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登場人物■しろぺんき:薄顔のアラサー新米ママ。娘のことで毎日頭がいっぱい。毎日育児絵日記更新中。■パパ:家族を愛し家族に愛される男。ナイトキャップをかぶらないと翌朝とんでもない寝癖がつく。■つばめちゃん:2021年11月生まれの女の子。そのかわいいお顔と仕草で両親を虜にしている。じいじの願いby しろぺんきプレゼントひとつでコロっと懐いた時はものすごくビックリしましたが、2時間後には通常運転に戻っていてで面白かったです(笑)じいじどんまい!編集後記「つばめちゃんの笑顔がみたい」そんなじいじの思いがつまったお誕生日プレゼント作戦は大成功!と思いきや…時間とともにその効力は薄れてしまい、いつも通りつばめちゃんを泣かせてしまう残念な結末となりました(笑)。赤ちゃんが特定の人にだけ人見知りしてしまうことがありますよね。成長とともに変化しますが、ママが人見知りしてしまう相手と穏やかに会話をしているのを見せると、赤ちゃんが安心することもあるそうですよ。バースデーケーキ、記念写真、誕生日プレゼントと3回にわたってお送りしてきた残念な誕生日エピソードですが、どれも印象深い良い思い出になったのではないでしょうか。いつか成長したつばめちゃんに1歳のお誕生日におきた残念なエピソードを語り継ぐのが楽しみですね。ままのて編集部1歳のお誕生日残念エピソードシリーズはこちらしろぺんきさんの過去の作品はこちら↓しろぺんきさんのInstagramアカウントはこちらから↓ままのて公式アカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!
2022年12月28日明るくておもしろい夫。おかげで保育園では息子のお友だちや先生に人気があり、行事にも前向きに参加してくれていました。人見知りの私にとって、とても助かる存在。しかし、ハイスペック夫に頼りきっていた私は、痛い目を見ることになったのです。 保育園の行事に積極的な夫夫はお笑い芸人のようなキャラクター。誰とでもすぐに仲良くなり、人見知りの私とは正反対の性格です。あいさつの声は誰よりも大きく、息子の送り迎えのときは先生やお友だちをどうやって笑わせようか……と考えているような人。もちろん行事でも目立つ存在です。 人が大勢集まるイベントが苦手な私の代わりに、いろいろと頑張ってくれていました。お友だちや先生方からも「〇〇くんパパ!」と人気があり、自慢の夫です。夫が目立ってくれいている分、私はひっそりとしていられてラッキーとも思っていました。 職業を知られて人気急上昇夫は高校・大学受験の塾の講師をしています。ある日何気なく1人のママ友に話したところ、またたく間に広まりました。ママ友に勉強や受験の相談をされることもあり、夫は「僕って人気だね!」とのんきな様子。夫の職業を知ったとたん、あいさつ程度の関わりだったのが急にグイグイ話しかけてくるママ友もいて、私としてはあまり気分がよくありませんでした。 妻の私から見ても、夫はとても魅力的な人だと思います。夫の人柄を評価してもらえるのはとてもうれしいのですが、有益な情報を持っているかもしれない人として近寄られるのは何だか嫌だなと感じていました。 保護者に言われるのは「パパ来ないの?」保護者のみの食事会が年に数回あり、私が参加すると決まって言われるのは「今日はパパ来ないの? 聞きたいことあったのになぁ」というセリフ。たしかに私じゃ力不足だよね……とさみしい気持ちになりました。 私はママ友たちの輪にうまく入れず、みんなの話に相づちを打つだけ。自分のコミュニケーション能力のせいもありますが、私が参加すると期待外れだと思われているような感じがして、情けない気持ちになってしまいました。 保育園の行事など、表に出る場面では夫に頼り切っていた私。おかげで私はママ友の輪にうまく入れなくなってしまいました。少しずつでも頑張って自分を出していくべきだったなと反省しています。夫は「気にすることない。苦手なことは無理する必要ないよ」と言ってくれますが、これからは努力していこうと思います。 監修/助産師REIKO作画/ぐら子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2022年12月08日保育士の中田馨さんが、保育士から見たママ友付き合いが「上手な人」と「苦手な人」について詳しく教えてくれました。子どもが園に通っていると、どうしてもママ友との関わりが出てきますよね。人付き合いが苦手という方にとっては悩みの種になることも……。保育士目線でのお話、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。子どもが人生で一番最初に社会に出るのが、保育園や幼稚園というご家庭も多いかと思います。子どもが社会に出ると必ず付いてくるのが「親同士の関わり」です。 保育所での保護者同士の対応を見ていたら、「あぁ、このママはママ友付き合いが上手そうだな」と感じることが多々あります。実は、私自身が「人見知り」なので、ママ友付き合いがとっても苦手だった親の一人です。 今回は、保育現場や私自身のママ友付き合いから見えるママ友付き合いが「上手な人」と「苦手な人」のお話をします。 分け隔てなく「あいさつができる人」まずは、分け隔てなくあいさつができるママに出会うと「わぁ、この方なんて素敵なんだ」と思います。それほどお話ししたことがないのに、にっこりほほ笑まれて「おはようございます」なんて言われたら、朝からすがすがしい気持ちになるものです。 毎日、何度もあいさつするうちにそれが習慣になれば、あいさつすることへのハードルは下がるものですが、私のような人見知りは「最初のあいさつ」へのハードルがものすごく高いのではないかと思います。 「最初のあいさつ」をあまりに緊張して「おはようございます…」と言ったものの、か細い声すぎて相手に届かず、一人落ち込んでしまう…なんて経験、私は何度もしています。 そこで、私なりに決めたことは「相手と目を合わせる」こと。目が合えば、か細い声でもあいさつが届くことが分かったからです。ママ友とすれ違う時は、目線を上げて目を合わせることからスタートしてみてください! 相手の子どもの「気になる部分を言わない人」「〇〇ちゃんって、落ち着きがないよね」「○○君って、引っ込み思案だよね」「1歳過ぎてもまだ、ハイハイなんだね」。もし、自分の子のことを、ママ友にこんな感じで評価されてしまったら? 少なからず、ショックを受けるのではないかと思います。 言った本人は、きっと評価するつもりはなく、感じたままの感想を言っているのだと思いますが、子どもの性格や発達面はナイーブな部分でもあります。だから「そう」感じてしまったとしても「言わないほうが良い」でしょう。 保育士の中田目線で見てみると、「落ち着きがないは、元気いっぱい!」「引っ込み思案は、よく周りが見えている」「1歳過ぎてもハイハイをしているのは、足腰を鍛えているところ!」。どうですか? 少し考え方を変えると、気になるところが、気にならなくなりますよ。 相手の子の「気になるところ」を見つけたときは、頭の中でこういった変換をしてみてもよいかもしれませんね。 相手の「子育てに口出ししない人」子育ての方法は、各家庭によって本当に違います。私の子育てだって、きっと他のご家庭から見ると「変なことしてるなぁ」と思われることでしょう。子育てのアドバイスを皆さんに伝えている私も、自分の子育てに自信満々か?と言われるとそうではありません。今も思春期の娘へ「これで正解だったかな?」と日々の選択に多少の不安を抱きながら対応しています。 毎日毎日おこなわれている、子育ての大小の選択は、ママ自身が「こうしよう」と悩みつつも決定してきたこと。それに対して「こうしたほうが良いんじゃない?」「うちの場合はこうしているけど」なんて、聞いてもいないのに言ってこられたらどうでしょう? 時には、傷ついてしまうこともあるのではないかと思います。 相手の子育てには口出ししない。と言うのは大原則。ただ、相手が悩んで相談してきたら「どうしたらいいかな」と寄り添って話を聞いてあげるのが良いでしょう。 ママ友付き合いが苦手な方へ「私って、ママ友付き合いが苦手だな」と感じているママさん。最初に書いたように、私もママ友付き合いが苦手な母の一人です。子どもが中学生になっても高校生になってもそれは変わりません。 ただ、すれ違う時は目を合わせてあいさつをすることは、今も大切にしています。それに加えて、無理に話をしようとしない、無理にお付き合いをしようとしないことも大切かなと思います。 無理をすると、最初はよいですがだんだん気持ちがしんどくなってくることもあります。本当に気の合う人は、無理をせずとも自然と会話が弾むはず。会話が弾んだら「じゃあ、今度、一緒に遊びましょ!」となってきます。きっと、皆さんにも1人、2人とそんな自然と会話が弾むママ友ができるはずです。 ママ友は作るものではなく「自然にできる」ものではないかな?と思います。焦って「ママ友付き合いを上手にしよう」と頑張りすぎてしまったり、子どものためにママ友を作ろうと思わなくて大丈夫ですよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年12月04日1歳半になる息子は、いつになっても義父母に会うと怖がって泣いてしまいます。その理由の1つが義父母の息子への対応だと気づいた私たち夫婦は、息子への対応の仕方を変えてもらうように義父母へお願いしてみたのですが……。そんな中、姉の助言で私自身も学んだ体験談をご紹介します。義父母に怖がる息子義父母はとても個性的なキャラクターの持ち主だと私は感じていました。 小さな子どもは両親以外の大人に慣れていない可能性もあるので、静かに落ち着いて話しかけてくれたり息子の反応を待ってくれたりする方もいるなか、義父母は息子の気持ちなどお構いなし。大きな声で話しかけたり、嫌がっているのに無理やり抱っこしたりするので、息子はいつも義父母に会うと大泣きなのです。 親の私たちも「またか……」と息子を泣き止ませるのが大変でした。 夫が義父母へ注意しても……あるとき、夫が義父母に「息子には静かに声をかけてやってよ。怖がって泣くから」と注意しました。しかし、義父は「そんなの幼稚園に行ったらどうするんだ! 大声にも慣れないと入園時大変だぞ!」とまったく聞き耳を持たず。義母も相変わらず息子の人見知りも気にせず、「ほら! おいで! おばあちゃんとおもちゃ探しに行こ!」と嫌がる息子の手を引いて、最後に息子は泣く始末です。 普段、平日は私と2人きりで静かに過ごしている息子には義父母の対応は刺激が強いのかいつも泣いてしまうため、義父母に会うのがおっくうになっていきました。 私の考え方を変えてみる「もうちょっと息子寄りになって対応してくれたらいいのに……」と思い、姉に相談してみると、「世のなかにはいろいろな人がいるし、○○(息子)の刺激になっていいんじゃない? 成長とともに慣れてくるよ!」と意外な言葉が返ってきたのです。 義父母に会うたび泣く息子に気を取られて「もうやめてよ」と思っていた私も、姉の言葉で「息子の成長のためにもさまざまな環境や人に慣れさせることも大事だ」と考え直し、これも1つの社会勉強なんだなと思えるようになりました。 人に会う回数を増やしてみると……平日は家で仕事をしているため、息子と外へ出て人に会う機会がないことも義父母を怖がる1つの原因だと思いました。そこで私は、週末の子どもサークルに参加することに。 最初のうちは、誰かが叫んだり大きな笑い声がしたりすると怖がっていた息子。しかし、10分ほど経つと他の子どもとおもちゃで遊ぶようになったのです。今ではたくさんの人に触れることで義父母にも慣れてくれるといいなと期待しています。 義父母を怖がって泣く息子に疲れていた私。「もう少しやさしく息子に対応できないのかな」と困っていましたが、今では義父母も多少やわらかい感じで息子をかわいがってくれているので、見守っていこうと思えるようになりました。息子も成長とともにいろいろな人がいて、さまざまな環境があるということを少しずつ学んでくれたらいいなと思います。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年11月21日1歳の息子は絶賛人見知り中です。パパもおじいちゃんおばあちゃんも受け付けず、私にべったり。特におじいちゃんが苦手で近づいただけで大泣きです。そんな義父が見つけた孫と仲良くなれるアイテムがアイス! 「ちょっとだけ」と言いながら、アイスを食べさせる手が止まらず……。 ※離乳食期の赤ちゃんにはアイスクリームを与えないようにしましょう。義父になつかない息子義父にとって初めての男の子の孫。住んでいる地域に根強く残る「男の子が家を継ぐ」という意識が強いことも相まって、義父は息子のことが大好きです。そんな思いとは逆に、人見知り中の息子は義父が近づいてきただけで大泣き。あの手この手で義父が息子と遊ぼうとしますが断固拒否です。もし抱っこされようものなら体をよじらせて大泣きし、何とか逃げようとします。そんな孫の姿は今の時期だけだとわかっていながらも、義父は日頃ら寂しい思いをしていました。 アイスをあげたい!義父の目が輝くある日、義実家で食後のアイスを食べることに。1歳の息子にはまだアイスを食べさせていなかったので、息子はみんなが食べるアイスを眺めていました。そんな息子の視線に気づいた義父。「食べるか?」と冗談っぽく息子に言うと、息子がコクコクと首を縦に振ったのです。このときの息子は何にでもコクコクと首を縦に振るのがブームでした。義父は「そうかそうか!」と言い「ちょっとだけならいいかな?」と私に確認してきます。正直、息子にアイスを食べさせるのは抵抗がありましたが、義父のキラキラとした顔に負けた私。原材料などを確認して、「少しなら」と手つかずのアイスをほんの少し息子に食べさせました。ペロッとおいしそうに食べる息子に「そうか!うまいか!」と義父のテンションは爆上がりです。 止まらない義父…さすがに息子を引き離す「あとちょっとだぞ!」を何度も繰り返しながら、うれしそうにアイスをあげる義父。最初は義父もうれしそうだし、ほんの少しならいいかなと思っていた私ですが、止まらない様子に不安を感じ始め「もうその辺でいいですか?」と声をかけました。しかし義父は「これで最後だから」と言いつつ、何度もアイスを息子の口に運びます。 何を言っても止まらない義父に、さすがにまずい!と思った私。「はい!じゃあこの辺で!」と思わず息子を抱き上げ義父から離しました。孫を取り上げられ義父は不満そうでしたが、ずいぶん減ったアイスを見て「もうちょっと早く止めればよかった……」と後悔した私でした。 普段、人見知りで自分のところに来てくれない孫が、自分があげたアイスを食べてくれればうれしい気持ちはとてもわかります。気持ちがわかるからこそすぐに止められず、アイスをたくさん食べてしまう結果に……。その後おなかを壊すなどはなかったのですが、次はきちんと制止しなければと思いました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月24日場所見知り・人見知りのある娘Upload By 古都 コト子(koto)発達障害のある娘は、療育に行き始めたばかりの幼児期に場所見知り&人見知りがあり、1年近く行き渋りをすることがありました。療育園だったので、娘にとって過ごしやすく楽しい場所になるようにたくさんの配慮がなされていたのですが、それでもこの世の終わりのように泣き叫び、そんな娘を無理矢理連れて行くことに疑問を感じる日も多々ありました。これが学校のように義務とされている場所だったら、行き渋りはとても悩ましい問題だったと思います。通っていた療育園では、行き渋る子どもはパジャマのまま登園しても許され、活動に参加できないときも寄り添ってくれる先生がいました。そのうちに、娘も安心して心を開けるようになったのか、3年目からはむしろ喜んで行くようになりました。家族以外の人に心が開けるようになったのは良かったですが、時間が必要でした。行き渋りから登園拒否へ娘はどの療育園でも大好きな先生やお友達と楽しく過ごせるようになりましたが、年齢が上がるにつれ、合理的配慮や手厚い支援の少ない場所で過ごすことに対し、不安感や拒否反応を示すようになりました。療育園での過ごしやすさと比べてしまい、娘にとって居心地の悪さを強く感じる場所だったようです。みんなと同じように過ごすため、最初はかなり頑張っていましたが、徐々に「行きたくない」とこぼすようになりました。そして、それは行き渋りから登園拒否へとつながっていきました。コロナ禍ならではの不安もUpload By 古都 コト子(koto)朝起きると「行きたくない」と言い、朝ごはんを食べさせたり着替えをさせることが困難でした。それでも園に行けば楽しいこともあるので、必死に説得しながら身支度をしていました。また、ご褒美を用意しておくことが有効だったので、毎朝、行き渋る娘に「今日は帰りに〇〇(娘の好きなおやつ)を買って帰ろう」「次のお休みは〇〇(娘の好きな場所)に連れて行ってあげる」と声を掛け、やる気を引き出していました。コロナ禍では、「健康な児童であっても休めるときはなるべく休ませてください」といった休園要請が出たためお休みする子どもが多くなり、娘もその影響で休園要請が終わっても休みたがる日がグッと増えました。今日は休めるのか休めないのか、クラスメイトは誰が来ているのか、当日になるまで分からないコロナ禍での日々は、ルーティーンを大事にする娘にとって、とても不安な毎日です。行き渋る理由が深刻で解決が難しい場合はUpload By 古都 コト子(koto)行き渋りや登園拒否があっても、未就学児の場合は休ませたり、まだ体が小さいので抱っこをしたりして行かせることができる場合もありますが、小学生以上になってくると、体も大きくなってきて精神面でも成長しているので、無理に学校に行かせようとしても難しくなってきます。先生やクラスメイトとの人間関係が原因だったりすると、簡単に解決できる問題でもなくなります。行きたくない理由を正直に話せる子どももいますが、本心を話せない子どももいます。現在はフリースクールや通信教育を受けられる機会も増えているので、行き渋る理由が深刻で解決が難しい場合は、それらを検討してみようと思っています。また、日ごろより意識して、先生から話を聞ける関係性をつくっておくと、対策が考えやすくなるのではないでしょうか。友達だと言っていた子どもと実は仲が悪かったり、トイレに行くのが苦手だったり、意外な理由のこともあるようです。行き渋り、不登校は親子で追い詰められる場合が多いので、同じ悩みを抱えている人たちと情報交換をしたり、感情を共有することも大事にしたいです。家と学校以外に居場所があることは、保護者にも子どもにも良い影響があるのではないでしょうか。執筆/古都 コト子(koto)(監修:初川先生より)娘さんの行き渋りについての思いをありがとうございます。古都さんの思いを読んで、なるほど、保護者の方がお子さんの行き渋りに対してできることは、どのように行かせるか(朝説得をするなど)、帰ってきたときにどんな対応をするか(ご褒美を用意する、それを朝から予告しておくなど)がまずは取り掛かりやすい部分なのですね、ということでした。古都さんは、お子さんの園での行き渋りについて書いてくださいましたが、私が現在小学校でスクールカウンセラーをしており、就学後のお子さん・ご家族の登校渋りに際してのご相談を受けることが多くあります。そこで、就学後の対応についてもご紹介したいと思います。スクールカウンセラーとして多くの登校渋りや不登校のお子さんや保護者の方と関わっていますが、お子さんにとって学校が過ごしやすくする環境調整がとても大切だなと感じます。教育機関では学校と保護者との協働作業なのだと考えると分かりやすいでしょうか。たとえば、お子さんについての「こういうときにはこうなる」という情報を学校に伝えます。そのうえで、例えば学校での1日の流れや各授業での内容を細やかに予告する、難しい単元については家庭とも連携して予習してもらう、トイレ休憩や休み時間の過ごし方の打ち合わせをしておくなどの手立てを取ることができます。担任の先生や特別支援コーディネーターの先生などとの密な打ち合わせが初期には必要です。その中で、学校という環境の中でお子さんがどんな苦手さを持っているのか、どんな場面なら楽しく過ごせるかについて、学校側も理解を深めていくことができます。あまりに渋りが激しい、あるいは、お子さんが登校するととても疲弊してしまうなどの場合には遅刻・早退や別室対応が可能かどうかなども検討するかなと思います。そうした中で、大事なのは、お子さんが学校で楽しかった・勉強が分かってよかったなど、何かしらの「よかった」経験をすることです。集団生活なので、すべてがよかったとなることは難しいです(これは発達特性の強めなお子さんだけでなく、誰しもそうだと思います。万事うまく過ごせてよかったと思う日はそうそうあるものではありません)。だからこそ、少しの戸惑いや嫌なことがあろうとも、総じて、今日もそれなりであったと思えるようにするための土台として、お子さんがつらくない環境をベースとしてつくっておくこと、そこに学校と一緒に取り組んでいただけたらと思います。まずは、担任や特別支援コーディネーター、あるいは養護教諭、管理職の先生、またはスクールカウンセラーなど、お子さんの様子も見ることができ、環境そのものに働きかけることができるポジションの方と一緒にそうした環境調整やトライアンドエラーによるうまくいく・いかないことの積み重ねを進めていただけたらと思います。
