里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。手術や施設の説明が一通り終わり、病室に戻った雛田さん。 用意されていた昼食を平らげた後、手術後は買い出しに行けなくなると思い、水やお菓子などを買い足し、出産に備えるのでした。 「明日にはわが子に会える!」でも不安 「体は元気なのに、入院しているなんて不思議な気分」と思うほど、体調に問題はありません。暇ではあるのものの、検査や巡回で看護師さんや助産師さんが来るため、落ち着きません。 当日に手術を立ち会ってくれる助産師さんと話し、帝王切開も仕方ないと思えてきましたが、ふとしたときに「明日、おなかを切るのが怖い!」という気持ちが再燃。また、「明日の今頃には子どもが生まれているのか」とワクワクした気持ちになり、いろいろな感情が押し寄せてくるのでした。 いよいよ、出産が近づいてきました。手術は不安ですが、かわいいおなかの子にやっと会えると思うと、頑張れそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※NSTノンストレステストの略で、胎児心拍数モニタリングと言われる検査の1つ。お母さんやおなかの中の赤ちゃんに負荷をかけることなく、赤ちゃんの状態やおなかの張り有無を診断できます。NSTは「異常とは言えない」、「異常がある」で評価します。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月04日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。予定通り、手術の前日に入院した雛田さん。執刀医から切り方の説明や麻酔についてなど、具体的な説明受けて、同意書にサインをしていきます。 手術が近づくにつれ、不安な気持ちが増していきますが、医師の「不安を解消するための説明時間なので、なんでも言ってください」という心強い言葉のおかけで、ホッとしました。 一通り説明を聞き、病室へ戻ると……。 入院生活、ついにスタート! シャワー室やレンタル着など、もろもろの説明を受けて病室に戻り、用意されていた昼食を平らげました。 持ち物、買い足す物の確認をしていると、保湿剤について不安なことが……。それは、保湿剤が支給されるのではなく、受付に借りに行くということでした。風邪が流行している時期だったので、人と共有することに抵抗感があります。乾燥が気になる季節でしたが、一応持ってきていた全身用の保湿剤でしのぐことにしました。 その後、手術後は買い出しに行けなくなると思い、水やお菓子などを買い足し、出産に備えるのでした。保湿剤など肌に触れる物は、使い慣れている物のほうが安心します。荷物はなるべく増やしたくないですが、今回のようなこともあるので、いろいろと多めに持っていくほうがよさそうですね。初めての出産は、ちょっとした疑問があれこれ生じるはずです。「こんなこと聞いてもいいのかな……」と考えず、医師や看護師へ相談してみるの一つの手かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月03日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。里帰り先の病院を受診した雛田さん。バースプランを書き、病院へ提出しますが「無理ですね」とバッサリ。 逆子を直すために体操(※)を試しましたが、直る気配がありません。 病院で帝王切開について説明を受け、予定日より早く子どもに会えるうれしさと手術への恐怖が交互にやってきて……。 おなかを切るってどんな感覚? ※(誤)限度額認定証→(正)限度額適用認定証 結局、逆子が直らず帝王切開が決定。予定通り、手術の前日に入院し、同意書にサインをしていきます。 執刀医から切り方の説明を受けて、横切りを選択。陣痛が起きたときは、緊急帝王切開になると言われ少しドキッとします。しかし、医師の「不安を解消するための説明時間なので、なんでも言ってください」という心強い言葉のおかけで、ホッとしました。 「おなかを縫われる感覚が怖いのから、全身麻酔にしてほしい!」と思う雛田さんでしが、下半身の麻酔のみ。恐怖心がぬぐえないんか、母に「遠慮しがちだから、何かあったらすぐに言うのよ」と言われるのでした。 帝王切開に「痛そう」「怖そう」「ラクそう」と、さまざまなイメージを持っている方がいるのではないでしょうか? 経腟分娩といろいろと異なりますが、ママと赤ちゃんは頑張っています。周囲の人は全力でサポートしていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※逆子体操について近年は無理な姿勢によるデメリットも指摘されているため、逆子体操は推奨されていません。 おなかが張る可能性があるので切迫早産と診断された場合や、医師から許可が出ていない場合は控えましょう。また、体操したからといって、絶対に治る可能性はありません。赤ちゃんはママのおなかの中でグルグルと動いています。そのため、妊娠中期までは頭の位置は変わりやすいですが、妊娠後期になっても逆子のままの人も一定数います。 ※帝王切開の切り方についておなかの切り方は、おへその下を垂直に切る「縦切開」、水平に切る「横切開」の2種類があります。素早く取り出してあげないといけない場合は「縦切開」、下着や水着になったときに傷跡が見えにくいのは「横切開」だと言われています。医師の意向や産院の方針などもあるので、担当医師への相談をおすすめします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月02日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。 帝王切開が怖い ※選択的帝王切開の時期は39週以降が望ましく、週数が正確であれば38週も妥当とされている。 ※病院によっては手術が可能な曜日や時間帯が決まっており、その中から選択できる病院もあります。手術室の確保はもちろん、万全の体制で妊婦さんと赤ちゃんをサポートするために、医師、助産師、看護師などスタッフを確保することが必要です。そのため、手術日が限られていることがあります。 里帰り先の病院を受診した雛田さん。バースプランを書き、病院へ提出しますが「無理ですね」とバッサリ。 逆子を直すために体操(※)を試しましたが、直る気配がありません。病院で帝王切開について説明を受け、予定日より早く子どもに会えるうれしさと手術への恐怖が交互にやってくるのでした。 初めての出産に加えて、逆子で帝王切開となると不安になってしまいますよね。医師や助産師など、信頼できる人に相談して、リラックスした気持ちで出産当日を迎えたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※逆子体操について近年は無理な姿勢によるデメリットも指摘されているため、逆子体操は推奨されていません。 おなかが張る可能性があるので切迫早産と診断された場合や、医師から許可が出ていない場合は控えましょう。また、体操したからといって、絶対に治る可能性はありません。赤ちゃんはママのおなかの中でグルグルと動いています。そのため、妊娠中期までは頭の位置は変わりやすいですが、妊娠後期になっても逆子のままの人も一定数います。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月01日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が始まって4日、妻の苦しむ姿を見て、陣痛促進剤を検討してほしいと夫が医師に相談しました。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日はおこなわないことにしている」と医師は説明。陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めます。ですが、気分は落ち込み……、そんなときに助産師の姉・みたんさんが病院にやってきました。面会にやってきた姉のみたんさん。負のオーラを放っているコツママ、目の下にクマを作っている夫のTくんを見て、これはヤバイ……と状況を察知します。みたんさんはコツママの話に耳を傾け、時に同調し、時にアドバイスをしつつ、わずかな時間を過ごしました。姉との面会が気分転換になり、精気が戻ったコツママ。ですが、その日の夜、赤ちゃんの心音が下がっていき……。 へその緒が圧迫されている!? 赤ちゃんの心音を見ていた助産師さんが、焦った様子でコツママの病室にやってきました。へその緒が圧迫されている可能性があり、赤ちゃんの心音が下がっていること、状況によっては帝王切開になる可能性もあることを伝えられました。コツママは突然のことに動揺しつつ、おなかの赤ちゃんが心配に……。 助産師である姉・みたんさんに電話をすると、「帝王切開になったとしても赤ちゃんのためと思って頑張りな!」と励まされました。こればかりはどうなるかわからない……先生や助産師さんを信じて自分ができることをやろうと決心。座ったり立ったりと姿勢を変えていくとへその緒の圧迫がとれる可能性があると言われ、Tくんと一緒に体勢を変えていきます。繰り返すうちに心音が下がらなくなり、ひと安心。 そして陣痛が始まって5日目の朝、診察を受けると子宮口の開きは6cm。自然経過を進められますが、コツママは「陣痛促進剤を打ってほしい」と訴えます。夫のTくんがこれまでのコツママの状況を説明。医師が陣痛促進剤の使用を決めました。 赤ちゃんの心音が下がっていると言われて焦りますが、2人で協力してなんとか乗り越えました。夫がこれだけ寄り添ってくれると心強いですよね。5日目の朝を迎え、陣痛促進剤を使うことになったコツママ。いよいよ出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月26日第3子の妊娠中、おなかの子に先天性の疾患があることがわかり、帝王切開で出産することが決まりました。もともと里帰りではなく、産後は義母にきてもらう予定でしたが、今回は帝王切開なので入院が9日間。自然分娩のときと比べると4日ほど長いうえ、しかも産後は生まれた赤ちゃんの治療もありバタバタすることが予想されていました。義母や上の子たちが大変な思いをしないためにはどうしたらいいのか、私は悩んでいました。今までと違う入院中の生活上の子たちを産んだ病院は家から車で10分ほどの場所だったので義母や上の子たちは毎日お見舞いにきてくれていて、義母や上の子たちが困っていることを聞けたので都度対応できました。 しかし今回は家から車で1時間近くかかる場所、さらにこども病院なので感染症予防の観点から病棟への立ち入りが制限されており、上の子たちは病棟に入ることができません。つまり大人が2人以上いるときしかお見舞いにこられないので、夫が仕事の休みのときにしか義母と会うことができないのです。 義母の心配事入院中、義母が困っても即座に対応することは難しかったので、私は前もって義母に心配なことがないか電話で聞いてみました。いろいろと話し、伝えられることはその場で伝えましたが、義母は特に「子どもウケする献立作り」と「子どもが体調を崩したときの対応」に不安を持っているようです。 こういったことは非常に複雑で、電話で教えたところで、すべて記憶してもらうのは難しいもの。そこで私は「上の子たちの説明書」を作ることにしました。 上の子たちの説明書ノートを1冊用意し、上の子たちの普段の1日の流れから書き始めました。食事についてはあまり細かいことを書きすぎると義母が大変だと思ったので、「好きな物、嫌いな物」と「食べる量の目安」や「各自の食器」だけにしました。 体調不良時の対応については「病院に行く目安」や「かかりつけの病院」だけでなく、「常備薬や体温計、保険証等の場所」も書くようにしました。その他、「トイレの対応」や「DVDプレーヤーの使い方」など詳しく書いていき、それぞれ項目にインデックスをつけて、「上の子たちの説明書」の出来上がりです。 忙しい入院中に大活躍張り切りすぎたかなとも思いましたが、結論から言うと「上の子たちの説明書」は大活躍でした。産後すぐ、生まれた赤ちゃんは容体が急変して手術となり生死を危ぶむ状況が続いていたので、私はとても日常の困りごとに対応できる状態ではなかったのです。 何度か家族全員でお見舞いに来てくれましたが、病棟を離れられる時間は限られていましたし、上の子たちも場の雰囲気を察してか機嫌が悪く、とてもゆっくり相談にのることができる状態ではありませんでした。義母からも「あれのおかげで連絡が取れなくても不安がなかった」と絶賛されました。 今回のことで、子どもたちに関する情報を記録し、共有しておくことの大切さを思い知りました。今は特に子どもたちと離れる予定はないのですが、何か起こってからでは準備が間に合わないので、このとき作った「子どもたちの説明書」を常にアップデートしながら備えておこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年10月12日おなかの赤ちゃんが逆子のため帝王切開で出産した私と、普通分娩での出産を経験した友人。ともに出産を乗り越えた友人から、「帝王切開ってラクだよね」と、まさかの発言が……。 友人の心無いひと言に困惑… 長男を妊娠中、8カ月ごろに逆子と診断されて帝王切開での出産を経験しました。初めての帝王切開は予想していた以上にハードで、産後はおなかの傷が痛くて起き上がるのも歩くのも大変です。 出産して3カ月が経ち、同時期に出産をした友人2人とランチをする機会がありました。話題はお互いの出産について。私は帝王切開だったので、普通分娩を経験した2人とはあまり話を合わせられませんでしたが、帝王切開の体験談は2人とも興味深そうに聞いてくれます。しばらく話していると、友人のひとりから突然「でも、帝王切開ってラクそうだよね」と驚くべき発言が。「なんで……?」と聞くと、友人いわく「陣痛と出産時の痛みはとにかくすごい!」とのことです。普通分娩の痛みは私にはわからないので、何も言い返せませんでした。その後は終始、友人の心ないひと言にモヤモヤしながらも時間になったので解散。 解散直後にもう1人の友人から電話がありました。「帝王切開だって、怖さとか不安があったよね。さっきのことは気にせずに、これからも一緒に子育てを楽しもうね!」と私を気づかう言葉をかけてくれたのです。私はその言葉にすごく救われました。自身が傷ついたこの体験から、誰かと出産体験談を話すときには、相手の気持ちを考えながら話すように十分に配慮したいと思います。 作画/yacco監修/助産師 松田玲子著者: 田中 里奈
2023年09月23日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「古臭い価値観の義実家はまとめてグッバイw」を紹介します。28歳の専業主婦、パニ子は妊娠9カ月。健診で赤ちゃんの大きさから帝王切開の可能性を告げられました。帝王切開の話をすると、夫のマサトシや同居の義両親の反応は予想外のものでした……。 古い価値観の義家族義母・ハナエは「陣痛の痛みに耐えてこそ母性が目覚めるんだから! おなかを痛めないで産むなんて、将来ロクな母親にならないわ!」と主張。義父・トシオも「帝王切開でラクしようとするな!」と批判してきたのです。 そしてマサトシまで「みんな普通に産んでるんだから、パニ子だってできるだろ」と意味不明の理論を押し付けてきました。義両親は独特な価値観を持ち、マサトシもそれに影響されている様子。 出産中、苦しむ妻に義家族はその後、パニ子は女の子・パニ美を出産。出産は27時間の陣痛という過酷なものでした。微弱陣痛でお産が進まず、医師は帝王切開を判断。医師が夫と義父母に伝えると、ハナエは「帝王切開なんて絶対に認めないわ!」と言い、トシオは「病院を訴えてやる!」と脅迫。マサトシは気軽に「切らなくても待てば出てくるだろ?w」と言い放つ始末。 長時間陣痛に苦しんだあと帝王切開となったフルコース出産のパニ子に対し、ハナエとマサトシは「ほんと、ラクしたな~w 母親失格なんじゃない?」と言いたい放題。パニ子は返す言葉すら失ってしまいました。 パニ子と義祖母の大逆転パニ子が退院して自宅に帰ると、多くのお客さんが家にやってきていました。中には義祖母の姿も。義祖母はマサトシや義両親の様子から、義家族がパニ子につらく当たっているのを見抜き、マサトシと義両親をみんなの前で説教しはじめたのです!帝王切開がラクな出産だと言い張る3人に、「帝王切開がラク? はぁぁあ!? おなかを切られてラクなはずがないだろう! この常識知らず!」と言いきってくれました。 パニ子は義祖母に、マサトシや義両親に対しての不満やこれまでの仕打ちをすべて打ち明け、離婚を決意。「帝王切開を見下すどころか、家事も育児もしないで文句ばっかり。あんたたちにはもううんざりよ!」と言いました。 慰謝料・養育費の支払いに追われてパニ子の話を聞いた義祖母は大激怒! マサトシとハナエ、トシオとの絶縁を宣言! アテにしていた義祖母が持つ大きな資産を失うことになり、3人は大慌て! その後、パニ子とマサトシは離婚し、慰謝料と養育費を受け取りました。借金まみれになった3人は家と土地を手放し、昼夜働き詰めの生活だそう。遺産ももらえないことが確定し、苦しい生活を送っているそうです。 その後、パニ子は実家で子育てや仕事に充実した日々を送っています。お風呂で、娘のパニ美に帝王切開の痕について聞かれると「これはママの勲章だよ」と笑顔で答えています。出産は奇跡です。そしてどんなお産の方法にも尊卑はありません。出産の方法について思案するのではなく、目の前の命を大切にしていきたものですね。著者:ライター パニコレ
2023年09月04日帝王切開が決まっていた第4子の出産。長男と第4子は15歳差で、長男にとって大事な中総体の試合が終わってから出産の予定でした。ところが予定より早く陣痛がきてしまい、まさかの試合前日に出産することになってしまったのです。「今から出産になりました!」と送った長男の部活のグループメッセージで、感動の涙を流すことに……。 まさかの緊急帝王切開に!わが家には4人の子どもがいますが、長男と次男は15歳差。サッカー部の長男が、中学3年の大事な市の中総体の試合を控えていたとき、私は第4子である次男を妊娠中で臨月を迎えていました。 出産は、第3子で逆子がなおらず帝王切開をしていたため、今回も帝王切開する予定でした。帝王切開の予定日は、長男の試合が終わってから1週間後。長男の部活の役員をしていた私は、妊婦なりにできる仕事をおこない、試合を楽しみにしていました。 ところが試合前日、まさかの陣痛がきてしまい緊急手術に……。手術が決まり、すぐに部活のグループメッセージに「今から出産になりました!」と送信。役員のみなさんからの励ましと、「長男くんのことは心配しなくていいからね!」という言葉に、安心して出産に臨むことができました。 見に行けなかった、長男の大事な試合入院当日に手術し、無事出産することができました。ただ、帝王切開だったため、すぐに動けず、残念ながら長男の試合には行けなくなりました。ずっと見たかった試合。夫が見に行ってくれていましたが、結果を待ってソワソワしていると、ママ友から動画が送られてきました。 長男の試合の動画と、優勝して仲間とゆりかごダンスをしている動画でした。動画を見ながら涙があふれ……。私は、ひとり病室で、何度も動画を見ていました。優勝したため、1カ月後の大会に進出! 試合当日は家族みんなで応援しに行くことができました。 サッカー部のマネージャーをしていた長女はベンチで観戦していたため、試合会場では、ママ友が生まれたばかりの次男を見ていてくれました。おかげで私は、3歳の次女とゆっくり試合を観戦。他にも私が動けないときには長男の送迎を手伝ってくれて、ママ友には本当に感謝しかありませんでした。 長男は部活を通して良い仲間とめぐり会えましたが、私も素敵なママ友と出会えて本当によかったです。子どもの人数分、たくさんの方と出会う機会がありますが、役員などで仲良くなれることがあるので、できる範囲で参加するようにしています。長男が中学校を卒業した今でも、ママ友とは仲良くさせてもらっています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさとイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年08月27日現在、生後5カ月の息子がいます。切迫早産を乗り越えた矢先、別の理由で約1カ月早めに出産。そんな私の体験談を紹介します。※新型コロナ感染症が「5類感染症」に移行する前の体験談です。 自分は大丈夫だろうと油断していたそのとき、私は妊娠37週0日でした。その2日前、実家には普段は夜勤などが多く、あまり会うことのない実父がいました。実父は、会社の集まりでごはんに行っていたらしく、酔っていました。食事をしていたところから歩いて帰ってきた実父は、「寒いんだよなぁー。なんか寒気するんだよなぁー。喉も少し痛いし」と冗談交じりに笑いながら話していました。 「コロナじゃないよね、こわいなー」など他愛もない会話をして、私はその日に自宅へ帰宅。次の日、私は喉が痛くなりました。ただ喉が痛いだけで、熱などはなかったこともあり、「のど飴を舐めていればなんとかなるだろう」と、そう思っていたのです。 お医者さんの言葉に自分を責める…次の日の朝、頭痛がすることに気づきました。熱を測ると37.5度。「あぁやってしまった」と思いました。すぐ病院を探したのですが、早くても翌日しか空いていなかったため、できるだけ体を休めることに集中しました。 しかし夕方になるにつれて熱は高くなり、39.2度にまで達していました。そして、なんだか胎動が弱く感じたのです。実母に連絡したところ、「すぐに産婦人科に電話しなさい」と言われました。そのとき、すでに22時ごろだったと思いますが、電話をすると「すぐに来てください」と言われ、病院へ行きました。 いろいろな検査をしてわかったことは、新型コロナが陽性であること、そして羊水が少ないこと、赤ちゃんが危険な状態であること、ということでした。産婦人科の先生はこう私に告げました。「今から緊急帝王切開になります。ただ、ここの病院では受け入れることができないので、約1時間ほどかかりますが、対応しているこちらの病院に行ってください」と。おなかの子は大丈夫なのか不安になった私は、自分の行動を振り返り、自分を責めました。 防護服の先生に囲まれての出産1時間かけて向かった病院には、防護服を身につけた先生方がいました。夜中0時ごろに病院へ着き、約2時間半おなかの具合を検査して3時ごろにオペ室へ。私が覚えているのは、真っ白な部屋とおなかを触られる感覚。そして、息子が生まれてきたときの小さい泣き声と、うっすらと見えた息子の体です。 そこから12日間は感染対策のため、息子に会うことはできず、術後の痛みに耐える日々でした。ただ、息子に再会してからは、痛みなんて忘れるほど幸せな毎日を過ごせています。 新型コロナが流行っている中での妊娠・出産は、もともと不安なことが多くありました。しかし不安な中でも、どこかで「自分は大丈夫」と思っていたのかもしれません。結局、最後の最後でかかってしまい、新型コロナは本当に身近に潜んでいる病気なのだと実感しました。おなかの子や子どもを守るためにも、必要最低限の対策を講じたうえで生活していかないといけないと感じました。 感染したときは家族が力になってくれて、そして病院の先生たちが助けてくれました。そのことに感謝し、今後のことをしっかり考えて過ごしていきたいと思っています。あのときの痛みを忘れさせてくれるくらい、子どもは本当にかわいいです。これからも、かわいい息子と幸せな日々を過ごしていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:そら22歳で一児の母。犬2匹と一緒に幸せに暮らしています。
2023年08月18日産後、セックスを再開できる時期と注意点セックスの再開は産後1ヶ月を過ぎてから産後のセックスは1ヶ月健診で医師の許可を得てからにしましょう。ただし産後6~8週間は産褥期(さんじょくき)といい、妊娠・出産で疲れた身体を回復させる期間です。出血や感染が起こりやすく、腟炎・子宮内膜炎になる可能性もあるため、無理をしないことが大切です。帝王切開や会陰切開の傷が痛いときはセックスを控え、出血などの症状が続くようであれば産婦人科で相談してください。腟が乾燥して痛いことも産後はホルモンバランスが変わり、腟が乾燥しやすくなっています。うるおいが足りず、腟や下腹部に痛みを感じるときは、潤滑ゼリーやコンドームで粘膜を保護するようにしましょう。最初のセックスから避妊を考える排卵は生理の2週間前に起こります。そのため、生理が再開していなくても妊娠する可能性はじゅうぶんにあります。子宮の回復と家族計画を考え、産後初めてのセックスから避妊するかどうか夫婦で決めておきたいですね。Q1.産後のセックスはいつからしていますか?産後4~5ヶ月のママを対象にした調査では、半数が産後2ヶ月以内にセックスを再開しているという報告がありますが(※1)、一般的にはどれくらいの期間で再開しているのでしょうか。ままのて編集部に寄せられた体験談を一部ご紹介します。「1ヶ月健診のあとに再開しました」産後はセックスレスになるという話を聞いていたので、私もそうなるかと思ったのですが、1ヶ月健診で普段の生活に戻ってよいといわれてすぐに再開しました。子育てを夫と一緒にやっており、お互いに感謝の気持ちがつのっていたことが大きいかもしれません。「朝まで寝るようになった産後4ヶ月に再開」産後すぐは疲れがたまってセックスどころではありませんでした。しかし産後4ヶ月になると子どもが夜にまとめて寝てくれるようになり、気付いたら朝まで起きないということが続きました。夫と夜に一緒に過ごす時間が増え、セックスも再開しました。「二人目が欲しくて再開」二人目が欲しかったので、一人目のおむつがはずれて子育てが少し楽になってから再開しました。「1年半たっても怖くてできません」産後半年くらいのときに、一度セックスをする流れになりました。しかしあまり濡れず、挿入が痛くて途中で辞めてもらったのです。それから産後1年半たっても怖くて再開できません。会陰切開の傷がうずくときもあるので、よけいに遠ざかっています。Q2.産後のセックスはどこでしていますか?