普通分娩と比べて、どうしても経験談が少ないのが帝王切開出産です。それ自体はめずらしいことではないですが、身近に経験者がいないってこともありますね。すると、何を準備したらいいのかがわからず、不安になったりも…。そこで、二人の子どもを帝王切開で産んだ筆者が、準備していって良かった!と思うアイテムをご紹介します。①手術前夜、眠れないときに時間をつぶすもの予定帝王切開出産の場合、前日からの入院となるケースが多いはずです。初めてのお産、しかも手術…考えれば考えるほど、不安で眠れなくなるもの。スマホをぼーっと眺めて過ごしてもいいですが、画面の明かりでますます目が冴えてしまいますよね。できれば、本など時間をつぶせるものを持っていくと良いでしょう。赤ちゃんが生まれてしばらくは、ゆっくり一人で過ごす時間は取れません。これが最後のまったり時間!と割り切って、楽しむ工夫をしましょう。②退院時の服はお腹を締め付けないもの「赤ちゃんが生まれればお腹はぺったんこ、元通り!妊娠前の服を着て帰れる~」と思っていませんか?残念ながら、そうではありません。出産後も、なぜかお腹はぽっこりのまま。産前ジャストサイズだったジーンズはまず入りませんし、しかも帝王切開直後です。傷口が痛すぎて、とても締め付けのキツイ服なんて着られません。そのため退院用の服には、ワンピースなど体を締め付けないものをおすすめします。あわせて、クッション性のある腹部保護ベルトを用意しておくと安心です。産後ダイエット!と張り切って持っていった骨盤ベルトは、退院後もしばらくつけられませんでした。お腹が痛すぎて…。③寝たまま水分補給できる、ペットボトル用ストロー帝王切開後すぐは、体を動かすこともままなりません。手術後数時間で水分補給が許可されますが、「体を起こして飲み物を飲む」ということがものすごく大変なんです。そのため、寝たままでも飲めるペットボトル用のストローを準備しておくと便利。これは万が一倒してしまってもこぼれないように作られているので、安心ですよ。まとめ筆者は二人の子どもを帝王切開で出産していますが、一人目のときは情報が少なく、苦労したものでした。今回ご紹介した3点は、すべて一人目のときに「持っていけばよかった」と筆者自身が感じたもの。もちろん、二人目の出産時にはすべて持参しました。普通分娩と比べて身近に経験者がいない場合もあり、不安を感じやすいのが帝王切開出産です。自分自身が快適に過ごせるようなアイテムは、積極的に持っていくことをおすすめします。きっと気持ちが軽くなるはずですよ!Written by 七尾 なお
2018年03月19日これから出産を控えてるプレママさんたち、入院の準備は完ぺキですか?あれもこれもと詰め込んで、入院用のバッグがパンパンになってしまってませんか?今回は、寒い季節に出産した先輩ママたちに、「これは必須!」の入院アイテムや「これが意外と役に立った!」という、目からウロコのアイテムをいくつかご紹介します。いきみ逃しに、コレは必須! 3度目の出産で追加した入院アイテム秋冬出産の場合は寒いので、一般的な準備品リストのアイテムのほかに、“ママの靴下やカーディガン”は必須です。特に冬出産のポイントは、乾燥対策と水分補給!!わたしも上のお兄ちゃんが11月出産だったのですが、病室はとにかく乾燥が酷くて、唇も身体もぱっさぱさに…。入院は数日ですが、やっぱり乾燥はキツいもの。“携帯タイプの加湿器”などがあったらいいなぁと思いました。ほかにも、“リップクリーム”や、“ボディクリーム”は必須です!現在わたしは第三子妊娠中。二度の出産を経て、今回は“マッサージャー”を追加しました。前回も前々回もいきみ逃しの際に、肛門付近をパパや家族にぐーで押してもらってたのですが、今回はこのマッサージャーの先のボールで押してもらう予定。テニスボールを持参するママも多いようですが、マッサージャーなら持ちやすく、入院中の脚のむくみ対策にも使えそう!つい忘れがちなコレも必須!また、出産までの道のりで水分補給は不可欠!陣痛室や分娩室で寝たまま水やお茶を口に含めるよう、“寝ながら飲めるストロー”はマストアイテムです。それと、意外と忘れやすいのが“スマホの充電器”。入院中に旦那さんや家族、友達と連絡とる以外に、子どもを撮影したり、お気に入りの音楽を聴いたりなど、スマホは必須です。充電器忘れないように、予備を入れておきましょう。電源が遠い場合もあるので、携帯充電器があるとベストかも。すぐ買った、目からウロコのアイテムって?私は1人目も2人目も会陰切開を行いました。今回は……と、先輩ママに相談したところ“馬油”をおススメされました。出産前に会陰マッサージをすることで、会陰部分を柔らかくし伸びやすくなり、出産時の傷も小さく済み赤ちゃんもスムーズに出てこられると言われています。会陰マッサージだけでなく、陣痛がきた際に会陰に塗っておくだけでもオイルが馴染み広がりやすくなるそうです。また、この時期は乾燥してるので、オイルで保湿しておくと裂けにくいんだとか。とりあえず、すぐ購入。馬油は馬のお腹や首の皮下脂肪からとれる動物性の油。馬油は食用としても使われ、赤ちゃんの口に入っても安全なことから、授乳中のお母さんが乳首を保護するのにもよく使われています。なので、出産後の乳首の傷にも使えるのであると便利。乳首が傷ついて痛い時は、オイルを塗ってラップパックするのが効果的!今回の出産では、馬油が活躍しそうです。なかなか聞けないけど…汚れたパンツってどうしてた?なかなか聞けない素朴な疑問に、ママのパンツ事情も。出産後は、悪露(おろ)という出血が多量にでます。そのため、どでかい産褥パットを当てます。基本的にパンツ自体はそんなに汚れないですが、大きい産褥パットをつけても、汚れてしまった場合はみんなどうしてるんでしょう?先輩ママたちに聞いてみると…・病院のランドリーで洗う・ランドリーがない場合は、シャワーのついでに手洗いして、タオルなどの影に部屋干し退院後に再度洗濯する・入院中の産褥パンツは捨てちゃう!いろいろ持っていっても、荷物になるだけ。なので本当に必要なものか、事前に準備品リストをもう一度チェックしてみてください。あまり大荷物だと、家族やパパに「あれ出して!」と頼んだときにわからなくなる場合も…。また、もしも足りないものがあったときは夫や家族に買ってきてもらったり持ってきてもらうようお願いしておけば、最小限の荷物で済みそうです。寒い季節の出産は荷物が多くなりがちですが、賢く準備して元気な赤ちゃんを産めますように!
2018年01月14日はじめまして!今年4月に男児を出産したママです。息子もあっという間に7か月。第一子だし、身近にベビーもいなかったため、赤ちゃんのアイテムといえば「おしゃぶり??」くらいしかイメージできなかったわたし。具体的に何をどれだけ用意すればいいか、妊娠中は全然想像がつきませんでした。妊娠7ヶ月頃に急に焦り始め、ネットやベビー用品店で出産準備リストなるものを見て、自分たちなりに用意をしてみることに。調べると、安定期に用意するママが多いよう。なるべく早めからリサーチして準備をはじめた方が、ママの体はラクなのですね。雑誌やショップの出産準備リスト、多すぎない…?まず、わたしも夫も頭にあったのは、無駄な買い物はしたくない、ということ。あるベビー用品店の出産準備リストに長肌着とコンビ肌着とカバーオールがそれぞれ5.6枚いるなどと書いてありましたが、なんだか多すぎる気がして…。なのでまずは最低限揃えて、病院の売店やAmazonですぐに追加できそうなものはあとから買おうという意見で一致しました。また、「何にいくらかかるんだろう…」、「みんなどれくらいお金を使っているんだろう…」というのは、はじめて妊娠したママなら絶対に気になるはず。今回は、リアルな出産準備品リストと一緒に、だいたいの金額も思い出してみました。我が子は4月産まれなので、春~夏に産まれる赤ちゃんのママ以外は、防寒具以外を参考にしてもらえればと思います。なるべく最低限! 妊娠中に揃えたものは…衣類、ファッション雑貨&抱っこ紐は…【¥41,800】▲短肌着6枚、コンビ肌着5枚、カバーオール3枚……¥20,000▲おくるみ……¥10,000▲スタイ……¥700▲ソックス……¥300▲ミトン……¥300▲抱っこ紐……¥10,500産まれたての赤ちゃんの肌は敏感なため、肌着は全て日本製、表縫い、オーガニックコットンのものにしました。また、我が家は里帰りせず最初からほぼ一人育児の予定だったので、洗濯物をまわせる余裕がなさそうということで肌着は多めに用意しておくことに。ただ、産まれてすぐはほぼ室内で過ごすし、4月で暖かくなる一方だったため、カバーオールは少なめにして正解でした。スタイはあとからお祝いでけっこうもらったし、よだれの量が増えるのが3ヶ月位からだったので必要になってから買い足せば良いなぁ〜とすごく思ったアイテムです。おくるみはエイデンのおくるみ4枚セットを購入。たくさんの柄があって迷いましたが、ペイパーテイルズ柄にしました♡日よけにしたりブランケットにするほか、うちはミニベッドを用意していたため、シーツにも使えて重宝しています。おくるみも出産祝いでいただくことの多いアイテムですが、いろいろな用途に使えるし、自分好みの柄を買っておいてよかった〜と思っています。抱っこ紐は何がいいのか悩んでいたら、ビョルンオリジナルをお下がりで譲っていただくことに。装着が楽なので忙しい新生児時期にはすごくよかったです!すぐに暑い時期に突入したので、メッシュなところも助かりました。…が、腰ベルトなしのタイプなので赤ちゃんの体重が増えると肩への負担がきつくなり、首がすわる頃には本格的なものに買い替えました。移動&室内アイテムは…【¥148,000】▲ベビーカー……¥45,000▲チャイルドシート……¥20,000▲ベビーベッド……¥25,000▲布団セット……¥10,000▲電動スイング……¥40,000▲オムツ用ゴミ箱……¥8,000我が家は3階なのですがエレベーターがないため、ベビーカーは軽さを重視。コンビのメチャカルハンディを購入しました。ベビーカーを購入してみて思ったのは、頻繁におでかけをするようになる生後3か月頃に買っても遅くなかったなぁということ。また、我が家は海外製品を全く見ずに決めてしまったため、もうちょっとじっくり選んでもよかったなぁと後から後悔しました。メゾネットタイプに住んでいる友人は軽さをそこまで重視しなかったため、バガブービー5を買っていて、とてもお洒落で羨ましくなりました(笑)。取り回しがよく、海外製品の中では軽い方だそうです~。ベビーカーは出産後、赤ちゃんを連れて買いに行ってもいいと思います!ベビーベッドは、寝室が狭いこととおむつ替え時の腰への負担を考え、ハイタイプのミニベッドを購入。おむつ用ごみ箱はインテリア上目立ってしまいそうだったので、高くても多少おしゃれな物を選びました。ほかにもたくさん! 赤ちゃんの生活用品は…【¥29,900】▲おもちゃ ¥5,000▲体温計¥2,400▲爪切り¥900▲おしゃぶり¥700▲ミルクローション、ベビーオイル¥4,000▲赤ちゃん用洗剤¥1,000▲ガーゼ(沐浴用3枚持ち運び用ガーゼ20枚)¥1,500▲除菌ウェットティッシュ(おもちゃ拭き)¥400▲ベビーバス¥1,900▲湯温計¥500▲授乳クッション¥4,800▲授乳ケープ¥3,800▲ベビー用のふかふかバスタオル2枚¥3,000おもちゃは本人に合わせて買ってあげたかったので無駄に用意しすぎないよう、産まれてすぐからあやすのに使えそうなオーボール、オーガニックコットンのラトルを購入。それと、妊娠中お腹の赤ちゃんに読み聞かせたかったので、絵本を購入しました。その他生活必需品は、赤ちゃん用品店やAmazonを活用してお得に揃えました。すぐに買い足しできる消耗品は、少なめに用意しました。スキンケア用品については、こちらも気に入ったものを長く使いたかったので、最初は最低限の用意で。ベビーもママも使えるシリーズが多く出ているので、まだまだリサーチ中です♪ママの入院準備品&退院時のお洋服は…【¥22,100】▲セレモニードレス、ボンネット¥10,000▲入院用パジャマ3着¥12,000▲入院用スリッパ¥100セレモニードレスは退院日やお宮参りで着せるので、出産前に購入しておきました♡意外と重宝したのがママ用のパジャマ。そんなにいらないだろうと思っていたのですが、母乳や赤ちゃんの吐き戻しで汚れやすいので多めに用意しておくと便利です。スリッパは、退院後そのまま捨てられるように100均で用意したのですが、もっと歩きやすいスリッポンタイプの方がよかったなぁと思いました。その他ママのケア用品は…【¥11,900】▲産前産後骨盤ベルト¥7,000▲産後ガードル(サポーター・ウェストニッパー・リフォームガードル)¥3,500▲育児本¥1,400食べづわりでものすごく太ってしまったため、体型戻しアイテムはしっかり用意しておくことに。育児本は育児を目の当たりにしてあたふたしないように、月齢別に起こることなどわかりやすくまとめてある本を一冊、ざっくりと読んでおきました。今もこまめに読み直して次の成長を確認して、転倒や誤飲などの危険への対処法を考えたりしています。赤ちゃんの好みをみて、買い足し!産後すぐに揃えたものは…どんどん使う! 赤ちゃんの消耗品は…【¥7,300】▲オムツ¥1,500▲お尻拭き¥2,000▲産褥パッド¥1,000▲母乳パッド¥800▲ベビーウォッシュベビーシャンプー¥2,000オムツは産院で使ってるものを退院の日にそのまま売店で買いました。おしり拭き、産褥パッド、母乳パッドは病院でもらったものやキャンペーンでもらったものが少し余っていたので、帰ってすぐにAmazonで注文するので間に合いました。ベビーウォッシュは全身使えるチューブタイプのものを用意していたのですが、沐浴の指導を受けた際、一人で入れるならポンプ式の泡のほうが断然楽だったので購入しなおしました。(チューブタイプのものは持ち運びが楽なので、旅行や実家に帰った時に活用できています)授乳&ミルク関係のものは…【¥42,000】▲哺乳瓶¥2,000▲搾乳機¥38,000▲消毒用レンジケース¥2,000搾乳機も手動、電動などいろいろ試してみたかったので、産後の購入となりました。産まれてすぐ母乳の直飲みがうまくいかず、1か月は搾乳して哺乳瓶であげる予定になってしまった関係で、高かったけれどラクだったメデラの電動ダブルポンプにしました。哺乳瓶は乳首の部分の好みがあると聞いていたので病院で使っていたものをまずは1個買いました。授乳に関係するものは、ママの母乳の具合や、赤ちゃんの飲み具合などによって異なるので、生まれてから吟味した方がいいなぁと思います。我が家の総額は30万前後!無駄なく長く使えるアイテムを♪というわけで、赤ちゃんに使った産前&産後すぐの金額は、総額【¥303,000】でした。…と言っても、スイングをお下がりでもらったり、おくるみやガードルを買ってもらった金額も含めているので、実際に自分たちで使った金額は24万円くらいでしょうか。周りの友達でも、気の置けない親族には出産祝いを指定してお願いしたりと、頼れるところ頼って、賢く準備ができるといいですね♪人それぞれ環境が違ったりマイナートラブルが違ったりで個人差はあると思いますが、だいたいこれだけ揃えておけば、あとは必要になった時に買ってきてもらうなり通販なりで問題ないと思います!その後の育児がより楽しくなるよう、気に入ったものを楽しく準備できますように♪
