4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?ちひろちゃんが幼稚園に行きたがらず、この日は少しだけ遅れて幼稚園に行きました。 さい子先生に「今日はどうされたんですか?」と聞かれ。幸さんは「給食のことが不安みたいなので、また配慮をお願いしたいのですが……」と答ます。しかし、さい子先生から返ってきたのには「また給食ですか!? その件はわかっていますから!」という冷たい言葉。 「ママがいい!」と泣き出すちひろちゃんに、「一緒に頑張れるようにぎゅうしようか!」と幸さんが抱っこを提案。すると、2人の様子を見ていたさい子先生は「泣いててもいいので、早く行ってください!」と無理やりちひろちゃんを引きはがして……。 幼稚園から呼び出しの電話? ちひろちゃんの泣き声が廊下に響き渡りますが、生活費を稼ぐためにグッとこらえてお仕事へ向かった幸さん。ちひろちゃんのことで頭がいっぱいになりながらも働きます。 すると職場に、「ちひろちゃんがおなかが痛いと言うので、お迎えに来てもらえますか?」と園長先生から電話がありました。 急いでお迎えに行くと、電話の内容とは正反対に元気そうなちひろちゃんの姿が。せっかくの機会だ……と思った幸さんは園長先生に、居残り給食のことを切り出しました。しかし、園長先生からは「幼稚園は初めてなので、先生方にお任せしています」と頼りない回答が。 さらに、さい子先生について「保育について県でも有名な先生で、一番しっかりされています。なので安心して大丈夫ですよ!」と言うのです。「担任に状況を確認して電話しますね」という返答をもらったものの、幸さんの不安はさらに大きくなる一方でした。 ◇ ◇ ◇ 保育の知識がいくらあっても、生徒や保護者を不安な気持ちにさせる先生が「良い先生」だとは言えません。ひとまず、ちひろちゃんの元気そうな姿が救いですが、これからの日々が心配でなりません。いくら幼稚園が初めてとはいえ、園長先生にはきちんとさい子先生の人間性を見てほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月13日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。出産を間近に控えたある日、いつものように両親と食事をしていると「パンッ」という音とともに、生暖かいものが流れてきます。初めてでも尿漏れとは間違えないくらい、ハッキリとわかる破水でした。急いで病院へ連絡をし、両親の完璧なサポートを受けながら入院準備を済ませて病院へと向かったのでした。病院に向かう途中、陣痛のような痛みを感じ始めますが、まだ生理痛程度なのでそこまでつらくはありませんでした。それよりも気になるのが、どんどん流れ出てくる羊水の量。お母さんが準備してくれた大人用のおむつだけでは漏れ出してしまいそうな不安から、到着後とっさに車の座席に敷いてあったバスタオルを股に挟み込んで中へ入って行くと……!? けっこう順調?と期待したけど、甘かった… ※検診→正しくは「健診」 ※NST(ノン・ストレステスト)とは、赤ちゃんの心拍と母体のおなかの張り具合を見る検査のこと(※通常は直接おなかに装着します)。分娩監視装置という器械でグラフ化し、赤ちゃんが元気かどうかを確認する方法です。 破水して陣痛も来ているということは、「順調にお産が進んでいて、子宮口も5センチくらいは開いている?」「もしかして、スポーンと産まれるパターン?」と期待していたみかんさんですが、内診をしてもらうとまだ子宮口は3センチしか開いておらず、考えが甘かったことを思い知らされます。とはいえ、赤ちゃんは元気だということがわかり、「何があっても大丈夫」と心を落ち着かせるみかんさん。産院のスタッフはやさしく声をかけながら笑顔でテキパキと動いてくれて、「あとは産むだけ!」という環境を整えてくれました。 「夜勤で忙しいはずなのに、すごいなぁ……」と、感謝の気持ちでいっぱいです。入院直後はまだ陣痛もそこまで強くなかったこともあり、夫と連絡を取り合いながらお産が進んでいくのを待つのでした。 股にタオルを挟んだままの姿には一切触れず、やさしい言葉をかけてくれるスタッフさん。不安との闘いの中、何度もいろいろな出産の現場に立ち会っている人たちの存在はとても大きいもの。ここまできたら、助産師さんや医師を信じてお産に臨みたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月12日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。両親は忙しく過ごしているので、意外にもひとり時間を満喫できています。助産師さんが情報を発信している動画を見て、イメージトレーニングもしていました。そして迎えた臨月の内診では、すでに子宮口が2センチほど開いていると言われます。臨月に入ると、毎週健診に行くようになるので、内診の影響で多少の出血が見られることもあります。しかしある日、内診の影響とは思えないタイミングで出血を確認したみかんさん。「これは、いわゆるおしるし……?」と思いつつも、まだそんなにすぐ生まれてこないだろうと油断していたら、突然破水してしまい……!? 両親のカンペキなサポートに感謝! 妊娠中、いろいろな出産レポを読み漁って「予習」をしていたみかんさんでしたが、実際の出産は想定外の破水からのスタートとなりました。まだ夫も合流していないタイミングで急に病院へ向かうことになりましたが、幸いにも両親と一緒にいたときだったので、直前の荷造りはもちろん、大人用のおむつや車の汚れ対策など、完璧なサポートを受けられました。 病院へ向かう途中には陣痛と思える痛みも出始めますが、それよりもみかんさんが気になったのは、どんどん進む破水。「このままでははいていたおむつからも漏れてしまうのでは……?」。そんな不安から、とっさに車の座席に敷いていたバスタオルをつかみ、股に挟み込んで病院へと向かったのでした。 陣痛が少しずつ強くなったり、間隔が詰まってきたりする場合は心の準備がしやすいこともありますが、初産ならなおさら、いきなり破水してしまうと頭が真っ白になるのも無理はありません。お産の始まり方は人それぞれなので、ご家族が近くにいる人はサポート要請をしたり、いざというときの緊急連絡先を近くに置いたりして準備しておくと安心ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月11日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生に無理やり居残り給食をさせられて以来、給食に苦手意識を抱いているちひろちゃん。毎日のように献立を見ては、不安そうにしています。 ある朝、ついにちひろちゃんから「今日はお休みしたい」とSOSが……。幸さんは「先生にちひろの気持ちを伝えるし、量を減らしてもらおうね」とやさしく伝え、その日はなんとか幼稚園に向かったのでした。少しだけ遅刻して園に到着すると、そこに待っていたのはさい子先生で……。 ついに見せた鬼先生の本性…! 少しだけ遅れて幼稚園に着くと、すでにハンドベルの練習が始まっていました。 さい子先生に「今日はどうされたんですか?」と聞かれた幸さんは「給食のことが不安みたいなので、また配慮をお願いしたいのですが……」と返答します。しかし、「また給食ですか!? その件はわかっていますから!」と冷たく返されてしまいました。 「ママがいい!」と泣き出すちひろちゃんに、「一緒に頑張れるようにぎゅうしようか!」と幸さんが抱っこを提案。すると、2人の様子を見ていたさい子先生は「泣いててもいいので、早く行ってください!」と無理やりちひろちゃんを引きはがしたのです。さい子先生の強引さに、あっけにとられてしまう幸さんでした。 ◇ ◇ ◇ 自分の教育方針しか眼中にないさい子先生のような人に、子どもを預けるのは不安で仕方ないですよね。子どものトラウマになってしまうような言動は避けてほしいものです。他の先生や園長先生に、さい子先生の異常さが伝わるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月11日わが家の長女は赤ちゃんのころは比較的大きめで、生後6カ月で9kgほどありました。そのせいか寝返りもなかなかせず、やっと成功したのは生後8カ月ごろ。しかし、うつぶせの状態になると嫌がって大泣きし、四つん這いにはならず、結局ハイハイもしないまま大きくなりました。そんな長女の成長をご紹介します。体が重いせい…?生まれたときは3,200gだった長女。その後順調に体重が増えていき、生後6カ月ごろには9kg近くになっていました。ちょっと増えすぎ……?と感じつつも、市の健診では問題なし。 ただ、寝返りがなかなかできず、うつ伏せになることをとても嫌がり、初めての子だったこともあって「大丈夫かな? 体が重いせいかな……?」とちょっと心配になっていました。 生後10カ月を過ぎてもハイハイしない10カ月健診の問診票で、「ハイハイをしますか?」という質問がありました。ということはこの時期になるとハイハイするものなのか……と、そのとき気付いたのです。 長女はハイハイどころかやっと寝返りができるようになり、相変わらずうつ伏せの体勢は嫌がって泣く始末。四つん這いの姿勢になることなんてまったくありませんでした。育児書やインターネットの情報には、「ハイハイはたくさんしたほうがいい」「ハイハイをたくさんしたほうが足腰が強くなる」といったことが書かれており、「うちの子は足腰が弱いまま成長するの……?」と不安に。 健診で先生に相談すると、「ハイハイしないまま大きくなる子もいるし、体は特に異常がないから大丈夫。おうちでたまにうつ伏せで遊んだりして、様子を見てくださいね」と言われました。 結局ハイハイしないまま1歳に長女はうつ伏せは嫌うものの、立っちは大好きな様子。ハイハイをしないまま生後10カ月ごろからつかまり立ちをし、ちょうど1歳になった月には歩けるようになっていました。その後の成長は目覚ましく、歩けるようになったと思ったら走り出し、もちろんハイハイもできるように。 その後、子どもが持つ可能性を引き出すことを目的とし、体操や勉強に熱心なヨコミネ式の保育園に入園した長女。何の問題もなく体操もできるようになり、かけっこもクラスで1番速い女の子に。 ハイハイしないことでその後の発達や成長を心配したこともありましたが、小学生になった今でも運動神経は良く、大きな怪我や病気もない健康体です。そしてあんなにぽっちゃりさんだった体はすっかりスリムになり、痩せすぎかな……と感じるほどに。赤ちゃんのころが懐かしいと感じます。 その後第2子は尻ばい、第3子は早くからずりばいとハイハイと、本当に三者三様の成長ぶりでした。でも、3人ともその後の発達や成長に問題はなく、元気に育っています。子どもの成長過程や順序は本当に個人差があるんだな~と、今となっては実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 岩崎未来
2023年07月07日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。夫には育休を取得してもらい、最初から育児に関わってほしいと思っていたみかんさんでしたが、夫にその話をすると渋い顔をされてしまいました。その他にも、何も考えずに無痛分娩をすすめられるなど、節々でギャップを感じてしまいます。今からこんな調子でこれからの出産や育児が少し不安になりますが、つわりも終わり胎動も感じるなど、妊婦らしい体の変化も出始めました。妊娠をきっかけに、自分は体の変化や生活の制限も出てきているのに、夫の生活は何も変わっていない……。上司とごはんに行くと言う夫を見て、自分だけが我慢しているという思いが強くなってしまったみかんさん。もちろん、それは仕方がないことだと頭ではわかっています。夫なりに妊娠生活を支えてくれているのも実感しているのですが、自分と同じように苦しんでほしいと言う黒い感情も芽生えてしまうのです。さらに妊娠中期に入ると、体の変化も顕著になってきて……!? 本当は仕事も家事ももっとちゃんとやりたいのに… ※検診→正しくは「健診」 妊娠中期に入ると、眠気との闘いが待っていました。夜ガッツリ寝ていても、昼休みには必ず昼寝をしてしまうような生活が続きます。在宅で仕事ができている分、他の妊婦さんよりも負担は軽いと思いつつ、無気力で常にダルさを感じていて、仕事にも身が入りません。本当はもっと家事も仕事もちゃんとやりたいのに……。そうして迎えた妊娠20週目の健診。赤ちゃんの体勢にもよりますが、いよいよ楽しみにしていた性別がわかるかもしれません。みかんさんは、なんとなくおなかの赤ちゃんが女の子だと思っていることを夫に伝えると、夫も同じように女の子のような気がしていると話すのでした。 体の変化もどんどん大きくなってくる妊娠中期。ギリギリまで働こうと思っている人にとって、眠気や無気力、ダルさで仕事に集中できないこともあるかもしれません。自身の体調を第一に、もし支障が出てしまう場合は、会社や上司に相談のうえ無理のない働き方をしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月06日実家が遠く土地勘もなし、知り合いもいない夫の地元での敷地内同居。仕事が忙しく家事をほとんどしない夫に不安がある中での妊娠~出産。何もしない夫と、自分が正義という支配型の義両親との付き合い方には頭を悩ませていました。その一方、義母は産後の訪問ボランティアをしていたこともあり、産後の不安を払拭するサポートをしてくれるのではと心強く思っていました。ですが、いざ出産すると私の淡い期待を裏切る、なんとも頼りない義母でした。マイペースな義母との暮らし退院後は赤ちゃんのリズムに合わせる生活のため、明け方にやっと寝られるということもありましたし、授乳して服がめくれたままソファで寝てしまうこともありました。わが家と義実家は、完全分離型の二世帯住宅ですが、両家を行き来できるドアで繋がっています。そのため、私たちの生活スタイルにはお構いなしに自分のペースでわが家にやってくる義母。 勝手にカーテンや窓を開けたり、室内干しの洗濯物を外に出したり……。ありがたいと思いつつも、夕方に開いたカーテンや窓を探して閉める手間、天気や時間を見ながら取り込む洗濯物、足音が聞こえると勝手にドアを開けられるのではという恐怖など、心休まらない日々。小さな物音でも起きてしまう敏感な時期だったこともあり、私の家なのに落ち着ける場所ではないように感じていきました。 期待とは裏腹に何もできない義母そんな生活が10日ほど続いたある日。孫とのふれあいの場を設けようと思い、義母に沐浴のお手伝いをしてほしいと頼みました。義母は快く引き受けてくれたので、お湯張り中のお湯に入れた温度計が38度であるかを見てもらうようお願いし、私はその間に子どもの準備をして連れて行きました。 温度を確認しようと肘を入れると、いつもより熱い! 熱いことに驚きながらも子どもを片手に抱き調整していると、義母は「温度計の数字が見えなかった」と言いました。沐浴中も、義母はせっけんやタオルを用意するなどのサポートをしてくれることはなく、ただただ「かわいいわねぇ」と眺めているのみで、最後まで手伝ってもらえませんでした。 頼りたくても頼れない日々に限界が…乳児湿疹で悩んでいた生後0カ月のとき、近くに良い病院があるか義母に尋ねましたが、わからないとのことだったので、とりあえずネットで探した一番近くの皮膚科へ。後日、義母に湿疹が治まらない話をすると、「あそこの病院の薬は効かないの」「なんであそこの病院に行ったのかと思った」と言われ、「じゃあ最初からダメな病院は教えてくれ……」と思ってしまいました。 他にも、義母にサポートしてもらおうと夜泣きがつらいと話をしても、日課の晩酌は欠かさないので夜中の一番つらい時間に見ていてもらうことができない、日中はいつもお出かけしているのでいざというときに頼れない、おむつ替えも覚えようとしないので預けるのは不安、などモヤモヤする点が多々……。私が期待しすぎてしまったのかもしれませんが、裏切られたような残念な気持ちになり、心も体も限界に近づいていきました。 夫にも助けを求めましたが、「仕事が忙しい」や「わからない・できない」ばかりで頼りにならず。1カ月健診まではなんとかワンオペで頑張り、このままの状態では私が限界を超えてしまいそうだったので、1カ月健診後すぐに実家に里帰りしました。実家では両親が子どもの対応はもちろん、私を休ませようと気づかってくれて、安心感から涙が出てきました。夫や義父母の寂しいという言葉は無視して早く帰ればよかったと思いましたし、産後1カ月間のつらさは今でも忘れられません。 著者:斎藤なおみ4歳のひとりっ子園児の母。知人のいない夫の地元で、義実家と敷地内同居をしながら子育てに励む。好きな言葉は「大丈夫」「しょうがない」。
