一時期なんだか疲れがとれず、精神的に不安定なときがありました。在宅の仕事をしようとも、息子がいるとどうもはかどりません。■一日息子の面倒をみると言ってくれたパパ休みの日も息子といつも一緒なので、パパが気を使ってくれてママに自由時間をくれました!在宅の仕事をのんびりしてもいいし、自由に外に行っても大丈夫とのこと。いや「自由」っていう言葉が素敵ですよね。とりあえず、のんびり家で仕事をすることにしました。 ■パパの対応にヤキモキ…関わらないつもりだったんですが、どうしてもパパの対応が気になってしまって・・・仕事に身が入りません(笑)息子は細かいところにこだわりがあって、いつもと違うと少し機嫌が悪くなります。(全く気にしない日もあります 笑)例えばご飯を食べるときのお箸の位置とか、習慣づいていることに変化があると文句を言います。パパはずっと一緒にいないから、細かいことはわからないよね?と思い、教えてあげたんですが・・・■育児のやり方を押しつける自分にハッ!そのときは「教えてあげたのに!!」と少しムッとしたんですが(笑)考えたらパパはパパなりに息子と向き合っていたんだと、今ならわかります。せっかくの自由時間なんだから、離れていないとダメですね!息子が0歳児のとき、わたしのお願いした通り息子のお世話をすることが当たり前だったパパ。「息子のこと、わたしが1番知ってるから!」と考えを押し付けてしまうことも多かったと思います。もしかしたら今までもパパが育児に対して考える機会を無意識に奪っていたのかもしれませんね・・・これからはパパを信じて、見守って行きたいです!
2019年06月21日こんにちは! ねここあんな。です!平成が終わり、ついに令和となりましたね。ウーマンエキサイトさんでは 「令和ママは、子育てをひとりで抱え込まずにOPENに!」 をテーマに川柳を集めています!OPEN子育て、本当にそんな世の中になることを強く願います。そこで私も、その気持ちを込めて 「令和ママ川柳企画」 に参加して一句詠んでみました!■日ごろの思いを込めて… #令和ママ川柳もう言葉通りなんですが…日本って育児をするお母さんたちが孤独になりやすく、社会からもあたりが強いなと感じることがしばしばあります。でもそれって、私たちが妊娠、出産、育児について情報を知らなすぎることが原因なんじゃないかと思うんです!だからこそ、義務教育で教えてくれる世の中になるといいな、と思い詠ませていただきました!!!■“ママの生きづらさ”を痛感した悲しい出来事なぜこれを詠んだのかというと、息子を産んで間もなく、悲しい出来事があったからです。産後初めて、息子を私の両親に預けて電車に乗っていた時のことです。私が電車に乗り出したときは比較的すいていましたが、気づくと座席は埋まる程度に混みだしていました。私が座っていると、目の前に若い女性の2人組が立っていました。電車が駅につくと私の左隣の方が降り、席が空きました。彼女たちはどっちが座るかという話をしていたと思います。するとその時…「若い者は立つべき」という考えが根付いていますが、子どもが小さいうちは動き回るのを制御するのも大変です。だからきっとお母さんの多くは「子どもが座れたら助かる」と思うでしょう。そうすれば手をつながず済むので、だいぶ楽になるからです(もちろん大きくなっていくうちに「譲る」と言うことを覚えて欲しいですが…)。さらに、そのお母さんは荷物を持っていたし、子連れでの電車は大変だろうと思って私は席を譲りました。正直子どもと一緒に電車に乗っているだけで「お疲れさま」と声をかけたくなります。しかし女性の一人は私たちを見ながら、こんな言葉を言い放つのでした。一瞬、私もそのお母さんも凍り付きました。その後も彼女はそういった話題を口にしており、私はとても悲しい気持ちになりました。たぶん一番いたたまれなかったのはそのお母さんかなと思います。そんな態度をとっていたわけじゃないのに…。■“知る”ことが、“子育てに優しい社会”への一歩にでもこういうことって、この女性は口にしたけれど…、もしかしたら口には出さないけれど同じように思う人って案外いるのかもしれません。私も妊娠中に電車に乗った時に、優先席に座っている人から嫌な顔されたこともありますし。そもそも「妊娠」「出産」「育児」がどんなものなのか、知る機会がなさすぎる。もしどこかで学び、ある程度知っていたら、そんなふうには言わないのではないでしょうか。そして多くの人々が、自然に席を譲ろうという気持ちになるかもしれません。だからこそ思うんです。せめて義務教育で妊娠、出産、育児ついての大変さとか教わっていれば、世の中の人はもっと優しくなれるような気がします。がんばって自分を産んでくれた親にも感謝するかもしれません。簡単に傷つけることを言う人が、少なくなるかもしれません。世の旦那さんが積極的に育児に参加してくれるかもしれません。そんなふうに、助け合える時代が来るといいなと思います!最後にここで、私の想像する未来の教室風景をご紹介します。こんな会話が飛び交うクラスもいいなと思います!\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!【お知らせ】 第9話 の記事下アンケート「Q. 夫の両親(義両親)との付き合いで困ったことありますか? 」のアンケート結果はこちら↓≫ 「じつは夫が元凶!? トンデモ発言にドン引き「妻の義両親ストレス」実態」
2019年06月13日こんにちはとまぱんです。「令和ママ川柳」という企画で一句読まさせていただきました。いつもふざけた記事や漫画を書いてますが今回だけ少し真面目に書いてみました(笑)。■夫が「ありがとう」「おつかれさま」を言ってくれない!みなさんはご主人に日頃「ありがとう」「おつかれさま」と言われていますか? 私は以前全く言われていませんでした(笑)。もちろん、夫に何かしてあげたときは「ありがとう」と言ってくれますが、育児に関して「ありがとう」「おつかれさま」を言われたことがありませんでした。私は仕事から帰ってきた夫に「おつかれさま」と言うのに、夫は私に何も言わない...。私も今日一日育児がんばったのに! 疲れているのに!私の気持ちを理解してくれていない!そんな気持ちが大きくなり夫にあるお願いをしました。それを伝えて1週間くらいは言ってくれましたが、その後はまた言ってくれず…(笑)。しかし、夫が娘を数時間一人でみたり寝かしつけをするなど、夫もたくさん育児をやっていくうちに「寝かしつけありがとう」「今日もおつかれさま」など言ってくれるようになりました。■「ありがとう」「おつかれさま」を言われると安心する「ありがとう」「おつかれさま」。この言葉を言われるとすっと体が楽になるんですよね。自分をちゃんと見てくれている、理解してくれているという気持ちになります。こういう安心感は育児をする上でとても大切なのかな~と思います。育児は女性がするものという概念がまだまだ強いですが、そのような概念はパパを無意識に非協力的にしてしまい、孤独に育児をするママが増えてしまうのでは…と思います。令和の時代はそんな概念を振り払い、パパも育児にちゃんと寄り添う、「ありがとう」「おつかれさま」とママに伝える。ママも一人で抱えずにパパにヘルプをきちんと伝える。(でもパパが仕事で疲れて聞いてくれない、何度言っても理解してくれないことってありますよね。私は何度か粘り強く伝えました…笑)そんなパパとママがお互いに「おつかれさま」「ありがとう」を言い合える時代になればいいなと思います。\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年05月27日毎日食べる食事について、「パートナーとその好みが合うかどうか」を重要だと考える人は多いのではないでしょうか。好き嫌いや味付けの種類など、食の好みには、その人が育ってきた環境や地域性など、さまざまなものが反映されると言っても過言ではありません。今回は、食の好みについて、アンケート結果をもとに考えてみたいと思います。■パートナーとの食の好み、半数以上は「合っている」と回答アンケートでは、パートナーと食の好みが合っているかどうか聞きました。その結果「どちらかというと合っていると思う」と答えた人が39.2%で、もっとも多いことがわかりました。また「合っている」と答えた人とあわせると約55%となり、半数以上の人たちは、多かれ少なかれ、「パートナーとの食の好みは合っている」と考えているようです。Q.パートナーと食の好みは合っている?どちらかというと合っていると思う 39.2%どちらともいえない 18.7%合っている 16.6%あまり合っていないと思う 7.6%合わないと思う 7.6%その他 3.0%■結婚において食の好みは大切なキーとなる?「どちらかというと合っていると思う」、「合っている」と答えた半数以上の人たち。どのような点で、食の好みが合うと感じているのでしょうか。「結婚して16年、付き合っているときから味の好みは同じ。だから、いまも奥さんの料理は好き。最近自分が料理することが増えたが、『おいしい』と言ってくれてとても作りがいがある」(神奈川県 40代男性)「作った夕飯を見ていつも、『これ! 今日食べたかったやつ!』と言われたりする。結婚の決め手が食の好みというのもありましたが、正解でした」(岩手県 30代女性)「食へのこだわりはもとより、食の相性は大切な要素だと考えています。私は食事を残すことがタブーと考えていますが、妻も同じ考えです」(埼玉県 40代男性)「これほど好みが同じな男性と出会ったことがないというほど合っています。好きな物から嫌いなものまで同じです」(千葉県 30代女性)そのほか、「趣味や嗜好(しこう)は違うが、食の好みだけは合うから結婚生活を続けてこられた」としみじみ振り返るような声も寄せられました。たしかに、食事は生活と切っても切り離せないもの。好みが合えば、毎回お互いに合わせる、合わせないといったストレスがない食生活を送ることができるでしょう。半数以上のパパやママたちが、パートナーとの食の好みが合っていると答えたということは、それだけ結婚において「食事」がキーとなっていくることがわかります。■「食の好みが違いすぎて疲れた…」つらい声もそれでは、「合わない」と答えた約15%の人たちの声を見ていきたいと思います。「旦那は食わず嫌いなので、作るメニューや外食はほぼ決まっています。せめて子どもには好き嫌いなく何でも食べてもらいたいと思っていますが、旦那が食べないので微妙。やっぱり食の好みが合わないと大変ですね」(茨城県 40代女性)「旦那は味が濃いもの、私は薄味が好きなので、夜ご飯は毎度子どもたちの分、旦那の分、私の分とみんながバラバラでおかずも違います」(茨城県 40代女性)「旦那は料理人です。小さい頃からおいしいものをぜいたくに食べていたせいか、農家出身の私とは違い、舌がこえていて、私がおいしいと思う田舎料理など食べません。結婚前になんとなく好みが違うのはわかってたけど、こんなに苦労するとは思わなかった」(神奈川県 40代女性)「私は薄味、旦那は濃い味。私は甘い方が好き、旦那はしょっぱいのが好き。すべてが違い過ぎて私は疲れています」(栃木県 40代女性)多かったのは、ご飯を作る側から寄せられた、食の好みが合わないつらさを訴える声でした。「からい物好きな夫が味見をせずに何にでも一味をかけるのでイライラする」という意見もあり、作った料理を前にモヤモヤとした気持ちを抱く妻とそれに気がつかない夫の様子が目に浮かびます。食の好みが合わないと、たしかに食事のたびに同じようなことが起こりかねないため、それをストレスだと感じる人もいるでしょう。■夫婦で食生活を楽しむためのヒントは夫婦でうまく食生活を楽しむためのヒントを「好みが合わない」という人から寄せられたコメントから探してみたいと思います。▼パートナーがいないときに好きなものを食べる「旦那は好き嫌いが多いので、普段はそれに合わせて料理を作っています。子どもたちは私の好みと合っているので、旦那がいないときに好きなものを作って食べています」(福島県 40代女性)夫婦といっても、四六時中いっしょにいるわけではないため、お互いが別々に過ごす時間に、自分が好きな食べ物を楽しむという声は多く寄せられました。「好きなものを食べずに我慢する」ということより、自分の好きなものを食べる機会を設けることでお互いにストレスが減るかもしれません。パートナーの作る料理の薄味に物足りないと思っているときは、ランチをガッツリ、こってり系にするなども食の楽しみのひとつです。ただ健康的問題で食生活を見直している場合には、どのくらいまでなら許容なのか確認しないと、せっかくの家での努力が無駄になるかもしれないので注意したいところですね。▼健康のために食生活を見直した「結婚当初は、私は濃い味付けが好みで、妻が作ってくれる食事は私からすると薄味でした。しかし、妻から『濃い味付けの食事を食べ続けると体に良くない』と言われ、少しずつ薄味にしてもらい薄味に慣れていきました」(千葉県 50代男性)年齢とともに食生活の見直しが必要と考える人は多いでしょう。もしパートナーの濃い味付けやこってりした料理が好きなことが気になる場合には、健康診断の数値も夫婦で相談する1つの材料として役立つこともありそうです。▼最初は夫婦の好みが合わなくても…「合ってきた!!って感じです。 濃い味付けだった私が、主人の好みのダシしっかりの薄味になり、甘いものを食べなかった主人が、私が甘味を大好きなせいか、甘味が好きになりました」(神奈川県 30代女性)夫婦は、最初は別々の家庭で育ってきた二人が、一つの家庭を作っていきます。長年一緒にいることで、合わなかった食の好みも次第に合ってきたと考える人は多いようです。筆者も、結婚当初は甘い物が大好きな夫に合わせて、自分が好きな味付けに少し砂糖を加えて調整していました。しかし、結婚して7年目となった近頃では、自分の好みの味が「わが家の味」になってきたと感じています。自分が変わったのか、相手が変わったのか、それともお互いが歩み寄ったのかはわかりませんが、毎日同じ食卓を囲むことで、積み重ねていけるものがありそうです。また「合う合わないより、お互いに合わせようとする気持ちが大事」という方、なかには「食の好みが違うから食べ物の取り合いにならなくて快適」と考える方も。お互いに食事の時間が窮屈ではなく楽しめていれば、食事の好みが合わなくても問題ないように思えます。また、最後にこんなコメントも紹介したいと思います。「主人が母子家庭だったので、母の帰りが遅いため夕食は一人で市販のお弁当を食べてたみたいです。家に帰ると妻と子どもがいて手料理がある幸せが、当たり前ではないと知っている主人は、私が作る料理は好き嫌いなく食べてくれます」(沖縄県 30代女性)「お互いに好き嫌いはあまりないですが、ごはんを残す人はお互いに嫌いなので食の好みというより、価値観は近いかと思います。子どもたちにもごはんは残さないということを徹底して伝えています」(東京都 30代女性)これらのコメントからは、食生活や食に対する考え方には、その人が人生で大切にしていることが影響しているとも考えられそうです。たしかに、毎日食事を用意するかげには、食材の準備から調理、配膳まで、たくさんの工程があり、手間がかかっています。まずは、そのことに感謝することの大切さをあらためて感じさせられます。食事にとてもこだわる人、作ってくれるだけでありがたいと思う人、おいしければ何でもいいという人、そしてこだわりがないという人。さまざまでしょう。もしパートナーと食事の好みが合わないという場合には、お互いに相手の価値観を認めて、自分なりのおりあいをつけることも必要となってくるかもしれません。食生活を豊かにするという方法は各家庭ごとに違っていると思いますが、楽しい食事時間が過ごせるといいですね。Q.パートナーと食の好みは合っている?アンケート回答数: 4602件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月12日子育てと運営の両立ここしばらく、私も麻ちゃんも慌ただしい毎日を過ごしていました。ニュースなどでご覧になった方もおられると思うのですが、「結婚の自由をすべての人に」訴訟、いわゆる「同性婚訴訟」の原告の一人になったため、その準備に追われていました。その話も追って書くつもりですが、今回は「にじいろかぞく、のはじまり」第5回目で、これで一段落となります。もう少しだけ、お付き合いください。思いがけなく参加することになったアメリカ研修旅行で、すでになんとなく形ができてきていた「にじいろかぞく」の未来のあるべき姿を目にして、私のなかで「やろう!」という気持ちが、これまでになく高まっていました。イベントに集まってくれる仲間たちから、「私は、にじいろかぞくの一員だと思っているよ!」なんて言ってもらって、「ちゃんとした会にしなきゃ」と思うと同時に「本当にできるのか?」という不安もありました。子育てをして、仕事もして、家事もして。それだけで日常は恐ろしくめまぐるしく、常に走っているような状態です。子どもに食事を出したら、自分は台所で立ったまま食べる、という生活が長らく続いていましたし、食洗機と無洗米は常備(それは今もですが……)。ご飯を炊けなかった日のスペシャルメニューはやきそば。そんな有り様です。さらに3人の子どもの学校行事の把握に提出書類の作成、などなど、などなど、細かいことは山積み(見落とすことも度々……)。この状況で「にじいろかぞく」をちゃんとした会にするには、仲間の助けが必要でした。ノンケさんの彼女に気付かされたことアメリカ研修旅行に行く少し前、私は麻ちゃんと、ある選挙ボランティアに参加しました。漫画家でゲイである歌川たいじさん(彼の原作で映画化された『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、涙なしには見られませんでした。機会があれば是非ご覧ください!)が選挙に出られると聞き、「それはお手伝いをしなければ!」ということになったのです。歌川さん、こと歌さんは、私たちの心の師匠、Taqさんの店「タックスノット」で知り合い、私たちにとってTaqさん同様、同性のパートナーと “ふうふ” として長年暮らす、大好きな先輩でもありました。歌さんの選挙ボランティアメンバーは、約半分がLGBTの当事者で、残り半分がノンケさん。LGBTであろうがなかろうが気にしない雰囲気が居心地よく、チラシ配りの後に、みんなでご飯を食べに行くことも度々ありました。そんななか、仲良くなった女性がいました。彼女は夫と二人暮らしのノンケさん。しっかり者で、細かいことにもよく気がつき、ボランティアメンバーの中でも頼りにされる存在でした。年が近いこともあって、すっかり打ち解けて友達になった彼女が、歌さんのボランティアが終わった時に「にじいろかぞくにも行ってみたいな」と言ってくれたのです。彼女は本当に「にじいろかぞく」に遊びに来てくれて、あっという間に会になくてはならない人になりました。彼女のおかげで、会では交流ピクニックだけでなく、さまざまな勉強会も開催できるようになりました。会を支えるということは、実に地道な、細々した作業の積み重ねなのです。その点、彼女は本当に “よくできる人” なので、私も会のメンバーも、すっかり彼女をアテにするようになっていました。ところがある時から、彼女はなんだか元気がない様子が続きました。「心配事でもあるのだろうか?もしかしたら会のやり方が気に入らないのだろうか?」と、オロオロしながら訊いてみるのですが、なんとも歯切れが悪い。「どうしたんだろう?」と首をかしげる私たちを前に、彼女は理由を口にしたがりません。お酒を飲ませて「さぁ話して!」と迫ってようやく聞き出した理由に、私たちはびっくりしました。「あのね、私、やっぱり遠慮しちゃうところがあるんだよね。ほら、だって私だけがノンケじゃない……?」そうなのです。世間では私たちがマイノリティ。普段は大勢のノンケさんに囲まれて、自分たちのことは話しにくい。だからこそ自由に自分たちの家族や、ジェンダーやセクシャリティのことも、率直に話せる場を作りたいと「にじいろかぞく」をやっていたのですが、会ではノンケさんである彼女がマイノリティ。逆転しているのです!私やLGBT当事者のメンバーは、自由に家族やパートナーのことを話していたし、時にはセクシャリティに関わるジョークも言っていましたが、ノンケさんの彼女にしたら戸惑うことが多かったのだと、その時初めて知りました。それを彼女は「ノンケ中心の世の中で、普段は自由に話せないのだろうから。こういう話がしたくてみんな集まっているのだろうから」と、黙っていてくれたのです。そのことに、私たちは強い衝撃を受けました。いつも自分たちがマイノリティだと思い込んでいたけれど、それは違う。状況が変われば、自分たちがマジョリティになることもあるのだと気がついたのです。それは大きな衝撃でした。いつもは配慮 “される側” である私たちが、配慮 “する側” に立たなければいけなかったのです。いつも、ノンケさんに対して「なんでもかんでもノンケ前提だと思わないでくださーい」なんて思っていたけれど、「にじいろかぞく」の中では逆なのです。私たちがノンケさんもいることに配慮し、「なんでもかんでもLGBT前提だと思わないでくださーい」と言われる可能性を考えながら、話をしなければいけなかったのです!これは彼女に話してもらって、初めて見えてきたことでした。だからといってすぐ完璧に対応できたのか、というと、そう簡単な話でもありません。それから何度も、私たちは彼女の気持ちを傷つけてきたと思います。でも、それは自分たちにとって大きな気づきでもありました。ノンケさんを相手に「どうせ、話しても分かってもらえないだろうなー」と思うこともあったけれど、自分たちも分かっていないことに、気付かされたのですから……。それじゃあ困るんですよ、私たちが!ノンケさんの彼女だけでなく、「にじいろかぞく」には、すでに全国から多様な人たちが集まり始めていました。ある時、生まれたての赤ん坊を連れたご夫婦がやってこられました。「私たちはここにいてもいいですか?」と遠慮がちなお母さんの話を聞くと、「私たちは結婚していて、子どもは私たち“ふうふ”の子です。でも私はレズビアンで、パートナーはトランスジェンダーで、男性として生まれましたが、自分を男性と女性の混在だと言っています。こんな私たちでも、仲間に入れてもらえますか?」。レズビアンでありながら「結婚」という道を選んだ彼女にとって、パートナーは女性でもあるのに、世間からは当然のように「パパ」と「ママ」の「家族」として扱われる違和感。その家族の形も戸惑いも、私の想像していなかったものでした。また、あるイベントで元気いっぱいの女性に話しかけられました。彼女はあっけらかんと、自分は3人の子どもがいるレズビアンだと言うのです。しかも選択的シングル。はじめの子は当時結婚していた夫との間に生み、2番目の子は離婚後にその夫に協力してもらって人工授精で生み、さらに3番目の子は精子バンクを通して生んだというのです!固定観念に縛られがちな私は、“子どもを育てるには、つがわないと”みたいなところがあるのですが、自分の人生をどう生きて、どう子どもを育てるかは、それぞれで決めていくことなんだ、と彼女から教えてもらいました。シングルファーザーとして、子どもを育てているゲイの男性との出会いもありました。それから、代理母で子どもを授かったゲイカップルの友だちもできました。彼らは日本人とスウェーデン人のカップルで、現在、同性結婚が可能なスウェーデンで子どもを育てています(スウェーデンでは子育てをするゲイカップルが、さして珍しくないと聞いて、またびっくり)。ジェンダーもセクシャリティも関係なく、つがったりつがわなかったりも自分に合うように選びながら、育児を真ん中に置いて話せる場として「にじいろかぞく」をやっていきたい。人が集まり、ようやく形になってきて、このまま頑張りたい……と思っていた矢先、2016年、私に乳がんが見つかりました。この話は以前に書いていますが、抗がん剤治療に、片胸の全摘手術と1年半は仕事も休業し、ほとんど寝付いていました。手術が終わって半年。そろそろ「にじいろかぞく」のこともやらなくては、と思っていた時に、ずっと会を支えてくれていたメンバーから、声が上がりました。「ボランティアをやって、って小野ちゃんは言いにくいのかもしれないけど、私たちやるから。小野ちゃんが倒れたら会が終わり、じゃ困る。きちんとした会にしてほしい」。特に、LGBTであることを表に出しづらい地方のメンバーから、強い声があがりました。そこで正式に運営メンバーになってくれた6人とともに体制を整え直し、「にじいろかぞく」は会員制の任意団体として、新たなスタートを切ったのです。そして今は、子どもを産んだ経験を持つトランスジェンダーの男性が運営メンバーに加わり、さらに新しい視点を与えてくれています。毎年、会員の入れ替わりがありながら、2019年は子育てをするLGBTを中心に、セクシャリティもジェンダーもさまざまな60人強が参加してくれています。やっていることは、ほぼ育児サークルと一緒ですが、多種多様な家族が、寝転がる赤ちゃんを一緒にあやしながら喋っている様子を見るたび、「自分みたいな家族なんてどこにもいないんだ」と思っていたあの頃、夢見ていた未来のなかにいるな、と感じています。Composition:Yoshiyuki Shimazu
2019年04月02日以前、夫婦でぶつかったことをかきました。それとは別に、ふとしたことで突然、夫婦喧嘩をしてしまったときのことをお話しします。私が食材宅配サービスを試してみたときのことです。そのときは料理に使うぶんだけの食材を配達してもらいました。いつも自分で料理をすると、野菜を全部使いきれず、そのぶんは捨ててしまうことが多いのですが、そのときは野菜の芯や葉の捨ててしまう部分は最初からとりのぞかれて届いたので、ゴミも最小限でした。それを見て、夫は私にこういいました。燃えるゴミの量を1袋にへらすようもっと努力しなよと。たしかに、私が食材を使い切るのが上手ではないというのが生ゴミが多い理由のひとつです。よく使いそうなもの中心に食材を買い、それをもとにメニューを考えて調理していますが、全部使い切れないことが多いです。レシピや食材の保存方法など、いろいろ工夫してゴミをへらすべきなのでしょう。でもそのときは、子育てや仕事と忙しく、家事のこまごまとしたことを考える余裕がありませんでした。努力をすればいいというのは頭ではわかっているのですが、夫のいうようにいきなり1袋までへらすのは、ハードルが高く感じました。そのとき何度もくりかえし「できるはずだよ」といわれイラっとしてしまい、夫と口論になりました。きっと夫だって簡単にはできないことだろうに・・・と思いました。喧嘩してもゆずってくれることが多い夫なのですが、そのときの彼はゆずりませんでした。・・・しかしその夜のことです。冷蔵庫で消費期限をかなりすぎたピザを発見しました! それは以前スーパーで「自分の晩酌用に」といって夫に買わされたものでした。燃えるゴミになってしまった夫のピザを彼にみせました。すると彼はその瞬間から「できるはずだ」と私にしつこくいわなくなりました。内心ほっとしました。夫婦でぶつかってしまいましたが、時間に余裕があれば、燃えるゴミをへらすために工夫できることを少しづつ考えてみようと思うきっかけになりました。完璧を最初から目指さなくてもいいのかもしれません。夫のピザもふくめ、そういった無駄買いをなるべくしないようにするなど、小さなとこからからはじめようと思いました。
2019年03月26日前回夫婦でぶつかったことをかきました。こんなふうに、結婚してから夫婦喧嘩も何度か経験し、もはや甘いムードとも無縁。でも、バレンタインからホワイトデーにかけての時期は、恋人だったころを思い出すこともあります。そのとき夫に「私のどこが好きで結婚したの?」と聞いてみました。すると意外な答えが返ってきました。私が昔勤めていた会社を辞めるときの姿が即断即決でかっこよかったといわれました。そのときにいった「組織にしばられたくない」という言葉が忘れられないとも。想像していたのとちがいすぎる答えにとまどいを隠し切れない私。どこを好きになるかわからないものだと思いました。気をとりなおして、結婚後の今はどうなのか聞いてみました。夫は、結婚前も今も、私が何か決断するときにスピーディーなところにほれているようです。家電などの大きな買い物をさほど調べもしないで「これだ!」といって買う姿が好きだといわれました。それで失敗もたくさんしているのですが、その点はさほど気にならないようです。彼はじっくりとデーターに目を通してものごとを決める慎重なタイプで、私は直感的にすぐ決めるほう。正反対なのですが、意外にも彼は私のその性質を気に入っているみたいでした。今回、甘いセリフをささやかれるかもと思っていましたが、まったく予想外なことをいわれてしまいました。即断即決なところをほめられましたが、私はむしろ夫の緻密に調べたりするところのほうが、すごいと思っていました。性格はちがうふたりですが、おたがいにないものがピタっとはまって夫婦として成立しているのかもしれません。
2019年03月20日ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事 「妻の仕事に理解のなかった夫、なぜ変わった? 夫に聞いてみた」 で、“夫に理解してほしいこと、変わってほしいこと”について、アンケートを実施しました。夫とは言え、異なる家庭や環境で育った人間だから価値観が違うのはあたり前。ましてやふたりだけの生活から子どもが生まれれば、今までの夫と妻だけの簡潔な関係から、父と母という役割も増えることで、さらに考えがぶつかることも増えてくるのではないでしょうか。アンケートには、具体的に「どう変わってほしいのか」はもちろん、「妻の気持ちを理解してほしい」という切実な思いも寄せられました。■夫の行動、態度に“変わってほしい!”妻たちはいったい、夫のどんな部分に「変わってほしい」と思っているのでしょうか。その回答は、夫の生活習慣、家事分担、育児方針、家族の在り方と、多岐にわたりました。ごはんは嫁が作るものっていう固定観念を外してほしい。自分が仕事休みな日くらい、私の仕事の帰りを待つだけじゃなくて、自分で夕飯作ってくださいませ。夫は、念願のマイホームを手に入れたので、妻である私に「いつでもキレイにしておけ」と言いますが、妊娠中で4歳の子どももいて、仕事もあるので完璧にはできません! あと、パートといえど仕事は仕事なので、子どもの病気で私がいつも仕事を休むのは不公平な気がします。スマホゲームしながら片手間に子どもの相手をするのやめて! うちの実家でスマホゲームしながら父と話すのやめてー!男だから泣いてはいけないとか、強くなくてはいけないとかいう考え。やたら息子に厳しすぎる。「だからおまえはダメなんだ」に結びつくような、うしろ向きの言葉を使ってほしくない。自分はそう育てられたかもしれないが、うちの息子は敏感でネガティブになりやすい性格。みんながそれで強くなると思わないでほしい。出したら出しっぱなし、置いたら置きっぱなしを直して欲しい。私と2人で暮らしているのに、自分が「一人暮らしのときはこれで何も不都合がなかったから」と、スタンスを変える気がないところを変えて欲しい。きっと夫にも「妻に変わってほしいこと」があって、“お互いさま”な部分もあるのだろうと思います。しかし、より円滑に家庭をまわし、夫婦や家族にとって心地よい関係を構築するには、ともに“変わっていく”ことも必要な場合もあるのではないでしょうか。■妻のつらさ、大変さを“理解してほしい”一方、「夫に理解してほしいこと」でもっとも多かったのは、やはり“主婦業、ママ業の大変さ” でした。家事と育児がメイン担当となりがちな妻ですが、それは簡単なことではなく、多くの苦労や工夫があって保たれているもの。子どもがいれば毎日何かしらハプニングが起こるものだし、夫や子どものためを思って手間を掛ければそれだけ時間が掛かることも多いのです。毎日がんばっているからこそ、そんな自分を評価してくれるパートナーでいてほしいという気持ちになるのではないでしょうか。ねぎらいの言葉を掛けてほしいなぁと思います。フルタイムパートの私、泊まりもある不規則勤務の夫。家事負担はほぼ私で…、週末買い物まとめ買い、作り置きで平日を乗り切っています。「ありがとう」とか「大好きだよ」とか、もっと言ってくれたらうれしいのですが…。恥ずかしくて言い出せません。私が落ち込んだり泣いたりすると怒る夫。なんでそんな腹立つのかわからないけどほっといていてほしい。いつも元気なわけないじゃん。落ち込むことだってあるよ!家事育児は家族でやること。外での仕事ができるのは、家の仕事をこなしてくれる人がいるから。仕事の方がえらい、というのはおかしい。子どもを育てることは未来を育てること。家事をすることは、生活を保つこと。それを普通に、こなせる社会になってほしいです。勤務時間が多い方がしんどいと夫は思っています。もうすぐ1歳になる娘が、春に保育園に入る予定です。私の勤務時間は9〜17時、夫は9〜20時。働く時間は私の方が夫より3時間短いですが、週5日勤務で保育園お迎えと家事育児を全部引き受ける事になりそうです。育休中の今でも、いっぱいいっぱいの日があるのに「職場復帰したらもう一人では無理!」と話しましたが、「オレより勤務時間短いでしょ?」と取り合ってくれません。ちゅいママさんのご主人は以前家事や育児に非協力的だったそうですが、いまでは全部を任せられるようになったそう。そして、実際やってもらって“わかったこと”が夫婦ともにたくさんあったのだとか。とはいえ、普段妻がやっている家事や育児を、全部夫に経験させるのは難しいのが現状。出張や入院など、妻が家を離れるシチュエーションがないと、なかなかできないかもしれません。「夫に妻の大変さを理解してもらうにはどうしたらいいのか」。妻たちの命題は、まだまだ解決の糸口がつかめていないのが現状のようです。■夫と妻の感覚がズレている?毎日家事や育児でてんてこ舞いの妻にとって、夫のフォローは不可欠。でも、夫がしてくれたフォローや言葉がけが、「え? そこ?」なんて思った経験はありませんか? しかも、夫は「オレ、今すごくいいこと言った」なんて思っていたりして…。そんな夫婦間の“ズレ” が浮き彫りになったエピソードも、今回のアンケートに寄せられました。やはり家事と育児の大変さ。本当に大変なのに、わかってない。「大変なら、明日したら?」って平気で言ってくる。明日にしたら明日は2倍以上大変やねん!「俺はすごく家事育児やるいい夫」という勘違い。妻を不死身だと勘違いするのはやめて欲しい。病気すれば私だってしんどいし、立っているのすらつらいときでも、家事や育児をあたり前にしなくてはならない。自分は少し微熱が出れば大げさに寝込んで病院の送迎や看病をさせるくせに、私が高熱を出してフラフラでも何にもせずにゲームとプラモ。「ご飯は簡単なものでいいよ」とか、「病院に行ってきていいよ」とか、平気で言ってきます。もっと他人の苦しみをわかる人になってほしい…。お、惜しい…。妻に気を使おうとする姿勢は感じるのですが…。もう一歩先の“自主的な”提案がほしいところですよね。ここはやっぱり、ちゅいママさんのように「もう無理、助けて!」と白旗をあげるのがいいのかも?■価値観は変えられるのか?結婚して家庭を作ったとき。夫婦ふたりだけの生活から、子どもが生まれたとき。家庭に、そんな新しい変化が起きたときは、妻にしても夫にしても、大きな意識改革が行われるのではないでしょうか。それは、ただの恋人同士だった頃では想像もつかなかったこと。「こんなはずじゃなかった…」なんて思うこともあるかもしれません。とくに出産後の妻は、何もできない赤ちゃんを育てることが第一になり、急激に価値観が変わるのではないでしょうか。というより、いきなり過酷な生活になり、自分をアップデートしないと生きていけなくなるのかもしれません。古い良き時代の妻像は、女性の我慢の元に成り立っていた過去の遺物と理解してほしい。結婚当初は私も古風なことに理解もあったのでがんばっていたが、もう無理! そんな仮面は外そうと思うので、夫もそんな私を変わったと嘆かずに…、理解してほしいです。子どもが生まれるとやはり子どもの事を1番に考えるようになりました。すると夫は「どうせ俺の事より子どもが大事なんやろ」と頻繁に言うようになりました。寂しいのかもしれませんが、赤ちゃんは私がお世話しないと生きていけないのです! そこをわかってほしい!筆者の場合、産後、息子に関することは妥協できず、夫にもそれを強要してしまいました。そのせいで、夫は育児や家事に協力的だったのですが、結果、後味悪い思いをすることが多々あったそうです。何度話し合っても絶対譲れない部分もありましたし、「そこまでしなくていいんじゃない?」と言われ、「ここは神経質になる必要ないのかもな」と考えをあらためたこともありました。目の前の子どものことで精一杯で1日があっという間に過ぎ、「●●をしてあげなきゃ」という焦りからいてもたってもいられなくなってしまう…。きっと、そんな妻に、夫は追いつけなかったのだと思います。しかしその当時は、そんな風に焦ってしまっている自分のことも、「夫にはわかってほしい」という気持ちが強くあったようにと思います。妻から母になり、そして仕事を持つ女性も増えている現在。それでも家事も育児もがんばろうとする女性が多くいます。そしてなかにはそんな状況に孤独を感じつつも、「母親なんだからそれぐらいできてあたり前」という価値観に女性もそして男性も囚われているのかもしれません。「察してほしい」と妻がどんなに望んだとしても、その心情まで夫に望むのは難しいのかも。夫は夫で「家族は僕が守るもの」と仕事をがんばっている場合も多いことでしょう。そこにいきなり「子どもと遊んで」、「お風呂入れて」、「お皿洗って」と言われても、育ってきた環境によってはとても理不尽に感じる可能性もあります。でも妻側が、パートナーに理解してもらえるまで何も言わずにがんばり続けても体力の限界もありますし、そもそもいつか伝わるものというのものではないような気もします。夫といっても、元は他人。だから、“価値観のズレ”があって当然なんですよね。でも、だからと言ってそれで仕方ないと終わりにできないのは、ふたりが家族であるから。そこをどうすり合わせて、お互いに助け合い、いたわり合えるチームになるか。もしかしたらこれこそが、夫婦に与えられた課題なのかもしれませんね。Q. 夫に理解してほしいこと、変わってほしいことがあれば教えてください回答数:65アンケート集計期間:2019/2/14~2/26
2019年03月15日前回の記事でかいたように、夫は産後しばらくたってから育児にかかわるようになってくれました。それでもときどき、育児のことでぶつかることもありました。姉妹がまだ小さい頃のことですが、夫につい怒ってしまったときのことをお話しします。夫はスポーツ観戦に行くのが好きで、休日になるとよく出かけて行きました。その日もまた、夫はひとりでスポーツ観戦へ行きました。次女もまだ小さく外に出るのもおっくうだったので、私と娘たちは家で過ごすことに。ご飯を食べたり遊んだりしているとあっというまに時がたちました。そして午後7時半頃になりましたが、その日はめずらしく、パパとお風呂に入りたいといって長女がゆずりませんでした。明日は日曜で休みでしたし、夫も午後8時には帰ってくるといっていたので、夫を待つことに。しかし、夫はすぐには帰ってこず「もうお風呂に入ろう」といっても長女はいうことを聞いてくれません。そうして、夫が帰ってきたときにはもう午後9時近くになっていました。あきれたというような顔をして、夫は大きなため息をつきました。そういわれ、私は悲しくなりました。たしかに、午後8時に帰ってくると思って夫を待った私の判断はまちがっていましたし、お風呂ももっと強く「入るよ」といえばよかったのでしょう。夫がいうことは正論だと思いました。・・・でもそのとき、強い感情が表に出ました。そのときの私はまさに鬼。鬼と化した妻を前に、夫はびっくりしてしまって何もいえないようでした。次の朝、夫にあやまられました。「パパとお風呂に入りたくて待っていた」という話を長女から聞いたようです。・・・それからです。夫が、ひとりで外出するとお土産を買ってきてくれるようになったのは。それは、休日のワンオペ育児が大変だと理解した夫のねぎらいなのか、それとも妻の中にひそむ鬼へもう出ないでと祈るようにささげているのか・・・真実はわかりません。そのときの鬼は、今は私の中で静かに眠っています。
2019年03月11日3週間のお休みください人生で初めてアメリカ大使館を訪問し、面接を受けた私。アメリカ国務省が主催するIVLPなる研修プログラムなど、「どうせ通ることないや」と思っていたら、3週間後にまさかの「小野さんに決定しました」の連絡がありました。この頃、アメリカはオバマ政権で、LGBTが政策トピックだったこともあり、後押しされたのでしょう。さぁ、ここからが大変です。なにしろ、私は会社勤めのサラリーマン。世間的には働くシングルマザーというステータス。3週間も仕事を休むなど、普通はありえません。会社が了承してくれなければ、アメリカには行けません。当時勤めていた会社には、麻ちゃんとの結婚式の前にバレて(いや、自爆して#25 手さぐりのウエディング その2)いたので、カミングアウトは必要ないものの、いきなり「仕事を3週間も休ませてください」と言うのは、なかなか勇気が必要です。たまたま、昼休みに一緒になった上司に、切り出しました。「あのー、すいません。今度3週間ほど、仕事を休ませてもらえたらなー、と思ってるんですけど……」「は?どうかしたの?なに?病気かなにか?」「いや、全然元気なんですけど。どうやら、アメリカにLGBTのことについて勉強に行かせてもらえることになりそうで」「アメリカ!?なんだそりゃ?何しに行くんだ?っていうか、それは会社を辞めて留学するってことか?」「いや、そうでもなくて、ですね。えー。なんかですね、アメリカの国務省主催の研修に、推薦してもらっていたみたいで、実はこのあいだ、お休みいただいた時に、アメリカ大使館に面接を受けに行ってきたんですよ。そしたら、なんか通っちゃったみたいで」上司の目がまん丸になっています。無理もありません。私も上司も超庶民。近所のコンビニに、昼ごはんを買いに行こうとしている道すがら。海外なんて縁のない私たちには “国務省” も “アメリカ大使館” もパワーワード過ぎます。しばしの沈黙の後、上司が言いました。「お前……、なに言ってんの?」上司も驚いたと思うのですが、私の方がもっと驚いているわけで “人生、こんなびっくり体験があるもんだ” と思いつつ、上司にこうして話して、ようやく “あぁ、これ現実なんだ” と実感が少しずつ湧いてきました。そして、ありがたいことに「こんなこと一生に1回あるかないかだ、行ってきな!」と、上司や同僚たちは、私を送り出してくれたのです。それから出発までの半年は、大使館に呼び出されて説明を受けたり、訪問したいNPOや企業について調べたり、読んでみたい本のリストを作ったりとバタバタ。子どもが生まれてからこのかた、家を2日続けて空けたことがない私が、3週間も家を空ける。そのことに、私はとても緊張したのですが、オトコマエの麻ちゃんは「任せとけ!」と余裕の様子。小学校の高学年になっていた子どもたちも、「わー、アメリカ!お土産買ってきて!」と無邪気なもので、私は胸をなでおろしたのでした。とうとうアメリカへ旅立つ日がやってきました。旅の仲間は、2人の元国会議員と、日本のLGBT界を牽引するNPOの代表で、一流企業で働くエリートゲイ男性。そんな錚々たる方々に混じって、こんなおばちゃんが参加していることに、我ながら “なんで?” と思いましたが、ココは腹を決めるしかありません。離婚以来、期限が切れたままだったパスポートを更新し、真新しいスーツケースに荷物を詰めて、生まれて初めての3週間の研修の旅に、さぁ出発です。I have a dream!最初に着いたのは、ワシントンD.C.。折しも、キング牧師の「I have a dream」のスピーチが、ここワシントンD.C.で行われてから、ちょうど50年のタイミングで、街のあちこちで祭典の準備が進んでいました。思えば、50年前の黒人の権利が、今のようなものではなかったことと、LGBTのそれが重なります。英語の教科書で読んだスピーチから、まだわずか50年しか経っていないことに驚きつつ、まずは座学をみっちり受け、翌日の朝早くから視察が始まりました。視察1日目に訪れたのは、さまざまなLGBTキャンペーンを行っている有名なNPO。案内されたオフィスには、若い人が多く、活気に溢れていました。今でも日本では、LGBTをテーマにした大きなNPOはありません。私がアメリカに行った2013年当時、日本でLGBTに関わる仕事をしているのは、よほどの覚悟と志がある人のみ。それも、輝かしいキャリアをなげうって挑んでいるケースしか見たことがありませんでした。それがこのNPOでは、多くの当事者が自分のセクシャリティを隠さず、それどころか、それを生かして堂々と働いていました。私はもう、ただただ驚くばかりでした。「当事者以外のスタッフはいますか?」という私たちからの質問に、それまで控えめにしていた女性スタッフが、「このNPOには、さまざまな立場の人が働いています。私の場合は、私の母が結婚後に、自分がレズビアンだと気づいて、レズビアンとして生きるようになったんです。そんな母を応援したくて、このNPOに入りました」と言うのです。キレイな金髪を揺らしながら話してくれた彼女に、私は衝撃を受けました。「子どもが、親のセクシャリティを応援する?」「しかも、そのためにLGBTのNPOで働いている!?」そんな話、日本で聞いたこともありません。まだまだ日本では、「LGBTの人が子育てなんかしたら、子どもに悪い影響があるんじゃないの?」なんて心配をされていましたから、この目の前の若い女性の明るくて堂々とした姿に、心底驚いたのです。同時に、日本で子育てをしているLGBTファミリーの仲間の顔が、頭に浮かびました。彼女がLGBTの親について話す、こんな様子を伝えたら、どれだけ励まされるだろう。国が違っても、こんな風に明るくまっすぐに、親のことを応援したいと言う子どもがいることを、仲間に伝えたいと思いました。彼女に、自分も離婚をして、同性のパートナーと子育てをしていること。3人の子どもたちのことを話し、「仲間に、あなたのことを伝えたい」と拙い英語で必死に伝えたところ、メッセージ動画を撮らせてくれました。「セクシャリティがどうであるか?よりも、家族が愛し合い、思いやりを持ち合うことが大切」というメッセージを、生き生きと話してくれる彼女を見て、心が震えました。それは長い間、心の中で密かに、だけど熱烈に、望んでいた言葉でした。そんなメッセージを笑顔で話してくれる “LGBTファミリーの子ども” が、急に目の前に現れたのです。想像できないことにイメージを与えるその後も、衝撃は続きました。視察3日目には、どうしても行きたいとリクエストしていた、全米でも有名なLGBTファミリーのNPOへ。当時はボストンとワシントンD.C.に事務所を持ち、300万人のLGBTファミリーが参加しているNPOです。300万人ですよ。ものすごい数です。折しも、このNPOでは18回目となる「Family week」なるLGBTファミリーの一大イベントの準備をしている真っ最中。ビーチでのファミリー・ピクニックやキャンプ・ファイアー、親のためのテーマ・セッションなど、さまざまなイベントを1週間泊まりがけで体験できると聞き、ただただ圧倒されるばかりでした。ちょうどこの年のゴールデン・ウィークに、「にじいろかぞく」ではLGBTファミリーのピクニックを開催していました。青空の下で、さまざまなLGBTファミリーが語り合う様子を見て泣きそうになっていたのですが、自分たちのやっていることが、まだまだ本当にささやかであることを思い知らされました。ニューヨークでは、ニューヨーク州上院議員を務めるゲイの方のオフィスにお邪魔し、映画監督の夫と一緒に、2歳になる愛娘を育てている話を聞きました。また、乗り合わせた飛行機のキャビンアテンダントの男性からは、「今週、パートナーの男性と、養子を取る手続きに行くんだ」なんて話を聞かせてもらったりしました。研修では、都会だけでなく保守的な田舎にも行きます。オハイオでは、自分の連れ子2人と、同性パートナーの連れ子2人を育てているレズビアン・ファミリーに会いました。最も保守的だったオクラホマ州では、まだまだ根強くLGBTへの差別が残っているようでしたが、一方で地域に根付いたLGBTセンター(LGBTに関する情報センター)がありました。私がとても感動したのは、そのセンターにキッズルームがあったことです。カラフルな色のおもちゃや絵本が並ぶ部屋から、日常をともにする家族としてのLGBTの姿を感じることができたからです。怒涛のように過ぎていった3週間の研修。ワシントンD.C.からはじまって、ボルチモア、ニューヨーク、オハイオ、オクラホマ、最後はポートランド。おまけに数日、元議員の方と2人でサンフランシスコに立ち寄ることもできました。もちろんいい話ばかりではありません。アメリカのLGBTをめぐる課題なども、たくさん見聞きしてきました(このことについては、機会を見つけてお話ししたいと思います)。でも、これまで見たこともなかったLGBTファミリーのロールモデルを、現実に、目の当たりにさせてもらったことは貴重な経験でした。これまで“見たこともないから、想像できない”と思っていたことに、イメージが持てるようになったのです。日本の、それも狭い範囲でしか生活してこなかった私にとって、この旅はまさに人生のターニングポイント。“これでもか!” というほどの情報をもらい、私のテンションはメーターを振り切っていました。帰国してすぐに、子どもを産んだばかりのレズビアンの友人の家に押しかけ、アメリカで見聞きしたことを語りました。「にじいろかぞく」のメンバーも集まって、レズビアン・ファミリーに育てられた娘さんのメッセージビデオを見て、みんな半泣きになりながら、大いに盛り上がりました。「にじいろかぞく」には多くの仲間が集うようになっていましたが、その一方でボランティアを強要するようなことは避けたいと、私は積極的に“会”として組織化しようとしていませんでした。でも、この日のメッセージビデオが、気持ちを後押ししてくれました。「いつか、自分たちみたいな家族で育った子どもたちが“親のセクシャリティなんて、なんでもないことだ”って言ってくれたらいいよね」。頷きあう私たちに、一人が言いました。「私たちはさ、みんな『にじいろかぞく』の、もう一員だと思ってるからさ!」こうして「にじいろかぞく」は、さらに一歩前へ進むことになるのです。(つづく)Composition:Yoshiyuki Shimazu
2019年03月02日結婚して、2人から始まった家族が1人増え、また1人増え…その中で、家族の形はどんどん変わっていっています。そんなわが家の変わったところを2点ご紹介します。■理想どおりにいかない家事だけど…子どもが生まれて、それまでもなかなか満足にできていなかった家事は、さらにひどいものとなりました。ズボラでテキトーな私と正反対で、几帳面(きちょうめん)なところのある夫は、散らかりっぱなしの部屋に次第に不機嫌になっていきました。育児の大変さもちょっとはわかっているのか、それほど口うるさくは言わないものの、心の底では「専業主婦は家事が仕事! 家事くらい完璧にすべき」という考えの夫なので…もちろん、子どもの成長とともに、子どもに割く時間が減るのは事実でしたが、それに伴って私自身も仕事を始めたり、幼稚園行事に時間をとられたりするようになり…それぞれの状況も変わるにしたがって、なかなか理想どおりにはいかなくなるものですが、お互い試行錯誤しながら落としどころも見えてきて、なんとか日々やりくりしている状態です。レベルの低い話で申し訳ないですが、これがいまの私にとって精いっぱいのレベル。夫は…満足はしていないだろうな。■嫉妬深い私を変えた夫婦愛のかたちじつは、自分で言うのも恥ずかしいのですが、私はとても嫉妬深い性格です。しかも意地っ張りなため、それを相手に伝えたりはしないのですが(我ながらかわいくないタイプ…)、ひそかに自分の心にため込んで、勝手に不機嫌になり、相手に「なんか怒ってる?」と言われても「別に」と言ってしまう、超めんどくさいタイプなのです。自分も夫から愛情をたっぷり受けているならまだしも、そう思えていない時に他の人(相手がたとえ子どもであったとしても)と仲良さげにされると、大人げないと思いつつも、ムッとしてしまいます。結婚当初はそれなりに「愛されてる」実感があったものですが、子どもが生まれたころからでしょうか、夫から感じるのは、「妻への夫婦愛」ではなく、「子どもの母への家族愛」に確実に変わってきています。正直に言うと、お世辞にもラブラブ夫婦とは言い難い。そんななか、夫も私も、子どもへの溺愛ぶりはかなり激しいです。ちょっと気持ち悪いくらいにベタベタしてるかも…(もちろん家の中だけ、ですが)。まるで恋人同士かと思うような、夫と子どもの密なスキンシップを見て、以前の私なら嫉妬したことでしょう。「なんで私にはくっつこうとすらしないのに!?」とイライラしたかもしれません。でもいまの私は、そんな父子の仲良し具合を見るとすごくうれしくなります。以前の私には考えられない変化です。この感情は一体なんなのかなと思って考えると、これが「夫婦」から「家族」になったということなのかな、と私なりに結論づけました。これまでは「自分」が愛されていないと嫌! だったのが、「自分」の範囲が「(子どもを含む)家族」に広がり、自分の「家族」が愛されている ↓ 「自分」も満たされる ↓ うれしい、満足!となったのかなと。夫への愛情が減って嫉妬しなくなったと言われればそれまでですが、自分の分身のような子どもが愛されているのは、自分が愛されているのと同じような満足感を感じるのは事実です。「自分が!」「自分が!」だった以前の私からは考えられない変化だなと思いました。
2019年02月22日ウーマンエキサイトの読者のみなさん、こんにちは! まつざきしおりです。2月といえばバレンタイン。今回の特集は、パートナーのいいところについて語っちゃってYO! とのことでしたので、珍しく夫婦ネタを書かせていただきます!といっても、そんなラブラブなエピソードなんてないですけども…!! 胸キュン展開は期待せずに、読んでやってください。では、どうぞ!いや、なんか1コマ目からスライムみたいなやつ出てきたぞ!! って感じですが。まあ、落ち込んでるときの私はこんな感じです。アメーバ状に変異します。(うそやん。)こんな感じで、本当に夫婦まったく性格が違います。私はプレパラートハートと、絹豆腐メンタルを装備した人間なので、こんな感じにスライム状になったら、旦那に復活の呪文「DAIJOBU☆」をかけてもらい、人間に戻っています。(なんでさっきからゲームで例えるん?)なぜこんな真反対な2人が夫婦になったのか、次の4コマ漫画で明らかに…!真反対な2人が夫婦になった理由が明らかに…なりませんでしたね!どうしましょう。上手いオチがつけられなくて困っています!(えー!)デコボココンビな夫婦ですが、でも、だからこそあまりぶつかったり喧嘩になったりすることがなくていいのかもしれませんね。きっと、理屈でないなにかがあるんでしょうね! 人の縁ってそういうものかもしれませんね!(無理やりまとめたー!)と、いうわけで、旦那に復活呪文をかけてもらう機会を少し減らせるように心を鍛えつつ、夫婦仲良くこれからもいきたいと思います。ではでは!
2019年02月22日こんにちは。私はこいしさんと申します。現在4歳差の姉妹を育てる主婦です。今回は「うちのパートナーのいいところ特集」に掲載していただく記事、とのことで、日頃あまり描くことのない(スマン)夫の良いところについて語っていきたいと思います。■素直夫は素直で正直、裏表がない性格です。喜怒哀楽はすぐ顔にでます。思ったことはほとんど言ってくれます。ほとんど言ってくれすぎて困ることもあります。■堅実夫はものすごく堅実です。買った後のレシートはしっかりチェックしてミスがないか確かめるし、クーポンが好きです。一時期懸賞にハマっていたようですが、いろんな会社から電話やDMがワンサカ届くようになって辞めたようです。(かわいそう)■子どもが好き娘はもちろんですが、元々夫は子どもが好きです。なので子どもの遊び相手はやっぱり上手だなぁと思うことが多く、純粋に子どもたちを楽しませてくれるので子どもたちも夫が好きです。■すぐ仕事を休むこう書くとだいぶ語弊がありますが、夫はすぐ仕事を休みます。いい意味で仕事が最優先の人生を送っていません。「ただ普通に仕事休みたいだけじゃないのかな」と思う時もありますが、私が自分の職場で気を使わずに済むように、子どもの病気などのときは率先して休みを取ってくれます。事実、私は会社勤めを始めてほとんど仕事を休んだことがありません。皆さんのパートナーはどんな方でしょうか?私自身、日頃あまり考えることのないテーマで記事を書かせていただきましたが、とても良い機会となりました。皆さんも、ご自身のパートナーの良いところを一度紙に書いてみてはどうでしょうか! 意外なところや、日頃忘れている良いところに気づくきっかけになるかもしれませんよ!喧嘩したら、私自身もこの記事を読み返したいと思います!
2019年02月13日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! ねここあんな。です!「パートナーのいいところは?」と聞かれて一番に思いつくことは何でしょうか。夫と結婚前にこの質問をされたら、たぶん私は「優しいところ」と答えていたと思います。今は、優しいことは変わらないけれど、優しさのかたちが変わったなと感じます。今回はそんな「パートナーのいいところ」と、「いいところの見え方」について描かせていただきました。■夫のいいところ「息子愛」結婚して3年半たった今、私が真っ先に思い浮かぶパートナーのいいところは「息子への愛があふれている」というところです。おかげできっくんも言葉をたくさん覚えるし、親子の仲良しな姿には癒やされます。私と夫で、次はきっくんに何を教えてみようかな♪ という楽しみもできました。最近では「これを教えたら覚えたんだよ〜」って夫婦で張り合ってます(笑)■夫のいいところ「厳しさ(=優しさ)」表面だけの優しさじゃないところも、いいところだと思っています。例えば息子が間違ったことをしていたときに叱ってくれます。厳しさも見せてくれるところが、優しさの一つかなと思ってます。私が言っても聞いてくれないときもあるんですが、夫の声はとくに響くようです。夫も「父」として頼もしくなったのかもしれません。そんな私たちですが、一時期は「きっくんが寝てくれない」ためにストレスがたまりしょっちゅうケンカをしていました。■ケンカばかりだったあのころ本当にあの時期は、夫の良いところがわからなくなっていました。しかし息子は1歳9ヶ月になったぐらいで睡眠が安定し、そのおかげで私の睡眠不足も解消しました。そして心も体も余裕ができたとたん、相手(=夫)のいいところに気が付けるようになりました。夫が変わってしまったと思っていたけれど、変わっていたのは自分でした。でもあのときの私は、「育児」という“変わらざるを得ない大きな仕事の真っ最中”だったんです。もちろん子育てが楽になるかどうかって、ママや子どもによっての個人差があると思うし、私と息子も来月にはまた新たな悩みを抱えているかもしれません。だから「余裕」ってどうやってつくるんだろうと思ったら、それは多分「自己にダメ出しをしないこと(今の自分をめちゃくちゃ高く評価すること)」なのかなと思います。だって「息子が今日も元気にしている」ということが、自分に課せられた使命だし、それを果たしていたら100点だって思うからです!そう考えると、夫も仕事へ行って帰ってから息子と遊んでくれるだけで100点満点なんですよね!今では毎日夫が帰ってくるたび「今日も帰ってきた♪」なんて楽しげな気持ちにもなれました。パートナーの良いところを見失いかけたら、相手ではなく自分に余裕がなくなっていないか見つめることが大事なのかもしれません。
2019年02月13日どうも、こんにちはこっさんです!みなさんの家庭では夫婦で家事分担されていますか?また、どれくらいの割合で分担していますか?今回は、私がまだ専業主婦だった頃から始まり、パートで働き出してしばらくしてからの夫婦の家事分担の話です。私がまだ専業主婦だったころ、夫が唯一担っていたといえる家事は「ゴミ出し」のみでした。もちろんゴミ出しといえば、「まずゴミを各部屋から回収することからやってるんだろ?」と思う方もいるでしょうが、いいえ違います。私が部屋中のゴミを集めまとめられたゴミ袋を、通勤ついでにゴミ捨て場まで持っていくお仕事です。まだ新婚で専業主婦だった頃の私は、夫がごみを捨ててくれることをありがたいと思っていたし、働きだしても周りの人は「ゴミ出しをしてくれる」というと「いい旦那さんだね」なんて言われるので、ゴミ出しをしているだけでも、すごくやってくれていると思っていました。ただ、私はある日気づいてしまった。パートを始めて朝が忙しくなり、自分の準備から子どもの準備、朝ごはんを作ったり、洗濯干したり、それに加えてゴミの日には夫が出発するまでにゴミをまとめていないといけない。その間、夫は私より遅く起きて自分の準備だけをし、ゆっくり朝ご飯を食べ、食べた食器はシンクに置くだけ。作られた弁当を袋に入れて、優雅に出発準備。なんか…なんかさ……。こんな言い方良くないと思うのだけどね…専業主婦時代はそこまで時間に追われることもなく、朝も優雅にできたので何にも思わなかったけど、今はパートや保育園などもあり毎日時間に追われている。私の生活は一変したのだ。だが夫は私が専業主婦の時と何ら変わりはない。それってなんか…生活がガラッと変わった私は夫に直談判した。もっと家のことを手伝ってほしいと直談判した。「かかったな…!」心の中でそう思いました(笑)夫の「やっている家事はゴミ出し」という言葉を引き出したかったのです。自分の役割分担が「ゴミ出し」だと思っているのならば、その役割を完璧に全うしてもらおうでないか!!!それから夫のゴミ出し係はガラッと変わりました…とはいかず、最初のうちはゴミの日には「今日燃えるゴミの日だよ」、「明日はビン・缶の日だよ」なんて教えていたが、その都度「ゴミの日の把握もゴミ出しする人の役割だと思う」と伝えた。夫の努力の甲斐あり、「ゴミ出し」という業務は完全に夫に委任できるまでになりました。ゴミの日の把握、ゴミ集め、ゴミ出しまで全て担ってくれています。しかし、夫の家事分担がゴミ出しだけではこっさんはもう満足できなくなったのであった…!ここから壮大な「家事分担プロジェクト」が始まるのであった!!(大げさ)つづく!
2019年01月31日今年の夏から野球を習いはじめた長男。しかし子どもの多い我が家。必然的に『野球に連れて行く人』『残りの兄弟を見る人』と人手が必ず2人いることになります。幸い夫がとても協力的なので、野球は夫が連れて行ってくれて、残りの兄弟達は私が見ています。住んでいる場所が山の中なので、車も2台必須。もし夫が仕事で不在の場合は、全員を連れて送迎します。野球のお当番などは丸1日かかります。下の子全員を連れて行くことは不可能なので夫が行ってくれます。長男が楽しそうに野球に通う様子を見て、当然下の弟達も習いたがります。そのうち長女も、まだ1歳の末っ子も何かを習いたがると思います。できる限り希望は叶えてあげたので、子ども達のためにも夫婦で協力しあう事が何より必要不可欠です。
2019年01月02日DIYにあこがれるへっぽこ漫画家サワコと図工が大好きな小学校1年生の息子、つくるくんのほぼほぼ実録漫画。ガーデニング、裁縫、料理……と「母と子のなんでもやってみよう なにごとも漫画」です。コンテンツ提供: ベビモフ 電子書籍はこちら
2019年01月01日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹を育てている母、田仲ぱんだです。■とある冬の夜、寝かしつけ後に起こった事件これが、わが家の夫婦喧嘩史上、もっともくだらない「ヤカンの水入れたくない事件」です。思い返してもくだらない。ただ、ヤカンの水を入れるだけ。入れるだけなのに、私、それをやるのもイヤになってしまうぐらい、双子が寝るまでずっと育児に気を張っているのです。2歳の子どもは一瞬でも目を離すと、テーブルに乗ったり小さなものを口にいれたり。一緒にいる母親は気を抜けません。そんな2歳の子どもが、わが家は2人いたんです。休めるのは双子が寝たときだけ。それも子守歌を歌ったり、背中をトントンしたりして30分。長くて1時間かけてやっとこさ寝かせるのです。「あぁ~~やっと、終わった~~~~~~!!」ほっと気を抜いた途端、パパからの「ママ~」という声かけは、私の休息の時間をすべてぶち壊したのです。というか、パパ、あなたね。スマホいじってたでしょ。ゲームしてたでしょ。その間に水ぐらい入れてくれ~。たかが水を入れる。主婦の仕事はそういう、細かい、小さな仕事の積み重ねです。積み重なって積み重なって、終わらない。「やっと終わった~」というところに、新しい小さな仕事を持ってこられたら、そりゃあ怒っても当然…! って、私は思うのですが、いかがでしょうか。その後はヤカンに水をいれるのはパパの仕事になりました。私はまったくノータッチ。でも入ってないなと気づいたときには「パパ~! 入ってないよ!!」なぁ~んて言わずに、黙って入れます。それが優しさです(笑)。
2018年11月19日わが家は自慢じゃないのですが、本当に喧嘩がない夫婦です。ママンもパパンも基本穏やかな性格なので夫婦喧嘩になりにくいのですが、夫婦喧嘩についてネタはないかと編集部の方に聞かれ…。そういえば1つありました。あまりお話したくないネタなのですが…。パパン、一見しっかりしてそうと言われますが、わりとヌケ作な一面が多く、親戚の結婚式でもこのありさま…。知ったかぶって言うもんじゃないですね(汗)。わが家にとって最初の子ども。ママンの報告を聞いた時は、それはそれは飛び上がるほど嬉しかったのですが…ワンフレーズ違っただけで伝わる言葉の印象がだいぶ違う…。パパン、人生最大の失言を犯してしまった瞬間でした。妊娠初期はメンタルも不安定な次期。いつもは穏やかなママンですが、逆鱗に触れたのは言うまでもありません。今回もこのネタを描くためにママンに相談したところ、「あの時は…」と、また眠っていたマグマを噴火させてしまいました。(どうしてくれるんですかウーマンエキサイト編集部さん…)。たぶん、この記事を読まれている多くの女性読者からもお叱りをうけるんだろうな、と怯えながらこの漫画を描きました。でも10年以上も前の話ですが、今でも本当に反省してるんですよ。だからママン、もうゆるして~(泣)。
2018年11月09日今月最初の特集テーマがまさかの『夫婦喧嘩』。私、ちょっと困りました(笑)何故かというと…私たち夫婦は、例えるなら『師匠と弟子』のような特殊な関係で、例えば意見がぶつかって喧嘩の様な状態になった場合、ほぼ毎回私の方が感情的になって喋り続け、しまいには感情が高ぶりすぎて泣いてしまい、そうなってくると自分でも何にそんなに感情的になってるのか分からなくなってきて(←いつものパターンです(笑))そんな私の話をひたすらに『無』の状態で聞き続けた夫は、私が全て吐き出すのを確認すると、まさにぐうの音の出ないほどの見事な正論で私を諭し、それを聞いているうちに自分自身が間違っていたことに気がつき(口論になる原因の99%は私にあります(笑))最終的に夫に謝る。という流れになるので、夫と出会って15年近くたちますが、激しく言い争うような喧嘩は一度もしたことがありません。私自身が言いたいことを我慢しているわけでは決してなく、言いたいこともちゃんと言えていますが、そもそもいつも私が間違っているパターンばかりなので、いつもこういう結果になります。あ、こんな私たちですがいつもは仲良し夫婦ですよ(笑)!!
2018年11月07日やさしいタッチのイラストとユーモアあふれる言葉でつづられるまりげさんの本 『たのしいことを拾って生きる。』 が発売されました。Instagramの投稿に多数の書き下ろしを加えた本書は、埼玉から京都北部への移住について、子どもたちとの日常、夫婦のことなどが語られています。癒しあり笑いあり。ちょっと切ないエピソードもあって、「家族」について改めて考えることもできる内容です。 夫の脱サラ、漁師宣言、田舎暮らし。それでも「たのしいことを拾って生きる」 の続きです。まりげさん夫婦が力を合わせておこなった古民家のセルフリノベーションについてご紹介します。■夫婦で手間ひまかけたセルフリノベーション現在、まりげさん一家が暮らすのは、築100年の古民家をセルフリノベーションした建物。この建物を探すまでにも時間がかかりましたが、住むためには集落の承認を得るのに1ヶ月待ち。そして、やっと改装して住めることに…。あまりお金をたくさんかけられないぶん、夫婦でセルフリノベーションをすることにしたまりげさん。設計、デザインもすべて自分たちで行ったそうです。ただ、改装を始めてみると、想像以上に大変なこともたくさんあったよう…。例えば、古い建物だというだけあって、わらや木材、不要な食器類などの処分しなければならないものが軽トラック10台ぶんにもなったというエピソードには驚きました。さらに、天井を抜いたり、ススを掃除したり…とても手間ひまがかかっています。でも、自分たちで苦労したからこそ、誰も住んでいなかった空家がすてきなおうちに生まれ変わりました。▼和室からキッチンへ生まれ変わり<Before>ふつうの古い和室が…<After>開放的な対面キッチンに! キッチンとダイニングは土間になっていて、利便性もバッチリです。▼畳の部屋からリビングに生まれ変わり<Before>もともとは4つに別れていた畳の部屋…<After>寝室との間仕切り以外はとり払い、子どもが走りまわれる広々としたリビングに…!天井を抜いたことで、立派な梁が主役のモダンながらおもむきのある古民家に変身しました。まりげさんのインテリアのセンスも抜群で、「こんなおうちに住んでみたい」と、ため息がでるほどすてきです。でも、こんなにすてきな古民家に住むまでには、いろいろな紆余曲折がありました。■「こんな古い家には誰も住みたがらない」と言われたけどまりげさん夫婦は、移住前から古民家をリノベーションして住みたいと希望していましたが、なかなか家を探す時間がとれないことから、後回しにして義実家で同居生活をスタートさせます。そのうち、慣れない田舎暮らしや子育て環境の違いなどから生まれたストレスをまりげさんは抱え込むようになっていました。そこで、旦那さんと急ピッチで家探しを開始!同居ストレスについてはこちらのエピソードもご覧ください! 「同居ストレスでノイローゼに。つらい状況に向き合う前にやるべきこと」 やっと築100年の気に入る古民家が見つかっても、集落の承認を待たなければならず、やきもき…。しかし、まりげさんと旦那さんは「この家、なんかいいよね」と意見がぴったり合っていました。家探しに限らず、こういう大事なときに感覚がピタリと合うのが夫婦の醍醐味なのかな…なんて、個人的には思います。物件を気に入った理由もつづられていて、まりげさんは「海と山に囲まれていて景色がいい」「畑が近い」などをあげていました。一方、旦那さんは「伝統建築で梁が立派」「好きなように改装していいと言われた」ことに魅力を感じたとのことです。景色や利便性も、自分たちの好みの内装にできることも、両方妥協したくない部分ですよね。そして、まりげさんは、こんな完全防備スタイルでリノベーションに挑んだそうです。床下のシロアリ被害にも悩まされたそう。古い建物だからこその悩みですね…。でも、古い建物ならではの、うれしいことも! 好みの古道具を発掘したり、玄関にツバメが巣を作りに来たり…。どちらも、小さな幸せを感じられるエピソードです。■大事なことを気づかせてくれる息子くんのひと言リノベーションにまつわるエピソードで印象的なのが、「都会育ちがこんなところでやっていけるんか?」と言っていた人が、わざわざ移住者支援制度の申請書を持ってきてくれたという場面。古民家のリノベーションを通じて、まりげさんたちが田舎の暮らしに打ち解けていく様子が感じとれます。そして、やっとリノベーションが完了! 新しい家に引っ越した日のこと。長男くんがあるひと言を発します。「わたしたちのおうちだよ!」とはしゃぐまりげさんと子どもたち。これまでの苦労を読んで知っているからこそ、こちらの感動もひとしおです。ただただかわいい場面でもあるのですが、「自分たちだけの家に住める」という、ともすれば当たり前のこと。だけど、自由に安心して過ごせる家がある。その幸せをあらためて考えさせられる長男君のひと言です。心からくつろげて安心できる「家」という場所があるからこそ、外で頑張れるし、人を招いたり招かれたりといった人間関係を築いていくことができるんだなあと感じました。■なんでもないことに幸せを見つける力本のタイトル『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』は、「なんでもないことに幸せを見つける力」のことでもあるのかなあと思います。さらに、まりげさんはリノベーション後、もっと「できません」「助けてください」と周りを頼ってよかったんだと気がつきます。これって、読者の子育て中のママにも当てはまることなのではないでしょうか。子育てに家事に、仕事に…。どうしても頑張りすぎてしまうことってあると思います。でも、ときにはちょっと立ち止まって、小さい幸せを見つけられたらうれしいですね。もちろん、本の中には、まりげさん家の子どもたちの日常など、くすっと笑えて息抜きできるエピソードも満載ですよ〜! 『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』 まりげ著(大和書房)1,300円(税抜)書籍化を切望されたインスタグラムの内容に、大幅な書き下ろしを加えた著者にとって初めての本。夫の突然の脱サラ、漁師宣言から始まった移住についてのアレコレや愛らしい子どもたちとの日常など。大充実の1冊。まりげさん大学を中退後、山小屋、八百屋、旅館の仲居、アパレルショップ店員などを経験。夫が突然脱サラして、漁師になる宣言をし、海のない埼玉から京都の海のそばへ移住! ダンナとやんちゃな二人の男の子と生まれたばかりの三男に振り回される日々をインスタグラムにて更新中。●まりげさんのInstagram: @marige333 ●まりげさんのウーマンエキサイトの連載: 『まりげのケセラセラ日記 』
2018年10月19日揺らぐ信頼と、増す苦しみ前回「つづく(正確には、続いちゃった)」と締めましたが……。続きません!本当は私たちの結婚式について書くつもりだったのですが、それどころではなくなってしまったのです。きっかけは、以前にも書いた、降って湧いたような “麻ちゃんの転職するかも騒動” でした。結局、転職話は立ち消えになったものの、「相談もしてもらえないなんて……」と思い、一気に落ち込んでしまったのです。そして、改めて身の回りを見れば、3人の子どもの育児に追われる生活は終わり(まだ1人、十分手のかかる子が残っていますが)、これまでのように “麻ちゃんと2人で協力して、なんとかしなきゃ” と気張る必要もないことに、気付いてしまいました。「これまでは、子どもがいたから家族っぽい感じだったけれど、そもそも夫婦でもないし、これからもずっと一緒にいると決まってもいない……」。そう思った途端、家の中の空気は冷え、自信を無くしていました。私って、信頼に値しない相手?長年かけて、獲得してきたと思っていた信頼は勘違い?相手にとって、自分がパートナーでいいのかなぁ?っていうか、面倒くさい女って思われてる?考えすぎて、麻ちゃんと “どう接していたか” も分からない有り様になりました。無駄な思考のループは勢いを増し、暴走を始め、ついには迷走し、ついでに瞑想し(ダジャレを言っている場合じゃないけど、やってみた)、さらにはヨガを始め、泳いでみたり、飲めない酒も飲んでみたり……したけど、スッキリしない!つまりこれは、3人の子どもたちを最優先にして、これまでパートナーとしっかり向き合った経験のなかった私たちに、“2人で生きていく” という課題が突き付けられた、ということなのです。“幸せは倍に、苦しみは半分に” なんてのは、2人の関係が良い時の話。噛み合わなくなった2人なんて、逃げ場がない分、苦しみが10倍に膨れ上がってしまいます。師匠に打ち明けた思いこうなったら、私が行くところはひとつ。パートナーシップの師匠、Taqさんこと大塚隆史さんが営む、新宿「タックスノット」というゲイバーです。Taqさんはアーティストであり、ゲイのパートナーシップについて、長年説いてこられた方です(伝説のラジオ番組「スネークマンショー」で、同性愛が全く理解されていなかった70年代から、ゲイのパーソナリティとして活躍されていました)。そして、私たちの結婚式を取り持ってくださった方でもあります。私がTaqさんを知ったのは、麻ちゃんと暮らすことになるか、ならないか、という頃。婚姻制度で結ばれない私たちが、パートナーシップをどう築けばよいのか、道しるべを探していた時に、Taqさんがミクシィで連載していた(元々はゲイ雑誌「Badi」で連載されていた内容だそうです)『トゥマン道場』に出会ったのでした。“トゥマン” というのは、万葉集で使われていた “つま” という言葉に由来するそうです。この “つま” は、妻ではありません。万葉の時代では、男女を問わずパートナーのことを “つま” と呼んでいたのだそうです。そして “つま” は、「とぅま」と発音されていたことから、Taqさんが同性同士のパートナーシップのことをトゥマンと命名し(ちょっとフレンチ!)、伝道されていたのです。Taqさんが『トゥマン道場』で語られていた言葉には甘えがなく、常にパートナーと共に生きていく覚悟を問うていました。「いつか王子様が病」から抜け出せない私には、電撃に打たれたような思いでした。幸せになりたいとか、愛されたいとか、パートナーシップってそんなことじゃ、全然ないんだ。自分が本当に望むものを見極めて、それ以外は切り捨て、主体性を持って選び取る。パートナーシップを築くということはどういうことなのか、初めて教わった私たちは、貪るように『トゥマン道場』を読みました。私は下戸なうえに、一応女性ですので、ゲイバーに一度も行ったことがありませんでした。同性カップルの迷子である私たちは、藁にもすがる思いでTaqさんと話をしたいと、3人の子どもを親に預け、麻ちゃんと緊張に震えながらゲイタウン新宿二丁目(正しくは、タックスノットは新宿二丁目と道を挟んですぐの新宿三丁目にあります)に向かい、タックスノットの扉を叩いたのです。ゲイバーという言葉からイメージされる、暗いバーカウンターの店を想像していた私たちの目に飛び込んできたのは、白い壁に煌々と眩しい電気。バーというには明るすぎる店内。そしてカウンターの向こうに、にこやかな笑顔のTaqさんがいました。ただただ「『トゥマン道場』の話をもっと聞きたい!」という、高ぶった気持ちでやって来た無知なヒヨッコレズビアンカップルを、温かく迎えてくれたうえに、私たちが子育てをしていることに、とても興味を持ってくださったのでした。当時、同性カップルで子育てをしていると言うと、LGBT当事者にさえギョッとされたり、「それって大丈夫なの?」と心配された時代です。なかなか言いにくかった子育てを、手放しに“良いこと”だと言ってもらえて、とても嬉しかったことを覚えています。それ以来、季節ごとに子どもを預けてタックスノットにお邪魔するようになり、カウンターに腰掛けては、たくさんのことをTaqさんや周りのお客さんから教えていただきました。私たちにとってはまさに師匠、迷った時の灯台のような存在です。だからこそ、パートナーシップに行き詰まったときは、ココ一択なのです。迷路の中の自分扉を開けるなり「どうしたの!暗い顔!」。初めて訪れた時と同じ、明るいTaqさんの声が飛んできました。「あぁ、みんなお見通しなんだなぁ」と、カウンターにつくなり、これこれこんなことがあり、あれが嫌だ、これが嫌だ、麻ちゃんから好かれているのか分からない、とブチまける私の話を、フンフンと聞いてくれていたTaqさん。「つまり小野ちゃんは、相談してもらえなかったことで、傷ついているのね」と言うと、「でもね……」と目を細めてこう続けたのです。「相手がこうしてくれない、ああしてくれないって言い出したら、それはもう終わりなんだけどね」終わり?その衝撃的な言葉に、目が覚めた思いでした。「そうか、終わることも、すぐそこにあるのか」、「いつのまに、こんなところにまで迷い込んでしまったのだろう」と、泣きたい気持ちでしたが、泣いている場合ではありません。大切にしてきたはずのパートナーシップを、私はいつのまにか、大切にしていなかったのです。私は話がしたくなるような相手だったでしょうか?話したい、聞いてほしいと思わせる態度じゃなかったと、初めて気が付きました。「パートナーシップは技術だ」と、Taqさんは言います。「自分を変えるとか、相手を変えるのではなく、お互いが心地良いと思えるような関係づくりの技術の獲得よ」というTaqさんの言葉が、くじけそうな自分の気持ちを、なんとか踏みとどまらせてくれました。そして、改めて気を引き締め直す日々が始まりました。Taqさんにも店のお客さんにも、「そこじゃない!」と言われたけれど、まずはダイエットから。2年前に大病をしてから「薬の副作用で太って、みっともなくなった」という思いがあったので、ここはまず、自分に気合を入れるため、痩せることに。そんなレベルなので、話したくなる相手になるには、まだまだ時間がかかりそうです。冷え切った空気は、なかなか回復しませんが、毎日が現在進行形で、試行錯誤中なのです。そんなある夜、狭い我が家の洗面所、洗濯機の前で麻ちゃんと話し合いました。お互いに泣いて、ともかく仲直りしました。根深い問題は、まだまだたくさんあるけれど、“1000回ケンカして、1000回大事なことを忘れかけても、1001回仲直りして” このまま続いていけるといいなぁ(これは、私の大好きな漫画『ハチミツとクローバー』の最終巻に収められている短編漫画『空の小鳥』に出てくるフレーズなのです)。それにしても、お互いが好きで、お互いに合わせるように努力してきたはずなのに、どこで食い違ったのか?その疑問だけは残っていました。そうしたところ、麻ちゃんがこんなことを言ったのです。「あのさ、ひとつ問題が起こった時、お互いのやり方に、お互いが合わせようとして、結局2人とも変えちゃうから、いつまで経っても距離が縮まらないんじゃない?」「な、なるほどー!そういうことだったのか!道理で、いつまでも近づけないな、と思っていました!」と、腑に落ちたのです。そして、この人のこういう頭の冴えわたったところが好きなんだよなあ、としみじみ思ったのでした。Composition:Yoshiyuki Shimazu
2018年09月04日第2回 [ 小川菜摘の子育て相談 ]「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】空気が読めないママ友との関係に困っています。《 お悩みその1》こんにちは、小川さん。私の悩みを聞いてください。相談にのってほしいのは“ママ友”についてです。知り合いに話が長いママ友がいて困っています。彼女的には悪気はなさそうなので途中で話を止めにくい。でも正直、彼女の話ばかりでつまらないし、時間がもったいないんです。子どもの世話や家事など時間はいくらあっても足りず、彼女の話にずっと付き合っていられるほど私も暇ではないので……。この状況、小川さんならどうしますか?《 お悩みその2》子どものお友達ファミリーから毎週のように遊びや食事に誘われます。そのお誘いを断ると、今度は次の週末ならどう?とまた誘われます。以前、4週続けて断ったことがあるのですが、そのときも5週目にまた誘われました。彼女が苦手、ということではなく、パパ同士、ママ同士は平日には会ったりします。ただ、平日ならいいのですが週末までは少し困ります。子供同士は会えば遊ぶけど……くらいの仲なので。私としては、家族全員がゆっくり過ごせるのは週末ぐらいなので、貴重な土日は家族時間がほしいんです。こんなことを考えるのはダメなのでしょうか?主人は「せっかく誘ってくれてるから」と言いますが。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)【 小川さんからのアドバイス 】あえて「ママ友は広く浅く」話が長いママ友、いますね!しかも、話し始めて30秒くらいでオチがわかるんですよね(笑)。たびたびそういうことがあったから、私は先にオチを言っちゃっていました。「それ、こういう話でしょ!?」って。相手も笑えるような感じでね。ママ友とのお付き合いって難しいですよね。もちろん助かることもあるんですよ。仕事のとき、子どもを預かってくれたり。その一方で、陰口を言われていたというトラブルに遭ったことも。幼稚園、小学校低学年のうちは、親も一緒に行動する機会が多いから「うまくやっていきたい」とどうしても思ってしまいますよね。でも、あえて私は「ママ友は広く浅く」と考えていました。この関係はずっとは続かない。だから言うべきことは言ったほうがいいと思うんです。お誘いをお断りすると「カドが立つかしら」と心配になると思うけど、子どものことを考えれば、親は笑って楽しくしているのがイチバン。だから、ママ友、パパ友付き合いも楽しいことが基本。「子どものために我慢したほうがいいかな」というのは、結局は子どものためにならないんじゃないかな。「いつもお誘いありがたいけれど、主人も私も週末しか休みが合わないからごめんね」とやんわり断れば、相手も嫌な気持ちになることはないはず。毎週行きたくなければ、毎週お誘いがあって「ごめんね、今週も予定が入っちゃってるの」と断っちゃって構わない。それで「感じ悪いわね」と言うような人なら、むしろ離れたほうがいい。私の場合、今もお付き合いが続いているママ友は、たった一人だけ。次男が4歳のときに知り合って20年。今では親友です。そんな友人と出会えたことは幸運でした。広くたくさんお付き合いしたなかのたった一人ですから。長い目で見れば、それくらいのもの。今の狭い世界のなかだけで「うまくお付き合いしなきゃ」なんて考えなくていいと思いますよ。最近の小川さんスタイリストさわちゃん、その娘ちゃんと三人で温泉旅行してきました。プリクラって本当に盛り盛りだね(笑)PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2012年舞台に復帰。2018年7月20日~22日、六本木スペース ビリオン(東京都)にて『リーディング ファム・ファタール! 運命の女 小川菜摘×青木さやか』出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2018年08月13日そろそろ(いろんな意味で)アツい夏休みがやってきますね。はぁ~~、3兄弟と一緒の40日~(遠い目)とそこで、暑さが本格化する前に一足先に家族旅行に行ってきました!■旅下手なわが家ならではの工夫皆さん、家族旅行って得意ですか? 旅行好きな人ってすごく旅上手ですよね。荷物の準備や旅行先の手配も俊敏で旅慣れしているなーって思います。うらやましい!わが家の場合、ハッキリいって旅行があまり上手ではありません。お得術(…っていうのかな?)にも疎いし、夫婦そろってテーマパークも好きじゃないし、温泉も好きじゃないし、旅館の大量に出てくる晩御飯も好きじゃありません。旅をするならもっぱら子どもが好きそうな場所が基準です。水族館や、鉄道博物館、動物園、城、などです。男の子なら「鉄道に乗る」ということだけでも喜んでくれるので、その路線の鉄道に乗るためだけにお出かけしたこともありますよ。晩ご飯はホテルや旅館で食べるのではなく、その土地の人気店で食べます。朝ごはんだけはついてあると助かるので、宿泊は毎回朝食付き・夕飯なしのコースで宿泊しています。洋服は多めに持っていきますが、旅から帰ってきて大量の洗濯をするのが嫌なので、現地で1回は洗濯&コインランドリーに行きます。細かなものを部屋干しできる小さいハンガーやピンチをスーツケースに忍ばせておくと便利です。と、わが家の旅行事情はさておき、旅行って楽しくもありますが、意外と夫婦仲に亀裂が入ることってありませんか?■家族旅行で夫婦喧嘩勃発どうですか?皆さん。旅行中にいつもより喧嘩が勃発したり、イラッとして険悪なムードになったりすること…意外とあるんじゃないでしょうか?(笑)成田離婚という言葉があるぐらいなので(若い方はもう知らないですかね? 新婚旅行で帰ってきた成田空港で即離婚を決めるということです(笑)本当に離婚したかどうかはさておき、旅先でよっぽど「この人とは合わないな」って思ったということだと思います)、新婚でなくとも、旅先で喧嘩が増えるということは無きにしも非ずだと思います。日頃、平日は夫も私も仕事なので実質顔を合わせるのは夜の数時間ほどです。休日も子どもにまみれて家族全員でワーワーしてる感じなので、夫婦2人でじっくり話す時間はほとんどありません。なので2泊3日や、3泊4日の旅行に行くと、普段ずっと一緒にいるわけじゃない夫と一緒の時間が一気に増えるので、目に付くことが多くなるんですよね。さらに「せっかく来たんだから~」とか、「めったにないことなんだから~」といったレア感も上乗せさせるので、普段なら許せることも急に思いやりがなくなったりなんかして…。そういえばディズニーランドに行った時には着いた初日に夫が熱を出しましたし(なぜ今日熱を出すんだよ! ってイライラしました)。新婚旅行では英語が全く喋れず何を相談しても「任せる」ばかりでびっくりするほど頼りにならず(おい! 日頃のあの威勢はどこ行った!)。子どもが生まれてから行った熊本に旅行に行った時には私のメイク落としがカバンに入ってなくて喧嘩しましたし(しょうもな!!)。つい先日の旅行では、下の2人がほとんど私の隣で疲れました~~~!!ぅおおおおい!! みんな! パパのこと見えてます!? もっとみんなパパのところに行ってぇぇぇ~~~!!飛行機の中では、配布された紙飛行機を作って作ってと両脇から催促されるのですが、いや、私1人で作らずにパパにも作ってもらってよ!! と思いつつも、当の夫はすやすやとおねんねです。やれ、おやつの袋を開けてほしいだ、やれ、靴がちゃんと履けないだ、やれ、手ぇつないでだ、なんでもかんでも私なわけです。ちょ…ちょっと…私…子どもと離れたい…・(笑)決定的なのは、朝食です。■旅先での朝食での出来事ホテルの朝食バイキングでは、私はまず下二人の朝食を一緒に取りに行って、テーブルまで運びます。最低限選んだら先にそれを食べさせておいて、さらに食べそうなものを選んで席に運びます。気分はメイド。ジュースが欲しいと言えばジュースを取りに行き、スプーンがいると言えばスプーンを取りに行き、何往復かしてるうちに今度はコーンスープおかわり!と言われコーンスープをおかわりしに行き…私はまずは子どもに先に食べさせないとって思うので、自分のご飯は後回しにして、くるくるくるくる配膳係に徹します。しかし、その一方で夫はというと、ある程度のところまで協力したら、早くに切り上げて悠々と自分の食事の調達をしています。私がまだせっせと食糧を子らの元へ届けているというのに!!ったく、マイペースよね!! 私がこんなにウロウロと忙しそうにしてるのわかんないのかしら!!子どもが落ち着いたのを見計らってようやく自分の食事に取り掛かるので、夫も子どもも食事が終わった頃に私の食事がピークに入るという時間のズレが生じ、最後には、全員にじ~~~~っと見守られながら、コーヒータイムになるわけです。子どもたちの目に「はやく」「まだ?」「いつ終わる?」って書いてあるーーー。はぁ~、たまには私もゆっくり食べてみたーーい。親は私1人じゃないんだから~~! って心の中で思いつつモヤモヤするわけですが、今回、分かった気がします!!夫は、「あえて」そうやってるんじゃないか!? と。■夫ならではの「線引き」夫は子ども優先にし過ぎることが好きじゃないタイプの人なんです。もちろん小さくて守らないといけない存在である乳幼児には大人より子どもを先にやってあげなくちゃいけないことってたくさんありますが、ある程度の年齢まで来たら、「親が何を指し置いても一番に子ども!」ってしなくてもいいんじゃないか? と思っているんだと思います。ましてや、三男ももう4歳。待てと言われれば待てる年齢ですし、最初に少し朝食を席に持っていったのであれば、あとは親の食事をとりに行って何が悪い! と。夫は線引きがしっかりできていて、「ここまでは先にやるけど、ここまでやったら次に自分のことをする」と線がはっきり引かれてあるような気がします。一方私は線の位置があいまいで、子どものために先にやらなくちゃ! とか言いつつも、心の中では「なんで私はいつまで経っても食べられないんだよ!」とモヤモヤしているというアンバランスな状態です。いっそのこと、夫のようにシュッと線を引いて、ここまでは先に用意するけど、次はママのご飯取ってくるから待っててって言えばよかっただけなんだと…旅が終わってから気がつきました!そして、もうひとつ、思い出したんですけど…■ママの自己犠牲を、子どもはどう思っている?今のこの私の様子、小さい頃に理解できなかった母親の姿と一緒なんですよね。うちの母も、子どもたちに先にご飯を食べさせて、自分はあとで家族の残りご飯を立ち食いしてるような人だったんですけど、子どもの私たちは何度も「お母さんも一緒に座って食べたら?」って声をかけてたんです。しかし、母は「いいわよ、先に食べなさい」と言って、いつも家族の傍らで立って料理してるんです。一見愛情溢れるように見えるんですけど、その割には「今日は忙しくて全く座れていない」とか「コーヒーの1杯も飲めなかった」と疲れたアピールを毎日ボヤいていて、じゃぁ、「コーヒーぐらい今飲んだらいいじゃん? 座ったら?」というと「そんな暇ない」って返ってくるのです。それが子どもながらにすごく不思議でした。これ、子どもからしたら、うれしくもなんともなかったんですよね。忙しいけど、みんなのためにお母さんは頑張ってるんだから! と自己犠牲を主張されても、子どもからしたら腑に落ちないんです。だったらおかずが1品少なくてもいいから、一緒に座って食べたらいいのに!! そっちの方がみんな楽しいのにって思っていました。■ひとりよがりの自己犠牲は必要ナシ!ということは、今回の私も1人で勝手に「自分は子ども優先で頑張ってるのに協力してくれない夫」「私も一緒に食べたいのにできない私」と思い込んでしまって、1人勝手にモヤモヤしていたことになります。これ、家族の誰にとっても意味のないことだなと気づきました。勝手にモヤモヤするぐらいなら子どもに「待って」と頼み、夫に「○○を取ってきて」と具体的に頼み、「じゃ、今からママは食べるから!」と強行突破すればみんな同時に食べられて丸く収まったんだな…と。家族旅行でのホテルの朝食バイキングから、えらい壮大な話に飛躍しましたけれども(笑)何が言いたいかといいますと、ひとりよがりの自己犠牲は、子どもにも夫にもありがた迷惑なだけということです。私はこんなにやってるのに…とカリカリされるぐらいなら、そんなにやらなくてもいいのでカリカリしないでほしい、といったところが息子と夫の本音だと思います。そのことに気づけたので、次回の旅行ではママももっとのびのびと過ごそうと思いまーーーす!【お知らせ】第81話 「子連れファミレスは意外と大変!? ワンオペママの苦悩」 の記事下アンケート「Q. 子連れでファミレスにいったときのエピソードを教えてください」のアンケート結果はこちら↓≫ 「子連れ外食にファミレスを選ぶワケ。おすすめ利用法や神対応サービス」
2018年07月19日東京から人口2826人の山口県の小さな町へ移住し4カ月、生活も落ち着いてきたところ。ここ数カ月を振り返り、移住して良かったこと、逆にマイナスだと思うことを私なりにまとめてみることにしました。「娘3人とUターン!東京から人口2850人の町へ移住を決めた理由 」そして3人の娘たちには、こんな質問を…。「都会と田舎、ぶっちゃけどっちがいい?」三人三様の答えが返ってきました。プラスは、母のイライラが減り、母娘関係が平穏にここ数カ月で一番に感じたことは、私の“イライラが減”=娘たちを叱ること、娘たちとぶつかることが減ったということ。引っ越し後、仕事をセーブしているということもありますが、私の心のゆとりが増えている気がします。そのゆとりが生まれるポイントが見えてきました。1.時間がゆったり流れている東京に住んでいたときは、徒歩数分の場所に小学校がありました。朝8時に登校していたのですが、こちらは小学校が島側にあるため橋を渡らねばならず、スクールバスでの通学。7時20分には家を出るので、必然的に早起きになりました。子どもたちは以前よりも時間がタイトになったはずなのに、時間に追われている感がない。これまでと同じように自分で起きて自分で準備するので、私に怒鳴られることもない。同じ24時間なのかな?と思うくらいに、ゆったりと過ごしているのが不思議です。2.スペース的ゆとり都内の社宅→田舎の一戸建てに住環境が変わったというのも大きいポイント。以前は空間が限られていたため、娘たちの言い合いやケンカは常時私の耳に入ってきていました。聞きたくもないのに耳に入るので、関係のない私がイライラして仲裁に入っていたことも。現在、長女には1人部屋を、次女と三女はひとつの部屋を2人で共有。私の寝室と仕事部屋は別にあるので、聞きたくないケンカは聞かずに済んでいます。それぞれが違う場所に居場所を持つことで、気持ちに余裕が生まれているのかもしれません。3.子どもと関わる大人が増=安心感人口が少ないので、小学校も以前の1/10規模の、全校生徒67人。関わる子どもの数はかなり減りましたが、逆に関わる大人の数は増えているように思います。私の両親だけでなく、生徒の密度が減るので学校の先生との関わりも密になりました。また私たちの住む町では、文部科学省と厚生労働省が推進する「放課後子供教室」が行われていて、そちらでもたくさんの地域の大人にお世話になっています。これら以外にも子ども会や地域活動、また近所のおばあちゃんとあいさつを交わしたり、娘たちを気にかけてくれる目、知っている人が増えました。これが安心感につながっていると感じています。マイナスは、刺激と情報と選択肢が減、うわさは早いゆったりとした田舎生活ですが、その反面、刺激や情報、選択肢は減りました。そして狭い社会で確立された人間関係、これになじむのに時間がかかるのも現実です。1.習い事の選択肢が減。送迎はマスト水泳やピアノなど、ベーシックな習い事は比較的簡単に見つけられたのですが、次女のバイオリン教室だけは探すのに苦労。人口が少ない地方へ住むと、習い事の選択肢も減るのは仕方のないことのようです。そして東京では徒歩で行ける範囲で通っていた習い事が、こちらでは町外へ通うこととなり、車での送迎がマストになりました。今後娘たちの習い事が増えた場合、送迎にどれだけ振り回されるのだろうかと、今から不安です。2.確立された人間関係の中でどう生きる?1学年7~10人程度、小さい頃から家族のように育ってきた子ども達。中学卒業までメンバーが変わることはありません。よって、良くも悪くも人間関係が決まってしまい、クラスの中での立ち居地が確立されています。そんな中に転校生として入った娘たち。最初はどうふるまっていいのか分からず、戸惑ったようでした。おまけに方言にも慣れていなかったので、喋り方で怖く感じることもあったようです。今は少しずつ自分を出しているところです。3.うわさは早い私の知らないところで、「東京から戻ってきたらしいよ」といううわさは広まっていた様子。中には「娘3人を連れて出戻り?」と思っていた人も(笑)。これは田舎では珍しくありませんし、私自身が田舎育ちなのでそんなに気にしませんでした。でも知らないうちにうわさは広まるものだということを改めて知り、悪いことはできないなと思いました(笑)。3人の娘たちに聞いてみた「都会と田舎どっちがいい?」小6長女:「どっちもいいけどな~。みんなやさしくて仲がいいから今が楽しい!」東京の頃は「スマホがほしい。LINEが…」などと、言っていた長女。その時はスマホを持たせない理由を話し、娘に理解してもらいました。周囲の影響だったのでしょうか?今では全く口にしません。と同時に、以前よりも自主的に勉強をするようになりました。本人曰く、「周りの友だちに合わせなきゃという気持ちがなくなった。勉強に集中できるようになった」と。これは良い変化だったなと、母の私も驚いています。小4次女:「景色と環境は今がいいけど…うーん、どっちでもいい」次女はまだ人間関係ができていないのでしょうか。もしかすると以前の友だちのところに戻りたいと思っているのかもしれません。彼女がなじむにはもう少し時間が必要なのかも。引き続き、しっかり見守っていこうと思っています。小1三女:「魚がおいしいし、じいじとばあばがいるから、ここがいい!」わが家の三女は、魚と人が大好き。祖父母に甘え、また道の駅ではスタッフさんにかわいがってもらっています。引っ越してきた当初から違和感なくなじんでいるので、今のところ心配なしです。母の私は、Uターンして以前よりも子どものことに気持ちを傾けられる余裕ができたかなと。都会から取り残されている感がなくもないですが、インターネットで東京の動きや流行も知れますし、遠隔でできる仕事もあります。夫とはこれまでと変わらずSkypeで話し、情報収集や買い物なども全く不自由でなはないので、今の生活に満足です。どこに住んでも一長一短はあります。ただ、ないものねだりをするのではなく、“今、足りていることを知ること”、それこそが楽しく生活する秘訣なのだと、今回改めて気付くことができました。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2018年05月25日こんにちは、まりげです。ダンナと出会ってからこれまでいくつかの変化がありました。恋人同士から夫婦になり、子どもが一人だったのが、二人になり…そして現在は第三子を妊娠中です。そういった家族の形態が変化するタイミングでダンナに一言物申したくなります。それはなぜか考えてみました。「 恋人としては許せるけど、結婚して暮らしていくならばここは直してほしいな… 」「 妊娠中でこっちの身体の負担は増えていっているのになんでダンナはいつも通りなんだろう… 」「 子どもが一人だからまだなんとかなっているけどこれ以上子どもが増えたらもっと育児に協力してもらわないとパンクしちゃうな…」関係性の変化と共にハードルが上がっていきます。そこでうまれてくる不安が心の中でムクムクと大きな不満に変わり、爆発するのだと思います。では、どうしたらいいのか。わが家の場合キーワードは【 役割分担 】でした。結婚して2年目くらいのときストレスが限界に達して感情のままに怒りをぶつけました。それ自体がストレス発散にはなるのですが根本的なことが解決していないのでまた同じように喧嘩が起こります。そんなある日、感情的に怒り狂うわたしを前にダンナがエクセルで表を作りはじめました。家事、育児、その他の仕事を書き出し、それを役割分担していきます。探したらそのときの表がありました。この頃は子どもが2歳と0歳で保育園などには通っておらずわたしは専業主婦、ダンナは会社を退職して在宅で起業と移住のための準備をしている頃でした。最初にこの表を見たときは「 家庭は会社じゃないんだから…」思いました。ですが話し合いながら改めて役割分担をしてみるとダンナが「 これは僕がやるよ 」と一人で背負いこんでいた役割を分担してくれたことで、不公平だ!と感じることがなくなりました。さらに明確に役割を決めることで「 皿洗いやってくれないかなぁ」とか「ゴミ出し早く行ってよ」というようなイライラも" これは相手の役割だからまかせよう"と思えるようになり、お互い自分のペースで予定を組めることで「今やろうと思ってたのに!口出ししないでよ」というようなイライラが減りました。自分達にあった解決方法を見つけるまでは…よその家庭の話を耳にして自分たちと比べては不満をつのらせていましたが、そんなときに唱える言葉は…役割分担のバランスを取りながらおだやかにに暮らしていければいいなぁと思います。
2018年05月18日4月から保育園を利用し始めた人は慣らし保育もひと段落がついたころと思います。少し慣れた今こそ、夫婦で一度送り迎えの状況を詳しく話し合ってみることをオススメしたいと思います。というのも、我が家では私と夫とで送り迎えの状況が全然違い、お互い想定している大変さが全く噛み合っていなかったという経験がありました。夫の送り迎えは大変じゃなかった!?我が家はイヤイヤ期真っ盛りな2歳の娘がいます。彼女が寝た後、夫婦でおしゃべりをするのが週末の慣習。その時に笑い話半分、愚痴半分で、保育園の様子を夫に話しました。すると夫からの意外な反応。「そんなに送り迎えって大変?」この言葉をきっかけに、お互い細かく送り迎えの状況を話すことにしました。例えば、家を出た瞬間から、道中の事、下駄箱での様子、部屋に入るまで、入った後、身支度から先生へと引き渡すまで逐一です。ここまで話し合ってみて初めてお互いの様子を伝え合うことができました。ママの場合:なぜかママにはわがまま放題。何でも自分でやりたがるので大幅な時間ロス。抱っこで通ろうとする道も自分で歩かなければ最初からやり直し。パパの場合:チカラでは適わないパパにはわがままも少し控えめ。家を出てからほぼ抱っこで部屋まで行っていたので大人の足と変わらない時間。かかる時間を比較すると、夫の送り迎えは私の半分以下の時間で終わっていました。つまり、「今日は余裕がないので送り迎えをお願い」と頼んでも、夫には何が大変なのか全く伝わっていなかったのです。これは衝撃でした。自分達にとって一番やりやすい形は?考えるきっかけに夫の状況をうらやましいと思って終わるのではなく、それを踏まえて私たちにとってどうするのが最良か話し合うことにしました。我が家は朝の家事は比較的夫側に比重が傾いていました。私は主に子ども担当。しかし送り迎えを自分がした方が効率が良いと夫が申し出てくれ、朝の家事を私が担い、保育園への送りを夫が担当することにしました。変更して3ヵ月ほど。忙しい朝の時間が非常にスムーズに回っています。きっかけがあるたび、話し合いを今回のようにうまくいったパターンは我が家でも珍しいことですが、最良の形を探す為に夫婦で話し合うことはとても大事なことだと改めて気付かされました。今後きっかけがあるたび話し合おうと思います。朝の時間は本当に慌しいです。それぞれのご家庭でどうすることがよりよい形となるのか、一度話し合ってみるのはいかがでしょうか?<文・写真:フリーランス記者幸森陽子>
2018年05月10日「もっと働きたい!」という意欲を持ちながらも日々の家事育児雑務の負担が大きく、なかなか思うように仕事を進められない私が、 ある日突然夫にその思いをぶつけたときの記事 の続きです。妻(私)側の現状と夫側の認識にズレが生じています。夫:「忙しいって言ったって、そんなの今だけでしょ? 平日は時間があるんじゃないの?」私:「いやいやいや、あなたが思ってるよりもそんなに余裕ないよ!?(ほらっ! そうやって主婦は暇でしょみたいに思ってる~~!!)なんだかんだ1年の半分ぐらいは長期休みや短縮授業で思うように時間が取れないんだけど!!」夫:「そしたら、その限られた時間の中でもっと効率あげて集中して仕事すればいいんじゃないの?」私:「いや…だからそうじゃなくて…ちょっと待って? そうだ!!! どうしたらいいのか分かった!!!」夫:「…なに。」私:「今の家事分担率を見直そう!!」夫:「はああ?」私:「だいたい、今までどうして平日の家事分担はしてなかったんだろう。週末は、あなたが食器を洗って台所を片付けてくれているけれど、よく考えたらあなたの仕事それだけだよね!?」夫:「…」私:「昔は家事を一切しない人だったから、週末に食器を洗ってくれるようになっただけでもすごく感謝してたけれどよくよく考えたらいつまで昔を引きずってんだって話だよね。私はもう毎日仕事もしているし、気が付いたらわが家、とっくのとうに共働きだったわ。家庭環境はどんどん変わって行ってるのになんでいつまでも夫だけ平日の家事全面免除にしてたのか意味わかんないよね。はい! というわけで、今日から平日も食器を洗ってくださーーーーい!!」夫:「えええええ~~~~!!!? 嫌だぁぁぁぁ~~!!」私:「じゃぁ、他のことやってもらってもいいけど? 洗濯回して干して畳んでくれる? それとも料理がいい? トイレ掃除もあるよ」夫:「ええええ~~~~…オレ、帰ってくるの遅いんだけど」私:「そんなの関係ないし。遅くても洗えばいいじゃん」夫:「えええええーーー!!」私:「だいたいね、あなた食器洗うだけでしょ? 私、掃除も洗濯も料理もやってるよね? しかも、それをずっっと12年やってきたんですけど!! 平日毎日食器洗ったとしても全家事中で言えばまだ10パーセントだし!! なんなら食器洗うだけじゃなくって、三男の幼稚園の送迎とかも全然してくれていいんだけど!?」夫:「わかったわかった…! 食器洗います」私:「イェェェェイ!!」夫:「ただし、オレが洗いやすいように置いとけよ」私:「なんでよ」夫:「洗う人の気持ちになって洗いやすいように重ねておくことなんて当たり前やろ。洗ってやってもいいなって思うように並べておいて」私:(なんかハラタツ!!! ハラタツけどここは我慢)「はいはい」夫:「キレイに重なってなかったら洗わないから」私:(あああん!?)「はいはい」夫:「じゃぁ、いいよ」私:「イエェェェェェイ!!!」はい、というわけで、この春から平日の食器洗いも夫に担当してもらうことになりました!!(パンパカパーーン!)現在、夫は仕事から帰ってきたあとにせっせと食器を洗っております。ほほほ。私もバタバタする夜に子どもたちの宿題見て、食器も片付けて…っていうストレスがなくなった分、随分と気が楽になりました。一方、夫側の世界ではというと、職場でボヤいているそうです(笑)夫:「はぁぁ、僕、仕事が終わってから食器洗わないといけなくなったんすよ~~」先輩:「マジか~~」夫:「嫁が強くなって困りますわぁ~~」先輩:「ほんとだな~」夫:「やっぱあれっすよ。金は自信につながるんすよ。自分で稼ぎ始めてから一気に強くなったっす…」先輩:「金は自信に…それは間違いない」ふぅぅう…(遠くの空を見つめるパターン)ちょっと!!!(笑)まるで私が酷い嫁のようじゃないですか!!!まぁ、いいですよ。私を使って会話が盛り上がるのであればどうぞどうぞ。きちんと皿を洗ってくれればそれでよし。夫:「仕事終わってから食器洗わないといけなくなったんすよ~~」A:「あぁ~…それな。うちも」同士いた!!((笑)A:「オレもな、最初は一生懸命食器洗ってたんだけど、よく考えたら食洗器買えばいいんじゃね?と思って食洗器買ったら、もう今では食洗器なしでは考えられない。君も食洗器を買いたまえ」夫:「マジっすか~~」食洗器について語る夫陣。数年前の夫なら考えられなかったでしょうね。夫が自力で食洗器を買って帰ってくる日も近いかもしれません。わが家の場合は専業主婦→共働きという変化を遂げて数年経ち、ようやくこの春家事分担を見直し少しは私側の負担を減らせるように改善しました。しかし、専業主婦家庭であったとしても、小さな子どもがいると共働きであるのと変わらないほど忙しいですので、自信を持って家事分担を申し出てみてもよいと思います。また、今既に家事分担をしているご家庭でも、定期的に見直してみるのもアリだな、と今回身を持って思いましたので、わが家も定期的に会議してより平等に分担できるようにしていきたいと思っておりますっ!! キリリッ!【お知らせ】第70話 「心配性は女の子に多い? 怖がりな子どもが安心する接し方」 の記事下アンケート「Q.子どもが心配し過ぎているな(心配性だな)と思ったことはありますか?」の結果はこちら↓
2018年05月10日手作り弁当、コンビニ、社員食堂、家でひとりランチなど、毎日のランチ事情は家庭によって異なるもの。そしてランチの形が変われば、それにかかる費用もまた変わる。先日、夫婦のランチ代についてのとあるアンケート調査が発表されたことをご存知でしょうか?夫のランチ代は「500円台」がダントツ!とあるアンケート調査というのは、5月1日に明治安田生命保険相互会社が発表した「『家計』に関するアンケート調査」(対象:全国の20~79歳の既婚男女1620人)のこと。同調査では、「夫婦の家計管理」や「貯蓄・へそくり」、「夫婦のおこづかい」など、さまざまな項目についてアンケートを取っているのですが、今回はそのなかで「夫婦のランチ代」に注目しました。まずは、夫のランチ代について見ていきましょう。【夫のランチ代】(上位5項目まで)1位:500円台…30.4%2位:1000~1500円未満…17.2%3位:700円台…9.5%4位:300円台…8.6%5位:1500円以上…8.4%2位以下に圧倒的大差をつけて1位になったのは、「500円台」でした。2位には「1000~1500円未満」、5位には「1500円以上」がランクインしているものの、「300円台」という人もいて、ランチ代は比較的安く抑えている男性は多いようです。妻のランチ代は「1000円以上」が6割以上…一方で、妻のランチ代はどうでしょう?【妻のランチ代】1位:1000~1500円未満…37.1%2位:1500円以上…35.7%3位:500円台…12.0%4位:800円台…5.2%5位:600円台…2.7%上位2項目は「1000~1500円未満」と「1500円以上」で、どちらも35%超え…。夫と妻、どちらにも共通している「500円台」の項目では、妻のほうが夫よりも約20%も低く、「1000~1500円未満」では妻のほうが夫よりも2倍以上高く、また「1500円以上」はなんと約4倍!ちなみに、それぞれの平均額を比較しても差は出ていて、夫が777円で、妻は1263円との結果が出ています。このデータだけで判断すると、妻のほうが夫よりも贅沢なランチを楽しんでいる…?もちろん、それぞれの家庭によって家計の状況は異なるし、ランチにこだわりたい人とそうでない人がいるなど個人差もあるので一概には言えませんが、ひとつの“目安”として夫婦のランチ代について今一度振り返ってみてはいかが?(文・山手チカコ/考務店)
2018年05月06日今回は、我が家の夫まことくんが付き合っている病気「強迫性障害」についてです。うつ病やパニック障害などに比べると認知度はイマイチなのですが、ひと口に強迫と言っても本当にさまざまな症状がありまして…。夫の症状を簡単に紹介したいと思います。専門書には以下のように書かれています。強迫性障害とは、自分でもコントロールできない不快な考え(強迫観念)が浮かび、それを振り払おうとして様々な行為(強迫行為・儀式)を繰り返して日常生活が立ち行かなくなってしまう不安障害です引用元:図解 やさしくわかる強迫性障害(ナツメ社刊)例えば、玄関の鍵をかけたかどうか気になって途中で引き返すという行為が1回だけならば、それはよくあることだし、ちょっとした心配性のレベルでしょう。しかし、強迫性障害になると、その行為が2~3回では済まなくなり、10回20回と同じ確認行為を繰り返すのです。そうなると、会社にも約束事にも遅刻するようになるでしょうし、日常生活のほとんどの時間を強迫行為にとられてしまうことになる。こうなると、もう日常生活にかなりの支障が出てきます。そこが、「心配性」との大きな違いだと思います。漫画に描いたように、まことくんは「車のサイドブレーキ」が強迫対象になりやすく、勝手に車が動いているんじゃないかというあり得ないようなことを怖がっては、何度も駐車場を確認しに行っていた時期もありました。そして調子が悪くなると…。 こういうことが、冗談ではなく我が家ではしょっちゅう起きます(笑)。決して本人はふざけているわけでもないし、わざとでもありません。そして、自分が不条理なことをやっていることも、わかっているのです…!!さっき免許証を返してもらったのは覚えている。だけど「確信」が持てない。「確信」が持てないのが不快だから、確認行為をせずにはいられない。こんな感じだそうです(本人いわく)。他にも、スーパーの買い物かごの中身が空になったか確信が持てなくて、いつまでもじっと見たり触ったりして確認を続けたり、コインロッカーの中に忘れ物がある気がしていつまでもその場を離れられなかったり、本当に様々なところに強迫の影響が出てきます。まだ認知度が浅い病気ですので、ただの心配性で片付けられることが多いのですが、日常生活に影響を及ぼすのであれば、一度専門機関に相談するのも1つの解決策になるかもしれません。※強迫性障害の症状は人それぞれです。ここに書いてある症状がすべての人に当てはまるわけではありません。
2018年03月27日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