれた日でも、朝起きてなんとなく疲れが残っていることはある。そんな疲れをほぐす宮崎さんとっておきドリンクとは。「お湯に蜂蜜を溶き、レモンを搾ったものを飲みます。蜂蜜はニュージーランドで日本人が採取したオーガニックのものです」※『anan』2024年4月3日号より。文・風間裕美子(by anan編集部)
2024年03月28日朝、時間に余裕がない中でも、少しの工夫と意識で美しい心とカラダがつくられる。また、その日一日の体調に関わることも。内科・皮膚科医師の友利新さんのコメントと、漫画家・まんきつさんの描き下ろしを参考に、朝の美容ルーティンを即実践!「朝日とともに目覚め、暗くなれば眠くなる、というのが人間に本来備わっている自然のリズム。カラダはそれに合わせて朝と昼と夜で異なるホルモンを分泌したり、自律神経を切り替えているため、時間帯に合わせた美容法を実践するのは理に適った行動といえます」(友利さん)たとえば朝は、眠っていたカラダを“目覚めさせる”ことが重要に。「日の光を浴びると交感神経が優位になり、カラダが活動の準備をはじめます。起きてすぐの水分補給も必須。腸が刺激されて排便のリズムが整い、肌の水分量もアップします。スキンケアは乾燥や紫外線などの外的刺激に備えて保湿を重視し、UVケアアイテムや抗酸化作用のある美容液で、肌のバリア機能を高めましょう」【朝の美容習慣】3種3様、目覚めの一杯朝起きて何を口にするかは、その日一日のコンディションにもつながる。だからこそ、「目覚めの一杯」はとても大切。健やかなカラダに導いてくれる、きれいな方々のこだわりの一杯を紹介します。基礎代謝も上がる“白湯”回答として一番多かったのは、白湯。続けることで冷えにくいカラダづくりや整腸につながる。コップ一杯でカラダを目覚めさせる。【鈴木友菜さん/モデル】水が大好きで1日2L以上飲むという鈴木さんも、朝は白湯派。「血行もよくなって内臓も目覚めると聞くので、朝は水よりも体温に近い白湯を飲んでいます」じわじわと、効果を実感中!【NANAMIさん/モデル】冷水派から白湯派にチェンジしたというNANAMIさん。「以前は朝イチは冷たいお水でしたがぬるま湯に替えてから、太りにくくなった気がします」淹れ方も工夫して、より楽しく美しく!【石井亜美さん/モデル、YouTuber】「鉄瓶でお湯を沸かすとお湯に鉄分が溶け出し、効率的に摂取できるそう。お湯もまろやかで飲みやすく感じます。南部鉄器『Egg』がお気に入り」まろやかさがクセになる“温泉水”飲みやすさが人気。水をたくさん飲むことを目標にする人たちが取り入れていた。箱買いして、常に飲めるよう常備。【藤田みりあさん/モデル、インフルエンサー】「温泉水99」が大好きな藤田さんは、まとめ買いをしておうちにキープ。「『コントレックス』と温泉水を箱買いして、朝から飲むことを意識しています」専用機まで設置の温泉水愛。【ソンミさん/meeth CEO、美肌研究家】朝は良質なオメガ3を意識して摂るソンミさんも、最初の一杯は温泉水。「起きたら必ず飲みます。自宅と会社に『観音温泉』専用のウォーターサーバーも」無理せずに美容の目標を叶えられる。【桜井日奈子さん/俳優】「日頃から水は1日2L目標ですが、水をたくさん飲むとキツくなる時が。『観音温泉』は後味がほんのり甘くまろやかで、たくさん摂取できます」初めて飲んで感動以来、朝のお供に。【東 咲月さん/モデル、俳優】「温泉水の種類は、成城石井でも買える『温泉水99』です!撮影のケータリングで初めて飲んで感動したのを今でも覚えています」朝から妥協なしの“こだわりドリンク”入っている栄養素はもちろん、作る過程にこだわる人も。朝ドリンクを楽しんで、気分を高め、よい朝のスタートを。栄養×自分好みの味をミックス。【山本碧唯さん/Cosme Kitchen BEAUTY プレスアシスタント】青汁やプロテインなどと何かをミックスし、より自分好みの味にした一杯を楽しむ人も。「『ベジパワープラス』(青汁)を豆乳と甘酒で割り、毎日飲んでいます」発酵飲料で、腸をきれいに整える。【花山瑞貴さん/モデル、タレント】花山さんは、石川県産の栄養価が高く、機能性に優れた乳酸菌飲料で、カラダを健やかに整えているそう。「毎朝必ず『【植物性乳酸菌1500億個】お米の醗酵飲料 ANP71』を飲んで、腸活をしています」こだわりスムージーで贅沢に栄養を。【真野恵里菜さん/俳優】「バナナ、冷凍ブルーベリー、牛乳、ヨーグルトを混ぜてスムージーを作っています。少し経って、お腹がすいた感覚になったらパンやおにぎりを食べます」朝は必ずホットドリンクで整腸!【中島侑香さん/モデル、俳優】「愛用の〈CHEMEX〉でお気に入りの豆を使ってコーヒーを淹れます。カフェで働いていた経験もあり、コーヒーを淹れる時間は私にとって大切です」友利 新さん内科・皮膚科医師。都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、テレビや雑誌、SNSなどで美容と健康の情報を発信。YouTubeチャンネル「友利新/医師『内科・皮膚科』」が好評。漫画・まんきつさん漫画家。著書に『アル中ワンダーランド』『湯遊ワンダーランド』(共に扶桑社)など。著書『そうです、私が美容バカです。』(小社刊)が発売中。※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・kame取材、文・瀬尾麻美、風間裕美子(by anan編集部)
2024年03月28日なかなかダイエットが続かない、太らないための習慣が身につかない…という方は多いと思います。厳しいルールにとらわれて諦めてしまう前に、「〜するべき」とストイックに思い込むのをやめてみましょう。今回は、ヨガインストラクターの筆者が実感している「やめてよかった体型キープ習慣」をお伝えします。体型維持にストイックさはいらない体型維持のためには、日々の心がけやストイックな努力が必要だというイメージを抱いている人も多いかもしれません。ダイエットに成功してもそれを維持することは難しい、意識が高い人にしか体型キープは無理なんだ…そんな思い込み、一度手放してみませんか?ヨガ講師歴18年、骨格から姿勢を整える講師もしている筆者が、日々の体型維持のためにやめてよかったこと、意識していることをご紹介します。筋トレをやめてみるダイエット経験者の方は、筋トレや有酸素運動を続けたことで、理想の体型が叶った方も多いでしょう。しかし、そのときに行っていた運動をやめるタイミングがわからず困ってしまう、というケースもあると思います。もともと動くのが好きな人以外には辛いルーティンになってしまいますよね。筋肉は、同じエクササイズなどで刺激しすぎると体が慣れてしまい、体力を温存するために省エネモードになるとも考えられています。すると変化があまり現れなくなったり、やりすぎて余計にたくましい体型になったりする可能性も。そんな方が気をつけるべきは、日頃の姿勢。少し意識して体をゆがませない工夫をしてみてください。体型維持のためにはあまりストイックになりすぎず、日常生活でできる範囲で意識を変えていきましょう。どうやって姿勢を意識するの?どんなに美しい姿勢をしている方も、24時間その姿勢をキープすることは不可能なはず。気がつくと背中が丸まっていたり、片足重心で立ったりと、体はその時々で必要な体勢を無意識にしているものです。同じ姿勢を維持し続けることは、無意識に体を凝り固めてしまうことにつながります。姿勢が崩れたと思ったら意識して重心を体の真ん中に戻す、背中が丸まっていたら骨盤を立ててその上に上体を乗せるようにして頭を起こす……というように、毎回姿勢を直すことが重要。こうしたこまめな意識の積み重ねによって、体型が崩れにくくなりますよ。お風呂をシャワーだけで済ますのをやめる体の冷えは、むくみの原因や新陳代謝を低下させる原因になりやすいと考えられます。どんなに食事に気をつけていても、運動をして体型を維持していても、湯船に浸かる習慣がないと体が滞ってしまうでしょう。湯船の水圧が筋肉を適度に刺激してくれるため、全身の血流や老廃物を排出するための循環が促されやすくなると言えます。一方でシャワーのみの生活を続けると、冷えやむくみが残りがち。