2022年10月19日無事に出産したのはいいけれど、夫は仕事が忙しくほぼ私ひとりでのワンオペ育児で、いろいろと病んでいた日々。そんなある日、近所の保育園で預かり保育があると聞き、申し込んでみることにしました。しかし、このころ息子は人見知りがひどくて……。ワンオペ育児で疲れていた日々第1子となる息子が1歳を過ぎたころ、私は息子の夜泣きによる睡眠不足や、ワンオペ育児でのストレスからか、体調を崩しがちになっていました。 息子のことはかわいいと思っているのに、24時間ずっと息子と一緒にいることが苦痛に思ってしまう自分がいて、こんなんじゃ母親としてダメだと自分を責めることも……。 どうにか短時間でも息子を預けて、自分ひとりの時間を作りたい。そう思い、ネットでいろいろと探していました。 一時預かりへの不安…すると、家の近くの保育園で一時預かりをおこなっているらしく、さっそく説明を受けに行くことに。そこで保育士さんから預かり保育の詳しい説明があり、息子についていくつか聞かれ、当時息子は人見知りがひどかったので、泣いてしまうかもしれませんと伝えました。 すると「最初はみんなそうですよ、任せてください!」と笑顔で言ってくださり、私は少し安心しました。しかし預かり保育の当日、いざ息子を保育士さんに渡すと大号泣。必死に私を求める姿を見て、私は「やっぱり預けるのは無理なのか」と、思っていたのですが……。 迎えに行くと、まさかの姿が!「お母さん、大丈夫ですよ! ほら〇〇(息子)くん、ママにバイバイしようね〜」と、まったく動じていない保育士さん。心配性な私は帰宅してからも、「大丈夫かな、きっとまだ泣いてるだろうな」と心配でした。しかし、久しぶりに息子がいない家にいると、だんだんとひとりで過ごせる時間を満喫できるようになっていました。 数時間後、不安ながらも息子を迎えに行くと、そこには笑顔でほかの子と遊んでいる息子が! 保育士さんいわく、「あのあと少し泣いていましたが、すぐおもちゃやお友だちと遊んでいましたよー」とのことでした。 その後も何度か同じ保育園で一時預かりを利用しましたが、息子は私の心配をよそに、いつもとても楽しそうに過ごしていました。私も自分ひとりの時間ができたことでとてもリフレッシュできたので、あのとき保育士さんを信じて、一時預かりに申し込んでよかったなと思います。 著者:小野 美穂5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年10月05日私には4歳の息子がいます。息子は昔から人見知りで警戒心が強い子でした。息子が1歳だったころのこと。息子は家でママと絵本を読んでいる時間が一番好きな子でした。しかし、私には公園でお友だちと一緒に楽しそうに遊んでいる親子がうらやましく思えてしまい……。 息子の人見知りのせいでママ友ができない息子が1歳のころ、引っ越してきたばかりで、私には近くに知り合いがいませんでした。そのため、公園に遊びに行ってママ友ができたらいいなと期待していたのです。しかし、私が他の親子に近づくと人見知りの息子が大泣き。私はまともに他の親子と話をすることもできませんでした。 無邪気にお友だち同士で遊んでいる子どもたちを見ると、「うちの子がもう少し社交的な性格だったらよかったのに……」と、息子の人見知りのせいで私が苦しめられているように思ってしまうことも。 親子だけでできる楽しみを見つけてお友だちと一緒に遊ぶことのできない息子の姿を見ていると、このままではずっと人見知りが治らないのではないかと心配になる毎日。人見知りな息子はお友だちがいる公園に入ることを嫌がるので、公園の外からお友だちの遊んでいる様子を眺めたり、道端でお花や小石を拾ったりと、人の少なそうなところばかりで遊んでいました。 息子はもともと本が大好きだったのですが、散歩から家に帰ると、散歩中に見つけた虫や車を図鑑で探すのが親子の楽しみでした。 4歳になった息子はクラスのまとめ役に図鑑に興味を持つようになってから息子の語彙力が一気に増えて、2歳ごろには大人と対等に話ができるようになっていました。息子はその後幼稚園に入園し、しばらくは人見知りをしていましたが、数カ月後の4歳になるころには自然と人見知りがなくなりました。 幼稚園でお友だちとうまく打ち解けられているのか心配していましたが、担任の先生に聞いたところまったく心配ないとのこと。息子は周りをよく見ていて、話もじょうずなので、クラスのまとめ役として頑張っているようです。あんなに人見知りだった息子がまさかまとめ役になっているなんて思いもせず、息子の成長に私は驚かされました。 社交的な子どもたちに憧れて息子を公園に連れて行っていましたが、息子には自分なりのペースがあったようです。息子はお友だちと直接遊ぶことはしませんでしたが、遠くからお友だちの様子をじっと観察していたのです。人見知りの時期に培った観察力や言語能力が息子の長所だったのだなと、息子が4歳になり私はようやく気がつきました。 作画/ぐら子著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。
2022年08月31日ママ友・井上さんに誘われてお茶を楽しんだ鈴木さん。帰り道に強引で人見知りだというママ友・近藤さんと会うと「さっき私が誘った時は忙しいって断ったくせに」「私を仲間はずれにしようとしたでしょ」と濡れ衣を着せられてしまいます。井上さんが助け舟を出すも、さらに起こりまくる近藤さん。鈴木さんはこのまま八方美人ではいけない、自分の友だちは自分で決めなきゃと決意し「私、今日近藤さんに誘われてません」「誘った人、人違いじゃないですか?」とはっきり鈴木さんに告げたのですが……。 ウソつきなママ友・近藤さんは激昂して… 「人違いなわけないでしょ」「ウソつき!!」 近藤さんは怒りながら去っていき、その後鈴木さんたちを避けるように。 とはいえ、鈴木さんの性格上、近藤さんを無視することはできず、マンションの廊下ですれ違うたびにあいさつはしますが、無視されて……もう近藤さんと関わることはないのだろうなと思っていたのです。 けれど……ある日幼稚園の参観日に行くと、そこには近藤さんの姿が。 近藤さんは、「えーホントですか〜!?」「私もですー!!」と元気に周りのママたちとはしゃいでおり、その場で連絡先の交換を始めました。 その姿を見て鈴木さんは「人見知りじゃなかったんだ…」と思ったのです。 鈴木さんへは人見知りだと言っていたのに、実はそうではなかった近藤さん。もし皆さんが鈴木さんのように、ママ友の本当の姿を知ってしまったら……どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 後藤桜子
2022年08月16日「大人しい性格でみんなの輪になかなか入れない…」「人見知りが激しくて新しい環境に馴染めるか心配…」など、内気な性格や引っ込み思案のわが子を心配して、悩むママも多いのではないでしょうか。今回はそんな引っ込み思案の子におすすめしたい育児に関するアイデアをご紹介します。ご紹介してくれたのは、引っ込み思案のお子さんをお持ちのさざなみさん( @3MshXcteuuT241U )。さざなみさんが気づいたとある法則がSNSで話題になりました。この法則を使えば、引っ込み思案の子どもでもみんなの輪に入りやすくなるのだとか! いったいどんな法則なのでしょうか?引っ込み思案でも大丈夫! 早い者優位の法則※昔テレビで見た法則です。昔テレビで見た新入り猫をつれてくるときの法則を取り入れてみたところ、他の子が来ても余裕をもって遊ぶことができたそうです。Twitterで育児漫画を投稿し続けるさざなみさんにインタビューさざなみさんにイラストを描いた理由などをお聞きしました。Q. 漫画を描く上で心掛けていることは何ですか?セリフより表情やポーズで気持ちを伝えられるようにと思っています。子ども特有の仕草が好きでよく観察しているので、漫画にも反映できるよう心掛けています。Q. 今回のように子育てに役立つ情報や知識はどのように得ているのですか?元保育士の実母から教えてもらったり、身の回りにいる子育ての先輩から教えてもらったりしています。Q. 子育てで心掛けていることは何ですか?子どもを自分とは違う一人の人間として尊重するようにしています。感じ方・考え方が違うのは当たり前、という前提で相手の意見を聞いています。Q. 子育てに奮闘している方々へ何か一言お願いします写真でも、イラストでも、箇条書きのメモでも、日常のちょっとした子どもの様子を自分なりの形で残しておくのはオススメです。「お気に入りのおもちゃ」や「つたないおしゃべり」「可愛い勘違い」などなど。疲れたときに癒されますし、後で見返すと忘れていることも多くて驚きます。普段からお子さんを自分とは違う一人の人間として尊重しているさざなみさんだからこそ、その子に合わせた対処法を実践しやすかったのかもしれません。今回の漫画を読んだ人たちはSNSで、・この発想はなかったから勉強になった・大人が思うより子どもは繊細だと改めて気付かされた・大人にも使える法則ですねなどの感想を寄せていました。大人にとっては気にならないことでも、子どもにはほんの少しの工夫が必要なことも。引っ込み思案のお子さんがいる方はぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
2022年08月16日人見知りだというママ友・近藤さんと、幼稚園の送迎で会った鈴木さん。そこに引っ越し当初から鈴木さんがお世話になっている井上さんもやってきたのですが、近藤さんは井上さんの存在をあからさまに無視するかのように、鈴木さんにだけ話しかけてきました。近藤さんが去った後、井上さんから声をかけてくれ、鈴木さんは「さっきはごめんなさい。あいさつ、無視したみたいになっちゃって…」と謝ります。井上さんは全然気にしていないと言ってくれ、お茶に誘ってくれたのですが……。 ママ友・井上さんに誘われて楽しくお茶をした帰り道に… 井上さんに誘われ、ママたちだけでの楽しいお茶会をした帰り道……ママ友近藤さんにばったり会いあいさつをした鈴木さん。 しかし、近藤さんは鈴木さんのあいさつを無視し、井上さんに「あの、さっきまで鈴木さんと会ってたんですか?」と唐突に尋ねます。 「え、あ…はい」と井上さんが答えると、近藤さんはいきなり……。 「さっき私が誘った時は忙しいって断ったくせに」「私を仲間はずれにしようとしたでしょ」「ひっどー! 怖〜い!」 鈴木さんを責めだしたのです。 え、私、近藤さんに誘われていないんだけれど……。 鈴木さんが困惑していると、井上さんが助け舟を出してくれました。 「えっ、でも今度さんって、前に誘った時は人見知りだから来られないって聞きましたけど。鈴木さんの配慮じゃないですか」「それに誰と遊ぼうと、それは鈴木さんの自由ですよ」 そう言われ、ますます怒る近藤さん。 せっかく井上さんが助けてくれたのに……。鈴木さんは八方美人ではいけない、自分の友だちは自分で決めなきゃと決意します。 そして……。「私、今日近藤さんに誘われてません」「誘った人、人違いじゃないですか?」 はっきりと鈴木さんに告げたのです。 鈴木さんへの独占欲なのか、嫉妬なのか、突然濡れ衣を着せてきた近藤さん。もし皆さんが嘘をつかれた上に、理不尽なことで責められたら……どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 後藤桜子
2022年08月15日私が気になるしのくんの行動しのくんは現在4歳の、発達障害グレーゾーンの男の子です。今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。2歳まで意味のある発語がなく、集団行動が苦手だったしのくん。そんなしのくんも4歳になって、ある程度しゃべることができるようになり、集団行動も少しずつですが慣れてきました。そうすると、次に気になるところが二つでてきました。一つ目は、「集中力は1時間が限界」。集中力はもって1時間が限界で、それを過ぎると言うことを聞いてくれなくなる。二つ目は、「人見知りがなく誰にでも話しかける」です。例えば、水族館に行くと隣の知らない人に声をかけたり、公園では誰彼構わず「おはよー」「それ何ー?」などと声をかけに行きます。Upload By keikoこの二つの行動に困っていました…。そして私は、これはきっとしのくんがグレーゾーンだからだと思っていたのです。公園で出会ったママとの会話ある日家の近くの公園で、しのくんと年齢の近い女の子のママと出会いました。そのママとの会話が弾み、しのくんが療育へ通っていることなどを話し、最近悩んでいた「集中力は1時間が限界」のことや、「人見知りがなく誰にでも話かける」ことを打ち明けました。すると…Upload By keikoそのママから、「うちもそうです」とか「うらやましい」など、思いがけない返事が返ってきたのです。私はとても驚きました!グレーゾーンとは?Upload By keiko公園で出会ったママとしゃべって、「グレーゾーンとは?」という疑問だけが残りました。白黒はっきりしてないからグレーゾーンなんでしょうね。できるちゃあできるし、できないっちゃあできない…ほかにもこんなことがありました。ルールを守ってお友達と遊ぶことができない?しのくんはお友達と遊ぶときに、「かくれんぼ」と「だるまさんが転んだ」はできるのに、「鬼ごっこ」はできません。しのくんがお友達と鬼ごっこをしているとき、ずっとしのくん自ら鬼をやっているところを見かけました。どうしてできる遊びとできない遊びがあるんだろう? ルールを理解するのに時間がかかるんだろうか?だとしたら、家で練習した方がいいのかな?と思っています。できることが少しずつ増えている一方で、いろいろと考え込んでしまうこともある…私のグレーゾーンならではの悩みについてでした。執筆/keiko(監修:井上先生より)グレーゾーンについていろいろと考えさせられたお話ですね。4歳で1時間の集中はすごいと思いますし、人見知りせず話しかけることができるのも見方を変えればプラスの特性といえるかもしれません。ほかの子どもと違った点があっても、それが強みや個性として活かせる環境であれば、成功体験をたくさん積むことができます。変わった行動は確かに気になりますが、その中には思わぬお宝が隠れています。きっと、その特性のよいところを見出してあげられるようになると思います。「鬼ごっこ」ができないのではなく、鬼役が好きという子どももいます。原因をさまざまな角度から謎解きしていくと少しずつ理解が深まっていくと思います。
2022年08月11日「ウソつきなママ友から子供を守った話」第3話。マンションのエントランスで声をかけて知り合ったママ近藤さんは、鈴木さんの手を強く握り、「ここのことは何でも私に聞いてくださいね!!」と言ってきました。その場で連絡先を交換すると、その日からことあるごとに近藤さんから頻繁にメールが来るように。返事ができないときがあっても、お互い家庭があるから、暗黙の了解で許されるものだと鈴木さんは思っていたのですが……。 近藤さんを見かけて声をかけると… 「えっ、私のメール既読無視しといて、まさかほかの人とお茶会アポったとかじゃないよね?」「それに私そういうの絶対無理〜」「前に人見知りって言ったじゃないですか〜」 鈴木さんがほかのママたちとのお茶会に誘うと、近藤さんはメールを無視したことを暗に責めてきました。 そして結構強引に2人でのランチに誘われ……。 2人で仲良くしたいという近藤さんの好意は、引っ越したばかりの鈴木さんにはとても貴重だったため、お茶会は残念だったけれど、娘と一緒にランチに行くことにしたのです。 でも、お店でお子様ランチを頼むと「えっ……そんなもの食べさせてるんだ……」と鈴木さんの表情が一変。近藤さんは、自分の娘にはお店のメニューではなく、無添加弁当を持ち込んで食べさせようとしている様子。そして……。 「もっと子どもの体のこと考えてあげなきゃ。まさかとは思うんだけど、牛乳なんて飲ませてないよね!?」と聞いてきたのです。 人見知りというわりに、鈴木さんには強引な近藤さん。ランチに行って同じようなことを言われたら……皆さんだったらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 後藤桜子
2022年07月26日フランスに移住して3年。2歳と生後5カ月の男の子を育てている私。私の親族や友だちは日本にいるため、夫が仕事に行っている日は、子どもたちと私の3人のみで過ごしています。そのうえ、去年から続くコロナ禍でさらに外出が減り、人に会うことも減りました。そのせいかわかりませんが、2歳半になる長男は超人見知り……。他人に会うたび「まだ人見知りね」と言われ、落ち込んでいました。 フランスの子育て事情フランスでは産後3カ月から仕事復帰する方が多く、赤ちゃんは生後間もない時期から他人に預けられます。私のように、幼稚園に行くまで自宅で子どもを育てている方は少なく、早い時期から社会に出ているため、比較的他人に慣れて育っている子どもが多い印象です。 また、家族の付き合いが濃いフランス社会では、子どもを祖父や祖母に頻繁に預けることもまれではありません。赤ちゃんの時期から親と離れて過ごす時間が多いフランスの子どもたちは、他人を怖がる子が少ないように感じています。 私の子育て環境や事情そんななか、私は専業主婦で親族も友だちもみんな日本。義両親も遠方で友だちはほとんどおらず、誰かに会いに出かけることも少ないのです。また、私のように仕事をしていないと保育園へ入れることも難しく、ベビーシッターは費用が高い……。 社会との関わりがほとんどないため、他人に出会う機会が少ないからか、長男は超人見知り。2歳半になっても愛想よくあいさつができない長男を見るたび「私のせいだ」と毎回落ち込んでしまいます。 ママ友に相談すると…長男の様子と私の環境をママ友に話してみると、ママ友は「環境は人それぞれ事情があるから仕方ない。でも子どもは幼稚園に行けばすぐ馴染むから焦らなくても大丈夫」と言ってくれました。 私は自分にないものを探しては、子どもたちに「いい環境を与えてあげられなくてごめんね」と自分を責めていたことに気づきました。「ないものはないんだから仕方ない。私ができることを一生懸命与えてあげたらいい」と改めて思いました。 私の場合、他人の恵まれた環境を見るたびに、自分を責めたり落ち込んだりしていました。しかし、落ち込んでいても始まらないし、私ができることで子どもたちを幸せにしてあげられたらそれで充分ではないか、と今では思います。子どもの成長を見守りながら、精一杯愛して楽しんで子育てをしていけたらいいなと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年07月01日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」に批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。