「不妊」について知りたいことや今話題の「不妊」についての記事をチェック! (10/11)
2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産するまでのエピソードを9回に分けてご紹介! 夫と「これが最後」と決めた不妊治療をおこなっています。洗浄の痛みに耐え、採卵を終えて帰宅しました。前回採卵したときに受精したのは、わずか2個。今回も…。せめて1個だけでも…。そんな気持ちで電話を待ちました。嬉しさと安ど感でホッとしたのもつかの間、今度は、次回の胚盤胞移植までキャンセルの電話が来ないことを祈る日々……。まだまだ気の抜けないときが続きます。 かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!blog:「おじゃったもんせ双子~笑いと涙の双子育児」Instagram:かよポン@kayoponkan
2019年11月02日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産するまでのエピソードを9回に分けてご紹介! ~ あらすじ ~旦那さんと出会って半年でスピード婚。結婚当時、仕事が忙しく、不正出血が何週間も続き、婦人科を受診したところ左右両方の卵管が詰まっていることが判明!「自然妊娠は90%以上難しい」と告げられ、不妊治療を開始するも、出血が続き命の危険に……! その後、顕微授精、体外受精を試みるも妊娠判定は陰性。一度赤ちゃんを諦めようとしたものの、やっぱり赤ちゃんが欲しい…! 自分の周囲の赤ちゃんや子どもの姿をうらやましいと思いつつ、『夫婦二人で過ごすのもいいかもしれない』。そんな風に思い始めた矢先に、義母の病気が再発しました。義母に…子どもの顔をみせてあげたい。 やってみてダメならそれでいい。でも、やらずに諦めるのはいやだ。私にはまだ治療を頑張れる時間が残されている。だから、やりたいんだ。やってみたいんだ。 ついにダンナが「1回だけ…本当に治療はこれが最後、ダメなら諦めること」と、承諾してくれたのでした。個人差はあるものの、私の場合採卵よりも、その前の洗浄が「ひぃぃーーっ!」と、飛び上りたくなるほどの鈍痛で、永遠とも感じる時間を耐えに耐えました。 その時、看護師さんに「赤ちゃんほしいんだったらがんばる!」と励まされたものの、「わかっとるわい!」と心の中で思い切り毒づいてしまった私でした。そして、卵は無事、5つ採ることができました。 かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡ 著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!blog:「おじゃったもんせ双子~笑いと涙の双子育児」Instagram:かよポン@kayoponkan
2019年11月01日女性ならではの病気として子宮筋腫があります。子宮筋腫は特に30~40代の女性に多いのが特徴です。この年代の女性の場合、出産への影響を気にする人もいるでしょう。今回は、子宮筋腫は妊娠にどのような影響があるのか、治療後に妊娠はできるのかについてご紹介します。 子宮筋腫とは? 予防できるの?子宮筋腫とは、子宮に筋腫と呼ばれる「できもの」ができる病気です。筋腫とは筋肉(平滑筋)に似た細胞がこぶのように増殖したものです。子宮筋腫のほとんどは良性で、悪性になるようなケースはまれです。30~40代に多いのが特徴で、小さいものも含めれば30歳以上の女性の20~30%が筋腫を持っています。症状がなければ、小さい子宮筋腫は治療の必要がありません。 子宮筋腫ができる原因ははっきりとは解明されていないため、有効な予防方法はわかっていないのが現状です。しかし、卵巣から分泌される女性ホルモンの影響で筋腫は発育すると考えられています。そのため、女性ホルモンの分泌が少なくなる閉経後には、ほとんどの筋腫は小さくなっていきます。 子宮筋腫は子宮のどこの部位にできるかによって3つに分類され、それぞれにより症状の出かたが異なります。 子宮の壁から子宮内部に向かってできる筋腫を「粘膜下筋腫」と呼びます。月経時に出血量が多くなったり月経日数が長くなったりするケースがあり、強い貧血が起こりやすくなります。粘膜下筋腫とは反対に、子宮の壁から子宮の外側に向かってできる筋腫を「漿膜下(しょうまくか)筋腫」と呼びます。大きくなると他の臓器を圧迫するため頻尿や便秘などといった症状が出るケースもあるのが特徴です。子宮筋腫のうち最も患者数が多いのは、子宮の壁の中にある平滑筋という筋肉の壁の中にできる「筋層内筋腫」です。小さいうちはほとんど症状は出ませんが、大きくなるにつれて経血が増えます。 また、筋腫は通常子宮の上部(体部)にできることが多いのですが、腟に近い下の部分にできる場合があり、こうした筋腫は「頸部(けいぶ)筋腫」と呼びます。 子宮筋腫があると妊娠しづらいって本当?子宮筋腫による症状の出かたは、できている場所や大きさにより影響を受けますが、妊娠しづらくなるかどうかについては一概にはいえません。しかし、大きな子宮筋腫や粘膜下筋腫の場合、不妊や流産の原因となることはあります。特に筋腫の大きさが10cm以上になると子宮内の形状に異常が起こり、着床障害が発生しやすくなります。 一般的に月経量が増えてきたようなときは、まず子宮筋腫の可能性を考えないといけませんが、子宮筋腫は小さいうちは自覚症状がないものが多く、婦人科健診によって見つかるケースが多いのです。ですから、結婚や妊娠を考える前から健診を受けておくことが大切で、筋腫が見つかった場合はその数や場所、大きくなるスピードなどを定期的にチェックしてもらうことです。 小さい筋腫の場合は、妊娠や出産に問題ないことが多いのですが、明らかに不妊の原因になっていると思われる場合や、妊娠しても流産・早産の原因となりそうな場合は、先に筋腫の治療をすることも選択肢となります。 有効な治療方法は? 妊娠を希望している場合はどうするの?子宮筋腫の主な治療方法は、薬を使った治療と手術の2つです。 子宮筋腫が発生する明確なメカニズムは解明されていませんが、女性ホルモンによる影響が大きいと考えられています。また、閉経後の女性では筋腫が小さくなりやすいというのも特徴です。そのため、基本的に無月経状態にして女性ホルモンの分泌を止めることで治療します。女性ホルモンの分泌を止めることで、筋腫の大きさを小さくするのです。さらに、薬を使った治療は「逃げ込み投与」と「術前投与」に分かれます。前者は閉経に近い年齢の人が閉経までの時間稼ぎをするためにおこなう方法です。それに対して、後者は手術療法をおこなうための下準備として、筋腫のサイズを小さくすることを目的としておこないます。 手術での治療は「筋腫核出手術」と「子宮全摘出手術」「子宮鏡下手術」の3つです。筋腫核出手術は、対象となる筋腫のみを摘出することを目的としているのに対して、子宮全摘出手術は子宮そのものを摘出してしまいます。子宮鏡下手術は、子宮の内側にできた粘膜下筋腫の場合に、腟から子宮内に手術器具を入れて、内視鏡的に筋腫を摘出する手術のことです。 当然のことながら、子宮全摘出手術をおこなってしまうと妊娠は望めなくなってしまいますので、子どもが欲しいという人は基本的に筋腫核出手術または子宮鏡下手術で対応します。筋腫核出手術には、おなかを切っておこなう開腹手術と、腹腔鏡という機械を使った手術の2通りの方法があり、個人の状況に合わせて手術法が選択されます。腹腔鏡手術のほうがおなかの傷が小さく、また術後の回復が早く、腹腔内の癒着が起こりにくいというメリットはありますが、腹腔鏡手術を受けるためには筋腫の大きさがおよそ10cm以内という制限があるのが一般的です。 いずれの方法で手術しても、筋腫の場所や大きさによっては、その後妊娠したときにその部分が薄くなり、分娩の方法は帝王切開が選択される可能性が高くなります。 まとめ子宮筋腫は30代以上の女性の20~30%がもっている、ありふれたものです。できている場所や大きさによって、月経量が増えたりするなどの症状が出る場合もありますが、症状のない人もたくさんいます。妊娠したいと思うときに筋腫が大きくなっていたりすると、妊娠しにくい原因となったり、また妊娠しても流産・早産の原因となることがあります。 したがって、普段から婦人科健診を受けておくことが大事で、筋腫が見つかった場合には定期的な健診が必要です。場合によっては、妊娠するより前にあらかじめ筋腫を取る手術を受けることが選択肢となる可能性があります。 ■参考・株式会社メディックメディア『病気がみえる Vol.9 婦人科・乳腺外科 第3版』p.132-141・日本婦人科腫瘍学会子宮筋腫 監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士
2019年10月28日不妊症の私が初めて専門クリニックを訪れたのは、27歳のころ。年齢的に焦る必要はないし、治療さえすればすぐ妊娠できるだろうと高を括っていました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。今回は、私が妊活において大切だと思ったことをお伝えします。 受け身だった自分私が不妊治療を始めて8カ月経ったころ、なかなか結果が出ず、悶々とする日が続いていました。誰にも相談できず、ネットで同じ不妊症の方のブログを読み始めたところ、自分の知らない専門用語がたくさん出てくることに驚き、生活習慣に配慮している方が多いことを知りました。 治療について自ら調べ、不妊と向き合っている方がこんなにいるにも関わらず、自分はただ病院に通っているだけで、いかに受け身であったかを思い知りました。 治療だけに頼らず、生活全体を見直す病院での治療を頑張るのはもちろん、自分でできることもやっていこうと決意。当時はスーパーのお惣菜や外食が多く、塩分や添加物などを気にしない食生活だったため、手作りに切り替えることで塩分や添加物を減らし、バランスのよい食事を摂るようにしました。 あわせて睡眠の質やストレスなどにも気を配ったところ、これらのうちの何かが功を奏したのか、夫婦ともに徐々に検査の数値が改善していきました。 未来のための体づくり生活習慣の改善のなかでも、特に毎日の食事作りは大変でした。しかし、継続しているうちに段取りよくできるようになり、習慣化するのにそう長くはかかりませんでした。 そして、生活を見直してから3カ月経ったころ、初めて妊娠しました。妊娠という結果が出たことがうれしかったのと同時に、これからママになる身として健康的な体づくりの大切さを改めて意識し、今後も継続していこうと決意しました。妊活するにあたって、自分でできる体作りに取り組むことも、大切なのではないかと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2019年09月23日快眠が妊活をバックアップ質のいい睡眠は何となく体に良さそう、というイメージはあっても、妊活との関係はピンと来ないのではないでしょうか?でも「睡眠」と「妊活」には、実はとても深い関係があるんです。 睡眠は、脳や体の疲労回復の他にも、ストレス発散、新陳代謝や老化防止、血液の再生、記憶の定着など、たくさんのことがおこなわれています。そして妊活にとって、とても大切な妊娠のためのホルモン分泌の時間 でもあるのです。 疲れたからそろそろ寝ようかな……ではもったいない!妊娠に必要なホルモン分泌を促すため、心を回復するため、積極的に「寝たまんま妊活ライフ」を始めてみませんか? 自律神経の乱れは睡眠の質に影響する春は新生活スタートの時期、新しい環境や人間関係で気分もリニューアルされる方も多いかもしれませんね。でも反面、緊張が続いたり、寒暖差も激しかったりで、自律神経がとても忙しい時期でもあります。 この自律神経とは、体温の調整や内臓の働きなどを調整するために全身を網羅している神経です。交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の2種類がありますが、どちらも大切でそのバランスが重要です。アクセル全開が続いているとブレーキが利かなくなり、寝つきが悪い、眠りが浅い、眠ろうとすればするほど焦って眠れなくなる……などの睡眠トラブルを引き起こしてしまいます。 質の高い睡眠とは?質の高い睡眠を取るためには、どんなコンディションが良いのでしょうか?睡眠時間が長ければ良いのではなく、おやすみ前の準備からも睡眠の質は変わってきます。だんだんおやすみモードになるように、体がくつろぐ条件を整えてゆきましょう。 睡眠にかける時間7~9時間が望ましいとされていますが、まずは無理のない範囲から始めてみましょう。《補足》・睡眠不足のときには短くてもお昼寝すると少し回復します・お仕事されている方はたまにひとりで静かな場所でランチをするのも気持ちが落ち着きます・夕方以降の仮眠は夜の睡眠の質を下げてしまいます※妊娠後は眠くなったらいつでも好きなときにおやすみしましょう 寝室の環境・暗さ照明は薄暗い程度。真っ暗は少し不安を感じることもあります。スマホは寝室に入ったらOFFにしましょう。(ブルーライトは眠ろうとする体の機能を阻害してしまいますので、できればパソコン、スマホはおやすみの30分前までにOFFしましょう) ・静けさ静かな空間。テレビや音楽は消すかオフタイマーにしましょう。・温度快適に過ごせる空調にします。寝汗を大量にかいたり、足が冷えすぎないようにしましょう。お風呂上がりは体温が上昇していて、体を冷やそうとする機能が働きます。おやすみになる頃に火照りがおさまっていると、寝つきが良くなります。 ・安心感寝室は清潔にしましょう。寝具も心地良い肌触りのものを選んで、部屋着とパジャマは分けると意識がおやすみモードにスイッチしやすくなります。 ・目覚めの状態1日のスタートを気持ち良く迎えるために、目覚まし時計のアラームは優しい音にしましょう。明け方になるにつれ、浅い眠りのサイクルが増えます。まだやや深い眠りのサイクルと交替していますので、そのやや深い眠りのところで大音量の目覚ましが鳴って起こされると不快な気分になり、目覚めも悪くなってしまいます。睡眠アプリは、睡眠の質を分析して浅い眠りのときに優しいアラームを鳴らしてくれる機能もありますので、参考にしてみてくださいね。また、カーテンは遮光よりも朝日が柔らかく差し込むくらいの方が体のリズムをサポートし、目覚めも良くなります。 全体の睡眠のうち、前半にくる深い眠りを大切に眠り始めてから早い段階の深い眠りのときに、妊娠に必要なホルモン分泌が活発になります。ホルモンの司令塔は脳にあるため、そのときよく眠れていないとホルモン分泌が十分に生かされません。 眠りには下記2つの種類があり、睡眠中周期的に交替します。① 脳が休むノンレム睡眠(深い眠り)② 体が休むレム睡眠(浅い眠り) 眠りについてから、浅い眠りから次第に深い睡眠がしばらく続きます。深い眠りは通常、睡眠の前半に集中しており、最初の約3時間が深い眠りの8~9割を占めます。深い眠りのときに妊娠のためのホルモン分泌のゴールデンタイムを迎えるため、そのときにぐっすり眠れているように逆算して、おやすみ準備できると良いですね。 おやすみに入るときのおすすめテクニック・アイピローを使うアイピローは目の上に置くのももちろん良いですが、おでこの上に乗せるとリラックスできます。頭が忙しかった日に試してみてくださいね。 ・呼吸に合わせて少し力を入れたり、緩めたりを繰り返す深呼吸をするように吸う息と吐く息に合わせながら、力を入れたり緩めたりを繰り返します。 ①息を吸いながら肘を曲げてげんこつを作り、ギュッと力を入れます。顔も梅干しを食べたときのようにギューッと目をつぶりパーツを中心に寄せます。②息を吐きながらパアーッと全身の力を緩めて、体が重たくなるのを感じてみましょう。 ①と②を5回~10回繰り返します。※夜中に目が覚めて15分以上眠りにつけないときには、トイレに行くか、これをやってみてくださいね。 ご自身のライフスタイルに合わせて無理のないところから、「寝たまんま妊活ライフ」を取り入れてみてくださいね。 著者:ライター NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー 渡邉雅代神奈川県生まれ。妊活ヨガセラピスト (全米ヨガアライアンスRYT200・NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー)不妊体験者を支援するNPO法人Fineスタッフ。妊活向けヨガ、不妊ピア・カウンセリングなど妊活の「心」と「体」の両面からサポートしている。
2019年09月22日不妊体質だとわかり、 調べれば調べるほど絶望を感じ…… 不妊治療ってかなりの時間とお金がかかるのを目の当たりにしました……。 しかも、それだけ頑張って結果が出ない場合もあると。 なんだか沼にハマっていく、そんな印象。(おそらく不妊治療中のブログばかり読んでいた影響もあるかもしれませんが) そして彼氏(現:旦那さん)の初登場回になりました! この段階ではまだ結婚しておらず、それなのに妊活はじめちゃうの? という感じになりますが、その件は次回お話ししたいと思います! 第8話につづく 著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊活中のお話「妊活レベル1 まっふの冒険記」を連載。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2019年09月10日不妊に悩む人はどのくらい?あなたのまわりは、「望んでいるのだけれど、なかなか赤ちゃんができない」という人はいませんか?「子どもは望めばいつでもできるもの」と思っている人もいるかもしれませんね。実際に、望んだときにすぐできた、という人もいるかもしれませんが、そうでない人も、実はたくさんいるのです。その割合は、どれくらいだと思いますか?国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」(2015年実施)によると、不妊を心配したり悩んだりしたことがある夫婦は35%という結果でした。つまり、3組に1組の夫婦が「もしかして不妊かも?」と心配した経験があるということ。そして、子どものいない夫婦の場合では、この数字は55.2%、半数以上にものぼります。(※1)不妊は、とても身近な存在なのです。 実際に治療を受けたカップルは5.5組に1組では、病院やクリニックを受診して、不妊の検査や治療を受けたことがある人は、どれくらいいるのでしょうか。同調査によると、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦、または現在受けている夫婦は、全体で18.2%でした。ということは、夫婦の約5.5組に1組が、不妊の検査や治療を受けたということ。そして、子どものいない夫婦での治療経験は、28.2%という結果でした。(※1) 子どもがいても不妊?!子どもが1人いる夫婦の場合の調査結果もあります。子どもが1人いる夫婦で不妊の心配をしたことがある割合は45.4%と、半数に近い数字です。そして、検査や治療を受けたことがある割合は25.7%でした。不妊を配したものの自然に子どもを授かることができた、または治療で子どもを授かった。もしくは、「1人目の子どもは自然に授かったけれど2人目がなかなかできないと心配している」といったケースもあることでしょう。 どのような背景があるかは具体的にはわかりませんが、いま子どもがいたとしても、「もしかして不妊かも?」と心配した経験のある人は、これだけ多いということです。こうしたことから想定すると、あなたのまわりにも、きっとたくさんの不妊体験者がいることでしょう。 不妊とはどういう状態のことなの?ところで、不妊とは、どういう状態をいうのか知っていますか?日本では、健康な男女が定期的に性交渉をもっているにもかかわらず、1年以上妊娠しないことを「不妊」といいます。ただし、女性は加齢とともに妊娠しにくくなるので、20代の人と40代の人をいっしょに語ることはできないでしょう。一概にはいえませんが、年齢が高い女性は若いときよりも妊娠しにくい状態である可能性が高く、妊娠するまでに時間がかかることもあります。もちろん、1年を待たずして、病院で検査や治療を受けてもかまいません。妊娠しにくい原因がないかどうか調べておくことは、妊活の第一歩といえます。とくに生理不順や子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科系の病気がある場合は、早めに受診したほうがいいといわれます。また、男性側に不妊原因があるケースもあります。1年というのは、「もしかして妊娠しにくいのかも?」と考えて、検査を受ける目安になりそうです。 不妊治療は身近な存在いかがでしょうか? 不妊で悩む人は、あなたが想像していたよりも、ずっと多い数ではありませんか? おそらくそれは、治療をしていると相手が言わないために、あなたが知らないだけなのかもしれません。実は、不妊治療によって子どもを授かっている人は多いのです。2016年の日本産科婦人科学会のデータでは、体外受精や顕微授精などの高度な生殖補助医療(ART)によって生まれた子どもは54,110人となっています。その年の日本の出生児の約18人に1人の赤ちゃんがARTによって誕生していることになるのです。 2018年に日本で生まれた赤ちゃんは、921,000人でした。(※2)そのうちのどれくらいの赤ちゃんが、両親に望まれて、積極的な妊活である不妊治療によって、この世に生を受けたのでしょうか。3組に1組の夫婦が「もしかして不妊かも?」と心配する現在。あなたのまわりにも、きっとそんな経験をした人がいるはず。もしかして、あなた自身が不妊を心配したことがあったり、不妊治療を体験していたかもしれませんね。そう、あなただけではなく、たくさんの人が不妊で悩んでいる(いた)のです。いまや不妊や不妊治療は、とても身近な存在です。 ほかのママとは違う……不妊体験後の感情不妊を体験したあと、妊娠・出産、育児をしていて、なんとなくまわりとの違和感を感じたり、気持ちがざわついたりする……そうしたことはありませんか?「難なく子どもを授かった人と自分は違う。でも、子どもがいる自分は、不妊仲間には入れない。こんな気持ちを誰にも話せない……」こうした気持ちは、不妊を体験したゆえの独特の感情なのだそうです。NPO法人Fineでは、そうした人のためのグループカウンセリングを行なっています。生殖心理カウンセラーが同席して、不妊を体験したあとの特有の心理についてサポートしています。 参考:※1:2015 年社会保障・人口問題基本調査 <結婚と出産に関する全国調査>※2:平成 30 年(2018) 人口動態統計の年間推計 - 厚生労働省NPO法人Fine〜現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会 著者:ライター NPO法人Fineスタッフ 高井紀子北海道生まれ。編集者・ライター。広報誌、雑誌、書籍、ウェブサイトなどで、妊活や不妊治療に関する企画・記事を数多く手がける。不妊体験者を支援するNPO法人Fine()スタッフ。コミュニティFM「渋谷ラジオ」に出演中。趣味は月を見ること、温泉めぐり、ボルダリングなど。健康マスター(ベーシック)。
2019年09月10日私は2年半の妊活を経て、第一子を妊娠することができました。生理が来るたびに挫折感を味わい、涙を流したことも少なくありません。いつか2人目の妊活をするときは、「もう子どもが1人いるし、1人目妊活のような重みはないだろう」と考えたりしていたのですが、実際に2人目妊活をしてみると、想像以上につらいものでした。妊娠が判明するまでの1年半、1人目妊活以上に精神的に追い込まれることになり……。私の2人目妊活のつらかった経験談をご紹介します。 妊娠できないつらさをまた味わう…2人目妊活をスタートして3周期ほど妊娠できずに生理を迎えたとき、想像以上に落ち込んでしまいました。まだ始まったばかりなのに、なぜこんなにつらいのだろうと自問自答することも……。理由の1つは、どこかで「1人妊娠できたのだから2人目はすぐに授かれるかもしれない」という甘い気持ちがあったこと。そしてもう1つは、1人目妊活の2年半の延長につらさが積み重なっていくということ。2人目妊活を始めてまだ3カ月でしたが、3年近く妊活をしているような感覚でした。やがて1人目妊活のときよりももっと早い段階で、自分の妊娠しづらい体質に悔しさや劣等感を覚えるようになり……。 周りに妊婦さんが多い環境につらくなる1人目妊活中、友だちの妊娠報告には怯えましたが、外で妊婦さんを見てつらいとまでは思いませんでした。職場はみんな男性だったので、身近に妊婦さんはいなかったのですが、子どもを連れて児童館などに行くと2人目妊婦さんを目にすることが多く……。生理が来て落ち込んでいるとき、他のお母さんのかばんにマタニティマークを発見して「なぜ私は妊娠できないのだろう」と落ち込むこともありました。そして、妊婦さんを見るのがつらくなり、知っているお母さんが妊娠するのではないかと怖くなっていきました。そして次第に児童館すら遠ざけるようになったのです。 子連れで不妊治療に通う大変さなかなか授かれず、1人目同様に不妊治療での通院を考え始めました。そうなると問題になるのが待ち時間です。当然、子どもを連れて行かねばなりませんので、子どもがグズらず待てるのか? と心配でした。うちの子の場合、到底おとなしく待てるとは思えず、なかなか子連れでの通院に踏み切れませんでした。不妊鍼灸にも通いましたが、こちらは子連れ不可。夫の休みを通院にあてることにしたのですが、1人目妊活よりも自由が効かず、思うように通院できないストレスは大きかったです。 1人目の妊活で一通りの負の感情を味わっていたので、2人目妊活中は少し冷静に俯瞰で見ることができました。ですが、生理が来て「ああ、妊娠できなかった」と思う絶望は、1人目だろうが2人目だろうが変わりません。むしろ、通算の回数が多い2人目妊活中のほうが深い悲しみがありました。その後、妊婦さんを見てつらいという感覚は、第二子の妊娠とともにあっさりと消えてしまいました。上の子の幼稚園行事に参加すると下の子を連れてきている保護者は多く、もし今でも妊活中だったら⋯⋯と思うと胸が痛みます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2019年09月08日不妊治療をしている上で大切なもの、それは「お金」と「時間」「お金」は、助成金を受けられると言っても額は決まっている上、後日給付なので一度は支払いをしなければなりませんし、長引けば長引くほどその金額は大きくなっていきます。そして「時間」、排卵日とホルモンの状態を、血液検査と内診で医師が予測しながら治療を進めていく為、どうしても急な診察や連日の病院通いがある上に、予約制ながらも待ち時間はかなりのものです。1回の診察で文庫本1冊読みきれます。(しかも病院によっては椅子が足りなかったりしてかなりしんどい)時は金なりという言葉にもある通り、時間を失うとそれだけお金を稼ぐ機会が減る訳で、この2つのバランスを取るのが非常に難しかったです。私はたまたま退職する機会とも重なったので、正社員から、比較的休みを取りやすいオフィスワークのパートに転職しました。最初に不妊治療中という事を知ってもらえていれば気持ちも楽かもと、求職中、いくつかの会社には面接で「不妊治療中です」と伝えてみたら見事に全部不採用でした。パートは日曜定休で週4の9時~17時のシフト制でしたが、休みをスムーズにとる為にしていたのは「他の人が急に休みを取る事になった時は進んで自分が代わりに出勤する事」。時給制だったのでシフトに入ればお金も稼げるし、急に通院の予定が入った時も普段から代わりに出勤していれば罪悪感も多少減るし、上司も快くお休みをくれるという打算的な理由で… 本当ならこんな気を使ったりせず、どの会社でも、どんな理由でも「お休みもらいますー」「どうぞー」っていう世の中になってほしいですが。そして助成金ももっと幅広くしてほしいですが。連日の通院で仕事の日程の調整を何度も余儀なくされ、もう働きたくない! と思った事もありましたが、やはり治療自体にかなりのお金がかかるので働き続けなければなりませんでした。心と体に影響の多い不妊治療中に、仕事と治療の調整でストレスを溜める事はできるだけ避けたいですよね。
2019年09月05日今妊活に取り組んでいる人は、期待や不安が入りまじった気持ちを抱えながら毎日を過ごしているのではないでしょうか。妊活は「感情のジェットコースター」と表現されるほど気持ちのふり幅が大きくなりやすい時期なので、普段以上に心をいたわってあげられるといいですね。 また、情報があふれている日常生活では、頭ばかりがフル回転していて、慢性的な忙しさやストレスは生殖本能も曇らせてしまいます。女性の体に起こることにあわせるので、おひとりで頑張ってしまいがちですが、ご夫婦で気持ちをあわせながら一緒に取り組めるといいですね。今回は妊活中の心のケアやご夫婦の関係を調和させるツールのひとつ、ご夫婦でおこなう『ペアヨガ』をご紹介します。 ペアヨガってどんなヨガ?突然ですが、ヨガの語源をご存知ですか?サンスクリット語で『ユジュ=馬と荷台を結びつける』というのが語源で、『つなぐ』という意味があります。馬と馬車を想像してみてください。馬は「心」、馬車は「体」、手綱を引く乗り手を「私」と置き換えます。乗り手である私は馬(心)をコントロールしながら馬車(体)を目的地に進めますが、油断すると馬は暴れてしまいますので、最初は訓練が必要です。ヨガでは「私」が「心」と「体」を呼吸でつなぎ、落ち着かせる練習をします。 2人1組になり、呼吸や動きを調和させながらおこなうヨガです。ご夫婦で行うペアヨガではお互いの感触、息づかい、温もり、男性らしさ(女性らしさ)、委ねられる安心感、信頼感などでパートナーの存在を感じることができます。呼吸でお互いの心をつなぎ、絆を深めてゆきます。 心地いい呼吸を見つけましょうヨガでは自然の生命エネルギーは呼吸を通して体に取り入れると伝えられていますので、呼吸がとても大切です。「吸う息で新鮮な空気をたっぷり体に取り込み、吐く息で不要な力や感情を手放す」この循環をよくしながら、心地いい呼吸を見つけましょう。 腰は最もゆるめたいパーツです妊活にとってご夫婦ともにゆるめたいのは腰回りです。腰は体の要。健やかな腰にすると体のめぐりがよくなります。腰がほぐれてゆくと骨盤の内側の卵巣、子宮にホルモンを届ける働きも高まります。いたわりながら丁寧にゆるめましょう。 くつろげる空間づくりにしましょうお部屋がくつろげる空間になるよう準備します。テレビやスマホを消し、部屋の照明をやや暗めにして、快適な温度に設定します。音楽をかけるとしたら歌声がないものがおすすめです。アロマオイルなどおふたりがお好きな香りを芳香するのもいいですね。 ◎やってみましょう★骨盤内のめぐりに効くペアヨガ★・あぐらか長座になり、パートナーと背中合わせになります※女性はお尻の下にクッションなどを敷いてパートナーとの高さを調整します・後ろからお互いの腕を組んで力を抜き、お互いの重みをパートナーに委ねます・ここからお互いの呼吸と動きを合わせましょう~息を吸って~ 背骨をまっすぐにする~息を吐いて~ 上半身を右に倒す~息を吸って~ まっすぐにもどり~息を吐いて~ 上半身を左に倒す※これをゆったりとリラックスできるところまで続けます ◎やってみましょう★腰を伸ばすペアヨガ★・あぐらか長座になり、パートナーと背中合わせになります・お尻を始点にして背骨を回すように一方向に円を描きます・ここからお互いの呼吸と動きを合わせましょう~息を吸って~ 息を吸って前側半円を描き~息を吐いて~ 後ろ側半円を描く※数回回して、反対方向も数回回します慣れてきたら腰や背中、股関節の動きにも意識を向けてみましょう ◎やってみましょう★絆を深める呼吸法★・あぐらか長座になり、パートナーと背中合わせになります・手は太ももの上で手の平上向きにして肩の力は抜きましょう・鼻から吸って鼻から吐き、心地いい呼吸を探します(慣れるまでは口で呼吸してもOKです)・呼吸を合わせることだけに集中し、30秒以上続けます※リラックスしながらふたりのお互いの呼吸をつなぎましょう慣れてきたら吸う息と吐く息を均等にし、細く長く深めてゆきます ヨガは習慣にすることで違いが感じられてきます。ひとつだけでも構いませんので、毎日ほんの少しの時間でも続けてみてくださいね。妊活時期のご夫婦の関係性が1年後、3年後、10年後のご夫婦の形につながってゆきます。ご自分とパートナーをいたわる『ペアヨガ』を習慣にしてみませんか? 著者:ライター NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー 渡邉雅代神奈川県生まれ。妊活ヨガセラピスト (全米ヨガアライアンスRYT200・NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー)不妊体験者を支援するNPO法人Fineスタッフ。妊活向けヨガ、不妊ピア・カウンセリングなど妊活の「心」と「体」の両面からサポートしている。
2019年09月02日排卵のあと妊娠が成立しなかった場合は月経が起こりますが、月経周期が規則的ではなかったり、出血が多かったりなどの症状に悩まされている方も少なくありません。その場合はもしかしたら「無排卵月経(無排卵周期症)」かもしれません。今回は、無排卵月経について解説したいと思います。 正常な月経周期について自分の月経周期を把握するときは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの日数を数えてみましょう。正常な月経周期とは、この日数が25~38日の範囲にある場合とされています。 正常な月経周期の変動正常な月経周期において、卵巣では卵胞期→排卵期→黄体期と呼ばれる形態の変化が起こります。それに伴い、ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌パターンが変化するため、子宮内膜はその影響を受けて、増殖期→分泌期→月経期へと周期的に変化します。こうしたホルモンの周期的変化は子宮のみならず、乳腺など体の他の組織の機能や全身の代謝、精神状態などにも影響を与えます。 ●増殖期(卵胞期)卵巣の中にある卵胞が成長して大きくなっていくとともに、卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、そのエストロゲンの刺激で子宮内膜が増殖して厚くなっていく時期です。↓排卵(卵胞が破れて卵子が外に押し出される現象)がおこります。↓●分泌期(黄体期)排卵後の卵胞は黄体と呼ばれる組織に変わり、主に黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。プロゲステロンは子宮内膜を着床に適した状態にしていきます。↓●月経期(黄体~卵胞期)受精が起こらなかった場合、あるいは受精が起こっても受精卵が子宮に着床しなかった場合、黄体は退縮して白体になり、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少します。すると子宮内膜が剥がれ排出されます。これが月経です。月経は、排卵が起こってから約14日で起こります。卵胞期の長さはさまざまであっても、排卵から月経までの日数はほぼ一定です。そして、ふたたびエストロゲンの分泌が増えてくると子宮内膜が再生し、出血が止まります。↓●増殖期へ・・・ 無排卵月経(無排卵周期症)とは?無排卵周期症は、無排卵月経とも呼ばれています。正常な月経周期では、排卵が起こり妊娠が成立しなかった場合、月経となります。これに対して無排卵月経では、排卵が起きていないのに、月経のような出血がみられることが特徴です。 正常な基礎体温のパターンは、月経周期前半の低温相と後半(排卵後)の高温相に分かれる「二相性」ですが、無排卵月経の場合、低温期だけの「一相性」となります。無排卵周期症においては、月経周期の長さが一定ではないことが多く、月経期間(日数)も短かったり長かったりしますが、正常な月経と区別できない場合もあります。また、無排卵月経は不妊の原因にもなります。 無排卵月経(無排卵周期症)の原因は?正常な月経周期では、脳(視床下部・下垂体)から分泌されるホルモンが卵巣に働きかけ、卵胞を発育させ、排卵させます。一方、無排卵月経の場合は、脳から分泌されるホルモンがうまく分泌されないため、卵胞が十分には育たず、排卵が起こりません。排卵が起こらないと、排卵後に増加するプロゲステロンの分泌が欠如するため、子宮内膜が維持できず、剥がれ落ちてしまいます。ただし、無排卵月経の場合は、排卵は起こらないものの卵胞は発育してエストロゲンが分泌されるため、その程度に応じて子宮内膜は厚くなり、その剥離による出血がみられます。 これに対し、エストロゲンの分泌がより悪くなった場合には子宮内膜は薄いままで、したがって月経も起こらない「無月経」という状態になります。脳からのホルモンがうまく分泌されない原因はさまざまあり、ストレス、体重の変化、内分泌疾患、加齢などがあります。 無排卵月経(無排卵周期症)の症状は?無排卵月経の主な症状は月経不順、不正出血、不妊です。月経不順は、そのパターンにより以下のように分類されます。 ・頻発月経:24日以内で月経が来る・希発月経:39日以上3カ月未満で月経が来る・過多月経:出血量が異常に多い・過少月経:出血量が異常に少ない・過長月経:出血日数が8日以上・過短月経:出血日数が2日以内不正出血については、いろいろなパターンでの出血が起こりえます。ただし、ここで気をつけないといけないのは、長期にわたり無排卵周期が続く場合、黄体ホルモン分泌を伴わないエストロゲン単独分泌が持続することにより、子宮内膜増殖症や子宮内膜がんが発症する可能性があるということです。特に更年期において不正出血がみられた場合、無排卵月経と子宮内膜の腫瘍との鑑別診断は大切です。いずれにしても、不正出血があった場合、自分で無排卵月経と決めつけずに、診察を受けるようにしましょう。ちなみに無排卵月経の人が、無排卵であることを自覚することはあまりありませんが、元々黄体期(月経前)特有の症状(眠気や食欲の増加、精神的不安定など)が強かった人は、そうした症状がなくなっていることに気づくかもしれません。 無排卵月経(無排卵周期症)の治療法は?無排卵月経の治療は、年齢や妊娠の希望があるかどうかによって異なります。 ●妊娠の希望がある場合排卵誘発剤を内服または注射し、排卵を促します。無排卵月経の場合は無月経の場合と比較して、内服薬など比較的マイルドな排卵誘発剤で排卵が起こりやすい傾向にありますが、排卵誘発の副作用として、多胎(双子以上)妊娠やOHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症する可能性があります。●妊娠の希望がない場合無排卵月経は、卵巣機能が未熟な思春期、卵巣機能が低下しつつある更年期には頻繁にみとめられる現象です。妊娠・出産が可能な性成熟期(20代~40代前半)でも妊娠の希望がない場合、経過観察とする場合も多く、月経不順などで日常生活に支障をきたしている場合に治療の対象となります。その際にはホルモン療法やピルの内服がおこなわれます。 ●漢方薬などによる体質改善漢方薬は、生薬の組み合わせであり、種類は数えきれないほどあります。それだけ症状や体質にあった漢方薬が処方されます。最近では漢方外来がある病院も増えており、漢方の専門知識を持った医師が治療をおこなってくれます。 まとめ妊娠可能な時期にあり、妊娠を希望している女性が無排卵月経では、妊娠することができません。妊娠を望んでいる場合は、パートナーや医師と相談したうえで、自分に合った治療法を見つけていきましょう。妊娠を望んでいない場合でも、子宮や卵巣機能に何らかの異常がある可能性があるため、早めに受診することをおすすめします。 参考:『病気が見えるVol.9婦人科・乳腺外科』(メディックメディア) 監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士
2019年08月11日妊活を始めて思うようにいかない時、病院に行く、排卵検査薬を使うなどさまざまな方法がありますが、選択肢の1つに「漢方」があります。とはいえ、なかなかハードルが高く、「カラダのことが気になったら漢方を使う」というかたはまだまだ少ないようです。 そこで、著者自身が体験した漢方の始め方についてご紹介します。 目次 1 漢方とは?妊活にはどう効くの?2 漢方は病名のつく疾患はないが妊娠しづらい女性に向いている3 漢方薬局と病院、どちらに行く?実際のお値段は?3.1 漢方薬局:漢方専門医が漢方を処方3.2 病院:漢方専門外来、漢方内科などで医師が漢方を処方4 漢方医選びの2つのポイント4.1 2-1:保険適用の病院でも「漢方専門医」を選ぶ4.2 2-2:体質をしっかり見極めてくれる医師か5 妊活に効果的な代表的な漢方3つ5.1 1.エネルギー不足には「当帰芍薬散」「婦宝当帰膠」5.2 2.冷え性には「温経湯」5.3 3.運度不足で血が滞っていたら「桂枝茯苓丸」6 まとめ漢方とは?妊活にはどう効くの?漢方とは、東洋医学の1つです。西洋医学が1つの症状にたいしてそれに応じた投薬をおこなうのに対し、東洋医学は病気を”身体全体からくる不調のあらわれ”ととらえ身体全体の治癒力をあげることに重点を置いています。 植物や動物、鉱物などの天然物を利用・保存・運搬しやすく加工したものを「生薬(しょうやく)」と呼び、これらの原料を組み合わせて漢方が作られます。治療に用いられる漢方薬は、患者さんの体調に合わせ専門家の手によって調合され処方されます。 妊活における漢方の利用は、健康の基礎力をあげることで自然な妊娠力を高めてくれると言われています。 漢方は病名のつく疾患はないが妊娠しづらい女性に向いている「妊娠しづらい」「なかなか妊娠できない」という方には下記の2つのタイプがあります。 西洋医学での検査において病名がつく疾患をお持ちの方病名のつく疾患はないけれど妊娠しづらい方 まず大切なのは産婦人科系の診察を受けて自分が1なのか2なのかを知ること。 1なら、まず専門医に相談した治療が必要になります。この場合、治療により弱った身体をサポートするほか、治療をよりスムーズに働かせるための力になってくれる働きをする漢方もあります。 そして漢方の効果が強く発揮されるのが、2に該当する方。「特に原因がないのに妊娠しない」という不安に対し、心強い味方になってくれます。 ・月経異常や性感染症、子宮筋腫など病名がつく西洋医学的な病気がないけれど妊娠しない方 ・低体温症、生理周期がバラバラなど基礎体温が不安定な方 漢方薬局と病院、どちらに行く?実際のお値段は?漢方は「興味はあるけれど高い」というイメージを持たれがちです。どこに相談に行ったらいいかわからないという人も多いかもしれません。2通りの試し方をご紹介しましょう。 ●漢方薬局:漢方専門医が漢方を処方・漢方を用いての処方を専門とする薬局。保険が効かないので1ヵ月で1〜3万円とお高め・生薬を取り扱っている・アロマテラピーや足つぼマッサージなどのサービスを併用するなどお店により異なる ●病院:漢方専門外来、漢方内科などで医師が漢方を処方・保険が適用されるので1ヵ月あたり2,000〜3,000円(診察料込み)・身体の基礎力の低下が少ない場合などは、保険適用内の漢方で十分改善がみられることも多い・ただし、保険適用内の漢方では効果が見られない場合や、より効果を期待する場合には保険適用外となる生薬を処方してもらうことも 漢方医選びの2つのポイント●2-1:保険適用の病院でも「漢方専門医」を選ぶ病院で保険適用範囲の漢方を利用する場合、一般的な西洋医学の医師は漢方に関する知識が足りないことも。自分の体質に合ったものを処方してもらうためには、漢方専門医を選ぶことが大切です。 インターネットで「漢方外来 東洋医学」といったキーワードに「保険適用 保険診療」といったワードをあわせて、ご自身のエリアを入力して検索していただければ、漢方専門医のいる病院を見つけることができます。 また「日本東洋医学会」という東洋医学に精通している医師が登録しているサイトもありますので、ぜひ参考にしてください。 ●2-2:体質をしっかり見極めてくれる医師か漢方の場合、値段が高価だから良い漢方かというとそういうわけではなく、自分の体質・体調に合っているかがポイントとなります。どれだけ質がよく効果の高い漢方であっても体に合わなければ意味がありません。必要なタイミングで相談にのってくれ、最適な漢方を処方してくれる信頼できる先生を見つけることが大切です。 私が行った病院では、毎回の診断で体質チェックをするほかに脈診や舌診、体温チェックなどをしてくれました。 西洋医学は1つの症状に対して「これが効く」という臨床データに基づき薬が処方されますが、東洋医学は「その人の全体の体調」が重要視され、薬の調合においても配合のバランスが異なります。そのため、診断方法や説明の内容を信頼でき、患者側からも安心して話ができる先生であることはとても重要です。 妊活に効果的な代表的な漢方3つ●1.エネルギー不足には「当帰芍薬散」「婦宝当帰膠」食生活の乱れ、疲れ、ストレスなどが原因で栄養が不足し、貧血やめまい、月経量が少ないなどの症状がある方には「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」「婦宝当帰膠(フホウトウキコウ)」。生理不順や生理痛、PMSや不妊症のほか、更年期障害にも対応すると言われています。 ●2.冷え性には「温経湯」冷え性で困っている方、体力がない方、乾燥などかさつきが気になる方には「温経湯(ウンケイトウ)」。不妊治療に補助的に用いられることが多く、体温を整えてくれます。 ●3.運度不足で血が滞っていたら「桂枝茯苓丸」冷えや運動不足で血の流れが滞り、生理痛がひどい、塊が月経に混じるといった方に「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」。汚れた、滞った血を改善して血の巡りをよくしてくれます。 ほかにも、現在「プラセンタ」の名で知られている「紫河車(シカシャ)」。これは胎盤を乾燥させた生薬で、ほかの漢方と併用することで効果が得られやすいと言われています。 まとめ妊活では、西洋の治療と合わせて漢方を取り入れることでより成功率が高まるとも言われています。「なんだか体調がイマイチ」という時や「特に原因はないのになかなか妊娠しない」という時に、ぜひ試してみてくださいね。 ●ライター/パピマミ編集部
2019年08月09日朝の情報番組で放送していた不妊治療特集で、採卵の針が話題になっていたので、自分の苦い採卵の記憶を思い出しました…。病院や先生、治療を受ける本人によっていろんな事が違うとは思いますが、こういう場合もあるんだーと読んでやってください!■初めての採卵! 耐えられると思っていたけれど…体外受精をするにあたって、私が通院を決めた所は、体への負担やよりよい卵子を取る為、極力薬を使わない自然周期の採卵を行なっている病院でした。無麻酔で。痛みが少ないよう設計された細い針を使う為、麻酔の必要がないそうで、安静時間も短くすぐに帰宅が出来るとのこと。初めての経験に不安はあるものの、卵管造影検査が悶え苦しむレベルの痛みだった私は、多少痛くても耐えられるだろう…なにより、これが終われば子どもを持つという夢に一歩近づけるという希望で胸いっぱいのまま、その日を迎えました。恐怖の中、採卵がスタート。■いよいよ採卵開始…この時私の体にあった卵胞は「空胞」で卵子が入っていない状態で、空胞かどうかは採卵してみないと分からないと看護師さんから説明を受けましたが、処置後の痛みと採卵数0の衝撃で頭に入ってきませんでした。排卵痛がある方は是非、排卵痛の痛みを5倍くらいにして想像してくださると分かりやすいかなと思います…(私も排卵痛持ち)結局、出産に至るまであと2回採卵を行ったのですが、毎回泣く程痛かったです。トラウマすぎて娘を出産する際、陣痛中ずっと「無麻酔の採卵を耐えた私だぜ!? まだまだぁぁ!! 来いやぁぁ!」みたいにずっと耐えてたら、子宮口全開であやうく陣痛室で産まれそうになりました。しかし、同じ病院で体外受精をした姉は、同じく無麻酔採卵を経験したのですが、ほとんど痛くなかったと言っていたので完全に個人差だと思われます…羨ましい。
2019年08月06日待ち望んで妊娠したのに、流産をしてしまうことがあります。流産後は、いつから妊活を始めるべきか悩んでしまうものです。さらに、一度流産すると繰り返してしまうのではないかと心配になってしまう人もいるでしょう。ここでは、流産後の妊活の開始時期、流産を繰り返す可能性、そして妊活中の注意点についてお伝えします。 流産後、いつから妊活を再開すべき?流産には「自然流産」と「化学流産」があり、前者の自然流産はさらに「切迫流産」、「進行流産」、「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」の3つに分類されます。 まず1つ目の「切迫流産」は、流産はしていないが、流産の危険がある状態をいいます。主な切迫流産の症状は出血ですが、出血量や腹痛の程度によっては妊娠を継続できる場合もあります。2つ目は「進行流産」です。腹痛や出血を伴い、胎嚢などの子宮内容物が体から出かかっている状態であり、残念ながらこの状態から流産をくい止めることは難しいとされています。3つ目は「稽留流産」で、胎児が子宮内で死亡している状態をいいます。稽留流産には上記の切迫流産と進行流産にあるような、腹痛や出血などの自覚症状がほとんどないため、お母さんが気づかないうちに起こっている場合が多くなっています。こうした場合は、検診で心拍を確認できないことで流産が判明します。 自然流産の場合、子宮が流産前の状態まで戻るのに時間を要することがあります。いつから妊活を再開するかについては、流産した週数や母体の状態、病院の方針によって違うでしょうが、1~2回は生理を見送ってからの妊活再開が望ましいと考える医師が多いです。焦らず、担当医師のいうことを聞いて、ゆっくりと心と体を休ませましょう。 次に、後者の「化学流産」について説明します。妊娠超初期段階といわれる妊娠4週から妊娠6週までの間に妊娠検査薬で陽性が出たのに、数日後に生理が来てしまったり、産婦人科を受診しても胎嚢が発見されなかったりするケースです。主に受精卵の染色体異常によりうまく着床できない、または着床しても発育が止まってしまった場合に起こります。妊娠検査薬を使わなければ通常の生理との区別がつかないことがほとんどです。そのため、化学流産後の治療などはなく、ほとんどの人が次の生理もいつも通りにきます。化学流産の場合は、時期を気にせず妊活を再開してもよいでしょう。しかし、心配な人は医師に相談してみてください。 1度流産したら繰り返すこともある?1度流産すると、また流産してしまうのではないかと不安になる人も多いのではないでしょうか。残念ですが、実際に流産を繰り返してしまう人もいます。流産を2回以上繰り返した状態を「反復流産」、流産を3回以上繰り返した状態を「習慣流産」といいます。 初期流産の原因は赤ちゃんの染色体異常であることがほとんどです。しかし、反復流産と習慣流産のように流産を繰り返す場合は、他の原因も考えられます。夫婦どちらかの「染色体均衡型転座」がある場合、細胞分裂の過程で異常が起きてしまうため、妊娠を継続できません。また、「子宮形態異常」があると、その子宮の形によって着床障害や胎児や胎盤を圧迫してしまい、流産を起こしやすくなります。他にも、甲状腺機能異常、糖尿病などの「内分泌異常」や、抗リン脂質抗体症候群やプロテインS欠乏症などが代表的な病気である「血液凝固因子(血栓性素因)異常」も、流産の原因として挙げられます。原因がある場合は適切な治療をおこなうことで、妊娠・出産が可能です。 一方で、流産を繰り返してしまう人の半数以上は、原因不明という現実もあります。原因がわからないのでは前に進めないと思われるかもしれませんが、その後、妊娠出産したという女性はたくさんいますので諦めないでください。 流産後の妊活で大切なのは流産後の妊活では、妊娠を強く望みすぎて精神的にストレスを抱えてしまう女性が多いです。ストレスは自律神経を乱し、ホルモンバランスに悪影響を与えてしまいます。ストレスを溜めないこと、そして、じょうずに発散することを心がけてください。 また、妊活には規則正しい生活と、バランスのとれた食事が必要です。特に、体を温める食べものがおすすめです。流産後は、心と体を休ませる大切な時間だと考え、仕事や家事などは無理をせず、周りの人に頼りましょう。不妊症と診断された場合でも、不妊カウンセラー等の専門家に相談しながら、夫婦にとって必要な情報提供を受けたり、適した方法で妊活できるようサポートしてもらいましょう。 【参考】日本不妊カウンセリング学会 まとめ赤ちゃんを望む女性にとって、流産は心も体もつらく、なかなか立ち直れない人もいるでしょう。そんなときは無理に元気になる必要はありません。おなかにいた赤ちゃんを想って、思い切り泣くのもよいでしょう。パートナーと旅行にいくのもおすすめです。心と体が落ち着いたら、自然と「また妊活をしてみようかな」という気持ちになるかもしれません。そう思えるようになるまでは、ゆったりと過ごしてくださいね。 監修者:医師 医療法人 晧慈会 浅川産婦人科 理事長 浅川 恭行 先生1993年 東邦大学医学部卒業、1999年 東邦大学大学院医学研究科博士課程修了。浅川産婦人科の院長を務めるほか、日本産婦人科医会 幹事、東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科学講座 客員講師、鶴見大学歯学部 産婦人科学講座 非常勤講師として活躍。
2019年07月24日妊娠すると体調の変化に苦しむ人もいると思います。筆者は妊娠初期・中期・後期を通してさまざまなトラブルがありました。そこで今回は、私が実際に経験した妊娠中の主なトラブルについて紹介します。 妊娠初期に起きたトラブル不妊治療の末に妊娠した喜びを感じたのも束の間、持病であった偏頭痛の激しい発作が起きたり肌がかゆくなったりとさまざまなトラブルが続きました。 なかでもつらかったのがつわりです。仕事をしている途中で気分が悪くなって吐いてしまうこともありました。幸い不妊治療のときから職場の上司や同僚には状況を伝えていたため、妊娠初期の体調不良についてもその都度報告すれば休みや休憩をもらえたので、なんとか乗り切ることができました。 妊娠中期に起きたトラブル妊娠中期に入るとつわりは落ち着いたものの、今度は肌荒れがひどくなり、SPF値の高い日焼け止めを塗って日光を浴びるとかゆくなる体質に……。 妊娠中期は紫外線が強くなる時期だったのですが、市販されている日焼け止めは使わないようにし、赤ちゃんにも使えるものを塗っていました。また、腟カンジダ症を繰り返した時期でもあったので、症状を感じたらすぐに産婦人科の先生に伝えて早めに腟錠や軟膏で治療をしてもらっていました。 妊娠後期に起きたトラブル妊娠後期はおなかがかなり大きくなっていたため、動悸や息切れがひどく、おなかも張りやすかったです。当時は仕事をしていたので休み休み動いていたものの、妊娠8カ月の終わりころには子宮頸管長が2.2cmまで短くなってしまい、張り止めを処方されて服用していました。張り止めを飲んでいたこともあり息苦しくなることがあったので、仕事中の昼休みにはできるだけ横になって休むようにしておなかが張らないように気をつけていました。 振り返ってみると妊娠初期・中期・後期でいろいろなトラブルがありましたが、無事に元気な赤ちゃんが生まれてくれて今では懐かしい思い出です。働いていたときも、不調を感じたら周りに助けを求めて休むことができたので乗り越えることができたのだと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月02日私は、結婚2年目で妊活を始めました。2度の流産と不育症の可能性を考えながらの3度目の妊娠・出産までの経過をお話しします。 妊娠!けれど流産…結婚して2年目。そろそろ子どもが欲しいと思い、妊活を始めました。夫は楽観的で、すぐに授かると思っていた赤ちゃん。想像通り妊活を始めて3カ月後には妊娠することができました。妊娠検査薬を見て2人でとても喜び、すぐに産婦人科へ。妊娠5週目で赤ちゃんもしっかりと確認でき、その1週間後には心拍も確認できました。大喜びで両親に妊娠を伝えました。 しかし、その2週間後の妊娠8週目……小さな心拍の光は消えてしまっていました。エコーを見た瞬間にわかり、頭が真っ白に。医師から流産していること。赤ちゃんが自分から出て来なければ手術をしなければならないこと。初期の流産は赤ちゃん側の異常が多く育つことができない子だったんだよ、と伝えられました。 医師の前では気丈に振る舞い、車に戻ってから大泣きしました。 どうして自分が……とネットで検索する日々。ただ、初期の流産は割と多く……友人や職場の方も流産経験があると聞いていたことがあり、出て来なかった赤ちゃんを出す手術をしてしばらくすると落ち着くことができました。今回はただ運が悪かっただけ。妊娠できることがわかってよかったじゃない! そう思い前向きに妊活をしようと決めました。 2度目の流産…不育症の可能性手術をすると妊活を2カ月はお休みするように言われました。その間に夫婦2人のうちに! と旅行に行ったり、デートをしたりして気分転換でリフレッシュをしました。 2カ月が経過し、再び妊活を再開。 今度はそこから半年後に再び妊娠することができました。産婦人科に行ったのは妊娠6週目。再び小さな心拍が見えました。 ただ……とてもゆっくりで弱いチカチカ。医師も「心拍は見えたけど、できたばっかりなのかどうか……」という曖昧な感じで悪い予感がしました。 1週間後、悪い予感が当たってしまい再び小さな光は消えてしまっていました。2度目の流産。なぜ!? と思うと同時に悪い予感がしていたため、調べていたことがありました。 「不育症」。 妊娠はするものの流産や死産を繰り返すとその可能性があると言われています。 ただ理由がハッキリしない不育症も多いそうで、その場合は何度もトライするしかないそうです。医師からも不育症の可能性の話をされ、保険がきく範囲での血液検査をすることになりました。2度目の手術を受け、再びの休息期間に血液検査を受けました。 3度目の妊娠、そして出産!血液検査の結果、特に問題視されるようなものは出ませんでした。原因不明。 私としては何か原因があったほうが治療法がハッキリしていいなと思っていたのでガッカリ。 でも同時に私が原因で赤ちゃんの心臓が止まってしまった訳ではないのだと安堵もしました。 ただ、強いていうのであれば血液を固める抗リン脂質が基準内ではあるけど高めの数値だということ。そのため、血流が固まりやすく、胎盤の血流が悪くなったかもしれないのでバイアスピリンという薬を妊娠前から内服し、妊娠後も胎盤がしっかりできる時期まで飲み続けるという方法をすすめられ、試してみることになりました。 運良く薬を初めて一回で妊娠。 そしてバイアスピリンを妊娠33週まで毎日飲みつづけた結果、赤ちゃんも順調に育ってくれて妊娠38週で出産することができました。 諦めなくてよかった!私は運良くバイアスピリンが効いたのか、不運が2回重なっただけだったのか、3度目は無事に出産することができました。3度目の妊娠中は常に不安との戦いでした。初期はいつ心臓が止まってしまうか、中期は胎動がハッキリするまで、胎動がわかるとあった胎動がしばらくないと不安だったりしました。後期はおなかの張りが出てしまい、さらに張り止めの薬のお世話になるという、けっして順調とは言える妊娠生活ではありませんでした。 それでも無事に出産することができ、大切な息子ができました。 2度目の流産の後、実は妊活をお休みしようかと思いましたが、たまたま会った不妊治療を専門にしている女医さんに言われた言葉があります。「流産しても妊娠できたというだけで、不妊からするとすでに1ステップ進んでいるんですよ。諦めなければきっと出産できますよ!! 年齢が進むと卵子も老化するからつらいかもしれないけれどチャレンジしてください!」と。 この言葉を聞いて頑張れるところまでは頑張ろうと思いました。 もちろんつらかったら少しの時間リフレッシュも大事だと思いますが、私は期間を空けずにチャレンジし続けてよかったです。 著者:渡 美羽生後3カ月になる一児の母。 障害者施設でパートで働いており、現在は育休中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年06月30日不妊治療をしていた頃、ふと気になって調べた事がありました。それは「不妊治療している、もしくはしていた事を両親や義実家に話すべきなのか」です。もしかしたら、悩んでいる方の何かの役に立つかもと思ったので、我が家の場合を書いてみたいと思います。母が私を生んだのが35年前なので、その頃はまだ不妊治療が一般的ではなかっただろうし、きっと、よくわからない治療を娘がする事に不安を感じたんだろうなと今なら思うんですが、その時は、母に分かってもらえず悲しい気持ちが少なからずありました。結局、その後不妊治療について改めて話をする事もなく、その場をおさめて終わったきりになっているので、うちの両親は体外受精をした事を今も知らないままです。娘が体外受精によって産まれた事を隠している訳ではないですが、わざわざ改めて言う必要もないかなと。同じように、義実家にも特に治療の話はしていないのですが、出産後…遠方で年に1度しか合わないので孫の話も特にされないなーと思ってたんですが、どうやら夫には言っていたようでした。私に原因のある不妊だったので、きっと義実家に直接催促されていたら精神的にしんどかったろうなと思います。それを分かってか、私の耳に入らないようにしてくれた事はとても嬉しかったのですが、立ち会い出産の際に株が下がりに下がりまくっていたので(前日に飲みに行って陣痛室のソファーで爆睡、からのいざ産むって時に行方不明)プラマイゼロくらいな感じでした笑。ただでさえ肉体的にも精神的にも負担の多い不妊治療なので、余計な事は考えずに挑みたいですよね。
2019年06月25日わが家では次女が生まれてから、家族揃って買い物に行く回数が減ってしまいました。ですから、行くときはできるだけ買いだめをするようにしています。そこで便利なのがコストコです! 特に使用頻度の高いものは買いだめしておくと、とても便利です。ここでは私が特に重宝している、コストコで買いだめする3つのアイテムについてお伝えします。 高い吸水性 & かなり使えるペーパータオル あらゆる“拭く”に対応できるペーパータオル「バウンティ キッチンホワイト」がわが家では大活躍です。私が購入したときは6ロールで2,078円(税込み)でした。無地で厚みのある紙製なので、絞っても破れにくい強度と高い吸水性があり、大変便利です。 料理にはもちろん掃除などにも使えるので、わが家ではティッシュ以上に使用頻度が高くなっています。コストコだと6ロールをまとめて売っているので、残りをあまり気にすることなく使えています。 安定感抜群 & 絡まないフードラップ 「ストレッチタイトフードラップ」はレンジ使用不可ですが、ラップの中では安定した機能性で絡まることなくスムーズにラッピングでき、大変便利です。私が購入したときは30.16cm×231.03mが2本入りで1,378円(税込み)でした。 私は以前、ラップについている金属の歯で大怪我をした経験があるため、ラップをするときはいつも緊張していました。しかし、この「ストレッチタイトフードラップ」はプラスチックをスライドさせて切断するタイプなので子どもが触っても怪我をする心配がなく、安心して使用しています。 水分たっぷり&厚手で安心のおしりふき! 以前使用していたおしりふきは、封をあけるとだんだん乾燥していたのですが、ある程度は仕方ないと思っていました。しかし、コストコのおしりふき「BabyWipes ULTRA SOFT」は、最後までしっかりと濡れていて使い勝手がとても良いです。 海外製のためか厚手でサイズも大きめなので、ゆるい便でも少ない枚数でしっかりと拭き取れて安心でした。おむつ同様に使用頻度の高い商品なので、まとめ買いをしておくととても便利です。私が購入したときの値段は100枚入り×9個で2,498円(税込み)でした。 私たち家族にとってコストコの魅力は、気に入った商品をまとめて大量に購入できることです。わが家の生活に欠かせないお店の1つになっています。1度に大量に購入してしまうので支払う金額は大きくなりますが、賞味期限のないものなどは長く使えるので結果的には大変満足しています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:ライター 吉田直樹二児の父。原因不明の続発性不妊症のため、夫婦揃って不妊治療を数年おこない授かる。グラフィック・Webデザイン事務所を経て、現在グラフィックデザイン・Webデザインのフリーランスとして活動中。
2019年06月21日私は現在40代で、9歳の長女と1歳の次女の父親です。長女誕生後に原因不明の続発性不妊症になったため、治療をおこなっていました。治療期間が約6年間あったため、長女と次女の年齢差が8年あります。長女が幼いころは気にならなかったことでも、40代で新生児を新たに迎え入れたことにより、気になるところが増えてきました。40代パパがおこなった、子育てを楽しむためにしていることをお伝えします。 なんといっても体力勝負!私は、40代での子育ては基本体力勝負だと考えています。抱っこするにも、ベビーカーを運ぶにも、慢性的な睡眠不足対策にも、体力が必要になってきます。 私は体力には自信がありましたが、やはり40代だと若いときと同じというわけにはいきません。そこで、体力ができるだけ落ちないように次女誕生後は、ランニングを始めました。ランニングなら家の近所で気軽にできるうえ、何かあればすぐに帰ることができます。乳幼児を抱えるパパには、とても効率のいい運動でした。 身なりに気をつかうと会話も弾む独身時代、私はそれなりに身なりに気をつかっていましたが、結婚後は「若くないからファッションにこだわらなくても大丈夫」という慢心から、以前ほど気を使わなくなっていました。 ただ、次女誕生後は若いパパ友やママ友とも知り合う機会が増え、私は身なりに少しだけ気を使うように心がけました。そうすると、「○○ちゃんパパってオシャレだね」と言われるようになり、自然に打ち解けることができるようになりました。やはり、若いパパ・ママとコミュニケーションをとる上で、ある程度の清潔感や身だしなみを整える必要性を感じました。 ハプニングを含めて育児を楽しむこと現在2人の育児に励んでいる最中で、長女と次女の育児を比較しても若干の慣れはありますが、やはり頭を悩ますことも多いです。急な発熱や、夜泣き、原因不明のぐずり、予想外のハプニングに加え、慢性的な睡眠不足、育児のストレスなどは長女のときとほとんど変わりません。 ただ、長女のときと違うのは、育児に関するネットの記事やより細かな専門誌など、便利な情報源が増えていることです。そういった情報ネットワークを利用して、子どもの個性を尊重し、育児や家事を楽しむことがとても重要だと私は感じています。 いくら体力に自信があっても、40代になると、若くないと実感させられるシチュエーションも少なくないです。そんななかで周りに流されることなく、自分に体力をつけることで、育児に向き合い、無理なく楽しむことができています。 著者:ライター 吉田直樹二児の父。原因不明の続発性不妊症のため、夫婦揃って不妊治療を数年おこない授かる。グラフィック・Webデザイン事務所を経て、現在グラフィックデザイン・Webデザインのフリーランスとして活動中。
2019年06月12日正常な月経周期において、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンバランスや卵巣、子宮内膜などが時期によって変化していきます。卵巣の変化に着目してみると、「卵胞期(らんぽうき)」→「排卵期」→「黄体期」という変化を繰り返しています。今回は黄体期にどのような変化が起きているのか、妊娠している場合の変化などについて解説します。 黄体期とは?妊娠しているとどうなる?月経が終わると、卵巣では再び妊娠の準備に向けて卵胞が成熟していきます。卵胞が完全に成熟すると、卵胞から卵子が出され(排卵)、残った卵胞は黄体になります。妊娠が成立しなかった場合、黄体はおよそ14日間程度で白体(はくたい)へと変わり老廃物となります。この一連の変化のうち、排卵の時期を排卵期といい、排卵期より前の時期を卵胞期、後の時期を黄体期といいます。黄体期の特徴としては、黄体から分泌されるプロゲステロンの効果によって体温が上がります。そのため、黄体期に入ると基礎体温のグラフは上がり、次の月経が始まる2日ほど前まで体温が高い状態が続きます。妊娠が成立すると黄体は妊娠黄体となり、胎盤ができるまでの間、プロゲステロンを分泌します。そのため、月経予定日を過ぎても基礎体温は下がらず、高温相がつづきます。妊娠をしていない場合には、月経予定日の前に基礎体温は下がり、月経が始まります。 黄体期にみられる症状卵胞期にはプロゲステロンよりもエストロゲンの方が多く分泌されていますが、黄体期では、エストロゲンよりもプロゲステロンの分泌量が多くなります。 プロゲステロンの分泌量が増えることで、基礎体温が上昇するほか、乳腺の発育・発達、子宮内膜が厚くなる、頸管粘液が透明から白色で少なくなるなどの変化が生じます。そのほか、月経前症候群(以下PMS)が現れる方がいます。 PMSは、月経予定日の3~10日に心や体にあらゆる症状が出るものです。原因はまだはっきりわかっていませんが、今のところ、PMSはエストロゲンとプロゲステロンのアンバランス、ホルモン異常、カルシウム不足や精神状態の影響など、さまざまな原因が考えられています。 【PMSの代表的な症状】・眠気または寝つきが悪い・頭痛・体のむくみ・乳房の張りや痛み・倦怠感・イライラする・やる気が起きない・集中力の低下 PMSの症状が出る方とそうでない方、症状として感じるものやその程度は個人差があります。PMS症状が重い方では学業や仕事を休まざるを得ないケースもあり、日常生活への影響も大きくなります。気になる症状がある方は、産婦人科に受診をするとよいでしょう。 基礎体温の変化からみる黄体期の異常正常な基礎体温の変化は低温相と高温相の二相性を示し、高温相が陥落することなく10日以上持続することなどがあげられます。しかし正常な基礎体温の変化が見られない場合、以下のような異常が生じていると考えられます。■高温相が不安定で10日以内の場合黄体機能不全が考えられます。本来、排卵後、卵胞は黄体に変化し、プロゲステロンを分泌し体温を上昇させますが、黄体機能不全の場合はプロゲステロンの分泌が不十分なため、高温相を維持できなくなり、不安定になってしまいます。黄体機能不全の原因は明らかになっていませんが、ホルモンの分泌異常や子宮内膜の異常などの要因が関連して起こると考えられています。■高温相がない無排卵性月経ということばで聞いたことがあるかもしれませんが、無排卵周期症が考えられます。無排卵周期症では、ホルモンの分泌異常により卵胞が発育せず、排卵が起こらないため、卵胞が黄体に変化せず、体温の上昇が起こりません。どちらの場合でも、月経様の出血が見られるため、基礎体温を習慣的に測っていない人は、異常に気付きにくいかもしれません。黄体機能不全や無排卵周期症は、不妊の原因にもなりえます。 まとめ黄体期は排卵期の後から次の月経が始まる前日までの期間のことをいい、基礎体温では高温相にあたります。妊娠していない場合には月経予定日の前日には基礎体温が下がり低温期に入って月経が始まりますが、妊娠している場合は月経予定日を過ぎても高温相が持続します。基礎体温を計測することで、自分の黄体期の有無を確認することができます。黄体期を示す高温相に異常がある場合は、黄体機能不全や無排卵周期症の可能性があり、不妊の原因にもなります。基礎体温は妊娠の可能性や体調の具合を表すひとつの指標になりますので、基礎体温計測が習慣化できるとよいですね。 監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士
2019年05月27日私は不妊治療を約6年おこない、ようやく子どもを授かることができた40代のパパです。不妊治療にここまで時間がかかるとは想像していませんでしたが、結果的に妻も高齢出産になってしまいました。そのため、無事に出産ができるのだろうかという新たな問題が発生し、出生前診断をおこなった体験談です。 時間のかかった不妊治療不妊治療開始時に、病院で高齢出産に対しての説明を受けました。説明を受けたときの私たちの年齢は、私は30半ば、妻が30代前半だったので、私たちにはあまり必要のないことだという認識しかありませんでした。 ただ、私たちの不妊治療は想像以上にお金と時間がかかってしまい、ようやく妊娠できたのは不妊治療を開始してから約6年が経過したころ。私たちにとって待望の妊娠だったのですが、そのとき初めて高齢出産に対するリスクを認識しました。 妊娠がゴールという錯覚不妊治療の期間が私たちの予想より長かったため、私は次第に妊娠することが目標になっていました。妊娠前に高齢出産の知識を得て不妊治療をおこなっていれば、治療期間を短く設けていたかもしれません。ただ、原因不明の続発性不妊症(※1)だったため、「いつか妊娠するのでは」という思いでずるずると長い治療期間になってしまいました。 しかし、出生前診断をおこなう期間は限られていたので、いつまでも決断を先送りすることができませんでした。 出生前診断するか否か、決断する難しさ最近よくさまざまなメディアでも目にする「命の選別」という言葉が私たちを悩ませ、簡単に決断できませんでした。 ただ、もし赤ちゃんが障害を持って生まれた場合、高齢出産である私たちは将来に不安を抱えたまま過ごすことになると予測できます。検査費用もNIPT(新型出生前診断)の場合、約20万円とわが家にとっては高額だったため、不妊治療を長年おこなっていた私たちには相当な負担額でした。 そして待望の妊娠にも関わらず、診断の結果次第で子どもを諦めなければならない状況になることにも、気持ちの落とし所が見つかりませんでした。 前向きになるための診断最後は、「不安な状態での出産を迎えるより、どのような診断結果であれ受け止め、産み育てたい」という思いで、診断を受けることに決めました。 検査から約2週間で結果が出る予定でしたが、その間も「この検査は受けてよかったのか?」という自問自答を繰り返し続けていました。2週間後、診断の結果は「陰性(異常なし)」。どのような結果であれ産むつもりでいたので、出産に向けての悩みがようやく解消されたような気持ちになりました。 順風満帆ではありませんでしたが、悩みのない状態で出産を迎えられたのは、長い間夫婦で不妊治療に向き合い、コミュニケーションを取り続けた結果だと思っています。世間の風潮に惑わされるとこなく、家族全員が納得するように悩みを共有し、診断をおこなうか否かを決めることが大切なのではないかと、私は感じました。 (※1)続発性不妊症:1人目は自然妊娠できたのに、2人目がなかなかできない不妊症のこと。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉田直樹二児の父。原因不明の続発性不妊症のため、夫婦揃って不妊治療を数年おこない授かる。グラフィック・Webデザイン事務所を経て、現在グラフィックデザイン・Webデザインのフリーランスとして活動中。
2019年05月12日結婚して2年が過ぎ、そろそろ赤ちゃんがほしいと妊活に励んだものの、なかなか妊娠に至りませんでした。その後、妊活を5年ほど続けてようやく妊娠。不妊で悩んでいる方へ、いろいろと悩み苦しみ、最後はやっと笑顔になることができた私の経験談をお話ししたいと思います。 「不妊」とわかるまで結婚して2年が過ぎ、「そろそろ赤ちゃん欲しいね」という話を夫婦でしていました。「男の子がいいかなぁ」「女の子がいいかなぁ」など、のんきに話をしながら、1年か2年後には赤ちゃんを抱っこしている自分の姿を思い浮かべていました。 ところが、夫婦生活を続けても妊娠の兆候がなく、「夫婦生活があればすぐに妊娠する」と思っていた私にとっては驚きでした。それからは特に何かをすることもなく2年ほどが経ち、やっと訪れた産婦人科で不妊の事実を知ったのです。 私が実践した妊活の方法私がおこなった妊活の方法としては、まず基礎体温をつけ、排卵日前後に夫婦生活をもつようにしました。また、玄米や野菜、体を温める食材を使った食事に切り替えたり、腹巻きや靴下を着用し、なるべく体を冷やさないようにしました。 病院の検査では卵子が育ちにくい状態ということがわかり、排卵誘発剤を打ってもらいましたが体に合わず、私には無理だとあきらめました。鍼灸師の夫には、毎日婦人科系に効くお灸をしてもらいました。 やっと授かった命いろいろと努力をして、ようやく3年後に待望の赤ちゃんができたとわかったとき、うれしくて涙が止まりませんでした。 悩み苦しみ、夫にあたりちらし、それでもそんな私を夫は受け入れ、「焦っても仕方がないからゆっくり行こうよ」とブレーキをかけてくれました。 赤ちゃんを授かっても授からなくても、夫婦で楽しく暮らして行けたら最高じゃないかと気持ちを切り替えられたこと。私の妊活では、そこが一番良かったことなのではないかと感じています。著者:花田もえこ一男一女の母。現在は外資系の物流会社に勤務。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月10日筆者は不妊治療をして娘を授かりました。現在は第二子妊娠のために再び不妊治療中です。今、娘は幼稚園に通っていますが、入園前は一緒に病院へ連れて行っていました。そこで子連れでの不妊治療の経験を元に筆者が考えた「子どもを抱えながら不妊治療に通いやすい病院の条件」をご紹介します。 子どもを連れて行きやすい雰囲気かどうか子連れで不妊治療に通える病院かどうかというのは1人目の不妊治療では考えなくていいことですが、第二子以降の不妊治療では重要だと思います。他の患者さんへの配慮で子連れでの来院を断る病院もあると聞いたことがあり、筆者は最初の予約の際に電話で確認をしました。また、子連れでの通院が可能であっても、子どもが遊ぶスペースやおもちゃがないこともあります。混んでいる病院であれば数時間待つこともあるので、子どもが飽きない工夫は必要だと思います。 託児の施設が近くにあるかどうか筆者が不妊治療に通う病院には、すぐ近くに病院が運営している託児所があるのですごく助かりました。空いているときの診察や注射のみの場合はあまり時間がかからないので一緒に通院することも可能ですが、人工授精や検査などで時間がかかるときは預かってもらえる場所があるというのはすごく便利です。また、病院の診察のための託児であれば通常よりも安く預かってもらえるという制度であったため、金銭的にも非常に助かりました。 家から近いかどうかこれは一人目の不妊治療の際にも大切な条件かもしれません。人工授精や体外受精などをおこなう場合は、朝早く病院に行かなければならないこともあります。筆者が体外受精をおこなったときには、深夜に排卵を促す注射を打ちに行かなくてはならないこともありました。治療の内容によっても通院の頻度は違いますが、子どもがいる場合は特に準備に時間がかかるため、家から病院が近いと通院をすることのストレスは少なく済んでいます。 いつか生まれてきてくれるわが子のためにと思っても、不妊治療に通うのは肉体的にも精神的にも金銭的にも負担がかかります。少しでも通院することに対するストレスを減らすことができれば、治療に対するモチベーションの維持もしやすいと思いました。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年04月09日いよいよ妊婦さんとしての日々が始まり、出産の日を迎えたこてつさん。最後に改めて、3年間の治療を振り返って感じたことを綴っています。不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。最終回です。妊娠から出産までの日々2009年7月20日。干し梅のような姿だった透明の卵が、人間の赤ちゃんとしてこの世に現れました。4回目の移植で妊娠した私は、不妊治療中にもそうであったように、ネット検索魔に変身。妊娠中にとったほうがいいサプリメント、カフェインはどこまで摂取していいのか、おすすめ食材・おすすめしない食材、体重の増加について怒られないようにする方法(笑)、妊娠線の出ない方法、安産のためにやらねばならない運動など、ありとあらゆる方法を調べました。コーヒーを飲み過ぎではととがめるオットと険悪な雰囲気になったり、栄養士さんの話を聞いてから昆布やいりこでだしをとるようになったり、黒酢たくさん飲んだりしました。安産のためにとにかく歩こう! と愛犬と一緒に散歩しまくり、10km近く歩く日もありました。頭でっかち、おなかでっかちな妊婦になりました(笑)。 妊娠5カ月になってから周囲の人には伝えました。それまでは「何があるかは分からないから」とずっと秘密にしていました。マイナートラブルはあるものの妊娠経過は順調。力を合わせて産道をくぐり抜け、産声をあげる我が子と対面することを何度も想像し、安産に向けて毎日毎日歩きました。出産予定日。うんともすんともいいません。そのまま予定日を1週間超過しようかというとき陣痛がきました。陣痛は進みが遅く、徐々にひどくなる痛みに2日間耐え抜きました。子宮口がやっと全開近くになり、最後は先生におなかを押さえつけられながらいきんだものの…生めませんでした。不妊治療(特に体外受精・顕微授精など)で妊娠した子は「貴重児」と呼ばれていました。万が一のことがあったとき次の妊娠が難しい、妊娠するまでにかなりの労力を費やしている、という理由からそう呼ばれるようです。そのほか、不育症であった、流産・死産の経験がある、なども貴重児と分類されるとのこと。初めから帝王切開をすすめられるケースもあったと聞いています。バースプランを決めるとき、なるべく普通分娩で生みたいと言いました。さんざん人工的な不妊治療をしてきたのだから、出産くらいは自然な形で普通に生みたいと思っていました。だけど、自然に生むことが普通? 治療中も初めは「できれば自然に」と考えていました。自然=普通? なんで普通になりたいんだろう、私。…普通って、なんだっけ? 数人がかりでサポートされながらいきんだ後、帝王切開を提案されました。「せっかく不妊治療してまで授かった命だからこそ、最後の最後でリスクを背負うことはないよ」。先生が言いました。このまま頑張れば普通分娩で生めるかもしれないけれど、万が一のために帝王切開で安全に取り出したほうがいいとのことでした。手術が決まるとあれよあれよと準備が進み、私は手術台の上で張りつけの状態に。始まって数分、泣き声が聞こえました。「へその緒が2重巻きで回旋異常だったよ。だから出てこられなかったんだねぇ」と先生。あー、そうだったんだ~。帝王切開でよかった…無事でよかった…。出産くらいは普通がいい。そう思っていた気持ちはなくなっていました。(この後しばらくして、「おっぱいくらいは普通にあげたい!」となるのですが…こりない私。苦笑)視線の先に、助産師さんに体を拭かれながら泣きじゃくる声と我が子の足が見えました。まだ手術台に張りつけにされたままの私の手に頭が触れるよう、計測等をすませた赤ちゃんを連れてきてくれました。その頭は、まだシットリ湿っていました。「久しぶり~」心の中で声をかけました。なぜ「久しぶり」かというと、0.1mmの受精卵以来の再会だったから。こうして私の不妊治療は幕を閉じました。自分の中のさまざまな気持ちに苦悩し、はいつくばって進むような日々。夫婦で本音をぶつけ、泣いたり、笑ったりした日々。いろいろなことを知り、いろいろなことを感じました。女性として生む・生まないを真剣に考えること。子どもがいることだけで幸せか不幸せかは決まらないこと。自分の体を知ること。家族の体を知ること。心と体はつながっていること。妊娠は思い通りにならないこと。自分の気持ちを奮起させて挑戦すること。失敗が続くとどんどん落ち込むこと。周囲の何気ない一言に疲弊すること。人の感じ方は自分の感じ方と違うこと。赤ちゃんはキラキラしていること。他人を妬む私がいること。平静を装う私がいること。他人のことは他人のことだと割り切ること。流れに身をまかせること。命が止まること。悲しみは他人と比べるものではないこと。夫婦にとって一番大切なこと。自分の心を掘り下げてみること。自分を認めてあげること。想像力を持って思いやる心、人も自分も大切にする生き方。3年間の不妊治療の体験を通して知りました。はっきりと思います。私には必要なプロセスだったと。そして時々、妄想します。不妊治療に挑んだけれど、結局子どもを持たなかった私の人生を。その人生を生きている私も、きっと幸せであるだろうと。※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2019年01月23日陽性判定が出て、妊娠が判明。悪阻も始まり、正式に不妊治療クリニックを卒業する日を迎えました。不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。初めて見る赤ちゃんの心拍4回目の移植で陽性判定をもらい、3日後再受診しました。HCG(※)=394。※=ヒト絨毛性ゴナドトロピン。妊娠中に産生されるホルモン。前回の78より増えているので、とりあえず安心とのことです。ネットでいろいろ検索していたので、この数値だと双子ちゃんではないだろうなぁと分かりました。2個移植したのだから、両方とも育ってほしかったのが本音でしたが。さらに1週間後、超音波で胎嚢の確認をしました。胎嚢はしっかりと映っていました。胎嚢の中にペコペコ動くものあり。 心拍でした。 初めて見る心拍に「ほ~、これが…」と感心します。 少し前から悪阻も始まっていました。 ずっと船酔いのような感じです。 匂いにも敏感になりました。ネギ、玉ねぎなどの匂いがダメでした。 あと、口臭が…。オット&愛犬の口臭に毎回「ウッ」。 隣で寝ていると、寝息がこちらまで漂ってきて「ウッ」。 オットは悲しそうでした。心拍を確認してから1週間後、8週目の診察へ。 頭と体の区別がついていました。 体の丸いポチポチは手足だと説明されました。 芋虫みたいだったのに、人間らしくなってきたね。 身長1.65cm。 軽くなったと思った悪阻はなかなか完全にはなくならず、たまに横になることもありました。 出産予定日が決定。そして初めての母子手帳数日後、出血があり、心配になって受診するも、子宮内に血の塊が残っているのが原因とのことで、赤ちゃんもしっかり見えているし、大丈夫と言われ安心しました。前回とそんなに変わっていませんでしたが、今回は見ているときに動きました(!)。首をカクカクっと左右に振っていました。ベテランお笑い芸人さんのモノマネのような感じ(笑)。おいおい、動くとちょっとかわいいじゃないか。9週の診察。身長2.62cm。順調とのことで、今日は背骨が見えました。 内診後、ドクターが「7月12日だね」と言いました。 とうとう出産予定日が決まりました。「今週中に生む病院を決めて、来週予定している10週の診察後、転院しましょう」と提案されました。 「転院までに母子手帳をもらっておいてください」とも言われました。 …スゴイ。 ここまで来ました。 自分が母子手帳を持つなんて。 オットに母子手帳をもらえると伝えると「そっか~、そうなのか~」と感慨深げです。 自分たちの生活に縁のなかった事が次々とやってきます。 浮かれるというより、なんということだ…という気持ちでいっぱいです。 10週目の診察。これをクリアすると、不妊治療クリニックは卒業です。ドキドキしながら内診へ向かいます。赤ちゃんは、手をバタバタさせながら元気に動いていました。指を確認しました。マンガみたいな短い指。「今日でおしまいです、お疲れさまでした」とドクター。最後にしてはあっけない終わり方です。待合室でオットに報告メールを打ちます。「順調だったよ。とうとう卒業だよ。」と打とうとしたら、「とうとう」のところで急に胸がつまって涙が出そうになりました。必死に我慢しました。3年という月日が長いのか短いのか、よく分かりません。しかし、この3年間、夫婦でさまざまな感情を持ち寄って、話し合い、ぶつかり合い、理解し合ってきたことは事実です。失敗するたびに凹み、考え、立ち上がり、また挑んだことも事実。自分で自分の気持ちをこんなにも深く考えた出来事はこれまでの人生にありませんでした。私は、私をほめようと思います。まだまだ先は長いけれど、とりあえず卒業おめでとう。よく頑張ったぞ、私(…と、オット。笑)。 3年通った不妊治療クリニックを卒業しました。※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2019年01月09日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。待てど暮らせど私たち夫婦にだけ赤ちゃんはやってこない…という気分になってしまう妊活中。終わりのない迷路にハマってしまった ようで、心が折れてしまいそうになることも。そこでそんな妊活中に気が楽になったエピソードを妊活中・妊活を終えたママたちに聞いてみることに。自然妊娠にこだわることをやめたどこかで壁を作っている「自然妊娠」 という言葉。自然妊娠にこだわりすぎていた女性はそのこだわりを捨てたことで妊娠したとのこと。『なかなか子どもを授からず30過ぎてからはタイミング法をトライ。しかしそれでもダメでついに35歳に突入。そんな時母から「体外受精してみれば?」 と勧められた。早い方がいい、と自然妊娠へのこだわりを捨てて体外受精にステップアップ』(30代女性/一児のママ・産休中)自分の後に結婚したのに、その友人たちから次々と妊娠報告。一人だけ置いていかれている気分になってしまうのは妊活中によくあること。その上周りの友人が皆自然妊娠しているのを目の当たりにしていると「自然妊娠するのが当たり前」 と思い込んでしまうことも。またその当たり前が「自然妊娠じゃなきゃダメだ」という縛りを自分の中で作ってしまうこともあるのです。タイミング法も失敗続きなのに、体外受精に踏み出せないと35歳という壁を感じる年齢にいつの間にか達してしまいます。自然妊娠にこだわり続けると、妊娠率は年齢と共に低下してしまうのです。医療の発達した現代は選択肢があるのは幸運なこと。その恩恵を受けるのは何も間違っていません。体外受精は確かに金銭的な負担はありますが、どうしても欲しいというのであればステップアップしてみても。夫からの言葉で楽になる妊活は一人ではできません。夫との二人三脚で頑張るもの。そんな夫に救われたという女性 たち。『結婚4年目の現在も全く妊娠する気配すらない。そんな時旦那から「子どもがいるから幸せ、じゃなくて、二人でも幸せって思えることがまず一番大事 」と言われ、毎日ヒステリックになっていた自分に気付いた。その日から笑顔で過ごすことの方を優先している』(40代女性/会社員)『「世界で一番愛しているのは妻であって、まだ産まれてきてない子どもじゃない。だから今目の前にいる愛しい人が側いるだけで充分」との夫からの言葉。肩の力が抜けたのか、その後すぐに妊娠したのにはびっくり』(30代女性/一児のママ)生理がくるたびに悲しい気持ちになり「私は女として機能してないのかな? 」と自己嫌悪に陥ることも。また「自分のせい?」と夫に対しても申し訳ない気持ちになってしまったり…。いろんな意味で妊活中は情緒不安定になりがちです。そんな時に夫からの優しい言葉はなによりの救いに。初心を思い出させてくれる「子どもが欲しくて結婚したのではなくて幸せになるために結婚した」という想いは二人共同じなはず。それなのに子どもを授かることに必死になりすぎて全然幸せではない、では本末転倒 なのです。また「夫のためにも自分を大切にしよう」と不必要に自分を責めることもやめられます。夫の優しい言葉で子どものいない人生でもいる人生でもどっちでも幸せだな、と思えるようになりその後に妊娠したというママも。妊娠に執着しすぎるのは逆によくないよう。辛い気持ちを思いっきり吐き出してみる辛い時は辛い気持ちを発散しましょう。抑え込むのではなく、ただ辛いと自分を慰めてあげる状況を作ってあげることで楽になったという話も。『不妊治療中に病院で仲良くなった友人。お互いなかなか授からず「でもウチら大変な不妊治療、頑張ってるよね 」と褒め合いっこ』(20代女性/美容部員)『ダメだった時は、我慢せず声をあげておもいっきり泣く。気持ちを発散させることでその後ポジティブな気持ちで頑張ろうと思える』(30代女性/金融)同じ妊活で頑張っている友人との会話は心をほぐしてくれます。妊活の辛さは当事者でないとなかなか他人にはわかってもらいにくいのです。自然妊娠した友人からは「私なんて大丈夫と思っていた日にできちゃって、予定外でさー」なんてサラリと言われるだけで傷つくことも。不妊治療中は孤独で誰からも褒めてもらえない寂しさもあるけれど、共感し合える人と時間を共有するだけで大きな励み に。同じ苦労をしている者たちで集まって話すとそれだけで辛さも半分になったような気分に。またそういう友人がいなくとも、悲しい時は思いっきり泣いたり、夫に愚痴ったりと気持ちを押し殺さず発散させることは重要。辛い時は辛いで大丈夫、と現状を否定せず受け入れることで、次へのポジティブな気分を引き出してくれます。ふさぎ込みがちになってしまう妊活中だからこそ、リセットする方法を実践してみてはいかがでしょうか?気持ちの持ち方を変えることで妊活に悔いなく取り組みたいですね。●ライター/とも●モデル/杉村智子
2018年07月03日「1人目を妊娠してるから2人目もすぐできる…」と考えていたら、なかなかできない、タイミングがない、など、2人目の不妊で悩んでいるママは多い もの。早くから対策をしておくことで防げるものもある ので、きちんと2人目不妊について知っておくことが重要です。今回は、2人目不妊に悩むママのエピソードと、2人目不妊の対処方法をご紹介します。意外と多い2人目不妊エピソード・エピソード1**********「一人目は順調に授かったため、二人目もすぐ授かるだろう、と自然にまかせた妊活をしようと思っていました。しかし、一人目が卒乳して半年以上たってもなかなか生理が再開せず、産婦人科を受診。しばらく不妊治療をしていましたが、子育てしながらの不妊治療は大変ですしなかなか二人目は授かれず…。しばらく悩みましたが、新しいやりがいのある仕事を見つけて、しばらくは二人目の事を忘れて仕事に専念することにしています。」**********こちらのママは、長期授乳をしていていたため、ほかのママより生理が再開するタイミングが遅かったとのことです。通常授乳をしている間は、体がまだ妊娠をしなくてもいいよ、という認識でプロラクチンという排卵を抑えるホルモンが出ているため、生理が再開しにくい と言われています。通常なら、授乳をやめれば半年以内に生理がくるものですが、なかなか来ない場合婦人科系の病気にかかっている可能性もあります。早めに婦人科の受診をしましょう。・エピソード2**********うちは、1人目も時間がかかりましたが、2人目は夫婦生活が減少してタイミングが合わなかったり、育児などのストレスの生理が不安定で余計妊娠しづらい状況になってしまっていました。周りからの二人目コールもしんどくて、やっとの思いで授かった命も8週で流産。2人目の妊娠がどんどん遅れてしまうたびに、自分の年齢も重ねていくので余計妊娠しづらくなってしまうので焦る一方。悪循環ですね。あきらめてしまいたい気持ちと、あきらめたくない気持ちがせめぎ合っています。**********こちらのママは、元々妊娠しにくいタイプのママですが、1人目の育児による疲れ、ストレス、そして加齢により・夫婦生活が減少し、タイミングが合わせづらい・妊娠率そのものが下がるとなり、2人目不妊の悪循環に陥ってしまって います。2人目不妊の対処法①2人目を早く欲しいママは計画的な断乳も視野に入れて生理再開が遅れ、2人目不妊になってましまうことを防止するには、計画的な断乳をすることをおすすめ。2人目妊娠を加齢や仕事復帰のタイミングなどの事情で少し焦っている、というママは産後半年~1年での早めの断乳を視野に入れて ください。赤ちゃんのためには1歳以上まで授乳を続けてあげるのが理想的ですが、2人目妊娠への起こさせるには授乳を、ストップするのが1番の近道。筆者も授乳しながら妊娠できないかと試みましたが、やはり1人目より妊娠までに時間がかかりました。②ママのストレス、疲れを軽減するためにパパ、に協力を仰ぐ子育てのストレスにより2人目不妊になってしまうことを防ぐには、妊活のキーマンであるパパとのコミニュケーションを密に図ることが重要。子育てをし始めるとママ側の負担が増えるため、パパとのコミュニケーションはどうしても不足 しがち。ママの負担が多くなることからパパとのコミュニケーションもどんどん億劫になってしまう傾向も。すると会話が減って、スキンシップが減って、妊活どころではなくなってしまいます。1歳を過ぎて大人と同じご飯が食べられるようになって、夜中のグズグズも減ってくると、少しだけママの余裕ができる時期があります。その余裕を少しだけパパに向けてあげてください。久しぶりにパパの好物を作ってあげる、マッサージをし合う、労いの言葉をかけあうなど、最近してあげてないなーと思うことをしてみてください。そしてもうひとつ重要なのが育児に関してパパへのサポートを仰ぐ こと。子育ては本当に大変な偉業ですから、本来1人ではとてもこなせるものではありません。まして子供を2人、3人と望むなら、パパの献身的なサポートは必須となります。夫婦間で、その情報をシェアするためにはこのような記事をパパに読んでもらったり、婦人科でパパに医師から話をしてもらったりなどして意識を向上させてあげましょう。----------以上、いかがでしたでしょうか?第二子以降を授かるには、早めの家族計画を立て、夫婦間のコミュニケーションを密にしておくことに越したことはありません。第一子を妊娠できたから、第二子もすぐ授かるもの、という観念を持ってしまいがちなのですが、それも根拠があるものではありません。第一子の妊娠、出産の年齢が高かった、というママは、きちんと第二子以降についてどうするか、ということをしっかり夫婦で共有 しておくようにしましょうね。●ライター/ましゅまま●モデル/大上留依
2018年06月07日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。赤ちゃんを授かるための活動をいつしか「妊活」 と呼ぶようになりましたね。それより以前に使われていた「不妊治療」という言葉にはどうしてもネガティブなイメージがあった だけに喜ばしい変化のひとつです。ただ、呼び方が「妊活」に変わったからといっていわゆる不妊治療における厳しい現実が変化したわけではありません。筆者自身も息子を授かるまでに断続的に「妊活」を行いました。今回は筆者の「妊活」経験を踏まえて、不妊治療における重要になる「病院選び」のポイント を述べていきます。不妊治療における病院選びの難しさ不妊治療をするとき、まずは病院を選ぶことになりますね。口コミや評判を調べるところからスタートするでしょう。ただ、不妊治療は毎月、あるいは毎週病院に通うことになるため、交通アクセス も病院選びには重要なポイントになります。いくら治療方針が自分の考えに合致しているからといって、新幹線はともかく飛行機での移動を強いられる病院を選ぶことは経済的にも時間的にも肉体的にも不可能 でしょう。そこで必然的に病院は絞られることになってしまいます。さらには、治療方針が自分の考えに合致している病院であっても、検査してみたら自分の身体に治療方針が合致していなかった という事態も充分にあり得ます。また、医師ごとに治療方針が異なる病院で合った場合、医師との相性もひとつの「縁」 になってしまうのです。良い「縁」とは限らないこともあります。いったん検査や診察を受けてからでないと病院や医師との「縁」を見極められないところ が、不妊治療における病院選びのひとつの難しさだな、と実感しました。病院選びの難しさをクリアするためにはでは、病院選びの難しさをクリアするためにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつには、セカンドオピニオンを求めて病院を変えることです 。そのためには、不妊治療について治療する本人と配偶者が知識を蓄えておく必要 があります。なぜなら、知識がなければ、現在受けている不妊治療の治療方針が自分たちの希望に沿ったものなのか、検査結果からみる自分の身体に合致したものなのか、素人ながらでも判断できないからです。筆者も1年ほど治療している間に合計4回ほど病院をかえました 。結果が出なかったことと、素人の浅薄な知識ではありますが、治療に疑問を感じてセカンドオピニオンが欲しくなったためです。不妊治療において最も大切で最も価値が高いのは、「時間」 です。特に年齢の高いご夫婦、特に女性にとって「時間」はお金に代えがたいものです。セカンドオピニオンを迷っている時間はありません。そして病院を変えるときに現在治療を受けている医師に相談する必要はありません。すべて自己責任、自己判断で行いましょう。現在治療を受けている医師に「セカンドオピニオンが欲しいので病院を変えます」といったところで、「ではどうぞ」とあっさり言われるか、説得されて納得できない治療を続けるかのどちらかになるからです。個人的にはどちらも時間の無駄だとおもいますね。素人でも知識を得ることでメリットがあった実話中には素人が不妊治療の勉強をしたところで何になるのか、と考える人もいるかもしれません。しかし筆者が不妊治療において素人が知識を得ることを強く勧めるのには実体験に基づいた理由があります。それは筆者が中断していた不妊治療を新たな病院で再開させたときのことです。その時筆者はすでに35歳で高齢出産 といわれる年齢でした。筆者の不妊の原因の一つに「高プロラクチン血症」 がありました。これは何らかの原因によって妊娠・出産していないのに母乳が出たり、母乳を出すためのホルモンである「プロラクチン」が高くなったりする症状です。プロラクチンには子宮を収縮させたり着床を妨げたりする働きがあるため、プロラクチンの値が高いと不妊の原因となってしまいます。妊娠するためのプロラクチンの値は15ng/ml以下が望ましい、ひと桁であればなお良し、という知識が筆者にはありました 。果たして血液検査の結果、筆者の血中プロラクチンの値は「14.9」でした。通常であれば、ボーダーぎりぎりセーフなので、プロラクチンの値を下げる薬は処方されなかったでしょう。しかし、筆者は「ボーダーぎりぎりなのは理解しています。しかしひと桁であるほうが妊娠しやすいと勉強しました。年齢も年齢ですし、薬を処方してください」と強く医師に迫りました 。すると、医師は「よく勉強しているようだし、熱心だし、年齢もあるしね」ということでプロラクチンの値を下げる薬を処方してくれました。そして筆者は薬を処方されたその周期に無事妊娠することができたのです。妊娠を告げてから初めて健診に行ったとき、医師からは「(プロラクチンを下げる薬である)カバサール妊娠 だね!」と笑われたのもいい思い出です。----------不妊治療は他人任せでは成功しません。女性も男性も自分の身体を妊娠に向けて適している状態に整える努力をしなければいけなくなることもあります。医師任せでもいけません。たった一つのサンプルではありますが、素人が知識を得たことで医療の専門家も耳を傾けてくれることもあります。その結果、不妊治療を終えられることもあるのです。不妊治療の険しい道は自分で、あるいはパートナーとふたりで切り開いていくしかありません。まだ結果が出ていない人でも、まだできることはあるかもしれません。今の周期に結果が出なくても次のチャンスはすぐきます。不妊治療についての知識を蓄え、知識を武器に 道を切り開いていってくださいね。【参考リンク】プロラクチンとは?正常値はどれくらい?妊娠への作用は? こそだてハック()●ライター/マエジマシホ
2018年05月07日不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。お休み期間を経て、いよいよい移植へという時に「本当に私は子どもが欲しいの?」そんな心の葛藤が再燃します。本当に私は子どもが欲しいのか?新しい年を迎えました。予定では、1月半ばにリセットし、2月初旬に移植となります。「グレードの良い初期胚盤胞が3個あるので、そのうちの1個を移植することになります。」とドクター。写真を渡されました。凍結した受精卵の写真です。同じく顕微授精をした友人が、受精卵の卵の写真が可愛い! と言っていたので私も楽しみにしていました。が、いざ渡されてみると、その感情は湧かず…。だって、見た目干し梅みたいなのです(笑)(色は違いますが)。移植したら、だんだんと愛おしくなるのでしょうか。しかし、自分も昔はこんな姿だったんだなぁと思うと不思議でなりません。この干し梅が人間の形になっていくんだもんなぁ~。『イノチ』って本当に神秘的。単純に感動し、その日の受診は終了しました。…それから数日後、激しく気持ちが落ち込んでいる自分がいました。受精卵の写真を見たときに、嬉しい! かわいい! という気持ちは全くありませんでした。それに対して「やっぱり私は心底子どもが欲しいわけではないのでは…」という疑問が渦巻いて、そんな気持ちのまま移植を受けるなんて、やはりよくないのではないか…そう思うようになりました。でもこれは私1人の問題ではないし、そうそうゆっくりもしていられない…。ましてや1回で妊娠できると決まっているわけではないのだし…。でも無責任ではないだろうか、子どもに対して。将来、私は本当は欲しくなかったのよ。なんて子育てに対して言い分けを作らないだろうか…。そう考える一方で、何を甘えたことを言っているの? 本当は欲しいくせに。できなかったときのショックを小さくしようと、自分の気持ちをセーブしてるだけでしょう? 怖いだけでしょう? と怒る自分もいました。そうなのかなそうなのかな自分の気持ちが分かりませんでした。みんながいう「理屈じゃない子どもが欲しい気持ち」が私には湧き上がってこない。いや、気持ちはあるけど見ようとしていないのか。もうすぐリセット。そうしたら2月には移植。それまでに自分の気持ちを固めなければいけない…。落ち込んで、憤って、悩んで、焦っていました。※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2018年03月07日不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談です。卵の移植まで待つ間、図書館で中村さんが手にした1冊は『産まない女」として生きるあなたへ』。産まない女として生きるか採卵後の生理予定日に、しっかり生理がきました。人生の中でイレギュラーな採卵を終えた後だったので、予定通りきたことにホッとしました。年明けの移植についてスケジュールを決める以外は、しばらく治療もお休みです。クリスマスもお正月も、おっと! 結婚記念日も(笑)、気楽な気持ちでのんびり過ごせそうでウキウキしました。読書は好きで、図書館にはよく通っていましたが、不妊治療を始めてからは、それに関する本も読み漁っていました。治療の休憩期間に借りた一冊。『産まない女」として生きるあなたへ』。理由はいろいろあれど、最終的に「産まない」ことを選択した女性が、どのようにして自分の人生を生きていくか。不妊治療後、自分自身もその人生を歩む著者が、多くの女性へのインタビューとともに、それらの人生を輝いて生きるためのプロセスが書いてありました。顕微授精で凍結胚移植を待つ身の私でしたが、なんとなくタイトルに惹かれて手に取りました。私はこの体験記を、当時の日記を読み返しながら書いています。その時に感じたり思ったりしたことを忠実に文字にしています。日記にはこう書いていました。『自分がそうなったときの覚悟?いや、まだそんなことは考えられない。でも、もしかしたらそうなるかもしれないという漠然とした不安はある。今読むのと、自分が決心したときに読むのとでは雲泥の差の感じ方があるかな。とりあえず今の私は、私にできることをやるだけだ。やるだけやったら、どっちに転んでも、自分の答えが見つかるだろう。本の中の女性たちは「あの時こうしていれば…」と悔やんでいる人も少なくない。どれだけ悔やんでも過去はかえられない。自分が後悔しないように。思いっきり、やろう。出来るときに出来る事を。』子どもを産み育てることへの願望が薄いことを悩みながらも始めた不妊治療でしたが、治療が進み、すぐにできるものではないのだという事実を知るごとに、「産めないかもしれない」と考えたときに得体のしれない恐怖も感じていました。この本を読んだ私は、いろんな不安をぶるぶるっとふるい落とし、「今、やるしかないのだ」と改めて気合いを入れたようでした。図書館で借りるときは、本のタイトルとともに貸出日・返却日・利用者番号などを書いた小さなレシートのような紙を渡されます。返却を遅滞しないようにという目的でしょう。この本を読んでいる途中、ひらりとその紙が落ちてきました。私のものではありません。貸出日は去年の同じ頃。借りた本の名前がつらつらと並んでいます。文字数に制限があるらしく、タイトルは途中で切れていましたが、「産まない女」として生・・・あきらめないであなたの・・・大人の刺繍バッグをつく・・・おそらく女性でしょう。私と一緒で不妊の人。『あきらめないであなたの…』の後に続くのはきっと『赤ちゃん』。彼女もまた、産みたい気持ちと産めないかもしれない不安の間で揺れていたのかもしれません。その答えをいろんな情報に求めている。ちくちくとバッグを縫いながら…勝手にそんな想像をしていました。自分の人生なのだから自分で決めていい。決めていいはずなのに、どうして思い描いたとおりに進むことが難しいのでしょう。子どもを持つ持たないに関しては、特に。それとも人生は誰かに与えられるものなのでしょうか。神様の領域なのでしょうか。あの女性が今、どの人生であっても幸せであってほしい、そう思いました。※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2018年02月21日ヲタママだっていーじゃない!
STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません