産婦人科向け衛生用品(お産セット)の製造販売を行うオオサキメディカル株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:大崎 将男)は、破水してから病院に到着するまでの間に使用するアイテムをセットにまとめた、妊婦向け破水対策セット『dc破水セット』を2022年9月20日(火)に発売いたしました。『dc破水セット』は、破水経験のある女性社員が、多くのママの破水に対するお悩みやニーズに基づいて開発しました。セットには、お産用パッドや吸水・防水マットなど、破水時に対応できる専用のアイテムをそろえています。コンパクトにまとめられているため、外出時にカバンに入れて持ち歩くことができ、急な破水にも焦らずに対応できます。オオサキメディカルは助産師さんとママの声に耳を傾け、妊娠・出産・育児を幸せな時間と感じていただけるような製品を創ってまいります。破水セット_正面■商品仕様破水セット袋 1枚お産用パッド 1枚使い捨てショーツ 1枚吸水・防水マット 1枚お産用パッド使い捨てショーツ吸水防水マット■破水に対するママの声 (n=747 ベビーカレンダー調べ)Q1 出産前に破水に関して不安を感じたことはありましたか?破水に対して不安に感じたことがあるQ2 破水に備えて準備をしていて困ったことはありましたか?● 何を準備したらいいか分からなかった● カバンに入りきらなくて困った● 枚数の少ない吸水マットがなかなか見つからなかった■商品特長(1) 破水時に必要な物が1セットで持ち運びやすい破水してから病院に向かうまでに必要な衛生用品がコンパクトなセットになっているため、ママが事前に準備する手間や費用を軽減できます。日用品との比較(2) 破水時専用の使い捨て品で安心破水が起こった場合を想定した専用のアイテムをそろえているため、羊水が漏れる心配を軽減できます。また、使い捨てのため衛生的で、洗濯の心配は不要です。(3) 緊急時に配慮したパッケージ破水したときにとる行動や注意事項を掲載し、病院の連絡先記入欄を設けました。チャック付きの袋で、羊水で濡れたものを衛生的に運べます。(4) マタニティマークの表記妊婦さんにやさしい環境づくりと、妊婦さんにぜひ使っていただき、安心を届けたいという想いから、マタニティマークを表記しています。マタニティマーク■商品・サービスの仕様商品名 : 破水セット発売日 : 2022年9月20日(火)価格 : オープン開発・販売: オオサキメディカル株式会社URL : <商品の購入はAmazon内daccoストアより> ■会社概要名称 : オオサキメディカル株式会社本社所在地 : 愛知県名古屋市西区玉池町203番地設立 : 1936年(昭和11年3月)代表者 : 代表取締役社長 大崎 将男ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月20日夫の友人が、息子誕生のお祝いを持って遊びに来てくれました。友人のお姉さんがちょうど最近出産を終えたばかりだったようで、お姉さんと私の陣痛時間を比較するような発言をされてモヤモヤ……。悪気なく言ったのだろうし、夫の友人だから反論もできませんでした。そのとき、夫の反応は……?※コロナ禍前の体験談です わが家は立ち会い出産私が息子を出産したとき、夫の希望で分娩に立ち会ってくれました。破水から始まったお産で、自然に陣痛がきてからは2時間弱で息子が生まれたため、時間こそ短かったものの、陣痛に耐える私の姿に夫はかなり心配になったようでした。 無事に息子が生まれた瞬間には、夫は感動の涙を流していたほどです。病院で別れて自宅に帰ってからも「本当に大変な思いをして生んでくれてありがとう」と、夫から何度もスマホにメッセージが届きました。 「ラクでよかったですね!」にモヤモヤ息子の生後1カ月健診も無事に終わり、夫の高校時代からの友人がお祝いを持って遊びにきてくれました。 夫の友人は、ちょうど最近自分のお姉さんが子どもを出産したばかりとのこと。「姉は陣痛がきてから1日半かかったみたいで、めちゃくちゃ大変そうでしたよ。どのくらいで生まれたんですか?」と聞いてきたので、「それは大変でしたね。うちは破水からで、陣痛がきてからは2時間くらいでした」と答えると、「早ッ! ラクなお産でよかったですねー」と言われ、その言葉に私はモヤモヤ……。 夫の反論にスカッと!私が笑って受け流そうとしていると、すかさず夫が反論。「いや、陣痛時間短いと痛みが一気にくるみたいだから、すっごい大変そうだったよ!」と、友人に返してくれたのです。 友人は「そういうものなのかー。どっちにしても大変だ……」と言っていて、陣痛の時間の話はそこで終わりました。友人が帰宅後、改めて感謝の言葉を私から夫に伝えるのは照れくさかったので、その日の夕食は腕によりをかけて、夫の好物をたくさん作りました。 夫の友人は、まったく悪気なく「ラクなお産」と言ったのでしょうが、そのひと言に私は「陣痛時間が短い=ラクなお産ではないのに……」とモヤモヤしてしまいました。夫の友人だし、わざわざ息子の出産祝を持ってきてくれた、という状況だったので私は反論するつもりはありませんでしたが、立ち会い出産をした夫が、私の陣痛のつらさをわかってくれていたことがうれしかったです。 著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年08月31日元ホストでニートだった夫。妊娠がわかったとたんに初めて真面目に就活して正社員に。妊娠を誰より喜び、娘の誕生を待ち望んでいました。いよいよ破水すると、夫は大慌て。病院へ着いてからは痛みが増し、終始泣き叫んでいた私。そんな私のドタバタな出産エピソードです。ホストだった同級生と再会同級生でもある夫とは、彼がホスト時代に再会し、その数年後付き合い始めました。そして付き合って2年目となる年に妊娠が判明。当時仕事にもついていなかった彼ですが、生まれてくる自分の子どものために、初めてまじめに就活し、正社員となりました。 毎日のようにおなかに話しかけてくれて、夢に女の子が出てきたからと、性別がわかる前から名前を決めていたくらいの親バカでした。高校時代から問題を起こしてばかりで、母泣かせのやんちゃだった人です。 家族が職につけと説得しても私が説得しても職につかなかったのですが、父親になるとわかった途端、迷わず職につくことを決めました。その姿を見て、私は彼を信じてこの子を出産しよう、と決意しました。 ドタバタと焦り始めた夫に義母は…そんな私たちはお金がなかったので、妊娠後期は夫の実家に引っ越してお世話になりました。出産予定日は、夫の誕生日。夫と絆の深い子であることは間違いありませんでした。焼肉やスクワット、階段の昇り降りなど、あらゆる陣痛ジンクスを試しましたが、夫の誕生日には生まれてきませんでした。 毎日今か今かと待っている夫。ある日の夜中、私は何か異変を感じてトイレへ……。 おしっことは違う意図しない水が流れてくる感じがします。色は薄いピンク色でした。「破水だ」と私はすぐそう思いました。初産婦だけれどいろいろな本も読んでいたので、間違いないと思ったのです。 病院からはつらくても自分で電話するように言われていました。トイレの中で落ち着いて電話しなきゃと思っていると、私の様子を気にした夫が、「どうした? 生まれるか?」と焦って聞いてきました。「うん、破水したみたい」というと大きな声で「かーちゃん! 破水した! 生まれる! 俺……」と、ドタバタしはじめました。義母は大爆笑。「あんたが焦ってどうするの」と。 夫は私のバッグを持ってウロウロ……。「俺、車まわしてくるから」と夫が焦っているおかげで、私は落ち着けました。「待って、まず病院に電話するから。落ち着いて」。病院へ電話すると入院になるから荷物を持ってくるように指示され、夫が病院へ連れていってくれました。 「もう無理ー! 」痛みのあまり泣き叫んだ私夫はすぐ生まれると思ったのか、緊張しながらもワクワクしている様子。病院で助産師さんに、「子宮口は全然開いてないから。旦那さん、今日は帰って。朝もまだ生まれないだろうから、仕事に行って大丈夫! 午後から休んでも遅くないから!」。夫は目が点になりながら「え? 仕事? 仕事に行って大丈夫なんですか?」と、またあたふた。 夫は自宅へ帰り、その後、助産師さんの言うとおり仕事に行きました。しかし仕事に集中できるわけもなく、上司には「奥さんのそばにいてやれ」と言われたそうで、早退してすぐ病院へ駆けつけてくれました。 陣痛はなかなかこず、その日の夕方やっと弱い陣痛が始まったくらいでした。弱いとはいえ、経験したことのない痛みに、痛いと泣き叫び、義母と実母と夫に支えてもらいながら子宮口が開くのを待っていました。1時間が何十時間にも思える苦しい時間でした。 その日は満月で、たくさんのお産があったのか、ナースコールを押してもしばらく反応なし、ナースステーションももぬけのから。夫は何度も助産師さんを呼びに行ってくれましたが、いなくてイライラ。 小さな個人病院、お産が重なれば仕方ないこととはいえ、なかなか誰も来てくれないことに私もイライラと痛みで暴言を吐いていました。「もう無理ー! おなか切って! 無理ー」。バレーボールをずっとやっていた私は声が大きく、未だに家族には「誰よりもでかい声で泣き叫んでいた」と笑われるくらいです。 やっと来てくれた助産師さんは、「子宮口が全然だねー。まだまだかかるわー」と言ってまたいなくなりました。「もうやだー、痛いー!」。その繰り返しで、私は夕方から朝まで泣き叫び続けました。 妊婦さん全員が私を指さして…朝になると助産師さんの数が増えました。先生に診察してもらうために、歩いて行くように言われたときは絶望しました。母の手を借りてやっとの思いで私は待機室へ。 夜通し泣き叫んだ私は、誰が見ても今にでも倒れそうな姿だったのだと思います。数人の妊婦さんがいましたが、助産師さんが「それでは順番に先生の診察をおこないます」と言った瞬間、そこにいた妊婦さん全員が、私を指して「先に診てあげてください。私たちは大丈夫です」と譲ってくれました。 余裕がなかった私はお礼も言えず、頭だけ下げて先生のところに向かいました。そこで先生に「どうする? 陣痛促進剤を打つかい?」と言われて、「もう無理です。それ以外、考えられません」と即答し、陣痛促進剤を打ちました。 朝の9時に陣痛促進剤を打つと、急激に痛みが増して涙と鼻水と汗で私の顔はべちゃべちゃに。夫は必死で私の顔を拭いてくれてました。昼ごはんは天丼で、「こんなの食えるかー!」と激怒してしまった私。もう私を止められる人は誰もいませんでした。 感極まって泣く夫に全員が笑ったのはお産が重なったのもあり、私はLDRには入れずそのままこの部屋でと言われ、いきむためにつかむようなものもない状態でした。 どうしたらいいかわからず、「もう無理、無理ー! 出して!!」と弱音ばかりの私。助産師さんに「赤ちゃんに全部聞こえているんだから、そんなこと言わないの!」と言われ、とてもつらい時間でした。 やっと出産というとき、1回いきんだだけで、出てきてくれた赤ちゃん。私はもう放心状態。夫は感極まって声を出して泣いていました。義母が「まったく、泣き虫なんだから」と夫にハンカチを渡したら、全員が笑いました。なんと夫は漫画のようにメガネの上から涙を拭いていたのです。義母はそれを見て感動しながら「しょーもないねー」と夫のメガネを外し、涙を拭いてあげていました。その姿を見て私もほっこり。 「23時間、あれだけ大声で最後まで泣き叫んで怒っていた妊婦さんは、なかなかいない」と言われたぐらいでした。体力が人並み以上にあったからなし得た出産だったように思いますが、夫の漫画のような笑える行動が、笑顔と感動を与えてくれたことも間違いありません。 彼の夢の通り女の子だったので、そのまま夫が言っていた名前をつけました。その長女も11歳。夫が正社員となったのも11年目ということになります。ちゃらんぽらんだった自分を変えてくれた娘。その娘には感謝しかないと、夫は娘のために歯を食いしばってくれています。 バイトすら続かずニートだった人が、他人に頭を下げたり、どんなことがあっても投げ出さずに家族を守ってくれる夫に変わりました。今では夫には頭が上がりません。娘がいなかったら夫は今ごろどうなっていたか、私も夫も想像がつきません。変わらないといけないと自分を奮い立たせたら、人は変われるのだと私は改めて思いました。 やんちゃで喧嘩っ早い人でしたが、おちゃめで誰より人間味のある人でもあり、結婚して12年たちますが、飽きずに楽しく過ごせています。今では3姉妹の父ちゃん、家族をとても大事にしてくれるやさしい父ちゃんに成長しました。心も体もでっかくね。 監修/助産師 松田玲子著者:おはな 3姉妹とオス二匹のワンコの母ちゃん。ほぼワンオペ育休中。破天荒な夫を支える鬼嫁です。
2022年08月28日初めての出産で、母親学級とか健診とか、とにかく初めてのことだらけで毎日不安でした。そのため 出産予定日近くになったらすぐ入院できるように用意周到で待っていた私。しかし、まさかの事態に……!? 私のオドロキの出産体験談を紹介します。 いつ生まれてもいいように入院セットを準備当時、結婚してすぐに長女を妊娠したのは33歳のとき。高齢出産に近い年齢ということを病院から言われたこともあり、妊娠中は不安でいっぱいでした。そこで私は、出産予定日近くになると、いつ入院してもいいように家の玄関に入院セットを準備万端にして置いておきました。 出産予定日3日前の朝、夫を送り出した直後、何度かもよおしたくなる感覚に襲われたので病院に電話で相談。「破水しているかもしれないので急いで病院に来るように」と言われました。すぐにタクシーを呼び、入院セットをもって夫と自分の母に連絡。自宅からタクシーに乗って病院に向かいました。 破水後もなかなか陣痛が来ず…車椅子に乗り陣痛室へ運んでいただくと、横になりいろいろ処置をしてもらいました。結局破水はしていたものの、陣痛はなかなか来ません。そこで、破水後はバイ菌が入りやすいため、陣痛を促すことに。陣痛促進剤の点滴を打ちましたが、なかなか陣痛が来ません。私が通っていた産院の陣痛室のベッドは、担架型の小ぢんまりした窮屈なベッドでした。また、個室ではなくパーティションで仕切られています。 その後、何人も妊婦さんが到着し、陣痛が来て苦しそうにしながら分娩室に運ばれていきました。「私の番はいつ?」と、悶々としながら過ごしていました。陣痛促進剤の点滴を打ってもまったく陣痛が来なかったため、結局3日間も陣痛室にいることに……。 さすがに「これ以上陣痛が来ないと、自然分娩は難しい」ということになり、帝王切開になると産院から言われた途端に、陣痛が始まりました。あの3日間は本当に長かったです。 陣痛が来てすぐのスピード出産!?そして、どういうわけか出産予定日のドンピシャの日に出産。3日間も陣痛室にいたわりには、出産時間は短かかったようです。また、赤ちゃんは3,400gと大きめだったのもあり、助産師さんや産婦人科医、新生児担当の小児科医の先生方が名前を覚えてくださいました。 3日間も陣痛室にいて、担架のようなベッドに寝ていたなんてなかなか体験できませんし、そして子どもが出産予定日に生まれたのも私にとっては驚きでした。初めての出産は、私にとって貴重な思い出となっています。 監修/助産師REIKO 著者:しらたま21歳 18歳 16歳 11歳 4人の子どもの母。3年前はフルタイムでバリバリ仕事していましたが 、今は更年期障害と戦いながら仕事をパートに切り替えました。働きながら子育てのことなどを交えて執筆しています。
2022年08月26日第2子妊娠中、妊娠9カ月、突然の出来事が起こりました。それまで大きなトラブルもなくほぼ順調に来ていたのに突然の体調不良。そしてお尻の辺りがひんやりしました。破水したのかと思ったのですが……!? 真夜中に起こった衝撃の体験を紹介します。腹痛と寒気が…第2子出産を機に退職することを決めていた私。あと1週間で有休消化に入ろうとしていた妊娠9カ月のことです。3連休の週末初日、上の子と自宅で遊んでいるときになんだか腹痛と寒気を感じるようになりました。仕事に行っていた夫の帰宅までは、なんとかごまかしながら子どもの相手をしていました。 しかし、夜には発熱。翌朝は体温が下がったものの、水様便を伴う腹痛があり、その日は自宅でゆっくりしていました。そして夕方には次第に体温が上昇、その夜事件は起こりました。 お尻がひんやり!?夜中も何度か腹痛で目が覚め、そのたびにトイレへ行ってはまた寝る、を繰り返していましたが、深中の2時ごろ、お尻の辺りがひんやりして目が覚めたのです。1〜2時間おきに繰り返す腹痛とお尻の湿った感じ……。まさか、陣痛と破水?! 慌てて布団をめくると、なんと水様便が漏れてしまっていたのです。とりあえず出産に備えて購入していた夜用ナプキンを当て、おしりの下にバスタオルを敷いて寝ることに。そのあとも何度か腹痛で起きましたが、徐々に治まり、翌日にはナプキンも不要な状態になりました。あのときは本当に焦りましたが、その後は何事もなく、胎児は妊娠39週5日までおなかにいました。 無理は禁物だと実感あと1週間で有休消化という状況で、まだ会社のデスクは散らかったままでした。さらに、引き継ぎしたいことや関係先へのあいさつなどやることがいろいろ残っており、焦りやストレスがたまっていた私。そんなストレスなどが原因となって体調を崩してしまったようです。幸いにも早産にはならなかったものの、無理は禁物と思い知らされました。 第1子産休の時に引き継ぎで苦労したので早めに取り組んだつもりでしたが、もっともっと余裕が必要だったかなぁとも反省しました。何事にも無理をせず、ストレスをためないように心がけることが大切だなと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:柳 蓮花4歳、0歳の2児の母。第1子出産後はフルタイムで仕事をしていたが、第2子出産を機に退職。在宅ワークの道を模索しつつ、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月23日第1子である長女を妊娠していたときは、総合病院ながら産婦人科がメインの大きめな病院で出産を控えていました。人気の病院で待合室はいつも患者さんで溢れかえってはいたものの、陣痛室や分娩室などは他の病院より充実していたので、出産時に混みあうようなことはないだろうと思っていたのですが……。破水したのは満月の日長女は出産予定日を1週間過ぎても生まれてこず、「次の健診までに陣痛がこなければ誘発分娩」と医師に言われて、びくびくしながら過ごしていました。誘発分娩は何となく怖かったので、たくさん歩いたり、陣痛が来ると言われるジンクスを片っ端から試してみたりしましたが、すべて空振り。 しかし、運命の健診を2日後に控えた満月の日、0時前にふと起き上がると、体の中で風船がはじけるような音がして下腹部が濡れていく感触がありました。破水したのです。 タクシーで病院へ産婦人科に電話をすると、すぐにきてほしいとのことでした。タクシーに乗って病院へ着くと、すでに1台のタクシーが停まっていておなかの大きな妊婦さんが出てくるのが見えます。 何もかも初めてでドキドキしていた私は、「仲間がいる! ひとりじゃない!」ととりあえずホッとしましたが、その後もう1台タクシーが訪れ、あっという間に3室の陣痛室が埋まってしまいました。「普段から患者さんが多いからこんなものなのかな」と思いつつも、助産師さんたちの様子がいつもより切羽詰まっているような気がしました。 10人が同時に出産!?破水からの出産で24時間以内に出産する必要があった私は、バルーンや陣痛促進剤を使った誘発分娩となりました。今まで味わったことのない痛みに悶えながら、「今から和痛にできたりしませんか?」と近くにいた助産師さんに弱音を吐いてしまった私。 しかし、助産師さんの返事は「ごめんね、一応聞いてみるけど今10人ぐらいお産中だから無理だと思う……」という驚きの内容でした。言葉通り助産師さんはそのまま私の出産が終わるまで結局戻ることなく、私は12時間以上の陣痛をどうにか耐えて長女を出産しました。 中秋の名月と満月が重なった日長女を出産後、新生児室に行くと13人もの新生児が並んでいました。うち10人は、私が長女を出産した同じ日に生まれた赤ちゃんとのこと。病院側は陣痛室が足りず、入院用の部屋に設備を運んで対応したそうです。 私が産気づいたのはのはただの満月の夜ではなく、数年に一度の中秋の名月と満月が重なる夜でした。「満月の日は生まれやすい」という説を聞いたことはあったものの、これほどまでとは思っていなかったので本当に驚きました。 先日、長女から「クラスメイトに同じ誕生日の子がいた」という話を聞いて、「あのときの1人かも」と不思議な気持ちになりました。あれから次女、長男と2人の子どもを産みましたが、同じ日に同じ病院で10人出産というのはあのときだけです。満月の力を実感した忘れられない出産です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年08月16日妊婦健診でおなかの赤ちゃんが口唇口蓋裂の可能性があると告げられたちょるりさん。妊娠39週に入っても、赤ちゃんが生まれる様子はなく、ちょるりさんは「自分の心の準備ができていないからだ」と感じていました。しかし、「赤ちゃんに会いたい」という気持ちを大切にしようと心に決めた数時間後、ついに破水しました。 破水し、夫を起こし病院へ赤ちゃんを迎える覚悟ができたとき、破水しました……。 陣痛は、全然痛くなかったです。言われてみれば「多少、おなかが張っているかな? 」というくらいで、「家でこの痛さがきても絶対陣痛だと気付けないレベル」と、当時の記録に書いてました。 さらに、まさかの再会。きっと相手のほうが気まずかっただろうに、担当してくれて感謝でいっぱいです! 陣痛がきた最初のことはまったく痛みがなかったというちょるりさん。その後、しっかり、一気に痛みがきて、3人のお子さんの中で一番きついお産になったそうです。 ちょるりさんは、まさかの同級生と再会していましたね。みなさんは、分娩中に起こったハプニングはありますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり
2022年08月10日初産の出産予定日1週間前、高位破水により、入院したほかほか命さん。入院翌日に陣痛の痛みが増し、恐怖に怯え始めました。そう、無痛分娩を選択した理由はまさにこれだったのです。 ついに陣痛が始まり…? 高位破水して24時間後、ついに陣痛が始まった! 「痛! 痛い! 先生わかった! これが陣痛だわ!」 「うん! まだ子宮口1cmだけどね」 「え゛っっ……!!!」 うそだろ……まだまだ痛くなるってこと? 「子宮口1cmでもう限界感じていた」というほかほか命さん。ここからさらなる痛みに襲われることに……! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ほかほか命2020年11月生まれの大天使はるくんを育てる、平泉成ボイスの母。雑界の大御所、誤字界の期待の新星。
2022年08月05日初産の出産予定日1週間前、余裕こいて予定日ぎりぎりにやりたいことを詰め込んでいたところ、「なんか水出てきた……」。まさか、破水!?慌てて入院準備をして、病院に到着。さっきの「水の正体」次第で、入院するかどうかが決まる! 果たして、結果は!? 美容院が諦められない…! 「私の長年のカンが破水だって言ってるわ!!!」 あまりにも金髪プリンヘアが気になりすぎて。 「破水じゃなさそうですね」って会話が聞こえて、 「お、明日美容院行けるかも?」なんて淡い期待を抱いたけれど、 再検査したところ、本当に破水してました(高位破水)。 これが、ここから長い闘いの心強きサポーターとなってくれるムラカワさんとの出会いでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ほかほか命2020年11月生まれの大天使はるくんを育てる、平泉成ボイスの母。雑界の大御所、誤字界の期待の新星。
2022年08月03日私には2人の息子がいます。次男を出産するとき、子宮口は順調に開いたのに破水はなかなかしませんでした。いよいよ人工破膜をしなくては、というタイミングで、思いもよらないことが起こったのです。2度目の出産だからと高をくくっていた私が、助産師さんまでをも巻き込んでしまった、次男出産時の恥ずかしかった体験談をお話しします。順調に開いていく子宮口私が長男を出産したときは、病院へ着いてから1時間もたたないうちに、第一子と思えないほどあっという間に生まれてきました。 次男妊娠中もこれといって問題はなく順調でした。2人目の出産でもあり、痛みにもわりと強いタイプだったので、私は陣痛が始まっても「夕飯を食べてから病院へ行こう」と考えられるほど余裕があったのです。 陣痛の間隔が短くなり、病院へ行くとすでに子宮口は7cm。痛みはあるものの、私はもうすぐ生まれてくるという高揚感でいっぱいでした。 なかなか破水しなくて…しかし、病院について1時間ほどたっても破水しません。子宮口は時間が経つにつれて広がっていきます。子宮口が広がるとともに、私はいきみたい気持ちになってきました。いきみ逃しも限界だと思っていたところ、助産師さんが独り言のようにこう言いました。「人工破膜をしたほうが良いみたいね……」。 人工破膜とは、文字通り人工的に膜を破り破水させることです。助産師さんが子宮口を確認しようと身をかがめたそのとき、思いもよらないことが起こりました。 人工破膜の前に、まさかの…!?バッシャーン! なんと、その瞬間に勢いよく破水したのです。それは、まるで大きな水風船が割れたかのような激しさでした。 身をかがめていた助産師さんの顔面は羊水だらけで、シャワーをかけられたかのようにびしょ濡れに。私は陣痛の痛みを感じつつも、恥ずかしさと申し訳なさで顔から火が出そうでした。何度も謝る私に、助産師さんは笑顔で「気にしないで!」と答えてくれました。 破水後、私は次男を無事に出産しました。「2人目だし、大丈夫」と高をくくっていた私。まさか羊水を助産師さんの顔面にかけてしまうとは思いませんでした。嫌な顔ひとつせず、最後まで気丈に私の出産をサポートしてくれた助産師さんに、感謝しています。こんな赤っ恥エピソードですが、今では良い思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:中田りこ8歳と4歳の兄弟の母。次男は自閉症スペクトラム障害。教育業界を退職後、現在は実家の家業を手伝っている。
2022年06月25日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしておなかが張り始め、張り止めの点滴をしても張りは増すばかり……。医師は帝王切開をすることを提案してきました。急なことで戸惑う鳥野さんでしたが、覚悟を決めました。手術の準備が進む中、旦那さんが病院へ到着しました。すると旦那さんは鳥野さんにある質問をしてきました。それは鳥野さんにとってありえない質問でした……。 夫の質問 ※手術後は絶対安静が必要なため、尿道にカテーテルを挿入して、安全に尿を排出できるようにするのが一般的です。実際は手袋を装着しておこないます。 妊娠26週5日の破水後、おなかの張りがどんどん増してきた鳥野さん。このまま無理におなかに赤ちゃんを留めておくほうがリスクなることも考えられることから、急きょ、帝王切開をすることになりました。 陣痛室へ移動したり、導尿カテーテルを挿入したり、準備が進んでいきました。 ちょうど導入カテーテルの挿入に悲鳴をあげたタイミングで、旦那さんの虎ちゃんが病院に到着しました。すると、陣痛の痛みが強まっている鳥野さんに、 「ねえねえ、陣痛ってそんなに痛いの?」 と旦那さんは質問を投げかけました。 痛みに耐えながら思わずイライラしてしまう鳥野さん。看護師がすかさずフォローをしていましたが、その楽しそうなやりとりにまたもイライラが募りました。 そして、そうこうしているうちに、オペ室へ移動する時間がやってきました。 「じゃあ行ってくるね。」「頑張って」 鳥野さんはいよいよオペ室へ移動します。 ◇◇◇ 痛みで会話するのもやっとのところ「痛いの?」と聞かれたら……。鳥野さんが旦那さんにイライラしてしまうのもうなずけますね。けれど、しっかり手を握って手術室へと見送ってくれた旦那さん。鳥野さんにとって何よりも心強いものだったのではないでしょうか。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月24日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしてお腹が張り始め、張り止めの点滴をしてもらいます。しかし、その後も張りはどんどん増してしまい、とうとう点滴量はMAXに。すると、翌朝出勤してきた主治医がある大きな判断をしたのです。戸惑う鳥野さん。主治医の判断とは……!? 「まだ産みたくないです!」 ※こちらはイメージです。実際にはシリンジをこのように持って注射することはありません。 妊娠26週5日に破水してから、お腹の張りは増し続けました。ナースコールをして何度も点滴濃度をあげてもらいましたが、ついに「もう点滴量がMAXです」と看護師さんに言われてしまいます。 当直の若い医師に診てもらうと、鳥野さんの状況を踏まえると帝王切開になる可能性が高いとのことでした。 31週まではお腹で育てたいと思っていた鳥野さんは、「私まだ産みたくないです!」と、医師に懇願します。 しかし、翌朝出勤した主治医も同じ見解でした。むしろ、「できるだけ早く帝王切開にするのがいい」とのこと……。 今日のお昼に帝王切開をすることに。さっそく準備が始まりました。 ◇◇◇帝王切開にはあらかじめ日時を決めておこなう「予定帝王切開」と、鳥野さんのようにお産の経過中に問題が生じた場合などにおこなう「緊急帝王切開」があるそうです。母子の安全のために選択される手段とはいえ、心構えがないと不安が大きくなってしまうもの。妊娠中、誰しも帝王切開をおこなう可能性があることを心に留めておきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月22日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、26週5日の朝起きると、まさかの破水! このまま陣痛が早まるのだろうかと鳥野さんは不安になってしまいます。心音チェックでは赤ちゃんの元気な心音が聞けていたのが救いでした。破水してから1日半たった日のことです。鳥野さんの体には異変が起こり始めました……。 夜中に目が覚めると… 鳥野さんは夜、眠りにつきました。 そして、真夜中に目が覚めました……。 減っていく羊水に不安を感じるなか、赤ちゃんの元気な心音が聞けていたのは鳥野さんにとって救いでした。 そしてベッドで横たわりながらネット検索をしては、落ち込んだり前向きになったり……。そうこうして過ごすうちに破水から1日半がたちました。 夜中、なんだかお腹が張っている様子を感じた鳥野さん。ナースコールをして、張り止めの点滴を増やしてもらいます。しかし、張りは増してくるばかり。 再度、ナースコールをして点滴濃度をあげてもらいました。 赤ちゃんにはもう少しお腹の中にいてほしい。 「お願い治まって!!」 鳥野さんはそう、切に願いながら横になるのでした……。 ◇◇◇何か悩みごとがあるとき、ネット検索しては検索結果に一喜一憂したという経験がある方は多いのではないでしょうか。そういうときはネガティブな情報に過剰に反応しがちですよね。情報がかんたんに得られる時代だからこそ、ネットの情報はしっかり見極めてじょうずに活用したいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月26日妊娠中、つわりで大変なときもそのつらさを理解し、サポートしてくれた夫。初めての出産に対する不安を抱えていたときも、寄り添ってくれました。「夫は妊娠出産の大変さを理解してくれている」。そう思っていたのですが……。 私たちのバースプラン赤ちゃんは2人揃って迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りを終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆け付けることができません。 本格的な痛みが伴う陣痛が始まってから6時間が経ったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望は叶わなくなるかもしれないけれど、破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望を叶えてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。 出産後、夫からまさかの発言助産師さんの助言を頂いてから3時間後、夫が無事到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無時出産となりました。なんとか立ち会い出産を叶えることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」心からそう感じていました。 しかし、幸せな時間が流れていたのも束の間! 落ち着いたころに、夫がびっくりな発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」。⋯⋯開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤっとした気持ちになりました。そして悲しくもなりました。 夫に物申す!夫の言い分は…?夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについても事前に調べることもしなかったようでした。 そこで私は、「2人の夢を叶えるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらにラクな出産というものは、そもそもないのだ」ということを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれていました。 このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、共有するようにしました。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在には救われました。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年05月25日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、26週5日目の朝起きると、ナプキンが水でびっしょり! 「まさか羊水?」心臓がバクバクの鳥野さん。看護師さんを呼んで、羊水かどうか確認してもらうことに。結果は……!? 鳥野さんは破水してしまったのでしょうか……!? ナプキンの水分の正体は…!? ※誤)正産期→正)正期産 ※誤)正産期はあくまでも36週です。→正)正期産はあくまでも37週から41週です。 調べてもらった結果、ナプキンの水分は羊水でした。大量の羊水なので「破水していることになる」と医師。 どこが破水しているのか、なぜこのタイミングなのかわからないが、破水したということは、近々出産になる可能性が高いと言います。 実際には正期産まで持ちこたえた人もいるし、こればっかりは何とも言えない様子。ひとまず、いつ陣痛がきてもよいように準備を進めておくことになりました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、早産の予防で大切なのは無理のない生活を心がけることなのだそうです。しかし、無理のない生活をして気を付けていても切迫早産や早産になることはあるとのこと。羊水が出たかもしれない、いつもと違う下腹部の痛みを感じるなど、気になることがあれば、ママや赤ちゃんを守るためにも、かかりつけの産院に相談して診てもらうようにしましょう。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月23日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出たため医師が診察すると、血腫が消えていることがわかりました。早産の確率が下がりホッとした鳥野さん。おなかの張りはあるものの、出血や腹痛も治まってきました。ようやく、MFICUから一般病棟へ移ることに。そして出血などが治まってホッとしたのもつかの間、今度は別の不安に襲われる事態に……! やっと出血が治まったと思ったら… 血腫が消えて出血や腹痛が治まった鳥野さん。しかしつわりはあったため、一般病棟(大部屋)への移動はきついものでした。 そして妊娠25週、26週の健診で、羊水が減っていることがわかります。やっと血腫が排出されて腹痛が治まったと思ったら今度は羊水の減少。 鳥野さんはまた不安になりました……。 対処法があるわけではなく、ひたすら安静に過ごす毎日。 すると、26週5日目、事態は急展開します。 朝、トイレへ行くとナプキンにかなりの水分が含まれていたのです! 「まさか破水?」「羊水だったらどうしよう……」 ナースコールをすると、羊水反応検査をするために看護師さんがナプキンを預かってくれました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、正常な破水は子宮口全開大ごろに起こりますが、陣痛開始後、子宮口全開大になる前に起こることもあれば、陣痛開始前に起こることもあるそうです。そのため、もし羊水が流れたような感じがしたときは、自分で破水かどうか判断するのは難しいので、かかりつけの産院に診てもらうことが大切なのだそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月22日第1子となる女の子を出産したときのこと。出産するにあたって一番不安だったのは、なんといっても陣痛! 私は不安を紛らわすため、いろいろな人の体験談や動画を見まくっていました。しかし実際は、自分が想像した出産とはまるで違う驚きの結果になりました。陣痛への恐怖私は痛がりの怖がりで、妊娠がわかったときも、うれしさよりもまず先に「陣痛に耐えられなかったらどうしよう。ちゃんと産めるのかな?」という不安がありました。いろいろな人に話を聞いても、「大丈夫! 大丈夫! みんな産んでるし」ということでしたが、出産が近づくにつれて不安は増すばかりでした。 動画を見て予行練習出産1カ月前になり、実家でお世話になることに。ごはんの準備も洗濯もしなくてよかったので、暇で暇で仕方ありません。やることがなかった私がしていたことといえば、いろいろな人の出産体験談を見たり、出産の動画を観ること。それをすることで不安になる人もいるかと思いますが、私は気が紛れました。 私が見た動画では、出産の始まりはどの人もたいてい「飛び上がるような痛みで起きました」とか、「破水をしたので病院に走りました」というもの。なので、私自身も「あーきっと、陣痛や破水から始まるんだろうなぁ」と勝手に思っていました。また、動画や体験談から呼吸が大事だということも学び、出産までひたすら呼吸の練習もしていました。 おしるしが出た! けれど…妊娠39週目のある日。トイレに行ってみると、ショーツに血が付いていました。「あ! おしるしだ!」とすぐにわかりました。でも、おしるしではすぐに生まれないということも体験談を読んで知っていたので、「もうすぐ出産かなー」くらいしか思いませんでした。その日の診察でも、子宮口はまだ全然開いてきていないとのことだったので、普段通りに過ごしていました。 次の日になっても特に痛みはありません。ただ前日にあった、おしるしの量がどんどん増えているだけです。「まぁこんなもんかなー?」と思っていましたが、なかなか出血はおさまりません。少し心配になり母に相談すると、「それちょっと診てもらったほうがよくない?」とのこと。「まぁ母が言うなら……」と軽い気持ちで病院に行きました。 もう生まれる!?病院に行って診てもらうと、なんと子宮口6cm。先生からは「痛くなかったんですか?」と言われました。たしかに生理痛のような痛みはずっとありましたが、どの動画も体験談も、出産の始まりは飛び起きるような陣痛か破水です。そう信じて疑わなかった私は、まさかもうそんなにお産が進んでいるとは思いませんでした。 そのままどんどん子宮口が開き、いつのまにやら分娩台へ! 呼吸法の練習の成果を発揮することもなく、分娩台に上がったのでした。しかしここからが大変!「さぁ、いきんでもいいですよ!」先生にそう言われたものの、呼吸法ばかり練習していた私はいきみ方がわかりません。「どうやっていきめばいいんですかー!?」そう叫びながらも、なんとか無事出産したのでした。 出産を通して学んだのは、出産は一人ひとり違うということ。ひたすら動画を見たり体験談を読んだりして、「絶対に自分もこういう始まりで出産するんだ!」と思い込んでいましたが、実際はまったく違っていました。へたくそないきみ方でも無事に生まれてきてくれた娘に感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:aky0920一児の母。小学校教員として働いているため子育てなんて楽勝!と思っていたが……。初めての育児にバタバタの日々!
2022年05月21日ある朝、痛みは弱いものの陣痛かもしれないと思い病院へ。診てもらうと、痛みは弱く、子宮口もそこまで開いていませんでした。その日は一旦帰ることになるかなとのんびりしていたのですが、状況が一変。みんなを驚かせる超スピード出産になりました。陣痛か便意かわからず電話ある夜、いつもより強いおなかの張りを感じたものの、陣痛なら痛みで起きるだろうと思い就寝。その翌朝、おなかの痛みで目が覚め、「便意かな?」とトイレに行きましたが、何も出てこず……。「そういえば、前回も陣痛と便意の違いがわからなかったな」と思い出し、痛みの間隔を計ってみました。というのも、実は今回の妊娠は2回目。1回目は残念ながら死産だったのですが、そのときのことを思い出したのです。 すると、4〜8分の間で痛みの波がきていました。そこまで痛みはないものの、経産婦だしと思い念のため病院に電話。とりあえず診てみようということになり、7時ごろ病院へ向かいました。診てもらうと、子宮口はまだ2cm程度しか開いておらず、痛みも弱いということで様子を見ることに。このときはまだ「一旦帰ってねー」と言われるんだろうな、くらいに思っていました。 まだまだ余裕と思っていたら急変!?9時ごろ、「一旦トイレに行ってみましょう」と言われ、立ち上がると破水(高位破水でした)。このとき子宮口は3cm。破水したので入院が確定しましたが、まだまだ痛みは弱く、サンドイッチを食べながら助産師さんと談笑したり、家で待っている夫や友人に「おやつおいしい~」とLINEを送ったりする余裕がまだありました。 すると12時、唐突に完全破水し、それと同時に一気に痛みが押し寄せてきました。すっ飛んできた助産師さんに内診を受けたところ、「すぐに旦那さん呼んで!!」と言われ、あわてて「早くきてー!」と夫に電話。そのあとすぐ分娩室へ移動しました。 みんなビックリのスピード出産夫と先生が到着し、「いきんでいいよー」と言われたので、痛みの波に合わせていきむことに。前回は陣痛促進剤を使って痛かったので、「そこまで痛くないのに、いきみたさはあるんだなぁ」と妙に冷静でした。数回目の陣痛で「もう髪の毛出ているよ!」と言われ、会陰切開。そのあとにきた陣痛で出せなかったので「悔しいー!」と言うと、「お母さん冷静!」と笑われました。「次の陣痛で出す!」と決意し、これでもかといきむと、ずるっとした感覚と一緒に頭が出てきました。そのまま流れるように体も出てきて、一気に痛みから解放されました。 子宮口3cmから出産までたった1時間という超スピード出産で、待っていた友人や両親には「ついさっきまでやり取りしてたのに!?」と驚かれました。夫も、家でごはんを食べながら「おやつおいしい~」と私とLINEをした数分後に「今すぐきて!」と言われたので驚いたそうです。いろいろな人を驚かせた出産となりました。 あとになって、念のためと思って病院に電話してよかったと思いました。あのとき連絡していなかったら墜落産の可能性もあったと思うと、自己判断は危ないのだと改めて感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO著者:しふぉんけーき2019年に死産を経験。2021年現在は0歳児の育児中。今は育休中ですがセラピストをしています。
2022年05月09日「無痛できない出産レポ」4話。無痛分娩を希望しているぐら子さんでしたが、連休初日にまさかの……!夜、破水してしまったぐら子さん。ご主人を起こして病院に行ったところ……。 「無痛できない出産レポ」4話 今回は前回の出産の反省点を生かし、夫氏は早々に帰宅しました。おかげでお互いにストレスなくゆっくり考えながら過ごせました。 今回の出産では実母が大活躍です! というか、きてもらって本当によかったことが起こりまくるのでお楽しみに! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 無痛分娩ができないことがわかり、リーサルウェポンお母さんにきてもらうことにしたぐら子さん。心強いですね! お母さん、どんな活躍をされるのでしょうか?監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター ぐら子2歳、0歳の兄弟と夫と気ままに楽しく過ごす日々。イラストを描くこととチョコレートとお茶がこよなく好きです(//∇//)
2022年02月14日「無痛できない出産レポ」2話。2児ママのぐら子さん。2人目出産のときにも無痛分娩を希望しました。夫氏が育休を取り、里帰り出産のためぐら子さんの実家にやってきました。育休を取った旦那さんと久しぶりの食事をし、何事もなく就寝します。ところが朝方になると……? 「無痛できない出産レポ」2話 まさかの夫氏を待っていたかのタイミングで破水! お肉は新型コロナが落ち着くまでお預けです……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ご主人が到着した夜にまさかの破水とは……! もしかしたら、赤ちゃんはパパがきたことを喜んでいるのでしょうか? 監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター ぐら子2歳、0歳の兄弟と夫と気ままに楽しく過ごす日々。イラストを描くこととチョコレートとお茶がこよなく好きです(//∇//)
2022年02月12日初産ということもあり、出産に対する意識が薄かった私は、出産予定日が間近に迫っていてものんきに構えていました。出産予定日前日も読みたい本を買いに書店へ行き、「陣痛が来てもすぐには生まれないらしいし、せっかくならコレも読みたい。アレも!」と本を3冊も買い込んでいたのですが……。突然の違和感で目覚める出産予定日前日に購入した本を読みながら寝落ちしてしまい、違和感で目覚めたのはまさに出産予定日の夜中2時。何やらパンツがぬるぬるするような……? 隣で寝ている夫を起こさないようにソロリと起き上がり、パジャマとパンツをめくってみると、そこにはほんのりピンクの液体が。 「あら。破水だわ」。マタニティ講座でも教わっていたからか、割と平静に判断できた私。寝ている夫を起こし、「破水したから病院連れていって」とひと言。破水、と言われた瞬間、眠気が飛んで慌てふためく夫の姿は今でも思い出して笑ってしまいます。 夜中に破水! そして入院まず病院に連絡し、名前と出産予定日、それから「破水したみたいです」と伝えて病院に向かいました。病院到着後、診察台に上がり当直の先生に破水か否かと子宮口の状態を確認してもらい、破水と判断され入院となりました。 「破水しているからあまり動かないようにね」と助産師さんに言われ、病室への移動も車椅子に乗ることに。不謹慎ながら、人生初の入院だったので、ちょっとだけテンションが上がっていました。ただ、ワクワクした気持ちも一瞬で、病室に入った瞬間、「あ。子ども産むんだな」と、なんとなく意識がしゃっきりしたのを覚えています。 じわじわ続く破水。こんなに出ていいの?翌朝、ベッドに横になっているところに食事が運ばれ、看護師さんから「終わったらお膳取りに伺いますね」と言われて「おお。上げ膳据え膳!」などと思ったりしました。 一方「極力動かないように」と言われるものの、やはり尿意があり、頻繁にトイレには行っていました。 破水しているため、産褥パッドという大きな生理用ナプキンのようなものを着用しながら過ごすのですが、まるでおむつほどの大きさのパッドが8時間もたずダメになり、「こんなに出ていいのかな」と不安になりましたし、これだけ出てもへこまないおなかを見て、不思議な気持ちにもなりました。 陣痛が始まり、ついに出産へその日の15時過ぎから少しずつおなかの痛みを覚え始めました。しかし陣痛の自覚はなく、19時ごろにようやくこの痛みが陣痛であると気づきました。自覚をすると急に恐怖を感じてしまい、「トイレで赤ちゃんが出てきちゃったらどうしよう」とトイレに行くのさえためらってしまうほどでした。そして、痛みも強くなり、人生で初めて「痛みで眠れない夜」を経験しました。翌朝、先生がやってきて「よし産もう!」とひと言。慌てて夫と母に「産むって!」とメールを送り分娩台へ。 練習していた呼吸法もすっかり頭から抜け落ちていましたが、助産師さんたちがサポートしてくれたおかげで混乱せず、また仕事を急きょ休んで立ち会いしてくれた夫も呼吸をまねしてくれていて、その姿がおもしろくて緊張がほぐれました。17時40分、半日がかりで、ようやく長男は産声を上げながら生まれてきてくれました。 出産予定日から1日遅れでの出産となりましたが、夜中に破水をしたということ以外は慌てることもなく無事に終えることができました。しかし、今回は夜中の破水ということで家に夫がいましたが、もし昼間だったらと思うと、あまりに楽観視していたことを反省することもあります。陣痛タクシーなどの対応地域を調べて問い合わせをしておくなど、やるべきことはあったなと今になって思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:山田甜子夫と1歳の息子と3人暮らし。元アロマセラピスト。介護福祉士として福祉関連職でフルタイム勤務をしている。自身の経験や知識、体験を元にした記事を執筆している。
2022年02月07日「4人目ドタバタ無痛分娩レポ」第18話。四兄妹の育児に日々奮闘するあざみさん。そんなあざみさんが4人目のお子さんの無痛分娩レポをマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。夜中に自宅で破水し、病院へ来て無痛分娩の麻酔をしてもらったものの、出産につながる陣痛はなく朝を迎えたあざみさん。病院の朝食をパパとわけあって食べました。陣痛がすっかり止まってしまい、医師から「破水してるし、長引くのもよくないですねぇ……促進剤しましょうか」と、促進剤の投与が決まってしまい……!? 4人目ドタバタ無痛分娩レポ 第18話※輸液ポンプと分娩監視装置は省略して描いています ※輸液ポンプと分娩監視装置は省略して描いています 促進剤が投与されたあざみさんは麻酔が切れる時間を計算。麻酔がそろそろ切れてしまうと気づきましたが、「でも今のところ促進剤の効果は感じられないし、様子を見るか」 ……と思っていたら、麻酔が切れたころに促進剤が効いてきました! 痛みを我慢していたあざみさんですが、「もう無理、麻酔して」「何のための無痛分娩だよ我慢する必要ないんだった」と、思いなおしました。 「オトン!ナースコール押して」 ……。 返事がないパパの方を見ると…… なんと爆睡していました! オトーーーーン! 次回、「いよいよやな!」爆睡パパにイライラするなかで変化が……!? 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター あざみ
2021年12月11日■前回のあらすじ妊娠39週を過ぎても産まれる気配がなく、運動をたくさんするように心がけていました。そんなある日の夜、突然違和感が…!■突然の破水にパニック!■すぐに産院へ実はSNSを通じてフォロワーさんと「破水スタートはテンパるから嫌だよね」なんて話をしていたのです。まさか自分が破水スタートになるとは…。案の定超超超テンパりました。そして助産師さんからは気になる一言が…。ちなみに、夫と別室で寝ていたのは、臨月は初夏の頃だったのですが、私の体温が高くて寝室が暑かったので、温度の低い涼しい部屋で寝ていたからです。次回に続く「緊急帝王切開出産レポ」(全17話)は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月10日私には2人の息子がいます。次男を出産するとき、子宮口は順調に開いたのに破水はなかなかしませんでした。いよいよ人工破膜をしなくては、というタイミングで、思いもよらないことが起こったのです。2度目の出産だからと高をくくっていた私が、助産師さんまでをも巻き込んでしまった、次男出産時の恥ずかしかった体験談をお話しします。 順調に開いていく子宮口私が長男を出産したときは、病院へ着いてから1時間もたたないうちに、第一子と思えないほどあっという間に生まれてきました。 次男妊娠中もこれといって問題はなく順調でした。2人目の出産でもあり、痛みにもわりと強いタイプだったので、私は陣痛が始まっても「夕飯を食べてから病院へ行こう」と考えられるほど余裕があったのです。 陣痛の間隔が短くなり、病院へ行くとすでに子宮口は7cm。痛みはあるものの、私はもうすぐ生まれてくるという高揚感でいっぱいでした。 なかなか破水しなくて…しかし、病院について1時間ほどたっても破水しません。子宮口は時間が経つにつれて広がっていきます。子宮口が広がるとともに、私はいきみたい気持ちになってきました。いきみ逃しも限界だと思っていたところ、助産師さんが独り言のようにこう言いました。「人工破膜をしたほうが良いみたいね……」。 人工破膜とは、文字通り人工的に膜を破り破水させることです。助産師さんが子宮口を確認しようと身をかがめたそのとき、思いもよらないことが起こりました。 人工破膜の前に、まさかの…!?バッシャーン! なんと、その瞬間に勢いよく破水したのです。それは、まるで大きな水風船が割れたかのような激しさでした。 身をかがめていた助産師さんの顔面は羊水だらけで、シャワーをかけられたかのようにびしょ濡れに。私は陣痛の痛みを感じつつも、恥ずかしさと申し訳なさで顔から火が出そうでした。何度も謝る私に、助産師さんは笑顔で「気にしないで!」と答えてくれました。 破水後、私は次男を無事に出産しました。「2人目だし、大丈夫」と高をくくっていた私。まさか羊水を助産師さんの顔面にかけてしまうとは思いませんでした。嫌な顔ひとつせず、最後まで気丈に私の出産をサポートしてくれた助産師さんに、感謝しています。こんな赤っ恥エピソードですが、今では良い思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:中田りこ8歳と4歳の兄弟の母。次男は自閉症スペクトラム障害。教育業界を退職後、現在は実家の家業を手伝っている。
2021年11月27日「4人目ドタバタ無痛分娩レポ」第11話。四兄妹の育児に日々奮闘するあざみさん。そんなあざみさんが4人目のお子さんの無痛分娩レポをマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。病院へ行った翌日、何事もなく過ごしていたのですが、大雨が降る深夜の2時半に破水しました。子どもたちは実家へ預けていたため、パパを起こして車に乗り込み、すぐに出発!いよいよ出産という実感が湧き、あざみさんは緊張で体が震え始め……? 4人目ドタバタ無痛分娩レポ 第11話 破水してから初めてのおなかの張りを感じ、「破水してるし、4人目だし、進みだしたら早い……でも病院まで20分だからさすがに間に合うはず」と思いながら痛みを逃していたあざみさん。 そんなときにパパが「あ!」と叫んだと思ったら…… 「高速出口、降り損ねちゃった」と、まさかのミスを報告! あざみさんの脳裏には車内出産の文字がよぎり……!? 次回、一番やったらアカンやつ! 15分遅れで病院へ到着すると!? 監修/助産師REIKO ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!著者:イラストレーター あざみ
2021年11月22日「4人目ドタバタ無痛分娩レポ」第10話。四兄妹の育児に日々奮闘するあざみさん。そんなあざみさんが4人目のお子さんの無痛分娩レポをマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。病院で荷物を預かってもらい、一旦帰宅したあざみさん。「夜中にまた陣痛が来るかも」と構えていたのですが、結局陣痛が来ないまま朝を迎えて…… 4人目ドタバタ無痛分娩レポ 第10話 ※産まれ→生まれ※産まれ→生まれ フライングして病院へ行った翌日、念のために子どもたちをばあばの家に預けて1日過ごしたのですが、ウンともスンとも言わずに夜を迎えました。 「昨日はたくさん動いてお腹が張っただけなのかな……予定日が過ぎるまで生まれないのかも」とモヤモヤするあざみさん。 そんなことを思っていた大雨の夜。深夜の2時半に破水しました! 破水に気づいて起きたあざみさんは、パパも起こして車に乗り込みます。子どもたちも、入院グッズもそれぞれ預かってもらっていたためにすぐ出発することができました。 4回目とはいえ、いよいよ出産という実感が湧き、緊張で体が震えるあざみさん。パパが運転する車で病院へ向かったのですが……? 次回、「あ!」「え!?」パパの予想外な行動で、病院へ間に合わない!? 監修/助産師REIKO ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!著者:イラストレーター あざみ
2021年11月20日第2子の妊娠中、妊婦健診も特に問題なく過ごしていた私。しかし妊娠32週で突然切迫早産と診断されてしまいました。緊急入院の翌日に出産となったのですが、医師も助産師さんも私も驚いたエピソードを紹介します。 妊娠32週で突然、切迫早産に第2子妊娠中、出血があり病院を受診すると、切迫早産と診断されそのまま入院に。すぐ内診や血液検査、モニターで赤ちゃんの状態を確認しました。その後医師から診察結果の説明を受け、「赤ちゃんはおそらくすぐに生まれる状況ではなく元気だが、今は絶対安静が必要で、容態が安定すれば1週間ほどで退院を目指せる」とのこと。 また、もしすぐに生まれてきた場合、まだ呼吸器官が未熟なため今日と明日の2度、念のため私がステロイド注射を打つとのこと。注射は24時間空けて打つ必要があり、すぐに当日分を注射してもらいました。「すぐには生まれなそうだけど、なんだかエライことになってしまった……」と、どこかこの急展開についていけていない自分がいました。 大丈夫と思っていたら、翌朝に陣痛が説明ではすぐに生まれる可能性は低いとのことでしたが、翌朝なんだかおなかが痛いような……トイレに行くとまた出血がありました。助産師さんに診てもらうと、子宮口が3、4cm開いていると! 腹痛は、まさかの陣痛でした。 すぐに分娩室に移動し再度医師の内診を受け、モニターを開始。そのあと子宮収縮を抑えて陣痛を逃す点滴をしましたが、午前中のうちに子宮口は5cmまで開いてきました。そのため2回目のステロイド注射を打ったらもう子宮伸縮を抑える点滴は外し、お産を進めることに! まさか緊急入院の翌日に産むことになるとは……。 もう出てる? 早くない??昼過ぎに子宮口は8cmに。15時ごろ2度目のステロイド注射を打ちましたが陣痛の間隔がなかなか縮まらず、17時の内診では子宮口がほぼ全開大となったものの、まだ陣痛は不規則です。そして18時45分に陣痛促進剤を投与し、陣痛が5分間隔になってきました。ただ痛みはまだまだ耐えられる程度。19時25分ごろ、いよいよ痛みが本格的になり、医師が内診をしたその瞬間、内診が刺激となって一気に痛みが襲ってきました。 助産師さんがナースコールで「生まれます!!!」と叫び、バタバタと複数の先生や助産師さんが駆けつけました。「いきんでいいよ!!」の掛け声でいきむと、破水した感覚が。そしてすぐに先生から「頭が出てるよ! 見える!?」と言われ、おなかのほうをのぞき込むと、なんともう赤ちゃんの頭が見えたのです! ホワイトボードを見て、驚愕!!助産師さんの声に合わせて数回いきむと「生まれましたよ! おめでとうございます!」と言われ、元気な産声が聞こえました。内診から赤ちゃんが出てくるまでが早すぎて、私は出産の痛みを感じる余裕がほとんどありませんでした。生まれた娘は2,047gと小さいものの自分で呼吸ができ、検査を受けるため小児科へ移動しました。 分娩室は回復室も兼ねているLDRだったため、出産後の処置が終わると私はその部屋でひとりで過ごすことに。そのとき、ふと壁のホワイトボードを見て驚きました。ボードには破水・子宮口全開大・出生・胎盤とそれぞれの時間が手書きで記されていたのですが、「破水19:27」「出生19:31」と、破水からわずか4分で出産していたのです。まさかそんなに早かったとは、自分でも驚愕のスピード出産です……! 入院中に助産師さんとお産の振り返りがあり「先生も私たちも早くてびっくりだったよ~」と笑顔で言われ、私も驚きでしたと心の中でつぶやきました。まさかの出産、そして驚異的な速さで生まれてきた娘。スピード出産で生まれたときから親孝行だった娘は、そのまま1カ月ほど入院。妊娠週数でいうと36週で退院し、すくすくと元気に成長しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/大福監修/助産師 REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2021年11月07日こんにちは、みいのです。これは、私の無痛分娩の体験談です。■いろんな人に話を聞き、無痛分娩を決意破水した時は突然ジャバっと水が出てきた感じでどこも痛くなかったんです。そして、病院に向かうことに…。■いよいよ出産!? 入院して陣痛待ちたまたま前期破水から始まったので、陣痛を感じる前に入院スタートになりました。もし、破水がなければそのまま陣痛が来るまで自宅待機だったので、その点は普通分娩と同じ進み方だそうです。前期破水からの入院では、次の日まで陣痛が来なければ、誘発剤を打ってから無痛分娩の麻酔を打つ予定になっていました。私の場合はというと、この後、とんでもなく孤独を味わうことになるのでした…。参考: 無痛分娩 Q&A/一般社団法人 日本産科麻酔学会 次回に続く 「無痛分娩で産みました」(全7話)12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年09月15日「ちょこの出産体験談」第3話。Instagramで人気のちょこ(@_choo_co)さん、不妊症と診断されてから出産するまでの体験談をご紹介します。不妊治療の末、ようやく妊娠することができました。そしてついに出産の兆候が!ちょこさんが陣痛の痛みに耐えていると、突然「バシャ!」という音がして……? 「ちょこの出産体験談」第3話 破水って尿漏れみたいってレポしてる方が多かったのですが、私は完全に水風船が割れた音がしました。 破水後、さらに続く陣痛に苦しむちょこさんでしたが、「痛くて苦しいのは私だけじゃない、赤ちゃんも命がけで頑張っているんだ」ということに気づき、励まされます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ちょこ子育て世代から今大人気のインスタグラマー。女の子のママ。育児絵日記と産後のエピソードを描いています。
2021年09月15日出産予定日よりも10日早く破水して、夜遅くに産院へ。しかし産院が満床で、それから2日間、病室に入ることができませんでした。どうしてそんなことになったのか、私の出産体験をお伝えしたいと思います。 破水したのに病室がいっぱい!その日、出産予定日よりも早く破水してしまった私は、入院準備を整えて産院に向かいました。到着したのは夜の10時くらい。破水とはいっても高位破水だったため、チョロチョロと羊水が出ている程度で、それほど切羽詰まっていませんでした。 でも、産院に行ったら、夜遅い時間にもかかわらず待合いスペースには人がたくさんいてざわざわと落ち着かない雰囲気。私はそのまま入院するつもりでいたのですが、なぜか助産師さんに連れていかれたのは簡易ベッドのある小さな部屋。あとから聞いた話によると不妊治療などなんらかの処置をおこなうための場所らしく、ちゃんと個室になっていて枕元にはナースコールもありました。 診察の結果、破水をしているのは間違いないということで、そのまま陣痛がくるのを待つことになりました。助産師さんからは「今、病室のベッドが満床なんです。申し訳ないけれど、今夜はここで横になっていてください」と言われ、わけがわからないまま、そこで一晩過ごしました。 原因は「スーパームーン」だった!?結局、一晩たっても陣痛がくる気配はなく、翌日は朝から陣痛誘発剤を使って出産をすることになりました。助産師さんにLDRがあるスペースに案内してもらうと、そこには至るところに出産待ちをしている妊婦さんの姿が。私が陣痛誘発剤を投与している間も隣の分娩室からはひっきりなしに赤ちゃんの産声が聞こえてきます。 そのときになって、ようやく病室に入れなかった謎が解けました。助産師さんによると「昨夜は一晩で12人もの妊婦さんが産気づいて産院にきたんですよ。科学的根拠はないのですが、スーパームーンだったからかもしれません。この産院ではこんなに出産が重なることはほとんどなくて、病室が足りなくなってしまったんです。ごめんなさいね」とのことでした。 科学的根拠はないものの、「満月の日には出産が多い」と昔から言われています。月の引力によって海が満ち引きをするように、人間の体内にある水分、妊婦さんの場合は羊水が影響を受けているのではないかと考えられているそうです。こんなにも出産が重なったのはそのためなのでしょうか。 私が出産した病院は本来、LDRで陣痛から出産までを過ごせるのですが、その日は分娩がひっきりなしだったので、陣痛誘発剤を投与しながら場所を何度か移動し、分娩間近になって分娩室に移り、そこで出産となりました。 本来ならその後、病室に移動するのでしょうが、前日と同様に満床だったこと、さらに私が産後の貧血がひどくて起き上がることが難しかったため、その日はそのまま助産師さんの目が届きやすい分娩室で一晩明かすことに。次の朝になってやっと病室に空きが出て、病室に入ることができたのでした。 私はスーパームーンだったことなどつゆ知らず。しかし、私自身もその影響を受けて破水をしたのかもしれないと考えると、人体と宇宙と生命の不思議を感じずにはいられませんでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2021年09月06日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