きょうだいは仲がいいのが理想ですがそうもいかないときがあります。こんなときの私の対策法。そんなにたいしたケンカじゃないときは収拾付かず、どう見ても片方が悪いときは仲介をしますさらに諭してみる大体のケンカはここらへんで落ち着くのですがそれでもどうにもならないときは最終手段!「玄関正座」です。ちょっと離れた場所で2人で話し合ってもらいます。話し合いの最中は私はノータッチなので、仲直りまで時間がかかる場合もありますが、2人で納得いくまで話し合ってもらいます。ケンカするほど仲がいいと言いますもんね~。でもケンカの数が多すぎると母のメンタル面がやばいので、そこそこに仲良くしてもらいたいですね。
2018年10月13日こんにちは、ねここあんなです。我が家では息子が産まれてから、「寝かしつけは母親の役目 」というのが当たり前のように根付いていました。授乳できるのは私しかいないので私も理解しているし、この仕事だけは夫には難しいのだろうと思い任せることはありませんでした。ママの孤独な仕事「寝かしつけ」でも寝かしつけは暗い部屋でひたすら授乳、抱っこ、授乳、抱っこ…の繰り返しで孤独な仕事 です。日中の過ごし方によっては息子は覚醒してしまって、なかなか眠ってはくれません。そんな中、隣の部屋で夫がテレビを見て笑い声をあげているなんてことがあれば、息子は「まだ遊んでいたい!」と隣の部屋へ行きたがる んですよね。「もう少しで寝そうだったのに!」なんてことがよくあり、私も不満が募りました。私たちは、どうしたらもっと息子がスムーズに眠ってくれる か 考えてみました。隣の部屋でテレビを切ってみたのですが、電気がついていれば戸を開けてしまうんです。つまり息子は「お父さんは起きているなら僕も遊ぶ!」と考えているようなんですよね。夫婦でのチームプレーにしてみたら…そこで夫が「じゃあ、家族みんなで眠ることにすればいい んじゃないか」というシンプルな考えを提案してくれました。つまり息子の寝る時間にみんな寝床に着くということなんです。息子は、私たちも川の字で布団に並ぶのが嬉しそう でした。とはいえ、これは息子に「みんな眠る時間だよ」と教えるために始めたことなので、私たちは寝る気はありません。なので、この時間に授乳をしながら私たちはお話ししていました。この時、「今日何があった」とか「息子の成長について」や「今抱いている悩み」など、ゆっくり話すことができました。暗いから余計話すことだけに集中 でき、いつも以上に「息子への考え」を交換 することができました。そしてなんと!不思議なことにこの日、息子はいつもよりもかなり早めに眠りについたのでした!!!このボソボソと小さな声で話すというのが子守唄のような役割になっていたのかもしれません。一緒に取り組めたことで深まった、夫婦の絆深く眠ったことを確認してから、私たちはリビングに戻って「寝かしつけ成功の乾杯」をかわしました。寝かしつけに夫が参加してくれたことで、息子は早めに眠り、私はいつも以上に息子について夫婦で話すことができスッキリ☆さらには一緒に寝かしつけをしたという達成感から夫婦の絆を感じる ことができました♪いつも以上に夫は私へ気遣ってねぎらいの言葉をかけてくれました。毎日は難しくとも、たまにはこんなふうに「寝かしつけ時間」を「夫婦で話し合う時間 」に変えてみるのはどうでしょうか。親たちの話声は、子どもにとっては一番落ち着くのかもしれませんね。●ライター/ねここあんな
2018年10月12日皆さんどうも! まつざきしおりです。季節の変わり目のこの時期、低気圧にやられゾンビと化す母ちゃんです。さて、こちらのウーマンエキサイトさんでは、そんなズボラな私がなんとか母ちゃんとしてやっていってるお話を4コマ漫画をまじえ、書いていきたいと思います。『目から鱗! 全米が泣いた! 育児&家事のお役立ちエピソード公開!』てな具合に、読んでタメになる記事を目指したいのは山々なのですが、書いている本人がまあ、これなんで、あまり期待をせず、「へーなるへそ。こんなやり方もあるのだなー。あんまり役に立たんけど」なスタンスで読んでいただけると幸いです。記念すべき第2回目は、子どもの大好きなシールにまつわるお話です。我が家はなんでかテレビボードにシールを貼りまくって、見ようによっちゃ、アートに見えなくもないテレビボードに仕上がっていますが、額縁やホワイトボード、黒板など、貼っても特に問題ないものを用意してあげてもいいかなと思います。要は、シール貼り放題な場所を作ってあげればいいかなと。娘の貼ったシールにラッピングされている我が家のテレビボード。せめてオシャレなシールを貼ってくれたら、何となくいい感じに見えるのかもしれませんが、とにかく本人は、なんでも貼れたら満足なので、値下げ商品に付いていた値引きシールや、お店の名前がバーンと書いているシールも貼ります。なので、若干広告チックな仕上がりになっていることもあります。さすがに来客があった際、見られると恥ずかしいので、そういったシールは「これはちょっとやめて、あ! ほら! こっちのキティちゃんのかわいいシール貼ろう?」と促すようにしています。それでも主張の激しいテレビボードには変わりはないのですが、娘が頑張ってちまちま貼ったシールはなんだか愛おしく、見るたびに癒やされているという、親バカな私です。
2018年10月05日こんにちは、はしゆです。 2歳の娘、0歳の息子、10歳年上の旦那さんと暮らしています。今年の3月に第二子を出産し、2歳差二人育児 がスタートしました。産まれるまでは、「生活ちゃんと回るかな?」「絶対キャパオーバーになるわ…」「上の子は大丈夫かな…」と心配ばかりしていました。そして無事出産、いざ母子同室!となると、昼夜逆転の新生児は夜中ギャン泣き 。授乳してもしても泣き止みません。(男の子だからか、娘に比べ声量がものすんごい。。)忘れてた、そういえば新生児ってこんなだったっけ…母子同室初日で突如急浮上した不安は、2歳児と新生児、寝室一緒で寝かせられるの⁈ というものでした。入院していた5日間、息子は夜中泣き続けることがすこぶる多く、どうしたものかと不安なまま退院。家族4人での生活が始まりました。娘の寝かしつけと夜中の授乳問題家に帰るなり…これはやはり、息子が夜泣いたら起きちゃう感じなんだろうか。新生児だけならまだしも娘まで起きたり、夜泣きされたりするとたまったもんじゃない 。とりあえずできるだけ寝室で息子を泣かせないように して様子をみよう!と思いました。そんな我が家の、二人育児がスタートしてからの寝かしつけと深夜の様子がこちら。しかしリビングで授乳をしていると、、娘が息子に慣れてきたかな?と感じたのが3カ月を過ぎた頃。その頃から夜中の授乳中に娘が起きてくることも、昼間息子の泣き声に怒ることも無くなったように思います。その後は…5カ月経った今はライバル心もまだ少しありながらも、息子くんに「だーいすきよ」などと言ったりすることも増えてきました。(う、うれしい、、涙)そのため最近は寝室で授乳したり、2人一緒に寝室に連れて行って寝かしつけをしたりしています。びっくりなのは、息子が夜中にかなりの大声で(新生児の時よりも絶賛パワーアップ中!)泣き続けても、娘はほとんど起きることがない こと!そして旦那さんも !!さぞかし質の良い睡眠がとれてるんだろうな〜〜と羨ましくなるのでした。●ライター/はしゆ
2018年10月04日働き方改革や待機児童問題など、女性にとって働きやすいとは言えません。しかし、「働きにくいから、働かない」という選択肢を選べる女性は少ないのではないでしょうか。専業主婦のママやフルタイムで働いているママたちが知らない子育て世代のパート事情について、パピマミ編集部ご紹介します。子育てスタートで一変!このままで働ける?結婚しても働き続ける女性も増え、「寿退社」という言葉も聞かれる機会が少なくなりました。夫婦二人だけの生活は仕事の忙しさをお互いに感じながらも、自分たちの時間は自由に使え、家賃や光熱費などの費用は一人暮らしよりも負担が減って助かっている様です。しかし、妊娠して子育てが始まると生活は一変 します。今まで自由に使えていた時間はなくなり、子供中心の生活が始まります。授乳やおむつ替え、寝かしつけの繰り返しでママはへとへとになってしまい、日中家にいないパパはどうしていいかわからない日々 が続きます。そんな日々でも”職場復帰”の日は刻一刻と迫ってきます。女性たちは職場復帰に不安を感じ、「できることなら仕事にいきたくない。せめてパートに切り替えたい 」なんて考えるママさんの声も。パートに変わるとお給料ってどうなるの?職場復帰を機にパートへ切り替えたいのであれば、立ちはだかるのは「お金の壁 」と「保育園の壁 」です。まずは「お金の壁」について考えてみましょう。パート勤務の多くが時給制であり、フルタイムに比べ給料は安くなります。しかしメリットもあります。パート勤務に切り替えると、夫の扶養に入れるのです。一般的に年収130万未満の配偶者のみが夫の扶養に入り、健康保険や国民年金の保険料を払わなくてもよいというメリットが得られるのです。そのため、130万円を超えない様に仕事をセーブ する必要があります。パートでも保育園って入れるの?イマドキ保育園事情さて、子育て世代のパート勤務に立ちはだかるもうひとつの壁が「保育園の壁 」です。「パートでも保育園に入ることはできるの? 」という質問を聞きますが、答えはYESです。保育園の入所の条件として、昼間自宅から離れて働いていることや子供と離れていることなどがあげられます。パート勤務でもこの条件にはあてはまるため、保育園に入所できます。しかし、待機児童が多い自治体によってはパート勤務では保育園に入所できません。パート勤務だとフルタイムに比べ勤務時間が短いために、保育の必要性を示すポイントが低くなるからです。また保育料の問題もあります。3歳未満児の保育料は3歳以上児より高く設定されており、場合によっては給料のほとんどが保育料に消えてしまう ことも。パート勤務を選ぶ理由。今しかない「子供との時間」ここまでパート勤務のお金や保育園事情について紹介してきました。パート勤務の良し悪しが、ザックリとわかったでしょうか。パート勤務はデメリットが多いように感じますが、今しかない子育ての時間を確保できる とも言えます。パート勤務であれば、残業時間はありません。帰宅後に夕食準備や子供のお風呂入れ、寝かしつけをゆっくりと行え、子供と長時間過ごせるのです。パート勤務であれば、フルタイムでは難しい子供の習い事の送迎もできます。また、子供が小学校に入学すると授業参観やPTAなどで学校に出向くことが多くなります。その際にもパート勤務だと休みの調整がききやすいため、子供の成長した姿を見続けられる のです。まとめ専業主婦、パート勤務、フルタイム勤務、子育て世代のママにとって選択肢は様々。子どもが小さい、という理由でパートや専業主婦を選択したり、子供の手が離れていくうちに、自分の希望通りバリバリ働いたり、やり方は多様にあります。フルタイムで働くのも、子どもにとっては母親の一生懸命働く姿の良い手本となります。それぞれメリット、デメリットがあり、そこに悩むお母さんたちもたくさんいるでしょう。どんな選択をするにも情報収集をし、自分にとっての優先順位を考えて後悔しない選択をしたいものです。
2018年10月02日こんにちわ!松本うちと申します。2歳のおてんば娘の育児に日々奮闘しているママです。普段はInstagramで育児絵日記を描いています。以前は、「パパが帰ってくるよ」というだけで泣き出す ほど、パパイヤだった娘…。それが最近、少し変わってきたようで…!?パパが娘を寝かしつけした時のお話です。パパと寝たくない娘夫婦で娘を寝かしつける時、以前は「ぱぱいや!あっちいって!こっちみちゃだめ!」 と言っていました。そのため、パパはベット、娘と私は床にお布団が定位置で、かなり離れて寝ていました。うちは、パパのほうが寝る時間が早い時があり、そういう時はパパに寝かしつけをお願いしています。パパの寝かしつけは少し特殊 です。娘はパパがそばにいると怒り出してしまうため、それぞれベットと布団に離れて、ほっといているだけで勝手に寝てくれるという、かなり楽ちんな寝かしつけだったそうです。ところが、最近の寝かしつけは、少し変わってきたようで…!?パパイヤ娘が、パパスキ娘に!?パパが寝かしつけをする際、娘が横で寝てくれるようになったそうです!むしろ、一緒に寝ないと泣くだなんて…!一体どうやったの?と聞いてみたところ…まさかの「おばけ」作戦。自慢げなパパが明かした秘策は、ド・定番だったのです(笑)さて、いつまでもつでしょうか…?以前の、ほっとくだけの楽ちん寝かしつけが恋しい…けど、そんなデレ期が来た娘が可愛くてしかたない!複雑な心境のパパなのでした(笑)●ライター/松本うち
2018年10月02日早く寝かせたいけれど、子どもが元気すぎて、なかなか寝てくれない…。寝かしつけが大変で、ストレス溜まってるママも多いのでは?我が家も3人兄弟の寝かしつけは本当に大変!我が家の兄姉は寝る前に、ものすごくはしゃいでしまいます。日中保育園でお昼寝をしてきているため、早く寝かせたくても、どうしても寝る時間が10時を過ぎてしまうことも…。だからといって、毎日遅くまで起きてると成長にも悪影響だし…。なかなか寝てくれないと「早く寝かさなきゃ!」と寝かしつけも焦ってしまいますよね。秋は陽が昇ってから、落ちるまでの時間が四季の中で一番短いため、夜の時間が一番長いと言われています。秋の夜長は生活リズムを見直すチャンス!皆さんも一緒に見直してみませんか?子どもは何時に寝るのが理想なの?年齢によっても違うようですが、目安としては1歳までは11~13時間ぐらいの睡眠がベスト。1歳半~3歳は9時就寝、7時起床を目標とされていて、目標睡眠時間は約10時間と言われています。寝かしつけで苦労していたり、お昼寝が定まらず日中ぐずぐず続きで悩んでいるママはまず、昼間の子どもたちの様子をチェックしてみて。【ちゃんと寝られている? 子どものぐっすりチェック】◻︎朝、ぼ〜っと起きてくることが多い◻︎日中、ぐずって不機嫌なことが多い◻︎食欲がなく、朝ごはんはあまり食べない◻︎寝るのは21時以降である◻︎睡眠時間が10時間未満である目をこすって眠たそうにしてたり、ぐずりがちだったり、機嫌悪いのが目立つようであれば、もしかしたら睡眠不足かも?! 寝かしつけの方法ばかり実践しても、原因は昼間の生活やごはん、お風呂時間のタイミングにあるのかもしれません。睡眠時間が減るとどうなる?寝不足で寝起きが悪いと朝の食欲も落ちてしまいます。子どもにとって睡眠と食事はからだの成長には欠かせません。早く寝ると、成長ホルモンというからだにとても大切な成長の素がでてきます。からだの成長だけでなく、脳や心の成長、言葉の発達のためにも1~4歳の睡眠はとても重要だそう。起きる時間を決めよう!今日からすぐ早寝というのは難しいと思うので、まずは早起きから始めるのがおすすめ!とは言っても、これもなかなかできない…というお家は、まず、いつもより10分早起きすることから始めてみて。朝の光を浴びることで自然と体内時計が、リセットされて脳が目覚めてくれます。また、遅寝してしまった翌朝はかわいそうだからと、ゆっくり寝かせてしまうと生活リズムがどんどん狂ってしまいます。遅く寝てしまっても、早く起きる習慣をつけてあげましょうね。我が家のぐっすり睡眠術いろいろ我が家が日頃から気をつけている睡眠のとり方は、下記の通り。3兄弟、まだまだ小さな生後半年の赤ちゃんも含め、みんながぐっすり質の良い睡眠を取れるように、日頃から心がけています。朝の光を浴びる朝は、カーテンを起きる時間の30分前に開けて、朝の光を部屋に取り込みます。太陽の光を浴びて徐々に目を覚ましていくことですっきりのした目覚めに。朝ごはんで、目覚めのスイッチオン朝ごはんをきちんと食べることで内臓が動き、からだを動かすエネルギーになります。しっかり食べれなくても、おにぎりや果物など何かしら食べさせるようにしています。お風呂は寝る2時間前にお風呂に入った後、温まった身体の体温が下がることで自然と眠くなるそうなので、入浴後2時間後くらいが入眠できるベストな時間。7時ごろにお風呂に入るようにすると9時ごろには眠くなってくる、という計算をして、お風呂時間を逆算してみて。しかし、我が家はどうしても保育園後に公園で遊んで汗だくになり、帰ってすぐにお風呂が毎日のルーティン。睡眠2時間前のお風呂がなかなか難しいというお家は、夕食とお風呂の時間をなるべく定時にすると、眠りのリズムが一定になりやすいと思います。寝るときはママもリラックス眠りにつくときは、1日の楽しかったことを思い出したり、明日の楽しみを考えながら幸せな気分で眠りにつきたいもの。私もよくやってしまうのですが…、どうしても寝る前ってバタバタとしてしまうもの。なかなか寝なかったり、遊びに夢中だったりすると、ついつい叱ったり焦ったりしがちです。そうすると、ママの気持ちが子どもに反映して、興奮して余計に眠れなくなります。最近では、リラックスできる音楽をかけて、私もリラックスできるように心がけることに。子どもが遊んでいる束の間にマッサージしたり、ケアしたりして、隙間時間を自分のために有効活用しています♡ママは子どもが寝てから家事をしたり、自分時間を楽しみたかったりするので、寝かしつけ成功からの夜の時間って、とっても貴重。でも寝かしつけ時間にママ自身がリラックスすることで、子どものより良い睡眠にも繋がるのかなぁと。子どもと今日あったことを話したり、絵本を読んであげたりと、ゆったりした穏やかな時間を過ごすと、ママの心も休まるものですよ。寝つきを良くするのには、まずは早起き!秋の夜長に生活リズムを整えて、ママも子どももたくさん良い睡眠をとって元気に過ごしたいですね♡
2018年10月02日イヤイヤ期である第一次反抗期は、自我の芽生えから何でも「自分でやりたい」と思う時期。親は忙しかったり、危なかったり、マナーやしつけ上良くないと考えたりすると、つい「ダメ」って言っちゃいますよね。ダメと言われると子どもは自分のやりたいことができない悔しさだけでなく、「やりたい気持ちをママに拒否された」と悲しみ、泣いたり怒ったりします。ここで親がダメな理由を説明しても、怒っても、イヤイヤはヒートアップ。まずは「やりたい気持ちはわかるよ」と受け止めてあげたいところ。そうはいっても、毎日忙しいと子どもの気持ちに共感する余裕は持てません。子どもへの共感のフレーズを定型文化しておくと、即座に使えて便利ですよ。2つほどご紹介します。「◯◯したかったね」子どもの自分がやりたいという気持ちを受け止めるためにも、「◯◯したかったね」と気持ちを代弁してあげましょう。「自分で靴を履きたかったね」「ピーラーを使ってみたかったのね」「お菓子が欲しかったのね」など。できなかったことは残念ですが、自分の意欲をママにわかってもらえれば子どもは安心するでしょう。「嫌だったね、悔しかったね、悲しかったね」やりたいことができないと、子どもも「嫌だ、悔しい、悲しい」などのマイナス感情を感じます。しかしそれを言葉にすることができず、1人でモヤモヤして泣いたりします。そこでママが子どもの気持ちを汲み取り、「嫌だったね」「悔しかったね」「悲しかったね」と言語化してあげましょう。子どもも次第に言葉を覚え、「悔しい」という自分の気持ちを、言葉で伝えることができるようになるでしょう。こういった感情を感じることも、言語化することも、赤ちゃん時代にはなかったこの時期ならではの大切な学びの一つです。結局泣くことは泣きますが、気持ちを受け止めてもらうことで、その時間が減ったり、切り替えが早くなるでしょう。この2つの言葉を定型文にして使うことができれば、子どもも学びが得られますし、大人の気持ちも楽になりますよね。ぜひ使ってみてくださいね。◆この記事を読んだあなたには【イヤイヤ期あるあるそのとき、ママたちはどうした!?】【子育て講座が人気の大学教授に聞く!「イヤイヤ期」 との上手な付き合い方とは?】【励ますより、怒るより、しつけるより…泣く子どもへの対応法】【イヤイヤ期が無かった子を持つママに聞く[生活の特徴]3パターン】もおすすめです!PHOTO/Fotolia
2018年10月02日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の3姉妹の母、田仲ぱんだです。今回は双子のイヤイヤ期についてお話したいと思います。■双子のイヤイヤは交互にやってくる!? 双子を育てている中で私がとくに大変だと感じたのが、双子のイヤイヤ期でした。さいわい、わが子は同時にイヤイヤすることはなく交互にイヤイヤすることが多かったのですが、これってある意味、片方のイヤイヤが収まったと思ったら、もう一人がイヤイヤしているという状況になるというわけで。いわばエンドレスイヤイヤ…! きついです…!! ■双子でも姉と妹で違いが… 双子の姉の方は比較的おだやかなイヤイヤで、受け取る親側も「かわいいね~、イヤイヤ期これぐらいだったらなんとかなるわ」と余裕を持てるほどでした。しかし、妹の方は体中でイヤを表現するタイプで、床に寝転がり七転八倒。号泣しながら絶対に起き上がりません。あまりにひどいイヤイヤっぷりで、私は子どもたちが生まれてから初めて夫に弱音を吐いてしまいました。仕事中にわざわざLINEするほどまで追い詰められたんだろうなぁと今更ながら思います。■イヤイヤ期を過ぎて、ふたりは… そんな激しいイヤイヤ期があった双子も、今は4歳。妹も誕生し、すっかり頼りになるお姉さんです。あのイヤイヤ期真っ最中は、「この子はこんなに激しい性格で大丈夫なのだろうか」と将来を心配したぐらいなのですが、むしろイヤイヤが激しかった双子の妹の方が、今は穏やか。自分から姉に譲るぐらい心優しいのです。つまり「イヤイヤの激しさ=彼女の性格」というわけではありませんでした。いまだに、こんな穏やかな性格の子が、あんなに激しいイヤイヤをしたなんて…!? と驚いています。スーパーで駄々をこねている子どもが、地面に転がったりしている様子を見て、親のしつけが悪いと思っている人もいると思います。でも双子を育てた私からすると、同じDNA、同じ親で同じ育て方をしても、寝転がってイヤイヤする子もいれば、しない子もいる!! しつけだけではなく個人の個性によるところが大きい! です。なので今、わが子のイヤイヤに参っているお母さん。そのイヤイヤはお母さんのせいではないので、気にしすぎないでくださいね!…と言ってもイヤイヤ期がお母さんにとってしんどいことには変わりはないのですけれども…!
2018年10月01日専門家・プロ:中曽根陽子4つの子育てスタイルと子どもの傾向たとえば、子どもが駄々をこねて言うことを聞かなかったとき、みなさんはどうしますか?子どものしたいようにさせる。怒りを爆発させて、どなる?子どもが自分の気持ちを表現できるように励ます?ほうっておく?世界中で長年行なわれてきた数々の研究の結果、親の子育てスタイルと子どもの社会行動には相関関係があることがわかっています。そして、アメリカの発達心理学者ダイアナ・バウムリンドが中心となって、親の子育てスタイルを4つに分類し、それぞれの特徴と子どもの傾向を分析しました。1 消極・受け身型 温かいが厳しくない。子ぼんのうで親子の会話が多いが、制限を与えず甘やかす。子どもは、自己評価は高いが衝動的。学校でトラブルに巻き込まれやすい。 2 独裁・支配型 厳しくて、温かみがない。厳格なルールを持ち、説明なしに命令に従わせようとする。子どもは、行儀はよいが、自制心が育ちにくい。 3 民主型 厳しくて温かい。ルールを作るときは子どもと話し合い、罰するのではなく教えることでしつけをする。子どもは、自立心が強く、不安が少なく、落ち込みにくい。 4 無関心型 厳しくも温かくもない。子どもに最低限の物を与えるが、それ以外は無関心。子どもは非行に走りやすい。4つの子育てスタイルのなかで、「民主型」が、最も子どもが健やかに育つ子育てスタイルとされています。あくまでも研究者の分類ですから、実際の子育てにそのままぴったりと当てはまらないと思いますが、自分はどんな子育てをするかを考えるうえで参考になると思います。民主型子育てスタイルは、自己コントロール力を育てるでは、民主型の子育てをするには、具体的にどんな対応をすればいいのでしょうか。たとえば公園で遊んでいて、そろそろ帰らないといけない時間なのに、子どもは「まだ遊びたい!」と言うことを聞かない。そんな状況のとき、あなたならどうしますか?子どもの遊びたい気持ちを尊重して、帰宅時間が遅くなっても付き合いますか?それとも、ここは生活のルールを優先して遊びを打ち切って、無理やりにでも家に帰りますか?あるいは、子どもに状況を説明して妥協点を探る?子どもの気質や年齢、状況によっても対応は変わるでしょうが、民主型子育てスタイルなら、「まだ遊んでいたいのね。でも明日は学校だからそろそろ帰らないといけない」と子どもの気持ちに共感してから説明をする。もし子どもが納得しなかったら、「あと5分で帰るよ」とか、「あと1回すべり台をすべったら、帰ろう」とルールを決める。こんな対応になるでしょうか。それでも言うことを聞かずに遊んでいたら、子どもの年齢にもよりますが、抱っこしてその場を離れるかもしれません。「子どもの気持ちに共感したうえで、子どもにルールを提案する。ルールを守れないときには、きぜんとした態度で接する」といった対応です。罰を与えるのではなく、教えることでしつけをするのです。こういう働きかけをくり返されることで、子どもは安心し、自分をコントロールする力が育ちます。子育てスタイルの目標にしようもちろん、子どもの気質と親の気質、そして相性によっても子育てスタイルは変わります。また、そのときの親自身の心理状態や環境の影響なども受けます。だれだって、忙しくて余裕がないとか、疲れて体調が悪いときに、イライラして子どもにきつくあたってしまった……なんてことはありますよね。ですから、常に民主型の対応をするというのは難しいかもしれません。それでも、長年の研究で「民主的な親に育てられた子どもは、ストレスに強く、社会にも適応して、健全に育つ傾向が強い」ということがわかっているのですから、一つの目標として、民主型子育てスタイルをめざしてみてはどうでしょうか?参考:ダイアナ・リムバウンドの研究論文(英文)『最高の子育てベスト55』トレーシー・カチロー著(ダイヤモンド社)民主型子育てスタイルで健全な子どもが育つ中曽根陽子教育ジャーナリスト教育雑誌から経済誌、紙媒体からWeb連載まで幅広く執筆。子育て中のママたちの絶大な人気を誇るロングセラー『あそび場シリーズ』の仕掛人でもある。 “お母さんと子ども達の笑顔のために”をコンセプトに数多くの本をプロデュース。近著に『1歩先行く中学受験成功したいなら「失敗力」を育てなさい』『後悔しない中学受験』(共に晶文社)『子どもがバケる学校を探せ』(ダイヤモンド社)などがある。教育現場への豊富な取材や海外の教育視察を元に、講演活動やワークショップもおこなっており、母親自身が新しい時代をデザ インする力を育てる学びの場「Mother Quest 」も主宰している。公式サイト
2018年10月01日こんにちは、マメ美です!突然ですが、みなさんは育児が原因で夫婦ゲンカになってしまったことはありますか?育児をしていると、パパもママもはじめてな事ばかり。ときに夫婦ゲンカに発展してしまうこともあると思います。わが家は基本的に平和ですが、やはり育児に対してはお互いの思いがぶつかる事 もあります。中でも、娘がまだ乳児だったころに育児が原因で勃発したケンカは、結果的に夫婦の育児への関わり方を大きく変えてくれました。そのケンカがあったからこそ夫の気持ちがわかり、いろいろと考えるきっかけになったんです。今回はそのときのケンカのお話を書こうと思います。寝かしつけから始まったケンカきっかけは夕飯後のこんなお願いでした。その日は娘もすぐ寝そうだし、私も「早く家事を終わらせて寝たいな〜」と思っていました。夫も快く引き受けてくれて、娘と寝室へ。よし、じゃあこの間に食器洗っちゃおう!!と、始めてから…早すぎる夫のギブアップ…。実はコレ割と毎回で、とにかく諦めるのが早い!ママじゃなきゃダメな事が多い事は分かっているけれど、パパがそれを言ったら全てママだけの育児 になってしまう。私だって初めてだらけだし、寝かしつけも最初から出来たわけじゃない。『ママじゃなきゃ無理』なんて言葉は言って欲しくない!という気持ちが爆発しました。私の怒りに返ってきた夫の反応とは…まさかの夫の発言!!!ブチ切れたはずの私の気持ちは、その発言で完全にストップ。思わず吹き出してしまいました(笑)えっと…どういう事??●夫の目線赤ちゃんにとってオッパイとは、『安心できるモノ』であり、『お腹も満たしてくれるモノ』である。その匂いだけでも安心出来るので、だからお母さんの抱っこを求めて泣くのだろう。夫はネットや雑誌でみた情報からそんな風に思っていたそうです。子守唄を変えてみたり、抱き方を変えてみたり、スクワット(?)をしてみたり…自分がどんなに寝かしつけようと頑張っても泣いてしまう。そして私に抱っこを代わってもらうと、オッパイを飲んでアッサリ寝てしまう。娘は哺乳瓶を受けつけなかったので、唯一のパパのアイテムも使えなかったんですね。だからママのオッパイというアイテムが羨ましい!!そして何よりママを求めて泣く娘を見て『俺じゃ無理なんだな…。やっぱりママじゃなきゃ…』と、思ってしまったそうです。わが家がたどり着いた解決策今回のことがあって、私たちなりにどうしていくか話し合いました。寝かしつけが苦手だと言う夫も、歯磨きやお風呂に入れるのは上手だし、早起きなので休日の朝は娘の面倒を見てくれます。そこだ!そういう得意分野を伸ばしていこう!!お互いに苦手な分野はあるんだし、そこは補い合って苦手な事は少しずつやってみよう!という事でまとまりました。寝かしつけやご飯はママにべったりなので、歯磨きやお風呂は夫にお願いし、休日の朝は夫の方が早起きなので娘を見ていてくれている間にゆっくりさせてもらってます。ちなみに今ではこんな感じで割と寝かしつけも出来るようになりました。でも私がいると、ママ!ママ!になってしまうので『ママは来ないでね!』と小声で言ってきます(笑)育児していると喧嘩してしまう事はあります。そんな時はお互いのの考えや目線をお互いが見つめる事で、育児も楽になるかもしれません。●ライター/マメ美
2018年09月27日こんにちは、ユキミです。2歳になるイヤイヤ期真っ盛りの息子ユキタに日々振り回されている、新米母さんの日常をお送りしています。我が家は息子と夫と私の3人暮らし。現在、関西在住です。私の実家は、関東(新幹線+在来線で4時間)夫の実家は、中国地方(高速を使って3時間弱)そのため、両家の実家に育児の助けを借りることは不可能 です。そのことは産前より分かっていたので、私は何としてでも育児は夫の協力を得たい… と思っておりました。そこで主題「イクメン育成は、生まれてすぐから」(育成なんて偉そうなもんでもないですが(笑))1.まずは赤ちゃんとの触れ合いを怖がらないようにすることから!入院中、助産師さんの手をかりて存分にパパと赤ちゃんに触れ合ってもらいます。分からないことはどんどん質問!どんどん練習!プロからの意見なら、ちょっとプライド高めのパパもスッと受け入れやすいかも?2.まずは一通り何でも挑戦!自宅に帰ったら、入院中学んだことを実践するのみ!ここではちょっと無理をしてでも、一通りのお世話をパパに体験してもらう ことが◎!できるできないより、「このお世話がどれだけ大変か」 ということを夫に知ってもらうことが目的だったりします。特に寝かしつけなど、どれだけ時間がかかっているかなどが分かっていたら、この先寝ている我が子をうっかり起こしたり…なんてことは少なくなるかも!?3.パパのお世話を三日坊主にしないためには?初めのうちは張り切ってイクメンだったのに…!!パパの不満がいきなり爆発した!!なんてことにならないように、一通りお世話をしてもらったら私は、「何でもできる張り切りイクメン☆」より、「できることを細く長く」やってほしい派です。我が家の夫は寝かしつけが「先が見えない」「仕事から帰ってきてからは気力体力共にしんどい」ということで、苦手でした。確かに彼の帰りは平均9~10時、「これから先、息子の寝るリズムが整ってくると、自然と夫が寝かしつけをすることはなくなるなぁ」と思い、この日から寝かしつけは免除に。逆に、外出先での抱っこや、離乳食が始まってからの食事の介助などは進んでやってもらいました。もちろんオムツ替えも!4.やる気のないパパにはどうしたら!?そもそもやる気がみられない。どうもこちらの思うように動いてくれない。私はそんな時、夫には「〇〇をするとこうなるんだよ!」とそのお世話をやる意味を伝えていました。「赤ちゃんは泣いた時すぐ抱っこしてもらえると、抱っこしてくれた人へ安心感を抱くんだよ~☆距離が縮まるよ~!!」などと、育児書の丸コピーのような台詞を夫へ浴びせていました(笑)夫は根本には「俺が息子の一番になりたい!」という考えがあったので、この台詞にはいそいそと乗っかってくれました。(ま、残念ながら不動の一番は母なんですけど、この事実を知るのはもう少し先でいいと思います)察することが苦手…、というパパには、お世話の必要性を理論づけてあげる と重たい腰が少し上がる…かもしれないです。我が家の「新米パパからイクメンへの育成方法」いかがでしたか?パパを育児に巻き込むためには、1に経験!2に経験!その次に自分にもできた!という自信がついたらもう完璧☆表向きだけのファッションイクメンにならないよう、コツコツ細く長く育児をしてもらえると嬉しいですね♡●ライター/ユキミ