2017年12月08日フィンランドの“育児パッケージ”を知っていますか? 福祉大国のフィンランドでは、出産を控えた妊婦さんに、赤ちゃんに必要なベビー服や小物、ケア用品などのベビーグッズ1年分が無料で贈られるうれしいシステムがあります。※こちらは「FINNISH BABY BOX」のオリジナル版以前にフィンランド大使館で育児パッケージのお披露目会があり、実物を見てきました。やさしいパステルカラーの北欧デザインのおしゃれなベビー服とグッズがぎっしりと詰まったボックスをもらえるなんて、「うらやましい!」と思ったのを覚えています。妊婦さん、そして家族も嬉しい育児パッケージが日本で買える唯一のオンラインショップが「FINNISH BABY BOX」。育児中のパパ3人がはじめたという「FINNISH BABY BOX」のCEOヘイッキ・ティーッタネンさんと、PR兼通訳のミッコ・コイヴマーさんが来日した際に、話を聞いてきました。※写真左がミッコさん、右がヘイッキさん 育児パッケージが届いたときの感動。親になる実感、育児の楽しみを伝えたいヘイッキさんは、6歳、4歳、2歳の子どものお父さん。初めての出産を控えたときに育児パッケージが届き、その中身に感動。自分がパパになることを改めて実感したと言います。ヘイッキさん自身は3人のお子さんが産まれた後に、それぞれ育児休暇を取得。3人合わせて、合計14カ月間育児休暇を取ったそうです。「育児休暇中は、奥さんは仕事に復帰していて、私が子どもの世話をしていました。育児は大変なことも多いけれど、すてきなこと、楽しいこともたくさんある。それを育児パッケージで伝えていきたい」ヘイッキさんと同じように子どもがいる3人のパパが集まり、2014年夏に「FINNISH BABY BOX」がスタートしました。初めはアメリカ、カナダ、中国など11カ国から注文を受けました。日本での販売が始まったのは、2015年の夏から。今では注文の約4割が日本からという人気ぶりで、世界81カ国から注文を受けているそうです。※こちらは「FINNISH BABY BOX」のムーミン版「FINNISH BABY BOX」は、その国の気候や気温、月齢に合わせて中身をセレクト気になるのが、その中身。フィンランドと日本の気候やライフスタイルは大きく異なるので、どういうふうに中身をセレクトしているのかが気になります。「その国の気候や気温、赤ちゃんが冬を迎える時期に生後何カ月になるか、注文を受けるときに確認して、中身を選んでいます。最初は、フィンランド政府が作ったパッケージをまねていましたが、それではいろいろな国の人のニーズに対応できない。たとえば、冬が寒いフィンランドのアウターは、東京で使うには厚手すぎる。またお客さんからのフィードバックも大事にしています。フィンランドでは、新生児でも上からかぶるタイプの服が多いですが、日本はラップタイプが主流です。またフィンランドでは、足付きロンパースやサスペンダー付きのパンツが一般的ですが、日本ではつま先がないもの、普通のパンツが多い。お客さんのニーズに合わせて、中身もバージョンアップさせています」一番の魅力は、北欧らしいおしゃれでカラフルなテキスタイル。トップスやパンツは、1枚で2〜3通りの組み合わせができるよう、柄物と無地のものがバランス良くセットされています。このとき見せてもらった柄は、スイカと鳥の羽根。他にはない個性的な柄、またビビッドからスモーキーなカラーまで、色のセンスも抜群です。ちなみに、男女両方の赤ちゃんに使えるよう色も偏りなく入っています。オリジナル版に加え、ここでしか買えないアイテムが揃うムーミン版も「FINNISH BABY BOX」では、オリジナル版(5万4000円)に加え、ムーミン版(6万9000円)も販売しています。オリジナル版には、日本にまだ上陸していないブランド「reima」(レイマ)社のアイテムが数多く入っているそう。「reima」は、高品質でプレミアムなブランドとして、フィンランドで人気のブランドです。ムーミン版のアイテムは、ほとんどがオリジナルで、「FINNISH BABY BOX」でしか購入できないものばかり。日本でよく見るムーミンとひと味違い、珍しい柄や個性的な表情のムーミンがなんとも魅力的です。お値段は少々高めですが、46、7点ものグッズが入っていること、質の高いベビーウェアやグッズを厳選している、日本未入荷の服やアイテムが手に入るプレミアム感を考えると、決して高くないように思います。また、育児パッケージ一式が入った箱は、ベビーベッドとして使えます。中にマットレスがついていて、付属のベッドシーツをかければ、そのままベッドに。箱は頑丈な紙でできているので、ベビーベッドとしての役目を終えたら、おもちゃ入れや道具入れ、また処分するのが簡単なのもうれしいポイントです。今後については、「0歳から1歳までのものだけでなく、幼児(1歳~2歳くらい)のボックスも作りたい。また個人の方以外にも、自治体や企業にも出産のギフトとしてぜひ採用してほしい」と話してくれました。出産を控えている人はもちろん、友人同士で合同の出産祝いを考えている人、おじいちゃんおばあちゃんからのギフトとしてもぴったりな育児パッケージ「FINNISH BABY BOX」をぜひチェックしてみてください。「FINNISH BABY BOX」<写真・文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年09月25日こんにちは! 3兄弟を育てながら、毎日必死に生きているママライター土屋菜々です。これまでに3人を出産してきた私ですが、里帰り出産はしたことがありません。2017年3月31日に三男を出産したときも、里帰りはしないでなんとか乗り切りました。里帰りをしない出産は特に上の子がいる場合、“事前準備”がとても重要です。そこで今回は、2011年・13年・17年生まれの3兄弟を出産するとき、里帰りをせずに乗り切ってきた体験談から、“準備したほうがよいこと”を中心にご紹介します。私が里帰り出産しなかった理由冒頭でもお話しましたが、私は里帰り出産をしたことがありません。子どもたちは3人とも同じ個人クリニックで出産をしているのですが、1人目のときはクリニックがベランダから見えるマンション住まい。里帰りをしたら逆に遠くなってしまうため、産後も自宅で過ごしました。2人目3人目のときには、クリニックまで車で40分弱の現在の自宅から、出産時は車でクリニックに行き、産後も自宅へ帰宅しています。【理由その1】実家が同じ都内で両親も働いている里帰りをしなかった理由には、実家が同じ東京都内にあることも大きかったと思います。1人目のときには、実家と自宅は電車で40〜50分ほどの距離。2人目3人目は電車とバスを乗り継ぐため1時間20分ほどかかってしまいますが、飛行機や新幹線の距離ではなく、緊急事態が起これば来てもらえる距離にあります。また、子どもの祖父母である両親がまだ現役で働いていることもあり、里帰りしても日中は結局子どもと二人きり。自宅にいるのと変わらないなら行っても仕方ないと1人目のときから里帰りは考えませんでした。【理由その2】パパである夫と一緒に子育てしたかったもっとも大きな理由が“夫と一緒に子育てしたかった”からです。夫は会社員で、育休が取得できるような環境ではないため、仕事には行っていましたが、それでも朝と夜一緒に子どもと過ごす時間がもてたことはよかったと今も思っています。何より、私自身が一番頼れる存在の夫の近くにいたかったというのもありました。【理由その3】幼稚園に預けられたから3人目のときのみですが、上の子を2人とも幼稚園に預けられたことも大きな理由です。赤ちゃんと2人で過ごすのはまったく問題ないのですが、上の子が1日家にいるのは地獄絵図。長期休暇中も預かり保育がある幼稚園で、入園式前から年少さんも受け入れてくれるありがたい園だったため、送迎を夫や友人、仕事がおやすみの日の母に頼み、産後直後を乗り切りました。里帰り出産しないで乗り切る準備とは?里帰り出産をしないで乗り切るためには、事前準備が肝心です。それぞれどんな準備がしてあるといいのかをまとめてみました。なかには、3人目の出産時に用意しておかなくて大変な思いをした経験からピックアップしているものもあるので、しっかりチェックしておくことをおすすめします!【里帰り出産しないで乗り切る準備1】食事掃除はしなくても生きていけますが食事はとらないと倒れてしまいます。特に、母乳育児をしていると、ひたすらお腹が空くので食事の準備はしっかりしておいたほうがいいです。<おすすめの食事準備>・レンジで温めるだけで食べられる食材の確保→冷凍食品(焼きそば・ラーメン・チャーハン・ピラフ・グラタンなど)・手作り派さんはおかずを大量に作り、冷凍保存→肉団子(鶏・豚・合い挽きなど/加熱味つけなし)・ハンバーグ(加熱後)・ロールキャベツ(加熱後)・煮物など・レトルト食品→特にカレー、パスタソースがあると便利・冷凍うどん→乾麺よりも冷凍うどんのほうが茹で汁を捨てるなどの処理がいらない分お手軽・お米→産後直後でもお米を研ぐくらいはできるので、お米の確保は大切(冷凍ごはんのストックがあるとなおよし)3人目出産のとき、必要だとわかっていたのに準備を疎かにしていたため、冷凍うどんとお米しか準備していませんでした。結果、産後に「ごはん作りしんどい…」となった私は、「出産祝い何がいい?」と聞いてきてくれた友人に「食べ物を…。食べ物をください!」とお願いをする羽目に…。機転をきかせた友人が、段ボールいっぱいのレトルト食品や手軽に食べられるものを送ってくれたおかげでなんとか乗り切れました。とにかく食べ物の確保は重要です。【里帰り出産しないで乗り切る準備2】家事体制家事体制を整えておくと、掃除や洗濯など後回しにしてもいいけど、やっておきたいこともスムーズに回ります。特に、それまであまり家事をしてこなかったパパの場合、産後すぐからママが動くことになってしまうので、パパでもできるようになっておいてもらうととてもラクになります。・掃除→“掃除機をかける”ただそれだけのことが億劫になってできなくなるのが産後のリアルです。特に問題なく退院していれば多少起きて掃除機をかけるくらいは不可能ではありませんが、気力の問題で「できない」と思っていたほうがいいので、夫や上の子にお願いできるよう、産前からお手伝いしてもらうのがおすすめです。・洗濯→「洗濯機を回すくらいカンタン」と思っている方もたくさんいますが、どこに洗剤を入れてどう干してどこにしまうのか、までは把握していないパパも意外と多いです。そこまで把握してはじめて“洗濯”は終了する、ということからまずは教えていきましょう。事前に伝えられなかったときには、図に描くなどで洗濯機をきちんと使えるようにしておくのがいいですよ。また、退院後は洗濯機を回すのはママもできます。でも、干すのは立っている時間も長く、上のほうに手を伸ばすのがつらくなります。できるだけ干すのはお願いしたほうがいいので、干し方を教えるかママとは違う干し方になっていても目をつぶるように心を鍛えておくと気持ちもラクになります。我が家では、掃除はパパも得意で、今自宅にある洗濯機は回したことがありませんでしたが、一人暮らしの経験があったため、やってみればスムーズにできるようになっていました。その点、とても助かったな、と思います。【里帰り出産しないで乗り切る準備3】買い物買い物にはしばらく行けなくなります。基本的には、ネットショッピングか誰かに買ってきてもらう生活になると考えておきましょう。普段ネットショッピングを利用していないのであれば、登録をして一度試しに買ってみておくと安心です。ママが動けるようになってくると、赤ちゃんを家で誰かに見てもらっている間にサッと買い物をしに行くこともできますが、動くと疲れもドッと出てくるため、できるだけネットショッピングで済ませるのがおすすめですよ。【里帰り出産しないで乗り切る準備4】上の子の預け先や遊び先の確保食べ物の確保の次に大切なのが、上の子がいる場合の預け先や遊び先の確保です。上の子どもの年齢にもよりますが、乳児〜幼児期であれば日中ずっと家にいられるのはつらいものがあるため、保育園や幼稚園、お友だちのおうちなどどこかに行っていてくれる場所を確保しておくようにしましょう。一時保育やファミリーサポートなど、利用できるものは自治体によってさまざまなので、出産前に調べて予約などをしておくと安心です。2人目のときには、長男は2歳で保育園に入っていなかったため、一時保育に登録して、いつ生まれるかわからないけど、予約できる日数目一杯取っておきました。当時は夫が海外単身赴任中だったため、送迎はファミリーサポートでお願いして、お金はかかりましたがゆっくり休めて助かったことを覚えています。3人目のときは、先ほど書いたように、幼稚園の預かり保育に2人を行かせ、朝は主人が送り、帰りはお願いできる誰かにお迎えをしてもらって過ごしました。【里帰り出産しないで乗り切る準備5】「何かあったときは頼らせてほしい」と周囲に伝えておく友人や近所の方、上の子のママ友など周囲の方に「何かあったら頼らせてね」と伝えておくことも大切な準備のひとつです。実際に頼るかどうかは別として、一言伝えておき「いいよ、何かあったら言ってね」と言ってもらえるだけでも安心して過ごすことができます。頼れる先はいくつも確保しておくことのがおすすめです。私が里帰りしないで乗り切れたのは◯◯のおかげ里帰りをしないで乗り切れたのは、“周囲の方の協力のおかげ”だと思っています。長男のときには、あまり人に頼れず主人の帰宅を首を長くして待っていましたが、2人目のときは利用できる制度をめいっぱい使って、3人目になると頼れるものはすべて頼ると言わんばかりに、近所の方から友人まで「助けて!」「お願い!」と頼らせていただきました。また、夫にも頑張ってもらいました。幼稚園の送迎はもちろん、入院中は子どものお弁当まで作ってくれ、産後の1週間健診や、その後体重の増えが悪く再健診になったため三男の体重測定で病院へ行ったときにも、午前休を取って車を出してくれました。はじめは遠慮して「お願い」と言えなかったのですが、来てくれるとわかって喜んでいたら「早く言えばいいのに」と言われ、「そうか、お願い! って頼ればよかったのか」と気が付きました。私は3度の出産を経て、「人に頼ること」を覚え、人として成長できたように感じています。■次男の入園式/幼稚園の保護者会にも参加!三男が生まれたのは3月31日。次男の入園式は4月10日でした。退院はしていたので、入園式には出席できるものの、三男はまだ生後10日。連れ出すのは可哀想だったため、近所の方に入園式に出かける数時間見ていてもらいました。また、その後年長・長男、年少次・男それぞれの保護者会が別日にあり、年長保護者会の日は母に仕事を休んでもらい、年少保護者会の日には育休中の友人に来てもらって1人で出席をしました。たくさんの方の協力があって、上の子の母としての役目もなんとか果たせたのです。里帰り出産しない方へ…里帰り出産しないでも、まだ小さい上の子がいても、産後をなんとか乗り切ることはできます。ただ、ママの身体はしんどくなることも多いです。実際、私も3人目の産後1週間以内に動き回りすぎて腹痛で動けなくなったことがあります。それでもなんとか乗り切れたと感じているのは、周りの助けを借りるために「助けて!」「お願い!」が言えたためだと思っています。まずは、パパに「お願い」をしてみましょう。それでは手が足りないときには、自治体の制度を利用したり、友人や近所の方に「助けて!」と伝えたりして、手伝ってもらえるようにお願いしてみてください。「里帰りしないんだから、全部自分でやらなきゃ」と気負う必要はまったくありません。むしろ、「里帰りしないのだから周りに甘えよう」と思って過ごすことをおすすめします。そのための準備として、頼れる先を確保しておくことはとても大切ですよ。「ありがとう」という感謝の気持ちは忘れずに、里帰り出産しないで過ごす日々を乗り切れるよう、頑張ってくださいね。
