この記事では、育休を取得してくれたものの家事も育児も手抜きばかりだったパパが、ママが病気になったことによって心を入れ替えたという体験談を紹介しています。パパをイクメンにするには、ママの弱さを見せることも大切だと感じたそうです。 育児休暇を取得する男性が少しずつ増えてきている昨今ですが、本当に育児ができている男性は想像以上に少ないように感じています。 実は、私の夫も育休取得当時はダメダメパパでした。そんな夫がイクメンに進化していった軌跡をご紹介します。 育休を取得してくれた夫私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。実際、田舎の地方公務員だった夫は産後1カ月は有給休暇をとり、その後半年間は育児休暇を取得してくれました。 妊娠期間中は頼りになる夫だと思っていましたし、周囲からは「育児休暇を取ってくれるなんてすごいね。いい旦那さんだね」とうらやましがられて鼻高々でした。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性が露わになったのです……。 1から10まで言わないと動かない夫退院後、赤ちゃんと一緒にわが家に帰ってまず驚かされたのは、部屋の汚さでした。部屋の片づけをお願いしていたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。すぐに物を片付けるように夫の尻を叩きました。 ところが、「何をどこにどう置くのか、一つひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。こまごま指示しないと動かないなら……と、産褥期という言葉も忘れ、私がひとりで部屋の片付けをしたのでした。 夫より先に仕事に復帰、しかし予想外の出費がかさんで貧窮したわが家では、私が産後1カ月半で仕事に復帰することになりました。 そのころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、私が仕事から帰ってくると、夫は私に赤ちゃんを押し付けてぐうたら。しかし、夫は「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々になっていました。 夫が目覚めたきっかけは「その辺の父親よりは育児もできるし、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、ある出来事がきっかけで心を入れ替えてくれました。 それは、私が慣れない育児と仕事でうつ病になったことです。昼を過ぎると熱が出る日が続き、ついには耳も聞こえなくなって食べ物の味もわからなくなってしまいました。このことによって病院の先生や看護師さんの指導を受けた夫は、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。 ママは意外と弱くて頼りない存在だということを、もっと早く夫にわかってもらえたら……と、今でもたまに振り返ります。ママは育児に一生懸命になりがちですが、夫をイクメンにするためには「もう限界」と、投げてしまうことも必要だと思いました。 イラストレーター/Michika著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2018年09月24日男性でも育児休暇が取得できるようになったりなど、父親の育児参加の”チャンス”は今後も増えるであろう日本。”イクメン”という言葉を聞くようになって久しいですが、実際のところ、その実態はどうなんでしょうか?今回はパパの育児事情についてのお話です。■ 育児に対する満足度、パパとママの間に大いにギャップあり!Q.育児に積極的に関われていますか?”クラシエフーズ”が実施した、「パパと子どものコミュニケーションに関する意識調査」によると、育児に対して積極的に関わっていると回答した父親は全体の約8割(「積極的」29.0%、「どちらかといえば積極的」50.5%の合計)。何とも素晴らしい結果ですが、母親目線で見てみるとどうでしょうか?Q.父親の育児への関わり方について満足していますか?このアンケートによると全体の56.5%が「満足している」(「満足」20.0%、「まあ満足」36.5%の合計)と回答したようです。母親の半数以上が、満足と回答しているのであれば合格ラインですが、父親のそれとはかなりギャップがあることが判明!父親の育児、もしかすると自己満足で完結されている方が多かもしれません。Ushico / PIXTA(ピクスタ)■ どうやればいい?”子どもと遊ぶこと”に困っている父親たち育児に対しての自己評価は高そうな父親たち。しかし、平日は仕事で忙しく、帰宅時間には既に子どもが寝ている……。そんな家庭が多い中で、父親の育児参加は週末が勝負!と言いたいところですが、父親が子どもと遊ぶ上での困りごとは結構深刻。「充分な時間が確保できない」というのはある程度理解できますが、「体力的に辛い」については、母親はたとえ風邪をひいても子どもと遊ぶんだけど……と筆者なら言いたくなります。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)また「何をすべきか分からない」「自分自身が楽しくない」という回答が挙がることはちょっと残念な印象ともとれます。しかし、女の子のお子さんであれば、”女の子らしい遊び”の経験が少ない父親は困ってしまうかもしれません。実際に筆者の娘はお人形ごっこやお姫様ごっこが大好き。夫はどうすればいいか最初は戸惑っていました。A_Team / PIXTA(ピクスタ)子どもと過ごす時間が父親の倍以上、と言われる母親たちは、父親に対しどんな遊びを期待しているのでしょうか?■ 母親が父親に”子どもと一緒にしてほしいこと”とは?母親に対して、”父親に子どもと一緒にしてほしいこと”を尋ねたところ、一緒に散歩や公園で遊ぶ70.5%スポーツ56.5%旅行など遠出をする55.5%キャンプなどアウトドアをする43.5%遊園地へ出かける43.5%上記のような結果となりました。母親は父親に「スポーツ」や「アウトドア」をしてほしいと感じていることが分かります。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)母親は、父親しかできない体を使う遊びや、家族を巻き込んで遊んでほしいと感じているようです。いかがでしたか?厚生労働省の調査によると、日本人男性の育児時間は欧米と比較すると非常に短く、”子育てと仕事両方を重視したい”という意識はあるものの、現実は仕事を優先しているそう。夫の家事・育児参加の時間が長いほど、第二子以降の出生割合が高いというデータもあります。平日は遊ぶ時間が取れないのは、どの家庭でも珍しくありません。父親との遊びを”楽しい”と評価するのは、子ども。そして遊ぶ時間は、”量より質”。YUJI / PIXTA(ピクスタ)母親たちは子どもとずっと遊んでいるわけではありませんし、手抜きして遊ぶことだってあります。父親の皆さん、まずは子どもの興味に目を向けることから始めてみてはいかがでしょうか?【参考】※クラシエ 子どもとおかしのアンケートVol.6パパと子どものコミュニケーションに関する意識調査※父親も子育てにかかわることができる働き方の実現について-厚生労働省
2018年07月12日こんにちは、ライターのホコリです。これから出産を迎える方、また、家族計画中の方は旦那様の育児休暇をとる予定はありますか?うちは里帰り出産をしない代わりに、夫に2ヶ月間の育児休暇 をとってもらいました。今回はそのときの体験談をつづっていきます。育休中の収入源大黒柱のお給料が入らないんじゃ生活していけませんよね。雇用保険に加入 していれば、最初の180日間は賃金の67%が給付されます。ただし、受給資格の条件を満たしていないといけません。**********・ 雇用保険の65歳未満の一般被保険者・ 満1歳未満の子供を育てるために育児休業をした人・ 育児休業を開始する日より前の2年間の間に月11日以上働いた月が12か月以上ある人・ 子供が1歳になる日(誕生日の前日)を超えたときに引き続き雇用をされる見込みがある人・ 雇用契約期間に定めのある人は、休業を開始する時に同一の事業主の元で、1年以上の雇用が続いている人**********うちは条件を満たしていたので受給できました。あとは時期的に夏季ボーナスと被ったのが幸いでした。旦那様の役目産後、新生児の娘と育休に入った夫との生活がスタートしました。1週間ほどは実母がお世話しに来てくれたりと至れり尽くせりでしたが、帰ってからは本当に二人で娘を育てていきます。一人暮らし経験者の夫は家事に関して一通りやってくれるので存分に甘えさせてもらいました。わたしは授乳やおむつ替え、沐浴などやっていましたが、もちろんこの機会は逃さず夫にも参加 してもらいました。産院で教わった粉ミルクの作り方、ゲップのさせ方、おむつの替え方、沐浴の仕方などを夫にレクチャーしながら教えました。嬉しかったのは、夜中に泣きだした我が子をあやしているときに一緒に起きてくれたことや、産後でぼろぼろの体のわたしに代わって、夜中の授乳や抱っこして寝かしつけてくれたことです。三人で過ごしてみて2ヶ月間三人で24時間過ごしてみて幸せだったなあと感じたのは、二人で眠る我が子を見つめている時間でした。初めての我が子はなにをしても可愛くて、今思えばわたしは夫が身の回りのことをしてくれて、二人して母性が爆発していたからマタニティブルーや産後うつにならなかったのかな、と思います。また、先ほども書いたように家事や育児を一緒にしてくれるので、産後のボロボロの体をしっかり休めることができます。これは妻にとっても大きな利点です。----------以上、いかがでしたか。実は産前には「もう家にいなくていいから、早く仕事に行ってほしい」…なんて思うかも!?と危惧していましたが、全くそんなことはありませんでした。夫は「できることならもっと休暇を取って、成長の瞬間を見守っていたかった」と話します。新生児のうちからたくさん触れ合う時間を過ごせたことで、父親としてより深い愛情を注げた のではないかと思います。<参考文献>育児休業給付について●ライター/ホコリ
2018年06月07日「ダイバーシティ(多様性)」が話題になることが多い昨今。女性がより働きやすい環境を整える企業が増えています。そこで今回は、オフィスビル内に保育施設を開園しているローソンの広報担当・村上さんに話を聞きました。ハッピーローソン保育園はローソン社員以外も使えるそもそもなぜオフィスビル内に保育施設を開園されたのでしょうか?「出産し、育児休暇を取得する女性が増え、復職の際の両立支援が必要になってきたためです。育児休職を短期間にし、早期復職を望む社員にとっては“戻りたいときに復職する”ことが可能になりました。子どもが待機児童になって職場復帰が遅れたり、出産をためらったりする声があり、すぐに戻ってこられるという安心感で、女性のキャリア形成を応援した思いがあります」(村上さん、以下同)ハッピーローソン保育園を利用した社員の方から、「復職を希望している時期に、子どもを預ける場所がみつからなくて、助けになった」という声もあるそうです。とはいえ、実際に利用するにあたって、何か条件などはあるのでしょうか?「お子さんの年齢が0歳児(57日目)~就学前までとなりますが、現在では、ローソンの正社員だけでなく、直営店舗のパートの方、自社及びグループ会社、近隣の契約締結企業の社員のお子さんも利用できるようになりました」ハッピーローソン保育園だけではない充実した制度ローソンでは保育施設の他にも、ママ向けの制度が数多くあると、村上さん。「弊社はお子さんが3歳になるまで育児休職を取得できます。小学校3年生以下のお子さんを持つ社員の場合、1日3時間までの時短勤務や、週3~4日勤務も可能になります。また、在宅勤務制度も活用できます」さらに、以下のような制度もあるそうです。【ベビーシッター利用補助】社団法人ベビーシッター協会による「ベビーシッター育児支援事業」を利用することで補助を実施し、繁忙期などに利用しやすいようにサポートする。【帯同転勤】配偶者が転勤により居住地変更となった場合、配偶者と同地区への異動を配慮して行う。【育児休職者へのIT機器(ノートパソコン)貸与による情報提供】育児休職中であってもイントラネット(企業組織内でのネットワーク環境)の画面で、社内情報を閲覧でき、またeラーニングでスキルアップなどのメニューを受講できる。【管理職向けダイバーシティ研修の実施】子育て支援への理解を含め、ダイバーシティ全体におよぶ研修を実施し、理解ある職場環境づくりを行う。あくまでも上記は一例で、実際にはさらに多くの制度があります。ただ、これらだけを見ても、働くママには有り難い制度が多数。働くママにとっては、上司や同僚の理解が必要になるケースが多いため、「管理職向けダイバーシティ研修の実施」などは、とくに重要な制度かもしれません。「結婚や出産などのライフイベントに伴って、出産休暇や育児休暇をしっかり取得できる制度と環境づくり、復職への環境を整えていくこと」が、今後の課題だと村上さんは話します。また、2017年2月末時点での社員数は、全体4261名(うち女性社員688名)、女性社員比率16.1%で、現在は女性社員を積極的に採用し、50%になることを目標にしているのだとか。少子高齢化が問題視されている今、出産や育児をすることは、社会のためにも重要である半面、育児休職が長くなればなるほど、社会人としてのキャリア形成には不利になりがち。そういったなかで、勤務先に保育施設や充実した制度があることは、働くママにとってはとても強い味方といえるでしょう。(文・奈古善晴/考務店)
2018年02月12日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。有給休暇の取得は、労働基準法で決められている私たち労働者の権利です。体を休めたり、ストレスを解消したりするためなどに使うことのできるものです。しかし、有給休暇に関しては知られていない部分があることも事実ですので、基本的なことだけでも覚えておくと働いているママやこれから働こうと思っているママにも必ず役に立つと思います。●有給休暇の基本知識有給休暇の正式名称は、“年次有給休暇”です。労働基準法の第39条で定められています。働き方が個々で違うため、条件と付与日数を一般労働者とパートタイム労働者に分けてみました。●一般労働者【条件】入社後6か月以上勤務していて、その間の全労働日の8割以上勤務した【付与日数】・6か月……10日・1年6か月……11日・2年6か月……12日・3年6か月……14日・4年6か月……16日・5年6か月……18日・6年6か月以上……20日※会社によっては、初年度から20日取れるところや、入社すぐから有休がもらえるところもあります。●パートタイム労働者【条件】週所定労働時間が30時間未満のパートタイムの場合は、勤務日数に応じて【付与日数】・週の労働日数が4日程度……6か月で7日 ・1年6か月で8日・週の労働日数が3日程度……6か月で5日・1年6か月で6日・週の労働日数が2日程度……6か月で3日・1年6か月で4日・週の労働日数が1日程度……6か月で1日・1年6か月で2日※年次が上がるごとに日数も1日ずつ増えるようになっています(勤続年数6年6か月が上限)。●有給休暇の請求と繰り越し●請求するとき基本的には、届出書(会社によって異なります)に具体的な月日と日数を書いて請求します。ただし、会社には“時季変更権”がありますので、変更を提案されることがある ことも知っておいて欲しいポイントとなります。※時季変更権……事業の正常な運営ができなくなるなどの場合に、時季の変更を希望・提案する権利(労働基準法の第39条第4項)●有休の繰り越し年次有給休暇の請求には、時効があります。本年分と前年分までの2年が限度 です。(労働基準法第115条)有休があることを知らなかったからといって、過去分を全て遡ることはできませんので、注意が必要です。●有休の買い取りについて原則としては、有休の買い取りは認められていません。古い話ではありますが、昭和48年の最高裁判決で、このようなことが言われています。『有給休暇を「与える」とはいっても、その実際は、労働者自身が休暇をとること(すなわち、就労しないこと)によってはじめて、休暇の付与が実現されることになる』仕事をするのではなく、休むことが目的として使われることが有給休暇の制度です。それを買い取ってしまうのは、筋からすれば外れていますよね。ただ、有休の買い取りに関しては、法的な義務を会社が負うことはない ため、有休の買い取りに応じるかどうかは、社員と会社の判断となるようです。私が以前に働いていた会社では、有休が取れなかった場合は買い取りを勧められました。仕事の状況などを考えますと、仕方がなかったと思っています。●派遣社員は有休がない?派遣社員の場合は、同じ職場に6か月いられるかどうかわからないという人もいるでしょう。でも、派遣社員でも有休は取れます。条件は、“入社後6か月以上勤務していて、その間全労働日の8割以上勤務していること ”となります。派遣会社経由で3か月の契約であったとしても、契約更新で引き続き雇用される場合がありますよね。その場合はもちろん該当になります。また、1つの派遣元(派遣会社)に在籍して勤務している場合(派遣先が違っても)も該当になります。●おわりに大切なことは、入社前でも入社した後でも“有給休暇に関すること”を聞いておくことです。会社には、就業規則を準備しておくことが義務づけられています。それを見てもいいですし、上司にあらかじめ聞くことも大切です。労働者としての当然の権利なのですから、臆せずに聞きましょう。働くママにとって有休は絶対に必要なものです。休みを確保できるかどうかはぜひ知っておくべきではないでしょうか。【参考文献】・『「困った!」時に助けてくれる 社会保障一覧表』小泉正典・監修【参考リンク】・有給休暇ハンドブック | 厚生労働省(PDF)()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/福永桃子
2017年03月15日海外ブランドのコンセプトやこだわりを伝える特集。記念すべき初回は、ベビービョルン株式会社へ訪問し、ベビービョルン代表の深井さんへ、インタビューしてきました!第二回目となる今回は、ベビービョルンの抱っこ紐について、その知られざる魅力やコンセプトをお伝えします!ビョルンの抱っこ紐は、日本の製品から生まれた!?知られざる開発秘話―――前回に引き続き、今回はビョルンの抱っこ紐についていろいろなお話をおうかがいできたらと思います。抱っこ紐が発売されたのは、いつのことですか?深井さん:バウンサーを発売し、ベビーブランドとしての地位を得た夫妻はある日、ストックホルムのベビー用品店である商品を発見します。それが、「kodomo」という日本製のおんぶ紐。まだこのころは抱っこ紐の文化がなかったのですが、ヤコブソン氏はすぐさま「これだ!」と思ったんでしょうね。そこから抱っこ紐の開発がスタートします。これが、1970年くらいのことです。―――抱っこ紐の着想が、日本のおんぶ紐だったということに驚きました!深井さん:しかし、当時北欧には背中に背負うという文化がなかった。ビョルンの抱っこ紐は「ボンディング=絆作り」というコンセプトでスタートします。小さな赤ちゃんをハートの近くで抱っこして、安心させる、肌で絆を感じるというのがビョルンの抱っこ紐の、開発当初からの想いです。抱っこ紐は、日本などではどうしても移動の道具で、モビリティが重視されがち。しかしビョルンは、赤ちゃんが生まれて右も左もわからない状態から、「いつも誰かがそばにいてくれる」「その人を好きになる」「親子の絆がうまれる」という、他人から親子になっていくそのプロセスを大事にしており、抱っこ紐はそれをサポートする絆作りのアイテムととらえています。生まれてすぐから、安心・安全に使えることが大事―――新生児向けの抱っこ紐というと、まずはビョルンのオリジナルが思い浮かびます。オリジナルは特にそのコンセプトに特に沿ったアイテムなのですね。深井さん:その通りですね。確かに、ビョルンの抱っこ紐はよく「小さなとき向け」と言われます。ビョルンのアイテムは抱っこ紐のラインナップはすべて、もともと赤ちゃんが小さな時期(新生児~4、5か月くらい)に合わせて作られています。成長して大きくなったら、それに応じて伸ばしていく、という構造です。そのため、小さなときに補助する部品をつける、トランスフォーム型の抱っこ紐は発売していません。いつも抱きしめて、愛情をかけてあげる。赤ちゃんとのはじめての絆作りに大切な4~5ヶ月の期間を、快適に、安全に使えるのです。大きくなると使えなくなる…との声があるのが確かですが、その小さな期間に特にベストな抱っこ紐ということで、今でもオリジナルが売れ続けています。装着ルールは、必ず“片手”しか使わないこと―――私自身もオリジナルを使っていたのですが、はじめての子どもを産んで育児で苦労していることが多いなか、この抱っこ紐にはたくさんのシーンで救われました。ぴったりフィットするので安心感があるのか、どんなに泣いていてもビョルンで抱っこすると落ち着いてくれる。それに、何より、抱っこをする工程がシンプルでラク。装着ストレスがないビョルンのバックルについては、「これ以上の発明はない!」と、日々感動していました。深井さん:このバックルは、自社開発をしています。毎日使うママはもちろん、慣れていない人にも使いやすい構造でなければならない。バックルはすべての抱っこ紐に採用されていますが、なみなみならぬこだわりがあるのです。ビョルンの抱っこ紐の装着シーンでの最も重要なルールは「赤ちゃんを抱っこしたあとは、片手しか使ってはいけない」ということ。抱っこ紐を使用するとき、片方の手は必ず赤ちゃんに接していることが装着ルールです。数あるほかの抱っこ紐だと、ママの首の裏のバックルをつける際などに、どうしても両手を要してしまいます。すべての装着動作を片手で行えること、かつダブルアクションで安全性に配慮を重ねています。―――確かに、片手であけられて、片手で締められる。片手でスルッと装着できる動作ばかりですね。深井さん:それと同時に、「取扱説明書を見なくても、誰でも正しくつけられる」、「真っ暗な状態でも正しくつけられる」このふたつを条件とした、シンプルな構造を心がけています。実際、テスト装着では、抱っこ紐を普段使わないユーザーの方に何の説明もなく装着してもらいます。また、暗闇のなかでも感覚だけでつけられるのか、というテストもあります。暗闇でも、手の感覚だけで正しく付けられる―――聞けば聞くほど、すごいアイテムだということがわかります。深井さん:私が目を瞑って実践してみますね。暗闇でも感覚だけでつけられる、というのは、例えば間違った方向にバックルをさしてしまった場合、入らないようになっています。正しい方でしか、入らない設計になっているのです。また、色覚の弱い方でも使えるように配慮されており、そのため左右が赤と青で色分けされているのです。これも、誰がみてもわかりやすい構造です。―――バックルをはじめとするこういったデザインは、すべてビョルン独自のこだわりなんですね。深井さん:世界的に有名な工業デザインのヴェリテと協力して、設計を行っています。人間工学デザインに長けていて、世界の車椅子や医療デザインを多く手がけている会社です。デザインは見た目だけでなく、機能的であり、どんな方でも使いやすいものでなければならないと考えています。ビョルンの抱っこ紐は、これからの家族像を描いている―――また、ビョルンの抱っこ紐と言ったら、「前向き抱っこ」も特徴のひとつだと思います。これも開発当初からの機能なのでしょうか。深井さん:自我が芽生え始めた赤ちゃんは、外の世界が気になるようになります。生後6か月くらいになると、好奇心が芽生えて何でもみたいと思うようになる。小児の整形外科医とも協働して、「前向き抱っこも大事なプロセス」とのコンセプトを持っています。―――前向き抱っこでのお散歩は、街中で大人気ですよね!また、男性にも使いやすいシンプルでスタイリッシュなデザインだと思います。街中で抱っこをしているパパの半数以上は、ベビービョルン愛用者だと思うのですが…。深井さん:ビョルンのデザインには、父親の育児参加の背景が深く関係しています。かつてスウェーデンでは1980年代から少子化傾向がありました。いまの日本と同じ状況ですね。そこで、女性が働ける環境を作ろう、と、男性の育児休暇を半強制的にとらせる制度を作った。現在では9割以上の男性が育児休暇をとっており、男性の育児参加は欠かせないものとなっています。そんな時代にデビューしたビョルンは、父親も使えるデザインでなければならなかった。ママがいないときにも使える、デザインと構造。これらの社会的な背景があって、ビョルンのブランドとしてのコンセプトが確立されてきたのです。子供がいる生活って、幸せなもの。それをサポートするアイテムでありたいと、ビョルンはずっと願い続けているのです。聞けば聞くほど素晴らしい、ベビービョルンの世界。次回は、ソフトスタイやお食事アイテム、トイレトレーニングアイテムなど、日本登場時に絶大な人気を得たプラスチック製品などについて、とことん解説します!
2017年01月23日すっかり時代遅れとなった「家事・育児は女性の仕事」という考え方。最近では育児に参加する男性を指す“イクメン”という言葉もすっかり一般的な言葉になりました。芸能人でもタレントのつるの剛士さんやお笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さんらがイクメンとして注目されています。と、表向きは男性の育児参加が当たり前のような風潮ができていますが、実際のところはまだまだ“男性の育児参加”が社会に浸透していないのが現状です。それを示すのが、厚生労働省が発表した2015年の男性の育児休暇取得率。なんとわずか2.65%です。なぜここまで日本の男性の育児休暇取得率が低いのでしょうか。その原因のひとつに“パタニティ・ハラスメント”というものがあると言われています。夫がなかなか育児に参加してくれない、と悩んでいる方。もしかしたら夫は“パタハラ”の被害に遭っているかもしれません。●男性の育児参加を阻むパタニティ・ハラスメント(パタハラ)働く女性が妊娠や出産・育児をきっかけに職場から嫌がらせを受けることを“マタニティ・ハラスメント(マタハラ)”と呼びますが、パタハラはこれの“男性版”にあたります。つまり、働く男性が育児参加をする上で育児休暇を取ったり休んだりすることを職場が阻害、またはそれをきっかけに嫌がらせをすることを指します。パタハラを受けた人の中には、出世コースから外されたり、退職に追い込まれたり という被害に遭った人もおり、深刻な問題といえます。●パタハラを受けた人のエピソード●(1)「会社をやめろ」と脅された『上司に3か月の育児休暇を申請したところ、「男が育児休暇なんて取るの?本気で言ってんの?」と言われ、さらには「もしどうしても取るんだったら会社やめたら? 」と脅されました。結局、怖くて育休を取るのは断念しました』(32歳男性/3歳娘のパパ)この方は、妻の体調が回復するまでの間は育休を取りたかったそうなのですが、上司に全く理解されず、退職を促すようなことまで言われたようです。育休を取った後のことを考え、結局育休は断念したとのこと。●(2)重要なプロジェクトから外された『私は育休は取れたのですが、その際「先方に迷惑だから」という理由で重要なプロジェクトから外されました。実際に育休を取る日までには終わるはずのプロジェクトです。それだけならまだしも、その後評価を下げられて給料を減給されました 。これってパタハラですよね?』(38歳男性/6歳息子・4歳娘のパパ)この方は珍しく育休を取得することができたようですが、それをきっかけに重要なプロジェクトから外されたり、不当な評価を受け給料を減給されたりといった嫌がらせを受けたそうです。●(3)「自分だけ恥ずかしくないのか?」と叱責された『社長に育休の申請をしたら「男が育休取るなんて馬鹿げてる。他の皆は我慢してきたんだ。自分だけ恥ずかしくないのか?」と同僚や上司の前で見せしめのように 叱責されました。結局、育休は取れずじまいです』(35歳男性/2歳娘のパパ)育休を取得する男性は少ないのが現状ですから、自分の会社でまだ誰も育休を取った男性がいないというケースも多いと思います。その場合、育休の申請をしづらいものですが、この方は勇気を振り絞って相談したそうです。すると、まるで見せしめのように他の社員の前で叱責されたとのこと。----------日本人男性の育児参加を妨げている要因の一つに、“パタハラ”があるのは間違いないでしょう。自分の夫が育児のために時間を割いてくれない、というママは、もしかしたら夫がパタハラに遭っているかもしれません。頭ごなしに「ちょっとは育児に参加してよ!」と責めるのではなく、理由を聞いてみるようにしましょう。二人で力を合わせることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。【参考リンク】・「平成 27 年度雇用均等基本調査」の結果概要 | 厚生労働省(PDF)()●文/パピマミ編集部
2017年01月15日男性の育児休業取得率はわずか2.3%(2015年厚生労働省調べ)。期間も2週間未満の短期間が半数以上だという現実。なかなか出会うことのなかった育児休業取得パパ。とうとう見つけました!長くて短い3カ月今年2016年4月から3カ月の育児休業を取得した上田千秋さん。復職して1カ月もたたない7月に、お散歩コースの商店街で待ち合わせをしました。1歳になったばかりの娘のNちゃんと一緒です。47歳でパパになった上田さんが“育休”を取得したきっかけは「疲れた妻をサポートして彼女のストレスを軽減したかったから」。温厚だった奥さんが、産後から少し強い口調になり、厳しい表情を見せ始めたことが気になっていたのだとか。マスコミ関係の仕事をされている上田さん自身も、約2年前に育休について取材。制度を知っていくうちに、実際に使ってみたいという気持ちが芽生え、実際に取得するに至ったそうです。では、取得してみてどうだったのでしょうか?変化や気づきなどを聞かせてもらいました。パパの気付き“世の中のお母さんはなんて大変な仕事をしているのだろうか・・・”「頭ではわかっていたんですよ、大変な仕事だって。でも実際にやってみて“実感”としてわかりました」と上田さん。朝起きて食事を作り、食べさせてから子どもを連れて散歩。合間に洗濯、掃除に買い物。育休中は料理にも挑戦したそう。「育児だけでなく、次から次へと迫ってくる“家事”と“雑事”。読書やランニングの趣味も少しは楽しめるかと期待していたのですが、甘かったです」育休前も休みの日は子どもと過ごしていた上田さんですが、それはただの“いいとこ取り”でしかなかったと言います。「もう1つ誤解していたのは、働いているママだけが大変だと思っていたこと。でも実際はそうではなくて、専業主婦のママもものすごく大変だと知りました」育休に入ってから、大人との会話がめっきり減った上田さん。上田さんの場合は専業主婦の妻が家にいたことで、孤独を感じることはなかったそう。でも妻は毎日、朝から晩まで子どもと1対1。仕事という別の世界、逃げ場のない主婦がひとりで育児と家事をこなすのはとても大変なことだと体感したと言います。「この3カ月でお母さんを見る目が変わりましたね。自分の母親も含め、妻にもより感謝するようになりました」。母親代表の一人として、私まで感謝されている気分になる、うれしい言葉でした。「それと“虐待”などは一部の特別な人がすることだと思っていましたが、問題行動の裏には必ず何かがある。そしてそれは特別なことではなく自分たちの日常にも普通にありうることなのだと、実感しました」。この3カ月で以前より視野が広くなった、と話してくれました。ママの感想“週末のお楽しみ子育てから、一緒に子育てをするスタンス”に変化「育休取得前は、夫にとって子育ては週末のお楽しみ!で細かいことは私におまかせでしたが、育休に入ってからは“一緒に子育てをする”スタンスに変化しました」と妻のYさん。成長著しい1歳前の3カ月間を子どもと一緒に過ごすことで、通常だとパパが見逃してしまいがちな“はじめての○○”を、たくさん見てもらえてよかったと、Yさんもうれしそう。以前から食事の準備以外の家事はやっていた上田さんですが、育休中は料理もがんばりました。クックパッドなどでレシピを調べ、パスタ、煮物、中華も作れるように。「『大きくなったら食べてくれるかな』と、将来娘のために料理を作ってあげたいという思いがあふれていて、微笑ましかったです」。Yさんがパパの変化を一番感じているのかもしれません。同時に「子どもがグズる中での料理が、いかに大変かを知ってもらえてよかった」と、強調。実はどれだけ大変でわずらわしいことかを体感してもらうために、料理中の上田さんの足にNちゃんがまとわりつくよう、あえて放置してみたのだとか!口で伝えるよりも実際に感じてもらう作戦です。これからパパになる後輩たちにメッセージを「育休を取得するかどうか迷っているのなら、取った方がいい。しかし20代30代、私はそういう考えを持たなかったし、正直持つ余裕がなかったです。だから後輩たちに“取るべきだよ!”と大きな声では言えないな...」と上田さん。ある程度の年齢になり、人生を振り返る時期だったからこそ育休を取得できたのかもしれないと。「たとえ育休を取得しなくても30分早く家に帰る、お皿洗いや洗濯物を干す、朝は子どもの世話をしてから出勤するなど、男性がやれることはまだまだいっぱいあります」。会社帰りに居酒屋店に立ち寄ったり、マージャンに興じていた自身を振り返ってのコメントでした。「育休は男性も取るべき!どんどん取りましょう!」というメッセージを期待していたので、この返答に驚きを隠せなかった私。確かに働く男性として、会社での立ち位置や仕事内容もいろいろあって、簡単には言えないでしょう。それに妻の立場としても夫に無理を言えないのは私も同じ。まだまだ男性の育休取得は社会に浸透していないのです。最近は保育園の送迎にもパパの姿を多く見るようになりました。育休取得とはいかなくても、毎日子どもの世話や家事をしているパパの存在、そして上田さんのように勇気をもって育休を取ったパパの存在、こうして取材に気持ちよく応じ表に出てくれたこと、これらの小さな積み重ねにより世の中の流れは少しずつ変わっていくはず。そう信じて、今後もパパ取材を続けていきたいと決心したのでした。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月18日歌舞伎役者で俳優の市川海老蔵さん(38)が、乳がんと闘病中の妻、小林麻央さん(33)のために長期休暇を取得したことが話題を呼んでいます。2016年7月14日掲載の『女性自身』によると、海老蔵さんは8月から9月にかけて38日間の休みを取得したとのこと。歌舞伎公演やドラマの収録などで1年のうち数日しか休みが取れないと言われている海老蔵さんがここまでの長期休暇を取るのは異例中の異例だと報道されています。海老蔵さんは日頃から忙しい仕事の合間を縫って献身的に麻央さんと子どもたちを支えてきましたが、今回の長期休暇では家族旅行をする予定とのこと。海老蔵さんの妻思いなこの行動に、世間からは賞賛の声が相次いでいます。●海老蔵、麻央のために38日間休暇を取得! 世間では「イケメンすぎ」「格好良い」と賞賛の嵐『過去にはトラブルも起こしていたけど、海老蔵さんはやっぱり立派な夫だよ』『暴れん坊で有名だった海老蔵がここまで変わるとは……よっぽど小林麻央のことが好きなんだな』『余計な詮索はしない!ただひと言。海老蔵、格好良いな』『素晴らしい!でも、最後の思い出作りってことはないよね……?』『正直海老蔵ほどのスターが38日も休みを取るって大変だったと思う。きっと勸玄くんも喜ぶね!』『家族を守る最近の海老蔵がイケメンすぎるな』『自分が病気のときって、家族に側にいてほしいもの。海老蔵はそれを分かってる』『すてきすぎる。この旅行を機に快方へ向かいますように』などなど、ネット上では海老蔵さんの家族思いな行動に胸を打たれたという人が多く見られました。以前テレビ番組で麻央さんは海老蔵さんへ「結婚して本当に良かった」とメッセージを送り、それを聞いた海老蔵さんが目を赤くするという一幕がありました。さまざまな苦労を乗り越えてきた二人だからこそ、麻央さんの大病も無事克服できると信じたいですね。【画像出典元リンク】・ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ/●文/パピマミ編集部
2016年07月14日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。国会議員の育児休暇取得に関する報道の盛り上がりを機に、育児休暇取得の是非や可不可がよく話題に上っています。法律的にも世間一般でも一応は認められている育児休暇ですが、実際に取得している男性はそれほど多くありません。その原因は、育児休暇取得になんらかのマイナス面があるからだと想像できます。せっかくの制度が十分に運用されないのは何故なのか?育児休暇取得の前に立ちはだかる壁と今後の課題についてまとめてみました。●男性の育児休暇取得を阻止するのは、パタハラと家族からの反対パタハラとは、父性を意味するパタニティにハラスメントをプラスした造語。平たくいうと、上司の理解や同僚の協力を得ることができず、育児休暇を取得できない・しにくい環境が作られている状態をいいます。「男は外で働き、女は内を守る」 という考えがまだ日本社会に根強くはびこっていることを思い出させてくれます。では、“家族からの反対”とは何か?夫が育児休暇を取れば、妻からは「経済的な不安」、親や兄弟といった親族からは「男なのに?」というパタハラと「出世に響くのでは?」という心配の声があがり、育児休暇取得を後押しするどころか、反対される ことも少なくないようです。●女性の育児休暇取得を阻止するのは、“復帰保証”が不十分だから男性の育児休暇が数週間から2、3か月といった短期間であることが多いのに対し、女性の育児休暇は半年から1年以上と長期間になることが多いです。育休を取得させる企業側としてはその間の穴埋め人事が必要となり、取得する本人が戻りづらい状況に陥りやすいという特徴があります。また、育児休暇から職場復帰した後も子どものための“休暇・遅刻・早退”や“時短勤務”が必要となりますが、それを理解してくれる企業は多くはありません。そのため、育休を取りたい人は「取得前と同じポストに戻れるのか?」 「取得前と同じだけの仕事内容をこなせるのか?」と不安を感じて取得を断念する傾向もあります。●パパの90%近くが育児休暇を取得するスウェーデンの例ちなみに、男女ともに育児休暇取得率の高い国スウェーデンでは、育児休暇は「取得するため」の制度として受け入れられているため、国民たちは法律で定められている夫婦で合わせて480日間という育児休暇を、「取らなきゃ損」と考えています。そう、彼らにとって、育児休暇は公的サービスや税金還付のように“当然の権利” なのです。スウェーデン人たちがそう考えるように至った経緯には、政府が“あの手この手”で後押しを続けていることが関係しています。480日間のうち男性だけが取得できる日数を設定することで、男性の取得を進め、取得期間も子どもが8歳になるまでと長期的視野に立っています。このような、政治的な決定という後押しが取得者数を押し上げ、その結果社会全体が「育児休暇を取得すべきだ」という風潮へと流れていく好循環を作りだしているのです。●日本の問題は育児休暇取得者例の少なさにあるこのように、日本で育児休暇が取りにくいという問題の根っこにあるのはシンプル極まりない事実、“ 育児休暇取得者数が少ない” ことにありそうです。日本政府もそれなりの後押し政策を考えていますが、スウェーデンに比べるとまだまだです。日本政府には、さらに強力なリーダーシップとパフォーマンスとで、育児休暇取得を盛り上げてもらいたいものです。そして、子どものいる親は育児休暇を取得するのが当然の社会が育てば、上司も同僚も親族も育児休暇を取得する可能性が高く、職場ではお互いに協力して穴埋めをするのが当たり前になってくるはずです。【参考リンク】・男性の育児休暇の取得に関する意識調査結果 | ユーキャン()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月08日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜
もともと妊婦健診で小さめとは言われていましたが、正期産の時期に近づくにつれおなかの中の子の体重も徐々に増えていき、先生からも「2,500gを超えたからとりあえずひと安心!」と言われていました。しかし、ひと安心の言葉をいただけた妊婦健診の次の日、妊娠36週4日で突然破水し、心の準備ができないまま出産。生まれてみれば娘は2,280gの低出生体重児でした。娘はすぐ保育器へ入り、私の部屋にくることができませんでした。 保育器から娘を眺めるだけの日々入院中の娘は保育器に入っていたため、私はお世話ができず、3時間ごとに搾乳して母乳を助産師さんに届けることしかできませんでした。1日1・2回の抱っこを除いては、保育器越しに娘を見守るだけの日々。 娘より私が先に退院することになり、ひとりにしてしまうことがかわいそうで寂しくて、泣いてしまうことも……。 助産師さんから「この子、ママのおっぱいたくさん飲んで、早く大きくなっておうちに帰りたいんだね」と励まされ、また涙。そして「娘は頑張っているのに私が落ち込んでいたらダメだ!」と気づきました。 私が唯一できたことは、娘が保育器から出たときに母乳をたくさんあげられるよう、毎日朝も夜も3時間置きに搾乳を届けることでした。 やっと退院! 直接授乳に感動の涙たくさん母乳を飲んでくれたほか、助産師さんのケアもあって何とか体重も増え、生後8日目で退院できました。 助産師さんには娘に会えない不安などを相談するたびに励ましてもらっていたので、本当に感謝しています。初めて授乳したとき、「もう搾乳して届けなくても直接飲んでくれるんだ」「私たちの間に保育器はないんだ」と思うと涙が止まりませんでした。 これから始まる育児に不安や心配はありつつも、とにかく娘と一緒にいられることがただただうれしかったのです。そして退院後、娘は順調に体重が増えていき、今では成長曲線の真ん中で体重が推移するほどの成長ぶりです。 育児ができない日々が私を強くしてくれた育児が思うようにいかないときも、「育児がしたくてもできないことのほうがつらかった」と思えば、何でも頑張れます。助産師さんに「今は、ママは休んでて。もうすぐたくさんお世話になるからねって言ってくれてるのかもね」と言われたこともありました。 娘が保育器に入りお世話をしてあげられなかった期間は、娘が私の体を休めてくれてたんだと思い、その分これからの育児に100%力を注ぎたいと思います。 妊婦健診では2,500g超えていると言われた娘は、生まれてみれば2,280g。妊婦健診での体重は正確ではないとわかっていながらも、戸惑いました。娘を保育器越しにながめるだけだった日々は一生忘れません。この先どんなに育児が大変でも、お世話してあげられることの幸せを忘れずに、娘と向き合っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ささたにあかね0歳の女の子のママ。簿記検定を取得し、学校法人で経理の経験あり。育児についてメディアやブログで執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年04月25日第一子出産後のことです。子どもを持つつもりがなかった私たち夫婦に赤ちゃんが! 産後バタバタで余裕がない中、夫の後輩に出産祝いを渡すことになったのですが…。時間にもお金にも余裕がない産後に、出産祝いを渡すことになり…第一子の出産後の話です。当時、私は30才、夫は32歳でしたが、お互い再婚だったこともあり、「子どもはいらないかな」と話しており、定職にも就かず、夫婦で自由気ままに過ごしていました。しかし、程なくして私は妊娠! 無事に第一子を出産しました。 産後は本当にバタバタで、赤ちゃんのお世話で忙しいなか、お祝い返しを探さなければならず、でもお祝い返しには思った以上にお金もかかり、身も心もあわただしく過ごしていました。 そんな矢先、夫の後輩が出産! 夫に「何かお祝いを渡したい」と言われました。でも、お祝いを探す時間もなく、素敵なお祝いを渡すには、今のわが家の財政では厳しい…。そこで苦肉の策として、うちの第一子と後輩の子どもが同じ性別ということもあり、わが子のお祝いに頂いたタオルセットを、後輩のお祝いに使い回すことになりました。 しばらくたったある日のこと、ある人から、わが家が後輩へのお祝いで贈ったタオルセットには、わが家の息子の名前が入っていたことを聞きました。私は驚くやら、恥ずかしいやら…。後輩の方にも本当に申し訳ないことをしたと思いました。 こんな失敗をしてしまったので、第二子以降は、お祝い返しもお祝いも手を抜かずに事前にリサーチするようになりました。頂いたお祝いはしっかり中身を確認することはもちろん、出産前からお返しにかかるお金や時間を頭に入れておくことが大切だと思います。 作画/加藤みちか著者:楓ママ
2024年04月24日第一子の妊娠中。切迫早産で入院していたときのこと。「生活費に使って」と、私がふだん管理しているキャッシュカードを夫に預けました。退院して明細を確認すると……。 キャッシュカードを夫に預けたら…切迫早産の症状が落ち着いたので、2週間で無事退院できました。家に戻って通帳を確認すると約10万円の引き出しが……。たった2週間で10万円。何に使ったのかと夫を問い詰めると「毎晩、同僚とメシ(飲み)に言ってた」とのこと。呆れて何も言えませんでした。 妻とおなかの子どもが切迫早産の危機にあるなか、毎晩のように飲み歩いていたと思うと……。夫は切迫早産についてきちんと理解できていなかったようです。子どもが生まれてお金がかかるというのに情けないと思ってしまいました。 もう二度と夫にキャッシュカードを持たせないと誓いましたが、第二子出産のために里帰りしたとき、やむおえず再び夫にキャッシュカードを渡しました。口酸っぱく「使いすぎに注意して」と言いましたが、蓋を開けてみるとやはり残高が底を尽きかけており……。預金のいくらかを別の口座に移しておいて良かったです。 ◇ ◇ ◇ 計画的にお金を使うことの大切さはわかっていても、実行するのは難しかったりしますよね。家計簿アプリで見える化するなど、対策しながら気をつけて使ってほしいですね。 イラスト/さくら著者:粒来 杏
2024年04月24日子どもが2歳のとき。2人目を妊娠していた私と義父母の4人でショッピングモールに行きました。お昼ごはんをどこで食べようかと話していた一瞬の隙に、子どもの姿が見えなくなり……。 一瞬の隙に息子の姿が見当たらず…義母と話していた一瞬の隙に息子がいなくなり、パニックになった私。すごく焦り、慌てて周囲を探し始めました。 すぐそばにゲームセンターがあったので、おそらくここにいるのでは?と懸命に探したところ、息子を発見。ゲームセンターにある幼児用の小さなメリーゴーランドに乗っていました。 息子の近くに見知らぬ女の子とお母さんがおり、女の子が乗ろうとしたときに息子がもう一台の馬に乗ったそうです。悪意のない涼しい顔で、ひと様のお金で遊具に乗っている息子。 無事だったことに安心はしたものの、女の子のお母さんに平謝り。お金を払おうとしましたが、「娘が乗りたいと言っていたので大丈夫ですよ」と優しい言葉をかけていただきました。息子の行動に恥ずかしいやら申し訳ないやらで、もう二度と目を離さないと誓いました。 ◇ ◇ ◇ お子さんが無事でよかったです。ショピングセンターなど子どもにとって誘惑が多い場所ではなかなか難しいですが、手を繋いで歩く、ひとりで行動しないように約束するなどで迷子を防ぎたいですね。 イラスト/シュー子著者:足立香織
2024年04月24日お買い物に行った男の子。パパに「一個だけ買ってあげるから選んでいいよ」と言われて…さて、どんなものを選んだのかな? 好きなお菓子を選んでいいよ♪ スーパーでパパに「好きなお菓子を一つだけ買ってあげるよ」と言われた男の子。 どれにしようかな〜?パパの言葉を聞いて、一生懸命お菓子を選んでいると… マイクのお菓子を見つけました♪ マイクに決定かな? どうやらマイクのお菓子が気に入ったようです! おうたを歌ってご機嫌に♪ 「あぁ〜♪」「ちゅ〜よ〜♪」 マイクのお菓子を持ってご機嫌に歌ってみます ニコニコ笑顔で歌う姿、とっても可愛いですね。 なんのおうたを歌っているのかな? マイクのお菓子が気に入った様子の男の子。レジに行く間も、マイクを持ちながらご機嫌に歌います(笑) なんのおうたを歌っているのかな?とよーく聞いてみると…「せ〜んろがつづく〜よ〜」とまたまた大熱唱♪ 「せんろがつづくよどこまでも」を上手に歌っていますよ! マイクのお菓子にテンションが上がっているのが、こちらにも伝わってきますね。 レジについてお会計。お気に入りのマイクのおもちゃを店員さんに差し出す男の子。 嬉しそうな様子はぜひ動画でご覧くださいね。可愛らしくて、思わずクスッとしてしまいますよ。 たくさんお歌が歌えるね♡ マイクのお菓子を買ってもらえてとっても嬉しそうな男の子。お家でもたくさん歌ってね♪ YouTube「むに男@munio」では、他にも思わずクスッと笑ってしまう動画がたくさん配信されています。むに男君とじぃじやばぁばとの掛け合いも大人気♪どれも癒されるものばかりで、孫愛が伝わってきますよ。また、InstagramやTikTokも更新しているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。 【癒し】むにスマイルが可愛すぎる|むに男画像提供・協力/むに男
2024年04月24日私と同じ時期に妊娠していた友だちA子から「お互いの出産祝いの金額をそろえよう」と提案された私。A子の出産後、私は提案された金額通りの出産祝いを贈ります。しかし、私の出産後には……? お祝いの予算ってそろえなきゃだめ?私の出産後、A子は数人の友だちとお金を出し合って出産祝いを用意してくれました。とてもうれしかったのですが、内祝いの準備をしていた際に、いただいた出産祝いの品はA子が提案してきた予算の半額にも満たないことが判明。祝いの品の金額にこだわるつもりはありませんが、事前に予算を提案されていたこともあり、私はモヤモヤしてしまいます。遠回しにA子に電話で話を振ってみると「じ、実は私個人からも贈ろうと思ってたお祝いがあって〜」と言われ、後日おむつやおしり拭きの消耗品を追加で贈ってくれました。本当に最初から追加で買うつもりだったのかは不明ですが、結果的に同じくらいの金額になったので気持ちはスッキリしました。 出産などのお祝いは、本来は気持ちが大切だと思います。しかし今回は、予算をそろえようという話になったたことで、普段なら金額について考えないのにモヤモヤしてしまうことに。予算を決めて贈るのは私には合っていないと感じました。今後お祝いを送る際は、自分が心から贈りたいと思うものを、金額を気にせず選びたいと思います。 作画/yoichigo著者:永田えみ
2024年04月24日娘の幼稚園のお友だち家族が家を建て、その新居にお邪魔することになりました。娘も私も当日を楽しみにしていましたが、よりによって私はママ友宅へ行く前日に生理に。新しい家を汚してしまわないか、終始落ち着かずソワソワしてしまい……。 娘の友だち家族の新居へ娘の幼稚園のお友だち家族が家を建てました。以前から家を建てているという話は聞いていて、ママ友たちの間でも、「完成したら遊びに行きたいね」という話で盛り上がっていました。 しばらくして家が完成し、引っ越しも終わったとママ友から連絡が。そして、「新居に招待したい」と言ってくれ、私はママ友とやりとりをし、さっそく遊びに行く日を決めたのでした。 予定していた前日に生理にそして、ママ友宅へ遊びに行く前日。娘は「明日はお友だちの家に遊びに行くのが楽しみ」と言いながら寝て、朝起きた瞬間から「今日はお友だちのお家に遊びに行く日だ」とワクワクしていました。 私も楽しみな気持ちはあれど、ソワソワとした気持ちも。なぜなら前日に生理がきてしまい、ママ友宅へ遊びに行く当日は生理2日目だったから。よりにもよって経血量の多い2日目とかぶってしまうなんて。もし経血が漏れて新しい家を汚すこととなってしまったら……、ナプキンを替えるためとはいえ新しい家のトイレを何度も借りるのは気が引ける……と、気にかけないといけない点が多くあり、不安でいっぱいだったのです。 とはいえ、ママ友宅に行くことには変わりありません。そのため夜用のおしりまでカバーする大きめのナプキンを着け、消臭タイプのあるサニタリーバッグを持参し、準備万全でママ友宅へ行くことにしました。 経血漏れが気になって仕方ない初めてお邪魔するママ友宅。新しい家ということもあってとてもきれいで娘は大興奮です。私も「新築の注文住宅、うらやましいな~! すてきだな~!」と思いながら見学。そして、大はしゃぎで遊んでいる娘たちを見て、私は「生理で不安な気持ちはあったけど、遊びにきてよかったな」と思いました。 その後、娘たちが遊ぶ様子を見ながらママ友との会話をしている中で、いつのまにか生理であることが頭から抜けていて……。娘を抱っこした瞬間に、経血がドバッと出る感覚で「そうだ、生理中だったんだ」とハッとした私。 多い日用の大きいナプキンをしてきているので、経血漏れは大丈夫だろうと思っていても、結構な量が出た感覚があり、不安になってしまって……。 心配になって一度だけトイレを借りましたが、経血漏れはしていないようで安心。持参していた大きいナプキンに取り替え、使用済みのナプキンは持ってきたサニタリーバッグに入れ、持ち帰りました。またトイレから出る際は、便器に経血汚れが付いていないかも念入りに確認しました。 その日の滞在時間は2時間程度で、そこまで長くない時間でしたが、経血漏れを気にしはじめてからの時間は私にとって長い時間に感じました。今回はお互いにパパが仕事ということもあり、パパは不参加でした。そのため、次回はパパも参加できるホームパーティーを計画しています。次回は生理ではない日にして落ち着いてゆっくり楽しみたいです。 著者/Sugar111(佐藤幸代)作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年04月24日子どもの1歳の誕生日を迎えたときのことです。私たちは、家族でささやかながらも特別なお祝いをしようと計画していました。しかし、この計画に水を差す出来事がありました。ちょっとこれは…近所に住むママ友から突然、子ども用の高価なブランド服をプレゼントされたのです。これがきっかけで、予定していたお祝いの雰囲気が一変しました。私たちは普段から質素な生活を心がけており、子どもにもその価値観を伝えていきたいと考えていました。そのため、ママ友からの高価なプレゼントに困惑してしまいました。 ◇ ◇ ◇ 夫と相談の上、感謝の意を伝えつつ、今後はこのような高価なプレゼントは遠慮したいという旨を伝えました。すると、ママ友は少し驚いた様子でしたが、私たちの価値観を理解してくれました。この経験を通して、私たち家族の価値観を大切にすると同時に、人との関係性においては率直なコミュニケーションの重要性を改めて感じました。 作画/さくら 著者:高橋絵里40代、結婚7年目の専業主婦。主人、子供2人、ニャンズ2匹の4+2人家族です。
2024年04月24日結婚してすぐに、義母から子どもを急かされていた私たち夫婦。3年にわたる不妊治療の末、第一子を妊娠しました。やっと義母のお小言から解放されると思ったのも束の間、今度は「性別はわかったのか」と問いただしてきて、そして挙句には……。 義母の決めつけ私の顔つきや妊娠してからの様子を見て、「絶対男の子が生まれる!」と決めつけた義母。私たち夫婦は性別関係なく子どもがほしいと思っていたので、顔を合わせるたびに「男の子だ!男の子だ!」と言ってくる義母にウンザリしていました。 「おそらく女の子だろう」と医師から言われたので、そのことも伝えたのですが、一切聞く耳を持ちません。 さらに、出産後に着せるベビー服を買いに行くときについてきた義母は、「私が買ってあげるから」と言って、恐竜などが描かれた服を購入していました。 前々からおなかの中の子どもの性別を勝手に決めつけられて、不快だった私。義母に言われたことを正直に夫に話すと、夫も怒っていました。 出産間際まで「絶対に男の子!私の買ったお洋服を着せてね!」と連絡をしてきた義母。 しかし、医師から告げられていた通り、生まれてきたのは元気な女の子でした。 男の子が生まれてくると思い込んでいた義母はあからさまにがっかり。未だに「男の子だと思っていたのに……」と愚痴をこぼしています。 性別がどちらであっても、健康に育ってくれることが私たち夫婦の一番の望み。夫と相談して、義母とは適度な距離を保って、じょうずにお付き合いをしようと思っています。 イラスト/きりぷち 著者:大野さとこ
2024年04月24日私は28歳の会社員。フルタイムで働いています。夫は長年実家暮らしで、家事が苦手。結婚前から「家事は妻がやるべきだと思うんだよね」と家事に非協力的な考え方でした。結婚してからも家事をまったくしないばかりか、自分が出したものを片付けたることさえせず……。家事育児を妻に押し付ける夫疲れ果てた私が手伝ってほしいと伝えたところ、「え? 何言ってんの? 結婚前に俺、家事はしないって言ったじゃん」なんて言う始末。 その後、第一子を出産。しかし夫は子どもを抱っこすらしません。 「お前は育児休暇中なんだから、1人でしっかりやってくれよ」と言い、相変わらずダラダラしています。 「寄生虫になるってこと?」自己中夫に我慢の限界!私は思い切って、夫と話し合うことに。「家事も育児も全部私が担当のまま、2カ月後に仕事復帰なんてできない」と伝えたものの、「昼間は保育園があるから大丈夫だろ? 忙しぶっているけどやってみないとわからないだろう?」と聞く耳を持ってくれません。 「手伝ってくれないなら仕事復帰は無理だから、仕事を辞めて専業主婦になる」と伝えると、「専業主婦? 寄生虫になって俺にたかって、一生暮らしていくつもり? 世の中なめてるの? 仕事辞めるなら離婚だぞ!」と言うではありませんか! ひどすぎる夫の言葉を聞き、私の堪忍袋の緒がブチン! 時代錯誤すぎる発言に思いやりの欠片もないただの自己中男だと悟った私は、溜まった不満を一気に伝えました。 「自分は何もせず、人にはすべてを押し付けて何様のつもり? 家事育児は女の仕事って、何時代の人間なの? なんで2人の子どもなのに、私1人で育ててるの?」 「俺のほうが給料が高いし、男が偉いに決まってるだろ!」 時代錯誤すぎる夫の言葉にカチン! 実は、夫のプライドを守るために伝えていませんでしたが、私は昨年出世し、今では夫よりも断然収入も多いのです。その事実を突きつけた途端、夫は慌て始めました。 男も家事育児をしなさいと言ってきたのに……私は記入済の離婚届を投げつけ、子どもを連れて家を出て行きました。事情を聴いた義両親は「何を偉そうなことを言っているんだ! これからの時代、男も家事育児をしなさいとあれだけ言ってきたのに」と激怒。無事離婚は成立し、夫は養育費を払うことになりました。 家事や育児が苦手だったとしても、やろうとする気持ちがあればできることだってありますよね。苦手だから相手に押し付けるのは単なるわがまま! 自業自得ですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年04月24日公式戦が始まったけど、試合があったことをチームのインスタで初めて知る、ということが何度もあった。同級生は呼ばれているのに息子が呼ばれてない。親として恥ずかしいしショック。これから頑張っても試合のメンバーに選ばれないなら移籍すべき?と悩むお母さんからご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<出場時間の短い息子、興味があるバレーボールに転向したほうが良いという妻と意見が割れてます問題<サッカーママからの相談>初めまして、よろしくお願いします。息子は小学3年生で県内でも強豪のクラブチームに所属しております。2年生から公式戦も始まったようですが、息子には声がかかっていないので、試合があった事さえ知らないのです。チームのインスタで試合があった事を初めて知るという事が何度もありました。同じ小学校の友達は試合に呼ばれているようで、なんだかこの状況が親として恥ずかしく感じてきました。2年生ですでに選抜されている事にショックなのと、これから頑張っても選抜されないのではないかと不安になっております。このままこのチームに所属して練習のみに参加するべきか、他のチームに移籍するか悩んでおります。 ここからの逆転劇はありますでしょうか?毎日家でもコツコツ練習していて、確実に上手くはなっています。 サッカーも大好きで、息子はチームが好きなのでここで続けたいと言います。高学年になり、試合にも呼ばれないと同じ小学校のチームメイトから馬鹿にされたりしないかなど勝手に私が心配しています。本当に情けないのですが、アドバイスを頂けたら幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。チームのインスタグラムでチームメイトが試合に参加することを知るなんて、息子さんはどんなにかショックだったことでしょう。ぜひ励ましてあげてください。■レギュラーだけに試合を告知するチームのやり方はおかしいとはいえ、お母さんが「なんだかこの状況が親として恥ずかしく感じてきました」という告白は、少し残念です。解釈が間違っていたら申し訳ないのですが「親として恥ずかしい」の言葉が、息子が試合に呼ばれていないことを指しているととれるからです。受け取り方はさまざまあるでしょう。しかし、私はこの「レギュラーにだけ試合告知する」というチームのやり方に憤りを感じます。少年団ではなく民間のクラブチームですから、クラブ員全員に平等なプレー機会と楽しくプレーできる環境を与えるのが本来の使命です。人数が多ければ参加する大会を分けて、子どもたちにその都度説明すべきです。それをこっそり隠れてエントリー組にだけ知らせて試合に連れていくなど、教育的配慮に欠ける以上に人としてどうでしょうか。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■戦力ダウンになるからレギュラー以外帯同させなかったチーム実は、都内にあるクラブが以前、都大会の地域予選で同じことをしました。8人制です。記憶があいまいで申し訳ないのですが、エントリーが十数人。1試合のうち確か12人程度を必ず試合に出場させなくてはならないレギュレーションでした。ほかのチームはエントリーぎりぎりまでの人数を参加させ、12人出場を順守していました。ところが、そのクラブは9人しか連れてきていませんでした。レギュラー以外の子どもを出場させると戦力ダウンになるからです。■補欠だからしかたない、ではなくチームの大人に情けなさを感じてほしいあとで、そのクラブで試合に呼ばれなかった子どものお母さんから話しを聞くことができました。お母さんは「うちのクラブはガチガチの勝利至上主義なんです。試合があることを知らされなくても、私たち補欠組は仕方ないねとあきらめています」と涙ぐんでいらっしゃいました。聞けば、そのクラブは代表であるコーチの方の息子さんはJリーガー。プロを輩出したクラブとしても有名でした。さまざまなブランド力の前に、誰も何も言えない状態でした。十数年前の話ですが、いまだに同じようなことが行われていることにがく然とさせられます。息子さんが試合に呼ばれないことを、お母さんが残念に思う気持ちは私も同じ親としてよくわかります。しかしこの場合は、息子さんよりも所属するクラブの大人たちに対して情けなさを感じて欲しいです。■お子さんにはどうあって欲しい?レギュラーで活躍するのが最優先なのかここから三つほどアドバイスさせてください。ひとつめ。まずは子育ての原点に還ってみましょう。一度胸に手を当てて考えてみてください。お母さんは何のために子育てをしているのでしょうか?子どもにどうあってほしいですか?「このままこのチームに所属して練習のみに参加するべきか、他のチームに移籍するか悩んでおります。 ここからの逆転劇はありますでしょうか?」とあります。サッカーではいつもレギュラーで活躍してほしくて、そうではない息子さんを許せないのでしょうか?違いますよね?お母さんは、息子さんをサッカーのプロ選手にするために産んだわけではないと思います。それなのに、相談文には「恥ずかしい」「情けない」がたくさん並びます。息子さんに対して負の感情を抱いていることが伝わります。「私は何のために子育てしているの?」そこに注目すると、おのずとどうすればいいかが、わかると思います。■不安かもしれないが、親は我が子を肯定してあげよう2つめ。お母さん、「心配するのが親の役目だ」と昔々の子育て観に縛られていませんか?前述したように、移籍すべきかどうかと悩んだり、試合にも呼ばれないと「馬鹿にされたりしないか」と心配しています。このようにお母さんが不安になるのは、レギュラーのみ試合告知するようなクラブにいるのも理由のひとつかもしれません。息子さんのサッカー環境は決してポジティブなものではないようです。しかしながら、お母さんご自身が息子さんを肯定していないことも大きな要因ではありませんか?そうではなく、以下のように考えられないでしょうか。うちの子は試合に出られなくても、こんなにサッカーを楽しんでいる。うちの子は、コツコツと家でも練習して本当に努力家だ。うちの子は試合を知らせてくれないようなチームなのに、チームが好きだなんて、なんて寛容な人間なんだろう。そのように、お母さんが肯定することが、何よりも息子さんの力になります。逆に、心配な感情、不安な気持ちは、息子さんの自己肯定感を下げます。言葉にするとしたら「僕のことを一番知っているはずのお母さんにこんなに心配されてしまう、ダメな僕」と感じてしまうのです。自分とは違う生命を預かるのですから、誰でも不安でいっぱいです。しかし、心配してオロオロするのではなく、多少不安なところがあってもわが子を信じてあげてください。鈍感でいるか、強がること。お母さんの鈍感さや強がりが息子さんの力になるのです。そして、成果主義を卒業しましょう。いいですか?試合に出られなくて一番つらいのは、息子さんです。そこを決して忘れてはいけません。何か良いことをしなければ認められない家庭は、子どもにとって地獄とまでは言いませんがつらい場所です。サッカーや学校は評価ばかりで、ジャッジされ続ける日本の子どもにとって、家庭は安全基地でなくてはいけません。心理的安全性がある家でこそ、子どもはこころのエネルギーをチャージして意欲的になれるのです。■不安に陥りがちな「こころの癖」はどこから来るのか(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)3つめ。この機会に、子どもを心配してしまう自分の育ちを見つめ直しましょう。こちらから「子どもを信じましょう」「子どもに決めさせましょう」「自立させましょう」と方法論を伝えても、皆さんおそらく「わかってはいるけど、それが難しい」と思っていますよね?不安に陥りがちな「こころの癖」はどこから来るのか。何か発見したら、またメールをください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年04月24日YouTube「ゴンとサン」はラブラドールレトリバーのゴンとサン、そして娘のユウちゃんとの日常をご覧いただけるチャンネルです。ゴンとサン、そしてユウちゃんの姿がなんとも微笑ましいですよ。今回は、サンとユウちゃんのある日の出来事をご紹介します。仲良く遊んでいたら思わぬハプニングに……!? サンの表情にも注目ですよ。大好きなユウちゃんを探すゴンとサン じーっと窓際を見つめるゴンとサン。ユウちゃんを探しています。 ユウちゃんを見つけて大興奮♪ 「あ! ユウちゃんいた!」とうれしそうに走り出すゴンとサン。 ユウちゃんもニコニコ♪みんなでお部屋を走り回っていましたが…… 勢いがよすぎて…… 楽しくてテンションの上がったサン。勢いがよすぎて、ユウちゃんに突撃してしまうハプニングに……!! サンとぶつかってしまったユウちゃん。 「うぁぁぁーーん!!!」泣き出してしまいました(涙)。 サンもユウちゃんを心配…… 泣いているユウちゃんを見て、「大丈夫かな……」という表情のサン。 放心状態のユウちゃん。涙も止まりません。 謝りたいサン ユウちゃんのそばに来て、様子をうかがうサン。「ユウちゃん、大丈夫かなぁ……」と心配している姿が、サンの表情からも伝わってきますね。 ユウちゃんも涙は出るものの、サンがわざとやったわけではないことはわかっています。 そばに来て寄り添ってくれるサンに、ユウちゃんがヨシヨシをします。 お互いを思い合っている姿になんだかほっこりしますね。 ユウちゃんの隣に…… パパの手助けもあり、ユウちゃんの隣に座ってみるサン……。少しよそよそしい2人の姿。なんともいえない時間です。 なんだか、ぎこちない…… ユウちゃんにヨシヨシされたものの……なんとなくぎこちないユウちゃんとサン。お互いに目を合わせません(笑)。 この様子、ぜひ動画でもご覧くださいね。ユウちゃんとサンの表情にも注目です。 ユウちゃん、再び笑顔が戻ってきた! 「ユウちゃん、さっきは当たっちゃってごめんね」と言っているかのような表情で、ユウちゃんをのぞき込むサン。 少し時間がたち、ユウちゃんの気持ちも落ち着いてきました。 そして…… 涙も止まり、ユウちゃんに笑顔が戻ってきました♪気持ちも切り替わったかな? 仲良く一緒に遊ぼう♪ すっかり笑顔に戻ったユウちゃん。さっそく遊び始めました! その姿を見て、サンもほっとひと安心♪ サンに絵本のシールを見せながら、2人でごっこ遊びも再開です♪ いつも仲良しなサンとユウちゃん。ハプニングは起きましたが、すぐにいつも通り一緒に遊ぶ姿は本物の姉妹のような姿ですね。これからも、みんなで仲良くたくさん遊んでね。 ※ネコ科の動物にはトキソプラズマ ゴンディという原虫(寄生虫)が寄生していて、ほとんどの哺乳類や鳥類に感染すると言われています。妊娠中に初めて感染した場合には、トキソプラズマ原虫が胎盤を通じて胎児へ移行し、先天性トキソプラズマ症を発症する場合があるので注意しましょう。 画像提供・協力/ゴンとサン監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月24日息子を産んでから17年……第2子を妊娠した私。17年ぶりの出産ということもあり、大きな不安を抱えていました。そんな出産予定日が近づいてきたある日、妊婦健診で内診を受けると、なんだかお医者さんと看護師さんがザワザワし始めたのです……。 娘の生死を分けた妊婦健診内診の結果を聞くために、椅子に座って待っていた私。主治医や看護師さんの様子がいつもと違ったので、とても不安でした。そして主治医から告げられたのは――。 「今から緊急帝王切開します」 どうやら羊水がほとんどなかったそう。赤ちゃんが苦しいからすぐに手術を、ということでした。 突然の手術決定に、私の頭は真っ白。とりあえず夫に連絡して来てもらい、頭を整理する間もなく麻酔をかけられて帝王切開で出産となりました。 生まれたばかりの娘の顔を見て、私はそのまま意識を失いました。目が覚めたときには夫がそばについていてくれたのは覚えています。 羊水がなくなってしまった原因は、主治医にもわからないそう。その日に健診に来ていなかったら、娘は無事に生まれていたかわからない、とまで言われてぞっとしました。 その日に健診を入れていた過去の自分を褒めてあげたいです。そして、定期的な妊婦健診の大切さをこれからママになる人たちに伝えていかなければ、と思いました。 イラスト/はたこ ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:Ree監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月24日こんにちは◎暖かい気候になってきて気持ちがいいですね♬ 週末はお部屋を整えていこう〜ということで、今回とてもいいものを手に入れたのでblogにまとめていきますね☺︎ごちゃごちゃが解決するマグネット収納ボックス我が家の一角になるのですが、このプロジェクターセットの箱がイマイチで何かないかなぁ〜と探してました。蓋つきボックスだと仕舞い込んでしまいあまり手に取らなくなるんじゃないかなと思い、なかなか理想のものに出会えず。。部屋の一角あとこちらのワゴン上段には植物が並んでおり、葉水をするたびにプロジェクターにかからないかヒヤヒヤしてました。そこで、見つけたのがこちらのマグネット収納ボックスです◎そのまま入れ替えます。全工程1分ほどの時間でおしゃれになり埃からも守ってもらい大満足です◎インテリアに馴染みやすい4色展開色合いがとっても可愛くいい感じなのです。以前お出かけの際に撮っておいた写真ではありますが、形違いの同じシリーズのものなので色の参考にして頂ければと思います☺︎同色カラー展開でこちらはドキュメントケースという商品名になります。今回紹介したモノと同じくブルー、ブラック、グリーン、グレーの4色です。個人的にはグレーが欲しかったのですが売り切れでした。少しマットがかった色味です✳︎ドキュメントケースは小物収納に便利マグネット式で癖になる使い心地。軽量で持ち運びにも便利お値段税込330円初めからしっかり折り目がある商品なので、組み立てる?どう作ればいいの?なんて考えることもなく完成します。使わない時は折り畳んで保管しても良さそうです。5秒くらいで組み立てられます。素材は紙と磁石ということです肌触りとしてはサラッとしていて肌馴染みがいいです。マグネット式ですが、ぺったりした磁石同士を剥がす感覚ではなく片手でスッと開閉出来るのも使い勝手のいいポイントです✳︎使い道いろいろ想像が膨らむ実例紹介もうすでに買い出しを考えているのでこんなふうに使えそうだなと思ったことがあるので書いて見ます☺︎実例①こどもが大切にしているカラフルなおもちゃたちの収納。保育園で作った力作含むおもちゃ類やっぱりこどものものはカラフルなものが多くごちゃつきやすいのが悩みですよね。隠してしまえば見た目をスッキリするので相性が良さそうです◎実例②パズル、UNO、カルタなどのカードゲーム類の収納。イラストや絵が主張するモノたちこちらも同じようなテイストにはなってしまうのですが、イラストやキャラクター系ものもひとつにまとめてしまうのも有りですね☺︎おわりにこれからの時期にはピクニック用品をまとめて収納ボックスはテーブル代わりに使ったりと生活に馴染みやすくどんなシーンでも使い道がいろいろありそうですね☺︎是非見かけたら手に取ってみてください◎
2024年04月24日私の夫はバツイチで、前妻との間には双子の女の子がいます。離婚の原因は前妻の散財なのだとか……。夫は子どもの養育費という名目で、相場よりだいぶ高い金額を支払っています。正直家計は苦しかったのですが、夫にとってかけがえのない娘である双子……。何も言うことはできません。ある日、面会に出かけた夫が家に戻ると、夫の背後にちょこんと立っている双子がいました。混乱させないためにも、私にはまだ会わせないと言っていたはずなのにどうしたのでしょう……。夫の連れ子夫の話によると、彼氏ができた前妻がだんだんと双子を邪魔者扱いするようになったとのこと。ついに今日「引き取ってほしい」と言われて一緒に帰ってきたのだそうです。 戸惑いが隠せない私に、夫は言いにくそうに「娘たちを引き取りたい」と告げました。 もし双子を引き取ったら、経済的にも自分の子どもを持つことは叶わないかもしれません。それに、子どもと接した経験がないのにいきなりママになるなんて、そう簡単に受け入れることはできませんでした。だからといって、2人を前妻に戻したり施設に預けたりしたいわけではありません。一晩考えて、私は双子を引き取る覚悟を決めました。 娘たちが脱走?いきなりママになった私は、何もかもが初めてのことばかり。それでも、双子と仲良くなるために仕事をセーブし、できるだけ一緒に過ごすようにしました。 最初は目も合わせてくれなかった双子も次第に笑顔を見せてくれるようになり、ようやく家族になれると手応えを感じ始めていたある日、双子を預けている保育園から電話がかかってきました。なんと、双子は外遊びの時間に先生の目を盗み、保育園を抜け出してしまったというのです。先生は電話口で何度も謝ってくれていますが、まずは見つけ出すことが先。私と夫は走って外に飛び出しました。 双子が見つかったのは日が暮れてからのこと。 一体どこにいたのかと尋ねると、前妻と住んでいた町。きっとママが恋しくて会いに行ったに違いありません。双子と親子になれたかも……と思った矢先の出来事に、私は悲しくて仕方がありませんでした。 双子からのプレゼントすっかり自信をなくしてしまった私。双子とも少しギクシャクしてしまいました。 しかしある週末のこと、庭の草むしりをしている私に双子が何かを差し出しました。それは真っ赤なカーネーション。忘れていたのですが、その日は母の日でした。 「いつもありがとう! あと、この前は心配かけてごめんなさい!」「私たちのママになってくれませんか?」娘たちは恥ずかしそうに言ったのです。そこに夫がやってきて「どうしても渡したかったんだって」と言い、双子が行方不明になったあの日のことを話してくれました。「あの日」の真相たしかに娘たちが出かけたのは前妻と住んでいた町。私に母の日のプレゼントを渡そうと、お花がたくさん咲いている、よく行っていた野原を目指したのだそう。 しかし野原に行き着く前に先生に見つかってしまい、お花を摘むことができず……。困った双子は「お花を買いたい」と夫にこっそり相談したのでした。 私は小さな手に握られたカーネーションを受け取り「2人とも、うちに来たときから私の娘だよ」と言って抱きしめました。たとえ血が繋がっていなくても、私たち家族は世界一しあわせな家族になれる自信があります! ママになって最初に迎えた母の日。一生忘れられないすてきな日になりましたね! 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年04月24日潔癖症の夫と2021年生まれの息子との間で翻弄されるアラサー母・たちさんが、家族との日常を描くエッセイマンガ。潔癖夫の楽しくも不思議な行動や、おもしろ育児エピソードをご紹介!ある日、「かーちゃんだいスキ」とギュッとたちさんの太ももに抱きついてきた息子。2人の様子を見ていたパパは、目をキラキラさせながら「じゃあとーちゃんは?」と息子に質問をすることに。すると……? 現実はあまりにも残酷で… パパの質問に無言になると同時に、石のように固まる息子。 また別の日――。 お休みの日なので息子と一緒に遊ぼうと、パパが息子を遊びに誘うのですが……。 「とーちゃんはあっちで、おしごこしてな」 息子の口からは、何とも厳しいひと言が……! さらに、ママがお風呂に行ってしまうと、パパを指差し、「……これ、かーちゃんじゃない」となんとも険しい顔でそう発言したのでした。 ママとパパで接し方がまったく異なる息子くん。その差は歴然すぎて、なんだかパパがかわいそうに思えてしまいましたが、いつか「パパ大好き♡」と言ってくれる日が訪れるといいですね! 著者:マンガ家・イラストレーター たち
2024年04月24日今までは小学校が激近だったこともあり、残った家事や仕事やらを片づけて夜中の2時ごろに寝て、朝7時前に起きる。…という生活だったのですが、長女の電車通学&弁当作りに伴って、2時間早く起きる生活がスタートしました。今まで通りの夜型では身が持たないので、早寝早起きを心掛けているんですが、コレがなかなか慣れませんで!平日をなんとか乗り切り、下の子達の習い事もない久しぶりに本当に何もない週末!夜は早めに布団に入ってスマホを見ながらダラダラ過ごし、朝はたっぷり朝寝坊をして、これでもかと週末を満喫する予定だったのに布団に入った瞬間、まさかの即寝!!(いつもはなかなか寝付けないのに!)そして…まさかの4時半起き!!念願の週末に限って早寝早起き!!なんてこと!!どうしても、朝寝坊したかったんです。時間を気にせずダラダラしたかったんです。必死に二度寝を試みました。それはそれはもう必死に。その結果…全く寝られず、ようやくウトウトしはじめた…と思ったら、下の子達の起きる時間。念願の週末だったのに!!なんてこと!!ちなみに、同じく早起き生活がスタートした長女はたっぷりと朝寝坊をして、時間に追われることのない週末をしっかりと満喫しておりました(笑)
2024年04月24日こんにちは!HugMugフレンズの高橋です。今回は制作やお店やさんごっこが大好きな娘が最近行って、親もこどももとっても楽しめたピザ作り体験を紹介しようと思います!【アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ横浜】アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ横浜は150年もの歴史のあるイタリア・ナポリの伝統的なピッツァのお店そんな本格的なピッツァリアでこどもが参加できるピッツァ体験教室をやっているんです場所:神奈川県横浜市中区新港2-14-1横浜ハンマーヘッド2FTEL:0452264770開催日:平日全日(祝日は除く)①11:00~ ②13:30~対象:3歳〜小学生以下(大人同伴)最大3組(6名まで)予約制で電話にて問い合わせ体験内容:ピッツァ伸ばし&トッピング体験、職人による焼き工程を見学/記念撮影料金:¥2500(材料費、講習料、税込)マルゲリータorマリナーラ+ソフトドリンク付き持ち物:エプロン、バンダナ前に春休みシーズンに予約しようとしたら予約がいっぱいで今回ど平日に予約希望を電話したらスムーズに取れたので保育園や学校のお休みなどのシーズンだと早めに予約する方がオススメです!早速ピッツァ作り体験へまずは準備〜入店したらまずはテーブルに案内してくれエプロン、バンダナをつけて準備します。なぜか写真がヴィンテージ加工にドキドキワクワク席からはピッツァを焼く釜が見えるので楽しみ倍増です♪時間になったら呼ばれてまずは手をしっかり洗うところからスタート!このニヤニヤした顔がたまりません親は厨房へは入らずにカウンターから見学ができます距離も近く話しかければ声も届く範囲なので安心です!生地伸ばし&トッピング〜そしてついにピッツァ生地が配られ職人さんが優しくやり方を教えてくれます。よーくお話を聞きながら、終始ニヤニヤしながら作っていますwトマトソースを塗ったりチーズをかけたり、バジルをパラパラさせたり。釜焼きを見学〜次に出来上がったピッツァを焼くところを見せてもらいます台に乗せてもらい釜の中が見えるところでピッツァを入れるところ、焼けるところを見せてもらいましたなんと釜の中は600℃もあるそう!!あっという間に美味しそうに焼けましたお皿に乗っけたら思わずおっき〜い!!美味しそう〜!!の歓声が出るほどの出来栄えでした記念撮影&食べま〜す最後は記念撮影して実際に食べます自分で作ったピッツァとっても美味しかったようで珍しいくらいに大きな口でかぶりついていました今回はじぃじばぁばも一緒に行ったのでみんなで娘が作ったピッツァをいただきつつ、プロの職人さんが作ったピッツァとアラカルトを注文しました♪写真を取り忘れたんですが、しらすのピッツァとても美味しかった、、♡回数を重ねるたびにバッジやキャップがもらえたり、10回通うとディプロマと公式エプロンがもらえるそう〜職人さんも店員さんもすっごく優しくて、ピッツァ作りも面白かったようでまた行きたい〜といっていますちなみに横浜のハンマーヘッドは海が見えるデッキもあり天気が良いととても気持ちが良いですよ〜◎皆さんもぜひ体験しに行ってみてください〜
2024年04月24日商業施設の授乳室を利用したときのことです。生後5カ月の娘に授乳したあと、夫が待っているはずのソファ席で待ち受けていたのは……!? たった5分の間に、2回も衝撃体験をするとは思いませんでした。わが家のダメパパエピソードをご紹介します。 用事の前に、お気に入りの授乳室へあれは、娘が生後5カ月ごろの出来事でした。おうち探しのため不動産で話を聞く予定だった私たち家族。約束の時間まで1時間弱あったため、今のうちに授乳しておこうと商業施設の3階にある授乳室に寄ることにしました。しかし、このあと私は二段階の衝撃体験をすることになるのです。それもたった5分の間に……。 そこの授乳室は比較的新しくきれいで、設備も整っており、私のお気に入りでした。鍵のかかる個室2つとおむつ交換台が3つ、そしてお子さんやご家族が過ごせるコの字型の大きなソファとテーブルがあり、授乳スペース以外は男性も入れるタイプの授乳室です。夫と2人でわちゃわちゃと娘のおむつ替えをしたあと、私は娘とスマホだけ持ち授乳スペースへ向かいました。 外で待っていたのは夫ではなく……この日は休日にしては珍しく貸し切り状態だったので、ベビーカーと荷物番の夫はソファに座って待っているとのことでした。個室の中にもゆったりできる椅子と丸テーブルがあり、静かな環境で落ち着いて授乳ができました。「このあとしばらく飲めないからたくさん飲もうね〜」と10分ほどの授乳をし、娘を抱えて個室を出ました。隣の個室もまだ空いており、おむつ交換台にも人は見当たりません。本当に今日は空いてるな〜と思いながらソファに目を向けると、そこにいたのはなんと夫とはまったくの別人でした……! ソファの真ん中でドカンとあぐらをかき、下のスーパーで買ったと思われるお弁当をガツガツと食べている初老の男性。授乳室に似つかわしくない男性を見た私は、なぜか軽く会釈をしてしまうほどにプチパニックになり、足早に外に出ました。 授乳室の外にも夫の姿はなく、心臓をバクバクさせながら電話をかけると、同じフロアの本屋にいると言うので急いで向かいました。本屋の表に出てきてくれていた夫に駆け寄り、「なんで中で待っててくれなかったの!? 今ね、授乳室で明らかに子連れじゃないおじさんがごはん食べててね、めっちゃ怖くて……」と興奮気味に話す私に夫が衝撃のひと言を放ったのです。 夫の「ダメパパ行動」に呆れた!夫「あ、やっぱりあの人子連れじゃなかったよね?」私「え? おじさんが授乳室にいること知ってたの?」夫「そうそう、そのおじさんがあとから入ってきてさ、明らかに不審だったから本屋に逃げてたんだよ」私「は!? 娘と妻がまだ中にいるのに? お店の人に報告するとかもなく? ただ自分だけ逃げたの? ありえないんですけど!!」 授乳室を不正使用していたおじさんにもですが、それよりもなによりも夫の「ダメパパ行動」に衝撃を受けたのでした。 その後、本屋の店員さんに状況を伝えて、警備の方に授乳室を見に行ってもらいました。反感を買うのも怖いので私たちは撤退。今回は幸い鍵のかかる個室で、おじさんもごはんを食べることが目的のようだったので危害はなかったのですが、本当に怖かったです。本来安心して授乳やおむつ替えができる空間ですが、ルールを守れない人もいるんですね。娘と自分を守れるのは夫ではなく自分だけだと確信した体験だったので、今後はより気をつけようと思いました。 この体験から授乳室も絶対安全ではないと学んだため、鍵あり個室の授乳室以外は使わなくなりました。あと、夫に期待をしすぎないようになりました(笑)! イラストレーター/ライコミ著者:ずんちゃんママ無痛分娩で出産した1児の母。娘と夫と3人暮らし。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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