新米サンタ代理の皆さま、お子さまへのプレゼントは、もう用意できましたか?我が子は今年で3歳!2歳くらいになると何が欲しいのかリクエストも引き出せますが、まだまだ幼い月齢だとなかなか悩ましいもの。そんなお子さまを持つ代理サンタさんにオススメしたい、「MyPal(マイパル)」をご紹介します。「マイパル」って?カリフォルニアに拠点を置く知育玩具メーカー・ LeapFrog社。「マイパル」はその製品の中でも、歌や数字を数えることを目的としたシリーズのぬいぐるみ版です。対象年齢は6ヵ月~3歳くらい。ふわふわで弾力があり、思わず子どもがギュッと抱きしめたくなるようなぬいぐるみ。緑色の「Scout(スカウト)」と、紫色の「Violet(ヴァイオレット)」の2色を展開しています。マイパルの最大の特徴は、オンラインで子どもの名前をセットアップすると、子どもの名前を呼んでくれる点!子どもにとって、まさに小さな友達となり、情緒をはぐくみながら言葉や数に慣れ親しむことを意図されています。日本では、さらにそれに加えて英語を知るいいきっかけになることが期待できる知育トイです。マイパルの詳しい使いかたはこちらで解説しています♪さあ、遊んでみよう!マイパルには主に3つのモードが備わっていて、手足がそのスイッチになっています。左足が電源、左手がDaytime Song(歌)、右手がActivities(遊び)、右足がLullaby(子守唄)。ギュッと握ると、かわいい声で答えてくれます。実際に3歳の娘にセットアップしたScout(スカウト)くんをプレゼントし、一緒に遊んでみることに。ちなみに、マイパルは製造元がカリフォルニアということもあって、アメリカ英語を話します。電源を入れると…電源をオンにすると、「Hi,○○!」と名前を呼んでくれます。我が家の場合、登録の際に娘の名前がなかったので、絶賛プリンセス・ブーム到来中の娘の琴線に触れるであろうと、ニックネームに「Princess」と入力。「娘ちゃんのこと、Princessって呼んでるよ」と教えてあげると、ぱぁぁっと顔に光が差していました。以来、Princessと呼ばれるたびに、うれしそうにニコニコしています♡Daytime Song(歌)を歌ってくれる!Incy Wincy SpiderやWheels on a Busなど、オーソドックスな英語の歌をはじめ、登録した名前のスペルを用いた歌をリズミカルに歌ってくれます。ひらがなもままならない3歳なので、使用して1週間でスペルを覚えるまでにはいきませんが、繰り返し聞かせることで耳になじんでくれるのではと思いました。事実、名前のスペルの曲が流れると、自分の名前を歌っているのだと理解し、音楽に体を揺らしながら真似しようとしています。どんなActivities(遊び)ができるの?登録した子どもの好きなものを話したり、しゃっくりを数えたり、動物の鳴きマネごっこをしたり、マイパルの気持ちと動作をリンクさせたりして子どもと遊んでくれます。先日私がしゃっくりが止まらなくなってしまったとき、娘が「スカウトくんみたい!」と笑い、「One」と英語でカウントを始めて驚きました。また、娘の好物がフライドポテトなのですが、英語だとFrench Friesで名前が違うんですよね。動物の鳴き声も、英語と日本語では全然違う。最初はちょっと混乱しているようでしたが、「スカウトくんのお国の言葉だと、ブタさんはブーブーじゃなくてOink Oinkなんだって」と教えてあげると、「同じものに対して違う言い方がある」ということを知ったようでした。着実に語彙が増えようとしています。Lullaby(子守唄)で、眠る時も一緒♡このボタンを押すと、マイパルが「フワワァ」とあくびをします。眠くなったマイパルが「Good night, ○○」と言って子どもと一緒に眠る想定で、子守唄の音楽が流れるモードです。1回押すと5分、2回押すと10分、3回で15分、音楽が流れます。音楽再生中に1回押すと、次の曲にスキップできるため、好きな曲を選ぶこともできます。娘にスカウトくんを与えてみて一番驚いたのが、この機能。それまでは寝かしつけにやや手こずっていたのですが、この機能を覚えてから、自分から布団にもぐって音楽を流すようになり、そのうえ寝落ちする時間が早くなったんです!察するに、大好きなスカウトくんが眠くなったのを助けるために、一緒に添い寝してあげているのでしょう。小さな友達との、はじめての異文化交流実際に遊んでみて、予想以上に娘がマイパルを気に入ってくれたことにびっくり。やはり、おもちゃだけれど、自分に向かって、自分だけの呼び名で語りかけてくれることが、相当うれしかったようです。そんな親しみやすさから、小さなプリンセスの新しい扉が開いたように感じます。言うならば、リラックスして交わす、はじめての異文化体験、といったところでしょうか。子どもの心に寄り添って英語を語りかけるのは、スポンジのように言葉を吸収する幼い子どもの発達と言語習得を、より柔軟にしてくれるような気がします。しっかりガッツリ英語学習の高額なキットもいいですが、はじめての英語との出会いはマイパルがおすすめです♪セットアップも簡単!使い方はこちらから♪
2016年12月19日こんにちは、ママライターのましゅままです。多くのママが困難に感じる赤ちゃんのねかしつけ。寝たと思っても置いたら泣いてしまったり、やっと寝かしたと思いきや、夜中に何回も起きられたりするとママもつらいですよね。しかし、赤ちゃんのねんねをママが意図的にトレーニングし、寝かしつけや夜泣きを赤ちゃん1人で解決できるように仕向けて行く方法 があります。それが“ねんトレ ”という入眠のトレーニングです。今回は、ねんねトレーニング、略して“ねんトレ”の方法やメリット・デメリットをご紹介します。●ねんトレの方法・起床時間、活動時間、離乳食などの時間を規則正しく整える・授乳は寝付く前に終わらせておき、30分ほど赤ちゃんとスキンシップを取ったり絵本を読んだりして過ごし、「ねんねする」ことを言い聞かせ退室する・赤ちゃんが寝ぐずりや夜泣きで泣いてもすぐに抱っこや授乳をせず時間を決めて見守る・初めは5分程度見守り、声をかけたり少しとんとんしてあげたり、おむつを替えたりして「見捨ててないよ」ということを赤ちゃんに伝える・「ねんねしようね」と根気よく声掛けをする・徐々に声をかけるタイミングの間隔を開けていく・早い子で1日、遅くとも1週間ほどで独り寝できるようになる夜中に目を覚ましても抱っこや授乳を必要以上にせず、この要領で自力で再び眠ってもらいます。また、ねんトレは生後6か月からの開始が推奨されている そうです。和歌山県の小児科『生馬医院』のHPに、下記の表記があります。**********『適度(昼間のかんしゃくを起こさない程度の)に欲求を我慢するという練習も必要となります。6~8ヶ月以降は、適度に精神的夜泣きを放置する(1人で眠る)練習が徐々に可能となってきます』**********その点と、後にデメリットとして挙げる母乳分泌低下のリスクを踏まえて、6か月以降の開始をおすすめしているのです。●ねんトレのメリット・デメリット●ねんトレのメリット3つ(1)寝かしつけが安易になる。(2)夜中に熟睡できるようになるため、母子ともに質のいい睡眠 が取れるようになる。(3)日中と夜間の区別を付けさせるしつけができる(夜は、目覚めても1人で静かに寝るもの、という刷り込みができる)。●ねんトレのデメリット3つ(1)「ねんねのときは泣けばママが寝かしつけてくれる」というひとつの信頼関係をなくすことになる。(2)夜間の授乳回数が必然的に減るので、母乳分泌が減ったり ママの生理が再開するタイミングが早まったりする。(3)人肌があると興奮して眠れなくなる子も出てくるため、きょうだいができて添い寝するようになると眠れなくなってしまうリスクがある。●ねんトレは一度決意したら方針を変えないことが必須いかがですか?添い寝の文化が主流の日本は、ねんトレする家庭の方が少ないと思います。泣き声に慣れないママは、泣かせっぱなしにするのはつらすぎてつい手を差し伸べてしまいますよね。筆者も、長女育児のときは泣かせっぱなしにすることはとてもじゃないですが耐えられず、すぐに抱っこして授乳し寝かしつけていました。泣かせっぱなしにさせるくらいなら自分が苦労してでもとことん寝かしつけをしようと覚悟を決めていました。その後、寝かしつけには苦労しましたが、月齢が進んでいくうちに徐々に楽にはなっています。しかし、満6か月になろうとしている次女には、ねんトレを意識した寝かしつけをしています。というよりも長女の世話があるためやむを得ず泣かせっぱなしにする場面が多く、眠れる環境さえきちんと整えれば、後はひとりで寝付いてくれるようになってきたのです。寝かしつけがないだけでママの負担がグッと減る ことを実感しています。泣き声を聞くと心が痛いのですが、そこで抱っこしたり授乳したりしてしまうと赤ちゃんも混乱します。ねんトレを始めたら、ママは強い意思で、しかし柔らかな気持ちで、赤ちゃんが安心して眠れるようにサポートしてあげることが大切。ねんトレは完全放置である『ネグレクト』とは違います。泣かせてしまうことはつらいですが、赤ちゃんに「夜は1人で静かに寝るもの」という親としてのしつけをしているのです。ねんトレで泣いてる赤ちゃんをなだめるときは優しい声掛けをし、笑顔で肌に触れてあげてくださいね。【参考リンク】・赤ちゃんが泣く時、不快を感じている | 和歌山市の小児科 生馬(いこま)医院()●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年12月19日「上の子のように手がかかるんじゃないか」「1人でも大変なのに、2人なんてとても無理」「またしつけし直すのは大変」「夫の協力が得られないのでは」など…2人目不安は考え出したらきりがないほど、浮かび上がります。ところが実際2人目を産んでみるとどれも心配する必要はなく、むしろ事態は好転しました。今回は6つの不安を例にご紹介します。上の子のように手がかかる不安上と下は正反対。きょうだい同じとは限らない「1人目の子育てが大変過ぎて、2人目が怖い」という人も多いでしょう。筆者の長男も生後4ヶ月まで毎日2時間の黄昏泣き、2歳まで夜も2〜3時間ごとに起きる、離乳食を食べない(30分かけて食べても3分の1)、成長がゆっくり、アレルギーやアトピーなど、不安に思うことが多くありました。ところが次男は、長男とは体質も性格も正反対。よく食べ、よく動き、よく寝て、アレルギーもアトピーもありません(黄昏泣きだけ同じ)。逆にヤンチャ過ぎて、長男ではなかったケガの心配をする日々です。きょうだいだからといって、性格も体質も同じとは限りません。よく「上は大人しく、下はヤンチャ」と言いますし、その逆もあるでしょう。自分や周りのきょうだいを見ても分かると思います。こればかりは産まないとわかりませんが、最初から決めつけられるものでもありません。ギャン泣きや愚図りが怖く、対応も辛い不安や動揺が消え、終わりが見えているので気も手も抜ける赤ちゃんが言葉を話せない分辛いのが、ギャン泣きや愚図りへの対応。理由が分からないので不安だし、抱っこし続けるのも大変ですよね。次男のときも黄昏泣きはありましたが、2回目なので「またきた」と慣れたものでした。1人目のときは「こんなに泣いて病院に行かなくても大丈夫かという不安と動揺」「終わりが見えない不安」が辛かったですが、2人目はそれがない分、対応もラクに感じます。また2人目は愚図りの理由も見当がつきやすいですし、理由がわからなくても「大事には至らない」と判断がつくもの。「ちょっとぐらい泣かしても大丈夫」と気も手も抜けてきます。赤ちゃん特有の行動が辛い懐かしいし、見逃したくない1人なら15分で歩ける道も、赤ちゃんと散歩すると1時間かかったりしますよね。他にも延々と水で遊び続けるなど、大人には理解し難い「赤ちゃん特有の行動」に付き合うのは辛いところ。初めて育児だと「何で赤ちゃんってこうなの!?」とイライラしがちです。2人目になると「赤ちゃんはこういうものだ」と受け入れているので、親も予め予測して行動したり、いつまで待つべきか、どう声かけをすればいいかなどがわかっています。上の子はもう下の子のような行動はしないので、懐かしく思っては「今の成長をよく見ておこう」と思うほどになるでしょう。しつけの教え直しがしんどい自然と上の子の真似をするので手がかからない赤ちゃんが1人で一通りの生活ができるようになるまでは、教えるママの方も大変。「また離乳食や歯磨きやトイトレか…」と思うと、ドッと疲れますよね。ところが下の子は、上の子大好き。何でも上の子の真似をするので、大抵は教える前にやっています。もちろん危ないこともあるので介助しますが、できるのも早いし、嫌だと愚図ることも少なめ。歯磨きをする際にママが言ってダメでもお兄ちゃんがやると真似して素直にやるなど、上の子に助けられる部分は多いです。1人だって大変なのに、2人なんて無理産後1年は大変なので対策を。その後はむしろラクになる2人目産後1年間は、「子育て」には慣れても「2人育児」には慣れていません。寝たきり赤ちゃんの間は、やはり物理的に大変。筆者は黄昏泣きの時期に長男の相手ができないことと、歩きたてで目が離せない時期に人手がほしいと思いました。産後1年はTVやお惣菜、一時保育や便利家電に頼ると決めておきましょう。ただ、1歳過ぎから徐々にラクに。むしろきょうだい2人で遊ぶ間に家事ができるなど、1人目のときよりも心身ともにラクになりました。どっちか片方だけのほうが、付きっ切りで一緒に遊ぶので大変。「きょうだい多いほうがラク説」は、年齢が上がるほどその通りだと感じます。夫の協力を得られるか不安イクメンが増えたとはいえ、子ども1人だと育児はママ担当というパパも少なくありません。「産後クライシス」とも言われるように、1人目の産後、育児にあまり協力しないパパへの愛情が下がったママもいるのでは。筆者の夫も1人目のときは非協力的でしたし、そんな夫へイライラもしました。子どもが2人になると物理的に「片方の子を夫に頼まなければいけないケース」が増えるので、夫の協力は必要不可欠に。筆者は子どもが2人になってやっと「家族になった」と感じましたし、2人目産後は産後クライシスはありませんでした。そのためにも、2人目産後はしっかり夫を頼ること。ある意味、夫が育児協力をするチャンスでもあります。子ども2人だと片方を病院に連れて行くなどどうしても夫に頼ることがあるので、最初から慣れてもらうと預けるときにお互いがラクです。ライター:宮野 茉莉子
2016年12月01日次男も1歳半を過ぎ、食事など自分1人でしたがることが増えてきました。これからおおよそ3歳までに食事、トイレ、着替え、靴を履くなど一通り自分でできるようになります。同時並行で、イヤイヤ期も到来しますよね。この頃、子どもへのイライラが増えるママも多いのでは?1人でやらせると時間がかかるし、やり直しが必要だし、汚すし、できたと思ったらまたできなくて後戻り…など、かなり根気のいるもの。どうしてもイライラしてしまいがちですが、対処法はないか探してみました。親は「楽しみに待つ」しかない児童精神科医である佐々木正美先生著書の『子どもへのまなざし』(福音館書店)に、その答えがありました。佐々木先生はしつけをする上で大切なことを、「くり返しそのこと(しつけの内容)を伝えながら、本当にあなたがここで上手にできるようになるのはいつか、楽しみに待っていてあげるからという気持ちですね。そしてその時期は自分で決めなさい、自分で決めればいいのですよといってあげることです」と伝えています。とは言っても「早くできるようになってもらわないと困る」というのも親の本音。もちろん佐々木先生も親側の意見を承知の上で書いていますし、私自身「楽しみに待つなんて正直ムリ…」と思いました。でも親が子どものしつけにイライラするのは、「何十回言っても理解しない子どものせい」ではなく、「子育て環境にも問題がある」と気付いたのです。親が1人きりで忙しいからイライラするたとえば、子どもが食事中に味噌汁をこぼしたとします。ママが1人の場合、「も〜味噌汁は片付けるのが大変なのに…早くタオルを持ってきて、机を拭いて、タオルを洗って、着替えもさせなきゃ。代わりの味噌汁も持ってきて、今度はこぼさないように私が食べさせないと。寝かせる時間がまた遅くなる…」など考えるでしょう。これが夫や祖父母がいる場合、「タオルを持ってきて」「代わりの味噌汁を温め直すから、着替えさせて」「タオルを洗うから食べさせてあげて」と頼めます。ママがイラっとしても、「ありゃーまたやっちゃたね〜(笑)」という場の空気を和ませる笑いや、「でも今日は昨日よりも沢山食べてからこぼしたね」と成長に目を向けるフォローがすぐさます。イライラしたことさえ忘れ去ることができるでしょう。1人で全てをやろうとするのではなく、積極的に夫や祖父母など、身近な人に助けを求めていくのがおすすめです。親として覚悟を決めてしつけようどんなにイライラしたとしても、結局しつけを完了するためには、親は何百回と言って聞かせ、その子ができるようになるまで待つしかありません。それなら同じ時間を過ごすのに一日中イライラして子どもに怒り、子どもが萎縮したり泣いてしまう状況も、楽しみに待つ選択をとりませんか?それには「親としての覚悟」が必要。親が覚悟をきっちり決めないと、またイライラの毎日に逆戻りです。佐々木先生が言うように、「楽しみに待ってあげる」という目線や、「できる時期は自分で決めればいいよ」という心でいられているか。常に自分に問い直したいものです。そのためにあらかじめイライラしない環境作りをしたり、家事負担を減らして親側の心の余裕を保ったり、時には実母やママ友などに愚痴を言ったり、できるようになったことを紙に貼って楽しみにするなどの「環境作り」も大切。しつけが終わってしまえば、逆にしつけ中を懐かしく思うものです。二度と戻らない時間だからこそ、楽しみに待つ視点を持てるよう見直してみてください。ライター:宮野 茉莉子