2023年07月06日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。夫は早くも性別を気にしている様子。しかし、その前に「どこで産むか」「どんな分娩方法にするか」など、決めなくてはいけないこともたくさんあるのに、夫のどこか他人事のような反応にモヤモヤしてしまいます。いざ妊娠すると出産までに考えておかなくてはいけないことが山積みです。しかし、思っていた以上に夫とのギャップを感じてしまうみかんさん。出産がゴールではなく、その先には育児も待っています。今からこんな状態で大丈夫なのかと少し不安になってしまうのでした。結局、里帰り出産をする方向で産院を探すことにしましたが、周辺の状況から和痛や無痛での分娩はあきらめることに……。そして妊娠中期に差し掛かると、おなかも膨らんできて胎動も感じるようになります。そんな中、夫から上司と食事に行くことになったと言われ、体も生活も何も変わらない夫を見て、自分ばかり我慢しているような気持ちになってしまい……!? 夫なりに支えてくれているのはわかるけど… 分娩方法や出産場所など、決めなくてはいけないことを少しずつ話し合っていき、出産に向けて準備を進めているみかんさん夫婦。それと同時にどんどん体も変化していき、自分の体なのに自分の体ではないような不思議な感じがしているみかんさん。夫もおなかに向かって話しかけてくれたり、重い物を持ってくれたり、嫌な家事もこなしてくれたりと、たくさん支えてくれているのはわかります。しかし、上司から誘われたからと気軽に食事に行くことができて、お酒も飲める……。体や生活に何も変化がない夫の姿を見て、みかんさんは自分ばかりが我慢しているような気持ちになってしまいます。上司からの誘いが断れないこともわかっているし、妊娠をきっかけに男性の体に大きな変化が起こらないことも頭ではわかっているものの、心のどこかで同じ苦しみを味わってほしいという黒い感情を抱いてしまい、自己嫌悪に陥っていたのでした。 体の変化とともにできることも限られてくるようになると、余計にいつもどおりの生活を送る夫の言動が気になってしまうのかもしれませんね。夫もまだパパになる準備をしている段階なので、ママの気持ちを察するのに時間がかかることも。みなさんは、夫に対する黒い感情を抱いてしまったとき、どのように気持ちを切り替えたらいいと思いますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月05日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。祈るような気持ちで診察を受けたみかんさん。医師の「ちゃんと赤ちゃんいますよ」という言葉を聞いて、これまでの緊張が解けて思わず涙があふれてきます。でも、まだ妊娠初期の不安定な時期。何が起こるかわからないし、「たとえ何かあったとしても、薬などでは防ぎようがないこともある」ということでした。その後も出血が続いたものの、結局原因がわからないまま数日で出血は止まりました。「今日も大丈夫だった」と、祈るような気持ちで出血の有無を確認する日々を過ごし、ついにみかんさん夫婦は母子健康手帳とマタニティマークを受け取ったのでした。赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。しかし、「夫婦」というチームで、最初から一緒に育児に取り組みたいと思っていたみかんさんでしたが、夫に育休取得を提案すると何とも渋い表情をされてしまいました。どうやら里帰り出産が当たり前だと考えていたようです。また、分娩方法についても簡単に「無痛にしたら?」と言われましたが、分娩方法によって産む場所の選択肢が変わるということもピンときていない様子。みかんさんは、出産をまるで他人事のように考えている夫の態度にモヤモヤしてしまい……!? 一緒に育児に取り組める時間を大事にしたい 里帰り出産をするのか、育休を取得するのかなど、いざ妊娠すると出産までに考えておかなくてはいけないことが山積みです。それぞれ具体的に話をしていく中で、思っていた以上に夫とのギャップを感じてしまうみかんさん。出産がゴールではなく、その先には育児も待っています。今からこんな状態で大丈夫なのかと少し不安になってしまうのでした。 結局、里帰り出産をする方向で産院を探すことにしましたが、周辺の状況から和痛や無痛での分娩はあきらめることに……。それでも、いいニュースはありました。つらかったつわりがついに終わりを迎えたのです。食事もようやくおいしく食べられるようになり、時おり胎動も感じるようになったのでした。みなさんの中にも、夫が考えていることや抱えている気持ちにギャップを感じたことがあるという人もいるのではないでしょうか。一緒に考えてほしいことや不安なことは、みかんさんのように言葉にして伝えることも大切かもしれません。体の変化を実感しながら、限られたマタニティライフを楽しむみかんさん。胎動を感じるようになると、おなかに向かって話しかけたり反応を待ってみたり、まだ見ぬわが子とのコミュニケーションもより楽しくなりそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月04日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。初めての療育センターに緊張気味のたまおくん。好きなおもちゃを前にしても、固まってしまいました。 病院で詳しい検査を受けたほうがいいのか悩んでいるママは、療育センターの先生に聞いてみることに。しかし、「緊張しているみたいで、普段の様子をしっかりと見れていないので何とも言えないですね……」と言われてしまいました。 結局、ママとパパで判断するしかなく……。 見間違いじゃないよね…!? 検査を受けさせるべきか悩んでいるママは、ひたすらインターネットで検索。「何かあるかもしれないし、検査しておこうかな……」と思っていた矢先、なんとたまおくんが立ち上がったのです。 後日、たまおくんが立ち上がった姿の動画を見た医師からは「様子見をしましょう」と言われます。 その後は自力で立ち上がり、手をつないで歩けるように。2歳になったたまおくんは小走りもできるようになりました。病院や療育センターの医師からは、「検査の必要もないし、目覚ましい進歩ですね」と言われるまでに成長。 今まで不安な日々を送ってきましたが、いろいろと行動してよかったと思ったママでした。 ◇ ◇ ◇ 無事たまおくんが立ち上がって本当によかったです。インターネットで検索したり、検査を受けさせたり保護者ができることは限られています。いろいろと悩むかもしれませんが、ママやパパが後悔しない行動が一番重要なのかもしれないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月30日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?さい子先生のあじさい組は、小学校入学に向けた集団行動の練習のために、いつもより早めに登園することになりました。 登園したちひろちゃんがうれしそうに走って向かった先は、子どもたちから人気のあかね先生です。そんなちひろちゃんを見たさい子先生は「あじさい組はこっちでしょ! 」と気に入らない様子で言いました。 その日の夜、幸さんがちひろちゃんに何をして遊んだのか聞くと、「遊んでない」と驚きの答えが。ずっとハンドベルの練習をしていたと言い……。 娘の様子が明らかにおかしい…! 1カ月以上先の七夕会に向けて、1日中ハンドベルの練習をしていたことに、違和感を覚える幸さんでした。 話を変えて、給食についてちひろちゃんに聞いてみると「ゆめちゃんがオエってしてた。さい子先生が怒って、自分で拭きなさいって」と衝撃発言が飛び出します。さい子先生は吐いてしまった同級生のゆめちゃんに、あまりにもひどすぎる対応をしていたのです。「ちーちゃんもオエってなったらどうしよう……」と心配するちひろちゃんを、抱きしめることしかできない幸さんでした。 毎日、不安そうに献立を見るちひろちゃんですが、ついに翌朝「今日はお休みしたい」とSOSが出たのです。幸さんは「先生にちひろの気持ちを伝えるし、量を減らしてもらおうね」とやさしく伝え、その日はなんとか幼稚園に向かったのでした。 ◇ ◇ ◇ ついにちひろちゃんに異変が現れてしまいました。同級生のつらそうな現場を見てしまったら、自分も同じことをされるのではないかと不安になってしまいますよね。幼い子どもの小さな異変に気づいてあげたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月30日小学校からの呼び出し太郎は4歳のころに自閉スペクトラム症の診断を受けている。太郎は学校への行き渋りをまったくみせない。学校でのストレスについて話をしない。ストレスを分かっていない、だから話せないと表現したほうが近いのかもしれない。なので学校からの呼び出しには毎回驚いた。Upload By まゆん呼び出し場所は、毎回学校の保健室。学校の保健室の場所を保護者の中で私が1番把握しているのではと思うくらいだった。電話があれば仕事も早退し太郎のもとへ駆けつけた。太郎が小学生のころの職場も今の職場も、太郎について理解があり子育て世代も多かったため急な早退も快く許可してくださっていた。それでもやはりチームワークが求められる職業であるため、誰かにしわ寄せがあること対して申し訳ない気持ちが毎回あった。しかし太郎を心配する気持ちの方がはるかに大きく、職場に迷惑をかけているという気持ちをいつも振り切っていた。今回はいったい何があったのだろう、身体的な不調か、それとも精神的な不調か…そんなことを考えながら迎えに行っていた。保健室に着くと、保健室の先生が気づいて太郎に声をかけた。「太郎ちゃん、お母さんだよ」。そして太郎の表情を見て、「あ、お母さんが来たらちょっと表情が良くなったねえ、うれしいね」そんな声かけにうれしさと切なさをおぼえた。Upload By まゆん私は太郎に話しかけた。「太郎どうしたの?今も吐きそう?大丈夫?」。太郎は元気のない声で「分からない」、続けて「暑かった」そう答えた。Upload By まゆん毎回同じ。自分の体調不良の表現が難しいのか「分からない」と答える。あとはひどく苦手な暑さについてだけ答えが返ってくる。小児科を受診暑さと、何らかのストレスが重なったときに太郎は嘔吐をすることが多いと私は気づいた。例えば音楽会の前、運動会の前、とにかく団体行動の行事の前にこの体調不良がおきた。保育園時代から何回もあった。そうはいっても身体的に本当に病が潜んでいる可能性もあるため、それを否定する意味でも小児科を受診した。かかりつけの先生は太郎の特性を理解してくださっていた。私から見た太郎の様子や学校行事のことを説明すると「ふむふむ」とうなずきながら聴診器やペンライトを使用しての触診を始めた。先生は太郎に「うんうん、大丈夫、悪いところはないからね、太郎ちゃんちょっと疲れてるのかな」とあたたかく声をかけてくださっていた。身体的な所見に異常がないと分かると私も安心するし、病院を受診することで太郎もなんとなく気持ちのリセットができているように見えた。それからも、太郎は学校を休もうとはしなかった。もちろん私からは休むことの選択肢もあることを伝えていた。家では食事もおいしそうに食べていて吐き気や嘔吐もないため、太郎の「学校に行く」という意志と体調面を担任の先生に伝え、通学させていた。Upload By まゆんこの症状は保育園の年中から始まり、中学2年生になった今でも続いている。ただ、回数は小学6年生のころから減ってきていて、年に1回ほどになっている。こういう出来事を何回も繰り返し、乗り越えて、また繰り返しの太郎。太郎の真面目さ、前向きさにはいつも感心している。太郎は小学校中学年からかかりつけの先生が変わりました(先生が引退されたため)。かかりつけ医が変更になったときはそれはとても不安でしたし、特性を理解してもらえるように私からポイントを先生に伝えていました。紹介状も持っていってたのでそちらでも伝わっていたとは思います。太郎も主治医が代わったことや病院が変わったこと、環境の変化に敏感になっており「ここどこ?」「なにするの?」などきょろきょろと挙動不審になったり先生の前でも固まったりと緊張をしていましたが、今では笑顔も出るくらいになっています。私の説明や太郎の特性を受け入れて、「ふむふむ」と話を聞いてくださった先生にはありがたい気持ちでいっぱいです。保護者がわが子の特性や傾向を理解すること、それを周りに伝えられることが、先生にとっても私たちにとっても重要になってくると今までの経験から感じています。チームをつくるという感じでしょうか…。執筆/まゆん(監修:鈴木先生より)嘔吐の症状が続いている場合、自閉スペクトラム症だけが原因とはまず考えられないため、私のクリニックでは一度検査をされることをおすすめしています。一般的には、発熱せずに周期的に嘔吐する場合は周期性嘔吐症、いわゆる自家中毒と考えられています。ほかの病気を否定するために、脳波・CT・採血などさまざまな検査を行うこともあります。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月28日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?「ママが給食の量を減らしてくださいって言うからね!」とちひろちゃんと約束した幸さん。送迎の際に担任のさい子先生に話しかけようとします。すると、すでに他のお母さんがさい子先生と話していました。 そのお母さんから聞こえてきたのは「子どものごはんに猫の餌って言い方は、なんなんですか!」という衝撃の言葉。お母さんもさい子先生もかなり怒っているようで、周囲にいたお母さんたちもびっくり。 さい子先生に「小学校で笑われないように、子どもたちに食事のマナーを指導している」と言われたお母さんは言い返すことができません。 さい子先生に萎縮してしまった幸さんは、ちひろちゃんの給食について話せるのでしょうか……? 先生の圧がすごい 幸さんがちひろちゃんの給食の量について切り出した瞬間、「調整してますよ!」とすかさず返答するさい子先生。自分の意見が正しく、曲げるつもりのない態度に違和感を覚えます。 「何時何分に何をしていたか知りたいんですか? それは難しいです」と、まるで幸さんをモンスターペアレントに仕立て上げようする話し方に、何も言い返せない幸さんでした。 ただただ「今日は食べられたかな……」と心配することしかできない幸さんに、他のお母さんが話しかけてきました。そのお母さんも幸さんと同様にさい子先生の給食に関する指導が気になるとのこと。 2人はさい子先生の子どもたちへの接し方に、疑問を持ち始めるのでした。 ◇ ◇ ◇ 自分の意見を押し付けようとするさい子先生に、大切な子どもを預けるのは不安だと思います。さい子先生の恐ろしい部分がこれ以上現れないことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月26日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。1歳半健診で「1カ月後に様子を見てみましょう」と言われていたママとたまおくん。再検査の日がやってきますが、たまおくんはこの日も立てませんでした。 医師と相談し、地域の総合病院に行くことしたママとたまおくん。再検査から1カ月後に総合病院で検査を受けると……。 ついに検査の日がやってきた ※尿検査 総合病院では採血や尿検査などをおこないました。 医師に「うちの子は何かあるのでしょうか? 関節や筋肉に異常があるのか気になって……」と率直に質問を投げかけるママ。医師の回答は「この年齢の子どもって判断が難しいんです。検査をしてみないとわかりません。しかし、検査をしても原因がわからないこともほとんどです」というものでした。 また、小さい子どもの場合、詳細な検査を受けるためには入院が必要ですが、検査をしても原因が判明する確証はありません。検査は保護者1名の付き添いで大人用のベッドの用意はないなど、いろいろと説明を受けるママですが、医師の説明に頭が追い付きませんでした。 ◇◇◇ やっと総合病院で検査を受けることになったたまおくん。みんなよりも成長が少し遅いところも個性ですが、理由がわからないと不安になってしまいますよね。今回の検査でママの不安が少しでも軽減できることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月25日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生に居残り給食をさせられてしまったちひろちゃん。年少のときは居残り給食なんて1度もなかったので、幸さんは心配になってしまいました。 幼稚園に電話をかけ、さい子先生に話を聞こうとしますが、さい子先生は出張で不在。「明日はちゃんと食べられるかな……」と不安そうなちひろちゃんを見て、幼稚園に行った際にさい子先生と話をしようと思い……。 保護者を論破する先生 給食のことを気にする素振りも見せず、幼稚園に行ってくれたのでホッとした幸さん。 「ママが給食の量を減らしてくださいって言うからね!」とちひろちゃんと約束したので、送迎の際にさい子先生に話しかけようとします。すると、すでに他のお母さんがさい子先生と話していました。 そのお母さんから聞こえてきたのは「子どものごはんに猫の餌って言い方は、なんなんですか!」という衝撃の言葉。お母さんもさい子先生もかなり怒っており、周囲にいたお母さんたちもびっくりしている様子です。 さい子先生の言い分は、ねこまんまや箸の使い方を注意したかったというもの。また、「小学校で笑われないように、子どもたちを指導している」と言われたお母さんは言い返すことができませんでした。 そんなお母さんとさい子先生のやりとりを見て、幸さんは萎縮してしまいました。◇ ◇ ◇ さい子先生の話にも一理ありますが、言い方がひどいですよね。相手はまだ小さい子どもです。きつい言い方で子どもたちが傷ついてしまわないか心配になります。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月25日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。2度目の療育センターでの面談で、ついに医師に診察してもらえることになったたまおくん。たまおくんの足を確認した医師から「通常よりは遅いかな~」と言われてしまいました。 今後の方針について聞いてみると、「たまおくんの今後についての方針が決まりましたらご連絡します。3カ月ほどかかります」と言われ、事が進まないことにまたしてもイライラするママ。 またしても不安な日々を過ごすママでしたが、1歳半健診から1カ月が経ち、再検診を受けることに……。 やっぱり息子が立たないなぁ…※再検査 ※兄弟児→きょうだい 1歳半健診で「1カ月後に様子を見てみましょう」と言われていたママとたまおくん。再検査の日がやってきますが、たまおくんはこの日も立てませんでした。 「大きな病院で検査してもらう?」と医師に言われ、地域の総合病院に行くことに。しかし、今回も予約は1カ月先で「ここでもか……」とママは疲弊してしまいます。 すると、療育センターから1本の電話が! 予約のキャンセルが出たため、早めに通えることになり、少しだけホッとしたママでした。 ◇◇◇ 原因がわからない以上、親がしてあげられることといえば病院などに連れて行ってあげることなどサポートのみ。早めに療育センターに通えることになって、本当によかったです。1日でも早くママの肩の荷が下りる日が来るといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月24日初めての出産で帝王切開することになった私。不安の中で出産を迎えましたが、無事にわが子が生まれてきて安堵します。親戚からお祝いの言葉をたくさんかけてもらいうれしかったものの、その中にはモヤッとする言葉もあり……。 「そんなこと言う?」まさかの声に絶句 私は初めての出産を控え、おなかの子と対面できる日を楽しみに過ごしていました。ところが出産予定日を過ぎても生まれてくる様子はなく、1週間を超過する日に帝王切開へ予定変更することに。入院後、翌日に帝王切開をする予定でしたが、胎児の心拍数が低下していることから1時間後に緊急帝王切開をすることに。はじめは手術への不安で胸がいっぱいでしたが、あっという間に手術は終わり、無事に生まれてきてくれて安堵しました。産後は母子ともに健康で、術後の経過も良く順調に回復。親子で退院の日を迎えることができました。 退院後、親戚からお祝いの言葉をたくさん掛けてもらったのですが、あるおばさんからは「帝王切開だから先生が出してくれたんでしょ。ラクだったでしょ?」と心無いひと言も……。すかさず義母が「私も帝王切開だったけど大変だったのよ!」とフォロー。夫も慰めてくれて、その場は救われましたが、私はその言葉が引っかかっていました。 その後、ママ友に「親戚から"帝王切開はラク"って言われて……」と打ち明けると、「大変だったね。気持ちわかるよ」と共感してくれました。帝王切開を経験したママたちと話していると、「悩んでいるのは私だけじゃない、ひとりで思い悩まなくてもいいんだ!」と思えるように。あのとき、親戚に掛けられた心無い言葉は、「帝王切開を経験したことがないから、想像できなかったのかも!」と広い心で受け止められるようになりました。 作画/ひのっしー著者:森田 アン
2023年06月24日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?家でちひろちゃんと先生ごっこをしていると、ちひろちゃんから「この箱きったねーな!」と汚い言葉が飛び出します。担任のさい子先生からの影響を心配した幸さんは、嫌な思いをしていないかちひろちゃんに聞いてみますが、「褒めてくれるから好き」と答えるので様子をみることに。 ところが数日後に事件が起きます。幼稚園にお迎えに行きますが、ちひろちゃんの姿が見当たりません。 心配している幸さんの前に現れたのは、泣いているちひろちゃんで……。 娘の泣いている理由に絶句 ちひろちゃんが泣いている理由を、さい子先生に聞いてみると「給食を食べるのが遅くて、帰りの時間に影響が出てしまいました」とのこと。居残り給食をしていたことに絶句してしまいます。 年少のときは居残り給食なんて1度もなかったので、不安になる幸さん。ちひろちゃんにいつまで食べていたのか聞いても、まだ4歳なので「わからない」と答えるだけ。 はっきりとした状況がわからない幸さんは幼稚園に電話をしますが、さい子先生は出張で不在。「明日はちゃんと食べられるかな……」と言うちひろちゃんを見て、嫌な予感がする幸さんでした。 ◇◇◇ 泣いてしまうような指導によって、給食がトラウマにならないか、心配になってしまいますよ。手強そうな相手ですが、ちひろちゃんが毎日楽しく幼稚園に通えるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月24日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。1歳半健診で医師に「筋肉もあるし、歩けると思うけど」と言われたものの、結局、足が曲がってしまい、立てなかったたまおくん。 1カ月様子を見て、それで立てない場合は大きな病院を紹介してもらうことになりました。 その後、療育センターの2度目となる面談の日がやってきて……。 うちの子の成長って遅い? 2度目の療育センターでの面談で、ついに医師に診察してもらえることになったたまおくん。 たまおくんの足を確認した医師から「通常よりは遅いかな~」と言われ、ママは「わかっていたけど、遅いって言われるとちょっとくるものがあるな……」と少し落ち込んでしまいました。 今後の方針について聞いてみると、「たまおくんの今後についての方針が決まりましたらご連絡します。3カ月ほどかかります」と言われ、事が進まないことにまたしてもイライラするママ。 文句や愚痴を言えるはずもなく、またしても不安な日々を過ごすママでした。 ◇◇◇ ママのおかげで少しだけ前進しましたが、まだまだ心配な日々は続きます。一刻も早くたまおくんとママにとっての、最善の治療方法などが見つかるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月23日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。たまおくんだけ立てないことに落ち込みながら帰宅したママ。成長には個人差があるとわかっていても、不安になってしまいます。パパに相談しても「2歳まで歩かなくても、今歩ける子なんていっぱいいるでしょ」と言うだけ。ママは他の子と比べて足が細く、しゃがむことができないたまおくんのことが心配で仕方ありません。1歳半健診を前に療育センターに連絡することにしました。 いつになったら見てもらえるの…? ※健診 早速、療育センターに電話をしてみたママ。電話口で1歳健診で言われたこと、発話について、伝い歩きはできるかなど、あらゆることを聞かれました。 ひと通り答えたものの「書類を送るので、今話したことを記入にして返送をお願いします」と言われてしまい、拍子抜けのママ。今回の電話で面談の予約は取れず、書類を送付後にようやく予約を取れるそう。「正直、二度手間…」と思いましたが、言われたとおりに書類を提出しました。 たまおくんが1歳半になったころに、ついに療育の初回面談が。何度目だろう……と思いつつ「自力で立てず、歩けない」ということを説明。10分ほど問診し、「次回は医師が面談します」と1カ月後の面談の予約を促されます。 早めにたまおくんの症状を相談したいと思っていたママのモヤモヤは、結局消えませんでした。 ◇◇◇ 同じことを何度も聞かれ、事が進まなくてモヤモヤしているママに共感した方もいらっしゃるのではないでしょうか? 医師と面談することができず残念でしたが、ママの気持ちが早く晴れることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月21日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。これまで大きな病気や事故もなく、健康に育ってきた子どもたち。ところがあるとき、まるちゃんの下腹部にぽっこりするものを発見。この時点ではまさか手術までする大ごとに発展するとは夢にも思っていませんでした。娘・まるちゃんが3歳半のころ、いつも通り子どもたちをお風呂へ入れていた丸田さん。すると、まるちゃんの下腹部の片方だけがふくらんでいることに気づいて……!? 「痛い?」突然娘の体に“ぽっこり”が現れて…!? いつものようにお風呂へ入っていた丸田さん親子。たまくんとおもちゃの取り合いになって泣くまるちゃんをなぐさめながら丸田さんが体を洗おうとすると、あることに気づきました。まるちゃんの下腹部の片方だけが、“ぽこっ”と出ていたのです。 「まるちゃん、ここ痛い?」。丸田さんが聞くと、「痛くないよ」と答えてまったく気にしていない様子のまるちゃん。固くもないその“ぽっこり”に疑問を抱き、しばらくは気にしていたものの、お腹の“ぽっこり”は現れませんでした。 数カ月が過ぎ、まるちゃんが4歳になるころ。ようやくトイトレが進み、補助便座に座ったときのことでした。また“ぽっこり”が現れたのです。 お腹の下の方で足の付け根に近い部分に現れた“ぽっこり”を指差し、丸田さんが痛みがあるか聞くと、まるちゃんは笑顔で「ないよー」と答えました。ホッとした丸田さんでしたが、まるちゃんがその“ぽっこり”を手で押すと……なんと引っ込んでしまいました。 だんだんと不安になってきた丸田さんが“ぽっこり”について考えていると、“ぽっこり”が出てきたときのある共通点に気づいたのでした。 「そけい部」とは、足の付け根にある溝の内側を指し、おなかで言うと下腹部にあたります。痛みやアザなどの症状があればすぐに病院を受診しようと思いますが、痛みもなく娘さん自身も気にしている様子がないため、丸田さんもこの時点では手術するような大ごとになるとは思っていなかったと言います。ただ、そけいヘルニアという病気は、放置しておくと命に危険が及ぶ「かんとん(そけい部で飛び出した腸が隙間にはまったまま、戻れなくなる状態)」になる可能性があります。 そのため、そけいヘルニアの症状がある場合は、痛みの有無にかかわらず、早めに病院を受診するようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月21日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。1歳5カ月のたまおくんにお友だちができればいいと思い、児童センターのイベントに参加しました。 イベント当日は、たまおくんとほぼ同じ月齢の子どもが大勢集まり、ダンスをしたり、ボーリング遊びをしたり楽しそうです。 そんな中、たまおくんママには気になることが。それはたまおくんだけが、自力で立てないこと。実際の光景を見て落ち込んでしまい、そのことを夫に相談すると……。 パパと意見が合わない たまおくんだけ立てないことに落ち込みながら帰宅したママ。成長には個人差があるとわかっていても、不安になってしまいます。 パパに相談しても「2歳まで歩かなくても、今歩ける子なんていっぱいいるでしょ」と言うだけ。 ママは他の子と比べて足が細く、しゃがむことができないたまおくんのことが心配で仕方ありません。1歳半健診を前に療育センターに連絡することにしました。 ◇◇◇ ママのたまおくんを思う気持ちも、パパのおおらかなところも、どちらも大事ですよね。わからないことや心配事があるときは、外部に相談してみるのも1つの手です。ママの行動力に拍手です。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月20日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?夫の不倫や家出で不安定な家庭状況で入園したものの年少のうちは楽しく幼稚園に通っていたちひろちゃん。しかし年中に上がり、だんだん幼稚園を拒否するようになってしまいます。ちひろちゃんに何が起こったのか、幸さんは悩み原因を探っていきます。 ちひろちゃんが生まれてすぐに夫は突然家を出て行き、共通の友人との不倫が発覚……。その後、「良いパパになってちひろや幸に償うから!」という夫の言葉を信じて許しましたが、夫の不安定な性格は変わらず。 そんな父親と接しているちひろちゃんにも、あまり良くない変化が……。お母さんに執着し、情緒不安定になってしまったのです。そんな中、幼稚園に入園することになり…… 楽しい幼稚園生活がスタート! 夫との関係がうまくいっていない中で、幼稚園の入園準備がスタート。親子面談でお父さんのことを聞かれたちひろちゃんは、「今はいないから知らないもん」と答え、先生を動揺させました。 その後、幸さんが夫との関係など家庭の事情を先生に説明すると、「大変な思いをされましたね。ちひろちゃんが楽しく過ごせるようにサポートしますね」とやさしい言葉をかけられ、安心した幸さんでした。 4月になり、無事幼稚園に入園したちひろちゃん。お母さんと離れるのが寂しくて泣いてしまうちひろちゃんでしたが、担任のえみ先生のおかげで徐々に泣かなくなりました。 先生や友だちとの関係も良く楽しく過ごしていましたが、年中になり問題が生じるのでした。 ◇◇◇ 家庭の事情を理解し、幸さん親子をサポートしてくれる先生たちと出会えてよかったですね。楽しそうなちひろちゃんの姿は、お母さんにとって何よりもうれしいはず。年中でも穏やかな生活が送れるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月20日穏やかな妊娠期をイメージしていたみかんさんでしたが、実際はそんなわけにもいかず、育休や里帰り出産についてなど考えることは山積みです。そんなみかんさんの、妊娠が判明する少し前から始まる妊娠記録です。夫婦喧嘩の最中、体の不調を感じて妊娠検査薬で調べてみると「陽性」。次第につわりや出血の症状に見舞われます。妊娠初期、突然の出血に「もしかしたら」という思いもありましたが、祈るような気持ちで病院へ向かうと、エコーで赤ちゃんの元気な姿が確認できました。結局、原因はわからないままでしたが、出血も数日後には止まって無事に妊娠10週に突入。母子健康手帳とマタニティマークをもらい、妊娠しているという実感がわいてきました。しかし、それと同時に考え始めないといけないこともあって……!? 夫婦というチームで育児がしたい ※検診→正しくは「健診」となります。 赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。夫は早くも性別を気にしている様子。しかし、その前に「どこで産むか」「どんな分娩方法にするか」など、決めなくてはいけないこともたくさんあります。夫は「無痛でいいじゃん!」と軽く提案してきますが、そもそも無痛出産はどこでも対応してくれるわけではありません。まずは産む場所から決める必要があることを伝えると、夫は「里帰りしたらいいじゃん」と、里帰りしないほうが不思議といった様子で、まるで他人事のような反応にモヤモヤしてしまいます。 実はみかんさん、夫には育休を取得してもらって、夫婦というチームで最初から育児をするのもアリじゃないかと考えていました。それを提案してみると、夫は険しい表情に……。どうやら、みかんさんの提案を全面的に叶えることは難しそうです。自分は保育園に入れられるまでは仕事を休まないといけないことがほぼ決まっているのに……。 安定期を目前にして、出産についてより具体的に考え始めなくてはいけないことも増えますよね。最初から育児に関わってほしいと思っていたみかんさんと、里帰りを提案する夫。メリット・デメリットはもちろん、考え方もそれぞれだと思いますが、大事なのは夫婦で納得したうえで決めること。それぞれが抱える不安や心配事をクリアにできる話し合いができるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年06月20日穏やかな妊娠期をイメージしていたみかんさんでしたが、実際は夫へのイライラを抱えながら、育休や里帰り出産についてなど考えることは山積み。妊娠が判明する少し前から始まる、みかんさんの妊娠記録です。夫婦喧嘩の最中、体の不調から妊娠を疑ったみかんさんは、妊娠検査薬で調べてみると「陽性」。夫は喜んでくれたものの、次第につわりや出血の症状に見舞われます。妊娠がわかって大喜びの夫とは対照的に、ちゃんと育ってくれるのかどうか、喜びよりも心配が大きいみかんさん。つわりで体調が安定せず、つらい日々を過ごしていたある日、生理のような出血がありました。「もしかしたら……」と、悪い事態ばかり考えてしまい、不安でたまりません。すぐに病院に電話をして、翌日受診すると……!? 毎日トイレに行くたびに不安… 祈るような気持ちで診察を受けたみかんさん。医師の「ちゃんと赤ちゃんいますよ」という言葉を聞いて、これまでの緊張が解けて思わず涙があふれてきます。でも、まだ妊娠初期の不安定な時期。何が起こるかわからないし、「たとえ何かあったとしても、薬などでは防ぎようがないこともある」ということでした。そして、「今はとにかくできるだけストレスを溜めず過ごすように」と言われて帰ってきたみかんさん。夫は「お疲れ様」と、やさしく迎えてくれました。 その後も出血が続いたものの、結局原因がわからないまま数日で出血は止まりました。「今日も大丈夫だった」と、祈るような気持ちで出血の有無を確認する日々を過ごし、ついにみかんさん夫婦は母子健康手帳とマタニティマークを受け取ったのでした。 まだ自分が妊娠しているという実感がわきにくい妊娠初期は、ちょっとした体の変化もすごく不安になってしまいますよね。心身ともにナイーブな時期ですが、赤ちゃんが元気に育っていることが何よりの喜び。母子健康手帳を手にすると、あらためて幸せを実感する人も多いのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年06月19日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは? 不登園はパパのせい? ある日、4歳のちひろちゃんは幼稚園を拒否するようになってしまいます。ちひろちゃんが幼稚園を嫌がるようになってしまったのか、原因を考える幸さん。振り返ると夫にも原因があるのでは?と思うように。 ちひろちゃんが生まれてすぐに夫は突然家を出て行き、共通の友人との不倫が発覚……。その後、「良いパパになってちひろや幸に償うから!」という夫の言葉を信じて許しました。 しかし、夫の不安定な性格は変わらず、自分の都合でキレたり、良い父親アピールをしたり幸さんを困らせます。そんな父親と接しているちひろちゃんにも、あまり良くない変化が……。お母さんに執着し、情緒不安定になってしまったのです。 ◇◇◇ 子育てで大変な思いをしている幸さんと、小さなちひろちゃんを置いていくなんて、あまりにもかわいそうです。幼くても親の雰囲気を察知することを、夫に理解してほしいものです。1日でも早く、ちひろちゃんが元気を取り戻すといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月19日穏やかな妊娠期をイメージしていたみかんさん。しかし、実際は夫へのイライラを抱えながら、育休のことや里帰り出産など考えることは山積み。妊娠が判明する少し前から始まる、みかんさんの妊娠記録です。夫婦喧嘩の最中、体の不調から妊娠を疑ったみかんさんは、妊娠検査薬で調べてみると「陽性」。喧嘩中の夫に検査薬を見せることに。喧嘩中に陽性反応が出た妊娠検査薬を差し出して、夫がどんな反応をするのかと思っていましたが、感染症の検査結果と勘違いするという予想外の展開。でも、うれしいサプライズをきっかけに長引いていた喧嘩が終わり、無事に仲直りもできたみかんさん夫婦。早くも性別が気になったり、周りに報告したくなっていて、喜びを爆発させている夫とは対照的に、考えることがたくさんあって不安も多いみかんさん。その後、病院で無事に妊娠を確認できましたが……!? ついにお互いの両親へ報告 ※現在、医療現場では「未熟児」という呼び方はされておらず、「低出生体重児」が正式名称となります。 病院で妊娠していることを確認し、ホッとしたのもつかの間……。ほぼ同時につわりが始まったみかんさん。何かが無性に食べたくなったり、吐いてしまったりと、体調が安定せずつらい日々を過ごします。つわりはつらかったものの、妊娠の経過は順調だったため、ついにお互いの両親へ電話で報告をしました。妊娠・出産でさまざまなトラブルを経験していたみかんさんのお母さんは、喜びよりも心配が大きい様子でした。 そんなある日、生理のような出血があることに気づきます。「もしかしたら」という可能性は常に頭にはあったけれど、実際にイレギュラーな場面に遭遇すると、動揺を隠せません。なんとか病院へ電話をして、翌日の午前中に受診することを決めたみかんさん。もうダメかも……とネガティブに考えてしまい、不安でたまりません。夫が「きっと大丈夫だ」と励ましてくれる声に、「うん」と答えるのが精一杯でした。 つわりは人によって症状も期間も違うので、ただ耐えるしかないのがつらいですね。ただし、状況によっては治療が必要な場合もあるため、つらい症状が続く場合は医師に相談しましょう。体の変化も初めてのことばかりで、体の異常が見られたらなおさら不安だと思いますが、まずはすぐに受診し、周りを頼りながら不安を一つひとつ取り除いていきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年06月18日穏やかな妊娠期をイメージしていたみかんさん。しかし、実際は夫へのイライラを抱えながら、育休のことや里帰り出産など考えることは山積み。妊娠が判明する少し前から始まる、みかんさんの妊娠記録です。夫婦喧嘩をきっかけに続いていた険悪なムードの中、トイレで出血に気づいたみかんさん。翌日は出血がいつもより少なく、さらにその次の日には出血が止まっていました。「これはもしかして妊娠……?」と思い、さっそく妊娠検査薬を試すと……。なんと「陽性」を示すマークが! 意を決して喧嘩中の夫に差し出したもちみかんさん。すると、夫の反応は……!? 正直なところ今は喜びより不安が大きい 陽性反応が出た妊娠検査薬を差し出して、夫がどんな反応をするのかと思っていましたが、感染症の検査結果と勘違いするという予想外の展開でした。でも、うれしいサプライズをきっかけに長引いていた喧嘩が終わり、無事に仲直りもできました。 「性別はどっちかなぁ」「早く周りに言いたいなぁ」と、夫はうれしそうに話していますが、まだ病院に行っていないみかんさんは、ちゃんと育ってくれるのかという不安が大きいことを夫に告げます。「大丈夫だ」と夫は言いますが、みかんさんはそこまで楽観的になれず、何があるかわからないので安定期までは周りに話さないようにお願いしておきました。 「安定期」と一般的に言われる時期までは、まだ2カ月以上もあります。妊娠中に食べてはいけないもの、初期に注意すべきこと。産院選びから分娩方法まで、考えなくてはいけないことが山ほどあります。不安や心配は尽きないけれど、「とにかく今は自分たちの元へやってきてくれた命に素直に感謝しよう」と思うのでした。 命を授かることは本当に素敵なことですが、それによって生活は大きく変わっていくもの。考えることや視点も変わっていき、不安も出てくるところだと思いますが、まずはみかんさんのように今この瞬間の幸せを嚙みしめて、これから始まる新たなステージでの原動力にしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年06月17日結婚して2年、なかなか子宝に恵まれず2年間不妊治療に通い続け、2度の化学流産を経験。不安と喜びの妊娠期間を過ごし、やっと会えた息子。 次の日、小児科の先生から告げられた言葉は、出産したばかりの私にはあまりにも衝撃的でした。 念願の妊娠、出産! だけど…結婚後、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療に通い始め、タイミング法をおこなっていましたが、2度のつらい化学流産を経験しました。「神様があきらなさい」と言っている、と本気で思っていました。 半分あきらめながらも治療を続け、超音波検査で赤ちゃんの入った袋が見えたときの感動は、今でも忘れられません。2回化学流産したこともあり、妊娠中はちゃんと育ってくれるか不安でしたが、特に問題なく順調に経過し、あっという間に出産を迎えました。 初めてのことでもうろうとしながらも、無事に出産。夫も立ち会ってくれ、私たちにとって忘れられないものとなりました。病室に戻り2人で喜んでいたのですが、息子の呼吸が安定しないため、保育器で様子を見ることに。私も夫も不安でしたが、それ以上に生まれてきてくれてやっと会えた喜びのほうが大きく、次の日からの母子同室を楽しみにしていました。 ところが、次の日の朝、医師から「午前中いっぱい様子を見て、大学病院に転院するか決めます」と言われ、祈るような気持ちで午前中を過ごしました。息子に何が起こっているのか? どういう状況なのかわからず不安でいっぱいでした。お昼前、小児科の先生から告げられた言葉は、私たち夫婦にとって衝撃的なものでした。 大学病院で検査?「呼吸が安定しません。専門の所で見たほうが安心なので、今から転院しましょう。 それと、染色体異常の可能性があります。検査をしたほうがいいでしょう」。 言葉が出ませんでした。昨日まで、生まれてきてくれたこと、不安だけど楽しみな育児、「早く抱っこしたい」と夫と2人で話していたことが、なんだか夢のようでした。 それから、1時間もしないうちに救急車が来て息子は大学病院へ。夫も手続きのため、追いかけるようにして大学病院に行ってしまい、産婦人科の病室で部屋にひとり。あまりの展開に状況が飲み込めず、泣くことしかできませんでした。 しばらくして戻ってきた夫とは、何を話していいかもわからず、2人ともお互いに心配かけまいと「大丈夫、きっと大丈夫」と声を掛け合うことしかできませんでした。 それから退院まで、できる限り搾乳して昼から夕方まで息子のいる大学病院に会いに行き、産婦人科に戻って休むを繰り返していました。 おっぱいは張って痛いのに息子はそばにおらず、他の人の赤ちゃんの声で眠れない……。入院中、先生やスタッフのみなさんにとても良くしていただいたのですが、ひとりで産婦人科に入院していることがとてもつらかったです。 検査結果は…息子よりひと足先に私が産婦人科を退院し、3日後に大学病院を息子が退院することに。 息子の退院の時点では検査結果は出ておらず、後日結果を聞きに行くことになりました。 初めての育児、丸1日を息子と初めて過ごすことに不安もありましたが、何より息子を抱きしめることができて、うれしかったです。 慣れない育児に悪戦苦闘しながら、毎日はあっという間に過ぎていき、息子が生まれて1カ月後、大学病院に検査結果を聞きに行く日が来ました。 夫婦2人とも眠れぬ夜を過ごしたかと思います。 結果は「21トリソミー(ダウン症候群)」でした。 先生がいろいろ説明してくれたことがほとんど耳に入らず、帰りの車の中では、ただぼんやり外を眺めていました。 本当に自分の息子がそうなのだろうか? 何かの間違いでは? そんなことを延々と考えていたような気がします。 息子はもう生後3カ月を迎えました。 正直、今でも結果を完全に受け入れることができているかは自分にはわかりません。ですが、800〜1,000人に1人の確率でしか生まれない「ダウン症候群」。そんな息子に選ばれた私は、息子が教えてくれること、息子からしか学べないことがきっとあり、私しかできないことがきっとあると思い、毎日の子育てに奮闘しています。 涙が出ることもあるけれど、「私が今悩んでも不安が息子に伝わるだけ。息子が思い悩んだときに一緒に悩んで考えよう」と思い、前向きに育児に取り組んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:塩田 沙織現在、3カ月の息子の育児に奮闘中。育休前は、介護福祉士として病院勤務。
2023年06月13日夫と息子さんと暮らすママであるさきさん。さきさんが「幸せすぎて怖い」と思うのは、自身の過去の経験が影響していました。さきさんが高校3年生のころ。母は帰らぬ人となってしまいました。 これまで母に振り回されることも多かったさきさん。そのため、このとき最初にさきさんが感じたのは、驚きや悲しさではなく、安堵だったと言います。「ようやく私は自分の人生を歩める」という気持ちでした。 倒れる母を目にして、感じたことは… 「私は、本当に幸せになってもいいのだろうか……」そんな、さきさんの思いに心がギュッと締め付けられてしまいます。 これから、夫と息子と3人で歩むさきさんの日常が、素敵なものでありますように。そして、さきさんが不安に恐れることなく、何気ない日常の幸せを、ありのまま受け止められる日がきますように。 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2023年06月06日やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜
モチコの親バカ&ツッコミ育児
ヲタママだっていーじゃない!