これからの季節、暖かくなるとシャワーだけで済ます方も増えるかもしれませんが、体型を維持するためにも、湯船に浸かる習慣をつけてみてください。どうしても湯船に浸かることができないときは、ふくらはぎ、鼠蹊部、背中、首などをシャワーで刺激するのもおすすめですよ。心拍数を上げすぎない激しい運動をして心拍数を上げることは、ダイエットのために必須だという印象があるかもしれません。張り切って運動をして息が上がることで、”頑張った””脂肪を燃焼させた”という実感を得ている方も多いと思います。でも実は、スポーツ選手や運動慣れしている方以外は、息が上がる運動を習慣化するとかえって疲れやすくなる場合も…。体型を維持するために運動やウォーキングなどを続けたい場合は、息が上がらない程度の運動量、呼吸が苦しくならない程度の強度を心がけてみてください。慣れるまでは物足りなく感じるかもしれませんが、長期的に見ると体に疲労感が残りにくく、すっきりとした快適な状態が続きやすいはずです。息が苦しいことはなるべく避ける、苦しいことはやめてみるなどの快適さを選ぶのも、無理なく体型維持をするうえで賢い方法だと思います。胃に食べ物を入れすぎない食生活において筆者がおすすめするのは、空腹の時間を作ることです。常にお腹にものが入っている状態だと、胃腸を疲弊させやすくなる場合も。特に寝る前は、胃にものを入れすぎないようにしたいところです。食べるという行為は、ストレス発散など食欲以外の動機が働いていることも意外と多いもの。空腹の時間をきちんと作ることで、本当に食べたいものや適切な食事量が自分でわかるようになるはずですよ。自分の心身を整えるために、あえて食べない時間を作ることが、快適な体型維持を促してくれると考えています。体が快適なことを選んで、継続しよう!ダイエット期間の苦しいルーティンが続くと、リバウンドも起こりやすくなります。自分の生活をよく観察しながら、体が快適だと感じることを選択することで、体型維持のハードルはグッと下がるはず。自分自身の体が快・不快を教えてくれることでしょう。頭で「体型維持はこうあるべき!」と決めつけると、体の感覚を無視してしまいがち。頭でっかちにならず、体の快適さを優先してあげることが体型維持につながりますよ。©Trickster*/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。文 / 上村由夏
2024年03月26日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「スポーツ時の液体漏れ対策」です。運動時の動きを先端技術で分析し、液体漏れの不安を軽減するまったく新しい吸水型サニタリーショーツをご紹介。【ゴールドウイン】DANSKIN スキニッシュサニタリーボックスショーツ&メッシュサニタリーショーツ右・ヨガに特化したスキニッシュサニタリーボックスショーツ左・発汗量の多い運動に最適なメッシュサニタリーショーツ憂鬱な日も心地よく運動を楽しむための吸水型サニタリーショーツは、ヨガ向けとランニングなど発汗量の多いスポーツ向けの2タイプ。ボクサータイプのヨガ用は、液体の伝い漏れをカバーする着用感&レギンスに響きにくい裾フリーカットで、安心してヨガに集中できる設計。ランや発汗量が多い運動時用のメッシュタイプは、優れた通気性でムレを軽減。さらに縫い目が肌に直接触れないシームレス仕様で快適に。どちらもダルトーンの落ち着いたカラー展開。右・ヨガ中の伝い漏れをケアするストレッチ性の高い素材を採用。スキニッシュサニタリーボックスショーツ 全3色 3サイズ 各¥6,050左・吸汗速乾機能付きのメッシュ素材。メッシュサニタリーショーツ 全3色 3サイズ 各¥6,600(ゴールドウイン TEL:0120・307・560)メッシュ素材のサポートブラも発売!ランニング中のバストの揺れを軽減しながら美しいシルエットも追求したサポートブラ。背面はサポート力を維持しながらも、背中のお肉がはみ出しにくく、肩甲骨の動きを妨げない仕様に。メッシュサポートブラ 全3色 3サイズ 各¥6,050(ゴールドウイン)商品の魅力を深掘り!女性のためのアクティブウェアブランド『DANSKIN』から、憂鬱な日もスポーツを快適に行える2種類の吸水型サニタリーショーツが誕生。ゴールドウイン企画担当の村井絢子さんと伊勢屋亮さんに、製品開発秘話を伺った。伊勢屋:当社のウェアをご愛用してくださるお客様にはヨガを楽しまれる方が多いことから、約3年の開発期間を経て、第1弾としてヨガ向けの「スキニッシュサニタリーボックスショーツ」を発売。今年2月には第2弾として、ランニングなど発汗量の多い運動時に快適な「メッシュサニタリーショーツ」を発売しました。村井:サニタリーショーツの開発はブランドとしても初めての試みだったので、女性の体についてまだまだ知らない点も多く、思わぬところで苦労も。たとえば、吸収帯が必要な位置って、人によって前寄りだったり後ろ寄りだったり差があるんです。誰がはいても安心できるように、クロッチ部分の吸水布を重ねる形を変えたりするなど、試作を繰り返しました。伊勢屋:開発にあたっては、富山県にある当社のゴールドウインテック・ラボという研究開発施設での知見も活用しています。人の動きをデジタル化する技術によって、スポーツ時の動きを分析してパターンを起こしているのは、私たちの強みですね。たとえばランニングは脚を前後に繰り返し動かすので、鼠蹊部に負担がかかりにくいようにしたり、ヨガの動作はお尻の伸長率が高いのでショーツがズレないようにデザインするなど、スポーツの観点を製品作りに活かしています。村井:ヨガ用の「スキニッシュサニタリーボックスショーツ」のポイントは、内側の吸水面をハンモック型にしてショーツ本体を分離させたことです。これによってお尻や脚を動かしても吸水面がズレにくく体に追従してくれるので、漏れの心配が軽減されて快適な着用感を実現しました。また、クロッチ部分はボタンで着脱できるので、吸水面を取り外して洗うことができます。ユーザーからはお手入れしやすく乾きやすいと好評です。裾はフリーカット(切りっぱなし)なので、体にフィットするヨガウェアを着用してもショーツラインが目立ちにくい仕様に。「メッシュサニタリーショーツ」は、汗をかいてもムレにくいメッシュ素材でありながら、クロッチ部分はしっかり吸水できる素材を採用。ラン中、脚上げのたびにこすれやすい鼠蹊部は、とくに肌が敏感になっているので、脚ぐりのスレを軽減するフリーカット&シームレスにこだわりました。伊勢屋:これからも、憂うつな日の不快さによってアクティブな生活を諦めることなく、女性が24時間快適に過ごせるような商品をご提案していきたいです。※『anan』2024年3月27日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2024年03月24日日々忙しい生活を送っているみなさんは、健康管理は重要だと思っていても、ついつい後回しにしがちかもしれません。ですが、健康を維持できていないと、体調を崩して仕事どころではなくなったり、生活習慣病の発症や、場合によってはメンタルの不調におちいってしまう恐れもあります。今回は、医師の私が実践している健康習慣の中から、「やめて良かったこと」と「積極的に取り入れている健康習慣」についてご紹介していきます。運動をしても継続しないのはNGまず、健康維持に欠かせないのが「運動」です。運動は心身の健康を維持するために、非常に重要な役割を果たします。私自身、毎日少なくとも30分は運動をするようにしています。具体的には、軽いジョギングや筋トレ、散歩やストレッチ、ヨガなど。特に、朝の出勤前に運動することを意識しています。運動することによって、心臓病や糖尿病などの慢性疾患のリスクを減らすことができるだけでなく、ストレスの軽減や睡眠の質の向上にもつながります。生活習慣病の予防などの効果は、家事や通勤で歩いたり、趣味の活動をしたりなど、日常生活で身体を動かす活動だけでも健康効果があると考えられているんですね。エレベータに乗らずに階段を使ってみる、少し早起きして一駅歩く、近所の買い物は車に乗るかわりに自転車で行ってみる……など、日々の生活のなかでも少しでも身体を動かすことを意識してみるといいでしょう。果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖を極力摂取しない20代後半になってから、私が実践し始めたのが「異性化糖を極力摂取しない」ということです。みなさんも、ジュースや調味料の原材料名の表示に、果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果糖液糖といった表示を目にしたことがあると思います。これらが異性化糖(※1)と呼ばれるものなのですが、多量に摂取すると体重増加や2型糖尿病の発症リスクが上昇したり、脂肪肝のリスクが高まるとも言われています。特に液体から異性化糖を摂取してしまうと、満腹感をもたらすことなく、血糖値の上昇を招いてしまうため注意が必要でしょう。受験生や研修医として夜遅くまで勉強や仕事をしていた時期には、栄養ドリンクを飲んで無理やり体を動かしていたこともありますが、栄養ドリンクにも果糖ぶどう糖液糖が含まれています。私自身は摂取を控えていますが、みなさんも飲みすぎには注意したいですね。好きな食べ物ばかり食べていませんか?運動と同じくらい重要なのが、適切な栄養摂取と食事のコントロールです。私は食事において、野菜や果物を中心にしたバランスの取れた食生活を心がけています。加工食品や添加物、砂糖の多い食品を避け、全粒穀物、良質なたんぱく質、健康的な脂肪を積極的に摂取することで、体内の栄養バランスを整えることができます。足りない栄養素は積極的にサプリメントで取り入れるようにして、できる限り自分のパフォーマンスを最大化できるように心がけています。おわりに健康維持には、日々の習慣作りが非常に大切です。私が実践している運動の習慣や、栄養摂取と食事のコントロールは、すべてが健康的なライフスタイルをサポートするためのもの。これらの習慣は、医師の視点から見ても重要であると実感しています。今回ご紹介した私自身の健康維持のための習慣はあくまでも一例です。ぜひ皆さんも、自分にあった健康法を継続してみてくださいね。健康は一朝一夕には築けません。毎日の小さな積み重ねが、長期的な健康を守る鍵となります。まずは自分にできることから始めてみてはいかがでしょうか。【参考】※1 農林水産省.異性化糖をめぐる状況について©japolia/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年03月01日「すぐにトイレに行きたくなる」「排尿するときに痛い」、そんな症状をきたす膀胱炎。実は、意外と多くの女性が経験したことのある病気の一つです。しかし、その原因や予防策については意外と知られていないことが多いもの。この記事では、女性に膀胱炎が起きやすい理由と効果的な予防策について解説していきます。膀胱炎とは何か?膀胱炎にはいくつか種類があるのですが、ここでは一般的に膀胱炎と呼ばれる急性膀胱炎についてお話していきます。急性膀胱炎は、細菌の感染によって膀胱で炎症が起こる病気です。女性に多く、実は男性ではほとんど起こらないとされています。急性膀胱炎は健康な女性でも起こるのですが、ストレスがあるときや体調を崩したときに起こりやすいとされています。尿意があるのについついトイレを我慢してしまったりすることも原因となります。症状としては、頻繁にトイレに行きたくなる(頻尿)、排尿時の痛みや焼けるような感覚(排尿時痛)、排尿しても出きっていない感覚(残尿感)、下腹部の痛みなどがあります。炎症が強くなると、尿が濁ったり、血尿が出たりすることもあります。女性が膀胱炎になりやすい理由女性の尿道の長さは男性に比べて短いため、細菌が外部から膀胱に侵入しやすい構造になっています。また、外尿道口の近くに肛門や腟があり、細菌が尿道に入り込みやすいことも理由といえます。特に、性行為による物理的な刺激は、細菌が尿道を通じて膀胱に入る一因となり、膀胱炎を誘発することも……。免疫力が低下しているときには、本来ならば害を及ぼさない細菌も病原性を持つことがあるのです。膀胱炎の予防策デリケートゾーンの清潔保持デリケートゾーンは常に清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぎましょう。入浴時は、デリケートゾーン専用の刺激が少ないソープを使用し、しっかりと清潔に保つことが重要です。また、月経中は腟内に雑菌が繁殖しやすい状態になっているため、特にケアが大切。ナプキンは定期的に取り替えて、経血量が少ないときでも一日中つけっぱなしにするなどは避けるようにしましょう。性行為の後は必ず排尿する性行為も膀胱炎の原因になることがあります。そのため性行為の後は必ず排尿することが重要です。排尿することで、尿道に侵入した細菌を体外に洗い流すことができるとされます。排泄後の正しい清拭方法トイレットペーパーで拭く際は、前から後ろに拭くことで、肛門周辺の細菌がデリケートゾーンへ移動するのを防ぎやすくなります。逆の方向に拭くと、細菌が尿道口に入りやすくなり、膀胱炎の原因になることがあるので注意しましょう。さいごに膀胱炎は軽度であれば自然に治ることもあります。ですが、なかなか改善しない場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。繰り返し発症する場合は、婦人科や泌尿器科での専門的な診断と治療が必要になります。日々の少しの注意と予防策で、膀胱炎を防ぐことは可能です。安心して健やかな毎日を送るために、今回ご紹介したような対策を実践してみてくださいね。©leszekglasner/Adobe Stock ©Pixel-Shot/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年02月23日筋肉、骨格、そして神経にアプローチして、ガチガチに固まったままゆがんだカラダをリセット。有名人も通うサロンの施術を、今回セルフでできるメソッドにして教えてもらいました!神経を刺激してカラダを目覚めさせる。雑誌初公開の秘密のメソッドとは?ボディメンテに余念のないモデルや俳優らが密かに通うという隠れ家サロン「白々華(HACCA)」。代表を務める藤井菜保子さんは〈躰調律矯正〉という独自のメソッドを編み出したゴッドハンドの持ち主だ。「以前勤めていた整体院は関節を鳴らす施術法でした。私が作りたいボディラインにより近づきたいと思い、試行錯誤を続ける中でたどり着いたのが躰調律矯正です」最大の特徴はカラダにあるポイントを2点以上同時に刺激して筋肉を緩ませ、骨格や内臓をあるべき位置にリセットすること。藤井さんには2点を繋ぐラインが楽器の弦のように見えるのだという。その弦を指や全身を使って掻き鳴らす、まさに調律。「筋肉が緩んで骨や内臓が元の位置にリセットされる仕組みは、西洋医学や東洋医学の医師の方々と解明中です。一番近いのは筋肉を支配する神経上の2点、または筋肉の始まり(起始)と終わり(停止)の2点を刺激することで、カラダの緊張を解くという考え方です」長時間のデスクワークやスマホ使用で筋肉も骨格もゆがみがちな現代人。ゆがみを放っておけば内臓がうまく機能せず、代謝が落ちたり不調が表れたり…。「ゆがみがひどい人ほど最初は痛みを感じますが、1~2週間で、やらないとかえって不快を感じるようになります。カラダが整ってくると、正しい筋肉や骨格の位置をカラダが教えてくれるようになるんです」今回特別に伝授してくれるというセルフ調律。理想のボディを目指そうという人は日々の習慣にするしかない。躰調律矯正とは?カラダの機能を支配しているのは脳と全身を繋ぐ神経系。同じ神経が支配する2点を同時に刺激することで、張り詰めていた筋肉の緊張をほぐす。これが躰調律矯正のメインメソッド、“神経はじき”。その結果、骨格や内臓が本来の位置に戻り、ゆがみがリセットされ、ボディラインが整う。これを今回はセルフで行う。ゆがみをリセットするボディラインを引き締めるまずは、神経はじきで筋肉の緊張をほぐす。ボールを使って行うセルフ神経はじき。神経はじきは同じ神経ライン上にある2か所を同時に刺激する。このメソッドをセルフで行うためにボールを利用。100円ショップで手に入るマッサージボールなどを刺激したい場所に当て、体重をかけてコロコロ転がすだけ。「基本の神経はじきは背中と体幹。