「勉強」について知りたいことや今話題の「勉強」についての記事をチェック! (4/9)
特別支援学級、実際はどんなところ?「特別支援学級」とは、障害のある子ども一人ひとりに応じた教育を行うために小・中学校に設置されているクラスです。最大8名の少人数クラスで、子どもの発達や障害の程度に応じた指導を受けることができます。(呼び名は特別支援学級やなかよし学級など、さまざまです)■特別支援学級のメリット・手厚い指導を受けられる可能性が高い・発達や障害に応じたカリキュラムが受けられる可能性が高い■特別支援学級のデメリット・集団行動を学びにくい・通常学級と学習カリキュラムが異なるため、学習の差が出やすい学級の選択は、お子さまの発達や特性に合わせて考えることが大切です。しかし、特別支援学級は全ての小学校・中学校に設置されているわけではなく、なかには遠くの学区に通学しなくてはならないケースもあります。指導内容や体制についても、学校ごとにばらつきがあるのが現状です。子どもが特別支援学級に在籍している、または在籍を検討している方は下記のようなことで悩まれることが多いようです。【子どもが特別支援学級に在籍している、検討している方の悩みごと】・学区をまたいででも在籍するべき?・指導・学習内容を具体的に知りたい・サポートや要望(合理的配慮)はどこまで求めていいの?・友だちづくりや、人間関係を学ぶことはできる?・内申がつかないと聞いたけど、卒業後の進路はどうなる?実際のところ、どうなのでしょうか。特に中学校卒業後の進路は、義務教育が中学校までのため、自ら選んでいく必要があります。特別支援学校と高等学校の進学率、半々にUpload By LITALICOライフ小学校に入るとき、「手厚い学級が良い」と思い特別支援学級を選択。そのまま中学校も特別支援学級…と進んでいくと、高校進学を考える時期に、内申がなく高校受験が難しくなる…という話があります。すべてがそうではありませんが、実際にそういった経験をした方もいるようです。実際のところ、特別支援学級に在籍した子どもの中学卒業後の進路は、どうなのでしょうか?上の図は文部科学省の「学校基本調査」より、中学校が特別支援学級だった子どもの卒業後の進路をまとめたものです。ここから、この10年間で卒業後の進路が大きく変化したことがわかります。10年前の2010年は、7割の子どもが特別支援学校に進んでいました。高等学校に進む子どもは約2割と、少数派でした。しかし2019年になると、特別支援学校に進む子どもと高等学校に進む子どもは、約5割ずつと半々になりました。高等学校に進学する特別支援学級の子どもは、この10年間で約2倍になりました。中学卒業後の選択肢は広がってきています。高卒の資格をとれる通信制高校も増えてきています。10年前と比べて選択肢が増えてきているからこそ、お子さまの将来の可能性も視野に入れながら、最新の情報をもとに学級選択をすることが大切です。文部科学省「学校基本調査 /卒業後の状況調査 中学校」令和元年度版、平成22年度版とはいえ、うちの子の場合は?最新の情報が得られる勉強会も活用してここまで、特別支援学級にまつわるよく耳にするお悩みや、実際の数字データをご紹介しました。しかし、特別支援学級の体制や選択できる進路は、住んでいる自治体やご家庭によってさまざまです。お子さまの特性や好み・考え方もそれぞれです。進学予定校の特別支援学級の現状や、お子さまとの相性など、実際の見聞も参考にしながら考えていきたいところです。将来の可能性もふまえた総合的な判断について、相談しながら整理するのも一つの方法です。そこで、LITALICOライフでは、特別支援学級についての情報や、卒業後の進路の選択肢まで、最新の情報がわかる勉強会を開催します。また、勉強会参加後に希望を出すと、後日、個別相談をすることもできるので、「わが子の場合は?」についての疑問や不安もご家族だけで抱え込まずにすみます。就学時の学級選択、進路相談、お子さまの将来の自立まで、相談経験豊富なスタッフがおりますので、ぜひ勉強会後にお申し込みを検討してみてください。特別支援学級卒業後の情報や、いま準備しておきたいことが勉強会でわかる!Upload By LITALICOライフLITALICOライフの保護者さま向け勉強会「支援級卒業後の進路(全国版)」は、特別支援学級に在籍する方の卒業後の進路の選択肢について、広く知ることができる勉強会です。子どもが特別支援学級に在籍している、または在籍を検討している方にとって、今知りたい情報から将来に繋がる情報まで、ギュっとまとめてお話ししています。【特別支援学級 卒業後のこんな情報がわかる!】・高校進学に内申点が必要か・公立高校での特別支援教育の取組み・通信制高校/サポート校とは・高等専修学校とは・特別支援学校 高等部とは・進路選択するときに手帳が必要か・高校卒業後の生活に関して(仕事やお金)【通級】が気になる方は…⇒無料勉強会『「通級」の活用と進路の選択肢』LITALICOライフは、お子さまとご家族が「自分らしい人生」を歩んでいくために障害分野とファイナンス、その両方の専門家としてライフイベントやライフプランの見直しを相談できるパートナーです。社会資源やサービス・お金の知識といった幅広い内容を身につけることができる勉強会や、専門領域をもつコンサルタントとの個別面談・プランニングを提供しています。ぜひ皆さまにご活用いただきたいと思っています。
2020年11月13日読み書きに困難あり。毎日の宿題は親子で我慢くらべUpload By スガカズ次男は読み書きに対して特に困難があります。また、勉強に限らず本人が嫌だと思ったことへは基本的にしたくない性分です。小学校に入学して始めの頃は、私が次男に音読に取り組んでもらうタイミングを見計らったり、1行目は私が読むなどして何とかきっかけを作れていました。ですがいつまでも私が関わり続けるのも限界があるし、自主的に行動する機会をつくれていないと感じていました。小3になる頃、音読に関してこの様な困難さがありました。・自ら教科書を開く気分にならない・国語の教科書は単元ごとに、音読する量が違う・読み間違い、読み飛ばししがち・勉強した内容(特に漢字)が定着しづらい他にも、学校で配られる音読カードのチェック欄で「自分を(△〇◎などで)評価される」のを嫌っているといった理由もあります。頑張ったのだから全部〇という風にすると、「こんなもんでいいんだ」と本人が思う様になりそうだと感じる場面が多く、「今日は声がネズミさん(5段階でいうと1段階)だから、声の大きさは△」といった風に正直に書いていたので、次男はいい気がしなかったと思います。(読み間違いや読み飛ばしに関しては特性なので○にしていました。)ママ友に教えてもらった「デイジー」という支援ツールUpload By スガカズ特別支援教室のママ友とランチをしていたときに、「マルチメディアデイジー教科書」というツールを教えてもらいました。公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会から提供されている、パソコンやタブレット端末で利用できる図書の一つです。子どもが通う学校の教科書(出版社)のデジタルデータ(保護者が申請して承認を得てからダウンロードが可能)にルビ振りや音声読み上げ、さらには読み上げている部分が色分けされているなど、かなり配慮されたツールです。もともと視覚障害者向けにつくられた様なのですが、発達障害のお子さんにも有効であると言われています。マルチメディアデイジー教科書について実際に利用してみると、次男の行動に変化が!Upload By スガカズ「マルチメディアデイジー教科書」をネットに紹介されている手順に従ってダウンロード。本人に使い方を簡単に説明しました。普段は自ら教科書を開く気分にならない次男ですが、タブレットに目を輝かせながら音読していました。Upload By スガカズ利用するうちにたくさんの効果を感じました。・楽しく音読(読書)ができる・音声の情報で記憶力が鍛えられる・褒めるきっかけになるタブレットなどの身近なデバイスで、さらに目や耳の情報が入りやすく読みへの困難さが軽くなっていることを実感しました。「やらせる音読」から、「すすんでやる音読」に変わりました。Upload By スガカズさらに利用していくことで、・授業に関する親子の会話が増えるという利点も感じました。音読をしているとき、あるいはする前に、自分が授業で学んだ知識を共有してくれることも。今までは、勉強が苦手な次男に授業の内容を聞いてもあまり良い反応はなかったのですが、自然に学校での授業の様子を話してくれるので、親子の会話の幅が広がったと感じました。現在はLDはあるものの、自ら教科書を開くことが多いため、困ったときに利用させていただいている状態です。これも「マルチメディアデイジー教科書」を利用した効果なのかもしれません。国語に限らず小学生だと算数、理科、社会にも対応しているので、家庭学習で、授業の振り返りをしやすいと感じています。
2020年11月03日聡太君は7歳の男の子。「ジャンクSPORTS」などのテレビ番組に出演するほか、昨年10月には、アメリカのプロの大会「PBA CLASH 2019」の始球式に招待されるなど、国内外ともに注目されているキッズボウラーです。 また、聡太君は数学の成績がとても良く、今年6月には公文の中学課程を修了し、高校課程に突入しています。今回はそんな勉強もスポーツもできるスーパーキッズの魅力を紐解いていきたいと思います。 未来のプロボウラー!? 天才キッズのパパにインタビュー! 今回は将来の活躍が楽しみな天才キッズボウラー、聡太君のパパに子育て論や将来どんな大人になってほしいのかなどをインタビューしました! どんなことにこだわって育児をおこなっていますか?子どもは聡太、その上に双子の兄と3人いるのですが、育児をおこなう上で第一に考えているのは、「子どもたちが勉強も運動も頑張り、一生懸命自分の可能性を求めて活動できる環境を作ること」です。そして、私は子どもたちを大切に育てることを考えています。将来子どもたちが幸せな家庭をつくれるようなところまで、バトンをしっかりとつなぎたいというのが私の願いです。ちゃんと孫まで2世代がきちんと人生をまじめに歩むことを大事にしたいので、自分の行動で子どもたちにまっとうに生きることの大切さを伝えたいと思っています。 また、わが家は経済的に恵まれているとは言えません。そのため、スポーツも勉強もお金を払って通わせるのではなく、「お金はいらないから来てくれ」と言われる人間になりなさいと幼いころより言っています。おかげさまで、現在18歳の双子の兄は特待生などで私立学校や塾など行くこともありました。現在は5年制の専門学校や中堅の公立高校に進学しましたが、それはいくつかの通り道にすぎません。社会に必要とされる人材にならなければ、どこのいい大学、いい学校に行っても意味がないぞと話し続けています。 聡太君がボウリングを始めたのは、何歳のころですか? 聡太がはじめてボウリングをしたのは3歳ごろ。2ゲームほどしました。このときは特にうまいとは思わず、ハマることもありませんでした。 2回目は4歳近くのころ、年1回おこなわれる地元の親睦を兼ねたボウリング大会に家族で参加しました。その後、4歳になったころ、また家族でボウリング場に行ったら「もっと!もっと!」と言うので、投げ放題のボウリング場に行くようになり、半日投げたり、1日中投げたりすることもありました。 とても投げたがったので、それから月1回くらいボウリング場に行くようになり、4歳半ごろには毎週必ず行くようになりました。4歳の終わりごろ幼稚園の年中になったころには大人の人に交じり、有名なプロボウラーと一緒に投げるような大会にも参加するようにました。 週にどれくらい練習をしていますか?ボウリングの練習は、水曜日と日曜日に地元で2時間おこなっていて、本人の気の赴くままに自由に投げさせています。ボウリング場には監視を兼ねている指導役のプロボウラーもいますが、うちの子は一切技術的な指導は受けません。大会や目標があると目標設定して練習することもありますが、日ごろ目標がなくただ投げているので、ハイスコアやアベレージの目標設定を課すくらいです。 聡太君のボウリングのスコアを教えてください。聡太君のアベレージは140点、ベストスコアは219点です。わかりやすく言うと、全国大会小学4年生の部で10位までに入賞できるくらいの実力になります。聡太はまだ7歳で体が小さく、普段は体に負担がかかってしまうことを考慮し、軽いボールを使用しています。ほかにも、年上の競技ジュニア(試合などに選ばれて出場する子ども)たちに比べると筋力の差があり、投球する際のスピードなどに影響が出るなど、ハンデがあるなかで出しているスコアになるので、アベレージは140点でも170〜180点くらいの価値はありますね。 聡太君がボウリングをしていてよかったことは何ですか?日本開催の国際試合の観戦や、来日イベントがきっかけで仲良くなったアメリカのプロボウラーとInstagramのDMなどを通してやり取りをしたり、一緒に投球できたりするのはすごいことだと思っています。彼らは私たちのことを気に入ってくれていて、投球の練習をしたり、大会会場ではよくしてもらうなど良い関係を築いています。また、有名なテレビ番組に聡太が取り上げられることで、一般の方が「テレビ番組で見たことあります! 」と喜んで声をかけてくれるのもうれしいことです。聡太がいろいろなメディアに登場し、注目されるということは、ボウリング業界の貢献にもつながっています。ボウリングがもっとポピュラーになれば、プロボウラーやプロの大会に興味を持ってもらうきっかけになります。そして、いつかボウリングが五輪種目入りにつながればいいと思っています。私たち親子の活動が、普段お世話になっているボウリング業界はもちろん、これからボウリングを挑戦する人たちにも貢献できればと考えています。 また、本人も私も人に評価されるというのはうれしく思っています。私は普段子どもに対して厳しい目で見ているので、なかなか素直に褒めることはないですが、皆さんはやさしいのでベタ褒めしてくれます。そういったこともあり、私は聡太のことを厳しめに評価しますが(笑)。ほかにも、テレビなどでしか見られない人たちに何度かお会いすることもあり、こういう機会はなかなかないことなので、かなりモチベーションにつながっています。 数学の成績が良いのは何か秘訣があるのでしょうか?聡太君と双子のお兄さん(写真) 私は子どもたちには知識を早めにつけてあげたいと思い、双子の兄たちがまだ乳幼児だったころ、知育になるようなビデオやDVDを見せるほか、数字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、足し算、引き算、九九、国旗、簡単な英語、歴史などたくさんのことを毎日繰り返し教えていました。そのため、兄たちは幼稚園に入る前に小学1年生の漢字や計算の学習は終わっているという感じでした。 聡太については、4歳から兄たちに教えていたような教育を始めたのですが、何でもすぐに理解するなど吸収が早く、その後5歳の時点で兄たちと進度が並び、あっさり追い越しました。兄たちも小学校時代は優秀だったのですが、その兄たちを追い越すとは、聡太はセンスがあるのかもしれない! と思い、4歳くらいから数字や計算を始めたのですが、公文に入れることにしました。でも、進度がゆっくりなるのは嫌でしたから、入会時に「この子は課題があればどんどん取り組むので、プリントをできるだけ多く配布してもらえますか? 」とお願いしました。最初は戸惑われましたが、しっかり課題をやってくるので、教室の責任者も協力的になってくれました。 聡太は計算が早く、高校過程まで進んでいるというのは数学1つに絞っているからです。今は数学を休会し国語を進めていますが、4年生レベルの後半です。また、週2回塾など習い事に通っている20~30分だけが勉強と考えるのはダメだと考えています。結局、毎日勉強する習慣をつけるために週2回定期的に通わせているだけで、実際は家庭での毎日の取り組みがとても大事だと思っております。ちなみにわが家は子ども部屋(勉強部屋)はなく、リビングでの学習です。親の目が届くところで子どもを見守っている姿勢を大切にしています。 公文の勉強ですが、毎日何分くらいおこなっていますか?毎日、基本的に1~2時間はおこなうようにしていて、平均1時間以上が目標です。ほかの運動や用事があれば、1時間未満から20~30分という日もあります。 また、公文のプリントは手製で記録をつける表を作成し、10枚あたりにかかる時間を記入しています。復習の2回目、3回目と5回目くらいまで併記できるようにして、復習のタイムが早くなっていくことを親子で確認し、成長を客観視しています。 勉強とボウリングを両立させる秘訣を教えてください。大きめのホワイトボードがあり、練習やイベント、大会、試験などの予定を書き込んでいます。聡太は予定表を確認することで、徐々に今何をすべきかを把握できるように。「いついつ何があるからやらないといけないな~」と言いながら取り組んでいます。 聡太君のやる気を引き出す方法や、練習を嫌がるときの対処法があれば教えてください。聡太は両手投げボウラーですが、飽きてきたなと思ったら、ゲーム感覚で挑めるような課題を突然与えたり、気分転換に片手で投げさせるようにしています。ほかにも、右からだけ、あるいは左からだけ投げるようにするとかあえて軽いボールだけ、または重いボールだけ使うとか。普段と違う声かけをしたりもしますね。マンネリしないように変化をつけたりして、やる気を高めるようサポートしています。 それでもダメなら練習時間内でも「もう帰ろうか? やめてもいいよ」と言います。それは、「嫌だ、やめない」というのを知っているから言っているのですが(笑)。 将来聡太君にはどんな大人になってほしいですか?才能は決して1つではないと思うので、これからもいろいろと取り組んで経験させてあげたいです。このままボウリングが順調にいけば、チームジャパン(国際大会に出るためのチーム)のメンバーになり、アジアや世界の大会にも出れるようになればいいなと思います。国際大会を経験したのち、本場アメリカにわたってアメリカでプロボウラーになり、世界的に有名なプロボウラーになって欲しいですね。 また、本人が望めば高校や大学からアメリカに留学してもいいと思っていますが、その他大勢の1人になって欲しくはないと思っています。生活面でも社会の一員としても「彼だからこそだね」と言われる人間・個性が魅力的だねと評される大人になって欲しいです。 このたびは、お忙しいところ取材にお応えくださり、どうもありがとうございました! これからの聡太君の成長がますます楽しみですね! 今後のご活躍をご期待申し上げます! この投稿をInstagramで見る Souta Mizuno / junior bowler(@bowlingsouta)がシェアした投稿 - 2020年10月月3日午前6時26分PDT ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2020年10月30日私が児童英語講師を始めて約8年が経ちました。始めたきっかけは「子どもが産まれたこと」でした。自身の経験上、幼児期にどの程度英語に触れたかが、その後の英語スキルに大きく関わってくると考えています。わが子が赤ちゃんの時から英語が身のまわりにある環境を作りたい!そう思ってベビー・キッズ向けの英語レッスンを考え、講座を始めました。今では英語講師として、多くのママたちから英語育児について質問を受け、アドバイスをするようになりました。大切なのは「わが子にどうなってほしいのか」まず、私が一番最初にママたちに確認するのは、「自分の子どもにどの程度英語を身につけてほしいのか」ということです。講座に来るきっかけは、「自分が英語ができないので子どもには同じ思いをしてほしくない」、「何となく世間で英語が大切と言われているから」などさまざま。もし、「わが子にネイティブレベルに話せるようになってほしい」のであれば、プリスクールやインターナショナルスクールなどに通い、家でも親が英語を日常的に話す必要があるでしょう。ちなみに、私が行っている英語育児のレッスンでは、ネイティブレベルを目指すのではなく、■子どもの耳を育てる■子どもに英語を好きになってもらうこの2点を目標にしています。そのために自宅でわが子に対して続けてきたことがあります。英語の聞き流しで「英語耳」を育てるまず、英語と日本語は周波数が異なるため、小さい頃から英語を聴いていないと、大人になっていきなり英語を聴いても聞き取ることができません。これは勉強量でカバーできるものではないため、子どもが言葉を覚えていく時期にたくさんの英語を聴かせてあげることが大切です。お母さんが英語が得意ではないときは、音楽や映画、アニメなどを、子どもが聞いていてもいなくても、かけ流しをします。絵本も読み聞かせのCDがついているものがたくさんあるので、それで流してあげるとよいでしょう。私はもともと洋楽が好きなので、自宅では子どものためというよりは自分が好きな曲をいつも流してきました。ミュージカルやディズニー映画のサウンドトラックなどもよく利用します。子どもたちが赤ちゃんの頃から流していますが、英語の音楽に関しては特に教えるということをしたことはありません。しかし、子どもたちは2人とも流し続けて1週間もすれば音楽に合わせて口ずさむようになります。耳コピをしてしまうんですね。子どもの能力は本当にすごいです!この場合、単語を話そうとしているのではなく、ただ音のマネをしているだけなので、発音もすごくいいです。この聞き流しは親も無理をせず、長く続けることが重要です。英検のリスニングで英語耳を実感私の娘は現在、中学2年生。この聞き流しによって耳が育っていると実感したのは、英検を受検した時でした。4級から受け始め、今年受検するのは2級ですが、英検のリスニングはまったく勉強していなくても毎回ほぼ満点です。リスニングで聴かれる内容というのは簡単なものなので、もし日本語と同じように聞こえているのだとしたらきっと答えるのも簡単なのでしょう。フォニックスを学ぶと単語がスラスラと入ってくるわが家では英語に十分聞き慣れて、少し単語も出てくるようになった頃から、フォニックスの学習を始めました。フォニックスは「英語の読み方のルール」です。これを学ぶことで、英語の綴りが読めたり、英語の単語を書けるようになっていきます。自分の子どもの様子を見ていると、英語の音を知ることで、今まで、例えばアヒルをダック、ダックと言っていたことと、d/u/ckという綴りが頭の中でつながる瞬間があるようで、そこから単語を読めるようになるのはとても早かったです。英語に聞き慣れてからフォニックスを学ぶととても効果的だと感じました。もし、幼稚園の時期から英語を始める場合にも、まずは英語の聞き流しから始めることをおすすめします。この時期はそれぞれに好みが出てくる時期なので、なるべくお子さんが興味を持っているものを英語で流してあげるのがよいでしょう。「機関車トーマス」やプリンセスが出てくるアニメなどを、30~1時間、英語で流して聞かせます。よくママたちから「子どもから英語ではなく日本語に変えてほしいと言われる」という悩みを聞くのですが、初めに「わが家には英語しかない」と伝えて、徹底することが大切です。英語が「勉強」にならないように今、中学生と小学生のわが子たちは英語が好きです!…だと思います(笑)。また英語にまったく抵抗がないので、外国人と話すのも緊張することなく、片言ながらも自然に話しています。私は常に、子どもにとって英語が「勉強」ではないように心がけてきました。遊びながら、日々の生活の中で徐々に親しんでいき、初めて外人と話したときの「通じた!」という喜びや、海外の映画を観たときになんて言っているか「分かる!」といったような成功体験を積み重ねて英語を好きなってもらいたいと思っています。そうすれば、大きくなって留学したいと思ったとき、海外で暮らしたいと思ったとき、外資の会社で働くことになったとき、その選択肢や可能性はいくつも広がり、その先の未来に繋がっていくと思うからです。<文・写真:ライターよこも>
2020年10月25日思い込みや経験則を離れ、データに基づいた科学的な知見を重視する「エビデンス・ベースド」の考え方。前回連載、『10億件の学習データから判明。算数の苦手は「位」「単位」「図形」の3つに分類できる!』では、そんなエビデンス・ベースドの具体例として、RISU算数のデータから見えてきた算数のニガテにまつわる事実をご紹介しました。実際の学習データという「エビデンス」を通して、算数教育の現状が見えたのではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響で、分散登校やオンライン授業を行なう学校が増えた昨今、子どもの自宅学習について悩む保護者の声をよく聞くようになりました。そこで今回は、エビデンス・ベースドに基づいた「効果的な自宅学習の方法」についてお話ししたいと思います。データで判明!効率的・効果的な自宅学習あなたのお子さんは、自宅で集中して勉強できていますか?テレビやゲームなど、勉強以外の誘惑が多い自宅での勉強は、子どもにとって難しいもの。しかし、学校で習った内容をしっかり定着させるためには、自宅での復習は欠かせません。自宅でどれだけ集中して効率よく勉強できるか。それが、学校の成績や、ひいては受験の結果をも左右すると言っても過言ではないのです。効率的・効果的な自宅学習のカギを握るのが、「時間」「体調」「目標」の3つの要素。それぞれについて、データとともに詳しく見ていきましょう。■「短時間×複数回」の学習で効率アップ!はじめに、自宅学習の「時間」についてお話しします。私が運営しているRISU算数は、子どもの学習を常に記録しています。学習内容の理解度はもちろん、学習習慣についても細かくデータをとることで、子どもひとりひとりに合ったきめ細やかな指導を可能にしているのです。このデータから、学習習慣に関するおもしろい傾向が明らかになりました。同じ期間に同じだけ学習している子どもでも、学力の向上にバラツキがあったのです。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。その答えは、「勉強時間の長さと回数」の違いにありました。1回に長時間学習する「長時間型」と、短い時間に何度も学習する「短時間型」の子どもの平均学習スピードを比べたところ、短時間型の子どもは、長時間型の子どもの1.1倍のスピードで学習を進められていることが分かりました。このデータは、「勉強は、ただ長い時間やればよいのではない」ということを私たちに教えてくれます。長時間だらだらと勉強するより、短時間の勉強をコツコツ積み重ねたほうが、効果が出やすいのです。子どもの集中力が続かない……とお悩みの方は、「今日は20分だけ勉強しようか」や、「この問題だけ頑張って解こうか」などと声かけをしてみるとよいかもしれません。■朝の10分=夜の20分!?朝学習の効果「体調」も、自宅学習の効率を左右する重要な要素です。そして、体調を整えるためには、生活リズムを整えることが大切。夜更かし続きで寝不足のまま勉強をしても、なかなか集中できませんよね。しかし、RISU会員の学習データによると、コロナ以降、学習時間が後ろ倒しになっているご家庭が多いようです。夜に勉強する「夜型」の子どもが増えているのです。じつは、夜に勉強するより、朝に勉強するほうが学習効率がよいことがデータからわかっています。具体的には、朝型の子どもの学習スピードと継続率を100%としたとき、夜型の子どもの学習スピードは73%、継続率は48%という結果が出ているのです。朝の10分は夜の20分にも相当します。子どもの生活リズムを整え、「朝に勉強する」という習慣を身につけさせてあげることが、自宅学習の効率アップの近道だと言えるでしょう。また、このような子どもの学習管理を行なうにあたっては、保護者の方自身の生活リズムの管理も欠かせません。リモートワークを導入する企業も増え、運動不足や夜更かしなど、大人でも生活リズムが乱れている人が多いようです。大人が率先して規則正しい生活を送ることで、子どもに健康的な生活リズムを身につけさせ、効率のよい自宅学習をサポートできるでしょう。■目標をもって勉強すると学習効率が上がる!もうひとつ、自宅学習を行なううえで重要なのが「目標」をもつこと。明確な目的意識がないまま、ただやみくもに量をこなすのは、効率的な勉強法とは言えません。それに、やるべき内容が決まっていない状態で机に向かうと、「今日は何をしようか」と考えるところから始めなくてはいけませんよね。何をするか考えているうちに時間だけが過ぎ、やる気がなくなってしまった。そんな経験はありませんか?目標があれば、それを達成するためにやるべきことが自然と見えてきて、毎日の学習計画も立てやすくなります。計画を立ててから机に向かうことで、何をするか考えていたぶんの時間を勉強に回すことができ、学習効率が上がるのです。まずは、お子さまと一緒に「目標」を考え、学習計画を立ててみてください。自宅は算数の学びにあふれている!前述した「時間」「体調」「目標」の3つを意識するほかに、自宅だからこそできることもたくさんあります。ここでは肩の力を抜いて、自宅にあるもので気軽にできる算数学習をご紹介したいと思います。たとえば、時計。当然、ほとんどのおうちに時計はあると思いますし、子どもも日常的に時計を読んでいるでしょう。普段の生活に大きく関わるこの単元は、ドリルを使って学習するより、自宅の時計を使って、実体験として学んだほうが身につきやすいと私は考えます。しかも、「時計の読み方」は、多くの子どもがつまずきやすい単元のひとつ。つまり、日常生活のなかで苦手な分野を得意にできるかもしれないのです。「おやつは3時からなんだけど、あと何分で3時になるかな?」こんな質問を子どもにしてみるのはどうでしょう。おやつの時間は、子どもにとって楽しみな時間。そんな楽しい時間に、子ども自身の生活とリンクさせて時計の読み方を学習してもらうのです。ほかにも、ホールケーキを等分するときに「角度」について考えたり、料理の調味料の配合で「比」について考えたりすることもできます。「このケーキを3人で分けるときって、1人分の角度は何度になるかな?」(角度)「30度ずつ、このケーキを分けたら、何人分のケーキができるかな?」(角度)「さとう、みりん、しょうゆを2:1:2で混ぜるとき、さとうが10グラムだったら他の調味料の量はどうなるかな?」(比)「レモンジュースとお酢を4:1で混ぜたソースを100グラム作りたいんだけど、それぞれ何グラムずつ入れればいいかな?」(比)そう、自宅は算数学習のきっかけにあふれているのです。このように、生活のなかで具体的に理解することで、抽象的でわかりにくかった数の世界が身近になり、算数という科目がもっと好きになるかもしれません。特別な教材がなくても簡単にできる算数の自宅学習、ぜひ取り入れてみてください。次回は、iPadを使った新しい暗算学習法「そろタッチ」を開発された株式会社Digikaの社長、橋本恭伸さんとの対談を掲載する予定です。お楽しみに。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法
2020年10月16日「3年生くらいまでは勉強面で心配することなんてなかったのに……」「高学年になった途端に授業についていけなくなったみたい……」このように、それまで優秀だと思っていたわが子が、学年が上がるにつれて成績が落ち込んでしまうケースはよくあるといいます。今回は、高学年で成績が伸びなくなる原因と改善策について解説していきましょう。優秀だった子が高学年で急に伸び悩むのはなぜ?小学校4年生くらいまでは成績が優秀で、家庭学習もしっかりできていたのに、高学年になって急に伸び悩んだり、勉強面での悩みが出てきたりするケースがよく見られます。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)の著者で教育専門家の小川大介さんも、長年の経験から「さまざまな家庭の教育相談を受けてきたが、『高学年になってから成績が伸びなくなった』という相談が非常に多い」と述べています。当然ですが、高学年になると学習内容自体が難しくなり、抽象的な概念を理解して読み解かなければならない問題も増えてくるでしょう。3年生くらいまでは「なんとなく」で解けていた問題が、4年生以降ではしっかりと理解できていなければ正解できないような学習内容へとシフトしていきます。だからといって、全員が伸び悩むわけではありません。むしろ、それまでは特に勉強面で目立っていなかったのに、学年が上がるにつれて、めきめき成績アップするような子もいます。「高学年から伸び悩む子」と「高学年から伸びる子」、その違いについてひもといていきましょう。高学年で成績が伸びなくなる子の共通点高学年で成績が伸びなくなる子には、いくつかの共通点があります。それには、親の関わり方が少なからず影響しているようです。■習い事でスケジュールがぎっしり!前出の小川さんは、「小さい頃からたくさんの習い事をさせている家庭では、小学4年生ごろから成績が伸び悩むケースが多い」と指摘します。月曜は学習塾、火曜は水泳教室、水曜はサッカー、木曜は……と休みなく習い事をさせていませんか?小川さんによると、「こういう子はみんな、低学年まではいい成績を取り続ける」のだそう。しかし4、5年生あたりから、一生懸命勉強しているのになぜか成績が伸びにくくなるといいます。■好奇心を育む経験が不足している小川さんは、高学年で伸び悩む子と学年が上がるにつれてぐんぐん伸びる子との違いについて、「小さいときにどれだけ夢中になれる体験をしてきたかどうか」であると述べています。学びの根っこにあるのは “好奇心” 。楽しくて夢中になれるものに対する「もっと知りたい」と学習意欲をかき立てられるような経験が、その後の勉強への向き合い方に深く通じるのです。■親に言われるから勉強していただけ学習習慣を身につけるには、自らの意志で勉強しているのだという意識が不可欠です。千葉大学教育学部附属小学校の松尾英明先生は、「誰かに命令されて嫌々やるのは習慣ではない」と話します。それまで親の言うことに従順だった子どもが、高学年になり自我を主張し始めると、「親に言われたから勉強するなんていや」と反抗するようになるケースも。■なんのために勉強するのかを理解していない上で述べたように、「親に命令されたから勉強する」という意識を持ち続けると、高学年になって物事を深く考えるようになり「そもそも、なんで勉強しなきゃいけないの?」「なんの役に立つの?」「これって意味あるの?」と自問自答するように。勉強の目的が「よい成績をとるため」でストップしていると、その先の未来を思い描けなくなります。その結果、勉強する意欲がみるみる低下していくのです。「高学年にぐんぐん伸びる子」になるために学年が上がるにつれてぐんぐん伸びる子は、幼いうちから “伸びる素地” を育んでいます。それは、親のちょっとした声かけや接し方、休日の過ごし方といった日常生活で育めるものばかり。ぜひ参考にしてみてください。■夢中で遊ばせる!小川さんは「子どもは楽しくて夢中になれるものに対しては、学びのセンサーが全開になる」と話します。好奇心が刺激されたものに興味をもち、それを知りたいと行動に移すことで、身をもって勉強への取り組み方を学べます。その際に親が心がけるのは、「夢中になっている子を否定したり邪魔したりせずに温かく見守る」こと。小川さんによると、「親の愛情を感じながら好きなことをして遊ぶというのは、なによりの安心感と幸福感をもたらす」そうです。さらに、幼少期に「たっぷり遊んだ」「納得がいくまでやり遂げた」という経験をした子は、ここぞというときにものすごい集中力を発揮するといいます。■振り返りの時間を大切に習い事でスケジュールを埋め尽くしてしまう弊害として、「振り返りの時間がなくなる」ことが挙げられます。なにかを学んだら、それを振り返り、反復することで吸収できます。つまり、習い事でもなんでも「やりっぱなし」は意味がないのです。毎日のように習い事に通い、家でのんびりする時間がなくなってしまうと、大事な振り返りの時間が失われてしまうでしょう。時間の使い方にもっと余裕をもたせれば、学んだことをより効率的に吸収できるというメリットもあります。■積極的にお手伝いをさせよう!高学年でも伸び続ける子にするために、小川さんは「日常のあらゆるシーンを学びの場にする」ことをすすめています。その代表的なものが “お手伝い” です。料理、洗濯、掃除、買い物……お手伝いには学べることがたくさんあるそう。特に買い物は計算力を高め、料理は段取り力を高めるので、ぜひ積極的に手伝わせましょう。小川さんは「勉強ができる子はたいてい段取り上手」と断言しています。高学年で重要となる “勉強のスケジュール管理” ができるようになるには、家事を手伝いながら段取り習慣を身につけるのがおすすめ。親子の絆も深まります。■勉強したくなる環境をつくる前出の松尾先生は、「『勉強しなさい』と親はひとことも言っていないのに、きちんと勉強する子は一定数いる」と述べており、その親の共通点として、「子どもが勉強するようにうまくリードしていること」を挙げています。具体的には、博物館や科学館に連れて行ったり、普段の親子の会話のなかに、うまく勉強の要素を取り入れたりしているそう。たとえば、子どもが学校で習ってきたことをクイズにするといいでしょう。「難しいけどできるかな?」と子どもの興味ややる気をくすぐり、日常会話のなかに自然に学びの要素を取り入れることで、日々の暮らしと勉強がより密接につながります。***高学年からも積極的に勉強に取り組めるように、幼いうちから「知らないことを知るのは楽しい!」という経験をたくさんさせましょう。どんな小さな子にも、知識欲や学習意欲は備わっています。親のちょっとした声かけや接し方で、子どもの「学びたい気持ち」はぐんぐん育まれますよ。(参考)プレジデントオンライン|「教育熱心な親の子」が4年生で潰れる根本原因東洋経済オンライン|中学受験「高学年で伸び悩む子」の典型パターンプレジデントオンライン|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「勉強しなさい」といい続けたら将来どうなる!?子どもの才能を摘まないためにーー
