「妊娠 中毒症」について知りたいことや今話題の「妊娠 中毒症」についての記事をチェック! (17/54)
わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。つわりやおなかの張りに悩まされつつ、なんとか里帰りをしました。しかしある日、切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用などに苦しみましたが、少しずつ入院生活にも慣れてきました。ある日の夜中のこと、どこからともなく叫び声が聞こえてきました……。 「ついさっき産んできました」の話はリアルすぎて… 切迫早産で入院中のわこさん。入院中の静まり返った病院に響くのは、出産中の妊婦さんの叫び声でした。 「よくあること」だと言う看護師さん。 ええええええ、叫ぶほど痛いの……!? そして別の日、出産を終えてわこさんと同じ入院部屋に入院してきたサトウさん。出産時に痛すぎて11回も吐いたと言っています。 パニック障害で嘔吐に対しても恐怖を感じるわこさんには、知りたくなかったリアルな体験談。 自分も同じような経験をするのだろうかと、恐怖がどんどん大きくなっていきました。 ◇◇◇助産師さん曰く、出産時に痛くて叫ぶ人もいれば、静かに過ごす人もいるのだそう。お産の経過をよく理解しておくと、呼吸法に集中して痛みをのがしたりやわらげたりしやすいとか。出産時の痛みが不安な方は、できるだけ出産の経過をイメージしておきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月13日妊婦に関する新たな研究結果を発表名古屋市立大学の発表名古屋市立大学には、環境省が実施しているエコチル調査の研究拠点として愛知ユニットセンターが設置されています。そこで杉浦真弓教授、玉田葉月特任助教たちの研究チームは、妊婦の調理済み食品の摂取頻度と妊娠帰結(にんしんきけつ)との関連についてを調査しました。調査の結果、市販の弁当または冷凍食品の摂取頻度と死産とのあいだに関連があることが明らかとなり、研究成果は令和4年2月20日付でMDPIから刊行されている栄養学分野の学術誌「Nutrients」に掲載されています(※1)。発表された内容は研究チームによる見解であり、環境省や国立環境研究所が公式に示しているものではありません。今後さらに詳しい研究が待たれます。※妊娠帰結…妊娠がどのような結果になったのかを意味し、本調査では死産、早産、SGA(在胎不当過小、子宮内胎児発育不全)、低出生体重としています。エコチル調査について環境省が実施しているエコチル調査は「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせてつくられた言葉で、正式名称を「子どもの健康と環境に関する全国調査」といいます。環境中の化学物質が子どもの健康に与える影響を明らかにすることを目的に、約10万組の親子データを集め、解析・研究を進めています(※2)。この大規模な疫学調査は2011年にはじめられ、2027年までの継続が予定されているものです。当時お腹の中にいた赤ちゃんが13歳になるまでのあいだ、健康状態を定期的に確認し、環境要因が子どもたちの成長・発達に与える影響を調べています。調査は国立環境研究所を中心に全国15地域の大学などに設置されたユニットセンターと共同で実施しており、愛知ユニットセンターも研究拠点のひとつです。各ユニットセンターではそれぞれの研究が進められており、今回の研究成果のほかにも犬の飼育と子どもの発達との関連や妊婦の染毛剤利用と子どものアレルギーの関連など、2021年7月までに197の成果が発表されています。調理済み食品の摂取と死産の関連性近年はライフスタイルの変化から食の在り方が多様化し、お店で調理した食品のテイクアウトや宅配ニーズが増加しています。ところがこうした調理済み食品を妊娠中に食べることにより、お腹の赤ちゃんにどのような影響があるのかは明らかにされていませんでした。そこで、杉浦教授たちは妊婦の調理済み食品と市販の飲料の摂取頻度と妊娠帰結との関連について94,062組の親子から得られたデータをもとに研究を開始しました。ここでいう調理済み食品とは、市販の弁当、冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品、缶詰食品を指します。市販の弁当・冷凍食品市販の弁当または冷凍食品の摂取頻度が週に1回未満の妊婦に比べて、週1回以上は摂取する妊婦のほうが、妊娠12週以降の死産の確率が高いことがわかり関連性が認められました(※3)。なお今回の調査では初期流産との関連について調べておらず、関連は不明です。レトルト食品・インスタント食品市販の弁当や冷凍食品の摂取頻度と死産の関連が示された一方で、レトルト食品やインスタント食品、缶詰食品の摂取頻度と死産の関連性はみられませんでした。原因やメカニズムは明らかになっていない今回の調査では調理済み食品が妊娠結果に影響をおよぼす可能性が示されているものの、死産を引き起こす原因物質やメカニズムは明らかにされていません。原因が食品に含まれる化学物質にある可能性も考えられますが、エコチル調査からその原因を導くには限界があるのも事実です。カフェインの摂取と死産の関連性妊娠中のカフェイン摂取が早産や低出生体重につながるということは、一般的に知られていることではないでしょうか。今回の調査でも、カフェインを含むコーヒーやお茶類の摂取と死産、早産、SGA、低出生体重に関連があることが示されています。妊婦の調理済み食品の摂取 今後の展開今回の調査では、母親の年齢、体格、喫煙歴、飲酒歴、学歴、収入、体外受精、過去の妊娠、妊娠合併症、労働環境、エネルギー摂取量などの要因の影響を考慮して解析を行っています。しかし、調理済み食品以外に食べたものや生活習慣からの影響を完全に否定するものではありません。今後は尿や血液、臍帯(さいたい)などを用いて詳しく検討する必要があると結ばれています。妊婦さんにおすすめの食事は?妊娠中はカロリーや塩分の摂りすぎに注意し、タンパク質や鉄分、ビタミンCや葉酸などをバランス良く摂るよう工夫しましょう。いろいろな食材を取り入れやすいのが和食の献立です。具だくさんの味噌汁や炊き込みご飯なら一品でも満足感が得られます。出汁(だし)をきかせると塩分は控えめでもおいしくいただけますよ。調理済み食品は頻度に注意して利用しよう妊娠中は体調がすぐれない日もあり、市販の弁当やお総菜、冷凍食品に頼っていたという妊婦さんもいるのではないでしょうか。今回の研究結果は、こうした調理済み食品の摂取について後ろめたさを抱いてしまうものかもしれません。しかし、調理済み食品を食べること自体が悪いわけではないのです。調査は摂取頻度によって妊娠の結果に影響が出る可能性を示したものであり、これまでの食生活を心配しすぎることはないでしょう。医療は日々進化しており、情報も常に更新されています。最近では妊娠中の体重管理についても新たな知見が示されました。研究を蓄積することで、妊娠中の望ましい過ごし方が新しく示されているのですね。新しい情報に敏感になると同時に、その時々の見解に振り回されすぎないことも大切なのかもしれません。バランス感覚を持って妊娠生活を楽しみたいですね。※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2022年05月12日大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)は、感染症に関する情報発信サイト「+CiDER(プラスサイダー)」と、感染症に関する教育コンテンツ配信サイト「CiDER-EDU(サイダーエデュ)」の2つのサイトを公開しました。「+CiDER」URL 「CiDER-EDU」URL ●サイト概要◆「+CiDER」感染症情報をわかりやすく発信するサイトです。文理融合型総合拠点であることの強みを活かし、研究動向、ワクチン・治療薬等に関する医療情報に加えて、感染防御行動による社会経済や社会心理への影響、感染リスク分析や、数理モデルによるシミュレーションなど、感染症に関する多角的な情報を発信します。科学的エビデンスに基づいた信頼性の高い情報を動画コンテンツなどを用いて、幅広い世代の方々にわかりやすく伝えます。+CiDER(プラスサイダー)◆「CiDER-EDU」感染症に関する情報を幅広く動画形式で提供する教育コンテンツ配信プラットフォームです。感染症診療の最前線で活躍している医師らの手によるコンテンツであり、一般の方々から医療従事者まで、いつでも、どこでも、どなたでも、随時追加されるコンテンツを自由に受講できます。CiDER-EDU(サイダーエデュ)【概要】名称 : 大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)拠点長: 松浦 善治創設 : 2021年4月拠点HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月10日次男の妊娠が判明したとき、当時1歳10カ月だった長男は非常に活発で落ち着きがなく、言葉の発達も遅かったため、私は非常に手を焼いていました。このままでは、次男が生まれてきたらキャパオーバーになってしまう……。そんな不安を抱えていた私は、里帰りする実家近くの保育園に長男を預けることにしました。その結果……。妊娠した私の不安次男の妊娠が判明したとき、喜びの次に私の頭に浮かんできたのは長男のことでした。当時1歳10カ月で、非常に活発で落ち着きがなかった長男。外でも中でも常に走り回っており、捕まえようとする私の手を振りほどいて、どこまでも全力でダッシュするような子どもでした。また、言葉の発達が遅く、当時は単語を発することはありませんでした。 もちろん望んでいた第2子の妊娠でしたが、このように意思疎通が難しい長男と、生まれてくる赤ちゃんの子育てをうまく両立できるのだろうかと、私は不安を感じていたのです。 里帰り先の保育園の一時保育へ私は当時地元から遠く離れた県に住んでいました。そして、長男の出産のとき同様、里帰り出産をすることに。私の両親は働いているため、次男の妊娠が判明した数週間後、実家から歩いてすぐの保育園に長男の一時保育を申し込みました。 その保育園は私たちが里帰りしている間、平日はほぼ毎日長男を預かってくれるとのことで、ほっとひと安心。長男は預け始めて数日間は泣いていたもののすぐに慣れ、保育園生活を楽しんでいました。 長男に起きた変化保育園に通い始めて1カ月が経ったころ、私は長男のある変化に驚かされました。それは少しずつ単語が出始め、なんと2語文まで話すようになっていたことです。言葉の爆発とはこのことか、と私は思いました。私と両親は長男とようやくまともにコミュニケーションがとれるようになり、とても喜びました。 うれしい成長は他にもあります。あれだけ落ち着きがなく常に走り回っていた長男が、人と手をつないで歩けるようになったのです! ほかの親子が当たり前のようにしているこの行動を、私は長男が2歳半のときに初めて実現することができました。これは保育園の集団生活の賜物だと、私は感じていました。 ママ友の反応私たちが約3カ月の里帰りを終えるころには、長男はたどたどしくではあるけれど、3語文を話せるようになっていました。そして里帰りから帰ると、長男のことをよく知っているママ友たちに「◯◯(長男)ちゃんがしゃべってる!」「座ってる!」「手をつないで歩いてる!」とびっくりされました。 私はママ友たちのその言葉を聞いて、「長男を一時保育に通わせていなかったら、今ごろ次男を抱っこしたまま、走り回る長男を追いかけ回して大変だったかもしれない……」と思わずにはいられませんでした。 私は長男を一時保育に預けて、集団生活の力を改めて感じました。集団生活には良い点もあれば悪い点もあるのかもしれません。しかし、私は長男を成長させてくれた先生方やお友だちにとても感謝しています。長男の言葉や社会性の発達に悩んでいた私ですが、今は集団生活を経験させて本当によかったと思っています。今後も集団の中で、たくさんのことを吸収していくことを願っています。 監修/助産師 松田玲子著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年05月07日妊娠中から食材の宅配を利用している和田さん。その配達員さんの1人であるイケメンくん、かなり個性的だったそう。彼がした驚きの行為とは……?こんにちは。皆さんは食材の宅配を使っていますか? 私は妊娠中からかなりお世話になりました。 イケメンくんがまさかの行動…! ただただ丁寧だったんだと思うんですが、イケメンくんは食材をいちいちひざまづいて渡してくれるんです。赤いバラでも差し出すかのような表情で、大根などを渡してくるので、時々ちょっと笑いそうになってしまいました。 赤ちゃんがいるとなかなか買い物がしにくいもの。食材の宅配には長い間とても助けられました。また、離乳食づくりに便利な食材や、赤ちゃんのお世話に便利な商品がいろいろあるのもよかったです。お世話になりました! 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年05月01日1人目が生後10カ月を過ぎたころ、2人目を考え始めた37歳の私。夫の意見や周りのアドバイスを聞くたびに、2人目妊娠のタイミングがわからなくなりとても悩みました。しかし、助産師の姉の言葉で不安や迷いが消えました。そんな私の体験談を紹介します。2人目に対する夫婦の考えもともと生理不順で産婦人科に通院していた私は、1人目は予想外の自然妊娠で喜んでいました。しかし産後10カ月を過ぎるころ、私が37歳であることや、産後に再開した生理が今まで以上に不順だったこともあり、2人目も自然妊娠できるか心配になってきたのです。 夫は「1人目が自然にできたんだから2人目も大丈夫だよ!」と楽観的。私たち夫婦は2人目も強く希望していたのですが、「年の差は関係なくきょうだいをつくってあげたい」という私と、「3歳は年を離さないと子育てが大変」という夫と意見は異なっていました。 他人の言葉に揺れる私2人目をどのタイミングで考えればいいか悩んだ私は、友人や姉妹に相談してみました。上の子と5歳差で2人目を妊娠した妹は、「意外にも2人目不妊は多い。特に年が離れると。私も不妊で通院した」と話していて、私は「やっぱり早めに2人目考えなきゃ」と焦り始めました。 また、2歳差の2人の子どもを持つ友人に相談してみると、「2歳差は育てるのが本当に大変! 私があなたの年齢なら3歳は間隔をあけるわ」と。アドバイスを聞くたび、どうしたらいいのかわからなくなりました。 助産師の姉の言葉悩み始めた私は、一旦2人目を考えることをやめることに。ある日、助産師の姉と何気ない会話の中で「赤ちゃんは授かりものだから。来てくれたときがタイミングよ」と話してくれ、私は目が覚めた思いがしました。 「私はいろいろ自分たちの都合を考えていたけれど、そのこと自体間違っていたのかも」と思うようになったのです。それから2人目計画を立てることをやめ、避妊もせず、すべて自然に任せることにしました。 2人目妊娠判明! 夫は…2人目妊娠を意識することをやめた矢先、まさかの自然妊娠が判明! 避妊はしていないものの、生理不順でいつ排卵しているかわからなかった私自身、こんなに早く妊娠するとは驚きでした。 3歳差を希望していた夫は、「えー! 早すぎ」と報告したときは若干焦ったようですが、「2歳差でも3歳差でもそんなに変わらないよね」と今では家族が増えることを楽しみにしています。 私は2人目妊娠のタイミングについて、私自身の状況や上の子との年の差を考えてたくさん悩みました。しかし私の場合、「赤ちゃんを授かったときが私たちのタイミング」と考えることで2人目妊娠に対する不安や悩みが軽減され、結果的に今赤ちゃんを授かれたことを夫婦2人でとても喜んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年04月30日「930グラムのいのち」第11話。不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することに。妊娠22週を迎えた日、医師から赤ちゃんの延命措置について、意思を確認されました。夫と話し合い、もしものときは延命措置をおこなってもらうことに決めます。そして鳥野さん夫婦は妊娠12週ころの出来事を振り返りました。 早産に備える※誤)胎児ドッグ→正)胎児ドック ※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 それでも私たち夫婦は産むという気持ちは変わりませんでした。 そして今回、「早産した場合に赤ちゃんに延命措置をおこなうか、治療せず見守るか」と意思を確認されました。 染色体異常の有無に関わらず、妊娠22週で出産した場合には、赤ちゃんの救命は難しいそうです。救命ができたとしても障害が残る可能性も少なくないとか。 私に早産の可能性がみられたことから、医師は確認をしてきたのだと思います。 最初は一瞬頭が固まってしまいました。けれど、夫と話し合い、私たち夫婦は「延命治療をおこなう」という結論をだしました。 「もし、赤ちゃんが早産で生まれたら、延命措置をするか、それとも治療をせず見守るか」と主治医より意思を確認された鳥野さん夫婦。夫婦で話し合い、「延命措置をする」と決めました。 医師に赤ちゃんの延命措置を希望する旨を伝えると、病院側はそのときのための準備を始めます。いろいろな手続きや面談、レクチャーなどがありましたが、着々と進んでいったので、「これで急な出産になっても大丈夫」と鳥野さんは安心します。 しかしそんな矢先に、看護師さんより鳥野さんに「血栓ができている可能性が高い」との連絡が! 看護師さんが部屋に来たとき、これまで出血など多くの苦難を乗り越えてきたので、「少々の事ではおどろきませんよ」と、余裕な雰囲気だった鳥野さん。しかし、さすがに血栓と聞いて驚き動揺してしまうのでした。 ◇◇◇血栓とは、血管の中に血のかたまりができて、血管がつまってしまう病気のこと。助産師さんは、妊娠すると血栓ができやすくなると言います。妊娠中は血液量が増えて固まりやすくなることが、血栓の要因の1つなのだとか。血栓の予防には、足の運動、弾性ストッキングの着用、十分な水分摂取などがよいといわれていますので、妊婦さんは心がけてみてくださいね。※妊娠中の運動はかかりつけ医に確認の上、おこなってください。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年04月27日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することに。しかし、吐き気やひどい下腹部痛はおさまらず、また血液検査の数値もよくありません。妊娠22週を迎えた日、医師から赤ちゃんの延命措置について、意思を確認されました。それは、「もしも赤ちゃんが早産で生まれて、処置が必要だった場合に、延命措置をおこなうか見守るか」というもの……。突然の意思確認に、鳥野さんは固まってしまいます。 意思確認に、夫が出した答えは… ※※誤)胎児ドッグ→正)胎児ドック 夫が病院にきてくれたので、「もし、赤ちゃんが早産で生まれたら、延命措置をするか、それとも治療をせず見守るか」どうしたいかの意思を医師から確認された旨を伝えました。 悩む鳥野とりこさんとは反対に、 「早産になる可能性が高いと言っても、早産にならない可能性もあるわけで、気にしすぎても仕方ない」 と少しあっけらかんとした様子。 そして、「治療に関しては、治療の一択だろ」とキッパリ。 ただ、「もしかして胎児ドックの結果がひっかかってるのかな……」と、ちょっと心がざわつくのでした。 ◇◇◇旦那さんのあっけらかんとした決断に、納得し、笑顔になった鳥野さん。鳥野さんは旦那さんの決断力を頼もしく思うのと同時に、きっと肩の力が抜けたのではないでしょうか。旦那さんは、もしかすると、鳥野さんの気持ちを和らげようと、わざと明るく振るまったのかもしれませんね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年04月25日「930グラムのいのち」第9話。不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することに。しかし、吐き気やひどい下腹部痛はおさまらず、また血液検査の数値もよくないと言われ、高リスクの妊婦さん向け完全個室に移動します。そして妊娠22週を迎えたある日のこと、先生からお話があると言われました。先生からのお話とは……!? 医師からの突然の意思確認… 医師からお話があると呼ばれた鳥野とりこさん。 