これを毎日の習慣にして、巻き肩の人は腕、太く見える脚が気になる人は脚、下腹が気になる人は恥骨とプラスαで刺激しましょう」USE ITボールは2か所に1つずつ当てて行う。少し弾力があり、ピーナッツ型のほうが、体重を乗せた時に痛くなく、バランスもとりやすいのでオススメ。テニスボール2個をテープで貼り合わせて利用しても。背中はじき長時間のデスクワークやスマホの使用で前のめりの姿勢が続くと、頭を支えている筋肉はパンパンに張って緊張しっぱなし。その結果、ストレートネックや猫背などがクセに。背中はじきで、後頭部から背中の筋肉を緩めることで、背骨のゆがみがリセットされる。1、後頭部‐肩甲骨床に仰向けに寝る。後頭部と左右の肩甲骨の真ん中にそれぞれボールを縦方向にして当てる。片膝を立て、ボールの上に均等に体重を乗せる。足の裏で床を押しながら、カラダを左右方向に揺らす。※10往復2、肩甲骨上部‐下部床に仰向けになり、肩甲骨の上部と下部にボールを横方向に当てる。片膝を立てて、両手を頭の後ろで組む。そのまま膝を立てた足の裏で床を押しながら、カラダを上下方向に揺らす。※10往復体幹はじき日本人女性は猫背になりやすく、膝が後ろにズレるという特徴があるという。これを整えるために、横から見た時に出ている肩甲骨と、膝裏の2点を同時にボールで刺激。毎日続ければ体幹がまっすぐ整ってくるはず。1、肩甲骨‐膝裏仰向けになり、横方向にしたボールを左の肩甲骨の下と左膝の裏に当てる。右膝を立ててお尻を浮かせ、カラダを上下方向に揺らしたら、次は右の肩甲骨と膝裏にボールを当てて同様に行う。※左右各10往復腕はじきバッグの持ち手を肘に引っ掛け、同じ手でスマホを操作すると腕が肘の上下で逆方向にねじれ、猫背や巻き肩になりがち。そこで、肘を中心にワキや手首を同時に刺激。腕のねじれがリセットされて、巻き肩解消&二の腕もほっそりする。1、ワキ‐肘カラダの左側を下にして床に横になり、ワキの下と肘にボールを当てる。ボールがしっかり肩甲骨に当たるよう上半身を少し上にひねる。そのまま腕を上下方向に揺らす。反対側も同様に。※左右各10往復2、肘‐手首今度はボールの位置を肘と手首に移動させる。上側の脚の膝から下を床につけるとカラダが安定する。ボールが手首にしっかり当たるよう手の小指を床に近づけ、腕を上下方向に揺らす。反対側も同様に。※左右各10往復ふじい・なおこ躰調律矯正師。有名整体院勤務を経て、さまざまなメソッドを統合した手技〈躰調律矯正〉を確立し、25歳で独立。不調改善や美しいボディラインを引き出す手腕には定評あり。※『anan』2024年2月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・yumi(Three PEACE)取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2024年02月13日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、私とフェムケアの話。昨年、卵子凍結手術を受けたことを公表したアイスダンスの小松原美里選手に自身の体の不調との向き合い方を伺いました。卵子凍結は未来の自分への“投資”。小松原美里さんが卵子凍結を考え始めたのは、2022年、北京五輪に出場した頃。’26年のミラノ五輪出場という目標ができたと同時に、30代に入り自分のライフプランを考えるようになったそう。「でも、現役を続けながらの妊娠・出産はハードルが高い。また、食事制限やストレスの影響で10代の頃から生理不順が続いており、妊娠を望んだ時にどうなるのか、漠然とした不安がありました。そんな時、スノーボードの竹内智香選手が卵子凍結の体験談を語った記事を読み、“こういう選択肢があるのか!”と」卵子凍結とは、卵巣から採卵した卵子を将来の妊娠のために凍結保存すること。今すぐ妊活することが難しい場合であっても加齢の影響が少ない状態で卵子を凍結保存できるといったメリットがある。小松原さんは結婚しており、夫の精子と自分の卵子を受精させ、受精卵を凍結保存する方法もあった。こちらの方が子宮に戻した際の着床率は高いため、悩んだという。「ただ、絶対に子供を産みたいという意志が固まっていたわけではなく、養子縁組という選択肢もあるし、引退後に自分の心身の状況が変化する可能性も考えられる。そのため、現時点での自分自身が納得できる形を選びました」卵子凍結を行うに先立ち、AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査の値をチェック。卵胞から分泌されるホルモンの数値によって残りの卵子の量に目安をつける検査で、小松原さんの数値は46歳並みだった。「のんびりしている余裕はないと知り、こういった知識をもっと早くから知っておくべきでした」採卵時には麻酔をかけた上で、卵巣に針を刺して卵子を取り出す。「採卵前に竹内さんと対談する機会があり、採卵の痛みについて、『ケガと違って、自分の将来のための痛みだから怖くないよ』と聞き、すごく不安が払拭されました」この先、実際に凍結卵子を受精させて妊娠にのぞむかどうかは、まだ分からないという小松原さん。「でも、将来『あの時、卵子凍結しておけば…』と後悔はしたくない。その気持ちに素直になろうと思って。私にとって卵子凍結は未来の自分のための投資。ずっと抱えていたモヤモヤが取り払われて、今は競技にもより集中できるようになりました!」妊娠・出産以外にも、女性アスリートならではの悩みもある。「生理の少し前から腹筋の感覚が変わって力が入りにくくなるなど、生理の影響は大きいです。体にフィットしたコスチュームを着るので経血漏れも気になりましたが、月経カップを使うようになってからは、その不安も減りましたね。最近ではピルの助けも借りながら、生理をコントロールしています」また、パートナーやコーチにも「生理中は大きな負担がかかる技の練習は控えめにしたい」と伝え、体とのバランスをとっているそう。「女性特有の不調は人それぞれで、痛みの感じ方も違う。『生理痛で休むなんて。私は我慢できた』などと他人を非難してはならないし、真面目な人ほど『私が甘えているだけかも』と我慢してしまいがちですよね。自分がつらいと感じるなら、その感覚は間違っていないはず。自分の感覚を信じて、心身の声に耳を傾けてほしいです」こまつばら・みさと1992年生まれ、岡山県出身。16歳でアイスダンスに転向。2016年にティム・コレトさんとカップルを結成。’17年にティムさんと結婚。’22年北京五輪では、日本代表として団体銅メダルを獲得。※『anan』2024年2月14日号より。写真・水野昭子ヘア&メイク・未来取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2024年02月10日仕事や外出中の時間も、工夫次第でエクササイズタイムに早変わり。ポイントは“美しい姿勢”。習慣化できればみるみる“やせ体質”に!日々の習慣にプラスしたい、“ちょっとしたやせ動作”を教えてくれたのは、ダイエット美容家・本島彩帆里さんです。オフィス&外出先のやせ技【PC作業中】目の高さに合わせて、顔の下垂を回避!ここにアプローチ:首・顔デスクワークで姿勢が崩れてしまいやすいのが、パソコンでの作業中。適度な高さの台をパソコンの下に置き、頭を傾けることなく画面が目に入るように調整。【電話をする】胸を開いて上を向き、首ストレッチ。ここにアプローチ:二の腕・首・顔電話応対は胸を開いて、斜め上方を見ながら行うと、首まわりが気持ちよく伸びる。受話器は小指中心で持ち、二の腕もトレーニングすれば一石二鳥。【階段】かかとで踏みしめるように上って太ももすっきり。ここにアプローチ:もも裏・お尻階段はつま先で上ると前ももがハリやすくなり、脚が太く見えてしまう。上半身を少し倒し、背筋を伸ばして必ずかかとから着地するよう意識し、もも裏を刺激。【メモをとる】下を向かずに、顔の位置は高めを癖づけ。ここにアプローチ:二の腕顔の下垂を防ぎたい人は、メモをとる時もなるべく下を向かず、自分の目の高さに紙を持ってくるのがベター。バインダーを使ったり、壁を利用しても。【信号待ち】足を前後一直線にしバランスチェック。ここにアプローチ:太もも・お尻・体幹一本の線の上に立つように、左右の足を拳1つ分の間隔をあけて前後させる。