ライブドア公式ブロガーでブログやTwitter、Instagramで育児マンガを公開されているちくまサラさんのマンガを紹介します。イヤイヤ期で言うことをきかないナナオくん。困り果てた両親はある作戦に出ることに……。 「般若のお面」購入 イヤイヤ期真っ盛りのナナオくんのために「般若のお面」を買っていたちくまサラさん。ナナオくんが全然寝ないのでお面をつけてパパが寝室に行くも、効果はイマイチ。 使わなくなったお面を放置していたのですが、ある日、お面を犬のぬいぐるみに被せてパパが襲われる演出をすると…… 効果は抜群。過去最高に絶叫するナナオくんなのでした。 ◇ ◇ ◇さすがに般若にパパが襲われた演出は、ナナオくんには恐怖だったようですね。そして歯磨き後にはナナオくんがパパを助けて、助けたあとはケロッとしていたそうです。けれど、ちくまサラさんはちょっとえぐかったかな……と思っているとのこと。般若はほどほどに……がよさそうですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ
2024年01月14日私の息子は2歳になるタイミングで保育園に通い始めました。2歳といえば、自我が芽生え、イヤイヤ期を迎えるころ。そのため「保育園に慣れにくい」など不安になる噂をたくさん耳にしました。実際、私の息子はどのような様子なのかお伝えしたいと思います。<div class="articleParts"> <p><img alt="「保育園に入れるべきじゃなかった…?」やつれていく息子の姿を見て罪悪感…" src="" style="width: 100%;" /></p> </div> <div style="page-break-after: always"><span style="display: none;"> </span></div> <p><img alt="「保育園に入れるべきじゃなかった…?」やつれていく息子の姿を見て罪悪感…" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <div class="articleParts"> <h2>通い始めたころ</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">息子は通い始めてからの1カ月間は、保育園に行くことを察すると毎日大泣きしていました。朝の着替えを嫌がり、ベビーカーに乗ることも拒否。無理やり連れて行きますが、道中はずっと泣いていましたし、保育園についてからも数時間泣き続けていたようです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">保育園から帰ってきてからは私への後追いがひどくなり、トイレに行くのがやっと。息子は食欲もあまりなく、夜泣きも毎日するようになり、みるみるうちにやつれてしまいました。</span></p> <p> </p> <div class="articleParts"> <h2>迎えに行くと息子が爆笑していた</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">毎日たくさん泣かせてしまい、息子への罪悪感が生まれてきました。また、後追いや夜泣きが原因で私も睡眠不足になり、かなり精神的に参ってしまいました。「もう少し頑張って家庭で保育するべきだったのかもしれない」とやつれる息子を見て悩んだものです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">ところが、ある日息子を保育園へ迎えに行ったときのこと。なんと、息子はお友だちと追いかけっこをして爆笑していたのです。息子が保育園を楽しんでいる、そのことがわかり本当に安心しました。</span></p> <p> </p> <div style="page-break-after: always"><span style="display: none;"> </span></div> <div class="articleParts"> <h2>現在の息子の様子</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">保育園に通い始めてから2カ月が経った息子。今も朝は泣き、保育園に行きたくないと相変わらず着替えを拒否します。保育園に連れて行くのはひと苦労です。ところが、保育園についた途端、軽快なステップを踏み、にこにこ笑顔!! おもちゃを見ると私そっちのけです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">良い刺激をたくさん受けているようで、発する単語も増えてきました。お友だちとも仲良く一緒に遊んでいるようです。朝泣かれても、「行けば楽しいんだよね! 頑張って保育園行こう!」と私も笑顔で息子に言うことができるようになりました。</span></p> <p> </p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">2歳から保育園に通うということで、確かに最初の1カ月は母子ともにイライラしてしまいました。でも、子どもは本当にたくましいです。2カ月が経ったころから、保育園生活を楽しんでくれるようになりました。私自身も息子と離れることで集中して仕事に取り組めるようになり、以前よりストレスも減少。息子との時間が今まで以上に大切なものになっています。日々笑顔で子どもに接することができて幸せです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;">監修/助産師 松田玲子</span></p> <p><span style="font-size:14px;">作画/キヨ</span></p> <hr /> <div class="articleParts"> <div class="articleParts"> <h3><span style="font-size:16px;">著者:岩谷ともこ</span></h3> </div> </div> <p>2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。</p> <p> </p>
2024年01月11日イヤイヤ期真っ盛りの長女を、初めて歯医者へ連れていくタイミングはいつがいいのかずっと悩んでいました。今後の歯医者通いをスムーズにするためにも、嫌な印象を持たせたくなかったのです。今回、私の中で明確に今なら連れて行けるかもと思ったポイントがありましたので、お話しします。 歯医者へ連れて行きたいが…うちの長女は1歳半健診のときに上唇小帯異常と歯石の多さを指摘され、歯医者に検診へ行くように言われました。しかし、その時期の長女はすでにイヤイヤ期に入っており、スーパーの床に寝転がってイヤイヤするような状態です。 その時々の機嫌に左右され振り回されるので、私は歯医者で娘が長い時間口を開けることは難しいと思っていました。しかし、私自身も長女の口内状況はもともと気にはなっていたので、歯医者へ連れていくタイミングを見計らっていました。 それから1年後歯磨きは毎日できていて虫歯もなさそうだったので、様子をみていると1年が経ってしまいました。2歳半になっても相変わらずイヤイヤは続いていましたが、日々成長しているなと感じる部分が出てきました。 それまで頑なにやめられなかったおしゃぶりを卒業できたり、小児科へ行くと自ら口の中を見せたりおなかを出したりできるようになっていたのです。言葉も上達して3語文以上でお話しできるようになってきたので、これは嫌がらずに歯医者へ行ける!と確信しました。 小児歯科のある歯医者を予約歯医者を予約した数日前から、歯医者へ行くこととお口をあーんして見せることを伝えていると、長女も毎日のように「はいしゃさんにいきたい! おくちあーんするの! はやくいきたいなぁ」ととても乗り気な様子。 当日、待ち時間もおとなしく私の隣でちょこんと座っていました。診察を含めて歯石も取ったので時間もそこそこかかったのですが、一切ぐずりもせずに終えられたのです。私は帰り道にたくさん褒めてあげると、長女も得意気ですごく喜んで「〇〇(名前)、はいしゃさんにいけたよ!」と何度も言っていました。 イヤイヤ期の子どもとの外出は悩みものですが、病院や歯医者などとなると行かないわけにもいきません。私は、初めて行く歯医者での思い出を嫌なものにしたくなくて、長女本人が行けるタイミングまで待ってみました。たまたま長女は嫌がらずに行くことができましたが、子ども自身の個性もあるので、次に次女が行くときも少し様子を見ながら連れて行きたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:雨宮春季
2024年01月05日Q:子どものイヤイヤ期で困っています。どこまで許してよいのでしょうか。A:全てを許容するのではなく、どんな行動で困っているのかをまず具体的にしていき、あらかじめルールを決めておけるとよいでしょう。Upload By 発達障害のキホンイヤイヤ期とは、自己主張が強くなって自分の気持ちや意思を押し通すような行動をする時期のことをいい、1歳半ぐらいから3歳くらいまでの時期になります。第一次反抗期とも言われています。子ども本人の意思がはっきりし要求が言えるようになってくるものの、場面を読んだり、周りに配慮することはまだできないので、大人から見たら理不尽な気持ちになることがあるかもしれませんが、ひとつの発達といえます。ある程度許容するのは前提ですが、全てを許容するのではなく、どんな行動で困っているのかをまず具体的にしていき、あらかじめルールを決めておけるとよいでしょう。例えば、なかなか公園から帰りたがらない場合「歌を3つ歌ってから帰るよ」など、先にルールを決めておきます。決めたルールを完璧に守れなくても、少しでもできたらほめるというのが大切です。イヤイヤ期の行動に対して感情的に叱るのではなく、まずは子どもの感情を理解しつつ、望ましい行動ができたら褒めるということを繰り返すことが大切です。「〇〇したかったんだね、次は『〇〇したい』と言葉でいってみよう」など、だんだんと自分の気持ちを言葉で伝えられるようにできるとよいですね。