医師のお話は、「今のままだと早産になる可能性が高いと思う」というもの。 そして、医師はさらに続けます。 「急な出産になったとして、赤ちゃんの状態がまありよくなかった場合、赤ちゃんに対して積極的に治療をするか、救命措置をせずに見守るか。意思確認をしたい」。 これが本題でした。 今日、鳥野さんは妊娠22週を迎えました。妊娠22週を超えると、赤ちゃんに対して延命措置ができるようになるから、と説明がありました。 「赤ちゃんの延命措置!?」 突然のことに、戸惑う鳥野とりこさん。意思を確認され、一瞬頭が真っ白になってしまいました。 ◇◇◇ 助産師さんいわく、医療現場では、赤ちゃんにとっての最善の利益を考えて、治療のメリット、デメリットを保護者に説明し、それらをもとに保護者は検討していくことになるそうです。しかし、保護者にとって苦渋を伴う選択となることも多いと言います。鳥野さんも、医師から聞かれ、「もちろん生きてほしい、でも、延命措置って……!?」と、いろいろなことが頭をよぎったのではないでしょうか。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年04月24日「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第11話。わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。つわりやおなかの張りに悩まされつつ、なんとか里帰りをしました。しかしある日、切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。入院中はパニック発作が起こったり、コロナ禍で会えない夫の声が聞きたくなったりといろいろありました。今回は、助産師さんが「バースプランを書いておいてくださいねー」と、病室にやってきた日のこと。わこさんはいったいどんな内容を書いたのでしょうか。わこさんが最も叶えたかったプランとは……? 「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第11話 バースプランを書くことになったわこさん。 パニック障害を抱えているため、 「パニックになったらゆっくり呼吸できるように声をかけてほしい」「未知のことに恐怖を感じやすいので、出産の途中経過を逐一説明してほしい」「ひとりになるのが怖いので可能な限り誰かに付いていてほしい」 こんなことを記入しました。そして記入を進めると、こんな質問が。 「立ち会い出産を希望しますか? 希望するなら、誰に立ち会ってもらいたいですか?」 今はコロナ禍なので、わこさんの病院は立ち会い出産をおこなっていません。この記入用紙は、以前のままなのでしょう。 痛みや恐怖が不安なわこさんにとって、誰よりも近くにいてほしいのは、夫でした。夫に立ち会ってもらう出産は、バースプランのなかでも1番叶えたかったこと。わこさんは、思わずコロナをうらみました。そして行き場のない悔しさ、怒りが込み上げてきてしまいました。 はたしてわこさんはどんな出産を迎えるのでしょうか……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年04月18日私が妊活に行きづまったとき、友人に頼んだ3つのことがあります。ジンクスなので、信じるかどうかはその人の気持ちによりますが、私には友人の気持ちがうれしく、心の支えになりました。そんな3つのジンクスをご紹介します。 1.陣痛中に赤富士の絵を描いてもらう「陣痛中の妊婦さんに赤富士を描いてもらい、それを飾っておくと子宝に恵まれる」と聞いて、私も妊娠中の友人に頼みました。陣痛中に、赤のペンで富士山と太陽を描いてもらいました。 陣痛中に絵を描くなんて、とても大変ですよね。そのお願いを受け入れてくれた友人に感謝です。もらった赤富士は、寝室に飾っておきました。 2.妊婦さんにおにぎりを握ってもらう2つ目は「妊婦さんにおにぎりを握ってもらって食べると妊娠する」というジンクスです。飲食店で働いている友人が妊娠したとき、すぐに頼みに行きました。ランチに行ったときに頼んだので、妊娠中の友人は握ったおにぎりを注文したランチに添えてくれました。 その後、一緒にランチを食べた友人が先に妊娠し、その友人も私におにぎりを作って持ってきてくれました。友人の気持ちが私にとってはとてもうれしかったです。 3.妊婦さんの上をまたぐ「妊婦さんをあおむけに寝かせて、その上をまたぐと妊娠する」というジンクス。このジンクスを実行するときは、さすがに勇気が必要でした。「やろうよ!」と言ってくれた友人がいたのですが、人をまたぐなんて……と、ちょっと気が引けました。 でも結局は、その場にいた妊活中の女性みんなでさせてもらうことに。列になって妊婦さんをまたいでいくのはちょっと滑稽でしたが、みんな笑顔になれて楽しかったです。「やろうよ!」と言ってくれた友人に感謝です。 妊活をしていて、なかなか赤ちゃんを授からないと落ち込むこともあります。そんなときはちょっと気分を変えて、ジンクスなどを試してみるといい気分転換になりました。 監修/助産師REIKOイラスト/ののぱ著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年04月18日「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第10話。わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。つわりやおなかの張りに悩まされつつ、なんとか里帰りをしました。しかしある日、切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。前話で、入院を機にパニック発作を発症しますが、助産師さんに励まされ落ち着きを取り戻します。今回は、病院食の時間。美味しいことで人気の病院なのですが、わこさんに運ばれてきた病院食は……?そして、その後、わこさんの妊娠の経過は……!? 「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第10話 ※実際の点滴は、滴下筒→輸液ポンプ→クレンメの順につないでおこなわれます。 わこさんが入院している病院は、地元では病院食がすごく美味しいと聞いていた病院でした。 しかし、わこさんに運ばれてきた食事は……。 ザ・病院食! 薄味で、柔らかく歯ごたえがほとんどありません。さらには、「食パン×切干大根」など、普段なら食べないだろう組み合わせも出てきます。これは、わこさんにはアレルギーがあるため、アレルギー対応食になっているからなのでした。 入院生活にも少し慣れたころ、検査をしておなかの張りが多いことから、点滴の量が増やされました。点滴を落とす速度も上げられて、副作用が復活。 つらく、心細くなってしまったわこさんは、夫の声が聞きたくなります。 「話がしたい」「さびしい」「つらい」 しかし、絶対安静のわこさんは、電話をかけられる場所に移動することすらできませんでした。 次回、わこさんはバースプランを書くことになります。わこさんが書いたバースプランとは……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年04月15日「夫を捨てたい。」第28話。4人目の妊活を開始して4カ月目、待望の妊娠!しかし、再受診で医師から「心拍は確認できましたが、赤ちゃんがとても小さくて……」「今の週数だと打てる手がないので、自然に流産を待つことになります」と告げられてしまいました。 妊娠してからひどくなった眠気も、つわりも、ある日突然消えてなくなってしまったいくたさん。 でも、唯一の希望はまだ出血していなかったことでした。 しかし、最後の希望の光も消えてしまうことに……。 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2022年04月15日「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第9話。コロナ禍で妊娠したわこさん。持病にパニック障害があるうえ、コロナ禍による制限、つわり、おなかの張りなど、大変な妊娠生活に。そして前回、妊婦健診の結果から、突然の入院生活が始まってしまいました! 頻繁な注射、過度な空腹、慣れない病院生活への不安にくわえ、張り止めの副作用に苦しめられるわこさん。とうとうパニック発作が起きてしまいます。そこでわこさんはナースコールに手を伸ばすのですが……!? 「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第9話 つらくて、苦しくて、思わずナースコールを押そうとしたわこさんですが、発作には慣れてるし……と、やめてしまいます。 しかし、わこさんの目には涙が。 「いつまでこの生活が続くんだろう……。」「体がしんどい」「心細い」 そんな思いが頭をかけめぐったのです。 すると、そんなわこさんを見て、やってきた助産師さんは言いました。 「実は私もパニック障害だったの。だからつらさはよーくわかるよ。」 え、こんなにバリバリ働いている助産師さんがパニック障害だった!? 驚いたわこさんでしたが、その話を聞いて、パニック障害があっても、乗り越えられるんだな、どんなことでもできるんだな、と前向きな気持ちになれました。 とはいえ、相変わらず副作用は苦しくて、さらに4人部屋で音が気になり、わこさんは夜も眠れません。 「切迫早産の入院しんどすぎ!」 心のなかで叫びます。 副作用にも慣れてきた入院3日目。わこさんはPCR検査の結果が陰性だったことから、病室を移ることに。しかし、移動した部屋には、産後に母子同室入院している赤ちゃんの泣き声や、陣痛に耐えるママの声が聞こえてきて……。ますます眠れないわこさんでした。 次回、わこさんは夫が恋しくなってしまって―? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年04月13日まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、預けてみると……。まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2022年04月12日「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第6話。コロナ禍で妊娠したわこさん。持病にパニック障害があるうえ、コロナ禍による制限のある生活、ひどいつわり、おなかの張りなど、大変な妊娠生活を送っていました。そして前回、里帰り先の病院を初めて受診すると、「赤ちゃんが小さめだから他の病院で産むことになるかも」と医師から説明が!さらに、「子宮頸管長の長さが22ミリ」だと言われ、25ミリ以下は入院と聞いていたわこさんは激しく動揺するのですが……!? 「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第6話 子宮頸管長が25ミリ以下になると、本当は入院になるのだけれど、わこさんは今、実家暮らし。両親が家事などをやってくれる状況なので、医師は、「食事、トイレ、お風呂以外に横になっていれば、入院せず実家で過ごしてOK」と言ってくれました。 ホッとするわこさん。 しかし、それもつかの間、家に帰ると、今度は急に激しい不安に襲われます。 「もしかしたら急に陣痛がくるかもしれない」「おなかの赤ちゃんが小さいのは私のせいだ」 それは、不安と恐怖とプレッシャーが入り混じったような感情でした。赤ちゃんが小さいことも自分のせいだと思い込んでしまいました。 涙するわこさん。 しかし、やさしい両親や夫や友人の励まされ、元気を取り戻します。 そしてみんなの気持ちを受け取ったわこさんは、 「生まれる前からこんなに愛してもらってるんだよ」「絶対に産むからね」 そう、おなかの赤ちゃんに語りかけるのでした。 次回、2週間後に妊婦健診へ。すると今度はまさかの‥‥‥!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年04月07日妊娠32週で生まれた娘は低出生体重児でしたが、生後2カ月を過ぎたころには体重が成長曲線内に入るようになりました。それでも離乳食の開始は、修正月齢で始めるよう医師から言われていました。しかし、娘が食べたそうにしていたこともあり、少し早めに離乳食を始めることにしたのですが……。離乳食は修正月齢で始めるように言われる娘は早産で生まれ、体重は2,047gの低出生体重児でした。生後は入院していましたが1カ月ほどで退院し、育児用ミルクをよく飲んでくれました。生後2カ月を過ぎると、体重は誕生日を起点とした通常の月齢で見ても成長曲線内に入るほどに。さらに生後4カ月になると成長曲線のど真ん中まで成長! 早産だったとは思えないほどふっくらした娘を見るとうれしくなりました。 しかし定期的に通っていた発達外来で医師から、「育児用ミルクでしっかり栄養がとれるから離乳食は急がなくて大丈夫。どうしても家族が食べているのを見て食べたがる、とかでなければ修正月齢の5、6カ月から始めましょう」と言われていました。 ※修正月齢:もともとの出産予定日から数えた月齢 食べたそう! …始めちゃえ!!医師からは離乳食はまだ始めないようにと言われたものの、家族で食事をするのをじーっと見つめる娘の姿を見ると、食べたそうに見える……。そう思った私は、「正期産と言われる妊娠37週で生まれたと仮定して、生後5カ月」、つまり修正月齢の5カ月よりも早いタイミングで離乳食を始めてみることにしました。 お粥を初めて食べた娘は「ん? なんだコレは??」という表情で、なんともかわいかったです。 食べない&うんちが真っ黒に!!離乳食を始めてお粥、野菜と食べる種類と量を少しずつ増やしてみましたが、娘はなかなか食べません。最初はこんなものかな……と考えていましたが、離乳食開始から半月ほど経った日、うんちの色が真っ黒になってしまったのです! 慌てて母子健康手帳のカラーページにあるうんちの色の見本と見比べても、一番濃い色よりも真っ黒。すぐにおむつを持って小児科に行きました。 医師からは、黒く見えるが濃い緑で、内臓系の血で黒くなっているというわけではないので問題ないと説明されました。ただおなかの音を聞くとグルグル鳴っているので、胃腸炎の可能性もあるとのこと。そのため娘のおなかの調子が落ち着くまで、離乳食はいったんお休みすることにしました。 離乳食を再開すると離乳食をお休みして1週間、娘の体調も安定したので離乳食を再開することに。そのとき娘は「修正月齢で見て、間もなく6カ月」でした。すると娘は離乳食をぱっくん、もぐもぐ。以前よりも食べる量が格段に増えました。 また、手で離乳食を引き寄せようとしたり口を開けて待っているなど、自分から欲しがる姿勢が見られ食べる意欲が出てきました。 早めに離乳食を始めて娘は体調を崩してしまったのかもしれません。体重は増えてきても早産だったため、体の中はまだ食べる準備ができていなかったのだと反省しました。現在娘は生後8カ月ですが、おいしそうに食べる姿はとてもほほえましいです。今後も焦ることなく娘のペースに合わせて、楽しく食べることを大切に離乳食を進めていきたいと思っています。 ※離乳食の開始時期の目安は、首のすわりがしっかりして寝返りができ、5秒以上座れる、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる、食べ物に興味を示すなどが挙げられ、生後5~6カ月ごろが適当とされています。ただし、子どもの発育及び発達には個人差があるため、月齢はあくまでも目安であり、子どもの成長・発達の状況に応じて進めるようにしましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年04月05日私は2歳の男の子と0歳の女の子のママです。2人目(長女)の妊娠期間から始まった息子のイヤイヤ期……。ごはんを食べること、着替えをすること、何でも嫌がり困っていました。切迫早産で自宅安静の間は息子と外出できなくてわかりませんでしたが、2人目を出産後に息子が歩いてくれなくて急に立ち止まる、手を振りほどいてどこかへ行ってしまう、抱っこをせがまれることが多くなっていました。そんななかで見つけた解決策をお伝えします。 道路脇の白線などを電車の線路に見立てて歩く私が住んでいる場所は住宅街ですが、自宅付近に歩道のない道があります。息子がそこで急に手を振りほどいて道の中央へ行こうとすることがあり、本当に困っていました。そんなときに道路の白線を電車の線路に見立てて、「◯◯(知っている電車の名前)発車しまーす!」などの声かけをして、ガタンゴトン、カンカンカンなどと言いながら歩くと、電車が大好きな息子には効果があり、歩いてくれるように。その際、安全のため白線から離れて内側を歩くように注意しました。ただ、歩道がある場所だと息子が車道に近い場所を通りたがり、うまくいきませんでした。 あえて車の多い通りを歩く電車だけではなく、車も好きな息子。今度は車の多い道を選ぶことにしました。車の多い道へ入る前に必ず車道には絶対に出てはいけないこと、歩道を歩くことを約束してから、飛び出せないようガードレールのあるところで車道側を私が歩くようにしました。 そして、車の多い道へ移動。「あ! あれはなぁに?」と車がくるたびに息子に聞きながら歩くと、これも効果あり! 「赤いくるま!」「ダンプトラック!」など大きな声で楽しそうに答えながら歩いてくれるようになりました。 かばんに車や電車のおもちゃを入れておくどうしても立ち止まってしまい、「抱っこして!」と言われてしまったら……。休憩しても気持ちが変わらないとき、車や電車のおもちゃを渡し、手を繋いでいないほうの手で持ってもらい、空中で走らせるまねをしてもらいました。 そして「◯◯(電車や車の名前)気持ち良さそうに走っているね!」などの声かけをしながら歩くと、これも効果あり! お気に入りのおもちゃなのでしっかりと持っていてくれるため、途中で飽きることもありませんでした。 私が2人育児をしていて大変なことの1つが、外出です。娘を抱っこしていると、息子まで抱っこするのはひと苦労。手を振りほどいて走られたら追いかけるのもさらにひと苦労です。外出するときは、これからも息子が大好きな電車や車に頼っていきたいと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:八木さつき2歳男児、0歳女児の母。ケアマネージャーの資格を取得。妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2022年04月04日夫は日本全国に転勤がある会社に勤めており、転勤族のわが家。第1子がまだ1歳で第2子の妊娠が判明したときは、夫の転勤により初めて住む県に引っ越したばかりでした。自宅で1歳児を育児しながら、妊娠中の私は積極的に外に出ることができず、新しい土地でも人脈を作ることもできず、まさに「孤育て」をしていたときの体験談です。 現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 「孤育て」がつらかった妊娠期私の夫は転勤が多い職種です。第2子を妊娠中に転勤になり、1歳児の子育てを新天地で始めました。それは、近くに友だちもいない、親族も遠い県外に住んでいて頼ることができない、という状況でした。 妊娠中の私は、目が離せない1歳児を連れて買い物に出るのさえおっくうで、家に引きこもるような生活。外に出るのが怖いのに、家の中で子どもと過ごすのもつらい。社会と繋がっていないということで焦りも感じていました。 孤育てを解消したい! 私がおこなったことこの状況を改善しようと考えた私は、自治体が開設している子育て支援センターに行ってみることに。そこであれば目が離せない子どもを安全に遊ばせることができるのではないかと思ったからです。 子育て支援センターには支援員さんが常駐しており、初めて施設に行った私に「困っていることはない?」と、親切に子どもが近所で遊べる場所の情報などを教えてくれました。情報を手に入れたことよりも、支援員さんと話してなんだか気分が晴れた私。夫以外の大人と会話したのが久しぶりだったのです。 私は孤育てが苦手! 人と繋がりたい!ワンオペで子育てと家事をすることはとてもつらいけれど、その大変さを共有したり助けを求めることができない状況。そこで、私にとって特に何がつらいのか、自分なりに分析してみることに。 すると子育て中に社会との繋がりがなくなることがつらかったと気づいたのです。SNSでは友人や家族と繋がっていますが、それでは私の心の隙間は埋められないのだと感じました。実際に会って話す人の言葉とあたたかさは、私に社会と繋がっているという自信と生きる活力を与えてくれたようです。 これからも転勤が多いだろうと予想されるので、今後、孤育てにならないように気を付けていることがあります。それは引っ越した先で自治体のサポートをすぐに調べること。子育て中のママが集まる場所を事前に調査して、積極的に顔を出すことです。私自身が人と繋がっていたいという思いがあるので、新しい土地の情報は出会った人に頼り、教えてもらうことにしています。 監修/助産師REIKO著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年04月01日出産後もタレント・モデルとして活躍する高橋ユウさんに、妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー。 芸能人・有名人ママのインタビュー連載がスタート!ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらいました。 高橋ユウさん(31歳)は、2018年にK-1ファイターの卜部弘嵩さんと結婚。2020年に第一子禅清(ぜんせい)くんを出産し、現在子育て中。旦那さんと一緒にテレビに出演する、仲睦まじい姿も印象的です。 今回は妊娠中大変だったこと、出産後に仕事との両立で悩んだことなどたっぷりお話しを伺いました。 妊娠中に悩まされた「食べづわり」 「夫婦で“子どもがほしいね”と話してから、2カ月くらいですぐに授かりました。妊娠経過は順調でしたが、妊娠3カ月後半から5カ月くらいまで、食べづわりがあったのがつらかったです。食べると元気なんですけど、少しでもおなかがすくと吐き気がしてしまって。 食べづわりのときに体が求めていたのは麺類! ラーメン、パスタ、マカロニグラタンのマカロニとか! とにかく麺が食べたくて仕方ありませんでした(笑)。 妊娠中もお仕事を続けていたんですが、“おなかがすいた”と思ったころには手遅れなので、移動中にパクッと食べられるものを事前に準備していました。でも麺類は太るし持ち歩きにくいので、ドライフルーツを食べて気を紛らわしていましたね。 普段は甘いものが好きなんですけど、その時期は欲しくならなかったです。すっきりするものが無性に食べたくて、パイナップルのドライフルーツをよく食べていました」 出産して、一番変わったのは「自分の性格」!「出産して一番変わったと思うのは、自分の性格だと思います。もともと優柔不断で“気にしい”なんですよ。でも、子どもが生まれてからは、気持ちの切り替えが早くなったような気がします。一番の味方がそばにいてくれるから、自信がつきました。 子どもは私のことをいつも肯定してくれるのに、その子にとってのお母さんを否定したらよくないなって思って。自己肯定感が強くなって、決断力もつきました。生まれて来てくれて良かったです」 赤ちゃんを預けて働くことへの葛藤…でも今は「息子は1歳まで保育園に通っていて、1歳以降はプリスクールに行っています。お仕事で夜遅くなってしまうときは、シッターさんや託児所を使っていろんな方に見ていただいています。 出産後に仕事を始めるとき、“1歳までは一緒にいた方がいいんじゃないか”とか、“赤ちゃんのうちは親が近くにいてあげないとかわいそうかな?”と悩みました」 「でも、お仕事中に息子を預けると子どもは全力でその場を楽しんでいて、会ったときに一回り成長して帰ってくるんですよ。“また人一倍、男気あふれる感じで帰って来た”とか。そういう姿を見ると、親といることだけがすべてじゃないんだなって思えるようになりました。 私自身が子どもと一緒にいたいという気持ちもありつつ、仕事をすることが私のリフレッシュにもなっているので、家に帰ったときに全力で愛情を注げています。今ではバランスも取れて良いことだらけだなって思います」 「子どもの意思」を尊重した子育て「子育てをするうえで、大切にしているのは、“1人の人間として、子どもの意思を尊重すること!” 例えば、息子は踏切が好きなんですけど、大人は踏切の音を“カンカンカン”って表す人が多いじゃないですか。でも、息子は“ダンダンダン”って言うんですよ。その子にとっては、そう聞こえているので、大切な感性を大人の意見で直さないようにしています。 息子自身が感じたものを、そのまま突き進んでいってほしいと思っています」 少しの時間離れた息子に会うたび「子どもがいてよかった」と思う 「仕事終わりに息子と会った瞬間、すべての悩みとか、疲れやイライラが全部取りのぞかれますね! “この子がいれば大丈夫”って思わせてくれるところは、本当に子どもがいて良かったなって思います。 子どもが日々成長して、喜怒哀楽を全力でぶつけてくれるところを見ると、一生懸命生きてるなって嬉しい気持ちになります」 最後に、ママたちへメッセージ「自分がママになってから、“世の中のママたちって、みんなすごく頑張っているんだな”って思いました。ママたちは毎日の育児や家事、お仕事などに疲れて、寝不足だったり、時には子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥るときもあると思います。でも、どんなママでも子どもはしっかりお母さんの愛情を感じながら育っていると思うので、自信を持って自分なりの子育てを貫いてほしいなって思っています」 ◇◇◇ 高橋さん、ありがとうございました! 仕事と子育ての両立はワーママ共通の悩みですよね 。お子さんも、仕事も大切に向き合っているのがひしひしと伝わってきました。 次回は、そんな高橋さんの【育児ルーティン】をご紹介♪ ぜひ、チェックしてくださいね。profile:高橋ユウ1991年1月19日生まれ滋賀県出身。モデル・女優。雑誌専属モデルを経て、ドラマやミュージカルなど女優としても活躍。2018年にK-1ファイターのト部弘嵩選手と結婚。2020年に第一子を出産。現在は、バラエティー番組に多数出演する他、YouTube配信も行う。高橋メアリージュンは実姉。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年03月31日「僕と帰ってこない妻」第166話。妻サイド編。大好きな彼との赤ちゃんを授かり「これからますます幸せな日々になる」と、そう確信していた。同僚と妊娠時期がかぶってしまい、店長に自分の妊娠を言い出せず、報告するタイミングを逃してしまった!妊娠した同僚を「時期を考えてって思っちゃう」「内心、喜べないよね」と批判する同僚たちに同調を求められ、「こういうのって“お互い様”じゃないですか?」と答えた雪穂。 「優しいね」「期待の星は違うわ~」と揶揄され、苦笑いしてその場を去った。 その後、昼食をとって歯磨きをしていると、突然体調に異変が起こって……?! 「僕と帰ってこない妻」第166話 もしかして、これが「つわり」? 歯磨き粉だけじゃない、水も気持ち悪い……! 洗面所で倒れこんだ妻。このことで妊娠していたことが思わぬ形で周りに伝わってしまい、思わぬ展開に……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年03月28日「僕と帰ってこない妻」第163話。妻サイド編。ある日、妻は娘を連れて家を飛び出した。家を出たあとも、夫から毎日LINEが届くけれど、帰って来てほしい理由はすべて「自分の面目を保つため」。二人の関係性が変わってしまったのは「妊娠」がきっかけだった。 大好きな彼との赤ちゃんを授かり、「これからますます幸せな日々になる」と、そう確信していた。 妊娠がわかったあと、店長に報告をしようと思うものの、多忙な店長がつかまらない! 明日こそちゃんと伝えなきゃ、と思っているとまさかの展開が!「僕と帰ってこない妻」第163話 会社の管理職は「仕事と子育てを両立できる環境づくりに努めている」と言っていたし、店長は「今後の会社を支えるのは私たち!」と日ごろから励ましてくれている。 妊娠報告、しやすい会社だと思う。 翌日、店長に伝えようと声をかけると 「実は妊娠が判明しまして……」 同僚が妊娠報告をしているのを聞いてしまった! どうする?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年03月25日「僕と帰ってこない妻」第162話。妻サイド編。ある日、妻は娘を連れて家を飛び出した。家を出たあとも、夫から毎日LINEが届くけれど、帰って来てほしい理由はすべて「自分の面目を保つため」。二人の関係性が変わってしまったのは「妊娠」がきっかけだった。 大好きな彼との赤ちゃんを授かり、「これからますます幸せな日々になる」と、そう確信していた。 しかし妻は、職場での「妊娠報告」に頭を悩ませることに……。 「僕と帰ってこない妻」第162話 「仕事中、重い物とか持たないようにね!」 夫からかけてもらった気遣いの言葉。でも、仕事中に「重い物を持たない」「高いところの物は取らない」なんてできない……。 とりあえず早めに店長に報告しなくちゃ……。 しかし、多忙な店長に報告するタイミングを逃してしまった! 明日こそちゃんと伝えなきゃ、と思っていたけれど……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年03月24日「僕と帰ってこない妻」第161話。妻サイド編。ぷつんと何かが切れてしまったあの日、娘を連れて家を飛び出した。家を出たあとも、夫から毎日LINEが届く。でも、彼が妻子に帰ってきてほしい理由は「部長とバーベキューがあるから」。会社で面目を保つことしか、考えていない夫にうんざりして、毎日小さな失望を重ねていった。 どうしてこうなってしまったんだろう……そう、二人の関係性が変わってしまったのは「妊娠」がきっかけだった。 「僕と帰ってこない妻」第161話 大好きな彼との赤ちゃんを授かった。待望の妊娠、待ちに待った瞬間だった。 幸せな家庭を築いていく。 これからますます幸せに……そう信じて疑わなかった。この時までは……。 しかし妻は、職場での「妊娠報告」に頭を悩ませることに……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年03月23日2022年1月9日にフリーアナウンサーの川田裕美さんが、ブログにて第二子の妊娠を報告。川田さんは2019年10月に一般男性と結婚し、2020年8月17日に第1子を出産しています。配信最終回となる今回は、出産方法や立ち合い出産についてのほか、生まれてくるお子さんの未来のお話についても伺ってみました!出産方法は和痛分娩を選択! その理由は…?ー1人目のお子さんは和痛分娩で出産されたそうですね。なぜ和痛分娩を選ばれたのでしょうか? 川田さん:出産方法は悩みましたね。知識もなかったので、妊娠がわかってから慌てて調べました。1番最初に考えたのは年齢でしたね。妊娠がわかったときが36歳で、いわゆる高齢出産になるので、体力を温存しながら出産できる無痛分娩や和痛分娩が選択肢に出てきました。出産経験のある友だちや私の母にも話を聞いたんですけど、「和通分娩で体力を温存しながら産めるんだったら、いいんじゃない」って言ってくれて、それで和通分娩に決めました。2人目も同じ方法で産む予定です。 ー痛みを和らげる和通分娩の方法は産院によっていろいろあるようです。川田さんは実際に体験されてみていかがでしたか? 川田さん:無痛分娩と和通分娩の定義は病院によって違ってくる場合があるみたいなんですけど、うちの病院で聞いたら、無痛分娩というのは一応”完全無痛”を無痛としているらしいです。私が出産した和通分娩は1時間ほどでしたが、陣痛の痛みをしっかり感じました。「あ、なんか痛み始めたな……」っていうところから麻酔を入れたので。自然分娩に比べたら痛い時間は相当短かったと思うのですが、それでもあの痛さはできるならもっと短くしたいと思えるほどでしたね。 ー2人目も和痛分娩にしようと思われたのは、前回経験して良かったと思えたからですか?川田さん:そうですね。麻酔が効いてからは、夫に「今こんな感じ」って連絡したり、助産師さんと話しながら動画撮影用にカメラをセッティングしたり、穏やかに過ごせたのが良かったです。陣痛がきたらピピピッて音が鳴るので、それに合わせていきむのですが、痛みがない分、体力を全部いきむことに使えるんです。それでもヘトヘトになりましたから……。私は和痛分娩を選んで本当に良かったなと思いました。 1人目の経験を糧に、2人目は余裕を持って育児したいー里帰り出産の予定や立ち会い出産はどのようになりそうですか? 川田さん:里帰りは予定していません。立ち会い出産は、今のところ直前にPCR検査を受けることが条件のようです。なおかつ、夫婦2人とも陰性で、しかもワクチンを2回以上打っているというのが必須みたいですね。そして、夫1人の立ち会いが許されるという感じです。 ー厳しいようですけど、安心のためですものね。 川田さん:病院の協力あってのことなので、ありがたいと思いますね。1人目のときは、夫が入ってきて5分で生まれたので、夫も感動というよりは「わ!わぁ!すごい!」ってびっくりしていました。本当は、陣痛に耐えてる時間はこんなに苦しいんだっていうのを見てもらいたい気持ちはありますけどね。すんなり生まれているわけじゃないんだよって。 ー1人目のときはパパが育休を取られたそうですが、今回はどうされるご予定ですか? 川田さん:1人目に比べて、私の余裕がだいぶ違うと思うので、たぶん取らないんじゃないかな。1人目のときは「1カ月健診で体重が増えていたら大丈夫」というのも、なんだか信じられなかったんです。"1カ月も授乳量が足りているのかどうかわからない"という状態が耐えられなくて……。でも、2人目はゆったりした気持ちで見られますよね。あと、今はベビーシッターさんにお願いすることもあって、ほかの人の力を借りるのはダメなことじゃないって、自分たちで経験してわかってきたので、もっと周りにも頼れると思います。やっぱり1回育児を経験していると気持ちの余裕が違いますね。 自分たちが楽しいこと1番!そこから家族を考えようー出産後は2人育児になりますが、川田さんが大切にしたいことはなんでしょうか? 川田さん:周りと比べないこと、型にはめないことですね。この時期にこれができていないといけないとか、全員に絶対当てはまるわけないと思っているのですが、同じ年ごろの子どもを持つお母さんとばかり喋っていると、どうしても「うちの子はできてない」という不安も出てきちゃうので、ちょっと年上の子を育てているお母さんの話も聞くようにしています。月齢ごとに悩むことって今後もあると思うんですけど、できるだけ他の子と比べず、おおらかな気持ちでいたいですね。 ー生まれてくるお子さんとやりたいことや、思い描いている家族像はありますか? 川田さん:生まれてくる子どもと、上の息子の2人の関係がうまくいってほしいなっていうのが1番ですね。やさしいお兄ちゃんになってくれて、お兄ちゃんを助けられる下の子であってほしいなって思います。家族では……雪山に行きたいですね!夫はスキー、私もスノーボードが好きですし、小さい子がほっぺたを赤くしてソリに乗っている姿は本当にかわいいので、一緒に雪山に行くのが夢ですね。私の趣味の登山も、もちろん一緒にやりたいと思っていますよ! ーアクティブなパパ、ママと2人兄弟、楽しそうです!さらに家族が増えていく展望もあったりしますか? 川田さん:昔からぼんやり2人兄弟がいいなって思っていた私が、1人目が生まれてみたら、大変すぎて全然2人目が考えられなかったんですよ。なので、2人目生まれても3人目は考えられないと思うんですよね。もしかしたら、落ち着いたら思うかもしれないですけど……今のところはまったく考えられないです(笑)。 ーこれからママになる方、なろうとしている方にメッセージをお願いします。 川田さん:たぶん、みなさん「どういう家族を作っていこう?」とか、いろんなことを考えていらっしゃると思うんですけど、人によって環境が違えば、置かれている立場や状況も違うので、今回の私の話も1つの例に過ぎないと思うんですね。なので、これを読んでくださっている方ご自身が、”楽しい”、”うれしい”と思えるようなことを1番に考えてもらいたいなって思います。まずは自分第一で、そこからなりたい家族像を考えていく。周りになんと言われようと、自分と自分の家族がいいと思えれば、1番うまくいくと私は思っています。 最初から最後まで終始丁寧に、明るく笑顔でインタビューに応じてくれた川田さん。この度はご協力ありがとうございました!インタビュー中、「他の子と比べず、おおらかな気持ちでいたい」とお話しされていたのが印象に残りました。出産は少し先になるかと思いますが、お体に気をつけてマタニティ生活を楽しんでくださいね。かわいい赤ちゃんに会える日を私たちも楽しみにしています! PROFILE:川田裕美さん1983年6月22日生まれで、大阪府泉大津市育ち。フリーアナウンサー。バラエティー番組やテレビドラマ、ラジオ、CMなど、幅広い分野で活躍中! 2019年に一般男性と結婚し、2020年8月17日に第1子男児を出産。2022年1月9日には、第2子を妊娠したことをSNSを通して報告をおこなった。あんこが大好きで、自身の著書で「東京あんこ巡り」という書籍を出版している。著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2022年03月20日2022年1月9日にフリーアナウンサーの川田裕美さんが、ブログにて第二子の妊娠を報告。川田さんは2019年10月に一般男性と結婚し、2020年8月17日に第1子を出産しています。配信2回目となる今回は、「出産後、1番しんどかった」と語っていた"底"の時期についてスポットを当てています。何に対して「1番しんどい」と感じたのか、その時期をどう乗り越えたのか? など、詳しくインタビューさせていただきました。怖がらなくていいと思えたコロナ禍の出産体験ー1人目も2人目もコロナ禍での妊娠・出産となりますが、「コロナ禍の妊娠・出産はこれが大変」ということはありますか? 川田さん:いっぱいありましたね~。妊娠中はそれまで以上に人に会わないようにしたので、マタニティヨガやマタニティスイミングも行きたかったけど全然行けなかったですし、親や先輩ママに会って話を聞くというのがまったくできなかったですね。前回も今回も両親学級がなくなってしまって動画頼りだったので、実際の育児とのギャップも大きかったです。特に1人目のときは、0からの子育てになるので、個人的に細かい部分とかも聞きたかったですし、両親学級で友だちができるのも楽しみにしていたんですけどね。 ー「コロナ禍での妊娠・出産を不安に思ったり、避けたい」という声も一部ではあるようです。この意見に対して、川田さんご自身はどのようにお考えでしたか? 川田さん:1人目の妊娠は途中からコロナ禍に入り、すごく不安になったこともありました。なので不安に思う方がいらっしゃるのはもっともだと思いますし、自分や家庭の時間に余裕があって、夫婦2人で話し合って避けたいと思うなら避けてもいいと思います。ただ、私が息子を出産してみて思ったのは、出産に関して医療従事者の方々が本当にエキスパートで、安心して出産できましたし、立ち会い出産の基準もしっかり決まっていたりするので、コロナ禍だから出産できない、出産しないほうがいいとまでは、怖がらなくてもいいんじゃないかなと思いました。 ーでは、パパはどのようにお考えだったのでしょうか。 川田さん:「この時期に自分たちが産むっていう覚悟を持ったら、できる限りの対策をするしかない」って言ってましたね。夫も私が妊娠中ということで、他の人と食事に行ったりしないですし、行動自体をかなり制限していました。ただ、今は誰がいつ感染してもおかしくない世の中ですし、もしも家族が感染したときは感染した人を責めずに、できる最善策を考えて家族で協力してやっていこうと話しています。 “底”があったから…なんでもない日常を幸せだと思える今ーコロナ禍で出産された1人目のお子さんも、もう1歳半ですね。育児をしていて、幸せを感じるのはどんなときでしょうか。 川田さん:本当になんでもない日常生活の一瞬に対して、幸せを感じますね。例えば普通に家にいて、息子と夫がキャッキャ言いながら遊んでいるのを後ろから見ているときに「うわぁ……幸せだなぁ」って思ったり……。そういうときは「なんかめっちゃ幸せじゃない?」ってつい口に出して言っちゃいますね。でも、たった1年半のなかでも、めちゃくちゃしんどい“底”があったから、日常を幸せだと思えるんですよね。 ーしんどかった“底の時期”というのは?川田さん:まずは新生児期です。息子を出産後、コロナ禍で母親に来てもらえなかったので、夫が育休を取ってくれたんですけど、ミルクも母乳もうまく飲めない、夜泣きもある、なんでずっと泣くんだろう?って、夫婦2人とも同じことで悩み、へこんでいました。また、2人とも寝不足なので、お互いを思いっきり頼ることもできず……その状況がしんどかったですね。ただ、生後3カ月くらいで眠りも長くなって、私たちもそこで1回安定するのですが、今度は初めての発熱で悩まされたり……。息子が8カ月のころから保育園に預けているのですが、毎月風邪をもらってくるんですね。集団生活だから仕方ないのですが、RSウイルス、胃腸炎と次々かかって、息子が苦しんでいるなか仕事もしなきゃいけない。そして、私たちも息子から風邪をもらってしまうので、負のスパイラルの繰り返しでした。なので、あのときはしんどかったなぁ。でも、よくぞここまで来た!って思います。ーそれはつらかったですね……。では、そんな時期をどのようにして乗り越えたのでしょうか?川田さん:夫が「お互いがちゃんと1人の時間を作れるようにしよう」って提案してくれて、たまにランチやマッサージに行かせてもらっていました。自分からは「1人の時間が欲しい」って言いにくかったりもするので、夫のほうから「ちょっとリフレッシュしておいで」って送り出してくれたのには救われました。なので、私もタイミングを見計らって、「リフレッシュして来てね」って夫を送り出すようにしていました。 ーすごい建設的なご関係ですよね。お子さんを持つ前からそのようなご関係だったんですか?川田さん:結婚前からですね。私も仕事をずっと続けたかったので、家のことはお互いができることをやっていこうって話していました。私たち、とにかくたくさん話すんですよね。そのなかでポロッと本音が出てきたりするんです。2人でいるときはもうずーっと話しています(笑)。でも上の子が生まれてすぐのときは、2人とも子どものことに集中しちゃって、お互いのしんどさを言えなかった時期もあったんです。なんですけど、これじゃダメだなってやり方を変えて……その繰り返しですね。 育児を通して夫婦も成長!思いやりさえあればうまくいくー川田さんはいつも明るくポジティブな印象ですが、不安になったり落ち込んでしまったときは、どのように気持ちを切り替えていますか? 川田さん:自分が落ち込んでしまうのって、やりたいことでいっぱいいっぱいになっているときなんですね。例えばつわりのときは、息子と遊んであげたい、息子にもっといろんなごはんを作ってあげたい、夫にも手料理を作ってあげたい、自分も栄養のあるものを食べたいなど、やりたいことがたくさんあるのにできていないときが1番落ち込んでしまうんです。そうなると、もう優先順位をつけるしかないですよね。全部できないならどれをやるか。1番大事なこと以外は捨てて、1回気持ちをリセットすることにしています。 ーなるほど。では今回のつわり期で1番に優先させるべきことはなんだったのでしょう? 川田さん:私が「あれもこれもできない、どうしよう……」ってなっていたら、夫が「息子のことを1番に思ってしまうだろうけど、元気に育っているから、今は母体が1番。自分が休むことや栄養を摂ることを最優先にしたほうがいい」って言ってくれたんです。それで、そうか! 確かに息子は保育園でいろんなものを食べさせてもらっているし、ベビーフードも大好きだし、今のところ問題なく育っていて、今不安定なのは私の身体なんだと気づくことができました。 ーパパの冷静なお考え、素晴らしいですね!パパになる前からそういう方だったんですか? 川田さん:もともとすごくやさしいんですが、子どもが生まれてからは、さらに変わったなって思います。これは私もなんですけど、自分のやりたいことが後回しになっても、家族の円満が1番だと思えるようになりました。それってつまり「自分のことよりも、ほかの誰かのことを考えられるようになったということだよね」って、夫婦でよく話します。でもそんな夫も、仕事が忙しい時期に妊娠中の私に家事や育児を任せなければならなくて、それをどうにもできない自分が嫌だと落ち込んでいたことがあったらしく……。それを聞いて、家事の分担も必ず半々でなくても、家庭がうまく回っていればいいよねと話したこともありました。 ー落ち込んでしまったときは、夫婦で思いやり、支え合いながら乗り越えていく様子が目に浮かびます。 川田さん:そうですね、思いやりさえあれば家庭はうまくいくかなって。私も忘れないようにしなきゃと思っています。 育児でつらかった時期についても、正直に話してくれた川田さん。自分たちの状況を冷静に見つめ、パパと一緒に協力して乗り越えていったというお話を聞いたとき、お互いを思いやることのできる素敵なご夫婦だなと思いました!さて、配信最終回となる3回目は、第二子の出産についてです。出産方法や立ち合い出産はどうするのかを始め、生れてくるお子さんの未来のお話など、ボリューム感満載な内容となっています。最後まで、ぜひお付き合いください♪ PROFILE:川田裕美さん1983年6月22日生まれで、大阪府泉大津市育ち。フリーアナウンサー。バラエティー番組やテレビドラマ、ラジオ、CMなど、幅広い分野で活躍中! 2019年に一般男性と結婚し、2020年8月17日に第1子男児を出産。2022年1月9日には、第2子を妊娠したことをSNSを通して報告をおこなった。あんこが大好きで、自身の著書で「東京あんこ巡り」という書籍を出版している。著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2022年03月19日2022年1月9日に川田裕美さんが、ブログにて第二子の妊娠を報告しました。フリーアナウンサーの川田さんは2019年10月に結婚し、2020年8月17日に第1子を出産しています。第一子の妊娠時も今回も「特につわりに苦しんだ」と話していた川田さん。つらかったつわりの時期の食生活や過ごし方、息子さんの育児についてなどをインタビューさせていただきました!第2子の妊娠! 驚きやうれしさと同時に不安もよぎって…ー第2子ご妊娠おめでとうございます。安定期に入られたとのことですが、今の体調はいかがですか? 川田さん:ありがとうございます。うれしいです! 体調はかなり良くて、もうつわりも全然ないって言っていいくらいです。ちょっと困っているのは、肌の乾燥ですね。1人目のときもそうだったんですけど、冬の妊娠期ということもあって、肌が乾燥でぼろぼろと剝がれてしまうので、全身保湿をしっかりやらないと!って感じです。 ーもともと、2人目はこれくらいの時期に考えていらっしゃったのでしょうか? 川田さん:夫とは「きょうだいがいるといいね」って話していたんですよ。私の年齢もあるので、無理はしないでおこうと特に計画もせず、「できたらいいね~」って感じでした。 ー妊娠に気づかれたときはどんなお気持ちでしたか?川田さん:そのときは、楽屋のお弁当も2個目を食べだしたり異常な食欲があって、なんかいつもと違うな? そういえば生理も遅れているな……っていう感じで気づいたので、びっくりが大きかったですね。びっくりと同時にうれしさと、高齢出産なので不安も……。あと、仕事はいつから休まなくてはいけないんだろう? ということも頭をよぎりましたね。 ーパパはどんな反応でしたか? 川田さん:夫もめちゃくちゃびっくりしていました。「えぇぇ!!」みたいな。でも本当にうれしそうで、すぐ息子に「お兄ちゃんになるんだよ~!妹か弟ができるんだねー!」って言っていましたね。 つらかったつわりの日々。仕事に育児、絶望的な気持ちに…ーご自身のYouTubeで、「つわりがかなりつらかった」と仰っていましたね。 川田さん:きつかったですね~。吐きそうで吐けないって感じのつわりなんですけど、今回は始まるのも早く、終わるのも遅かった気がします。起きた瞬間からもう1回寝たいぐらい起きるのがしんどい、でも寝るのもしんどい、食べ物も食べても食べなくてもしんどい……ってずっと暗闇の中にいるような気持ちでした。そこにプラスして上の子のお世話があったので、絶望的な気持ちになりましたね。 ーつわり中は食生活も変わりましたか? 川田さん:魚や野菜もまったく食べられなくて、麺類ばかりの日々でした。大好きなあんこも無理だったんです。でも今は食べられるようになりましたよ! つわりがないと、こんなに違うんだってくらい変わりましたね。昨日もさくら餅を食べたくて、買って帰ってきました。今は魚も野菜も、揚げ物も食べられていますね。あと、たまに焼肉も食べたいなと思えるようにもなりました。 ーYouTubeでは、安定期に入るまで「周りに妊娠を明かせなかったのがつらかった」とも仰っていましたが、どんな点がつらかったですか? 川田さん:私は子どもを授かっただけでも喜ぶべきことなのに、つわりがしんどいなどとネガティブなことを言うのは良くないことなんじゃないかと思ってしまっているところがあって、人に言うのを我慢してしまっていたんです。それに、高齢出産ですし、ちゃんと妊娠が続けられるのかっていう不安から、あまり早くに明かしたくないという気持ちもあって、仕事場に行ったら、番組関係者や共演者の方々には、”つわりの気持ち悪さを隠さないといけない”って思ってしまって、本当はお水じゃなくてスポーツドリンクが飲みたいのにお水で我慢してしまったり……。”隠さないといけない”という気持ちから我慢することが多く、それが一番つらかったですね。 パパに負担の少ない方法を! 川田さん流、家事育児の分担方法ーつわりの時期に「上の子のお世話もあって絶望的な気持ちになった」とのことですが、家事・育児の分担はどのようにしていましたか? 川田さん:つわりのときは体がまったく動かなくて、気持ちもドーンと落ちちゃっているのを見かねた夫が、「全然無理しなくていいから」って言ってくれて、息子の保育園の送迎をほぼすべてやってもらうようになりました。家事も、できる範囲のことは全部やってくれましたね。自分でやらなきゃと思ってやっていたのは離乳食作りです。夫はそれまでは、私が作りおきしたものをチンするだけだったので、さすがに離乳食作りまでは大変だと思って、ベビーフードにも頼りつつですが、ゲーゲー言いながら魚焼いたりしてましたね(笑)。一番もどかしかったのはやっぱり、息子の相手。どうしても私のほうに来ることも多いので、一緒に走り回ってあげたいし、公園にも連れて行ってあげたいのに、それができないもどかしさが、私もつらかったですね。 ーそういうとき、息子さんにはどのように対応されていたんですか? 川田さん:そこはもう無理せず、絵本など座ったままできることをしました。あとは息子もこちらが言ったことは全部理解できるようになっていたので、「電車で遊びたいの? じゃあ取っておいで」って自分でおもちゃを取りに行ってもらったりして、できるだけ息子の気持ちを紛らわせながら、いつも通りの遊びができるように心掛けていました。 ー工夫されていたのですね。では、家事面での工夫や、時短を意識しておこなっていることはありますか? 川田さん:めちゃくちゃそればかり考えてますね。まずは、掃除とかおもちゃの片付けとか、常にきれいにしておかなければっていうのは全部忘れるようにしました。洗濯も乾燥機を使ったり、買い物もネットスーパー。ママ割なんかもうまく使いながら配達してもらっていました。自分たちの食事はほぼ作っていなかったですね。デリバリーやお惣菜を利用したり、あとは野菜を切って煮るだけのお鍋は簡単で、パパでもできるので相当やりました。材料を入れてボタンを押すだけの調理鍋にもかなり頼りましたよ。なるべく、夫にも負担が少ないようにっていうのを心掛けていました。 ーつい自分のつらさに目がいきがちななか、「パパにも負担がないように」と考えられることが素敵ですよね。 川田さん:いえいえ、とんでもない。私も、常にそうしなきゃと気をつけながらです。でも、夫は夫なりに仕事との兼ね合いとか、「何をしてあげたらいいんだろう?」っていう戸惑いや葛藤があるんだろうなと感じるので、負担を少しでも減らしてあげなきゃと思いますよね。 つわり中の生活についても、終始丁寧に詳しく話してくれた川田さん。ご自身の体調がかなりつらいというなかでも、パパのこともちゃんと考えて気遣う姿勢に、川田さんのお人柄はもちろん、やさしさと思いやりの心を感じられました。さて、次回のインタビューは「出産後、一番しんどかった」と語っていた”底”の時期についてです。何が一番つらかったのか、それをどう乗り越えたのかなど、詳しくインタビューしています。ぜひ次回の配信もお見逃しなく! PROFILE:川田裕美さん1983年6月22日生まれで、大阪府泉大津市育ち。フリーアナウンサー。バラエティー番組やテレビドラマ、ラジオ、CMなど、幅広い分野で活躍中! 2019年に一般男性と結婚し、2020年8月17日に第1子男児を出産。2022年1月9日には、第2子を妊娠したことをSNSを通して報告をおこなった。あんこが大好きで、自身の著書で「東京あんこ巡り」という書籍を出版している。著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2022年03月18日株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 当社)は、妊娠から出産、子育て期までの住民の皆様に対し、自治体が行う“切れ目のない支援”の実現に向けた取組を包括的にサポートする子育て支援システム「ネウボラかるて」を開発、2021年7月よりサービスを開始しております。そしてこの度「ネウボラふちゅう」を実施する広島県府中町様に採用され、全国で初めて、タブレットで母子保健業務があらゆる場所※1で可能となるシステムとして、稼働を開始いたしました。ロゴ画像「ネウボラかるて」は、自治体における母子保健業務のDX化を支援し、自治体職員様の負担軽減を実現するとともに、子育て期の住民にとってネウボラを身近なものとすることができ、住民サービスの向上に貢献します。従来は紙媒体で参照していた個人の健診履歴の情報を、セキュリティを確保したタブレットを使用して、訪問先や健診会場など、これまで健康管理システムを使用できなかった場所においても情報照会や入力が可能になり、自治体職員様の情報収集時間の短縮と情報漏洩や消失のリスクからの解放を実現します。住民の皆様は、申請や予約がスマートフォンなどで行え、自治体職員様は、セキュリティを確保した通信環境でタブレットを使用することにより、健診結果・面談結果などの経緯を踏まえた面談を、あらゆる場所で実施することが可能となります。この度、個人の健診履歴の情報を庁外から閲覧・入力する仕組みは全国初※2であり、広島県府中町で初めて導入され、運用を開始されましたのでお知らせいたします。※1 携帯電話のキャリアが提供する閉域でのデータ通信サービスを使用するため、通信可能な場所に限ります。※2 当社調べによる。■背景ネウボラとは、フィンランド語で「相談の場所」を意味する言葉です。フィンランドでは、妊娠した女性が出産し、子どもが一定の年齢に成長するまで、自治体がワンストップで支援を行っています。日本では、2016年に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」の中で、妊娠から出産および子育て期に切れ目のない支援を行う場として、2017年4月から「子育て世代包括支援センター」の設置が努力義務となり、2020年度末を目標に全国の市区町村に広がりました。広島県では、平成29年度(2017年)から子供と家庭に関する切れ目のない見守り・サポート体制である「ひろしま版ネウボラ」の構築を進めており、府中町は平成30年度(2018年)からそのモデル市町としてモデル的な取組を実施しています。モデル的な取組としては、ネウボラ事業開始前から行っていた、母子健康手帳交付時、赤ちゃん訪問(生後2か月頃)、4か月児広場、1歳6か月児健診、3歳児健診の5回の定期面談に加え、妊娠中期に2回、0歳期に3回の定期面談や他施設での健康相談、産後ケア事業を新設することにより、妊娠中から保健師等の専門職による切れ目のない支援を行い、子育て家庭との信頼関係を構築するとともに、子育て家庭の不安感が軽減することにより、地域で安心して妊娠・出産・子育てができることを目指して取り組んでおられました。その一方、紙カルテを中心に業務を行っていたため、ネウボラ事業の開始による事業の拡充によって、紙カルテの選出・記録・収納や実績集計などにかかる時間が増大し、業務の効率化が課題となっていました。さらに、府中町では、広島県のモデル事業として、福祉、母子保健、教育などのデータを連携し、AIを活用してデータを分析し、児童虐待などのリスク予測を行い、予防的に支援を行う「子供の予防的支援構築事業」を行っていることから、母子保健業務のデジタル化が必要になっていました。当社では、このような背景のもと、母子保健業務の円滑な推進に貢献したいとの考えから、府中町様とともに「ネウボラかるて」開発に取り組んでまいりました。「ネウボラかるて」は、全国約700団体の自治体様へ導入実績のある健康管理システム「健康かるてV7」をベースシステムとし、顔認証など多要素認証によるセキュリティソリューション「ARCACLAVIS」を採用、タブレットから当社データセンター「Ryobi-IDC」へアクセス可能な閉域環境を構築するなど、利便性とセキュリティを兼ね備えています。母子保健業務の例連携イメージ図■主な機能と効果(メリット)1. タブレットの活用により、訪問先や健診会場などあらゆる場所でデータ照会、データ入力が可能<住民側のメリット>子育てに対する相談機会の増大(関係者間の情報共有により、経緯を踏まえた面談が可能)<自治体側のメリット>母子保健業務※3をタブレットから入力ができ、業務効率を向上、紙の健診履歴情報の収集時間の削減と、紙の持出による紛失リスクからの解放(※3「妊娠届出の受理業務」「面談(保健指導)の業務」「赤ちゃん訪問業務」「集団健診運営業務」)2. 住民のスマートフォンから予約受付、問診入力が可能<住民側のメリット>紙での手書き時間が不要になるなど利便性向上<自治体側のメリット>問診データと健康管理システムのデータを突合したデータを、タブレットで閲覧可能●「ネウボラかるて」製品紹介ページ ●販売目標1億円(2022年度~2023年度)■会社概要株式会社両備システムズ本社所在地 : 岡山県岡山市南区豊成二丁目7番16号代表者 : 代表取締役社長 松田 敏之設立 : 1969年12月資本金 : 3億円事業内容 : 公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、ハードウェア販売および保守サービスコーポレートサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月17日『夫を捨てたい。』第16話。第二子妊娠後、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 怒りと悲しみで泣きながら、夫を職場近くに捨てたものの、思い返すとますますイライラしてきて……。「家での夫」だけでなく、外でイクメンぶる夫にも嫌気が差す……。「夫の存在」のとらえ方が変わった瞬間とは? 『夫を捨てたい。』第16話 家事も育児も全然してくれないこと、2人目を妊娠していて体調が悪くても一切配慮してくれないこと、飲み会続きで休日は二日酔いという生活スタイルが変わらないこと……。 そんな「家での夫」だけでなく、外でイクメンぶる夫にも嫌気が差す……。 「なんで私が涙流してメンタルえぐられなきゃいけないんだ……」 そもそもの「夫の存在」のとらえ方が変わったいくたさん。次回、実家で実母に愚痴を言ったところ、思わぬ展開に……! 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2022年03月16日『夫を捨てたい。』第15話。第二子妊娠後も、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 夫に「大嫌い!」と言うと、ドン!と体を押された! 妊娠してるのに! 怒りと悲しみで泣きながら、夫を職場近くに車で送って……。夫と夫婦喧嘩をして悲しみに暮れていたいくたさん。 消えてしまいたいという感情のなかで、支えになったのは? 『夫を捨てたい。』第15話 最近つらくて泣いてばかり。 プロポーズのとき、「どんなときも笑わせる」って言ったのに…… うそつきうそつきうそつき 消えてなくなってしまいたい…… そんな負の感情に押し潰されそうになるものの、子どもたちの存在が唯一支えになってくれたのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2022年03月15日細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!