足裏全体を地面にぴったりつけると、お尻が自然と引き締まり、体幹も強化される。【電車内(座る場合)】姿勢を崩さない工夫で自然とトレーニング。ここにアプローチ:内もも・二の腕・腹筋骨盤を立て、内ももを締めて座る。スマホを見る時は、肘に手を添え目の高さに画面を持ってくる。後ろにもたれないよう背中側にバッグを置いてもOK。【電車内(立つ場合)】肘を開いて吊り革を持ち、肩甲骨を刺激。ここにアプローチ:肩甲骨吊り革につかまる時は、体の少し後ろ側で持つのがコツ。そのまま肘を開いて引っ張るように動かすと肩甲骨のトレーニングに。肩が上がらないように注意。【荷物を持つ】腕をカラダの外側に。二の腕にアプローチ。ここにアプローチ:二の腕重い荷物を持つと、ただでさえ姿勢は崩れがちに。肘を支点にして腕を外に向けると、胸が開いて美姿勢をキープできる。二の腕の裏もしっかり鍛えて!本島彩帆里さんダイエット美容家。自身の産後に、健康的な方法で20kgやせた経験から、SNSやメディアを中心にダイエット情報を発信。『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社)など著作多数。※『anan』2024年2月14日号より。イラスト・牛久保雅美取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2024年02月10日いざ「整ったボディに!」と思っても、忙しいanan読者世代にとって、本格的なエクササイズを続けるハードルは意外と高いもの。そこで、歯磨きや洗顔など毎日行っているアクションをするだけの、デイリーやせ動作から始めてみませんか?もう頑張らなくてOK!“やせる動作”を習慣に。「今まであらゆるダイエット法を試してきて気づいたのは、自分に負荷をかけすぎるといつか無理がくるということ。頑張れば頑張るほど長続きしないのは、ある意味仕方のないことなんです」(ダイエット美容家・本島彩帆里さん)そこで本島さんが提案するのは、日々の習慣に“ちょっとしたやせ動作”をプラスすること。「歯磨きをする時に片脚立ちしたり、信号待ちの間に体幹を鍛えたり。そんな些細な行動が、長く続けることで大きな変化に繋がります。実際やってみると、今までの自分の行動がいかに“太る癖”を持っていたかもわかるはず。日常生活の延長だと思って、できることから取り入れてみましょう」家の中のやせ技朝晩のルーティンから、料理や洗濯などの家事まで、普段の動作にプラスすることで、無理なくやせられる裏ワザを伝授!【起床】下半身をひねって目覚めスイッチオン。ここにアプローチ:脇腹・お尻顔は右向きにし、両手を大きく開き、右膝を曲げ、右脚が左脚の外側に来るように倒し、ゆっくり腰をひねる。脇腹~お尻が伸びているのを感じて。反対も同様に。【掃除】重心を落とした掃除機かけで下半身強化。ここにアプローチ:全身掃除機を使う時は、腕の力だけでなくカラダ全体で操作すると運動量が大幅アップ。ポイントは、腰を落として重心をセンターに置くこと。下半身の強化にも効果的!【料理】ワキを締めて姿勢の崩れをブロック。ここにアプローチ:背中包丁で切るなどの作業をする際は、背筋をまっすぐ伸ばして両ワキを締めることを意識。自然と肩甲骨が寄って姿勢が整い、背中のラインも美しくなる。【食事】食器は小指で支えて、二の腕シェイプ。ここにアプローチ:二の腕食器を持つ時、人差し指でなく小指に力を入れるように意識すると、たるみがちな二の腕の裏側を鍛えることができる。モノを“つかむ”動き全般に応用可。【読書】あぐら&座面を使う、目線キープでたるみを防止!ここにアプローチ:首下を向いて本を読むと、顔がたるむ原因に!床にクッションを敷いてあぐらをかき、ソファの座面に肘を置いて目の高さに本を持ってくるのがおすすめ。【トイレ】和式便所風スタイルで朝から快便。ここにアプローチ:便秘解消低めの踏み台などを利用して、膝がお尻より高くなるように座る。上半身はやや前傾姿勢が。腹筋に力が入りやすくなり、便の通りがスムーズになる。【洗顔】背筋一直線でもも裏に刺激。ここにアプローチ:もも裏顔を洗う時は、背筋を一直線に伸ばしたまま、骨盤を支点として折るように上体を傾けると、もも裏のトレーニングに。反り腰にならないように注意。【歯磨き】片脚45度上げで体幹トレ。ここにアプローチ:お腹・お尻椅子や壁に手を添えてまっすぐ立つ。お腹のコアを意識しながら、膝を曲げずに片脚を斜めにゆっくりと持ち上げて下ろす。左右10~20回ほど繰り返す。【洗濯物を干す】美尻を叶える、スクワット洗濯干し。ここにアプローチ:お尻・もも裏洗濯かごの前に深くしゃがみこんで洗濯物を取り、そのまま立ち上がればスクワット代わりに。面倒な洗濯も、トレーニングと思えばやる気が出てくる!【洗濯物を畳む】開脚して畳めば、ストレッチに。ここにアプローチ:股関節両脚を無理のない範囲で開いて床に座り、上半身を左右に動かしたりしながら洗濯物を畳む。股関節がやわらかくストレッチされ、下半身の血流もアップ。【テレビ観賞】かかとで刺激。寝転びもも裏マッサージ。ここにアプローチ:もも裏いつものテレビタイムにも一工夫を。床に仰向けになり、膝を曲げて脚を持ち上げ、太ももの裏側を左右のかかとでトントン刺激。【バスタイム】ボディスポンジで肩甲骨をストレッチ。ここにアプローチ:腕・背中カラダを洗う時は、タオルではなくスポンジを使用。両腕を伸ばして背中を洗うことで、腕のトレーニングになり、肩甲骨や背面もストレッチできる。素手でもOK!【バスタイム】シャワーは後ろから浴びて、肩回りがたくましくなるのをブロック。ここにアプローチ:背中・首低い姿勢で前にかがむと、胸が閉じて肩回りがたくましくなるのでNG。シャワーは頭より高い位置にセットし、立ったまま胸を開いて、天井を見上げるように浴びる。【スキンケア】首を回して、むくみ取りストレッチ。ここにアプローチ:顔まわり普段通り、顔~首まわりを保湿したら、両手をデコルテに置いたまま、首を左右に回すように動かしてストレッチ。首回りの血流がアップしてむくみスッキリ。本島彩帆里さんダイエット美容家。自身の産後に、健康的な方法で20kgやせた経験から、SNSやメディアを中心にダイエット情報を発信。『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社)など著作多数。※『anan』2024年2月14日号より。イラスト・牛久保雅美取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2024年02月09日人の1日の呼吸回数は約2万5000回。必ず行う“呼吸”を正しい姿勢&腹式呼吸で行えば、体温が上がり、代謝も上がるなど嬉しい効果が。起きてすぐ行う朝呼吸で無理なくカラダをやせ体質にシフトしよう。正しい姿勢+呼吸法で太りにくい体質に。「どんなに運動しても効果が出ない」「食べたら食べた分だけ太ってしまう」といった悩みを持つ人に見直してもらいたいのが、毎日無意識に行っている“呼吸法”。「現代人がやせにくい最大の原因は、間違った呼吸にあります。呼吸には本来、二酸化炭素や老廃物を流しカラダのすみずみまで酸素を届けるという役割がありますが、崩れた姿勢のまま浅い呼吸を繰り返すと、細胞に酸素が十分に行き渡らないばかりか、代謝が落ちて内臓が100%のパフォーマンスを発揮できないのです」(ZEN呼吸法主宰・椎名由紀さん)そこで椎名さんが提案するのが、呼吸を整えてカラダ本来の機能を取り戻す「ZEN呼吸法」。「これは江戸期の禅僧・白隠禅師の呼吸法を、私が31歳の時にメソッド化したものです。ポイントは“正しい姿勢”と“深くゆっくりとした腹式呼吸”。毎朝5分続けるだけで、代謝スイッチが入って燃えやすいカラダに。早い人だと、たった1回でお通じが改善するほど巡りも良くなります。正しい姿勢で体幹も鍛えられるので、自然とスタイルアップが叶うのも嬉しい点。まずは3か月を目標に続けてみてください」なぜ朝がいい?一日の代謝スイッチがオン!カラダが温まり、活動しやすくなる。大腸、小腸も刺激され快便に。朝起きてすぐに深い呼吸をすることで、カラダが目覚めてもっとも燃焼しやすい状態に変化。腹式呼吸によって内臓をしっかり動かして腸が刺激されれば、毎朝のお通じもルーティン化できる!正しくやせる呼吸とは?正しい姿勢(体幹トレーニング)×正しい腹式呼吸(内臓運動)ZEN呼吸では「正しい姿勢」をとることで体幹を鍛え、その状態で内臓を動かす「腹式呼吸」を行うことが鉄則。いくら深い呼吸をしても、姿勢が悪いままだと十分な効果は得られない。やり方はシンプル!基本をマスターして、“呼吸上手”になろう。正しい姿勢仙骨を立て、背中をまっすぐにする。正しい呼吸には、正しい姿勢が必要不可欠。とはいっても、スマホの利用や長時間のデスクワークなどが原因で、猫背や反り腰など、姿勢が乱れている人が現代では急増しているそう。「カラダ本来の機能を取り戻すには、姿勢を正すことが第一歩です。『正しい姿勢』の条件とは、骨格の土台である骨盤が前にも後ろにも傾かず、かつ背中がまっすぐに伸びていること。この状態をラクにキープするためにも、朝呼吸をする時は椅子に座って行うのがおすすめです」脚を腰幅に開き、骨盤の一番下にある「坐骨」を座面に垂直に立てて座る。肩の力は抜いて、背中をまっすぐ伸ばす。横から見た時に、頭頂、耳の付け根、肩先、腰の張り出した骨(大転子)が一直線になっているのが理想。POINT:仙骨をお尻に入れ込んで立てる。上半身を少し前に倒し、お尻を後ろにつき出したら、仙骨に手を当てる。そのまま仙骨をお尻にぐいっと入れ込むように押し出し、座面と垂直になるようにキープ。椅子の高さは、膝裏が90度になるくらいがベスト。骨盤の中心にあるプレート状の骨が「仙骨」。片手を仙骨に当て、傾き具合を都度確認して。NG:背中は曲げないでまっすぐに。椅子にもたれたり、猫背の姿勢だと、仙骨は後傾してしまう。必ず仙骨が垂直に立つよう、背筋をまっすぐに伸ばすこと。姿勢が乱れてきたら、再度仙骨を入れ込んで。腹式呼吸細く長く鼻から吐き、空気を受け取る。自分の胸とお腹に手を置いて呼吸をした時に、胸が動くという人は「胸式呼吸」をしている可能性が大。「上半身を使うこの呼吸法では、内臓をしっかりと動かすことができません。さらにカラダに余計な力も入るため、自律神経が乱れてさまざまな不調の原因にも。理想は、お腹が自然に動いて深い呼吸を促す『腹式呼吸』。ポイントは、“吸う”よりも“吐く”に意識を置くことです。まずは朝の5分を習慣化して、徐々に日常生活にも取り入れてみてください」腹式呼吸の基本は、「鼻で吐いて、鼻から吸う」。絹糸を紡ぐように細くゆっくりと息を吐き、気持ちよく吐ききったところで、鼻から入ってくる空気を自然に受け取ること。正しい姿勢をキープするのも忘れずに!腹部、脇腹、背中全体にボールが膨らむイメージ息を吸う時は、お腹の前側だけでなく、前後左右全体がボール状に膨らむのを感じて。うまく腹式呼吸ができない場合は…上半身が力みすぎ!腹式呼吸はカラダをゆるめ、心地よくリラックスして行う呼吸。首がすくんだり、肩がこわばらないように注意して。上半身に余計な力が入っていると呼吸は浅く速くなる。肋骨ロック両手で肋骨を締めるようにホールドしたまま、ゆっくりと呼吸する。肋骨を固定することで、胸式呼吸ができにくい状態になり、自然と腹式呼吸に切り替えられる。カエルのポーズ足を肩幅くらいに開き、和式トイレにしゃがむように、足裏を床にくっつけて膝を開く。上半身の余計な力が抜け、仙骨も自然に立つのでラクに腹式呼吸することができる。椎名由紀さんZEN呼吸法主宰、呼吸アドバイザー。共著『ZEN呼吸「健康」は白隠さんから』(春秋社)など、著書は6作、6か国で翻訳されている。ブックレットによる図解・解説付き音声メソッドCD『ZEN呼吸法メソッド ~自然な姿勢と呼吸で心を調える~』が発売中。パジャマ¥75,020(プライベート・スプーンズ・クラブ/プライベート・スプーンズ・クラブ 代官山本店 TEL:03・6452・5917)トップス¥10,450パンツ¥16,500(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・5720・8256)※『anan』2024年2月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)スタイリスト・仮屋薗寛子モデル・橘 季希イラスト・斉藤ヨーコ取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2024年02月09日あなたはいくつ当てはまる?“カラダのSOS”7つのサイン。うなじに、太い一本ジワがある?手鏡を使い、合わせ鏡で自分のうなじを確認してみよう。うなじにシワが入っていない。(2点)横一文字のシワが、かすかに入っているのが見える。(1点)横一文字のシワが、深く入っているのが見える。(0点)【SOSサイン&対策】シワがある人は無意識のうちに猫背姿勢になっているかも。猫背姿勢の人は必要以上にアゴを上げるので、首の後ろにシワができやすい。そのシワは悪姿勢の証拠。気づいたときに深い呼吸を意識して胸を張るクセをつけること。立ち木のポーズで、30秒立っていられる?ヨガの立ち木のポーズを左右両脚で行い、片脚で立てる時間を計ろう。左右どちらの脚でも30秒以上バランスを保って立てる。(2点)左右どちらかだけ30秒以上バランスを保って立てる。(1点)左右どちらの脚も30秒バランスを保てない。(0点)【SOSサイン&対策】平衡感覚が落ちているかも。利き足でもできないと深刻。片脚立ちで浮かせた足の裏を軸脚に当てて立つヨガのポーズ。長くキープできるほどバランス能力が高い。電車内で吊り革を持ち、こっそり片脚立ちの練習を。反対側の手で、つま先をつかめる?椅子に片脚を伸ばして座り、反対側の手でつま先をつかんでみよう。左右どちらのつま先もつかめる。(2点)左右どちらかだけつかめる。(1点)左右どちらのつま先もつかめない。(0点)【SOSサイン&対策】できない人は、骨盤が後ろに倒れたおばあちゃん姿勢かも!骨盤が後ろに傾いていると、上半身をしっかり前に倒せず、手でつま先をつかめない。普段から椅子に座るときは背もたれに寄りかからず、骨盤を立てて座ること。夏のスカート、ファスナーは最後まで上がる?昨年の夏にはいていたスカートをはいてみよう。以前と変わらない。(2点)ややきつくなった感じがする。(1点)明らかにきつくなり、ファスナーが最後まで上がらない。(0点)【SOSサイン&対策】下腹ぽっこりでファスナーが上がらない=太った&筋肉不足!半年前にはいていた夏のスカート。年末年始の運動不足と過食でウエストのくびれがなくなったためにファスナーが途中でストップ。食事を腹八分にセーブしよう。自分のウエストを自分で抱き寄せられる?片手を背中に回して反対側のウエストをつかんでみよう。自分のウエストをしっかり抱ける。(2点)正面から手(指)が少しだけ見える。(1点)正面から手(指)が全く見えない。(0点)【SOSサイン&対策】肩甲骨まわりがガチガチ。普段から意識して腕を上げよう。肩甲骨の可動域が広い人は反対側のウエストをしっかりつかめて、前から見たとき指先が見える。できない人は飲食店でオーダーする際、手を真上に上げて注文を。脚を大きく開いて、どこまで前屈できる?90度以上開脚して座り、前屈してみよう。床に肘をつけられる。(2点)床に手をつけられる。(1点)床に手をつけられない。姿勢をキープできない。(0点)【SOSサイン&対策】下半身のカナメ“股関節”の、横方向への柔軟性の目安。開脚は180度できることにあまり意味はなく90度で十分。そこから上体を前に倒すと、手の位置で股関節の柔軟性が分かる。硬い人は時々あぐらをかく練習やシコ踏みを。階段に座って、片脚だけで立ち上がれる?階段の1段目に座り、片脚だけで立ち上がってみよう。1段目に座って、立ち上がれる。(2点)2段目なら立ち上がれる。(1点)2段目でも立ち上がれない。(0点)【SOSサイン&対策】古典的な太ももの筋力チェック。20代30代ならできて当然。階段の1段目に座って、そこから片脚立ちで立ち上がれれば軸脚の太ももの筋力が年齢相応ということ。両脚ともできない人は階段を1段抜かしで上って筋力アップを。あなたは何点でしたか?0~1点かなりヤバイ。今すぐ食事の見直しと、運動を始めましょう。2~6点ちょっとヤバイ。1駅ウォーキングなど普段できることの工夫を。7~11点良い感じ。