娘の人見知りに対する義母のひと言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり人が集まる支援センターに出かけたりして、少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い!?その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に、「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」、「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けて言うのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事や育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。 とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも働きながら育児をする選択は、私自身にも家族にとっても正しいという考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。 イラスト/(c)chicchimama著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2022年06月23日サカイクでは、夏休みに宿泊ありのサッカーキャンプを実施しています。サッカーの指導に加えて「ライフスキル」を高めるカリキュラムもあり、参加者からは「初対面でも、すぐに友達になれた」「何事にも、前向きにチャレンジできるようになった」などの感想が寄せられています。サッカースキルに加えて、人として成長する部分のサポートもしているサカイクキャンプ。2022年の5月に「宿泊ありのキャンプは不安」という保護者やお子さんの声にお応えし、サカイクキャンプが体験できる「1dayサカイクキャンプ」を実施しました。「1dayサカイクキャンプ」に参加したお子さんの保護者は、どんな理由でお子さんをサカイクキャンプに参加させたのでしょうか?3名のリアルな声をお届けします。(構成・文:鈴木智之)サカイクキャンプのトレーニングを体験<<【キャンプ参加者の声】たった3日間で自信のついた息子に変わった!■1dayキャンプ参加の理由は「初対面の子との関係性構築」を体験させるため1人目は小学3年生のハルマくんです。ハルマくんは身体が小さく、プレー中に他の子に負けてしまうことがあり、サッカーに対するモチベーションが下がっていました。そんなとき、チームメイトの保護者にサカイクを教えてもらい、1dayサカイクキャンプに参加しました。お母さんは「クラス替えなどの学校行事で、新しい子たちと一緒になる機会も多いので、初対面の子と関係性が構築できるようになってほしかった」と、参加した理由を教えてくれました。サカイクキャンプで実施しているライフスキルにも興味があり、お子さんの「聞く力」や「理解力」を高めることが、思考力の向上にもつながると考えているそうです。「ハルマの宿泊経験は、仲の良い友達とのお泊り会やキャンプ程度ですが、親元を離れることに不安はありません。いずれ親の庇護を離れ、自立しなければならないので、(夏に行われる)2泊のキャンプをきっかけ作りにしたいです。自分の人生を自分で決められる子になってほしいです」■人見知りなわが子が初対面の子たちと楽しくできそうか知りたくて1dayを体験2人目は小学3年生のマコさん。1dayサカイクキャンプに参加した理由は「人見知りでコミュニケーションが苦手だから」とのこと。所属クラブの中には女子が一人なので、周りの男の子たちと上手く話せないこともあり、「初めて会う子たちと、コミュニケーションをとれるようになってほしい」という、保護者の想いがあったそうです。宿泊キャンプにも興味があるそうですが、その前に「人見知りなわが子が初めての子たちとサッカーが楽しめるか」を知るために1dayキャンプの体験を決められたようです。ライフスキルの面では「思考力」に期待してるそうで、「すべてにおいて自分で決められない子で、食事も服も『どうでもいい、ママが決めて』と親任せのことが多いので、自分で決められるようになってほしい」と願いを口にします。■宿泊キャンプの前に指導の雰囲気を感じたかった最後は小学3年生のカナタくん。1 dayキャンプに参加した理由は「サカイクキャンプで行っている『褒める指導』が、子どもに合っていると思ったから」と話してくれました。数か月前までは、子どもより自分の方がサッカーに力を入れていて、荷物も全部保護者が用意して、練習に「行くよ」と連れて行っていたそうです。ある時、お子さんが「サッカーを辞めたい」と泣いて訴えてきたことから、意識改革が始まります。ハッと気が付き、お子さんへのかかわり方を変えたそうです。「時間がかかっても自分で準備をさせ、自分でサッカーに行くことを見守るようになりました。子どもが泣いて訴えられる子でよかったです。泣かれるまで、サッカーが嫌いになっていたことに気がつきませんでしたから」チームの指導者は、どうしても言わなければならないことはビシッと言いますが、基本は冷静で怒らないそうで「サカイク/シンキングサッカースクールのように、楽しくプレーさせる指導は、我が子に合っている」と感じているようです。2022年夏サカイクキャンプ参加者募集中!■たった1日でもキャンプの雰囲気を知れたので宿泊キャンプの不安がなくなったお昼ご飯の後はライフスキル講習も行われました今回、話を聞かせてくれた3組の保護者、お子さんに共通するのが「学校で経験する新しい出会いの前に、サッカーを通して、初対面の人と話をする経験をさせたい」という思いです。サッカーを通じて、初対面の人とコミュニケーションをとることや、ライフスキルに触れることで、お子さんのマインドに変化が現れることに期待する声が聞かれました。ほかにも、1dayサカイクキャンプを通じて、「トレーニングの様子やコーチの子どもたちへの接し方など、雰囲気を知ることができたので、不安がなくなりました。子どもが希望すれば、夏のキャンプに行かせたいです」というポジティブな意見も多かったです。■自分で考えて決断すること、チャレンジする気持ちを後押ししてくれるキャンプ今年のサカイク夏キャンプは2泊の日程で行われます。サッカーを通じたコミュニケーション、5つのライフスキルの講習を体験することで、人間的な成長も期待できます。コーチ陣による「ポジティブな指導」を通じて、自分で考えて決断することや、前向きにチャレンジする気持ちを後押ししてくれます。過去の参加者からは「3日間で、見違えるようにたくましくなった」という声も聞かれ、お子さんが変わるきっかけになるキャンプとして好評を博しています。興味のある方は、こちらで詳しい内容に触れてみてください。ひと夏の経験として、忘れられない体験ができるとともに、サッカーをもっと好きになってくれることでしょう。2022年夏サカイクキャンプ参加者募集中!」
2022年06月16日わが家では、平日にパパと子どもの時間がほとんどありません。パパと子どもの時間といえば、休日のお風呂だけ。ところが、お風呂の時間を喜んでいた子どもが、ある日突然「パパは嫌! ママがいい!」と言うように。そのときのパパ見知り体験談を紹介したいと思います。パパとのお風呂を泣いて嫌がる息子1歳を過ぎ、お話がじょうずになった息子との会話がとっても楽しかったころ、突然「パパは嫌」が始まりました。たまにしかパパと入れないお風呂も「ママがいい」と言い始めたのです。 「そんなこともあるんだ」と最初は思っていたのですが、ママだってたまにはひとりでお風呂に入ってゆっくりする時間が欲しい。それに、泣いてまでお風呂を断られるパパはショックが大きかったようです。 普段から男同士仲良く!そこで、普段から「パパってお仕事しててすごいよね」と息子に話したり、パパが手伝ってくれたことなどを息子の前で大げさにほめたりしてみました。 パパもお風呂での遊びを考え、泡風呂の素を用意するなど、パパと一緒のお風呂が楽しくなるように工夫しました。休日はパパと息子だけの時間を増やして公園で遊び、買い物をしてきてもらうことも。男同士、2人だけの経験が増えることで、どんどん仲良くなってくれて期待通りでした。 それでもたまには「やっぱりママ」それでもたまに「お風呂はママがいいな」という日もあります。息子にお風呂を断わられる瞬間がパパにはかわいそうなので、前もって聞いておいて「今日はダメだって」とママからパパへ伝えるようにしました。 「どうして嫌なの?」と聞いたり、説得しようとしたりするのは意味がないと気付いてやめました。特に男の子は、“何が何でもママが一番”ということも多いのかもしれません。逆にあっさり認めてあげることで安心するのか、次の日はパパとお風呂に入ってくれていました。 4歳になった息子は、今では「どっちでもいいよ」と言ってくれるようになりました。一時期の成長過程であるパパ見知りでしたが、さみしそうにしていたパパのためにも、早めに終わってよかったと思っています。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2022年05月05日1歳を過ぎたあたりから人見知りがひどくなった娘。私たち夫婦以外の人がいると、物陰に隠れ、打ち解けるのにも時間がかかっています。保育園でも人見知りし、娘の祖父母に会っても人見知り……。しかし、そういう時期なのかなとそこまで私は気にしていませんでした。しかし、そんな娘を見た義母のひと言で、私は人見知りを悪いことのように考えるようになったのです。どこに行っても人見知りする娘1歳を過ぎたあたりから人見知りをするようになった娘。毎日通う保育園でも、園長先生が教室に遊びにくるたびに体が硬くなって、園長先生と親しくなれないでいるという話を担任の先生から聞いていました。 とくに声が大きい人や、男性に対する恐怖心が強いようで、親戚の家に遊びに行ってもおじさんの顔を見て泣きわめく始末。義父母に会いに行ってもなかなか打ち解けることができず、早く家に帰りたいと訴えるのでした。 悩み始めるきっかけになった出来事初孫をかわいがりたいのになかなか懐いてくれない娘を見て、ある日義母から「もっと愛嬌があればかわいいし、みんなからも好かれるのに」と言われてしまいました。 それまで人見知りの娘に対して、「彼女の個性だから」「きっと人見知りする時期なんだろう」など肯定的に考えるようにしていた私。でも、心のどこかでは私も義母と同じように感じていたのでしょう。なんだか核心を突かれたように感じ、「やはり人見知りは良くないのかな」と、このときから否定的に考えるようになってしまいました。 先生の言葉で気持ちがスッキリ!そんなある日、娘を保育園に迎えに行くと、担任の先生から、娘がその日、園を訪れた業者の男性を怖がったということを教えてもらいました。私が「また人見知りの話か……」と少し嫌な気持ちになりながら聞いていると、先生が意外にも「人見知りって自分を守るための本能のようなものですからね。警戒心があれば、誰にでも自分からついて行くというような心配がいらないですね。」と話を締めくくったのです。 その先生の言葉に私も強く納得。人見知りは自分を守る方法であり、悪いことではないと知り、胸につかえていたものがスッと取れたような感覚になりました。 先生の言葉を聞くまでは、人見知りに関する肯定的な側面をあまり聞いたことがなく、心から「個性」「そういう時期だ」と肯定ができていなかった気がします。先生の言葉は、私にとって、人見知りのよい面を知って考え直すよいきっかけとなりました。それ以来、娘の人見知りに対して否定的に考えることはなくなりました。3歳になる今でも人見知りなままの娘。今ではそれが彼女の個性だと心から思えるし、このままでもよいと思えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年04月16日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。私は人見知りな性格で、友人も多くありません。そのため、子どもが生まれてから「ママ友できるかな?」「うまく付き合えるかな?」と心配していました。そんな私がママ友付き合いで感じたことをご紹介します。 ママ友ができない!長男が生まれてから、児童館や市民館の集まりに行くようになりました。しかし、その場では他のママさんたちと少し世間話できても、連絡先を交換したりすることはできず……。もっと積極的に話しかければよかったのですが、引っ込み思案な性格と、人の顔や名前を覚えるのが苦手だったこともあり、なかなか打ち解けらないままでした。 しかし、育休が終わり会社に復帰したころ、保育園で初めて子どもが仲良くなった子のママから「よかったら休日、遊びませんか?」と声をかけてもらいました。しかし「何か変なことを言ったらどうしよう……」と緊張して固まってしまうことも。それでも初めて「ママ友」と呼べる友だちができたのはうれしかったです。 笑顔とあいさつが大事!次男出産のタイミングで仕事を辞めることになり、長男は保育園から幼稚園に入園することに。保育園と比べると幼稚園はママ同士の付き合いが濃く、かなり戸惑いました。バス通園ということもあり、あまり他のママたちと会う機会も少なく、話す機会があっても、会話をうまく繋げられず……。 そんなとき、先輩ママでもあった妹から「ママ友付き合いはとにかく笑顔とあいさつ!」「話に詰まってもニコニコしてれば大丈夫」とアドバイスをもらいました。あいさつはしていましたが、笑顔はおざなりになっていたかも……と思い、常に笑顔でいることを意識するように。 メリットがたくさん!笑顔を意識することで思いもよらないメリットがたくさんありました。まず、ママたちとの会話に困っても、笑顔でいることで和やかな雰囲気になり、私自身も会話を繋げようと焦らないため、ゆっくりと言葉を選ぶことができました。 また、ママ友の子どもたちも私が笑顔でいることで近寄りやすく感じるのか、懐いてくれる子も多くなりうれしかったです。あいさつもできるだけ笑顔ですることを心がけていると、相手のママも同じ笑顔で返してくれることが多くなりました。長男が年長になった現在、たくさんのママ友を作ることができよかったと思っています。 「ママ友は絶対に必要!」とはまったく思わないのですが、せっかくなら仲良くしたいと思っていました。実際に、育児の情報交換や相談にのってくれたり、困ったときに助けてくれたりするママ友も多いです。これからも「笑顔」と「あいさつ」は忘れずに心がけていきたいです。 作画/おもち監修/助産師 松田玲子 著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年04月10日■前回のあらすじ人見知りな私が子育て支援センターデビューをしたものの、周りの会話についていけず…。こんにちは、宝あり子です。周りの会話についていくことができない。しかし帰るタイミングも見つからない…。じっとみんなの会話を聞いているだけの状態が続きました。■心がポッキリと折れ、子育て支援センターに行かなくなった同じマンションの人たちが帰ろうとしていました。慌てて、わたしも一緒に帰ろうと思い…。同じマンションの人たちは先に帰宅。同じマンションという話をしていたので、一緒に帰れるのではないかと期待してしまいました。メンタルが豆腐のように崩れやすい私は、この出来事に心がポッキリ。こうして子どもが成長して遊べるようになるまでは、わたしは子育て支援センターに行かなくなりました。まだ動けない赤ちゃんだから無理して子育て支援センターに行くこともない…と自分に言い聞かせました。しかし、なんだか寂しかったです。主人は仕事から帰ってくるのも遅いので、自宅で赤ちゃんと2人きりの日々に孤独を感じることもありました。人見知りなわたしだけかもしれませんが、育児がこんなに孤独を感じるものだとは思いませんでした。 ■育児ブログをきっかけに孤独を感じなくなったそんなときに、わたしは育児ブログをかきはじめました。それがきっかけで、娘と同じ年頃の子どもを持つ方たちと交流することができました。気がついたら孤独を感じなくなっていました。SNSはわたしにとって孤独感からの救いでした!今でもリアルな【ママ友はゼロ】ですが…。こうして自宅で孤独を感じることはなくなりました。しかし、保育園や小学校の集まりで孤独を感じることは今でもあります(笑)。でも無理して輪に入ろうとはもう思いません。自分の性格上、余計に疲れるのはわかっているので焦ることはなくなりました。でも誰とでも気軽に話せるようなコミュニケーション力はやっぱりほしかった(本音)!
2022年03月28日娘が生後2カ月から通い始めたベビーマッサージ教室。外出するとき、赤ちゃん連れだと泣いて周りに迷惑をかけてしまうのが心配でしたが、全員が赤ちゃん連れという状況は気がラクでした。また、初めての育児に戸惑う中で、ママたちと接する機会ができて気分転換にもなりました。 赤ちゃんが参加できる集まりを探す妊娠中からずっと「早くママ友が欲しい」と思っていた私。初めての育児で夫が仕事に行っている平日は、まだ赤ちゃんだった娘と2人きりで過ごしていたため、どうやってママ友をつくろうかと考えていました。私は人見知りしてしまう性格ですが、赤ちゃんが集まる場所にはなるべく参加することに。 インターネットで、「地名 ベビー」と検索して情報を集めていたところ、ベビーマッサージ教室を発見しました。節約生活をしていたので経済的な面で習い事に躊躇する気持ちもありましたが、月に1度だけなので思い切って参加することに。 ドキドキしながらベビーマッサージ初日赤ちゃんは裸になり、赤ちゃん用のオイルを塗ってからマッサージ。講師の先生が赤ちゃんの人形で見本を見せてくれるので、初めてでもわかりやすかったです。娘はマッサージされるのが好きらしく、ベビーマッサージの日はいつもよりご機嫌でした。特によかったのが便秘解消になるマッサージ。 娘は生まれてすぐのころから便秘ぎみだったので、おなかのマッサージと足を動かすマッサージを続けることで便秘解消に役立ちました。習った日からは家でも毎日ベビーマッサージをして、親子の触れ合いの時間に。講師の先生が「パパにもぜひ教えてあげて」と言っていたので、時々パパもマッサージしました。 マッサージ後のお楽しみベビーマッサージ教室はカフェを貸し切って開催されていて、ベビーマッサージが終わるとケーキとドリンクを楽しむことができました。月齢の小さな娘を連れての外食はなかなか難しかったので、とても貴重な時間に。 また、育児の悩みや地域の情報交換もできてよかったです。ベビーマッサージ教室は1歳前後で卒業される方が多かったのですが、県外への引っ越しを機に生後8カ月でやめました。引っ越しの前日にも通っていたほどに、最後まで育児の息抜きとして楽しんでいました。 月に1度の楽しみだったベビーマッサージ教室。娘と2人きりで過ごす時間が長い生活の中で、良い気分転換になりました。私が人見知りなので自己紹介の時間は毎回緊張しましたが、赤ちゃんのいるママと交流する良い機会に。なによりも、ベビーマッサージでまだ話せない娘とコミュニケーションを取る時間がとても楽しかったです。 監修/助産師 松田玲子作画/加藤みちか著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2022年03月25日あいさつが苦手でも大丈夫。いつかできるようになると信じて見守ろう子どもには、あいさつができるようになってほしいという声をよく聞きます。しかし人見知りが強い子はあいさつが苦手。でも大丈夫です。ずっとできないのではなく、慣れたらできるようになります。“いつかできるようになる”と信じて見守りましょう。子どもが無言でもそっとしてあげて、大人や友だちにあいさつされたときにはお母さんが子どもの代わりに返すのもいいですね。小声でもあいさつができたときには「できたね」と子どものがんばりを認めましょう。毎週支援センターで会うお友だちにも人見知り。黙り込んで無視してしまうRちゃんのお母さんから相談を受けました。毎週子育て支援センターに通っていますが、先生やお友だちに話しかけてもらっても、Rちゃんは黙り込んでしまうとのこと。お母さんが代わりにあいさつや会話をしているけれど、このままあいさつができない子になってしまうのではないかと心配だそうです。家ではたくさんおしゃべりをしているRちゃん。お友だちともコミュニケーションを取れたらいいのにと、お母さんはモヤモヤするとのことでした。人見知りの子はデリケートな心の持ち主。ペースが合っていると安心できるRちゃんは人見知りや場所見知りをしているとのこと。子どもには生まれ持った個性があり、人見知りが強い子はデリケートな心の持ち主です。デリケートなタイプの子はとても繊細で、集団に馴染むのに時間がかかります。自分と違うペースの人には、警戒心を持ってしまうこともあります。周りの大人ができるだけ子どものしぐさや声の強弱、話すスピードに合わせることで、子どもが安心できるようになります。支援センターの先生へ、子どもにどう接してほしいかを予め伝えておくのも良いでしょう。人見知りの子は時間をかけて慣れていけば大丈夫。子どものペースを大切にデリケートなタイプの子は幼稚園に通ってからなれるまでに1年かかる場合もあります。しかし1年経って安心できるとにこにこ笑顔で登園し、先生やお友だちともコミュニケーションを取るようになります。最初はお友だちに話しかけられて人見知りが出てしまっても、時間をかけて慣れていけば大丈夫です。子どもが不安そうにしていたら、お母さんも子どものしぐさや声のペースに合わせて話をしましょう。お母さんの子どもの気持ちを理解しようという姿勢が、子どもの安心につながります。今日の1日1成長人見知りであいさつができないときは、お母さんが代わりに応えてOK子どもの社会への適応力も1成長、お母さんの受容する力も1成長。きとうめぐみ(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)あわせて読みたい🌈子どもの行動力UP!親子のコミュニケーションのコツは言葉選び
2022年03月24日こんにちは、宝あり子です。私は極度の人見知りです。1対1ならまだ何とか話せるのですが、あまり知らない大勢の人と話すのが苦手。だからといって、ずっとひとりでいるのも寂しい…。みんなで集まって楽しそうにしている。「ママ友」に憧れやうらやましさがありました。だからこそ、ママ友という存在を「作りたい」という思いが、長女が産まれてからありました。しかし、今は…。こんな感じで開き直っています。そんな、わたしが開き直るまでのお話です。■長女が生後4カ月の頃に子育て支援センターデビューをした私は長女を出産して以降、子育て支援センターデビューをするか悩んでいました。人見知りで話せるか不安…。でも、子育てについて気軽に話せるママ友がほしかったのと、長女にお友だちを作ってあげたい気持ちがありました。悩んだ末、長女が生後4カ月の頃に、近所の子育て支援センターに行ってみました。入る前から緊張で心臓がバクバクでした。しかし、勇気を出して入ってみたら、スタッフさんに声をかけられました。「はじめてですか? お子さんは今、何カ月ですか?」私が子どもの月齢を伝えると…。「同じくらいの月齢の子はあそこに集まってますよ」スタッフさんに案内されて行ってみると、そこにはちょうど長女と同じくらいの月齢で、まだハイハイが始まる前の赤ちゃんたちが集まっていました。冒頭でお話ししたように、私はあまり知らない大勢の人と話すのが苦手です。 ■私以外は、みんな子育て支援センターの常連だった緊張で汗がダラダラでしたが勇気を出して、ハイハイ前の赤ちゃんの集まりにいきました。そこには6人ほどの赤ちゃんが寝転がっていました。そして、赤ちゃんを囲むように親が集まっていました。みんなフレンドリーに声をかけてくれました。「今、何カ月?」「どこら辺に住んでるの?」緊張して自分から話しかけるのがむずかしかったので、話しかけてもらえて嬉しかったです。私が住んでいるマンション名を話すと…。なんと同じマンションの方がいました。「もしかすると友だちになれるかも?」そんな気持ちがありましたが…。みんな子育て支援センターの常連で、すでにわたし以外は知り合いの状態でした。今回、子育て支援センターデビューだった私は、みんなが何の話をしているのか分からないことが多く、話についていけませんでした。しかし、帰るタイミングも見つからず、じっとみんなの会話を聞いているだけの状態が続きました。次回に続きます。
2022年02月28日3児のママ小児科医・保田典子先生のコラム。今回は、入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、保田先生の経験を交えてお話しいただきます。こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では子育て中の3児の母です。4月保育園入園を希望して書類を出された方も多いのではないでしょうか。4月入園ができた場合、入園できるまであと3カ月。入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、私の経験を交えてお話ししたいと思います。 4月入園あるある4月はたくさんの0歳、1歳、2歳さんが保育園に進入園をして、(主に)ママが仕事復帰をする季節です。私も17年以上新入園児さんを小児科医として見てきて、3人の子どもを保育園にお願いしてきました。そのなかで保育園ならではの入園あるあるがあります。 0歳児さんあるある0歳前半だと、まだ人見知りもあまりないので、慣らし保育などは意外にすんなり乗り越えられたりします。ただ、まだ月齢が浅いので、保育園に入って風邪の洗礼を受けるとゼイゼイと呼吸が苦しくなりやすく、長期化することがあります。 0歳後半だと、人見知りが始まり、預けるときに大泣き!ということがよくあります。人見知りが強いとハンガーストライキ(飲まず食わずで主張をおこなうこと)を起こす子も。育児用ミルクを飲んでくれなくて予想外に慣らし保育が長くなることがあったりします。もちろん、園に入れば風邪を引きやすくもなります。 1歳児さんあるあるやっぱり0歳後半さんと同じで、人見知りで預けるときに大変になることが多いです。また、1歳になってくると周りを見ることができるようになり、保育園で予想以上に気を張って頑張る子が多いです。 そうやって気が張ってくると、4月後半から6月にかけて疲れがたまり、風邪からこじらせて肺炎になってしまって入院することになる……というケースもよくあります。(今年、私のところではなかったです)。 呼び出し時の対応を決めておこう!保育園に入れてみないとわからないことが多いのですが、風邪をひきやすい子もいれば、ひきにくい子もいます。ひきやすい子は本当に毎日のように、毎週のように呼び出しをされることがあります。 わが家はみんな平熱が高かったため、風邪でもないのに毎日電話が鳴っていた時期がかなり長期間ありました。保育園に入る前に“毎日呼び出されてもいいように”対策を練っておくことをおすすめします。 わが家は、私が外来の日などは絶対に休めないので、「○日午前はパパ当番、△日午後はママ当番、□日はどっちも無理だからシッターやファミリーサポートを使おう」など、毎日呼び出され当番を決めていました。使うにしても使わないにしても病児保育や病後児保育、シッターの登録などをしておくといいと思います。私も無料のところはとりあえず登録しておき、有料のところは困ったときに決めたりしていました。 冬の3カ月でしっかり充電を♪風邪対策だけではなく、0歳後半以降の子は預けるたびにギャン泣きされて、パパ・ママも子どももつらい数週間が待っているかもしれません。泣かれるのはつらいですが、それだけ親との信頼関係が強くできているという証拠でもあります。冬の3カ月でしっかりスキンシップをたくさんとって、親も子もメンタル的にも充電をたっぷりしておくといいですよ。入園準備や復帰準備で忙しい時期でもありますが、親子で楽しいことをたくさんしてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年12月31日こんにちは、宝あり子です。長女は生後4カ月を過ぎたころから人見知りが始まりました。■長女の激しい人見知りが心配になった親以外の顔を見ると大号泣。主人でさえ長い時間一緒にいると泣かれてしまうくらい長女はママっ子でした。「そんなにママが好きなのね!」と嬉しい気持ちもありました。しかし同時に…。「こんなに人見知りが激しくてママっ子で大丈夫?」と、不安にもなりました。生後4カ月頃から始まった人見知りとママっ子は、落ち着かず1歳を迎えました。長女は私の父が遊びにくると、相変わらず顔を見るだけで大号泣でした。早くから始まった人見知りが1歳を過ぎても続いていたので心配でした。そんな中で長女に会うたびに泣かれていた私の父ですが、それでも諦めませんでした。何度、泣かれても諦めず遊びにきて、やがて…。 ■すっかり、じぃじっ子になった長女あんなにママっ子だった長女は、すっかりじぃじっ子になっていました。今では…。夜、寝るときは私がそばにいないと寝なかった長女。それが今では私がいなくてもお泊まりできるようになりました。保育園のお泊まり会も喜んで行きました。保育園のお泊まり会は私がソワソワしていました。しかし、心配していたお泊まり会はとても楽しかったようで、たくさんお話をしてくれました。成長とともに広がっていく長女の世界を感じるお泊まり会でした。ちなみに赤ちゃんの頃、長女と対照的に全然、人見知りがなかった次女。しかし、現在…。ものすごくママっ子です。赤ちゃんの頃、人見知りが激しくても世界はゆっくり広がっていく。赤ちゃんの頃は人見知りしなくて誰が抱っこしても大丈夫だったけど、だんだんとママっ子になっていく。どんな成長をするのか、まったく予想がつかないのが、子育てですね!