2020年10月09日「社会性秩序」だけど、「周りに認められたい」Upload By スガカズ当時小4の長男には学校での悩みが主に3つありました。●人に強く言われて真に受けて落ち込む。●学校生活を送る中で先生に助けを求めたいが(タイミングや認識のずれが原因で)うまくいかない●勉強のレベルが上がりつまずくことが増える泣きながら「もう学校にいきたくない…」ともらす事もありました。長男の怒りの矛先が、当時小1の次男に向けられる時は大変です。良く目にしたのは長男が癇癪を起こしている時に、次男が「なんで泣いてるの?」と長男を見ると、長男が「見るな!」と怒るパターンです。長男は辛いときの自分を見られたくない。次男は家族が泣いているのを気にする。それぞれの言い分でケンカが始まってしまいます。この頃は次男も小1の壁にぶち当たっている時期なので、理不尽な事を言われると次男も癇癪を起こしてしまいます。兄弟ゲンカを仲裁してそれぞれにフォローする日々。どうにかならないものかと私は悩んでいました。療育センターで小児精神科の先生に相談Upload By スガカズ長男と次男が通っている療育センターで小児精神科の先生に相談しました。「長男くんはもうすぐ10歳。青年期に入っているんです。脳が成長している証拠ですよ。」成長だと言われて少し安心しました。青年期の子どもには、二次的障害を出来るだけ減らすために心の揺れがあった時に本人が立ち直りやすいように守ってあげる必要があるとアドバイスしていただきました。自己肯定感を高めるために心がけた事Upload By スガカズ「自分は守られていると気付き、自信を持ってもらい自己肯定感を高めてほしい」そう思ったので、好きなことは無理にやめさせませんでした。長男は「○○が作りたい!」と思ったら、家や学校で何時間でも没頭するタイプで、それが学校で言われる原因ではありますが、失敗も経験しながら、好きなことと上手く付き合っていくのが大事だと感じました。この頃は授業中に勉強しながら工作をする姿が目立っていたのですが、工作をしながら授業を受けると耳からの情報を得やすい事が判明しました。周りから見ると工作をしているだけに思われがちなのですが、授業に耳を傾けているのです。逆に苦手なことは、割り算の筆算や漢字でした。どうやら「学校に行きたくない」という原因の一つが、勉強につまずいている事が大きい様で、担任の先生に教えてもらいたいのに、様々な要因からそれが叶わないと言っていました。本人は勉強をやりたくない訳ではないので、話し合いの中で私が「塾を始めてみたらどうかな?先生に聞けなくて悲しい場面が減ると思うよ」というと、涙をふいて「うん。分からないのは嫌だし始める」と答えました。家庭学習でサポートし続けられるのであれば良いのですが、わが家の場合は子どもが4人いて、私が長男に常に付き添うことが難しいし、きょうだいがいる環境の中で勉強をするよりも塾に通わせる方が合っていると感じました。癇癪や落ち込んでいる時Upload By スガカズ癇癪や落ち込んでいるときは無理にやめさせず、しばらくしてから話しかけます。少しクールダウンしてから癇癪の理由を聞きだします。そして、その後は学校の先生に電話で報告していました。例えばある日は、クラスの子に「邪魔だ!」と言われて工作を投げられたと怒っていました。ヒアリングしてみると学活の時間に机を端に移動するのが遅れてしまった(工作を続けていた)事が原因の様でした。「休み時間以外は工作をバッグの中に入れておこう」「クラスメイトは机を移動させてほしかったんだね」「長男が周りの状況に気付くにはどうしたらいいんだろうね」「時々顔を上げて視点を変えてみるのはどうかな?」など、話しました。こういった行動を繰り返し行いましたが、少しずつ本人の行動に変化が。周りの人の気持ちを理解して、その中で自分がどう動くべきか考える姿勢が見られるようになりました。親がイライラしないために、離れる事も大事Upload By スガカズ一番大事だと感じたのは、静観して本人に必要な時に関わること。癇癪をはじめ、本人の課題と付き合うには親もそれなりに労力が必要です。「私が〇〇しなきゃいけない」と思い詰めるとストレスの原因にもなります。適度に親が離れて自分の時間を楽しむのは大事ですね!
2020年10月01日\チェック!/うちの子どうしたら勉強してくれる?こんな場合はオンライン学習が合うかもUpload By LITALICOライフUpload By LITALICOライフUpload By LITALICOライフ「学校の勉強に集中できない」「マイペースすぎて学校を窮屈に感じている」というお悩み。LITALICOライフの勉強会や個別面談でも、よく耳にします。Upload By LITALICOライフオンライン学習ってどんな学習スタイル?過去の学年の学び直しもできる2019年、文科省は「GIGAスクール構想」を打ち出しました。タブレットやインターネットを使い、それぞれのお子さまに最適な学習スタイルを実現させる構想です。オンライン学習の良い点は、自分のペースで進められること。そのため、苦手な科目を重点的に学んだり、好きな科目を先取りして学ぶこともできます。大人数で同じペースで進めることが苦手なお子さまも、主体的に取り組める良さがあります。Upload By LITALICOライフUpload By LITALICOライフ通学するスタイルのオンライン学習もある!「オンライン学習」というと、どんなものを思い浮かべますか?学校から帰ってきた放課後、自宅でタブレットなどで学習する…というイメージもあるかもしれません。実は今、授業そのものがオンライン化しているものもあります。高校の選択肢では「通信制高校」はずいぶん認知されてきましたが、中学でも一部出てきました。家で一人でもくもくと机に向かうスタイルのものもあります。一斉指示が通りにくかったり、周りがガヤガヤしていると集中できない、というお子さまには良いかもしれません。先生やお友だちと関わるタイプだと、スクールに通学し、自習室で自分のペースで進めるスタイル、家で、ビデオ会議を用いて朝礼やグループワークをするスタイルなどもあります。Upload By LITALICOライフUpload By LITALICOライフUpload By LITALICOライフオンライン学習はあくまでも選択肢の一つ。他の選択肢や、お子さまに合った環境の整理は、無料勉強会でお伝えしていますもちろん、オンライン学習は、あくまでも選択肢の一つです。学習方法や合うと感じる環境は、お子さまによってそれぞれです。Upload By LITALICOライフLITALICOライフでは、保護者さまに向けた無料勉強会を開催中です。オンラインでの開催なので、ご自宅からご参加いただけます。「グレーゾーン向け 個性を伸ばす「中学・高校受験」発達に特性のある子にあった個性を伸ばす進路の選択肢勉強会」では、STEAM教育やものづくりの特色がある学校、海外留学についてなど、多様な学びの環境についてもお話します。「個別でより具体的に話したい」という場合は、勉強会参加後に希望すると、個別面談で進路や教育費など幅広い話をすることもできます。Upload By LITALICOライフ「不登校の支援と将来への準備」がテーマの勉強会は、不登校だけではなく、“お子さまが学校を行き渋っている”“不登校ではないけれどさまざまな選択肢を知りたい”、という方にもおすすめです。義務教育以降の高校進学の選択肢として、通信制・サポート校や高等専修学校、チャレンジスクールなどについてもお話します。Upload By LITALICOライフどの勉強会でも、チャットで質問できる機能や個別面談の案内をしています。少し興味がある、という方はお気軽にご参加ください。LITALICOライフでは、幼児教育や中学・高校受験、キャリア支援など、さまざまな専門領域をもつコンサルタントが、年間2,000以上のご家庭へ勉強会や個別面談を行っています。これらの知識やノウハウを基に、より多くのご家庭の困りごとや将来への不安を、少しでも「安心」に変えていけるような情報をお届けするメルマガを配信しています。想定配信内容・発達障害のある子にあった進路や自立に関するヒントやイベント情報・発達障害のある子の特性や個性を活かす手立てやお役立ち情報・読者からの子育てのお悩みQ&AなどUpload By LITALICOライフLITALICOライフはお子さまとご家族が「自分らしい人生」を歩んでいくために障害分野とファイナンス、その両方の専門家としてライフイベントやライフプランの見直しを相談できるパートナーです。社会資源やサービス・お金の知識といった幅広い内容を身につけることができる勉強会や、専門領域をもつコンサルタントとの個別面談・プランニングを提供しています。Upload By LITALICOライフ
2020年09月13日こんにちは。6歳の双子と3歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。6歳の双子たちは今年の4月に新1年生になりました。4月に引っ越ししたこともあり、真新しいランドセルを背負って、小学校に行って、お友だちをたくさん作るのを楽しみにしていました。ですが入学式に一度だけ行ったきり、休校。それは5月末頃まで続きました。問題だったのは、休校中の自習時間。なにせ、今までは幼稚園に行っていた双子たち。■勉強に慣れていないから集中が続かない毎日決まった量の勉強をするという習慣ができていなかったのです。とくに最初のころは「やる」「やらない」で、子どもと親でぶつかり合い。そばにいないと、勉強に身が入らない、妹の遊びに気が散ってしまうなど…非常に簡単なたった2枚のプリントをやるのに、1時間以上かかることもありました。■学校で授業が始まると娘たちに変化がちゃんと集中してやりさえすれば、10分程度でできる内容なのに。1年生の勉強は、親が内容を理解して教えることはできますが、やる気を出させてプリントを最後までやらせることは非常に難しかったです。わが家の場合、それは教員免許を持っている夫でも、同じでした。親に対する甘えがそうさせていたのかもしれません。娘たちは比較的おとなしく、親の言うこともあまり反発せずに受け入れてくれるタイプでしたが、それでも「親が主体となって勉強させることはなんて難しいのだろう」と実感した2ヶ月でした。しかしそんな娘たちでしたが、いざ学校が始まると、毎日、自ら宿題をするようになるんです。あの忍耐続きの努力は何だったのか…?毎日「あれをやった」「これをやった」と学校から帰ってきて教えてくれる娘たちの顔はキラキラ輝いていて、学校が、勉強が楽しいということが伝わってきました。■親が言わなくても勉強するように…!最近では親が何も言わなくても宿題以外に、算数のカードで計算をしたりすることもあります。先日の個人面談でも先生は娘たちをよく評価してくださいました。「とてもがんばっています。見てください。字もとっても丁寧で。この前、みんなの前で発表して、みなさん、田仲さんの字をまねしましょうね、なんて話してたんですよ」と仰ってくれました。休校中はひらがなの練習をずっとだらだら、適当にやっていた娘がです。学校という環境は勉強を教えるだけではなく、学習に対する意欲や環境を子どもに与えてくれる場所なのだと、今回の休校で実感しました。
2020年08月17日子育ての悩みを解消する支援・サービスには何がある?出典 : 発達が気になるお子さんをもつ保護者様は、それぞれに困りごとを抱えていらっしゃいます。2020年5月から、発達ナビで新しくスタートした有料サービス「発達ナビPLUS」は、そのようなご家庭の子育てをトータルにサポートすることを目指しています。具体的には、発達の専門家とオンラインで繋がり、個別相談ができたり、さまざまなテーマの勉強会への参加などができます。とはいえ、「発達ナビPLUS」ですべての悩みが解決できる訳ではありません。オンラインではなく、園や学校、お住まいの地域で利用できる社会資源の長所や短所を正しく理解し、うまく組み合わせて活用していくことも大切です。そこで、ご自身が既に活用している支援、まだ検討できていない支援を整理できる機会にもしていただける無料オンライン体験会を開催いたします。お子さんの年齢層別によくあるお悩みや、悩みの要因、一般的な支援・サービスをご紹介します。例えば、未就学のお子さんの場合、「かんしゃくや他害が酷くて保護者自身が疲れきっている…」、「発語・発話がゆっくりで心配」、「小学校入学に向けて、特別支援級がいいのか、通常学級がいいのか悩んでいる」などのお悩みをよく伺います。このように、年齢層ごとによくあるお悩みをサポートする支援・サービスの長所や短所を理解していただいたうえで、発達ナビPLUSでできること、できないこと、困りに合わせた具体的な活用方法もお伝えします。体験会の最後は、チャットで質問も受け付けます。サービスに関するどのような疑問でもお気軽にお申し付けください。参加者限定の50%OFFクーポンコードをプレゼント!Upload By 発達ナビ編集部無料オンライン体験会にご参加いただいた方限定で、お得なクーポンコードを送付します。クーポンコードのご利用で、初期コンテンツ利用料29,800円が【50%OFF】の14,900円になります。お得な機会にぜひご検討ください。開催概要/お申し込み▼未就学児の保護者さま向け・8/5(水) 11:00・8/13(木) 11:00・8/15(土) 14:00・8/20(木) 11:00▼小学生の保護者さま向け(学習編)・8/8(土) 11:00・8/18(火) 11:00▼小学生の保護者さま向け(コミュニケーション編)・8/7(金) 11:00・8/11(火) 11:00▼中高生の保護者さま向け・8/8(土)14:00・8/15(土)11:00オンライン会議ツール「zoom」を使用し、オンラインにて開催します1.参加にあたってのご注意&お願い2.「発達ナビPLUS(プラス)」の概要紹介3.参加年齢層のお子さまによくある悩みについて4.「発達ナビPLUS(プラス)」の活用方法5.申し込み・割引クーポンご案内6.質疑応答Q.自分の顔は映る?参加される皆さまの映像や音声はオフになっており、スタッフのみ映し出されますQ.質問はどうやってするの?チャット機能を使って質問をご入力いただきます
