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私は現在3歳と1歳の2児のママで、就労認定(2号・3号認定)として働いています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月から子どもたちが通う保育園と幼稚園から登園自粛要請の連絡が! 薄々と不穏な気配は感じていましたが、この一件で仕事を休業せざるを得なくなり、現在は子どもたちと自宅で過ごしています。仕事が思うように進まない不安やイライラがあるなかでも、ラクに生活する方法を自分なりに見つけたので紹介します。 2人の子どもが園に慣れてきたのに長女は今年の4月から幼稚園の年少児クラスに入園し、次女も保育園の慣らし保育にやっと慣れてきたころ、私の住んでいる地区が「緊急事態宣言対象区域」になってしまいました。 緊急事態宣言が出て少しの間は様子をみていたのですが、連日のネガティブな報道にだんだん不安と恐怖が湧き出し、私自身も「これはさすがに仕事を休んだほうがよいのではないか?」と日に日に思うように……。 そして、園から正式に登園自粛要請の連絡が来る前に、私のほうから「緊急事態宣言が解除されるまで登園を自粛します」と申し出たのです。 先の見えない自宅待機でピンチ!「登園を自粛する」と申し出てみたものの、普段子どもたちとゆっくりと過ごす機会があまりなかった私は、正直いって毎日起こることが想定外のできごとだらけ。 ちなみに私は個人事業主で在宅勤務をしており、さまざまな発注先から仕事をいただいているような雇用形態でした。したがって、いただいていた案件も途中で切り上げたままだったので、子どもたちを自宅で見ながら、寝かしつけを終えたあとに仕事をするしかありませんでした。私自身も、新型コロナウイルスの影響で先行きが見えない不安や、4月の新生活で慣れない日々などいろいろなストレスが一気に降りかかってきたような感じに……。子どもたちに苛立つことが増え、「このままでは私も子どももダメになってしまう」と危機を感じました。 ストレス軽減のためおこなったことまず、私のストレスのもとは何なのか、徹底して考えることに。そうすると「ゴールが見えないことへの不安」から、自身の苛立ちにつながっているのでは?といった考えにたどり着いたのです。 「じゃあ、身近なゴールを自分で設定すればいいんだ」と思い立ち、平日、夫がいないワンオペ育児になる日について事細かにスケジュールを組み立て、書き出してみることに。 たとえば「おやつを食べたあとは自宅2階の室内遊具などで運動遊びをしてから、時間があれば近所を散歩」などといった具合です。 雨の日の過ごし方&ラクになる食事作りまた、雨の日対策としては、近所の図書館はかろうじて予約した本のみ貸し出しを受け付けていたので、前もって自宅で予約をし本を読みながら過ごすなど「無理なくできること」を改めて書きだ出すことで、漠然とした不安感も軽減しました。 さらに、平日の食事作りを極力減らすために、夫が休みの日に作り置きをしました。それだけでずいぶんと「平日ワンオペ」のプレッシャーから逃れることができました。 このように私にとっては「先が見えない不安」からイライラが湧き起こるので、それを解決するためには「具体的な平日のスケジュールや食事をあらかじめ決めること」が重要でした。これでかなり不安がなくなりました。 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年05月23日妊娠8カ月ごろから「子宮頚管が短いので安静に」と言われていた第三子妊娠時。「早く生まれるかな」と思いきや、妊娠39週まで陣痛は来ず、上の子たちを保育園に送り届けてそのまま健診へ向かっていました。いつもと同じ日常だと思っていましたが、予想もしていなかった事態になったのです……。 妊娠39週の妊婦健診へ「早く生まれるかな?」と思っていた第三子が、意外にも妊娠39週まで陣痛は起きず、その日も普通に上の子たちを保育園に送り届けました。その足で産院に向かい、妊婦健診を受けました。 そして、先生の内診。すると「えっ……! ちょっと、もう8cm開いてるよ。これでは家に帰せない、 痛くなかったの!?」と先生から驚きの言葉が。何の自覚もなかった私はさらに驚き、そのまま車椅子で運ばれ、入院するよう言われてしまいました。 昼食を食べていたら、おや? 陣痛かも入院用ベッドに案内され、「入院することになっちゃった~」と夫や両親に電話をしたところで、やっと現実を理解し始めました。その後、入院用グッズを届けに夫が駆けつけてくれたのですが、ちょうどお昼だったので私は病院から出される昼食を食べ、夫はすぐ仕事に戻ることに。 ひとりで病院の昼食を食べていると、おや? なんだか肛門あたりが定期的にうずくなあ、これって陣痛に似ているよなあ……と考えていました。そしてトイレに行くと、出血もしていたのです。昼食はしっかり完食し、助産師さんに「陣痛っぽいですし、出血もしています」と伝え、間隔を測ってもらったところ、やはり陣痛が来ていたのです。 陣痛時間2時間半で出産!陣痛室で内診してもらうと、「うんうん、もう全開だね~。あとは痛みがついてくれば生まれちゃうね」と言われ、すぐに分娩台に移動しました。しかし、痛みは強くはなっているものの、まだ助産師さんとしゃべるくらいの余裕があったため産む実感がわかず、いきむことに怖さを感じていました。 その後しばらく陣痛に合わせていきむものの、やはり痛みが弱いせいかうまく赤ちゃんが下りず、「赤ちゃんの心拍が弱まってきているので吸引します」と吸引分娩に。吸引を2~3回繰り返し、なんとか生まれたわが子は、3,800g!! 「大きかったね~、これは簡単には生まれないわ」と一同びっくり。抱いたわが子は、確かにか弱い新生児という感じではなく、すでに貫禄さえありました。とはいえ生まれるまでにかかった時間は2時間半。夫も病院を後にしてから近くで昼食をとっていたようで、すぐに戻り立ち合うことができました。 分娩所要時間を話すとみんなに「早いね」「うらやましい」と言われますが、ラクなお産なんてありません。陣痛が弱いことで逆に恐怖感が増し、しかもそのあと産むときに急激な痛みに襲われたので、いいことばかりじゃないのだと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:sawawa著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年05月23日私は35歳で高齢出産をし、1児の子育て中です。年齢、体力、人生の残された時間のことを考え、子どもは1人と決めました。夫も私の体と思いを優先すると言ってくれています。子どもを産む、産まない、産めない……とてもプライベートなことであり、また時代もそれを尊重する風潮にあると感じていましたが、そんなに世間はやさしいものではありませんでした……。 カウンターパンチは義母から義母は地方都市に住む第1次ベビーブーム世代の専業主婦です。義母には何度となく「私は弟がいてよかった」「きょうだいはいたほうがいい」と言われました。でも、私がそれとなくもう子どもを産む気はないと伝え続けると、納得したようでした。 けれど子どもに向かって「この子が結婚したら子どもをいっぱいもてばいいわねぇ」と言われたのです。「子どもを1人しか産まない私は悪」「きょうだいのいない子どもはかわいそう」と言われているようで悲しくなりました。 次は児童館の職員に育休中は、近所の児童館によく行きました。午前中は利用者も少なく、職員の方とも近しく話をするようになりました。そこで1人の職員の方に「私は子どもが欲しくても授からなかった。あなたは大丈夫よ。頑張ってね」と言われたのです。 私に子どもが1人しかいないのは、私が頑張っていないからなのか? どんな事情があろうと、頑張ってもう何人か子どもを産まなければいけないのか? 福祉のプロに「今のままではだめだ」と言われたように感じ、その職員の方と距離を置くようになってしまいました。 ついには保育園の保育士にまで子どもが3歳になるまでは、事業所内保育所を利用していました。規模が小さく、子どものことを細かに見てくれ、保育者と保護者のコミュニケーションも多く感じました。 その中の1人の保育士と2人だけになったときに「私は共働きをしながら2人の子どもを育てた。あなたも、もう1人は産まなくちゃだめよ」という話をされたのです。 私は「保育者とは子どもと保護者に寄り添ってくれるであろう」と期待していただけに、批判を受けたように感じ、一時期保育園に対しても不信感を抱いてしまいました。 2人目のことを周りから言われたのも子どもが2歳くらいまでで、一過性のものでした。それでも、悲しい思いをしたという記憶がはっきり残っています。こんな思いをするママがいない世界になったらいいのにと思わずにはいられません。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2020年05月20日長女は卵と乳製品にアレルギーがあり、今は除去食の給食を食べることができていますが、1歳までは弁当を持参していました。他にも育児用ミルクやおやつなど、保育園で口にするものすべてを持参しなければならず、日々の着替えやおむつの準備に加え、働きながらの毎日の弁当作りはとても大変でした。 医師からの弁当持参の指示娘が生後4カ月ごろ、顔と体の湿疹がひどかったことから受けたアレルギー検査で、卵と乳製品にアレルギーがあることがわかりました。その後保育園への入園が決まり、保育園での食事について医師に相談に行きました。 すると、「卵のアレルギーがひどいので保育園には弁当を持って行ってください。その他、育児用ミルクやお茶も含め、口にするものはすべて持って行ってください」と言われました。 保育園に通い始めたのが生後5カ月で、それから2歳の誕生日直前まで、約1年半の弁当持参の日々が始まりました。 大変だった弁当作り大人の弁当は作ったことがありましたが、子どもの弁当は作ったことがありません。しかも離乳食期の弁当なんて、何をどうしたら良いのか手探り状態で始めました。 保育園での給食のように栄養バランスも考えなければという気持ちと、わが子だけ周りの友だちと違うごはんはかわいそうかなという思いから、その日の給食のメニューと似たものを作ろうと頑張ったこともありました。しかしそれはとても大変で、働きながらとなると私には無理だったので、それからは自分なりに栄養バランスを考えた弁当を作りました。 保育士からのうれしい言葉2歳になる直前、医師から保育園で作った給食を食べてもいいと許可が出たことで、約1年半の弁当作りは終了しました。 給食を食べるようになって半年ほどたったある日、ある保育士さんと話をしました。その保育士さんは長女が生後5カ月で入園したときからずっと担任をしてくれている方でした。 「お弁当作りお疲れ様でした。給食もおいしそうに食べていますが、お母さんのお弁当のほうがうれしそうに食べていましたよ。お母さんが作ってくれたんだと友だちに自慢していましたよ」と。その言葉を聞いて涙が溢れました。 毎日の弁当作りはとても大変でした。しかし1番の気がかりは、長女の気持ちや様子でした。 そのときの保育士さんからの言葉でわかった長女の様子をうれしく思ったのと同時に、弁当作りを頑張ってよかったという気持ちでいっぱいになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2020年05月13日新型コロナウイルスの緊急事態宣言の延長により、長引く密室育児。当然育児のストレスは募り、パートナーとももめることが増えてきます。そこでベビーカレンダーでは、5月末までオンライン上映中の映画『ママをやめてもいいですか!?』にちなんで、「ママをやめたくなった瞬間」の体験談を募集。コロナ禍にいるママたちのリアルな声をお届けします。 保育園休園でお出かけもままならず…働くママの緊急事態宣言 コロナ自粛中の風邪でぐずりまくる娘にもう限界新学期が始まる4月。ようやく決まった娘の保育園も、慣らし保育3日目にして登園自粛に。1年半の長い育児集中生活もようやく終わり、新しいスタートだ!と思ってしまっていただけに、気持ちが沈んでしまいました。しかもこのタイミングで娘が発熱。熱は下がりましたが、たんが絡んでむせ過ぎて吐いてしまったため受診。 PCR検査はなく、薬を処方されておしまいでした。けれど症状はいっこうに改善せず、娘は一日中ぐずってばかり。横になると鼻水が流れるせいかうまく寝つけず、泣き疲れて眠るのを待つ日々が続きました。不安と疲労でまさに地獄です。 薬を変えてもらってようやく症状が治まってきたのですが、今度は寝るときになぜか大泣き。やはり泣き疲れるのを待つのみで、これが本当にしんどい! 何もしてあげられない、何もしていないことへの罪悪感といつ終わるかわからない悲痛な泣き声。なんで子どもの泣き声って、あんなにカンに障るようにできているんでしょうか。もうイラ立ちと罪悪感のスパイラルで、娘と一緒になって何度涙を流したことか……。 外出自粛が叫ばれるなか、親子共々リフレッシュできる機会もなく、いつまでこの状態が続くのかと憂鬱です。ただ、こうやって娘の不機嫌を憂いてはいますが、私のほうこそ、コロナ禍でめいった気持ちを切り替えられていない、ダメな母親。娘にイラつくなんてお門違いもいいところ。30歳になって、思わぬところで自分の欠点を見つめ直すことになってしまいました。 普段は外からの刺激や環境の変化でうまく保っているだけで、感情のコントロールって本当に難しいことなんだと改めて実感しました。