2016年11月28日こんにちは。去年まで意識していなかった場所に乾燥を感じるようになりました。年齢のせいですかね……フリーママライターの横山かおりです。ママたちは育児や仕事に日々追われ、自分のことはついつい後回し。休日に遅くまで寝ているパパを見てイライラしてしまうこともありますよね。「主婦には休日がないのに!」って、気づけばストレスがたまっていませんか?ちゃんと発散できていますか?今回は実際にママたちに「オススメのストレス発散方法」を聞いてみましたのでご紹介します。●気を使わないメンバーでママ会開催『本当に仲の良いママ友メンバー数人で集まり、日頃のストレスをおしゃべりで発散 します。いろいろ愚痴って本当にスッキリします』(5歳女の子と9歳男の子のママ)『子どもたちを早めに寝かしつけ、パパに家にいてもらい近所のママ友と飲みに行く !寝かしつけた後だと罪悪感もないし、たまの夜遊び気分で楽しめます』(2歳女の子と5歳男の子のママ)やっぱりストレス発散にはおしゃべりが有効なんですね!それも“気を使わないママ友”っていうところが重要なポイント。気を使うような人がいるとストレス発散しにくいですからね。子どもが寝たあとに飲みに行くというママ、最近増えているようです。自分の仕事が一段落した後のお出かけは気兼ねなく出かけられるのでしょう。●二次元に逃避行『大好きなマンガ に夜な夜な読みふけっています。地味ですがストレス発散できています』(0歳と5歳男の子のママ)『好きなイケメン俳優が出ている映画 などを見て現実逃避。トキメキも補充されるので幸せな気分になります』(1歳女の子と5歳男の子のママ)自分の好きな映画やマンガ、本にとことん没頭するというストレス発散方法。内容は人によりますが、“趣味に没頭する”ということになりますね。二次元の世界に逃げて現実をしばし忘れるのが良いストレス発散になるのでしょう。トキメキを求めている人にはオススメの方法です。●その他いろいろ『息子とふたりでカラオケに。ふたりで大熱唱してたくさん声を出して歌う と、家に帰ったときには不思議とスッキリ。ストレスがたまったらこれからカラオケに行こうと決めました』(7歳男の子のママ)『子どもは夫に少しだけまかせ、“何もしない時間 ”をつくるようにしました。家事も育児もせずにただゴロゴロしているだけ。2〜3時間でも心身共にゆとりが持て、回復することができます』(1歳女の子と4歳男の子のママ)大きな声を出したり、運動したり、動いてストレスを発散する人。ただ静かにして落ち着くことでストレスを発散する人。どちらのタイプもいるはずです。自分はどっちかな?いまの自分は何がしたいかな?と自分の心に耳を傾け聞いてみましょう。きっと自分が求めている何かがあるはずです。----------ここにご紹介してきたものは比較的簡単にしやすいもの。旅行に行ったりマッサージに行ったり、もちろんそれはステキですがお金もかかりますからね。自分にできる範囲で、自分に合ったストレス発散をしてくださいね。ママの笑顔が家族の笑顔につながります!●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年11月27日こんにちは、ママライターのパピルスです。先日、あるイベントでママになりたての方とお話しする機会がありました。話題になったのは、「初めてできたママ友達とのLINEでのやりとりの距離感の難しさ 」。仕事先の同僚とも学生時代の友達とも少し違う、ママ友との距離感に慣れるまでは気を使いますね。特にママ友との連絡手段として必須のLINEではトラブルもよく耳にします。今回は、パピマミで実施した「ママ友とのLINEで迷惑だと思う行為は?」というアンケート結果をもとに、ママ友との気持ち良い距離感を考えてみたいと思います。●実はその行為が「迷惑」と思われているかも!?パピマミの行ったアンケート調査「ママ友とのLINEで迷惑だと思う行為は?」によると、「ママ友とのLINEでこれはやめてほしい」と思う行為のランキングは次のような結果になっています。・1位:用事はないのに、毎日雑談メッセージを送ってくる……23%(54人)・2位:グループラインで、一部の人にしかわからない発言をする……23%(53人)・3位:深夜早朝にメッセージを送ってくる……21%(48人)・4位:既読スルーについて文句を言ってくる……19%(44人)・5位:ギャル文字でのメッセージ……7%(16人)・6位:メッセージをなかなか開かない(未読)ことに文句を言ってくる……7%(15人)※有効回答者数:230人/集計期間:2016年10月24日〜2016年10月26日(パピマミ調べ)----------まず、目を引くのは「用事はないのに、毎日雑談メッセージを送ってくる」という回答が1位になっている点です。学生時代の友人とのLINEは「雑談」がメインでしたよね?それが、ママ友とのLINEでは「迷惑行為」と思われることもあるということ。これは、大きな違いではないでしょうか。ママ友同士で、ちょっとした心配事を相談したり、されたり、面白エピソードを共有しあったりすることで、不安に陥りがちな初めての育児を乗り切れる場合も多いですよね。ただし、“毎日”際限なく続く……というようなことになると、相手もしんどくなってきます。『朝の「おはよう!」に始まり、授乳がどうだったとか子どもの機嫌がどうだとか1日中途切れないやり取り が毎日続いて、ノイローゼになりそうだった』(20代ママ)乳幼児と二人の時間が長いと、話し相手が欲しくなり、つい気軽にママ友にメッセージを送ってしまうのかもしれません。律儀にすぐ返信してくれる方が相手だと、「相手も自分とのやり取りを喜んでいる」と思い込んでしまう場合もあります。もし、しんどいと思うくらいの頻度でメッセージが送られてくるなら、早めにペースの修正をした方がよいですね。「子どもが小さな音でもすぐに起きちゃうから、携帯はマナーモードにしている。メッセージに気がつかないこともあるかもしれないけど、ごめんね」「夜中に何回も起きていて睡眠不足が続いてるから、子どもと一緒に眠れるときに眠るようにしてるの。すぐに返信できないかもしれないけど、ごめんね」といったように、一言ことわりを入れておき、自分の無理のないペースで返信するようにした方がいい関係が長く続きます。●時間帯にも配慮を!これに関連して、3位にランクインした「深夜早朝にメッセージを送ってくる」という回答にも注目です。深夜や早朝にメッセージを送っても、相手がマナーモードにしていれば問題ないという考え方もありますが、まだ付き合いが短い相手からこの時間帯に頻繁に送られてくると非常識と思われる場合も。また、大人だけの生活では夜の8~9時台というのはまだ「深夜」という感覚ではないですが、幼稚園児や小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる家庭だと、8~9時台というのはちょうど子どもが寝るか寝ないかという微妙な時間帯です。家庭によっては子どもの寝かしつけとパパの帰宅が重なっててんやわんやしている場合も……。乳幼児だけの家庭と、お兄ちゃんお姉ちゃんがいる家庭では生活サイクルが違うことが多いので、注意が必要ですね。『夜の9時前後にメッセージが来ても、上の子の寝かしつけや明日の用意、パパの帰宅などバタバタしていて、メッセージを開けないことも多々ある。そうしているうちに、10時11時になってしまって、結局翌朝、上の子どもを幼稚園に送り出してから返信することも多い』(30代ママ)「深夜早朝」のメッセージはママ友同士のやり取りでは不向きな時間帯であることに加えて、家族構成によっては、8時~9時台のやり取りにも配慮が必要 ですね。もちろん、急ぎの用事の場合はやむを得ないですが。2位の「グループラインで、一部の人にしかわからない発言をする」は、どの間柄でもひんしゅくを買う行為ですから説明は不要でしょう。特にママ友グループではママ同士の親しさや会う頻度に差がある場合もあるので、一部の人にしかわからない話題で長々と盛り上がるのは考え物ですよね。----------いかがでしょうか?子どもを介して知り合う“ママ友”が必ずしも自分と気が合う方ばかりとは限りません。しかし、中には子ども同士が一緒に遊ばなくなっても気の合うママとの関係が続くこともあります。そうなれば育児を共に乗り切った戦友のような友情が芽生えたりもします。そんな素敵な出会いもありますから、ほどよい距離感を持って大切に関係を育んでいきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】ママ友とのLINEで迷惑だと思う行為は? | パピマミ()●ライター/パピルス(フリーライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2016年11月22日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。最近は「体罰を根絶しよう」という動きが世間で大きくなっており、学校で教師が生徒に手をあげることがかなり少なくなりました。それどころか、教師の方が生徒に近づくことを怖がっている様子さえ見え隠れしています。大人と子どもの関係は少しずつ変わりつつあるのかもしれません。一方、家庭内ではどうなのでしょうか。各家庭によって教育方針は大きく異なるため、一概に“体罰はいけないこと”だと言いきることは難しいです。そこで今回は、家庭内で子どもに手を上げることへの賛否と、日本と海外の認識の違いについてご紹介します。●手を上げるのはしつけの一部派わんぱくな子ども、口が達者な子どもを持つ親にとって、手を上げることは“最後の手段”的なしつけとの認識もあるようです。『いくら口で言って聞かせても、右から左に抜けていくんだもの』と言うのは、7歳の双子の男の子のママUさん(39歳)。二人そろってのわんぱくぶりにいくら叱っても追いつかず、『これは絶対にダメ!っていうポイントでゴチンとげんこつ。だけど、子どもが泣くくらいの強さで1発だけにするのがマイルール 。自分のげんこつもかなり痛くて、みんなで涙目になるのよ。息子たちも痛い目にあって、さらにママが半泣きになれば、さすがにマズイことをしたって思うみたいで反省するし』と付け加えました。いくら声をからして叱っても、相手に伝わらなければ意味がありません。口で言っても効き目がない以上、げんこつ一発は愛の鉄拳というわけです。『ひょっとしたら、私の口での叱り方が下手なだけかもしれないけど、どうせ叱るならその場でしっかり伝わる方法を取るべきでしょう?それにげんこつゴチンのほうが、その場で反省して謝って、お互いに後をひかないの 』とも教えてくれました。どんな子どもにも当てはまるとは限りませんが、Uさんの自宅でこの話を聞いている間も、Uさんの「こらっ!」の声に耳を貸すことなく、階段を駆け上り駆け下りを繰り返す双子を見て、「なるほど、確かに小言よりもげんこつの方がきく子どももいるかもしれない」と思わされました。●絶対に手をあげない派暴力を使わなくてもちゃんとしつけはできるとして、決して子どもに手をあげない親もいます。小学3年生の男の子と年中の女の子のママEさん(37歳)は、『一度も手をあげたことはない し、これからもあげることは絶対にない』と言い切ります。「子どもが悪いことをしたときはどうやって叱りますか?」と質問すると、『何がどうして悪いのかを言って聞かせればわかってくれる』との答えです。お邪魔したEさん宅では、最初、子どもたち2人は子ども部屋で静かに遊んでいて、その気配もほとんど感じられませんでした。それというのも、大人同士の会話は子どもに聞かせるべきではないからという理由でEさんが2人に『ママたちは大事なお話があるから、部屋で静かに遊んでいてね』と言ったから。お茶をいただく段になって現れた2人でしたが、それでも、お行儀の良さには驚かされました。果たして、生来おとなしい性質だから言い聞かせるだけで済むのか、言い聞かせるというしつけ方がおとなしい子どもを育てたのか?と考えさせられました。●海外における“手を上げるしつけ”への認識海外における認識は国によって大きく異なります。非常におおまかな区別ですが、経済的な余裕がある欧米諸国などでは、子どものしつけは緩やか です。親や大人たちが大まかで幅の広いガイドラインを敷き、子どもたちはその広い道の上を自由に進んでいきます。日本ほど礼儀作法などに重きを置かないため、“しつけ”は日常生活を送るためのものというハードルの低さです。そのため、一般家庭では手を上げるような機会があまりないのです。それどころか、「手を上げることは犯罪」との認識が強く、手を上げた事実が発見されれば通報されて逮捕される 可能性のある国もあります。そんなときに「これは愛の鉄拳だ」と主張しても通りません。日本人などのモンゴル系人種の子どものお尻に浮かぶ蒙古斑。この存在があまり知られていなかったころは、親が幼児のお尻を叩いた証拠だとして通報逮捕されることも少なからずあったほどです。ニュージーランド人のLさんとは、同年代の子どもがいる隣人として親しく付き合っています。彼女が言うには、『ニュージーランドでは、どこかの家で子どもの泣き声が続くと、体罰かネグレクトが行われているかもと隣人たちが様子を見に行くのが当たり前』とのこと。彼女自身、子どもに手をあげることに対して絶対反対の姿勢を持ち、公園やスーパーなどで子どもを乱暴に扱う親を見かけると、直接声をかけたり、警備員などに知らせたりなどの行動を取ります。その徹底ぶりには頭が下がります。一方で、経済的な余裕がなく、家庭における子どもの数が多い国では、子どものしつけには最初からそれほど大きな比重を置いていません。ただし、悪いことをしたときには、口で言うより一発殴るといった叱り方が優勢 なようです。●まとめとして日本と海外の国を比較したときに感じるのは、日本における“しつけのスタンダードの高さ”です。これが、しつけに熱が入り、手を上げるかどうかの議論へもつながっているように思われます。このように、日本では原則として“しつけ”は必要だとの認識があります。その方法としての“手をあげる行為”を認めるかどうかは、論理的には“良くない”けれど、実際の子育ての中では“そうも言っていられない”ことがあるというのが現実かもしれません。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年11月12日子育てをしていると、「何度言ったら分かるの?」と思うことはたくさんありますね。良い行動を認めていくとその行動は変わる、と言う臨床心理士の高木紀子さんにお話を聞きましたQ.注意されても忘れて同じことを繰り返します5歳の息子は、帰りの園バスから降りるとすぐに走り出します。「自転車とぶつかったら危ないから歩こう」と言っても毎日走ろうとします。最近はバスから降りたら子どものかばんをつかんで走るのを阻止していますが…。食事中に歩き回り、目を離すとフラフラするのも直りません。同じことを毎日何度も言うのは本当に疲れます。[埼玉県・ずくなしあこほ]illustrationATFT GRAPHICS.A.良い行動は4度褒め駄目なことは駄目と伝えてかばんをつかんで走るのを阻止するのは良いですね。大事なのは走らない経験を積むこと。「例外を褒める」と言いますが、かばんをつかんで阻止しても、たまたま眠くて走らなかったのだとしても、その例外を「すごいね。走らなかったね」と褒めていくと、できたことがクローズアップされてお子さんの脳に記憶されやすくなります。以前の記事で紹介した4つのステップを実践するのもお薦めですし、「4度褒める」という方法もあります。1度目はその場で「走らなかったね。すごいね」と褒める。2度目は少し経ってから、「それにしても、今日はびっくりしちゃった。うれしかったな」と褒める。3度目は「今日、◯◯くんがね」と人に聞かせながら褒める。パパやばぁばに「やるなぁ」「すごいね」と言ってもらいましょう。4度目は睡眠を挟んでから褒める。睡眠を挟むといつまでも褒められている感じがするので、良い行動が強化されます。そして良い行動が続くようになっても、忘れずに「手入れ」をするとだんだん定着していくと思いますよ。食事中に歩き回るようなら、「食事中は立ちません」と約束をして、子どもが立った瞬間に「『ごちそうさま』なんだね」と言って片付けてしまいましょう。「まだ食べる」と駄々をこねても、毅然(きぜん)とした態度で淡々と「残念」と伝えればOKです。
2016年11月09日抱っこや授乳中に寝てしまった赤ちゃんを、ベッドやふとんに置くと、置いた瞬間に起きてしまうこと、よくありますよね?そんな“寝かしつけあるある”のお悩みにぴったりのベビーグッズを、先日取材した子育てママさんに教えてもらいました。その名も「トッポンチーノ」。異国のお菓子のような名前ですが、イタリア生まれの赤ちゃん用の小さなおふとん、おくるみのこと。イタリアの教育者マリア・モンテッソーリが考案した教育手法、モンテッソーリ教育に基づき考えられたものです。寝かしつけはもちろん、新米ママ&パパ、小さな子どもの抱っこサポートにも「トッポンチーノ」を用意したら、ママが寝るときの抱き枕にするなど、肌身離さず持っておきます。赤ちゃんが産まれたら、抱っこするときや寝かしつけのときに「トッポンチーノ」を使います。すると、ママや赤ちゃん(自分)のにおいがついた「トッポンチーノ」に包まれ、赤ちゃんは安心して眠ることができるのだそう。抱っこや授乳のときは、トッポンチーノごと赤ちゃんを抱えて、寝てしまったら、トッポンチーノごとベッドやふとんの上に置けば、置いたとたんに起きたり、泣いたりすることも少ないとか。また小さな子どもや、赤ちゃんの抱っこに慣れない新米ママ・パパが抱っこをするときも、「トッポンチーノ」ごと抱っこすれば安心です。ちなみに教えていただいたママさんは、兄弟がいて、クーファンに入れるときのおふとんとして作ったということでした。取材に行った日も、赤ちゃんは「トッポンチーノ」の上で、ニコニコご機嫌。安心して、居心地が良いのが伝わってきました。ベビー期を卒業しても、おむつ替えマットやクッションとしても便利教えてもらったお母さんによれば、使える時期は、寝返りをする頃までということですが、その後も、おむつ替え用のマットや子ども用のクッションとしても活躍しそうです。市販で売っているものもいくつかありますが、手作りもできるということで、「トッポンチーノ」の魅力にいち早く気づき、息子さんのために「トッポンチーノ」を手作りし、自身のホームページで作り方を紹介している朝倉由美さんに教えてもらいました。「トッポンチーノ」の作り方「トッポンチーノ」を手づくりしてみよう! 材料と作り方をご紹介【材料】(内袋用)ダブルガーゼ110cm幅×70cm中綿200g(カバー用)トリプルガーゼ110cm幅×70cmコットンレースリボン 80cm※いずれもオーガニックコットンがおすすめ【参考型紙】「トッポンチーノ」の作り方を参照。-----------------【作り方】1.型紙に縫い代1cmをつけて、布を裁つ。2.カバー裏用の布を50cm、30cmに切り分ける。(内袋を作る)3.内袋を中表にし、直線部分を20cm残して、ぐるりと縫う。表に裏返す。4.綿を、中袋と同じ大きさになるように切ったり重ねたりし、形を整える。5.綿がずれないように、12カ所ほど均等に糸で縫い止める。6.5の綿を3の袋に詰めて、入り口を縫う。中綿がずれないように、袋ごと6カ所ほど縫い止める。(カバーを作る)7.裏用の内袋の入り口になる、直線2カ所を2つ折りか3つ折りにして縫う。8.裏用の30cmの表面カーブ部分に、レースが内側になるように待ち針で止める。(レースをギャザーにしておくと、より縫いやすい。レースの端は、カーブ終わりに高さが合うようにする)レースが動かないよう、布とレースの端から1cmほどのところを縫い留める。9.表用の布と、裏用の30cmの布を中表に重ねて縫う。次に裏用の50cmの布を重ねて縫う。-----------------作り方もシンプルで簡単なので、ミシンがない人は、手縫いで作ることもできます。家族みんなで使える便利な子育てグッズ。「トッポンチーノ」に注目!赤ちゃんとの暮らしを楽しく、快適にしてくれる「トッポンチーノ」。これがあればママの寝かしつけが楽になるのはもちろん、小さな子どもやおじいちゃんおばあちゃんも、赤ちゃんを安心して抱っこできて、家族みんなで子育てできるのがうれしいですね。ぜひお気に入りの布や柄で、「トッポンチーノ」を手作りしてみてください。<文:フリーランス記者武田 由紀子>
2016年10月27日【ママからのご相談】深刻な状態になる前に投稿してみました。4人の子どもの母で、夫は出張が多く不在がち。近くに助けてくれる親類もいません。日常的に、2番目と3番目の子どもに手をあげてしまいます。2人とも男の子で、性格的にもやや落ち着きのない子たちです。最初は軽くぱちんとやる程度だったのですが、自分でも少しずつ叩き方が強くなってきているような気がします。子どもが言うことを聞かず騒ぐとき、癇癪を起こしたときなどに怒りを込めて叩いてしまいます。自分が子どものときはこれくらいされていた気がするのですが、今は人前でやると虐待と言われてしまいそうです。自分は叩きすぎなのかな?と心配になっていますが、たまに会うママ同士だと引かれてしまいそうで打ち明けられません。休みたいときもありますが、友達には悪くて頼れません。●A. 「しつけ」が「虐待」に変わってしまわないようにはじめまして、ライターの月極姫です。深刻になる前にご自分からアクションしていただきありがとうございます。少なくとも「このままではいけないかもしれない」と問題意識を持ち、抱え込まずにここで吐露している時点で、今の状況を改善できる方向へ向かっている と思います。子だくさんで旦那様が不在がち、ご両親、義両親も近くにいない状況で、さぞかし大変な毎日を送られていると思います。お友達もいるということですが、いくらお付き合いがあるとはいえ、ママ友はママ友で自分の家庭を守るのに一生懸命。頼り過ぎることで距離を置かれてしまったり、陰口を叩かれてしまったりするようになるのでは……?と心配になってしまいますよね。そんな中、やんちゃ盛りの子どもが言うことを聞かないと、ついカッとなって手をあげてしまうこともあるでしょう。しかし、叩くことが日常的になりエスカレートしていくと、徐々に親の方も拳に怒りや苛立ちの感情を込めるようになり、放置するとしつけの域を超えた“虐待”に姿を変えます 。法務省による児童虐待に関する研究報告書で、国立成育医療センターの奥山眞紀子さんは『うつ、依存症、食行動異常、解離性障害、境界型人格障害、反社会的人格障害などの問題を持っている人に、過去の被虐待体験が多い』と述べられています。幼いころに親とのあいだに信頼関係と愛着が十分に築かれないと、生涯にわたってトラウマに苦しむ可能性もあるのです。わが子の幸せを願うなら叩いてはいけない。とはいえ、どう対処すれば“今このときの怒り”に関して子どもに手をあげずに済むのでしょうか?まず、“つい叩きたくなったとき”の対策を挙げますが、これらはあくまで応急処置であり、根本治療ではありません。●(1)別の部屋へ行き子どもから離れるカッとしていまにも子どもを殴りそうになったとき、ドア一枚隔ててでも構わないので、とにかく子どもとお互いの姿が見えなくなるところに移動します。住宅事情にもよると思いますが、トイレや浴室などでももちろんOK です。もし振り上げた手のおさまりがつかなかったら、けがをしない程度にクッションなどを殴るのもいいでしょう。物に八つ当たりする姿を子どもに見せるのはNGですが、離れてならスッキリするまでやってください。発散したら、(2)でも説明しますが深呼吸して心を落ち着けます。子どもが心配しても、ドアを叩いても、危険がない限りひとりの空間をキープして放っておきます。「もう叩かなくて済みそう」「今なら落ち着いて話せそう」と思ったら、子どもの元に戻って冷静に叱ります。この方法は筆者も実行したことがあるのですが、意外なことに大声で叱るよりも子どもが大人しくなりました 。“ママが叩かずに向こうへ行ってしまって出てこない”という状況が「自分は大変なことをしてしまったのでは?」という気づきのきっかけになったようです。ちなみに、家の外に飛び出して子どもだけにするのは危険ですし、「ママに捨てられた」という誤解を与えてしまい逆効果なので避けてください。●(2)深呼吸するその場でも、子どもから離れても構いません。両手を大きく広げて、落ち着くまで腹式呼吸を繰り返します。焦らず、自分の気持ちが落ち着くまでゆっくり行いましょう。これは単なる“気の持ちよう”ではなく、医学的根拠があるものです。腹式呼吸は下腹部を意識して動かす呼吸ですが、正しく行うと横隔膜の動きが活発になり、血流の促進 、自律神経の正常化 につながるのです。育児中は自分の時間も持てないため、心身のメンテナンスが行き届かずいら立つことが多いものです。深呼吸は、この不調を手っ取り早く和らげるテクニックです。これもじつは筆者は実行済みですが、子どもの目の前で行うとなぜか大笑いされてしまい、なぜ怒っていたのかお互いよく分からなくなって複雑な気持ちでした。親には怒るべき理由があり、子どもにも怒られて仕方がない理由があったならば、途中でゲラゲラ笑いだすのもどうかと思いますよね。(1)と(2)を組み合わせ、“子どもと離れて深呼吸”がベストと思われます。●(3)電話する●理解ある家族・知人への電話ご相談者様は身近に頼れる親類がいないとのことですが、たまに会ったり電話したりでもいいので、育児の悩みを話せるご家族はいらっしゃいますか?ご多忙のようですが旦那様が理解のある方なら、父親である旦那様がベストです。無理であれば、ご相談者様のご両親やご兄弟などでもかまいません。とにかく、頭ごなしに「子どもに手をあげるなんて!」と責める人ではなく、一旦あなたの大変さを受容してくれる相手 が必要です。会える距離にいないなら、子どもに手をあげそうになったときに電話できるようにしておいてください。「今イライラして、子どもを叩きそうになっちゃった」「言ってもわかってくれないから、殴るところだった」。こんな訴えを、否定せずに「あんたも大変だね」と受け入れてもらえるだけで、親の気持ちは落ち着くものです。同じ立場のお友達同士でもこの方法は可能です。しかし、素人同士だとどうしても責める気持ちや厳しい気持ちが生まれがちです。難しい場合は、次にあげる相談機関に電話してください。●相談機関への電話各自治体に設置されている虐待相談機関、または民間の相談機関は、虐待を受けている子どものためだけではなく虐待しそうになってしまう親たちの味方 でもあります。電話の向こうにいるのは、虐待問題や育児の悩みに精通した専門家です。あなたの大変な環境についても話を聞いてくれ、やみくもに「もっと頑張りなさい」と言ったり、「無計画」「最近の親は」といったありがちな批判をしたりすることも決してしません。状況によっては、来所や訪問によるカウンセリングを受けられるようアドバイスしてくれます。子育ての悩みは、素人同士だとつい余計な感情が混じり、不本意に厳しいことを言われたり、結局なんの解決にもならなかったりしてがっかりすることが多いものです。文末にリンクを掲載していますので、ぜひブックマークして活用してください。●“叩いてしまう理由”を乗り越えることが根本治療ここまであげてきたのは、咄嗟の「叩きたい」を抑える技術です。しかし、「どうしても叩きたくなる」という衝動を根治しないと、嫌悪感は繰り返しやってきます。前述した法務省の研究報告書の中には、虐待の連鎖に関する調査結果も掲載されていますが、全員でないにしろ“頻繁に叩かれて育つと暴力的になる” という傾向はあるようです。逆に、“甘やかされ過ぎて痛みが分からないから強く殴ってしまう”というケースもあり、手をあげてしまう原因はひとつではありません。どちらにしても、叩いてしまう背景には自分の親の育児法や愛情表現が深く関わっています。現在の自分があまりに深刻に親の影響を受けていると自覚している場合は、やはり専門家によるカウンセリングが有効だと思います。その人の資質にもよりますが、中には自力で心理学を学んで乗り越える方もいます。いずれにしても、自分の親の間違った育児法を客観視し、恨む段階を過ぎたら、「私の親だって完璧じゃなかったのだ」と乗り越えてしまう気概が必要です。あなたがご自分のお子さんに、「自分よりも幸せに育ってほしい」と願うように、あなた自身も親御さんを超えてもっと幸せになっていいのですから。【参考文献】・『子ども虐待悲劇の連鎖を断つために』いのうえせつこ・著【参考リンク】・相談窓口 | オレンジリボン運動()・児童虐待に関する研究 | 法務省()●ライター/月極姫(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年10月20日台湾でもうすぐ2歳になる娘を子育て中のママライター、なかやまあぽろです。こちらで生活していると、自然と台湾人ママや日本人ママと知り合うことが多くなるのですが、特にわたしは台湾にお嫁に行った日本人ママのお話に興味深々。日本と台湾は距離的に近いとはいえ、やはり文化は全く違います。2016年の秋に公開の映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』では、日本人男性と台湾人女性の国境を越えたリアルラブが眩しいストーリーですが、その逆パターンの、台湾人男性と日本人女性カップルの様子も気になりますね。今回は、台湾にお嫁に行った日本人ママに教えてもらった、“台湾でのリアル子育て”にスポットライトを当て、いくつかのぞいてみましょう!●旦那様は、子どものしつけに意外に厳しい!?台湾人男性と言えば優しいイメージがあり、女性にとことん尽くしてくれる 、なんて聞いたことがある方も多いはず。特に、日本人女性は台湾人男性にとても人気があり、結婚後もずっと奥さんにメロメロ……なんて話も。では、そんな二人の間に生まれた子どもにもさぞかし甘いのかな……?と在台ママに聞くと、びっくり!意外にも子どものしつけには厳しい のだとか。『台湾人の夫の両親と同居していますが、夫をはじめ、家族総出でテレビは幼稚園に入るまでは子どもに見せちゃダメと徹底しています。でも、わたしと子どもが出掛けているあいだに、皆こっそり見ているみたいです』(1歳の女の子のママ)『市販のおかしや菓子パンを与えるのを禁じられています 。ジュースなんてもってのほかです。食生活はかなり厳しいのに、深夜近くまで起きていても何も言わない主人……。どういうこと!?』(3歳の女の子のママ)●パパをはじめ、周りの家族が育児に積極的わたしが台湾で子育てをしていて一番驚いたのは……平日の公園や児童館にたくさんのパパがいること !日本ではあまり見られない光景ですよね。その理由を掘り下げていくと、台湾では2016年に、初の女性総統が誕生したように、女性が活躍する社会が成り立っている ことが挙げられます。産後3か月前後で社会復帰をし、それぞれの両親に子どもを預けて働くことを選択する女性は日本よりも断然多いです。祖父母はもちろん、パパも働くママの味方。お休みの日は自ら進んで抱っこひもを下げて公園や児童館へ子どもを連れて行き、その姿に「恥ずかしい」などといった雰囲気は全く感じられません。“イクメン”が非常に多い国 なのです!『息子が産まれてから、夫が積極的に家事をしてくれるようになったのはもちろん、台湾は外食が盛んなので、産後半年間は食事を一切作らなくてもよい という、びっくりルールを作ってくれました。たまに義両親が夕食を持ってきてくれることもあり、当時は皆に助けられていました』(2歳の女の子のママ)『台湾では“月子”と言う、産後1か月間入院できるシステムがあるのですが、2人目の子を台湾で出産する際は、さすがに上の子をおいて1か月も家を空けられないな、と諦めていました。このことを主人に相談すると、意外な返答が。主人はわたしが入院中の1か月間、義母に自宅まで通ってもらうように説得してくれ、さらに基本的な家事は僕がやるから心配しないでゆっくり休んでね 、と言葉をかけてくれたのです。これには感動し、思わず泣いてしまいました』(5歳・1歳の男の子のママ)●家族や親戚との絆を大切にすることで、子育てがしやすい環境へ台湾での家族、親戚関係はとても親密。月に一度は必ず集まり食事会を開いたり、通信アプリでのグループで、ささいなことでも報告し合ったりなんていうところも。日本人にとっては、いくら親戚とは言え、ここまで立ち入った話をするの!? と、びっくりすることも多々あります……。でも、何か困ったことがあったらすぐに問題解決に協力してくれるというメリットもあるようです。『娘を保育園に預けようと情報を集めていたのですが、語学力が足りずなかなか理想の保育園が見つかりませんでした。それを義母に相談すると、義母の近所の奥さまたちや親戚中に聞いていただけたらしく、一度にたくさんの保育園の情報が集まり 、助かりました』(2歳の男の子のママ)『主人の兄弟は5人ととても多く、それぞれ結婚していて子どももいるので、毎月恒例の親戚の集まりはびっくりするほど大人数 。わたしの息子と同じくらいに誕生した子どもが何人かいるので、家の付近の児童館や、子ども向けイベントの情報を交換しあったりしています。子どもの洋服も、サイズアウトしたものは親戚中の下の子にどんどん回ってくるので、なんだか仲良し大家族みたい』(3歳・1歳の女の子のママ)----------「異文化の中で子育てして行くのは大変」と言うイメージがあったのですが、台湾の方はとても情に厚く、子育てがしやすい国ということが、今回のお話で伝わってきました。でも、きっと日本でする育児とは違うご苦労もされているはず。台湾だけではなく、世界中で子育てを楽しむママたちに拍手!●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年10月15日睡眠は、健やかな成長に欠かせないもの。子どもが寝ようとアドバイザーしないと心配になりますね。自身も子どもの睡眠で悩んだ経験がある、夜泣き専門保育士の清水悦子さんに話を聞きました。Q、なかなか寝ない長女の寝かしつけが苦痛です2歳の娘は、電気を消すなど環境を整えてもなかなか寝てくれず、寝たふりをしていた大人が寝落ちしてしまいます。夜もテンションが高いので、下の子が目を覚ましてしまうことも。寝かしつけが毎日苦痛で、疲れて余裕がないときは怒ってしまいます。[愛知県・とろまる]illustrationATFT GRAPHICS.A、思い切って子どもと早寝をしてみませんか?好奇心旺盛で活発なお子さんのようですね。このくらいの年齢に効果的な寝かしつけとして、布団に入る前にトイレや洗面所、おもちゃなどに「おやすみ」を言って回る入眠儀式があります。また、絵本を何冊読んだら静かに寝ようね、と子どもと約束する方法もあります。日中の運動量も増やし、寝る前の心の準備や習慣を付けていきましょう。それでも難しい場合は、やはりママが一緒に寝たふりをして寝かしつけるのが一番良い対策だと思います。実は私も娘が2、3歳のころはまさに同じ状況でした。寝かしつけていると一緒に寝落ちしてしまい、1時間後にハッと気付いて残りの家事をこなし、翌日はなかなか疲労感が抜けなくて…。こんなに寝落ちするならと20時半に娘と一緒に布団に入り、4時ごろに起きて自分の時間にするように切り替えました。早く寝かせようと焦る気持ちは子どもに伝わってしまうので、思い切って家族で早寝早起きの生活にシフトするのをおすすめします。1 ~ 5歳は、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌量が大人の20倍もあり、このメラトニンは子どもの将来に大きく影響することが分かっています。最初は大変かもしれませんが、ママも子どもも「良かった!」と思う日が来ると思いますよ。
2016年09月28日「お父さんからも言ってやってよ!」と、妻からお願いされたことはありませんか?子どもの叱りかたにも方法があり、誤った方法では子どもにとってよくないこともあります。父としての威厳を保つためにも、子どもにとって良い方法で叱りましょう。むやみやたらに叱ることは避けようまず前提として、父がむやみやたらと叱ることは避けたほうがいいかもしれません。基本的に子どもを叱るのは母の役目。家庭によって異なりますが、これは母のほうが子どもと接している時間が長いことが多いために子どもの日常的な間違いに気づきやすいからです。また、父と母の家庭内での役割がはっきりと分かれているほうが、子どものメンタルヘルスに良好であるともいわれています。では、父親がしつけの面でどういった役割を果たせるのかというと、子どもに「事前に」してはいけないことを伝えておくこと。例えば、家族で電車に乗る用事があるとき、乗車する前に「電車の中は人がたくさんいるから、騒いだらいけないよ」と注意しておくのです。すると、車内で子どもが騒いでしまった際に、母は「さっきお父さんもダメって言ったでしょう?」という風に言うことができ、叱ることによる効果が上がります。どうしても叱らなければならない場合は?しかし、ときには父としてどうしても子どもを叱らなければいけない場面も出てくるでしょう。例えば、他人を傷つけてしまったときや自分を傷つけてしまったときは必ず叱らなければなりませんよね。実は幼児期にきちんと叱られなかった子どもは攻撃的になる傾向がある、という実験もある(『「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育』澤口俊之著より)ので、適切な場面で叱ることは大切なことです。叱る際には“怒る”と“叱る”をしっかりと区別することを意識しましょう。感情を剥き出しにして怒っても、子どもには響きません。まず1~3語ほどで一喝してから、何がダメなのかという理由をはっきりと説明することで、子どもは怒られた理由をきちんと理解することができます。また、暴力に訴えない、できるだけ簡潔に叱る、言ったことが矛盾しないようにする、人格否定をしない、叱った後のコミュニケーションを疎かにしない…などの点にも注意し、子どもが叱られただけでなく、改善する努力ができるような環境を作りましょう。子育てをする上で、子どもを叱ることは決して避けられません。適切な叱りかたはそのまま適切な子育てに繋がりますから、叱ることは子どもとのコミュニケーションの一環だと捉え、効果的な方法で行うことを心がけましょう。ライター:メオトーク編集部
2016年09月16日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。みなさんの職場に、“真面目で仕事熱心ではあるのだけれど部下が働く職場環境の改善などには関心がなく、 本社の役員陣を喜ばすことばかり考えていて有力者たちが望むことを権威主義的な方法で現場に押し付けてくる管理職”はいませんか?都内でメンタルクリニックを開業する精神科医のT先生(50代女性)は、『そのような上司は強迫性パーソナリティ障害の患者さんかもしれませんよ』と言います。『価値観が固定的であるため耳の痛いアドバイスをしてくる人を排除しようとする傾向があり、運悪く部下となってしまった人たちにとってはこの上なく迷惑かつ頭の痛い存在となります』とのことです。この『強迫性パーソナリティ障害』 について、もう少し考えてみましょう。目次1 「失礼ではありませんか」が口癖。不毛な夫婦生活。女性よりも男性に有病率が高い2 いっそ中間管理職よりもトップリーダーに向くかというと、そういうわけでもない3 強迫性パーソナリティ障害の上司に当たってしまったら●「失礼ではありませんか」が口癖。不毛な夫婦生活。女性よりも男性に有病率が高い『強迫性パーソナリティ障害は流儀や礼儀、秩序、特定の美意識・価値観といったものへのこだわりが強すぎ、それを完璧に遂行しようとして支障をきたす、こころの病気です。真面目なのは悪いことではないのですが、自分の基準を相手にも押しつけてしまうため、自分も苦しみますが周囲のことも不必要に苦しめる ため、専門医による治療を受けることが望ましいと言えます。この病気になる原因はいまだにはっきりとはわかっていませんが、幼少期に厳しすぎるしつけを受け、「こんなに頑張ってるのになかなか褒めてもらえない」といった生活背景が影響しているのではないかとされていて、診断には成年早期までにこのような様式を呈していたという証拠が必要となります。女性より男性に有病率が高く、「そういう言い方は失礼ではありませんか」というのが口癖で、自分の家庭を持っている場合でも、一般的に私生活・夫婦生活は不毛なものになりがち という特徴があります』(50代女性/前出・精神科医)●いっそ中間管理職よりもトップリーダーに向くかというと、そういうわけでもないこころの病気の専門家からこのようなお話を聞くと、「それならいっそこのような人は中間管理職というよりもトップリーダーになってしまえば、上からよく思われたいといった強迫観念にとらわれずに、のびのびと良い仕事ができるのではないか」と仰る方もいるでしょう。でもちょっと考えてみれば、そういうわけでもないということが分かると思います。社長になったからといって、気を使うべき有力者や目上の存在が皆無になるわけではない からです。会社内ではトップでも、親会社のオーナーに気に入られたいばかりに社員に理不尽な要求をする経営者はいたるところに見られます。計画が少しでも狂うと異様な厳しさで部下にあたったり、仕事全般の完璧な遂行を強いたりするといった症状がこれに該当します。このように、“自分よりも力の強い者”や“自分が絶対と信ずる価値観や美意識”に対する強迫観念が強すぎるがために、自分自身の日常生活のみならず周囲をも無用な混乱に陥れてしまっている人 は、一般的な企業社会だけではなく学校の中にも自治体の中にも行政の世界にも存在するものです。●強迫性パーソナリティ障害の上司に当たってしまったらこのような特徴をもつ強迫性パーソナリティ障害ですが、有病率は一般人口の1%もあり、精神科を訪れる外来患者の3~10%もの人がこれに該当する と言われています。つまり、この障害をもつ人は誰にとっても身近に普通にいるということなのです。したがって、配属された部署の直属上司が強迫性パーソナリティ障害の有病者であるという事態は、読者のみなさんにとっても一定の確率で起こり得ることです。『強迫性パーソナリティ障害の患者さんは個人差が大きいため、全ての人が精神科の治療を要するというわけではありません。また、治療を要する場合でもカウンセリングなどの心理療法と薬物療法で症状を改善することは期待できます。自分に対しても周囲に対しても細かいことにこだわりすぎるような点は、やはり円滑な人間関係と日常生活に支障をきたす原因となりますので、精神科の専門医を受診された方がベターです』(50代女性/前出・精神科医)ただ、そうは言っても自分の上司が強迫性パーソナリティ障害の有病者だった場合に、本人に直接「精神科を受診した方が良いですよ」とは言えません。そのため、社内にハラスメント対策委員会のような部署がある場合にはそういった部署に相談したり、ない場合には一階級上の上司に直接相談したりするという方法もアリかと思います。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年09月13日子育てに奮闘するママたちにとって「笑顔で育児をすること」は永遠の課題ですよね。「今日はニコニコママでいよう!」と毎日決意するのですが、結局は毎日のバタバタ生活にイライラが収まらず、わが子のちょっとしたイタズラや反抗に「もう!何やってるの!」と声を荒げてしまうことも。できることなら穏やかで優しいママでいたいのに、怒りがコントロールできない!ということ、ありませんか?そんなママのイライラを上手にコントロールし、ママがもっと笑顔で育児をするにはどうすればいいのか、アンガーマネジメント講師、心理カウンセラーでもある朴澤和歌子さんに聞いてみました。アンガーマネジメントとは?アンガーマネジメントとは、アメリカで生まれた心理トレーニングで、 日本での初めは、スポーツ選手や企業で働く社員が、自分の怒りの感情をコントロールして、生活や仕事や人間関係をよりよくするために学んでいたこと。それを育児ママ向けに日々の育児のあるある!な例を題材にアレンジし、ママの怒りの感情をコントロールする方法を学ぶのが、朴澤さんの講座です。現在3歳と1歳の母である私も、毎日の育児にイライラの感情をコントロールしきれない1人。今まさに抱えている悩みをぶつけてみました。怒鳴りつけたことを、子どもたちが寝た後に後悔してしまう…育児と家事にいっぱいいっぱいな日々。疲れや焦りでママがイライラしてしまっているとき、子どもが思ったように行動してくれなかったり、思わぬイタズラでまた家事が増えたりして、つい子どもを怒鳴ってしまった経験はありませんか?先日こんなことがありました。保育園から帰宅後、慌ただしく洗濯物を整理していると、子どもたちがボールペンで壁に落書きをしているではありませんか!「何を考えてるの!?」と、思わず怒鳴りつけてしまいました。そればかりでなく、怒りをコントロールしきれず「これ、もう落ちないかもしれないよ」と責め立て、子どもは恐怖で涙ぐんで黙ってしまう展開に。落ち着いた後に食事をし、お風呂に入れ、寝かしつけまで猛スピードで過ぎていき、眠った子どもの顔を見て「また今日も叱るだけで終わってしまった」と後悔してしまいました。もう少し落ち着いて、子どもが「怖い」と感じるだけではない叱り方ができれば…と思うのですが、その瞬間はなかなか怒りをコントロールできません。ママの罪悪感・自己嫌悪こそが育児の悪循環にしかし、朴澤さんによると、このママたちの後悔する気持ちや自己嫌悪する気持ちこそが、育児にとっては悪影響になってしまうそう。ママの自己肯定感が下がることでストレスがたまり、余計イライラしやすくなり、また子どもに対して大声を出してしまうきっかけになりかねないのです。それを防ぐには、まずは罪悪感のもとになっている「衝動的・反射的に大声で叱ってしまう」ことを防ぐのが大切です。反射的な怒りをコントロールするには、どんな方法があるのでしょうか。呪文を唱えて6~10秒待つよく「叱る前に深呼吸」と言いますが、まさにその通りで、人間の怒りが最高潮に達してから落ち着くまで、だいたい6~10秒ほどかかるのだそうです。その6~10秒をどうしのぐかが問題なのですが、その技術を身につけるには、まずは意識をそらすために「数を数えること」の他に「呪文を唱える」のも効果的なのだそう。呪文は自身が言いやすい言葉、落ち着ける言葉など、どんな言葉でも大丈夫です。実際に今、2人の男の子を育児中の朴澤さんは「子育てバンザーイ!」と唱えるのだそう。どんなイタズラでも、その言葉でなんだか笑えてきてしまうこともあるのだとか。怒りのピークが去ったら、まずは「聴いて」それから「伝える」6~10秒待ったら「よし!10秒経ったぞ!」とばかりに怒り始めるのではなく、少しクールダウンの状態になったところで、まずは子どもの気持ちを聴いてみましょう。「どうしてこれをしたの?」「なんでやろうと思った?」と、子どもの思いに耳を傾けます。人間は誰でも「自分の思いを聴いてほしい」「自分は大切にされたい」という思いを持っているもので、それを満たされることで、子どもたちはとても安心できるのだそう。その上で「でも、これはやってはいけないよ」と行動を叱ります。本人の人格を否定するのではなく、「行動を叱る」のがポイント。 「あなたはダメな子ね」というように、本人の人格を否定する言葉を使ってしまうと、子どもの自己肯定感が低くなってしまいます。「こういう行動がダメなのよ」と、行動に焦点を当てるように気を付けましょう。怒りそのものを減らす「体質改善」も同時に取り組んで叱り方の理想はわかっていても、それでもイライラを処理しきれないこともありますよね。子どもに伝わり切っていないと感じると、どんどん語気が強くなって、最後にはやっぱり怒鳴ってしまうこともあるでしょう。そうした「怒りの気持ち」そのものが出てくる機会を減らすことも、アンガーマネジメントの1つ。それを「体質改善」と言うのだそうです。■自分は何について怒るのかを分析する「怒り日記」体質改善のためには、まずは自分が「何について」「いつ」怒りやすいのかを分析する「怒り日記」をつけるのがおすすめなのだそう。怒り日記には、その日にイライラした時間と原因を記入します。そうしたことで、自分が怒りやすい時間帯や、その原因を客観的に見ることができるのです。朴澤さんの生徒の中には、この日記をつけただけで「自分の怒りの原因のくだらなさに笑えてきた…」と、怒るタイミングを減らすことに成功した人もいるのだそうです。■怒る原因は自分の中の「べき」人が怒る原因は、その人の中の「べき」にあるという朴澤さん。人それぞれが持っている「べき」に反することが起きたとき、裏切られたとき、人は怒りの感情を持つのだそうです。たとえば「おもちゃはすべて片付けるべき」「母親は子どもに野菜を食べさせるべき」という考えがあるから、片付けない子どもにイライラしたり、食べない子どもに「食べてよ!」と怒鳴ってしまったりするわけです。怒るタイミングを減らし、怒りの「体質改善」をするには、自分の中の「べき」と向き合い、その中で大事にしたいもの、逆に減らしたり、ゆるめることができるものがないかを検討します。たとえば「おもちゃはすべて片付ける」のではなく「お気に入りのおもちゃだけは自分で元の場所に」とすることや「野菜をすべて食べる」のではなく「3食のうちどこかでどれか食べられたらOK」とすることで、怒りの臨界点が下がり、結果的に体質改善につながりますね。「カウンセラーだった私でさえ、育児中にはイライラした」今回お話を聞いた朴澤さんは、もともと企業で従業員の方をケアするカウンセラーでした。職業柄、どんな人の話でも受容的に冷静に聴く練習を積んでいることもあり「自分は怒りっぽい方ではない」という自負があったそうです。しかし、長男を出産してから、はじめて子育てのイライラを経験します。毎日の忙しさに、無表情で家事に取り組んでいると、3歳ごろだった長男にふと「ママ、顔怖い...」と言われたのだそう。それを聞き「一番笑顔を見せたい人に笑顔を見せられていないなんて、悲しい、何か違う」と気がつき、自らもアンガーマネジメントを学ぶことを決めたのだそうです。「怒り」は必要な感情上手に付き合おうアンガーマネジメントは、先生から教えてもらうことはもちろん大切ですが、それ以上に自分自身が自分の「怒り」と向き合うことが大切なのだと強く感じました。怒りは、自分の身を守るために備わっている、なくてはならない感情です。怒ることは決して悪いことではなく、気持ちを発散することは生きる上で必要なこと。しかし、その怒りをむやみに放出するのではなく、自分でコントロールすることが、自分自身の生きやすさにつながっていくのです。取材協力:アンガーマネジメントファシリエーターカウンセラー朴澤和歌子さん日本アンガーマネジメント協会<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年09月05日【女性からのご相談】室内犬を飼っている友人宅へ遊びに行った際、その犬が吐き戻してしまいました。「どうしたの?大丈夫?」と心配したところ、「最近よくこうなるんだよね〜!ダメでしょ!」と、ペットのワンちゃんをかなり激しく叱り始めました。雑誌で殴ったり、お腹を蹴飛ばしたり……。聞けば、病院にも連れて行っていない様子。「動物病院って、結構お金かかるでしょ?」と笑っていましたが、私は全く笑えませんでした。これって虐待になるのでしょうか?人間の子どもの場合、暴力以外にも精神的攻撃やネグレクトが虐待に含まれていると聞いたことがあります。しかしペットに対しては?友人の行為を虐待だと咎めるには大げさすぎるのかな?と悩んでいます。私は動物を飼育した経験がありませんが、ペットを飼う人にとってはたわいないことなのでしょうか?通報できるのであれば、どこにするべきですか?●A. ペットの虐待は犯罪です。通報は最寄りの警察や動物愛護センターへ。ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。ペットという存在をどう捉えるかには、年齢や地域、家庭ごとに大きな違いが存在しています。たとえば、私は「犬は家族の一員だ」と感じるタイプなのですが、友人の祖母(とても礼儀正しく優しい方です)は、「犬は畜生だ」とお考えであることを聞いたとき、大変ショックを受けました。ペットをパートナーとして扱う価値観は比較的新しい考え方です。動物を畜生だと感じている方にとっては、それが揺るぎない価値観になっているのでしょう。児童虐待についてはほとんど全ての日本人が非難していることに対し、動物虐待についての声は一部の叫びであると感じてしまう背景には、ペットに対する考え方が人それぞれ違いすぎる という事実があるように感じます。とはいえ、相談者様のようなシーンに直面した際には、「人それぞれだから」と片づけられる問題でもないですね。明らかに動物を傷つけている場合は「虐待」だと明確ですが、生き物を追い詰める対応は暴力だけにはとどまりません。今回は、ペットへの虐待について考えてみました。●「それって虐待じゃない?」ペットの虐待を疑うエピソード4選このたびの相談を受け、ペットへの虐待チックな目撃情報を取材しました。皆さん、さまざまなシーンでボーダーラインぎりぎりの虐待を目の当たりにしている様子です。動物たちが強いられている、悲しい日常をご一読ください。●(1)大きくなって欲しくないから……『小型犬ブームのとき、単身暮らしの友人がミニチュアダックスフンドを飼い始めた。何度か遊びに行ったけど、いつまでたっても子犬が成長していない。小柄なタイプなのかな?と思っていたんだけど、「大きくなって欲しくないから、食べさせてない 」と言っていたのを聞いてドン引き!1Kの狭い空間に、お腹を空かせて閉じ込められている犬の人生を思うと悲しくなった』(30代前半・女性)●(2)まさにネズミ算……かわいそうすぎる結末『「仲良しでかわいいんだよ♪」とか言って、ハムスターをつがいで飼い始めた友達。ものすごい短期間のうちに、ポンポン赤ちゃんを産んでいった。最初はちゃんとお世話をしていたけれど、途中で飽きたのか、ゲージはリビングの外に出されるように……。最終的には、完全放置。餌をもらえないハムスターたちは共食いを繰り返して 、ゲージの中は恐ろしくかわいそうすぎる状態になっていた』(20代前半・女性)●(3)過激すぎるしつけ!『知人のペットへのしつけが過激すぎる。室内犬を飼っているんだけど、犬がトイレを間違えると烈火のごとく怒って聞かせる。声を荒げるまではいいんだけど、かなり強く蹴飛ばしたり殴ったり もしている様子。「本気で怒らないと、ダメなことって分からないから」と、さも正しいことをしているように語っているけど、見てる限り正しいとは言えないと思う。“本気で怒る=暴力”という発想は、絶対間違ってる』(30代前半・男性)●(4)放置まではいかないけれど……『近所で飼われている番犬。体はガリガリに痩せていて、小屋の周りはウンチまみれ。小屋も小屋として機能していないほどにボロボロ。散歩に出ている様子を見たこともない。生きていて、ウンチもしているから、きっと餌はもらっているんだろうとは思う。だから虐待とまでは言えない気もする。でも、まともに飼育されている感じではない 。どこかに通報とかしたほうが良いのか、てゆうか、ペット虐待ってどこに通報するのか……。いつも気になっている』(30代後半・女性)----------“ペットを飼う人にとってはたわいないことなのでしょうか?”とのことですが、案外たわいないのかもしれません。言葉が話せないペットたちは、人間の子どもよりもうんと手軽に虐待の対象になってしまう現実があるようです。●じつは……ペットへのネグレクトも犯罪なんです!環境省が定める『動物愛護管理法 』により、ペットを虐待したり捨てたりすることは犯罪であると定められています。「動物への虐待」と聞けば、意図的に体を傷つけたり、殺してしまったり……というイメージが浮かびがちですが、実はそれだけにとどまりません。環境省の公式ホームページでは、『虐待や遺棄の禁止』として以下のように紹介しています。**********『愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます』********************『動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます』**********●ペットへの虐待、通報は警察や動物愛護センターへ!つまり、病院へ連れて行かず放置する、充分なエサや水を与えないなどの行為も、犯罪に含まれているということ……!ネグレクトを受けているペットを目撃した際には、たとえ物理的な暴力でなかったとしても、通報する という選択肢があるのです。その際の通報は、最寄りの警察や動物愛護センターへ。通報した方の名前が知らされることはありませんので、ぜひ一歩を踏み出してあげてください。【参考リンク】・動物の愛護と適切な管理 虐待や遺棄の禁止 | 環境省()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年08月31日皆さんはペットを飼っていますか?ペットは人間にとって“癒し”となる存在です。しかし、場合によっては“ストレスの原因”になってしまうこともあります。とくに飼い主のしつけが悪いとき、そのペットは周囲の人間から嫌われる存在になることでしょう。大抵の場合、しつけの悪いペットを飼っている人は自分のペットが他人に迷惑をかけていることに気づいていません。ペットには何の罪もありませんが、そんな無神経な飼い主に飼われているせいで周りから嫌われ続けるなんてかわいそうですよね。そこで今回は、周囲の人々に“しつけが悪いと思ったペットの行動”について取材してみました!あなたのペット、もしかしたら嫌われ者になっているかもしれませんよ。●(1)無駄吠えが多い『近所に柴犬を飼っている家があるんですけど、そこの犬は人が前を通るたびに吠えまくっててめちゃくちゃウザいです。一回夜に歩いてるときに吠えられて心臓が止まりそうになったことがあります。せっかくかわいいのに、しつけがなってないせいで近所の嫌われ者です 』(26歳女性)無駄吠えが多い犬って結構見かけますよね。せっかく見た目がかわいくても、人が通るたびに吠えまくっていたら嫌われてしまいます。中には「番犬として飼ったのだから、無駄吠えはやめさせない」という飼い主もいるようです。犬の無駄吠えは近所中に響き渡るほど大きいので、近所トラブルのもとになってしまいがち。自分の身勝手な都合でかわいいペットを嫌われ者にしないようにしたいものです。●(2)他人の庭でウンチする『猫なんですけど、うちの庭でウンチするので困っています。最初は首輪もついてるし、飼い猫だからたまたましてしまったんだろうと許していました。でもその後毎日うちの庭でするようになって本当迷惑です。猫のウンチって意外と臭いんですよね 』(32歳男性)犬の場合は道ばたでしてしまうことが多いですが、猫は身軽なので他所の庭に入り込んでウンチすることもありますよね。一回や二回ならかわいいものですが、それが毎日となると話は変わってきます。猫の中にはめちゃめちゃ臭いウンチをする奴がいるからです。あのかわいらしい姿からは想像できないほどのパンチ力です。それを毎日庭にされたんじゃたまったもんじゃないですね。猫のトイレのしつけは比較的簡単ですから、猫を飼っている人はきちんとトイレを用意してしつけておきたいものです。●(3)噛み付いてくる『これは思い出すと今でも怒りが込み上げるんですけど、前に公園で愛犬と散歩をしていたんです。すると向かい側から大型犬を連れた人がやってきました。その大型犬はリードにつながれておらず、うちの犬をみて唸っていたので、「危ないんじゃ?」と思い引き返そうとした瞬間、その犬がこちらへ駆け寄ってきて愛犬に噛み付きました 。必死に助け出してなんとかケガはありませんでしたが、飼い主はニヤニヤしながら「仲良くなりたいんですよ」とかほざいてた。まともにペットのしつけができない人は飼わないでほしい』(36歳男性)これは最悪な体験ですね。まともにしつけをしていない犬をリードなしで散歩させるなんてあり得ません。どんなペットでも飼い主にとってはかわいい存在ですが、自分のペットが何かトラブルを起こしても「やんちゃだから」的な感じで流す人はどうかと思います。場合によっては命に関わる事態に発展する可能性もあるので、しっかりとしつけてほしいものです。----------いかがでしたか?ペットのしつけは飼い主の責任です。自分のかわいいペットが周囲からの鼻つまみ者になってしまわないよう、しっかりとしつけておきたいですね。飼い主からも周囲の人からも愛される、それがペットにとっても一番の幸せなのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部
2016年08月24日睡眠の浅い息子に付き合うも、寝不足で辛い…出典 : 乳幼児を育てていると、夜なかなか寝てくれなくて困る、というお母さんもいると思いますが、息子の寝付きの悪さは、困るというレベルではありませんでした。現在発達障害と診断されている息子は、小さい頃から眠りが浅く、ドアを閉める音や、別の部屋で使用しているドライヤーの音でも、目を覚まして泣いてしまうことが多かったです。随分敏感だなぁとは思いましたが、第1子だったのもあり、乳幼児なんてそんなものだろう、と思っていました。ところが、成長しても寝付きの悪さは変わらず、付き合わされる方の私も、寝不足で辛かったので、児童館・ショッピングモールの赤ちゃん育児相談・市の親子イベントなど、色々なところの育児相談で睡眠の改善について相談する回数が増えていきました。「朝起きたら日光を浴びましょう」「日中体をたくさん動かしたら、夜は眠くなるわよ」「毎日朝起きる時間を決めましょう」などなど、思いつく限りのアドバイスをもらっては、全て実践してきましたが、なかなか効果はみられず…。昼寝などの寝かしつけは、多動の傾向が出ていたのか、お布団に一緒に入っても動いたり、脱出したり、上手に寝かしつけるという感じにはなりませんでした。子どもも親も辛い。些細なことで涙がでるほど精神的に不安定に。出典 : 歳頃までは、夜泣きも2,3時間に1度のペースあり、1度起きると、30分以上泣くこともあったので、私もきちんとした睡眠が取れず、疲れ果てていました。息子も夜うまく眠れないせいか、日中はいつも不機嫌で、しょっちゅう泣いては、あやしてもなかなか泣き止まず、親子でしばらく辛い日々が続きました。私自身も朝起きると、気分が落ち込み、ほんの少しのことでも涙が出るなど、精神面も少し不安定な状態だったと、今振り返ってみて思います。悩んだ末に始めた服薬は、息子が2歳のとき。その決め手は医師の一言。出典 : そんな日々の中、2歳のときに小児精神科のお医者様に、睡眠の診察をして頂く機会がありました。診察の結果、息子は睡眠障害であることがわかりました。先生からは、人間の体の中で作り出されるホルモンで、睡眠導入の効果がある薬を処方しましょうか?とご提案がありました。お話を伺うと、睡眠のリズムが整うと、脳の発達にも良いということだったので、幼児の睡眠薬については服用を悩みましたが、処方してもらうことにしました。息子が処方してもらった薬は、睡眠薬と違い、人の体内でも作られるホルモンと同じ物質なので、お医者様の処方の量をきちんと守れば、副作用もほとんどないそうです。処方の量が多いと、翌日眠くなる副作用もあるそうですが、適量で処方してもらったので、息子に関しては、副作用は感じられなかったです。こちらの薬は保険適用外でしたが、通院していた病院では、自費で3ヶ月1,500円弱と、それほど高額ではありませんでした。就寝前の1時間ほど前に飲用すると、ぐずりはするものの、眠気が早く来るようで、夜中まで寝付けず辛そうな様子がなくなり、早めに寝てくれるようになりました。夜泣きも0にはなりませんでしたが、回数が減っていき、まとまって眠れる時間が長くなりました。飲み忘れると11時くらいまで起きてしまうこともあるので、息子には確かに効果があったようです。睡眠時間が増えると共に、日中の不機嫌も減っていき、親子で穏やかな時間が増えていきました。睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン息子が眠れるようになったら、子育てが変わっていった出典 : 処方されてしばらしくし、また診察に行った時のことです。「薬を飲んでから、夜しっかり眠れる分、息子さんの顔つきが良くなってきた」と、お話がありました。私も息子の睡眠改善により、夜しっかり眠れる分、精神的にも元気になっていきました。療育に通っていたこともあって、子育てを少しづつ楽しめるようになってきました。保育園に通うようになった3歳頃からは、上手にお昼寝もできるようになりました。小学2年生の現在も、転院して薬は変わりましたが、保険適用の睡眠導入剤を服用しています。困っていたら、まずは相談だけでも!親子の時間がきっとラクになっていく出典 : 生まれたときから眠りが浅い、睡眠リズムが整わない、上手く寝付けないなど、睡眠の問題がありましたが、小さい頃なら誰でもそうだろう思い、息子の辛さに長い間、気が付くことができませんでした。小さい頃から睡眠の問題で困っている場合、もし大きくなっても問題が改善されないときは、一度小児精神科で睡眠について、相談するのも1つの方法かもしれません。
2016年08月23日“きょうだい”っていいですよね。いざというとき助け合えますし、友情を超えた“血のつながり”がありますから、一緒にいるだけで無条件にホッとするものです。しかし、きょうだい構成によっては人一倍苦労を強いられる役割に回ることもあります……。今回はその中でも、少子化の影響で数が少なくなりつつある“真ん中っ子”についてお話ししていきます。●中間子本人が語る! “真ん中っ子あるある”4つ●(1)基本放ったらかしにされる『真ん中っ子は親から放ったらかしにされることが多いです。長子は親からたくさん期待されるし、末っ子はたくさん可愛がられる。真ん中っ子は親から注目されないから損 だと思う』(24歳女性/事務)親の期待を一身に背負う長子、一番年下だから目一杯可愛がられる末っ子。そんな中、中間子はあまり親に干渉されずに育ちます。日頃から親のプレッシャーにさらされている長子からは、「お前は自由でいいな」なんて言われますが、親に構ってもらえないことはとてもツラいことです。そのため、真ん中っ子は寂しがり屋になる傾向があるようです。●(2)世渡り上手になる『きょうだいの真ん中で育つと、嫌でも対人スキルが身につく。目上の人に対してどう接すればいいのか。目下の人にはどう対応すればいいのか。そんなことを日常的に考えるもんだから、自然と世渡り上手になった 』(32歳男性/IT関係)年上と年下に挟まれて育った真ん中っ子は、世渡り上手になる傾向にあるようです。これにはいくつか理由がありますが、その一つに“立場の変化”が挙げられるでしょう。たとえば、長子の場合は「お兄(姉)ちゃんなんだからちゃんとしなさい!」と言われて育ちます。末っ子の場合は「弟(妹)なんだから言うこと聞きなさい」などとしつけられます。しかし、真ん中っ子はその両方を言われるため、どう対応したらいいのか混乱してしまいます。日常的にそのような経験をしていると、その場の状況に合わせて臨機応変に行動することができるようになります。結果、柔軟に他人と接することができるようになるため、世渡り上手になるわけです。●(3)自立心が強い『間っ子は親からの注目が薄い分、好きなことを自由にできるし制約も少ないので早いうちから自立した考え方になっていた気がする 』(27歳女性/営業)真ん中っ子は他のきょうだいと比べて、のびのびと成長できる傾向にあるため、早いうちから自立心を持つようになるそうです。上下からの板挟みや親の一貫しないしつけなど、不安定な人間関係の中で生きているからこそ、“自分”を頼りにするしかないのかもしれません。●(4)ひがみっぽい『親から放置されがちだったから、いつも兄や弟をひがんでいた記憶がある 。他のきょうだいが褒められてるのを見ると、「俺だって!」といつもつっかかってた』(26歳男性/飲食)親からあまり注目されない真ん中っ子は、いつも親の愛情を求めています。それなのに、褒められるのは長子や末っ子ばかり。そんな環境にいれば誰だってひがみっぽくなりますよね。いかに親に褒めてもらえるか、それは真ん中っ子にとって非常に大きなテーマなのです。----------いかがでしたか?なにかと“自由”にみられがちな真ん中っ子ですが、彼らなりの苦労があるんですね。とはいえ、世渡り上手になったり自立心が強くなったりと、得な部分もあるようです。今度きょうだいで話す機会があれば、それぞれの苦労について談笑してみてはいかがでしょうか。●文章/パピマミ編集部
2016年08月18日【ママからのご相談】夏休みに主人の実家に帰省するのが、毎年恒例の行事です。主人の実家は子どものしつけには大変厳しい家です。行くと必ず、親戚の方々が多く集まる席に子どもを参加させなければなりません。私は毎年、 わが家のやんちゃな2人の子どもにヒヤヒヤさせられっぱなしです。子どもには、大きくなるにしたがって徐々に“親戚の家でのマナー”も覚えていってほしいと思っています。親として心がけるべき点は何かありますか?●A. 基本的生活習慣をいま一度チェックする、良い機会です。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。普段は遠くに暮らすご主人のご両親に、久しぶりの帰省でお会いするときに気になることといえば、やはり“子どものマナー”ですよね。義理のお母様からの厳しいチェックもママたちの頭を悩ませてしまいます。核家族化が進み、家に祖父母が同居している家庭が少ない現代では、日本人が昔から大切にしてきた礼儀やマナーなどについて注意してもらえる機会が少ないと思います。私も夫と3人の子どもと暮らしております。幸いにして、近所に主人の両親や祖母がおりますので、子どものマナーや礼儀について怒られることがよくあります。よく言われることは、“あいさつ”“食事のマナー”“和室での作法” です。「幸いにして」と思えたのは、少し時間がたってからです。怒られたその場では恥ずかしい気持ちが先行して、とても「怒られて良かった」なんて思えませんが、何かの折に他人から子どものマナーを褒めていただき、結果的にはあのとき怒られて良かったと思うことが多いのです。今回は、子どもの生活科学研究会が編集した『子どもとマスターする49の生活技術(3)』という本を参考に、簡単で子どもにも分かりやすく、親も教えやすい生活習慣に基づくマナーを2つご紹介したいと思います。●(1)あいさつ基本的な生活習慣であるあいさつができる子どもが少なくなったと言われています。前出の『子どもとマスターする49の生活技術(3)』の中に、以下のような記述があります。**********『最近は、幼稚園や学校などで、名前を呼ばれても返事をしない子どもがいるという話をよく聞きます。「はい」という短い受け答えの声を出しおしんでいるのでしょうか?また、アメリカ、イギリス、韓国などの国々の子どもと比べて、日本の子どもは、日常のあいさつができていないともいわれています。日々のあいさつがきちんとできているか、あいさつをかわすゆとりのある生活をしているか、家庭で生活を見直してみる必要がありそうです』**********わが家の子どもたちも、主人の両親の家であいさつができずに注意を受けることがよくあります。注意されて気をつけるので徐々に良くなっていますが、“大きな声で”というのがどうも苦手です。特に主人の祖母にあいさつするときは、大きな声でないと聞こえないということもありますから、大変なのでしょう。しかし、回数を経るごとに徐々に大きな声で「こんにちは」ができるようになってきました。子どもにとってはあいさつひとつでも“訓練” なのかもしれません。もし、あいさつが苦手なお子さんがいらっしゃるならば、地道な作業ではありますが、“あいさつの回数を意識的に多くする生活”で改善していくという方法はどうでしょうか。たとえば、・朝は玄関先を一緒に掃除しながら近所の家の人にあいさつする・買い物に連れて行き、その都度「こんにちは」や「さようなら」を言ってみる・家庭内では、誰かが出かけるときや帰ってきたときに大きな声で「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」を欠かさないなどです。●(2)食事のマナー主に食事のときに注意すべきは、“箸の正しい使い方” であると思います。**********『1995年に子どもの生活科学研究会が行った子どもの正しい箸使いに関する調査では、箸を正しく持って使える子どもが小学6年生で20%ほど、小学1年生では5%にも達していません』(『子どもとマスターする49の生活技術(3)』より)**********箸の正しい使い方や持ち方については、ご家庭でお父さんやお母さんがお手本となって示していくことが基本ですが、どのような箸をお子さんに使わせているかということはいま一度チェックしてみると良いと思います。プラスチック製の箸は食材が滑りやすく子どもは食べ物がつかみにくいと思いますし、また断面が丸いものも同じで食材が滑ってしまいます。長女が通っていた幼稚園では、園児たちがお箸で苦戦する状況に直面し、竹でできた六角箸 の推奨をし始めました。竹の六角箸はとても軽くて持ちやすく、六角の形は食材がつかみやすいのでオススメです。箸の長さも子どもの手のひらの大きさに合ったものでなくては使いにくいということも分かりました。キャラクターものの箸でないとお子さんは喜んでくれないかもしれませんが、箸の練習には使いやすい道具であることが最重要なのではないかと思います。次にご紹介したいのはやってはいけないお箸のルールです。“忌みばし”をご存知でしょうか?大人の方なら、名前まではわからなくてもひとつやふたつは聞いたことがあるはずです。忌みばしは非常に多くの種類があるそうですが、ここに挙げる9つはぜひ覚えておくとお子さまの将来きっと役に立つことでしょう。**********(a)刺しはし……滑りやすい食材を箸で突き刺して食べる行為(b)かきはし……皿のふちに口をあてて食べ物をかき込む行為(c)ねぶりはし……はし先を舐める行為(d)かみはし……はし先をかむ行為(e)寄せはし……はし先で皿などを自分の方に引き寄せてくる行為(f)握りはし……はしを握ったままの手で茶碗などを持つ行為(g)迷いはし……何を食べようか迷って、はしであちこちを指す行為(h)探りはし……底の方に何が入っているかかきまわしてさぐる行為(i)渡しはし……食器の上にはしを渡す、また食器のふちにかける行為(『子どもとマスターする49の生活技術(3)』より)**********これらを日々の生活の中で少しずつ覚えていけるといいですね。帰省先のご主人のご両親と食事をするとき、知っているのといないのとでは印象が違う ように思います。----------いかがでしたか?あいさつも食事のマナーも、私が子どもだったころは自然と近くにいた祖父母が教えてくれたように記憶しています。日々子育てに追われる中、他のことも注意しなくてはならないママたちにとって、細かいマナーをひとつひとつ教えていくのも大変です。親戚の家にお邪魔する機会は、もしかしたらママたちにとっては“わが子のしつけが行き届いていないと指摘される憂鬱な日”かもしれませんが、そういう場にお子さんが実際に居合わせ、そこにいる年配の方々から注意を受けることがあっても、それを機にマナーを身につけることができれば良いと思いませんか?注意されたことが記憶として残り、自然とできるようになるのですから。子育ての一端を親戚の方々にも担っていただき、子どもの成長を楽しみに感じてもらえるといいですね。【参考文献】・『子どもとマスターする49の生活技術(3)(イラスト版 子どものマナー)』子どもの生活科学研究会・編集●ライター/あしださき(元モデル)
2016年08月08日毎日を慌ただしく過ごしていると、自然に触れる機会はなかなかないですよね。ちょっと疲れているときは、自然体験型レジャーがおすすめ。広い青空と豊かな緑、すがすがしい空気に包まれるリフレッシュタイムをぜひ!収穫体験をしたのは読者の片山さんファミリー今回、野菜の収穫体験に挑戦したのは、片山博子さん、剛さん、綾ちゃん(4歳)。綾ちゃんは「ニンジンは好きで、葉っぱ(葉物野菜)は嫌い。畑で蚊に刺されたらイヤだな〜」と、虫よけスプレーを入念にシュッシュッ。収穫、楽しめるかな…?Let’s 収穫体験♪片山さんファミリーが訪れたのは、千葉県木更津市にある「農業公園ぽんぽこ村」。ガイドの三上徳之さんからその日に採れる野菜の説明を受け、手袋と長靴を装着して収穫開始!採れ頃の野菜の見分け方や、収穫方法、おいしい食べ方などを教えてもらいながら、1時間ほどかけて順番に数種類の野菜を収穫していきます。まずはヤングコーンを収穫。「皮を優しくむかないとコーンが折れちゃうよ」と教えてもらいます。3人とも生のヤングコーンを食べるのは初体験。無農薬だけに虫が付いたものもありましたが、取り除いて味見しました。一本ずつ甘さが違い、野菜にも個性があることを発見!「キャベツの根っこはこんなに立派なんだね」と、スーパーでは見る機会のない、野菜のありのままの姿に感動!ママやパパも初めて知ることがたくさん♪「ジャガイモはどこにあると思う?」の問いに「土の中!」と綾ちゃん。宝探しの感覚で掘っていくと、出てきました!自分で採った野菜をいただきまーす!「採れたてを味わおう!」と、 施設のバーベキューセットをレンタル。野菜が焼けていく、甘く香ばしいにおいに、みんなの食が進みます。食べきれなかった分はお持ち帰りに。予想以上の楽しさに大満足でした!始めは虫刺されを気にしていた綾も、だんだん収穫に夢中になって、途中からは虫の存在を忘れるほどでした。大好きなニンジンは抜くのに意外と力が必要だったのですが、一人で頑張って引き抜いている姿にちょっと感心。親子で力を合わせてキャベツを抜いたり、ヤングコーンの味の感想を言い合ったりと、家族みんなの心に残る、とっても楽しい一日になりました!●取材協力農業公園ぽんぽこ村年間を通して約50種類もの野菜を収穫できる観光農園。野菜はすべて無農薬。年に数回訪れるリピーターも多い。旬野菜収穫コースは、大人(中学生以上)2800円、子どもは保護者同伴で無料。この他、バーベキューレンタル(3240円)や、収穫する野菜に応じた別コースもあり。DATA千葉県木更津市牛袋野506TEL090 - 1666 - 2616自然体験は子どもの「生きる力」も育む自然体験は子どもにとって「なんとなくいいイメージ」がある人も多いでしょう。近年では、学術的な研究でも「幼少期からの自然体験は子どもの『生きる力』を育み、将来の『社会に生きる力』にも通じる」という報告があるそう。自然体験で育まれる「生きる力」とは…?【1】感じる力絵や活字で得てきた知識が、自然の中でホンモノに触れて「実感」として結び付きます。この経験が物事を「自分事」として捉える力=「感じる力」を伸ばします。【2】共有する力見て、触れて感じたことを家族と話し合うことが情報を「共有する力」に。いろいろな感じ方があることを受け入れていくことが「協力し合う力」に発展します。【3】チャレンジする力自然の中では初めての体験もたくさん。「挑戦」「失敗」「成功」を繰り返しながらやり遂げる喜びを感じ、いろいろなことに「チャレンジする力」が強まります。【4】発見・工夫する力不思議な現象に触れると、「なぜ」そうなっているのかと、自ら考える機会に。主体的に考えることは、「発見する力・工夫する力」を育みます。【5】思いやる力自然環境はさまざまな生き物と出合う場所。それらが人間と共に生きていることを実感し、お互いに「育ち合う・支え合う」大切さを学ぶことにつながります。【6】自らの身を守る力規則やルールを守って行動することを通して、自然の中の危険だけでなく、日常生活でも危険が潜んでいることに気付き、「自らの身を守る力」が身に付きます。●お話を聞いたのは池田まさみさんいけだまさみ/十文字学園女子大学教授。専門は認知心理学、実験心理学、発達教育工学。幼少期の自然体験と成人後の養育態度との関連等についても研究。読者ママのオススメ! 親子で楽しむ自然体験スポット貴重な休日、「さて、どこに行こう?」と迷ったとき、参考になるのはやっぱり保育園ママの口コミ。ここでは読者アンケートで「子どもと行ってよかった!」とお墨付きがあった自然体験スポットを紹介します。味覚狩り、水遊び、キャンプ…どこもお手軽で魅力的!■旬の味覚を収穫!●山梨南八ヶ岳 花の森公園DATA山梨県北杜市高根町長沢760TEL0551-20-7222年間を通じてさまざまな野菜や果物を収穫8~9月はトウモロコシ、ナス、キュウリなどの夏野菜収穫と、“完熟”トマト狩りが体験できます。押し花を使った工作や、ピザ作り(要予約)などの体験イベントもあり。公園には駐車場からリフトカーに乗っていくので、アトラクション気分も味わえます。ママの声:広々とした園内で、一日中楽しめます。至るところにきれいな花が咲いていて、ステキな家族写真も撮れました!(埼玉県/3歳と5歳のママ)●東京内沼きのこ園DATA東京都青梅市成木1-90TEL0428-74-4528肉厚シイタケを採って食べられる!3月と10月は林の中、その他の時期はハウスでと、通年でシイタケ収穫が楽しめる農園。昔ながらの自然原木栽培にこだわって育てられたシイタケは、味や香り、食感も格別。収穫したてを炭火焼(要予約)で食べれば、うま味がジュワーッと口いっぱいに!併設のカフェでは、園で育てたキノコを使った料理も味わえます。9月下旬頃から期間、数量限定でさまざまなキノコの直売もあるのでチェックしてみて!ママの声:わが子はキノコが苦手ですが、自分で採ったものはうれしそうに食べていました。収穫後は併設のキノコ専門カフェでランチや休憩ができます。(東京都/4歳のママ)■川や海で遊ぶ●千葉九十九里 海釣りセンターDATA千葉県山武郡九十九里町細屋敷663-5TEL0475-76-8678釣り初心者でも高級魚が釣れるかも!?マダイ、カンパチ、ヒラメなどの高級魚を含め、50 種以上を放流している“海の釣り堀”。エサや持ち帰り用の箱もその場で購入でき、貸し竿もあります。釣った魚は全て持ち帰りOK、釣れなければマダイ1匹をプレゼント。潮風を感じながら、家族で釣果を競ってみては?ママの声:手ぶらで釣りが楽しめます。初心者ですが、マダイが3匹釣れました!(千葉県/2歳のママ)●埼玉ケニーズ・ファミリー・ビレッジDATA埼玉県飯能市上名栗3196TEL042-979-0300都心から1時間で川遊びを満喫利用者の多くがファミリーという人気スポット。遊び広場や温水シャワー、炊事場など、子連れにうれしい設備が充実しています。夏季の目玉は、名栗川をせき止めた天然プール! 水深は深いところでも70cm 程度です。ニジマス釣り&炭火焼きも人気。ママの声:川をせき止めてつくった天然プールがスゴイ!水が透き通っていて、魚が見られることも!(東京都/3歳のママ)■手軽にキャンプ♪●神奈川パディントン・ベア・キャンプグラウンドDATA神奈川県相模原市緑区若柳1634TEL0555-30-4580(PICA 予約センター)遊園地・キャンプ場・温泉を備えた複合施設「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」の敷地内にあるキャンプ場。宿泊施設はコテージやトレーラー、オートキャンプサイト、常設テントサイトなど多種多様。園内にはプールや遊園地、アスレチックもあるので、子どもも一日中遊べます。夜は温泉で日頃の疲れを癒やすのも◎。ママの声:宿泊施設はきれいで設備も整っているので、小さな子どもでも安心して楽しめます!(埼玉県/2歳と5歳のママ)●栃木日光だいや川公園オートキャンプ場DATA栃木県日光市瀬川773-3TEL0288-23-0201キャンプデビューにおすすめ!宿泊用のトレーラーハウスには冷蔵庫や寝具などの装備が充実していて、初心者でも気軽に利用できます。フィールドアスレチックや、キャンプ場では珍しいキッズコーナーもあり、子どももたっぷり遊べます。稲刈りや燻製作りなどの体験学習(要予約)にもチャレンジしてみて。ママの声:ちょっと足を延ばせば日光江戸村などもあり、観光の拠点としてもおすすめです。(東京都/1歳と4歳のママ)●神奈川BOSCOオートキャンプベースDATA神奈川県秦野市丹沢寺山75TEL0463-75-3273ビギナーからもベテランキャンパーからも人気人工的な造成をしていない、本来の森林を満喫できるキャンプ場。水汲み場は天然の湧き水で、飲用OK。自然が維持されているから味わえる、このスポットの魅力の一つです。常設のピザ釜を使えば、手作りピザや肉料理なども調理可能。おいしい料理と冷たい天然水、澄み切った空気を存分に味わって。ママの声:キャンプ仲間の家族と行きました。遠すぎず、集まりやすい程よい距離です。ピザ釜で作るピザがとてもおいしい!(神奈川県/3歳のママ)●栃木ツインリンクもてぎ森と星空のキャンプヴィレッジDATA栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1TEL0285-64-0001(代表)森の中で贅沢なグランピング体験をしよう!今年3月にグランピングエリアを導入し、リニューアルオープンしたニュースポット。ソファやベッドなど、ホテル並みの設備が整ったテントでキャンプをする“グランピング”が楽しめます。バーベキューもホテルのシェフが厳選した食材を使う贅沢仕様。おしゃれな空間でリッチに過ごすキャンプは、いつもとはひと味違った思い出になりそう!ママの声:施設内の「ハローウッズ“遊びの森”」には、アスレチックや迷路、探検コースなど子どもの好奇心を刺激するアクティビティ̶が充実!(埼玉県/4歳のママ)
2016年08月03日運動の発達も遅かった長男Upload By モンズースー息子が3歳頃のことです。もともと発達が遅く、療育を受けながら言葉が増え、他の人と少しづつ話せるようになってきたとき、運動面の発達の遅れが目立ってきました。トランポリンの上では立てず平均台は登れません。走り方も独特でダバダバ走るので遅いのです。ジャンプができない、体育座りができない…どれもそれほど気にすることでもないかな、と様子を見ながらも「しつけの問題」なのか「療育が必要」なのか迷いました。姿勢が維持できず食事中に机に脚を上げたり、顔を乗せるようになり、このままでは小学校に入ったら困るのでは…と思い主治医に相談しました。すると、理学療法を勧められました。理学療法士の先生に見て頂くと、筋力が弱く姿勢の維持が困難であることがわかりました。坂道や階段を上ったり下りたりする練習や、やわらかい素材のマットを踏み込む練習などをして体の使い方を教えてもらいました。Upload By モンズースー運動は不得意なことなので本人も積極的ではありませんでしたが、少しづつですができることが増え、4歳頃には両足のジャンプができるようになりました。姿勢が悪いと「なまけている」「しつけが悪い」ように見えてしまいますが、中には姿勢の維持が困難な子もいるのです。
2016年07月29日平成ママ vs 昭和かあちゃん 食い違う子育てセオリー!?お義母さまとの子育てギャップエピソードお義母さまの時代では「しつけ」で通ったことも、今の時代は虐待やネグレクトなどと言われかねません。「風邪引いたら厚着をさせる」「夏でも外で遊ばせる」などの考えも、今では古いとされていますよね。このように時代とともに子育て法も変化しているため、お義母さまと平成ママの間にギャップが生じてしまうこともしばしば。今回はみなさまから寄せられた「平成ママ vs 昭和かあちゃん! お義母さまとの子育てギャップエピソード」を紹介します。イラスト:春吉86%《昭和 vs 平成》時代が違いますからー!!赤ちゃんへのご飯の食べさせ方。昔は白飯を親が噛み砕いて赤ちゃんに口移しで食べさせていたとのことで、やりたがって困った。虫歯がうつるから絶対にやめて!と言っても、「私は虫歯ないわよ」と言い張る始末(そういう問題じゃないよ…)。後になって、義母がピロリ菌の保菌者であることがわかって戦慄した…!(オレンジ)昔はおむつがとれるのが早ければ早いほど優秀という考えだったらしく、1人目の子育て中は毎回電話のたびに、「おむつは外れたか、トイレトレーニングはまだか」と生後3カ月(!)の頃から言われ続け、ホトホトうんざりした(オレンジ)子どもの手足が冷たいと「風邪をひくわ。何か着せてやって!」と言う義母。最近は「子どもは薄着させて健康に!」という流れなのに…(ひーちゃん)風邪の時にお風呂は絶対ダメだと思っている。「熱が高くなければ衛生を保つために汗を流した方がいいんですよ〜」と言っても聞く耳もたず。薬も飲めば飲むほどいいと思っていて、自分が病院にかかった時に多めにもらった抗生剤を溜めておき、子どもが風邪を引いた時に飲ませようとする。ビタミン剤や胃薬も一緒に勝手に調合して… 危ないから本当に止めてほしい!(ぽこ)孫にはとにかくあま〜いお義母さま夫の実家に行った時、何度言っても子どもたちがソファーで跳び跳ねたりドタドタ走り回ったりしていたので、きつめに叱ったところ、「ちょっと退屈して動きたかっただけなのにね〜」と義母が子どもの味方アピール。子どもたちがせっかくおとなしくなったところだったのに、すべてが水の泡になった(匿名)やってはいけないことや約束ごとを守らないので叱ると、「そんなことで怒らなくもいい」と義父母に止められる。約束ごとは大事だし、危ないこと・人に迷惑になることはしてはいけないと教えてるのに、それを止める理由がわからない…(わんぱく3人の頑張りママ)子どもがどんなに悪いことをしても絶対にダメと言わない義母。いたずらをしてる我が子に私が注意をしているそばから「いいのよ〜、元気な証拠よ〜」と。おかげで義父母の家にいる時の子どもは、やりたい放題。寛大なのはいいけど、危険なことも「いいのよ〜」なので子どもを預けることは絶対に出来ないと思っている(ぽこ)しつけは大事だけれど… それってどうなの?子どもが1歳の時、冷蔵庫を開けたら無言で手の甲をつねられた。理由は「電気代がかかるから、二度とあけないように。痛い思いをしたらもうしなくなる」と言ったことに驚愕。開けてはいけない理由を子どもに話していると「言ってもわからない年だから、体で覚えさせるのよ」と言い放った(ポン子)子どもが小さい頃、義母から「悪いことしたときは手を叩いてでもわからせるように」と言われたが、私は叩くよりも悪いことを言葉で伝えることを選んだ。子どもは小学生になったが、いまだに小さい頃のことを言われる(こうあゆママ)義母の甘やかしのせいで子どもがわがままに…義母は危ないことをしない限り何でも言うことを聞くというスタンスなので、娘は義母と一緒にいるとわがまま三昧。義母の家でイチゴを食べた時、ヘタが上手に取れないと娘が駄々をこねたら、すべてのイチゴのヘタを包丁でそぎ落として出してくれた。それ以来、我が家でもヘタを包丁でそぎ落としてから出せと娘が言い、ヘタくらい自分で取りなさいと毎回私が怒っている(りっちゃん)義母の家に遊びに行った時、3歳の息子に「遊んだものを片付けなさい」と注意したら、義母に「まだ片付けなんて無理や」と言われた。それ以降、家で「片付けなさい」と息子に言うと、「おばあちゃんがしなくていいと言ってた」と返され、片付けをしなくなった(ももこ)おかあさまは孫にとにかく甘く、私が子どもを叱ったり「ダメでしょ!」と軽く頭を叩くと理由がどうであれ「何でそんなことするの!?」と子どもをかばう。そのため、おばあちゃんのところに行けば自分を守ってもらえるという意識が強く、甘やかされ過ぎないかが心配(まなを)そのしつけ、ちょっと待った—!!子どもがいうことをきかない時、なぜダメなのかを根気良く話してほしいが、「いうことをきかないのなら、〇〇買ってあげないよ」と物で釣ってみたり、脅す様な話し方が困ったなあと思う(アリス)義母が非常識すぎる。なんでもグズったら買い与え、疲れたと言えば買い物カートのカゴに小学生にもなる子を入れる。後で払うからと精算前に子どもが開けてしまったお菓子を取り上げず食べさせる。外食先での子どもたちのマナー違反にも、子どもだからと知らん顔(あー)子どもが悪さをしたとき「○○に怒られるよ!」という叱り方をするのは、何が悪いのかが伝わりにくく良くないので止めていただきたい(ぽんせん)食べ物にまつわる子育てギャップ食事の時、子どもが嫌いなおかずも食べさせたいが、義母は「無理に食べる必要はない」という考え(みうたろう)アレルギー持ちの子にアレルギーのある食べ物を与えること。昔はそんなの関係ないし、アレルギーの物を食べたら抗体が出来てアレルギーがなくなると言ってきかない(わんぱく3人の頑張りママ)離乳食を張り切りすぎて、塩でまぶした塩辛い魚を与えようとしたり、たくあんを与えようとしたり、サジを舐めて口移ししたり、ダメなことをしてくれる! 「やめて」というと不機嫌になる(てやんでい)これは参考になった!お義母さまの子育て法子どもがごはんを食べなかった時、義母が「私が食べちゃうよ」とうまく競争心を煽って食べさせていた(みい)「もしあなたが逆の立場だったらどう思う?」と子どもに直接問いかけること(あんふぁん大好きふみこ)高価なおもちゃなんてなくても、家にあるもので親が子と一緒に楽しんで遊ぶだけで子どもはとっても楽しい!ということ。義母はアイデアマンで家の中のいろいろな物がおもちゃに変身する(りっちゃん)お礼はその時に言ってもまた次の日に会った時にもう一度言うことを学んだ。子どもたちもちゃんとそれができるようになった(PAN)子どもが何かたずねてきたら、まずはやさしく「はあい」と返事をして相手を受け入れてあげることが大事だと身をもって教えてくれた。話をしっかり頷いて聞いてあげることの大切さを学んだ(ブーやん)
2016年07月20日「うちの子、寝付きが悪くて」とお悩みのママさん・パパさんは多いことでしょう。子どもにとって睡眠時間は成長のための大切なもの。なかなか眠ってくれないと大きくならないのではないか? 健康を害してしまうのではないか?と心配になってしまいますよね。ガンコな寝グズリや夜泣きにつきあい続け、気づいたらずっと睡眠不足だった。いつもイライラしているし、いつか子どもにあたってしまいそうで怖い……という話もよく聞きます。簡単に子どもを寝かし付けられるテクニックがあればぜひ知りたい!そんな声にお応えして、今回は寝かしつけのコツや小ネタを、街の保育士さんたちに聞いてみました。さて、プロはいったいどのようなスゴ技で子どもたちを眠りに導いているのでしょうか?●(1)小ワザその1:足マッサージ作戦『足をマッサージすることですね。土ふまずの柔らかい部分を親指の腹でやさしく押してあげるといいです』(28歳保育士)『足の指を軽くつまんで、ゆっくり5〜10回程度くるくるとまわします。親指から小指まで順番に行いましょう。とても気持ちいいようで、全部の指が終わるころには眠ってしまっている子もいるほどですよ』(32歳保育士)子どもは眠たくなると手足の先があたたかくなります。裏を返せば、体の末端をあたためると眠ってしまうのです。マッサージで手足をポカポカにしてあげましょう 。きっとすぐに夢の中にいざなわれているはずです。もちろん、ギュッと強く押さないように気をつけなければなりません。子どもはオトナよりもずっと刺激に弱くできています。あくまでも様子をみながら続け、痛そうな素振りを見せたらすぐに力を弱めましょう。●(2)小ワザその2:眉間グルグル作戦『仰向けに寝かせ、指の腹で眉間をそっとなでます。そうすると自然に目が閉じるんですよね。そのまま円を描くようにグルグルこすり続けているとコロっと寝ちゃいますよ。力もいらないしすごくラクな方法です』(32歳保育士)『鼻筋からおでこまでのラインをなでなで するといいです。かわいいねっていう気持ちを込めることが大事かな(笑)』(29歳保育士)こちらも多くの先生があげた小ワザでした。眠くないと主張してなかなか目を閉じないお子さんたちによく使われているようです。マッサージと同様、力の加減には注意しましょう。ソフトなタッチでリズムよくなでてあげるのが効果的なんだそうです。●(3)小ワザその3:相手と呼吸を合わせちゃう作戦『どんなに寝グズリしている赤ちゃんでも、呼吸を合わせれば眠りに誘うことができるんですよ』(45歳保育士)自信たっぷりにそう言ったのは、この道20年以上の先生です。いったいどういうことなのでしょうか?『やり方は簡単。まずは顔を寄せて、子どもの呼吸をよく聞いてください。そして自分の呼吸を、その子の呼吸に合わせるんです。そのまましばらく、子どもの呼吸と同じタイミングで吸ったり吐いたりを続けます。このとき、自分の呼吸を子どもに聞かせるように、耳元で息をするのがポイントです。しばらくそれを続けたら、自分の呼吸をだんだん遅く、深くしていきます。するとなぜか、それにつられて子どもの呼吸もゆっくりになっていくんですよ。そうなればシメたもの。ゆっくりした呼吸を繰り返しているうちに、早ければ数分で子どもは眠ってしまいますよ』これは聞いているうちに呼吸が同調していくという人間のふしぎな性質 を使ったテクニック。言葉が通じず、なぜ早く寝なくてはいけないのか頭で理解できない赤ちゃんには、この小ワザがぴったりだそうです。●焦りは禁物!寝かしつけは大らかな心ですべての先生が共通して言っていたのは、『寝かし付けるときに焦りは禁物』ということ。『私たちプロでも、会議が迫っていて1分1秒でも早く眠って欲しいと焦っているときに限ってうまくいきません 。いっしょに寝ちゃってもいいや、くらいの大らかな気持ちであるほうが、子どもも安心しているのかすぐに寝付いてくれますね』いつまでも眠ってくれないとイライラしてしまいがちですが、そんなときこそいったん深呼吸。ゆったりした気持ちでお子さんに寄り添ってみましょう。----------いかがでしたか?特別な道具もいらず、誰でもすぐにできる寝かしつけの小ワザ、子育てに早速取り入れてみてくださいね。●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)●文/パピマミ編集部
2016年07月12日先日、しつけで置き去りにされた子どもが行方不明になるというニュースが報道されました。しつけや叱り方について様々な議論がされていますが、何が正しくて何が間違っているのかに悩むママも多いことでしょう。「こうすれば正解」というものはありませんが、やってはいけない叱り方や、叱る時のコツを知っておけば子どもへの対応も変わってくるかと思います。感情的にただ叱るのではなく、より効果的な方法を探ってみましょう。しつけに悪影響のNGワード「ママ怒るよ」「ごめんなさいは?」「ママもう知らない・勝手にしなさい」などは、しつけによくないNGワードです。知らず知らずの内に親の権力をかざしてしまう言葉は、単に「怖いから、ママに嫌われたくないから」と一時的に言うことを聞くだけでしつけとしての効果はないでしょう。どうしても感情的な言葉を発してしまいそうな時は、冷静になるために時間や距離を少し置くということも大切です。しつけによくないNGワードとしては叱る時に注意したい態度と言葉親が叱る時に少し気を付けると子どもが受け入れやすくなるポイントをまとめました。すべてを実践しなければいけない、ということではなく、まず1つでも良いので取り入ることから始めましょう。・理由をしっかり説明する「降りなさい」だけではなぜそうするのかが分からず反発を招くだけです。「それ以上登ると頭をごっつんして痛くなるから降りなさい」など理由をしっかりと伝えた上で言うと素直に受け入れやすいでしょう。2歳児などまだ言葉が分からない内であっても「言葉が分からないから説明しない」のではなく、説明を続けることで徐々に理解が深まります。説明する時はくどくどと長く言うのではなく、短く簡潔に伝えましょう。・共感する子どもがなぜその行動をとるのか、を考えた言葉かけをして共感する態度をしめしましょう。「自分の気持ちをわかってくれている」と子どもが思うことが大切です。「まだ遊びたいよね、でも・・・」などの前置きをするだけで、子どもがその後の言葉を素直に聞き入れやすくなるでしょう。・自主性を育てる言い方「~しなさい!」を「~しようね」に変えることで、自主性が育ちます。やらされた感がなく、自分で頑張った気持ちが残るので行動に移しやすくなります。・ワクワクする言葉を使う「掃除しよう」→「掃除したらピカピカになるね」、「野菜も食べなさい」→「野菜を食べたら強く(大きく)なれるよ」など、子どもがワクワクするような言葉を付け足しましょう。子どもにもイメージしやすくなりますし、「それならやってみたい」という気持ちが育ちます。・褒めることも忘れずに一番大事なのに一番忘れがちなのが褒めるということです。普段から行動を褒めてもらっている子どもの方が、親からの注意を素直に聞き入れやすくなります。いいことができた時はもちろん、普段できないことをできた時、自主的に行動した時などにも褒めてあげましょう。頑張りを認めてもらったことは自信へとつながります。執筆していて、「ママもう知らない」などは、私も言ってしまうことがあると反省しました。逆に「ご飯を食べたら強くなれるよ」などと言うと、確かに頑張って食べようとすることが多いと感じます。頑張って食べた時はその場で褒める、ということも大切ですね。悪いことは悪いと教えながらも、子どもの気持ちを大切に、感情的に叱らないということを肝に銘じていきたいと思いました。少し言葉を変えるだけでも印象は変わります。普段から意識してみましょう。
2016年06月24日人とコミュニケーションを取る上で、話す・聞く力は大切なもの。臨床心理士の伊志嶺美津子さんが答えます。illustrationKAWAZOE MutsumiQ.話をしっかり聞ける子になるにはどうしたらいいですか?4歳の息子は人の話をしっかり聞いて行動するのが苦手です。園でも先生の話をよく聞いていないため、工作活動が特に苦手です。絵本を読み聞かせるときも聞いていないことがあります。[東京都・よもぎこ]A.家庭でのコミュニケーションを丁寧に行いましょう4歳はまだ自己中心性が抜けていないので、自分の興味がない話には注意が向きにくい年齢です。また不安なことがあるときも、人の話に集中できない場合があります。話をしっかり聞ける子になるためには、まず家庭でのコミュニケーションを丁寧に行うことがとても大事です。日頃からママが一方的に話して、「分かった」と言えば済んでしまうようなやりとりが多いと、人の話を聞き流すようになってしまいます。また、子どもの顔を見て、子どもの興味や関心に合った話をすることも大切です。自分のことを分かってもらえたという経験をたくさん積み重ねて、子どもは人の話を聞く姿勢を身に付けていくものなのです。工作が苦手なのは、手先が不器用だったり、空間を把握する力が発達途中なせいかもしれません。褒め過ぎる必要はありませんが、「ここはよくできたね」「すごいね」とお子さんの作品を認めて自信を育てていきましょう。園の先生はお子さんの個性を理解しているはずですから、相談してみるのもいいと思います。お子さんがやりたいことや、泥んこになって遊ぶなど、園でさまざまな経験ができるといいですね。そしておうちでも、興味を持ったことに取り組める環境を用意して、お子さんが自分の意思で選び、行動できるように見守っていきましょう。
2016年06月22日子どもはかわいいはずなのに、子育てをしているとイライラして、つい大声を出してしまったり、手を上げてしまったり。そんな自分に自己嫌悪におちいっているママも多いのではないでしょうか。さら助産院(埼玉県)のベビーマッサージクラスで開催されたミニ講座「たたかない・どならない子育て」にて、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事などを務める高祖常子さんに話を聞きました。子育て中はイライラするのが当たり前講座に集まったのは0歳児の赤ちゃんとママ12組。講座は、ママたちに、「たたかない、どならない育児」と聞いて思うことを、一言ずつ話してもらうところからスタート。「しつけに厳しい父にたたかれて育った。子どもとどう向き合ってよいのかわからない」、「よその親が怒鳴っているのを見ると、将来ああなるのはイヤだなと思ってしまう」、「上の子がイヤイヤ期。毎朝、『今日は怒らない』と決意するのに、夕方には怒ってしまい、自己嫌悪になる」などの意見が出ました。うなずきながら聞いていた高祖さんは、「これから子どもが成長する過程で、イライラする瞬間は絶対にあります。そのときの対処方法を知っておくと、どなったり、たたいたりすることを避けられます」。赤ちゃんが泣き止まないときは?~これだけはやらないで!「0歳時の赤ちゃんに対しても、『泣き止まない』などの理由でイライラすることはありますよね。未熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんにとって、泣くことは生きるための手段なのです。お腹がすいた、眠いといった理由だけでなく、なんとく気分がすっきりしない、という理由で泣くこともあるでしょう。何をしても泣きやまないときは、『泣きたい気分なのね』と泣かせてあげればいいのです」。高祖さんが挙げた、赤ちゃんが泣き止まないときでも、やってはいけないこと。・強く揺さぶる・投げる・口をふさぐ・たたく以上は、赤ちゃんの命を守るためにも、絶対にやめてくださいとのこと。イヤイヤ期はどうする?~「たたかない」と決める「自我が出る2~3歳は、『イヤイヤ期』と言われますが、これは成長のステップ。自分の気持ちを表現できるようになったということです。ただ、相手のことを考えたり、場の雰囲気を察したりすることはできない、気持ちを切り替えることも難しいので、大人にとって大変な時期であることは確かです。でも、子どもの主張を『ダメ!』と押さえつけてしまうと、自己表現の機会を奪ってしまいますし、たたいて言うことを聞かせる方法を取ると、親の顔色を見て行動する子になってしまうかもしれません。『軽くたたく』のつもりが、エスカレートする危険性もあります。とにかく、『たたかない』と決めてください」。子どもの困った行動には?~まずは子どもの気持ちを受け止めるでは、子どもが自分勝手なことを言ったり、迷惑な行動を取ったりした場合、どうすればいいのでしょうか。「怒る前に子どもの感情を受け止めることが大事です。たとえば、靴を履かない子に、頭ごなしに『履きなさい!』とどなるのではなく、『そうなんだね。履きたくないんだね』と気持ちを代弁してあげる。『じゃあ、これとこれ、どっちを履きたい?』と本人に選択肢を与えてあげるのもいいですね。部屋で棒を振り回そうとする子に、『ここでは危ないからやめてね』と制止するのはもちろん。でも、何度もやるのなら、それはやっぱりやってみたいから。『ここは危ないけど、人がいない公園ならいいよ』、『風船で作った棒ならいいよ』など、代替案や条件を示してあげたり、『どこならいいかな?』と一緒に考えたりするのもいいですね。威圧するのではなく、自分で考えて行動するように導いてあげることができれば、社会に出てからも、自分で判断・行動できる子になります」。上の子に厳しく当たってしまう場合は?~上の子に向き合う時間を作る「ママが赤ちゃんのお世話で大変なときに、上の子にわがままを言われて、イライラして当たってしまうことも多いですよね。そういう場合は、たとえば、『おっぱいが終わったら、二人で絵本を読もうね』のように、具体的な約束をしてみましょう。月一回でもいいので、下の子をパパに任せて上の子に向き合う時間を作ってあげるのもいいですね。おいしいおやつを食べて『ママと○○ちゃんとの秘密だね』と伝えたら、上の子はきっとうれしいはず。頭をなでたり、下の子に優しくしてくれたら『ありがとう。うれしそうだよ!』とほめて、下の子の気持ちを伝えましょう。心を満たされると、下の子にも優しくできるようになります」。ママのイライラを逃す方法を知っておこう「イライラしてたたいたり怒鳴ったりしそうになったときに、クールダウンする方法を知っておくといい」ということで、高祖さんのおすすめは、たとえばこんなこと。・子どもから離れる・深呼吸する・数を数える・お皿洗いなどで心を浄化する「触ってはいけないものは高い場所に片づけておく、お菓子売り場を通らない工夫をするなど、イライラする要因を排除することも大切ですね。また、日頃から少しでもリラックスする時間を作って、ガス抜きすることも必要です。一時託児サービス利用したり、パパに預けたりして、1時間でも2時間でも、一人になる時間を作ってください。家事もがんばりすぎないで、疲れた日はお惣菜を買うなど、手抜きをしてもいいのです」。相談できる人を見つけよう「日中一人でがんばっているママには、大人の会話をしたり、小さなことを相談したりできる人が必要」と高祖さん。「まずは、パパと向き合うことをあきらめないで。二人で、『子どもにはどんな大人になって欲しいか』を話し合ってみることも必要です。一時的な感情を子どもにぶつける対応が、思い描く将来のわが子の姿につながるのか、ということも見えてきます。でも、パパは帰りが遅かったり、話を聞いてもらえなかったりすることがあるかも。そういう場合は、両親でも、ママ友でも、行政の担当者でもいいので、とにかく相談できる人を見つけて欲しいですね」。私も7歳と3歳の育児中。毎日、仕事も家事もするべきことは山ほどあって、そのうえ子どもたちが思い通りにいかないと、ついつい大きな声に。子どものためにはならないと、わかってはいるのですが。早速、「どなりそうになったら深呼吸」を実践してみようと思います。取材協力:さら助産院特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月20日長男5歳。小学校入学も控え、いよいよ本格的に「しつけ」を考える年齢になってきました。以前より口うるさく言う機会が増えてきたのですが、正直、心の中はモヤモヤでいっぱいです。子どもが言うことを聞いても嫌なムードが残り、何だかスッキリしない…。そもそも「しつけ」って、何だろう?子どもに偉そうに指示を下し、「あなたのためよ」とお決まりのセリフで押し付けるのが、本当のしつけなんだろうか?そもそも私って、子どもをしつけられるほど立派な人間だったっけ…そう、悩み始めたのです。 ほんとうに「子どものため」?悩みながら気付いたのが、まず自分が「しつけ」という言葉をうまく飲み込めていないということ。それは、子ども時代の記憶があるから。子どもの頃は、「しつけと称して偉そうにしたり、怒る大人」に嫌悪感を感じていたのです。同時に思い出されるのが、「あなたのため」と口うるさく言われた記憶。たしかに親になってみれば子どものためを思って言うのですが、子どもの頃を思い出すと、親の言う「あなたのため」が時々「押し付け」に感じるときもありました。そういうときに限って、よく考えると「親のため」も絡んでいるのです。たとえば「親の体裁のために勉強してほしい」というように。では、本来のしつけって何でしょうか?それは「子どもが自分で自分の身を守り、また他人と社会でうまくやっていくための習慣作りの基盤」となるものです。たとえば、子どもが健康で、安全に生きていくために。友達と遊んだり、ケンカをしても仲直りして、信頼関係を築いていくために。社会に出て周囲と協力して夢を叶え、恋人や家庭を作り、やがて我が子を育てていくために。そうやって子どもが自分らしい人生を歩める基盤を、いま形作ることがしつけなのです。子どもにどう育ってほしいのかじっくり考え、しつけの定義をしっかり定めておくと、「しつけと称して偉そうになる」ことは防げると気付きました。本来の自分とのギャップもう一つ引っかかるのが、「自分は子どもをしつけられるほど、きちんとしていたかな?」ということ。そこまでひどい人間だとも思いませんが、独身時代は夜更かしが好きでしたし、休日はパジャマのままダラダラ、テレビだって付けっぱなしでした。「本来の自分」だって、子どもに威張れるほど立派な人間ではないのです。だからさも偉そうに口うるさく言う「ママとしての自分」とのギャップを、気持ち悪く感じていたのでしょう。そして子どもはその違和感にも、必ず気付くものです。そのギャップをなくすためには、まず本来の自分がしっかり生活することです。早く寝てもらいたいなら、自分が早く寝る。勉強して欲しいなら、自分が勉強する、という風に。子どもは親の真似が大好きですし、親の背中を見て育ちますから、効果はあるでしょう。基本は自分がしっかり生活をし、子どもに声をかけるときはしつけの定義を思い出すこと。そうすることで「偉そうに」「口うるさく」「押し付けるように」ならず、自然としつけることができると思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月17日ぶっちゃけうまくいってる? 困った? 助かった?実録! お義母さまとの同居・近居エピソード「スープの冷めない距離」とはよく言ったもので、同居・二世帯同居・敷地内別居・近居など、さまざまな形態でおかあさまと暮らしているヨメのみなさま、いつもおつかれさまです! 今回はそんなみなさまに「お義母さまとの同居・近居で困ったコト、助かったコト」を教えてもらいました。近い将来、そうなるかもしれないママたちも、そうではない人も必見のエピソードをたっぷり紹介します。イラスト:春吉86%近くてヨカッタ! お義母さまに感謝家族みんなでインフルエンザにかかった時、自分が動けなかったのですごく助かった(、p、p)私が大病を患って緊急入院し、2カ月病院から出られず。子ども3人と夫は、実家で食事をしてなんとか乗り切ってくれた。退院後も、お裾分けをくれたり食事に呼んでくれたりしたので、リハビリや療養に専念することができ、本当にありがたかった(あのしゃ)仕事中に子どもが体調が悪いと連絡があると、私の代わりに迎えに行ってくれるのでとても助かる(モコモコ)こ、こ、怖すぎる〜! 監視しないでっ夜、窓の外が気になったので窓のカーテンを開けたら、白い顔がボーっと浮かび上がり思わず悲鳴をあげてしまった! 義母がうちの様子を覗いていたことがわかった…(nana)自転車ですぐに来られる距離なので、監視されている感じ。「こないだ通ったけど、夕方は出掛けていたみたいね」など常々言われる(ここてぃ)義理の家族が隣に住んでいる。最初の頃はやたらと玄関チャイムを鳴らされたり、まだ赤ちゃんだった長女を勝手に連れて行かれたりした…。また、窓から覗かれることもよくあり、とても怖かった(つぼゆ)何は無くとも同居はツライよ…義母はいつも自分の部屋ではなくリビングでテレビを見ながら着替える。下着姿でウロウロしている時があり、見たくないし困る…(ぽとと)子どもが悪いことをすると、義母と夫が一緒になって叱るので、私が子どもの逃げ場になってあげないと…と思い子どもをかばうと、「そんな甘い態度ではだめだ」とWで説教をされる。トホホ…(よっしー)とにかく過保護で心配性な義母。娘が幼稚園の頃、冬は風邪を引くからと公園遊びを禁止された。母親の私の意見は全く聞き入れてもらえず、かなりストレスが溜まった(くいしんぼ)私の子育て方法にケチをつけてくる!(あひと)突然の訪問はヤ・メ・テ・ッ!!よく孫に会いに来るのはいいが、事前に知らせてほしい。突然だと慌ててしまうので…(みうみう)歩いて15分の距離に住んでいて、毎週一度は必ず会う。土日はアポなしで来るので困る。部屋がハチャメチャで家族全員パジャマでダラダラしている時でも突然来るので、土日は朝からいつ来るかとドキドキする(みーぶ)雨が降った時に洗濯物が干しっぱなしだと、頼んでもいないのに家に入って取り込んでくれる。それはそれでありがたいけど、勝手に入られるのは微妙な気がする…(あっちゃん)同居・近居も悪いことばかりじゃない食費をかなり負担してもらい助かっている。メニューを考えて買い物してきてくれることも多い(はるタン)野菜をたくさんお裾分けしてくれて家計が助かる。晩御飯のおかずを分けてくれたりする(ハセ)子どものお弁当作りとか家事を手伝ってくれるので本当に助かる(リンリンちゃん)雑草が生え放題の庭の草抜きをしてくれたり、垣根を切ってくれたりする。指定のごみ袋も同じなので、ゴミ袋に入れてあとは捨てるだけの状態にしてくれるので、とっても助かっている(hani)いくら近いからって頻繁に呼び出さないで!電車1本で行ける距離なので、「おいしいお肉いただいたのよー食べにきて!」とか「庭のお花がきれいに咲いているのよ〜」などしょっちゅう呼び出しがある(汗)(たか)「家に来て〇〇を入力してほしいんだけど」「プリンターを買っておいてくれない?」「ワインを注文してくれない?」などなど、やたらと使われる。私も仕事が忙しい時は断るけれど、年に数回子どもを預かってもらうこともあるので、無理して頼みを聞いたりもする(なお)ちょっとしたことで呼び出されることがツライ。体調が悪いと夫に電話してきて、結局私が様子を見に行くことになる。行ってみると意外と元気だったりして…(大ママ)気を遣わないはずの実母との同居でもトラブル多発!?実母と毎日のようにケンカになる。母は私(1人っ子)を育てた経験しかないが、孫は男の子2人兄弟。子育ての大変さに驚いている。子育ては口を出さないでほしい(MO2)留守番をしてほしい時に自分の用事をどんどん入れてしまっていたり、お願いした日を忘れてしまっていて出かけてしまう。母がいるものと思って子どもにカギを持たせていない日に母はそれを忘れて出かけてしまい、子どもたちが家に入れなかったことがある(こだぬき)うまくいく秘訣は“つかず離れず”近くに住んでいるが、お互いあまり干渉しないように心がけている(はずきさん)家が近くお互い行き来していることもあり、義母は我が家の合いカギをほしがる。夫にも言っているようだが、私は断固拒否! 合鍵が作れない特殊なカギなのでと説明しているがどう思っているのか…。カギは渡さない、それだけは譲れない!(そらてり)同居は無理だと判断し近居にした。週末は気軽に遊びに行ける距離なので、子どもと夫だけで行くことも。お互い干渉しすぎないし、自分の生活のペースが保てるので、仲良くできているのだと思う(ぴっころりん)
2016年06月15日こんにちは、ママライターの木村華子です。北海道七飯(ななえ)町東大沼付近の林で、田野岡大和君(7歳)が行方不明になっていた事件は、2016年6月3日朝、陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の小屋で雨宿りする大和君を隊員が発見する、という嬉しいニュースで幕を閉じました。大和君の無事が確認され、同じ世代のお子様を持つパパ・ママたちの中には、ホッと胸をなでおろした方も多いのではないでしょうか。私自身、もしも山中で一人きりになっているのがわが子だったら……と、遭難中の大和君が抱く心細さや恐怖を思い、他人事とは思えない1週間を過ごしました。大和君の行方が分からなくなった時点から、ちまたでは“置き去り”を虐待だとする意見 が飛び交っています。『山の中に子どもを置き去りにするのは、しつけではなく殺人同等!』『あきらかに虐待。または、ネグレクトの一つだと思う』などなど……。と同時に、ネット上では「自分も子ども時代、置き去りにされたことがある……」という声も少なくはない様子。大和君と同じく、ドライブ中に車から降ろされた経験談や、ソフトなものでは買い物中にスーパーで置き去りにされたなど、これらのエピソードを見ていると、確かにありがちなしつけ方法であるかのようにも思えます。「私もそうだった!」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?児童虐待が叫ばれるようになった現代だからこそ問題視されるしつけ方法ですが、一昔前までは決して珍しい行為ではなかったのかもしれません。そこで今回は、現在子育て中のママたちが幼少期に受けた“自分の子どもにはしたくないしつけ体験” を取材いたしました。●自分の子どもには絶対にしたくない“しつけ”の体験談●(1)おばあちゃんにお灸を据えられた『おばあちゃんちでイタズラすると、文字通り“お灸を据えられていた”。指のつけねにモグサを据えて、そこに火をつけるんだけど、子ども心にスゴい恐怖だった……。あんな教育法が、古き良き風習っぽくなっているのが理解できない!完全な体罰で、虐待だと思う』(30代・小2のママ)●(2)先生に全力でビンタされた『小学校に、怒ると全力でビンタしてくる先生がいた。でも、なぜか生徒には懐かれていた。怒るととても怖いけど、褒めるべきときにはしっかり認めてくれる先生だった。今では考えられない。たとえ良い先生だとしても、私なら一発でもわが子をビンタした時点で訴えそう。当時の先生はスゴいけど、全てを任せていた親もスゴい』(30代・3歳児のママ)●(3)父親に木刀を持って追いかけられた『わが家の父は、怒ると木刀を持って追っかけてきてた。実際に木刀で殴られた記憶はないから、多分追っかけていただけなんだけど、今考えれば、子どもをしつけるのに“脅す”って必要かな? と疑問に思う。下手な体罰よりも悪質な感じがする』(40代・小2のママ)●(4)母親に無視されたり悪口を言われたりした『体罰はまったくない家庭だったけど、悪いことをしたときの母親による精神的な攻撃がキツかった。「そんな子は私の娘じゃない!」と言って、ずーっと無視されたり、聞こえる場所で父親に私の悪口を言ったり……。それが虐待だったとわかるまで、結構な時間がかかった。自分が30代になった今、当時の母親がいかに幼稚だったか痛感している。ああはなるまい、と思う』(20代・6歳児のママ)●(5)置き去りや閉め出しが日常茶飯事だった『今回の事件と同じように置き去りにされたり、押入れに閉じ込められたり、玄関から閉め出されたり……というのは日常茶飯事だった。自分が親になって思うのは、正直わからんでもない……ということ。イラッとして、ベランダに子どもを出してしまいたくなることもある。でもそういうときって、しつけとかとは別の感情に支配されてるから、理解はできるけど正しいとは言えない 』(30代・5歳児のママ)●自身が受けたしつけを振り返り、子育てを見つめ直してみては?実際に子育てをしていると、虐待としつけの線引きに悩まされる瞬間は多々あります。そしてその答えはとても主観的で、個人差が生じやすいものでしょう。しかも、時代によって変化しやすいものでもあります。ある親子にとっては些細な教育方法の一つであったとしても、別の親子にそれが適応されるとは限りません。それぞれの親子に、それぞれの経験に、その答えがあるのだとすれば、「どこからが虐待なのか」を問い続けることに意味があるように感じます。ママたちが経験した「子どもにはしたくない!」エピソードは、それぞれの親子の答えが見え隠れするヒントのようにも感じられました。時には自身の幼少期を振り返って、当時どう感じたかを思い返し、現在の子育てを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年06月14日私の娘は可愛くない
パパン奮闘記 ~娘が嫁にいくまでは~
あり子のワーママ奮闘記