2020年08月03日小学校に入り勉強が始まると、よく耳にするのが「文章題が解けない」という悩み。文字の読み書きや計算は得意でも、文章を読解する力が足りずに文章題でつまずいてしまうことがよくあるようです。この春1年生になった友人のお子さんも同じような悩みを抱えていました。数が大好きで常に数のことを考えているような男の子。小学校に入ったら勉強楽しみだねと話していたのですが、上記の問題に直面している様子。なぜそのようなつまずきが起こるのか。そして解決法はあるのでしょうか。今回は、ベネッセお茶の水ゼミナールの現役国語講師 秋元暁哉さんに解決方法について話を聞きました。計算をする時に数字を“記号”としてとらえている「読み書き計算」は得意なのに、文章題になった途端に解けなくなる原因について聞いてみると、「計算と文章題を切り離して考える人が多いのですが、計算はあくまでも、文章題を解くためのツールです。文章題になると解けない理由は、計算をする時に数字を“記号”としてしかとらえていないことが原因のひとつ。数字の並びに反射的に反応しているので、その計算がどのような成り立ちなのかわかっていない可能性があります」とのこと。そのため、『2+3=5』という計算ができても、『バスに2人のお客さんが乗っています。次のバス停でさらに3人乗ってきました。今、バスに乗っている人数は何人ですか?』と問われると固まってしまうのだそう。これは、『2人と3人があわさって5人』という具体的なイメージを計算に落とし込むことができていないから。そこで大切になるのが、「文章を映像化する力」なのだそう。文章の映像化に必要なのは「音読」では、低学年の子ども達が、文章を映像化する力を育むためには、何が必要なのでしょうか?「僕は「音読」がとても効果的だと思っています。文字を目で追っているだけだと、読んでいるうちに問題の意図がわからなくなりがちです。声に出すことで耳からも情報が入ってくるので、文章を映像のようにイメージしやすくなります。これが、教科に関わらず問題を読んで解く時には必須です」。「音読」のメリットと効果についてまた、「音読」には3つの効果があると言います。その効果とは、1.つまずきに気づき、脳の可視化ができる問題を声に出して読ませることで、本人がどこでつまずいているかが分かります。例えば、「ぼく は(wa) ○○」という文章を「ぼくは(bokuha) ◯◯」と読んでいるとします。これは「てにをは」がきちんと理解できていないことが分かりますよね。語彙力不足、文章の成り立ちを理解できていない、文章を具体的にイメージできていない、などどこで引っかかっているのかが見えてきます。つまり、お子さんの「脳の可視化」ができるのです。わが子が何でつまずいているのかがわからない時はまず問題を音読させてみましょう。大切なのは、音読している間はきちんと聞いてあげること。ただ読ませるだけではいけません。2.集中力を起動させる文章を声に出して読むと、読むことに集中せざるを得なくなります。声に出すというのは、つまり身体を使うということ。目で追うだけでなく、口を使って読み、耳からも情報が入ります。身体を使うことで自然と脳が集中してくれます。そうすることで我に返り、自然と問題の意図やどこで間違っていたか気づけることがあります。3.文章の映像化・身体化ができる先述した通り、音読は身体を使って文章を読む行為。視覚・聴覚の2つで文章を捉えることで、文字の羅列を絵にして再現しやすくなります。身体を使って理解することで、どのようなストーリーなのかが手に取るようにわかるようになるのです。音読できるようになるために必要なのが「読み聞かせ」ただし、音読はだれでもすぐにできるようになるわけではないのだそう。何も読んでもらったことがない子どもに、いきなり音読をしろと言っても効果的ではないので、ステップ順に取り組むことで、「音読」が力を発揮できるとのこと。STEP0:絵本の読み聞かせSTEP1:音読をしてあげるSTEP2:音読をさせるつまり、まず最初にするべきことは、「読み聞かせ」なのだそうです。「絵本の読み聞かせ」の大切さ絵本の読み聞かせは、絵に対してのシチュエーション説明なので、子どもは絵を見ながら聞こえてくる文章でストーリーを理解します。これがまさに文章の映像化の第一歩なのだそう。赤ちゃん期は三原色を使った絵と音だけの絵本ですが、次にストーリーのある絵本を読むようになります。その文章も対象年齢を追うごとに複雑になっていき、次第に絵が少なくなり児童文学へと進んでいきます。その過程をたどることで、文章だけで具体的な映像を想像できるようになるとのこと。今までしてなくても大丈夫。これからが大切絵本の読み聞かせの重要性が分かると、今まであまり読み聞かせに力を入れてこなかった場合、手遅れでは…と気になりますよね。しかし、「そんなことはありません。今から読んであげればいいと思います」とのこと。「読み聞かせを始める時期は思い立ったらで大丈夫です。今、小学生以上で子どもが絵本に抵抗を示したら、児童文学や『ハリーポッター』のようなファンタジー小説の読み聞かせもよいと思います。それを繰り返していけば、自然と自分で読めるようになりますよ」。ただし、一番よくないのは、一方的に「本を読みなさい!」とひとりで読ませようとすること。大切なのは、「親子で一緒に読むこと」だそうです。「音読」は体験すべき必須過程秋元さんの話を聞いて、「音読」は、子どもが文章をイメージして理解するのにとても効果的なことが分かりました。それが、文章題を読み解く力につながるんですね。最後に音読やその前提である読み聞かせにに最適な書籍はあるか聞いたところ、なんでもよいそうです。一番は興味を持ってくれるもの。例えば、漫画でもOK!とにかく読んでいて反応するかどうかが大切。極端に言うと映画やアニメでも、ストーリーに反応するお子さんであれば必ず読めるようになるとのことでした。私もわが子が文章題を読み解く力を身につけられるように、読み聞かせや音読に力を入れていきたいと思います。<文・写真:ライター秋音ゆう>
2020年07月16日子どもの勉強、親が教えないとダメ!?出典 : こんにちは。「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。毎日の宿題に加えて、新型コロナウイルスの影響による休校や夏休みなど、何かと家で親が子どもの勉強を見る機会が増えていますね。でも、子どもが自主的にサクサク進めてくれればいいのですが、なかなか「そうもいかない」「ちっとも捗らない」ってご家庭も多いんじゃないでしょうか。親のほうも、テレワークやきょうだい児のお世話があって「そんなに気長に教えられない」ってこともありますし、「子どもに勉強を教えるなんて、どうしたらいいか分からない」って方もいるでしょう。大丈夫。学習内容自体は親が1から10まで教えなくても、検索すれば大抵のことは分かりやすい動画や学習サイトがあります。それに、2019年4月施行の改正学校教育法で制度化されたデジタル教科書が今年の4月からより本格的に導入されるようになり、教科書会社も各種のデジタルコンテンツを用意しています。お子さんがお使いの今年度の教科書をよーく見てみると、ところどころQRコードがついていたり、巻頭や巻末にURLが掲載されていませんか?(もし、見当たらなければ、教科書会社の名前で検索を!)すると、お使いの教科書に合わせた、「コンパスの使い方」などのワンポイント動画や解説アニメーション、観察・実験動画、国語の教科書のお話をプロが朗読した音声、ダウンロードしてプリントできる補助教材などを、誰もが利用できるようになっているんですよ。ですから、親は「教える」よりも、もっと大事な「その子の目線に合わせてあげること」に限られた時間とエネルギーを使って、子どものやる気をUPさせていくといいでしょう。子ども目線の簡単アイディアと声かけで、宿題はずーっとラクになります!出典 : では、宿題がちっとも進まなかったり、がんばってるけど上手にできなかったり、途中で投げ出したりする子を前に、親はどうしたらいいのでしょうか。実は、子どもが宿題や勉強をサクサク進めない時、そこには、ちゃーんと理由があるんです。もちろん「暑い!」「ゲームやりたい!」「アイス食べたい!」なんて雑念が次々と浮かんでいることもありますが、ちょっとした動きが苦手だったり、ほんの少しのことでつまずいていたり、「メンドクサイ」「つまらない」「漢字キライ」など、今までの経験による勉強のイメージから戦意喪失していることも…。そこを、子ども目線で気づいて、簡単な工夫やちょっとした声かけをしてあげるだけで、宿題への取り組みハードルが下がれば、ずーっとラクに取り組めますし、ちょっとのことで「できた!」が増えればやる気UP。自分でサクサク進められる、学習の好循環に入っていけます!最初だけ、親はひと手間かかりますが、長い目で見ればこれが夢の「自学自習」への近道かもしれません。では、宿題がサクサクできちゃう、子ども目線に合わせたとっておきの簡単アイデアと声かけのコツを3つ、お伝えします。Upload By 楽々かあさん子どもがなかなか「できない」「うまくいかない」という時は、その「動き」をよーく観察してみると、サポートのヒントが見えてきます。例えば算数の宿題で、定規や分度器を問題用紙の図形の線にうまく合わせられない…なんて場合。その子の目線では透明のアクリルの線が見えづらいのかもしれません。こんな時は、定規や分度器の「フチ」を赤や黒のマジックでキューッと塗ってあげれば一発解決することも。他にも、分度器のメモリが2つあって読みづらい時には、片方をマイナスドライバーで削ってあげたり、真ん中に赤い刺繍糸をテープでくっつけてあげるだけでも、とても見やすくなります。Upload By 楽々かあさんまた、ちょっとした数字や文字・記号の暗記が「そんなに覚えらんない!」って場合は、子どもが覚えるまでは、カラーシールなどに書いて貼っておけばOK。例えば、三角定規のそれぞれの角度や、時計の「分」の表示、鍵盤ハーモニカやキーボードのキーの配置など、結構幅広く応用できます!そのうち子どもが見慣れて覚えたら、シールをはがせばいいだけですしね。こんな『小さなつまずき』に気づくには、子どもがなかなかできない時も、まずは先入観のない目で、「どこで困っているのかな」「何が難しいのかな」と、行動に注目して見てあげるのが大事です。そして、じっくり観察しても子どもがどこでつまずいているのか分からない時は、「どこが難しい?」「どうしたらできそう?」など、本人の話をよーく聴いてみるのもテ。意外な部分で困っていることって、案外多いんですよ。Upload By 楽々かあさん日々の漢字書き取りや計算ドリルの宿題や、夏休みの課題などがたーくさんあると、誰だってやる気ぐらいなくします。こんな時は「ゲームの前に5分だけ、がんばろうか」などと短時間で区切ったり、「ここまでできたら、おやつにしよう」などのゴール設定、あるいは、宿題の範囲全ページにふせんを貼って「今日は何個くらい、ふせん取れそう?」と本人に都合を聞くなど、声かけしながら課題を小分けにするのがいいでしょう。それから、個別の宿題内容でも、「小分け」作戦は有効です。例えば、子どもが「筆算のケタが増えちゃって、難しい〜!!」なんて時には、指やエンピツ、下敷きなどで、一桁ずつ隠しながら、順番に一個ずつ解けば、ずーっと簡単になります。計算問題のプリントに問題がずらっと並んでるのを見るだけで戦意喪失しちゃう子は、プリントを折りたたんだり下敷きで隠したりして、数問だけ見えるようにすれば、「これぐらいなら、できそうな気がする」かもしれません。そして、子どもが1コずつでもがんばれたら、「OK」「できてるよ」「がんばったね」と、わんこそばの合いの手のように声かけしてあげると、膨大な宿題も最後まで完走できる確率UPです。Upload By 楽々かあさん子どもが勉強に対して自信をなくしがちな時や、うっかりミスが多い子には特に、親が意識して『できてるところに気づいてあげる』ようにするといいでしょう。休校中の自宅学習や夏休みの課題では、親が解答の丸つけをする機会も増えると思いますが、そんな時もちょっとしたコツで、ペケが多い子も自信回復したり、やる気UPすることができます。例えば、筆算の答えが間違っていても、途中の計算を一つひとつ、『合っているところまで』マルをつけてあげると、精神的なダメージも軽減される上、どこで間違ったのか気づきやすいので、だんだん計算ミスが減ることも。Upload By 楽々かあさん同様に、漢字の語句の添削なども、『合っている字、合っている部分』まで、部分的にマルをつけてあげるとGood!(そして、お子さんが自分で『どこが間違っているのか』気がつけば、尚ヨシ)誰だって、ペケや訂正ばかりでは自信をなくすのは当たり前です。少し遠回りでも、親に時間の余裕がある時だけでもいいので、できたところまで丁寧に丸つけして、ほめコメントを書いてあげると嬉しいと思いますよ。そして、言葉でも「ココまでは、できているよ」「ここは、よく書けているね」など、その都度『小さなできた』に気づけるように声かけしてあげるといいでしょう。夢の「自学自習」は、急がば回れ!出典 : こうやって、親が子どもの目線に合わせた簡単な工夫でサポートしたり、ちょっとした声かけを続けてあげたりすると、宿題や勉強のハードルが下がって、学習習慣が定着しやすくなります。そして、最初はちょっと手間がかかるように思えても、子どもの目の前で、苦手なことも工夫次第でできる方法を見せたり、できないことより、できてることに気づく声かけを続けたりすると、次第にお子さん自身が自分でも同じように工夫したり、ものの見方を変換できるようになったりするかもしれません。憧れの「自学自習」への近道は、「急がば、回れ」なんじゃないでしょうか。いつかはお子さんから、「宿題?ああ、もうとっくに終わってるよ」なんて言葉が返ってくる日も、夢ではないかもしれません。大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27
2020年07月13日新型コロナウィルスの影響で、娘が通う小学校ももれなく休校に。私と夫が仕事をしている間、娘は学校や学童の預かり保育に通い頑張って自習をしてくれていましたが、家ではだらけて勉強へのモチベーションが続きませんでした。そこで、少しでも意欲的に学習へ取り組めるよう、娘との関わり方を工夫しました。 学校の先生のようにはいかない4月7日に緊急事態宣言が出されるまでは私も夫も仕事に行くことが多く、娘は学校でしてくれていた一時預かりと学童保育に通っていました。そのときは自習の道具を持っていき、しっかり勉強して帰ってきました。しかし、私たち夫婦のテレワークや自宅待機が多くなってくると、自宅で勉強をさせなければいけなくなったのです。 学校の授業は1コマ45分。最初はその時間通りに勉強させようとしました。しかし娘は5分と集中力が続かず、教えようとすると喧嘩に……。私は勉強へ気持ちを向かわせることにほとほと疲れてしまい、「学校の先生のようにうまく勉強させるのは難しいなあ」と、がっくりでした。 短時間でもオッケー学校の授業時間と同じくらいを目標にして勉強させようとすると、自宅ではなかなか目標通りにいきません。勉強に集中せずイライラぐだぐだしている娘を見ていると、私もイライラ。そこで、10分でも15分でも短時間の学習を1日のうちに何度かおこなうようにしました。 娘が勉強して息詰まったあとは、体を動かしたり遊んだりとイライラした気持ちを発散させてあげました。すると、娘は自らタイマーをかけて、いくらか集中して学習するようになってきたのです。 机に向かうだけが勉強じゃないわが家は小学生向け通信教育を受講していて、算数、国語などのテキストが届きます。自宅学習のときにはテキストをさせていたのですが、娘はだんだんと机に向かう教科の学習に飽きてきてしまったのです。「テキストをしようか」と声をかけると、「やだ!」と一蹴されてしまうので、学習の種類に柔軟性をもたせてみることに。 たとえばごはんのメニューを一緒に考えて料理をしたり、レゴブロックやゲームを使って創作したり、近所の公園で縄跳びをしたり。机に向かうことだけではなく普段の生活のなかで知識や経験の幅を広げる活動をしたら、「できたね!」と娘をたくさん褒めてあげるようにしました。 親子で一緒に勉強勉強を“させようとする”と、娘は抵抗感を感じるようでした。そこで、わが家では親が仕事をしている間にそばで勉強してもらったり、娘が過去にやったテキストの丸付けをしながら勉強を見守ったりと、一緒に机に向かうようにしています。 親のほうもやることがあると、程よい距離感をもって勉強を見守ることができるので、喧嘩をすることが少なくなったのです。娘も、私たちが一緒に机に向かっていると満足するようで、一時勉強に集中してくれています。 休校期間が長引いているため、学習力の上下は親の責任に左右されてしまうと焦っていた私。しかし、娘は勉強を強いると抵抗感が増す様子でした。工夫をするなかで、娘にとって楽しみながら一緒に勉強することを考えてあげると良いのだなと感じました。早く元の生活に戻れることを願いつつ、親子で乗り切って行きたいものです。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出の際には自分だけではなく周りの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2020年07月08日発達ナビPLUSに子育てヒント動画がラインナップ!どうしたらいい?のヒントを動画で分かりやすく解説Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSは、有料の会員さま向けサービスです。すでに、・発達支援の専門家によるオンライン勉強会(毎月8回程度開催 ※アーカイブ動画の視聴も可能)・専門家が監修!メールで個別ケース相談(毎月1回までご利用)・発達支援施設で活用されている特別支援教材の3つのサービスをご提供していましたが、6月24日に「子育てヒント動画」が待望のリリース!発達ナビPLUSの全4つのサービスラインナップがそろいました。子育てヒント動画は、特性の凸凹があるお子さまへの基本的な関わり方のコツ、困ったときの虎の巻。具体的な手だてを動画で分かりやすく解説します。どんどん増えるラインナップの第一弾は、次の3つのこのカテゴリ15本!◆3つのカテゴリ・子どもと大人のストレスとケア・カンタン!お家で運動・宿題・学習サポートのコツUpload By 発達ナビ編集部お家での宿題・学習時の工夫や、学習をする上でのつまずきポイントと手助け方法、楽しく取り組める教材の工夫を動画で解説!・お子さまに学習への興味を持ってもらいたい・宿題をしてもらうことに大変さを感じている・学習時のつまずきポイントと手助けを知りたいというときにお役立ちの動画ラインナップです。Upload By 発達ナビ編集部個別ケース相談でも、新型コロナの影響での突然の休校・休園や、外出がしづらい状況の中、ストレスを強く感じたり、かんしゃくやパニックの頻度が増えたことへの悩みや相談なども多くありました。その中で、ぜひご家庭で取り入れていただきたいストレスケアや対応方法について動画でご紹介しています。Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSのサービスを詳しく解説!無料体験会を開催。体験会参加後入会で1.5万円分ギフト券進呈もUpload By 発達ナビ編集部すでに約500家庭が入会し、大変ご好評いただいている一方、「どんなサービスかいまいち分からない」「まず無料で体験してみたい」という声も多くいただきました。そんな皆さまの声にお応えし、4サービスがそろった今、無料オンライン体験会を開催します。無料体験会は、ビデオ電話形式で、実際のサイト画面をお見せしながら各サービスについての詳細をお伝えする「無料オンライン体験会」です。※スタッフの画面を共有する形でのご紹介となるため、画面操作はスタッフが行います。オンライン勉強会の一部、個別ケース相談の回答イメージ、教材サイトなどを実際に閲覧していただきます。 その場で、スタッフに対する質問(チャットでも、口頭でも)も受け付けます!無料オンライン体験会に参加した方限定のお得な特典(※)もご用意しているので、ぜひこの機会にご参加ください。※キャッシュバックの方法についてギフト券から変更となる場合もあります。7/5(日) 11:30-11:507/7(火) 19:30-19:507/9(木) 11:30-11:507/12(日) 11:30-11:507/15(水) 19:30-19:507/17(金) 11:30-11:507/19(日) 11:30-11:50※参加する日程を1つお選びください1:サービス概要のご紹介2:各サービスの詳細※実際のサービス画面をお見せします3:入会方法/特典のご案内4:質疑応答Q.自分の顔は映る?参加される皆さまの映像や音声はオフになっており、スタッフのみ映し出されます。Q.質問はどうやってするの?質疑応答の時間に、以下どちらかの方法で質問を受け付けております。・ご自身で音声をオンに切り替えて口頭で質問する・チャット機能を使って質問を記入する
2020年07月03日ASDの長男のパニック対応…これまでの対応Upload By スガカズ長男にはASDがあり、対人関係の苦手さやこだわりによってまわりの人から強く言われる事があります。小学1~4年生頃はパニックになりがちで、帰宅して押し入れにこもったり、時には自分で自分をたたいた事もありました。そういった場面に直面した場合は、その行動には触れず、長男がキラキラする言葉をつぶやいてみたり、右手と左手の人差し指を差出し、「こっち(右手人差し指)はYES、こっち(左手人差し指)はNO。どっちを選ぶ?」など、選択しやすくする工夫で切り替えてもらうなどの対応をしていました。親子のコミュニケーションでも、パニックになりづらい声かけを意識していました。受験が近づいてきて…親もピリピリ。とうとう父親がしびれを切らして…!Upload By スガカズ年末年始で本番が近づいてきたある日の休日、いつもの様に長男は外出して3~4時間勉強、私はその支援をする予定でした。パパと残りのきょうだいは、家で留守番です。ところが本人は弟と遊ぶことに集中して、なかなか次の行動に移れませんでした。この時期は夫婦の間で緊張した空気が流れていました。パパがいよいよしびれをきらして、いつもより強く叱りました。Upload By スガカズ長男は勉強しないつもりではなく、目の前の「遊びたい」欲求と戦っていましたが、強く叱られたことでパニックまではいかないものの、落ち込み…「何のために勉強しているのかわからなくなってきた」「頑張っても怒られるくらいなら、受験するなんて決めなきゃ良かった」と言い泣いてしまいました。そんな長男に旦那は、「自分のことしか見えていない。受験勉強のために家族も頑張っているのに、自分だけが頑張っていると思っている。」と、ひと言。Upload By スガカズしばらくしてパパが長男に怒った理由を説明しました。わが家のパパは、普段しゃべる方ではないのですが、その分気まぐれで発言を変えたりしません。「やる」と決めたことは「やる」性格です。そのため、長男が「受験をやめる」と言えば、「じゃあやめよう。」と、さっと幕をひくことに抵抗がないのです。(私は今までの長男の努力など考えると、とてもじゃないですが同じ様な決断はできません)そんなパパの警告の意味を長男は理解したのと、「約束を守ることで得られること」を振り返ったようでした。その後はさっと切り替えることができました。母親として少しかわいそうな気もしますが、この先の中学校生活を考えると、敢えて障害物を与えることも大事なのだと理解しました。親子喧嘩は増えたけれど、キラキラ言葉も忘れないように…Upload By スガカズ長男は、中学受験勉強をきっかけに、家での遊びと勉強の切り替えが上手くいかず、大なり小なり叱られる回数は増えました。受験で親も焦り、叱りがちになってしまいます。でも、次の行動に移った時や、注意散漫になっている時、リラックスしている時など、私はなるべくキラキラ言葉を忘れないようにしようと心がけました。受験勉強でいろんな経験ができたので、子どももずいぶん成長した様に思います。もちろん親としては志望校に受かってほしいのはやまやまなのですが、8ヶ月間を通して「できない自分」を責める機会がグンと減り、もし受験した私立中学校に入れなかったとしても、公立中学校でやっていけそうだと感じるほど、自信がついていると感じました。さて、いよいよ試験本番の話にうつります。これまで第一希望と第二希望の学校のために勉強に取り組んできた長男でしたが、1月に本人がある決断をして、状況が変わってしまいました。次回、詳しくお話したいと思います。
2020年06月18日私は道内に住んでおり、小学4年生と中学1年生の息子たちがいます。新型コロナウイルスの影響で、長男の卒業式・入学式に親が出席できないのはとても残念でしたが、長引く休校措置で息子たちに及ぶ影響が増えてきているように思えてしかたありませんでした。ステイホームにより、私の子どもたちが苦しんでいたことをお話ししていきたいと思います。 休校はうれしい半面、家庭学習に苦しむ…新型コロナウイルスの影響により、道内では2月末から休校になりました。新学期に入り学校に行けたのは1週間程度です。5月末まで休校が延びて「やった~!」 となる息子たちでしたが、教育委員会や学校からの家庭学習の課題に苦しむように。 学校で推奨している学習時間は授業時間通りで、取り組みシートも用意されてはいるものの、息子たちは課題の多さにやる気を出せず、頑張っても1日1時間半しか机に向かうことができないでいました。 〇〇しなさいと叱られることが増える学習課題が進まないことに私は不安になり、授業時間通りに学習できるよう、私が先生となって時間配分を決め、課題に取り組むように頑張ろうと息子たちに提案。しかし、休憩時間後からまた学習するという切り替えができなく、私は「勉強しなさい!」 と叱ってしまうことが増え、余計に息子たちのやる気をなくす結果に……。 学習だけでなく、運動も課題です。家ではしない運動をいきなりおこなうということが、息子たちの場合は継続することができず、私はまた叱ってしまう……という状況でした。 息子たちの学校担任による訪問や電話連絡休校が5月末まで延びることになり、健康状態・家庭学習の進み具合などの調査のため、息子たちの担任から電話や訪問があると連絡がありました。そして私は、担任の先生に息子たちが課題に取り組むには限界があることをお話しさせてもらいました。 それぞれの担任の先生と私と息子たちが直接話せたことで、「無理のないペースで進んでも大丈夫」と言って頂き、親子ともに安心できたように思います。 新型コロナウイルスによる学校の休校で、本来学校でおこなう授業を家庭で同じようにおこなうことが私の息子たちには難しかったようですが、息子たちなりに頑張って毎日取り組みました。「学習するよ」と声をかけないと始められませんでしたが、1日1時間半は頑張れていたので、この調子で学校再開後も継続できたらと思います。 著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用してライター活動をしてます。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルをメインに活動してます。
2020年06月17日編集部:学研キッズネット編集部学校での授業も徐々に再開しつつあり、新しい生活様式の中での学習を考えていく必要があります。特に、臨時休校期間により遅れた学習進度を取り戻すためには、自宅学習を効果的にしていくことが大切です。そこで、ポスト・イットブランドではポスト・イット製品の無償配布と家庭環境をうまく活かした学習環境作りをサポートする「ふせん勉強法」の公開を実施します。自宅学習にご活用ください!ポスト・イット製品を無償配布実施自宅学習の支援に、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンとスリーエム ジャパン株式会社のポスト・イットブランドが手を取り、ふせんを使った勉強で楽しく自宅学習に取り組んでほしいという思いでポスト・イット製品を1000名の方にお届けいたします。ポスト・イット 強粘着ふせん ノート応募期間:2020年5月29日(金)~2020年6月30日(火)▼詳しい応募方法は、下記URLからなお、当該期間中は株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから出版されている清水先生の書籍『東大式ふせん勉強法』の内容の一部を下記URLにて無料公開しております。そちらも合わせて是非ご覧ください。URL:清水章弘先生が教える、自宅だからこそ出来るふせん勉強法最近自宅にいる時間が長くなっているお子さんが多いと思います。それにともない、勉強もお家ですることが多くなりました。でも、一番難しいのがモチベーションの維持。家だと勉強が単調になりがちで、長続きさせるのが難しいものです。そんな時におすすめなのが、ふせん。ただの文房具と思うなかれ。さまざまな使い方があるのです。例えば、暗記をゲーム形式にできたり、作文が書けるようになったり。楽しいだけでなく、成績アップにつながります。僕も子どもの頃から、ふせんを使って勉強をしていました。ぜひ、みなさんにも同じ体験をしてもらい、楽しく効果的に勉強してほしいと願います。勉強って本当は楽しい!・ゲーム感覚で高速記憶が出来る!「暗記ドア」机に向かわなくても自然とおぼえる習慣が身につきます。どうしても覚えられない問題は声に出しながらやると、さらに効率がアップします。1.おぼえたい内容を問題にする。2.家のドアに貼る。3.こたえるまでドアを開けられない。・お家で英語を楽しく学べる!「おうち英語図鑑」家の中にある色々なものに英語の名前を書いたふせんを貼り付ければ、家の中が英語図鑑に早変わり!身近なものから英語をおぼえることで、英語に親しむ習慣が生まれてきます。剥がしておいて、もとの場所に貼って戻すタイムを競うのも面白いです。友だちや家族と競って楽しみながら学習をしてみてください。・他にも色々、ふせん勉強法!ケアレスミスをなくす勉強法 ミスらんノート教科書や参考書の内容が理解できる勉強法 書き込み読書メモ200字まとめ作文が書けるようになる勉強法 記述分解▼詳しい勉強方法は『ポスト・イット製品でまなびに+プラス』でご紹介■清水章弘先生プロフィール教育アドバイザー 清水 章弘(しみず あきひろ)東京大学教育学部を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京と京都で「勉強のやり方」を教える塾プラスティーを運営。テレビ番組で「赤門の神」と呼ばれ出演実績も多数。著書「東大式ふせん勉強法」など多数。<製品に関するお客様お問い合わせ先>スリーエム ジャパン株式会社 文具・オフィス事業部TEL:0120-510-333(受付時間 平日 9:00~17:00)企業サイト:【3Mについて】3M(本社:米国ミネソタ州)は、Science(サイエンス)を活かし毎日の暮らしをより豊かにすることを目指しています。売上高は321億ドルで、9万6,000人の社員が世界中のお客様の課題解決にむけて、創造的なソリューションを提供しています。3Mジャパングループについては企業サイトをご覧ください。※3M、Post-it、ポスト・イットは、3M社の商標です。企業サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月29日参加者満足度4.5(5段階評価)!オンライン勉強会についてご紹介発達ナビPLUSでは、オンライン勉強会個別ケース相談特別支援教材子育てヒント動画という4つのサービスをご提供しています。今回はその中でも、オンライン勉強会をクローズアップしてご紹介します。発達ナビPLUSでは、毎週、発達の専門家によるオンライン勉強会を開催しています。5月には合計9回の勉強会を開催。約500名のPLUS会員のうち、5月の勉強会にはのべ425名から参加申込をいただいている人気のサービスです。Upload By 発達ナビ編集部5月の勉強会は次のようなテーマで行いました。・心理の専門家によるサポートブック勉強会<未就学版>・心理の専門家によるサポートブック勉強会<学齢期版>・OTによる学習支援と体づくりの関係・OTによる運動・身辺自立 着替え編・STによるコミュニケーションの土台作り:未就学を中心に・STによる発語・コミュニケーション相談:小学校高学年編サポートブックなど新学期に必要となるツールについてや、ニーズの高いテーマで開催しています。オンライン勉強会は、お住まいの地域にかかわらず、またお子さまの預け先なども不要で気軽に参加できる勉強会です。リアルタイムでお子さまの発達支援に取り組む専門家の講義を聴講でき、チャットで質問も可能、ニーズの高いテーマということもあり、勉強会にご参加いただいたPLUS会員の皆さまの満足度は平均4.5(5段階評価)と好評価をいただいています。新学期、先生や支援者との連携に必要な「サポートブック」のポイントや書き方は?オンライン勉強会ルポUpload By 発達ナビ編集部今回は、サポートブックの勉強会の様子をピックアップしてお伝えします。今年度は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり、新学期の開始が遅れましたが、ようやくスタートを切れるようになってきたのではないかと思います。新学期が始まり先生方も落ち着いたところで連携したいのが、サポートブックです。サポートブックは進学進級などお子さまのライフステージが変わる際に、関わり方等知っておいて欲しい情報を学校の先生や支援者と共有するためのツール。発達ナビPLUSでは未就学版と学齢期版の2種類のサポートブックのフォーマットを会員さま向けにご提供。勉強会では、書き方のコツから連携方法までをご紹介しました。未就学版の勉強会では・小学校入学時、どのような内容を記載しておくと連携しやすいのか・詳しく書きすぎても読んでもらえない?ちょうどいい分量が知りたい・障害についての補足資料は必要か学齢期版では・サポートブックを渡しても活用してもらえない場合はどうアプローチしたらいいか・先生にうまく受け入れてもらう渡し方が知りたい・サポートブックの見直しのタイミングは?・保護者自身支援の仕方がわかっていないのでサポートブックにも依頼したいことが書けなくて困っていると言った悩みが、事前にたくさん寄せられました。Upload By 発達ナビ編集部登壇した菅佐原洋先生は、事前に寄せられた質問を講義の中でも織り込みながら話を進めます。「サポートブックは詳しく書いていい。必要なところを先生や支援者の方でじっくり読んでくれる」「サポートブックを渡して後はお願い、というのではなく、サポートブックをみながら面談をして、どのような支援ができるのかをお互いに相談をすることが大切」「就学前や前年度に一旦面談をしても、担任の先生は前年度末まで決まっていないことがほとんど。新学期が始まって1か月程度たったくらいの時期に面談をできるといいですね」といった、具体的なアドバイスも。また、お願いしたい事を10個も20個も書いてしまうと対応が難しかったりもします。スキルチェックシートを使いながら、その中でも「家ではできていて、学校など集団の中でもあと一歩でできそうなこと」など、あともう少しで家庭以外でもうまくいきそうなことを中心に、3つ程度を重点的に支援してほしいと依頼するのが連携もしやすく、お子さまにとっても無理なくがんばれるでしょう、というお話もありました。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部6月以降もさまざまな勉強会がラインナップUpload By 発達ナビ編集部6月以降も、心理の専門家やOT,STによる勉強会を予定しています。7月以降はレギュラー講師による講演に加え、ゲスト講師もお呼びし、行政書士による親なきあとのお金や制度についてや、特別支援教育の専門家による学校や家庭での子どもの学びの支え方や合理的配慮についてなど、さまざまな講演も予定しています。また、6月以降、リアルタイムでご参加が難しい会員さま向けにオンライン勉強会のアーカイブ動画も掲載していきます。家事の合間に、通勤途中に、昼休みに…ご都合のいいときに知りたいことを学ぶことができます。発達ナビPLUSにはその他のコンテンツも!発達ナビPLUSでは、・オンライン勉強会・メールでの個別ケース相談・特別支援教材・子育てヒント動画など、勉強会以外のコンテンツもご用意しています。
2020年05月29日休校が続き、子どもの勉強のことで不安になったり、逆に楽観的になってみたり…毎日(気持ちが)忙しいです。1年生の1学期は、息子が次々と新しいことを覚えてくることに、ただただ感動していていました。勉強については、ほぼほぼ学校におまかせ(なんだかんだ楽しく通えていれば万々歳というスタンス)だったあの頃が、今となっては懐かしい…。今も試行錯誤の真っ最中ですが、息子の休校中の家庭学習についてちょっとだけご紹介しようと思います。ちまみに息子の通う小学校から指示された課題(プリント)は、以下の内容に溶け込んでいます。■兄妹一緒にワークやプリント■「学び」は生活や遊びのなかにも…息子、現在小学2年生。娘、年中。時間割などは作っていません。息子とタイミングや気分を相談しながらとはいえ、どうしてもやる気が出ない日、途中でどうしても飽きちゃう日はあります。そんな日は、「5」のお散歩や読み聞かせのみです。大丈夫…きっと、何かしら吸収しているはず! と思っています。学年、家庭環境、地域などなどでさまざまな違いがあり、苦労や不安もいろいろかと思いますが、私は、将来子どもたちがこの時期を思い返したとき、大切な思い出になっていれば…と願いながら、とりあえず過ごしています。
2020年05月26日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■勉強を本気で頑張れないやつがスポーツを頑張れるわけがない「小学生のころに"スポーツマンのこころ"に出会っていたら、もっと自分を磨けたのに」"スポーツマンのこころ"の講義を聞いて、そう後悔する学生は少なくありません。今回は学生たちの生の声を紹介します。岐阜県内にある私が勤務する大学では、本格的なオンライン授業が始まっています。運動部活に取り組む学生が7割近くを占めているスポーツ経営学科の必修科目であるスポーツ原論という授業で、入学直後の1年生に「スポーツマンのこころ」を伝えています。オンライン授業は初めての経験ですが、こうやって画面越しでも内容はかなりしっかりと伝わるのだと実感しました。例えば、スポーツは本質本質的には遊びの一種であり「非日常」の時空間で行われるゲームであること、学生にとっての「日常」であるをおろそかにしてしまうと非日常のスポーツでの成長が鈍ること、自分を大切にするということは、大切であるからこそ自分を磨くということ、そしてその"自分を磨く"は自己決定することによってより意味が出てくること、などを理解してもらいます。「文武不岐」の話もします。この連載でもお話ししましたが、文武不岐とは学問とスポーツは別物ではなく、学問を極め何が正しいかを知ることは、スポーツで厳しい練習を積むなかで人間性を向上させることにも通じる。その逆も然りであるという意味です。つまり、学問とスポーツと不離一体になっているわけです。「文武両道」という言葉のほうが一般的に知られていますが、単に両立すること者に価値があると論じるだけでなく、相乗効果をもたらす関係なだと話しました。私は「勉強を本気で頑張れないやつがスポーツを頑張れるわけがないということなんだよね。だからいますべきことがわかるよね」と呼びかけました。新型コロナウイルスの渦中で、このようにして「スポーツマンのこころ」を学んだ学生たちは、心が穏やかにもなるようです。「なんでサッカーできないんだよ!」という葛藤からは少なくとも脱出できているようです。なぜそう思うのかというと、学生たちが授業後に書いたレポートにそういったことを感じさせることが書かれているからです。<一部抜粋>★日常の中で目標を持ってやり抜くことは口で言うのは簡単だけれど、正直難しいと思う。だからこそ、部活動などの非日常で達成感を得る感覚を身につけた後に、日常にも繋げられたら日常も非日常も有意義な時間になると思いました。★私の県ではベスト8にはほぼ進学校が入ってました。勉強が頑張れるからスポーツも頑張れていたんだと思いました。★「文武不岐」は、学校の勉強を頑張ることで競技を強くするという意味をもち、非日常よりも日常のほうが大切であることも意味に含まれていると思いました。★文武不岐を実行するのは今からでも間に合うと思ったので今日からすぐに実行しようと思います。それと同時にスポーツ以外の事で自分が本当に好きなことについて考えてみます。こういう考えに大学一年生のうちに出会えてよかった。「1年生のうちに出会えてよかった」と書かれていますが、「この考え方に小学生のうちに出会っていたら、もっと自分を磨けたのに」と悔しがる学生も多いです。以下のように、授業を受けて、小・中・高校時代を振り返る学生たちです。★今の日本は、スポーツの中で人間性を磨いても、日常につなぐ力がなく、スポーツと日常は全くの別ものだと感じている子は少なくありません。そして、本当にスポーツを楽しんでいる子も少ない気がします。★中学生くらいの頃は、クラブ活動の時だけちゃんとして、学校にいる時(授業)は寝ていたり、クラブの時とそれ以外を分けて考えていました。★野球から目上の人への態度や人間性を学んだりはしてきたが、それを日常に取り入れることができていないと思います。★これまでは、野球という「非日常」の活動のために「日常」を頑張るといった思考だった。そのような心構えでは、非日常がなくなったときに、日常が空っぽになってしまうと思う。日常を頑張ることで、他の強みを手にすることが必要だ。★体を動かすことは楽しい。厳しい練習をやり切った時の爽快感も知っている。練習を重ねて、できなかったことができるようになったときの喜びも何度か味わっている。だから、それを学生の本分である勉強に同じことを当てはめれば良かったのだ。繰り返し練習する。スポーツでは当たり前にやっていたことを、勉強に当てはめて繰り返し数学の問題を解いたり、漢字練習をしていれば、もう少し賢くなっていたかもしれない。これらを書いてくれた学生たちは、野球やサッカーなどさまざまな競技をしていますし、強化指定クラブに所属する学生も5割を超します。少年時代から競技スポーツに取り組んできたであろう彼女・彼らは「スポーツが、実は自身の成長に完全にはつながっていなかった」という気づきを得ています。■学生たちも気づいている。「少年スポーツの指導スタイルやマインドを変えなくてはいけない」私はこれまで十数年にわたって、入学したばかりの1年生に「スポーツの正しい理解」と「スポーツマンのこころ」を授業で伝えてきましたが、その相互コミュニケーションを続けてくる中で、学生たちから同様のリアクションを常に聴き続けてきました。が、部活動や育成の現場で「人間性を高めるためにスポーツをするんだ」などと教えている方たちはこういった声の存在に驚くのではないでしょうか。そして、学生たちは少年スポーツの指導スタイルやマインドを変えなくてはいけないとも書いています。<一部抜粋>★指導者が選手のちょっとしたミスに暴力を振るったり、人前で怒鳴り散らかしたりするのは、「試合に勝ちたい、そのために厳しく指導しなきゃいけない」ということで、頭がいっぱいになり、楽しむという感情が薄れてしまっていることが原因だと思います★「勝ちにこだわる」と「楽しさにこだわる」を両立させたらチームとしても個人としても大きく成長出来ると思います。★日常よりも、非日常の遊びであるスポーツの方を大事にする子どもの考えは、周りの大人の考え方、教育の問題です。★日本のスポーツ界の発展につながるには、スポーツの現場にいる指導者が従来の選手が楽しむことができない育成方法を改めることで、補欠文化がなくなり、欧州のように選手全員が平等になり、スポーツの位置づけが日常の中の非日常になると思いました。いかがでしょうか。■勝ち負けより記憶に大きく残るもの(写真は少年サッカーのイメージです)スポーツの存在意義、人間らしく生きるためにスポーツは大切なものだと、学生たちは気づき始めています。勝ち負けではなく、記憶の中にあるのは、大会までのプロセスです。夢中になれた記憶のほうがはるかに大きいのです。"私たちがこれからスポーツの本当の価値を伝えていきます"と宣言してくれる学生も毎年多数います。成人してしまうと、スポーツが人生の何に役に立ったのかはあくまでも個人の感覚。科学的に証明できません。ただ、その日々が豊かで幸せな時間だったことは間違いないのです。<お知らせ>高橋正紀教授監修の「楽しまなければ勝てない~世界と闘う"こころ"のつくりかた」は、今回でいったん終了します。またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。ご愛読ありがとうございました。(スポーツマンのこころ推進委員会)<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年05月22日徐々に休校解除になった地域も増えてきましたが、私が住む地域は、5月31日までの休校が決定しています。学校が再開したとしても元通りに通えるようになるにはまだ時間がかかるのかな…と思います。元小学校教諭の経験をもとに、自宅でできることをと新1年生の娘といろいろと取り組んできましたが、お友達と一緒に学ぶ機会も作ってあげたいと思い立ち、先日、オンラインで勉強会を3日間行ってみました。これがとてもよかったので紹介します。オンライン授業、いろいろ増えてきたけれど…学習塾や通信教育会社、芸能人やスポーツ選手、いろいろなところでいろいろな人が休校対策の動画を盛んに発信していますね。利用されている方も多いのではないでしょうか。しかし、テレビアニメなら何時間でも集中して見ていられるのに、学習動画はなかなか見てくれない…。見てはいるけれど、内容が頭に入っているか心配…なんて声も。大人でも動画を見ながら、自分で勉強を進めていくのはなかなか大変。それを、まだ学校へ何日も通っていない新1年生が一方的に説明される動画を見て、自分のこととして捉え、自分で勉強を進めていくのはかなりハードルが高いなと感じています。自分が発信したことになにか反応が返ってくる、身近なお友達の発言について自分なりに考える、そんな経験ができたら学習にも興味が出るかなと思いました。ママ同士で相談!オンライン勉強会をやってみた家庭学習ではできなくて、学校ならできることといえば、やはりお友達と一緒に勉強することです。自分の考えと違う考えを聞く、お友達の前で自分の意見を発表する、お友達と力を合わせて物事をやり遂げる…。そんな経験を少しでも家庭でできないかなと考え、仲良しのママ友グループにオンライン勉強会を提案しました。「一緒にやってもいいよ」という人が何人か集まったので日時を調整、私から内容を提案し、準備するものを伝えました。先にある程度やる内容をママたちに伝えてあったので、オンライン勉強会中に、私の説明では理解しにくそうだった子ども達も、それぞれのママたちがサポートしてくれていました。進めやすいオンライン勉強会のポイントはオンライン勉強会は、LINEのビデオ通話機能やzoomなどのアプリを使用して行いました。■メンバー幼稚園・保育園のころのお友達や近所の公園での遊び仲間で、連絡先を交換している人がいれば声を掛け合ってすぐにできます。私は子育てサークルのOBメンバーと一緒に取り組みました。■参加人数人数はあまり多すぎると収拾がつかなくなりますし、子ども達は自分のことを見てほしいと思うもの。目が行き届く3~8名程度がよいと思います。■勉強会の内容勉強会といっても、黙々とワークやドリルに取り組んだり、話し合いをしたり、といったことは低学年には難しいので、内容はゲームや工作にしました。■開催時間低学年は、長い時間集中するのは厳しいので、少し物足りないと感じるくらい(20~30分程度)で終わらせるようにしました。子どもたちがイキイキ!関わり合う大切さを実感今回取り組んだ内容を詳しく紹介します。■工作食品トレー、厚紙とストローなどを使って登り人形を作りました。ヒモを引っ張ると人形がぐんぐん登っていくおもちゃです。作り方を説明した後、仕掛け部分を一緒に作り、その後は自由にお絵描きタイム。みんなでできあがった作品を見せ合ったり、遊んでいるところを映したり。娘はお友達の作品を見て、次はあれを作ってみたい!と次々に作っていました。ひとりで作っていたら、ここまで発想は広がらなかったかもしれないなと思いました。次はアルミホイルと紙コップなどを使ってけん玉づくりをしようかなと考えています。■ビンゴゲーム3×3や5×5のマスに数字を書いて、ビンゴゲームをしました。最初は数字のカードを使って同じ数字に丸をつけるだけでしたが、慣れてきたあとは計算カードを使って、計算の答えの数字に丸をつける方法もやってみました。年中のお友達も参加してくれましたが、お母さんにサポートしてもらいながら一緒にできました。数字だけでなく、ひらがなやアルファベット、色などを入れてやってもいいかなと思います。■言葉集め「あ」のつく言葉を探してみよう!などとお題を出し、みんなで順番に言っていきます。最初に少し、個人で考える時間をとってからみんなの前で発表していきます。個人対抗も良いですが、2チーム・3チームに分けてチーム戦にしても盛り上がります。それぞれの活動がちょうど30分程度でした。1日に1回、1つのテーマで行いました。子どもからもママからも「またやりたい」の声今回のオンライン勉強会は元小学校教諭という経験があるため、私が進行役を務めましたが、特にそんな経験がなくても大丈夫です。家に遊びに来たお友達と一緒にゲームや工作をする感覚で進められます。ママ達も画面の向こうでサポートしてくれました。子ども達は久しぶりにお友達と顔を合わせることもでき、みんな楽しそうに活動していました。「またやってね!」の声が子ども達からもママ達からもたくさん寄せられ、わが子も活動に大満足。やってよかったなと思いました。元気いっぱいに学校に通える日が早くくることを願いつつ、今後もいろいろ工夫しながらサポートしていきたいと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年05月22日編集部:学研キッズネット編集部オンライン家庭教師の提供をするO-jukuは、世界中の論文を調査して導き出した科学で証明された勉強法(暗記力・集中力・数学力・ノート術など)と習慣法を毎週提供します。教師は全員受験のプロである京大生がスケジュール管理(課題調整)を行うため、親御さんも安心して子どもを預けることが出来ます。また、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、全教科の動画授業見放題を初月無料で提供しています。オンライン家庭教師O-jukuはじめまして、京都大学建築学科3年生の木谷です。京都大学には家で一人で勉強し、独学で合格しました。私達O-jukuは本当に子どもの学習に必要なものは何か?の解を導き出しました。従来の家庭教師のように単に勉強を教えるだけでは成績UPには限界があったのです。そこで、「生徒が自分で勉強する時間」ここに私達はフォーカスしました。生徒自身で自立して勉強できるようになることこそが一番の成績UPの近道だったのです。そこで、O-jukuは勉強の本質だけをぎゅっと詰めて、最短ルートで合格を目指します。【O-jukuポイント】・京大生によるスケジュール管理・科学的勉強法・習慣法の提供【お客様の声】〜高校2年生の息子さんを持つお父様〜「普段だと休み期間に入った途端基本ゲームやテレビばかりを見ているのですが、O-jukuに入ってから計画建てて勉強をするようになりました。これには本当に驚きました。」〜中学2年生のSさん〜「勉強机に向かうのが苦でなくなりました! いままでの中で一番勉強できています。こんな勉強できるようになったのははじめてです!」などなど、驚きの声を頂いております。→無料体験授業はこちら()授業の流れ1.1週間分のスケジュールチェック生徒様のモチベーションを大切にしており、ちょっとした変化に対応できるよう前週の分の課題を一つ一つチェックします。生徒様にとって最適な勉強計画となるような前準備です。2.一週間分のスケジュール作成LINEカレンダーを用いてスケジュール管理をします。ワシントン大学の研究によると、習慣をしたいなら最初に取り入れるべきは「今日何をすべきかをチェックする習慣」なのです。(これを、コミットメント想起といいます)そのため、一番通知が目に止まりやすく、気軽にチェックもできるためLINEカレンダーを導入しています。毎日のはじめに、今日の課題の通知が生徒様に届くようになっています。このように、O-jukuのノウハウにある「習慣付けの方法」をフル活用します。さらに受験のプロである京大生の体験をベースにスケジュールを組み立てるため、鬼に金棒と言えるでしょう。3.科学的勉強法の提供O-jukuが世界中の論文から調べあげた科学的に証明された勉強法・習慣法・集中法・暗記法などを惜しみなく提供します。成績が伸び悩む一番の原因は「勉強法が間違っているから」とも言われています。実際に学校で昔から教えている勉強法は間違ったものも多く、一般的に正しいと思われていることが逆効果で、むしろ成績ダウンに繋がることもあるのです。O-jukuでは、その科学で証明されている勉強法を毎週提供する上、京大生の体験をプラスするのでより実践的な濃い授業をし、成績UPへの最短ルートに導きます。【オプション】勉強見守りサービス:習慣付けがなかなか難しい生徒様でも、先生がLINEで勉強を毎日チェックする「勉強見守りサービス」を導入することで自然と学習をすることができます。誰かにチェックされる感覚は習慣付けにとても有効です。課題の達成度が5割以下のお子様におすすめです。十分課題が達成できるようになったらこのオプションを取り外すのが良いでしょう。授業見放題:教育課程をしっかり進めたい方は授業見放題を付けることも可能です。課題の中に予習を盛り込むことで、周りとしっかり差を付けることができます。(初月無料キャンペーン中)→無料体験授業はこちら()カリキュラム■1年間の例(生徒様に応じて対応しています)1〜3ヶ月目:習慣化(感情予測・パブリックコミットメント・ポジティブキュー・if-thenプランニングなど約30の習慣法を提供)4〜7ヶ月目:集中力(脳内コントラスト・内発的モチベーション・セルフコントラクトなど約40の集中法を提供)8月:記憶力(英語単語の暗記などに使えるメソッドを提供)9月:ノート(学校でのノートの取り方を徹底解説)10月:勉強法(チャンク化・間隔練習・複数のメソッドなど10以上の勉強法を提供)2ヶ月分:テスト対策用(学校や模試に特化したテスト直前の集中特訓)※1コマ50分【料金】ベーシック:授業の料金は1コマ(戦略授業25分+スケジュール作成・管理25分):1980円/50分(基本は週に1回です)勉強法・習慣法提供料:1万円/月【オプション】授業見放題:1980円/月(新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、初月無料)勉強見守りサービス:1万円/月授業の延長料金:396円/10分お支払方法:クレジットカード・デビットカード・銀行振込→無料体験授業はこちら()いまは金銭的に厳しいという方も、O-jukuブログにて勉強法を無料で公開していますのでぜひご活用下さい。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月21日早割キャンペーンは5月15日まで!申し込むなら今発達が気になる子育てで生まれる疑問や不安を解消し、家庭学習で使えるさまざまな教材やプログラムをご提供する新しいサービス「発達ナビPLUS」。