早く自由に外を歩き、仕事やレジャーに忙しない日々を取り戻したい。そう願っています。(文/もとみやみなこ) 子どもを見ながらのテレワークは無理!新型コロナウイルスの影響で、うちの保育園も登園自粛要請が出ました。私自身も子どもを密集する場所に預ける不安もあり、自分がテレワークをするときは保育園を休ませています。ところがいざ自宅でパソコンを開けるとキーボードを触る触る! もうまったく仕事になりません! たまらずノートパソコンの画面を閉じて子どもが触るのを阻止するも、今度は開けろ開けろと騒ぐ……。唯一子どもがお昼寝している間だけがまともに仕事できる時間です。 まあ、こうなることはある程度予想していました。私は36歳の大人ですが、子どもはまだ1歳ですから。テレワーク、通勤時間もないしいいなぁと思っていましたが、実際はなかなか難しいところです。(文/あー) 報われないママの苦労って一体… 新しいお母さんってどういうこと?最近、新型コロナウイルスの話題で持ち切りのテレビ。見ていた7歳の長男が「もしお母さんが死んでしまったら俺たちはどうなるの?」と夫に尋ねました。すると夫は「お父さんと長男・次男の3人で暮らしていくんだよ」。すると長男は「新しいお母さんは? できればやさしくてかわいいお母さんがいいなぁ〜」と言っていろいろなことを妄想し始めて、今のお母さんより新しいお母さんが欲しいという結論に。 18歳で第一子を出産し、当時はいろいろ言われたものの、今では若いのにしっかりしているねと認めてもらえるようになったというのに。寂しいというか、悲しいというか、みじめというか。いろいろな感情が混ざって複雑な気持ちになりつつ、それならお母さんやめるぞ!と少しだけ思ってしまいました(笑)。(文/はる) おこもり育児ストレスをママたちはどう乗り切った? ママ友とのビデオ通話で心がラクに娘が10カ月を迎え、ハイハイやつかまり立ちで動きたい盛りのときに、新型コロナウイルスが感染拡大。気分転換に公園へ行くものの人が多く、買い物も不安。結局、家で過ごすしかありません。娘は家にあるおもちゃにも飽きてしまい、私も遊び相手をするのに疲れ、お互いストレスがたまってしまいました。そんなときに救ってくれたのが、ママ友からのビデオ電話です。顔を見ながら話すことで心が少しラクになりました! 親子共々、心の余裕が生まれた気がします。(文/ニシザワサトミ) お手伝いで上の子とのコミュニケーション上の娘が4歳、下の息子は11カ月、私32歳です。新型コロナウイルス感染拡大の影響で上の子の幼稚園は休園になり、ひたすら自宅で過ごしています。娘は家の中で私と遊ぶのも楽しい様子で、何をするにもとにかく「ママ! 来て! 見て見て!」「ママ聞いて!」の繰り返し。本当はもっと丁寧に相手をしてあげたいのですが、授乳におむつ替えにお昼寝と、どうしても下の子にかける時間が多くなってしまいます。しかも赤ちゃんなら許せることも、言葉が理解できる上の子に対してはつい口うるさくなってしまいがち……。 割合のほほんと育児を楽しめる自分ですが、今までのペースが崩れたことで、改めて上の子とのかかわり方を考えさせられました。そして、娘との時間も大切にするために始めたのが、おままごとの延長で家事や下の子のお世話を一緒に手伝ってもらうこと。ママと同じことができたり、「助かったよ」「ありがとう」と褒められたりすることで、娘の喜ぶ顔が増えました。 遊びに付き合えなくても、親子で一緒に同じことをすることで貴重なコミュニケーションの時間を持つことができると思います。(文/南原実花) 「ママをやめたい」気持ちになったとき、パートナーに助けてもらうのが理想的。でもうまく話し合えなかったりイライラが募ったりすることもあります。心の即戦力になってくれるのは、同じ立場で気持ちをわかってくれる、子育て中のママたちかもしれません。産後うつや子育てのプレッシャー、孤独感に悩みながらも育児に奮闘するママの姿を描いたドキュメント作品『ママをやめてもいいですか!?』が、5月末まで絶賛オンライン上映中です。スクリーンのママたちに共感することで、ふわっと心が軽くなるかも。もしくはパートナーと一緒に観て、大変な気持ちをシェアする方法もありそうです。おこもりデーが続くこの機会に、ぜひチェックしてみてくださいね。 『ママをやめてもいいですか!?』■ 配信期間:5月31日(金)24時まで(終了日は予定)■ 料金:1500円■ 上映先リンク: ※ ご購入から48時間、視聴することが可能です。■予告編:
2020年05月12日私は5歳の男の子を育てています。夫の転勤のため、息子は保育園を退園して新たな幼稚園へ移ることになりました。以前の保育園にも異年齢との関わりはありましたが、少人数だったので常に先生の目があり、お友だちとの目立ったトラブルはあまり起きませんでした。 しかし、転園先の幼稚園は縦割り保育かつ大人数のクラス編成です。きょうだいがおらず、ひとりっ子の甘えん坊息子が、異年齢クラスに入ったことで精神的に成長していった様子をお伝えします。 少人数保育園から大人数幼稚園へ少人数保育は先生の目が届きやすく、より手厚い保育が受けられることがメリットだと言われています。フルタイムで働いていた私は、平日ゆっくりと息子に向き合う時間がなかったので、キメの細かい保育を期待して少人数保育園へ預けていました。その結果、息子の自主性は育まれ、とても探究心の強い子に育っていきました。 一方で、少人数のため大勢で協力して物事に取り組む機会がなく、かつひとりっ子の息子は協調性や他者への思いやりに欠けているのではと不安でした。そんなときに訪れたのが夫の転勤です。やはり不安は的中。集団行動が苦手な息子は、大人数幼稚園へ転園して間もなく、とても目立つ新入園児となります。 大人数保育で培われる協調性集団行動や協調性を重んじる大人数保育では、協調性のない子は先生の手がかかり、目立ってしまいます。入園当初、息子はあまりに協調性がなかったので、病気なのではと疑ったほどです。しかし、先生はもちろんお友だちからの注意もあり、徐々に集団行動ができるようになってきた息子。私の不安は次第に消えていきました。 そして、入園後半年以上が経過して参加した発表会。少人数保育園では大きな舞台で発表する機会がなく、初めて大勢の保護者を前に劇を演じる息子の姿を見て感動しました。こうしてお友だちと協力して何かに取り組み、周りの「空気を読み」、行動することが、協調性を身につけるうえで必要な手段だと学びました。 縦割り保育はひとりっ子にもってこい大人数幼稚園へ転園してからというもの、息子は毎日のように、年下のお友だちとおもちゃを取り合ったり、喧嘩をしたりしていたそうです。私は、やさしくしてあげようねと促しましたが、「(まだ言葉がじょうずでない年下のお友だちに)話してもわかってくれない」と話す息子。しかし日々の遊びのなかで、思いきっておもちゃを譲ってみたら、お友だちが泣かなかったこと、一緒に遊べばもっと楽しいことに自ら気づいたそうです。 いくら口で教えても経験に敵うものはありません。こうして自らトラブル解決法を学ぶと同時に、年下のお友だちのお手伝いもできるようになり、ひとりっ子の息子にとって縦割り保育はとても良い経験となりました。 ひとりっ子ゆえにマイペースな息子にとって、大規模保育の幼稚園へ転園したことは社会性を身につける良いチャンスでした。大勢のお友だちと接することで、頭で考えるだけでは身につかない自然な形で、思いやりや協調性を身につけることができました。「経験は財産」とはまさにその通りだと、まだ5歳の息子から日々学んでいます。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:川口ゆう5歳の男の子の母。看護師・保健師・助産師資格を取得。現在は夫の駐在のため、海外在住。自身の経験をもとに、育児・医療などをテーマに執筆している。
2020年05月08日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 前回351話で子どもが吐き出したものをパクリと食べるお母さんのことをプロだと思うお話を描かせて頂きました。 そして、そういうお母さんは、お母さんとしてだけでなく人間としても大きい人なのではないか?と個人的な感想を描かせて頂きました。 そんなある日、長女N子が食事中の出来事です。N子がベローと吐き出した食べ物をパピーちゃんがパクリと食べてるのを目撃したのです。 ここにもプロおった! ちなみにですが、5年ほど前、次女KTが保育園に通うようになった頃に、私が近所の皮膚科でシミ取りのレーザーをしたのですが、その時に顔面にガーゼを貼って保育園の送り迎えをしていました。そんな私を見てパピーちゃんは「大丈夫かな?保育園の先生に俺が暴力ふるったとか思われへんかな?」とミジンコレベルの発言をして人間としての器の小ささを全面にさらけ出していました。なので、351話で私が勝手に思った「子どもが吐き出した食べ物を食べる人=人間として器の大きい人」という説の真偽は「そうとも限らない」ということに訂正させて頂きたいと思います。 イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2020年05月06日外出自粛が続いて、ぐずぐずしがちな赤ちゃんに困っているママも多いよう。お家の中で過ごしているから、刺激が少なく、体力を持て余して赤ちゃんたちも「退屈~!」となるのは仕方ないこと。そこで簡単に試せる泣き止ませワザを、3人のお子さんのママでもある保育士の井上りな先生に教えてもらいました。今回は特に低月齢ちゃんにぴったりなワザを集めました。いくつか試してみて、わが子に合うワザを見つけてくださいね。 スキンシップとママの声かけで楽しい気分に! 手や足を持って いないいないばあ自分では自由に手足をまだ動かせません。手や足を軽く握り曲げたり伸ばしたりすると気分が変わってご機嫌に。赤ちゃんの顔を覗き込んで「イッチニ」など楽しげに声かけするのがポイント。 こちょこちょ遊び赤ちゃんはママとのスキンシップが大好きです。おなかやくび、手や足の裏などをこちょこちょ~。ママに触られていることと、くすぐったさから、赤ちゃんはニコニコに。 適度な刺激を与えるワザが有効的! 縦抱き&風さんそよそよ~ねんね時期は横抱きが基本ですが、縦に抱っこしてあげると視界が変わるので楽しい気分に。新しい世界にキョロキョロ。さらに外に出て風に当たると心地よさを感じて気分が変わり、ご機嫌に! 窓を開けたり、うちわで扇ぐだけでも効果的です。 抱っこで軽~くスクワット赤ちゃんを抱っこして、軽くスクワットを。上下にふわっと揺れる不思議な感覚が大好き。思わず泣き止んじゃいます。首や腰がすわってきたら、少し動きを大きくすると、スリルを味わえて大喜び。 カラフルな色と高い音に興味津々! ペットボトルのマラカスでガラガラ♪この時期の赤ちゃんはガラガラとした音を聞くのが大好き。また、2カ月頃から目の前で動くものに興味を示して目で追うように。振ると音がなるものを振って見せてあげると◎。乳酸飲料などの小さめのペットボトルに、ビーズを入れて口をしっかりテープで止めます。あとは好きな飾り付けをして、目の前で左右にフリフリ♪ リズムをつけるとさらにGood! あやす前に まず確認を!赤ちゃんが泣くときは、不快な状況にあることも多いもの。赤ちゃんがぐずる主な原因は以下の6つです。あやす前にチェックしてみましょう。当てはまる項目があったら取り除いてあげます。 あやす前にまず確認すること□おむつが汚れていない?□おなかが減っていない?□暑くない? 寒くない?(体幹を触ってチェック)□眠くない?□服がチクチクするなど痛みはない?□汗をかいてない?(背中に手を入れてチェック)さまざまなワザにチャレンジしても、泣き止まないことも多いもの。ママがイライラしたり焦ると、赤ちゃんにその気持ちがうつってしまい、余計泣いてしまいます。赤ちゃんは泣くことでママやパパにいろいろなことを伝えようとしています。赤ちゃんからのメッセージだと思って、泣き止まなくても良いやくらいの気持ちで接すると良いでしょう。わが子に合うようにアレンジを加えても楽しいですね!※あやしている間は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。※赤ちゃんの手足を動かす際には無理のない範囲で行いましょう。※赤ちゃんが誤飲する恐れがあるため、39mm以下のグッズを渡したり、近くに置くのはやめましょう。(トイレットペーパーの芯を通る大きさのものはNGです) 監修者:保育士 ライクアカデミー株式会社にじいろ保育園一之江 井上 りな聖徳学園短期大学部付属教員保母養成所(現:聖徳大学幼児教育専門学校)卒業。幼稚園での勤務後、保育園で10年以上にわたり乳児の保育を担当。現在はにじいろ保育園一之江で、保育補助として0歳児の保育を担当している。