2024年01月02日子育て中に頭を悩ませることのひとつに、イヤイヤ期があります。あれもイヤ、これもイヤだと言われたら、ママは頭を抱えてしまい、ときに泣きたくなることもありますよね。そんなとき、気持ちが落ち着き、思わず笑ってしまう動画があるといいます。話題の動画をアップしているのは「ママもまんなか!スマイル健幸カフェ※」のYouTubeチャンネル。どんな役柄でも変幻自在に演じるお笑い芸人・ロバートの秋山竜次さんが、イヤイヤ期の女の子に扮しています。しんどいイヤイヤ期!いつの間にか笑っていたイヤイヤ期とは、子どもの成長過程のひとつ。大人の働きかけに対して「イヤ」といって怒ったり泣いたりする姿が見られる時期のことを言います。 ロバート秋山さん扮する女の子は、あれもイヤ、これもイヤ、挙げ句の果てには全部イヤ!と泣いています。泣き方、口の形、仕草、どれをとってもイヤイヤ期そのもの! コメント欄には、イヤイヤ期に悩む声とともに「いつの間にか笑っていた」「元気が出た」というコメントが寄せられていました。イヤイヤ期はどう対応したらいい?動画の後半には「子どものイヤイヤ期はどう対応したらいい?」というテーマのもと、関根勤さん・麻里さん親子、小林よしひささんらが、子育てトークを繰り広げていました。 関根勤さんはイヤイヤ期についての本を読み「イヤイヤ期はとにかく反発させるように」ということを学んだそう。泣いている子どもを怒鳴ったり押さえつけたりすると、世の中に出たときに自分のパワーが発揮できなくなってしまうのだと話します。 イヤイヤ期はいわば「社会に立ち向かうための訓練」。何より、親がそう思えば気が楽になるのではないかと言います。 また、わが子のイヤイヤ期エピソードを人に話すだけで気分転換になると麻里さんは話しています。イヤイヤ期の悩みやつらい気持ちをどこかに吐き出したり、人に聞いてもらったりすることも大切なのです。イヤイヤ期の子どもに接するときのポイントベビーカレンダーでもイヤイヤ期を乗り越えるための声かけの方法やイヤイヤ期の子どもに対するNG行動を紹介しています。保育士の中田馨さんは、イヤイヤ期の子どもに接するには、以下のコツがあると話していました。 ・子どもの感情に同調しない・物で釣らない また、イヤイヤ期の子どもに声をかけるときには ・「〇〇が嫌だったんだね」と共感する・「どっちにする?」と聞いてみる という2つのポイントを押さえておくと良いそうです。 イヤイヤ期のエピソードをシェアしよう!保護者にとっては試練のときとも言えるイヤイヤ期。イヤイヤする子どもにイライラしてしまうこともあるでしょう。そんなときは、ロバート秋山さんの動画を思い出してみてはいかがでしょうか。もしくは「大物になるかも」という気持ちでドンと構えるのも一案です。 乗り越えるコツを知ったり、気分を変える方法を見つけたりして、親子で乗り越えていきたいですね。 ※ママもまんなか!『スマイル健幸カフェ』は、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題『包摂的コミュニティプラットフォームの構築』による取り組みです。
2023年12月25日私は、4歳の息子と1歳の娘の母。産後、家事や育児、仕事で忙しいとイライラすることが増えました。特に最近は、息子の登園しぶりと娘のイヤイヤ期が重なり、朝の支度時間はとにかく大変です。時間がないとつい怒ってしまう自分に悩んでいました。そんなとき、子どもを怒りすぎてしまう原因は育った環境にある、という記事をインターネットで見かけたのです。 子どもを怒ってしまう原因は育った環境のせい? 子どもを怒りすぎてしまう原因は育った環境にあるという記事を見て、私は自身の幼少期を振り返りました。昔、失敗すると父から厳しく怒られていたのですが、自分も同じように「どうしてできないの!」と子どもを怒っていることに気づいたのです。 年末年始に子どもたちを連れて実家に帰省した際、同じタイミングに妹も3歳の子どもを連れて帰っていました。妹の様子を見ると、ほとんど子どもに怒ることはありません。飲み物をこぼしても「大丈夫だよ」と声をかけていました。同じ環境で育ったはずなのに、こんなにも子どもへの対応が違うんだと私は驚きます。 そこで妹に「なんでそんなに怒らず子どもと関われるの?」と聞くと、「小さいころにお父さんに怒られたのが怖かったから、自分の子どもには同じ思いをさせたくない」とのこと。最近よくイライラしてしまうことを妹に相談すると「お姉ちゃんは“~すべき”って思っているんだと思う。お母さんもそんなに完ぺきじゃなかったよ。手を抜くことも大切」と言うのです。同じ環境で育った妹からのアドバイスで一気に心が軽くなりました。 それからは“~すべき”とと思わないようにしています。すると、少しずつ余裕ができて、むやみに怒ることも減っていたのです。今では、私の考え方を変えてくれた妹に感謝しています。 作画/ひのっしー著者:井島りほ
2023年12月24日双子の娘と息子は、現在1歳11カ月で絶賛イヤイヤ期です。何事にも「嫌」と言う2人に対し、イヤイヤ期は成長の証だと、普段はなんとかやさしい気持ちで接していたのですが、ママも人間です。娘のあるひと言で、私はショックを受けてしまいました。初めて言われた、「ママ嫌い!」私ひとりで双子にごはんをあげていたときのことです。娘が椅子の上に立ち上がり、食事がまったく進まないときがありました。最初は、「ごはんちゃんと食べようね」「座らないと危ないよ」などやさしく声をかけましたが、娘は「イヤ」と言って拒否。 椅子に座らないどころか、「ママき嫌い! ママ嫌い!」と言って、わざと食べ物がのったお皿を机から落として反抗したのです。 「ママ嫌い」と娘から初めて言われた私はショックを受け、数秒固まってしまいました。 落ち込むママに、双子の弟がとった行動すると、娘の隣で黙々とごはんを食べていた息子が、突然手を止めて私のほう見ました。そして、息子が「ママ好き! ママ好き!」と言ってくれたのです。 その後も、お風呂やねんねの時間などで「ママ嫌い」と娘が言うたびに、息子は「ママ好き」と言ってくれるようになったのでした。 あのときの息子は、私が娘の言葉で傷ついたと感じたのでしょう。娘と同じくイヤイヤ期の息子は、普段は何でも「イヤ」と言いますが、「ママ嫌い」とだけは言いません。娘の「ママ嫌い」の言葉によるダメージを打ち消すために、「ママ好き」と言ってくれているのだと思います。息子の思いやりあふれる行動に、日々感動するのでした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:長谷川 なぎ
2023年12月16日好みがはっきりして、こだわりも強くなってきた4歳のイヤイヤ期。小さいころには通用していたごまかしも効かなくなり、子どもと私の気持ちのバランスをとるのにひと苦労しています。そんな中、どのように接すればお互いに疲れないか、喜怒哀楽を使って試してみることに。今回はそのときの体験談をご紹介します。 できたことを見つけて喜び一緒に楽しむお片付けをしたくないしお手伝いもしたくないと言われたときに、「この色鉛筆はここにきちんと片付けられたんだね」「スリッパを揃えておいてくれたからパパが喜んでたよ」など、先に喜んだりうれしかったことを伝えると、気持ちが前向きになって「イヤ!」が減ったような気がします。 「ママとどっちが早く片付けられるかな」と競争するのも合っていたように思いますが、私自身の気持ちや時間に余裕がないときはなかなか実践できませんでした。 心に直接訴える! 怒る・悲しむ3回やさしく伝えても行動しない場合や、改善されない場合は叱るようにしていた私。その場合、私の感情はすっきりしますが、娘の気持ちは追い付かず余計にイヤ!が強くなる傾向になっていました。 イヤイヤのご機嫌斜めの状況になってから話を聞いてもらうのはとても大変なので、「叱りたくないからお願い」「ママの話を聞いてくれなくて悲しい」と伝えると、少し効果があったように思います。ただ、娘が私の口調の裏側の怒りを感じとっているのか、ふてくされながら行動するので、お互いにあまり気持ちのいいものではありませんでした。 してほしいことを淡々と冷静に伝えるパズルや塗り絵など終わりが見える遊びや粘土、工作などで集中しているときは、してほしいことだけを伝え、あとは見守るようにしました。また、テレビや動画を見ていてすぐに行動に移せない状態なら、「今していることが終わったらお願いね」や、時計を一緒に確認しながら「長い針が12になったらおしまいにしてね」と伝え、娘の行動を優先させるようにしました。 早く行動してほしい気持ちはもちろんありますが、娘の優先順位を尊重して冷静に話すと、自分で気持ちを切り替えて行動してくれるようになったのです。 いろいろと試してみましたが、失敗して言い合いになることもあるほか、娘や自分自身の気持ちが整わず2人で泣くことも……。毎日穏やかにとはなかなかいきませんが、危ないことや後回しにできないもの以外は見守る心のゆとりを持ち、娘のイヤイヤとじょうずに付き合う方法をこれからも探していきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:斎藤なおみ4歳のひとりっ子園児の母。知人のいない夫の地元で、義実家と敷地内同居をしながら子育てに励む。好きな言葉は「大丈夫」「しょうがない」。
2023年11月28日お子さんが体調不良で野菜が食べられなかったことに気づかず、イヤイヤ期のせいだと思って無理やり食べさせようとしてしまったママ。何でもイヤイヤ期のせいだと決めつけてはいけないと反省したママの体験談です。 次女のイヤイヤ期は1歳9カ月ぐらいから始まりました。それまでは、上の子に比べておおらかで育てやすい子だと思っていたのですが、やりたくないことに対してはっきり「嫌、嫌い」というようになりました。イヤイヤ期は成長の証とわかっていながらも、毎日うんざりしていたときに、母として失敗してしまった出来事が……。何でもイヤイヤ期のせいにしていはいけないと反省したエピソードをお伝えします。 2歳目前に始まったイヤイヤ期次女は自由に歩きたいからと抱っこされるのを嫌がり、歯磨きも泣いて拒否、お風呂に行こうと誘っても「嫌、行かない」と逃げ回る日々。中でも苦手な野菜をまったく食べなくなってしまったのには困りましたし、栄養面でも心配でした。 野菜の中で食べるのはトマトとブロッコリーのみ。他の野菜は細かくしたりとろみをつけたり、食べるそぶりを見せたら褒めちぎったりと工夫しても完全拒否でした。 いつも以上に野菜を食べないイヤイヤ期に入り、思うように物事が進められず、私自身も疲れてイライラしていました。そんなとき、次女がまったく野菜を食べようとしない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べません。そんな姿をみて私は焦りを感じてしまいました。 健康のため、野菜も食べてほしいのにどうして食べないのか……。私は「もう! なんでお野菜食べないの? 食べないとおやつも他に好きなものもあげないからね!」と強い口調で言い、次女を睨みつけてしまいました。 実は体調が悪かった次女怒ってしまったその日のことです。次女が頻繁に口の中を手で触ろうとする姿に気がつきました。そして、口の中を見てみるといくつか口内炎ができていました。その上、今日は体もいつもより熱い。もしやと思い、熱を測ってみると38.1度。病院で診てもらうと「手足口病」の診断。そうなのです、娘がトマトを嫌がったのは手足口病になり、口の中に口内炎ができてしみたからだったのです。 まだじょうずにお喋りできない娘は、「口が痛いから食べられない」ということが伝えられなかったのです。それなのに私はイヤイヤ期特有のわがままかと思い、怒ってしまったのでした。 その夜、次女と一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、今日はお口が痛くてトマトが食べられなかったんだね。お母さん怒っちゃってごめんね」と謝りました。イヤイヤ期のわがままだと決めつけず、娘の様子をもっとちゃんと観察してあげていれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行ってあげられたかもしれません。まだ伝えたいことがうまく言葉で表現できないこの時期、なぜ「嫌!」と言っているかを考えてあげないといけないなと反省しました。 イラストレーター/あんこママ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2023年11月18日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?慣らし保育の期間はこれまでのストレスを発散するように、自分の好物を食べに行きました。こっちゃんのお世話から開放され、自分のペースで食事できることがたまらなくうれしいママ。 こっちゃんは偏食かつスケジュールを絶対に崩したくない子だったので、あまり外食ができなかったのです。 一方、こっちゃんは徐々に慣らし保育に慣れて行きました。14日目にして泣かずに登園! お迎えに行くと、こっちゃんが笑顔で「ママー!」と駆け寄ってきます。泣いてばかりいたこっちゃんの成長に感動するママでした。 しかし、喜んでいたのもつかの間、家に帰るとやっぱり泣いてしまい……。 涙の2大要素! ※かなら→かなり 家に帰ってきたこっちゃんは相変わらずよく泣きます。泣いてしまう大きな理由は、便秘と肌の弱さでした。 便秘がひどかったため30分は泣いてしまい、便意が起きるのは決まって夕食時。落ち着いて食べられず、排便後はもう手をつけないので、それもママを悩ませます。その後、2歳を超えたころから便秘は改善され、ママの悩みはひとつ解消しました。 そして、もうひとつママが頭を抱えていたのは、こっちゃんの肌の弱さです。1日中、かゆそうにしており、それが不機嫌の原因に。かきすぎて出血してしまい、絆創膏を貼るこっちゃんの姿を見るとかわいそうになってしまいました。皮膚科を受診し、薬や保湿剤を処方してもらい、ママが一生懸命ケアをしたものの、症状はあまりよくなりません。 一番つらいのはこっちゃんだとわかっていながらも、毎日のことだったのでイライラしてしまうママでした。 子ども自身がかわいそうだとわかっていても、お世話するママ・パパに余裕がなくなってしまうのは仕方ないことです。自分を責めすぎずに、適度に手を抜いて向き合っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※便秘について便は毎日1~3回出るのが理想だとされており、食事や水分の摂取量が少ないと、便が硬くなり便秘の原因につながります。小まめに水分を摂り、野菜、海草、果物、いも類、豆類など食物繊維を含む食材をバランスよくメニューに取り入れましょう。なかなか便が出ない、出ても硬いときは、綿棒浣腸もおすすめです。幼児の場合、便秘の薬を内服すると食欲が出て、体重が増え、その後身長が伸びたという報告もあります。 ※子どもの肌の弱さについて子どもの肌は大人より弱く、外部の刺激を受けやすいです。肌の一番外側にあり、刺激を防ぐ「表皮」の厚みは大人の約半分しかないと言われています。皮膚が薄いので、よだれや汗が原因で皮膚炎になりやすいです。手を使ってやさしく洗ってあげましょう。その後は、子ども用の保湿剤やワセリンを使って保湿することが重要です。石鹸を使いすぎると皮脂が不足し、かゆみの原因につながるので注意が必要です。かゆがっているときは、冷たいタオルで拭いてあげる、あるいはやさしく手でマッサージしてあげましょう。アトピーが疑われるときは皮膚科や小児科の受診をおすすめします。 <参考>放っておくと慢性化する場合も!1歳以降の子どもの便秘を小児科医が解説監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年11月05日息子は2歳前から本格的にイヤイヤ期に突入しました。職場のママ友との話から、あることを実践してみると目に見えて改善されたのです。イヤイヤ期を乗り切るために、息子自身と家族にとって心強い存在となったモノとは一体……? イヤイヤ期を乗り切る秘策!ママ友が教えてくれたアイテムとは? 2歳前に本格的にイヤイヤ期に突入した息子は食べむらや歯磨きが嫌いなため、私は毎日のように大奮闘していました。 ある日、職場でのランチ会で、ママ友のカバンに付いていたぬいぐるみのキーホルダーの話に。同じく2歳の子を育てるママ友は「このぬいぐるみの存在はありがたいんだよ!」とニコニコ。聞いてみると子どもが歯みがきを嫌がったときに「クマちゃんも歯みがきしているよ! ゴシゴシ~」とぬいぐるみに歯ブラシを当て、磨くふりをしてあげると「ゴシゴシ~」とモノマネをしながら歯みがきをしてくれるのだとか。「遊びながら生活習慣が身につく」というママ友の言葉に「それは楽しくできるかも!」と私は目からウロコでした。 その晩、息子が嫌がる歯磨きタイムに今日のママ友との話を思い出し、家にあったウサギのぬいぐるみを引っ張り出してきました。「今日はこの子と一緒に歯磨きをしよう」と私がぬいぐるみに歯磨きしながら様子をみていると、なんと息子は泣かずに歯を磨いたのです。 また別の日には、献立が気に入らずごはんの進みが悪かったので、ぬいぐるみを使って「ほら、この子も食べてる! おいしいよー?」と声をかけながら息子にごはんをあげると、すんなり食べてくれました。どうやら、歯磨きや食事を一緒にする友だちがいることで、息子は心強さを感じたようです。 私にとっても子育ての心強い味方が増えました。ウサギのぬいぐるみは、息子の「マネしたい!」という気持ちを後押しするのにもピッタリだったようです。その後もイヤイヤ期の息子を無理やり押さえつけることなく、歯磨きと食事を乗り切れました。この方法を教えてくれたママ友にはとても感謝しています。 作画/Pappayappa著者:すずき まりこ
2023年11月01日昔から子どもと接することが苦手で、人よりも疲れてしまう私。息子のイヤイヤ期が始まったころから、朝の習慣として歯磨きもおこなうように。朝のお世話が大変で、頭痛がしてくるほどになってしまいました。息子の朝の支度の分担を見直しほしいと、夫にお願いしたのですが……? 育児ストレスで頭痛…夫に相談してみると? 子どもへの接し方に自信が無い私は、1日中ひとりで息子の面倒を見ていると、夕方には薬が必要なほどの頭痛に悩まされます。そこで夫の助言のもと、子どもと適度な距離を置くため、1歳過ぎから息子を保育園に預けて、私は時短勤務することに。時短勤務を始めるのをきっかけに、夫と育児や家事の分担をしました。 息子が1歳半を過ぎたころ、「歯磨き」が加わると同時にイヤイヤ期に突入。とくに朝の支度をする際に、息子への対応に時間がかかり、頭痛が起こる日が増えていきました。しかし、朝の息子の世話は夫の担当範囲外。夫に手伝ってほしいと伝えますが、時間がないからと一刀両断。仕事が忙しいことは知っているので、強く言えずに私は頭を抱えてしまいます。 そんなある日、先輩ママでもある友人に、歯磨きをお願いしたときの夫の話をしました。それを聞いた友人は「 あなただって働いているんだから、遠慮することないよ!」と味方してくれたのです。 その言葉にハッとした私は、夫に「息子の成長によって育児の難易度は変わるの。だから分担についてもう一度考えてくれない?」と相談。結果、夫は朝の食事介助を引き受けてくれることに。以降、私は息子の食事を介助しなくなった分、時間と心に余裕ができました。これからも、息子の成長に合わせて、夫婦の役割分担を変えていこうと思います。 作画/Pappayappa著者:木村メイ
2023年10月13日イヤイヤ期真っただ中の2歳の息子。私と夫は息子のひどいかんしゃくに悩む日々を送っていました。保育園の先生に息子のことを相談すると、思わぬ言葉が返ってきたのです。 かんしゃくのひどい息子に夫も私も降参!救いの手は… 2歳の息子はこちらが言うことに対して「嫌!」ばかり……。自分の気に入らないことがあるとすぐにかんしゃくを起こしてしまい、私は夫とともにどう接したらいいのか悩んでいました。 ある日、息子とふたりでスーパーへ。買い物を終えて車に戻ろうとすると出入り口にあるガチャガチャを見つけた息子。「あれ、欲しい」と言うので「また今度ね」と伝えると、「やだ!」と言うことを聞きません。息子の手を引き、車に戻ろうとしますが「やーだー!」と泣き出してしまいます。そんな息子を無理やり車へ乗せますが、自宅に戻る道中ずっと泣いていました。 かんしゃくがひどい息子に、私と夫はお手上げ状態……。保育園の先生に助けを求めるように、スーパーであったことを連絡ノートに書きました。次の日、私が息子を迎えに行くと担任の先生に「このくらいの子どものイヤイヤは、僕を尊重してよ! と言っているようなもの」と教えてくれました。「してほしいことをしてくれない……なんで僕のことを尊重してくれないの?」と思っているかもしれないとのことです。先生の話を聞いて、私は子どもの要求を頭から否定することが多かったかも……と反省しました。 その日の夜、帰宅した夫に先生からのアドバイスを共有。夫も納得し、それからはふたりとも息子の要求に応えられないときは、なぜ無理なのか理由を伝えるように。それでもかんしゃくを起してしまうことはありますが、以前よりも落ち着くことが増えました。なんでも親の都合ではなく、息子の気持ちを尊重してあげることが大切だと学んだ出来事でした。 作画/Pappayappa著者:早川ゆり
2023年10月10日イヤイヤ期まっさかりの息子。さっきまで機嫌がよかったかと思えば、次の瞬間、何かをきっかけにイヤイヤが大爆発。そんなイヤイヤ大爆発中の息子に言われた衝撃の言葉をご紹介します。なぜ、こんなことになったのでしょう? 自分の心に余裕がないときに子どものかんしゃくが起きると、こっちもイライラして怒ってしまうこともしばしば……な私です。しかし、この出来事があってからは、「あ、今イライラ星人に乗っ取られてるから何言っても無駄だな……」と、その状況を俯瞰(ふかん)して見られるようになりました! ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:てんてこまい2020年2月生まれの男の子(たろう)のママ。Instagramで育児奮闘記やズボラ母の生態について描いています。親バカすぎて夫に引かれることもしばしば。Instagram:@tentecotaro
2023年10月10日わが家の一番下の息子は2歳半で、イヤイヤ期真っ盛り。特に夫の存在そのものが嫌なようで、夫がいるだけで一切しゃべらなくなり、目が合ったら泣くといった状態に。夫は夫で「男の子だから泣き虫はダメ!」と徹底抗戦。どんどん険悪になる2人をつなぎとめるために私が始めたことを紹介します。 夫の話を聞いていた息子息子が夫に泣いてばかりのことを散々叱られた次の日、一緒にお散歩に行くとどこかから子どもの泣き声が聞こえました。「誰か泣いてるねぇ」と私が言うと、息子がぽつりぽつりと話し始めました。 「○○(息子の名前)もいっぱい泣いたから怒られたねぇ。泣いたらだめだけど、おとさん怒ると○○泣いちゃうね」。たどたどしい言葉ではありましたが、息子が夫の言葉をきちんと理解していたことに私はとても驚きました。 夫の気持ちの変化夫が帰宅したあと、私は息子が話したことを夫にそのまま伝えました。夫もやはり驚いていて、「ちゃんと俺の話聞いてたんだ」とぽつり。最近、夫の叱り方が感情的になってきていて心配だったのですが、その日を境に息子が泣いていても、淡々と諭すようになってくれて安心しました。 きっと夫は、自分の言葉が伝わっているのか、叱ることに意味があるのか、どこか不安な気持ちがあって感情を抑えられていなかったのだと思います。 夫にもっと息子の成長を見せよう平日息子とほとんど会えない夫は、私のように息子の成長を感じ取ることがなかなかできません。そんな中で息子に泣かれて満足に対話もできないのは夫にとってとてもつらいことだと思います。 せめて、息子が日々ちゃんと成長していっている姿を見せてあげようと思い、私は毎日息子の動画を撮って夫に見せることにしました。取るに足らない動画ですが、息子の成長を2人で見て、毎日息子について話すことで、少し夫と息子の距離が縮まった気がします。 相変わらず息子は夫が苦手ですが、動画を見せるようになってから夫の息子に対する態度は確実にやわらかくなってきました。少しずつ息子が泣きやむことも増えてきたので、これからも私は息子の成長を夫に伝えられるよう頑張っていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/おもち著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。
2023年09月27日娘が2歳の冬、ついにわが家にもイヤイヤ期が到来しました。2歳になる少し前から、これがイヤイヤ期かな?というような自己主張をすることがありましたが、真のイヤイヤ期は、ポツポツと降り出した小雨に、首を傾げていられるようなかわいいものではありませんでした。例えるなら、突然の嵐に吹き飛ばされないように、ずぶ濡れのまま必死にしがみついているような日々。朝から晩までイヤイヤをされる場面はたくさんありましたが、今回は朝のルーティーンを中心に振り返ってみようと思います。突然、別人になった娘2歳の娘の朝は、おむつ替えから始まります。私が出しておいた服を一緒に着替え、朝食をとる、というのがわが家の朝の風景でしたが、その日はまず出だしからつまずきました。おむつを替えるのがイヤだと言うのです。 いつもはされるがままにニコニコしている娘が濡れたおむつを脱いでくれません。だからといってそのままにはしておけず、無理やり脱がそうとすると怒って暴れ、出しておいた着替えの服も、これはイヤだと放り投げました。この時点でこれがイヤイヤ期だと気付いていない私は、「ダメだよ」と言って着替えを続行しようとしたのです。 急な変化への戸惑い…多少の好みはあれど、普段は私の出した服を文句なく着てくれていた娘でしたが、この日は違いました。娘は「着ない!」の一点張りですが、季節は冬。特に朝は寒いので、肌着のままウロウロしてほしくはありません。しかし、朝からかんしゃくを起こされ、多少頭に血が上ってきた私の口調は次第に強くなり、それに反発した娘はさらに怒って泣きわめきます。 このとき私が冷静であれば、別の服を持ってくる、娘に服を選ばせる、などの選択肢が浮かぶはずですが、昨日までと違う娘の突然の変化に、親である私が戸惑ってしまい、すぐに対応できなかったことが敗因だったと思います。 イヤイヤ期だと理解するまでこのあと、なんとか冷静さを取り戻した私は、娘自身に服を選んでもらって着替えをすることができました。しかし、この日から娘は私の選んだ服を着てくれなくなり、食事中も、食後の歯磨きも、すべてが容易に進まなくなりました。いつも通りにしたい私と、いつも通りがイヤになってしまった娘。一晩眠っただけで、こんなにも変わってしまうのかと驚きました。 娘が生まれたころから、育児書や情報サイトなどで何度も目にしていたはずのイヤイヤ期を、実際に目の当たりにするまで、まったく理解していなかったことを実感したのでした。 昨日まではできていたのになんで!?という自分自身の気持ちが一番やっかいだったのではないかと、今になって思います。こういうものなのだと割り切って娘に向き合うようにし、あとは娘の中の嵐が去るのをじっと待つことしか私にはできませんでした。自分の体の一部だったわが子が別の人間として生まれ、自分の意思を持って行動する。当たり前のことだとわかっているつもりでしたが、改めて思い知らされたような気がしました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:矢飼ふゆ子4歳の娘と夫との3人暮らし。趣味は映画や海外ドラマを観ること。
2023年09月24日現在2歳10カ月の息子は、1歳6カ月ごろから徐々にイヤイヤ期が始まりました。息子のイヤイヤスイッチが入ってしまうと、私がどんな声を掛けようが何をするのも拒否! 泣いて大暴れすることもあるので、息子への対応に困ることも多々あります。そんなある日の夜、まだ寝たくない!と息子のイヤイヤが始まり、もうヘトヘト……。そこへちょうど帰宅した夫が状況を察し、息子へかけた言葉に思わず感激……! そのときの体験談をお話しします。寝たくない息子vs早く寝てほしい私私は1日の終わりの寝かしつけは、いかに短時間で終わらせるかが勝負だと思っています。早く寝てくれればそのあとの時間は私の自由時間! そのためにも日中はできるだけ散歩や公園で遊んだり、家ではおもちゃや粘土、折り紙をしたりと思いっきり遊び、夜は息子がぐっすり寝られるようにしているのです。 でもイヤイヤ期が始まってからは、息子はどれだけ疲れて眠くても「まだ遊びたい!」「寝たくない!」と言うことが多くなりました。 寝かしつけのころには……日中は家事もしつつ息子と同じように遊んでいるので、寝かしつけのころには一緒に寝落ちしてしまうこともあるくらい私もヘトヘトです。そこに息子のイヤイヤが始まると正直イライラしてしまい、「もう知らない!」と思わず言ってしまうことも……。 そんなある日の夜、息子が寝たくないとイヤイヤしている最中に夫が帰宅しました。「パパも寝ようかな」と夫が布団にくると、息子は寝たくないとさらに大暴れ! あーまた始まった……と私は呆れていました。 笑顔で息子を抱きしめて言った言葉イヤイヤする息子を見て夫はなぜか笑顔。そして息子をぎゅっと抱きしめて「じゃあ朝まで起きていられる? 寝ちゃだめだよ~」と。まさかの夫の対応に私はびっくりしましたが、見ると息子も「起きてられる!」と笑顔になっていました。そのまま夫と息子は布団でごろごろしながらおしゃべり。気づくと息子は寝ていたのでした。 私は、息子がイヤイヤ期だから仕方ないんだと思い込んでいた部分があったのかもしれません。息子に早く寝てほしい、自分が早くゆっくりしたいという気持ちが強すぎたのかな……と反省しました。 このときの夫は息子の気持ちに寄り添ってあげていたから、息子も笑顔になったんだと思います。私はいつも息子のイヤイヤにばかり気を取られ、イライラしがち……。まだまだイヤイヤ期は終わらないですが、ちゃんと息子の気持ちを汲んで声を掛けたり、対応したりすることを日々意識したいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2023年09月17日こんにちは。3児の母で小児科医の保田典子です。今回は、小児科医的しつけ、イヤイヤ・グズグズ対応のNG行為について。NG行為と言いつつ、私自身もよくやってしまいます。反省も込めてお伝えしたいと思います。NG1:ぐずったら「とりあえず泣き止むもの」をすぐ与えてしまう子どもがクリニックで泣いてしまったら、とりあえずスマホの動画を見せてしまう、とりあえずお菓子をあげてしまう、という親御さんがよくいらっしゃいます。子どものイヤイヤ・グズグズに対して、スマホやお菓子に関わらずすぐ何か与えてしまったり、子どもの言いなりになってしまうのは、あまりしない方がいいでしょう。 子どもはそもそも泣くものです子どもはよく泣くものですし、よくグズグズします。特にクリニックは、お子さんにとって嫌なこともいっぱいしますし、予防接種などの注射は痛いので、機嫌が悪くなったり泣いてしまう子も多いですが、別にいいんです。 子どもが学びエスカレートする可能性も子どもは賢く、すぐ学びます。「こうやったら親はすぐに言うことを聞いてくれる」と学んだら、どんどん態度がエスカレートしていくことがあります。スマホやお菓子を与える「使いどき」を親御さんがきちんと決めて、生活の主導権を握れるようにすると、後々のしつけにも良い影響があります。 スマホは「ここぞというときにだけ」与えるようにするたとえば、電車や役所など、公共の場所で子どもがグズって本当に大変! というときに、「スマホは電車に乗るときのスペシャルね♡」という感じで、ここぞというときにだけ「とりあえず泣き止むもの」を使うようにすると、より効果的だと思います(とはいえ、親がスマホをずっと見ていてお子さんは無視は、もっと避けた方がいいかなと思います)。 NG2:イヤイヤ・グズグズしている子どもへ感情的に怒る子どもがイヤイヤ・グズグズしているときに、「だから何がしたいの!」「〇〇しちゃダメでしょ!」「しょうがないでしょ!」と怒ってしまう親御さんを、よく見かけます。突然しょうもないことでイヤイヤし始めると、ため息が出ちゃいますよね。 とはいえ、このように子どもと同じ土俵に立ってしまっては何も解決しないですし、火に油を注ぐことになってしまいます。親が感情的に怒ることで、子どもはさらに泣き叫び、親は困り果てる……ということになります。 親がイライラしなくていいように対処しておく子どものグズグズは本当にどうしようもありません。なので、突然イヤイヤが始まっても慌てなくていいように、事前に対処しておいたり、時間に余裕を持ったスケジュールで行動ができると良いですね。 例えば、電車の中でかんしゃくを起こしてしまっても、時間に余裕があれば次の駅で降りることができます。時間ギリギリだと「下車すると間に合わないのに!」とますますイライラしてしまうかもしれませんね。また、ぐずりやすい時間を外して移動したり、子どもが眠くなりやすい時間に移動をすれば、外でイヤイヤの対応をしなくて済むかもしれません。子どもがグズグズしやすいポイントを把握したうえで、グズグズしないスケジューリングをすることも大事ですよ。 ぐずったら共感して抱きしめてみてぐずったときの良い対処としては、「〇〇したかったんだね」と共感して、ギュッと抱きしめてあげましょう。そのあとは落ち着くまでそうっとしてあげるか、トントンしてあげましょう。これは、公共の場所でも、子どもが泣いても大丈夫な場所でも同じです。 イヤイヤ・グズグズに対応している親御さんへ赤ちゃんや子どものイヤイヤ・グズグズは「こんなことで!?」とか「なんでここで!」という連続だと思います。周りの目が気になったり、迷惑をかけていると落ち込んだりすることもたくさんあると思います。子どもがぐずっても、慌てて「イヤイヤを止めないと!」って思わなくていいんですよ。子どものイヤイヤに付き合うのはすごく疲れてしまいますが、親の毅然とした態度が今後の親子関係に深く関わってきます。イヤイヤしたら、慌てずに「共感して」「ギュッとして」あとはあらかじめ決めたルールであやすようにしてもらうといいでしょう。そうすると、今よりもっと上手くお子さんのイヤイヤと付き合えるかもしれません。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年09月16日長男とは6歳、次男とは3歳離れて生まれた長女。「とうとうイヤイヤ期がきたな」と感じたのは、長女が1歳半になったころでした。長男のイヤイヤ期がとても激しかったので、次男のイヤイヤ期は「かわいい」と思える余裕があった私。ただこのときは、長男の赤ちゃん返りのほうが大変だったということもありますが……。そして、上の子2人が落ち着いたころにやってきた長女のイヤイヤ期に再びイライラ。そんなとき、私自身が発したまさかの発言がきっかけで、少し気持ちがラクになった出来事をお話しします。「おむつを替えたくない」のは誰!?赤ちゃんのころからご機嫌な時間が長かった長女。しかし1歳半になったころ、今までは何もなく終えることができていた歯磨きを嫌がるようになったり、靴を自分で履きたがった挙句、履けないとひっくり返って泣いたり……が始まったのです。 不機嫌な時間が長くなってきた長女を見て、「とうとうイヤイヤ期がやってきた」と感じた私。上の2人の子どもと夫に、「イヤイヤ期だから長女が不機嫌でも怒鳴らないように」と話していました。ある日、「おむつを替えたくない」とかんしゃくを起こした長女。その様子を見た夫は「泣いているのを見ていても仕方ないでしょ。ママ、早く替えてやりなよ」と、私が手を出すだけで嫌がる長女を前に立ち尽くしているのを見て、他人ごとのように言ってきたのです。 そのとき私の中で何かがプツンと切れてしまい、「ママもおむつ替えるの嫌だ!」と、自分でも想像していなかったことを発言! 私だけではなく、夫も長女もビックリ。すると長女が「ママも嫌なんだね、一緒だね」というようなことを、私の口調をまねしながら言い、私の手を取ってくれました。 3人目でも、イヤイヤ期の子どもの相手をするのはとても疲れますし、イライラします。しかし、ごねる私をなだめようとしてくれた長女の姿を見て、「普段どんなにイライラしても、できる限りやさしく声をかけていたのが長女に届いていてよかった」と、少し気持ちがラクになりました。 イラスト/ミロチ著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
2023年07月29日子どもの自我が芽生えてきた頃に始まるイヤイヤ期。成長は嬉しいけど、パパもママもどう対応したらいいのかわからなくなりますよね。そんなとき親子で【イヤイヤ期がテーマ】の絵本を読んでみるのはいかがでしょうか? ママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさんにとっておきの8冊を厳選してもらいました。子どもは客観視でき、パパやママは対応の仕方が参考になるのでぜひ読んでみてください。イヤイヤ期がテーマの絵本 01ゾウちゃんが好き嫌いを意思表示『ぞうちゃんの いやいや』『ぞうちゃんの いやいや』 作:三浦 太郎 (講談社) 対象年齢:2歳くらいから「小さい子に大人気のぞうちゃんシリーズ。第二弾は、好きと嫌いをしっかり伝えるぞうちゃんです。『プリンいやいや』。でも好きなおうどんは『もっかい』。帽子や滑り台、ベビーカーやお花。いろいろなものが登場し、『いやいや』と『もっかい』で意思表示してゆくところは、初めての自我の芽生えにぴったりと寄り添ってくれるでしょう。気持ちのコントロールはもっとあとでOK。まずはぞうちゃんと同じだね、と声をかけてあげて」イヤイヤ期がテーマの絵本 02イヤイヤモードに入ったときの気分転換法とは?『ソフィーのイヤイヤき』『ソフィーのイヤイヤき』 著:ローズマリー・ウェルズ 訳:ホール 美紗衣 (フェーズシックス出版) 対象年齢:1歳~年長くらいまで「2歳のお誕生日を迎えたソフィー。待ってましたとばかりのイヤイヤが朝から始まります。いくつになったのと聞かれても答えたくなんてありません。可愛いワンピースを着せようとしても、おいしいパンケーキを出しても、気に入らないことばかり。そこで、気分転換におばあちゃんと出かけることに。するとどうでしょう? 気分を素敵に『変身』させるためのコツは、想定外のところにあるのかもしれません。アメリカで愛されてきたロングセラーをぜひ」イヤイヤ期がテーマの絵本 03幼稚園の行きしぶりに共感『ようちえんいやや』『ようちえんいやや』 作・絵:長谷川 義史 (童心社) 対象年齢:3歳くらいから「幼稚園や保育園に行ってしまえばなんともないのに、お家では『いやや』と泣く子も多いはず。そんな気持ちを代弁してくれるのが本作品。何がいやなのかな? ご挨拶やお歌が苦痛だったり、ときにはお名前につくマークが気に入らなかったり。些細なことに思えても子どもには『大事件』です。自分だけではないとわかると、お子さんも何が嫌なのか打ち明けやすくなり、大人たちも気持ちのサポートをしやすくなるでしょう。でも実は……。最後に明かされる本音にほっこり」イヤイヤ期がテーマの絵本 04くすっと笑える愉快なお話『ピエールとライオン』『ピエールとライオン』 作:モーリス・センダック 訳:じんぐうてるお (冨山房) 対象年齢:3歳くらいから「イヤイヤ期の長短は子どもによってさまざまです。長引くと一体いつ終わるのかしらとため息をついてしまうことも。でも、少し大きい子ならセンダックのこんな作品を一緒に楽しめるご褒美も。ピエールは、誰に何を言われても『ぼく、しらない!』の一点張りです。いよいよお母さんもお父さんもお手上げというところに、大きなライオンがやってきます。それでもピエールは相変わらず。そこでライオンが取った行動は? あっと驚く展開のあとのには『ためになる言葉』。愉快なお話でしっかりと子どもの心に届きそう」イヤイヤ期がテーマの絵本 05パパとママも参考になる!『おでかけのまえに』『おでかけのまえに』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 (福音館書店) 対象年齢:2歳くらいから「イヤイヤの理由のひとつは、なんでも自分でやりたいという自立への思い。まだまだ上手く自分でできなくても、その気持ちを尊重して見守ってあげたいところです。ここでは、ちいさなあやこが、ピクニックの準備をする大人の手助けをしようとします。お弁当箱に食べ物を詰めてみたり、バッグを閉めてあげようとしたり。でももちろん上手くいきません。挙げ句の果てには……。次々と大人が困ることが起こりますが、あやこの両親は叱りません。子どもの思いが素直に描かれていて、とても愛らしい一冊。大人の対応のお手本にもなりそう」イヤイヤ期がテーマの絵本 06これを読んでお着替えに挑戦!『はけたよ ずぼんぼん』『はけたよ ずぼんぼん』 作・絵:minchi (PHP研究所) 対象年齢:2歳くらいから「この時期のお着替えには手こずることも多いはず。自分でできたらスムーズかも。小さな女の子は朝起きると、仲間のきのこちゃんたちと一緒に洋服選びをします。可愛いきのこ模様のずぼんを引っ張り出して、さあチャレンジ。どこに足をどう入れるのかな。じっくり、ゆっくり。失敗してもやり直せば上手くいく。口ずさみたくなるようなリズミカルな文に、楽しくてわかりやすい絵で、子どもの『やってみたい』にも繋がりそうです。お洋服も小さい子が選びやすいよう、環境を整えるのも大切ですね」イヤイヤ期がテーマの絵本 07イヤイヤ全盛期をユーモラスに表現『やだやだベティ』『やだやだベティ』 作・絵:スティーブ・アントニー 訳:平田 明子 (鈴木出版) 対象年齢:4歳くらいから「たった一本のバナナで大騒ぎになる。そんな絵に描いたようなイヤイヤ全盛期のちびっ子ゴリラのベティ。お腹が空いてバナナを食べようと思ったのに、うまく皮が剥けないのでわめきます。オオハシくんがやってきて剥いてあげると、自分でやりたかったと大泣き。やっとのことで食べようとした途端に、折れてしまい……。ちょっと厄介な年頃の姿を、あたたかみのあるユーモアでわかりやすく描いています。お子さんと笑って和んで、このハードルを乗り越えましょう!」イヤイヤ期がテーマの絵本 08子ウサギのイヤイヤが治まる瞬間は?『やぁだ!』『やぁだ!』 作:マルリョケ・ヘンリヒス 訳:木坂 涼 (BL出版) 対象年齢:2歳くらいから「子どもの主張にはゆっくりつき合ってあげたいものです。とりあえず『嫌だ』と言ってみたい気持ちもあるでしょう。でも、やらなければいけないこともあると理解させる必要も。親にとってはひと苦労ですよね。どうしたら、気持ちを変えてもらえるか。本作品の子ウサギは、『着替えてねー』と声をかけられても『やぁだ!』。だけど、お気に入りの服が目に入ると……。というように、『ごはんを食べてね』『外で遊んだら』などと言われても拒絶しますが、好きなものが目に入ると、コロッと気持ちが切り替わる様子に思わずクスッ。親子でイヤイヤ解決のヒントに!」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。関連記事 PARENTING2022.04.10【戦争・平和がテーマの絵本 8選】今、親子で考えたいことPARENTING2022.05.11【友だちづくりがテーマの絵本 7選】新学期に親子で読みたい!PARENTING2022.07.14【 きょうだいができる前に読みたい絵本8選 】お兄さん、お姉さんになる準備をしようPARENTING2022.08.09【好奇心をかきたてる”実験”がテーマの絵本8選】 自由研究におすすめ!PARENTING2022.09.26【嘘がテーマの絵本 8選】子どもに伝わる嘘がダメな本当の理由PARENTING2022.10.19【食育がテーマの絵本10選】食欲の秋を絵本で堪能しようPARENTING2022.11.25【性教育がテーマの絵本8選】「赤ちゃんってどうやってできるの? 」と聞かれたら読んであげよう!PARENTING2022.12.19【お手伝いがテーマの絵本8選】冬休みに掃除や料理に挑戦してみよう!PARENTING2023.01.18【あいさつがテーマの絵本8選】新年は気持ちよくあいさつしよう!PARENTING2023.02.21【お金がテーマの絵本10選】学校や園では教えてくれないお金のことを絵本で学ぼうPARENTING2023.03.28出会いと別れの季節に読みたい 【引っ越しがテーマの絵本8選】PARENTING2023.05.31父の日に読みたい!【かっこいいパパがテーマの絵本6選】PARENTING2023.06.26雨の日に読みたい!【お家遊びがテーマの絵本8選】
2023年07月24日2歳0ヶ月~2歳6ヶ月のごろの子どもの体・心・言葉の発達とは?見た目にも、さらに子どもらしく成長していく2歳代。個人差はありますが、子どもとして一通りのことができるようになる一方で、すべて自分が思った通りにはいかないこともだんだん分かってくる1年間の成長ぶりを、2歳6ヶ月ごろまでと、それ以降に分けて解説します。Upload By 発達障害のキホン参考:保育所保育指針解説書|厚生労働省2歳0ヶ月~2歳6ヶ月のごろの身長と体重は以下が目安となっています。・身長男児:81.1~92.5cm/女児:79.8~91.2cm・体重男児:10.06~14.55㎏/女児:9.30~13.73kg自我が芽生えて、自分が思ったように行動したがります。すると、手をつなぎたがらなかったり、なんでも「いや」と言うことも増えていきます。自分でしたいのにうまくできないことがあると泣いたり怒りしたり、嫌なことがあるとまったく動かなくなったりもします。語彙がぐっと増えて、「かわいい」「楽しい」など、自分が思ったことや状況を言葉にして伝え始めます。まだ文字は読めませんが、お気に入りの絵本の内容をよく覚えていて、まるで読んでいるかのように、内容をひとりでおしゃべりすることもあります。積み木やブロックをいろいろな形に見立てて組み立てたりするようになります。また、友だちのことを認識し始めて、名前で呼ぶようになり、追いかけっこをしたり、一緒に遊ぶようになります。身体機能はますます発達して、走ったりジャンプしたり手すりにつかまらずに階段を上り下りできたりと、体を自在に動かせるようになります。ボールを投げたり蹴ったり、遊具を使った遊びも上手になります。三輪車にまたがって、地面を蹴って進むなど全身のバランスをとった動きもでき、音楽に合わせてダンスや体操もします。手先を自在に動かせるようになると共に身の回りのことができるようになります。手先は細かい動きができるようになり、スプーンを使って食事をしたり、クレヨンでぐるぐる円を描いたりすることができるようになっていきます。2歳6ヶ月~3歳ごろの子どもの体・心・言葉の発達とは?Upload By 発達障害のキホン2歳6ヶ月~3歳ごろの身長・体重は以下が目安となっています。・身長男児:85.2~97.4cm/女児:84.1~96.3cm・体重男児:10.94~16.01㎏/女児:10.18~15.23㎏赤、青、黄色などはっきりした色の区別が分ります。大きい小さい・長い短い・同じなどの概念が分かるようになって、形合わせのパズルなどもできるようになります。大人の言うことになんでも「いや」という態度は、子どもによってはだんだん落ち着いてきますが、まだまだ「いや」と言うことも多いでしょう。友達とは平行遊び(一緒にいて同じ遊びをしていること)ですが、一緒に遊ぶようになり、友達の動きをまねしてふざけたり、ここにいない友達の様子を気にかけたりするようになります。自己主張は一層激しくなり、友達とおもちゃの取り合いなどのけんかもします。少し前の記憶を思い出せるようになり、「○○ちゃん(自分のこと)、パパと公園行ったの」といったことを話すようにもなります。デコボコ道や段差がある歩きにくい道も転ばずに歩いたり、平均台のような狭い台の上を横歩きしたり、20㎝くらいの高さならジャンプして飛び降りることができます。遊具を使った遊びでは、ジャングルジムによじ登り、鉄棒にぶら下がったり。三輪車などをこいで進むことができます。スプーンやフォークを使い分けて、ほとんどこぼさないで食べるようになります。クレヨンで形を描くだけでなく、「おはな」「ママ」「いぬ」など身近なものをイメージして描くようになります。2歳代の排泄の発達トイレトレーニングを始めるには、排泄をある程度ためてからできるようになること、言葉で体の状態を伝えるようになってできることの両方が必要で、体と言葉両方の発達が関係しています。このため、個人差は大きくありますが、だいたい2歳代ごろには、「おしっこが出そう」ということまで伝えられるようになり、多くの子どもがおむつを徐々に卒業します。ただ、2歳代では、小便はトイレでできても、大便はできないということも多いでしょう。間に合わないなどの失敗することはまだまだありますが、だんだんできるようになっていきます。通院の目安や、発達の遅れや育てにくさを感じた場合の相談の目安0~1歳代に比べて体力的に成長し、自己免疫も獲得していきます。それでも、保育園で流行するとインフルエンザ、RSウイルス、手足口病、アデノウイルス、胃腸炎などの感染症にはかかりやすいでしょう。外遊びが増えてくるにつれて、熱中症やしもやけといった、外気温の影響による症状も多くみられます。こうした病気や症状は、治る病気です。体力がついてきた2歳児にとって、そのときは苦しいかもしれませんが、小児科を受診して安静にすれば、ほとんどは回復します。ますます活発に体を動かすようになり、ころんだりぶつけたりといったケガも増えます。頭を打った、出血が止まらない、やけど、打ったところがひどく腫れる、などがあったら、すぐに受診しましょう。さらに、原因は病気でもケガでも、意識がない、呼吸がおかしい、痙攣を起こしているという場合には、救急医療に連絡してください。また、今までできていたことができなくなったり、したがらなくなったりという場合には、かかりつけの小児科で、まずは相談してください。参考:年代別・世代別の課題(その1)|厚生労働省(7ページ)参考:保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)|こども家庭庁参考:白河市 保健福祉部こども支援課2歳代は、自分の意志がはっきりしてきて、身体能力としてもさまざまなことができるようになります。それでも、自分が思ったようにできないことや、大人に制限されることに対して、怒り泣きするようなことはよくあり、イヤイヤ期と呼ばれる所以です。それでも、特に次のような様子がみられる場合、発達について少し気にかけたほうがいい状況かもしれません。・癇癪同じことにこだわって、何時間もその場を離れられないなど、手がつけられなくなるほどの癇癪を起こす。・チック症、常同行動自分の意志とは違う様子で体の一部が勝手に動いてしまうチックや、同じ場所でくるくる回っているといった常同行動がよくみられる。・多動興味があるものに突進してしまう、突然走り出す。頻繁に迷子になる。・集団行動をしない、苦手極端に人見知りで、児童館など同じところに何度通ってもなじめない。ほかの子どもの様子にまったく関心がない。ひとり遊びが多く、ごっこ遊びや見立て遊びをしない。・夜泣き(夜驚症)眠っているのに突然泣き叫ぶ、抱っこしても、水を飲ませようとしても、わけも分からず泣き続けて、本人も覚えていない。・遊びたがらない手が汚れることを極端に嫌がって、砂や粘土などで遊びたがらない。こうした「様子が気になる」ことや「育てにくい」と感じることが多い場合は、一度発達相談で専門家に話をしてみるといいかもしれません。発達が遅れているかも?と思った時の相談先自治体で行われる乳幼児健診は、1歳6ヶ月の次は3歳児健診となり、2歳代はありません。でも、もし発達の遅れが心配されるときには、かかりつけの小児科医でまず相談してみましょう。あるいは、次のような地域の相談窓口を活用しましょう。公的機関であり、健康や保育に関する地域の相談窓口のような場所です。各種の健診、発達相談などを行っています。引っ越したばかりなど、どこに相談していいか分からない場合にも地域医療とつながる最初の窓口となります。保健センターと同様に公的機関ですが、児童発達支援センターは子どもの発達支援に特化した窓口となります。発達相談をしたのちに、児童発達支援センターでもっと具体的な子育てについての相談などができます。参考:児童発達支援センターの位置づけについて|厚生労働省家庭でできることあまりにいうことを聞かず、イヤイヤばかり言われると大人も疲れてしまうかもしれません。でもそこで感情的にならずに受け流すことも必要です。たとえば、着替えがイヤというときには、「どっちにする?」と選択肢を見せて子どもに選ばせたり、突然何かをさせるのではなく、「そろそろお水飲もうか」などと見通しが持てるような声かけをすることも大事です。大切なのはらないことです。叱っても状況が悪化することはあっても、収まることはほとんどありません。まずは子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。寄り添うというのは、そのときのその子どもの気持ちを代弁することです。うまくできなくて怒ったら「おしかったね」、泣いていたら「かなしかったね」という具合です。「もう一回やってみようか」という誘いもよい方法です。ただ、こうしたことは、大人の側の心の余裕がないとできないものです。保護者だけで頑張ろうとしないで、保育園、児童発達支援センターなどで相談することが大切です。参考:国立障害者リハビリテーションセンターまとめ自分のしたいことと自分ができることのギャップから起こる「イヤイヤ期」真っただ中の2歳代。それだけ心身ともに成長している証でもあります。それでも、保護者として疲れ果ててしまうようならば、家族だけで解決しようとしないで、発達相談や地域の相談窓口をうまく活用して、早めに相談してみましょう。
2023年07月22日わが家は3歳の娘がいる3人家族。2歳ごろから始まるイヤイヤ期を覚悟していましたが、娘は3歳からスタート。イヤイヤ期の娘を毎朝保育園に連れて行くのはひと苦労です。ある日、どうしても娘の気が乗らず、保育園に遅刻。体力も気力も使い果たした私に、保育園の先生がかけてくれた言葉とは……? 娘が魔のイヤイヤ期に突入!ママの苦労 娘が3歳を迎えたころ、何を提案しても「イヤ!」と言うように。以前は、代替案を出したり選択肢を与えたりすれば受け入れてくれたのですが、もう聞く耳を持ちません。そんな娘との朝は本当に戦争のよう。やりたいことができなかったら「あたしがやりたかったのに~」と大泣き。保育園に遅刻しない範囲でできる限りやらせてあげます。あの手この手で、準備を済ませてどうにか保育園に行く日々が続きました。 もともと落ち着いた性格だった私も、毎日イライラするように。ある朝、準備を済ませて家を出るだけというときに、娘が「保育園行かない!」と言い出しました。なんとか出発するよう誘導したのですが、すでに遅刻する時間。ため息をつきながら遅刻することを保育園に電話しました。私の疲れ切った声で察してくれたのか、先生から「ママは大丈夫ですか?」と温かい言葉をかけられ、ふいに涙がこぼれます。 保育園に無事到着すると、待っていた先生方から「よく来たね~!」「お母さん、大変でしたね!」などと声をかけてもらいました。先生の明るくてやさしい声掛けに、さっきまでイライラして落ち込んでいた気持ちがスッと晴れたように。おかげで気持ちを切り替えて仕事に取り組めました。まだまだ終わりの見えない娘のイヤイヤ期ですが、保育士の先生のおかげで頑張れそうです。 作画/うめたま堂本舗著者:中川みかん
2023年07月20日娘が2歳のときにやってきた激しいイヤイヤ期。つらい育児は毎日続き、憂うつな日々を過ごします。しかし、そんな日々を変えたのは、ひとつの気づきでした。 「ママだって嫌!」涙した後にわかった娘の本心 2歳過ぎからイヤイヤ期が始まった娘。保育園に行こうと言えば「嫌」、靴を履こうと言えば「嫌」と、提案のほとんどは却下が当たり前の毎日でした。このころ転勤の関係で実家からは離れた県にいたため、頼れるのは夫と保育園のみ。そのため夫が忙しい時期に娘が体調を崩せば、私が在宅ワークに切り替え、終わらない分は深夜に仕事をするといったことも度々あったのです。 しかし、そんな育児と仕事の板挟み状態は3日ほどが限度……。少し回復した娘におかゆを出し「嫌!」と全力拒否されれば耐えられません。「私だって嫌!」と大激怒し、思わず顔をそむけて涙しました。怒った後もしばらくイヤイヤ攻撃は続いたのですが、少しすると「おいしいー」と言い始めた娘。ふと視線を戻すと、ニコニコとおかゆを食べていたのです。不思議に思い見つめていると、おかゆの温度が冷めていることに気がつきました。 このときおそらく娘は「(熱いのが)嫌!」と言いたかったのでしょう。おかゆが嫌なのではなく、おかゆの温度が嫌だということに気づき、初めて娘の「嫌」に種類があることを発見。それ以来「この嫌の理由は?」と考えることで、イヤイヤ期を少しラクに乗り越えられたと思っています。 作画/mosu著者:斎藤アキ
2023年07月14日イヤイヤ期真っ只中にいる3歳の息子のワンオペ育児に限界を感じていた私は、たびたび実家を訪れて気分転換をしていました。しかしある日、なかなか泣き止まない息子に対して、実家の父が驚くべき行動をとったのです。 夫の夜勤でワンオペ育児…助けを求めて実家へ 夫の会社は慢性的な人手不足。そのため、夫は残業や休日出勤と忙しい日々を送っていました。ある日「期間限定で夜勤に入ることになった」と夫から報告が。そのときは1~2カ月程度の予定だったはずですが、気づけば半年もの月日が経過していたのです。イヤイヤ期真っ最中にいる息子のお世話に限界を感じていたころ、第2子の妊娠が判明。情緒不安定になった私は、週に2~3日息子を連れて実家に行くことでストレスを解消していました。実家と自宅との往復は大変でしたが、息子と遊んでくれる母や実妹がいたため、助かることも多かったのです。 問題は父です。私の父は口数が少なく少々怒りっぽい性格。私が学生時代に無理言って家を出たこともあり、これまで父と良好な関係を築けていませんでした。実家に帰っていたあるとき、余裕のなかった私は泣き止まない息子をしばらく放っておいたことがありました。すると先に夕飯を食べていた父が、わざとガタガタと大きな音を立てながら食べかけの料理を持ってキッチンへ。逃げるように去って行き、そこで夕飯の続きを食べ始めたのです。その様子を見ていた母ですが、父に味方して何も言ってくれません。母に咎められることのない父は、何事もなかったかのようにキッチンで食事を続けていました。 父の思いやりのない行動にイライラしてしまった私。「うるさいなら言えばいいじゃん!」と言いたかったものの、今後実家に来づらくなると思い、黙っていました。第2子が生まれれば、これからも実家の世話になることが想定できます。少しずつでも父と良好な関係を築けるように、子どもに関する悩みなどについて話し合っていけるようになりたいと感じた出来事です。 作画/CHIHIRO著者:後藤愛子
2023年07月11日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんの育児マンガです。今回はイヤイヤ期に真っ最中の娘さんのお話です。1度泣き出すとなかなか泣きやまない娘さんを必死にあやすこむぎさん。なんとか気をそらせようと、慌ててテレビをつけるのですが……? 葛藤する娘を見て、ママが思ったことは? イヤイヤ期真っ最中の娘。何か気に入らないことがあると、すぐに泣き喚き、なだめて落ち着かせるのが大変です。 好きなおもちゃや動画で気をひこうとしても、手がつけられないときもしばしば。 しかし、時には興味を持ってくれることも。 それでも、すぐには泣き止まずにちょっと見ては、「ハッ」と思い出したようにまた泣いたり……。 その様子がおかしくて、いつも笑ってしまうのでした。 著者:ライター こむぎ イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ
2023年07月05日私は2人姉妹のママですが、現在4歳になった長女は、次女が生まれた直後は赤ちゃん返りがあったものの、イヤイヤ期がさほどなく、むしろ「イヤだ!」という否定の言葉はほとんど発しませんでした。私自身が心がけていた育児方法をお話しします。次女が1歳になって気付いた長女の穏やかさ次女は現在1歳3カ月ですが、2人目ということもあってか、すでに「ねんね」「くっく(靴)」「ばいばい」など数十個の単語を話しています。そのなかでも次女がよく発している言葉は「イヤ!」と言う単語です。たとえばこちらがよかれと思ってお茶を差し出すと、次女本人がもういらないの意味で首を振り「イヤ」とはっきり言うものですから、意味もばっちり理解しているなという感じでした。 姉妹の語彙力の違いはどこから?長女は1歳代のころはおろか、2歳になっても「イヤだ」「きらい」といった否定的な単語を発することはほとんどなく、かと言って決して喋れない訳でもなく、2歳のころには「大きい犬(のおもちゃは)、どこにいった?」などと文章で喋れるレベルでした。 そこで私は「姉妹の語彙力の違いはどこからくるのか?」と考えるきっかけとなったのです。私は、長女がなかなか発することがなかった「イヤ!」を、なぜ次女はこんなに早期から言えるようになったのだろう?と、次女の行動についてよく眺めてみることにしてみました。 長女が次女に「イヤ」を連発次女は一緒に遊んでほしくて長女によくちょっかいを出します。そのたびに次女は長女の真剣に遊んでいたおもちゃを取り上げてしまうので、長女はたまりかねて「イヤだ! やめてよ」とイヤという単語を連発していたのです。 数えてみると、長女は1日に10回ほどは次女に向かって「イヤだ」「やめて」と言っていました。「こんなにイヤと言っていたら、そりゃあ次女も覚えるよな~」と思ったのと同時に、私自身の長女におこなってきた言葉づかいについて改めて考え直してみました。 私自身がイヤという単語は極力控えていた一足早くにママになった友人たちからイヤイヤ期について聞いていたので、私自身がなるべくイヤイヤ期が凄まじいものにならないように「まずは自分自身が長女に対してイヤ・嫌いなど否定的な言葉は使わないようにしよう」と心がけていたことに気付きました。 もちろん完璧に「イヤ」という言葉を私自身が使わずにいられるかと言えばそうではなかったです。しかし、少なくとも子どもが悪さをしたときなど、しつけの場面で「そんなことをする子は嫌いだよ」とか「ママは嫌な思いをした」といった言葉は使わないようにしていました。 長女は「これが欲しい」と言って泣くなどの自己主張は当然ありますが、「ママ、きらい!」「ママがイヤ!」など、こちらが悲しくなってしまうような言動は一切なかったのです。「自分たちが声かけしていった言葉で、今の子どもの言語がつくられている」と思うと、より一層言葉づかいには気を付けなければと身が引き締まる思いです。 監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月01日2歳の娘はイヤイヤ期の真っ盛り。特に娘が嫌がることの1つが、歯磨きです。娘は前から歯磨きが嫌いでしたが、イヤイヤ期になるとますます歯磨きを嫌がるように。歯磨きの時間になるとおもちゃで遊びだしたり、「絵本読んで」などと言って私の気をそらそうとしたりし、歯磨きから逃れようとする娘。甘いフルーツやジュースが好きな娘の歯の健康が心配な私は、さまざまな手を使って娘の歯磨きをし、虫歯予防に努めています。 お気に入りの歯磨きグッズで楽しく歯磨き娘があまりにも歯磨きを嫌がるので、娘の手を抑え、無理やり歯磨きをさせた時期もありました。しかし、娘はあきらめるどころかますます反発して歯磨きから逃げ回るように。まったくの逆効果でした。そこで、歯磨きの時間が楽しくなるよう、私は2つのことを工夫しています。 1つ目は、娘が好きなキャラクターの歯ブラシを使うこと。娘は自分で選んで買った歯ブラシが気に入ったようで、歯磨きの時間になると「〇〇(キャラクターの名前)の歯ブラシがいい」と言うように。2つ目は、フルーツ味の歯磨き用ジェルを使うこと。3種類の製品を試し、娘が気に入った物を使っています。2つの工夫により、娘は歯ブラシを口に入れさせてくれるように。 遊びの中で歯磨きの大切さを伝える私は歯磨きをテーマにした絵本を毎晩娘に読み聞かせ、歯磨きをしないと虫歯になって痛い思いをしてしまうことを繰り返し娘に伝えています。歯磨きの大切さを遊びの中で楽しく娘に伝えるために、歯医者さんごっこも一緒にしています。 虫歯で苦しむ患者さん役を私が演じ、「甘いお菓子をたくさん食べたのに、毎晩歯を磨かないで寝ていたら、歯が痛くなっちゃったの」と嘆くと、歯医者さん役の娘がブラシの形をしたおもちゃで私の歯を磨くまねをするように。娘は歯磨きの必要性を理解してくれているようで、とても有効だと私は感じています。 歯の検診で専門家に診てもらう私は、娘が1歳7カ月のころから4カ月ごとに歯の定期検診に娘を連れていき、娘の歯にフッ素を塗ってもらっています。自治体が開催する歯科検診にも必ず参加するなど、機会があれば専門家に娘の歯を診てもらうように。家では歯磨きを嫌がる娘も、歯医者さんの前ではおとなしく大きな口を開き、歯を磨かせてくれます。 検診では、歯医者さんから歯磨きの指導やアドバイスを受けることもできます。「歯ブラシだけでは取り除きづらい歯と歯の間の汚れには歯間ブラシを使うと良い」「歯磨きのあとでお菓子を食べたがったときはキシリトールのタブレットを与えるのも手だ」など、検診で歯医者さんからいただいたアドバイスを日常生活で取り入れています。 まだまだ歯磨きを嫌がる娘ですが、30秒~1分くらいは歯磨きをさせてくれるように。歯は一生もの。娘がどんなに歯磨きを嫌がっても、私は娘のためだと思って心を鬼にし、娘の歯磨きをしています。私自身、5年前に虫歯になり、4カ月におよぶ治療に苦労した経験が。娘には同じ経験をしてほしくないと私は思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2023年06月25日悪魔の3歳児?3歳児の癇癪がひどい理由は?2歳ごろのイヤイヤ期との違い癇癪(かんしゃく)とは、大きな声で泣いたり、激しく叫んだり奇声を発したりするなどの興奮を伴う混乱状態を指します。気持ちのコントロールがうまくできない幼少期に起こりやすいと言われており、コミュニケーションの手段として習慣化することもあります。乳幼児期(0~1歳)ごろはオムツが汚れている、お腹がすいている、眠いなどの生理的に不快な状況がきっかけで癇癪を起こすことが多いです。1歳を過ぎると自分のしたいことがだんだんと分かってきます。保護者のしたことが自分のしたいことと違う場合に癇癪を起こすことも増えてきます。2歳を過ぎると本格的な「イヤイヤ期」に入ってきます。「魔の2歳」なんて言葉も聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。発語も出てくるので、「いや!」と言葉で自分の主張をしてくることも増えるでしょう。3歳になるとより一層知識・思考力が高まり、自分の主張を言えるようになってきます。「魔の2歳」のときよりも言葉も増え、体力もついてきているので「悪魔の3歳児」と呼ばれているなんてことも。このコラムでは、・3歳児の発達の特徴・2歳のイヤイヤ期と3歳児の癇癪との違い・3歳児の癇癪の原因・ひどい癇癪は何歳まで?癇癪が落ち着く時期・定型発達の子どもの癇癪と発達障害のある子どもの癇癪の違い・癇癪がひどい場合の相談場所など、3歳児の癇癪にまつわるギモンから、子どもの癇癪にまつわる保護者のお悩みや困りごとなど専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【小児科医に聞く】3歳児の癇癪で気になるギモンに小児科医が回答ここでは、小児科医の藤井明子先生に3歳児の癇癪の原因や、ギモン、家庭や園、外出先での対応のコツについてお答えいただきます。(質問)イヤイヤ期がそろそろ終わるかと思ったら、3歳になって癇癪がパワーアップした気がします。3歳児の癇癪の原因は何ですか?癇癪はいつごろ落ち着くのでしょうか?(回答)3歳になると、言葉がふえ、短い文章で意思を伝えるようになり、感情の表現が豊かになります。運動面では、歩く/走るといった大きい運動(粗大運動)が向上するだけでなく、手先を使った細かい動き(微細運動)、たとえば積み木を積んだりといったことができるようになります。社会性も発達し、他者とのコミュニケーションが進み、自分の気持ち、人との関係性を意識するようになります。3歳の癇癪の原因は、2歳児よりもできることが増え、自分でやりたいという自己主張が増えたり、感情表現がはっきりすることで、癇癪となることがあります。3歳児は2歳児に比べて、言葉が発達し、感情コントロールも向上しているので、癇癪がへる傾向が見られます。しかし、3歳になって入園したり、習い事など集団生活に参加したりと環境の変化の機会もあり、それに伴いこれまでなかった癇癪が起こることもあります。癇癪は、気持ちの言語化ができるようになり、感情のコントロールが向上すると落ち着いてきます。3歳後半から4歳ごろになると落ち着いてくるお子さんが多いです。しかし、子どもの成長や発達は個人差があるため、癇癪が落ち着かない場合には、かかりつけ医に相談することをおすすめします。Upload By 発達障害のキホン(質問)無茶苦茶な要求をしては通らないと暴れます。親のしつけが悪いのでしょうか?(回答)癇癪が強いのは、お子さんの感情コントロールの発達の段階がまだ、成長過程だからです。親御さんのしつけのせいではありません。きょうだいを同じように育てても、癇癪が強い場合もあれば癇癪がほどんどない場合もあり、お子さんの個性はさまざまです。無茶苦茶な要求をされても、「〇〇ちゃんは、これをしたかったんだね」とお子さんの気持ちの言語化を代わりにしましょう。気持ちを受け止めつつ、「でも、今はできないよ」とできないことを伝えましょう。暴れてつらいと思われるかもしれませんが、癇癪を起こしたら、要求が通るという流れにならないように、できないことは、できないと冷静な態度を取るのが良いでしょう。そして、気持ちが落ち着いたら、それまでやっていた活動に戻り、穏やかな時間を共に持ちましょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)わが子の癇癪がひどくてしんどいです。よい対応方法、やってはいけない対応方法はありますか?(回答)「〇〇ちゃんは、これをしたかったんだね」とお子さんの気持ちの言語化を代わりにしましょう。気持ちを受け止めつつ、「でも、今はできないよ」とできないことを伝え、気持ちが落ち着くのを待ちます。外だと癇癪はないのに、家庭内で癇癪が目立つというお子さんもいます。理由として、園などの集団生活では気を張って頑張っている分、家ではリラックスして気持ちを発散していることなどが挙げられます。その場合、家ではリラックスしやすい環境を整えることが大切です。家の中で癇癪を起こした場合には、安全な場所に一定の距離をもち離れ、クールダウンする時間を設けるのも良いでしょう。園でも、落ち着く環境に行き、クールダウンできるよう工夫しましょう。教室から離れて、職員室へ先生と2人で行く、机の下に潜るなど、落ち着く場所はお子さんによってそれぞれです。園の先生と対応について、相談することをおすすめします。外出先では、癇癪が起きた場所から少し離れて、気持ちが落ち着くのを待ちます。短い静かな時間を過ごして、元の活動に戻ります。癇癪が激しいと、お子さんの要求をかなえてあげたくなることがあるかもしれません。しかし、お子さんの要求を叶えると、癇癪を起こすことが、自分の要求を表現する仕方になってしまうので、気持ちの言語化をサポートしながら、落ち着くのを待ちましょう。【発達ナビQ&A】子どもの癇癪にもう限界…周囲の目も気になってしまい発達ナビのQ&Aコーナーでは、子育てに関する疑問や知りたいことを質問するとほかの発達ナビ会員の方々が実体験などをもとに答えてくれます。癇癪に関する質問とその回答をご紹介します。いつもお世話になってます。診断はまだですが自閉症スペクトラムであろう3歳半の娘がいます。少しでも気に障ったり気に入らないことがあると「バイバイ!!」と言って原因のものを自分から遠ざけます。積み木をしていて、崩れたりすると自分の目の届かないところに持っていかせます。今朝保育園に傘を持っていって、お迎えのときに雨が降っていなかったので、うっかり忘れてしまいました。でも10メートルくらい歩いてすぐ気づいたので「傘忘れたね!取ってこようか」と声をかけたらパニックになってしまいました。傘を取ってきて「バイバイ!」と私に言ってきても、その辺に捨てるわけにもいかず、家まで持って帰ろうとしても大泣きで動いてくれませんでした。その間お友だちやママさんがたくさん通ってすごく辛かったです。まだ言葉の理解が弱く、すぐ癇癪を起こします。いつか落ち着く日はくるのでしょうか。こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。引用:(略)幼稚園での出来事についてはしかたないとして、傘とかは、じぶんできづけは、偉いねですが、普段はお母さんが確認してもって帰ってくることにしてはどうでしょうか?お帰りにもう一度戻る、きっと耐えがたい気分なのだと思います。人前で混乱させないには、イレギュラーな出来事に遭遇させないことだと思います。(略)引用:(略)やはり事前告知が一番安定します我が家の場合、長男が文字を読むのが好きだったので、折り紙などの裏にボールペンで予定を2通り書いて選ばせたりしていました例えば、遊びに行く場合だと、11:00が今、お昼は何時かな?(12時!と答えてくれる)、じゃあ12:00〜13:00までお昼だよね。13:00〜遊びだね。と時間軸を横に置いてスケジュールを見える化します。ママはこっちの方がいいと思うんだ!と言いながら、11:00(今)〜12:00をお昼、13:00〜ずーっと遊び。みたいにパッと見ても先にご飯食べた方が途中抜けしないで遊べるよ!とメリットを感覚で理解しやすいように伝えました。(略)参考:発達ナビQ&A(解説)発達障害のお子さんの癇癪は、定型発達のお子さんに比べて、癇癪が強い傾向にあります。それは、こだわりが強かったり、気持ちのコントロールが未熟だったり、見通しが立たないことに不安を感じやすいなどの、特性が関係していることがあります。気持ちの言語化を図り、落ち着かせようとしても、なかなか落ち着かないなどある場合には、発達障害か否かを悩むよりも、かかりつけ医や保健センター、発達相談センターなどに相談することをおすすめします。Upload By 発達障害のキホン癇癪についての関連コラムはこちらコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月22日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2023年06月22日保育士の中田馨さんが、実際にやっているイヤイヤ期のかわしワザ【お食事編】を教えてくれました。「苦手な食べ物を食べない」イヤイヤ星人、「椅子に座らない」イヤイヤ星人など4パターンに分けて詳しくマンガで解説!こんにちは、保育士の中田馨です。「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」のうち、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 作画/はたこ著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年06月21日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
子育ては毎日がたからもの☆