2020年5月15日までにご登録いただいた方には特別に、初期コンテンツ利用料(29,800円)が90パーセントオフのキャンペーンを実施中。月々2,980円でご利用できるチャンスです!5月15日までの期間限定特典もご用意しています。5月15日までにご登録いただいた方は特別に、初期コンテンツ利用料(29,800円)が90パーセントオフ!月々2,980円でご利用できます!「1年プラン」は初期コンテンツ利用料29,800円+月額利用料2,980円×11カ月(月額利用料は初月無料)のプランですが、発達ナビPLUSプレリリース時点でお申し込みをいただいた方には特別割引が適用され、初期コンテンツ利用料が2,980円となります。つまり初年度は通常62,580円のご利用料金が、35,760円でご利用いただけます。月々2,980円(税抜)で、特別支援教材はもちろん、専門家によるオンライン勉強会への参加や、個別ケース相談、動画視聴などがご利用いただけます。※5月15日のサイトオープンまでの期間は、プレリリース版として、オンライン勉強会の申し込み及び受講、メールで個別ケース相談、デモ版特別支援教材が利用できます。オンライン教材から発達年齢別に複数種類ピックアップし印刷したセットをご用意。4種類の中からご希望いただいた1セットをご自宅までお送りします。発達ナビPLUSでできることって?Upload By 発達ナビ編集部毎週オンラインで開催する勉強会では、臨床心理の専門家や作業療法士、言語聴覚士など、発達が気になる子どもの支援を行う専門家による講義を視聴できます。心理士による「子育て相談」、作業療法士による「学習支援と体づくりの関係について」、言語聴覚士による「コミュニケーションの土台づくり」など、気になる行動の背景にある理由をみつけ、どう支援するのかについて学ぶことができます。詳しくは次のコラムでご紹介しています。「発達ナビPLUS」の個別ケース相談は、お子さま・保護者さまが抱える個別の困りごとに寄り添って、発達の専門家監修のもと回答。さまざまな困りごとの種類に応じて、専用の相談フォームから相談できます。詳しくは次のコラムでご紹介しています。ペアレントトレーニングの考え方をベースに、子育てのナゼナニ?のヒントがみつかる動画を視聴できます。ポジティブな関わりとは?環境を整えよう使え方を変えようといったテーマのもと、さまざまな子育てのヒントをお伝えします。※子育てヒント動画は2020年6月リリース予定です約7000点の特別支援教材はすべて専門家が監修。学習プリント、工作プリントなどから、遊びながら体づくりをするプログラムやソーシャルスキルトレーニングのプログラム、お金や時計の理解を進める教材など幅広いラインナップでご用意しています。プリント類はご家庭でダウンロードし放題、使い放題なので、家庭学習に役立ちます。発達ナビPLUSのサービスに寄せられた声特別支援教材をご利用いただいた方から寄せられた声をご紹介します。未就学のお子さまから学齢期のお子さままで、お子さまの発達に合った教材を選んでご利用いただいています。未就学向けの教材の中には、工作や運筆のプリントなどのご用意もあります。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部時計の読み方を練習中のお子さまの保護者さまからは、時計の学習のプリントをご活用いただいたという声を寄せていただきました。Upload By 発達ナビ編集部学齢期のお子さまは学習プリントを活用。活用方法などもご紹介しています。Upload By 発達ナビ編集部また、オンライン勉強会にご参加いただいた方からは「資料を見ながらお話を聞けたので、分かりやすく有意義な時間でした」といった声を頂いています。発達ナビPLUSで紹介しているプログラムは、楽しみながらお子さまの力を育めるようつくられています。ぜひご家庭で取り入れてみていただきたいと考えています。
2020年05月13日編集部:学研キッズネット編集部小中高校生向けオンライン家庭教師「まなぶてらす」は、新型コロナウイルスによる小中学校、高校の休校延長を受け、自宅で勉強中の全国の子どもたちの質問にオンラインで答える「質問レッスン」サービスを2020年5月11日(月)から一般公開。利用は無料で、小中高生の勉強の疑問に「まなぶてらす」講師陣(登録数190名)がボランティアで指導を担当します。質問レッスン概要■「質問レッスン」とは?小中学生、高校生が、勉強中にわからない問題に出会ったとき、オンライン上で質問ができる無料の自習支援サービスです。わからない問題をスマホで撮って専用フォームから送信すると、まなぶてらす講師陣による20分間のオンラインミニレッスンが無料ですぐに受けられます。レッスンは休校支援として「まなぶてらす」講師陣がボランティアで行います。質問の受付時間は、月曜から土曜のあさ9時からよる8時まで(日曜休み)です。■「質問レッスン」の利用について利用には「まなぶてらす」の会員登録(無料)が必要です(不特定多数の利用を避けるため)。ミニレッスンはSkypeやZOOMを使い、ビデオ通話にてマンツーマンで行います。質問ができるのは、1回1問です。生徒間で不平等にならないように質問は週にひとり最大5回(5問)までとしています。■なぜ「質問レッスン」サービスを始めたか新型コロナウイルスによる休校措置により、子どもたちの自宅待機状態が続いています。学習塾や家庭教師も休止され、学習面で不安を感じているご家庭が多いと思います。特に受験生のいるご家庭は大変な不安を抱えているはずです。こうした状況の中、子どもたち、そして保護者がいちばん困る問題があります。それが、勉強中わからない問題にぶつかったときです。「質問をしたくても聞ける先生がいない・・・」「教えたくても、うまく教えられない・・・」休校措置、自宅待機中のいま、これは本人にとっても、保護者にとっても、非常に頭の痛い問題です。そこで「まなぶてらす」は急遽、休校中の子どもたちの質問に答える「質問レッスン」サービスをつくりました。わからない問題にぶつかっても、教えてもらえる先生がいれば、子どもたちの手は止まることはありません。たったひとりでも、勉強を前へ前へと進めていくことができます。休校措置がつづくいま、子どもたちの「?」に答えるこんなサービスが社会に求められていると考えました。■ボランティアで教えてくれます「まなぶてらす」ではこのサービスを、民間による休校支援策として「無料」で提供すると決めました。そして始めるなら、できるだけ長くサービスを提供し続けたいと考えています。無料サービスとして素早く立ち上げ、この事業を長く続けていくためには、生徒の質問に対して、先生がボランティアで教える必要があります。そこで「まなぶてらす」講師に新サービスについて協力を呼びかけたところ、約70名の講師が賛同してくれ、ボランティアでの指導をスタートできる体制が整いました。5月7日(木)から会員限定で試験的に質問を受け付けていますが、質問送信からほぼ30分以内にレッスンがスタートし、子どもたちの疑問に答えています。休校中、勉強が思うように進まない、わからない問題で手が止まってしまう、休校中の勉強方法について相談したい、そうしたご家庭の悩みを少しでも緩和できるよう講師一同で休校中のご家庭をサポートしていきたいと思います。「質問レッスン」の利用方法1.まなぶてらすの会員登録本人確認のため、まずは「まなぶてらす」の会員登録をおこないます(会員登録は無料)。会員登録ページ:.「質問レッスン」専用フォームにアクセスする会員登録後、ログインをしてマイページ上部の「質問レッスン」と書かれたバナーをクリックする。3.フォームに必要事項を記入して送信する「質問レッスン」専用フォームに入るので、そこでわからない問題をスマホで撮った画像ファイルをフォームに添付し、必要事項を記入して質問を送信します。4.担当する先生からメッセージが届きミニレッスンスタート質問に不備がなければ、送信から通常30分以内に担当の先生から連絡が届きます。ビデオ通話を開始して、20分のミニレッスンを受講して問題を解消してもらいます。■「質問レッスン」利用者の声試験的に、5月7日から3日間「質問レッスン」を現在の会員限定で実施しました。寄せられた質問は41問、特に小中学生の理数系の質問についての質問が多く寄せられました。ここで、実際に「質問レッスン」を利用した保護者の感想をご紹介します。■大阪府在住中2保護者の声質問サービスを利用させていただきました。休校中、さまざまなオンラインサービスを活用してまいりました。今回提供くださった質問サービスは、本当に子どもが求めていたものです。すぐ回答くださるのも 学びのスピードを維持できるため 本当に有難いです。ボランティアの先生方には感謝しかありません。講師の先生がたの質が素晴らしく高いです。最近は親が教えられることが少なくなってしまい、休校解除 になっても是非サブスクで利用させていただきたいです。感謝をお伝えしたくご連絡失礼いたしました。■今後の予定休校が明けて学校が始まっても「わからない問題をすぐに教えてほしい」というニーズはあると思います。このサービスを継続させることで、たとえ自宅のみの学習であっても教育格差が生まれない環境をつくりたいと考えています。「質問レッスン」を継続し、家で学習する子どもたちの家庭学習ツールとして広く利用してもらえたらと思います。塾や学校に行けなくても、休校になっても、安心して学べる。子どもたちの?に答え、働くお母さん、小さい子を抱えたお母さんにとっても安心便利なサービスを目指していきます。オンライン家庭教師「まなぶてらす」について「まなぶてらす」は、勉強系や習いごと系のレッスンを、オンラインビデオ通話を使い、1対1のマンツーマン形式で教えるサービスです。登録講師数は190名。「まなぶてらす」で学べるのは、小・中・高の勉強と、受験と、子どものリベラルアーツです。勉強系では、補習からテスト対策、受験対策(中学受験から大学受験まで)、検定試験対策を行っています。子どものリベラルアーツでは、そろばん、作文・小論文、英会話、理科実験、将棋、プログラミング、ピアノ・バイオリン・ギター、アートと幅広いレッスンを実施しています。▼まなぶてらす公式サイト【会社概要】株式会社ドリームエデュケーション設立:2007年11月29日代表者:坂本 七郎事業内容:インターネットを使った家庭学習支援サービス所在地:千葉県市川市塩焼2丁目2-69会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月11日宿題をしていてもすぐに気が散って、ほかのことを始めてしまう……そんな子どものことでお困りではありませんか?もしかしたらその原因は、「片付けができていない」ことにあるかもしれません。収納カウンセラーの飯田久恵先生が言うには、勉強への集中力は片付けによって引き出せるのだそうです。さらには、収納次第で子どもの知的興味を誘うこともできるのだとか。そのための具体的な収納テクニックを、飯田先生がStudyHackerこどもまなび☆ラボ読者のためにたくさん教えてくれました。取材・文 /木原昌子(ハイキックス)写真/児玉大輔(インタビューカット)片付けで、子どもが集中できる環境を作りだす子どもに片付けの習慣を身につけさせるために、モノの指定席を決め、欲しいモノがすぐに出せる状態にするのはとても大切です(インタビュー第1回参照)。と同時に、目の前のことに集中するためにも、片付けのテクニックは大いに役立ちます。子どもは気が散りやすいもの。目に入ったものに気を取られると、なかなかひとつのことに集中できません。勉強しなさいと言われても、視界の中に好きなマンガが入ってくれば、どうしても読みたくなって手を伸ばしてしまいます。そこで、おもちゃやゲームやマンガなど、子どもの気を散らすモノの指定席を変えてあげましょう。そうすれば、子どもが目の前の勉強だけに集中できる環境が生まれます。同時に、勉強に必要なモノがすぐ取り出せるような指定席作りをしておけば、時間の無駄なく勉強に取りかかることもできるでしょう。片付けは、子どもの教育にとっても良いのです。「目に見える収納」と「目に見えない収納」を使い分ける子どもたちの集中や興味を上手に引き出してあげるには、目に見える収納、目に見えない収納を使い分けるのもひとつの方法です。かつてカウンセリングをしたおうちでは、キッチンカウンターの下に扉付き収納棚があり、絵本や図鑑がきれいに収納されていました。ですが、本が扉の中にあって普段目に入らないと、その本の存在を忘れてしまうこともあります。そこで、ねじを外して扉を取り払い、棚の中の本が見えるようにしました。すると子どもが棚の前に座って本を見るようになったのです。あえて視界に入るようにしたことで、子どもが本に興味を持つようになったというわけです。また、部屋のレイアウトも、子どもが勉強に集中できるように考えてみましょう。勉強机の横にベッドがありどうしても横になってしまうようであれば、机とベッドの位置を離すなどして配置を変えてみるのもいいかもしれません。子どもに勉強をうながすリビングの作り方子どもが小さいうちは、リビングが生活の中心になるでしょう。リビングで勉強する子も多いはず。子どもがリビングで落ち着いて勉強するためには、やはり気の散るものが目に入らないよう、リビングを片付けておくことが大切です。先ほど述べた「子どもの気を散らすモノの指定席を変える」という方法は、リビングでもぜひ実践してください。大人の中には、家よりもカフェのほうが集中して勉強できる、という人がいますよね。家にいると、自分に関係のある情報が入ってきたり、つい手に取りたくなるモノがいろいろ置いてあったりするので、なかなか勉強に集中できないもの。一方、カフェは静かではないにしても周りの会話は自分と関係がありませんし、余計なモノも置いてありません。だから集中できるのです。気を散らすモノがあるかないかで、勉強への集中力が変わる。これは大人も子どもも同じだというわけです。さらに、勉強道具を入れた子ども専用の棚や入れ物を用意し、それを勉強するテーブルの近くに置くと、リビングにいながらにしていつでも勉強道具をすぐに手にできるようになります。ここでも、棚には扉や引き出しを作らないことがコツ。置いてあるものがいつでも目につく状態になっていることが重要です。勉強道具入れの例学校のプリント置き場を作る子どもが小学生になると、幼稚園・保育園の頃に比べて、学校や塾からの連絡プリントが多くなります。そこで、プリント用紙の置き場所のルールを子どもと一緒に決めてみましょう。A4の紙が入るスタッキングトレーを用意してください。最近では100円ショップでも売られていますね。プリントには子ども向け、親向けのものがあります。親向けのプリントには重要な連絡が書かれていることも多いので、すぐ見ることができるようにダイニングやリビングなどいつもいる場所にトレーを設置し、その中にプリントを入れるようにするのがおすすめです。こうすれば、子どもは持ち帰ったプリントをその場所に置くことが習慣になりますし、プリントが散らかったりなくなったりしなくなるので、親にとっても管理が容易になります。兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの専用トレイを用意するとよいでしょう。モノがあふれたら、子どもに「捨てる」ことを教えるチャンス一度は部屋をきれいにしてモノの指定席を作ったとしても、新しくおもちゃを買ったり、小学生になって教科書や道具が増えたり、ライフイベントを重ねたりすることによって、家の中のモノはどんどん増えていきます。おもちゃなどの持ち物が増えたときには、ぜひ子どもと一緒にモノの取捨選択をしてみてください。「このスペースに置けるぶんしかおもちゃを持てないから、ここに入るだけのものを選びなさい」と子どもに考えさせ、捨てるということを教えてあげるのです。3歳の子どもでも、「これはいる、これはいらない」と意外にもちゃんと考えて仕分けしていくもの。むしろ親御さんのほうが、思い出に引きずられてなかなか捨てられないことが多いようです。その過程で子どもは、「これがなぜ大切なの?」と親が思うようなモノを残すと言ったり、大切にしていたはずのモノを捨てる選択をしたりするかもしれませんが、そこは子ども本人の意思を尊重しつつ、必要に応じてアドバイスをしましょう。子どもは、自分でモノを取捨選択することで持ち物を把握し、自分で管理しているという意識を持つことができるのです。片付けは、子どもの生きる力を伸ばす最後にお伝えしたいのは、「片付けは、自立への道である」ということです。片付けを子どものころに覚えないと、できないまま大人になってしまいます。大人になるとモノの管理だけでなく、時間の管理、お金の管理もしなければなりません。モノの管理ができない人が、時間やお金の管理までできるでしょうか?家も時間もお金もキャパシティが決まっています。その中でどうやりくりするかが生きる知恵であるということは、大人の親御さんであれば十分に実感していることだと思います。片付けの習慣は、そういった管理すべて、つまり「生きる力」につながっているのです。***片付けには、子どもの集中力や知的好奇心を高めるほか、さまざまな教育的効果があります。そうとわかれば、いつまでも家の中を散らかしておくわけにはいきませんね。まずは、モノの指定席を決めるところから。飯田先生のお話をヒントに、ぜひ親子で一緒に片付けの習慣づくりにチャレンジしてみませんか。『頭のよい子が育つ片づけ術』飯田久恵 著/学陽書房(2009)■ 収納カウンセラー・飯田久恵先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもがモノを散らかしてばかりなのは、親が「○○」を決めていないから。第2回:勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!【プロフィール】飯田久恵(いいだ・ひさえ)収納コンサルティング会社(社)日本収納カウンセラー協会(旧社名「ゆとり工房」)主宰。結婚、子育てを経て、システムキッチンや収納家具の設計に従事。そこでの経験をもとに独自の収納の法則を編み出す。新職種「収納カウンセラー」を確立し、家庭の収納相談や、マンション・ハウスメーカーの、収納設計・提案の仕事を行っている。またテレビや雑誌の仕事、執筆、講演、商品開発などにも携わる。片づけやすさを「収納指数」という数値で表すことを2001年に編み出し、その人にとって、無理しなくても片づけられる、シンプルな収納を目指す。著書に『頭のよい子が育つ片づけ術』(学陽書房)、『家庭も仕事もうまくいく 一流の収納術』(ぱる出版)など多数。近著に『服を1着買ったら、2着捨てなさい』(内外出版社)。