2018年09月27日「夫婦がアドラー心理学を用いて家族を笑顔にする方法とは?(前編)」でインタビューさせていただいた熊野英一さんのお話の続きになります。後半では、アドラー心理学を実際に生活に取り入れて、家族を笑顔にする方法を伺ってきました。夫婦でアドラーを実践するコツは「対話」ー「家族を笑顔にしたいパパのための本」を読んで、素直に実践される方はいいのですが、アドラー心理学は実践するのが難しいと言われていますよね。夫婦生活にアドラーを取り入れるためのコツってあるんでしょうか?熊野:私からの提案は、「相手の話を聞く」ってこと。対話する時間を持つ。夫婦の問題のほとんどの原因は、対話をしていないことで起こります。夫婦で、正直に話し合っていない。だから具体的なソリューションとしては、話す時間を確保して、「あなたをもっと知りたい」って伝えてあげるのが大事。女の人は、言わずしてわかってほしい、って気持ちが強いですよね。それをわかってもらうために、ムッとした顔をしたり、イライラのオーラを持ち出したり。男の人が、その感情の変化に共感してわかってあげるのも大事だけど、その前に女の人の方から直接言った方が早いでしょ。だからこそ言ってくれていいんだよ、って伝えるのが大事。夫だったら、「そんなの言わないとわからないよ」って伝えてあげること。ーまずは対話だと。喧嘩すると口数が増えて、仲直りしやすくなったりしますよね。熊野:喧嘩して仲直りするのも大切ですけど、その前に対話が大事ですよ。相手にとって嫌なことでもしっかり伝えること。その経緯もしっかり伝えるのも忘れずに。みんなが思っている以上に、話し合うって大事。みんなが思っている以上に、仲良くなればなるほど阿吽の呼吸とかで、「言わなくても分かるだろ?」状態になってしまう。だからこの常識を一回取り外しましょうよっていう提案を本書でしています。そして、話し合いの場を設けたら、こちらが「聴く」場にしてあげる。話し合いの場だけど、とにかく「聴く」ことに徹してみてください。自分が何を思っているか、正論をぶつけるとかではなく、まずは相手の話を聴く。数式と同じですよね。まずこっちの話を聴く。で、自分の話を聴いてもらうのは次に。すると、会話の時間が良くなる。ーアドラー心理学は実践できない、という常識を打ち破るためにも、まずは対話を徹底することが大切ですね。熊野:そうです。難しいと言われがちですけど、「そんな難しくないよ」って教えてあげたい。本質はすごいシンプルだし、それこそ勇気を持って踏み出せば、すーっといけるんだよっていう。今まで怖いと思っていたことを一歩踏み出して、やってみて変わるっていう体験をした人はいいんです。でもそういう人は少数だから。本書がそのきっかけになればいいな、と。正しい「お手本」を相手に見せてあげるーただ、相手がこちらの意図に従ってもらえないときは、どうすればいいのでしょうか?話し合いの場すら設けられない夫婦もいらっしゃると思うのですが。熊野:そもそも、人を操作したりコントロールしたりすることは、できないんです。アドラーもそれを否定しています。大切なのは、「お見本」を見せること。本書でも何回も「お見本」って言葉を使っています。例えば、パパがアドラーの理論を実践してみる。共感ファースト、つまりまずは、相手を思いやること。そして、全幅の信頼を寄せる。そしてママから、「なんでそんなに気持ちをわかってくれるの?」と言ってもらえるまで、アドラーの理論を実践してみる。そこで初めて、「アドラーのやり方を試してるから、ママもやってみない?」って話にすればいいんです。すると、相手も変わり始めてくれる。夫婦で同時にアドラーを実践しなくていいんです。まずは片方が試してみて、相手が真似したくなるような「お見本」になればいい。ー相手を変えようとする時点で、課題を分離できていませんよね。相手をコントロールして操ろうとしてしまっている。熊野:相手を変えられなくても、自分は変えられる。相手にとっての「お手本」になって、相手が変わるきっかけを作ってあげる。この方式が大切。全て、「お見本」になろうなんですよ。子育ても、まさにお見本ですよね。子どもは親を真似するから。自分がやるしかない。お見本を見せるのが、一番簡単で、強力な影響力の与え方です。ーなるほど。相手を変えるのではなく、まずは自分を変えるのだと。この考え方は、仕事や友人関係にも使える考え方ですね。熊野:そうなんです。良いものに出会ったから、それを周りに伝えようと思うのは良いんですよ。ただ、やり方が押しつけると伝わりませんよね。いいものを上手に伝えること。押しつけたり上から目線に伝えない。お見本になるのが大事。コミュニケーションは、家庭だろうが、職場だろうが、やることは同じです。共感ファースト。子どもでも上司でも、同じように接すること。それをぜひ伝えたくて。完璧を求めず、夫婦で考え続けるー熊野さんが仙人に見えるのですが、熊野さんでも合わない人っていらっしゃるんですか?熊野:僕らは仙人を目指しているけど、不完全だから、もちろん私にも合わない人がいますよ。全ての人と分かち合うのは難しいです。それはしょうがない。できないときもある。大切なのは、完璧を求めないこと。できてない方に目を向ける必要はない。そこは割り切って、自分が気持ちいいように意味付けをすればいい。たまにできないことがあっても、修行だと思えばいい。コツコツと積み重ねていくしかない。それが、アドラーを生きるってことに繋がります。ー熊野さんにも合わない人がいらっしゃるんですね。安心しました。アドラー心理学を実践しようとすると心が折れる場面があると思いますが、そのときはどのようにされていますか?熊野:こちらがお見本を見せても、相手が受け取ってくれないと、たしかに心は折れます。でもベストを尽くしたいのなら、それでいい。変わるかどうかは、相手が決めることだから。相手が変わらないからって、自分が折れる必要はない。相手に折られてると感じてる時点で、相手の課題を引き受けてしまっている。健全に諦めましょう。諦め切らなくても、長期的に見るのも大事。わたしはベストを尽くした、それでいいんです。ー最後に、夫婦の皆さんに、アドバイスをいただけますか?熊野:本当だったら愛し合ってる二人なのに、お互いがバカにしたりとか、主導権争いをしたりだとか。もったいないですよね。お互い助け合いましょう。「二人でどうする?」って、考えることが大切です。その考えるきっかけに、「家族を笑顔にしたいパパのための本」が、なればいいなと思います。ー本日は、ありがとうございました。まとめ夫婦関係や子育て、仕事にも応用が効くアドラー心理学。そのアドラー理論を体系的に教えている熊野さんの話は、パピマミ編集部としても刺激的でした。インタビューの途中から、カウンセリングのような雰囲気になったほどでして。お恥ずかしい限りです。このインタビューを見て、熊野さんの著書やアドラー心理学が気になった方は、「家族を笑顔にしたいパパのための本」をぜひ手にとってみてください。そしてそして、もう1つ報告があります。2018年の7月に発売された本書の続編が、2018年の10月に発売されます。家族を幸せにした次は、働き方もよくしていこう!という内容で、公私ともに幸せになるための方法が書かれています。ぜひ楽しみにしていてください。続編の著書も、パピマミでご紹介させていただきます。→家族を笑顔にしたいパパのための本【熊野 英一さんプロフィール】アドラー心理学に基づく「相互尊敬・相互信頼」のコミュニケーションを伝える<親と上司の勇気づけ>プロフェッショナル。「ほめない・叱らない!アドラー式勇気づけ子育て各種講座」「アドラー心理学に基づく部下の自立を促すイクボス養成講座」等のテーマで講師を務める。株式会社子育て支援代表取締役。フランス・パリ生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。 メルセデス・ベンツ日本にて人事部門に勤務後、米国Indiana University Kelley School of Businessに留学(MBA/経営学修士)。HP:株式会社 子育て支援
2018年09月22日こんにちは、mikiっ子です。子どもが小さいうちは、なかなか夫婦のデートもできませんよね…。でも、気持ちの持ちようで単なる日常にデートを取り込むことができるかも しれませんよ?わが家のおうちデートプランわが家の場合、寝かしつけは私だけではなく旦那くんも一緒。旦那くんは背中を向けて携帯見たり…休憩しながらも一緒にゴロゴロ。がっちゃんが寝たあとは、そーっと抜け出して…残っている家事を一緒にします。干してる洗濯物を集めたり、たたんだものを持ってきてもらったり、オモチャの片付けだったり…お互いの今日あったことやがっちゃんの今日の様子を話したりしながら。片付けが終わったら、アイスなど食べつつテレビを見たり、マッサージをしあったりすることも。1日の終わりに、ちいさなデート気分。今までだと、寝かしつけ後もまだしなきゃいけないことがある…と1人バタバタして疲れてましたが、昼間にできなくても「ま、いっか♪」 と気持ちの余裕もできるようになり、がっちゃんと向き合える時間がふえたり…とメリットも♪何より、旦那くんと笑顔で過ごせる時間が増えました。「おしゃべりしたいから一緒にしよ❤️」と甘えることから始まった、おうちのプチデート❤️今までは“やる事”でしかなかった家事が、楽しい時間になりました。●ライター/mikiっ子
2018年09月19日こんにちは。トイトレ次男のオムツをビッグより大きいサイズで買うかすごい迷っているtomekkoです。以前お伝えしたように、三男の登場に対して次男の赤ちゃん返りは意外に穏やかで、赤ちゃん/お兄ちゃんスイッチの唐突な切り替えに大人が翻弄(ほんろう)されるにとどまっています。その要因は、実は長男のおかげなんです。■次男が母に甘えられないときの一番のよりどころ4歳離れているわりに、長男と次男はいつも一緒に遊んでいて、喧嘩もしょっちゅうだけどなんだかんだで次男はいつも長男にまとわりついているし、見ていても大好きなのが伝わってきます。手伝いにきてくれる両家のおばあちゃんへも上手に使い分けて甘える次男ですが、母に甘えられない時の一番のよりどころになっているのは、長男のようです。とてもありがたいことですが、ワタシは実はちょっとこの2人の様子を見ていて気になることがありました。■長男と次男のくだらない喧嘩をやめさせるには?子どもの4歳差って身体的にも精神的にも結構な差があると思います。でも、この2人、実質2歳差ぐらいの感じで、同じおもちゃを、それも次男ぐらいが対象年齢のものを本気で取り合っていたりするんです。男の子は比較的精神年齢も低めとは聞いているけれど、それにしても小学1年生の遊び方ではないような、ちょっと幼すぎるのでは? と心配していました。ただ、「お兄ちゃんだから譲ってあげなさい」「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」このセリフだけは言うまい、と心に決めていたので、じゃあこの頻繁に起きるくだらない喧嘩をどうやめさせたら良いか…と考えて、こんな声かけをしてみました。案外すんなり納得した様子の長男、すぐに次男の元へ言って何事か言い聞かせています。そしてどうやら決まったらしいルールがこちら。「順番に遊び、待っている間は後ろで踊る」ちょっと待って。そんなくだらないルールに次男が乗るわけ…乗ったぁーーー!!しかもめっちゃ楽しそうーーーー!!一本取られた気分でした。きっかけさえ投げかければ、兄のアイデアで子ども同士で上手に折り合いをつけることができました。このやり方、毎回うまくフィットするわけではないので、もちろん喧嘩はゼロにはなりません。でも長男が「お兄ちゃんだから」をポジティブな意味で捉え、自分が主導してコトをうまく運ぶことで自信もつけていく、といういい流れができそうなので、ときどきここぞというところで声かけをするようにしています。ところで、別の日にこの二人が遊ぶ様子を見たママ友から「長男くん、ちゃんと次男くんに合わせて遊んであげてて優しいねぇ」と言ってもらって、自分のひねくれた見方にも気づくことができました。事実はどうかはわかりません。本当に長男が幼くて2歳児と同レベルで遊んでいるだけかもしれないし、もしかしたらママ友の言うように次男にできる遊びを見極めて付き合ってあげているのかも…でも、正解がどうであっても、それを解明しようするのではなくて、長男の今の行動を素直に肯定的に受け止めて、認めていくことが本人の自信にも成長にもつながっていくんですよね。それ以来、折を見て長男に「いつも次男に優しくしてくれてありがとね」「とても助かっているよ」と声を掛けるようにしています。実際、長男が高度な遊びをする代わりに、邪魔になる次男を無視したり邪険にしていたら、きっと次男のイヤイヤも赤ちゃん返りももっとひどかっただろうと思います。夕飯の支度もできないくらい母の方にまとわりついて困っていたかも…そう考えると、親の方もきょうだいの恩恵を受けているわけですもんね。子ども自身の成長の外で、親もまた子どもの姿や信頼できる周りの大人によって日々育てられていることを実感した一件でした。
2018年09月18日毎年新作が発表される抱っこひも。機能性がどんどん上がっていくのはわかるけど、何がどう違うの!?とリサーチに苦労しているママさんたちも多いはず。今回は、エルゴ、ベビービョルン、ミニモンキーの3ブランドから、新作抱っこひも4点で抱きくらべ。5ヶ月ベビーママ(石橋さん)と、1歳4ヶ月ベビーママ(根岸さん)のライターさんたちに、本音トークをしてもらいました♪さすがビョルン! ママたちが語る、ビョルン伝説とは…前回のエルゴ2作の比較に続き、今回はママたちから絶大な支持を誇るベビーブランド「ベビービョルン」の新作に注目。日本人専用シリーズ「KAI(カイ)」がデビューしたので、そちらを試着してもらいました。エルゴとの違いや、多くのママたちに愛される理由を解き明かします!ーーー今回は、ビョルンが日本人のために作った最新モデルKAIを試していただこうと思います。エルゴとの装着手順や使い心地の差なども、本音で話していただければ!根岸さん:わたし、実は抱っこひもデビューはビョルンのオリジナルだったんです。オシャレで感度の高いママ友たちから「最初の抱っこひもは、絶対ビョルンのオリジナルがおすすめ!」と猛プッシュされて。石橋さん:ビョルン信者のママは本当に多いよね。ビョルン以外考えられない、といろんなアイテムを愛用している友達も多いよ。わたしは長く使えるものを…と考えて、エルゴにインサートをつけてが抱っこひもデビューだったなぁ。結局、三兄弟全員エルゴで育てたよ。根岸さん:ビョルンって、何がすごいのか言葉にするのは難しいんだけど、とにかく乳幼児期はビョルンに頼りっぱなしだった。ぐずぐず泣いててもすぐに泣きやんだり、寝かしつけでもすんなり寝てくれたり。石橋さん:「抱っこすると、泣き止む」って話はよく聞く。他の抱っこひもではなかなか聞かない話だから、ビョルンの不思議な魅力よね。根岸さん:1歳過ぎた今、さすがにオリジナルは卒業したので、久しぶりのビョルンなの。KAIは、どうなんだろう?ーーー人気シリーズONE+の後継モデルで、日本人の体型を考慮してデザインされているそうです。根岸さん:早速つけてみますね。まずは腰ベルトをつけたら、頭から両肩ベルトを通す。子どもを抱っこしてキャリーの中に入れてバックルを閉めて…。石橋さん:おしりを片手で支えながら、持ち上げた方の肩の調整ベルトをひとつずつ締めるといいよ。根岸さん:ビョルンのバックルって、独自のものだよね。最初は「え〜こんな留め方なんだ!」って驚いた。KAIのバックルも、大きさや使いやすさ、そして安心感すべてが素晴らしい!石橋さん:エルゴは子どもを抱いてキャリーに入れてから肩を通して背中バックルを留めるけど、ビョルンは腰+肩を装着してから、キャリーの前部分を包み込むように装着するって感じ。根岸さん:背中からみたデザインは、ビョルンのが好みかな。スッキリしているよね。この腰バッグルも、カチン!とはめこんで留めるタイプではないので最初は戸惑うけど、しっかり安定感がある。石橋さん:抱っこひものバッグルって、はめ込むタイプは割れたり…とか聞くなぁ。この両方の留め具を咬ませるタイプなら、劣化や故障も少なさそう。根岸さん:フロントについている、スライド式のバックルの方も、すごいよ。カチン!とする刺激がなくって、使うママも抱っこされている子どもも、ストレスがゼロ!ーーービョルンの抱っこひもは「すべての装着工程を片手で行えること」をルールとしているそう。それは、「もう片方の手は、必ず子どもに添えているべき」という考えからなんだとか。石橋さん:なるほど!たしかにカチンとはめるバックルだと、絶対両手を必要とするもんね。片手ですんなりスッと留められるバックルの開発には、そんな信念があったんだぁ。子どもの安全を考えた優しい設計だね。根岸さん:ビョルンの設計って、最初は「これ、一体どうやるんだ!?」って驚くけど、すぐに理解できるシンプルなものだよね。石橋さん:ところでさ「日本人体型に合わせたモデル」ってことだけど、従来モデルと何が違うんだろう…?ーーー大きく言うと、3つあるとか。「新ラウンドデザイン」「新ヘッドサポート」「体格差のあるパパとママでも共有しやすい設計」だそうです。根岸さん:おしりのこの部分とかが、ラウンドデザインかな? あとなんか、従来モデルより柔らかい…ような気が。石橋さん:前のものが今ここにないから比べられないけど、ぴったり抱っこされている感じは伝わるね♡石橋さん:うちはパパにも試着してもらったけど、感動していたよ。密着度が高い!って。あと、ママからパパ抱っこへの切り替えもスムーズで、サイズを調節するときも楽チンだった〜って。根岸さん:新生児のときは、内側のファスナーでサイズを調節するんだね。付属品がなくて、わかりやすい。石橋さん:足幅も、ファスナーで調節するんだね。ここもシンプル!ーーー今回は、日本の高い湿度にも合うメッシュデザインなのですが、エルゴと比べてメッシュはどうですか?根岸さん:今回のメッシュデザインなら、密着度が高くても蒸れにくそう。メッシュの穴が、エルゴより大きい気が…。あと、メッシュの範囲が広い。石橋さん:だから、軽い気もする!根岸さん:実際の涼しさや蒸れにくさは、大差ないと思うけどね。石橋さん:あ、そうだ。エルゴオムニ360と、ビョルンKAIと比べて1ヶ月使ってみたけれど、洗濯後の乾きの速さはビョルンに軍配が上がったよ。お天気が良い日は半日くらいで乾いたかな。根岸さん:それは助かるね!ーーー抱っこ以外の使い心地はどうですか?根岸さん:おんぶへの切り替えは、すっごく楽! くるりと子どもを回すだけで切り替えられるのって、かなり嬉しいよね。家事のときとか、外出先とかサッと切り替えたいシーンってたくさんあるし。石橋さん:あと、これは声を大にして言いたいんだけど、ビョルンのいいところは、寝ちゃった子をそーっと下ろすことができるところなの!根岸さん:それ、赤ちゃんのときによくやったなぁ。片手でバックルをそっとはずして、キャリーのフロント部分をぺろりと外せば、すんなりおろせるもんね。背中スイッチも作動せずに、寝かしつけ大成功!だったよ。ーーーあとは、ビョルンの特権だった前抱っこですが、そちらもしてみていただけますか?根岸さん:うちの子、オムニ360でもしてみたけど、本当に前抱っこが大好きなの。石橋さん:前抱っこってわかったら、すごく嬉しそう!根岸さん:装着手順は、普通の抱っこと変わらず…。うん、スムーズだね。石橋さん:エルゴを長く愛用してきたわたしからすれば、前抱っこの機能は「あったら楽しいんだろうけど、なくても問題なかった」って感じ。でも、とっても喜んでるよね! 本当に抱っこが楽しそう!根岸さん:わたしは前抱っこは必須項目だったなぁ。でも、1歳過ぎてここまで大きくなるとエルゴの前抱っこの方が安定している気がする…。おしり部分のデザインが多機能で厚みがあって、しっかりしていたから。エルゴは椅子に座らせるという感覚で、ビョルンは布で包みこんでいるって感じ。石橋さん:うちの子は、ビョルンの前抱っこの方が密着度が高かった気がしたなぁ。大きくなってからだと手足をバッタバタ動かすだろうから、どちらの前抱っこがいいかは試してから決めた方がいいかもね。ーーーでは、エルゴと比べてみて、ビョルンはいかがでしたか?根岸さん:シンプルだから、デザインは私好み! カラーバリエーションもそんなに多くはないけど、北欧ブランドらしいセンスのいいラインナップだし。石橋さん:フロストグリーン、ビンテージローズ、グレージュとか、北欧っぽいよね。カラーもスモーキーだから、パパもいやがらなさそう。どんなファッションにも合いそうだし。秋冬はとくに、スモーキーカラーとの相性が良さそう♡根岸さん:今回は寝なかったから出番がなかったけど、ヘッドサポートには、ONE+にはなかった調整用のベルトが追加されているらしい。ヘッドサポートも、従来モデルより長くなったのかな?ラウンド型になったんだって!石橋さん:ビョルンのヘッドサポートは、前からしっかり長めだよね。寝ちゃったりしたときとか日よけサポートになるエルゴのフードがない分、ヘッドサポートでカバーしている感じ。カンカン照りの日とかは、エルゴのフードが欲しくなるなぁ。根岸さん:うちの子はもう、寝ちゃった時の首カックンが気になる年頃は過ぎたけど、小さなベビーだと、このヘッドサポートは安心だね。石橋さん:ビョルンは、ヘッドサポートを折り曲げて使うよね。KAIでは、折り曲げたときに戻りづらいよう改良されたらしい〜。ーーー実際、3作を比べてみて、どれが好みでしたか?根岸さん:オリジナルを愛用していたときから、大きくなってまたビョルンを試してみて…。息子が生まれたときにKAIがデビューしていたら、これ一択だった!でも、今大きくなってからもう一度選ぶなら、多機能なエルゴのオムニ360かな。とにかく、大きくなる息子をどう負担なく抱っこできるか、が大事。石橋さん:わたしは正直エルゴは長年使いまくっているから、次に選ぶならビョルンのKAIだなぁ。シンプル構造でお手入れが楽、ってのも使っていてすごくいいなぁと思った。根岸さん:丸めて比べてみると、ビョルンがすこしだけコンパクトに見える。まぁそんなに大きな差はないけど…。石橋さん:そうそう、今回の3作とは全然違うけど、ミニモンキーっていう抱っこひもも試してみたの!オランダ生まれのスリングで、最近日本でもちらほら見かけるよ。荷物が多いときとか、抱っこを卒業しつつある子の2本目として、超コンパクトで便利なの。普段はエルゴ愛用中だけど、三人目の子はまだまだ抱っこが必要だから、サブの抱っこひもとして、これはつい買っちゃった!次回は、新作&メッシュつながりで、ミニモンキーをお試し。持っておいて損はない、新作抱っこひもの使い方といいところって?スリング派ではないなぁ…なんて思っているママたちにもぜひ読んでほしい、本音トークです!
2018年09月14日おもちゃをポイポイ投げるイチコ。これは良くないと思い、声かけをすることに。何度言ってもおもちゃを投げるイチコ…。何回言えばわかるねん!もし半年後にやめられるとして、1日1回言ったら180回。…こう考えると意外とすぐやな。さてある日のこと。イチコの幼稚園のお迎えから帰って来ました。いやもうおっしゃる通り!でもこういう例外は許して欲しいなぁ…と思ってしまう、自分に甘い母です。
2018年09月10日“イクメン”とは子育てする男性(メンズ)の略称です。イクメンという言葉自体は浸透してきていても、お子さんがいる女性で「うちの夫はイクメン!」と思っている方は、まだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。今回は、お子さんがいる女性にも、これから子どもを持ちたいと考えている女性にも分かりやすく、自称イクメンと真のイクメンの違いを解説します。妊娠中からも、すでに違いは現れる妊娠中からも、すでに自称イクメンと真のイクメンの違いは現れます。その違いを解説します。自称イクメン「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」自称イクメンは、妻のつわりがひどかったり、妊娠のストレスでイライラしていたりして、つらい思いをしている妻に、一見同情的で、理解してくれているように見えます。しかし、あくまでも、理解しているように見えるだけで、実際にはそのつらさを理解してくれてはいません。男性が妊娠中のつらさが分からないことは無理もないことなのですが、自称イクメンは、妻が妊娠中だから、積極的に家事を手伝う、という発想はありません。つらいかもしれないが、家事は今までどおりにこなしてほしい。そういった本音があるのでしょう。「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」これが、自称イクメンに多い言い分です。真のイクメン「自分にできることはする」真のイクメンは、妻がつらいと言う前から、自分にできることは積極的にやってくれます。仕事から疲れて帰ってきて、妻が料理を作っていなかったとしても、不機嫌になることもありません。料理が作れるなら妻の好きな料理を作り、料理ができないなら、妻の分の食べ物を買ってきます。妻の負担を少しだけでも減らし、妻が母子ともに無事に出産してくれればそれが一番いい。それが、真のイクメンの考え方です。真のイクメンは子どもが生まれてからも、家事までどうしても手の回らない妻をサポートしてくれます。まだ子どもが幼い頃に、その違いは一番はっきりと現れるまだ子どもが幼い頃、特に生まれたばかりのときに、自称イクメンと真のイクメンの違いは一番はっきりと現れます。生まれたばかりの赤ちゃんは、それぞれの赤ちゃん毎に違いははあるものの、一日中寝ない、泣きっぱなし、なんていうことはザラです。そんなときに、自称イクメンと真のイクメンはどのように違うのでしょうか。自称イクメン「俺、明日仕事なんだけれど…」子どもが夜に泣きやまないときに、自称イクメンは、あやしたり、抱っこしたりと、一応何かしようとはしてくれます。しかし、それが上手くいかずに子どもが泣きやまない場合、すぐにイライラしてきます。そして、最終的には「俺、明日仕事なんだけれど」など、妻が子どもを寝かしつけられないことを責めるかのような言い方をしてくる場合まであります。子育てを手伝おうとはしても、最後は結局ママに押し付けて自分は知らんぷりというのが、自称イクメンの特徴です。真のイクメン「泣き止むまでみるよ」小さい子どもは、揺れや振動によって寝ることがあります。そのために、子どもが夜に泣きやまないときに、ゆらゆらと揺らして抱っこをしたり、ドライブしたり、ベビーカーで散歩するのは寝かしつけにも効果があると言われています。毎晩ではなくても積極的に子供を抱っこしてくれたり、散歩やドライブに連れ出して、子供が泣き止んで寝るまでつきあってくれるような夫は真のイクメンです。基本的に、幼い子どもをメインで育児するのは母親になります。一日中、子どもと二人っきり⋯子どもはずっと泣いている。そんな状況は大変だと分かってくれているからこそ、真のイクメンは自分がいる時間ぐらいはと、育児をサポートする行動をとってくれるのでしょう。最終的な違いは「当事者として育児をしているか」結局のところ、男性が「父親なのだから育児をするべき当事者である」という意識をもっているかで、その違いが現れます。育児において、子どもにどのような接し方をしているのか、自称イクメンと真のイクメンは、似ているようで全く違います。自称イクメン「やっぱりママがやるのが一番だから」自称イクメンは、子どもの機嫌がよかったり、親戚の前だったりと、都合のいいときは「俺は子どもが大好きだから!」と言わんばかりに、子どもの世話を焼きたがります。悪意があるわけではないのでしょうが、あくまでも自分にとって負担があまりないことだけ、気がむいた時だけ手伝うというのが特徴です。子どものオムツ、とくにウンチのときもオムツを替える、子どもにご飯を食べさせる、着替えさせる、寝かしつけ⋯そういった地味で、なおかつ大変なことは、なかなかやりたがりません。そこで自称イクメンから出てくる言葉が「やっぱりお母さんがやるのが一番だから」という言い訳だったりするのですね。真のイクメン「できる人間がやればいい」真のイクメンは、できる人間がやればいいといった精神で、自分がやれることは率先してやってくれます。子どもがウンチをしても「うわーウンチ!」などと騒ぎながらも、オムツを替えてくれるのです。他にも、外でご飯を食べるときなどに、真のイクメンは当たり前のように子どもを自分の隣に座らせて、子どもにご飯を食べさせてくれます。普段は、ご飯を食べさせるのはお母さんである場合が大半。食事のときぐらいは妻にご飯をゆっくり食べてもらいたい、そんな優しさを随所に見せてくれるのが真のイクメンなのです。おわりに自称イクメンに対して、少々手厳しい内容になってしまいましたが、ほとんどの家庭では男性が家族を養うために仕事をしていて、なおかつ日本の企業では働く男性が育児には参加しにくいという背景があることも事実です。とはいえ、子育てがあまりに大変な時には、なるべく育児をサポートしてもらえるよう、夫にもあらためて相談をしてみましょう。また、もし夫が真のイクメンであっても、それに甘えすぎるのではなく、仕事もして子育てもサポートしてくれている夫に感謝し、夫を思いやることを忘れずにいたいですね。いつかは、イクメンという言葉自体がなくなって、夫と妻がお互いに支えあって育児することが当たり前という社会になるといいですよね。written by 大久保 舞
2018年09月07日<#わたしたちでもできることベビモフ特別対談>この世から児童虐待がなくなるように、との願いから「♯こどものいのちはこどものもの」というチームを組み、さまざまな活動をしているイラストエッセイストの犬山紙子さん。児童相談所で長年子どもの問題を扱ってきた元児童心理司で、『告発児童相談所が子供を殺す』などの著書もあるカウンセラーの山脇由貴子先生。児童虐待の根絶に向けた活動を続けているお二人に、“#わたしたちでもできること”というテーマで対談していただきました。※お二人の対談を3回に分けてお送りします。目黒区の結愛ちゃん虐待死事件で、号泣。子どもに反省文を書かせる親の心理って……?犬山:目黒の虐待死事件のニュースを聞いたときは、本当にすごく苦しくなりました。山脇:犬山さん、亡くなった結愛ちゃんの書いた反省文を見て、号泣したって……。犬山:私、『スッキリ』というテレビ番組でコメンテーターをしているんですが、番組でアナウンサーの方が反省文を読み上げたんですよ。で、冷静にしゃべらなければいけないと思いつつも、やっぱり無理で……。今まで聞いてきた何人もの子の虐待事件がどんどん心の中にたまっていたのが、結愛ちゃんのニュースでついに決壊したというか。何もしないということが、もうできない状態になっちゃったんです。山脇:私はこの反省文、よく出してくれたなって思ったんですよね。あれで虐待をされている子の気持ちがみんなに理解された。子どもの苦しさがこんなにダイレクトに伝わって、よかったなと思いました。それこそ児童相談所の職員だって、子どものああいう気持ちまでは想像できないことがいっぱいあるので。まず、虐待する親って、けっこうな割合でああいう反省文を子どもに書かせるんです。自慢げに持ってくる人もいます。「うちの子、こんなに反省していますよ。自分が悪いって、認めているじゃないですか。私たちはこの子のために、しつけでやっているのだから、これ虐待じゃないでしょう?」っていう構図ができちゃうので。反省文を書かせることで、親のほうも虐待しているという意識が薄れるし、子どものほうも、自分が悪いからたたかれるんだと思い込んじゃう。どっちにとっても、それが本心になっちゃうんですよね。だからこそ、エスカレートしやすくて。殺す気はないんですよ、みんな。犬山:多いのですね……。山脇:きっと結愛ちゃんの家も「最低限の食事は与えている」と考えていたと思うんですよね。で、人間って慣れていくから。だんだんそれが日常になっていって、衰弱していく子どもの姿を見ても、まさか死ぬとは思わない。それで、どんどん自分の行動がエスカレートしているのに気づかないっていう感じですね。虐待する親ほど、子どもに執着する。依存という点で、虐待とDVはほぼ同じ構造。犬山:今までの私も含めて、虐待のニュースから目をそらしてしまう人って、本当に多いと思うんですよ。その一方で「自分も子どもをたたきそうになっちゃう」という声もすごく聞く。ワンオペの方なんかは特に。追いつめられて「子どもがかわいいと思えない」とか「子どもに怒った後、自己嫌悪で死にたくなっちゃう」とか。それでも、この事件のように、殺してしまう――という状況までは、一般的にはやっぱり想像できないんですかね。山脇:虐待する親って、子どもに対する執着がすごく激しいんです。だから「お子さんを預かりますよ」と言っても、絶対に預けないんですね。「憎くてやっているわけじゃない。この子のためにやっている」と。自分たちの責任で、しつけをしなきゃいけないと思っているんです。でも、実際は預けると虐待できなくなっちゃうのが嫌なんですよ。犬山:ということは、虐待って、完全に依存なんですね。預けちゃうと、自分の依存先がなくなる。山脇:そうそう。だから虐待って、DVみたいなものですよね。自分より弱者を作るっていう。一番弱い人間にすべての怒りが集中しちゃうっていうのが虐待の構造なので。DVも相手に執着するじゃないですか。いなくなったら困るので。そのへんがすごく似ている。――目黒の事件では、結愛ちゃんと父親は血縁関係ではなかったですよね。山脇:確かに虐待している親が、実の親ではないというケースは、割合としては多いとは思います。継母とか養母が虐待するっていうケースもあります。でも、実の親でも虐待はありますよ。結愛ちゃんの事件でも、お母さんは完全に加担していましたよね。母親が子どもじゃなくて、夫をとるという。虐待家庭って、夫が子どもに暴力をふるうから別れる、っていう決断を母親がしないケースが多いんです。性的虐待であってもそうです。あえて娘を犠牲にしたまま、離婚しないっていうのは、けっこうよくある構造ですね。犬山:それは、やっぱり依存しているからなんですか?虐待している夫に対して。山脇:そうですね。夫を失いたくないっていう。単純に女として生きちゃう。離婚をちゃんとできた人なんかは「後から考えると、相手は最初から娘が目当てだったかな」って言ったりもしますね。第2回へと続く……Text:Keiko IshizukaPROFILE山脇 由貴子Yukiko Yamawaki女性の生き方アドバイザー。家族問題カウンセラー。 東京都に心理職として入都し、都内児童相談所に心理の専門家として19年間勤務。2015年に退職後、「山脇由貴子心理オフィス」を立ち上げ、現職。『教室の悪魔』(ポプラ社)、『告発児童相談所が子供を殺す』(文春新書)、『思春期の処方せん』(海竜社)など。PROFILE犬山紙子Kamiko Inuyama1981年生まれ。コラムニスト、イラストエッセイスト。著書に『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)、『地雷手帖嫌われ女子50の秘密』(文春文庫)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)ほか多数。2017年に女児を出産し、育児体験者への取材記録や自身の出産体験記を収録した『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)を刊行。現在は「SPA!」「anan」「steady.」「文學界」「読売新聞」などで連載中。
2018年08月29日発達障害とは?発達障害は、発達障害者支援法では「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。具体的にわかりやすく言うと以下のような状態です。Upload By 発達障害のキホン発達障害はその発達過程やライフステージなどで困りごとや特性が強く現れ、初めて分かるケースがほとんどです。外見からはわかりにくく、大人になっても気づかない人もいます。その特性から「困った子」と捉えられてしまうこともありますが、その子が「困っている」ことに早く気づき、周りが理解し、一人ひとりに合った対応をすることがとても大切です。発達障害は特性や現れる困りごとによって、大きくASD(自閉症スペクトラム)・ADHD(注意欠陥・多動性障害)・LD(学習障害)の3つのタイプに分けられます。Upload By 発達障害のキホン発達障害の症状・特性と困りごとUpload By 発達障害のキホン診断基準によっては広汎性発達障害・自閉症・アスペルガー障害などの名前で呼ばれることもあります。知的障害や、言葉の遅れ、感覚過敏・鈍麻がある人もいます。子育ての違和感や園や学校、乳幼児健診での指摘で気づくケースが多いと言われています。自閉症スペクトラムについてもっと詳しく知るUpload By 発達障害のキホンこれらの特性は、幼い子どもには多く見られますが、成長するにつれ同年代の子に比べて特性が目立つようになります。そのために園や学校での集団生活が難しくなってしまったり、本人の努力不足や親のしつけの問題と誤解されることも少なくありません。についてもっと詳しく知るUpload By 発達障害のキホン全体的な知的発達に比べて、学習面で大きく目立って不得意なことがあります。読めるのに書けないなど、一部だけに困りごとが表れることもあります。授業についていけなくなる、宿題をこなせないなど、小学校に進学し学習が始まって明らかになるケースが多いと言われています。学習障害についてもっと詳しく知る発達障害は、その特性や症状が一人ひとり大きく違うことが特徴です。特性や疾患、合併症が重なっていることもあります。Upload By 発達障害のキホン上記のほか、てんかん、チック、トゥレット症候群、場面緘黙、吃音などが合併することもあります。「感覚過敏があって、音に耐えられず教室を飛び出してしまう」「言葉の遅れがあって気持ちをうまく伝えられず、癇癪を起こしてしまう」など、これらの合併症と特性は密接に関係し重なり合い、困りごととなってしまうこともあります。発達障害と定型発達の境目は明確にはありません。そのため診断基準は満たさない、あるいは未診断だが発達障害の傾向のある「グレーゾーン」と呼ばれる人もいます。診断がつかない=症状や困りごとも軽度だと考えられがちでが、明確な診断名がなく、外見からもわかりにくいので、理解や支援を受けにくいこともあります。分類や定義、診断の有無にこだわらず、一人ひとりの特性の傾向を知り、本人の生きづらさを減らすことに注力できるとよいでしょう。グレーゾーンについてもっと詳しく知る発達障害の原因は?発達障害は、生まれつきの脳の機能障害が原因となって現れると考えられます。以下に、発達障害に関係のあるのではないかと考えられている脳の機能を紹介します。Upload By 発達障害のキホン発達障害のある人の脳の場合、これらの部位が小さかったり、血流が弱かったりしてうまく機能しない傾向が報告されています。この機能障害を引き起こすメカニズムは、まだはっきりとは分かっていません。発達障害に関連がある遺伝子の発見や研究も進められています。ただし、遺伝子を持っていても必ずしも発症するわけではありません。また、親から子へ必ず遺伝するものでもありません。現在「様々な遺伝的要因と環境要因が相互に影響しあって発達障害の症状が表れる」という説が有力で、すべての方にあてはまるようなただ一つの原因はないといわれています。「親のしつけ方・育て方が悪い」「親の愛情不足」といった心因論も医学的に否定されています。発達障害かもと思ったら?症状チェック・検査・診断までの流れ発達障害のサポートは、家族や本人、周りの人が「特性のために困っている」「違和感がある」などに気づくことが、最初のきっかけになります。Upload By 発達障害のキホン専門機関の中には発達検査を行っているところもあります。相談や医療期間受診の後、療育的なサポートを受けたり、医療機関で治療を受けたりするなど、必要に応じた個別の専門的なサポートを受けることになります。診断を受けなくても発達相談や子育て相談、発達支援やペアレントトレーニングなどを受けることもできます。全国の相談窓口の情報を調べる|発達障害・支援センター発達障害診療医師名簿|一般社団法人 日本小児神経学会・子育ての違和感や子どもの困りごとに早く気付くことで、より早い支援につながる・自己診断は絶対にNG。その先の対処法や支援を知るためにもまずは専門家に相談を・専門機関に相談することで、必要であれば医療機関につないでもらえる・もし発達障害ではなかったとしても、子育て相談や発達相談などの支援を受けることもできる・検査で子どもの苦手と得意を把握することで、その子にあった対処法が見つかることがある・発達支援や療育を受けることで、症状や困りごとが改善する可能性がある・診断は必須ではないが、診断があることで受けられる公的サポートもあるなどが挙げられます。発達障害は治るの?発達障害は現在、根本から治療することは難しいとされています。ですが、症状を和らげるための薬物療法や、対処法を知るための応用行動分析学に基づく療育的アプローチなどを受けることで、困りごとが改善する可能性があります。発達障害を完全に治す薬はありませんが、症状を和らげるための薬がいくつかあります。人によって合う薬と合わない薬もあり、副作用などもあるなど、現在のところ、すべての人に必ず効果があるような薬はありません。また処方は6歳以上で、成人には認可されていない薬もあります。そのため、薬物療法を進めるときは医師の判断のもと、その人の症状や状態を慎重に見ながら行うことになります。薬で症状が和らいでいる間にスキルトレーニングなどを合わせて行うとよいでしょう。Upload By 発達障害のキホン子ども自身が何に困っているかやその背景などを探り、トレーニングをしてうまくいく方法を見つけ、得意な部分を生かします。また周囲の人の理解や環境の工夫によって、症状や困りごとの改善を図ります。そうして失敗体験を減らし、成功体験を増やして適応能力を伸ばしていきます。療育方法は様々なものがあります。子どもの場合、クリニックや発達障害外来などのほか、児童発達支援や放課後等デイサービスなどで療育的支援を受けることもできます。発達が気になるお子さまが利用できる施設を調べる|LITALICO発達ナビ施設情報発達障害の生きづらさと二次障害発達障害の特性が理解されないまま生きづらさが強くなると、心の病や行動の問題など、二次的な障害を引き起こすことがあります。以下に二次障害に陥りやすいプロセスをご紹介します。Upload By 発達障害のキホン二次障害を引き起こさないためにも、その子が困っていることに早く気づき、専門機関やサポートにつながることが大切です。発達障害の特性を理解し、その子に合った対処法と過ごしやすい環境を考えサポートしていきましょう。発達障害をもっとくわしく知るリンク集発達障害の診断・検査について知る発達障害の原因について知る障害者手帳の取得法、利用できるサービスを知る障害児が受けられる福祉サービスを知る障害者が受けられる福祉サービスを知る合理的配慮の受け方、具体例を知る親子のヒント参考:発達障害とは|LITALICOジュニア参考書籍:『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』(医学書院)参考書籍:『ICD-10精神科診断ガイドブック』(中山書店)
2018年08月28日専門家・プロ:親野智可等親子関係がよければうまくいく親子関係をよくすることは、しつけや勉強よりもはるかに大事です。これは、子どもが幼児であろうが小中学生であろうがそれ以上であろうが、まったくかわりません。そして、親子関係をよくするために絶対必要なのが、子どもが「自分は親に受け入れてもらえている」「わかってもらえている」「大切にされている」「愛されている」と実感できるようにしてあげることです。これが、すべての土台であり始まりです。子どもがそういう実感を持てていれば、生きる力がわいてきます。いろいろなことでがんばるエネルギーがわいてくるのです。そして、親の言うことも素直に聞くようになります。親が「ゲームのやり過ぎに気をつけよう」とか「友達の家に行ったらあいさつを忘れないでね」などと言えば、それを素直に受け入れます。すぐにはできないことでも、やってみようという気持ちにはなります。親が「いけないことや危ないことに誘われたり巻き込まれたりしたら、心配だよ」とか「危ないことしないでね」などと言えば、「大好きな親を心配させちゃいけない」ということで心のブレーキになります。叱りすぎると子どもは親の愛情を疑うようになるこの反対に、「自分はいつも叱られている」「自分は親に受け入れてもらえていない」「自分の気持ちを分かってもらえていない」「あまり大切にされていない」「あまり愛されていない」などと感じている子もいます。もちろん、親は愛しているつもりです。でも、子どもの方はそれが実感できていないというのです。こういうケースはけっこうたくさんあり、多くの場合その原因は親の叱りすぎです。このような場合、親がいくら口でいいことを教えても、いくら正しいことを教えても、子どもはそれを素直に聞くことができません。親の心配が心のブレーキになるどころかかえって反発材料になり、よけい危ないことをしてしまうことすらあるのです。こういうわけで、いい親子関係をつくることこそが最優先なのです。それのないところで、「しつけをしなければ」とか「勉強をさせなければ」などと思っても絶対にうまくいきません。ある親の実例これらのことは、私が教師時代にいろいろな親子を見てきてわかったことです。ある親が次のように言ったことがありました。「懇談会で先生が教えてくれたように、2学期のはじめに節目の高揚感を活かして「○○するために□□する」という目標の書き方をしてやり始めたんですけど、子どものやる気はあまり続きませんでした」親はそう言いましたが、私にはうまくいかない原因ははっきりわかっていました。うまくいかないのは、その親が感情の起伏が激しくて、自分の気分が優れないときは感情的に叱りつける人だったからです。子どもはそういう親にかなり反発心を持っていました。ですから、形だけ「○○するために□□する」などという目標の書き方をさせられても、素直にがんばろうという気持ちになれないのです。肝心なところができていないとノウハウコレクターになるだけまず、土台になるいい親子関係がなければ、どんな方法を試したところで、うまくいきません。それでは、いわゆるノウハウコレクターになるだけです。みなさんの職場やビジネスの世界にもそういう人がいるはずです。いろいろなノウハウに飛びついてやり始めるけど、結局うまくいかないという人です。そういう人は、一番肝心なところができていないのです。ノウハウコレクターは職場やビジネスの世界だけでなく、親の中にもいるのです。親野智可等(おやのちから)教育評論家。1958年生まれ。本名杉山 桂一。公立小学校で23年間教師を務めた。教師としての経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いとたちまち評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。また、子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「親力」で決まる!』(宝島社)、『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。長年の教師経験に基づく話が、全国の小学校や幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。著書多数。Webサイト
2018年08月27日規則正しく生活させたいのに寝ない。明日は早いのに寝ない。寝ても1時間で起きる。23時を過ぎてるのに元気いっぱい…などなど、寝かしつけに苦戦しているママたちは多いのではないでしょうか。今回は、寝ないタイプの子どもを育てた先輩ママ3人に、寝かしつけの苦労と寝かせるコツを聞いてみました。寝つきの悪い子どもを持った先輩ママたちのあの手この手「昼寝は1時間で起こす」美雪さん(40代・2児の母)「かならず外遊びに連れて行き、思いっきり走らせる。雨の日は児童館に連れて行く。毎日外出して疲れさせる」久美さん(50代・3児の母)「寝ないとおばけになるよと怖がらせる」優子さん(40代・1児の母)「朝になったらトーマスの続きを観ようとお楽しみを話す」美雪さん「寝るのが早い人が勝ち!と競争させる」久美さん「お気に入りじゃない絵本をひたすらに読む」優子さん「朝6時に起こす」美雪さん「それでも代わる代わる子どもが起きて、4時間かかったときは疲れて泣いた(自分が)」久美さん最後の手段はあきらめる(笑)それでも寝ないときは?「あきらめて録画したドラマを観る。子どもは遊ばせておく」美雪さん「寝室に危険がないか確かめたうえで、自分だけ寝る」久美さん「夫に運転してもらい、後部座席で少し眠る。チャイルドシートの子どもも車に乗るとすぐ寝てしまう。家に着くと起きてしまうときは夫婦で笑ってしまった」優子さん「寝なくても元気ならいいかと思えたらイライラしなくなった。すると子どもも不思議とリラックスしたのかよく眠るようになった」美雪さんいかがでしたか?参考になったでしょうか。焦るほどイライラが加速して子どもに伝染。ますます寝ないという悪循環になりがちです。いっそのこと、寝ないのも子どもの個性と受け止めて、ダラダラ遊んでみたり、横になってテレビを観たりするのもいいかも知れませんよ。ゆるーく楽しむ余裕が持てたら“寝かしつけ勝利”なのではないでしょうか。PHOTO/Fotolia
2018年08月23日『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』著者の立石美津子です。偏食を辞書で引くと「好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること」と出てきます。親は「世の中にはおいしいものがたくさんあるのだから、もっと食事の幅を広げてほしい」「同じものばかり食べていると、栄養が偏るのではないか」と心配になり、療育の先生のようにあれこれ指導したくなりがちです。私の心に刺さった、ある本出典 : 『障害のある子の親である私たち』(福井公子著/生活書院)という本にこんなことが書いてありました。著者の息子さんは就学前まで白いご飯を食べられなかったそうです。そこで「日本人なのにお米が食べられない。これは何とかしなければ」と考え、綿密な計画を立てます。例えば、保育園から帰った一番お腹がすいているとき、ほんの一口からご飯を食べさせ、その後、大好きなチョコレートを食べてよい許可を与える。その結果、息子さんは家に帰ることを嫌がり、あげくのはてに保育園に迎えにいった母親の顔をみるなり先生にしがみついて、離れない状態になってしまいました。ところが、スーパーに行ったときのこと。試食販売のおばさんが、小さなカップに一口大のご飯を入れ、ふりかけをかけたものを息子さんに渡したそうです。すると、嬉しそうに食べたというのです!そして、その日を境にふりかけご飯が大好きに…。療育者である前に、親であるということこの本の最後に、次のような言葉が書かれていました。期待も押しつけもしない、ちょっと太った試食販売のおばさん。私はそんなお母さんになろうと思いました。障害のある子の親はついつい専門家もどきになってしまう。でも、親が療育の専門家になってしまうと子どもには親がいなくなる。障害のある息子と向き合ったとき、私はやっぱり親でいたいと思いました…中略…親は親以上でも親以下でもない。親だからできることもあり、親だからできないこともある。それでいいのだと思うのです。『障害のある子の親である私たち』(福井公子/生活書院)よりわが家の食事は、「恐怖の食卓」だったUpload By 立石美津子息子がまだ幼いころ、私も息子の偏食を直そうと必死でした。卵と牛乳に食物アレルギーがあった息子は、食べられるものが少なかっただけでなく、感覚過敏とこだわりの特性により「納豆、かぼちゃ、さつまいも、うどん、シュウマイしか僕は食べません」という食生活が続いていました。当時の私は、卵と牛乳を除去したさまざまな献立をつくり、「これでもか、これでもか」と食べさせようと必死でした。息子は食べたくないものが並ぶ食事の時間が、次第に苦痛になってきたようです。本来、楽しいはずの食事の時間なのに・「好き嫌いしないように、残さず食べろ」と小言を言われる・マナー優先、スプーンやお箸を上手に使えないと叱られる・手づかみしたら手を叩かれる・「こぼさないように食べなさい」と何度も叱られるという状況だったからです。そのころの私は、まさにモーレツ母さんでした。そして、本来、楽しいはずの食事の時間を「偏食を直す訓練の時間・しつけの時間」にしてしまったのです。大人になっても「あれも嫌い、これも食べられない」と好き嫌いが多い人はそんなにはいません。確かに偏食を厳しく指導された結果、なんでも食べられるようになる子もいます。その一方、嫌いなものを無理矢理口に押し込まれてトラウマになり、絶対に食べられなくなる子もいます。「楽しく食事を」を優先すべきだったと反省しています。息子の世界を、理解しようとしていなかった私出典 : 悲しいかな、こういうことは後になってわかることです。息子は多動性もあり、食事時間中じっと座っていることなんかできませんでした。きちんと座ってお箸で食事をするより、おにぎりやサンドイッチなどの手づかみ献立のほうが無理なく食べられたかもしれません。「世界では手食文化の国だって多くあるんだし、まあいいか」「お箸を使った方が上手につまめる。スプーンを使ったら、たくさんすくえるし手も汚れないし熱くもない。そう気づいたとき、使えるようになればいい」程度に思っていた方が、母子ともに楽だったかもしれません。発達が遅れている息子に対して、当時の私は、無理矢理「こっちの世界に合わせろ」と強要していたと反省しています。自閉症がある大人がレストランでスプーンを投げたり、手づかみで食べている光景は、あまりみかけませんからね。人目を気にするあまり叱ってばかりいて、心が不安定になってしまったら本末転倒です。昔の自分と息子に、かけたい言葉今は食べ盛りでいろんなものをモリモリ食べます。Upload By 立石美津子もし、過去に時間を戻せるのだったら幼児期に戻り「好きなものだけ食べていればいいんだよ、食事時間を楽しんで」と息子に言ってやりたいです。そして過去の自分の肩をポンと叩いて「美津子さん、そんなに真面目に一生懸命にならなくたっていいですよ。もっと今を楽しんで」と声をかけてやりたいです。偏食指導はほどほどに…。
2018年08月23日赤ちゃんのお世話で大変なことといえば、「寝かしつけ」。1歳4ヶ月を迎える息子も、まだまだ寝かしつけが必要です。最近は、わたし自身が慣れてきたことや、授乳の回数も減ってきて、ずいぶん楽になりました。今回は生まれたてから現在に至る、****お伝えしようと思います。生後すぐ~1ヶ月は、頻回授乳で常にうとうと…産まれてすぐは、数時間で起きて授乳してお腹いっぱいになったら寝る、というリズムが一般的。息子は産まれてすぐの時はお口が小さく、おっぱいも張りに張っていたため、うまく直飲みできませんでした。無理やり練習しても泣いてしまうだけだったので、どうしたものかと看護師さんと相談した結果、搾乳機で搾乳→哺乳瓶で授乳することに。退院後は夜間3時間おきの搾乳・授乳に加えて、使用後の哺乳瓶と搾乳機も自分で洗わないといけなかったため、今思うと本当に大変でした。哺乳瓶で母乳をあげてお腹いっぱいになってスヤスヤしてきたら、背中スイッチが発動しないようベビーベッドにそーっと置く、というパターン。夜中は本人も眠いのか、そこまで背中スイッチは発動しなかった気がします。しかし、生後2週間頃になると、夜中にギャン泣きして止まらなくなるときがたまにありました。授乳してもあやしてもなかなか寝ない!抱っこで1時間くらい廊下を行ったり来たりして、やっと寝てくれることが多かったです。息子の場合、魔の三週間目というジンクスが少し早くきたんだと思いますが、これは一週間程でおさまりました。まだまだ生まれたばかりの赤ちゃん。ママも産後、慣れない授乳や寝かしつけに気持ちが高揚していて、なかなか落ち着かない時期です。ど〜うしても赤ちゃんが寝ない時に試してほしいのがお雛巻き。おくるみでキュっと姿勢を固定するこの方法は、産院で習ったのですが生後3ヶ月頃までならかなり効果的でした。産院ではバスタオルを使っていましたが、自宅ではエイデンアンドアネイのおくるみを使用。大判なのでくるみやすいし、柔らかいところも寝心地良さそうで◎。生後1ヶ月からは、添い寝が増えて…生後1ヶ月を過ぎると、産まれたてと比べると体つきもずいぶんしっかりしてきた息子。ある日、おっぱいを直飲みさせてみようと試してみたら、グングン飲めている!ここで搾乳しての授乳は卒業になりました。このあたりから添い乳・添い寝で寝かしつけることが増え、生後2ヶ月過ぎた頃には完全にこの寝かしつけ方で大人ベッドで一緒に寝るようになりました。搾乳して哺乳瓶での授乳がなくなり、おっぱいを直に飲んでくれるようになると寝かしつけはすごく楽に。しかし、添い乳・添い寝の怖いところは窒息の可能性が高まるということ。そのことを常に頭において、鼻がおっぱいで潰れていないかを確認したり、大きなクッションなど圧迫されて動けなくなるようなものを周りから排除したり、自分が寝ないようにするなどの工夫をしていました。昼間のお昼寝は、電動スイングのゆらゆら&オルゴールサウンドでいつの間にか寝てしまうということもありました。リビングで息子の定位置だった電動スイングは、とっても重宝しました!家事をやりたいけれどグズっていてなかなかできない…という時は、まず電動スイングに寝かせてみるというパターンが定番でした。無茶な体勢で授乳からの寝てしまうことが増えた、生後3ヶ月電動スイングではなかなか寝なくなってくると、お昼寝もすべて添い乳・添い寝が定番に。生後半年頃になると、ベッドで仰向けになっていた私のもとに乗っかってきて、かなり無茶な体勢で授乳してそのまま寝てしまうこともありました。この頃にはだいぶ寝かしつけのコツもつかめるように。何より、眠くてグズっている時が分かるようになってきて、こちらもそれに合わせて授乳したり、行動したりして、少しだけ肩の荷が下りました。1歳前後で、ママじゃなくても自然と寝られるように!生後10ヶ月ほどから1歳4ヶ月の現在は、お昼寝は、その日の朝起きた時間や活動量によって1~2回で、2、3時間程しています。おっぱい大好きな息子は私といる時は必ず添い乳を要求してくるのですが、パパが膝の上に乗せて一緒にくつろいでいたりすると、そのまま寝ちゃうことがあるそう。おっぱいは、パパにはないものだって分かっているんですね。もちろん、保育園でもおっぱいや添い寝なしでしっかり寝ているそうです。おっぱいがなくても、きちんと寝られるんですね(笑)夜の寝かしつけは変わらず、2〜3度は起きるので、その都度添い乳で寝かしつけています。夜間断乳はいつ? 寝かしつけが楽になる?1歳を過ぎたときや、保育園生活を始めた頃は、「そろそろ夜間断乳をしないとかなぁ」などと考えたりすることも。しかしおっぱいを飲めるのは今だけだし、こんなに欲しがるならいいかな、と保留中。夜間おっぱいを飲まなくなると、通しで朝までぐっすり睡眠するようになる…という話もよく聞きます。わたし自身も育休を明けて仕事に復帰したので、夜はぐっすり寝たいなぁと思うこともあるのですが、まだまだ卒乳はできなさそう。あまりにおっぱいが好きで、食事中も2回は要求してくることもしょっちゅう。ママ友には3歳位までやめないかもねと言われました。いつか必ず卒業がきてしまうので、それまで仲良く楽しく授乳ライフを送りたいと思います。
2018年08月18日この春から次男が1年生になり、長男と次男で同じ小学校に通うことになりました。兄弟で一緒に登校してくれる事にあまり期待はしていませんでしたが、案の定、兄はさっさと弟を置いて先に登校し、弟はやたらめったらのんびりと家を出ていきます。2人ともタイプが正反対なのでしょうがないですね。別行動で登校するほうがお互いにとってよさそうです。それはそれで別にいいのですが、次男の方が後で家を出るようになると、長男の忘れ物を次男が発見することが多くなりました。■兄の忘れ物を頑張って持っていく弟もともと忘れ物が多いうっかり気質な長男。特に困るのが水筒。この暑さのせいもあって水筒を忘れると学校から電話がかかってくるぐらい、この時期絶対に忘れてはいけないものなのです。も~~!! あれだけ言ったのに、靴を履いた瞬間忘れてしまうようです!! ちゃんと確認してない私も私で悪いのですが、長男はほんとに忘れ物が多い!そこで次男が、水筒を2つ下げて4年生の教室まで届けてくれるというのです。ランドセル背負うだけも精いっぱいな細い体に、水筒2本に手提げ袋…なんだかもう、バックパッカーかよってぐらいの大荷物で登校していきます。「ママが持っていこうか?」と提案したのですが、本人は4年生の教室に行くのがちょっと楽しみなのか、長男の忘れ物は毎回はりきって持って行きたがります。ですが、問題はここからです。■「ありがとう」が言えない長男次男が頑張って持って行った水筒を、長男は、さらっと受け取っただけで「ありがとう」のひとつも言わないんです!!しかも、一度や二度じゃありません。結構な頻度で忘れ物をするのですが、毎回、「ああっ! 忘れてた?」でおしまい。そうなんです。長男は「ありがとう」が言えないんですぅぅぅぅ。なにかを貰っても、ポンと受け取った終わり。なにかをしてもらっても、さらっと流して終わり。どうも、人に感謝することに疎い長男。ここに対しては何度も私も注意してきましたし、強制的に「ありがとうは!?」とか「なんていうの!?」みたいなやり取りもずっとやってきてるんですけど、いかんせんこの調子で…。ありがとうの他に、ごめんねもなかなか言えません。そこで、どうして「ありがとう・ごめんね」が言えないのか、その理由を聞いてみました。すると、どうやら…恥ずかしいそうです。どうして恥ずかしいのかは本人にもうまく説明ができないのですが、とにかく「恥ずかしくてなかなか言えない」と…。と、そこで、私の知る限り一番の「ありがとうとごめんねが言えなかった子ども」だった友人に話を聞いてみました。■ありがとうと言えなかった子が大人になったら?彼女とは小さい頃から知り合いなのですが、とにかく「ごめんね・ありがとう」が言えない人で、子ども心にどうしてこんなに「ごめんね」が言えないんだろうと不思議に思っていました。ですが、大きくなった今、彼女が感謝したり謝らないかというとそういうわけじゃないんですよね。ちゃんとお礼も言いますし、謝まりもします。そんな彼女に、長男の気持ちを話してみました。すると彼女はやっぱり…長男の気持ちが分かると言います。言ったほうがいいという事は頭では分かっているのですが、素直に言うことが恥ずかしかったと。そして、「『ありがとうって言いなさい!』とか、『ごめんなさいって言いなさい!』って言われれば言われるほど、『誰が言うか!!』みたいな意固地な気持ちになってしまって、余計に言いたくなくなった」そう!! そうなんです!! 長男も言えば言うほど固まってしまって、なっっっかなか言わないんです。「弟のゲームボーイを隠しても、宿題に落書きしても、ジェニーちゃんの髪の毛をストーブで燃やしても絶対に謝らなかった」…という彼女。今となってはまったく問題がないのですが。あんなにごめんね・ありがとうが言えなかった人が、このようになるのには何かきっかけがあったのでしょうか。■ありがとうと言えなかった子が変わったきっかけ その1「あれは社会人になって、沖縄に一人旅に出ていた時のこと…」ほーほー。「宿泊していた民宿で、先に宿泊していた若者グループと、その民宿に住み込みで働いているお兄さんと仲良くなって、そのグループのうちの誰かしらの誕生日パーティーに混ぜてもらったことがあったの」うん。「その頃の私は、誰でもかれでも仲良くなればいいと思ってた節があって、分けてもらったケーキも、おいしーー!どっから来たの!? へーへー! みたいな感じですごく馴れ馴れしくて。調子に乗って、仲良くなったらオールオッケー♪みたいな感じで過ごしてたら、誕生会が終わってから、住み込みのお兄さんが近くにやってきて…」ゴクリ…「そのお兄さんに、『仲良くなればなんでも許されるわけじゃないよ。ありがとうを言ったり、初対面の人には敬語を話したり、礼儀は必要なことなんだよ』って言われて…その時初めて『あ、私ったら…!!』って自分のことを恥ずかしく思って今思えばその時がターニングポイントかな」へーーーー!! きっかけは民宿の住み込みのお兄さん!(笑)「そう。ただの一回のその人の一言。今となってはどこの誰かも覚えてないけど」でも、そのお兄さんの一言がなかったら、大事なことに気づくのがあと数年遅れていたか、もしくは今でも気づいていなかったかのどっちかだね。「そう。それ以来、言葉遣いとかめっちゃ気を付けるようになったかも。敬語とかに気をつけようと思い始めたら自然と、すみませんもありがとうございますも言えるようになったよ」なるほど。■ありがとうと言えなかった子が変わったきっかけ その2「あとは社会人として働き始めたのも大きかったね」それ、大きいよね。社会人として働き始めてから大幅に性格ががらっと変わる人、結構たくさんいるんじゃないかな? って思うもん。人見知りだった人が、人前で喋るの大好き人間になったり、小判ザメタイプだった人が、リーダーシップ発揮するようになったり、働き始めたことで今までの人格と大きく変わる人、たくさんいると思う。自分自身のことを思い返してみても、社会の中で働き始めて自分がどんどん変わっていったもんね。「うん。だから、長男君もいつかきっと誰かに出会って、自分のことを恥ずかしいと思う時が来ると思う」いやいや、ほんと。人生において出会いって重要だよね。長男が大きくなったらその民宿に泊まらせよう(そうじゃない)。親としては、3つ子の魂百までっていう言葉に取りつかれて、今のこの気質が大きくなっても続くんじゃないか? と不安になったり、今、ありがとうと言えない子だったら大きくなっても言えないんじゃないかって親として教えなきゃ!! って肩に力が入るけれど、決してそんなこともないね。頭を金づちで打たれるような、頭に稲妻が落ちるような、わ!! 恥ずかしい! って思うような経験は、親よりも他人のほうが強烈なインパクトを持つこともある。もちろん教えていくべきことは教えていくけれど、いずれ彼の中で自分で気付く時を待つしかないのも一理ある。「うん。あと、長男くんにすぐできる対処法といえば、恥ずかしいという気持ちを無くすためには…とにかく、慣れること。最初はありがとうって口に出すのがすごく恥ずかしいけれど、慣れてしまえば全然大丈夫。だから、口に出してありがとうって言う事に慣れれば、すんなり出てくるようになると思うよ!」ほほーー! そしたらまずは、ありがとうの発声練習でもしようかな(笑)「ありがとう」と「ごめんね」ねぇ~~。子どもには多くのことを望んでしまうけれど、大人の私もなかなか言えてないもんな。そして、長男がよい出会いに恵まれることを祈って、、、とりあえず己を反省しまーす(笑)【お知らせ】第84話 「お風呂は何歳まで一緒? 男の子ママの『お風呂問題』」 の記事下アンケート「Q.息子と何歳まで一緒にお風呂に入っていましたか?または入るつもりですか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「息子とママのお風呂事情。「何歳まで一緒に入るか」ママの線引きは?」
2018年08月09日娘が4ヶ月になる手前に、家族ではじめての旅行にいくことに。今回は、子連れ旅行のポイントと、おすすめ子連れお宿を紹介します。授乳室検索や新幹線移動の前編も合わせて、今年の夏の家族旅行の参考になれば嬉しいです♪はじめての旅行のタイミングって??我が家の娘との初めての旅行は、娘が4ヶ月になる手前の時期。首も座り、生活のリズムが徐々についてきて、授乳や寝かしつけに追われていた時期から比べると、少しゆとりが出てきた頃でした。赤ちゃん連れだとレジャー施設やお買い物は難しそうなので、行き先は家族全員でゆったりできそうな温泉にすることに!温泉デビューの時期は人それぞれですが、生後1ヶ月の健診が無事済み、沐浴から大人と一緒に風呂桶で入浴できるようになり、へその緒が渇いた時期がひとつの目安になるよう。首が座った3〜4ヶ月や、腰が座った6〜7ヶ月くらいを目処に考えるママも多いようですね♪まずは宿選び! 譲れないポイントは、5つじゃらんnetや楽天トラベルで、赤ちゃん連れに優しい宿特集がされているので、そこでリサーチ。実際に宿泊するのを想像して、ココは譲れない!というポイントを5つ設定。条件に合ったお宿を見つけて、予約しました。5つのポイントは、①夕食、朝食も部屋食で♪まだ娘は離乳食スタート前の時期で食事はなし。パパママが周りの目を気にせずゆっくり食事がとりやすいよう、部屋食のプランに。②お部屋は和室!娘がゴロンとしても危険がないように。和洋室プランなども人気のようですが、ベッドではなく布団で。③赤ちゃんグッズが用意されているところ。一泊といえど、赤ちゃんの荷物はたくさん!細かなものを貸し出してもらえるサービスはとても助かりますね。子連れ推奨のお宿だと、丁寧に赤ちゃんグッズがリストアップされているところも。④移動は2時間以内。娘の負担になりすぎないように&授乳時間も考えて1、2時間で行けるところを検索しました。⑤赤ちゃんに優しい温泉で。調べたところ、赤ちゃんの肌に刺激が強すぎる硫黄泉のような強いにおいを感じる温泉や、強酸性や強アルカリ性の泉質は避けて刺激の少ない泉質の方が安心なようです。また、温泉施設によっては、子どもの入浴について年齢制限をしているところもあるようなので念のためチェックが必要でした。この5つのポイントを抑えてリサーチした結果、湯河原温泉の青巒荘(せいらんそう)さんがぴったり!はじめての家族旅行はこちらに決めました♪何を持っていく? 旅行の準備は?旅館で準備されているものを事前に電話して詳しく聞いた上で、以下のものは用意していきました。・おむつ・おしりふき・バスタオル、おくるみ・着替え・哺乳瓶、キューブタイプミルク・母子手帳、診察券、保険証旅館に到着! 旅館の方の一言に、ひと安心♡今回、私たちが泊まった新館エリアは、赤ちゃん連れが多いということ。到着後すぐに、「少しくらい騒いでもお互い様なので大丈夫ですよ」とスタッフさんに言ってもらえて気が楽になりました。こういう些細な一言で、ママたちの心配はすこし和らぎますね♪和室は広々12畳半!定員6名のお部屋でゆったりと過ごせました。娘の定位置は座布団にバスタオルをひいて♪この旅館の魅力のひとつが、赤ちゃんグッズの貸し出しがとっても豊富にあること!一覧表があり、何種類でも、何回でも快く貸し出ししていただきました。我が家は、おしりふき、おむつ、使用済みおむつバケツ、ベビー用綿棒、ベビーバス、ベビーマット、温度計、ボディソープ、ベビーボディローション、ベビー枕や毛布をお借りしました。また我が家は母乳とミルクの混合なのですが、哺乳瓶の煮沸消毒も快くしてもらえ、ありがたかったです。娘はまだスタートしてない時期でしたが、離乳食も無料で用意してくださるようです♪館内にはキッズスペースの設備もあり自由に使えたので、もう少し大きいお子さんはこちらで楽しめそう♪なんといっても、旅館自体が子どもにとっても優しく、丁寧な心遣いをしてくれているんだなぁというのが伝わってきて、とても心地の良いお宿でした。赤ちゃんとの温泉の入り方婦人風呂は大浴場、中浴場、露天風呂がありました。泉質は、塩化物泉・硫酸塩泉で、低張性の肌に優しい弱アルカリ性。中浴場は部屋のすぐそばにあり、娘をさっと入浴させるのに利用しやすかったです。家族旅行とはいえ、わたし一人で娘を入浴させるので、赤ちゃんとどう温泉に入ればいいの…と考えていましたが、心配は無用。旅館からベビーマットを貸し出ししてもらってそこでお着替え、ベビーバスにお湯を溜めて娘を入れました。季節や室温にもよりますが、赤ちゃんが入るお湯の適温は38℃くらいと言われています。熱すぎないかチェックしながらお湯を張ってあげました。ベビーバスを使えると温度調整もしやすかったですし、腰座りがまだだった娘を入浴させるにはとっても便利でした♪赤ちゃん&子連れの温泉は、ベビーチェアやベビーバスの設備があると助かるので、事前に旅館に必ず確認すること!さすがにこの月齢の子を待たせたまま温泉には入れないので、入浴させた娘をパパに預けた後、私はゆっくりと入浴。普段、うちでは娘を待たせて急いで入浴する日々なのでとても癒されました。さらに朝風呂では大浴場と露天風呂に入り、贅沢な時間でした。お部屋で、ねんねの環境は?もうひとつ、旅行で気がかりだったのが、普段添い寝せずベビーベッドで寝かせているので、いつも違う環境で娘が寝てくれのるか…ということ。寝る時間には電気を暗めにして、なるべくいつもと同じような環境、時間での寝かしつけ。結果、すんなりスヤスヤ寝てくれ、一安心でした。翌朝、娘が寝ている時間に朝食だったので、そのまま起こさずに寝かせておけてよかったです。朝食も部屋食にできる宿を選んで大正解でした♪コレ持っていけばよかった〜今考えると、授乳に関しては授乳ケープが1枚あれば、いざという時新幹線内などでさっと授乳できてラクだったなぁと思います。まだわたしも娘も外出先の授乳に慣れてない時期だったので、授乳ケープは頭にありませんでした。実際、6ヶ月時の大阪帰省では授乳ケープが大活躍!これからの旅行には必需品です♪初めての娘との家族3人旅行。行くまでどうなるかドキドキな部分もたくさんありましたが、授乳スペースや旅館の設備など事前にチェックすることで、行ってよかったと思える旅行になりました♡娘も新しい刺激をたくさん受けられたのではないかと思います。私にとっても日頃の育児のリフレッシュにもなりました!みなさんもこの夏、お子さんと一緒に素敵な思い出をたくさん作ってくださいね♪
2018年08月03日我が家の3番目。5歳児次男。先日一緒に外出した際、同じTシャツを着た子を発見。興奮した様子で指をさしながら私に教えてくれました。本当だね~!! と共感しつつ、指差しを注意すると、少し考えている様子の次男。次の瞬間…サッと手のひらを出したのです!(しかも敬語(笑)) 子どもの発想って、大人の思考の斜め上をいくな~と改めて思いました。
2018年07月04日何事も経験してみないと分からないとは言いますが、それは出産も育児も同じ。昔、街で見かけるママや子どもたちに対して「躾(しつけ)ができてないなぁ~」などと思ったこともあったけれど、今となっては「どの口が言うか!」の一言に尽きます。ある意味、子どもはかわいい(しかない)ものだと思い、育児は楽しい(しかない)ものだと思っていました。昔、少なからず私に「んまぁっ…」と眉毛をひそめられたお母様方へ、今となってはお詫びしたい気持ちです! なんなら手を握り締めて分かち合いたい気持ちです!■つわりがこんなに辛いなんて…私は昔女性のみの職場で働いていたのですが、独身女性8に対して既婚者2ぐらいの割合で、なおかつ子どもを産んだあとも続けている人が少ない職場でした。ですので、職場の先輩がつわりが酷くて出勤できない場合でも、「つわりなら仕方がないよね…」というよりも、「もぉ~~困ったなぁ~」と言った感じでした。当時私はまだ22、23歳くらいだったので、先輩たちがシフトの再構成に頭を悩ませている姿を見て「へーー、たしかに急に休まれたら困るよねー」と思っていましたが、その数年後、自分が妊娠して、つわりを経験したら、も~~~~、めっちゃくちゃ辛い!!こんなにもしんどいのかとびっくりしました。もちろんつわりの症状は千差万別ですが、私の場合は起き上がるのも辛くて、起き上がれば吐いて、いつになったらこれが終わるのか先も見えず、幸せなことだと頭でわかっていつつも、精神的には本当に辛くて泣きました。当時、私はパートをしていたのですが、周りの人に迷惑をかけちゃいけないと思い何とかして出勤しようと試みるのですがどうにもこうにも体が辛くて、出勤前になって急遽欠勤の連絡を入れる日が多発していました。今から思えば、急に欠勤するほうが迷惑だし、いっそのこと1か月まるごとお休みしたほうがよかったのにと思いますが、初めての妊娠・つわりで自分の体とどう向き合えばいいのかもわかっておらず、考える余裕もないほど日々つわりに追い込まれていました。あの時つわりで欠勤していた職場の先輩も、つわりがあけた後に少し出勤はしたものの、なんだか居づらい雰囲気ができてしまい結局退職してしまいましたね…。今思えば、おめでたいことなのになんだか申し訳なさそうに辞めていった先輩がかわいそうです。自分で経験してみてようやく、あの時、誰にも寄り添ってもらえなかった先輩のことを思い申し訳なくなりました。そりゃたしかにつわりは病気ではないですが、こんな状態で出勤なんてできないですってば。今ならもっと理解できるし、職場の独身の子たちにもつわりというものの理解を深めて協力体制を作るように努めるのになと思います。■スーパーで怒っているお母さんの気持ちそして長男を妊娠中のことです。スーパーで買い物をしているとかわいい男の子がひょこひょこと歩いてきて、れんこんを覗いていました。お腹の子が男の子と分かったこともあり、かわいいな~と思って見ていたのですが、その子のお母さんが飛んできて男の子を叱りました。いきなり怒ってるお母さんを見て、私は「なにもそんなに怒らなくても…」なーーんて思ってしまいましたが、今ならわかります。そうじゃないんですよね。場面だけ切り取ったら、れんこん覗いてるだけで怒るお母さんみたいに見えるけれど、多分、日ごろからチョロチョロと1人であっちこっち飛んで行ってしまっていちいち探すのが大変だったり、じっとカートに座ってくれてたら楽なのにカートに乗りたがらなかったり、牛乳1本買うだけなのに3倍ぐらいの労力と時間がかかってしまったり…日々の積み重ねで疲れてしまい、ついつい声を荒げてしまうんですよね。あの時、「そんなに怒らなくても…」とか思ってた私。今では、スーパーで次男・三男にがっつり怒ってます。周りの人に「こわっ!」と思われてるのかもしれませんが、そんなの関係ありません。だってぇぇ~ガツン! と怒ったって1分後には忘れてるんですもの! 「ちょっとでいいからじっとしてて!」と何回頼んだかわかりません。馬の耳に念仏ならぬ息子の耳に説教ですよ。右から左へぴゅ~~~~~です。■上の子にイライラしてしまうお母さんの気持ちそして、今度は次男を妊娠中。支援センターで見かけた赤ちゃんを連れたお母さん。お弁当の時間に下の子のお世話をしながら、上の子に対しての言葉かけがキツくて、上の子は当時の長男よりも年齢が下だったので、まだ小さい子に対してそんなにきつい言い方しなくても…とひそかに胸を痛めていました。でも、後から思えばきっと産後のホルモンのせいだったんだと思うんですよね。私は、下の子が生まれても上の子を第一優先にしてフォローするぞって決めていたのですが、いざ、下の子が生まれてみたら…一時期、上の子が全然かわいいと思えない時期がありました。上の子に対して無性にイライラしてしまうんです。ママ、ママとひっきりなしにしゃべりかけてくる長男がうっとおしくて仕方がありませんでした。しんどかったですねぇ~~。3歳の子に対して本当にきつく当たってしまっていたし、まだまだできないこともたくさんあってもおかしくない年齢なのに、年齢以上のものを求めてしまっていたなと反省することもたくさんあります。かわいそうなことをしました。きっとあの時見かけたお母さんも、年の近い2人の子どもを育てるのに必死で、ついつい上の子にきつく当たってしまう時期だったんだろうなぁ・・と次男を産んで初めて知りました。自分はそうはならないという変な自信だけはありましたが、そんなの全然関係ありませんでした。■子育ては思い通りにいかなくて当たり前自分はいいお母さんになるんだと思い描いていただけに自分のイライラしてしまう性格にショックを受けましたし、偉そうに他人の育児を批評していた自分が恥ずかしくなりました。経験してこそ分かることがあると書いてしまうと、じゃぁ、子どもを産み育てたことがない人が育児を語るな、とかよその子育てに口を出すなというように聞こえてしまうかもしれませんが、そういうことが言いたいわけではありません。子どもを産んでいない独身時代だからこその視点もありますし、逆に子どもを産んだからこそ鈍感になってしまっている視点もあると思います。ただ、今、若い人が日常生活の中で赤ちゃんや1・2・3歳児と触れ合う機会ってすごく少ないと思うんですよね。若い人って言ったって、私の頃だって中高生時代に赤ちゃんと触れ合う機会なんて全くなかったですからね。だから、赤ちゃんってCMみたいにニコニコ笑ってすやすや寝てるだけの天使なのかと思ってましたし、ファッション誌のママみたいに育児って楽しいものだと思っていました。子育てってこんなにも思い通りにいかない事があるんだ、泣きたくなるほどしんどい事もあるんだってことを知らなくて、さらに言えば、親のしつけ方次第で子どもはなんとでもなるんだと思っていました。きっとかつての私がそうだったように、「親のしつけ次第で子どもが言うことを聞く」って思ってる人がたくさんいると思います。たしかにそういう点もあることはありますが、子どもは親の所有物ではないし、親の思い通りになんてならなくて普通です。親が全部操れるんだなんて思ってしまうことが、より子育て世代を苦しめることになると思います。ですので、いずれお父さんお母さんになっていく若い人たちにこそ、子育てのリアル、子どもってこんなに泣くんだよ、こんなにイヤイヤ言うんだよ、それでもそれと同じぐらい楽しい瞬間もあるし、可愛いんだよっていうことを伝えていけたらいいなと思います。【お知らせ】第76話 「わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?」 の記事下アンケート「Q1. 子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「子ども同士のトラブルにモヤモヤ…。どう謝罪する? どの対応が正解?」
2018年06月21日寝かしつけが大変な子どもだったUpload By かなしろにゃんこ。ADHDの特性からか、起きている間は楽しいことに全力で活動したりワクワクすることを探したりと、休まず動きまわっている息子。また、うまくいかなくてイライラしていると、布団に入る時間になっても興奮して寝るどころじゃない…と、寝かしつけに手がかかる子でした。毎晩の夜泣き。真夜中に散歩に出かける日々…Upload By かなしろにゃんこ。赤ん坊のときは、夜泣きは毎日。寝かしつけても2時間おきに目を覚ましては泣くので、真夜中にふらふらになりながら散歩に出かけなければいけませんでした。その上、火がついたように大声で力いっぱい泣くので、まぁ近所迷惑!!体をこわばらせて、どこからこんな声が出てくるの?と思うくらい、全力で泣いてくれちゃいます…。小さな体のどこに、こんなエネルギーがあるのだろう?といつも思っていました。部屋中に張り巡らせた手づくりメリーで気づいたことUpload By かなしろにゃんこ。市販のメリーはすぐ飽きてしまい、見向きもしなくなった息子。部屋の中のかわり映えのしない景色にうんざりして、ぐずってしまいます。そこで、何か寝かせていても楽しめるものを用意しようと、部屋の中に何本ものロープを張って、そこにオモチャをぶら下げて揺らして眺められるようにしました。吊るすオモチャは息子が飽きないよう頻繁に取り替えて、ロープを伸ばして遠隔でおもちゃをゆすれるように工夫すると、息子は部屋中に張り巡らされた手づくりメリーを眺めて、ようやく落ち着くようになりました。このおかげで、私自身、家事と育児が楽になっただけでなく、精神的にも落ち着けた気がします。そしてまた、息子は好奇心が強く「新しいもの、揺れるもの、不規則な動きのあるもの」を見ると落ち着くのだとわかりました。光るものやキラキラしたものに癒される!?Upload By かなしろにゃんこ。幼児期から児童期にかけては、モーションライトという動きのある照明や、キラキラしたものなどを用意すると、喜んで眺めるようになりました。手に取ってカラーオイルの流れを自分で操作できるオイルタイマーなどは、特にお気に入りでした。それが、自閉症のある子が眺めて穏やかな気持ちになるアイテムだと知るのは15年後のことでしたが…。ある日のこと、保育園でイライラすることがあったのでしょう。家に帰ってきてオモチャに当たり散らすので、ストレスを和らげて穏やかに眠れるようにと、寝室で星型のライトを点けてあげました。すると、ぐずっていた息子が徐々に落ち着き、ライトをぼんやりと眺め始めたのです。最強の寝かしつけグッズに出合えた!Upload By かなしろにゃんこ。息子は、動く灯りを眺めているときは大人しくなるのだと実感しました。ぼーっとする時間は疲れた脳を休ませてストレス解消になったり、日中に体験した物事を整理することができていたのかもしれません。ぼんやりと一点を眺めている息子の姿を見て、今日あったことを振り返っているのか?またまた何か新しい空想の世界に飛び立とうとしているのか?落ち着いている様子から、心が鎮まっているのだと感じました。ようやく出合えた、息子にぴったりの寝かしつけグッズ!光るアイテムで特別な空間を演出して、イイ感じに眠りに誘導できた日は嬉しいものでした♪大人になった今も、癒されていた…!Upload By かなしろにゃんこ。息子が小さいころ使っていたモーションライトがまだ動くのか、久々に灯りを点けていたら、現在20歳の息子が居間にやってきて懐かしそうに眺め始めました。そしてパンを食べながら、久々にぼーっとしているではありませんか!あのころのかわいい寝顔はなく…アホ面でうっとりしています。幻想的なライトを灯して、久々に癒しの時間を楽しもうと思います。
2018年06月18日公園って疲れませんか?子どもの公園遊びに付き合うと体力的に疲れるのはもちろんですが、私の場合は精神的に少し疲れてしまいます。今はもう子どもたちも小学生2人&年中さんになったので子どもたちと公園に行って遊ぶ機会も少なくなりましたが、5・2・0歳と子どもたちが小さい頃は頻繁に行っていました。我が家の子どもたちは砂場遊びが好きで、よく水を使って泥遊びをしたり、裸足で泥だらけになっていました。もちろん今でも裸足になって遊ぶ日もあります(禁止事項のない公園です)。■周りのママの目が気になる私は子どもがどろんこになっても全然気にしないタイプなので、裸足になろうがなんだってかまわないですが、公園に行くとやはりたくさんの人がいますから、自分たちのしたい遊びを100%し尽くすというわけにもいきません。うちの子が裸足で遊んでいると、「ボクも裸足になりたい!」って言い出す子が出てきます。そのお母さんが裸足容認派だったら問題ないのですが、裸足はやめてほしい派だった場合は焦ります。お母さんが「ダメよ」と止めても、子どもは「あの子は裸足で遊んでるのに」となりますよね。そうなるとお母さんも何と言って止めればいいのか分からなくなります。「あの子はいいけど、あなたはダメ」としか言えないわけです。きっとそのお母さんから見れば我が家は迷惑な親子で、「なんで裸足で遊ばせてるのよ。うちの子が真似したがって困るじゃない」って思われているかもしれません。そして、私もなんだか申し訳なくなって、自分の子にも「ほかの子がやりたがるから裸足で遊ぶのやめようか」と言って止めさせたりします。でも、さっきまではよかったのに、急にダメって言い出したわけですから子どもたちからしたら意味がわかりません。迷惑行為を禁止するのは当たり前のこととして、・水を使う・どろんこになる・裸足になるといった自由な遊びですらも周囲に気を使わなくてはいけないような気がして妙に疲れます。結果的にどうなったかというと、誰もいない公園にホッとするようになりました。誰もいない公園で、誰に気兼ねすることもなくどろんこ&裸足で遊べる日が私たち親子にとっては安らぎの時でした。きっと私と同じような気持ちを抱いてるママもいらっしゃるのではないでしょうか。■子どもの感性も大切にしたい例えばその他の例でいえば、お砂場のオモチャ。小さい子どもって目の前にあるオモチャが「誰かの所有物」という意識がまだないので、それがよその人のものであったとしても「使いたい!」と思ったらすぐ手に取ります。しかし、大人社会では他人のものを勝手に触ることはいけないことですよね。だから、我が子が誰かのオモチャを手に取れば「ダメよ。あなたのものじゃないよ」と教えるママがほとんどですし、もちろん私も同じように言ってきました。でも、私のほんとのほんとの心の中は、触ってみたい、遊んでみたい、やってみたいっていう好奇心で突き動かされているような1歳2歳のまだまだ幼い子たちにとっては、それが誰の物かなんて全然関係のない話であって、いっそみんなで貸し借りして自由に使えばいいんじゃないかな~~と思っています。たしかに社会のルールでいえばよその人のものを勝手に触るのはいけないことですし教えれいくことは大事なのですが、何が何でも必死になって止めなくてもいいんじゃないかなぁ?と。私の場合は、使っちゃダメ! と教えるよりも、「一緒に遊んでもいい?」「貸してもらってもいい?」と子どもの仲介として入っていました。と、本音では思いつつも現場はやっぱり難しいですよね。我が子が誰かのオモチャを手に取った時には「すみません、すみません」とそそくさと返却していましたもの。このように、公園で広々と遊びたくて来ているのに、子どもの一挙手一投足に「すみません」と大人たちに謝り、「やめなさい」と子どもたちを止め、一体私は誰に向かってアピールしてるんだろう…って空しく思う日もありました。子どもたちの行動に対してではなく、周囲の大人たちに気を使って疲れてしまう現役子育てママ、意外と多いのではないでしょうか。でも、ふと、もしかしたらこれってママだからこそ感じる息詰まり感なのかもしれないと思ったんですよね。女性だからこそ感じる感覚なのかもしれません。そこで、パパである夫とこの事について語り合ってみました。■「周りの視線気になる?」夫に意見を聞いてみた私:「自分たちの子どもが公園でどろんこ遊びをしていた場合、周りのお母さんたちの視線が気になることってない?」夫:「まったくない」(きっぱり)私:「ないの!!? うちの子がどろんこになってるせいで、よそのお母さんたちにどう思われてるかな?とか気にならない?」夫:「思わない。(即答)言い方が難しいけれど、そういうのって自分の子どもが自分たちの中心でなくなるからそういう感覚になるんだと思うよ」私:「どういうこと?」夫:「自己中っていう事ではなくて、周りのお母さんの顔色をうかがう側にしても、逆に『どうしてどろんこ遊びとかさせるのよ』って思うお母さん側にしても、両方、よその子を中心に考えるからしんどくなるんだと思う。自分がどんな風に子どもを育てたいか、どんな遊びをさせたいかと「自分の子育て」を中心に考えれば、どろんこになって遊ばせたい親は自分の子どもにそれを許せばいいし、どろんこはやめてほしい親は自分の子どもにそれを守らせればいい。どっちがいいとか悪いとかではなくて、自分は自分の子どもをどうしたいのかってことだけを考えればいいと思うよ」私:「…なるほど! たしかにそうかも。父親ならではの目線だね」夫:「砂を周りにまき散らしてるとか、水を振り回してるとか明らかにダメなことをしてる場合は論外だけれど、遊び方の価値観の違いにまで気を配るとか意味がわからない。山を作りたい子は作ればいいし、川を作りたい子は作ればいい、それぞれ楽しめばいいじゃないか。その中で『ボクもやってみたい』っていう子が出てきて、それでも親がやってほしくない遊びなのであればそれを止めるのは親の仕事。自分はその遊びをやらせたくないからといって、よその親子に「なんでこんなことするのよ」と思うのは筋違い。自分の子育てが中心になっていないから。自分の子育て方針はその遊びをさせたくないのであれば、自分が子どもにしっかりと説得をして止めればいい」私:「そうか。私もさ、夕方そろそろ帰ろうよって子どもたちに声かけるでしょ? そしたら子どもたちが『やだ、まだ帰りたくない!』とか言うじゃん。で、周り見渡してもまだ遊んでる友達いっぱいいたりするから余計にうちの子どもたちも帰りたがらないわけ。『みんな遊んでるんだからいいじゃないか!』って。そういう時につい私も『みんなもう夕方なんだから帰ってくれればいいのに』とか思ったことあるもん。でも、たしかに考えてみれば『よその子が遊んでるからうちの子が帰りたがらない』っていう思考は『よその子を軸にした考え方』だったし、自分の子を説得しきれない至らなさをよそになすり付けていたよね」夫:「そう。言い方は過激になるけれど、オレはよその人にどう思われもいいと思っている。子どもは(常識的なルールの中で)子どもらしく好きに遊べばいいし、オレは自分の子どもは子ども時代にしかできないような遊びをたっぷりすればいいと思っている。例えば、こう考えよう。オレが子どもたちの好きな遊びをさせたことでよそのお母さんにイラっとされたとする。じゃぁ、そのことが自分の子どもたちにどんな影響を与えるかな? よそのお母さんにオレがイラっとされたとされたことで、うちの子どもたちの人生において何か重大な影響があるか?ないよね。周りの見ず知らずの人たちの思考が自分の子どもの成長に不利益を与えるかっていったらそんなこと全然ない。もちろん地域の人たちとのかかわりや、いい人たちとの出会いは大切。だけれど、不特定多数の人のありとあらゆる気持ちにまで配慮して子育するなんてもはや無理な話だし、自分たちがどういう風にして子どもを育てたいか、『自分』を中心にして考えればもっと世のママたちも気が楽になるんじゃないかな」私:「なるほど」私たちは「自己中」という言葉にすごくネガティブなイメージを抱いてしまっていますが、この場合、自己中とはまた少し違った「自分中心」の考え方であって、たしかに夫の言うとおり、周囲の反応を気にし過ぎるママたちにおいては、今、あえて、自分中心の目線を取り入れてみてもいいかもしれません。自分がどういう子育てをしたいか、そこを考えて育てていく、その視点を強く持つことも逆に必要なのかもしれませんね。【お知らせ】第75話 「トイレトレーニング『いきなりパンツ手法』と3歳の悲劇」 の記事下アンケート「Q.トイレトレーニングに成功した方法、失敗エピソードなどを教えてください」のアンケート結果はこちら↓
2018年06月14日やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜
モチコの親バカ&ツッコミ育児
ヲタママだっていーじゃない!