2021年12月28日明るくておもしろい夫。おかげで保育園では息子のお友だちや先生に人気があり、行事にも前向きに参加してくれていました。人見知りの私にとって、とても助かる存在。しかし、ハイスペック夫に頼りきっていた私は、痛い目を見ることになったのです。 保育園の行事に積極的な夫夫はお笑い芸人のようなキャラクター。誰とでもすぐに仲良くなり、人見知りの私とは正反対の性格です。あいさつの声は誰よりも大きく、息子の送り迎えのときは先生やお友だちをどうやって笑わせようか……と考えているような人。もちろん行事でも目立つ存在です。 人が大勢集まるイベントが苦手な私の代わりに、いろいろと頑張ってくれていました。お友だちや先生方からも「〇〇くんパパ!」と人気があり、自慢の夫です。夫が目立ってくれいている分、私はひっそりとしていられてラッキーとも思っていました。 職業を知られて人気急上昇夫は高校・大学受験の塾の講師をしています。ある日何気なく1人のママ友に話したところ、またたく間に広まりました。ママ友に勉強や受験の相談をされることもあり、夫は「僕って人気だね!」とのんきな様子。夫の職業を知ったとたん、あいさつ程度の関わりだったのが急にグイグイ話しかけてくるママ友もいて、私としてはあまり気分がよくありませんでした。 妻の私から見ても、夫はとても魅力的な人だと思います。夫の人柄を評価してもらえるのはとてもうれしいのですが、有益な情報を持っているかもしれない人として近寄られるのは何だか嫌だなと感じていました。 保護者に言われるのは「パパ来ないの?」保護者のみの食事会が年に数回あり、私が参加すると決まって言われるのは「今日はパパ来ないの? 聞きたいことあったのになぁ」というセリフ。たしかに私じゃ力不足だよね……とさみしい気持ちになりました。 私はママ友たちの輪にうまく入れず、みんなの話に相づちを打つだけ。自分のコミュニケーション能力のせいもありますが、私が参加すると期待外れだと思われているような感じがして、情けない気持ちになってしまいました。 保育園の行事など、表に出る場面では夫に頼り切っていた私。おかげで私はママ友の輪にうまく入れなくなってしまいました。少しずつでも頑張って自分を出していくべきだったなと反省しています。夫は「気にすることない。苦手なことは無理する必要ないよ」と言ってくれますが、これからは努力していこうと思います。 監修/助産師REIKO作画/ぐら子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年12月11日「HSPがHSCを育てています」第16話。敏感な息子きったんの子育てに疲弊していくユキミさん。あるとき、1歳半健診がもうすぐあることを思い出します。「プロに相談できるから、きっと解決策が見つかるはず!」と期待に胸をふくらませました。が、しかし、健診でのまさかの事態にユキミさんも唖然……! いったいきったんになにが!?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第16話息子の「食べない」「寝ない」「癇癪」に限界を感じてきた私。 「もう、ひとりじゃどうにもならない……!!」となっていたとき、偶然にも1歳半健診が。「これはプロのアドバイスをいただけるチャンス……!!」と、全ての希望を1歳半健診へと託した。 ※1歳半検診→1歳半健診 息子は3カ月頃から人見知りが始まり、母以外全員NG道行く人と目が合っただけで号泣知らない場所へ行くと号泣 息子が乳児の頃の育児はこの 「人見知り&場所見知り」 によって、暗黒時代だったのだが、イヤイヤ期の訪れと共に、なぜだか人見知りは徐々に姿を消していった。 そして1歳半。 息子完全イヤイヤ期突入と共に、人見知りは終わった。 そして保健師さんにある程度息子のことを見てもらい、現状を相談する。 外面ーーーー!!! 年少の初めての個人懇談 「先生、どちらのお子さんの話してます…?」 と先生にボケをかましてしまったくらい。それくらい息子は外面がよい。 幼稚園に入りたての頃から「母がいいー!!」と先生を困らせることはあっても、思いどおりにならなくて癇癪を起したり、集団生活なんかやってられっか!と輪を飛び出したりなんてことは1度もないらしい。 家では、ブロックがうまく組めなくてすぐひっくり返って怒るし、私の買い物なんて3分しか付き合ってくれないし、あれやだこれやだ全部やだ、もうずっと息子のターンなんすけど。 そう、息子は人見知りが終わり、イヤイヤ期に入った頃から「人前だとそこそこいい子」だったのだ。 1歳半健診も、ハキハキニコニコ、積み木サクサク、はい、おしまい。 「え…!?(絶句)」 正直、私は複雑な気持ちだった。 だって息子がこの場だけお利口だって、積み木が積めたって、今私が困っていることはなにひとつ解決されないままだよ。普通に私、困ってるよ。 今日も決まったものしか食べず、この服は着たくないと脱ぎだし、靴も毎日同じ。遊びながらすぐ怒り癇癪を起こし、夜は30分おきに泣きだすんだよ。 積み木が積めたからって、指さしできたからって、母の悩みが解決すんのかよぉぉぉぉぉ!!! 逆に、積み木積めなくたって、指さしできなくたって、なにか問題でもぉぉぉぉ!!??(あらあら、もうただのいちゃもんになってきましたよ) 「迷える子羊な私に、なにかプロのアドバイスを……」と思ってすがる思いで行った健診での回答は、「息子の癇癪は私の焦りが通じてるから」「イヤイヤ期だから」だって。 じゃあ偏食は?身につけるものへの敏感さは?こだわりは?夜泣きは? で、私はどうしたらいいの!?どう解決したらいいの!? なんでこんなに大変なの?息子はただのわがままなの? また迷宮入り。 ◇◇◇ 期待した1歳半健診で解決策が見いだせず、振り出しに戻るユキミさん。 むしろ、1歳半健診で言われた保健師さんからのあるアドバイスに、次回、いっそう苦しむことになってしまいますー。 ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月16日1歳半になる息子は、いつになっても義父母に会うと怖がって泣いてしまいます。その理由の1つが義父母の息子への対応だと気づいた私たち夫婦は、息子への対応の仕方を変えてもらうように義父母へお願いしてみたのですが……。そんな中、姉の助言で私自身も学んだ体験談を紹介します。義父母に怖がる息子義父母はとても個性的なキャラクターの持ち主だと私は感じていました。 小さな子どもは両親以外の大人に慣れていない可能性もあるので、静かに落ち着いて話しかけてくれたり息子の反応を待ってくれたりする方もいるなか、義父母は息子の気持ちなどお構いなし。大きな声で話しかけたり、嫌がっているのに無理やり抱っこしたりするので、息子はいつも義父母に会うと大泣きなのです。 親の私たちも「またか……」と息子を泣き止ませるのが大変でした。 夫が義父母へ注意しても…あるとき、夫が義父母に「息子には静かに声をかけてやってよ。怖がって泣くから」と注意しました。しかし、義父は「そんなの幼稚園に行ったらどうするんだ! 大声にも慣れないと入園時大変だぞ!」とまったく聞き耳を持たず。義母も相変わらず息子の人見知りも気にせず、「ほら! おいで! おばあちゃんとおもちゃ探しに行こ!」と嫌がる息子の手を引いて、最後に息子は泣く始末です。 普段、平日は私と2人きりで静かに過ごしている息子には義父母の対応は刺激が強いのかいつも泣いてしまうため、義父母に会うのがおっくうになってきました。 私の考え方を変えてみる「もうちょっと息子寄りになって対応してくれたらいいのに……」と思い、姉に相談してみると、「世のなかにはいろいろな人がいるし、○○(息子)の刺激になっていいんじゃない? 成長とともに慣れてくるよ!」と意外な言葉が返ってきたのです。 義父母に会うたび泣く息子に気を取られて「もうやめてよ」と思っていた私も、姉の言葉で「息子の成長のためにもさまざまな環境や人に慣れさせることも大事だ」と考え直し、これも1つの社会勉強なんだなと思えるようになりました。 人に会う回数を増やしてみると…平日は家で仕事をしているため、息子と外に出て人に会う機会がないことも義父母を怖がる1つの原因だと思いました。そこで私は、週末の子どもサークルに参加することに。 最初のうちは、誰かが叫んだり大きな笑い声がしたりすると怖がっていた息子。しかし、10分ほど経つと他の子どもとおもちゃで遊ぶようになったのです。今ではたくさんの人に触れることで義父母にも慣れてくれるといいなと期待しています。 義父母を怖がって泣く息子に疲れていた私。「もう少しやさしく息子に対応できないのかな」と困っていましたが、今では義父母も多少やわらかい感じで息子をかわいがってくれているので、見守っていこうと思えるようになりました。息子も成長とともにいろいろな人がいて、さまざまな環境があるということを少しずつ学んでくれたらいいなと思います。 著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年11月05日知り合いからお子さんの人見知りを指摘され、落ち込み悩んだママ。近くに身内がいない環境だったため誰かに相談することもできず……。しかし、ご夫婦で話し合い前向きな気持ちになれたそうです。 フランスに移住してすぐに妊娠が判明し、何もわからないままフランスで出産・育児をしていくことを決めた私は、身内・友だちが近くにいない環境が子育てにこんなにも影響があるのかと痛感しました。私自身が寂しいのはもちろん、それ以上に息子の成長過程に関わることで、これほど自分が悩み落ち込むことになろうとは……。そんな私の体験談をご紹介します。 まさかこんなところに影響が…「自分の家族や友だちには頼らないで、夫婦2人で協力し合えばやっていける!」と出産前は信じていた私。夫の家庭も複雑で、義父母には頼れない環境でした。産後は疲労と初めてのことばかりで私自身のストレスも強く、頼れない環境のつらさを感じながらもなんとか夫婦2人で乗り切り、子育てにも慣れて自信がついてきていました。 しかし息子が生後6カ月ころ、私たち夫婦以外の誰に会っても、怖がって泣きじゃくるように。知り合いの家に連れて行っても、家族以外の人が息子の顔を覗いた瞬間にギャン泣き。予想もしなかった息子の反応でしたが、「息子は私たち親以外の他人に慣れていない!」ということに気付いたのです。人見知りは多くの赤ちゃんが通る道だとは思いますが、そのときは初めてその様子を見て慌ててしまいました。 傷つく何でもない他人の言葉フランスのママは生後3カ月から仕事復帰する方が多く、その間赤ちゃんはベビーシッターに預けられます。赤ちゃんも早い段階からの社会生活スタートで、人に慣れている子が多いのです。そんななか、私は仕事もないので息子を預ける理由もなく、夫が仕事に行っている間は車も運転できないため、毎日家で息子と私の2人きり。訪問者もないので田舎で孤立状態でした。 誰かに会えば怖がって泣く息子に「あ~人に慣れてないんだね。○○は人見知りすごいね、慣れさせないとダメだよ」と遊びにいくたびに人から言われるようになり、だんだん息子を連れて外出することが憂うつになってきたのです。 落ち込みふさぎ込みを経て気付いたこと「私に家族や友だちが近くにいないせいで息子が人見知りと言われているんだ。でも、しょうがないじゃん!」とふさぎ込み、人に会うのが嫌になってさらに家から出なくなりました。人にたくさん会えば人見知りが治るというものではないかもしれませんが、「日本だったら私の家族や友だちにもすぐ会えるし、息子もきっと今とは違ったはず……。私のせいだ」と思い込んでしまって悲しくなり、あるとき夫の前で泣いてしまいました。 すると、夫から「ないことを言ってもしかたないよ。今あることで精一杯息子のためにやってあげようよ」と言われ、私は我に返ったのです。「悲しんでいても状況は変わらない。自分で動くしかないんだ」と気付き、積極的に人に会うように週末は息子と出かけるようになりました。 環境のせいで息子の人見知りがひどくなり、何も知らない人から指摘されることがとてもつらくストレスでした。「ここが日本だったらなぁ、日本に帰りたい!」と何度も思っていました。でも今は、息子も成長するし、私自身も外へ出て新しい人間関係を築き、息子に今よりももっと良い環境をつくってあげることができると信じて過ごしています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月03日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」に批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。 娘の人見知りに対する義母のひと言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり人が集まる支援センターに出かけたりして、少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い?!その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に、「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けて言うのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事・育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。 とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも働きながら育児をする選択は、私自身にも家族にとっても正しいという考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。 イラスト/(c)chicchimama著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2021年07月27日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