赤ちゃんと同じ部屋で寝ていると、起こしてしまうのではないかと気になりますね。赤ちゃんとはいえ、人前での行為には抵抗もあります。周りのママたちは、どこでセックスをしているのでしょうか。それぞれの工夫も聞いてみました。「赤ちゃんがいる部屋で」赤ちゃんがよく寝ているときに、赤ちゃんがいる部屋でしています。赤ちゃんをわざわざ別室に移して…というパターンもありましたが、逆に気分がのりませんでした。「赤ちゃんの隣でこっそりと」リビングには犬がいて集中できないので、赤ちゃんが寝ている横でこっそりとしています。起きたら困るので、あまり動きません。夫が後ろから抱きしめるように挿入しているだけです。でも肌のぬくもりが感じられて、しあわせな気分です。夫と、「こういうセックスも良いね」と話しています。「浴室や洗面所で」赤ちゃんと一緒に寝ているので、寝室は気が引けます。だから、ふたりで一緒にお風呂に入った流れでセックスすることが多いです。でも、冬場は寒いので暖かい季節限定ですね。「真っ暗なリビングで」リビングにうすいマットを敷いてしています。寝室が隣の部屋なので、気配で起きないか心配です。電気を消して声をひそめて悪いことをしている気分になり、ムードもなにもありません。Q3.産後、セックスに変化はありましたか?妊娠前と比べて、親となってからのセックスは変化したのでしょうか。ままのて編集部には、セックスの頻度が減った、集中できないといった声が寄せられています。「自然に頻度が減りました」日々の生活でいっぱいいっぱいで、そんな気分になれませんでした。それよりも早く寝たいし、身体を休めたいです。夫もそんなに積極的ではなく、自然に頻度が減りました。「回数が減って頻度は2~3ヶ月に1回くらい」産後はセックスの回数が減りました。妊娠前は1週間に1回はしていたのですが、産後は2~3ヶ月に1回ペースです。夫が帰ってきたときには私が寝ていたり、子どもが夜泣きでぐずついていたりするので、タイミングもなかなか合いません。「子どもが気になって集中できない」夫の誘いがあっても面倒と感じることが多くなりました。セックスの最中も「早く終わらないかな」とか「子ども起きないかな…」と心配で、なかなか集中できなくなりました。「あまり感じないので早く終わってほしい」性欲がなくなったのか、出産してからセックスしてもあまり感じません。夫に胸をさわられるのが苦痛というのもあります。おっぱいは子どものものなのにと思うと悲しくなって、早く終わらないかなと思ってしまいます。Q4.産後、セックスレスになりましたか?その理由は?産後1ヶ月健診で許可が出ても、セックスを再開しない夫婦は少なくありません。妻がしたくない場合と夫がしたくない場合と理由はさまざまです。夫婦でセックスに対する意欲が低下している場合もあるようです。「夜泣きがひどくてセックスどころではない」うちの子は眠りが浅く、添い寝をしていないとすぐに目が覚めます。夜泣きで1~2時間寝ないということもあるので、夜はほとんど子どもにつきっきりです。セックスをする心の余裕がありません。「帝王切開の傷が気になる」緊急での帝王切開だったので、気持ちの準備ができていなかったからでしょうか。帝王切開の傷跡を見せるのに抵抗があります。お腹に触れるのも怖いです。「これといった理由はないがしていない」子ども中心の生活になったことと、夫婦ともにもう若くないこともあり、産後はほぼありません。お互いそろそろ再開しようか…といってはいるものの、特にその要望が大きいわけでもなく「どうしようか?」という感じです。子どもたちが寝てから、夫婦でテレビを見つつお茶をしたりお酒を飲んだりすることで、夫婦のコミュニケーションは取れている気がします。「夫から断られる」妻が拒否するという話はよく聞きますが、我が家は夫が拒否します。二人目が欲しいのでそれとなく誘っても、「今日は疲れているからしたくない」と断られてばかりでつらいです。Q5.セックスレスの対処法はありますか?セックスレスの状態から脱したいとき、きっかけはどのようにつかむと良いのでしょうか。夫婦それぞれの立場からセックスレスの対処法について探ってみましょう。「スキンシップやコミュニケーションを大切に」産後は夫に触られるのもいやで「このままでは離婚しかない」と思いつめたこともあります。しかし離婚は避けたいので、まずは夫の近くに座ることからはじめました。慣れてきたら「お腹出てきたね」と冗談めかして身体をさわるなどしていたら、「触れても大丈夫かも」という気持ちになって、少しずつ夫への壁がなくなった気がします。「相手に思いやりをもって言葉がけする」寝かしつけにてこずってリビングに戻ったら、夫が「お疲れさま」と声をかけてくれたのがうれしくて、それから私も声をかけるようにしました。すると、お互いに相手のことをみるようになり、夫婦の仲が良くなりました。セックスも「今日は無理」と断るとむっとしていたのが、「お腹が痛いからまた今度」と断ったら、身体を気遣ってくれました。「部屋着じゃない服でお出迎え」我が家は年の差が離れた姉妹で、娘が生まれてからは1年ほどセックスレスでした。あるとき、小学校から帰ってきた娘が「ママ、一日着替えてないの?」と聞いてきました。日中は着替えて買い物などに行きますが、家にいるときは動きやすい部屋着なので、娘はおでかけ着は見ていないのです。ということは、夫も一緒。そこで身なりを気にかけるようにしたら、頻度は少ないもののセックスも再開しました。私も心の余裕ができたのかもしれません。「我が家はセックスレスでも問題ないかも」お互いに仕事と育児で疲れていたのと、もともと夫婦ともに夫婦生活に積極的なほうではなかったため、産後は自然と頻度が減り、今ではまったくセックスしなくなりました。それでも夫婦仲は良いので、このままセックスレスでも問題ないかなという気がしています。産後のセックスは無理せず思いやりをもって産後はママの身体はもちろんのこと、生活リズムや家族の役割も一変します。もとの状態に戻ったり、新しいリズムが整ってきたりするには時間がかかります。セックスは夫婦の大切なコミュニケーションのひとつですが、お互いの気持ちがかみ合わないと、関係が悪化してしまう繊細なものでもあります。お互いの身体や気持ちを思いやりながら、焦らず、長い目で産後の夫婦の関係を築いていきたいですね。
2023年07月14日結婚して5年目のコメダさんは、共働きなのにまったく家事をしない夫に不満がありました。30代になり、周囲から子どもは? と聞かれる機会が増えたころ、将来の家族について考えるように。妊娠40週目を迎えてもなかなか生まれてこないわが子。コメダさんは子どものころのアルバムを見ながら、亡くなった母からもらった愛情を思い出します。その中で、はじめておなかの子どもに会いたいと思ったコメダさん。その日の夜、ついに陣痛がやってきました。コメダさんは叔母とともに病院へ向かうも、陣痛が強くならず促進剤を使うことに。車に轢かれたような痛みを受け、陣痛の苦しみに悶えます。はやく生まれておいで コメダさんは激しい陣痛で意識がもうろうとする中、医師から難産の宣告を受けます。このまま粘っても赤ちゃんが降りてこなければ、帝王切開することに……。 「やっと母親になる準備ができたんだ」コメダさんは夫や家族の姿を思い浮かべ、亡くなった母の形見の指輪を握りしめながら、ただただ赤ちゃんが元気に無事に生まれてくるよう祈ります。 「赤ちゃん一気に降りてきた!」すると状況が一変。コメダさんはついに、赤ちゃんと対面目前まできました。 自然分娩であれ、帝王切開であれ出産は命懸けで大変なものです。そしてその痛みは、経験した人にしか語れないものです。 乗り越えた先にあるわが子との対面は、達成感や幸福感に満ち溢れる、何ものにも代えがたい瞬間なのだと思います。育児で悩んだり、つまづいた時、この気持ちを思い出して乗り切れたらいいですね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年06月26日初めての出産で帝王切開することになった私。不安の中で出産を迎えましたが、無事にわが子が生まれてきて安堵します。親戚からお祝いの言葉をたくさんかけてもらいうれしかったものの、その中にはモヤッとする言葉もあり……。 「そんなこと言う?」まさかの声に絶句 私は初めての出産を控え、おなかの子と対面できる日を楽しみに過ごしていました。ところが出産予定日を過ぎても生まれてくる様子はなく、1週間を超過する日に帝王切開へ予定変更することに。入院後、翌日に帝王切開をする予定でしたが、胎児の心拍数が低下していることから1時間後に緊急帝王切開をすることに。はじめは手術への不安で胸がいっぱいでしたが、あっという間に手術は終わり、無事に生まれてきてくれて安堵しました。産後は母子ともに健康で、術後の経過も良く順調に回復。親子で退院の日を迎えることができました。 退院後、親戚からお祝いの言葉をたくさん掛けてもらったのですが、あるおばさんからは「帝王切開だから先生が出してくれたんでしょ。ラクだったでしょ?」と心無いひと言も……。すかさず義母が「私も帝王切開だったけど大変だったのよ!」とフォロー。夫も慰めてくれて、その場は救われましたが、私はその言葉が引っかかっていました。 その後、ママ友に「親戚から"帝王切開はラク"って言われて……」と打ち明けると、「大変だったね。気持ちわかるよ」と共感してくれました。帝王切開を経験したママたちと話していると、「悩んでいるのは私だけじゃない、ひとりで思い悩まなくてもいいんだ!」と思えるように。あのとき、親戚に掛けられた心無い言葉は、「帝王切開を経験したことがないから、想像できなかったのかも!」と広い心で受け止められるようになりました。 作画/ひのっしー著者:森田 アン
2023年06月24日「自分は自然分娩で出産する」と信じて疑わなかった私。しかし、胎児と母体の安全を優先した結果、急きょ帝王切開で産むことになりました。出産直後は分娩の方法などまったく気にならなかったのですが、あることがキッカケで、日が経つにつれてじわじわと悔しさや悲しさが湧き出てきました。今回はそのときの体験談を紹介します。 「もったいなかったね」の言葉出産後は休む間もなく慣れない子育てが待ち構えており、1週間の入院中は「傷あとが痛い」「母乳が出ない」「赤ちゃんが泣き止まない」ということで頭がいっぱい。分娩方法のことでくよくよしている暇はありませんでした。 最初に心に引っかかったのは、1カ月健診のときに病院の母乳外来で出会った助産師さんの「太ってないし背も高いのに、帝王切開でもったいなかったね」という言葉。きっと「分娩異常さえなければ傷あとが残らずに済んだのにね」という慰めの言葉だったのだと思うのですが、そのときからモヤモヤが始まりました。 友人の体験談がつらい「帝王切開で残念だった」という気持ちは日に日に大きくなっていきました。難産で出産した友人の話を聞くことが特につらく、「自分は出産まで72時間もかかった。さっさと帝王切開で産んでしまいたかった」という言葉を聞いたときは、まるで自分が手抜きをしたような気がして引け目を感じました。 手術で切ったおなかの傷口は約10cmでしたが、出産の話題で聞かれてそう答えると、「自分は会陰切開だったけどもっと切った」と言われて落ち込んだこともあります。 自分だけじゃない2人目も帝王切開で出産したこともあり、5年ほどモヤモヤした気持ちと付き合ってきました。ある日、帝王切開ママの集まりがあると知り、参加させてもらうことに。そこには私と同じように悩むママがたくさんおり、それぞれの病院での出来事や出産後の体験談などいろいろな話を聞くことができました。 「自分だけじゃないんだ」「悔しい・悲しいという気持ちを人に伝えていいんだ」と思えたことで、とても気がラクになりました。 くよくよしていたせいで、ちょっとした言葉に過敏になっていたように思います。出産は十人十色。どんな出産だって大変だし、どんな分娩方法だって胸を張っていていいんだと今では考えられるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月22日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。その後、マタニティーブルーズに悩まされるぺ子さんですが、無事に退院を迎えます。初めての帝王切開で慣れない育児が始まり、高まった緊張感が体にどっと来て、マタニティーブルーズになっていたぺ子さん。そこへ夫が面会にやって来てくれたのですが……。来て早々にペ子さんのベッドへ横になると、まさかの爆睡! 爆睡した夫に呆れたペ子さんでしたが、帰り際にチョコのお菓子を渡されると、「また絶対来てね」とときめいてしまうのでした。そして、ついに退院の時が……! 帝王切開は“楽なお産”ではないけれど… 術後4日目はスッキリ眠れたペ子さん。点滴も1日1回で、おなかが突っ張るものの痛みもだいぶラクになり、歩けるようにもなって、ようやく人間に戻れたと感じるほどでした。その後はひたすら赤ちゃんのお世話をして入院期間を過ごし、ついに術後8日目……退院の日を迎えることになりました。 帝王切開は決して“楽なお産”ではありません。手術中も手術後もしんどい思いを強いられました。ただ、どのようなお産でも大変な面もあれば、良い面もあります。実際にペ子さんが帝王切開を経験して、最も良いと思ったのは、“命の危険を伴うと判断された子を、無事に取り出してもらえたこと”。 子どもだけではなく、母体も危険な状態になった場合でも対処してもらえる。これは医療の力を借りておこなうからこそ、安心して望めるお産です。出産はあくまで長い育児のスタート地点。いろいろあったけど、このスタートを母子共に無事に切れて、「帝王切開でよかった」と思うペ子さんなのでした。 帝王切開はおなかを切って赤ちゃんを取り出すため、“ラクなお産”だと勘違いしている人もいるかもしれません。しかし、実際には手術中にしんどい思いをする方もいて、さらに産後は傷の痛みもあります。過剰に怖がる必要はありませんが、やはりどのようなお産も命がけ。自然分娩だと子どもや母体の命が危険にさらされることもあるため、手術が必要なのです。ペ子さん親子が無事に退院できて、本当によかったですね! 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年05月26日1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、長男くんも無事に生まれました。産後は傷口や胸の痛みなどとの闘いが始まり、それを乗り越えたころに麻酔の管が抜ける驚きの事態に。それがきっかけで、予定より早めに管を抜くことになり、産後初めてシャワーを浴びるチャンスがやって来ました。久しぶりにシャワーを浴びて身も心もスッキリしたぺ子さん。部屋に戻ると、同室の人の夫が面会に来ていました。ぺ子さんの夫は仕事が忙しく、いつも面会時間ギリギリ。「少しの時間でも毎日来てくれるから寂しくない」と自分自身に言い聞かせるぺ子さんでしたが、涙があふれて止まらなくなり……!? ママが涙を流しているところに、夫が登場! ペ子さんは涙の原因について、マタニティーブルーズだったと振り返ります。マタニティーブルーズとは、産後、主にホルモンのバランスの乱れによって涙が止まらなくなったり、イライラしたり落ち込んだりすること。 初めての帝王切開で慣れない育児が始まり、高まった緊張感がペ子さんの体にどっと来たのです。マタニティーブルーズは無縁だと思っていたペ子さんは、帝王切開でもちゃんとホルモンバランスが崩れるんだなぁと泣きながら冷静に分析していました。 そんなとき、面会にやって来た夫はペ子さんのベッドへ横になり、5分後にはまさかの爆睡……。しかし、帰り際に「ほい」と言って夫から渡されたのは、チョコのお菓子。それを受け取ったペコさんは、「また絶対来てね」と夫にときめくのでした。 産後は体もボロボロで、感情の浮き沈みも激しくなりがちですよね。そんなとき、旦那さんとの面会時間が短くて十分なコミュニケーションが取れないと、心細く感じてしまいそうです。でも、ひょんなきっかけで少し元気を取り戻せたようで何よりです。退院まであと少し、踏ん張って乗り越えてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年05月23日高齢かつ子宮筋腫があり、自分には子どもと共に歩む人生などあり得ないだろうとすっかりあきらめていました。しかし、43歳でまさかの妊娠。以来いくつものまさかを乗り越えて、出産に至った体験談です。妊娠・出産はあきらめていた30歳を過ぎたころに受けた婦人科検診で、子宮筋腫が判明。それ以降、皮肉にも順調に筋腫は成長し、数も増えていきました。一生妊娠や出産、子育てにはご縁がないのだろうな……とあきらめていた43歳の春、まさかの妊娠! 「何がなんでもこの子を産み育てたい!」と心の底から強く思いました。高齢で持病もあったため、かかりつけの産婦人科では手に負えず、近くの大学病院でお世話になることに。 時を前後して、おなかの子の父親とはお別れし、ひとりで子どもを産み育てていく決意を固めました。「そうか、私は子どもが欲しかったけれど、結婚したいわけじゃなかったんだ」とそのとき気づいたのでした。 帝王切開に向け着々と準備妊娠34週の健診の日。筋腫がお産の妨げとなる位置にあり、赤ちゃんの頭が出てこられないとの診断を受け、帝王切開での出産が決まりました。予想はしていたけれど、やっぱりそうなるか……と思いながら話を聞いていました。 手術は妊娠38週の12月17日に決定。出産日に向けて心の準備も入院準備も抜かりなくしました。帝王切開で2人出産した先輩ママに、麻酔のことや術後の痛みなどを教えてもらったり、帝王切開用の産褥ショーツを買ったり、病院で帝王切開の流れのDVDを見たりしました。 「これで準備万全!」のつもりでしたが、思わぬところで苦戦。それは、入院・手術の際の家族の立ち会いです。夫がいれば問題にはならないと思いますが、なにせ私はシングル。高齢の両親は離れた地域に住んでおり、コロナ禍では移動もままなりません。職場の社長の奥様にお願いするところまで考えましたが、ダメ元で母に連絡してみたところ、なんとかきてもらえることになり、ひと安心。事なきを得ました。 おなかの子の生命力に驚きいよいよ手術前日。入院の準備をして母と病院へ。診察を受けると、先生の様子がなにやら変です。「いつごろ帝王切開って言われました?」などと質問しながら超音波検査をしていたのですが、普段の健診よりだいぶ長い気がしました。「どうしたんだろう? 何か異常でも!?」と、不安は膨らむばかり。 ようやく診察が終わり、別室で待機していた母も呼ばれて話を聞くと、衝撃のひと言が!「赤ちゃんの頭が筋腫を乗り越えて下がってきているので、帝王切開をする必要はなくなりました。陣痛が来るのを待って、普通分娩でいきましょう。今日は帰っていいですよ」。 「え……!? そんなことってあるの!?」と、思わず母と顔を見合わせました。おなかの子の生命力、外の世界へと向かおうとする力たるや、どれほど強烈なものなのか!と驚きました。 最高のクリスマスプレゼントに12月25日。何事もなく、自然分娩で娘を出産。私にとって人生で最高のクリスマスプレゼントとなりました。 妊娠・出産にはお母さんと赤ちゃんの数だけドラマがあるんだなと、身をもって実感しました。先輩ママさんたちからはさまざまなエピソードを聞いていましたが、まさか自分の身にもこれほど衝撃的な事件が起きるとは思いませんでした。娘がこの話を理解できる年齢になったら、「あなたは、いくつものまさかを乗り越えて今ここにいるんだよ」と伝えたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:ワダムギコ43歳にして第一子を妊娠・出産したシングルマザー。自称「遅れてきた母ちゃん」。 建築関係の仕事をしており、自分が携わって建てた保育園に娘を通わせるべく、絶賛保活中。
2023年05月05日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。しかし、ここから傷口や胸の痛みなどとの闘いが始まります。診察をしてくれた医師から「麻酔の管が背中から抜けてるよ」と告げられたぺ子さん。同時に、ぺ子さんが感じた「ヒンヤリ」は、液がもれている「ヒンヤリ」だったことに気づきます。ですが、そのまま予定より少し早めに管を抜くことになったことで、ひと足早くシャワーを浴びられることに。うれしさのあまり急いでシャワーに向かいますが、そこで思わぬ事実が判明し……!? おなかの肉が…! 入院中、看護師さんが体を拭いてくれていたものの、髪の毛は洗えずにぺったり……。一刻も早くシャワーで洗い流すべく、ルンルンで向かったぺ子さんでしたが、鏡に映った自分の姿を見て、衝撃を受けてしまいます。 「おなかの肉がエグい……」。それは術後の傷口を覆うほどの破壊力でした。しかし、そんなことよりもシャワー!と気持ちを切り替え、至福の時間を味わうぺ子さん。 身も心もスッキリして部屋に戻ると、そこには面会に来ていた同室の人たちの夫の姿がありました。ぺ子さんの夫は仕事が忙しく、いつも面会時間ギリギリ。「たった10分でも毎日来てくれるから寂しくない」と言い聞かせるぺ子さんでしたが、どうしてか涙があふれて止まらなくなってしまうのでした。 産後はホルモンバランスの影響で、気分が落ち込んだり、不安感に押しつぶされたりといった症状が出てくる場合があります。みなさんの中にも、何かしらの不調に悩まされたという人も多いのではないでしょうか。慣れない育児が始まり、目まぐるしい毎日となりますが、ひとりで抱え込まずに助産師さんや家族など頼れる方の力を借りて、一緒に乗り越えていけるといいですね。 監修/助産師 松田玲子このほか、ぺ子さんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月30日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。しかし、次から次へとトラブルに見舞われます。痛み止めを追加して準備万全で向かったはずの沐浴指導でしたが、赤ちゃんの体を洗っているときに急な痛みに襲われたぺ子さん。どんどん強くなる痛みに耐えられず、超特急で沐浴を終わらせて医師の診察を受けます。そこで告げられたのは……!? つらいことばかりではなかった…! ※看護士→看護師 「麻酔の管が背中から抜けてるよ」。診察をしてくれた医師から告げられたのは、衝撃の事実でした。管は背中にあるため、自分では麻酔が追加されているのかどうか確認ができませんが、看護師さんからは「ヒンヤリすれば大丈夫」と言われていたので、その言葉を信じていました。しかし、実際にぺ子さんが感じた「ヒンヤリ」は、液がもれている「ヒンヤリ」だったのです……。 結局、そのまま予定より少し早めに管を抜くことになり、管が抜けたことによって思いがけないご褒美が……。それは、ついにシャワー解禁! これまでは看護師さんが体をふいてくれていましたが、髪はぺったりしたまま……。うれしさのあまり、急いでシャワーに向かったペ子さんでした。 痛みに耐えてきた分、ひと足先にうれしいご褒美がもらえてよかったですね。お待ちかねのシャワーで心も体もスッキリして、かわいいわが子との時間を過ごせるといいですね。 監修/助産師 松田玲子このほか、ぺ子さんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月29日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。しかし、次から次へとトラブルに見舞われます。帝王切開での出産を終え、痛みに耐えながらまともに寝られなかったぺ子さん。体を休めるために夜間のおっぱいは看護師さんにミルクをあげてもらい、寝ることにしました。しかし、眠りについたのも束の間……。今度は傷の痛みではなく乳腺炎の痛みで目が覚めてしまい、結局またもや一睡もできませんでした。そんな中でも、どんどん時間は過ぎていき……!? 痛み止めを追加しているはずなのに… ※点滴刺入部は正しくは前腕になります。 ※点滴刺入部は正しくは前腕になります。※赤ちゃんが助産師さんの手から離れていますが、実際は手で抱えています。また、同じ赤ちゃんを2回連続で沐浴することはありません。 一睡もできないまま迎えた朝。看護師さんから沐浴指導があると告げられます。傷の痛みは徐々におさまっているものの、やはりまだ少し痛みます。実際に立ちあがって歩いてみると「ピリ……」という違和感をおなかに覚えました。これまでの経験で、痛み止めは我慢せずに追加してもいいと学んでいたぺ子さんは、念のため追加してから沐浴指導に向かったのでした。看護師さんからひと通りの流れを教えてもらい、いざチャレンジ。沐浴は順調に進みますが、おなかが徐々に痛みだして……ついにギブアップ。 「おなかが死ぬほど痛いです……」 絞り出した声で看護師さんにそう伝えるのが精いっぱいでした。痛み止めも効かないほどの痛さを感じたこともあり、念のため外科の先生に診察してもらうことにしたのでした。 痛み止めを追加して万全の準備だったはずが、まさかの激痛に襲われることになってしまったぺ子さん。沐浴をするときの少し前かがみになる体勢は、術後の体にはつらそうですね……。体のケアをしながら、限られた入院期間に覚えることも多く、産後のママは大変です。気になることは看護師さんや助産師さんに相談して、少しでも不安を払拭したいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月28日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。しかし、次から次へとトラブルに見舞われます。看護師さんにサポートされながら、なんとか初めてのおっぱいタイムもクリアしました。ホニャホニャでもしっかりとおっぱいを吸う赤ちゃんの姿を見て、ぺ子さんの顔も緩みます。しかし、帝王切開直後は一睡もできず、先輩ママさんからよく聞いていた「入院中しか休めない」という言葉を思い出し、夜中のおっぱいは看護師さんにミルクをお願いして、ゆっくり体を休めることにしたのですが……!? いつになったらぐっすり寝られるのか… ※点滴刺入部は正しくは前腕になります。 ※基本的には炎症部位を冷却する処置が施されます。 帝王切開直後の痛みで一睡もできないまま、抱っこ、おっぱいと目まぐるしく過ぎていきました。さすがにゆっくり休みたいと思い、夜中のおっぱいは看護師さんにミルクをお願いして寝ることにしたぺ子さん。しかし、1時間ほどして違和感で目を覚まします。おっぱいが痛い……。そして熱もあるような気がする……。慌ててナースコールで看護師さんを呼んだぺ子さん。不安そうなぺ子さんに対して、ひととおり状態を確認した看護師さんは「初期になる乳腺炎ですね」と伝えます。結局その夜も、ズキズキとした痛みでまともに眠れないまま朝を迎えてしまったのでした……。 やっと傷の痛みがおさまってきたと思っていたのに、今度はおっぱいに痛みを感じたぺ子さん。術後の傷の痛みだけでなく、岩のように張った胸の痛みも出てくるとは、知らなかったという人も多いのではないでしょうか。短期間で体のあちこちに痛みを感じるのは、かわいいわが子のためだとわかっていても、やっぱりつらいですよね。助産師さんを頼りながら、なんとか乗り越えていってほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月27日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。そこからも覚えることはたくさんあって……。帝王切開を終えた直後は痛みとの闘いでしたが、なんとか赤ちゃんの初抱っこもクリアしたぺ子さん。次は授乳にチャレンジしてみます。こんなにホニャホニャなのに、飲めるの?と思いながら、恐る恐る赤ちゃんをおっぱいに近づけます。すると赤ちゃんは、何かに目覚めたかのようなすごい勢いでおっぱいを吸おうとしますが、なかなかうまくいきません。そんな様子を見て、看護師さんがサポートをしてくれて……!? 初の授乳は3分であっけなく終了 赤ちゃんが乳首に吸いつきそうになる瞬間を逃さず、看護師さんが力強くサポートしてくれたおかげで、赤ちゃんはちゃんとおっぱいを吸うことができました。「ちゃんと吸えてる……!」。初めての経験に、うれしさのあまり思わず声が出てしまうぺ子さん。 とりあえず最初は、右と左で3分ずつ授乳しましょうと看護師さんから提案されます。しかし、右側を3分あげた結果……赤ちゃんは力尽きて寝てしまったのでした。 ごはんが待っているから部屋に戻っていいと言われたものの、ご飯が五分粥だと思うとあまり気が進みません。「早くちゃんとしたご飯が食べたい……」。そんな風に思っていたぺ子さんの前に運ばれてきたのは、4品もおかずがついているごはんでした。思いがけずちゃんとしたごはんが食べられたペ子さんは「食べられることってこんなに幸せなんだなあ……」と当たり前のことがとてもうれしく感じたと言います。 勢いよくおっぱいを探す姿、そしてたった3分で疲れて寝落ちしてしまう姿……どれも赤ちゃんのときしか見られない愛おしい瞬間ですね。そして、ついに食事もおかずがついてランクアップし、思いがけないご褒美とあって、ぺ子さんのうれしさが伝わってきます。しっかり食べて、これから始まるめまぐるしい日々に向けて、体力をつけてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月26日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。いよいよ初回授乳の瞬間です。帝王切開から一夜明け、痛む体を引きずるようにして会いに行ったわが子を、ドキドキしながらも無事に初抱っこできたペ子さん。小さな手で指をぎゅっと握られて、「本当に生まれたんだなぁ」と実感していると、さらにそのまま初回授乳をすることに。ホニャホニャなわが子は果たして……!? 母も子も未体験のあの瞬間が…! いつでも笑顔の看護師さん、まずは初乳が出るかどうかの乳首チェックを始めます。ここでもまた試練を味わうぺ子さん。 一方、前日に生まれたばかりのホニャホニャの息子くんが、本当におっぱいを飲めるのか心配になるペ子さん。しかし、乳首を近づけると目を見開いてものすごい勢いで乳首を探す赤ちゃんですが、じょうずにくわえることができず、まったく吸えていない様子。無事に授乳できるのかハラハラしてしまいます。 そこへ「ちょっとお手伝いしていいですかー?」と看護師さん。絶妙なタイミングで落ち着いてサポートしてくれる存在が心強いですね。自然分娩・無痛分娩・帝王切開など、産み方にかかわらず、出産したママはこうした痛みにも向き合っているんですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月25日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。痛みで眠れぬ夜も明け、ふらつく体で赤ちゃんを抱っこします。帝王切開後の傷の痛みで眠れぬ一夜も過ぎ、看護師さんのサポートで、ふらふらしながらも新生児室に向かったぺ子さん。そこには、第一印象がお爺ちゃんだったわが子が、かわいらしい赤ちゃんとしてお母さんを待っていました。「命がけで産んだ赤ちゃんを抱っこしてあげてください」と言われ、さっそく抱っこをしてみることに。しかし、新たな試練が……!? そっと抱っこしようとすると…。やっぱりキター!! 赤ちゃんを抱っこしようとした瞬間、やっぱりきました激痛が! 全身震えて「ヤバイヤバイ背中とお腹ヤバイ」と、慌てるぺ子さん。 仕切り直してもう一度挑戦。2度目はうまくいきました。初めての抱っこの感想は、「う…うわー…」。緊張と喜びが混ざったドキドキの瞬間。ぺ子さんも、その小ささにびっくりします。さらに、赤ちゃんなのに強い力でぎゅっと指を握られます。 「ほんとに赤ちゃん、生まれたんだなぁ…」 その後、そのまま授乳をすすめられたペ子さんですが、実は心配なことがあった様子。赤ちゃんを抱っこしつつ、胸が小さくても母乳は出るのかと思わず看護師さんに聞いてしまいました。 鼻息まじりの微笑みが気になるところですが、最終的には「大丈夫ですよ~ 胸の大きさは関係ありませんから」との回答をもらうのでした。 壊れてしまいそうなくらい小さくてやわらかい赤ちゃん。初めてわが子を抱っこしたとき、みなさんもビックリしたのではないでしょうか。赤ちゃんが指を握り返してくる姿は、命の尊さと生きる力強さを感じる瞬間ですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月24日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。痛みで眠れぬ夜も明け、ようやくわが子を抱っこできる日がやって来ます。帝王切開での出産が無事に終わったあと、麻酔が切れてズキズキするおなかを抱え、眠れぬ一夜を過ごしたペ子さん。朝になって子宮収縮剤を手渡されたあと、看護師さんの指示のもと、ふらふらの体に鞭打ってようやく起き上がることができました。そしてついに、第一印象がお爺ちゃんのようだった愛しのわが子と対面するときが……!? お爺ちゃんのようだったわが子は…? ※「つましたよ~」→「つきましたよ~」 ドキドキしながら起き上がり、ゆっくりならやれそう!と気を持ち直したぺ子さん。点滴のスタンドにしがみつきながらも、なんとか立ち上がることもできました。「コレも意外といけるかも」と思っていると、看護師さんから「そのまま新生児室へ行って赤ちゃんに会いましょう!」と言われます。 少しクラっとしながらも、自分の足で歩いてようやく目的地へ到着しました。「お母さんきたよ~」と看護師さんが引き合わせてくれた息子くん。そこで目にしたのは、本当につるんとしたかわいらしい赤ちゃんでした。 思わず「赤ちゃんがいますよ……?」とつぶやいてしまったぺ子さんでしたが、「むくみがとれてより一層かわいらしくなりましたね~」と看護師さんも笑顔。「ぺ子さんが命懸けで産んだ赤ちゃんです」との看護師さんの言葉に、ぺ子さんも無事出産できたことを噛みしめるのでした。 そしていよいよ、待ちに待った初めての抱っこの瞬間。傷の痛みを抱えながらも、愛おしいわが子を抱っこできるなら、ここまで頑張ってきた甲斐がありましたね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月23日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。縫合後のおなかが痛くて眠れない一夜も何とか過ぎたと思いきや、笑顔の看護師さんが次々と恐怖の指令を出してきました。帝王切開での出産後、目が覚めてからズキズキする痛みを抱えていたペ子さん。おなかが裂けてしまいそうでクシャミをするのも怖く、一睡もできない夜がやっと明けたと思ったら、痛み止めはどんどん追加してもよかったと言われてしまいました。そんなぺ子さんに追い打ちをかけるように、看護師さんがにっこり出してきた指令とは!? 眠れぬ一夜が明け、笑顔の看護師さんから次々と指令が…! 笑顔の看護師さんから手渡されたのは、なんと子宮収縮剤でした。「殺す気か!?」と真顔でツッコミを入れてしまったぺ子さん。そして、次なる指令は体を起こすこと。ぺ子さん、すでに「?」マーク状態。さらに追い打ちをかけるように下された指令は、今日から歩くこと……! もはやすぐには理解できなかったペ子さんは、真っ白になってしまいました。「戻ってきて」と看護師さんに心配されても、「ムリです」と返すのが精いっぱい。 看護師さんの指示に従って横向きになり、ベッドの手すりにしがみつきつつ、ゆっくりゆっくり起きてみたところ……。実際にやってみたら、意外と痛くなくてひと安心。寝ているとおなかの傷が引っ張られるからかもしれないと説明を受け、納得していると、そのまま歩行練習に……! 「今日のタスクおしまい!」と宣言するぺ子さんに、「やりますよッッ!!」とあきらめない看護師さんなのでした。 ここでも「それはムリです」と速攻で断るぺ子さんの気持ち、経験者なら「わかる!」という人もいるかもしれませんね。けれど看護師さん、有無を言わさずの様子にさすが、手慣れている感があります……! ともあれ、早くぺ子さんの体力が回復するといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月22日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。しかし、麻酔から覚めると激痛との闘いが始まります。帝王切開後、ようやく目が覚めたと思ったら、後陣痛や空手チョップに匹敵する触診の痛みで声が出ないほどの激痛を味わったぺ子さん。無事の出産にほっとする間もなく、麻酔の効き目が薄れた切開後のおなかはズキズキ痛みます。そうして迎えた一夜は、クシャミをするのも怖いくらいで……!? 無事出産も切開後のおなかがズキズキ! クシャミも怖い一夜 「痛かったら痛み止めのボタン押してくださいね~」と朗らかな看護師さん。ですが、ペ子さんは痛みMAX時に薬が終わってしまったらどうしようと怖くて押せませんでした。おまけに元に戻ろうとする子宮と切開した傷の痛みで寝返りを打ちたくても打てず、身動きがとれません。そんなとき、鼻にムズムズとした感覚が……。普段ならなんてことはないですが、今の状況を考えるとクシャミでおなかに力がかかる……それは死を意味すると感じたぺ子さん。しかし、そう簡単にクシャミをコントロールすることはできず……。 「おなか……裂けてない……?」 この苦痛は朝まで続き、一睡もできないまま朝を迎えるのでした。朝になってどんどん痛み止めを入れてもよかったことが判明し、「それを早く言ってほしかった……」と涙するペ子さんでしたが、さらなる「悲報」が待っていたのでした。 ただでさえお産で疲れているのに、一睡もできずに本当につらいですね……。しかも、クシャミによって死を意識する日が来るとは、帝王切開後の苦しみもなかなかに壮絶です。早く体力が回復するといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月21日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。ようやく覚醒し、ほっとしたのもつかの間、子宮の戻り確認やケアによって思わぬ激痛に見舞われます。想定外の処置はあったものの、帝王切開によって無事に息子くんが生まれました。縫合後には覚醒と寝落ちを繰り返し、ようやく目が覚めたぺ子さん。麻酔が切れてきたためか、ぼんやりしていた意識も段々とはっきりしてきて、おなかがズキズキと痛むのがわかります。そんな中、笑顔でやって来たのは看護師さん。「子宮の戻りと悪露の確認をしますね~」とニコニコ処置を始めます。それがなんと……!? 子宮の戻りチェックで思わぬ激痛が! ※実際はおなかにそっと手を置き、下に向かってゆっくり押すイメージです。 麻酔が切れてきてズキズキするおなかの傷。「ちょっと痛いな」と思っていたペ子さんのところに、「おなかの痛みとかどうですか~?」と、看護師さんが様子を見に来てくれました。 正直に伝えると、後陣痛の痛みも出ているとのこと。そして、ペ子さんのおなかを触診したと思ったら……仁義なき空手チョップが繰り出されました。実際は腹壁にそっと手を置き、下に向かってゆっくり押す処置になりますが、それでも声が出ないほどの激痛だったと言います。予期していなかったこともあり、文字通り全身石化してしまうぺ子さん。 さらに子宮の戻りを促すため、保冷剤でおなかを冷やす処置に身震い……。その地獄は1回では終わらなかったのです。その日中何度も繰り返され、ペ子さんは痛みと恐怖で度々声を失ってしまったのでした。 帝王切開のメリットも理解していたぺ子さんですが、やはり麻酔が切れたあとの痛みは避けられないようです。どのような方法を選んでも、出産って本当に命懸けですよね。帝王切開後の初めての夜は痛みとの闘い……。何とか乗り越えてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月20日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。そんなぺ子さんの帝王切開が開始。おなかを押されて急激に気持ち悪くなったぺ子さんでしたが、無事に赤ちゃんが取り出されて小さな産声が聞こえました。初めて見る長男くんは、おじいちゃんのような顔をしていました。そんな長男くんに驚いていると、「今だけ写真撮れますよ!」と看護師さんから声をかけられました。吐き気がおさまらないぺ子さんでしたが、選択の余地はありません。圧をかけられて赤ちゃんとツーショットで写真を撮った結果、その仕上がりはとんでもないものでした……。その後はウトウトする麻酔を吸入して縫合してもらい、手術は無事に終了したのですが……!? 頭がぼーっとして、二度寝をするとまさかの展開に…!? 第1子の長男くんのときはぐいぐいおなかを押されて気分が悪くなったぺ子さんでしたが、第2子・第3子のときは、少しおなかを押したら出てきて、気分が悪くなることもなくリラックスして出産できたそうです。 そんなぺ子さんが第1子出産後、手術を終えたあと目覚めると……いろいろな物が体についていました。ぺ子さんは頭がぼーっとして下半身も動かず、眠気に襲われてもう一度寝てみることに。 しかし……ズキズキとする痛みで目が覚めてしまうのでした。 予定帝王切開で第1子を出産後、麻酔のおかげで縫合中から眠っていたぺ子さん。パパに起こされて一度は起きたものの、二度寝をした末、ズキズキする痛みで起きてしまった様子……。手術中は麻酔が効いて痛みを感じていませんでしたが、ここで初めて痛みを感じているようです。入院初日に看護師さんから言われた、「手術後は痛すぎて出歩こうなんて気も起きないでしょうけどね」という言葉が思い出されますね……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月19日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。そんなぺ子さんの帝王切開の手術が開始。麻酔はしっかり効いたものの、赤ちゃんを取り出す段になると、おなかを押されて急激に気持ち悪くなり、耐えられないぺ子さんは吐いてしまいます。励まされながら、おなかを押されながらの手術に耐えた末、小さな産声が聞こえ、「生まれましたよ! 元気な男の子です」と、看護師さんがぺ子さんに赤ちゃんを見せてくれました。しかし、赤ちゃんの顔を見たペコさんは……!? 新生児あるある!? 待望の赤ちゃんと対面した感想は… 初めて見る長男くんは……おじいちゃんのような顔をしていました。そんな長男くんに驚いていると……。 「ぺ子さん、今だけ写真撮れますよ! 撮れますか!?」 突然写真撮影を提案されました。撮りたい気持ちはあるものの、ぺ子さんはどうしても吐き気がおさまりません。 「今しかッッ取れませんよォォーッ!」。選択の余地がなく、圧をかけられた結果、写真を撮ることに……。 「笑って! もっと笑って! いい感じですよ!」と言われて撮ってもらった赤ちゃんとのツーショットは、予想通りとんでもない仕上がりでした。その後、ウトウトする麻酔を吸入して縫合してもらい、手術は無事に終了。 しかし、帝王切開の本当の試練はここから始まるのでした。 産後すぐの赤ちゃんと写真を撮れるタイミングは、そう何度もありません。一生に一度しか撮れない写真だからこそ、産院のスタッフさんも写真を撮るタイミングを設けてくれているのかもしれませんね。そして新生児期の赤ちゃんと言えば、シワシワで想像を超えるという表情の子も多く、ビックリしたという声もよく聞きます。みなさんの赤ちゃんは、どんな顔をしていましたか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月18日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