油断するとカラダがたるんでくるので常に意識を。12~14点素晴らしい!カラダに対する意識を継続して持ちましょう。自分の弱点が分かったら最適メソッドで克服を。「うなじのシワや、つま先をつかむ動作は姿勢、立ち木のポーズはバランス、スカートは体組成、セルフウエストつかみは肩甲骨の動き、階段片脚立ちは筋力、開脚前屈は股関節の柔軟性。どれもカラダが発しているサインです。これらの気づきをカラダや健康に向き合うきっかけにしましょう」(澤木一貴さん)さわき・かずたかパーソナルトレーナー。「SAWAKI GYM」代表。整形外科病院でのトレーナー科主任を経て、現在はトレーナー指導やさまざまなメディアで健康情報を発信。著書も多数。※『anan』2024年2月14日号より。イラスト・どいせな取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2024年02月08日20代30代女性の9割が運動不足!?下腹ぽっこりは筋肉が衰えている証拠!?気になる最新ボディメイク事情を調査します。20代30代女性の9割が運動不足!調査数が多く、信憑性のある2016年の厚生労働省のデータによれば、運動習慣のある20代30代の女性は10%未満。9割は運動習慣がないという結果に。「ここで言う運動習慣とは1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上続けていること。歩くにしても通勤などの移動ではなく、余暇の時間で30分以上歩けば運動になります」と、同志社大学スポーツ健康科学部教授の石井好二郎先生。「運動しない理由は大体、時間がないから。でも本当に時間がないかといえばそんなことはないと思います。実際、アンケートをとってみると忙しいビジネスマンやセレブリティほどちょっとの時間を使って運動している。海外でもオバマ元大統領や歌手のテイラー・スウィフトがランニングを習慣にしていることは有名な話です」また、スポーツ庁の調査では体育の授業を除いて1日10分足らずしか運動しない女子中学生が2割近くいるというデータもあるそう。ちなみに男子中学生の場合はその割合は1割以下。もはや運動不足は女性のデフォルト?通勤の電車やバスでは絶対座る、家では大体座るか寝て過ごす、休日も寒くて外出がおっくう。お休み気分が抜けずに、そんな毎日が当たり前になっていませんか?年齢別の運動習慣のある女性の割合「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)20~29歳:9.9%、30~39歳:9.8%、40~49歳:13.4%、50~59歳:25.9%、60~69歳:35.9%20代以上の年齢層の調査結果。20代30代の若い層で運動習慣を持っていると答えた人はともに9%台。年齢が高くなるほど運動習慣が増える傾向にある。下腹ぽっこりは筋肉が衰えている証拠!若い女性に多い運動不足。それが原因で太っているかというと、さにあらず。逆に20代女性の約2割は“やせ”に分類されるというデータもある。でもこれはあくまで体重が標準より少ないという話。「体重的には“やせ”でも、筋肉量が少ないというのが今の若い女性の特徴だと思います。それを示す一番分かりやすい目安は下腹がポコンと出ていることです」体重は変わらないのに下腹がぽっこり。これがまさに赤信号。「体重が重い人はそれを支えるために脚の筋肉がしっかりしていますが、そんな人でも細くなる筋肉があります。それが腹筋。体重を支える必要がないので運動不足になるとすぐに萎縮します。その結果、今まで筋肉で押さえていた内臓が下に落ちてきて、下腹部が出てくるんです」スカートやパンツのウエスト部分からお腹の肉がハミ出る、タイトなウェアを着ると下腹だけがポコンと目立つ。それは、なにも腹筋だけが衰えているわけではなく、全身の筋肉がすでに衰えているというサイン!体重が変わらないからと安心はとてもできない。筋肉不足で糖尿病のリスクが増える?筋肉が少ないことがなぜ黄色信号に?それは見た目にボディラインが崩れることだけではなく、病気のリスクが高まるから。その病気の名は糖尿病。「血糖値が高くなると膵臓からインスリンというホルモンが出て血糖値が下がる。これはみなさん知っていると思いますが、実はインスリンが直接血糖値を下げるわけではありません。インスリンは血糖をどこそこに運びなさいという指令を出しているだけ。その場所が、筋肉や脂肪です。とくに血糖の約7割は筋肉に運ばれます」血糖を筋肉に取り込むには、筋肉の中にいる糖の運び屋がインスリンによって活発に働くことが必要。ところが筋肉が少なかったり運動不足で筋肉の質が悪くなると、運び屋がうまく働かず、インスリンをいくら出しても血糖が取り込まれなくなる。こうして糖尿病のリスクが高まるという仕組み。「運動不足などによりインスリンが効きにくい状態を“インスリン抵抗性”といいます。日本の痩せた若い女性はアメリカの肥満者よりこのインスリン抵抗性の割合が高いというデータもあります」左から、標準体重の若年女性・痩せた若年女性・米国の肥満者年齢:22.6歳・23.6歳・19~34歳BMI:20.3kg/m2・17.4kg/m2・30.0kg/m2耐糖能異常の割合:1.8%・13.3%・10.6%標準体重と比べると、やせ型女性の耐糖能異常は約7倍。インスリン分泌量の低下やインスリン抵抗性が原因とされる。Sato et al.J Clin Endocrinol Metab.106(5):e2053-e2062,2021.日常生活でのチョコチョコ活動のすすめ。運動不足は自覚しているが、運動する気はないという女性は少なくない。アメリカ都市部の女性オフィスワーカーが、運動を意識してウォーキングシューズで出勤し、オフィスでハイヒールに履き替える一方、日本の女性はヒールで出勤してサンダルに履き替える。でもそれではボディラインは崩れ、健康も損なわれる可能性が大。「筋トレのようなしっかりした運動を行うことも大事ですが、日常生活の中でできることを少しずつ取り入れることも大切。私の自宅はマンションの5階ですが、大きな荷物がない限り階段を使います。大学でもメールボックスの郵便を自分で取りに行ったり、トイレは1フロア下のトイレを使います。そうすると、1日の平均歩数は1万5000歩以上に。意識して小さな身体活動を少しずつ積み上げていくことが大事なんです」すきま時間を見つけてチョコチョコ運動を取り入れる。これなら“さあワークアウトしよう!”と力まずともできるはず。“時間がない”という言い訳はもうNG。年末年始でゆるんだカラダとココロを今こそリセット。いしい・こうじろう同志社大学スポーツ健康科学部スポーツ健康学科教授。専門は運動処方、運動療法。共編著に『もっとなっとく使えるスポーツサイエンス』(講談社)などがある。※『anan』2024年2月14日号より。イラスト・Hi there(vision track)取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2024年02月08日忘年会にクリスマス、お正月とイベント続きの年末年始。多くの人がこの時期、食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃もたれや消化不良で悩んだことがあるはず。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、暴飲暴食による内臓疲労、免疫力の低下をリセットしてくれる食事と、危険なNG習慣を教えてくれます!年末年始の暴飲暴食で胃腸が弱っていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 246お正月を目前にすでに内臓が疲れていると感じているかたはいませんか。忘年会、クリスマスとイベントが続き、食べたり、飲んだり、お祭りのような毎日を過ごしている人も多いと思います。楽しいと思って忘年会などに参加する人もいれば、本当は家でのんびりしたいけど、人付き合いでしぶしぶという人もいらっしゃるかもしれません。どちらにせよ、早期に心と体のケアをしていきたいですね。新年には年神さまがやってきて、私たちに幸せをもたらすといわれていますよね。その神様への縁起のよいお供え物を元旦に食べるようになったものがお節といわれています。また、三が日はさまざまなよいことを水に流さないように、料理をせずに過ごすとよいという習わしもあります。そんなわけで、お正月にはあまり体を動かさずに、食べて飲んで過ごす方が増えることだと思います。今週は、食べ過ぎ、飲み過ぎをケアしていく食薬習慣を紹介します。今週は、暴飲暴食対策となる食薬習慣今年は、新型コロナウイルスが5類感染症へと位置づけが変更され、久々に人が町中にあふれる年末年始になります。忘年会、お正月行事等が続き、日常も活気づきますよね。気の知れた友達と食べたり、飲んだりすると、つい時間を忘れて長時間過ごしてしまうこともあると思います。ただ、楽しい時間は大切なのですが、胃や腸、肝臓などへのダメージが着実に積み重なり、ちょっと内臓が疲れているなと感じているかたも多いと思います。口内炎や口唇ヘルペス、カンジダ膣炎、膀胱炎など、免疫低下時に起こりやすい症状がでてきてはいないでしょうか。漢方では、食べ過ぎ飲み過ぎの時には、免疫を低下させ炎症の原因となる『湿熱』が生じるため、『肝・脾』を整えていくとよいとされています。ということで、解毒に関わる『肝』と消化に関わる『脾』をサポートする食薬習慣が大切です。今週食べるとよい食薬は【大根とニンジンのピクルスみぞれ和え】です。逆にNGな習慣は、【霜降りたっぷり焼肉の宴会】です。食薬ごはん【大根とニンジンのピクルスみぞれ和え】大根とニンジンの抗酸化物質と食物繊維で腸から心と体を元気にしましょう。大根おろしを加え、大根の辛みをアクセントにすると、『脾』をサポートするジアスターゼや『肝』をサポートするイソチオシアネートの働きを得ることができ、年末年始の食べ疲れを癒してくれます。<材料>人参1/2(一口大)大根4センチくらい(一口大)大根おろしお好みでお酢・みりん(アルコールが気になる人はレンチン)各大さじ3<作り方>材料を半日漬けたら完成。NG行動【霜降りたっぷり焼肉の宴会】タンパク質がたくさんとれていいじゃん!と言われそうですが、脂の多い焼き肉を食べた後、胃もたれしたり、膨満感や下痢などに悩まされてしまう人も多いのはおわかりだと思います。脂身の多いお肉は、消化に時間がかかり、胃腸の働きが低下しているときにはとくにダメージを感じやすくなります。また、タンパク質には窒素が含まれますが、分解の過程で窒素はアンモニアに変わり、肝臓や腎臓に負担がかかることがあり、内臓疲労の原因となってしまうこともあります。外食が続いているときには、気をつけましょう。また、食べるとしたら大根やキャベツなども一緒に食べたり、よく噛んで食べたりして楽しむようにしましょう。年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎは、楽しさの代償として生じるものです。しっかりとその時間を満喫していれば、決してネガティブなものではないと思います。ただ、その食べ癖が続いたり、お酒の習慣が身に着いたり、内臓の疲れを引きづったりすることは、その後の自分の体に対して、優しい行動ではありません。オンオフの意識をしっかりもって、素敵な時間をたくさん過ごしましょうね。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Daria/Adobe Stock文・大久保愛
2023年12月28日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、生理前・中のむくみ対策。生理によるむくみに悩む人も多いはず。そもそもむくみは、なぜ起こる?原因と対策を知り、少しでも快適に過ごせるように生活を見直そう。生活習慣を見直せば、むくみはかなり緩和できる。むくみは、皮膚の下にある皮下組織に余分な水分がたまった状態。水分や塩分の過剰摂取、脚の筋力の低下、体の冷えなどが原因になると、産婦人科医の駒形依子さんは言う。「脚の筋肉、特にふくらはぎは血液を心臓に戻す働きをしていますが、筋肉量が低下したり、冷えて筋肉が硬くなると血液がスムーズに戻らなくなり、血液中の水分が停滞してむくみが起こります。細胞がむくんだ状態は冷えにつながり、より水分がたまるという悪循環になることも」一般的に男性より女性がむくみやすいのは、筋肉より脂肪が多いから。もともと脂肪は水分をためる性質があるうえ、食事制限のみのダイエットや運動不足で筋肉が落ちると、さらにむくみやすい体に。「下半身の筋トレは、むくみの解消に役立ちます。また女性は足先の冷えから血液や臓器を冷やしやすいので、内くるぶしの少し上にある、冷えやむくみに効くツボの三陰交からつま先をしっかり温めましょう」一方、生理に起因するむくみは体の「防衛反応」によるもの。「出血で失われる栄養素や酸素を最小限に抑えるために、血管内の水分を増やすのです。出血量の多い人ほどむくみやすく、出産前のむくみも同じ原理。むくまないようにと極度に水分を控えた状態で出血が始まると、体が急に脱水状態になるため、体のだるさが強くなる場合も。いつも通りに水分を摂り、ある程度のむくみは体の自然な反応と割り切ることも大切ですよ」生理前にできる対策としては、リンパマッサージや腸活なども効果的。「生理中に限りませんが、水分の摂り方は注意が必要です。アルコールやカフェインなどの利尿作用のある飲み物をたくさん飲むことで脱水状態になり、体が水分をため込もうとしてむくみになるケースも多い。水分補給は、水を少しずつこまめに!」生理中のむくみは生理の2~3日前から出血量の多い2日目くらいがピーク。生理後もむくみが取れなかったり、いつもよりむくみがひどい時は、病院へ行くことも選択肢に。「鉄欠乏性貧血や甲状腺の疾患でむくみが起こっている可能性もあります。朝起きた時は顔がむくんでいる人も多いと思いますが、それが午後になっても改善されない場合は、一度病院を受診すると安心です」駒形さん直伝!生理前・中のむくみをラクにするTIPS。1. 鎖骨マッサージでリンパをほぐす。鎖骨まわりをマッサージしてリンパをほぐすことで体の余分な水分が排出されやすくなる。「鎖骨の上下を体の中心から外側に少し強めにさするだけでもOK。腋の下もほぐすと効果的です。入浴中やテレビを見ながらでも」2. 生理前はワンサイズ大きいブラを。リンパの流れを滞らせないためにも、生理前はゆるめのブラやブラトップを選ぼう。「アンダーバストを締め付けると、水分や老廃物が排出されずむくみが助長されます。生理の時は見た目より心地よさを重視しましょう」3. コーヒーやお茶を水に置き換える。利尿を促すカフェイン入りのドリンクを飲みすぎると脱水を引き起こすことも。コーヒーやお茶は控え、水で水分補給を。「倦怠感をやわらげるミネラルウォーターがおすすめ。体を冷やさないように常温か白湯がベター」4. 根菜鍋でおいしく便秘改善。便秘は内臓を冷やす原因にも。体を温め、食物繊維が豊富な根菜類を使った鍋料理は、むくみ改善に有効。「胃腸の調子を整え内臓が温かい状態になれば、それぞれの臓器が適切に働いて水分バランスが調整されます」5. 漢方を生活に取り入れてみる。体内の水分調整を促す漢方、「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」に頼るのも手。「薬局などで手軽に購入できる漢方を、生理前のむくみが出た時に飲んでおくと心強いと思います」右・ツムラ漢方防已黄耆湯エキス顆粒、左・ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒[共に第2類医薬品]20包(10日分)各¥2,640(ツムラお客様相談窓口TEL:0120・329・930)駒形依子さん婦人科と漢方内科を中心とした「こまがた医院」院長。患者自身の力で症状を緩和できるように生活習慣の指導を含めた診療を行っている。著書に『子宮内膜症は自分で治せる』(マキノ出版)などがある。※『anan』2023年12月27日号より。イラスト・二階堂ちはる取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2023年12月27日今の時代だから気になる! 美容医療にできること
初めてのデリケートゾーンケア
やせにくいママのための「脳科学ダイエット」ってなに?