2020年05月02日偶然が重なり、当初の自分の中での計画より早く、生後4カ月半で保育園に入所できることが決まって喜んだのもつかの間、完母で育ててきたので哺乳瓶&育児用ミルクをまったく受け付けないわが娘! 保育園に入所したら1カ月以内に復職しなければいけないため、職場復帰の期日が迫り焦るなか、慣らし保育の1カ月間、哺乳瓶&育児用ミルクと格闘した体験記です。 根拠のない自信で大失敗次女を生後6カ月ごろに保育園に入れようと予定していた私。長女も完母で育てたものの、哺乳瓶に対してさほど抵抗感を示さなかったため、次女もきっと大丈夫だろうと完全に油断していました。保育園が決まったら2週間前くらいから練習を始めようと考え、生後3カ月まで一切哺乳瓶を使用せずにきたのです。 ところが! 想定していたより2カ月早く保育園入所が決まった次女。急いで哺乳瓶の練習を始めましたが、哺乳瓶の乳首をおもちゃのように舐めるだけで、吸うものとして認識してくれないのです。 哺乳瓶経験ゼロからのスタート次女を産んだ病院は母乳育児を推奨しており、哺乳瓶もできるだけ使わないようにという指導をされていました。ケイツーシロップなどの水薬の内服も、哺乳瓶の乳首からではなく、哺乳瓶のキャップをコップにして飲ませるように教えられ、そのようにしていました。 ですので、次女は過去に一度も哺乳瓶の乳首をくわえたことのない状態だったのです。その結果が哺乳瓶の完全拒否……。哺乳瓶の乳首を口に入れることさえできないときもありました。 試行錯誤の日々ありがたいことに、わが家にはおさがりでもらった哺乳瓶が大量にあったので、娘に少しでも合いそうなものを探し、ありとあらゆるものを試してみました。哺乳瓶ではどうしようもなくなったときのために、マグタイプのものも同時に試す始末。 また、最悪はスプーンで育児用ミルクを飲ませてもらおうと、育児用ミルクそのものに慣れる練習も繰り返しました。必死に格闘すること3週間、ようやく哺乳瓶で20cc程飲めるようになり、そこからは量との戦いでした。 パパや家族も参戦しての猛練習保育園からは、1回に100cc飲めるようにならないと午後以降も預かることができないと言われたものの、なかなか量が増えず、焦るばかりの私。見かねた夫が試しにやってみると、私がやるよりも飲みが良いのです。私からは母乳が出るのをわかっているので、抵抗しているかのようでした。 時には祖母の手も借り、いろいろな人から育児用ミルクを与えられるようになると、徐々にですが量が増えていき、職場復帰のわずか2日前に、ようやく100cc飲むことに成功したのでした。 育児用ミルクをあげないにしても、搾乳した母乳を哺乳瓶であげるなど、少しでも哺乳瓶に慣れさせておけばと後悔ばかりです。それに、あの状況下でもしも急に私が倒れ、母乳があげられなくなっていたらと思うとゾッとします。3人目ができたときには迷わず早期から練習をしようと心に決めました。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2020年05月02日こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。今は保育園が休園中、登園自粛要請のところが多いですが、4月からお子さんが保育園に入園したご家庭は多いのではないでしょうか。保育園に預けるとき、ママたちは「こんなに小さくて保育園に預けていいのだろうか」「子どもがかわいそうじゃないか」「子どもの発達に悪いのではないか」と悩んでいます。果たして本当に子どもはかわいそうなのでしょうか? 考えてみたいと思います。 ママたちを悩ませる「3歳児神話」、実は根拠がない「保育園よりも幼稚園のほうがいい」という考えが、世の中にあると感じます。共働き世帯が増えてきて、この風潮は少なくなってきているようにも感じますが、依然その考えの原因になっているのが「3歳児神話」です。3歳児神話は、“子どもは3歳ごろまでの間に「母親の手元」で育てられないと、成長に悪影響が及ぼされる”という考え方です。1950年にボウルビィという医師によって提唱されたとされています。 この考え方は、平成10年の厚生白書で“3歳児神話には、少なくとも合理的な根拠は認められない”とされています。なので、保育園に預けることは、子どもの発達、成長に影響を与えることはないと考えて大丈夫です。先ほど出てきたボウルビィも“母親的関わり”が大事と書いていて、アメリカの研究でも保育士さんに愛情を持って育てられれば、成長に影響はないという結果が出ています。 保育園に行くメリット・デメリットは? 保育園に行くと、多くの子が風邪を引きやすくなります。フィンランドの研究でも、保育園に通っている子のほうが、通っていない子よりも風邪をひく回数が多いと結果が出ています。ただ、保育園に通っている子は、小学校になってからの風邪の頻度が、通っていない子よりも低くなることがわかっています。発達に関しては、保育園に通うことによって、言語発達が改善するという指標があります(これは、3歳半の子にたいしてのデータですので、大人のときに言語発達が差がでるかは示していません)。 きょうだいがいる子のほう方がおしゃべりが早いと言われているので、子ども同士の関わりが子どもの発達をうながすのだと思われます。保育園は、小学校入学以降の風邪に関してや、発達に関してメリットがあることがわかります。とはいえ、ママのそばにいたい盛りの子どもが預けられることが多いので、預けるときに子どもが泣いてしまうことも多くあります。そんな子どもの姿を見るのがつらい、ということはよく聞く話です。 保育園に行く・行かないに関わらず、大事なこと 「保育園に子どもを通わせると、母親の幸福度が上がる」ことも先ほどの研究からわかっています。母親の幸福度が高いと何がいいかというと、虐待の防止に役立ちます。虐待までいかなくても、母親が幸福で穏やかだと、子どもの精神も安定します。保育園に行くか行かないかに関わらず、ママの精神的安定は家族の幸せにとても重要ですので、子どものためにもママの幸せをママ自身がきちんと考えていただきたいと思います。 生後8週から働いている、わが家の工夫▲2018年11月ごろの様子提供:保田典子医師 私は3人子どもがいますが、3人ともほぼ育休なしで仕事に復帰しています。産前も短くしたりしていたので、産休を含めても合計1年もありません。早くに子どもを預けて、さみしいという気持ちもありました。特に、末っ子は最後かなと思うと育休を取っておこうかなと悩んだこともありました。保育園に預けるときは、子どもにとって保育園が安心な場所になるように、心がけるようにしていました。たとえば、子どもの性格を先生とシェアしたり、子どもの様子を見て、早めにお迎えに行くようにした時期もありました。そして、自分自身が子どもにとって安心な存在であるように、なるべくイライラしない工夫をしています。 疲れたら、とことんラクをする! 無理しない!私も、3人目妊娠中からすごくイライラしやすくて、妊娠してから1年半から2年くらいが一番つらかったです。そこで行きついた答えは「自分を大事にすること」でした。 眠かったら朝起きずに朝ごはんも作らなかったり、掃除をやめたり。「疲れるなぁ」と思うことをやめると、心に余裕が出てきて、今度は逆に掃除もやろうという気分になってきます。「疲れたときはとことんラクをする、無理をしない!」これがイライラしないコツです。最近は子どもも少し大きくなってきたので、自分の仕事のことを子どもと話すようにしています。そんな子育て法でいいのかはわかりませんが、子育てに「不正解はない」と思っています。保育園でも、幼稚園でも、大丈夫。保育園に通う子どもたちは、決してかわいそうなんかじゃありません。ママたちが子どもの成長を喜びをもって見守ってくれれば、子どもはきちんと育つのではないかと思います。 イラスト/マメ美監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。
2020年04月30日2度目の育児休業の終わりが近づいてきました(本来4月復帰予定でしたが、新型コロナの影響で延長させてもらっています)。今回は1度目の育児休業の反省を生かして、2度目の育児休業でこれはやって良かった!と思っていることをレポートします。ご近所ママ友の輪を広げる1度目の育児休業は、新卒から同じ会社で働いている私にとって、初めての長期休暇。休む前から、やりたいことがたくさんあってワクワクドキドキ!もともと、週末ではなく、火・水曜休みの仕事だったこともあり、この機会になかなか会えていない旧友に会ったり、興味のあった資格の習得をしたり。さらに子どもが生まれてからは、「今しかできないことを」と、ベビーモデルや幼児教育に力を入れ、毎日大忙しでした。保育園の送迎だけではママ友はできにくい!?そんな毎日を過ごしていたこともあり、地域のイベントへ参加することもほとんどないまま育休を終えました。そのとき、近所に同じ年齢の子どものいるママ友はゼロ。でも、子どもが保育園に入園すれば、ご近所のママ友ができるのかな〜なんて思っていました。しかし、保育園への送りを夫が担当していたこともあり、保護者に顔を合わせることがない!帰りのお迎えは、時間との勝負。あいさつは交わすものの、友達になるような会話をする時間なんてない!ここではじめて「あれ、ご近所ママ友って作れるの?」と考えるように。そんな中、2人目を妊娠。同じタイミングで、上の子が同じ園に通っていたママたちの中に、2人目を妊娠した人もちらほら。「予定日いつですか?」「もう性別わかりましたか?」なんて会話を交わすようになりました。いざ2度目の育休に入ると、上の子の送り迎えのタイミングで、毎回顔を合わせ「日中何して過ごしてます〜?」「今度近くでベビーマッサージあるけど一緒に行く?」なんておしゃべり。いつの間にか、ご近所ママ友ができていました。「ママ友」という呼び方だと、どこか軽く聞こえますが、今ではこの出会いを心からありがたく思っています。たまたまその地域で同じ世代の子どもを育てていて、年齢も職業も違うのに、友達になれたことがすごいなぁと。歩いている距離に住んでいるというのも、とても便利。「ウチに寄ってかない?」「この後ランチしない?」なんて、約束をせずに気軽に誘い合えます。お互いの家族のこともよく知っているので、近頃は子どもありきの知人を通り越して、親戚のおばちゃん同士に近い感覚です(笑)。理事会や町内会への参加1度目の育休中は賃貸に住んでいたこともあり、理事会や町内会とは無縁の生活。しかし2度目の育児休業中に、マイホームへ引っ越し。そこで、マンションの理事を引き受けたり、町内会へ積極的に参加するように。私たち世代での町内会への参加は少なく、「若いのにありがとう〜」「若者が来てくれて助かるよ」と、かわいがってもらっています。息子たちからすると、祖父母世代の方が多く、実家、義実家が遠いわが家にとっては、そんな方たちとの触れ合いはとても貴重な時間に。ご近所ということもあり、街中で会うことも多々。挨拶を交わしたり、立ち止まっておしゃべりしたり。ちょっとした買い物、お散歩がとても充実しています。さらに息子たちが、自然と元気よく挨拶ができるようになったのをとてもうれしく思います。常連さんになる!1度目の育休中は、とにかく電車へ乗ってあちこちへ出掛けていたこともあり、食材はネットスーパーやデパ地下などで一括購入。近くの商店街を歩き回ることはありませんでした。しかし2度目の育休中は、上の子の送り迎えがあるため、出発時間にも、帰ってくる時間にも制約が!遠出が難しくなり、自然と近所の商店街やデパートをブラブラすることが多くなりました。子どもを連れていると、相手も覚えてくれていることが多く、「コレ、ぼっちゃんに食べさせてね」とおまけをしてくれることも。常連さんと呼んでくれるお店も増えてきて、街を歩くのがとても楽しいです。新型コロナウイルスの感染拡大で、さまざまなものが売り切れている昨今ですが、「来ると思ってとっておいたわよ〜」とお目当てのものを取り置きしてくれていたことには感動しました。2度目の育休で、地域ネットワークを広げられたことは、これからの人生を豊かにしてくれる出会いばかりだったと感じています。<文・写真:ライターかつき>
2020年04月30日学童1日目はあいにくの雨Upload By taeko4月1日、小学校の入学式はまだですがこの日から学童がスタートしました。同じ保育園のお友達が3人いるけれど、あとは初めてのお友達や職員さんばかり。昨年末に1回見学に行っていましたが、やっぱり不安でした。朝から冷たい雨。今まで傘を持つのを嫌がって、持っても手に力が入っていなくてグラグラするので、ずっとカッパを着せていましたが、試しに傘を持たせてみたら...しっかり持てました!あきらめていたことができてびっくり。Upload By taeko学童は、小学校の中の一室にあります。学童に到着すると、すでに畳に置かれた机で子どもたちが遊んでいて、すぐにミミも加わりました。自治体の就学支援シートを活用Upload By taeko学童の面談の時に、ミミがASDであることを職員さんに伝えていました。たくさんの子どもがいるので、埋れてしまわないように何度も伝えていこうと思っています。ミミは就学準備として、自治体が役所や幼稚園・保育園・療育機関などで配布している「就学支援シート」を作成しました。「就学支援シート」には、得意なこと、好きなこと、苦手なこと、配慮してほしいことなどを記入します。保護者記入欄だけでなく、「就学前機関記入欄」があるので、ミミの保育園や療育での成長の様子をそれぞれの担任の先生に書いてもらいました。先生方が枠からあふれるほど詳しく丁寧に書いてくれて感動...!ミミの小学校には特別支援学級とミミが利用する特別支援教室があり、この学童はすべての生徒が利用することができます。基本的にはどの子どもにも同じ様に接し、配慮が必要な際は職員さんが協力し合って対応してくれるそうです。私は「就学支援シート」と診断書のコピーを小学校の担任の先生だけでなく、学童の職員さんにもお渡しして読んでもらい、ミミへの配慮をお願いしました。Upload By taeko学童に持って行く物はけっこう多いです!小学校の授業がお休みの時はお弁当も必要です。偏食のミミのお弁当はいつも同じ内容だから、私はラクかも。嬉しい関わりと勉強も...充実した1日Upload By taekoトイレの場所を確認しようと職員さんに聞いたら、近くにいた年上の子が聞いていて、ミミを案内してくれました。こういう関わりってありがたい!安心して私は仕事へ行くことができました。Upload By taeko仕事を終えて迎えに行くと、ミミは体育館で伸び伸びと遊んでいて、私を見つけるとニコニコ顔で走ってきました。楽しんでいたみたいで良かった!学童では勉強をする時間もあり、ドリルが数ページできていてびっくり。ミミ、初日からバッチリだね。
2020年04月24日娘がまだおなかの中にいたときは、快適に過ごしているだろうか、窮屈じゃないだろうかと気がかりだったことを覚えています。そこで、おしゃべりがじょうずになった娘に「おなかの中にいたときはどうだった?」と聞いてみることに。その答えがとっても不思議だったんです。 お風呂に入りたかった?保育園に通い、おしゃべりがじょうずになったころ、「ママのおなかの中はどうだった?」と娘に聞いてみました。すると、ニコニコしながら絵を描き始めた娘。 底が丸い池のような絵の上に、顔のついた人のような絵を描いて、娘は「熱ーいお風呂があった。入りたくて、ここからジャボーンって飛び込んだ。やけどしちゃった」と言っていました。 娘いわく、そのお風呂のお湯はとにかくたくさんあったそうです。たしかに私は、妊娠糖尿病で軽度の「羊水過多」だったんです。 ピンク色だった?娘が楽しそうに絵を描きながら、おしゃべりを続けるので、そのまま聞いていることにしました。そのときにピンクのクレヨンを選んで絵を描いていたので、「ピンクだったの?」と聞くと、「そう!」とのこと。おなかの中はピンクだったようです。 続けて「温かいからずっとプカプカしていたの」と言っている娘の姿を見て安心しました。どうやら私のおなかの中は快適だったようです。その姿を見た私は幸せな気持ちでいっぱいになり、娘を抱きしめました。 弟ができることを知っていた?さらに娘は「もう1人、お風呂に入りたいって待っている子がいるんだよ」と言いながら、せっかく描いた絵の上に黒いボールペンで「はなまる」を上書きしました。これは保育園の先生のまねっこです。「話がそれて、空想の話になっちゃったかしら?」と思いながら、当時は娘が描いた絵を記念として写真におさめました。 この少しあとに私は2人目を妊娠。「もしかして、あのとき娘が言っていた“もう1人”ってこの子のことなのかも」と、さらに不思議な気持ちになったのでした。 個人的に、女の子のほうが言葉が早い子が多く、胎内記憶についても話を聞きやすいと感じています。胎内記憶について聞いてみたい!という方は、何度もしつこくは聞かずに、リラックスしているときに聞いてみると思い出しやすいそうですよ。 監修/助産師REIKOイラスト:imasaku著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2020年04月22日私は現在、3歳と生後8カ月の2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。 生後2カ月から保活スタート 次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいの首がすわったころから始めました。狙うは次女が1歳すぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10軒は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきたなかで、一番よかったのは「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅のなかに園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「お仕事」といって、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえます。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも「良いな」と思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅のなかにあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもの今やりたいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年04月20日私たち夫婦の実家は遠方なので頼ることができず、ママが仕事復帰する際、2人の子どもをどちらも1歳から保育園に入れることにしました。そこで実際に入園させてみて、パパが感じた3つの良いことをお伝えします。 さまざまな年齢のお友だちができる1つ目の良いことは、お友だちができることです。親と2人きりだと公園に行ったりしてもなかなかお友だちは増えませんでした。でも保育園には同い年はもちろん、お兄ちゃん・お姉ちゃんのような異年齢の子どもがたくさんいます。 子どもは休日に親と遊んでいるときよりも、保育園で子ども同士で遊んだほうが明らかに楽しそうにしていて、そのときの話をたくさんしてくれるようになりました。親には思い付かないような、子ども同士でしか発見できないことも多いようで、良い経験になっていると感じます。 年上のお友だちがお手本に2つ目の良いことは、お手本となるお友だちが近くにいることです。同じ1歳といっても、子どもにとっての数カ月は成長の度合いに大きな差があるように感じます。保育園で数カ月上の子どもと過ごすことで、じっと座ってごはんを食べるようになったり、急に歩きだしたりと、それまでできなかったことができるようになりました。 月齢が上の子どもが身近にいることで、良いお手本となり子どもの成長を助けてくれているように感じます。 先生が見てくれるので安心3つ目の良いことは、先生が見ていてくれることです。保育園の先生たちは、当たり前ですが保育のプロ。子どもについて勉強し、これまで何人もの子どもを見てきています。 保育園の見学に行ったときに、ただ子どもに「片付けなさい」と指示をするのではなく、楽しく遊ばせながら片付けをしている様子に感動しました。また、子どもみんなで歌ったり遊んだりすることで協調性や感性を育んでいるのだと感じました。 保育園の先生方が指導し、いつもやさしく見ていてくれるおかげで、子どもの成長の大きな助けとなっているのだと思います。 私の親は「小さいころから保育園に預けるのはかわいそうだからやめなさい」という考え方。私も子どもを預けた当初は、泣いている姿を見るとやっぱり預けたのは間違っていたのかな……と何度も思いました。 でも、現在は子どもが慣れて毎日楽しそうに帰ってくる姿を見ると、保育園に入れて本当によかったなと感じています。 監修/助産師REIKOイラスト:(c)chicchimama著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2020年04月20日まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、預けてみると……。 まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」の一言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、どんどん元気な子どもを産んでね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 監修/助産師REIKO イラスト:sawawa 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年04月19日赤ちゃんは体が未発達のため、ねんねがまだじょうずにできません。そのため、寝かしつけは本当に大変。苦労しているママも多いのでは? そこで、3人のお子さんのママでもある保育士の井上りな先生に教えてもらった、「手軽にできて効果あり!」と話題の寝かしつけ神ワザをまとめて紹介します。今回は生後0〜5カ月の低月齢ちゃんにおすすめのワザを集めました。いくつか試してみて、わが子に合うワザを見つけてくださいね。 お昼寝にも使えるワザ!:やさしい触れ合いで安心させるのがポイント おでこや眉間をやさしくなでなでお布団に寝かせたあと、赤ちゃんのおでこや眉間をやさしくゆっくりなでると、気持ち良くなって寝つく赤ちゃん多し。ただし、触られるのが苦手な場合も。嫌がるようなら無理強いはしないで。 耳元でハミング♪赤ちゃんはママの声が大好き。耳元で囁くようにハミングをしてみましょう。安心して赤ちゃんはスヤスヤ夢の中へ。歌は声がハッキリするため楽しくなりテンションが上がってしまうことも。ハミング程度が効果的です。 手と足を曲げて伸ばしてねんねの赤ちゃんも疲れていないと寝ないことがあります。手や足を持って軽く曲げたり伸ばしたり……体操してあげて。適度に疲れて眠りにつきやすくなります。 おうちにあるものを使ったワザ:心地良い揺れと包まれている感が○! 布団ごと抱っこ寝たと思って布団に下ろしたら泣く、背中にスイッチがついているかのような赤ちゃんが多いころです。これは寝ている場所が変わることが伝わり不安になるから。ベビー布団でくるんでユラユラし、寝たら布団ごと、そっと置くだけ。包まれている安心感と、心地良い揺れで寝つきも良くなります。 ベビーカーでご近所トリップベビーカーの揺れは赤ちゃんにとってとても心地良いもの。なかなか寝ないときは思い切って、家のまわりをぐるりと一周してみるのも手。ママも気分転換になりますよ。外に出るのが大変な場合は、玄関先でベビーカーを前後にゆらゆら動かしてあげるだけでもOK。 ワザを試す前にまず確認を!まずは赤ちゃんが安心して快適に眠れるように、環境や生活リズムを整えることが大事です。ワザを試す前に、次の項目ができているかチェックしてみて。 □部屋は電気を消して暗くしている□快適な温度や湿度だ(温度は50〜60%、室温は26〜28度が目安)□静かで落ち着ける環境だ□おなかが満たされている□おむつが汚れていない□毎朝決まった時間(遅くとも8時ごろ)に起こしている□日中適度に運動している いろいろなワザにチャレンジしても、寝ないことも多いもの。ママがイライラしたり焦ると、赤ちゃんにその気持ちがうつってしまい、余計寝なくなってしまいます。どれか効果があったらいいな、くらいの気持ちで試してみて。わが子に合うようにアレンジを加えても良さそうですね! ※寝かしつけ中は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。※窒息の恐れがあるので、赤ちゃんの 枕元や赤ちゃんの顔の近くに ぬいぐるみなど置かないようにしましょう。※うつ伏せで寝ていたら、あお向けに戻してあげましょう。 監修者:保育士 ライクアカデミー株式会社にじいろ保育園一之江 井上 りな聖徳学園短期大学部付属教員保母養成所(現:聖徳大学幼児教育専門学校)卒業。幼稚園での勤務後、保育園で10年以上にわたり乳児の保育を担当。現在はにじいろ保育園一之江で、保育補助として0歳児の保育を担当している。
2020年04月18日子どもが生まれると生命保険や学資保険などの加入を検討されることが多いと思いますが、子どもにはどのような保険が必要なのでしょうか。親の経済状況や福利厚生などにより差はありますが、一般的な考え方をお伝えします。 最も必要な保険は賠償責任保険生まれたばかりのお子さんには不要ですが、保育園に預ける場合や動き回る時期になったら必要な保険です。保険会社によって名称は多少異なり、日常生活賠償責任保険、個人賠償責任保険等と呼ばれることもあります。 日常生活で誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、損害賠償金や弁護士費用等を負担した際の損害を補償する保険です。個人賠償責任保険は月額100円~200円程度の商品ですが、単独の保険として取り扱っているケースはあまりなく、“火災保険”や“自動車保険”、“傷害保険”の特約(オプション)で付けることがほとんどです。 また、多くの場合は個人でなく、生計を共にする同居の親族全員が対象となります。また、自治体によって加入の義務化が進んでいる自転車保険も賠償責任保険でカバーできるものも少なくありません。賠償責任保険の詳細は下記の記事をご確認ください。医療保険は加入しても少額が基本子どもの医療費は公的制度の健康保険と小児医療助成があるため、医療保険(入院・手術に支払われる保険)は原則不要と考えます。子どもが長期入院したときの看病等で収入の落ちこみに対応する必要があると考えても、少額(入院日額5000円以下)の医療保険や共済で良いと思われます。お住まいの自治体によって小児医療助成が終了する時期が異なりますので、子どもの医療保険の加入を検討する場合には、小児医療助成が終わる時期に検討することをおすすめします。また、保育園や幼稚園等で保険や共済の加入をする場合は内容が重複している場合は、無駄になってしまう場合もありますので、必要な分だけ加入できるようにしましょう。なお、がん保険は一生涯保障されるものでも月額1000円台から加入できるものもありますので、健康保険で適用されないがんの治療を望む場合には、幼少期から加入することを検討されても良いでしょう。 子どもの死亡保険は原則不要親が亡くなってしまうと子どもの生活費や学費が維持できなくなる可能性があるため、死亡保険の加入は多くの場合で必要ですが、子どもが亡くなった場合の金銭的な保障は必要である場合は少ないので、死亡保険は原則不要です。学資保険などの将来の学費を貯める目的とした保険であれば加入しても良いのですが、これから加入する場合は利回りが以前ほど良くないので、別の手段でお金を貯めることも検討されると良いでしょう。 親の保険の検討の際、保険会社の担当者や保険代理店に子どもの保険も多くの保障を付けて提案されるケースも少なくありません。保障できる範囲が広ければ、事故や病気になった場合は多くの保険金を受け取れますが、公的な制度でカバーできる分や過剰な分は保険料も掛かるため不要の場合が少なくありません。お子さんの保険金を考える際にご参考にしていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年04月17日子どもを0歳から保育園に入れているママのなかには「もう保育園? 早すぎる」「子どもがかわいそう」なんて言われて落ち込んだことがある人もいるのではないでしょうか。実は私もその1人。長女は生後7カ月、長男は生後5カ月で保育園に入れました。今回は、こどもたちを0歳から保育園に入れてよかったと感じた理由を紹介します。 生活リズムが整った! 入眠もスムーズに!入園前は家庭の生活リズムに子どもを合わせてしまうことがありました。夜泣きに疲れ果てて、「子どもがまだ寝ているし、一緒に寝ちゃおう」とお昼前まで親子でぐっすり……なんてことも。しかし、保育園に入ると必然的に起床時間が決まってきます。入園後は毎日同じリズムで生活するので、それに合わせて1日の生活リズムが整いました。 さらに、入眠もスムーズに。抱っこでしか寝ることができなかった長女が、背中をトントンするだけで寝られるようになり感激! 眠たいのになかなか寝られなくて泣き続ける、ということも少なくなり、長女自身もラクになったようでした。 保育士さんと一緒に育児の悩みを乗り越えられた家で育児をしていたころは、育児書やネットの意見が頼り。長女の時代は、周りに育児中の友だちもおらず「これでいいのかな?」と不安になることもありました。 しかし、保育園に入ってからは保育士さんに直接悩みを相談することができ、一緒に悩みを乗り越えられることができました。また、保育士さんの目から見ても気になる点がある場合は、専門機関への受診を促してくれたこともありました。 保育のプロであり、毎日わが子を見てくれている第二の母的存在の保育士さん。そんな保育士さんからのアドバイスはとても説得力があり、心強いものでした。一緒に子どもの成長を見守ってくれる、育児仲間が増えたような気持ちにもなりました。 子どももママも、世界が大きく広がった!保育園に行くと、同じクラスの友だちはもちろん大きいクラスのお兄さん・お姉さんとも関わる機会があり、子どもの世界が広がります。「泣いているお友だちをなでなでしてくれたんですよ」なんてうれしいエピソードが聞けるのも保育園ならでは。友だちとの関わりのなかで子どもの成長を感じることができました。 また、ママの世界も大きく広がります! 入園前は、家族以外と話をしない日もめずらしくなかった私ですが、入園後は職場の仲間・先生・保育園のママたちなど、さまざまな人との関わりが増えました。その新たな出会いは、私にとってその後も大切な存在となりました。子どものことから、仕事のこと、愚痴まで、いろいろなことを本音で話せる友だちができたことは大きな収穫です。 周りからの「かわいそう」という言葉に悩んだ日もありましたが、0歳から保育園に入れることで、子どもにも私にもよかったと感じることがたくさんありました。保育園に入れていても入れていなくても、ママの子どもに対する愛情は同じ! 周りからの声は気にせずに、自信を持って親子ともに保育園生活を楽しむことができました。 監修/助産師REIKO 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:sawawa著者:久保田さや長女(小6)・長男(小1)・次男(2歳)の母。歯科衛生士。育児と仕事を両立しながら衛生士としてキャリアを積む。第3子出産後は、専門知識や子育て経験を中心に記事執筆をおこなう。
2020年04月15日よく耳にする「小1の壁」。これは、主に保育園時代には仕事を終わってお迎えに行くまで保育園で面倒をみてくれていたのが、小学校になると、学童での預かり時間は仕事から帰るより早い時間になることで起こる問題を指します。もちろん、その問題も大きいのですが、今回は、私が実感した、ワーママが小学1年生の子どもと一緒に乗り越えていかないといけない、宿題や学校の準備について考えてみたいと思います。保育園から小学校へ…できると思っていたことが思ったよりもできない!?0歳から保育園に通っていた長女。下に妹弟がいることもあり、年中(4歳)になる頃には、帰ってきたら洗濯物や水筒などの洗い物を出し、明日の準備は自分でやるということがほぼできていました。そのため、てっきり小学校の準備も自分でできるものと思っていました。しかし、毎日同じものを持っていけばいい保育園と違い、小学校は時間割というものがあります。時間割を見て、明日必要な科目に応じた教科書と、けんばんハーモニカやうがい用のコップなど、日によって必要なものが変わってくるということが、思った以上に難しいことだったようです。忘れ物をするという体験も必要だと考えて私は、小学生になって、何から何まで親が手を貸すというのはよくないと思っていたので、まずは自分でできるようにと、自分で準備することを徹底させました。忘れ物をしたら自分が困る、先生に注意されるという経験を経て、気をつけるようになると思っていたからです。でも、わが家の長女の場合は、「自分が困ったから今度から気をつけよう」とは思わなかったようです。宿題に関しても、自分からはやろうとはしないし、していなかったら明日困るという意識もないようでした。これは子どもの性格による差が大きいのかもしれません。宿題をやる一番の近道は「一緒にやろうか」「自分でやらせる」というのをあまりに徹底しすぎたせいで、忘れ物や宿題をやっていないことが多くなった長女。でも、子どもにお任せ状態だったので、実は私は忘れ物や宿題ができていないことに気づいていなかったのです。ある時、先生から連絡帳に忘れ物について書かれていて、子どもに確認して初めて知ったような状態でした。これではいけないと、まず学童の先生に話をして協力をお願いし、宿題は学童でやってくるようにさせました。その上で、帰ってきたら、私が宿題をチェックする時間をとるようにしました。宿題の続きや直しをする場所は、ダイニングテーブル。私が夕飯の準備をしながら、ちらちら見ながら、声をかけるという体制を作りました。完全なお任せや放ったらかしではなく、ある程度の手助けとチェックをすることで、子ども自身に、「宿題をする」という習慣づけをすることができました。「やりなさい」と言ってもなかなか聞かなかったのですが、「一緒にやろうか」と言うと、すんなりと机に向かってくれました。ワーママの帰宅後は、家に帰る⇒ごはんの用意・食べさせる⇒お風呂に入れる⇒寝るとバタバタなので、そんな時間ない!と思うかと思いますが、結局は、「一緒にやる」という形が一番の近道でスムーズでした。宿題と合わせて持ち物の確認も今は毎週決まった時間割というのがない学校が多いようです。長女の学校も毎週金曜日に来週の予定表が配られています。学校によっては毎日次の日の時間割を、自分で連絡帳に書かないといけないところもあるようです。明日はコップがいる日だとか、明日はスプーンがいるなども、1年生ではなかなか自分ではチェックできません。わが家では、子どもたちの予定表を冷蔵庫に貼り、必要な持ち物に印をつけておき、私が家事の合間に「明日、コップがいるけど入れた?」などと声をかけるようにしました。言われたらその場ですぐに準備できるように、冷蔵庫から見える場所の居間に、ランドセル・教科書コーナーを作りました。私の場合、保育園時代に「自分でできているから大丈夫」と過信して、すべてを1人でさせようとしたのが、最初の失敗だったと思っています。小学1年生は親が思っている以上に、習慣づいていないことをやるのが難しいということをまずは理解して、フォローするのがよさそうです。そして、子どもがスムーズに学校生活に慣れていけるようにサポートできるといいですね。<文・写真:ライター鳥山由紀>
2020年04月14日お久しぶりの投稿となります!この度、念願の3人目を妊娠し、いよいよ来月が予定日となります。今回は年の近い兄妹の近状や、1人目妊娠時との違いをご紹介出来たらなと思います。兄弟が欲しいと思っているママ&パパの、家族計画の参考になればと思います♪1歳11ヶ月差兄妹に、新たに1歳7ヶ月差の新たな兄弟が生まれることに!下の子が1歳を迎えた頃、3人目の妊娠が発覚!3人くらいは産みたいなぁ、2歳差くらいがベストだなぁと理想としてはいたものの、ちょっと早いかも…が我が家の正直な感想でした。というのも、1人目がイヤイヤ期に突入するタイミングで2人目を出産し、バタバタとした事が頭にあったから。臨月に突入した現在、お兄ちゃんはわたしのお腹が目立ってきたこともあり、すぐに「赤ちゃん=新たな家族」が増える事を理解してくれ、お腹を撫でてくれたり、声をかけてくれたりするように。「これこれー!この反応が見たかったのー♡」と、理想としていた兄弟誕生の思い出ができ、わたしの心に大きな安心感がありました。打って変わって妹ちゃんは、やっと言葉が出てきた&歩き始めたタイミング。妊娠中で、上手く動けない、イライラしがちな母親に「これがしたい!あそこに行きたい!」とイヤイヤとは違う意思の強さを見せてきて滅入ってしまう事が多く、今現在もとても手を焼いています…。長女は、さすが二人目!な一面も…1人目の育児は、いい意味で「都合よく」忘れているもの。長女は、「なんでこの子はこんなに大変なんだ?!」とため息ばかり。女の子だからか、なんでも自分でしたがったり、お世話好きだったりと自己主張が強く、わたしのイライラを募らせることも多いのですが、さすが2人目!お兄ちゃんというお手本が側にいるのが当たり前の2人目は、教えてないのにできる&勝手にやっていること多し。これには本当に助かっていて、トイレも勝手に行ってくれる、教えてくれる。歯磨きや手洗いも自ら「やりたい」と上り台に気づけばいたりするので、ちょっと手伝ってあげるだけ。仕上げ磨きも泣かれたことがありません。お着替えも少しずつ出来るようになり、心に余裕がある事が本当に救いです。動き回る毎日に、まさかの安静指示が!妊娠も三回目となると、心に余裕はあるものの、体力的に限界が…。抱っこや洗濯物の量は半端なく増えるので、3人妊娠の中で最もお腹の張る回数は多く、まさかの1ヶ月間安静指示が出てしまい…。それでもただただ気持ち悪い初期悪阻期を寝て過ごすよりは、やることに追われ、兄妹に「これを見て!来て!食べたい!」と求められる今の方が気が紛れ、あっという間に過ごせたのが良かったかも。上の子たちのお下がりを仕分けながら、こんな小さいの着ていたんだよ〜、この写真に写ってるのは君達だよ〜という会話も愛おしく、まさに今しかない時間を過ごせることもいい思い出です♡3人目妊娠、パパの手助けは? パパの変化について3人目がやっぱりほしいね〜と夫婦で話し合ったのは、パパが転職したタイミングでした。それまでは子供が起きる頃にはパパは家を出ていて、わたしも送り出せないことも多く、子供が寝てから帰ってくるような生活。夫婦で交換日記をつけないとコミュニケーションが取れず、これ以上子どもは無理だと諦めていたとき、パパが決断してくれました。今では定時で帰ってこれることもあり、夕方にはパパがお家に!妹ちゃんが立っち出来るようになりお風呂がずいぶん楽になったタイミングではありましたが、毎日お風呂介助をお願い出来るようになったことが妊娠中のわたしには本当に助かりました。手伝いが無くても、ただ1人大人がいる状況というのは心に余裕が出来て安心出来ますよね♪また、妊娠が分かってから「お家」についてもパパが本格的に考えてくれるようになり、「そろそろ持ち家にしたいね」と提案してくれました。住む場所や手伝ってくれる親族の状況、色々な事を考えてわたしの体調をみながら住宅展示場にも足を運びました!…ですが、今回は見送ることに。今の住居は子育てを大前提に決めた物件だったので、ワンフロアで済む利便性が◎。さらに、ご近所付き合いも確立してきていました。一番は奇跡的に2人とも同じ保育園に通わせることが出来ているので、わたしの意見を尊重してもらい、今回は見送りに。お家については、子どもを授かる前に「何処でどう生活していくか」を決めてからまず先に買うべきだったなとすこし後悔もあります。最後のマタニティライフの、やっておきたいこと&注意すること「家族計画で、子どもは3人まで」と結婚した時から決めているので、今回の妊娠が最後の我が家。最後に「どうしても4人で旅行に行きたい!」という要望をパパが叶えてくれました。どのタイミングで行こうか…などとのんびり考えているうちに妊娠9ヶ月を迎えてしまったので、キャンセルがギリギリまでできる&ホテル内で充分楽しめる場所をパパがチョイス。安心してマタニティ旅行を終えることができました。妊婦旅行で選ぶ宿は…今回の家族旅行は、私の見た目も気にせずゆっくりできる「露天風呂付き客室」が必須。また、小さな子連れなので、和室を選ぶことも必須で、露天風呂付き客室だけ障子が採用されていないことも助かりました。妊婦であることをホテル側に伝えておくことももちろん大事ですが、どのような設備になっているか事前に細かく確認しておくことはとても大事です!また、我が家は用意されているものの確認が疎かで、不要な荷物が多くありました。やはりお腹がかなり出ていたのでもうちょっと早く来ればよかったな〜と後悔はもちろんあります。パパの負担や、移動時間を考えると安定期に行くのがベストだと思います!パパのと作戦会議! 3人目が生まれたらどうする?また、今回の旅行での目的は、ゆっくりとパパと「3人目が産まれてからの作戦会議」をすること。今回は一切里帰りしないと決めているので、パパと私でどう3人の子どもたちの世話をするのか、しっかりと確認をしました。まず、産後1ヶ月の安静期間に、パパが兄妹の保育園の送り迎えすることの確認。次に、陣痛が来た時、子どもたちを預けるまでのパターン確認。そして一番大事なこと。お兄ちゃん、妹ちゃんの対応について。わたしの入院中は少しでも不安にならないように、毎日実家に帰ってもらい子どもたちと寝てもらう約束。そして2人目出産時に決行し、周りからも「大成功だね!」と褒められた、【パパは一切新生児のお世話をしない約束】です。沐浴はわたしの体調次第で手伝ってもらいますが、それ以外はノータッチで今回もお願いしました。なぜなら、パパもママも赤ちゃんにつきっきりになってしまうと、やはり上の子がジェラシーを感じてしまうから。今回は、赤ちゃんが生まれることを理解しているお兄ちゃんとは全く違う、「私を見て!!!」が一番強く出ている妹ちゃんケアを考えて、しっかりその約束をしました。長女を妊娠していたときにお兄ちゃんの相手をパパがしっかりしてくれたことで、「パパは僕のもの!僕の担当!」と安心してくれ、そのうち下の子に興味を持つようになってくれました。パパっ子になってくれ、今でも助かっているので、今回もその作戦でいきます!子どもたちの心の不安…今私ができること、諦めること不安だらけだったマタニティライフもいよいよあと4週間。日々子どもたちに笑わせてもらって、とてもしあわせに過ごせています。ですが、わたしの不安定な心と同じように、子どもたちも急に不安定になり始めました。お兄ちゃんは前回もそうだったので想定はしていましたが、ちょっとしたことで大袈裟に泣く、アピールしてくる他、夜驚症(寝ている間叫ぶ、泣く)がいつもより頻繁になり、寝つきが悪い、起きにくいなど睡眠に問題が…。大好きなばぁばのお家お泊まりも「一人っ子体験」として積極的にさせていたので、5日間泊まったりも余裕だったのですが、先日はたった1日も泊まることができず寝る前に帰りたい…と泣いて電話が来たほど。普段はそんな姿を見せていなかっただけに、これには少し驚きました。妹ちゃんは夜泣いていても放っておいて大丈夫だったのが、トントン&わたしの顔に乗らないと安心できない状況に。また離れると泣き、夜泣きが頻繁に。日中はとにかく抱っこマンで、抱っこした上で指示を出す、気に食わなければ後ろに倒れる…などいかにもな態度です。お兄ちゃんからは「ママは抱っこ出来ないんだよね?ずっとはできないよね?○○くんはもう大きいからダメなんだよね?」と何回も確認されます。「うん、ちょっと難しいけど、抱っこ出来ないわけじゃないよ。それに妹ちゃんも大きいから抱っこ難しいんだよ」と返すようにしています。 「一回抱っこして?」にはなるべく対応して、お風呂、寝かしつけもなるべく一緒にして、お手手を繋いだりハグなどスキンシップをいつも以上にするようにしています。妹ちゃんも「ママがいいー!!!」と叫ぶことが増えたので、パパにお願いするのを諦めておんぶして家事することも多いです。髪を引っ張ったり何かを掴んでいたり、お手伝いのつもりか逆に部屋を汚くされることも多いですが「ママを助けてくれてありがとうね」と伝えています。ご飯はとにかく手を抜いて、側にいることに重点をおいたりなど、しばらくは心のケアに力を入れることになりそうです。これから始まる、3人育児。不安よりも楽しみに感じられるのは、慌ただしい毎日のおかげ。2人の可愛い可愛い子どもたちと、頼りになるパパに支えながら最後の出産を迎えようと思います♡
2020年04月10日子どもの世界はどんな風に見えているんだろうと、育児をしていると時々思います。自然現象や、目の前のものに、「さん」付けして呼ぶ様子に胸がキュンとする毎日。今回の記事では、そんな尊ささえ感じる(笑)育児あるあるをまとめてみました。「ついてきちゃった!」お月さまもお友達保育園の前で別れたはずの月が、自宅の前にいた時に相当驚いた娘。ついてきてしまったと勘違いし、大慌てする様子に幼児の目には世界がどう映っているのかとても興味を持つようになりました。母の話によれば、私自身も同じことを言ったことがあるそう。世代を超えて同じ話ができるのも楽しいですね。「もうやめて!」暴風もお友達保育園の帰り道。その日はとても風の強い日でした。寒さも増して、思わず娘が漏らした叫びは風への懇願。もちろんそれで風はやむことはなく、風にあおられる娘を不憫に思いつつも、かわいらしさに頬がゆるむ帰り道でした。「それは雨の声でしょ!」雨だってお友達室内でトランプを楽しんでいたところ、パラパラと雨が降ってきました。「雨の音がするね」と話しかけたらすかさず「あれは雨の声だよ」と訂正されました。思ってもみなかった世界観。ユウウツに感じていた雨の日も、雨の声が聞こえると思えば少しはガマンできる気がします。「エレベーターさん!」無機質だってお友達大きな荷物を持った帰り道。少し前を歩く娘にエレベーターをよんでおいてもらおうとお願いしたら、本当にエレベーターを呼んでくれました。ほかの階に停まっていたエレベーターに声が届くようにと大きな声で。娘の目にはよく働く仕事人にうつっていたのでしょうか。こうした幼児の世界観に触れるたび、「手のひらを太陽に」という歌詞を思い出します。その世界はあたたかで、この時期特有のものだと思うと尊さを感じずにはいられません。ずっと覚えていたい育児の思い出のひとつです。皆さんにはどんなエピソードがあるでしょうか。<マンガ・文:ライターちゅん>
2020年04月10日4月と言えば、新学期。この春から子どもが保育園や幼稚園に入園するという人もいると思います。そのときに必要になるのが入園グッズです。シューズバッグや巾着など、布ものがメインになるかと思いますが、そんなときに便利なアイテムをダイソーで見つけたのでご紹介します! ユニコーンが夢かわいいデザイン ユニコーンやピンクのうさぎとネコのキャラクター、スイーツやリボンがいっぱいのデザインは、もちろんかわいいもの好きの子におすすめ。シンプルなバッグにワッペンやラインシールつけるだけで、夢かわいいアイテムに大変身! お裁縫が苦手なママでも、かわいいアイテムが作れますよ。 はたらくくるま&宇宙がかっこいいデザイン 男の子が特に大好きなはたらくくるまのワッペンやお名前シールは、やっぱり鉄板! 今どきなカラーリングのロケットやUFOも◎。毎日、保育園に行くのが楽しくなるように、持ち物を大好きなもので統一するのもおすすめです。 モノトーンのくまがおしゃれなシンプルデザイン シンプルなデザインのほうが好きというママや、兄弟で使い回したいというママにはこんなデザインのワッペン&ネームシールがおすすめ。星やドットのデザインは使いやすさ抜群! これなら親子でも使えそう! モノトーンのデザインの良いところは、親子でも使いやすいところ。これならママのポーチにワンポイントであってもカワイイ! 見ているだけでほっこりするので、親子でお揃いのグッズにするのもおすすめです。 持ち物にワッペンなどを付けておくと、子ども自身も目印になるので、取り違えの防止にもなります。たくさんのお友だちと過ごす保育園ライフを楽しむためにも、こんなアイテムでちょっとした個性が出せるといいかも! 【紹介アイテムまとめ】アイロン接着刺しゅうネームワッペン(2個入)アイロン転写ネームラベル(キッズ)シールワッペン(1個入/3個入)なまえが隠せるワッペンネームタグ(6個入)ネームテープ(幅約23mm×長さ約1m)ネーム付バンドネーム付ループクリップパイルワッペンラインシールワッペンループクリップ(2個入)ループ付ネームワッペン(2個入)名札付けワッペン(2個入) ※本記事内の価格表記は、すべて消費税抜きの価格です。※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。※商品パッケージの説明文を読んで正しくご使用ください。※画像はイメージです実際とは異なる場合がございます。※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2020年04月03日編集部:学研キッズネット編集部株式会社学研ホールディングスのグループ会社で、文具や知育玩具のメーカーの株式会社学研ステイフルは、2020年4月1日より “第10回学研のニューブロック作品コンテスト”の作品エントリーを開始しました。学研のニューブロック作品コンテストとは今回10回目の開催となる学研のニューブロック作品コンテストでは、応募作品の中から毎月5名の優秀作品を選定。優秀作品に選ばれた方には「ニューブロックマイスター認定証」と「学研のニューブロックおなまえシール」、さらに今回は特別プレゼントとしてお子さまや作品の写真と名前を入れた世界に一つだけのオリジナルパッケージのニューブロックをプレゼント!(大人の方のご応募も可能です)また、Wチャンスとして、期間中最も優れた作品を制作したマイスターには、最優秀作品賞として豪華賞品を1名様に進呈します。さらに、今回は学研教育みらいとの共催で、新たな応募部門として「団体部門」を設置し、乳幼児施設(幼稚園・保育園・こども園等)で子どもたちが作った作品を募集します。団体だからこそ作り出せる世界観をもった作品をぜひご応募ください。学研のニューブロックは今年で発売から55周年を迎え、発売当初から変わらぬブロックの形で親子3世代に渡り遊ばれてきた学研のロングセラーブロックです。無限に広がるニューブロックの可能性を、ニューブロックファンの方々と共に探し求め続け、多くの方と共有し、ニューブロックの魅力を更に広めていくことを目指しています。キャンペーンの詳細はホームページにてご覧いただけます。【学研のニューブロックとは…】学研のニューブロックは発売から55年を迎えたロングセラー商品。1つ1つのパーツが、大きくて柔らかいので、誤飲を防ぎ、小さなお子さまにも安心してお使いいただける知育玩具です。特長としての6つの柱(①色彩感覚の養成②情操教育③指先の鍛錬④意欲と集中力の養成⑤知能開発⑥独創性・創造性の育成)を基本に、遊びを通して知識の幅や量を増やすことができるので、幼稚園や保育園でも広く扱われています。どのブロックをどう組むのか、自分で試行錯誤を繰り返し、課題を発見して解決する力は、お子様の育ちの力となります。キャンペーン概要【キャンペーン期間】一般部門:2020年4月1日(水)~8月31日(月)団体部門:2020年5月1日(金)~8月31日(月)(一般部門とはスタート日が異なります)実施地域:日本国内懸賞方式:オープン懸賞応募方法:キャンペーン期間中、ニューブロックの作品をカメラで撮影し、ニューブロック公式ホームページ内キャンペーン専用サイトから応募。■キャンペーン専用サイト:【賞品】【一般部門】優秀作品賞(毎月選定)「ニューブロックマイスター認定証」「ニューブロックおなまえシール」「学研のニューブロックオリジナルパッケージセット」ニューブロックマイスター認定書学研のニューブロック オリジナルパッケージセット最優秀賞(1名様)バルミューダ「バルミューダ ザ・トースター」※色は選べませんので、予めご了承ください。【団体部門】最優秀作品賞(1組)モノブロックボリュームセット特別賞(3組):モノブロック団体用※団体部門の賞の選定はキャンペーン期間終了後に行います。毎月の選定は行いません。入選の発表方法厳正なる審査を行い、発表は学研ステイフルニューブロック公式ホームページ「ニューブロックスーパーラボ」内て行います。【一般部門】ニューブロックマイスター認定は毎月月末〆翌月中旬発表で、認定証・プレゼントは翌月下旬ごろの発送を予定しています。最優秀作品の発表は2020年9月中旬ごろ、賞品の発送は2020年9月下旬ごろの予定となります。また、各マイスター作品はニューブロック公式Instagram「学研のニューブロック mini labo」にて紹介する予定です。※最優秀作品の発表とともに、すべての投稿作品画像を掲載させていただく予定です。【団体部門】最優秀作品賞、特別賞の発表は2020年9月中旬頃、商品の発送は2020年9月下旬頃の予定となります。第9回最優秀作品賞(作:bunbun様)■「学研キッズネット」のニュース一覧はコチラ■応募条件等【一般・団体共通】・ご応募は1回の投稿につき1作品に限ります。・期間中であれば何回でもご応募が可能です。・応募作品は本人が製作した未発表のものに限ります。【団体部門】・ご応募は乳幼児施設(幼稚園・保育園・こども園等)に属する団体に限ります。・ご応募は学研のニューブロックまたはモノブロックで作成した作品に限ります。その他の個人情報の取扱については、ホームページのプライバシーポリシーをご参照ください。【ニューブロック公式ホームページ】【ニューブロック作品登録ページ】【ニューブロック公式instagram】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月03日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「キュンとするお話」です!ソウタ君めっちゃ純粋無垢でかわいいですねーーーーーーーー!苦手なことを得意なことでカバーできる力って、生きてる中でずっと必要な気がするbyしばたま 『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』 イラストレーターしばたまさんのInstagramに集まった、ほんわかゆるーいストーリーから衝撃的なオチや深く考えさせられる話が書籍化。日常の中で起こる心揺さぶられる珠玉のドラマたち!▼前回の記事を見る 【キュンとする話】妊娠中の夏バテで寝てばかり…呆れた夫に意見したのは! 【スカッとする話】強引な引き止めで結婚退職できない…パワハラ上司に意見したのは! 【感動する話】父が母にプレゼントした3本の赤いバラ。秘められた父の想いに涙! \「しばたまさん」の記事が動画になりました!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年04月01日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 先日、次女KTが保育園を卒園しました。 私人生の最後の娘となるKTを無事に送り出して頂いたことにすこぶる気持ちが高ぶっているので、今日はそんな私の思いの丈をブチまけさせて頂きたいと思います。 長女N子が保育園に入所してから8年間、たくさんの人と出会いました。 保育園の先生たち、お母さんたち、そして、出産前は出会いにカウントすることがなかった保育園の子どもたち。先生たちはもちろんのこと、プロフェッショナルなお母さんたち、そうでもないお母さんたち、更に、意外にも保育園の子どもたち、みんなから教わることが沢山あった8年間でした。こんな私でもみんなのおかげで毎日少しずつ、お母さんとして、そして人間として、成長することができたのではないかと思います。 妊娠中や乳飲み子を育児中のお母さん、これから先、初めての経験で右も左もわからず、私みたいにやってはいけない恥ずかしい失敗をして落ち込む日があるかもしれません。そんなときにはこのダメな私を思い出してみてください。 あなたはノープロブレムよ!少しでも間違えたらすぐに激しく叩かれる時代ではございますが、お気になさらず。できることから頑張りましょう!ときには大いに人に助けを求めて今日も育児頑張ってください。陰ながらではございますが、今日も明日もあなたを応援しています。 フレーフレーお母さん♡頑張れ頑張れお母さん〜♡ イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています!著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。HP:「やましたともこのホームペー痔」
2020年04月01日3種類のゲームで学習『みんなの怒りスイッチをさがせ!ゲームで身につくアンガーマネジメント』学校や日常生活の中で人と関わる場面を取り扱った60枚の『怒りのできごとカード』を使った、『怒りの温度当てゲーム』『3重丸ゲーム』『こんなときどうする?ゲーム』の3種類のゲームで遊びながらアンガーマネジメントの方法について学習していくことができます。『怒りの温度計カード』、そのできごとを自分が許せるどうかを視覚化する『3重丸シート』、『こんなときどうする?箱』など、場面にあった自分や他人の怒りを具体的に分析できるツールも用意されています。自分の怒りの度合いに気づくこと、人との感じ方の違いに気づくこと、そして怒りを感じる場面でどうしたらいいのかを考えることと、アンガーマネジメントを身につけるために必要な要素を総合的に学べる教材です。シングルマザーの著者の実体験を綴った『うちの子、へん?発達障害・知的障害の子と生きる』シングルマザーの著者、知的障害がある息子「ぽんちゃん」、ぽんちゃんの姉のみいちゃんの3人の家族のエピソードが漫画で描かれています。ぽんちゃんに障害があると知り母は絶望しますが、それでも持ち前の愛嬌で言葉がなくても誰とでもすぐに仲良くなりみんなに愛されるぽんちゃんを見て前向きに過ごしていきます。そしてそんな母やぽんちゃんを見て育つ、お世話好きな姉みいちゃんの頼もしい様子にも心がほっこりして、読んでいて元気が湧いてきます。間に挟まるコラム部分では、障害児を育てるにあたって知っておきたいことが解説され、また巻末には日常生活で活用できる絵カード『準備カード・きもちカード』もついていて、ぽんちゃんと家族の前向きな日々に触れながら、ご自身の子どもとの関わりにも役立てられる一冊です。女性ならではの困りごとを具体的に解説『こころのクスリBOOKS よくわかる女性のADHD 注意欠如・多動症』遅刻や忘れもの、うっかりミス、衝動買いなど、ADHDのある人の困りごとについて取り上げ、中でも女性ならではの困りごとに焦点をあてて解決方法を紹介する書籍です。仕事や家事で使えるライフハック術の提案や忘れもの防止策から、『いい恋愛をするために』『夫との関係を平和に保つには』『子育てが苦手と感じたら』など女性の視点にたってピックアップされた困りごとまでを取り扱っています。例えば『時間の管理』に関する困りごとは、『専業主婦で子どもがいない場合』『子ども0歳代の育休中の場合』などライフスタイルごとに生活の枠組みを提案するなど、女性の生活に寄り添いながらより実現可能な対策を考えられるよう工夫されているので、いろいろなライフハック術をうまく機能させられないという方にも手にとっていただきたい書籍です。イラストつきで関わり方のポイントがわかりやすい『保育園・幼稚園のちょっと気になる子』保育園・幼稚園にいる『ちょっと気になる子』――みんなが過ごしやすくなるための「目で見て分かる支援」や「分かりやすい話し方」など、関わり方の工夫が解説されています。「こんなときどうすればいい?」の章では、園生活の中での外遊び、自由遊び、登園渋りなど、さまざま場面での"ちょっと気になる"行動が取り上げられており、保育者も保護者も子どもの行動について考えるヒントを得られそう。たくさんの工夫、関わり方のポイントが詰まったこの本では、子どもの過ごす場所は成長とともに変わっていくことを踏まえて、園生活だけでなく就学後の生活の見通しについても触れられています。子どもが安心して過ごせるための丁寧な関わりをこの本を通して考えたいですね。子育て×科学!?『科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実』子育てに関する疑問に対して、科学的な視点から回答しているこの本、目次に並ぶ10の真実も『結局、「叱る」は大人の負け』『ほめるのはタダだが、技術が必要』『「学校は社会の縮図」ではない』など気になるものばかりです。科学的なエビデンスのある内容が記載されているので、例えば「ほめる」という行動についても、どのようなほめ方が・なぜ良いのか・ほめることが持つ機能とは...など解説が非常に具体的で読んでいて納得感があります。"科学"というと難しいように感じますが、イラストも交えたシンプルで分かりやすい説明で、サクサク読み進めることができますよ。苦しんだ子ども時代から、話せるようになったあとの苦労までーー『かんもくの声』家では元気でよく話すのに、学校では話せない――そんな子ども時代を経て27歳になった著者は、インターネットで偶然『場面緘黙症』という言葉に出会い、「この悩みは世界で自分だけのものではなかった」と大きな衝撃を受けたそう。そこから場面緘黙症について調べ、同じ経験をしている人たちと出会い、人生を通して場面緘黙について考えていきます。話せないことで苦しんでいた子ども時代だけではなく、話せるようになったあとの苦労についても書かれており、場面緘黙が「治る」とはどういうことかについても著者の考えが綴られています。話せる・話せないという表出している状態のみではなく、内面的な部分も含めて知ることができる書籍です。
2020年03月31日「ちょっと気になる子」を理解できると関わり方が変わるこの本には、「ちょっと気になる子」を理解するために必要なことが書かれています。1章「ちょっと気になる子の理解」では、「ちょっと気になる子」は、具体的にどんな子どもなのかが見えてきます。発達障害の名称をつけるのではなく、たとえば「こだわり・興味の狭さが気になる子」とか、「ことば(コミュニケーション)が気になる子」として、園でよくある風景の描写から、どんな様子が見える子なのかがこまやかに紹介されています。そして、こういう子に共通して想定される「脳の中のちょっとした不具合」について、感覚統合の考え方から分かりやすく説明されています。Upload By 発達ナビBOOKガイド大脳が働くとは、豆電球がピカピカ光ることなのですが、そのためには、豆電球に向かって電気がスムーズに流れるよう電線を整備しなくてはなりません。「脳の働き方に、ちょっとした不具合があるかもしれない子どもたち」は、電線が細くて電気がうまくながれなかったり、つまりぎみだったりする可能性があります。そういう子どもたちには、意識的に体を動かして元気に遊ぶことで、電気が通りやすいよう電線を整備することができます。これが、感覚統合を進めるかかわりということです。(P66)この「配線」について理解することが、気になる子の理解に通じることになります。2章「子どもを支える配慮と工夫」では、「ちょっと気になる子」に有効な支援「目で見て分かる支援」と「分かりやすい話し方」について、簡潔に説明されています。また、それは「ちょっと気になる子」だけでなく、特に気になるところのない子も含めて、すべての子どもたちにとって、いいことだと述べられています。たとえば、「ひとりへの配慮が、みんなのために」として、こんなエピソードが紹介されています。ちょっと早口なある先生が、難聴の子どもがクラスにいたときに、はっきりゆっくり分かりやすく話すように心がけていたことがあったそう。そのときは「クラス全体が落ち着いて、子どもたちも授業に集中してくれていたような気がします」(P68)と書かれています。また、「目で見て分かる支援」では、いくつもの工夫が示されていますが、「お部屋の中の装飾を見直す」として、こんな例もあります。先生の説明に注目したくても、お部屋の飾りつけやロッカーからはみ出したバッグ、床に散らばっているブロックなどが視野に入って注目を阻害していることもあります。カーテンはひもで固定してはためかないようにする、室内装飾は少なめに、ロッカーの整理かごは色をそろえるなど、過剰な刺激を避ける工夫をします。(P78) By 発達ナビBOOKガイド絵を見ると、一見落ち着いているように見えた子も、部屋がすっきりすると前よりちゃんと先生の方を見ていることが分かります。すべての子どもは「地続き」で、白黒はっきりわかれているのではない、ということも伝わってきます。3章「こんなときどうすればいい?」では、さまざまなシーン別に、対処法が紹介されています。「席から離れてしまうとき」「大人から離れられないとき」「外遊びに出たがらないとき」など、保育の日常の中にありそうな、子どもの姿と、具体的にどうしたらいいか、について書かれています。「登園しぶりがあるとき」では、もしかしたら先生の声かけが元気すぎるのかも、ということから、子どものそばに行って小さな声で「おはよ」と言ってみたり、Upload By 発達ナビBOOKガイド自由遊びは「ほんとうの自由を保障する」時間として、お友だちの輪に入りたがらない子には、無理をさせずに見守ってあげたりといった保育者からのアプローチが提案されています。Upload By 発達ナビBOOKガイド4章「つながりの中で育てる」では、ここまでの3章を受けて、子どもたちの園以外の場にいるときの姿へとつながっていきます。子どもの居場所だけでなく、過去と未来についても考えられています。「子どもたちは成長とともに居る場所が変わる」ということをふまえ、今まで受けてきた支援や配慮、これから入って行く学校生活への見取り図が示されています。ここでは、なんとなく敬遠してしまいがちな、保護者と保育者が、お互いに協力していくための具体的な話し方も示されています。1秒だって気を抜けない息子のことを「まったく疲れちゃうんです」と愚痴った時、保育園の先生は笑顔でこう言ってくださいました。「○○ちゃんの頭の中、開けてみてみたいって、私たちはいつも言ってるんですよ。次々と新しいことを思いついて、ほんとうにおもしろいから!」。(P156) By 発達ナビBOOKガイド同じ子どもでも、保育の場からと家庭からでは、違う角度で見えるものです。子どもの未来、特に就学を考えるときに、「就学までにできるようにしておかなければ」と焦るのではなく、「就学してからも、支援を受けてのびのび育っていけばいいんだ」と思えてくる、希望を持つことができる。この本にはそのためにできる具体的な工夫や例が、たくさん登場するのです。保育と療育の間にいる子どもたちをどう見守るか、という課題ところで、この本の内容はもともと、臨床育児保育研究会発行の隔月刊誌「エデュカーレ」で、特別支援教育をテーマに連載されていたものだそう。実はこの「ちょっと気になる子」というタイトルとも、関連しているそうです。著者の中川信子先生にお話を伺いました。Upload By 発達ナビBOOKガイド発達ナビ編集部(以下――)「気になる子」は、保育と療育の間にいる子どもとして、この本では書かれていますが、もう少し詳しく、「気になる子」はどんな子どもなのか、あらためて教えてください。中川先生:『気になる子』とは『気にしている大人の目から見て気になる』です。はっきりした障害名がつき、『気になる子』が『障害のある子』になると、大人の中では気にならなくなるということもあります。でも、障害名の助けを借りなくても、どういう子なのかが理解でき、どう接してあげればいいのかが分かれば『気にならない、かわいい一人の子』になるのではないかと思います。『気になる子』という名称は、『エデュカーレ』の発行母体である『臨床育児保育研究会』と関係があります。保育の現場から上がってきた『子どもたちにもっと的確な保育ができるようになりたい』という願いから始まった『気になる子研究会(気に研)』が発展して『臨床育児保育研究会』になりました。私はずっと『障害』の側から子どもたちを見てきたので、『気になる子』がいたら、可能性のある障害特性を仮定し、それにもとづいた適切な対応をさぐろうとしました。それに対して、保育者の方たちは、子どもたちの行動を見て『なぜ?』『どうして?』『どうしてあげたらいいの?』と『気になる』様子だったのです。『気になる子研究会』では、『気になる子』について、『あてはまる障害名を探す』『白黒はっきりさせる』ではなく『気になる』行動の背景に想定される、さまざまな行動特性や障害の特徴などを、私からお伝えしました。そのことで、目の前の子どもたちが単に『気になる子』ではなく『こういうふうに対応したらいい子ども』となっていく。連載を依頼されたときには、そのことを読者にお伝えしたいと考えて書きました。「気になる子」には、安心できる環境が必要――現状では、療育は、保育とは別の場所で行われていることが多いと思います。このことについてはどう思われますか。中川先生:本来、障害児保育と一般保育は同じところを目指すはずだと思います。私は発達障害ということばをあまり使いたくないので、「発達系」と呼んでいるのですが、この発達系かも?という子が増えて、今、療育はパンク気味です。これを転換期ととらえ、今後は、保育園・幼稚園などの生活の場で、療育に近い関わりが行われ、わざわざ別の場所での訓練に通わなくてもすむようになればいいと思います。保育園、幼稚園での「療育に近い関わり」「ていねいな配慮のある関わり」をこの本では提案したつもりです。でも、そのためには、集団の人数の問題は避けてはとおれません。どうしても大人数だと配慮は行きとどきにくいし、子どもの側の集中もとぎれがちになるからです。また、『分からない』と声をあげればちゃんと助けてもらえる環境があって、安心して『分からない』『教えて』と言えることが大事なんですよね。そこで子どもの学びは進むのですから。それはやはり、大人数のクラスでは、かなえられないことだと思っています。安心できる環境はとても大切です。『アタッチメント』ということばは、日本語では愛着と訳されて、何だか「母の愛」というようなイメージがありますね。でも本来アタッチメント(attachment)とは、しがみつくという意味。風が強いときに飛ばされないように柱のようなものにしがみつく、そのことがアタッチメント。困ったときや不安なときでも、頼れる人がいれば安心していられます。集団生活の中でも子どもが安心して過ごせるかどうか、園の先生の態度が大きな意味を持つと思います。感覚の違いを理解できたら、「気になる子」の理解は進むはずUpload By 発達ナビBOOKガイド――本の中には、感覚が敏感な子どもへの理解についての話も登場します。過敏さを理解するには、どんな風に考えたらいいですか。中川先生:たとえば、私たちだって、押し入れに頭をつっこんで探し物をしているようなときに、急にうしろから背中をたたかれたりすれば、びっくりして飛び上がりますよね。でも、後ろに人がいることが分かってさえいれば、そんなにびっくりはしないものです。過敏さがある子たちはいつもこんな感じなのでしょう。不安な環境にいるからびっくりして、大人から見ると気になる行動に出てしまう。でも、安心できる環境にいれば、そんなに過敏にはならずにすむ。本の中でふれた、感覚統合の考え方を知ると分かりやすいと思います。保育士さんは、元気な人が多いので、大きな声で『おっはよー!』って挨拶なさいますよね。でも、耳が敏感で音に過敏な子は、その声にびっくりしてしまうわけです。前向きな方には、遊びが嫌いな子、みんなのところに参加したがらない子の気持ちも分かりづらいんじゃないかなと思います。この本を読んでくださる保育者には、『気になる子』はこう感じているかもしれないと気づいていただけたら、と思っています。子育てには正解はないから、保護者がひとりぽっちにならない子育てを――ところで、保護者の方たちは、保育者よりも長い時間子どもと接する中で、どうしていいか分からなくなることも多くあります。そんなときはどうしたらいいでしょうか。中川先生:保護者の方は、子どもの発達について『自分の育て方が悪いのではないか』と悩むことが多いのも事実です。だからこそ、脳の働きについて正しく理解することが、すべての子どもの育ちがよく見える助けになるのではないでしょうか。それでも、こうしたことは頭で理解していても、日々の子育ての中でやっぱりイライラしたり怒ってしまうことはありますね。人間は感情の動物、カッとなることはありますよ。でも、手はあげないでください。もし、つい手が上がってしまったら、その手はそのまま自分の頭にのせておいてくださいね。腹が立ったときは、じょうずに感情を別のところに吐き出して。クッションや枕に口を当てて『もうやだー!』って20回くらい叫んでごらんなさい、だんだんクールダウンしますよ。つらいことは、体で表現すると楽になります。理屈をこねても鎮静しません。『怒っている私』を、子どもに当たる以外の方法で解放してあげてほしいです。子育てには、正解はありません。叱って育てても、その子らしさを受け入れて育てても、結果は親子ごとに違うかもしれない。でもあとになって、できなかったことをいろいろと引っ張り出してもしょうがないことなんです。『みんなとちがう』ことが心配になるのは親であれば誰しもですが、どうか、分かってくれる人や、同じ思いをしている人を見つけて、『ひとりぽっちじゃない』状態で、長丁場の子育てに取り組んでいってほしいと願っています。そして、保護者の方はお子さんのことがよく分かっていても、先生に伝えるのはなかなか難しい場合がありますよね。この本の中に、お子さんにあてはまるような例があったら、コピーを先生に渡していただき、『こんな風に書いてある本がありました。うちの〇〇と似ているので、お持ちしました』と、『さりげなく』お伝えになる助けになればと思います。「気になる子」を理解することが、幸せにつながってほしい――気になる子は、その子自身が困っていることが多いです。どうしたら、気になる子自身も周りのお友だちや大人たちも、困ることがなくなるでしょうか。中川先生:昔から、『いっぷう変わった子』や『元気過ぎる子』や『ひとつのことに熱中すると他のことが目に入らない子』というのは、たくさんいましたし、今もいます。私自身もそうです。私は家族全員がちょっと変わった人たちだったので、特に問題視されない恵まれた環境だったと思いますが、それでも悩み深い少女でした。自分のそういう部分を、もしかしたら心理学を勉強したらコントロールできるかな?と思い、『人の幸せのために役立つ心理学』を学ぶことができたことで、今の私があります。ところが、今はちょっとでも『みんな』から外れていると、親も保育者・先生方も『発達障害ではないでしょうか?』と、心配するようなご時世になってしまいました。『多様性の尊重』とか『一人ずつに合わせた教育(保育)』と言いながら、その一方で社会の規範がどんどん狭まり、そこから少しでもはみ出た子には『障害』のレッテルを貼って『特別な支援』につなげなくては!と焦る風潮が強まっていると感じます。障害は、英語ではdisorderで、これは本来、列の乱れ、列からちょっと外れた状態を意味します。今の日本では、ちょっとでも列から外れると、列に入れようと、ぎゅーぎゅー引っ張るやり方をしていますが、ほんとうは、列には入ったり、戻ったりすればいい。列への参加のしかたはいろいろでいいはずなんです。『全ての子を、こういうふうに見て、こういう配慮をすればいいのね』と『集団の中での個別配慮』についての認識を、子どもを理解することで深めていってもらえたらと願っています。そのために、例えばこの本の中の一つのお子さんの例を題材に、保育の場で先生方同士でお話しいただき、『○○組さんの○○くんのこともこんなふうに見ると分かりやすいね』と共通認識を持つために役立てていただけることもできるのではないかと思います。ある意味『ふつうとは違う』側の中に、人間としての豊かな可能性や、人と協力し合いながら生きていく大切さが潜んでいると思います。これから育っていく子どもたちと、そのご家族が『幸せだなぁ』って思っていただけるといいなと思いながら、この本を書きました。Upload By 発達ナビBOOKガイド絵によっても、子どもへの理解がより深まるこの本には、たくさんの場面についてのイラストが登場します。子どもがどんな風に感じているのか、子どもの表情や、ちょっとした体の使い方に表現され、「こういう子、いるね」「こういうことある!」というリアルさがあります。大人の接し方によって、子どもはこう変わるといった様子も、おおげさではなく描かれています。また、実は表紙には違うイラストが入る予定だったそうです。子どもはニコニコして前を向き、ママもスカートをはいていて余裕が感じられる様子でした。(p148にあります)。でも、中川先生は「ちょっと気になる子は、なかなかこうはいかないでしょう」と提案され、その結果、ちょっと不機嫌そうな子どもの様子と、笑いつつもちょっと困り顔のお母さんの表情の絵となったのだそうです。こういう子いるね、うちの子と似てる、と思ったら、そのページからまずは読んでみてもいいかもしれません。育児する人、保育する人へ、「この子はこんな風に感じているかもしれないから、こうしてみたら?」という温かい提案を、少し先の成長した姿とともに見せて、安心させてくれる「保育園・幼稚園のちょっと気になる子」です。取材・文/関川香織写真/鈴木江実子
2020年03月31日職場に復帰するためには必要な保育園。しかし子どもにあまりに泣き叫ばれると、そうまでして働く意味はあるのか……と後ろめたく感じてしまいます。思い悩みながらも通わせ続けた結果、保育園に入れて本当によかった!と心から思えるようになった私と娘の保育園奮闘体験談を紹介します。 うれしいような寂しいような入園決定 復職を希望しているため保育園の入園希望を出したものの、いざ保育園の入園決定通知が来ると、ずっと一緒にいられるのもあと何日か……とカウントダウンしてしまうくらい寂しさがありました。 娘は生後8カ月で入園したのですが、入園準備を進めるなかで、やっとハイハイができたくらいの赤ちゃんなのに本当に手元から離してしまっていいのだろうか……と疑問に感じる日々が続きました。 毎日大号泣の慣らし保育期間そんな後ろめたさを抱えたまま始まった慣らし保育。最初の1週間は午前中だけ、次の1週間は午後3時まで……と決められたプログラムで慣らし保育をしていくのですが、娘はひときわ大号泣。毎日お迎えに行くと目を腫らして疲れた顔をして泣いており、先生からも「ごはんも飲み物も拒否で水分がとれないので、もうしばらく午前中だけで迎えに来てください」と指示があるほどでした。 娘が保育園に行っている間は私にとっては貴重なひとりの時間でしたが、家事も手につかないくらい罪悪感にさいなまれていました。 ニコニコ登園できる日がやってきた毎日泣きながらも1カ月ほど頑張って通っていると、少しずつお茶が飲めたりごはんが食べられたり、床に降りて遊べるようになったりと進歩が見られ始めました。先生たちのことも覚え、特に懐いている先生もいたりして、お友だちともだんだんなじみ始めました。 通い始めて半年以上経った今では、登園すると早くお友だちのところに行きたくて、体温を測っている間もうずうずしてしまうくらいになり、成長を感じています。 慣らし保育で泣き叫び続けていたころは、やっぱりうちの子には無理だったんじゃないか、そうまでして働く意味とはなんなのかと考えてしまっていました。しかし、いざ通えるようになってみるとお友だちができて、先生やお友だちから毎日いろいろな刺激を受け、歌ったり踊ったり外遊びをしたりして楽しそうにしており、頑張って通わせて本当によかったと思えています。こんなにママっ子なうちの娘でも楽しく通えるようになるなんて、保育園の力はすごいなと心底感じています。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:ののぱ著者:わけ はるか2017年6月に長女出産。1歳を過ぎても夜泣きに悩まされ、アメリカの赤ちゃん専門の睡眠コンサルタントに相談をし、自身も睡眠コンサルタントになるべく資格取得中。
2020年03月28日二太郎はいま週に1~2回の頻度で一時保育に通っています。昨年の5月、二太郎が2歳2ヶ月のときから通い始めて、いま二太郎は3歳になったところ。始め数回は泣き、慣れてからはむしろ通いたがり、私は毎回布団の入った大きい荷物を担いで、二太郎と一緒に電車に乗って通っていました。さて、駅から荷物を持って、二太郎と保育園に向かって歩いていたときのこと…。■保育園に通い始めたころは…■登園で感じる子どもの成長登園で感じる二太郎の成長…!電車も、駅から保育園までの道も、通い始めはてんやわんやだったのに、今となっては楽勝! むしろ楽しめる余裕まで出てきている!毎日一緒にいると気づかないけど…二太郎の保育園への登園も、残すところあと数回。二太郎との2人の時間、楽しんで味わい尽くそうと思います!\モチコさんの「育児ノイローゼ」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月23日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト