赤ちゃんが生まれたら必ず行う予防接種。気になる副作用や熱、当日のお風呂、接種の間隔やスケジュールの作り方などお伝えします。 (5/6)
今年もやってきました、インフルエンザの季節。みなさん、ちゃんと予防接種は打っていますか?わが家は5人家族のため予防接種も家族全員で2万円超え。でも、子どものためと結婚してからずっと欠かさず受けてきました。ところが…ちゃんと予防接種受けたんですけどワクチンの型が合わなかったのか?毎年誰かがインフルエンザにかかり家庭内がパンデミック。特にこの年は全滅。そして…この年も子どもが全滅……(汗)。あれ? ひょっとして、わが家は打たないほうが良いのか…? なんて疑い始め、翌年からやめてみることに。打たないほうが感染者が減るなんて…。どういうこと? 近所のママ友にも聞いたのですが、打たないほうが調子が良いというご家庭も少なくないようで、わが家もそうなのかもしれませんね。普通、健康な赤ちゃんが決められた回数の予防接種を受けた場合、赤ちゃんはその病気に対する免疫力が付くそうです。ただ、予防接種を受ける子どもの体質や体調などによって、抵抗力が得られない場合も。かかりつけの医師に聞くと、統計的に見ると効果はあるが、ワクチンの型が合わなければインフルエンザにはかかる可能性があると聞きました。そんな事言われると、毎年予防接種に2万以上も使っているわが家は、今年もどうしようかとまた悩んでしまうのです。パパンが子どものころは、学校で無料で打ってもらっていたんですけど、予防接種を打つ打たないは自由として、せめて打ちたい人に医療保険が使えるよう、もう一度国には考え直して欲しいパパンなのでした…。=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年11月18日これから猛威を振るうインフルエンザ。予防接種をしたり予防対策をしていても、うつるときはうつってしまいますよね。 前回 に引き続き、わが家の感染症体験を紹介します。■長男が感染したときは…長男が2歳のころ、予防接種をしたにも関わらずインフルエンザになりました。しかも、インフルエンザがはやり始める前の保育園で、一番初めにインフルエンザに感染しました…!長男は鼻炎持ちで頻繁に耳鼻科に通っていたので、もしかしたら耳鼻科でもらってきたのかもしれません。予防接種をしたからといってインフルエンザにならないというのは知っていましたが、いざインフルエンザになると「予防接種したのにー!」と嘆きたくなりました…いや、実際嘆きました(笑)でも予防接種のおかげか症状は軽く熱もすぐに下がりました。私もうつることを覚悟しつつ、家で看病をしていたのですが、うつることなく完治しました。■次男が感染したときは…次男も2歳のときにインフルエンザになりました。感染した時期は2月と猛威をふるっている真っただ中! クラスで「インフルエンザが出ました!」というお知らせの少し後になりました。集団生活での感染は避けように避けられないこともあるので仕方ない部分もありますね。次男も予防接種をしていたからか症状は軽くすみました。ただものすごく残念だったのが、ちょうど生活発表会と重なってしまい次男は出られませんでした(涙)たくさん練習していると聞いていたのでショックでした…!とはいえ、次男のときも家族誰一人うつることなく完治でした!■家庭内での感染拡大を防ぐには感染拡大防止策として、うちではマスクと手洗いうがい、手の消毒、家を乾燥させないようにしました。マスクの効果はあったかよくわかりませんが、感染した子どもにもマスクをつけさせました。子ども用のかわいいマスクが売っていたのでそれを見せたら、喜んでつけてくれました(笑)完全隔離は難しいので、感染してないほうの子どもはパパと寝てもらったりしました。ちなみに念のため寝るときも私はマスクをしてました(笑)予防してもなるときはなるので、対策もなかなか難しいと思いますが、冬はイベントごとも多い時期なので感染しないことを毎年願うばかりです。=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年11月15日毎年、冬から春にかけて流行することが多い水ぼうそう。2014年にワクチンが定期接種化される前までは、日本国内で年間約 100 万人が水ぼうそうにかかり、約 4000 人が重症化から入院し、約 20 人が死亡していたという怖い感染症です。幼稚園や保育園のころに感染したというママも多いのでは?赤ちゃんや小さな子どもがかかるとどうなるのでしょうか? 症状や予防方法などをくわしく見ていきましょう。■ワクチンの定期予防接種「乳幼児の患者数が激減!」水ぼうそうと聞くと、幼いころに感染してつらかった…という経験を持つママも少なからずいるでしょう。日本で水ぼうそうのワクチン接種(任意)が始まったのは1987年のこと。その後、2012年に日本小児科学会からワクチンの2回接種が推奨されるようになり、2014年10月に国が接種を強くすすめる定期接種ワクチンになりました。一定の月齢に達した子どもなら、基本的に無償で接種することができます。国立感染症研究所によると、全国約3000の小児科の定点あたり、報告数(年間)は2005年~2011年まで66.1人~88.1人でした。しかし、2012年から減少し始め、定期接種化後の2015年には大幅に減って2011年の約3分の1にまでなりました。なかでも1歳~4歳の占める割合が2005年~2011年までは約70%だったのに対し、2016年には約40%にまで減少しています。患者数が大きく減ったのは、ワクチンの定期接種化が大きな要因のようです。■水ぼうそう「どんな症状? どうやってうつるの?」症状は軽くなりますが、ワクチンの接種が1回だと水ぼうそうにかかることがあります。感染すると、どんな症状が出るのでしょうか?【水ぼうそう 症状】全身、とくに顔から首にかけて、かゆみを伴う発疹や発熱があります。発疹は最初のころが紅斑(赤い発疹)で、その後は丘疹(小さな発疹)、水疱(すいほう)、膿疱(のうほう、うみのある水疱)、かさぶたの順に進行していきます。発熱はしない場合もあります。脳炎や肺炎、皮膚の細菌感染など合併症があります。白血病や免疫抑制治療を受けている子どもは死亡にいたることがあります。大人は重症化しやすい傾向にあります。免疫の低下している妊婦はとくに注意が必要です。【水ぼうそう 潜伏期間と感染期間】潜伏期間は14~16日間と比較的長いのが特徴。感染期間は発疹が現われる1~2日前から、すべての発疹がかさぶたになるまで。【水ぼうそう 感染経路】空気感染します。せきやくしゃみなどのしぶきによる飛まつ感染や接触感染、母子感染(胎内感染)もあります。水疱や膿疱にはウイルスがいるため、触れないように気をつけます。かさぶたの中にはウイルスは存在しません。■水ぼうそう予防「ワクチンは2回接種が基本!」ワクチンが定期接種化されたことで、乳幼児の患者数は減っていますが、それ以前の任意接種時代にはワクチン未接種の人が比較的多くいます。年齢の大きな子どもの患者数はあまり減っていないようなので、上に歳の離れたきょうだいがいる場合などは気をつけておきたいですね。ワクチンは1回の接種で重症化を防げますが、しっかりと免疫をつけるために2回接種がすすめられています。【水ぼうそう 予防方法】1歳以上3歳未満の子どもは、1回目を受けてから3カ月以上あけて2回接種します。感染力が強いため、1歳になったらすぐ接種するようにしましょう。費用の負担はありますが、日本小児科学会では3歳以上でも2回目の接種を受けることを推奨しています。【水ぼうそう 登校(登園)基準】学校保健安全法により、すべての発疹がかさぶたになるまで出席停止とされています。1回かかってしまうと、症状がおさまるまで1週間くらいかかる水ぼうそう。働いているママにとっては、インフルエンザ同様に頭を悩ませる感染症です。1回しかワクチンを接種していない場合は、忘れずに2回接種して確実に防ぎたいですね。参考サイト: ・国立感染症研究所「水痘ワクチン定期接種後の水痘発生動向の変化」 ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」
2018年11月05日専門家・プロ:野﨑誠第4回風邪をひいたら湿疹が悪くなるってホント?さて、秋の湿疹のお話は最終回の4回目になりました。今回は風邪のお話です。もちろん、皮膚科では直接風邪の治療はしませんよ。でも皮膚科は風邪に振り回される所ではあるのです。今回はそんなお話をしていきます。風邪と湿疹の関係性風邪をひくと湿疹が悪くなる。そんなことを聞いたことはありますか?教科書や本を見てもそのような文章にはなかなかお目にかかれません。が、外来で患者さんをみているとそのように実感することが多々あります。とくに秋など変わりゆく季節には結構な頻度で見られます。風邪をひきやすい季節は、湿疹が悪くなりやすい季節?どうも両者には関係がありそうです。このように湿疹と風邪の間には、教科書に載っているような「証明された関係」はありません。「医者の直感としては関係があるよ、でもなぜかははっきりしないよ」という「なんとなくな関係」です。「なんとなくな関係」止まりではあるものの、両者が関係していることをにおわせる理由がいくつか考えられるのです。そのあたりから話を進めていきましょう。風邪という「炎症」が湿疹を悪くする?どこかに感染が起きたとき、そこは外からやってきた微生物たちとの戦いの場となります。その反応をまとめて「炎症」と呼びます。炎症が起きているとき、体はいろいろな化学物質を出して、微生物からの攻撃を押さえ、自分たちの体を守ろうとしています。けれども体を守るための化学物質が、湿疹を悪化させている可能性があります。そう考えられる理由はいくつかあります。のどの風邪や鼻の風邪をひいたときは、お腹の風邪をひいたときに比べて顔に湿疹ができるようにみえること予防接種(人為的に病原体を体に入れて抗体をつくるため、その過程で炎症が起こります)のあとには湿疹ができやすいこと予防接種のあとの湿疹と風邪をひいたあとの湿疹の形が似ていること。などです鼻水、よだれで湿疹が悪化する鼻風邪をひいたあとには鼻と口の間に湿疹ができることがよくあります。同様によだれのせいで口の周り、とくにあごにかけて湿疹ができることもよくあります。これは鼻水・よだれそのものの刺激に伴い皮膚が炎症を起こすためでしょう。もちろん、それらを洋服でこすったり、ティッシュでかんだりするという子どもたちの行為も皮膚への刺激になって、湿疹を悪化させる場合もあるでしょう。涙によって目の周りに湿疹ができることもあります。ひょっとすると鼻水、よだれ、涙の成分は外に排出されることで、皮膚に対して刺激の強いものに変化している可能性もあります。風邪をひくとスキンケアの量と質が変わってしまうから、湿疹が悪化する風邪に伴うスキンケア、とくにシャワーや入浴習慣の変化は湿疹を悪化させることになるでしょう。とくに熱を出したとき、日本人は入浴やシャワーの回数を減らします。すると、汗などの刺激物が皮膚に対して、より長時間接触することになり、結果として湿疹を悪化させることになってしまいます。熱が上がれば当然発汗の量が増えますので、皮膚科の立場で言えば、発熱があまり強くなくて本人に元気があれば短時間で良いので入浴したり、シャワーでざっと汗を流したりしてほしいところです。石鹸は使わなくてかまいません。保湿剤についても、熱を出している子に元気なときと同じ回数塗ることは難しいですから、湿疹悪化の一因といえそうです。ストレス・寝不足も湿疹を悪化させる最後に体調を悪化させるような生活の変化そのものも湿疹を悪化させるというお話をします。たとえば夜、よく眠れないだけでも湿疹がひどくなるというのは、大人のアトピー性皮膚炎では頻繁に起きる話です。大人の湿疹もこの季節に悪化することが多いのですが、これは気候の変化によるものだけではなく、お盆に休んで溜まった仕事をなんとかしようと無理をしてしまうのことも1つの原因です。子どもたちも同様に、風邪のためによく眠れない、ずっと体調が悪くてストレスをためてしまうというのも湿疹を悪化させる1つの原因となってしまうのでしょう。このように細かく考えると、風邪と湿疹との密接な関係が十分に考えられるのです。ではなぜ知られていないのか。それは証明が非常に難しいから。証明するためには風邪をひいた子どもたちを集めて、いろいろと調査し、条件を変えて研究をして・・・さすがに難しいですよね。難しいことはいろいろありますが、知っておくべきことは1つだけ。「風邪をひくと湿疹が悪化する可(・)能(・)性(・)が(・)あ(・)る(・)」――それさえ押さえておけば十分に対処できます。子どもが風邪をひいたときには湿疹が悪くなることを想定して、いつもよりもしっかりと薬や保湿剤を塗ってあげる、体調の良い時間を見計らってシャワーをしてあげる、こまめに体を拭いて洋服を替えてあげる。そんなちょっとしたケアで湿疹をしっかりと抑えてあげることができるのです。子どもが風邪をひいたとき、このお話をぜひ思い出してくださいね。野﨑誠(のざきまこと)わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市・皮膚科、小児皮膚科)院長。国立成育医療センター(小児皮膚科)、東京都立東大和療育センター(皮膚科)勤務。2001年山形大学医学部卒業山形大学医学部皮膚科入局山形県公立置賜病院(山形県長井市)、国立成育医療センター(東京都世田谷区)、はせがわ小児科医院(東京都武蔵野市)などの皮膚科・小児皮膚科を経て、2013年、わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市)開院。院長を務めるかたわら、専門家向け、一般向け、教育機関(保育園、幼稚園、小学校、中学校など)向けの各種講演会、勉強会を精力的にこなす。雑誌他執筆多数。広い年齢層の皮膚病、あざの治療やスキンケアに携わる。わかばひふ科クリニックWebサイト
2018年10月23日今年は秋なのにも関わらず、インフルエンザで学級閉鎖が各地で起こっていますね。そして、よりインフルエンザが流行する季節になってきました。今回は、ワクチンや治療法、ホームケア、診断などについて2回にわたって特集します。インフルエンザにならないために、どんなことに気をつければよいのでしょうか?インフルエンザはどんな病気?まず突然の高熱に始まり、のどの痛み、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状のほか鼻水や咳などの呼吸器症状、ときに嘔吐や下痢などの消化器症状もあります。発熱は数日間続きますが、自然に解熱して1~2週間ほどで元気になります。注意すべき特徴として二峰性(にほうせい)の発熱があります。二峰性とは、熱が数日続き、一旦解熱したあと、再度発熱して合計1週間ほど熱が続くものです。インフルエンザは再発熱のパターンをとることもあり、一旦熱が下がっても安心とはいきません。インフルエンザの合併症インフルエンザの症状には幅があり、普通の風邪と全く区別がつかない程度のこともあれば、ぐったりして重症感が強い場合もあります。ときに中耳炎や熱性けいれん、肺炎やインフルエンザ脳症など多彩な合併症があり、肺炎や脳症にはとくに注意が必要です。【肺炎】急速に呼吸困難が進行する場合があり、肩で息をしたり呼吸があらくなっている時は救急受診が必要です。【インフルエンザ脳症】毎年50~200人がインフルエンザ脳症になり、死に至ることもあります※1。異常言動、異常行動、ぼーっとしている、けいれんなどの症状がみられますが、同じような症状を認める熱せん妄( 第3話参照 )や熱性けいれんと区別が難しい場合があります。脳症の場合は意識障害が続いたり、短時間で悪化傾向になり、これらの特徴がみられた時は迷わず救急受診してください。予防接種は打ったほうがいい? インフルエンザQ&Aこのようにインフルエンザには重い合併症もあるため、ワクチンで予防することが重要です。それでは、ここでワクチンについての疑問について確認していきます。Q赤ちゃんでは効果が低い? 何ヶ月からうてる?現状のインフルエンザワクチンは生後6ヶ月から接種可能で、乳幼児に対する有効性については概ね20~60%の発病防止効果があったと報告されています。※2(厚生労働省インフルエンザQ&Aから引用)Qインフルエンザワクチンはいつうてばよい?ワクチンの効果は時間が経過するほど効果が低下し5ヶ月間で減弱します。よって10月~11月のうちに接種を開始すれば流行期に入る12月までに効果が得られ、流行が終わる頃まで効果が続きます。Q鶏卵アレルギーだとうてない?インフルエンザワクチンに含まれる鶏卵成分は数ng/mlときわめて微量(1ng=10億分の1g)のため、ほとんどの場合安全に接種ができます。重症度にもよるため、卵アレルギーと診断されている場合は担当医と相談してください。※3Q妊娠、授乳中でもうてる?妊娠授乳中でもワクチン接種は可能です。とくに妊娠中は症状が重くなるおそれがあり、また妊娠中のワクチン接種は生まれてきた赤ちゃんのインフルエンザ予防にも役立つため積極的に接種してください。※4子どものインフルエンザを予防するには、まず周囲の大人がしっかり打って感染源にならないことが大切です。もちろん、パパも一緒に接種してくださいね。Qワクチンを打ってもかかることはある?残念ながらワクチン接種をしていてもかかることがあります。ワクチン以外の予防方法を駆使して、できるだけかからないようにしましょう。インフルエンザの予防方法インフルエンザワクチンを打つ以外の予防方法もあります。日々の生活の中でできることを書いてみることにします。(1) 咳エチケットに注意し、マスクをする(くしゃみや咳などから感染します)(2) 手洗いやアルコール消毒をする(咳やくしゃみをうけた手にはウイルスが付着しています)(3) 加湿器を使用して湿度50%~60%に保つ(乾燥すると感染しやすくなります)(4) 栄養と睡眠を十分にとる(風邪を含め全ての基礎になります)(5) できるだけ人混みを避ける(流行期はとくに感染の確率が高くなります)なお、家族の誰かが感染した場合は避けることがなかなか難しいのが現実です。24~48時間ほどの潜伏期間ののち発症します。流行を広げないためには登校停止期間をしっかり守って外出をさけることが大切です( 第4話参照 )。インフルエンザは稀に死亡する可能性がある病気のため、わが子がかかった時にはもしもの場合の不安を感じると思います。「もしかしてインフルエンザ脳症かも?」と疑い、判断できない時は受診をためらう必要はありません。インフルエンザにかかると、時に重症の経過になる場合があります。その可能性を防ぐためには予防が一番ですので不安感を軽減する意味でもワクチン接種をお勧めします。次回は実際にかかったあとの受診のタイミングや治療法、ホームケアについて説明します。参考資料※1 インフルエンザ脳症について ※2 インフルエンザQ&A ※3 日本ワクチン産業協会:予防接種に関するQ&A集※4 産婦人科診療ガイドライン2017 <2019年9月11日 修正>記事内の参考文献を修正いたしました・「Efficacy of trivalent influenza vaccine against laboratory-confirmed influenza among young children in a randomized trial in Bangladesh.」を削除・「Protective Effect of Maternal Influenza Vaccination on Influenza in Their Infants: A Prospective Cohort Study.」を「産婦人科診療ガイドライン2017」に変更いたしました。
2018年10月22日朝晩めっきり冷え込んで「冬」の気配を感じられるようになると、心配になるのが、子どもの感染症。冬の感染症といえば、インフルエンザが真っ先に思い浮かびますね。子どもが通う保育園や幼稚園、学校のクラスではやっていると聞いた暁には「どうか、かかりませんように」「今、休まれると仕事が…!」などと気が気でない日々を過ごすママも多いはず。今年のインフルエンザはどうなるの? 症状や対策は? くわしく解説していきましょう。■インフルエンザ2018「すでに学級閉鎖も」厚生労働省は10月12日、10月1日から7日の1週間のインフルエンザ報告数を発表しました。全国で848人(昨年同期1047人)、定点あたり0.17人(昨年同期0.21人)と、いずれも昨年よりはやや少ないようです。しかし、都道府県別にみると、沖縄県では2.79人となっており、9月10日の週から1.33人とすでに流行開始の目安となる1.00人を上回っている状態が続いています。9月に茨城県や東京都、福岡県などでインフルエンザによる学級閉鎖が報道され、驚いたママもいるでしょう。その後も全国的に学級閉鎖になる施設はじわりと広がっており、東京都では9月に入ってからすでに累計で13、大阪府では15にのぼっています。10月7日までの1週間では、全国で18の施設が学年閉鎖や学級閉鎖になりました。全国的に流行しているとはいえませんが、自分が住んでいる近くの施設ではやっている場合は、特に注意が必要といえそうです。流行シーズンはまだ先…と油断しているママも、気をつけておきたいですね。■インフルエンザ「どんな症状? どうやってうつるの?」【症状】急激に発病し、爆発的なスピードで感染が広がります。寒けや頭痛、高熱(39~40℃)により発病します。頭痛とともにせきや鼻水から始まる場合もあります。高熱が数日から1週間近く続きます。全身に倦怠感や筋肉痛がみられたり、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛を引き起こす場合もあります。A型やB型などウイルスによっても症状が異なります。合併症として、脳炎、脳症、中耳炎などがあり、乳幼児は重症化しやすいので注意。けいれんや意識障害を引き起こし、後遺症が残るケースもあります。また、異常行動があらわれることがあり、子どもが大きくなってからも見守りが必要といえます。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は1~4日、平均して2日です。感染期間は発病する1日前から3日目がピークで、7日目頃まで。低年齢児は感染が長引く傾向にあります。【感染経路】せきやくしゃみなどのしぶきによる飛まつによって感染します。接触感染もあります。毎年12月頃から翌年3月頃にかけて流行します。A型は大流行しやすいですが、B型は局地的な流行で終わることが多いとされています。■インフルエンザ「今年のワクチンは? 予防接種はいつがいい?」昨年はワクチン不足が騒がれ、「予防接種を受けたいのにワクチンがなくて受けられない!」と小児科をかけ回ったママもいるのでは? 今年は大丈夫でしょうか?厚生労働省によると、今年は例年並みのワクチン供給量を確保しているようです。今年は「ワクチンが足りない!」ということはなさそうなので、ひと安心ですね。【予防方法】飛まつ感染を防ぐためには、手洗いやうがいが効果的です。生後6カ月以降なら赤ちゃんでも任意接種で受けることができます。子どもは2回接種。10月から12月に2~4週間の間をあけて2回受けるのがいいでしょう。予防接種をしても、インフルエンザにかかる可能性はありますが、重症化することを防げます。小さな子どもがいる家庭では、家族全員で予防接種を受けるようにするといいでしょう。万が一、インフルエンザがはやっている時期に熱やせきなどの症状がある場合は、無理せずに安静にするようにし、全身症状が悪い場合は病院を受診します。外出を控え、必要に応じてマスクを着けましょう。【登校(登園)基準】学校保健安全法では、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで。 幼児においては、発症した後 5 日を経過し、かつ解熱した後 3 日を経過するまでが、出席停止の目安とされています。抗インフルエンザ薬を使用して早く熱が下がった場合でも、発症してから5日は欠席が望ましいでしょう。保育園や幼稚園、学校によりますが、登校(登園)許可書の提出を求められる場合が多いようです。これからの流行シーズンに備えて、早めに予防接種をしておくのが良さそうですね。予防接種の枠がすぐに埋まってしまう小児科もあるので、予約は早めにしておくといいでしょう。参考サイト: ・厚生労働省「インフルエンザの発生状況について」 ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」
2018年10月21日子育ては、授乳や離乳食、おむつ替えや着替えなど、毎日時間に追われ一日があっという間。しかしその分、子どもの成長もあっという間です。そんな今しか見れないわが子の成長を記録しておきたいと思う夫婦も多いはず。そこでパピマミ編集部が、子どもの成長を楽しみながら記録できる絵日記についてご紹介します。子育てを記録するとは?子育てを記録する方法として、子どもの成長や一緒に過ごした思い出を記録する 「育児日記 」が一般的です。写真で残される方も多いですよね。育児日記には、授乳の時間やミルクを飲んだ量、体重や予防接種の記録、初めて覚えた言葉などを書きとめておきます。5年ほど前までは、ノートや母子手帳に記録するのが一般的でした。しかし最近は、SNSの普及によりインターネット上に記録しているお母さんも多くいらっしゃいます 。ブログやインスがグラムにはコメント機能があるため、同じ子育てをしているお母さんとのコミュニーケーションがとれる も、インターネットで記録する利点の1つ。普段知り合えないようなママ友と仲良くなれたり、身近な人に相談しにくいことも気軽に相談ができるメリットがあります。書いたことを他人には見られたくないという人でも安心です。非公開設定もできるので自分にあった方法で気軽に試すことができます。育児日記を書くと子供の変化に気付きやすい!育児日記は、子どもの成長を思い出として残しておくこと以外にも、赤ちゃんの変化に気つきやすいというメリットがあります。授乳や排泄、体温や体重などを記録しておくと、いつもと違う体調の変化に気がつきやすい からです。また、定期健診や予防接種、病院を受診したときに、医師からの質問にすぐに答えられます。結果的に、診察時間を短縮できるため、赤ちゃんの負担を軽くできるのです。さらに、育児日記は自分で書いて楽しむ方法の他にも、他者のブログや書籍で出版されている育児日記を読んで楽しめます 。同じ立場の子育て中の夫婦と悩みを共感できたり、子育てのヒントを得られるので、利用している人も多いようです。子育ての思い出は絵日記で記録する子育ての思い出を文章だけではなく、イラストや写真で残しておきたいという人も多いようです。そこで視覚で思い出を振り返る絵日記を書けば、手作り感も相まってかけがえのない思い出となります。今では、インターネット上のブログでも絵日記を残せます よね。パソコンでペンタブを利用して、絵を描けますし、紙に書いた絵をスキャナーで取り込むことも可能です。スキャナーを持っていないのであれば、インターネットカフェや漫画喫茶などで利用できます。また、絵を書く自信がない人でも、イラストのテンプレート素材などを利用する と簡単にブログで絵日記を書くことができるので便利です。育児日記は楽しくが基本日記というと、「続くか心配」「三日坊主になりそう」「面倒」などのネガティブなイメージを抱いている人も少なくありません。しかし育児日記の利点は、気軽に楽しく続けられること 。子育て中は、誰もが時間に追われています。自分だけの時間を持てない日もあるでしょう。「書けるときに書く」という軽い気持ちで取り組んでみると、ストレスなく楽しめるはずです。また、文章を1000文字以上書いたり、漫画のような絵を描いたりする必要はありません。ひと言だけ残したり、絵だけを残したりするだけでも意味があります。後で見返すときにも、文章だけがひたすら綴られている日記よりは、絵を交えて綴られている絵日記のほうが見やすいですし、思い出深いものになります。「三日坊主になりそう」という人は、まずは育児日記を絵日記で書いて楽しんでみてはいかがでしょうか 。まとめわが子が健やかに成長するための記録でもあり、わが子との大切な思い出を記録できる育児日記を楽しく記録する方法をご紹介しました。育児に疲れたときや、自信がなくなったときなど、自分で書いた絵日記を改めて読み返してみると初心にもどって元気が出るのではないでしょうか。絵日記は、紙に書いても良いですし、ブログでも残せるので自分にあった方法を選んで楽しみながら書きましょう。子どもの成長を記録した絵日記は、自分にとっても、わが子にとってもかけがえのない思い出になります。●文/パピマミ編集部
2018年09月28日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。突然ですが、みなさんのスマホにはどんなアプリが入っていますか?最近では数えきれないほど多くのアプリが出ていて、なかには育児の手助けをしてくれるアプリも多く登場しています。そこで今回は私が2人の子育てをしていくなかで「本当に使える! 」と思ったアプリを5つご紹介します。◎ 授乳ノート/毎日続ける授乳・育児記録こちらは産後すぐから、母乳をあげるママにオススメのアプリ。はじめての母乳育児の場合、まず悩むのが授乳の時間やタイミング。「まだ2時間もあいていないけどいいのかな」「さっき飲んだの何時だっけ」とかなり神経質になってしまう人が多いです。これは授乳の間隔を確認したり、1日の授乳回数や時間を記録 しておけたりするアプリです。一目見れば「まだあげなくて大丈夫かな」「○時頃泣きそうだから準備しておこう」など事前に把握しておくことができます。授乳記録だけでなく、お昼寝の記録やオムツのメモなどもできるのでこのアプリ1つで多くの問題が解決できそう。授乳にお悩みのかたはぜひ使ってみてくださいね。◎ パパッと育児@赤ちゃん手帳大事なわが子の成長を家族で記録できるアプリ。子どもの成長を記録しながら把握したい、パパとママにオススメです。写真つきで育児記録を共有する ことができるので、仕事で忙しいパパもママの更新で子どもの成長を見ることができます。その日の寝た時間や起きた時間などを記録しておけば、生活リズムを一目でチェックすることができます。ミルクや授乳時間も記録しておけるので、これを見るだけで1日の子どもの過ごしかたが一目瞭然!ママがパパに子どもを預けるときも、これを参考にしておけばだいたいのスケジュールが分かります。子どもが大きくなってから振り返るのも楽しいですよ。第二子が生まれたときに、第一子のときにどんな生活をしていたかも思い出すことができました。◎ 予防接種スケジューラー生後2か月からはじまる予防接種ラッシュ。「いつ何を打ったっけ!? 」と忘れてしまいがちなママにオススメです。小児科医監修のアプリで、色々なワクチンの推奨接種時期やオススメの受けかたなども書いてあり、とても参考になります。そして安心もできます。いま何のワクチンを接種済みで、次にいつ何のワクチンを打つべきなのかすぐに見ることができます。また複数のアカウントを作ることができるので、兄弟分まとめて管理できるのも便利。予防接種の管理に困っている人には、今すぐインストールしてもらいたいアプリです!◎ ステップ離乳食離乳食がはじまったママ、これからはじめようとしているママ、離乳食に困っているママにオススメのアプリです。離乳食って「この食材は○か月から」「食べかたはこうしてください」というルールがかなり多くあります。全部を覚えるのは大変ですし、買い物のときも困ってしまいますよね。このアプリを使えば食べていい食材やまだの食材がすぐに分かりますし、すでに摂取済みの食品をチェックしてくことができます。またステップアップの目安も分かりやすいので「そろそろ五分粥にしてもいいのかな」と悩む必要もなし!アレルギーなどがなかったか記録をとることもできるのでとても便利です。離乳食について少しでも悩んでいることがある人 は、ぜひ使ってみてくださいね。◎ レター子供の写真カレンダー大切なわが子の思い出の写真をカレンダーにできるアプリ。毎月届くようにすれば、子供の成長を毎月感じることができます。遠くに住んでいるおじいちゃんおばあちゃんなどに送るのもとても喜ばれます。これは私もすでに数年使っているのですが、両親は毎月届くのを心待ちにしているようです。カレンダーとして飾っておくのはもちろん、アルバムにおさめて過去の写真を並べておけば立派な成長記録のできあがりです。なんと最初の3通は無料でお試し!そのあとも1通250円(税別/送料込み)で楽しむことができます。気になる人はまずはお試しからはじめてみてはいかがでしょうか?他にもたくさんの素晴らしいアプリがありますが、今回は中でも「本当に使える」5つをご紹介しました。育児中は考えなければいけないことがたくさんありますが、スマホアプリに助けてもらいながらうまくこなしていきましょう。少しでも育児ストレスが減りますように!●ライター/横山かおり
2018年07月20日生後2、3カ月頃は「きちんと予防接種をしなくては!」と、ある程度の緊張感を持っていたママも、予防接種そのものに慣れて接種期間が空くようになってくると、つい「予防接種を受け損ねていた!」なんていうことがあるかもしれません。ましてや、2人目、3人目…の子どもになってくると悪気はなくても、忘れがちに。そこで、節目となる1歳までに接種するワクチンや1歳になったらすぐ受けておきたいワクチンなどをチェックしてみましょう。日本小児科学会が発行する「知っておきたいわくちん情報」を参考にして、最新ワクチン情報をお届けします。■子どもの予防接種「1歳までに接種すべきワクチンをおさらい!」もうすぐお子さんが1歳というママも、もうお子さんが1歳になったというママも、まずは1歳になるまでに接種すべきワクチンにもれがないか、確認してみましょう。スケジュール表や母子手帳などを参考に、下のチェック表と照らし合わせてみてくださいね。チェック表には載っていませんが、任意接種のロタウイルスは2~3回のワクチンを生後28週か32週までに接種します。ちなみに、1歳以降に接種することはありません。毎年秋から冬にかけて接種するインフルエンザを除き、すべてにチェックは入りましたか? もし空欄がある場合は、必要な接種がもれている可能性が高いので、かかりつけの医師に相談しましょう。■子どもの予防接種「1歳になってすぐに受けたいワクチンは?」続いて、1歳の間に受けるワクチンを見てみましょう。下の表を参考にしてくださいね。表を見ればわかる通り、ヒブや肺炎球菌、四種混合などの追加接種以外に、新たなワクチンとして定期接種の麻疹風疹混合(MR)や水痘、任意接種のおたふくかぜが増えていることがわかります。また、1歳になってすぐに受けられるものが多いことにも驚きますね。「こんなにたくさん受けるのは大変!」と思ってしまいそうですが、特に1歳になったらすぐに受けたほうがいいのが麻疹風疹混合(MR)です。麻疹といえば、今年に入ってから感染者数が急速に増え、ニュースなどで目にしたママも多いでしょう。国立感染症研究所の 「麻疹 発生動向調査」 (7月3日時点)によると、報告数は4月ごろをピークに減少し、現在も報告はあるものの落ち着いてきているようです。とはいえ、麻疹は非常に感染力が強い感染症です。自分だけではなく周囲に感染を広げないためにも、1歳になったらすぐに予防接種を受けるようにしましょう。また、小学校入学前にも忘れずに2回目の接種を受けておきたいですね。■子どもの予防接種「1歳で受けるワクチンが多いワケ」1歳になると、受けられるワクチンが増えることもあり、0歳から受けているワクチンの追加接種も含めると、再び予防接種のピークが訪れます。では、なぜ1歳で受ける予防接種の数が多いのでしょうか? 理由は2つあります。1つ目は、追加接種をしてこれまで0歳の時に受けてきたワクチンで得た免疫を高めるためです。ワクチンを追加接種することで、体の中にできた免疫をより強くて長持ちさせることができます。2つ目は、生ワクチンを受けるのに1歳という年齢がちょうどいい時期だからです。生ワクチンとは、病気を起こすウイルスを弱くして、病気を起こさずに免疫だけをつけるように作られたワクチンで、麻疹風疹混合(MR)や水痘、おたふくかぜなどがあります。1歳になるまではママからもらった抗体で赤ちゃんは守られていますが、1歳を過ぎるとほぼなくなります。また、抗体があるうちは生ワクチンの効果が弱まるといわれています。そこで、1歳になって受けるワクチンが増えるのです。子どもが1歳になる頃には、つい忘れてしまいがちな予防接種ですが、感染症にならない・感染症を広めないためにも、確実に接種しておきたいですね。■麻疹・風疹混合ワクチン(MR) 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】麻疹…主な初期症状は発熱、せき、鼻水などです。一旦は熱が下がったようにみえますが、再び39℃以上となり、口の中に白いぶつぶつが見え、皮膚に発疹が現れ、全身に広がります。肺炎や脳炎の合併症を引き起こすと死亡することもあります。風疹…主な症状は発熱、発疹(麻疹より淡い色のぶつぶつ)、首の周りや耳の後ろのリンパ節のはれです。脳炎や血小板減少性紫斑病の合併症を引き起こすことがあります。感染しても症状が出ない不顕性感染が15~30%程度あります。妊娠20週頃までの女性が感染すると胎児にも感染し、生まれた赤ちゃんが先天性風疹症候群という重い病気を発症することがあるので、注意が必要です。女性が接種する場合は妊娠中を避け、接種後も2カ月間は避妊しましょう。【予防接種の時期や回数】定期接種。計2回接種します。1回目を1歳になったらなるべく早めに、必ず2歳までに完了させます。2回目を小学校入学前の1年間(幼稚園や保育園で年長の時)に受けます。■水痘 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスに初めて感染することでおこる病気です。発熱とともに全身にまばらで盛り上がった発疹が出てきます。発疹の状態は、赤い発疹→盛り上がった発疹→水ぶくれ→膿を持った発疹→かさぶたと変化します。発疹のすべてがかさぶた化するまで7~10日程度かかり、感染力がなくなります。水痘は感染力が非常に強く、集団保育などで同じ部屋にいるだけで感染します。予防接種をしておけば、かかったとしても症状は軽く済みます。【予防接種の時期や回数】定期接種。1回の接種では効果が不十分なため、2回の接種が必要です。かかったことのない生後12~36カ月未満の子どもが対象。1回目を1歳になったら早めに受けます。3カ月以上の間隔をあけて、おおよそ6~12カ月後の間に2回目の接種をします。万が一、定期接種の年齢から外れてしまった場合でも、2回のワクチン接種をすることで十分な免疫を得られます。定期接種化されたのは2014年で最近のこと。歳の離れたきょうだいだと接種していない場合もあるので、確認してみましょう。 ・日本小児科学会 ・知っておきたいわくちん情報
2018年07月15日赤ちゃんが生まれると、予防接種のことをあちらこちらで見たり聞いたりする機会が増えますね。母子手帳に予防接種のページがあるので妊娠中から意識しているプレママもいる一方で、1カ月健診で初めて予防接種のことを知って、あわてて小児科を調べたというママもいるようです。ワクチンデビューに最適な時期はあるのでしょうか? どのようなスケジュールで予防接種は進んでいくのでしょうか?日本小児科学会が発行する「知っておきたいわくちん情報」を参考にして、最新ワクチン情報をお届けします。■生後2カ月になったらすぐ予防接種、そのわけは?日本小児科学会では、ワクチンの接種を生後2カ月から始めることをすすめています。生まれてまだ2カ月。「首も座っていないわが子に予防接種するなんて、かわいそう!」と思ってしまうかもしれません。なぜ生後2カ月から予防接種を始めたほうがいいのでしょうか?生まれてすぐの赤ちゃんはママからもらった免疫などによって生後5~6カ月までは、多くの細菌やウイルスなどの感染から守られていますが、その期間を過ぎる頃からその免疫が落ち始めていき、感染症にかかりやすくなります。一度感染症にかかると重症化して入院が必要になったり、命にかかわる深刻なケースも出てきます。これらの感染症から身を守るのが予防接種。生後5、6カ月までに、予防接種の効果を十分に発揮させるためには、生後2カ月になったらすぐに予防接種を開始することがとても重要だといいます。一度接種したら、一定の日数をあけないと次の接種ができないため、「スケジュールから逆算して、生後2カ月になったらすぐに予防接種を始めたほうがいい」と考えることもできますね。■生後2カ月から1歳まで「どんな予防接種があるの?」では、生後2カ月から接種をスタートするワクチンにはどんなものがあるのでしょうか? 1歳になるまでのワクチン接種の流れを見てみましょう。表で示してある通り、生後2カ月になったら、なるべく早めに接種したほうがいいワクチンはヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルス(任意接種)の4つです。生後2カ月のワクチンデビュー後も、毎月のように多くのワクチンを接種する必要があります。必要なワクチンを効率的にかつ安全に接種できる「同時接種」(※最新ワクチン情報第2回 「子どもの予防接種『ワクチンの同時接種は赤ちゃんがかわいそう?』 参照)についても理解しておくといいですね。生後5カ月を過ぎると、ワクチン接種はひと段落します。赤ちゃんが病気になったりして、スケジュール通りに接種できないこともしばしば。心配してしまうママもいると思います。6~7カ月健診や10カ月健診時に母子手帳などで接種の状況を確認し、遅れがある場合はこの時期に取り戻せば大丈夫ですので安心してくださいね。そういったスケジュール遅れのワクチン接種を「キャッチアップ接種」といいます。■理想は妊娠中から「予防接種、その準備と小児科探し」生後2カ月からワクチン接種を始めるとなると、その前に小児科に予防接種の予約をしておく必要が出てきますね。出産、退院して新生児との生活が始まると、毎日バタバタしてあっという間に予防接種を始める時期を迎えてしまいます。できれば妊娠中から予防接種の情報を聞いたり、小児科を探したりできると安心ですね。1カ月健診で予防接種の具体的な接種スケジュールなどを確認したら、早めに予防接種の予約をすませておくといいでしょう。予防接種専用の時間を設けているような人気の小児科では外来の予約が1カ月先までいっぱいなんてことも。特にパパと一緒に土日に接種しに行くことを考えているママは、早めに予約しておくのがおすすめです。 ■ヒブワクチン 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】インフルエンザ菌b型による感染症。正式な菌の名称の頭文字をとってHib(ヒブ)と呼んでいます。次のような症状を起こします。細菌性髄膜炎…髄膜に細菌が入って、炎症を起こし、発熱やおう吐、頭痛、けいれんなどの症状が出ます。進行すると難聴やまひなどの後遺症を残したり、死にいたるケースもあります。急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)…喉頭蓋に感染すると、急に熱が出て、つばが飲み込めない、呼吸が苦しいなどの症状が現れます。進行すると空気の通り道をふさいでしまい、死亡することもあります。【予防接種の時期や回数】定期接種。計4回の接種があり、生後2カ月を過ぎたらすみやかに接種をしましょう。初回免疫として通常3回、いずれも27日以上の間隔をあけます。3回目の接種後、おおむね1年後の1歳早期に4回目の接種を行います。何らかの理由により初回の接種が遅れて7カ月~11カ月に始める場合は、合計3回の接種を受けます。スケジュールは下の表どおりです。■肺炎球菌結合型ワクチン 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】肺炎球菌による感染症。発熱や髄膜炎など感染した場所によってさまざまな症状がみられます。最初はかぜの症状に似ていますが、進行するとおう吐やけいれん、意識障害を伴うこともあります。重い後遺症が残ったり、死亡したりすることもあります。【予防接種の時期や回数】定期接種。計4回の接種が必要。標準スケジュールでは生後2カ月から7カ月未満で初回接種を開始します。27日以上の間隔をあけて3回接種し、60日以上の間隔をあけて、かつ生後12カ月以上になってから追加接種を1回行います。■B型肝炎ワクチン 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】B型肝炎ウイルスの感染によって肝臓の細胞が壊れたり、その影響で肝臓の働きが悪くなる病気です。感染後の経過には一過性感染と持続感染の2通りあります。一過性のものだと疲れやすい、発熱や横断などの症状が主なもので、一定期間を経て良くなります。持続感染になっても約85~90%の人は無症状ですが、残り約10~15%の人は慢性肝臓病へ進行します。乳幼児の感染は症状がなく経過することが多いですが、持続感染になりやすいという特徴があります。【予防接種の時期や回数】定期接種。計3回接種します。生後2カ月に1回目、生後3カ月で2回目、1回目の接種から20~24週をあけて生後7~8カ月で3回目を接種するのが標準的です。生後12カ月をすぎると任意接種になりますが、どの年齢からでも接種可能です。母親がB型肝炎ウイルスに感染している場合、母子感染の予防のため、定期接種とは別のスケジュールになります。出生直後に1回目の接種を行い、2回目を生後1カ月、3回目を生後6カ月に接種します。 ・日本小児科学会 ・知っておきたいわくちん情報
2018年07月06日生後2カ月から始まる予防接種。小児科などでもらえるスケジュールを確認して、同時に接種しなければいけない予防接種の数に驚いたことはありませんか?いざ、小児科に子どもを連れて行き、注射をされて大泣きする姿を見ると、「1本でもこんなに泣いているのに、2本も3本も同時に注射を打たないといけないなんて…」とわが子を気の毒に思ってしまうママもいるかもしれません。同時接種は赤ちゃんがかわいそう? 安全面やメリットは?日本小児科学会が発行する「知っておきたいわくちん情報」を参考にして、最新ワクチン情報をお届けします。■同時接種って何? 赤ちゃんへの負担や安全性は大丈夫?子どもが生まれてから「同時接種」という言葉を初めて聞いたママも多いでしょう。同時接種とは、同時に複数の異なるワクチンを接種すること。同時接種をする時は、左腕、右腕、左の太もも、右の太ももなど、それぞれからだの別の部位に接種をします。同じ腕や太ももに接種する時は、少なくとも2.5cm以上あけることになっています。生後2カ月で4種類のワクチンの予防接種を同時に受ける場合を例にあげてみましょう。ロタウイルスワクチン(任意接種)を口から飲んで、ヒブワクチンを左腕に、肺炎球菌を右腕に、B型肝炎ワクチンを左太ももに同時に接種することがあります。これだけを聞くと、「そんなにたくさんのワクチンを同時に受けて、赤ちゃんの体は大丈夫なの?」と思うかもしれません。日本で同時接種が必要になってきたのは、乳幼児が接種できるワクチンが増えてきた2008年以降、つまり歴史が浅いのです。一方、海外ではもっと昔から同時接種を行っており、安全性が確認されています。また、子どもに接種できるワクチンをどのように組み合わせても安全だということが研究で明らかになっています。同時に何度も注射をされて泣く赤ちゃんを見ると心配になりますが、安全だとわかれば安心できますね。 ■同時接種をすると副反応や効果が変わる?同時接種をすると、なんとなく副反応が増えるイメージを持つママもいるかもしれません。しかし、ワクチンを接種した後に起きる副反応の割合は一定であり、同時接種をしたからといって、その割合が増える訳ではないそう。また、同時に複数のワクチンが体に入ると、それぞれの効果が落ちたり、逆に強くなったりするのでは? と気にするママもいるでしょう。ワクチンが体内に入った後にそれを処理するのが体の免疫ですが、一つのワクチンの接種に使われる免疫機能はごくわずかなのだとか。例えるなら、「海の中に、塩を少し投げ入れるようなもの」。複数のワクチンが同時に入ってきても、効果が落ちたり、反対に強くなったりすることはないそうです。■同時接種のメリットは大きく4つ同時接種は安心安全なだけではなく、赤ちゃんやママ、さらには社会全体にとってもメリットがあります。【同時接種のメリット】1.予防接種した日から免疫がつき始めるので、より多くの病気から早い時期に赤ちゃんを守ることができます。2.医療機関に行く回数を減らせるので、ママやパパの時間的な負担が大幅にカットできます。3.皆が予防接種に行く回数が減れば、医療関係者の時間的な負担が減らせる! 結果として、外来での待ち時間も減ります。4.予防接種を終える時期が早まり、接種している人も増えるので、社会全体でその病気にかかる人を減らし、なくすことにつながります。同時接種は見ていてかわいそうに思えるかもしれませんが、赤ちゃんをより多くの病気から早く守ってあげたいですね。それでも、同時接種には抵抗があるというママは、予防接種を受ける医療機関に相談してみましょう。別日での接種を行っている医療機関もあります。ただし、接種スケジュールに遅れが出てしまい、赤ちゃんが病気にかかるリスクが上がってしまうことは事前に理解しておく必要があります。 ■四種混合 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオの4つの病気から守るワクチン。ジフテリア…ジフテリア菌に感染し、のどの奥に厚い膜ができて呼吸がしにくくなります。死亡するケースも。破傷風…破傷風菌が傷口から感染し、全身の筋肉がこわばって体全体が痛みます。あごが動かなったり、口を開けられなくなったりすることも。死亡する場合もあります。百日咳…突然激しくせきこみ、ヒューと笛を吹くような音の咳が特徴。生後3カ月未満の赤ちゃんでは、息ができなくなり、ひどい場合は死亡することも。ポリオ…ポリオウイルスに感染し、まれに手足を動かすことができない状態や呼吸がしにくい状態が起こり、一生障がいが残ることも。【予防接種の時期や回数】定期接種。計4回の接種があり、生後3カ月になったら早めに1回目を受けます。その後はそれぞれ3~8週間隔で2回目、3回目を接種します。3回目終了後、6カ月以上(標準的には12~18カ月)あけて4回目を接種します。途中で中止すると、発病する可能性があるので、必要な回数すべてをしっかり受けましょう。■BCG 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】肺結核…結核菌が肺で増えて炎症反応を引き起こします。初期症状はかぜと似ていますが、せきや痰、微熱などが長く続くことが特徴。体重減少や食欲不振などもあります。進行すると、呼吸困難などを引き起こし、死にいたるケースも。全身感染症…肺以外の臓器に病気を引き起こす状態です。特に免疫機能が未発達な乳幼児は、全身に感染する粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)や結核性髄膜炎などを引き起こし、重症化する場合があります。【予防接種の時期や回数】スタンプ方式。定期接種。自治体によっては集団接種するところも。ワクチンの液を左腕に1滴たらし、はんこ型の注射を2回押して接種します。生後5カ月から8カ月未満が標準的な接種期間。1歳になるまでに1回接種します。 ・日本小児科学会 ・知っておきたいわくちん情報
2018年06月28日赤ちゃんが生まれて予防接種が始まると、定期接種から任意接種まで、あまりにもワクチンの種類がたくさんあることに驚くママやパパも多いのでは? もしかしたら、首のすわらない幼いわが子を何度も小児科に連れていくことや、任意接種ワクチン費用の高さにためらいが生じるかもしれません。予防接種はすべて受けたほうがいいのでしょうか?日本小児科学会が発行する「知っておきたいわくちん情報」を参考にして、最新ワクチン情報をお届けします。■予防接種、なぜするの?そもそも「ワクチン」という言葉を聞いたことはあってもよく知らないママパパは多いのではないでしょうか。日本小児科学会によると、ワクチンとは、「病原体または細菌が出す毒素の病原性や毒性を弱くしたりなくしたりしたもの」。このワクチンを接種することを、予防接種といいます。ワクチンを接種することで、体内に免疫がつくので、万が一病原体が体の中に入ったとしても病気にかからない、あるいはかかったとしても軽くすむそう。ワクチンで予防できる病気は20種類以上あり、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールに含まれる定期接種ワクチンは10種類、任意接種ワクチンは3種類あります。■予防接種をしないで自然に任せたほうがいい?なかには「自然に病気にかかって免疫をつけたほうがいいのでは」と考えるママやパパもいるかもしれません。しかし、日本小児科学会によれば、予防接種を受けないデメリットは2つあるそうです。ひとつめは、感染症にかかると、ごくまれに脳炎や肺炎などの合併症を起こして重症化する危険があること。ふたつめは、周囲に感染症を広げてしまうリスクがあること。これらのリスクを考えると、防げる病気はワクチンでしっかり予防するのがベストであるといえそうです。 ■予防接種、定期接種と任意接種の違いは?小児科などでもらえる予防接種スケジュールを見ると、予防接種には「定期(接種)」「任意(接種)」の分類があることに気づきます。定期接種と任意接種ではどう違うのでしょうか?定期接種のワクチンは「予防接種法」で定められているワクチンのこと。日本では10種類が認められており(2018年5月現在)、原則として地方自治体が費用を負担するため、無料で接種できます。一方、任意接種のワクチンは、国が使用することを認めているものの、「予防接種法」で規定されていないものを指します。任意接種ワクチンのうち、日本小児科学会が接種をすすめているのは、「ロタウイルス」「おたふくかぜ」「インフルエンザ」の3種。接種費用は個人の負担になりますが、自治体によっては一部または全額負担してくれるところもあります。住んでいる自治体に確認してみましょう。任意接種ワクチンは効果や安全性について国内でのデータがそろっていないため、定期接種になっていないのが現状。とはいえ、実際にその効果や安全性は十分に確認されています。つまり、任意接種だからといって、重要度が低くなるわけではないのです。定期接種と任意接種、どちらも予防接種を受け、感染症を防ぐことが大切だといえそうです。今後、任意接種のワクチンが定期接種ワクチンになる可能性はあります。ただ、そのタイミングを待っている間にかかってしまうこともあるので、わが子を感染症から守るためにも接種可能な月齢になったら早めに予防接種したほうが良さそうですね。 ■ロタウイルス 症状と予防接種【どんな病気?】感染すると短時間で激しい下痢がおこり、脱水症状を起こしやすくなります。通常は3~5日で軽快しますが、なかには点滴が必要になったり、重症化して入院することも。ロタウイルス胃腸炎は毎年3~5月に流行し、生後6カ月~2歳までにかかることが多いのが特徴です。【予防接種の時期や回数】口から飲む生ワクチン。任意接種。1価(2回接種)と5価(3回接種)、2種類のワクチンがあります。1価の場合、接種の推奨期間は生後2カ月と3カ月。2回目の接種は生後24週までにすませます。5価(3回接種)の場合、生後2カ月、3カ月、4カ月の間に。3回目の接種は生後32週までにすませます。生ワクチンのため、接種の間隔は27日以上あけます。ロタウイルスのように1回の負担が1万円以上ともなると、躊躇してしまうかもしれません。しかし、もしかかった場合の治療費用とワクチン費用を比べてみると、多くはワクチン費用のほうが安くすむ傾向にあります。■おたふくかぜ 症状と予防接種【どんな病気?】おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)にかかると、発熱とともに耳の下やあごの下にはれや痛みが出ます。1週間ほどで良くなります。まれに髄膜炎や脳症、難聴などの合併症を引き起こし、後遺症が残るケースもあります。妊婦が感染すると流産の危険性が高まるので注意が必要です。【予防接種の時期や回数】任意接種。計2回の接種が推奨されています。1回目は1歳になったら早めに、2回目は小学校入学前の1年間に受けるといいでしょう。大人の女性が受ける場合は、事前に妊娠していないことを確認します。■インフルエンザ 症状と予防接種【どんな病気?】インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症。ウイルスには主にA型とB型があり、一般的に症状が強く出るのがA型。かかると、発熱や頭痛、全身の倦怠感、関節の痛みなどが見られ、後に鼻水や咳などの症状があります。例年、12月~3月にかけて流行し、ピークは1月~2月にかけてが多いですが、年によって変わります。【予防接種の時期や回数】任意接種。毎年シーズンに生後6カ月以上13歳未満は2回、13歳以上は1回接種します。ワクチン接種の効果が出るまで2週間ほどかかるため、流行する前の10月末から11月までに接種を始めるといいでしょう。 ・日本小児科学会 ・知っておきたいわくちん情報
2018年06月21日生後2ヶ月から始まる、怒涛の予防接種ラッシュ。予防接種は、怖い病気から赤ちゃんを守ってくれる大切なイベントです。でも、初めてのママは「予防接種って全部受けなきゃいけないの?」「同時接種は何本までしても大丈夫?」「いくらかかるの?」など疑問だらけですよね。今回は、予防接種についての基礎知識や持ち物など知っておきたいポイントをまとめました。スムーズな予防接種は、万全な準備から予防接種の日は、病院に着いてから慌てたり、困ったりすることがないように、しっかり準備をしておくのがカギ。飲むタイプのワクチンだと1時間前に授乳し、接種後も1時間は授乳できないので、受診前にお家で済ませましょう。持ち物は最小限に、でも◯◯◯◯は忘れずに!☑︎母子手帳予防接種のとき必ず必要になります。※震災に備えて、予防接種のページはコピーをとって置き、防災グッズのなかにいれておくと良いでしょう。☑︎健康保険証・子ども医療費助成受給券常に母子手帳とセットで持ちましょう。☑︎接種予診票生後2ヶ月になる前に、ご住まいの市から接種予診票や予診票に記載する「接種者コード」など予防接種に関する書類が送付されます。☑︎オムツ・おしりふきと、着替えセットおしっこやうんちが漏れたりすることもあるので、予備の着替えやオムツは必須。オムツは少し多めにもっていきましょう。☑︎おくるみ病院によっては、オムツ一丁で待ち時間を過ごす場合もあります。また、BCG接種後は上半身ぬいだまま乾燥を待つので、赤ちゃんを包んであげるおくるみがあると便利!おくるみは本当に色々なシーンで活躍するので、赤ちゃんとのおでかけでは定番アイテム。忘れずに持って行きましょう!備えあれば憂いなしですが、あれもこれもとママの荷物が増えてしまうと、身動きが取れず大変なことに。待合室や診察室間の移動も多々あります。必要なもの以外の荷物は少なくし、両手があくリュックタイプや斜めがけタイプのカバンがオススメです。服は、接種しやすいタイプのものを服装はノースリーブやスナップボタンタイプの、前が全開になるロンパースが◎かぶるタイプのロンパースなどは接種時に脱がせるのに大変なので避けたほうがベター。冬場でも病院内は暖房が効いていて暖かったりするので、温度調節の難しい足付ロンパースも避けた方が良いでしょう。前開きのロンパースなら、前ボタン全開すれば聴診器をあてるのも、腕も脱ぎやすいので接種も問題なくスムーズにできます。春秋ならノースリーブ+カーディガンとかもありです!知っておこう! 予防接種の基礎知識予防接種は生後2ヶ月から就学前までたくさん受けますが、その大半は1歳半ごろまでに集中しています。1歳半までに接種するワクチンは、なんと約9種類で22回以上だとか。だから、予防接種のスケジュールはしっかり立てて管理しましょう。①予防接種の制度は2種類【定期接種】定期接種とは、国や自治体からできるだけ受けるようにするべきと法律で定められた予防接種です。基本、無料で受けることができますが、規定の年齢を過ぎると有料になってしまうので注意しましょう。【任意接種】勧められてるけれど、希望者が自己負担で受ける予防接種。国からの助成はないですが、自治体によっては補助金が出る場合や、医療機関によっても費用が異なりますので確認しましょう。②ワクチンにも、色々な種類が【生ワクチン】生きた病原体の毒性を弱めて接種し、免疫をつけるワクチン。別のワクチン接種までの間隔が27日間(4週間)と長め。【不活化ワクチン】病原体から必要な成分を取り出して接種するワクチン。十分な免疫をつくるため、数回繰り返し接種する必要があります。ワクチンによって接種回数が決まっていますので要チェック。別のワクチン接種までは中6日(1週間)以上とされています。予防接種のQ&A初めての予防接種のとき、わたしが不安になったことにお答えします。・Q1予防接種って全部受けなきゃいけないの?定期接種は受けさせるように努める義務があります。「受け忘れた!」なんてことにならないように予防接種をいつ受けるのか、スケジュールを組みましょう。任意接種は副反応や感染した場合のリスクなどできる範囲で情報を収集し、気になることは信頼できるかかりつけのお医者さんや、保健センターの保健師さんに相談して、納得した上で受けるかを決めましょう。予防接種は予約が思うように取れなかったり、その病気の流行りなどでワクチン不足になることもあるので、早めに予約をするのがおススメです。・Q2同時接種は何本までしても大丈夫なの?2種類以上のワクチンを同時に接種する「同時接種」。本数制限はなく、どの組み合わせでも大丈夫だそうです。「保育園に入園させるから、早めに免疫力をつけたい」と同時接種するママもいます。同時接種すると受診回数を減らせるのがメリットですが、完了までにかかる期間は、単独接種とあんまり変わらないようです。ごく稀に、先天的な病気で赤ちゃんの体に負担をかけたくない場合など、医師の判断で本数を減らしたり、単独接種する場合もあるようです。・Q3任意接種はいくらかかるの?自己負担が原則の任意接種は、住んでる市区町村によって様々なようですが、だいたいの金額はこちら↓ロタウィルス…約2万3千円おたふくかぜ…約6千円インフルエンザ…約5千円予約する際にいくらかかるのか、医療機関に確認してみてください。医療機関によって金額が異なるので、地域のママ友たちからの情報も貴重です!予防接種に関する助成や内容は、日々変化していきます。基礎知識やワクチンの種類などをしっかり理解し、納得した上でスケジュールをたて、病気から赤ちゃんを守ってあげましょう。
2018年04月02日生まれてからの怒涛の予防接種期間も過ぎ、しばらくはインフルエンザワクチンぐらいだな~と思っていましたが…。日本脳炎の追加接種をすっかり忘れていました。3歳で1回目、それからすぐの2回目を受けるときはしっかり頭にあったんですが、それから1年後に追加を受けないといけなかったんですよね!ポスターを見なければ全然気づかないままでした。慌てて予約して受けました。長男には次の冬まで注射無いからと言ってしまったので申し訳なかったですね…。打たないとなるかもしれない病気の話をしたら納得はしてくれましたが…。やはりちょくちょく確認しないと駄目ですね!
2018年02月15日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。毎日寒さと乾燥にやられていますが、皆さんいかがお過ごしですか?この季節、何がこわいってウイルスですよね!せっかく予定を入れても、誰かしら病気になって中止…なんてことがしょっちゅうなのでこの季節は、大きな予定はなるべく入れないようにしているかーちゃんです…中でも1番こわいのが、インフルエンザ! モン太は昨年の冬にインフルエンザになってしまったのですが、今回はその時のお話をしたいと思います。とある平日の夜に突然発熱したモン太。熱は38度4分。症状はのどの痛みと咳でした。幼稚園でインフルエンザが流行っていたので、次の日検査のため病院へ。検査を受けたのは発熱から15時間後。結果は陰性! なんだ~! インフルエンザじゃなかった。ホッとしたかーちゃん。インフルエンザの検査って痛いですよね~大人でも嫌なのに子どもたちなんてトラウマレベル! なるべくなら避けたい検査の一つなのですが、検査しないわけにはいきませんよね。陰性の結果を受けたものの、なかなか熱の下がらないモン太。 37度まで下がったと思ったら39度になったり、膝を痛がったり…風邪の薬を飲んでも全く効かず、熱があっても基本元気なモン太がぐったり…あれ? これやっぱりインフルエンザじゃないのかな?と思い始め、発熱から5日目に再度病院へ!もうインフルエンザの薬は効かない日数でしたが、再検査をお願いしました。すると…\陽性/やっぱりインフルエンザだったー!!泣薬を使えなかったので、完治するまでに1週間かかってしまいました…涙ちなみに家庭内感染者はゼロ! 1番近くにいたかーちゃんも大丈夫だったのが救いです。熱の原因がわかってホッとしたかーちゃんでしたが、モン太は2回も鼻に棒を入れられてとてもきつかったはず…それからはインフルエンザの検査をする時は、1日あけてから行くようにしています。※諸症状がひどい場合は早めに受診してくださいね!今年は何もかかりませんように…と切に願うかーちゃんなのでした。
2017年12月16日初めての妊娠・出産のときには、「バタバタと終わってしまった」という人も多い産休・育休。でも第2子以降の場合には、ママも少し余裕が持てるかもと思いがち。でも「育休になったら、上の子が保育園を退園になってしまった」「子どもが2人になったら、思っていたより世話が大変」など、2人目ならではの悩みもあるようです。「何もしないうちに職場復帰になってしまった」ということのないように、2人目の産休・育休中だからこそやっておきたいことをおさえておきましょう。■きょうだいの保育園問題。保育園を再検討する可能性も!働くママにとっては切っても切れない保育園問題。まず考えなければならないのが「上の子がこのまま保育園に通えるか」ということです。2人目育休中、上の子の在園に関するルールは、自治体によって異なります。育休が一定の期間を超えると退園となってしまうケースもあるので、しっかりと自治体や園に確認しましょう。また、通園についても注意が必要。職場近くの保育園に電車で通園しているなどの場合には、「産まれたばかりの下の子を連れて通えるか」ということも考えておかなければなりません。これら上の子の保育園問題や現在の保育園問題を洗い出してから、下の子の保育園探しをスタートします。すでに上の子が保育園に通っている場合でも、下の子は再度入園申込みが必要です。もちろんきょうだいで同じ園に入ることができればベストですが、希望どおりにはいかないことも。別々の園に通うことになった場合には、送り迎えをどうやって対応するか、年間行事の対策など、事前に家族で話し合っておく必要があります。上の子の年齢によっては、転園しやすい場合もあるので、そこまで視野に入れて考えましょう。■予防接種を受け忘れた! とならないためには子どもが小さいうちに受けた方がよい予防接種、受けなければいけない予防接種がたくさんあります。でも平日の日中に病院に行く時間を取ることは難しく、「まだ大丈夫だろう」と、つい後回しにしてしまいがち。ただ、子どもが2人になると、仕事復帰後はそれまで以上に忙しくなります。赤ちゃんだけでなく上の子も、予防接種でまだ受けていないものがあれば、できるだけ休み期間中に済ませてしまいましょう。■上の子のフォローは、いつすればよい?弟や妹の誕生は、上の子にとっても大きな環境の変化になります。大好きなママを赤ちゃんに取られたように思い、ストレスを感じてしまうことも。「2人目が産まれて、上の子が赤ちゃん返りした」という話は、とてもよく聞く話です。育休中のママは、赤ちゃんの世話で大変ですが、上の子のフォローも忘れずに。たまにはパパに下の子を預けて、上の子と2人で散歩や買い物に出掛けるのもよいですね。赤ちゃんが寝ているときに読み聞かせをしてあげるのもおすすめです。ポイントは、赤ちゃんのお世話をしながらではなく、短くてもいいので上の子と1対1で向き合う時間をつくること。仕事に復帰するとどうしても毎日バタバタしてしまうので、今のうちにしっかりコミュニケーションを取っておきたいですね。■育休中にできるスキルアップまとまった休みが取得できる育休期間。「1人目のときにもっと自分の勉強をしておけばよかった」と思っているママもいるかもしれません。仕事に復帰すると、自分の時間を取ることはさらに難しくなってしまいます。赤ちゃんの世話もコツがある程度つかめている2人目ママだからこそ、スキマ時間をスキルアップのための勉強にあててみてはいかがでしょうか。仕事に役立ちそうな資格の勉強などのほか、時短料理の腕を磨いたりするのもよいですね。子どもが2人になると、子育てと家事、仕事の両立はそれまで以上に大変になります。家事や育児の分担について、パパとしっかり話し合っておくことも大切。仕事復帰してからママがパンクしてしまわないように、育休中にあらためて分担ルールを決めておきたいですね。
2017年10月03日生後二ヶ月から始まる、怒涛の予防接種ラッシュ!夏に生まれたベビーは、そろそろ予防接種のスタート時期なのでは?ママも、初めてのことだとハラハラドキドキしますよね。最初は、針を刺され泣く我が子が可哀想でわたしの方が泣いてしまいそうになるほど…。しかも、我が子は二人とも副反応で発熱しているため、予防接種の度に毎回ドキドキしています。そんな我が家の、予防接種を受ける際に気をつけていることをご紹介します!1・予防接種スケジュールの確認!初めての予防接種は数も多く、受けられる期間が決まっているものもあります。まず、ママとしての仕事はスケジュールの管理と確認。「同時接種するの?定期接種のみ?任意接種もするの?」など、知れば知るほど疑問はたくさん出てきます!そこで、まずは予防接種を受ける小児科を決めましょう♪かかりつけ医を決めることは、子どもの健康と成長を見てくれるお医者さんがいるという、とっても心強いもの。予防接種に関しては病院の方針も様々なので、受ける前に予防接種スケジュールの相談をしてみるといいと思います。スケジュールを相談した上で、《同時接種or単独接種、定期接種、任意接種》をどうするかはママ次第!しっかり勉強して、きちんと理解した上で、どう予防接種を受けていくのか決めましょう。2・当日は簡単に着脱できる服装を♪予防接種当日は、簡単な診察を受けてから行います。胸の音を聞いたりするために服を脱いでの診察。また長袖の場合は腕を出す必要があります。このときにまごまごしてしまうと、子どもも不安に…。さっと脱げて、さっと着られる服を選んでいきましょう♪3・授乳は30分前までに予防接種のワクチンには、注射と経口投与があります。授乳期の赤ちゃんは、授乳のタイミングを見て行うといいでしょう。経口投与のワクチンの場合、予防接種の時には『もうすぐお腹空いちゃう!』くらい前に授乳を終わらせておく方が◎。というのも、ギリギリに授乳させておくと、お腹いっぱいで経口投与ワクチンを飲まなかったり、せっかく飲んだワクチンを吐き戻しちゃう!なんてことも…。注射の場合はワクチン吐き戻しの心配はありませんが、注射で泣きすぎて吐いちゃったりするので、やはり接種の30分くらい前に終えておくのをオススメします。いずれも、バタバタしていると子どもが不安になってしまうもの。余裕を持って授乳を済ませ、ママ&ベビーの気持ちが落ち着いた状態で行えるといいですね。4・接種後は、すぐ帰らない!予防接種の激しい副反応は、30分以内出ることが多いそう。そのため、接種後は急いで帰らずに、そのままなるべく院内、もしくはすぐに病院に戻れる場所に居ましょう!その後はどこか寄ったりせず、まっすぐお家に帰って休ませてあげてくださいね♪5・接種後2〜3日はゆっくり休んで♪まだまだ小さな体で免疫をつけるため頑張る赤ちゃん。接種後2〜3日はグズグズ不機嫌になることも。できれば無理なお出かけはせずに、ゆっくり過ごしてあげてください♪また発熱はしていないか、接種部位が赤く腫れて硬くなっていないか、食欲はいつも通りか、など様子をしっかり確認してあげてください。熱が高すぎる、なかなか熱が下がらない、腕がすごく腫れているなど、心配な時はすぐ病院に伝えて診てもらってくださいね♪我が子たちの、副反応体験談上の子が3ヶ月、予防接種2回目の時のこと。接種した日の夕方頃から、子どもの体がなんだか熱い!熱を測ると38.3度。何度測っても、38度台から下がらず…。これは予防接種の副反応かもしれない…と思いつつも、初めての発熱なため心配でたまらず翌朝病院へ。接種部位が赤く腫れて硬くなっていたのもあり、「副反応の発熱でしょう。」と言われました。3日目には熱は下がり、腕の腫れや赤みも治まりました。その後、3回目の予防接種でも同じように発熱し、3日目には解熱。このときは、肺炎球菌の接種による副反応だったようです。下の子も同じく3ヶ月の時、2回目の予防接種にて、翌朝38.4度の発熱!上の子の経験があるため、腕の腫れや赤みが同じ様子だったので自宅安静していたところ数日目には解熱し、腫れや赤みも治まりました。その後、3回目でも同じようになりました。同時接種のため、何の予防接種が原因なのかは分かりませんでした。同じ予防接種でも体調によって副反応が出たり、出なかったり。1度熱が出たからといって、2度目も必ず熱が出るとは限らないそう。子どものよっても、副反応はでやすい子、そうでない子がいると思います。同時接種だと1日何本も一気に予防接種を打つこともあり、大丈夫だとわかっていても親としては少し心配になりますよね。子どものために、しっかり理解し、無理せず予防接種を受けていきましょう♪
2017年08月16日イチコと二太郎のW予防接種。イチコは注射が大嫌い!事前に予防接種の大切さを伝えるも、全く心に響かず拒否拒否拒否! でした。でも予防接種は打たないといけない! そして二太郎も予防接種があるので、二太郎を抱っこした状態で何とかしないといけない!ママ友にも相談し、どうするか考えました。食い意地の張っているイチコ…。ケーキのおかげで行くところまでは了承を得ました。よしよし。さて当日…。こんな感じで何とかなりました。イチコの注射の間、二太郎は抱っこひもの中でイチコにつぶされていました。そして私がイチコを抱っこしていたため、二太郎は看護師さんに抱っこされ予防接種を終えました。たくましく生きて、第二子!病院の後はもちろんケーキ。イチコ、めっちゃええ顔で食べていましたが、イチコは知らない…来月も打つことを!私も今から憂鬱(ゆううつ)ですが、がんばります…。
2017年08月14日発達障害の息子の天敵…それは「病院」出典 : もうすぐ小学生になる長男は大の病院ギライ。風邪で「きょうは病院に行こう」と伝えただけで大パニックを起こします。ようやく病院に連れて行っても、ロビーでは大暴れ。「順番を飛ばしてください」とお願いし続け、気づけば最初に呼ばれてから1時間経っていることもザラでした。そして診察室でも脱走を繰り返し、なかなか指示に従えず時間を取り、しまいには先生に叱られてしまうことも。長男が病院を嫌う理由に「押さえつけられるから」というものがあるようです。ただ、暴れる長男を押さえなくては処置ができない。押さえられるから更に暴れるという負のスパイラル。長男も辛いが、私も辛い。そしていつしか、ちょっとやそっとでは病院には行かなくなりました。ついに来てしまった…!「予防接種のお知らせ」出典 : 幸い、通院が必要なほどの病気にかかることもなく、最後に病院に行ってから数ヶ月が経ったときのこと。区からある通知が来ました。【予防接種のお知らせ】年度末までに受けなければいけない予防接種があるというのです。ついにきてしまったか…そう思いましたが、こればかりは仕方ありません。それから時々、「◯◯くん、今度病院で注射をしに行こうね。」と注射を匂わせる会話をしてみるものの、「いやだ!!びょういんはいかない!ちゅうしゃはしない!!」と絶叫…。予想はしていましたが、「病院にはあした電話しよう」「やっぱり週明けにしよう」と予約すらためらってしまうのでした。とは言え、期日は刻一刻と迫っています。主人にも同伴をお願いできる日に予約をとることにしました。恥ずかしながらそのときの私には、「夫婦で長男の両脇を羽交い締めにして、泣き叫ぶ長男を”押さえ込む”」という方法しか思いつかなかったのです。予防接種の前日。泣かれることを覚悟で長男に注射のことを伝えると、思いもよらぬ言葉が出典 : いよいよ明日は予防接種。「いやだー!いかない!ちゅうしゃはしない!!!」…と毎度のごとく言われることを覚悟しながらも、私は長男に伝えました。「明日は病院で注射をするんだよ。病気にならないように、元気でいられるために注射するんだよ。」すると、長男は小さい声でこう言ったのです。「なかないようにする。」私はこれまで長男に、「泣くことは恥ずかしい」とか「格好悪い」「やめなさい」などと言ったことは一度もありません。彼が「なかないようにする」と言った背景に何があるのかはわかりませんでしたが、驚きと頼もしさで涙が出る思いでした。いよいよXデー。さて、息子の様子は…?出典 : いざ予防接種へ!息子が暴れても大丈夫なように、動きやすい服装とコンパクトな荷物で出かけます。私「今日は何をする日?」長男「びょういんいって、ちゅうしゃ」意外や意外、パニックを起こすことなく答える長男。病院に着いてからも、私「ドキドキしてるんだね。一人で行く?抱っこでいく?」長男「だっこしない、ひとりでいく」と落ち着いた様子でした。私「どこに注射するの?」長男「(腕をまくって)ここにする」そんなやりとりでできるだけ見通しをつけ、自分の言葉で次の行動を宣言してもらいます。そしてついに「◯◯さ〜〜ん、診察室へ」と、名前が呼ばれました。出典 : 長男は診察室に入るや否や、「パパとママはそとにいて」と私たちの入室を拒みました。押さえられる予感がしたのでしょう。三歩進んでは二歩下がりながらも、長男はひとりで先生の前の椅子に座りました。ところが両サイドを固めるナースさんが腕を押さえようとした瞬間、「いやだ!!やめろ!!あっちいへいけ!!」と払いのけました。これはいよいよマズい予感…やっぱり大暴れしちゃうかな?ヒヤヒヤしながらも、私と夫は遠巻きに見つめていました。そのとき先生がこうおっしゃいました。「わかったわ。先生が一人で注射します。誰も押さえない。代わりに、あなたじっとしててよ。先生、あなたを信じるわ。」そのあと、なんと長男は本当に少しも動かずに、自分でしっかりと椅子に座り、予防接種を受けたのです。一滴の涙もこぼさずに。子どもはいつの間にか成長している。「信じる」「待つ」という選択を大切にしたい。出典 : もちろん、毎回このようにうまく行くことばかりではないと思います。病院が混んでいたら、このようにじっくりと対応していただくのも難しかったかもしれません。何より、私がついつい周囲の目を気にして、長男のタイミングを「待つ」ことができなかったでしょう。それでも今回の注射のあと、長男はとっても嬉しそうにナースさんや先生方、事務の方全員に挨拶をしていました。「嬉しいね、今嬉しいんだね」と、先生もナースさんもみんなが長男の姿を喜んでくれました。今回の一件で、私が知っている姿が子どもの全てではないこと、子どもは親も知らぬ間に小さな胸の中に自分のポリシーを育てているということを思い知りました。親はついつい子どもの考えや行動を「それは無理だ」と先回りしてしまいがちです。でも「なかないようにする」と言った彼の言葉を、気持ちをもっと信じよう。大切にしよう。そう思えたのでした。反省とともに、小学校進学へ向けてまた新しい希望が見えた気がしました。
2017年04月03日こんにちは、ママライターのパピルスです!インフルエンザが全国的に猛威をふるっていますね。筆者の住む地域でも学級閉鎖の話をあちこちで聞くようになりました。受験生のいるご家庭では一家全員、予防接種をしておられる家庭も多いようです。 子どものインフルエンザの予防接種で必要なのが“母子手帳”ですね。一般的な母子手帳は6歳まで記載できるような内容に作られていますが、6歳を過ぎてもインフルエンザの予防接種の際には母子手帳が必要になります 。予防接種や身長体重の記録など、「6歳を過ぎても記録できる母子手帳があったら良いのにな」と思われる方もいらっしゃるのでは?そんな方に朗報です!このたび20歳になるまで記録できる母子手帳(母子健康手帳)が発売されましたので、そのメリットをお伝えしたいと思います。●20歳になるまで記録できる母子手帳とは?20歳になるまで記録できる母子手帳とは、一般社団法人『親子健康手帳普及協会』(東京都港区)が作成した『20年をつづる母子健康手帳』 のこと。当初は海外在住の日本人妊婦に配布する予定で作成されましたが、大変好評で、国内の自治体からの問い合わせが相次ぎ、2017年2月からは一般での販売もされることになりました。●メリットは?『20年をつづる母子健康手帳』はB6判で全136ページ。一般的な母子手帳は6歳までの記録が可能ですが、この『20年をつづる母子健康手帳』には“15歳・16歳の記録”というような形で20歳まで記入できるページが設けられています。20歳まで記入できるということで、多くのメリットがあります。・6歳を過ぎてから罹患した病気の履歴を残せる・大人になるまでの予防接種の履歴を残しやすい(記録欄が多い)・成人したわが子へのメッセージを記入するページがあり、父母から成人した子どもへ記録と共にメッセージを届けることができるまた、小児科の開業医の先生が改訂版を監修しているため、子育て情報のページにもたくさんの工夫が盛り込まれています 。・複雑な予防接種のスケジュールが分かりやすいカレンダー付き・パパ向けの子育て情報ページがある・乳幼児とのお出かけや海外旅行などの際に気を付けることなどの情報ページがある・身長や体重の変化グラフ(成長曲線)の活用法が掲載されている・児童虐待や発達障害などへの対応を分かりやすく解説している----------いかがでしたか?成人するまでに罹患した病気やアレルギーの記録などは、その後病気に罹患した際に医療機関での治療の参考になる場合もあるそうですから、一括して記入して残せるのは大きなメリットと言えますね。【参考リンク】・記録で育つ絆といのち | 親子健康手帳普及協会()●ライター/パピルス(フリーライター)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年02月14日こんにちは! そんたんママです。風邪やインフルエンザが流行っていますね。我が家も数日前息子が熱を出しました。今回は踏みとどまりましたが、大体いつも息子、母、父の順にドミノのように倒れていくのがテンプレートです。子どもがうなされるのを見るのはつらいし、自分にうつるとさらにつらい…! 一緒に横になっていてくれればまだいいですが、ぐずったり、意外と元気で遊びを強要されたりするとこちらもぐったり。小児科の先生に言わせると、風邪のウイルスは100種類以上あるそうで子どもは100回くらい風邪をひくという説もあるのだとか。これがあと90何回あるのか~…と思うと気が遠くなります。でもそうやって免疫をつけていくんだものね。一緒に乗り越えねばね。子どもの免疫が目に見えてたまったら少しは前向きになれるのに。そうだ、ポイントカードをつくろう!そんな訳で今回はちょっと変わった工作、免疫ポイントカードをつくりたいと思います。STEP1 カードをつくろうつくり方はいたってシンプル。厚めの紙を用意して、100個マスを書けばいいだけです。四角でも丸でも書き方はご自由に。母子手帳と一緒に保存できたらいいなと思ったので、ここではきーちゃんの母子手帳と同じB6(広げるとB5)サイズにします。STEP2 スタンプを押そう病気になったらスタンプをひとつ押します。私は消しゴムでバイキンのはんこをつくりました。小さいはんこは100円均一でも手に入りますし、シールでもOK。治ってから子どもにシールを貼ってもらってもいいかも。ついでに日付や病気の内容をメモしておくと、いつどんな病気にかかったかの早見表になります。きーちゃんは2歳までに8個スタンプがたまりました。母の自己満足ではありますが、これ、スタンプがたまるとなぜか結構うれしい…。病気になるのは嫌だけど、いつかスタンプがたまったカードを見たら子どもも自分もがんばったな!と思える日がくるかもしれません。最後に病気にまつわるおまけ話をひとつ。うちの旦那は体が丈夫で、めったに風邪をひかないタイプ。病人の気持ちがわからないのか、息子と私が40度の熱を出してもちっとも看病してくれないので、以前に派手にけんかしたことがありました。子どもができてからは丈夫な旦那もバタバタ倒れるように…。子どものウイルス強し!病気も前向きにとらえたいですが、風邪をひかないに越したことはないですね。まだまだ寒いのでみなさんお体にお気をつけてお過ごしください。
2017年02月07日妊娠してはじめて買うアイテムは、母子手帳ケース!妊娠が分かり、お医者さんから「母子手帳もらってきてくださいね♪」と言われた時、すっごく嬉しいですよね♡そんな大切な母子手帳。私は持ち歩くのに母子手帳ケースを活用しています。でも、最初は使ったことのない未知のもの。「どんなものが使い勝手がいいのかな?」と、第一子妊娠中とても悩みました。今回は、妊娠中・出産後も使いやすく便利な母子手帳ケースを選ぶポイントをご紹介をします!母子手帳ケースって何のために必要?母子手帳ケースだからといって、入れるのは母子手帳だけではありません。毎回の健診に持っていくものは意外とたくさん。母子手帳ケースとは、以下のようなものを入れて持ち歩くのにとっても便利なケースです♪・母子手帳・妊婦健診補助券・保険証・診察券・お薬手帳・ボールペンなどの筆記用具・胎児のエコー写真・病院の領収書などなどまた、産後は予防接種券や予防接種スケジュール、子どものお薬手帳なども増えていくもの。1つものを、長く賢く使いたいですね。母子手帳ケースを選ぶポイント、その1母子手帳ケースには、大きく分けて2つほどのタイプがあります。大容量でしっかり保管、ファスナータイプ周りをファスナーで開閉するタイプです。私は現在このタイプを愛用しています♪メリットとしては、容量が多く中身が落ちにくい♡カバンの中でものが抜け落ちたりしてしまう心配がありません。今こんな風に使っています!2人分のものを入れてもきちんと整理できるので、診察券などがバラバラにならずにすみます!何がどこにあるのか一目瞭然、じゃばらタイプ第一子の時は、開くと中がじゃばらになっているタイプを愛用していました。メリットとしては、開けると何がどこにあるのかが見やすい点♡こんな感じで使っていました!母子手帳ケースを選ぶポイント、その2次に大事なのは、大きさと素材感!第一子の時と第二子妊娠中の現在で母子手帳ケースを新調したのには、大きさが最大の理由でした。まず、東京都で配布される妊婦健診補助券が第一子の時とは大きさが異なり、入らなかったことです。補助券は自治体により大きさや仕様が異なると思うのですが、これが大きくもなく小さくもない微妙な大きさ。ほぼ毎回の健診で使うものなので、母子手帳とともに必携です。そして、子供が増えたことで、入れるものが倍になったことも、母子手帳ケースを新しくしたポイント。妊娠中の第二子の母子手帳だけでなく、第一子の母子手帳・お薬手帳・各種診察券も入れるので、じゃばらタイプでは閉まらなくなってしまったのです。布製、革製、ラミネート製…どれが好み?また、素材感も選ぶポイントとして大事になってきます。布製、革製、ラミネート製など色々ありますが、多少の雨などでは中身が濡れてしまわない、丈夫な素材をオススメします♪母子手帳は子供にとって一生もの、大切に持ち歩きましょう♡母子手帳ケースを選ぶポイント、その3デザインはママが持ってオシャレなものをチョイスするのがオススメ♡母子手帳ケースを頻繁に持ち歩くのは、妊娠中〜乳幼児期の予防接種が多い時期。赤ちゃんに合わせたラブリーな絵柄などを選びがちですが、成長につれて長く使えるデザインが◎。母子手帳ケースを持ち歩く機会が減ってきたら違う用途にも使えるケースを選ぶと、より長く使えます♡子供が小学校に入ってからはプリントを入れたり、銀行の通帳を整理するケースとして使ったり、旅行用のアメニティケースとして使ったり、いろいろな用途で長く大切にできるデザインを選びましょう♪赤ちゃんが生まれるまで、ワクワクドキドキの健診♡生まれてからは、成長を一緒に見守る母子手帳♡大切にできる母子手帳ケースに出会えますように♪
2017年01月30日3歳児健診とは出典 : 歳児健診は、子どもの心身の成長、栄養状態、先天的な病気の有無などを確認するとともに、子育てのサポートを行う乳幼児健診(乳幼児健康診査)の一つです。正式には3歳児健康診査と言います。乳幼児健診の時期は、1ヶ月、3~4ヶ月、6~7ヶ月、9~10ヶ月、12ヶ月、1歳半、2歳、3歳です。市区町村によっては、4歳、5歳、6歳健診を行う場合もあります。そして、その中でも1歳半と3歳の健診は母子健康法で定められた健診であり、費用は自治体が負担してくれるため、原則無料となっています。自治体によっては、その他の健診も無料の場合があります。医師、保健士さんなどもいますので、保護者の方の日ごろの悩みや子どもの様子で気になることを相談してみましょう。母子健康法第十二条 市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。一 満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児二 満三歳を超え満四歳に達しない幼児第二十一条 市町村が行う第十二条第一項の規定による健康診査に要する費用及び第二十条の規定による措置に要する費用は、当該市町村の支弁とする。歳児健診の目的出典 : 歳児健診の目的は、子どもの心身の発達・健康状況を診ることと、その上で適切なサポートにつなげることです。主に以下の項目が中心となります。1.子どもの心身の健康、発達2.疾患の有無3.生活習慣4.コミュニケーションや社会性の発達5.運動能力の発達6.予防接種の状況7.子どもとその保護者のサポート3歳児は、自我が芽生え始め、保護者への依存状態を抜け出し、さらなる社会性やコミュニケーションスキルを学び始める時期です。そのため、言葉の発達や運動能力の発達の確認は、3歳児健診における重要な目的となります。それまでの健診とは違い、自分の名前と年齢が言えるか、指の細かい運動ができるかなどが診査項目となります。さらに、食事や、衣服の着脱、排泄の自立などの生活習慣も3歳ごろから形成されるため、そのような生活習慣の確認も健診の目的となっています。具体的には、就寝時間やおやつの回数、トイレトレーニングなど多岐にわたる診査項目が設定されています。3歳児健診は、ほとんどの市区町村で乳幼児期最後の健診となります。そのため、予防接種、聴覚・視覚障害などの疾患、発達障害などの障害の有無を確認するラストチャンスです。健診を通してこれらを早期発見することは3歳児健診の重要な目的です。3歳児健診を受けるためには出典 : 歳の誕生日前後に、市区町村から案内が届きます。その中には、健診要綱、診査受診券やフッ素塗布受診券、視聴覚検査キット、尿検査キットなどが入っています。■時期子どもの発達の観点から、市区町村によって違いますが、3歳児健診は2つの時期に集中して開催されます。3歳という発達の節目での疾病の早期発見に重点を置いている市区町村は3歳0~2ヶ月児頃に行われ、視覚検査や言語発達などのスクリーニングの精度に重点を置いている市区町村は、3歳6ヶ月以降に実施されます。■場所集団健診の場合は、ほとんどお住まいの市区町村の保健センターで行われます。3歳児健診に限らず、乳幼児健診は市区町村ごとに手続きや場所、健診内容が異なります。ホームページの情報や健診要綱でわからないことや、少しでも疑問に思うことがあったら直接、お近くの市区町村の保健課や保健センターに気軽に尋ねてみましょう。■集団健診と個別健診集団健診とは、決まった日時、場所で他の子どもと一緒に健診を受ける健診形態です。同じ月齢の子どもや保護者の方と交流の機会にもなります。また、栄養指導や歯科検診を同時に受けることができるのも、集団健診の利点です。個別健診とは、診査受診券を持って指定された病院や、近所の小児科に行って受診する健診形態です。個人で受けるため、時間や場所が比較的自由に選べます。また、集団が苦手な子どもには、落ち着いて健診を受けることができるという利点もあります。3歳児健診では、多くの自治体が集団健診を行っています。しかし、市区町村によっては集団健診、個別健診を選べることもあります。3歳児健診を受けるまでの準備出典 : 今まで受けた予防接種の母子手帳で確認をしておきましょう。定期接種、任意接種のものも含めて、以下は乳幼児が受ける予防接種の時期と種類の一覧です。日本の定期/任意予防接種スケジュール3歳児健診では、特にヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチン、MRワクチン(定期接種)、水痘ワクチン、ムンプスワクチン(任意接種)について接種が完了しているかどうかを確認します。日本脳炎ワクチンは3歳より接種することができます。3歳児健診では、視力検査キット、聴力検査キット、尿検査キットが送付された場合、家庭で検査して、当日提出します。視力検査は、一般的に、動物などの絵などが描かれている用紙を一定距離離れたところから当てるものです。この時片目ずつ行う必要があります。ランドルト環を用いて行う場合もあります。聴覚検査は、一般的に二つの方法があります。一つ目は、動物など絵が描かれている用紙を見ながら、子どもが少し離れたところからささやかれた動物の名前を指さして当てるものです。二つ目は子どもの耳元で手をこすり合わせ、音が聞こえるか確認するものです。子どもに、検査するよと伝えるのではなく、「楽しいことするよ」、「ゲームするよ」などと声をかけると、子どもも楽しく検査に挑んでくれるでしょう。また、パパ、ママ二人で検査すると、片目を隠す係と、検査用紙を持つ係に分かれて行うことができ、よりスムーズに検査ができます。基本的には案内に書かれた物を持っていきます。・母子手帳・診査受診券(はがきなどの案内)・保険証・健診助成クーポンなど・問診票・視力検査、聴力検査の結果・尿検査の尿・筆記用具・着替え・オムツ・おしりふき・オムツ用ビニール袋・歯ブラシ(指定された場合)・診察券(個別健診の場合)など先輩パパ・ママのいろいろな体験談をもとに、事前に準備しておきたいことをご紹介します。1. 寒さ対策にバスタオルを用意バスタオルを持っていけばよかった。最後の医師の診察を待つ間、パンツ一枚で待つように言われたので。 子どもが飽きないようにおもちゃを用意待ち時間が長くなりがちで、ご機嫌悪くなるかと思いますし、場所見知り、人見知りもあるかと思います、お気に入りのおもちゃや絵本、落ち着けるお気に入りのものは必ずお持ち下さい 事前に場所慣れして子どもの不安を軽くする場所見知りで入れない時は、数ヶ月前から何度か足を運び徐々に慣れさせていくことが大事だと思います。最初は入れなくても、建物をみせるだけ、その後玄関付近まで、それから一歩入ってみたり・・・こういう感じだと良いと思います。長時間になることがあるので、飲み物を持っていくとよいでしょう。また、健診中オムツやパンツ一枚になっていることが多いので、寒い時期にはタオル以外にも、ブランケットなどの防寒具があると便利です。健診当日の朝の尿をとり、提出します。オムツが取れていない子どもや、トイレトレーニング中の子どもは尿が取りにくいかもしれません。そんな時は採尿袋というものがあるのでぜひ使ってみてください。小児用採尿セット-小児用採尿袋12枚(採尿スポイト付)保健士さんからのアドバイス出典 : 健診にかかわる保健士をなさっている方からのアドバイスをご紹介します。1. 子どもの体調について体調の良い時にお越し下さい無理しても、結果的に普段の様子がみれないので、連絡頂ければ対象月齢の前後でも受診は構わないのです℃以上熱がある場合、インフルエンザ・水ぼうそう・手足口病・おたふくかぜ等の感染症に感染している場合は、健診を次回に見送りましょう。佐久市乳幼児健診2. 保健士さんが診ているところ簡単な発達検査をしますが、あくまでも目安です、、あまりお子様を叱らないで下さい、、検査結果も大切ですが、お子様のセンターでの過ごし方や、保健師やお母さんとのやりとりをみています検査結果というより、重きを置くのは取り組み方かもしれません日々の生活習慣やこだわり、多動などの聞き取りも含め、総合的に診ていますので、 所要時間について3歳がどこも最後の健診になりますので、診るべきところ、相談内容も多岐に渡るので、少々時間が掛かります、余裕のある時にお越し下さい歳児健診当日の流れ一般的な集団健診の3歳児健診について、その流れと診査内容を詳しく説明していきます。出典 : 受付時間が決まっている場合と、健診を行っている時間ならいつ来てもよいという場合があります。市区町村からあらかじめ送られてきた問診票、母子手帳、診査受診券と尿検査の尿を提出し、受付をします。問診票はあらかじめ記入しておきましょう。ここでは、先ほどの問診票を使いながら、実際に保健師さんが子どもの発達を診ます。その後、保護者の相談にのってくれます。保健士さんとの問診では、肥満度などの体の成長から、運動能力、生活習慣について幅広く診られます。また3歳は、自我が芽生え始めて保護者や友達とのコミュニケーションや社会性を身につけ始める頃ですから、対人関係での子どもの様子についても詳しく聞かれます。それに加え、3歳は生活習慣を学び始める時期でもあります。家庭での睡眠時間、テレビやDVDの視聴時間、食事の栄養バランス、衣服の着脱、わがままへのしつけの仕方、排泄のトレーニングなど様々な家庭での子どもの様子を聞かれます。子どもの発達の様子は以下のような項目で診ます。1. 言語発達保健士さんは子どもとの会話の中で言語発達を確認します。具体的に、 「お名前は?」「何歳?」などと聞きます。 また、クレヨンや鉛筆を用いて、「何色が好き?」「○色、ちょうだい」などの質問をとおして、概念を理解しているか確認します。ここでは、会話が成立しているか、吃音の有無、発音の明瞭度なども確認します。2. 微細運動の発達先ほどの選んだ鉛筆やクレヨンを使って、保健士さんが描いた絵を真似して、「○を描いてごらん」と言われます。指先の細かい筋肉が使えているかを確認します。また、保健士さんが作った積み木と同じ積み木を作るという診査もあります。これは微細運動の発達の確認だけでなく、積み木の作り方を認識できているかということも診ています。上記の項目が必ずできないといけないわけではありません。上記は、3歳の子どもの発達状態の目安のひとつでしかありません。子どもの心や言葉の発達は、性格や生活環境により発達度合いに差があります。また、家庭ではできているけど、その場でできなかった場合は、保健師さんにきっちりその旨を伝えましょう。家庭でできているかどうかも保健師さんの重要な判断材料です。歯科では主に、歯の状態と、歯磨きの習慣について診ます。歯の状態は、乳歯が上下各10本ずつの萌出が完了しているか、虫歯がないかを確認します。歯磨きの習慣については、本人による歯磨き、保護者による歯磨きの仕上げが行われているかを診ます。身長、体重、頭囲を測定します。それをもとに、幼児の身長体重曲線を使い肥満度を確認します。3歳は、幼児体型から、細身体型へ変化する時期でもあります。医師によって診察が行われます。視覚異常はないか、胸の音に異常はないか、皮膚や性器の状態、脚がX脚O脚になっていなかを触診と目視で医師が診ます。ここでは服やおむつを脱ぎます。受付の時点でおむつ一枚になってくださいと指示をだす自治体もあるので、冬場は寒さ対策をしておくことが大切です。次のような指導がなされることが一般的です。・栄養指導・生活指導・精神衛生・事故防止・予防接種・疾病対策3歳は、食生活、歯磨き習慣、睡眠時間、排泄の自立、遊び等、健康的な基礎習慣が確立されてくる時期です。 その中で、その子にとって必要なことには、親が子どもに必要な手助けを適切な形で行えているかです。友達遊びができるといった、子どもが家庭外へも関心が向けられ、今後も社会性が発達しているかについてもアドバイスがある場合があります。結果とともに母子手帳を返却されます。結果を受けて、保護者が気になっていることを相談できます。自治体によっては、相談を結果返却のときに行うことがあります。子どものことや、保護者自身のことなど、なんでも相談できます。診査項目によっては、診査する側の目安として、異常なし、要観察、要紹介と判断が分かれています。異常なし: 疾患の疑いがない要観察: 診察や問診等で疾病の疑いがあり、保健機関で経過観察の必要があるもの。要紹介: 診察や問診等で所見があり、医療機関等に紹介して診断や治療等を求める必要があるもの。要観察の場合、観察期間、どんなことに注意してその期間を過ごすかについて、説明されます。要観察であっても、親子教室や、療育施設、臨床心理士の診察を紹介されることがあります。要紹介となった場合は、子どもの必要に合わせて、適切に判断できる地域の医療機関や、臨床心理士を紹介してくださります。これはあくまでも目安であり、子ども一人ひとりの状態や緊急性に合わせてその場の医師や保健師が判断することになります。3歳児健診を受けた後出典 : 歳は、社会性が身に付き始め、生活習慣の基礎ができ始める時期です。また、体つきも、幼児体型から、細身と変わっていきます。3歳児健診を通して、普段とは違う、専門家の意見や、目に見える数字といった形で子どもの成長を感じることができたのではないでしょうか。3歳児健診を終えると、ほとんどの市区町村では、次の公的な健康診断は、就学時健康診断です。しかし、市区町村によっては、4歳、5歳、6歳健診を行っているところもあります。お住まいの地域で確認してみてください。再診査とは、当日うまく測定できなかった項目を再度個別で診査することです。子どもの体調や、その日の気分などで泣いてしまってうまく測定できなかった場合や、判断するにはもう少し様子を診る必要がある場合などに再診査となるようです。再診査と聞くと、保護者の方は不安になったりするかもしれませんが、疾患等の見落としをなくすための工夫として、重篤な状態でない場合でも念のために再診査をするという場合が多いです。ですので、あまり不安になり過ぎず、当日も気になることがあれば気軽に相談してみてください。再診査のほとんどは、指定された日に個別で行われます。保健師さん、場合によっては医師や臨床心理士さんが診てくださり、より専門的な診断がなされます。再診査でもうまく測定できない場合、再々診査や再々再診査になることもあります。3歳児健診をきっかけに支援につながることも出典 : 歳児健診は、最後の乳幼児健診となることも多く、発達障害やその他の疾患を早期発見する大切な機会とも言えます。そのため、この3歳時健診での診査や相談、再審査をきっかけに、必要な治療や支援につながるケースもあります。3歳という比較的、早い段階で必要な治療や支援につながることで、症状を治すことができたり、改善することができたりします。3歳児健診をきっかけに支援につながった方の経験談をご紹介します。以下は3歳児健診をきっかけに広汎性発達障害(PDD)の診断を受けたお子さんをお持ちの保護者の方からの経験談です。3歳児健診の時のお子さんの様子について人見知りの激しい子だったので、医師や保健士さんの顔を見ては、泣いてましたね。健診の相談内容について3歳なのに、明らかに、同年齢の子たちのように、3語文とか、話さず言葉が、出ていなかったので、相談したのは、主に、発語について。です。健診後健診のあと、何週間かに1~2度。保健センターの保健相談に通って、巡回の心理士さんに、娘の発達状況を見て貰ってました。(幼稚園を、終わってから。)そのあと、隣市の、療育センターに、紹介状を書いて頂き、そのまま電話予約。その後、3歳8ヶ月で、センターの小児科医にPDDの診断を受けて、3歳10ヶ月から、療育を、月に2度。就学前まで、受けてましたね。まとめ出典 : 歳は、親への依存状態を脱し、社会性が養われる時期です。それと同時に基礎的な生活習慣が身に着く大切な時期でもあります。3歳児健診は、健診を通して感じた子どもの成長や、保健士、医師からのアドバイスをもとに、子どもとの接し方や子育てを工夫してみる良い機会になるでしょう。新潟県医師会乳幼児健康診査の手引
2016年09月17日子供のかかりつけの病院っていつ頃、どうやって決めたらいいのでしょう。3歳までは予防注射もたくさん受けますし、病気も多い時期。どんな事に気をつけて選んだらいいのか、これからかかりつけの病院決めや予防接種デビューするママの参考になったら嬉しいです。我が家の場合は…最寄り駅に小児科はあるのですが、任意の予防注射が受けられなかったため、任意の予防注射などもしっかり受けられる、隣駅の小児科に。担当の先生や助手・受付のお姉さんもとても感じが良く、何度か通ううちに信頼のおける先生だと感じたので、そこに決めました。時間帯も午前は朝8時半〜12時、午後は15時半〜18時までやっており、午前中の診療なら日曜日以外全てやってるので、急に熱が出た時にも助かります。人気があって混んではいますが、ネット予約システムも導入されているのも助かるポイント。当日診療開始15分後以降にネットで予約して、自分の番が近づいた頃に向かえばいいので、長時間待つ事もなく、とても便利なシステムです。かかりつけ医を決める時の3つのポイント1、クリニックor総合病院?まずは周辺の情報収集を!周辺に住んでいるママや保育園の先生などから、小児科の情報を色々聞いておくと良いです。周囲の口コミ情報は、かかりつけを選ぶときに役立ちます。転勤など引っ越しをされる際は、現在のかかりつけの先生に、その地域で知っている小児科が無いか聞いてみると良いですよ。街のクリニックは先生がほぼ固定されていて、行けばいつもの先生に診てもらえます。まずは近くのクリニックをかかりつけ医に選んでみてから、セカンドオピニオンとして地域の総合病院を利用したらいいんじゃないかと思います。2、何かあったときに行きやすい所がベスト!働くママならなおのこと、いくら評判が良い病院であっても、家から遠いと通うのは大変!小児科が開いている時間や曜日は勿論のこと、駐車場やエレベーターはあるのかなど、子どもを連れて行きやすいかも、しっかりチェックしておきましょう。3、最後の決め手は、診察&説明が丁寧か!先生によっては対応も異なります。説明が丁寧だったり、不安なことなど質問しやすい医師だと、ママも少し安心できますよね。なかなか一回の受診ではわからなかったりするで、何度か受診してみて決めてみるのが良さそう。少しでも不安を感じたら、別の小児科を受診してみるのも大切です。赤ちゃんは痛みや症状など自分で伝えることができないので、ママの状況判断も大事ですね。ただし、あっちこっち小児科を変えて診てもらえばいいという訳ではありません。長い目でみて、子どもの健康と成長に寄り添ってもらえる小児科を選びましょう。予防接種はどこで受けたらいい?病気の診察と予防接種を受ける病院を使い分けているママもいるようですが、できることなら予防接種は、ふだんから診てもらってるかかりつけの小児科で受けるのがベスト。予防接種前に体調崩をしてしまっても、予定通り予防接種を受けられるかなど、かかりつけの先生に直接質問できる点は大きいです。小児科によっては、母子手帳をもとに予防接種のスケジュールなどの予約や相談にものってくれますよ。忘れやすい、予防接種はアプリで管理!小児科でも予防接種のスケジュールなどをたててくれる場合もありますが、予防接種を受け忘れてしまっては大変です。ママ自身もしっかり管理した方がいいですね。我が家はまだアナログに紙で管理してます(笑)普段必ず見る冷蔵庫の扉に貼ったり、ホワイトボードに書いたりしてます。お兄ちゃんと妹のがごっちゃにならない様に気をつけています。でも、最近では便利な予防接種アプリがあるそう。調べたら、ここの予防接種のスケジュールアプリ「 予防接種スケジューラーアプリ」が良さそうでした。予防接種お知らせメールなどが届いたり、使い勝手が良さそうです。赤ちゃんの予防接種って種類も回数も多く、スケジュール管理が大変。アプリなど上手く活用して、少しでも管理しやすいように工夫していきましょう。
2016年09月16日【ママからのご相談】第二子妊娠中です。上の子が幼稚園に通いだし、いろいろ病気をもらってくるのでこちらもうつらないかヒヤヒヤしています。妊娠中に気をつけなければいけない病気は風疹以外にもあるのでしょうか?●A. 風疹以外にもたくさんあります! 検査と予防が大切。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。普段から感染症にはかかりたくないですが、妊娠中はさらに要注意ですね。今回は妊娠中にかかると危険な感染症について、都内小児科に勤める40代の女性医師に聞いてきましたのでご紹介します。●代表的な『風疹』妊娠中に気をつけたい感染症で有名なのは『風疹』です。なぜこれが有名なのか?医師に聞いてみました。『妊娠20週ごろまでに風疹に感染すると、胎児が“先天性風疹症候群 ”という病気になる可能性があります。母体の風疹抗体があることが重要ですが、父親である夫が感染する可能性も。1979年4月1日以前に生まれた男性は風疹の予防接種を受けていません 。家族で風疹にならないように予防接種をしておくことが大切です』ちょうどいま父親になる世代で、風疹の予防接種を受けていない人が多いということですね。男性にも抗体があるかしっかり調べましょう。●最近話題の『ジカ熱』最近海外で話題にのぼることが多かった『ジカ熱』についても伺いました。『ジカウイルスをもった蚊に刺されると感染する“ジカウイルス感染症 ”。中南米や東南アジアで多く感染者が出ていますが、日本国内でも海外で感染し発症した人がいます。症状は発熱、頭痛、関節痛、結膜充血などです。胎児に感染すると、“小頭症 ”の症状が出ると言われているので、妊娠中の女性は注意が必要です。治療薬やワクチンがない ので、予防に徹するしかありません。流行地へ行くことを避け、夫が仕事で流行地に行くことがあった場合、夜の営みはしばらく控えるようにしましょう』ジカ熱は感染しても発症しないことがあると言います。なってしまってからでは遅いので、とにかくかからないように気をつけるのみですね。●他にも妊娠中に気をつけたい感染症はこんなにある他にも気をつけたほうがいい感染症について医師に聞いてみると、こんなにピックアップしていただきました。●おたふくかぜ妊娠初期に発症すると流産率 があがる。●梅毒妊娠中に感染すると流産、死産 の確率があがる。無事生まれても先天梅毒 の可能性が。●りんご病妊娠中に感染すると胎児が心不全 を起こしたり流産 したりすることがある。●性器クラミジア感染症母体が感染していると出産の際胎児が産道を通るとき母体から感染し、結膜炎や肺炎 を起こすことがある。●トキソプラズマ感染症妊娠中に母体から胎児に感染すると流産、死産、水頭症 の可能性が。生肉摂取を控え、野菜や果物もよく洗うことが大切。----------どこかで聞いたことがあるような感染症ばかりですね。このような感染症にならないために、事前に抗体があるか調べておくことが必要です。抗体がない場合は妊娠前にワクチンを受けておくようにしましょう。また、「これって感染症?」と思うような症状があった場合、すぐに婦人科には行かず電話で伝えてから受診する ことが大切です。他の妊婦さんに感染させないように心がけましょう。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
2016年08月28日【ママからのご相談】生後2か月になる赤ちゃんがいます。初めての予防接種を控えているのですが、1歳までに接種するワクチンの数が多いことにびっくりし、またそれぞれ回数や接種の間隔も違うので、今後のスケジュールが立てられるか心配です。予防接種のスケジュールを立てるときのポイントがあれば教えてください。●A. 分からないことがあれば医師とよく相談を!ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。わたしの周りにも、予防接種で悩んでいるママさんはたくさんいます。わたし自身も、最初はワクチンの名前を覚えるのに一苦労でした。赤ちゃんの体調が悪くスケジュール通りに接種できなかったということも普通なので、あまり心配なさらないでくださいね。幸いわたしの出産した産院では、退院時に2回目の予防接種までのスケジュールを組んでくださったので初めは安心でした。しかし、3回目以降は自分で計画を立てるのがやはり心配で、かかりつけ医と1対1で指導してもらう ようにしました。病院によっては電話やメールで相談ができたり、外来診察の時間に医師と打ち合わせができたりすることもあるので、ぜひ病院に確認してみてくださいね。今回は、わたしがかかりつけ医から受けた、スケジュールの計画を立てる際のポイントを5つにまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてください。●予防接種のスケジュールを立てるポイント5つ●(1)同時接種で効率よく最近は自治体などによる集団での接種は徐々に減っていて、出産した病院やかかりつけの小児科などで個別に接種する場合が多いようです。その場合ほとんどの病院で、一度に複数のワクチンを同時接種 できます。何度も赤ちゃんを病院に連れて行くのは、赤ちゃんにもママにも負担になってしまい大変ですから、同時接種を念頭に置き、かかりつけ医とよく相談しながらスケジュールを立てましょう。●(2)ワクチンごとの接種間隔には十分注意をワクチンの種類によっては、中6日以上空ければいいという比較的短い間隔のものや、中27日以上空けなければ他の種類のワクチンが接種できないワクチンなどさまざまです。接種回数が増えていくとあやふやになりがち 。少しでも不明確なことや不安があれば、必ずかかりつけ医と相談し、そのつど確認するようにしましょう。●(3)重症になりやすい病気を優先小さな赤ちゃんがかかると重症になる病気は、主にロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、麻疹・風疹 などと言われています。これらのワクチンを優先して接種するようにしましょう。また、季節性や流行を考えてワクチンを接種することもポイントです。インフルエンザは生後6か月から接種可能とされています。流行する前に、なるべく家族全員で接種することがポイントです。●(4)赤ちゃんの体調を最優先させる赤ちゃんの体調が悪くては、せっかくスケジュールを立てていても接種することはできません。接種前日から 赤ちゃんの体調をチェックしましょう。(a)機嫌はいいか(b)食欲は普段通りか(c)尿や便の回数や様子に異常はないか(d)体温は高くないか(e)皮膚に発疹などの症状がないか以上のチェック項目で、ひとつでも気になることがあったり、その他の症状でママ自身判断できなかったりする場合は、当日の問診で相談することがポイントです。●(5)集団生活に入る場合は、接種するワクチンの順位を決めて赤ちゃんが保育園などの集団生活に入る予定がある場合は、集団で流行しやすい病気のワクチン を優先して接種することがおすすめです。ロタウイルスやおたふくかぜ、水ぼうそうが当てはまると言われています。これらは、感染すると比較的長期間、保育園などをお休みしなければならないので、優先順位を決めて接種しましょう。----------予防接種で免疫をつくることによって、万が一感染し発症しても、軽い症状で済ませることができると言われています。まずはママをはじめ、パパも一緒に正しく予防接種について理解し、赤ちゃんの健康を家族で守っていけるといいですね!【参考リンク】・予防接種スケジュール | Know VPD!(PDF)()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年07月26日【ママからのご相談】生後6か月になる娘がいます。先日小児科で、「日本脳炎の予防接種も打っていいよ」と先生に言われました。しかし予防接種の目安としてはいろいろな資料に3歳と書かれています。どういうことなのでしょうか?●A. 日本脳炎を確実に予防するためには生後6か月からのワクチンを。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。時代の変化により、予防接種の数や種類はどんどん変化しています。そして最近気になるのが『日本脳炎』の予防接種。今回は日本脳炎の予防接種について、小児科の先生に最新の情報を聞いてきましたのでご紹介します。●推奨年齢が変わったワケ『日本小児科学会』は2016年2月、日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に住んでいる小児に対し、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種をはじめる ことを推奨しました。「東京などはブタの抗体保有率が高くないのでは?」と先生に質問したところ、『以前都内の学童に日本脳炎抗体の有無を調べたところ、ワクチンを接種していなくても抗体が検出される場合が多くあったのです。つまり感染した人が運良く脳炎を発症しなかっただけ。東京でも日本脳炎にかかる可能性は十分ある のです』と回答されました。また、『近年日本脳炎を発症した子どもの年齢が3歳未満でも数例あることから、生後6か月から接種したほうがいいのでは、ということになりました』ということです。実際に2009年と2011年に1歳児、2015年に0歳児が発症しています。予防接種を受ける前の3歳未満でも注意が必要ということがわかりますね。●生後6か月で接種しても大丈夫なのかいままで3歳で接種していたものをそんなに早めて大丈夫なのかが心配ですよね。先生によると、『日本脳炎ワクチンを3歳未満で接種する場合、半量の0.25mL を接種します。3歳以上で接種するのと効果、副反応に差がないことは確認されています。余計な追加接種(2期接種の9〜13歳以外)も必要ありません。同時接種もできますのでワクチンスケジュールに影響を与えることもないでしょう』とのことです。ここまで確認されているなら安心ですね。早めに接種するほうがメリットは大きいのでしょう。●3歳未満で接種したい人はどうしたらいいのか現段階では、区や市などの自治体から日本脳炎の予診票が送られてくるのは3歳の誕生日前です。もし早めに接種したい、という人は自治体に電話をして早めに送ってもらう 必要があります。待っているだけでは送られてきませんので、こちらから要望を伝えてくださいね。予防接種を待っている3歳までのあいだに日本脳炎にかかってしまうかもしれないと思うと、恐ろしいですよね。ウイルスを媒介するのは蚊なので、夏は特に注意したい季節。小児科の先生や家族と相談し、接種時期を決めてみてはいかがでしょうか。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年07月17日こんにちは、栗生です。日頃、病院に行くのはもっぱら子どもの通院です。子どもの病院といえば、まず1ヶ月検診。その次に生後2ヶ月で初めて予防接種を受けに行ったという人も多いのではないでしょうか。この0歳児の予防接種、経験してみると、けっこう大変なんですよね。わが家は早めに集団生活(保育園入園)をさせる予定だったこともあり、定期接種・任意接種すべてをコンプリートすることにしました。でも、調べてみてびっくり。予防接種って種類が多い上に、同じ種類を「しばらく経ってから、もう一度追加接種してね〜」というのもあるじゃないですか。自分の仕事のスケジュール管理だって苦手なのに、それより多忙な赤子の予防接種スケジュールが私にコントロールできるのか?…と当初はあきらめ気味だったのですが、ありがたいことにかかりつけ医のほうでスケジュールを組んでくれることが判明。赤子の体調によっては予防接種ができない日もあり、スケジュール通りにいかないこともありましたが、なんとか無事に0歳のワクチンマラソンを終えることができました。これで少しは赤子のマネージャー業に自信がついたかな?…と息をつく間もなく、赤子は幼児へとステップアップし、また新たな業務がたっぷり発生するのでありました…。今日のカルタ「予防接種はもはや競技」
2016年06月29日【ママからのご相談】引っ越してきたばかりで、まだ子どもの“かかりつけ医”が決まっていません。0歳児なのでまだ予防接種のスケジュールがたくさんあります。家の近所に小児科があり、一度予防接種に行きました。とても混んでいて待ち時間が長く、途中でぐずって大変でした。今度から、予防接種だけはもっと空いているところにしようかと悩み中です。わが子は突然の発熱や皮膚のトラブルなど心配が多いため、早くかかりつけ医を決めたいです。子育て中のお母さん方はどのようにしてそれぞれの“ホームドクター”を見つけているのでしょうか。また、ホームドクターを選ぶときに重要なポイントや注意したほうが良いことなどあればアドバイスをお願いします。●A. 信頼できて、“いつでも行ける”距離と安心感を重視して選んでみては。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。ホームドクターの大切さを実感したのはやはり、自分が母親になってからという方が多いと思います。赤ちゃんは元気にしていたかと思うと夜中に急に高熱を出すこともあり、「よくわからないけれどとにかく泣き止まない」とか、ひどいあせもができてかゆみで全然寝てくれないなど、とにかく母親になってからというもの小児科にかかる回数がこんなに多いものだということは、私にはちょっとした驚きでした。そんなわが家のホームドクターは、家から一番近くにある小児科専門医です。自転車で5分、歩くと10分、駐車場も完備で言うことなしです。先生との関係性も良好ですし、どんなに軽い症状でも心配ならすぐに見てもらうことができます。今回はどのようにして自分と子どもにとってベストな“かかりつけ医”を見つけたらいいかお悩みのママたちに向けて、3つのポイントをご紹介したいと思います。●(1)通いやすい距離から探していく0歳児の赤ちゃんを連れて行く病院が、あまりにも遠いというのはママにとってもお子さんにとっても大変です。具合の悪い赤ちゃんはいつも以上にグズグズしますし、天候が悪いとベビーカーに雨カバーをつけて、傘をさして歩くことも考えなくてはなりません。まずは通いやすい距離にある小児科 はどんなところがあるかをチェックするといいと思います。地方自治体にもよりますが、転入届けや子育て支援の申請で区役所などへ行った際に、予防接種を実施している医療機関(主に小児科)の一覧表をいただけると思うので、それを参考に近所のお医者さんを探してみてください。車を普段からよく使っているママで、お子さんも自動車の移動に慣れているという方は、少し探す範囲を広げてみてもいいと思いますよ。この時点でいくつかの候補がピップアップされることでしょう。『株式会社オウチーノ』が2015年に、首都圏在住の20歳から39歳までで子どもがいる既婚女性534人を対象に行った『子育てと病院に関する調査』にも、このような結果が出ています。まず、「お子さんにはかかりつけ医がいますか」という質問に対して、「いる」と答えたのが79.0%。一方、「いない」は21.0%であり、約8割のお母さんはお子さんの“かかりつけ医”を見つけているということですが、「いる」と答えた人に「そのかかりつけ医を選んだ理由は?」という質問をしたところ、一番多かった回答は「家が近かったから」というものでした。●(2)経験者の声も聞いてみよう次にご紹介したいホームドクター探しのポイントは、地域密着の口コミ 。実際に口コミを得る方法は、家の近所の幼稚園などに近い公園へ遊びに行き、そこで出会ったママとお話をするというもの。『ベネッセコーポレーション』が2015年に実施した『かかりつけの小児科ってどう選ぶ?重視することを教えて!』というアンケート調査でも、1位は「ママ友の口コミ」という結果が出ているくらいですから、ぜひ参考までに考えてみてください。時間は幼稚園の登園時間後の午前9時半くらいから、もしくは幼稚園降園時間後の午後の2時半ごろが狙い目です。その時間の公園は子どもを遊ばせているママさんたちでいっぱいでしょう。幼稚園ママたちは地域に密着した生活をし、日々情報を更新しながら子育てしています。上に小学生の兄弟がいるママさんは子育てのベテランですし、下のご兄弟がいるママは「小児科通いは日常茶飯事」という方が多い。あなたがもし、「引っ越してきたので小児科を探しています」と相談したら、通っている小児科や他にも知っていることを教えてくれるはず。ただし、実際に通っている人の話というのは私見が入ってしまう危険性もありますから、できれば何人かに聞いてみることがオススメです。このあたりで、だいぶ候補が絞り込まれることでしょう。●(3)先生との相性は大切、しかしそれだけでない部分も要チェックよく人間関係では「相性が合う、合わない」という言い方をすることがあります。かかりつけ医との“相性”に関しては、ほとんどがお子さんとお医者さんではなく、母親とお医者さんのことを指している場合が多いのですね。人は、誰かと接するときには相手に優しくしてもらいたいと思います。しかしながら、評判の良い小児科は混み合っていることが多いので、お医者さんも看護師さんも気持ちの余裕がなく、冷たい態度で接してくることはよくあることです。アドラー心理学というユニークな心理学の提唱者、アルフレッド・アドラーはこのように述べています。**********『他者は、あなたの期待を満たすために生きているのではない』**********つまり、相手には相手の価値観があることを否定することなく、自分と相手との人間関係に光を見出すことを重要と考える、ということではないでしょうか。何が言いたいのかというと、評判の小児科を実際に受診してみたときに見るべきは、先生の態度や物の言い方ばかりではない 、ということです。「お子さんを診ているとき、聴診によく時間をかけているかどうか」や、「発熱の時間や気になる症状の有無について質問してくれていたか」といったポイントを重視してみてください。「子どもの小さな異変も見逃したくない」という気持ちでいるお医者さんはとても信頼できると思いますよ。----------いかがでしたか?この3つのポイントを参考に、良いホームドクターとの出会うことができますように!【参考リンク】・約8割もの母親が、子どものかかりつけ医を決めている! | 株式会社オウチーノ()・かかりつけの小児科ってどう選ぶ?重視することを教えて! | ベネッセコーポレーション()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年06月27日【ママからのご相談】先日妊娠が分かりました。今の仕事は産休を取る予定なのですが、復帰まで旦那の収入だけで生活できるのか不安です。わたしが仕事に復帰しても、子どもを保育園に入れたり、何かとお金がかかると思います。しかし、実際どれくらいお金がかかるのかも見当がつきません。 産後すぐから、うまく節約できるアドバイスがあれば教えてください。●A. 1歳までにかかる費用は月平均4万6千円、1年間で約93万円です!ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。初めての出産前だと、多くの方が子育てにかかる費用は「おむつ代が毎月いくらくらいかかるのかな」、「ミルクはどれくらい飲むのだろう」などとぼんやりとしか分からないと思います。わたしもその一人でした。少し古い内閣府の調査ですが、平成21年度の子育て費用の調査結果によると、貯金や保険なども含めて約93万円かかるというから驚きです。今はベビーグッズなども改良されたり、海外の製品を好むママもたくさんいらっしゃったりするので、実際は100万円近くかかっているのかもしれませんね。今回は妊娠中から家計を見直せ、計画を立てられるポイントをファイナンシャルプランナーの方のアドバイスをもとにまとめてみました。●妊娠中~産後すぐからかかる支出と出費を抑えるポイント4つ●(1)ベビーグッズ代妊娠中から徐々にそろえていくベビーグッズ。雑誌や口コミで評判の良いベビーカーや抱っこひもなど、パパと一緒に選ぶことが楽しくて、ついつい迷ってしまいますね。でも、ベビーグッズは「赤ちゃんの成長と共に買い替えていくもの」 ということを心得ましょう。ベビーベッドもベビーカーも、赤ちゃんが大きくなれば必要なくなったり、タイプの違うものに買い替えたりしないといけません。大型で短期間のみ使用するグッズは、両親などからのお祝いでお願いするか、レンタルやリサイクルショップをうまく利用しましょう。●(2)おむつなど赤ちゃんの生活用品代おむつやミルク、ガーゼやおしりふきなど、産後は細かい消耗品への出費 が重なります。特におむつはサイズ展開が広く、安いからといってまとめて大量に購入すると、赤ちゃんが成長して余ってしまうことも。面倒かもしれませんが、こまめにお得な情報をキャッチして、赤ちゃんの成長に合わせたお買い物をするのが賢いでしょう。また、余ったおむつやミルクなど持て余しているママ友が近くにいないか情報を共有し、いただいたり譲ったりするのもポイントです。●(3)健診や予防接種などの医療費妊娠中のママの健診から、産後の赤ちゃんの健診や予防接種など、医療費はどうしても削ることができませんね。妊娠中から、お住まいの市区町村で公的サービス として無料で歯科健診を受けられたり、赤ちゃんの乳歯ケアが一般の歯科より安く受けられたりするので要チェックです。また、任意の予防接種でも種類によっては市区町村で何割か負担してくれる自治体もあるので、ぜひ確認してみてください。●(4)お祝い事などの関連費赤ちゃんが産まれてからはお祝い事が続きます。お宮参りや内祝い、お食い初めなど、生後1年間だけでも盛りだくさんです。特にお宮参りはスタジオなどでの撮影を記念に撮っておきたいもの。CMでよく聞いたり、有名なフォトスタジオを選んだりしてもいいですが、実はお得なプランを提案しているスタジオ もいくつかあります。何社かじっくり比べてみて、納得のいく価格で決定するのがポイントです。●妊娠中から本格的な家計簿をつけてみて!家庭のお金の管理や支出の程度を把握するには、家計簿をきちんとつけることから始まると言われています。しかし実際に、わたし自身も周りのママさんたちも、産前までは共働きであったりして生活に余裕があったため、家計簿と言ったらメモ程度という方がほとんどで、産後からきちんとした“家計簿”と言えるようなものになったそう。妊娠中から本格的な家計簿をつけることに慣れておく ことが、産後のお金の出入りも管理しやすくなるポイントです。また、家計簿と言ったら最初に頭に浮かぶのが、書店などに売っているノート型のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、現在はスマートフォンの家計簿アプリが無料でダウンロードできる時代になりました。種類も豊富なので、いちいちペンで書き込むのは面倒……という方も、ご自分にぴったりの家計簿が見つかると思います。----------赤ちゃんのお世話に家計の管理と、産後のママはぐっと忙しくなりますが、妊娠中からあらかじめ見直しておくことで焦らずにすみそうですね。ぜひ、パパも一緒になって取り組みましょう!【参考文献】・『妊娠生活2013-2014:初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!』おはよう奥さん編集部・編【参考リンク】・平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF) | 内閣府()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月04日横峰沙弥香の「まめあるき」
猫の手貸して~育児絵日記~
ムスメちゃんとオコメちゃん