不妊治療中、娘の発言に驚いたママのエピソードをご紹介します。 どういうこと?第二子の不妊治療で人工授精をしてうまくいけばそろそろ着床かなというときに、娘(当時3歳2カ月)が「窓のところから男の子が見てたよ」と言いました。 その数日後には妊娠が判明!生まれてきた子は本当に男の子でした!娘はときどき生まれる前の話をすることがありますが、生まれるまでは神様のところで過ごしていたそう。お姉ちゃんと弟の3人で遊んでいたそうですが、お姉ちゃんだけは別のお母さんを選んだのでお別れしたそうです。お姉ちゃんもどこかで元気に過ごしていたらいいなと思います。 作画/大福著者:原田 貴子2児の母。子どもたちとアニメをみるのにはまっている。
2024年03月21日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間タイミング療法をしてもうまくいきません。その後、人工授精に3回トライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ。無事に移植を終えました。移植した翌日から旅行に出かけて気分転換をしたkikiさんでしたが、帰宅して早々に妊娠検査薬を試したい気持ちに駆られます。 てんさんからは、フライング検査をしないようにと注意されていたkikiさんでしたが、我慢できずに妊娠検査薬を試すと、ついに陽性判定を見ることができたのです! クリニックでの判定結果は… kikiさんのように不妊の原因がわからないケースは、不妊症の約10~15%を占めると言われています。しかし原因不明=原因がないということではなく、現時点でできる検査では原因が突き止められないということ。最近まで原因不明とされてきたものも原因が解明されつつあるので、今後治療の選択肢も増えるかもしれませんね。 少しでも誰かのためになるなら……との思いで自身の不妊治療の経験をマンガに描いたkikiさん。今、不妊に悩んでいる多くの方へ届きますようにーー。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月18日私たち夫婦は子どもが好きなのですが、何年たっても子宝に恵まれることはありませんでした。不妊治療に関して意見が分かれる中……。夫は自然妊娠を望んでおり、不妊かどうかを調べる検査に関しても消極的でした。話し合った結果、まずは私が検査に行くことに。様子次第で、夫も検査に行くと約束してくれました。 ただ夫は仕事が忙しく、余裕がないとなかなか検査に行ってくれない状況が続きました……。とんでもなく身勝手な夫後日、私は街角で夫の同僚と出くわしました。世間話をして最近夫の残業が多いことに触れると、同僚は不思議そうな顔をしたのです。繁忙期が終わり、近ごろは残業する人もいないそう……。夫も定時で上がっていると言います。不審に思った私は、帰宅後夫を問い詰めました。 夫は「ひとり飲みにハマって……」と言っていましたが、帰宅後にお酒のにおいがしたことはありませんでした。もともとお酒に弱いなの人で、進んで飲まないはずです。 そもそも私は、同僚と話す前から夫の行動を怪しんでいました。夫の上着のポケットに、高級ブランド店やおしゃれなスイーツのお店のレシートが何度か入っているのを見ていたからです。夫からプレゼントをもらえるのかと思って知らないふりをしていたのですが、どうやらそういうことではなかったよう。 その話を私が遠回しに話していると、夫はいら立ち始めました。そして自分が不倫をしていることを堂々と告げ、開き直り、ふてぶてしい態度で「俺にどうしてほしいのか言ってみろ」と言い出しました。 夫いわく、素敵な女性によそ見はしたものの、離婚したいとか不倫相手と再婚したいとかいう希望はないとのこと。主婦をする私に不満はないし、離婚したら周りに説明するのが面倒なので、現状維持を求めていると言ってきました。なんだか暗に不倫を黙認しろと言われているようで、カチンと来た私。続けて、不倫される私にも落ち度があると言われ、驚きのあまり、一瞬何を言われているのかわかりませんでした。あまりにひどい仕打ちに…数週間後。夫から突然連絡が。「不倫相手に子ども出来たから離婚な」夫は不妊の理由が自分になく、相手を代えたら案の定妊娠したのでそれが証明できたと鼻高々でした。「その子私がもらうことになったから」「え……?」私は夫の不倫を知ってから、いろいろ調べていたのです。相手を見つけ出し、不倫の内情を知りました。なんと夫は独身だと偽って、女性と付き合っていたのです。どうにかして、夫を苦しめたいと思った私は不倫相手と手を組んで、不倫相手に妊娠をしたことにしてもらいました。そして、私の言動で不倫相手に危機が迫っていると夫に感じるように仕向けていたのです。 私の作戦はうまくいき、仕返しされると思った夫は、何でも言うことを聞くから不倫相手と子どもには手を出さないでほしいと懇願してきました。おかげで慰謝料も財産分与も、私に有利なものとなりました。いよいよタネ明かし数日後、夫は血相を変えていました。不倫相手がこつ然と消えてしまったそうなのです。しかも子どもができたというのもウソだと知って、泡を食っていました。 実はこれも、私と不倫相手の作戦だったのです。私と夫との縁を切った後、不倫相手も姿を消し、彼女も夫と縁をきれいサッパリ切るという作戦。彼女の引っ越し代は私がもらった慰謝料から支払う手はずにし、彼女にも損がないようにしました。 何もかも失った夫は激怒し、私をののしりました。そこで私は先日受けた不妊治療の検査の出来事を、夫に教えてあげました。私の不妊検査の結果は良く、医師からは夫に原因がある可能性があると報告を受けたと告げました。すると夫は相当な落ち込みを見せ、意気消沈。一瞬かわいそうに思いましたが、私はそれを機に夫の連絡先をブロック。 これからは心機一転。新しい道を進み、幸せになれたらと思います。 妻に嘘をつき、不倫相手にも嘘をついていた夫。嘘というのはいつかばれるもの。その楽観的な考えが、夫がすべてを失った1つの理由ではないでしょうか。夫婦というのは、一緒に乗り越えなくてはいけない壁が出てくることもあります。そんなとき自分主体ではなく、パートナーと足並みをそろえて壁を乗り越えていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年03月18日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても、不妊の原因はわからず、半年間タイミング療法をしてもうまくいきません。その後、人工授精に3回トライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ。無事に移植当日を迎えました。移植中モニターを見ていると、管の中を胚が流れ星のようにキラッと光って通過。移植を終えたkikiさんは、子宮に行き着いた胚が無事着床することを願い、そろりそろりと歩いて病室に戻りました。 移植した翌日の予定はなんと…!? ※費用は病院により異なります。 おなかに赤ちゃんがいると思うと、不妊治療に挑戦して改めてよかったと感じるkikiさん。てんさんに移植が終わったことを知らせると、お礼の返事をもらい、ひとりじゃないことを実感しました。 移植した次の日から旅行に出かけて気分転換したkikiさんでしたが、帰宅して早々にフライング検査欲に駆られました。てんさんからは禁止令が出されていたものの、我慢できずに妊娠検査薬を試すことに……。 その結果、ついに陽性判定を見ることができたのです。 移植後はソワソワして落ち着かない毎日を過ごすよりも、楽しい計画を立てておいたほうが、気持ちがラクになるかもしれませんね。ただし、妊娠中の旅行は医師に相談してから計画しましょう。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月17日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても、不妊の原因はわからず、半年間タイミング療法をしてもうまくいきません。その後、人工授精に3回トライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! 5個の胚を凍結することに成功しました。生理が来たら次の受診のタイミングです。待ちわびていた生理が来て、いざ、移植に向けて進みます。まず、子宮内膜を厚くするために飲み薬・貼り薬・腟錠を使用し、経過を見ていたのですがーー。 待ちに待った移植の瞬間を迎え… ※費用は病院によって異なります。 あっけなく移植日が決定。kikiさんは期待しすぎないように、当日まではマイナスなことを考えていました。 そして迎えた移植日、ついにその瞬間がやってきます。星のようにキラッと光って通過した胚が子宮にちょんとくっついて、無事に移植が終わったのでした。今までたくさん薬も注射も頑張ってきたkikiさんのおなかに、ようやく胚が移植されました。移植後、慎重になってゆっくり歩くkikiさんの気持ち、よくわかりますね。このまま順調に育ってくれると良いですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月16日「不妊治療をしています」「していました」ということをなかなか周りの人たちに言いづらかったのですが、勇気を出してカミングアウトすることで、職場で配慮を受けられたり、仲間が見つかったりすることがありました。「不妊治療をしている(していた)ことを周りに伝えてよかったな」と感じた私の体験談をお伝えします。不妊治療のため、勤務時間を調整してもらえた 不妊治療を始める前は、フルタイムのパートとして週5日、1日8時間働いていました。しかし、不妊治療を始めると、治療のために休みがちになってしまいます。しかも病院からは「生理1〜3日目までに来てください」「次は明後日に来てください」と言われるので、前もって通院の予定が立てられません。 はじめは「不妊治療するなら、仕事を辞めるしかないのかなぁ」と思ったのですが、ダメ元で上司に「不妊治療を始めたいので、勤務時間を短くしてほしい」とかけあってみることにしました。上司は驚きつつも快く承諾してくれて、短時間勤務だけど健康保険もそのまま加入し続けられるように配慮してくれました。 短時間勤務になったあとは、可能な限り勤務後の時間に通院の予約を入れるようにして、できるだけ仕事を休まないように調整し、働き続けることができました。もちろんどうしても休まないといけないこともありましたが、上司も事情をわかってくれているので、後ろめたい思いをすることもありませんでした。仕事を辞めなかったことで、妊娠後も働き続けて、産休や育休もとらせてもらって育休給付金を受給できたので、経済的にも助かりました。職場には感謝していますし、勇気を出して伝えてよかったなと思っています。 SNSで同じ悩みを持つ人と繋がった不妊治療は夫婦で取り組むものですが、一般的に通院回数などは女性のほうが多く、精神的にも肉体的にも女性にかかる負担のほうが大きくなりがちだと思います。 私は不妊治療中、夫がつらさをあまり理解してくれていない気がして、気が滅入ってしまうことが多くありました。 例えば、年賀状を見ているとき。夫が「俺たちよりあとから結婚した友だちのところに子どもが生まれたんだって、早いよね」と言ってくるのです。夫に悪気はないのですが、「なんでわざわざ神経を逆撫でするようなこと言うの?」と苛立ってしまいました。 そんなときに逃げ込んだのがSNS。不妊治療中の見ず知らずの人たちと繋がり、夫への愚痴ツイートや、「つらい、しんどい」というツイートにコメントしあうことで心が晴れて、「また治療頑張ろう」という気になれました。私はSNS上では本名を公開していなかったので匿名ではありますが、治療内容や思いをオープンにすることで、心のバランスを保っていた気がします。 ママ友との絆が深まった体外受精で第1子を授かって2年、再度体外受精にチャレンジして第2子を妊娠しました。そのころ公園で仲良くなったママ友と話していると、そのママ友が「うちも2人目が欲しいけど、なかなかできないからうらやましい」と打ち明けてくれました。 私が「実はうちは2人とも不妊治療で、体外受精でね……」と伝えると、ママ友は驚きつつ「いや実はうちも今クリニックに通い始めて人工授精から始めていて……ねぇねぇ、最終的にいくらかかった? 体外受精の体への負担ってどうだった?」と、 かなり会話が弾み、自分の経験をママ友に伝えることができました。悩みを共有するもの同士、絆が深くなった気がしますし、そのママ友とは引越して離れたあとも連絡を取り合う仲です。 不妊治療中はいろいろなことをひとりで抱え込んで悩んで孤独になりがちでしたが、会社にも理解ある人がいたり、周りの友だちにも不妊治療中の人がいたので、勇気を出してカミングアウトしてよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:矢野あい子2歳の女の子、0歳の男の子の母。子どもは2人とも体外受精で授かり、帝王切開で出産。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しおみ なおこ
2024年03月16日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても、不妊の原因はわからず、半年間タイミング療法をしてもうまくいきません。さらに、人工授精に3回トライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! 合計16個採卵できたkikiさんは、体外受精と顕微授精で受精させてもらい、ついに5個の胚を凍結することができました。凍結結果の報告書を見たkikiさん夫婦は、なんとも言えない感情を抱いていたのですが−−。ようやく妊娠まで一歩前進したkikiさんでしたが、このタイミングでてんさんがまさかの退職宣言! まだまだ不妊治療にお金がかかるため、kikiさんは内心不安でいっぱい。 しかし、前々から「自分の会社を作りたい」と、てんさんから将来の話を聞いていたkikiさんは、応援することに決めたのです。移植に向けてするべきことは… ※費用は病院により異なります。 子宮の菌検査の結果も問題なく、1カ月後に移植が決まったkikiさん。生理3日目にクリニックを受診し、飲み薬・貼り薬・腟錠で子宮内膜を厚くするための指導を受けました。そうして次の受診日まで複雑なスケジュールで頑張るkikiさんなのでした。 着床率を上げるとされていることは何でも試し、初めての移植に向けてできる努力を怠らないkikiさん。皆さんは妊活中、特に気を付けていたことはありますか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月15日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間タイミング療法をしてもうまくいきませんでした。その後、人工授精に3回トライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! 採卵できた16個の卵子のうち、5個の胚を凍結することができました。受精した肧を見たkikiさん夫婦は、なんとも言えない感情を抱いていたのですがーー。夫から思いもよらぬ衝撃の告白が…! ようやく妊娠まで一歩前進したkikiさんでしたが、このタイミングでてんさんがまさかの退職宣言! まだまだ不妊治療にお金がかかるため、kikiさんは内心不安でいっぱいでした。 しかし、前々から「自分の会社を作りたい」と、てんさんから将来の話を聞いていたkikiさんは、応援することに決めたのでした。 ゴールが見えない不妊治療は、金銭面での問題に悩まされますよね。さらに妊娠・出産できても育児にお金がかかるため、不妊治療中のパートナーの退職は不安になります。 前々から聞いていたとはいえ、夫の背中を押せるkikiさんはすごいですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月14日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間のタイミング療法もうまくいきませんでした。その後、人工授精にトライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! 採卵できた16個の卵子で、体外受精と顕微授精に挑戦します。受精の結果が気になって仕方ないkikiさんの元へ、ついに5個の受精卵が凍結できたといううれしい結果が届きました。 しかし、その結果には胚のグレードも記載されています。kikiさんは自身の受精卵のグレードがどの程度か気になってしまい、検索地獄にハマってしまうのでした。 報告書に書かれていたのは… 生理が終わるころにクリニックで子宮鏡検査を受け、凍結結果の報告書をもらいました。 受精した肧を見たkikiさん夫婦は、うれしさはもちろん、神秘的で感動的で、なんとも言えない感情を抱いたのでした。 ニヤニヤが止まらないkikiさん。子宮の状態も良さそうなので、移植がうまくいくと良いですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月13日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間のタイミング療法もうまくいきませんでした。その後、人工授精にトライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! ついに採卵を終えました。採卵の結果は、なんと16個! 8個ずつ、体外受精、顕微授精をおこなうことにしました。 受精結果を待っていると… 凍結結果がメールで届きましたが、kikiさんには理解が困難です。病院の先生たちはいつも忙しそうにしていたようで、詳しく聞くのも躊躇してしまいました。 しかし疑問や不安は増すばかり……。kikiさんは検索沼にハマってしまいます。 そこで改めて感じたのは、経験者の体験談はとても参考になるということ。それをきっかけに、kikiさんはこのマンガを描き始めたそうです。 少し難しい話でもマンガで描かれることによって、気軽に読むことができます。貴重な体験をわかりやすく教えてくれる方々には、本当に頭が下がりますね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月12日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間のタイミング療法もうまくいきませんでした。その後、人工授精にトライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! ついに採卵当日を迎えました。左右両方の採卵を終えたkikiさん。麻酔が効いていたからか、強烈な眠気に襲われていました。それでもなんとかてんさんへの報告をし、安静にしているとーー。 採卵の結果は… ※費用は病院により異なります。採卵前は卵胞でパンパンだったおなかでしたが、採卵後はすっきりして体が軽かったそう。採卵の結果は16個! おなかがパンパンだったことも納得です。 想像以上に順調だった採卵でしたが、最後にやってきたのは高額な請求額……。禁煙外来は保険適用なのに不妊治療は自費という事実に、違和感を覚えたのでした。 kikiさんが治療をしていた当時、不妊治療は保険適用外でした。しかし2022年4月から、体外受精や顕微授精を含む不妊治療に保険が適用されるようになりました。経済面の不安が軽減されたのはありがたいですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月11日「不妊治療を決意してから原因不明不妊がわかるまで」第16話。kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックで検査を受けても不妊の原因はわからず、半年間のタイミング療法もうまくいきませんでした。その後、人工授精にトライしても妊娠には至らず、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップ! 通院を重ね、ようやく採卵に辿り着きました。ついに採卵当日。クリニックへ行って痛み止めの坐薬を入れたのち、採血や内診を済ませたkikiさん。用意された病衣に着替えて、手術室へ案内されたのですがーー。 ついに採卵開始! 採卵がまだ終わらないうちに途中で覚醒! それに気づいた医師が、追加で麻酔を入れてくれました。 このとき、自分が何を喋ったかぼんやりですが覚えていたそう。チクチクズキズキした痛みを感じるようになり、kikiさんは「早く眠らせてくれ!!」と願ったと振り返っていました。 途中で目が覚めてしまう予想外の事態が発生しましたが、左右両方からの採卵を無事に終えることができました。これまでたくさんの苦労があったkikiさん。このあと、採卵の結果を知ることになりますが、今はしっかりと体を休めてほしいですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年03月10日私は主婦をしながら、フリーランスでイラストを描いて生活しています。子どもを望んでいますが、なかなか妊娠しないので不妊治療を始めました。治療を始めて1年。まだ妊娠には至っていません。近ごろの夫は非協力的で、タイミング法に合わせて行動することも嫌がるようになりました。子どももいらないと言い出し……。 その夫の言い分がとてもひどくて、私はショックを隠せませんでした。今さら子どもを作っても、物心ついたころには自分の母親がババアでかわいそうだと言うのです。しかし、同じように歳をとるので夫もジジイのはず。けれども、夫は自信満々。男は年齢が上がるほどモテるのだそうです。 離婚届を突きつけられて…最近、夫は会社の後輩からカッコイイなどと言われて、調子に乗っているようなのです。挙げ句、私がもうすこしマシな外見になったら、自分もやる気が出るかもしれないなどと言う始末。 ですが、その1カ月後には離婚届を突きつけてきました。理由は、子どもができないこと。 私のほうは病院の検査で問題がないとわかっており、できることを一生懸命してきたつもりです。夫は何の検査もせず、最近はやる気もなくて……。それなのに、一方的に離婚だなんてひどすぎます。 話し合うなかで、学生時代に恋人を妊娠させた過去があると夫が話し始めました。それを言うということは、内心やはり私に原因があって子どもができないと思っているようです。 そのくせ、今別れるのはお互いのためだとも話します。女性が妊娠する期間は限られているのだから、他の男性を見つければいいだろうと……。本人いわく、私とはもう無理だそうです。 偶然の再会で発覚した事実離婚してから3年。私はイラストレーターとして経験を積み、公私共に順調な毎日を過ごしていました。 ある日のこと、元夫から挙式用のウェルカムボード制作の依頼がありました。再婚した会社の後輩が私のイラストのファンだそうで……。急な依頼は受け付けていませんが、ツーショット写真を送りつけてきました。しかも、ふだんの10分の1の価格、5000円で作れと言われても困ってしまいます。 制作をかなり無理強いしてきたので断ると、離婚して人の幸せを願えなくなったんだなと嫌味まで言ってきて……。「お前捨てて再婚して正解」今度は若い奥さんの自慢をしてきました。本当にうっとうしい男です。 「よかったわね! もうすぐ子どもが生まれるんでしょ」じつは先日、産婦人科で元夫の再婚相手に会ったのです。送りつけられた写真を見て、びっくりしました。世間話をしたあの女性が、再婚相手だったなんて。世間は狭い……。ですが、もっと驚いたのは元夫が放ったセリフです。「は? まだできていないけど?」「奥さん臨月なのに?」 ここしばらく奥さんは実父の看病で実家に帰っており、元夫はおなかが大きいことすら知らなかったそうです。その後、彼は奥さんを問い詰めて修羅場になったと風の便りに聞きました。なんと奥さんから離婚届を突きつけられたそうです。おなかの子どもの父親と結婚するのだと……。 元夫が二度目の離婚。そして…赤ちゃんの父親は、元夫より一回りも若い男性。おじさんとはもう暮らしたくないと、結婚前数百万円もつぎ込んだ奥さんに言われたそうです。 離婚が決定的になると、元夫は手のひらを返したように私にすり寄ってきました。もとさやに戻るのが一番だなんて言ってきて、本当に気持ちが悪いです。 なぜ私が、産婦人科で再婚相手に出会ったのか。それは、今の夫との子どもがおなかにいるから。それを知って、子どもごと自分のところに戻ってこいと元夫が言い出したときには、驚きを通り越してあきれました。 しばらくして私は出産し、子育てに家事に仕事にと大忙し。今の夫は理解があるので、すべて分担しながら仲良く暮らしています。 ◇ ◇ ◇ 妻に寄り添うこともせず、自己中な夫とは別れてよかったのかもしれません。気づいたら自分の周りに人がいない……ということにならないよう、言動には気をつけたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年03月01日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりませんでした。治療は思ったように進まず、タイミング療法・人工授精を経て、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップを決めました。通院を重ね、ようやく採卵に辿り着いたkikiさん。ここに来るまでたくさんのお休みをもらい、職場に迷惑をかけてしまいました。しかし、心苦しさを感じながらも、不妊治療を優先させたいと再確認したのでした。 ついに採卵当日を迎え… 服薬と坐薬を続け、迎えた採卵当日。忘れ物がないか念入りにチェックし、クリニックへ。 kikiさんが痛み止めの坐薬を入れ、採血をして内診が終わると、用意された病衣に着替えて、手術室へ案内されました。ついに採卵してもらうときがやってきたのです! 採卵当日までも、すべきことがたくさんありましたが、当日の持ち物も然り。絶対に忘れてはいけないものがたくさんあり、kikiさんの緊張は続きます。 このようなときは、精神的な負担を減らせるように夫婦で一緒に持ち物を確認したり、体を労ったりできるといいですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月27日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりませんでした。治療は思ったように進まず、タイミング療法・人工授精を経て、kikiさん夫婦は体外受精へステップアップを決めました。体外受精の流れについての説明を受けたkikiさん。いよいよ体外受精に向けて、薬の服用や自己注射の日々が始まります。しかしーー。 何日も会社の休みをもらうことになり… 飲み薬と自己注射で育てた卵胞の数や大きさをチェックし、ようやく採卵できることになったkikiさん。ここまでたどり着くには、たくさんの通院が必要でした。 もちろん通院の日程は治療の進行次第……急なお休みばかりです。職場の人に迷惑をかけて心苦しい気持ちを抱きつつも、今は不妊治療に専念したいと再確認したのでした。 卵胞が育つスピードは、本人の体質などによって変わります。上司に不妊治療をしていることを伝えていたとしても、何日もお休みをもらうのは心苦しいですよね。とはいえ、人生の中で今優先したいのは不妊治療。採卵がうまくいくと良いですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月22日2年の不妊治療の末、ようやく子どもを授かった私。夫の祖父母の元へ報告に行ったのですが、そのとき義祖父から信じられないことを言われ……。 やっと授かったのに…結婚後しばらくして不妊症だとわかった私は、不妊治療を始めて2年でやっと子どもを授かることができました。妊娠の報告をしに夫の父方の祖父に会いにいくと、祖父は喜びつつ「男の子だといいなあ」と言葉をこぼします。夫の家には「長男が家を継ぐ」という昔ながらの考え方があると聞いており、夫はその跡取りの立場である長男だったため、男の子を望まれることに納得はしていました。しかし、私はそのあとに続く発言にひどく驚きます。 夫の妹も私と同時期に妊娠していたのですが、なんと夫の祖父は「もしお前さんの子が女の子で、妹のところが男の子だったら取り替えてもらえ」と言ったのです。私はデリカシーのないその発言に思わず言葉を失ってしまい、やっとの思いで授かった子どもを、なんだか家を存続させるための道具のように扱われた気がして、泣きそうになってしまいました。 すると夫の祖母が「なんてこと言うの! そんなこと言ったらだめでしょう!」と祖父を怒ってくれたのです。夫の祖父母に不妊症のことは言ってなかったのですが、思い返せばなかなか子どもを授かれず悩んでいたときに、祖父が「子どもはまだか」と言うのに対して、祖母は「今どきそんなことを言うのはおかしい」とずっとたしなめてくれていました。 本家の長男と結婚することの大変さを知ったと共に、夫の祖母のやさしさを感じた出来事です。 ◇ ◇ ◇ 「子どもを取り替えてもらえ」なんて、絶対に言ってはいけない言葉ですよね。「長男が家を継ぐべき」という昔ながらの考え方が残る家の中で、祖父の発言が人を傷つけるものだと理解し、すかさず怒ってくれた祖母の存在はとてもありがたいもの。このあと、ママが傷つくことなく義実家と関われていることを願うばかりです。 作画/さくら著者:江藤 かなこ
2024年02月20日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりませんでした。妊活はタイミング法から人工授精へステップアップ。最後と決めていた3回目の人工授精も妊娠に至りませんでした。 踏ん切りがついたkikiさん夫婦は、体外受精への挑戦を決めたのですがーー。 ついに体外受精へステップアップ! ついに体外受精へステップアップしたkikiさん。薬の服用に加え、毎日自分で注射をすることになりました。 しかし打たれるだけでも緊張しがちな注射……自分で打つのは容易なことではありません。自宅に帰って初めての自己注射は大苦戦の末、終わりました。 それ以降はこんなに苦戦することはなかったそう。刺した向きや角度が悪かったのだろうとkikiさんは振り返っていました。 緊張すると体に力が入るもの。針を刺す向きや角度はもちろん、力の抜き方や姿勢など、痛みが緩むコツを聞いておけると良いかもしれませんね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月19日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。しかしなかなか妊娠は叶わず……。不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりません。妊活は人工授精へステップアップ。2回の人工授精をおこないましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。再び人工授精を頑張ろうと誓ったkikiさん。3回目の人工授精をしようとした矢先、てんさんの長期出張が決まりました。 妊活は2カ月ほどお休みに……。貴重なチャンスを逃すことに不安や怒りを覚えたものの、kikiさんにとってこの2カ月が大きなリフレッシュ期間となったのでした。 妊活の行方 ※誤:人工受精正:人工授精 最後と決めていた3回目の人工授精も妊娠に至らず。いつも泣いていたkikiさんでしたが、今回の結果で踏ん切りがつき、体外受精へステップアップする決意ができたのでした。 Kikiさんが不妊治療をしていたとき、まだ不妊治療は保険が適用されず、全額実費負担だったそう。しかし、不妊に悩む夫婦の割合は年々増加傾向にあり、2022年4月から体外受精や顕微授精を含む、基本的な不妊治療が保険適用となりました。 それでも決して安くはありませんが、これは大きな一歩だと感じますね。妊娠・出産・子育てにはたくさんのお金がかかります。もっと子どもを持ちやすい世の中になることを願います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月17日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。しかしなかなか妊娠は叶わず……。不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりません。妊活は人工授精へステップアップ。2回の人工授精をおこないましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。つらい気持ちを乗り越えて、再び人工授精を頑張ろうと誓ったkikiさん。ちょうどそのころ、右耳が聞こえづらくなってしまいました。耳鼻科を受診するとーー。 上司に診断結果を報告すると… ※料金は病院によって異なります。※誤:こ事 正:事 ※誤:人工受精正:人工授精 ※誤:人工受精正:人工授精 ※誤:人工受精正:人工授精 2カ月ほど妊活をお休みすることになったkikiさん。妊活ができないという焦りもありましたが、出張の間は妊活のことを考えなくてすみ、心からリフレッシュできたようです。 それは、単なるお休みではなく、出張という“どうしても治療ができない状況”だったからこそあきらめがつき、気持ちを切り替えられたのだと言います。 耳の不調も治り、気持ちもリフレッシュし、また新たな気持ちで妊活に臨めるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月15日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。しかしなかなか妊娠せず、不妊治療専門のクリニックでさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりませんでした。妊活は人工授精へステップアップ。2回の人工授精をおこないましたが、残念ながら妊娠に至らずでーー。落ち込むkikiさんは、てんさんの顔を見た途端涙が溢れてしまいました。不安な思いを吐露するkikiさんを、てんさんはやさしく抱きしめるのでした。 不妊治療中、体に起きた異変とは ※誤:偏頭痛正:片頭痛 ※誤:顕微受精正:顕微授精 ※誤:人工受精正:人工授精 原因のわからない耳の不調のため、kikiさんは耳鼻科を受診しました。そこで出会ったのは、同じクリニックで不妊治療を受けていた看護師さん。 思わぬ場所で妊活の体験談を聞かせてもらえ、とてもうれしい気持ちになったのでした。 耳鼻科では「メンタルケアもしてくれる病院なのか?」と思うほど、話を聞いてくれたそうです。同じクリニックでの不妊治療を経験し2児のママになった人の存在は、とても心強く感じますね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月13日私は不妊治療で、やっと1人息子を授かることができました。心無いひと言にショック母は4人をほぼワンオペで育て上げた自負が凄くて、私が育児が大変で体がボロボロだと話したときに「あなたがやってることなんておむつ替えてミルクあげるだけのおままごとと一緒よ。本当の子育ての大変さは反抗期やきょうだいのスケジュールが埋め尽くされたときとかよ!」と言われ、すごく悲しくなりました。 「そうだね」と寄り添ってほしかっただけなのに、価値観が違うなぁと付き合う距離をしばらく置こうと思った出来事でした。 作画/さくら著者:かたやまよしこ
2024年02月12日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりません。タイミング療法を開始したkikiさん夫婦でしたが、半年経ってもうまくいかず、夫婦で話し合って人工授精へステップアップ。しかし、初めての人工授精では妊娠に至りませんでした。2回目の人工授精では、前回は感じることのなかった痛みがありました。担当した医師曰く、kikiさんの子宮が『超前屈』だったため、カテーテルを入れるのが難しくて痛みが伴ってしまったとのこと。 汗だくになりながら痛みに耐えた2回目の人工授精の結果はーー。 涙のワケ ※誤:抱え混んだ 正:抱え込んだ ※誤:人工受精 正:人工授精 「今回こそイケる」と毎回期待し、そのたびに肩を落としていたkikiさん。2回目の人工授精では「 本当にイケる」と、これまでとは違う確信に近い期待に満ち溢れていたそうです。 kikiさんはそのときの気持ちを「痛い思いをしたから尚更そう思いたかったのかもしれない」と思い返していました。 不妊治療をしていると、焦りや不安でメンタルが崩れることもあるでしょう。そんなときは、不安な気持ちを吐き出せる場所が必要です。 てんさんのように不安な気持ちを理解し、やさしく受け止めてくれるパートナーなら、安心してまた不妊治療を頑張ろうと思えますね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月11日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりません。タイミング療法を開始したkikiさん夫婦でしたが、半年経ってもうまくいかず、夫婦で話し合って人工授精へステップアップ。しかし、初めての人工授精では妊娠に至りませんでした。kikiさんは、2回目の人工授精に挑戦することになりますがーー。 2回目の人工授精は違う先生にお願いすると… ※誤:人工受精 正:人工授精 2回目の人工授精は、前回と同じことをしているとは思えないほどに痛みを感じたkikiさん。担当した医師曰く、kikiさんの子宮が『超前屈』だったため、カテーテルを入れるのが難しく痛みが伴ってしまったとのこと。 それを聞いて『超前屈』が不妊の原因なのかと心配になったkikiさんでしたが、医師ははっきり「関係ない」と否定したのでした。 妊活がうまくいかないと、些細なことでも「もしかしてこれが不妊の原因?」と考えてしまいます。ひとりで不安になったり落ち込んだりしてしまいがちですが、気になることは医師に聞いてみると安心できますね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月09日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわからないまま……。タイミング療法を開始したkikiさん夫婦でしたが、半年経ってもうまくいかず、夫婦で話し合って人工授精へステップアップすることにしました。人工授精後から生理が来るまで、妊娠したかどうかが気になって仕方ないkikiさん。「今度こそ!」と思ってフライングで妊娠検査薬を試しますが、結果は真っ白。初めての人工授精では妊娠に至りませんでした。何気ない同僚の励ましに傷つき… ※誤:人工受精 正:人工授精 こうして迎えた2回目の人工授精。初めての人工授精で妊娠しなかったため、kikiさんはネットで調べた情報を元にたくさん質問をしました。 すると「お勉強しすぎです!」と医師からやさしく一喝。「高いお金払って来てくれているんだから、気になったことはここで全部聞いて」と言われ、ホッとするkikiさんなのでした。 ネットにはさまざまな情報があり、それによって安心できることもありますが、見れば見るほど不安になるのも事実。情報に踊らされることがないように、正しい情報を扱っているサイトを見るようにしましょう。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年02月07日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわからないまま。タイミング療法を開始したkikiさん夫婦でしたが、半年経ってもうまくいかず、夫婦で話し合って人工授精へステップアップすることにしたのですが……。ついに初めての人工授精当日。てんさんに採精してもらい、kikiさんはクリニックに向かいます。採精した精子を提出し、待つこと1時間ーー。 初めての人工授精の結果は… ※費用は病院によって異なります。 ※誤:人工受精 正:人工授精 人工授精後から生理が来るまで、妊娠したかどうかが気になって仕方ないkikiさん。「今度こそ!」と思ってフライングで妊娠検査薬を試しますが、結果は真っ白。初めての人工授精は陰性に終わったのでした。 一般的な妊娠検査薬は生理予定日1週間後からはっきりとしたラインが現れます。しかし、生理予定日やその前に検査をすると、正しい検査結果が出ず、妊娠していても陰性になる可能性もあります。 初の人工授精は陰性という結果に終わったkikiさん。てんさんと一緒にこの結果を乗り越えてほしいですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年01月30日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわかりませんでした。まずはタイミング療法による妊活を始めたkikiさん。幸い、職場の上司は妊活に理解があり、肩身の狭い思いをせずにすみました。 しかし、タイミング療法はうまくいきません。kikiさんの心がポッキリ折れてしまい、夫婦で話し合って人工授精へステップアップすることを決めたのです。 人工授精へステップアップ! ※誤:施工 正:施行 ※誤:人工受精 正:人工授精 人工授精にステップアップしたkikiさん。人工授精当日はてんさんに朝早くから採精してもらうことになりました。 ところが、乗らなければいけないバスの時間までに採精が間に合わず、受診時間ギリギリに……。kikiさんはタクシーに乗ってクリニックへ急ぐのでした。 採精するのは人工授精に最適な日に合わせる必要があるので、都合の良い日程を選べません。タイミングによっては採精しづらいこともあるでしょう。病院を受診する女性にとっては、仕事などの都合に合わせて予約をしたいところですが、夫が採精しやすい時間も考慮する必要があるのですね。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年01月28日kikiさんが妊活を始めたのは、夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。不妊治療専門のクリニックを受診しさまざまな検査を受けましたが、不妊の原因はわからず、医師の指導のもとタイミング療法を試すことになりました。『タイミング療法』とは、予測した排卵日に性交渉をおこなうというもの。毎月数日しかないチャンスを逃したくありません。 しかし、ある日夫・てんさんが酔っ払って帰宅し、タイミングをとることができませんでした。妊活への思いの違いを感じ、kikiさんは涙を流したのでした。それでも妊活は続きます。 会社の上司に不妊治療を報告 ※誤:人工受精正:人工授精 職場や上司は不妊治療への理解を示してくれたものの、さまざまなことがストレスとなって寝不足が続き、ついにkikiさんの心はポッキリ折れてしまいました。それをきっかけに、夫婦で話し合った結果、人工授精にステップアップすることを決めたのです。 有給休暇を取得する場合、会社には理由を伝える必要はありません。そのため、不妊治療をしていることを会社へ打ち明けるかどうかの判断は人によって異なります。 また、企業によっては不妊治療期間中はフレックスタイム制勤務に移行して、治療と仕事を両立しやすくしてくれるところもあります。さまざまな働き方ができる昨今、不妊治療に理解のある職場が増えることを願っています。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年01月26日kikiさんが夫・てんさんと結婚して4年が経ったころ。子どもを授かるため、女性の体調管理をサポートしてくれるサービスを頼りに、自己流の妊活を始めました。アプリが指示してくれる排卵予測日に合わせて妊活していればすぐに授かれると思っていたkikiさんだったのですがーー。 まさか自分が不妊症…!? アプリを利用して妊活を始めて半年経っても妊娠しなかったkikiさんは、自分か夫・てんさんのどちらかが不妊症なのかも……と悩み始めます。 そこでてんさんに相談し、不妊治療専門のクリニックを夫婦で初めて受診。初回は血液検査と内診の検査をして、不妊の原因を調べ始めたのでした。 妊娠や出産については、学校の保健体育の授業などで学びますが、不妊について触れる機会はほとんどありません。それゆえに「避妊しなければすぐ妊娠する」と思っている方は多いようです。 皆さんは妊娠を考える前に、不妊について知る機会はありましたか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター kiki
2024年01月17日“妊活を女性だけのものにしない”を合言葉に掲げ、男性不妊の予防に着目したアイテムの販売や啓蒙活動をおこなっているウェルネスブランド「HOMTECH[オムテック]」から、男性・女性ふたりの妊活のためのカラダづくりをサポートする「はぐくむお出汁」が発売されました。「HOMTECH[オムテック]」はぐくむお出汁栄養機能食品:鉄、亜鉛 容量:140g 価格:2,300円(税込)男女どちらの妊活にも欠かせない栄養と美味しさが凝縮!「そろそろもうひとり…」と考え始めたときに大切なのは、パートナーとふたりで協力すること。妊活というと女性側の問題と捉える人も少なくないですが、じつはうまくいかない理由の約半分は男性側に原因があるともいわれています。そこで“ふたりで始める妊活”として取り入れやすいのが、日常生活に何かを加えるのではなく、日常生活そのものを妊活とすること。アンケート(※1)でも、「(具体的な妊活のスタートとして)まずは食生活を見直すことから始める」と回答した人が58%いたことからも、日常の食事を妊活習慣にアップデートすると、男性も女性もムリなく進められるようです。今回ご紹介する「はぐくむお出汁」は、そんな食事から始めるふたりの妊活アイテムとしてぴったり! 妊活に良いとされる素材に着目し、国産かつお節や国産牡蠣、11種の野菜(※3)をブレンドしたお出汁で、旨味やコクがプラスされた粉末タイプとなっています。定番のかつお節に野菜の甘みが加わり、さらに味をギュッと引き締めるコハク酸を含有する牡蠣をプラス。旨味成分が濃縮され、濃い褐色をした“にごり黄金お出汁”は絶妙なバランスの風味で、毎日摂っても飽きのこない美味しさです。また、男女ふたりのカラダづくりに欠かせない葉酸・鉄・亜鉛を中心に、その他8種類の成分(※2)を配合し、ふたりの妊活に大事な栄養を補給します。さらに、妊活に悪影響を及ぼすストレスや冷えへの対策として、生姜エキスとGABAを配合。温かいお出汁を飲むことで、カラダも心もホッとできるようなひとときをサポートしてくれます。銀座の名店の味で毎日美味しく続けられる!専門医監修の妊活お出汁お出汁の監修は、多くの美食家たちを魅了してきた銀座の名店「小熊」。和食・洋食・中華等、さまざまな料理に使用できる使いやすさや味にこだわっています。普段の料理が手間をかけずにワンランクアップするというのはうれしいですよね。なおかつ、妊活に必要な栄養も補ってくれて、美味しいから続けたくなるというのも高ポイントです。「HOMTECH[オムテック]」ブランドの監修をつとめているのは、日本でも数少ない生殖医療専門医で男性不妊治療のエキスパートでもある、辻村晃医師。「妊活を始めようとする方は、妊活のための行動として、生活習慣の見直しからスタートする方がほとんどです。なかでも、食事は重要なポイントのひとつです。栄養バランスを考えた食事を摂り、さらには男性であれば亜鉛、女性であれば葉酸など妊活に良いとされる成分を摂取することも良いでしょう。また、ストレスや冷えも妊活には良くないとされていますので、食事でリラックスさせたり、体を温めたり、といったことも大切です。そして、妊活は男女ふたりでの協力が欠かせません。そのためにも、ふたりでしっかり向き合うことが大切ですし、私ども医師としても予防啓発は勿論、妊活が上手くいかない場合にサポートできる環境をより整えていくことが、今後の役目だと思っております。一人でも不妊に悩む夫婦が減っていくことを目指していきます」(辻村先生)辻村 晃(つじむら あきら)プロフィール日本泌尿器科学会 専門医・指導医/日本生殖医学会 生殖医療専門医・指導医順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科 教授/Dクリニック東京 医師兵庫医科大学卒業。国立病院機構大阪医療センター勤務後、ニューヨーク大学に留学し細胞生物学臨床研究員を務める。大阪大学医学部泌尿器科准教授などを経て、順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。Dクリニック東京でも従事。夫婦ふたりで始める妊活。まずは手軽に、毎日の食事から取り入れてみると気持ちのハードルが下がるかもしれませんね。【ご紹介した商品】 ・「HOMTECH[オムテック]」 はぐくむお出汁 お問い合わせ:アンファー ※1:アンファー調べ、2023年9月実施、20歳~40歳の男女300名※2:ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンD・DHA・EPA・アスタキサンチン※3:ケール、ブロッコリー、ヨモギ、アスパラガス、オクラ、コマツナ、カボチャ、ダイコン葉、パセリ、ホウレンソウ、生姜
2023年12月27日結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。「やっぱダメだったわ」と無理矢理笑顔を作って夫に報告した翔子でしたが、心の中では相当なショックを受けていました。会社では妊娠を望まない後輩がつわりに苦しんでいて、翔子が慰めの言葉をかけると、言い合いに発展。「産みたくなんてなかったのに!」と吐き捨てる後輩に対して、「だったら私にその子ちょうだいよ!」と、強い口調で返した翔子。 その場を逃げるように立ち去った翔子は、夫に遭遇しました。心がズタズタになった翔子は「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と、泣きながら夫に訴えたのでした。 その翌日、会社を休んだ夫は祥子を散歩へ誘いました。2人でコーヒーを飲みながら、今後のことを話し合い、翔子の心は軽くなったのでした。そして、不妊治療は一旦休むこと決意。病院の先生に伝えると、あっさりと了承してくれました。 病院を出た翔子は、草陰で座り込む女性を発見します。翔子が話しかけると、女性の目から突然涙が……。女性は落ち着きを取り戻し、自らの不妊治療の体験を話し始めました。その話を聞いて、“もっと彼女と話をしてみたい”。そう思った翔子は連絡先を聞くことに。翔子は同じ悩みを持つ友だちができたことに、うれしさと心強さを感じていたのでした。 不妊の原因は夫かもしれないと思い始めて…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー 新しくできた友人・淡路さんに教えてもらったホームセンターでネコ用の砂を買い、帰宅した翔子は夫と一緒に夕食を済ませました。 ベッドに入ると、男性不妊について検索をする翔子。 (裕ちゃんに原因があるとは思いたくないけど、やっぱり検査してもらったほうがいいのかな……) その翌日、翔子が仕事をしていると、淡路さんから連絡がきて、2人で会うことになりました。 「でも人工授精5回もやったんだよね?そのとき先生に何か言われなかったの?」 「実は2回ほど運動率が悪くてダメになったことがあって……」 「えっ、そうなの!?それって旦那さんは知ってるの……?」 「ううん。でも最初の検査ではギリギリだったけど、ストレスとか体調とかもあるけど、正常範囲ですって言われてたし……。私もなんか言いづらくて……」 翔子の話を聞いた淡路さんは、「原因がわかったほうが心も軽くなるよ?」と返しました。 その言葉を聞いて、夫を傷つけずに伝える方法を考え始めた翔子。 すると、淡路さんは自分の体験談を話し始めたのです。 「裕ちゃんもそうかなー……。やっぱり男の人からしたら、抵抗があるんでしょうか」 「自分の精子に問題があるとは思いたくないのかもしれないですね」 「どうやって説得したんですか?」 「プライドを傷つけないように、かつ理論的に、感情的にならずかわいくお願いしてみる感じでうちはやっと重い腰を上げてくれたけど……」 「うちはそのせいで未だに、治療に協力してる俺が抜けなくて、めんどくさいことになってますよ」 そう言うと、検査を受けるなら婦人かではなく、泌尿器科のほうがいいとアドバイスをした淡路さん。 (私なんて2年も治療してきてるのに、何も知らないもんな……) 淡路さんの話を聞いて、翔子はふと我に返ってしまったのでした。 不妊治療について夫とちゃんと話し合ったほうがいいと思いながらも、なかなか言い出せずにいました。 “サラッとなんてムリだ……” 頭の中でそんなことを考えると、猫に引っかかれてしまいます。 「大丈夫!?」 「あいたー油断した」 夫は祥子の引っかかれた傷口を見たあと、その手をグッとひっぱりました。 「ごめんしたくなった。そういうの抜きでしてもいいかな……?」 (今日はもういいや……) (なるべく義務にはならないようにしてきたつもりだったけど、やっぱり違ったんだな) 終わったあと、2人で抱き合っていると、「お願いがあるんだけど……」と切り出してきた夫。 「今度俺と一緒に病院に行ってくれる?」 「専門の病院で精液検査をしてもらいたいんだ」 祥子の目を見ながら夫はハッキリとそう言ったのでした。 突然「精液検査を受けたい」と言ってきた夫ですが、夫自身も薄々自分に原因があるのではないかと思っていたのかもしれないですね。“不妊の自分は原因かもしれない”と疑いたくない気持ちもわかるのですが、一度この機会に検査を受けてハッキリとしたほうが、2人のためになるのではないかと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月23日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