2017年07月14日赤ちゃんの服にベビーベッド、入院中のママのパジャマに授乳服…。出産前にはさまざまなモノを準備しなければなりませんが、買ったものの「あまり使わなかった」とか「いらなかった」というものも多い、という話を聞いて「何を用意したらいいの?」と迷っている方はいませんか。 実際、意気揚々と買ったもののほとんど使わず、3人目のときにも新品に近い状態なモノ、あります! また、反対に1人目のときに入院中慌てて買ってきてもらい2人目からは入院セットに書かれていないけど必ず持っていっているものもあります。そこで今回は、コレさえあればなんとかなる! という3人産んだママライターならではの出産準備品をご紹介します。(長男5歳、次男3歳、三男産まれたばかりです!)出産準備に必要なものとは?まず、出産準備とは、出産や産後すぐに必要なものを準備することです。出産をするママが使うものだけでなく、生まれてきた子どもが使うものも用意しなければならないため、はじめての出産のときにはワクワクしながらも、何を買っておけばよいのか悩みますよね。「出産に必要」「産後必要」「新生児用」の3つに分けて用意する時期などをおさえておきましょう。▼出産に必要なもの出産のときには、基本的に病院から伝えられているものがあれば問題ありません。入院中のパジャマは産院で用意してもらえるケースもありますが、なかには「お箸も持参」「洗濯機がないためタオルは多めに」など、用意するモノが多いことも。入院用のしおりや書類に持ち物が記載されているので、早めに確認しておき、36週頃にはいつでも持っていけるようにまとめておくようにしましょう。また、リストに書かれていないものでも、入院中や陣痛逃しのときに、「これがあると安心する」モノがあれば一緒に用意しておきます。▼産後必要なもの産後退院してきてからママに必要なものは、「休息」です。授乳しやすいパジャマもあったほうが便利ですが、前開きのボタンがなくても下からめくりあげれば授乳はできるので絶対なくてはならないモノではありません。寝られる環境とサッと食べられるような食べ物もしくは料理をしてくれる家族がいれば、なんとかなります。生理用品は多めに用意しておくと約1ヶ月間買い足すことなく過ごせるので安心です。入院準備と同様に、36週までに用意できていれば◎! 入院中でもネット通販などを使って購入することもできるので、そこまで焦る必要はありませんよ。▼新生児用のもの退院すると赤ちゃんとの生活がすぐにスタートします。準備するも楽しいのであれこれ買いすぎてしまいますが、これも36週頃までに最低限揃っていればOKです。あとは、必要に応じて購入していけばいいだけなので、着る服と沐浴できる環境、おむつがあればとりあえずは過ごせるとおおらかな気持ちで構えていて大丈夫です。子どもの性別による準備の違いは特にないと思います! 洋服の色を男の子っぽい色(青系)女の子っぽい色(ピンク系)と変えたい場合にはそれぞれの色の服を購入するくらいです。妊婦健診で性別を聞いていた場合でもよほどハッキリ写っていない限り、「出産したら、性別が違っていた」なんてこともよくあること。新生児期に着る服は、白やアイボリー、黄色など男女どちらでもOKなものを用意すると2人目以降にも使いまわしできますね。もし、性別によって服の色を変えたいときには生まれてきてからの購入でも間に合いますよ。▼入院中〜産後すぐの時期の上の子とパパの対策も2人目以上の出産の場合には、上の子の対策準備は必要です。パパだけであれば、食事も家事もなんとかなっても、上の子がいるときにはしっかり準備しておかないと慌てたり、入院中にも気になってゆっくり休めなくなったりするので対策しておくようにしましょう。まずは、パパが一通りの家事ができるようにしておくと安心です。さらに、カンタンに食べられる物を冷凍庫にストックしておいたり、上の子とパパだけで過ごすトレーニングをしておいたりするのもおすすめです。私の出産準備品リストはコレ3人目を2017年3月末に出産した私が今回準備したものをリストで公開します!▼家で必要なもの・生理用品(普通の日用・夜用)・授乳パッド(上2人のときに、服がびしょびしょになるほど母乳が出ていたため)・赤ちゃんの服(50~60cmのみ、お下がりを出しておいた)・ガーゼ(お下がりを出してきた)・バスタオル(普段から子どものお昼寝などのためにストックしているもの)・おむつ(新生児用1袋)▼産院に持っていったもの・パジャマ2枚(パジャマ持ち込みの産院だったため)・バスタオル2枚(自分のシャワー用)・下着(2組/入院中はパパが洗濯して持ってきてくれると想定)・授乳パッド2つ(入院中から母乳がピャーピャー出た場合に備えて)・歯ブラシ、コップ、お箸・スマホの充電コード(お泊り用のもの)・コンタクトとメガネ・赤ちゃん用爪切り(上2人は、生まれてすぐから切りたくなるほど伸びていたので)・赤ちゃんの退院時の服▼入院中に自宅で用意しておいてもらったもの・ベビーバス(出し忘れていた)・ベビーベッド代わりのカート(場所を取るため、ギリギリまで出したくなかった)3人目の出産準備は◯週にやりました3人目の出産準備はギリギリまでやらなくなるのかな、と思っていましたが、私の場合は、3人目のときも36週には入院グッズをカバンに詰めて置いておきました。というのも、2人目が36週0日に生まれてきそうになって、ここまできての自宅安静を言い渡され、37週0日に安静解除をしたら陣痛開始。結局、37週1日の朝7時に生まれてきたという経験をしているので、「36週=もう生まれるかもしれない!」という気分になっていたためです。1人目のときには、出産への期待感から、はやる気持ちを押さえきれず、35週頃には準備万端でした。荷物もパンパンで、使わなかったモノもたくさん持っていっていたのを覚えています。2人目のときには、パパが単身赴任中だったこともあり36週には準備しておこうと思っていたら、微陣痛が始まったため慌ててカバンに詰めて用意しました。3人とも36週には準備をしていましたが、自宅にいるときなら陣痛がはじまってから荷物を詰めても正直、間に合うと思います。でも、2人目以降になると本格的に痛くなってから生まれるまでが早いケースも多いので、ギリギリまで用意しない場合でも「あれ?」と思った時点で準備しておくと安心かもしれません。3人産んだからわかる、これさえあれば大丈夫!なもの3人の出産を終えて、出産準備の段階で本当に必要なものが見えてきている今、基本的には最低限の準備さえしておけば、足りないものは、必要だと気がついたときに追加していけば“なんとかなる”と思えるようになりました。たとえば、哺乳瓶。1人目2人目は完母で過ごしきったため使いませんでしたが、3人目は、よく飲むわりに代謝もよく、体重の増えが少なかったため、少しミルクを追加するよう言われて退院しました。哺乳瓶初使用の我が家でしたが、病院から帰宅する途中で哺乳瓶とミルクを買って帰ったため、スムーズに退院後の生活もスタートできました。母乳は、実際に出産してみないと1人目で出ていても2人目以降も同じように出るとは限りませんが、完母の場合には買っておいても使わないままになってしまいます。家族の協力を得られるのであれば、出産後様子を見ながら購入するのでも十分間に合うものなので、出産準備のマストアイテムではないかなと思っています。それでは最後に、私の経験則に基づいた「これさえあれば大丈夫!」な出産準備品リストをご紹介します。<ママのもの>・入院中〜産後ずっと使えるパジャマ(前開きボタンのパジャマなら授乳が終わっても着続けられるためおすすめです)・生理用品(帰宅する頃には普通の日用で足りるケースがほとんどです)・授乳しやすいブラジャー・サニタリーショーツ(産褥ショーツがなくても普段使っているサニタリーショーツで間に合う可能性は高いです。私は一度も産褥ショーツを使いませんでした。)<赤ちゃんのもの>・沐浴ができるもの(ベビーバスでなくてもOKですが、沐浴は退院した当日から行うため事前に準備しておくと安心です。)・ベビー服(季節に合わせた肌着とロンパース・カバーオールなどそれぞれ5〜6枚もあれば当面十分です。)・ガーゼ(15枚ほどあればOKです。)・赤ちゃん用爪切り・バスタオル(新品でなくても、おくるみ代わりにしたり布団に敷いたりと活躍するので洗い替えも含め6枚くらいあると便利です。)・おむつ(布おむつであれば一揃い、紙おむつの場合は生まれてきてからでないとサイズがわからないので、新生児用を1袋くらい買ってあれば、なんとかなります)今回ご紹介したものは、3人とも妊娠中から特に大きなトラブルもなく、出産・退院をした私の出産準備品ですので、必ずしもこれだけで済むわけではないかと思います。また、「コレでなんとかすべき」というものではなく、突然の出産になったり準備にあまり時間が割けなかったりしたときでも、「とりあえずなんとかなる」もののリストです。生まれてくる赤ちゃんのためやママが楽に育児をスタートさせるために、あれこれ購入する時間も楽しいものです。出産の準備も目一杯楽しみながら、赤ちゃんと対面できるその日までワクワクしながら過ごしてくださいね。 もっと知りたい出産準備について▼出産準備 費用ってどのくらいかかる?妊娠・出産で「もらえるお金」。知らないと損する手続き方法がまとめてあります。国や自治体には、たくさんの子育ての支援制度があります。この記事で紹介するすべての制度は、自分で申請をしないとお金はもらえません&戻ってきません。だからこそ、内容をしっかり把握して、適切なタイミングで申請をしましょう。出産準備いくらかかる? 総額も。▼出産準備リスト 冬生まれ / 出産準備リスト 夏生まれ季節別のお洋服が載っている出産準備リストです。
2017年06月07日赤ちゃんのものや入院に必要なもの、いつごろから用意する?現在臨月で、6月には出産予定のマタニティママです。出産に必要な赤ちゃんのものって、いつどのタイミングで買ったらいいのか、とっても迷うもの。わたしは先輩ママに、「直前だとお腹が重たくなって身軽に動けなくなるから、7ヶ月頃から徐々に揃え始めたほうがいいよ~」と言われていたので、7ヶ月~臨月頃までには必要最低限のものを用意しました。かわいいこどものためとはいえ、重たいお腹を抱えながら歩き回るのは至難の業。実際、現在はお腹もかなり大きくなってきて、すこし歩いただけで息切れしたり足が痛くなってしまうので、早めに準備しておいてよかった!今回は、夏生まれ(6月〜8月)のベビーのために、出産してから必要な“妊娠中に準備したい、出産準備アイテムリスト”をまとめてみました♪わたしはこれを準備しました♪“出産準備アイテム”“肌着”の種類、何をどれくらい用意したらいいの?赤ちゃんが着る肌着は、用意必須のアイテム。◎短肌着(50~60センチ)……5枚◎コンビ肌着(50~70センチ)……5枚◎ボディ肌着(60~70センチ)……5枚夏産まれベビーは、汗をかいたり頻繁に汚してお着換えをすることになっても「洗濯すればすぐに乾くから、これくらいの準備で十分!」と、母親学級で助産師さんに言われました。また、新生児の肌はとてもデリケートだから、直接肌に触れるものは素材などを確認してから購入してあげるといいよとのアドバイスも。ネット通販などで購入せず、実際に生地感などを確認してから購入することに。わたしは裏縫い仕様で綿100%のものや、オーガニックコットン100%のものを選びました。コンビ肌着とボディ肌着は新生児期にも着られますが、足の動きが活発になる2〜3ヶ月頃から重宝するそうなので、長く使えるよう70センチまでのサイズを用意。実際に先輩ママに聞いても、新生児用の60サイズが着られるのは本当に一瞬だそう。第一子の出産の場合、お祝いでお洋服をもらったりすることも多いそうなので、生まれてすぐの肌着の用意は最低限の用意でいいと思います。“おくるみ”は、いろんなシーンで必要!退院時や授乳時、寝かしつけ用として、また、お出かけができるようになったら寒さ対策・紫外線対策用としても使えると聞いたので、すこし多めに、5枚用意しました。タオルやシーツ、ブランケットとしても使う予定です。夏は湿気が多くて暑いので、通気性の高いモスリンコットン100%のものや、ガーゼ素材のものをチョイス。こちらも自分で生地感を確認して、赤ちゃんに合いそうな柄を選びました。おくるみはたくさん色や柄などがあって、迷ってしまうアイテム。わたしはエイデンアンドアネイの《サーカス》に決めました。消耗品なども必要に、新生児の“ベビーケア用品”と“おふろ用品”◎綿棒ベビー用品売り場に行くと必ず置いてあるベビー用の綿棒。消耗品でどれくらい使うかわかりませんが、こちらも1ケース購入。◎つめきりばさみ先輩ママから生まれてすぐに爪が伸びているケースもあると聞いたので、先端が丸くて安全な新生児用のつめきりを用意しました。◎ベビーバスベビーバスで沐浴をするのは、生後1ヶ月くらい。里帰り出産のため、小さくたためて収納しやすいエアーベビーバスを購入。◎ガーゼタオル母親学級の沐浴体験で助産師さんから、ガーゼでくるんであげたり、手足に布を掛けてあげると赤ちゃんが安心すると聞いたので、2枚ほど用意。◎ガーゼハンカチお顔をふいたりするのに使います。授乳時などにも使えるようなので、先輩ママからおさがりを10枚いただきました!◎ベビーオイル入浴後、乾燥や肌荒れが気になるようであれば保湿オイルを使ってお肌をケアしてあげる予定。夏生まれのベビーは、湿疹予防にも。こちらはわたしが妊娠線予防に使用しているココナッツオイルと併用で使えるものを。保湿アイテムについては、ママ&ベビー兼用のものも多いので、妊娠中にママがまず試してみるのがいいかもしれません。ほかにも、◎洗面器◎湯温計◎ベビーソープなどのおふろアイテムは一通り揃えました。先輩ママにおすすめのブランドを聞いたりして購入しましたが、必要に応じて買い足したり、赤ちゃんのお肌の調子をみて買い替えたり…を検討しています。また、布ものはすべて水通しを済ませてあります。“授乳・調乳グッズ”は、どこまで揃える?母乳で育てたい…と思っていても、こればかりは生まれてからでないとわからないもの。出産後にお仕事に復帰する予定があれば、早いうちからいろいろな哺乳瓶を試すというママもいるそう。◎哺乳瓶わたしはできれば完母予定なので、150mlの容量で小さい乳首のついたものを1個だけ用意。必要に応じて買い足していきます。◎哺乳瓶除菌液哺乳瓶を使用する機会がなくても、ベビー食器やマグマグなどの除菌にも使えるそうなので、念のため用意しておきました。◎搾乳器こちらも必要になるかわからないアイテムなので購入を迷っていたところ、先輩ママにおさがりをいただきました。搾乳器は、自動や手動、お値段もさまざま。お友達などに持っているものを借りて、自分に合う搾乳器を購入するママも多いようです。実家に里帰り中&自宅に戻ってから使う“寝具”は?◎ハイ&ローチェア先輩ママにおさがりをいただきました。わたしは里帰り出産予定なので、実家では新生児期のベビーベッド代わりとして使用予定です。自宅に帰ってからは、ベビーベッドやおふとんセットを使う予定。こちらは自宅に帰るまでに、ネットで購入予定です。“お出かけグッズ”は、産後に購入予定本格的なお出かけグッズは、自宅に戻ってから使うことが多くなりそう。妊娠中にいろいろなものをリサーチしましたが、実際ベビーを連れて試着や試乗したほうがよいと聞いたので、下記のアイテムは産後に購入する予定です。◎ベビーキャリーこちらは先輩ママからの一番よくおすすめされる、ベビービョルンのものを購入予定。夏なので通気性も良さそうなものを…と思っていますが、実際にたくさん使うのは肌寒くなってからかもしれないので、素材感などは迷い中です。◎ベビーカーこちらはバガブービー5を購入予定。抱っこ紐同様、妊娠中に主人と一緒にリサーチ済です。パパ&ママが楽しく兼用できるように、デザインやカラーなどを相談中です。◎マザーバッグとおむつポーチ長時間のお出かけができるのはまだまだ先なので、こちらは生まれてから。どのようなものにするか、楽しみにしています。出産後すぐに必要! これから購入予定のものは…今はまだ用意していませんが、下記のものはこれから購入する予定。実家に里帰り中なので、無理をせず家族に買ってきてもらったりネットで購入しようかなと考えています。家族に買ってきてもらうもの◎おむつ◎おしりふきネットで購入する予定のもの◎授乳クッション◎おむつ用ごみ箱気持ちに余裕を持って、楽しく準備を♪出掛けられない新生児期に必要なものはしっかりと最低限用意をして、ものによっては、赤ちゃんが生まれてから様子を見て買い足すことがベスト。あらかじめ洗濯して日にあててから使う肌着やおくるみ、タオルなどは、洗い替えまで含めて水通しをしておいて。気持ちに余裕が持って、楽しく出産準備ができるといいですね♪また、出産してから、「実際に使ったもの」「買っておけばよかったと思うもの」などがでてくると思います。そちらは、出産後レポートしたいと思います!
2017年06月03日出産のサインって、どう始まるの?はじめまして!来月に予定日を控えた、マタニティーママです。赤ちゃんのものをいろいろ揃えたり、心の準備をしていても、いざ出産がはじまる合図ってどんなものなんだろう…と日々ドキドキしています。出産がはじまるサインは、主に「おしるし」「破水」そして「陣痛」などがあると言われています。友人ママたちの話を聞いても、始まり方は人それぞれ。今回は、出産のサイン→入院までの流れをおさらいしたいと思います。陣痛や破水が起きたらどうする?わたしは病院から、「陣痛が10分おきになったら連絡してください」と言われています。病院に連絡して状況を説明(何分おきに陣痛がきている、破水した…)し、入院までの備えをしておくようです。臨月に入ったので、陣痛の間隔を記録してくれるアプリをダウンロードしました。アプリがあれば、ずっと時計を見ていなくても良さそう。また、わたしは里帰り出産なので、1ヶ月前から実家に帰省。それに合わせて、出産準備品や赤ちゃんのものなどを「里帰り中に使うもの」「帰ってから使うもの」に分けて用意しました。入院準備品は、ひとまとめにしてすぐに持ち出せる場所に置いています。みんな、どうやって病院にどう行くの?では、病院から「入院準備をして来てください!」と言われたら、みなさんはどのように向かいますか?里帰り出産の人は親御さんの車だったり、里帰りをしない場合は旦那さんの車だったり様々だと思います。初産ではないママは、「自分で運転して向かった」というツワモノも!いつ出産のサインが起きてもいいように、 『タクシー』という手もあるのです。陣痛タクシーって知っていますか?事前にかかりつけの病院の場所、自宅 、連絡先、予定日などを登録しておくサービス。登録料は無料です。数年前からスタートしたサービスで、現在は全国いろいろなタクシー会社で実施されています。年中無休・24時間対応だから陣痛がきたらいつでも優先的に配車してもらうことができます。いざというときのために複数の会社に登録しておくと安心なのかも。実際にサービスを利用するときの流れは以下の通り。陣痛に気付いたら病院に連絡し、入院が決まったら準備をして、いざタクシーコール!普通にタクシーを呼ぶのとどう違うの?①陣痛中に自宅や病院の場所を伝える手間が省けてスムーズに送迎してもらえる。②シートとバスタオルを用意して迎えにきてくれる。万が一汚してしまっても大丈夫です!③全乗務員が助産師さんから講習を受けている。運転手さんは、どんな講習をうけているの?陣痛タクシーサービスを導入している「日栄交通」さんに、どんな業務内容なのかおうかがいしました。陣痛タクシーでお迎えにきてくれる乗務員さんたちはみな、しっかりとした講習を受けた方たち。その講習の内容はこんな感じ。・急な陣痛で呼ばれた場合の適切な対応の仕方・陣痛のメカニズム・妊婦さんの対応の仕方・産むことの大変さ・思いやりのサービスについてなにか起こったときの対処の仕方だけでなく、妊婦さんの精神状態なども学んでいるのだとか。安心して送ってもらうことができそうです。もっとも大切なことは安全運転!日栄交通の陣痛タクシーサービスを行っている乗務員さんによると「止まる時と曲がる時はできるだけ丁寧にゆっくり運転することを心がけています」とのこと。また、「『大丈夫ですか』など、共感的態度で無理に声をかけないようにしています。 痛みと痛みの間に『もうすぐお子さんに会えますね』など、適度に声かけをしております」ということでした。実際、「痛みを紛らわすためにお話ししましょうか?」と許可を得てくれる乗務員さんも多いよう。ただでさえドキドキな車内で妊婦の方が落ち着いて過ごせるよういろいろと考え、工夫をしてくれているのですね。さらに、実際に妊婦さんを病院まで送迎したことがある乗務員さんは、病院に到着後とても歩けるような状態じゃなかった妊婦さんを、車いすに乗せて病院の中まで運んであげたそう!陣痛時、とっても頼りになりそうです。講習をきちんと受けた親切な乗務員ばかり。利用する予定がなくても、念のため登録しておけば安心ですね。今回、取材に協力してくれたタクシー会社さん日栄交通さん≪ 配車エリア ≫ 埼玉県・さいたま市南区全域、蕨市、川口市、戸田市の一部お問い合わせ:0120-933-204▶︎ 公式サイトはこちら
2017年05月31日おなかに赤ちゃんが宿っていることがわかり、毎日の生活に、もうひとつの幸せを感じることができる妊娠。赤ちゃんに「早く会いたい」と思う気持ちでワクワクすることも多いでしょう。赤ちゃんの顔を見るまでにはさまざまな準備が必要。赤ちゃんが生まれてから準備不足で困ることがないように、楽しみながら出産準備をしていきましょう。出産準備 いつから始めるの? 妊娠するとつわりや一日中続く眠気などで、何もしたくないと思うときがあります。そのため、出産準備は体調と相談しながら進めていかなくてはなりません。初めての妊娠の場合妊娠がわかったらすぐに情報を集めましょう。体調と相談しつつ、外出したくない気分のときはネットや本を見ながらリストをつくるなど、できることから始めていきます。臨月(妊娠36週0日から39週6日)に入る頃には必要なものすべての購入を済ませておきます。入院用セットをお産用のバッグに入れ、いつ出産してもよいようにしておきましょう。正産期(妊娠37週0日から41週6日)に入ったらいつ出産してもおかくしありません。出産準備品や赤ちゃんが過ごせる環境が整っているか確認しましょう。購入モレしているものは、パパに用意してもらいましょう。 出産準備 何を用意すればいいの? 赤ちゃん用リスト□オムツ、おしりふきおしりふきは水分量の多いものがおすすめです。※夏は通気性のよいオムツを選びましょう。□哺乳瓶、哺乳瓶用消毒液、消毒器季節に限らず清潔にしておくことが必要です。母乳育児でも水分補給に使用することができます。□オムツカバー(布おむつを希望の場合)春夏はメッシュ素材で通気性のよいものを選びましょう。□肌着さまざまな種類の肌着を複数枚。春秋:短肌着、コンビ肌着、ボディ肌着、ラップアップ肌着、長肌着(1日の中でも気温の変化で使い分けましょう)。夏:短肌着、コンビ肌着、ボディ肌着、ラップアップ肌着(暑い日は1枚で過ごしてもよいでしょう)。長肌着(室内のクーラー対策用、梅雨時や肌寒いときに使用できます)。冬:長肌着。赤ちゃんの体温は高いですので、インナーとして使用する肌着は春秋と同じでも大丈夫です。□新生児用衣服季節に適した衣服を複数枚。ベビードレス(ドレスオール)、プレオール、ツーウエイオールなど。春秋はカバーオール、新生児ベスト。夏は半袖ロンパース(通気性など素材で選びましょう)冬はカバーオール(足カバーつき)、ジャンプスーツ(防寒用、外出用には手足カバーつき)、新生児ベスト□布団赤ちゃん専用布団は敷掛布団、布団カバー、枕、防水シーツ、キルトパッド入りなどセットで購入できます。夏冬は以下のものを別で購入しましょう。夏:タオルケットやガーゼケット。冬:毛布(外出用にアフガンなど)。その他□ベビーベッド□枕(絶壁防止用など)□タオル(大中小)□ベビーバス□湯温計□ベビー石けん□ベビー綿棒□ガーゼ□体温計□赤ちゃん用爪切り□スタイ□靴下□手袋□帽子□抱っこ紐(おんぶ紐)□ベビーカー□チャイルドシート□ベビーパウダー きょうだいがいる場合のリストふたり目以降の場合も妊娠がわかった時点で準備を始めましょう。上の子との時間も大切ですので、眠っているときや幼稚園などに行っているのであればその時間を利用します。お下がりとして使えるものを確認し、少しずつ足りないものリストを作り始めましょう。■完全お下がりリスト□哺乳瓶□ベビーベッド□湯温計□体温計□赤ちゃん用爪切り□抱っこ紐(おんぶ紐)□ベビーカー、チャイルドシート■保存状態で考えたいお下がりリスト(保存状態がよくない場合は購入しましょう)□消毒器□肌着□洋服□布団□枕□オムツカバー□スタイ□靴下□手袋□帽子□ベビーバス(ビニール製の物は穴が開きやすいなど使用期間が短い可能性があります)■購入リスト□オムツ□おしりふき□哺乳瓶用消毒液□タオル□ベビー石けん□ベビー綿棒□ガーゼ□ベビーパウダーママの出産準備品■常備品リスト□母子手帳□健康保険証□診察券□お金□緊急連絡先リストやメモ(体調不良やお産が始まった時など緊急対応用に)□小さなポーチ(上記をまとめておくと、別のバッグに入れかえるときなどにスムーズです)■出産前準備品リスト□妊婦服□靴(ヒールなし、履きやすく歩きやすいもの)□マタニティブラジャーやハーフトップ□前開きの肌着□産前ショーツ□妊婦帯(種類:腹巻、パンツ、ガードル、ささえ帯タイプ)■入院(お産用のバッグに入れ用意しておきたいもの)用リスト□パジャマ(前開きがおすすめ)□授乳用ブラジャーやハーフトップ□産後サポーター□母乳パッド□産褥ショーツ□産褥ナプキン□清浄綿□洗面セット□タオル□靴下□カーディガンなど防寒服(夏はクーラー対策)□スリッパ□退院時の洋服□マグカップ(産後は暖かい飲み物がおすすめ)□常備品ポーチ一式■出産時パパに持ってきてもらいたいものリスト□赤ちゃんの入院時セット(オムツ、おしりふき、肌着、洋服、タオル、ガーゼなど)病院によっては用意されているものもありますので、確認しましょう。■退院後必要なものリスト□産後リフォーム(種類:ベルト、ニッパー、ガードルタイプ)□授乳口付トップスや授乳ケープなど友だちからのプレゼントやお下がりでいただくこともありますので、上手に準備しましょう。また、きょうだいがいる場合は上の子のものを購入するときに、子どもに選んでもらうことで、きょうだいができるという気持ちを育みながら一緒に買い物を楽しむこともできます。上の子のケアも準備のうちです。ママが突然いなくなると不安になってしまいます。前もって赤ちゃんを産むために入院することを説明し、ママがいなくても過ごせるように慣らす時間をつくることが、心の準備にもつながります。出産まで長いようであっという間。あわてることなく、計画的に準備を進めていくことがポイントです。
2017年05月26日妊娠が発覚したプレママには、母子手帳(母子健康手帳)が発行されます。これまでは男性には発行されないものでした。しかし最近では男性のイクメン化を目指す自治体が、「父子手帳」を発行するといったこともみられるようになりました。父子手帳をみてみると、母子手帳と比べて、内容やタイトルも自由度が高く、ユニークなものが多いように感じます。WEB上で公開しているケースもあるので、夫婦でチェックしてみてはいかがでしょうか?■パパのつぶやきを記録できる手帖さいたま市の『父子手帖』は、育児に役立つ情報だけでなく、「赤ちゃんができたと報告されたとき」、「誕生の瞬間」、「オムツ替え」など、子育てにまつわるさまざまな事柄に対して感想を記録できる「パパ つぶやキロク」が設けられています。「パパならこうするべき」というよりは、自分で考えながらママと一緒になってパパとして成長できる仕組みになっています。このほうが、男性には受け入れやすいかもしれません。子どもが成人を迎えるまで、毎年お祝いメッセージをつづれるのもポイント。パパの正直な気持ちが残されるので、子どもが大きくなったときに贈ると、宝物になりそうですね。出産、子育てについての情報もパパ目線での内容なので、「俺には関係ない」なんて思わずに、ママの状況やパパとしてどう支えればいいのかといった情報もあります。「まちのみんなからおめでとう!」というコーナーには、市長や地元で働く人々、さらには、浦和レッドダイヤモンズ、大宮アルディージャの選手からのメッセージも! スポーツ好きの夫なら、「サッカー選手のメッセージがあるからもらってみたら?」と声をかけやすいかもしれません。『父子手帖』は、さいたま市のWEBサイトでは、電子書籍版を公開中です。■ユニークにイクメンにスイッチする技を教示ユニークなイラストの表紙が目を引く、岐阜県の父子手帳『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』。ママの妊娠中には、パパの務めとして、家事分担やフォロー方法などを「イクメンの技」として紹介しています。「妊娠中、パパがしてくれてうれしかった気分転換は?」、「妊娠中、パパが言ってくれてうれしかった言葉は?」など、ママたちの本音を伝えるアンケートページは、ぜひ夫に見てほしいところ。妻から「こうしてほしい」と言われるよりも、「イクメンのたしなみ」として、やるべきこととしたほうが実感しやすいのかもしれません。岐阜県では、「早く家庭に帰る日」を定めたり、パパの育休取得についても積極的に推進している模様。パパとママの育休モデルパターンも紹介されています。手続きや給与のことなどのデータも掲載されているので、夫を説得する材料になりそうです。岐阜県のWEBサイトでは、『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』pdfファイルを公開中です。■パパの「あるある」ネタ満載まんがや赤裸々トーク満載「まんが王国」を掲げる鳥取県では、育児の楽しさや、パパが育児に参加することの大切さ、ワークライフバランスなどを4コマまんがで紹介する父子手帳『がんばるイクメンのリアルな日常』を配布。つい甘やかしてしまったり、仕事で子どもの寝顔しか見られなかったりと、パパの「あるある」ネタが満載です。しかし、それだけでは終わらず、解決するためのアドバイスもあるので、楽しみながら育児について学ぶことができるでしょう。巻頭には「イクメンとは何か?」などを考える、トークライブの模様を掲載。共働きの男女5人が、それぞれの立場から本音を語り合っています。「子どものうんちを拭けるか」がイクメンの割合とか、「パパのイクメン心」へのママの問題など、ママも参考にしたい情報ばかりです。『がんばるイクメンのリアルな日常』は、鳥取県のWEBサイトでは、ページごとのpdfファイルを公開中です。■まるで雑誌のようなオシャレな一冊和歌山市の父子手帳『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』は、まるで雑誌のようにおしゃれな作りが印象的。パパのタイプがわかるチャートや、「パパにやってもらいたいことチェックリスト」など、ただ読むだけでは終わらない企画が多いので、読み終えるころにはイクメンとしての意識が芽生えそうです。赤ちゃんを見た瞬間は、「猿にしか見えないよ」「まったく実感が湧かなかった」など、飾ることのないパパたちの本音がずらり。リアルな言葉だからこそ、同じ男として共感できるだろうし、パパとしての自覚が自然と生まれるかもしれません。ほかにも、夫婦でできるストレッチなど、役立ち情報が盛りだくさん。夫婦でチェックしたい一冊です。『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』は、和歌山市のWEBサイトでは、電子ブック版を公開しています。今回はとくにユニークなものをピックアップしましたが、ほかにも工夫を凝らした父子手帳はたくさんあります。制度などの地域色が反映されていることもあるので、まずは住まいの自治体をチェックしてみましょう。残念ながら用意されていない場合は、WEBで公開されているものをヒントに、オリジナル父子手帳を作ってみるのもおもしろそうですね。※この記事は2017年4月3日現在のものになります。<参考サイト>・さいたま市 『父子手帖』 ・岐阜県父子手帳 『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』 ・鳥取県イクメン・マンガ冊子 『がんばるイクメンのリアルな日常』 ・和歌山市 父親のための育児ガイドブック 『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』
2017年04月04日出産時の入院では、あれもこれもと用意したくなりますよね。しかし、せっかく持って行ったのに使わなかったり、「これがほしかった!」というものは意外と多いようです。これから出産を控えているプレママは、先輩ママたちの声を参考にしてはいかがでしょう?■見落としがちだけど絶対欲しいアイテム No1!?ママたちから「これは思いつかなかったけど、絶対にあったほうがいい!」という声が多く挙げられたのが「円座クッション」でした。・「会陰切開をしたのですが、イスにも座れないほど痛いとは思わなかった。絶対にあったほうがいい!」(28歳・2歳児のママ)・「あまりの痛さに、夫に頼んで買ってきてもらった」(35歳・1歳児のママ)・「使うかどうかなんて出産するまでわからないけど、円座クッションがないとマジでつらいから荷物になっても持っていくべき」(30歳・2歳児のママ)・「病院にもあったけど、使い込まれすぎてペタンコだった。自分用にあったほうがいい。痔になったときにも使えるし」(38歳・小学1年生のママ)会陰切開をすると、産後の痛みがたまらないといいますよね。ちょっと座るだけでもひと苦労したママは多数。少しでも痛みを和らげるために、円座クッションを用意しておくと安心かもしれません。また、出産を経て「痔」になる女性も多いのだとか。産後も何かとお世話になりそうです。■忘れて困ったアイテム続いては、「これがなくて失敗した!」という意見を紹介します。絶対に必要というわけではないだけに、うっかり忘れてしまいそうなアイテムばかりです。・「デジタルカメラの充電器とバッテリー。スマホの充電器はあったけど、デジカメのことはうっかりしていた。最近のスマホはきれいに撮影できるとはいえ、やっぱり高画質で残しておきたいし…。夫は場所を説明しても見つけられず、忘れたことを後悔した」(35歳・8ヶ月児のママ)・「耳栓とアイマスク。大部屋だったから、いびきがうるさい人がいてなかなか眠れず…。消灯後もスマホのライトが気になってしまった」(32歳・2歳児のママ)・「音楽プレーヤー。暇だけど痛みで何もやる気が起きないときに、好きな音楽を聴いて気を紛らせたかった。いまならスマホに音楽が入っているけど、当時はなかったから。イヤホンをしていれば大部屋でも迷惑にならないし、ひとりで過ごすときにも便利だと思う」(41歳・小学5年生のママ)・「産後は書類やパンフレットなど、何かと紙類を多くもらうから、クリアファイルがあればよかったと思った」(38歳・小学2年生のママ)・「病院ってなんとなく薬くさいので、消臭スプレーを持っていけばよかった」(30歳・4歳児のママ)なくてもなんとかなるだけに、忘れられがちなアイテムですね。荷物になるほどの大きさでなければ、バッグに入れておくといいでしょう。■本当に必要? 紹介されがちな入院準備アイテム必要なものだけでなく、「いらなかった」と感じるアイテムもあるようです。雑誌などで入院準備アイテムとして「用意しておくと安心」といわれるものでも、とくに必要ないケースもあるようです。・「入院中は暇だから雑誌や本があるといいといわれたけど…。面会時間になればお見舞いがひっきりなしに来るし、検査や食事もあって読む時間がなかった。スマホがあれば雑誌も本も読めるし、荷物になるだけだからいらないかも」(35歳・1歳児のママ)・「小腹がすいたときにちょっとしたおやつがあると良いよといわれて用意したけど、結局食べずに終わった。必要なら売店で買うか、家族に頼めばいい」(40歳・小学3年生のママ)・「おむつは病院でもらえたので、入院前に用意したほうがいいか確認したほうがいいかも」(31歳・小学3年生のママ)・「メモ帳と筆記用具はあったほうがいいけど、ベビーダイアリー(育児日記)は、ちゃんと書く余裕がない。帰ってきてからメモを頼りに、ベビーダイアリーに書き加えてもいいんじゃないかなと思った」(29歳・5歳児のママ)・「メイク用品は基本的なものだけあればじゅうぶん。でも友だちは退院後に記念撮影をするために必要だったみたい。状況に応じて用意すればいいと思う」(31歳・小学4年生のママ)「これは必要かな?」と悩んだときには、病院で相談してみてもいいかもしれません。「意外といらなかった」といわれるものを持って行っても、荷物になるだけで困ることはないでしょう。しかし、本当に必要なものがないのは困ります。事前にチェックするのはもちろん、もしものときは夫や家族に買ってきてもらえる体制を整えておくと安心です。
2017年03月03日少子化の一因ともいわれる、出産費用の問題。こんなにお金がかかるのかと驚き、ふたりめをためらっているママもいるかもしれませんね。しかし、健康保険をはじめ、さまざまな助成制度があるのをご存じでしょうか。プレママをフォローする制度もあるので要チェックです!■出産する前にもらえる助成制度●里帰り出産の場合臨月が近づく前に実家へ帰り、里帰り出産をする人も多いのではないでしょうか。妊婦には検診費の助成制度がありますが、住まいの自治体にある病院を利用することを前提としており、里帰り中には利用できない可能性も。しかし、国内の医療機関を利用していれば、里帰り出産でも検診内容によって3,000~1万円程度の助成を受けられる場合があります。また自治体によっては里帰り先でかかった健診代を戻してくれる場合もあります。条件は自治体によってまちまちですので、里帰り出産を検討している場合は、事前に確認しておくと安心です。●切迫早産、帝王切開の場合また、切迫早産や帝王切開などで高額な医療費が発生した場合も、自己負担の限度額を超えた分が戻ってくる制度として「高額療養費制度」があります。この条件は収入や年齢によって異なるので、注意が必要です。この「高額療養費制度」は、あとから還付されるものですが、切迫早産などであらかじめ入院することがわかっている場合には「限度額適用認定証」をもらっておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までとなります。■出産後にもらえるお金出産したらもらえるお金としては、「出産育児一時金」があります。出産育児一時金は、健康保険または国民健康保険に加入していれば、受け取り資格が発生します。支給額は1人あたり42万円なので、双子の場合は84万円が支給されるのです。共働き夫婦で、別々の健康保険組合に加入している場合は、どちらか一方のみ支給されます。ダブルで84万円受給できるわけではないのでご注意を。<支給方法>・組合などから直接病院へ支払う出産関連費用が42万円未満の場合は、あとから申請することで差額を受け取ることができます。たとえば、病院へ支払う額が30万円だったら、残り12万円を受け取ることができます。・病院に支払った後、領収書を添えて申請するこの制度は、出産を希望する家庭には広く知られていますが、「夫婦だけの時間をもう少し楽しみたい」と思っているときに妊娠した場合などは、意外と知らなかったりするもの。妊娠が発覚したら、まずは自治体などに助成制度の有無について問い合わせるといいでしょう。■還付金が戻ってくるもの厚生労働省の発表によれば、出産費用の妊婦の合計負担額は49万9,615円(厚生労働省「正常分娩分の平均的な出産費用について」(平成27年度・病院、診療所、助産所の合計)。このため出産育児一時金の42万円あれば、大部分はカバーできるかもしれません。しかし、実際には地域差などがあり、それ以上に費用がかかる場合も。そんなときは、確定申告をして「医療費控除」を受けましょう。一家の医療費が10万円を超えた場合は、その分を収入から差し引いた額を所得として申告できます。ただし、申告時には一時金の42万円や、医療保険からの入院給付金、高額療養費で戻ってくる分はカウントできません。実際に戻ってくるお金は、医療費控除に所得税率をかけたものになり、申告額が全額戻ってくるわけではありません。でも医療費控除を申告すると、住民税も軽減されるメリットもあるのです。医療費には、病院での診察・治療費だけでなく、ドラッグストアで購入した薬や病院への交通費も含まれますので、出産の有無にかかわらず、領収書をキープしておくことをおすすめします。■産後にもらえる助成金出産にかかる費用は少なくないとはいえ、一時的なものです。しかし、子どもが生まれればそれからずっと、何かとお金がかかるもの。それが二人目を躊躇(ちゅうちょ)する原因ともいわれています。子どもに対する制度としては、「児童手当」があります。中学3年生までの子がいれば、1人当たり月5,000~1.5万円が支給されます。さらに、自治体によって対象者や助成範囲が異なりますが、乳幼児の医療費助成制度もあります。これらを上手に活用することで、家計の負担を軽減できるでしょう。また、二人目が生まれれば、自転車も幼児が2人乗れるタイプにする必要がありますが、この無償貸与または購入費の助成を行う自治体も。たとえば、兵庫県川西市では、中古の電動アシスト付き幼児二人同乗用自転車を無償で譲渡する制度があります。このように、自治体ごとに子育てファミリーを応援するユニークな制度が設けられています。意外と知られていない制度も多いので、情報収集は欠かせません。子育てにはお金がかかりますが、それだけを理由に出産をあきらめることは、本当にもったいない気がします。会社によっては、出産祝い金が支給されることもありますし、まずは助成制度を調べてみませんか? ※2017年2月現在の情報です。最新情報は各自治体・団体のWEBサイトでご確認ください
2017年03月02日弟夫婦に待望の第1子が生まれたときのこと。出産祝いを選ぶために必要なものがないかと話していたら、「ベビーベッドはいらない」と言われました。場所を取るし、すぐに使えなくなるから無駄だというのです。それでもあったほうがいいのではと思い、ほかのママにも意見を聞いたところ、意外と「不要派」が多くて驚きました。ベビーベッドは本当に必要なのでしょうか?改めてベビーベッドの必要性を、筆者のまわりのママたちにヒアリングしたところ、「必要派」のほうが多かったものの「不要派」も決して少ないとは言えませんでした。サンプル数は少ないですが、全体の3割程度といったところでしょうか。それぞれに理由を尋ねてみると、住環境やママの睡眠問題など、さまざまな事情が挙げられました。■ママのためにもあったほうがいい! 「必要派」まずは、「必要派」の意見から紹介します。・「床に布団を敷くのは、ホコリなどの衛生面が気になる。だからといって、生まれたばかりのときにこまめに掃除なんかできないから、やっぱりベッドがあったほうがいいと思う」(35歳・1歳児のママ)・「生まれたばかりはともかく、寝返りがうてるようになると寝相が悪くて危なっかしい。ベビーベッドがあれば囲いから落ちないので、私も安心して寝られた」(40歳・小学3年生のママ)・「自分と同じ布団だったら、寝ているときに潰してしまいそう…。別々に寝たほうがお互いのためにもいいと思う」(37歳・小学3年生のママ)「必要派」の意見としては、衛生面の問題や安全性を重視する声が目立ちました。ホコリはアレルギーの原因になるともいわれていますし、リスクをできるだけ避けたいという親心がうかがえますね。■ベビーベッドがあっても使わなかった… 「不要派」一方の「不要派」といえば、スペースの問題を挙げる人が多かったです。・「1人目のときに買ったけど、ただでさえ狭い寝室がもっと狭くなって移動しづらくなった。遅く帰ってきた夫がベッドにぶつかり、子どもを起こしちゃうこともあったし、すぐに使わなくなってしまった。2人目のときは使ってない」(39歳・小学1年生と3年生のママ)・「せっかく買ったのに、私が添い寝しないと寝てくれなくて…。そのまま一緒に寝ちゃうことが多かったし、今思えばなくてもよかったな」(38歳・小学2年生のママ)ママから離れると、すぐに泣きだしてしまう子もいますよね。添い寝だけでなく「添い乳」もすることがあるなら、なくても問題ないかもしれません。ママたちの意見を聞いて、ベビーベッドは絶対になくてはならないとはいえないけれど、衛生面や安全面でのメリットは十分得られると感じました。安くはない買い物なので、無理して用意しなくても子育てはできる! でも、あればママも落ち着いて眠れそう、といったところでしょうか。どちらが正しいというわけではないので、自分たちに合った方法で子育てできるといいですね。
2017年02月19日妊娠中におなかの赤ちゃんに呼びかけたくても、まだ性別がわからないと名前をつけにくいもの。そこで、いわゆる「胎児ネーム」をつけて呼びかけるママが増えています。みんなはどんな「胎児ネーム」をつけたのでしょうか? 実際に胎児ネームをつけたママにその名前の由来やエピソードを調査しました。■ママたちの変わらぬ愛がこもった胎児ネームママたちに話を聞いたところ、「ちびちゃん」と「ベビちゃん」と呼びかけていたという声がとても多かったです。小さい子に呼びかける定番ネームでもありますね。<「ちびちゃん」派>・「妊娠が発覚したときに見たエコー写真がとても小さくて。そのまま『ちびちゃん』と呼んでいました。いまでもたまにこう呼んでしまうときがあります」(30歳・1歳児のママ)・「『おちびちゃん』という響きがかわいいから」(35歳・6ヶ月児のママ)<「ベビちゃん」派>・「『赤ちゃん』じゃ他人っぽい感じだし、『ベビちゃん』と呼びかける方が愛着がわいたから」(39歳・3歳児のママ)・「友だちが妊娠中にSNSで『ベビちゃん』と呼んでいて、気がついたら自分もこう呼んでいました」(32歳・7ヶ月児のママ)エコー写真で見る赤ちゃんは、本当に小さくて、愛しいものです。「ちびちゃん」も「ベビちゃん」も定番であるからこそ、自然と呼びかけやすくママから子どもへの不変の愛がこもっているのかもしれませんね。■パパも呼びかけやすい胎児ネームなんとなく気がついたら呼びかけていた名前をそのまま胎児ネームとしたというママや、夫の名前から一文字とってつけたというママも。・「『ぴーちゃん』という胎児ネームをつけていました。とくに意味はなくつけたのですが、すごく呼びやすかったので、名前をつけたことでひんぱんにおなかに話しかけるようになりました」(36歳・小学1年生のママ)・「『まーちゃん』って呼んでいました。『あー』と伸ばす音は言いやすいし、優しい感じの音で呼びかけるときに自分もほっこりしました」(41歳・6歳児のママ)・「旦那の名前から一文字とって『たっちゃん』。旦那も親近感がわいたのか、積極的に呼びかけてくれるようになりました」(31歳・小学3年生のママ)「赤ちゃん」とはなかなか呼びづらいパパ。だからこそ胎児ネームをパパと共有することで、父親としての自覚が芽生えやすくなるかもしれませんね。ママも「今日、〇〇ちゃんがねー」とおなかの赤ちゃんの状況を話すことが楽しくなりそうです。■将来像を期待する胎児ネーム「こんな子に育ってほしい!」という願望が胎児ネームに込められることもあるようです。・「嵐の櫻井翔君が好きなので『しょう』。彼みたく賢くてかっこいい子に育ってほしいなと思って…。あわよくばジャニーズに入ってくれないかな、なんて考えるだけで楽しくなりました」(40歳・5歳児のママ)・「男の子だとわかってからは『王子』と呼んでいました。電車でうっかり呼んでしまったときは、恥ずかしかったですけどね」(33歳・5歳児のママ)・「羽生結弦選手の愛称『ゆづ』をいただいて…。実際の子どもにも同じ名前にしたかったけれど、字画があわなかったので、せめて胎児ネームだけでも呼ばせて!」(29歳・2歳児のママ)有名人の名前から名づけるケースは、夫が嫉妬しないかがちょっと気になるところですね。でも実際の名前ではつけられないからこそ、この特別な期間だけ呼んでみたいというママの気持ちもわかります。■胎児ネームをつけなかったママたちの意見胎児ネームをつけなかったママたちにも理由を聞いたら、次のような回答をもらいました。・「生まれてからの名前と混乱したら困るから」・「まわりからマタニティハイって思われそうで、恥ずかしくなってしまって」・「胎児ネームに愛着がわきすぎて、実際の名前を考えることができなくなってしまいそうだったから」胎児ネームで呼ぶのか呼ばないのかは、もちろん自由。でも妊娠中という大変な時期をママが乗り越えるためのひとつの工夫とも思えます。体調がすぐれないとき、出産に不安を感じたとき、ママになれるか自信がなくなったときなど、胎児ネームで呼びかけることで、ママの気持ちが少しは楽になることもあるかもしれませんね。
2017年02月03日妊娠中に「母親学級」に参加するプレママは多いと思いますが、男性は「両親学級」や「父親学級」になかなか参加しないことも多いようです。それは、どのような内容なのか情報が少ないからなのかもしれません。実際にはどのような体験ができるのか、参加して得られたメリットは? リアルな声を紹介します。■男性も一度は妊婦体験を!Mさん(40歳・5歳児のママ)の夫は、仕事を理由に結婚後も家事に対して消極的。Mさんが妊娠中もそれは変わらず、「俺にはどうせできないから」とまったくやる気がなかったそうです。「そんなときに、病院で両親学級の話を聞いて。休日に開催されるので、夫にも参加してもらいました。パパたちは『妊婦スーツ』体験をしたみたいですが、それから積極的に家事を手伝ってくれるように。『あんなに大変な思いをしているとは知らずにごめん』とまでいってくれて、やっぱり妊婦スーツはすごい!」「妊婦スーツ」とは、お腹の部分におもりなどが入った被りもので、これを着ると男性にも妊婦の疑似体験ができます。慣れない男性には体を動かすのも一苦労で、妊婦の大変さを実感できるといいます。男性は自分の体に変化が起きないから、その大変さをイマイチ理解しにくいことも。「病気じゃないから手伝わなくても大丈夫」とまで思ってしまうこともあるようなので、一度この妊婦スーツを体験してもらえば、考え方がかわるかもしれません。「子どもが成長した今でも、下手ながら家事を手伝ってくれるようになった」というMさん。それ以来、家事も育児も協力して進めているそうです。■パパ友ができるメリットもTさん(42歳・小学5年生のパパ)さんは、結婚後に現在の住まいに引っ越したから、地域とのつながりがなかったそう。ご近所さんとの関係も、顔を合わせればあいさつする程度でした。しかし、父親学級でパパ友ができてからは、公園の掃除などの地域活動にも積極的に参加するように。「父親学級への参加は面倒だし、ぶっちゃけ気が進まなかったけど、赤ちゃんのことが学べただけでなく、パパ友ができたのでよかった」といいます。子どもが大きくなった今も、パパ友と飲み会をすることも多いのだとか。そんな夫を見て奥さんは「飲みに行く回数が増えたのは少し問題かもしれないけれど、育児や地域活動に積極的になってくれたので仕方ないかな」とのこと。なかなか父親学級へ参加したがらない夫には、こうしたメリットを伝えれば参加しやすくなるかもしれませんね。■パパが育児の楽しみを見つけるきっかけに「とにかく細かい性格の夫。父親学級では、出産祝いでもらったおむつのサイズが合わなかったらどうするかなど、私には気づかないような細かいことまで質問してくれて助かった」(Aさん・35歳・1歳児のママ)パパたちはふだんから情報収集をしていないせいか、「そんなことまで聞くの?」と思うようなことまで質問する人も少なくないとか。しかし、それがかえって役立つこともあるようですね。このパパに話を聞いたところ、「ほかにも、おむつの吸水性や素材に興味をもち、そこからうちの子にはどれがいいか調べるようになった」とのこと。凝り性な男性は多いといいますし、育児に対しても一度興味を持てば、徹底的にこなしたいと思うのかもしれません。また、夫婦それぞれの視点を持つことで、より広い視野で育児に取り組めそうです。残念ながら、男性にはまだ存在感の薄い父親学級。「みんなも行ってるから」「父親なら行くべき」と押し付けると嫌がられるので、「パパ友もできるし、試しに参加してみない?」「今日は少し体がつらいからついてきてくれるとうれしいな」など、参加するメリットや相手の必要性などを訴えつつ誘うといいかもしれません。
2017年01月28日「鼻からスイカを出すようなもの」といわれるほど、出産時の痛みは大きいものです。出産を何回も経験しても、この痛みには慣れないものかもしれません。とはいえ、少しでも楽になりたいと思うのは当然のこと。ママたちはどのようにして乗り切ったのでしょうか。■陣痛前に予習したこと病院などによっては陣痛から出産までの流れなどを説明してくれるところもあります。また陣痛での痛みを和らげる方法や体験談なども本、雑誌などで紹介されています。「妊娠中から本やネットで呼吸法などを調べて、練習していました。夫にもテニスボールを使った「いきみ逃し」の方法を覚えてもらい、これで大丈夫! と思っていたのですが…。1人目は予定よりも早く生まれたので間に合わず。でも、2人目のときには役立ちました」(Mさん・39歳・2児のママ)陣痛が始まったら、呼吸法によって痛みが緩和できるといわれています。こうした呼吸法もいろいろな方法があり、どれが自分にあっているか探しておいたという人も。こうした呼吸法は頭で覚えていても、実際にその場になったら緊張したり、慌ててしまったりして、そのとおりにはできないかもしれません。でも事前に練習しておくだけで、陣痛を迎える前の気持ちが少しでも楽になるかもしれません。■陣痛の痛みをまぎらわす「初めての出産では、陣痛のあまりの痛さに声が出そうになったけれど、恥ずかしくてうめくことしかできなかった私。でも、周囲から絶叫するほかのママの声を聞いたら吹っ切れました。『ギャー』『痛い!』という悲鳴に近い言葉だけでなく、『ケーキが食べたい』『あのドラマが見たい』とか、とにかく思いついたことを何でも絶叫。叫んでいるうちに気持ちがまぎれたような気がします」(Kさん・39歳・3児のママ)陣痛室には、同じように痛みに耐えているママがいて、さまざまな叫び声が聞こえてくることがあります。夫への八つ当たりや、現在の感情、さらには意味不明な言葉を叫ぶママも…。このような環境なので、大きな声が出てしまっても、誰も気にする余裕はないかもしません。「声を出してもいいんだ」と気づいたKさんは、2人目、3人目のときも絶叫。産後に医師たちから「今回もいい声が出ていましたよ」と笑いながら伝えられたそうです。「そのときは恥ずかしかったけれど、笑い話としてママ友との会話に役立てています」と明るい返事。意外にも同じような経験をしたママは多いようで、ママ会でも盛りあがるネタになっているそうです。■自分へのごほうびで乗り切る「何をしたって痛いことには変わらないのだから、どうにか乗り切るために自分へのごほうびを用意。病院を選ぶ際に、食事がおいしいことは絶対条件、さらにエステ体験が産後にできるところを選びました」(41歳・Yさん・2児のママ)1人目のときには、とりあえず近くの産院を選んだというYさん。その後、ママ友たちとの話から、産後のママにうれしい特典のある病院があることを知り、2人目はそこにしようと決めていたそうです。「子どもがいるとエステなんて行く時間はないし、それに全身マッサージ&トリートメントはあこがれでした。それを出産後に堂々と受けられるなんて夢のようで、陣痛中もそのことだけを考えていたかもしれません」激しい痛みを乗り切るために、さまざまな手を試しているママたち。とくに初めての出産では何もかもわからないことだらけで、いろいろな心配をすると思います。陣痛の痛みも出産の大変さも個人差が大きくあり、決まったマニュアルどおりには進ません。だからこそ今もって未知な世界なんだと思います。それでもあらかじめ、いろいろな方法を覚えておいたり、陣痛の痛みを和らげる方法を考えておくだけでも日々の怖さが少しだけでも小さくなるかもしれません。
2017年01月24日妊娠したママは出産するその日まで、赤ちゃんと約10ヶ月もいっしょに過ごすことになります。その間、おなかにいる赤ちゃんと、少しでも意思の疎通がはかれたらうれしいですよね。おなかの赤ちゃんに話しかけると、ママとの絆が深まるといわれています。自然に声かけしているママもいますが、「一体、何を話しかければいいかわからない!」というママもいるのでは? 今回は、さまざまなコミュニケーション法をご紹介します。■その1.決まった時間にあいさつするあいさつはコミュニケーションの基本。まずは、朝起きたら「おはよう」、寝るときに「おやすみ」と言うことから始めてみませんか? ママ自身があいさつを習慣づけておくと、赤ちゃんも将来、自然にあいさつができる子に育つはずです。もちろん、赤ちゃんだけでなく、夫へのあいさつも忘れずに。これを機に「ありがとう」や「お疲れさま」も家族の中では積極的に言えるようにしたいですね。■その2.好きなテーマで話しかけてみるあいさつに慣れてきたら、少しずつ赤ちゃんに話しかけてみましょう。ママが過ごしている部屋、外の天気や様子、食べたものなどについて、世の中のことをまだ何も知らない赤ちゃんに教えてあげる気持ちで語りかけると、自然な感じで話せます。気分がのってきたら、パパとの出会いについて語るのもいいですね!■その3.ニックネームをつけて呼んでみる最近では、おなかの赤ちゃんに、一時的な「胎児ネーム」をつけて呼ぶママやパパも多いようです。「おちびちゃん」のような簡単なニックネームが一般的ですが、誕生後につけたい名前で呼ぶ人も。呼び名を決めると、不思議なことに話しかけることへの違和感が減り、話しかける頻度がぐっと増えます。■その4.絵本を読み聞かせるちょっと照れくさくて、あいさつ以外の話しかけができないママには、絵本の読み聞かせがおすすめです。生まれたら読んであげたいなと思っている赤ちゃん向けの絵本を、ゆっくりやさしく読んであげましょう。ママもリラックスして、ほっこりした気分になれます。■その5.いっしょに音楽を聴くおなかの赤ちゃんといっしょに音楽鑑賞を楽しむのもいいですね。胎教にはクラシックがいいといわれていますが、ママが好きなポップミュージックでもOK!ママが楽しい気分になると、きっと赤ちゃんもうれしくなるはず。赤ちゃんが産まれたら歌ってあげたい童謡なども、ママの声で歌ってあげると、赤ちゃんも喜びそうです。リズムとメロディのある音楽は、赤ちゃんにとっても刺激になるという説もあります。6ヶ月以降なら、音楽をかけると胎動が激しくなるなどの反応があったママもいますよ。■その6.キックゲームで遊ぶマタニティ雑誌などで、「キックゲーム」という言葉を見かけたことはありませんか?キックゲームとは、おなかの赤ちゃんとのコミュニケーション法のひとつで、ママがおなかを軽くたたき、赤ちゃんがキックで反応するという遊び。胎動を感じるようになったら始めることができます。<キックゲームのやり方>1、赤ちゃんがママのおなかをキックしたときに、ママがその場所を「キック」と言いながら、ぽんと軽くたたきます。2、これを何度か繰り返します3、今度はママの方から「キック」と言いながらおなかの好きな場所をたたきます。そうするとその場所を、赤ちゃんが、まるでママに返事を返すようにキックしてくれるように。スムーズにできるようになると、赤ちゃんと気持ちが通じ合っているような気分になれて、とても楽しめます。もちろん、赤ちゃんが思うように動いてくれないこともあるので、「応えてくれたらいいな」というくらいのゆったりした気持ちでチャレンジしてみましょう。ちなみに、子どもが言葉を話せる年齢になると、「ママの声が聞こえたよ」「おなかの中はお水がいっぱいだった」などと、おなかにいた頃のことを話してくれることがあります。もしかすると、おなかの中の赤ちゃんは、大人が想像する以上に記憶力や感覚がハッキリしているのかもしれません。赤ちゃんに「ママのおなかに来てくれてありがとう!」という気持ちが伝わるよう、ぜひ妊娠中から、自分にあった方法で、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう!
2017年01月11日国や自治体には、たくさんの子育ての支援制度があります。ここで紹介するすべての制度は、自分で申請をしないとお金はもらえません&戻ってきません。だからこそ、内容をしっかり把握して、適切なタイミングで申請をしましょう。■すべてのママがもらえるお金・ 出産育児一時金 (健康保険からの出産費用の助成金)・ 乳幼児医療助成 (乳幼児期の医療費をサポート)・ 児童手当 (3歳の誕生月まではひと月1万5000円)・ 医療費控除 (支払った所得税の一部が戻ってくる制度) ■働き続けるママがもらえるお金・ 傷病手当金 (つわりや切迫早産の時にも利用可能)・ 出産手当金 (産休中のママのお給料がわり)・ 育児休業給付金 (育休中の生活をサポート)■退職したママのための制度・ 失業給付の受給延長 (産後、再就職をめざすママのための制度)■条件にあえばもらえるお金・ 高額療養費 (医療費が一定額以上の場合、健康保険が負担してくれる)・ 未熟児療育医療制度 (入院・治療費の全額、または一部を支援)・ 児童扶養手当 (ひとり親家庭をサポートする)・ 小児慢性特定疾患の医療費助成 (国が指定した疾病の子どもをサポート)
2017年01月10日■出産育児一時金とは?出産(正常分娩)は病気ではないので、健康保険は使えず、費用は全額自費負担となる。その代わりに出産費用の助成として健康保険からお金が支給される、その一時金のこと。■出産育児一時金のもらえる金額は、いくら?「子どもひとりにつき42万円」が基本。多胎の場合は、42万円 × 人数分となる。加入している健康保険組合や自治体によっては、「付加給付金」を上乗せしてもらえる場合も。■出産育児一時金をもらえる人は、どんな人?自分が健康保険に加入しているか、パパの健康保険の被扶養者になっていて、妊娠4ヶ月(85日)以上で出産したママ(流産・死産の場合も妊娠85日以降であれば適用)。■出産育児一時金の手続きの概要公的医療保険から、産院へ直接お金を支払ってもらう「直接支払制度」が原則である。その流れをベースに説明しよう。①支給を受ける健康保険を決める「出産育児一時金」を、どの健康保険からもらうのかを決めておく。選択肢としては「自分の健康保険からもらう」「パパの健康保険の被扶養者としてもらう」のふたつ。②支払い制度を選択する手続きの方法は「直接支払制度」「受取代理制度」「産後申請」の3つだが、基本的には「直接支払制度」を使い、直接支払制度に対応していない産院の場合は「受取代理人制度」を利用する。「直接支払制度」の場合は、分娩予約から退院までの間に病院から説明を受けるので、内容を理解し承諾した上で、渡される申請書に必要事項を記入するだけでOK。「受取代理制度」の場合は、出産前に健康保険に利用する旨を届け出て手続き書類を受け取り、産後に書類に必要事項を記入し、加入している健康保険の窓口に提出する。③出産後、差額を精算出産入院する時に、出産育児一時金の支給を受ける健康保険証を提示する。出産費用が出産育児一時金の支給額より多かった場合は、退院する時に超過分を産院に支払う。出産費用が少なかったとき(「直接支払制度」の場合)は、必要書類を公的医療保険の窓口に提出すると後日指定口座に支払われる。「受取代理制度」の場合は、既に書類を提出済なので2週間から2ヶ月くらいで自動的に指定口座に振り込まれる。■コラム:産後申請する場合出産ギリギリまで働いていて、ギリギリのタイミングで里帰りをするなど、直接支払制度の申請に間に合わない場合などは、「産後申請」を使う。産院の窓口で出産費用を全額支払い、出産後に加入している健保に産後申請の書類を提出し、給付金を受け取るという流れ。産後申請の場合で、入院前に保証金が必要だったり、出産費用を支払うのが難しいケースは、加入先の健康保険に出産費用の貸付の相談ができる■出産育児一時金 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日子育てにはやらなくてはならないことがいっぱい! あれもこれもこなさないと、ちゃんと育てられないのでは、なんて不安になることもあるでしょう。そんながんばりすぎて疲れているママにおすすめの育児マンガをご紹介。世間的には「ダメ母」といわれることもある主人公たちですが、多くのママが共感できる要素があるはず。■『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社)『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子さんによる子育てファミリーエッセイ。一般的な育児マンガとの違いは、家事や育児のほとんどを二ノ宮さんの夫が担当していることです。それではママである二ノ宮さんは何をしているかといえば、人気作家らしくマンガの締め切りに追われる日々。「育児より仕事のほうが楽」とまで言ってしまうほど、一家の大黒柱として働いています。生活のほとんどを夫に任せっぱなしなわけで、子どもたちには「パパがいい」と言われてしまう始末。その都度、ママ業をがんばろうとするけれど、朝は起きられなかったりと、なかなかうまくいかないようで…。そんな失敗をしつつも、幸せそうに暮らす家族の姿にほっこりしてしまいます。子どもの成長に沿った笑える「あるある」ネタも盛りだくさん。でも、ママとしては主夫として奮闘するパパの姿にも共感してしまうかもしれません。■『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版)「毎日新聞」で連載中の育児マンガではありますが、作者である西原理恵子さんが連載中に離婚してしまうなど、波乱万丈な様子も描かれた作品です。「かあさん」は晩酌をしながら子どもを寝かしつけたり、運動会の日に寝坊して質素なお弁当しか作れなかったりと、決してほめられる子育てではないかもしれません。でも、大きくなった子どもたちを見て「食事なんか手作りすることなかった あんなに抱っこしてほしがってたのに もったいないことしちゃったなあ」と振り返るほど、子どもたちへの愛情はしっかり伝わってきます。そんな思いにホロリとしながらも、なぜか棒を集めてくる男子の習性など、笑えるエピソードも満載で、育児への勇気がもらえるはず。 ■『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社)妊娠から出産、そして4人の子の育児風景を描いたマンガ。主人公がシングルマザーを経て結婚、離婚、さらに再婚するなど、こちらもなかなかの波乱万丈っぷりです。1巻には妊娠から出産にかけての様子が詳しく描かれていて、プレママには参考になりそう。「おしるし」がきてから陣痛時の呼吸法、出産直後の様子などリアルに描かれています。豪快すぎる子育て法には賛否両論ありますが、この本を読んで母乳育児に挑戦した、子育てが楽になったと思う人もいるほど、長く愛されている作品です。■『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)妊娠したけどすぐには母性がわいてこない、妊婦の性欲問題、出産への恐怖、産後の夫婦関係など、他人には聞きづらい、言いづらいことが赤裸々につづられた異色作です。母親学級でママコミュニティに違和感を覚えるエピソードは、初めてママになったときに感じたことがある人もいるかもしれませんね。ほのぼのしたシーンはあまりないのですが、その分、幸せの裏に隠されたママの悩みがぶっちゃけられています。ママであることに疲れたときに読みたくなる1冊です。どの作品もママとしては異端児ともいえる女性が主人公ですが、ハッピーな面だけでなく、大変なことやドロドロしたことも描かれているので、育児に苦労してきたママたちから共感を集めています。「ダメなのは私だけじゃなかった!」と安心するもよし、「ありえない!」と笑い飛ばすもよし。育児マンガだからといって、共感できなくても大丈夫。ほかの人の育児風景を見ることで、ヒントが見つかるかもしれません。・ 『おにぎり通信』(二ノ宮知子 著/集英社) ・ 『毎日かあさん』(西原理恵子 著/毎日新聞出版) ・ 『私たちは繁殖している』(内田春菊 著/ぶんか社) ・ 『ママだって、人間』(田房永子 著/河出書房出版)
2016年12月21日慣れない育児を家族にサポートしてもらいながら、産後の体を回復させることができるなど、新米ママにとって心強い「里帰り出産」。その反面で、思わぬトラブルが起きるケースもあるようです。実際に里帰り出産によるトラブルを経験したママの声を元に、“里帰り出産”について考えてみましょう。■どうしてこうなるの…里帰り出産に多い「母親との関係悪化」友だちのように仲の良い親子だったのに、どうしてこんなことに…。里帰り出産でのトラブルのひとつが、実の母親とのもめごとです。娘の役に立ちたいという思いから、必要以上に自分の考え方を押しつけてしまう母親が多いようです。実際に、里帰り出産で母親と衝突した経験があるママの意見を聞いてみました。・赤ちゃんが泣き止まないと「ママは下手くそだねー」と言われて腹が立った(32歳)・授乳の時間が決まっているのに、子どもが泣くたびに「おっぱいをあげろ」としつこく言ってくる(33歳)・機嫌のいいときだけ抱いて、泣きだしたら押しつけてきた(30歳)・子どもが寝かけているのに抱いたり話しかけたりしてくる。母の声で子どもが起きたら、寝かしつけが下手だと言われた(32歳)なかでも、最も多かったのが「あなた(娘)のときはこうだったから、この子(孫)もきっとこうよ」と自分の経験を押しつけてくるパターン。自分の経験に絶対的な自信を持っているため、娘の行動にダメ出しをしてしまう母親が多いようです。育児を助けてもらうつもりが、母親との意見の食いちがいでけんかになったり、思わぬ言動の数々に失望したり不信感を抱いたりしてしまうのです。■あえて里帰り出産を選ばない女性たちの意見は?里帰り出産が当たり前だった世の中ですが、最近はあえて里帰り出産を選ばない女性も増えています。・最初に楽をしていると、自宅に帰ったときに大変と感じてしまいそうだから。(33歳)・パパ側のおじいちゃんおばあちゃんにも気兼ねなく会わせてあげたいので、出産後は自宅で過ごすことにしました。(33歳)・一番最初から夫婦二人で子育てをしたいから。(30歳)・里帰り中、パパが浮気しないか心配だから。(33歳)里帰りを終えれば、家事や育児はすべて自分が行わなければなりません。当たり前だった家族のサポートがなくなり、今度は子育て素人のパパとの生活がスタートします。夜間の授乳の際にすやすや寝ているパパを見てイライラしたり、モタモタするパパの態度に失望したり。気持ちが不安定になって精神的に追い詰められ、夫婦関係に影響をおよぼす可能性もあるかもしれません。それなら最初から自宅で過ごし、試行錯誤しながら夫婦二人で育児に奮闘する方法を選択するという人もいるようです。■選ぶのはママ自身! 生活スタイルに合わせてパパと相談をもちろん、里帰り出産には良いこともたくさんあります。臨月になればお腹の重さもピーク! 前駆陣痛がはじまったり、むくみがひどくなったりして体調に不安を抱える時期でもあります。実家に里帰りしていれば家事などを行う必要もなく、ゆっくりとお産を待てます。また、産後は夜間の頻回授乳や夜泣きで十分な睡眠がとれないことの多いもの。実家にいれば、少しの間家族に預かってもらって、自分の気持ちや体を休めることができます。家族のサポートを通して、改めて家族の大切さに気づき、親子の絆が深まることでしょう。そして母になった責任感を再確認するきっかけにもなります。里帰り出産をするかどうかを選ぶのはママ自身。誰に言われることもなく、自分自身がベストだと思う環境で育児をスタートさせることが大切と言えそうです。(マムズラボ)
2016年09月24日初めての出産の際、自分なりに最適な産院を選んだつもりでした。しかし、いま思うと知識が漠然としていたため、反省点も多々あります。そこで今回は、産院選びで重要なポイントと、こだわりすぎなくてもいいポイントを整理して紹介します。■必ずチェックしてほしいポイント私や周囲のママ友の経験から、おさえておきたいポイントをピックアップしました。妊娠中のプレママだけでなく、妊娠を希望する女性も覚えておくと便利かもしれません。・家からの距離産院が遠すぎると、出産のときに間にあうか心配ですが、初産の場合、陣痛がはじまってから出産までに時間がかかることが多いもの。自宅からすぐ近くの産院にこだわりすぎる必要はありません。目安としては、自宅から車や交通機関で、1時間以内で行ければ十分。まずはこの条件に合う産院をピックアップし、そのなかから、ほかの希望条件をそなえたところを選びましょう。・希望する分娩方法が可能か一般的に、分娩方法には、自然分娩、無痛分娩、和痛分娩など複数の方法があります。さらに、ベッドではなく和室での分娩、自由な姿勢で出産できるフリースタイル分娩といった、特徴あるスタイルが選べる場合も。「絶対にこの分娩方法・スタイルで!」と決めているなら、希望の分娩方法やスタイルを実施している産院をチョイスするといいでしょう。ただし、出産では何が起こるかわかりません。助産院は、その場で手術や切開などの医療介入ができません。助産院での出産を希望する場合は、提携している病院の情報も含めて調べておくことをおすすめします。・母乳推進? ミルクOK?授乳指導の方針は、産院によってさまざま。大きくわけると、母乳育児に力を入れているところと、ミルクを与えながら、無理なく母乳育児を進めるところがあります。一般的に、赤ちゃんにひんぱんに吸わせるほど母乳が出やすくなる傾向があるため、母乳推進の産院では、夜中も徹底して母乳を与えるよう指導されます。「絶対に母乳で育てたい」と思っているママにはおすすめですが、出産で疲れていると、指導が負担になることも…。「母乳でもミルクでもいい」というママには、希望に合わせて柔軟に対応してくれる産院がいいかもしれません。・先生との相性妊娠中は、赤ちゃんの状態だけでなく、おりものの変化やおしりのトラブルなど、ママの体に関するちょっと聞きづらいことも医師に相談したいときがあります。先生との相性は、マタニティライフを安心して送るうえで、重要な要素です。■あまりこだわらなくていいポイントインターネットなどでいろいろ調べていくと、あれもこれもこだわりたくなってしまうかもしれません。しかし、実際には「気にしなくてもよかった」というポイントも…。・会陰切開の有無会陰切開とは、分娩の際に、膣口とこう門の間の会陰部分を切開して、赤ちゃんが出てきやすいようにする処置のこと。最近では、自然な分娩の形を重視して、会陰切開はなるべくしない方針の産院も増えています。ただ、「なるべくしない」方針の産院でも、医師が必要だと判断すれば、行われることもあります。切開した方が分娩がスムーズに進む場合もあるので、「必要なら仕方ない」くらいに考えておいた方がいいでしょう。・食事や特典の豪華さ最近は、入院中の食事や美容系のサービスが充実している産院も多いですよね。しかし、私は食事が評判のクリニックを選んだのに、産後すぐは食欲がなく、せっかくのお祝いディナーにもほとんど手をつけられませんでした。また、体調が悪くて、顔エステのサービスや美容院でシャンプーできるチケットも利用する気になれず、特典のない料金がもっと安い産院にすればよかったと後悔しました。一方、エステや豪華食事を満喫している方もいるので、人によりけりと思っていただいた方がよさそうです。・立ちあい出産が可能か感動の瞬間を夫とともに迎えたい! と夢みるママは多いはず。しかし、いざ出産となると、夫が間にあわなかったり、陣痛が痛すぎて夫なんて目に入らなかったり…。「どうしても」とこだわるほどのポイントではないかもしれません。母乳指導の厳しさや医師・スタッフの雰囲気については、産院のサイトを見ただけではわからないので、事前に近所の人や先輩ママにリサーチしておくことも大切です。自分に合った産院で、リラックスして出産にのぞめるといいですね。
2016年09月16日しっかり準備していったはずの入院グッズ。いざ出産・入院してみるとコレはいらなかった、コレは必要だった!と本当のところがわかってきました。初めての出産でこれがあると便利だった物を紹介します。わたしが入院準備したものはこちら↓あってよかった!持っていて正解の入院グッズはコレ!ストロー(ペットボトルにつけるタイプ)乾燥した病室内、母乳のためにとにかく水分が必要。ふたもパカッと簡単に空けられ、寝ながらでも飲めるストローは、大活躍でした。洗濯物用バッグ、カゴ汗をかいたり、母乳や悪露で汚したりと汚れ物もでるので便利です。ぽんぽんと汚れた物を入れておいて母に持って帰ってもらいました。小さなカゴは薬やペンなど細々した物を入れておけば散らからず快適。書類をまとめるファイル退院後の生活などについての書類や領収書など書類をまとめられるファイルを1つ持って行っておきました。バラバラにならずにまとめておけるので助かりました。飲み物麦茶、ミネラルウォーターは何本あっても困りませんでした!逆にジュースはほとんど飲まなかったので病院の自動販売機で買い足すぐらいで十分かも。用意してなかった!けど入院中に必要になったものはこれ!延長コードベッドとコンセントに距離があって、充電するたびにベッドから起き上がるのがひと苦労。赤ちゃんの写真を撮ったり、家族との連絡で何かと携帯を使うので、延長コードがあると便利だなと思いました。入院中に、家族に持ってきてもらうことに。コップ、箸、取り皿自分の分はありましたが、お見舞いにきてくれる主人や母のものが必要に。抱き枕帝王切開での出産だったので、傷口の痛みを緩和するために家から持ってきてもらいました。抱き枕にはかなり助けられました。着替えのパジャマ母乳や悪露、汗など意外と汚れるので1枚では足りませんでした。多めに用意をしておくといいと思います。特に延長コードと着替えのパジャマ。以外とベッドとコンセントに距離があって充電するたびにベッドから起き上がるのは苦労するので家族に持ってきてもらいました。用意するだけじゃだめ。ちゃんと伝えておく必要があった“陣痛グッズ”あるとよかったな〜と思ったのは“陣痛中に使うタオルとうちわ”。私は診察からすぐに分娩室に入ってしまったので、立ち会いの夫に病室から持ってきてもらわなければいけなかったのですが、なんと主人がもってきたのは“カメラ”のみ。「何かあったらこれもってきて!」とちゃんと伝えておけばよかったと後悔…。かろうじて持っていたちいさなタオルで汗をふいてもらったりあおいでもらったりしました。テニスボールなどのあらかじめ用意していた陣痛グッズも、主人は気づかなかったよう。そんなすぐには産まれないのにのほほんとカメラを構える主人にイラっとしてしまったので、他の人に持ってきてもらう想定で準備をすることをおすすめします!嵐のように過ぎて行く入院生活!入院中はゆっくり休める最後の時とよく言いますが、だからといってゆっくりパックしたり〜というのはなかなか難しいもの。授乳や沐浴、栄養指導などスケジュールは意外とびっしりです。私は帝王切開で入院期間も長かったのですが、傷口が痛み“最後ののんびり〜”といった悠長なことは言ってられず、日々赤ちゃんとの暮らしでいっぱいいっぱいでした。赤ちゃんのグッズもちゃんと揃っているので、あとはママが快適に過ごすための最低限のものがあれば大丈夫です。また、産後は動くのもつらかったり、退院の朝はとっても早いので、片付けや病室が散らからないようにするための整理整頓グッズがあるととっても快適です!
2016年09月08日いよいよ出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんの服や寝る場所、出産のための入院グッズなどの準備は万端にしたいところ。だけど「忘れていることはない?」と、少し不安になりませんか?産後すぐのママは体力回復だけで精一杯なので、あれこれ考える余裕がないかも…。そこで今回は、見落としがちだけど、事前に決めておくとラクなことをご紹介。準備を整えて、安心して出産に臨みましょう。■出産後の最初のイベント「お七夜」の準備出産をして、待望の赤ちゃんに出会えた喜びもつかの間、すぐにやってくるのはお七夜です。産後のママはすっかり体力が落ちているし、入院しているので準備は難しいかもしれません。最近では命名紙も古風なものから、キャラクターなどのかわいらしいものまでさまざま。大切な命名をこだわりたい人は、出産前に購入しておきましょう。命名紙に書くときは、「手書きにするのか」、「印刷にするのか」も話し合うこと。手書きの場合は「誰に書いてもらうのか」、印刷するときはパソコンやプリンターの設定を確認しておけば安心ですね。■お宮参りはどうする?産後約1カ月後とはいえ、お宮参りもあっという間にやってきます。地域や風習によっては、「女の子の赤ちゃんなら母方、男の子なら父方の祖父母がお祝い着を用意する」という考え方もあるそうです。両家の意向を確かめながら、お祝い着を用意するのか、レンタルするのか、予め決めておきましょう。また、お宮参りでの自分たち夫婦の服装も考えておくといいですね。出産前の気分転換をしたいときに、買い物に出かけて服をチェックしてみるといいかもしれません。■キッズスペースをつくるなら出産前に子どもが少し大きくなってから必要になるキッズスペースは、「このあたりかな?」と、なんとなく決めていませんか?それでもいいのですが、転倒防止用のマットを敷くには家具を動かす場合もあるので、出産前に整えておくと安心です。生まれてからではパパが仕事で日中はいない…。ママが1人でやるのは大変です。マットを敷きながら、危なそうな家具の角にはクッション材も合わせてつけてあげましょう。■夫と寝室を分けるor分けない?育児に慣れるまでは夜泣きでイライラして、夫婦げんかをしまうことが多々あり。パパが隣にいるのに、赤ちゃんが泣いても手伝ってもらえないときや、「泣き声がうるさい」と言われると、ママは精神的にまいってしまいます。パパが手伝ってくれるのか、それともほかの家事を手伝ってもらって仕事に専念してもらうのか。お互いにイライラしないように、事前に寝室を分けるかどうかも話し合っておきたいですね。パパとママ、二人でよく相談しながら、あとは大切な赤ちゃんの誕生を楽しみに待ちましょう。
2016年09月05日妊娠中に、姑や実母から腹帯(はらおび)をプレゼントされたり、「つけてる? つけないとダメ!」とうるさく言われたりすることがあります。腹帯は、病産院でも販売されていることがあるため、絶対に必要なアイテムだと思うママも多いようですが、実はそんなことはありません。腹帯と安産祈願に関する基礎知識を紹介します。■腹帯をつけるのは風習のひとつ日本には古くから、妊娠5カ月目の最初の戌(いぬ)の日に、妊婦のお腹にさらしの帯を巻いて安産を祈願する習わしがあります。このときに巻く帯が「腹帯」です。戌の日は、日付や月、年を表すのに使われていた十二支の11番目にあたる日で、12日に一度巡ってきます。犬が多産でお産が軽いことにちなんで、この日に安産祈願をするようになったのだとか。■医学的な根拠はない!?このような習わしのある日本では、長い間、腹帯を巻くと、赤ちゃんが大きくなりすぎず安産になると信じられてきました。しかし医学的には、腹帯が安産につながる根拠は特にないそう。ちなみに、海外には腹帯の習慣がある国はなく、日本独自の風習だと言われています。最近では、締めつけすぎることで子宮内の血流が悪くなって、高血圧やむくみを起こす可能性があるとして、腹帯をすすめない医師や病産院も増えているようです。ただ、一方で腹帯には、冷えや何かにぶつけたときの衝撃からお腹を守る役目や、腰への負担を軽減して腰痛を予防する役目が期待できる面もあると言われています。いずれにせよ、赤ちゃんやママのために「どうしても必要」なものではないので、ママ自身が、腹帯をつけていた方が、お腹が冷えない、姿勢が安定して歩きやすいなどのメリットを感じるのであれば、締めつけすぎに気をつけて使ってみるといいかもしれません。しかし逆に、たとえば夏場で、暑苦しくてお腹の皮膚がむれる、お腹が張りやすくなるなど、デメリットや体調面での不安を感じるようであれば、腹帯をつけるのは控えた方がいいでしょう。 ■最近の腹帯は種類豊富腹帯には、「岩田帯」とも呼ばれる昔ながらのグルグル巻くタイプのさらし(木綿などの布を漂白したもの)の帯をはじめ、腹巻きのような形状のもの、ガードルタイプ、ベルトタイプなど、さまざまな種類があります。さらしの帯は、神社で初穂料をおさめて安産祈願をお願いすると、授与品としてもらえることも。ただ、巻くのに時間とコツが必要なので、日常的に使うのに適しているとは言えません。すでに手元にさらしの帯がある場合は、せっかくなので儀式のときだけ使って、普段はマタニティメーカーのなどが販売している腹巻きやガードルタイプの腹帯を使うといいのではないでしょうか。これらの市販の腹帯は、一般的に、ママが着用しやすいよう工夫して作られています。腹帯を購入するときは、冷えを予防したいなら筒型の腹巻、お腹まわりをがっちりサポートしたいならガードル、手軽に着用したいならベルトタイプというように、使いたい理由・目的に合わせて選びましょう。
2016年06月23日イタリアの人々は「子供は社会全体で育てるもの」という意識が強いように思います。公共の場で子供が騒げば、よそのおじちゃんおばちゃんが注意するシーンなどをよく見かけ、積極的に他人とコミュニケーションをとるイタリア人ならではだな、と思うことしばしばです。しかし、周りが積極的に育児協力してくれる環境とはいえ、マタニティブルーになるママも一定数います。実両親・義実家ともに遠距離で、夫と二人で子育てした経験のある知人女性は「慣れない子育てでストレスMAXになり、夫とケンカの毎日だった」と振り返っていたくらいです。ここでは、そんなイタリアのママたちが実践した「マタニティブルーを乗りこえるためのコツ」をご紹介します。 ■週1度「パパの日」を作る無痛分娩を経験した知人女性は、産後もわりと体力が残っていました。最初思っていたよりは子育てに苦労しなかったといいますが、2ヶ月ほど経ってからじわじわとメンタルが変化していくのを感じ、つらい時期があったそう。旦那さんがときどき「僕にできることがあればなんでも協力するよ」と声をかけてくれたそうなのですが、激務の旦那さんに子育てを手伝ってほしいとは言いにくく、自分の殻に閉じこもることが増えたといいます。ある週末「笑うことがめっきり減った」と旦那さんから叱られたのがきっかけで、二人は週に1回「パパの日」を作ることにしました。週に1度、最低半日は旦那さんが子供の面倒をすべて見て、彼女は好きなことをして過ごすのがルール。家事でもショッピングでも、思いついたものを自由にやれる解放感から「子育てのストレスが和らいだ」と効果てきめんだったそうで、マタニティブルーにどっぷり漬かることを避けられたとか。 ■魔法の言葉「まあいいか」をフル活用几帳面なタイプでわりと神経質な知人女性は、妊娠したときに事細かな「出産までのスケジュール」を立てて準備に余念がなかったそうです。しかし、体調の変化に伴ってスケジュールを変更することがしょっちゅうあり、妊娠4ヶ月目で早くもマタニティブルーに。「できることが減ってきて、立てた予定も大幅にくるっていく。夫に八つ当たりして“こんなはずじゃなかったのに”と思うたびに落ちこんだ」と、つわりも影響したストレスで3キロほどやせてしまったといいます。そんな彼女を救ったのは、先に出産していた妹の言葉でした。「出産してからのほうが大変よ。子供は何をしでかすかわからないから、毎日ピリピリしがち。今は何か起こっても『まあいいか』と受け止められるよう方向転換できたから、前より楽」と話す妹を見習って、彼女も「まあいいか」の一言を使うようになりました。「家事が滞ったりして、思った通りに生活できなくても、“まあいいか”の一言で現実を受け入れられる。だらしなくなりすぎないように気をつけることは必要だけど、以前より気持ちが軽くなった」と出産後もおおらかに構えることができ、子育てのストレスは少ないそうです。 「ホルモンバランスの乱れが原因とは言うけど、身体の調子が整うまで悠長に待ってはいられない。できることがあるならなんでもやってみたほうが、気分転換になってうまくいく」とマタニティブルーを語る人もいました。ついネガティブな方向に行きがちなマタニティブルーの時期、あえてポジティブな解決方法を見つけることこそ、赤ちゃんとママにとって一番良いようですね。
2016年06月15日高齢出産で仕事をしながらの妊娠生活、里帰りもできない。できることなら出産も産後もラクに乗り切りたい。そのためなら多少費用が掛かっても、やっぱり無痛分娩でしょ! そんなわたしの経験談をお話します。■無痛分娩を選んだ理由わたしが妊娠したのは36歳、出産時は37歳でした。勤務地は東京で、実家は関西です。フルタイムで働き、ウェブ制作のディレクターとして深夜におよぶ撮影や編集作業に追われる日々。零細企業の役員だったため、産前産後の休みはなるべく短く…という状況でした。高齢出産でハードな仕事をこなしながら、実家も遠い…そんな悪条件がそろったなかでの妊娠出産。「里帰りはどうしよう? 仕事はいつから休もう?」「痛いのイヤだー(超こわがり)」「産前産後の仕事に一番影響しない産み方は!?」そんなことをあれこれ考えた結果、里帰りはせずに無痛分娩で出産することを選択しました。決め手は以下のふたつ。・仕事からなるべく離れたくない里帰りのためには、余裕を見て予定日の1ヶ月半に産休に入らざるを得ない。産後も1ヶ月は自宅に戻れないので、合計2ヶ月半も戦列を離れてしまう…。そこで、産前ギリギリまで仕事をし、産後すぐ復帰するには自宅のある東京で産む方がいいと判断。・とにかく痛みに恐怖心があった子どものころから陣痛の痛みが恐怖で、妊娠中ずっとおびえてしまいそう。多少コスト高でも、快適なマタニティライフと出産時の体力消耗を少しでも軽く…(高齢出産なので必死!)と期待して無痛分娩に決定。■無痛分娩をする病院選び無痛分娩ができる病院は都内にいくつかあり、どこを選ぶかとても迷いました。当時は周りに無痛分娩経験者が少なく、「麻酔医が居ない時に陣痛が来て、普通分娩になった」というネットの書き込みを見ておののいたことが決定打となり、24時間365日無痛分娩できる病院を選びました。■通院妊娠初期は近所のレディースクリニックで診察を受け、途中から無痛分娩で有名な病院へ転院しました。待合室はいつも大混雑! 細かい検査の日などは半日近く待たされてグッタリすることも…。検診日は会社を半休したり、午後だけ自宅勤務したりしながら通っていました。ある日主治医に「高齢出産なので、いろいろ心配です…」と白状すると、「大丈夫。当院では、あなたは若い方です(キリッ)」との心強いお返事。たしかに待合室には同年代の女性が多く、年齢のことはほとんど気にならなくなりました。ちなみに診察自体は、無痛分娩でも通常分娩と大きく変わらないようでした。エコーや心音で元気な赤ちゃんの様子を確認し、検診のたびに大きくなっていく姿を見るのが楽しかったのを、いまでも覚えています。■予定日よりも2週間前倒しで出産することに予定日まで約1ヶ月…という時に、「赤ちゃんがすでに大きくなっていますね。このまま予定日まで待つと大きくなりすぎて、分娩自体が大変になります。計画分娩にして、早めに産んじゃいましょう。再来週なら空いてますが、どうですか?」と主治医から言われました。仕事はどうにか調整がつき、そろそろ産休に入れる状況ではありましたが、正直「早すぎる…」と思いました。出産前にベビーグッズをゆっくり準備したり、映画を見たり、レストランでおいしいものを食べたりしたかったのに…!後ろ髪を引かれる思いでしたが、実家の母にも上京準備を整えてもらい、2週間後に計画無痛分娩をすることが決定。ここでふと、「結局計画分娩にするなら、無痛分娩さえできれば24時間365日OKの病院じゃなくてもよかったんじゃ…」と気づいてしまったのですが、時すでに遅し。言われるがままに入院手続きへと進むのでした。
2016年05月05日高齢出産で仕事をしながらの妊娠生活、里帰りもできない。できることなら出産も産後もラクに乗り切りたい。そのためなら多少費用が掛かっても、やっぱり無痛分娩でしょ! そんなわたしの経験談をお話します。■いざ出産! 想像以上に壮絶だった無痛分娩言われるがままに計画分娩となったわたし。午後に入院、夕方にはウワサの痛くて太い注射を打たれ、子宮口を広げるラミナリアという処置をしてもらいました。これがすでにとっても痛い…。この時点でギブアップしそうになるなんて、やっぱり無痛分娩にしてよかった…と心から思いました。その後、陣痛促進剤を入れて「子宮口が5センチになったら、麻酔を入れますよ~」と言われ、しばらくベッドで安静にしていました。当初は余裕で、スマホで実況中継動画を撮ったり、家族と冗談を言いあうぐらいだったのですが、徐々に子宮口が開いてくると、鈍い痛みが襲ってくるように…。そして、ついに生理痛の比ではないほどの痛みが、数分おきにやって来るようになったのです!■子宮口が4センチから開かない!!その病院では、子宮口が5センチになると麻酔を入れることになっていました。しかしなぜか私は4センチから開いてくれず、そこから数時間信じられない痛みを耐えることに…。その間、何度も「ま、麻酔を入れてくれ~!」と叫ぶほどの状態でした。何のために無痛分娩を選んだのかわからないぐらいの痛みだったので、もう耐えられない! と鬼の形相で直訴、ちょっぴりフライング気味に麻酔を入れてもらいました。するとウソのように痛みがすぅっと消えて、無痛状態になりました。■いよいよ分娩台へ!その後もなかなか赤ちゃんは降りてこず、14時間後ついにその状態のまま分娩台へ移動することに。人生初のストレッチャーに乗せられても「痛くない」という安心感のおかげで冷静でいられました。初めての分娩台はドラマで見るような空間。助産師さんから呼吸のリズムやタイミングを教わりながら、あとはひたすら指示通り「エアいきみ」!さすが無痛なだけあって痛みはまったく感じないものの、この「一応いきむ」というのが不思議な感覚でした。おなかに力を入れて、女優気分で何度もいきむ。頭が出てきていることは教えてもらったものの、どこかが引っかかっていたらしく、最終的には吸引分娩になりました。力士級の巨体先生が応援に駆けつけ、わたしのおなかをぎゅうぎゅう押す。同時に主治医が吸引。わたしはひたすら「エアいきみ」。そんな壮絶な状況なのに、全然痛くないという不思議…。間もなく出てきたわが子は、明らかにむすっとした顔をしていました。もっとおなかにいたかったとでも言いたげに…。すべての光景が本当にシュールでしたが、無事に産まれたわが子を見て、安心した気持ちで満たされました。■ナメていた…大変だった産後ヘビーな分娩を終えた夜9時。個室にもどり、ベッドで大仕事を終えた余韻にひたっていました。ところが家族を見送った直後から麻酔が切れはじめ、股に激痛が…。吸引分娩で縫合した痛みか、子宮が収縮してもどっていく痛みか、とにかく信じられない痛みが襲来!あまりに痛みが激しすぎて眠ることもできず、個室でひとり「おかあさ~ん…」と子どものように泣きながら朝を迎えたのでした。■同じ無痛分娩でもこんなにも差が!個人的には「意外と痛い思いをした無痛分娩」でしたが、友人は無痛分娩で産んだ直後に笑顔でエアロバイクをし、お祝い膳をたらふく食べていたので、こればかりは個人差があるようです。また別の友人は、ラミナリアの処置をしても子宮口が開かず、一度ラミナリアを抜いて翌日に再処置をしたにもかかわらず、結局帝王切開となりました。無痛の予定がカイザー…そんな展開もあるようです。お産って本当にわからないものですね。■まとめると…わたしの結論では、高齢出産×ハードワーク×里帰りナシでも、なんとかなりました!里帰りナシについては、産前産後の仕事がスムーズだったこと以上に、パパのスタートダッシュ効果が大きかったです。最初から育児に対して積極的に、主体的に動いてくれると後々とても助かります。無痛分娩でも、確実に計画分娩をするならば、24時間365日OKの病院にこだわる必要はないかもしれません。(もちろん想定外の早産など、いろんなケースを考える必要はありますが)むしろ“どんな状態になったら、麻酔を入れてくれるのか”を確認すべきかも…。無痛分娩だからといって、必ずしもまったく痛みがないとは言えません。正直私はナメていました。友人のように痛みなく余裕だった人もいれば、わたしのように産む前後で想定外の痛みを感じることも。これから検討される方は、いろんな人の体験談を聞いてじっくりリサーチされることをおすすめします!
2016年05月05日妊娠中に悲しくなるマタニティブルーはよく知られていますが、その逆の「マタニティハイ」も注目されるようになりました。子どもを授かったよろこびやホルモンバランスの影響で、テンションが上がってしまう状態をいうのだとか。これが、周囲にドン引きされるような行動を引き起こす場合もあるので注意したいところです。■SNSでうんざり妊娠が発覚しておなかがどんどん大きくなると、わが子が順調に育っていることを実感できますよね。そのうれしさがあふれすぎて、SNSで報告する人は少なくありません。少しくらいならほほえましいし、自分の記録にもなっていいのですが、毎日のように子どもネタばかりでは、同じママの立場としてもうんざりしてしまうことも。SNSなら「非表示」という技を使えるけれど、メールやLINEでご丁寧に報告してくれる人も。こんなことをくりかえして、友だちから距離を置かれてしまい、「出産してもだれからも祝福してもらえない…」なんて残念な事態にならないようにしたいですね。■公共の場でもハイテンション妊娠中はおなかの子どもに話しかけた、というママも多いでしょう。それ自体は否定することではありませんが、時と場所を選ぶことも大切です。わたしの友人はマタニティハイになって、ところかまわずおなかの子どもに語りかけていたそうです。あるとき、電車のなかでも「元気でちゅかー」と話しかけてしまい、隣に座っていた人におどろかれたことから、自分の行動のヤバさに気付いたといいます。■マタニティハイは産後も続く? 妊娠中は「頭の中にお花畑ができる」と形容する人もいます。それだけ幸せに包まれているのだと思いますが、自分でも感情がおさえられなくなってしまうこともあるので気を付けたいところです。この状態は出産直後も続くようで、「キラキラネームなんてありえない!」といっていた人でも、思わぬ名前を付けたくなることがあるのだとか。前述の友人は、やっと顔を見せてくれたわが子のかわいさに判断力をうしない、「王子」と書いてプリンスという名前を本気で付けようとしていたそうです。周りに止められてハッとしたけれど、最初はなぜ責められているのか理解できなかったといいます。子どもを授かることはよろこばしいことだし、周囲にもその気持ちをアピールしたくなるのはわかります。でも、急なテンションの高まりに「ついていけない」、「人が変わってしまった」と思われては悲しいですよね。感情を無理やりおさえることはないのでしょうが、今後の付き合いのためにも意識しておきたいものです。
2016年04月30日【ママからのご相談】現在妊娠8か月のママです。仕事をしているせいか、8か月に入ると急におなかの張りが気になりだし、先日の妊婦検診で切迫早産と診断されてしまいました。仕事も早めにお休みをいただくことになり、出産準備も進めなくてはいけないのですが、安静を言い渡されているのにやることが多くてなかなかはかどらず、臨月までに間に合うか心配です。初産なのにいきなり切迫早産と言われ、健康な子をちゃんと産めるのかもとても不安です。やはり切迫早産のママは早めに赤ちゃんが産まれてしまったり、難産になる傾向があるのでしょうか?●A. 切迫早産のママでも出産予定日を超過することもあります。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。妊娠中の安静生活は、息抜きや出産準備もなかなかできず気持ちばかり焦ってしまいがち。産むまでに身辺や心の準備を整えておかなくてはならないのに、出産が早まるのでは?健康な子を産めるのか?という不安も拭えませんよね。今回は、切迫早産のママは出産はどんなお産になるのか、実際に切迫早産を乗り越えた先輩ママの体験談をご紹介します。●切迫早産とは妊娠中・後期に“切迫早産”と診断されることがあります。まだ正期産に入っていないにも関わらずお産の準備に入ってしまっていて、早産してしまうリスクがある ということです。大体は安静や休業を指示され、子宮収縮抑制剤(張り止め) が処方されます。強い子宮収縮が認められ、子宮口が開いている場合は、絶対安静と24時間“子宮収縮抑制剤”を点滴する必要があり、中期・後期から出産まで入院を余儀なくされるママも。早産は5%の確率で起こり 、早く・小さく産まれてしまった赤ちゃんほど後に重篤な症状が現れることがわかっています。早産を防ぐためには、無理をしない妊娠生活を送ることが最重要となります。とくに、・重いものを持たない(おなかに力を入れない)・体を冷やさない・長時間の立ち仕事は避けるの3点は守るべきです。●先輩ママの切迫早産体験記『27週ごろ、年末の検診で子宮頚管が短くなっていてため切迫早産と診断され、張り止めを服用。せっかくのお正月もトイレと食事、お風呂以外はお布団のなか で生活しました。絶対安静のおかげか次の検診で子宮頚管の長さが回復していたので、晴れて安静解除されました!そのまま無理をしないように過ごして順調に正期産に入り、結果39週5日で出産。陣痛開始から8時間ほどで出産に至りました』(20代/男の子ママ)『20週から34週まで入院生活をして、24時間張り止めの点滴を受けていました。入院していたので赤ちゃんの心配はしておらず、編み物やお裁縫をして過ごしたり、雑誌を読んだりしていました。退院したあとはいつ陣痛がくるかソワソワしていましたが、結局赤ちゃんは40週4日までおなかにいて、3,400gほどのビックベビー 。ちょっと分娩で時間はかかりましたが特別難産ということではありませんでした』(30代/男の子ママ)『1人目のとき切迫早産で自宅安静をしていましたが、35週での出産となり1,800gほどの小さな赤ちゃんを出産しました。出産自体はスムーズでしたが、しばらくは保育器生活で体も小さいのでたくさん心配をしました。ですが、3歳になった今ではアチコチ走り回って、他の子と体格も変わらず 。小さく産まれただけで他の子と何も変わらないんだな!と思っています』(30代/女の子ママ)●切迫早産になっても心は前向きにいかがでしたか?お医者様に「切迫早産」と告げられると、「自分が動き過ぎたのが悪かったのかな」「妊娠に向いていない体質なのかな」などと考えてしまって、安静生活のなか心もブルーになってしまいがち。ですが、切迫早産になるママは案外多く、そのほとんどが健康に赤ちゃんを産むことができています。ママがハッピーだと、赤ちゃんもハッピーな気持ちになることができます。もうすぐかわいい赤ちゃんに会えることをたくさん考えて、残り少ない妊娠生活を安らかに過ごしてくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年04月18日やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜
モチコの親バカ&ツッコミ育児
ヲタママだっていーじゃない!