2020年05月05日新サービス「発達ナビPLUS」がいよいよスタートUpload By 発達ナビ編集部この春、発達が気になるお子さんの保護者さま向けに新しく開始した「発達ナビPLUS」。「発達ナビPLUS」の会員になると、4つのサービスラインナップすべてにアクセス・参加することができます。✔ 質問もできる!オンライン勉強会(毎週開催)✔ 専門家にメールで個別ケース相談✔ ペアトレの考え方を取り入れた子育てヒント動画✔ 専門家監修!支援のプロも活用する特別支援教材今回は、毎週開催のオンライン勉強会について詳しくご案内します。テーマも充実!毎週開催のオンライン勉強会って?Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSでは、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士など発達の専門家によるオンライン勉強会を毎週開催。オンラインなので、お住まいの地域に関わらずご自宅で視聴ができます!子どもの特性や行動を分かりやすく解説し、子育ての中でうまれる「どうして?」「なぜ?」のお声にお答えします。使い放題の「特別支援の教材」を活用したおうちでの取り組み方もご紹介!さらに、その場で専門家にチャットで質問することもできます。定員は90名、先着順で受付します。テーマや年齢層を参考に、気になる勉強会をチェックしてみてください。Upload By 発達ナビ編集部オンライン勉強会の講師をご紹介現在、決定しているオンライン勉強会の4名の講師をご紹介します。保護者の皆さま向けにコメントをいただきましたので、合わせてご覧ください。Upload By 発達ナビ編集部慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程。博士(心理学)公認心理師/臨床心理士/臨床発達心理士慶應義塾大学先導研究センター、常磐大学助教を経て、現在LITALICOジュニアとLITALICO発達ナビのチーフスーパーバイザーに。発達障害のあるお子さまへの直接支援、幼・小・中学校での特別支援アドバイザー、大学・教育センター・医療機関でのスーパーバイズなど発達臨床歴20年超。Upload By 発達ナビ編集部京都大学医学部保健学科卒業、奈良教育大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)作業療法士奈良県総合リハビリテーションセンターでの支援、白鳳短期大学講師等を経て、現在はNPO法人はびりす 理事、 藍野大学 助教等をつとめる。編著に『子ども理解からはじめる感覚統合遊び』(クリエイツ・かもがわ) 、『 みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』(クリエイツ・かもがわ)他多数。 NHK育児情報番組『まいにちスクスク』の「体の使い方が器用になる遊び」監修。Upload By 発達ナビ編集部大阪外国語大学、神戸総合医療専門学校卒言語聴覚士医療・福祉機関で勤務後、現在フリーランスとして活動。発達に凸凹のあるお子さんやご家族のサポート、支援者の育成、記事執筆・監修等を行う。Upload By 発達ナビ編集部北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻認定作業療法士愛知県三河青い鳥医療療育センター、文京区教育センター、LITALICOジュニアを経て、現在、東京保健医療専門職大学リハビリテーション学部作業療法学科に勤務。入所、通所、外来での発達障害や肢体不自由のあるお子さまへのリハビリテーション(作業療法)を実施。また、保育園・幼稚園・学校への巡回相談も実施。運動や身辺動作の向上に向けたプログラムも開発。日本作業療法士協会学術部委員、雑誌「小児リハビリテーション」編集委員。今後、さらにさまざまな分野の講師に加わっていただく予定です。6月以降もご期待ください。園・学校の先生とのコミュニケーションに大活躍の「サポートブック」Upload By 発達ナビ編集部5月に始まる最初のオンライン勉強会のテーマは「サポートブック」です。サポートブックは、入園や入学、進学などお子さまのライフステージが変わる際に、園や学校の先生などと、お子さまの普段の様子や関わり方、知っておいて欲しい情報を共有するツールです。年度替わりの今、サポートブックを用意したいと思っていても、一人ではどう書いたらいいか悩んでいる保護者さまも多いでしょう。オンライン勉強会では、未就学児向けと学齢期向けに分けて、書くポイントなどを丁寧にご説明します。発達ナビPLUSオリジナルのサポートブックのデータも、発達ナビPLUS会員の皆さま向けにご提供します。見逃せない!2つの早期申し込み特典4月29日(水)からの申し込み開始に伴い、早期にお申込みいただいた皆さまへの特典をご用意しています。Upload By 発達ナビ編集部通常、初期コンテンツ利用料29,800円+月額利用料2,980円×11カ月(月額利用料は初月無料)のところ、5月15日(金)までに申し込みいただいた場合は特別割引が適用され、初期コンテンツ利用料が90%オフの2,980円となります。※6月以降は月額利用料2,980円で利用できます。Upload By 発達ナビ編集部「発達ナビPLUS」会員になるとダウンロードできる特別支援教材の中から、発達年齢別に複数種類ピックアップし印刷したセットをご用意。4種類の中からご希望いただいた1セットをお送りします。「子どもにあった教材選びが難しい」「印刷が手間で、なかなか始められない!」という保護者さまに嬉しい特典となっています。
2020年05月02日発達障害長男の中学受験わが家の発達凸凹の長男は、4月から大学附属の私立中学校に通うことになりました。初めての経験でまさにドタバタな1年間でした。そもそもなぜわが家が長男の私立進学を考えるようになったのか、受験勉強にはどのように取り組んだのかを連載シリーズでご紹介します。今回は第3話です!塾での学習はゆっくり。本人に合ってはいるけど…Upload By スガカズ長男が通っていた個別指導の塾は、週3コマで1コマ(科目)あたり80分。マイペースな長男に合ったペースで学習できましたし、塾の先生方には長男のモチベーションがあがらない時でも根気よく接していただけました。そのお陰で長男は一度も「塾に行きたくない」とは言いませんでした。ただ、本番まで時間が少ないのと、日によって注意散漫だったり時間の概念があまりない長男に対して「出題傾向に合わせた対策」や「苦手に特化した対策」までお願いすることは難しそうでした。模擬試験で判明した長男の「こだわり」Upload By スガカズテストの感覚を肌で感じてもらうために模擬試験は毎月受けていました。結果はビックリするほど下の方。始めたのが遅かったので当たり前のことなのですが、それにしても本来解けるはずの問題の解答欄が真っ白でした。長男は、先頭から順番に解いていくというこだわりがありました。小学校のテストでは気づけなかったこだわりでした。私が「まず、はじめにテストの内容を見て、解けそうな問題から解くといいよ」と説明しても、本人は「それだとスッキリしない」と、納得しませんでした。本人をどうやったら納得させることができるのかと私は悩んでいました。長男はまったく気にしていない様子…。Upload By スガカズそんな中、療育センターで言語の指導を受ける機会をいただけました。これが長男や私にとってありがたい経験になりました。療育センターでの言語の指導Upload By スガカズ11月に療育センターで言語での初めての指導があり、言語聴覚士さんに、こだわりや課題について相談しました。Upload By スガカズ今まで経験のあるWISC-IVではない簡単なチェックをしてくださいました。「ものづくり」が好きだという情報を伝えたからなのかは分かりませんが、一番最初にRey-Osterriethという視覚認知で利用される複雑図形が出ました。この図形は、長男にとって得意な分野で、また、「早く次の問題を終わらせて図形を描きたい」と言わんばかりに、目を輝かせ問題を解き続けました。Upload By スガカズUpload By スガカズUpload By スガカズ「(長男に対して)聞いてもらいたい話の前に注目してもらう」ことや「勉強する内容の順番を考える」、「楽しんで学習してもらう」ことは低学年の頃から意識していたことですが、先が見えづらい初めての経験に、私自身焦る気持ちが先行して、意識することを忘れてしまっていたのでした。子どもが成長しても、「初心忘れるべからず」です。指導のお陰で本人が納得し、テストの点数を伸ばす経験に結びつきました。試験本番まで4回指導していただきましたが、この言語聴覚士さんに会う度に長男はやる気と自信をどんどんつけていきました。また、この療育がきっかけとなり、中学受験の勉強でも、苦手な科目の勉強にも取り組む姿勢が変わっていきました。私自身も振り返る機会をいただけたことで、気持ちに余裕ができました。次回は、家庭での勉強方法や環境の支援をどの様にしていたのかお話をしたいと思います。
2020年04月27日こんなときだからこそ、「学習習慣」を身につけてみませんか?行動科学の石田淳さんが楽しく伝えます。新型コロナウィルス感染拡大防止のための措置で学校の休校が続いています。そこで、ご家庭での学習を少しでもストレスなく、楽しく続けるための参考にしていただければと、全ページ期間限定で無料公開中です。■公開中『勉強が好きじゃないけどどんどんできるようになっちゃう』のご購入はこちらから
2020年04月16日今回の記事は【小学生の勉強問題】!わが家は一足先に自主休校したので、夏休みよりも長い期間学校に行かない日が続いているわけなんですが、そうなってくると考えるのが…【その間の勉強をどうするか】。(いつもの如く、さほど参考にならないと思いますのでゆる~く見ていただけますと幸いです 笑) 学校からいただいたプリントや、長年通っているくも○のプリントを毎日やるようにしています。できるだけ、毎日。ただ、幼い弟達といつも一緒にいるので… 当然こんな不満が出てきます(笑)なのでできるだけ、下の子達も机に向かって鉛筆で線をなぞったり絵本を読んだり、【兄達と同じく机に向かう時間】を持つようにしています。 子ども達もそれぞれ少なからずストレスを感じているでしょうから、無理強いはしませんし、長時間もしません。ただ、いざ学校に安心して通えるようになったとき、【毎日一日中遊ぶことに慣れすぎて、長時間机に向かうことがしんどくなってしまわないように】少ない時間でもいいので、できるだけ毎日時間を決めて机に向かわせるようにしたいます。いわゆる【クセ付け】というか、一日に一回は机に向かうというクセがついてくると、めんどくいと思いつつもちゃんと課題をやってから遊ぶようになってくれます。外出自粛はまだ続きそうですし、子ども達の様子も見つつ、家で出来る事をコツコツやっていきたいと思います。
2020年04月15日わたしたちは、無意識のうちに多くの「思い込み」を抱えて生きています。その思い込みが、子どもが勉強で成果を出すにあたって支障になっていたとしたら?親であれば、子どものためにもそんな思い込みは払拭したいものです。算数に特化した学習塾「RISU」の代表である今木智隆先生が、算数を中心とした勉強に関する思い込みを教えてくれました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)算数が得意な子どもの男女比はほぼ5対5「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」。みなさんのなかにもそう思っている人が多いはずです。でも、これはまさに思い込み。算数が得意な子どもの男女比は、ほぼ5対5という数字があるのです。わたしが収集した10億件ものデータによる結果なので、間違いありません。でも、理系の大学院に進むような人には男性が多いというのは事実です。ただ、これは単純に環境によるものではないでしょうか。わたしも京都大学の大学院に行きましたが、理系の大学院は女性に優しい環境だとはとてもいえないからです。いまなら綺麗になっているところも多いかもしれませんが、伝統的に男社会である理系の大学院の多くは、やはり汚いし臭いし……(苦笑)。研究に追われて泊まり込むというようなことになれば、仮眠室なんてものもありませんから、並べたふたつの椅子のうえに寝るようなこともふつうにある。そんなところを女性が敬遠するのはあたりまえのことでしょう。そういうことの積み重ねが、「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」という思い込みを多くの人に持たせてしまっているのだと思います。また、親によるミスリードも「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」という風潮をつくっている要因のひとつでしょう。父親よりも家庭教育を担うことが多く、得手不得手が遺伝すると思い込んでいるような母親が、子どもの頃に算数が苦手だったというケースがそれにあたります。「わたしは算数が苦手だったから、同性の娘も苦手にちがいない」というわけです。でも、子どもにそう思い込ませることほどもったいないことはありません。もしかしたら、母親には発現していない算数の才能をその子は持っているかもしれないのですからね。子どもは親とはまったくの別人格なのですから、親の体験を子どもに投影しないようにしてほしいものです。テストの85点はいい点?悪い点?また、思い込みという点では、テストの点数の解釈にも注意が必要です。たとえば、子どもが算数のテストで85点を取ってきたとしたら、みなさんはどんな印象を受けるでしょうか?100点ではありませんが、「8割以上はできているし、問題ない」と思う人も多いはずです。ところが、その内容によっては大いに問題であるという場合もあるのです。たとえば、配点はすべて5点の20個の問題のうち、ケアレスミスで計算問題だけを3つ間違ったケースと、3つの文章題すべてを間違ったケースではどうでしょう?前者は、学習内容はきちんと理解できていて、今後はケアレスミスにだけ注意すればいいということ。一方、後者の場合、計算はできても、文章題を解釈して式を立てる能力がまったく足りないということになる。深刻度でいえば、後者は前者の何倍にもなるでしょう。つまり、点数そのものではなく、どういうミスをしたのかというところにきちんと着目し、理解すべき大切な内容が抜け落ちたまま先に進むことがないよう注意する必要があるのです。そうしなければ、算数の場合は、「積み上げ型」という教科の特性があるため、その抜け落ちた内容がネックとなって、のちのちに大きな壁にぶつかることになります(インタビュー第1回参照)。親の謙遜と、子どもへのご褒美の条件に要注意ここからお伝えすることは、算数に限った話ではありません。でも、子どもが勉強でしっかり成果を出していけるようにするため、ぜひみなさんには心にとめておいてほしいことです。ひとつは、親の謙遜に注意してほしいということ。ママ友との会話のなかで、「うちの子なんて、算数が全然駄目で……」なんてことを口にしていませんか?じつに謙虚な日本人らしい言葉です。ただ、謙虚であることがいいというのは、このケースにはあてはまらず、ただの思い込みといえます。もし、その言葉を当の子どものまえでいっていたとしたどうでしょう?子どもは大人ほど言葉の裏にある文脈を読めませんから、字面どおりに親の言葉を受け取ります。子どもは、「僕は駄目な子で、お母さんにも期待されていないんだ……」と思ってしまう。すると、「駄目な子なんだから、できなくていい」という論法が成立し、勉強しない理由を子どもにつくらせることになってしまうのです。子どもの勉強に対するモチベーションを上げるためにも、やはり褒めてあげることを大切にしてください。もうひとつは、ご褒美のあげ方についての注意点です。ご褒美によって子どもの勉強に対するやる気を出させること自体が間違いだというわけではありません。ただ、ご褒美をあげる条件の内容には注意が必要。たとえば、「宿題が終わったらゲームをしていいよ」。この場合、たとえば計算ドリルで全問間違ったとしても、とにかく全問やればいいということになりますから、宿題をする意味がまったくありません。「勉強を1時間したら……」でも同様です。勉強の内容は問いませんから、極端な話、机に向かっていたらいいということになります。ではどんな条件がいいのかというと、たとえば、「宿題をやって採点をして全部正解になったら……」ならどうでしょうか。これなら自己採点の習慣もつきますし、内容の理解も進みます。ご褒美の条件次第で、子どもの勉強は意味のある時間にもなれば、まったく意味のない時間にもなる。その点を意識して、ご褒美の条件を考えてみてほしいと思います。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題(※近日公開)第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法(※近日公開)【プロフィール】今木智隆(いまき・ともたか)RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月09日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト