WurtSが、新曲「BORDER」を6月5日(月) に配信リリースすることが決定した。「BORDER」は、『週刊少年ジャンプ』で連載中の殺し屋バトルアクションマンガ『SAKAMOTO DAYS』とのコラボ曲。作者の鈴木祐斗とWurtSがお互いの作品をリスペクトしていたことがきっかけでコラボが実現した。WurtSはコミックスの世界観が存分に味わえる歌詞とメロディを、鈴木は今回のコラボのために主人公・坂本太郎とWurtSのスタイリッシュで躍動感あふれる姿のイラストを描きおろした。さらにYouTubeではコラボPVも公開されている。また配信リリースに先立ち、本日5月23日(火) 放送のJ-WAVE『SONAR MUSIC』内でラジオ初オンエアされることが発表された。なお楽曲配信日には、『SAKAMOTO DAYS』コミックス11巻もしくはノベライズ購入者を対象にした抽選によるWurtSの特別ライブ『WurtS MeetS Sakamoto dayS』が開催される。■WurtS コメント僕は『SAKAMOTO DAYS』の戦う寸前の“クルぞっ”という瞬間が大好きです。凄まじいアクションはもちろん“正義とは何か”や“愛の告白”などギュッと心を掴むエモーショナルな部分も含めて、より一層作品の世界に浸って頂くために書き下ろしました。僕自身もファンとしてこれからの展開も楽しみにしてます!■鈴木祐斗 コメントWurtSさんの少し気だるそうな声、癖になるビート、レトロな雰囲気、全てが最高に刺さります!初めて「リトルダンサー」を耳にした時は、宝物を発掘したような気分になりました。新曲の「BORDER」ですが、坂本たちの何気ない日常がWurtSさんのフィルターを通すことで、とんでもなく魅力的でドープな世界観に仕上がっています!WurtSさんの曲でしか得られない感覚、ぜひ味わってみてください!『SAKAMOTO DAYS』×WurtSコラボPV<リリース情報>WurtS「BORDER」6月5日(月) 19:00 配信リリース配信リンク:特設サイト:<番組情報>J-WAVE(81.3FM)『SONAR MUSIC』5月23日(火) 22:00~24:00ナビゲーター:あっこゴリラ番組公式サイト:<ツアー情報>『WurtS LIVEHOUSE TOUR I』※終了分は割愛6月12日(月) 愛知・名古屋CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:サンデーフォークプロモーション(052-320-9100)6月13日(火) 愛知・名古屋CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:サンデーフォークプロモーション(052-320-9100)6月15日(木) 福岡・DRUM LOGOS【追加公演】OPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:キョードー⻄日本(0570-09-2424)6月26日(月) 大阪・BIGCATOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)6月27日(火) 大阪・BIGCATOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)6月30日(金) 大阪・GORILLA HALL OSAKAOPEN18:00 / START 19:00お問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)7月5日(水) 東京・LIQUIDROOMOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:DISK GARAGE(050-5533-0888 / 平日12:00~15:00)7月6日(木) 東京・LIQUIDROOMOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:DISK GARAGE(050-5533-0888 / 平日12:00~15:00)7月13日(木) 東京・Spotify O-EASTOPEN18:00 / START19:00お問い合わせ:DISK GARAGE(050-5533-0888 / 平日12:00~15:00)関連リンクUNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:::::
2023年05月23日今年4月に2ndミニアルバム『BORDER:CARNIVAL』、7月には日本デビューシングルとなった『BORDER:儚い』をリリースし、新人グループながら世界のチャートを賑わせたENHYPEN(エンハイプン)。第4世代ホットアイコンとして熱い注目を集める彼らの初のスタジオアルバム『DIMENSION : DILEMMA』が遂にヴェールを脱いだ。今回はリリース日に行われたメディアショーケースの模様をレポート!今回のコンセプトは“ジレンマ”。成長の中で葛藤する等身大の少年の物語。左からJAKE、JAY、HEESEUNG、JUNGWON、SUNGHOON、NI-KI、SUNOO。©BELIFT LAB【ペンになってもいいですか!?】vol. 144デビューから2作続いた『BORDER』シリーズで表現したのが、デビュー前の複雑な感情とデビュー後に直面した目新しい世界への率直な感情であったとしたら、今回の『DIMENSION』シリーズでは、もう一つの世界につながった少年たちが「この世界が思ったより複雑で矛盾した、新しい次元(DIMENSION)の世界」であることを悟った後の話が展開される。 少年たちはさまざまな価値が衝突する、超立体的で多次元的な世界に入って初めて自分の欲望を知り、アイデンティティに混乱を感じ始める。今作『DIMENSION : DILEMMA』について、リーダーのJUNGWONは、「新しい世界で簡単には選べないジレンマに陥りながらも、立ち止まらずに前に進んでいくという少年たちの物語です。僕たちもデビュー後の世界でENHYPENとしていっそう成長した姿をお見せしたいと思いながらも時には個人の時間が必要であり、もっと多くの方に愛されたいと思いながらも時には人々の視線から自由になりたいという欲求を持つことがありました。このような複合的な感情が今回のアルバムに盛り込まれています」と、メンバー自身が直面したジレンマを打ち明けた。JUNGWON©BELIFT LABNI-KIデビューしてから全てが新鮮でまだ実感がわかないなかでも、ENHYPENのステージを愛してくれる人々に応えたいと努力している。SUNGHOONデビュー前後で出てきた悩みやジレンマは、アーティストでありながらも一般人である僕たちにとっては当然な状況。今回のアルバムは、そんな僕たちの気持ちがうまく盛り込まれていると思う。と、今回もアルバムと通して、彼らの素直な想いが反映された内容が期待できる。SUNGHOON©BELIFT LAB混沌、疾風怒涛と言う青春の激動性を表現したコンセプトは、「激しいスポーツを楽しみながら一緒に泣いて笑う少年たちの感情を表現した「ODYSSEUS」、友達と平凡な日常を過ごす幸せを描いた「CHARYBDIS」、華やかな世界に足を踏み入れたものの、なんとなくなじみのない孤独な感情を感じ取った「SCYLLA」の3つがあります」とSUNOOが説明。JAYは水中で何度も撮影に挑戦したという「SCYLLA」、SUNGHOONは海を背景にメンバーの自然な姿が収められた「ODYSSEUS」がお気に入りなのだそう。初のスタジオアルバム『DIMENSION』シリーズの幕を開ける作品のリリースに至ったことが誇らしいというJAKEは「デビューから約1年という時間の中で、僕たちが感じてきた感情や経験をもう少し詳しくお聴かせできるという点でも特別な意味を持ったアルバムだと思います」とコメント。タイトル曲「Tamed-Dashed」は、ギターとシンセサイザーサウンドが際立つ1980年代感性のニューウェーブジャンルの曲。「欲望に“飼い慣らされるか(Tamed)”欲望から“叩きつけられるか(Dashed)”」選択のジレンマに関する質問に、欲望の矛盾と衝突しながら戸惑いと焦燥感を感じる少年たちの物語で、デビュー以来初の爽やかなコンセプトにも挑戦!初めて曲を聴いたとき、メンバーたちは今までと異なる雰囲気に驚いたものの、ファンの皆さんに新しい姿を見せることができそうだと期待に胸を膨らませたとか。その“爽やか”コンセプトを表現するために最も気をつけたのは表情演技。「表情だけでも爽やかさを感じられるように練習しました。初めはぎこちなかったんですが、ステージを見てくださる方々に楽しんでもらえればという思いで頑張りました」と自信を見せるJUNGWON。ENHYPENといえばパフォーマンス、パフォーマンスといえばENHYPEN!激しいシンクロダンスが毎回話題となるENHYPEN。今回のパフォーマンスの見どころを聞かれると、「一言でいうと“ノンストップ爽やかパフォーマンス”と表現したいですね。ジレンマに陥りながらも前に向かっていく少年たちを表現するのに、ラグビーやアメリカンフットボールなど球技種目をする姿を活用してみました。実際にラグビーボールも使用するので、とてもスポーティでエネルギッシュな雰囲気を感じられると思います」とJAY。JAY©BELIFT LABENHYPENのダンスの要、日本人メンバーでもあるNI-KIによるポイントダンス解説も。ポイント振りつけは、キックオフダンスと扇ぎダンス。「アメフトの試合のキックオフのときの姿が思い浮かぶようなキックオフダンスと、Summerという歌詞に合わせて手で扇ぐような姿を表現してみました」と説明したNI-KIは扇ぎダンスを実際にお披露目!NI-KI©BELIFT LABJAKEは、オーストラリアの学校でラグビー経験があったのでラグビーボールを使ったパフォーマンスをすると聞いてうれしかったと余裕の笑顔のなか、NI-KIは初めての小道具を使うためミスをしないよう、たくさん練習したそうだ。爽やかさ全開のMVでは、海を背景に団体でダンスを踊るシーンがポイントというSUNGHOON。JUNGWONは、撮影が終わってから海に入って遊んだ思い出と、MVに出てくるセットがとてもリアルで入り込むことができたというエピソードも公開してくれた。新コンセプトの魅力を最大限に引き出す布陣とのコラボ!今回のアルバムにも、デビュー当時から楽曲制作に携わるワンダーキッド(Wonderkid)やパン·シヒョク(“hitman” bang)プロデューサなどHYBE LABELSプロデューサー陣が参加。ビジュアル面でも、多くの広告やブランド、マガジン、プロモーションビデオのスタイリングを務めるビジュアルディレクターのキム・イェヨンが、今回男性アイドルグループを初めて手がけて話題となった。ENHYPENの中でもファッションセンスに定評のあるJAYは「ビジュアルディレクターのキム・イェヨンさんと初めてお仕事をさせて頂きましたが、とても楽しい時間でした。素晴らしい作品に仕上がってうれしいです。またパン・シヒョクプロデューサーから、タイトル曲の振り付けのコーラス部分は、まるで一人が踊っているようなキレのあるダンスで表現できたらいいと思うと言われたことが一番記憶に残っています」と話した。またHYBE LABELSの先輩アーティストでもあるTOMORROW X TOGETHERのYEONJUNと、収録曲「Blockbuster feat.YEONJUN of TOMORROW X TOGETHER」でのコラボが実現したことも話題に!「『Blockbuster feat.YEONJUN of TOMORROW X TOGETHER』は、アクション映画の主人公のように生きていきたいと思う少年の心をポップロックとラップを結合して表現した強烈なエネルギーが感じられる曲なんですが、ありがたいことにラップでYEONJUN先輩が参加してくださいました。とてもワクワクしましたし、本当に光栄でした。YEONJUN先輩ありがとうございます」と、カメラに向かって指ハートをするお茶目なHEESEUNG。SUNGHOONは、JAYと一緒にレコーディング中のYEONJUNを訪ね、その情熱的な姿を見て感動したそう。HEESEUNG©BELIFT LABそして今回は、JAYの名前が「Interlude : Question」のナレーションアレンジメントのクレジットを飾り、メンバー自身の成長にもつながった。JAKE、HEESEUNGとともに参加したというこの曲に関して、「トラックと歌詞だけをもらった状態で各自ナレーションの配置やトーン&マナーを決めてプロデューサーにお聞かせしたら、僕のアイデアが採択されて。とてもうれしかったです!」と少し照れながらも、誇らしげなJAY。“第4世代のホットアイコン”という表現を超える存在を目指したい!前作『BORDER:CARNIVAL』は米ビルボード200で初チャートイン18位を記錄。2020年1月から2021年現在までにデビューした新人グループで、チャートインしたのは彼らだけという偉業を成し遂げた。7月リリースの日本デビューシングルではオリコンデイリーランキングで7日連続1位、ウィークリーランキングでも首位を獲得。第4世代のホットアイコンと呼ばれる彼らだけに、今回のアルバムにも注目が集まっている。SUNOOは「今回も韓国の音源チャートで高い順位に上りたいと思いますし、音楽番組でも一位を獲得したいです。前作で地上波の音楽番組で初の1位を頂いて、本当に幸せでうれしかったので、またその気分を味わいたいという欲が少しあります(笑)。でも、何よりENHYPENは曲がよくてステージが上手だという評価をもらえたらもっとうれしいです!」と意気込みを語った。SUNOO©BELIFT LABその言葉に頷きながら「多くの方々が僕たちを第4世代のホットアイコンと呼んでくださっていますが、もっと成長してそれを超えるK-POPグループの中で最も注目されるグループになることができればうれしいです」とJUNGWON。JAYも「今まで磨いてきた実力を発揮して、パフォーマンスだけでなくライブでも優れた姿を見せたい」と自信に満ちた表情を見せた。司会者が「ホット世代の話をしたので暑くなってきましたね。扇ぎダンスで熱を冷ましましょう(笑)!」というと、全員で一斉に扇ぎダンスをするかわいらしい7人。2021年の残り3か月で成し遂げたいことを聞かれたメンバーは、JAKE僕だけでなく全メンバーが同じ答えだと思います。早くENGENE(ファンの総称)の皆さんの前でステージをお見せしたいという想いです。2月にファンミーティングで皆さんに初めてお会いした時のことが、すごくいい記憶として残っているので、早くもう一度会いたいです!NI-KI多くの方々の愛と応援のおかげで去年は新人賞四冠を達成することができました。今年も多くの授賞式でご挨拶し、賞をたくさんもらうことができればと思います!JAKE©BELIFT LABここで初の「Tamed-Dashed」のパフォーマンスを披露。ダークな世界が繰り広げられていた前シリーズとは異なり、思わず口ずさみたくなるようなリズムに、激しくも軽やかなシンクロダンスはお見事。JAY曰く、“ノンストップ爽やかパフォーマンス”は、話題になること間違いなし!©BELIFT LAB次のステップへと進むENHYPENに世界中のメディアも注目。全力でパフォーマンスを終えた後は質疑応答コーナーへ。世界中のメディアからの質問が寄せられたことに感謝をしながら、改めて今の自分たちの状況を踏まえて真剣に答えてくれた。6日で60万枚以上の先行注文量(約3週間で91万枚)を記録して、自身最高記録を更新したENHYPEN。そこで、第4世代のホットアイコンと言われることについてのメンバーの考えと今後の活動への覚悟を尋ねられると…。SUNGHOON多くのファンの方々のおかげで、このような成果を成し遂げられたと思っています。第4世代のホットアイコンと呼んでくださることについては、恥ずかしながらも、その修飾語が僕たちをもっと頑張ろうと思わせてくれる原動力のような修飾語だと思います。JUNGWON今までのように僕たちが経験して感じた感情を、音楽を通じてファンの皆さんに伝え、もっと発展したステージをお見せしようと思っています。そして今回のアルバムを通じては、ENHYPENが本当に第4世代のホットアイコンなんだなと確信を与えたいし、またK-POPグループの中で最も注目されるグループになりたいと思います。また、『DIMENSION』シリーズを通じて伝えたいメッセージや前作と比べて最も大きく変わった点、成長した点については、メンバーの中でも練習生として最も長い時間を過ごしてきたHEESEUNGが答えた。HEESEUNGステージに対する向き合い方や、音楽に対する考えが変わったというのが最も成長した点ではないかと思います。最初はただデビューしたいという思いでいっぱいでしたが、ステージに立つたびにたくさんの方々から愛と応援を頂き、より良い姿をお見せするために努力するようになりました。そして僕たちの曲を聴いて、共感や慰め、喜びを感じたと言って下さる方々のためにも、僕たちの真っ直ぐな想いをたくさん伝えようと努力してきました。練習生からの脱却、彼らのデビューへのきっかけとなったオーディション番組『I-LAND』。もうすぐ始まる『I-LAND2』の参加者の方々に経験者としてのアドバイスはと問われると、JAY今も『I-LAND』の記憶は昨日のことのように覚えています。その当時一緒に参加していた数多くの参加者と一緒に歌手という夢を目指していた時期があったからこそ、今の僕とENHYPENがあるのだと思います。だからこそ、多くの方々にステージを披露する歌手になるという目標、そして初心を忘れないことが何よりも重要だと思います。夢に向かって挑戦しているすべての参加者の皆さん、良い結果を得られますことを願っています!応援しています!ここでは、メンバー全員で「ファイティン!!」と力強く叫ぶ姿も。大変な試練を乗り越えて世界中のファンを虜にした彼らはデビュー後、国内外のチャートで好成績を収めた。このような大衆の反応は、今回のアルバムを準備するうえでどのような影響を与え、どんな意義を持ったのか?という質問には、NI-KI世界中の多くの方々のおかげでチャートでも良い成績を成し遂げることができました。それほど僕たちの音楽を聴いてくださる方々が多いということがわかって、もっと自信を持ってより完璧なアルバムをお見せするために努力しました。SUNOO実はデビューしてから、スタジオアルバムは頭の中でただ夢見ていたものに過ぎなかったのですが、アルバムを出せるまで成長できたということに意義があると思います。いつものように僕たちの率直な話が盛り込まれてあるので期待してください!今回は収録曲も増え、その分の時間と努力を費やした意義深い作品になったというJAY。ちなみに、お気に入りの曲は「Just A Little Bit」(HEESEUNG)、「Upper Side Dreamin’」(SUNGHOON)だそう。ここで質疑応答は終了し、リーダーのJUNGWONが「いつにも増して一生懸命準備しました。より良い姿とステージでENGENEの皆さんと良い思い出を作っていきたいです」と締めくくった。初のアルバム制作を通して、より自信をつけた姿で成長し戻ってきた7人。本人たちのアイデアを生かしたストーリー性はそのままに、新たなビジュアルやコンセプトに挑戦し、また新しい魅力をたくさん見せてくれる予感!彼らの物語はまだ始まったばかり。間もなくデビュー1周年を迎えるENHYPENの今後の活動からも目が離せない!©BELIFT LABENHYPEN2020年6月から約3か月間放映された、Mnetの超大型プロジェクトで『I-LAND』の最終メンバーの7人で構成された多国籍ボーイグループ。チーム名の「ENHYPEN」は、記号の「ハイフン」が意味するように、お互いに異なる環境でちがう人生を生きてきた7人の少年が「つながり」、お互いを「発見」し、ともに「成長」するという意味を持つ。また、音楽を通じて人と人、世界と世界をつなぐという抱負も込められている。©BELIFT LABENHYPENの画像特設ページはコチラ※以下、2ページ目になります。取材、文・本田珠里 写真・BELIFT LAB
2021年10月18日小栗旬主演「BORDER」(’14)に出演後、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢され、国民的女優へと成長した波瑠が、「BORDER」初のスピンオフ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」で主演を務めることになった。頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗さん)が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた「BORDER」。この秋、3年ぶりにドラマスペシャル「BORDER贖罪」として復活する同作から、初のスピンオフドラマが誕生。前後篇となるスピンオフドラマと合わせ、3週連続で「BORDER」スペシャルが実現する。波瑠さん演じる比嘉ミカといえば、以前のシリーズで、男らしい言動とクールな佇まい、類まれなる検死能力で大人気を博したキャラクター。警視庁の特別検視官として石川の単独捜査に協力してきた比嘉だが、今回のスピンオフでは、その原点となる“特別検視官に就任する半年前の物語”が描かれ、法医学教室助手時代の比嘉が、住宅街を震撼させる連続殺人事件に立ち向かう。「BORDER」シリーズに共通する衝撃的かつ、ヒリヒリとした緊迫感にあふれる世界観はそのままに、比嘉の中に息づく“正義”を前・後篇に分けてじっくりと活写する。■「BORDER」から国民的女優へ!波瑠は比嘉ミカの信念と正義、細やかな心情を巧みに表現物語は、永正大学医学部医学教室の助手を務める比嘉が、日本を震撼させる連続殺人事件に立ち向かっていく。師となる法医学教授・浅川透と対峙しながらも、法医学教室助手という立場から一筋縄ではいかない事件に挑んでいく姿、徹底した男社会の中で闘う姿を通し、彼女の信念と正義、細やかな心情を描き出していく。波瑠さんは本作について、「朝ドラの前に声を掛けていただいた作品なので、いまもずっと感謝していますし、比嘉という役には頭が上がりません」とコメント。「ですから、最初にスピンオフがあると聞いたときは『えっ、私のですか?私でいいんですか?』と、とにかくビックリしました」と謙遜する。自身が演じる比嘉に対しては、「第1弾のときは、男の中で負けないように頑張るけど男であろうとするわけではなく、自分だけの武器で戦っている印象を持っていました。ですが今回のスピンオフで、異性の上司とちゃんと向き合った上で、あの比嘉がいることが分かり、彼女のことがますます好きになりました」と語り、「比嘉はすごく優秀な人間ですが、未熟な部分があって当然の年齢ですし、彼女自身も決して自分が完璧な人間だとは思っていない。そういう比嘉の人間らしさを表現できたら」と明かしている。■独自の存在感を放つ気鋭俳優!幅広い顔を持つ名俳優!そしてネクストブレイク女優が競演そんな比嘉と協力し合いながら、連続殺人事件の捜査にまい進する所轄の刑事・中澤史明を演じるのは、並みいる20代俳優の中でも抜群の存在感を放つ工藤阿須加。彼自身が持つ実直さ、さらに「あさが来た」をはじめ複数の作品で共演した波瑠さんとの絶大な信頼関係は、今回の役どころにも大いに生かされているはず。また、比嘉の上司にあたる医学教室教授・浅川透役には、映像作品でも引っ張りだこの石丸幹二が、波瑠さんと初共演。その気品漂う容姿はもちろん、きめ細やかな役作りでも一目置かれる名俳優の石丸さん。誠実な男から、観る者に何とも言えない嫌悪感を抱かせる男まで、幅広い役柄を演じ分けてきたが、今回はテレビ出演するほどの有名法医学教授でありながら、裏で比嘉の高い能力を巧みに利用しようとする狡猾さも持つ男を熱演。物語をダイナミックに揺り動かす役割を担う。さらに、高い将来性を秘め、ネクストブレイクの予感をにじませる15歳の急成長株・清原果耶も、連続殺人事件の被害者たちが通う中学校の生徒で出演!波瑠さんとは「あさが来た」の“ふゆ”役以来、2年ぶりの共演となる清原さん。前回とはまったく異なる設定のもと、波瑠さんと新たな化学反応を起こしながら、新境地を切り拓いていく姿には要注目だ。■原案・脚本/金城一紀からもお墨付き!波瑠と“比嘉ミカ”というキャラクター原案・脚本の金城一紀は、この比嘉ミカというキャラクターについて、「もともとは新聞記者で石川の恋人という設定」だったと明かす。「いわば添え物のようなキャラクターで、ストーリーにもあまり深く関わる予定ではありませんでした。それがいまや主人公の地位を獲得するまでになりました。波瑠さんのお陰です。初めてお会いしたときから波瑠さんは比嘉でした。どこか達観した雰囲気の中に、すべてをきちんと見通すような強い眼差しをお持ちでした」と金城さん。「『BORDER 衝動』では、石川に出会う前の比嘉を描いています。連続殺人事件の捜査に携わることで、比嘉は自らの運命を切り開いていきます。比嘉を運命へと導いていくのは、恐ろしい犯人です。比嘉と犯人の対決は必見のシーンになっています」と、大変気になる言葉を寄せている。「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」【前篇】は10月6日(金)、【後篇】は10月13日(金)ともに23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。「BORDER 贖罪」は10月22日(日)21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月12日小栗旬が「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事に扮し、注目を集めた2014年の連続ドラマのスペシャル版「BORDER2贖罪」。未だ謎のベールに包まれた本作に、國村隼、満島真之介、中村ゆりかという個性豊かな3名の追加キャストが明らかとなった。頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」能力を得た刑事・石川安吾(小栗旬)。彼が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた「BORDER」(原案・脚本/金城一紀)。3年前に放送されるや、その衝撃の物語で視聴者を震え上がらせた同ドラマが、今回ドラマスペシャルとなって復活!思いがけない吉報に全国の「BORDER」ファンからは歓喜の声が上がり、ネット上でも大きな話題を呼んでいる。そんな本作に加わる追加キャストが決定。國村さんが演じるのは、警視庁の監察管理官・久高喬。温厚で人望もあり、庁内では人格者として通っており、常に柔和な顔つきで人に接するが、実は鋭い観察眼を隠し持っているという役どころ。満島さんは、見栄えもよく、堂々とした雰囲気を持つ謎の人物・原口知幸役に。ある事件に関して、重要な捜査対象となるという。そして、中村さんはある殺人事件の被害者で、小栗さん演じる石川の前に死者として現れる。國村さんは今回の出演に、「以前から金城一紀さんの作品を見て面白いなぁと思っていたので、出演が決まったときから楽しみにしていました。僕が演じる久高は職務に忠実で、優秀な監察管理官であると同時に、どこか掴みどころのない人物。石川とも完全に…というわけではありませんが、アゲインストとして相対し、お客さんをハラハラさせる面白いキャラクター設定となっています」と明かす。主演の小栗さんに対しては、「非常にストイックで、どっぷり石川に入り込んでいる印象を受けました。かつて『獣医ドリトル』で共演したときとは全然印象が違いましたよ(笑)。そんな小栗くんとのお芝居はとても面白くて、目線の芝居や意識の置きどころなど、的確な表現を打ち出してくれるので、こちらにも大変刺激になったと思います」と語っている。一方、現在さまざまな作品に引っ張りだこの満島さんは、「連続ドラマの時から、楽しく拝見していました。まさか、あの石川と対峙することになるとは…!身を引き締め、この物語の一員になる覚悟を決めました」と熱くコメント。初共演となる小栗さんに、「作品の真ん中に立つ者としての覚悟、存在感…見事です。あー、すごい!背中の大きな、魅力的な方に出会えて幸せです。ありがとう、小栗さん」と、すっかりベタぼれの様子。「特に印象に残っているシーンは、僕が口笛を吹いてるシーン。実は即興でやってみたんです。そのリズムがなかなかキャッチーだと、スタッフからも好評でした。音源にならないかな(笑)」と、見どころとなるシーンを挙げてくれた。そして、中村さんは、彼女自身「『BORDER』の続編を心待ちにしていた1人」という。「今回、私は死者の役を演じさせていただきました。実を言うと、私は幽霊が苦手なので、普段は幽霊は『できればいないでほしい』という気持ちでいたんです。でも脚本を読ませていただき、死者になっても残り続ける“人の思い”について、深く考えさせられました。死んだから無くなるのではなくて、何か理由を抱えているから存在してしまうんだ、と。私が演じる真実は殺された側として、助けてほしいという強い気持ちを石川さんに伝えます」と語る。そんな小栗さんについても、「迫力ある演技に圧倒されました。何かの圧力をかけられ、壊れてしまいそうなオーラを感じました」とコメント。「3年前に放送された『BORDER』の最終回は余韻の残る終わり方で、私もずっと気になっていました。満を持して制作されたスペシャルを、ぜひご覧ください」と、ファンならではのアピールをしてくれた。果たして、彼らは小栗さん演じる主人公・石川とどんな衝撃の物語を紡いでいくのか!?まだまだ謎多き本作に、今後も注目していて。ドラマスペシャル「BORDER2贖罪」は2017年、テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月06日