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私には4人の子どもがいますが、3人目と4人目の出生体重は約3,800gとビッグベビーでした。3人目を妊娠したのは前回の出産から5年後。出産予定日が近づいても生まれる気配はなく、ちょうど出産予定日当日に妊婦健診がありました。エコーで出た推定体重は3,480g。その時点で上の子たちの出生体重をはるかに超えていたので、ぞっとしたのを今でも覚えています。ですが、その日の夜中に陣痛がきて、順調にお産が進んでいきました。 想定外の状況にパニック! 頭が出たのに⋯5年というブランクはあったものの、お産の流れはそれなりに把握していた私。これまでの経験からいくと、赤ちゃんの頭が出てきたあとは少しいきむだけでするりと生まれるものだと思っていましたが、3人目は違ったのです。何度もいきんでやっと頭が出てきたと思ったら、体が出てこず私はパニック状態に。 私の呼吸も若干乱れてしまいましたが、助産師さんに「赤ちゃん苦しいからね~深呼吸だよ」と言われ、なんとか態勢を整え無事に出産することができました。出てきた赤ちゃんは3,750g。経産婦だからかお股に傷はなかったものの、当時はこんな体験もうしたくないと思っていました。 募る不安。4人目もビッグベビー4人目は健診のたびに「大きめです」と言われており、出産予定日を2日過ぎてしまった妊婦健診での推定体重は約3,500gありました。また3人目のときと同じようにつらいお産になるのかなと思った私は、前回のお産が大変だったので今回も不安だということを助産師さんに話しました。すると「大丈夫よ、頭が出てきてくれれば体は私たちがサポートするからね」と言ってくれたのです。 この言葉で私は、3人目のお産のときも助産師さんがサポートしてくれていたということに気が付きました。助産師さんのサポートがあることを知っているというだけで3人目で経験したビッグベビーの出産に対する恐怖心がぬぐえたような気がしたのです。 落ち着いて臨めた4人目のお産そして迎えた4人目のお産。出産予定日を5日超えた日のことでした。前回と違うところは、お産の流れをイメージトレーニングできたこと。頭が出てくれば、助産師さんのサポートがある! こう思えただけで、私は落ち着いてお産に臨むことができたのです。 しかし実際は、4人目のお産は3人目のときより大変でした。必死にいきみましたが陣痛の途中で頭が挟まってしまったり、助産師さんが「体を引っ張ってもなかなか出てこなくて焦った」と話したりするほどしぶとかったです。それでも時計を見られるほどの余裕があり、自然破水後11分で出産することができました。体重は3,800g。生まれてすぐにくしゃみやおしっこをする、まさに“大物”でした。 漠然とお産に臨むよりもお産の流れを事前にイメージしておいたほうがより冷静になれるんだな、ということがよくわかった2つのお産となりました。何よりお産のときには、助産師さんがサポートしてくれることがわかっていたため、とても心強かったです。4人目もビッグベビー出産になるとわかったあのときに、助産師さんに不安を打ち明けておいてよかったなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:ほりたえりな10歳、8歳、3歳、0歳の男女4人の母。ステップファミリー。元コンビニ店員だが、第4子出産を機に退職し、現在はフリーライターとして活動中。自身の子育て体験談や商品レビューなどを執筆中。
2021年02月18日『夫を捨てたい。』第16話。第二子妊娠後も、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 怒りと悲しみで泣きながら、夫を職場近くに捨てたものの、思い返すとますますイライラしてきて……。「家での夫」だけでなく、外でイクメンぶる夫にも嫌気が差す……。「夫の存在」のとらえ方が変わった瞬間とは? 『夫を捨てたい。』第16話 家事も育児も全然してくれないこと、2人目を妊娠していて体調が悪くても一切配慮してくれないこと、飲み会続きで休日は二日酔いという生活スタイルが変わらないこと……。 そんな「家での夫」だけでなく、外でイクメンぶる夫にも嫌気が差す……。 「なんで私が涙流してメンタルえぐられなきゃいけないんだ……」 そもそもの「夫の存在」のとらえ方が変わったいくたさん。次回、実家で実母に愚痴を言ったところ、思わぬ展開に……! 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年02月18日新型コロナウイルスワクチン接種の日本の対応新型コロナウイルス感染症の対策として、日本でも2月中旬からワクチン接種を開始する方向で調整が進んでいます。最初は医療に従事する方々が対象となり、次いで高齢者や基礎疾患を有する方への接種が行われる方針です。それ以外の方への接種時期は現在検討されています。日本で供給が開始されるワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれるものです。半年という短い期間で開発されたため、国内外の臨床試験等で効果や安全性の確認が行われています。ワクチンの接種費用は全額公費でまかなわれ、希望する人は無料で接種することができます。予防接種により健康被害が生じ、治療が必要になったり障害が残ったりした場合は、予防接種健康被害救済制度による救済が受けられます(※1)。コロナワクチン接種の日本産婦人科感染症学会の発表妊婦の摂取を優先するかどうか妊婦さんへの接種時期は、厚生労働省により検討が進められています。接種に先駆け令和3年1月27日に、日本産婦人科感染症学会と日本産科婦人科学会から妊婦さんと妊娠を希望する⽅に向けた提言が発表されました(※2)。提言ではワクチンの特徴や接種に対する考え方がまとめられているので、接種を検討する際の参考にしてみましょう。妊婦さんはワクチンを接種できる?新型コロナウイルス感染症のワクチンは、臨床試験の対象から妊婦さんを除外しているため、妊婦さんに対する安全性・有効性は明らかになっていません。現時点では、妊婦であることが新型コロナウイルス感染症の重症化リスクになるかということもまだ不透明な状況とされています。そのため、妊婦のワクチン接種順位については、国内外の科学的知見を踏まえて検討していくようです。(※2)妊婦さんのコロナワクチン接種の見解妊婦さんのコロナワクチンの接種はどのように考えられているのでしょうか。ここでは、日本産婦人科感染症学会および日本産科婦人科学会が発表した「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ」(※3)から学会の見解や正しい情報についてまとめます。胎児への安全性は確立されていないmRNAはその特性から人体に長期的な影響が残るものではないと考えられていますが、研究はまだ途上であり中・長期的な安全性は認められていません。どういった副反応が出るのか、胎児や出生児に将来的な影響が残るのかなど、今後の経過を見ていく必要があります。ワクチン接種対象から除外しない感染が拡大している現状や妊婦さんの重症化リスクを踏まえ、⽇本産婦⼈科感染症学会および⽇本産科婦⼈科学会の提言では、ワクチン接種対象から妊婦さんを除外しないとしています。ただし、接種には医師による十分な説明と妊婦さんの同意があること、接種後は体調に変化がないか30分間その場で待機し、経過観察を行うことが求められています。器官形成期は接種を避ける妊娠12週までは胎児の器官形成期にあたります。提言によると、この時期はワクチンの接種を避けることが望ましいとされています。母児管理ができる施設で行うこと接種による体調変化が起こった場合、母児を適切に管理できるよう、妊婦さんは産婦⼈科施設などにて接種を受けることや、接種前と接種後にエコー検査などで胎児の心拍を確認することが提言されています。医療従事者や持病がある妊婦さんは接種を考慮医療に従事する妊婦さんや肥満や糖尿病などの基礎疾患を合併している妊婦さんは、通常よりも感染や重症化のリスクが高くなります。そのため、ワクチンの効果がリスクを上回るかどうかを考慮して接種を行うか検討する必要があります。パートナーや家族は家庭内感染を防ぐ新型コロナウイルス感染症は、感染経路のひとつに家庭内感染があげられます。新型コロナウイルスに限ったことではありませんが、パートナーや家族はワクチンを含めた感染症対策を進め、妊婦さんへの感染を予防することが大切です。妊娠を希望する人は妊娠前に接種をmRNAワクチンは生ワクチンではないため、接種後に長期間の避妊の必要はありません。とはいえ、現在接種が進められているワクチンは2回接種となる見込みで、1回目と2回目は3週間の間隔をあけることが推奨されています。お腹の赤ちゃんの器官形成期の接種を避けるためにも、妊娠を希望する人は妊娠前に接種を受けることが望ましいとされています。専門家によって妊婦の接種は除外とされることも妊婦さんのワクチン接種に対しては十分な知見が得られていないことから、WHOをはじめ各国で見解が分かれているようです。また、厚生労働省が発行する「新型コロナウイルスワクチンの接種順位等について」(※2)には、有効性・安全性ともに、小児・妊婦・高齢者のデータが少なく不明点が多いとされています。そのため、妊婦さんに関しては接種を推奨する対象から除外する方向との考えもあるようです。新型コロナウイルスワクチンについてのデータやニュースは日々更新されているため、最新の情報を確認するようにすることが大切といえるでしょう。心配なことは医師に相談しよう新型コロナウイルスが流行している世の中で、妊婦さんや小さな子どもを持つママやパパは不安な日々を過ごしているでしょう。妊娠中の重症化リスクについてもまだ明確なデータが少ないことから、今後の専門家の見解などにも注目が高まります。新型コロナウイルス感染症は、感染のリスクよりもワクチンで得られる効果のほうが大きいと期待されていますが、妊婦さんの接種にあたっては安全性を考慮した検討が進められています。妊婦さんのワクチン接種に関して、最新の情報を確認して医師とよく相談するようにしましょう。※この記事は2021年2月時点の情報をもとに作成しています。
2021年02月18日『夫を捨てたい。』第15話。第二子妊娠後も、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 夫に「大嫌い!」と言うと、ドン!と押されてしまった……! 妊娠してるのに! 怒りと悲しみで泣きながら、夫を職場近くに捨てました。夫と夫婦喧嘩をして悲しみに暮れていたいくたさん。消えてしまいたいという感情のなかで、支えになったのは? 『夫を捨てたい。』第15話 最近つらくて泣いてばかり。 プロポーズのとき、「どんなときも笑わせる」って言ったのに……うそつき。 消えてなくなってしまいたい……そんな負の感情に押し潰されそうになるものの、子どもたちの存在が唯一支えになってくれたのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年02月16日妊娠前は55kgだった体重が、気がつくと出産時70kgに! このままではいけないと産後ダイエットを開始。育児中でも無理のないダイエットをして、産後8カ月にして18kg落とすことができました。生活のなかで実践したこと、気をつけていたことをご紹介します。 開き直って、隠さない妊娠中、私は15kg太ってしまったことを恥ずかしく思っていて、周囲には言えませんでした。体重の増加を知らない友人からは食べ物の差し入れを多くもらい、おいしく頂いていました。 産後も実家の母が作る食事は量が多く、「このままでは痩せられない!」と危機感を抱き、開き直って周囲に「現在70kgです! 前の体重に戻したい!」と公言。 すると「応援する!」とみんなが言ってくれるようになったのです。「どれくらい痩せられた?」と話題にもしてくれるようになり、自分のヤル気に火がつきました。 1日3食はきちんと食べる病院での産後1カ月健診にて、「ダイエットを開始してもよい」と許可を得てから開始しました。 ダイエット中でも母乳を出したい、また、育児は体力勝負と聞いていたので、1日3食はしっかり食べました。洋食よりは低カロリーな和食を心がけ、間食は極力しないようにしました。どうしてもおなかがすいたときは豆腐を食べることに。 また、産婦人科の先生に「果物は案外太るよ」と言われていたので、食べ過ぎないようにしていました。さらに、食材を低カロリーで高タンパクの物に替えたところ、体重が落ち始めました。 赤ちゃんとお散歩ダイエットダイエットには運動も不可欠。しかし、妊娠を機に退職したあと、運動習慣がまったくなくなっていました。 体重減少が停滞しだした産後3カ月目。ちょうど赤ちゃんと外へ出る機会が増えてきたので、それを機に毎日欠かさずに散歩へ出かけることを決めました。夏場は早朝に、雨の日でも少しの晴れ間があれば10分だけでも必ず行くようにしました。 近くのスーパーには車でなく徒歩で出かけるようにしたところ、なんと産後8カ月で18kg減となり、産前よりも痩せることができました。 産後は精神的にも肉体的にも大変なことばかりなので、無理なダイエットは禁物です。自分の生活のなかで無理なくおこなえることから始めてみることが大切だと思いました。産後ダイエットに成功した今、「またオシャレをしたい!」と、心がウキウキしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:前田 梨沙0歳女児の母。食生活アドバイイザー、旅行業務取扱管理責任者の資格を保有。前職は旅行会社勤務、国内外の子連れ旅行に関しての知識や経験が豊富。ハンドメイド作品を作ることが趣味。
2021年02月16日『夫を捨てたい。』第14話。第二子妊娠後、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 夫に「大嫌い!」と告げると……?「もう限界!」その後夫を……。 『夫を捨てたい。』第14話 押された…… 妊娠してるのに……! 日頃から積もり積もったストレス、夫への不満が溢れだし、涙が止まらない……。 もう一緒にいられない、限界! 夫の職場近くまで運転し、そのまま夫を捨てました。 このあと、いくたさんが抱いた感情とは……? 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年02月15日妊娠が判明してから、出産するのに必要な自分の体力や筋力に不安を感じました。そこで、毎日1時間の散歩を習慣にすることに。その習慣のおかげで、出産時や産後に助けられたことがありました。 妊娠判明後、体力・筋力が不安に…妊娠する前、ろくに運動をしてこず、出かける予定がないと外にも出ないほどインドアだった私……。妊娠が判明して出産する瞬間を考えたとき、自分の体力や筋力が一気に不安になり、妊娠中でも継続しておこなうことができる運動を考えていました。 妊娠中は激しい運動もできないし、私はつわりがひどくただでさえ動くのがしんどいことが多く⋯⋯。ヨガやストレッチといった屋内でできる運動をしようかとも思いましたが、体が硬く断念。ハード過ぎずすぐに休憩できる運動を考え、毎日1時間以上散歩することに。1日の散歩にかける時間は、合計すると1時間から2時間ほどでした。 散歩を始めたことで生活習慣が整った今までは、昼過ぎに起きてダラダラしてごはんを食べてまた寝て……といった生活をしていました。しかし、子どもが生まれてからのことを考えるとそんな生活も続けていられないなと思ったので、朝に散歩することに。毎朝太陽を浴びながら運動することで体もスッキリし、とても気持ちがいいことがわかり、最初は「赤ちゃんのため……」とおこなっていたことがだんだん楽しくなったのです。それからは進んで散歩に行くことができ、いつもと違う道を通ってみたりして、新しい趣味ができたように感じました。 出産にも役に立った…!?毎日の散歩を続け、いざ出産!となったとき、やっぱり出産は壮絶なものだと実感……。体力は想像していた何倍も必要としたので、毎日散歩をしていたけれど、全然足りない!と感じました。でも、きっと毎日散歩をしていなかったらそんなことを出産中に考える余裕もなかったのかなと、あとで思うように。また、子どもが外に出かけられるようになってからは、一緒に遊ぶのも毎日外に出かけるのもまったくおっくうではなくなっていたので、出産後もとても助かりました。 毎日の散歩で、体力・筋力をつけて生活習慣を見直すことはもちろん、今さらながら外に出る楽しさも知ることができました。これからも子どもと一緒にいろいろなところへ出かけられると思うと、楽しみが尽きません。 監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年02月06日普段は雑貨店で店長として働いているオムニウッチーさん。ある日、わずかに感じた腹痛があれよあれよという間に激痛に……。婦人科を受診すると、判明したのは子宮内膜症。手術を決意し、ある予防策をするまでの経緯を、マンガにされています。 オムニウッチーです。現在39歳の私ですが、2016年、当時34歳で子宮内膜症、ほかもろもろが判明。手術を受けることにした経緯など、そのときの治療の様子を「子宮内膜症で入院した時の話」としてまとめています。 ※この漫画は実話に基づいた体験談ではありますが、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 マンガでは割愛してますが、このとき、MRIの検査もしました。まさかMRI検査をするとは思ってなかったので、検査でどっと疲れつつも「お金足りるかなぁ……」と、そんな心配もしてました。 しかし、いきなり妊娠予定を聞かれるとは!妊娠どころか、結婚もまだですが……。 手術については、年齢的にするなら早めにやっちゃったほうがいいだろうなって思って決めました。仕事をしてたら多分迷ってたと思いますが、無職中だったので今しかない!!って感じでした。 次回へ続く! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター オムニウッチー
2021年02月03日もともと生理不順だった私。でもなんとなく婦人科には行きたくないし、いつか安定するだろうとのんびり考えていました。その後、婦人科でまさかの診断を受け、1年間ホルモン剤なしでは生理がこなかったときのことをお伝えします。 このままじゃ自然妊娠ができない?28歳のとき、結婚を前提に現在の夫と知り合いました。将来は子どもを望んでいたため、生理周期を整えたいという軽い気持ちで婦人科を受診しました。 すると医師から「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ですね。生理をこさせるためにホルモン剤を注射しましょう。もし妊娠を希望されるときは、排卵誘発剤を内服しないといけないかもしれませんね」と診断を受けたのです。 ただの生理不順とのんびり考えていた私は、「ホルモン剤を注射? 自然に妊娠できないってこと?」と混乱するばかり。しかし、とりあえずホルモン剤を打てばバランスが整い、すぐ自然に生理がくるはずと考え直し、次の生理を待ちました。 自然生理がまったくこなくなるホルモン剤を注射したのち、予定通り生理が再開。そのまま次の生理が自然に続けば受診の必要はないけれど、2カ月間生理がこなければ、再度受診するようにと言われました。 しかし、次の生理が自然にくることはなく、2カ月後に再度婦人科を受診。今度は「ホルモン剤を内服して様子を見ましょう」と言われ、内服を開始しました。 ホルモン剤内服のおかげで生理は再びきましたが、そのあとに続く自然な生理はやはりきません。結果、2カ月に1回のペースでホルモン剤注射を打ち、生理をこさせるという日々が1年間続いたのです。 ホルモン剤を1年間続けた結果は…ホルモン剤を使用しながらの生理は1年間で6回、そのうち自然に生理が来たのは一度もありませんでした。ホルモン剤を使用しなくても、自然に生理がくるようになったのは、1年を経過したあたりからでした。 その後結婚し、自然に妊娠・出産をすることができました。今わが子の寝顔を見ながら、「あのまま生理不順を放置していたら、この子には会えなかったかもしれない」と思うとゾッとします。 私の場合、「仕事やストレスなどホルモンバランスが崩れたことで生理不順になっただけ」と軽く考え、何年も放置してしまいました。しかし、思わぬ病名を告げられたうえに、自然妊娠も危ういという状況に実際なると、もっと早く受診すれば……と後悔。いつか生理がくるだろうと軽く考えず、まずは婦人科を受診することが大切だと思った経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:深井結菜
2021年02月03日妊娠の喜びから一転、流産となってしまったとき、その悲しみは計り知れません。私は2度の流産を経験し、やっとの思いで妊娠から出産までたどり着きました。今回は、私のケースをご紹介します。 悲しくて虚しい、2度の流産初めての妊娠では、妊娠11週になっても胎児心拍の確認ができず、稽留流産(けいりゅうりゅうざん)となり、搔爬手術(そうはしゅじゅつ)を受けました。手術から2年後、再度妊娠。妊娠7週で胎児心拍の確認ができましたが、次の健診では胎児心拍が止まってしまい、またしても稽留流産、搔爬手術となりました。 エコーで動いていない赤ちゃんの心臓を見るのはもちろんつらいのですが、その後はさらに悲しみが溢れ出します。特に2度目の流産のときは、自分のおなかの中で2人も亡くなってしまったことで、自分を責めていました。 「子どもが欲しい。でも、もう流産したくない」という葛藤医師からは、流産や死産を繰り返す「不育症」の血液検査をすすめられましたが、もし出産できない体だったらどうしよう、という思いから悩んでいました。また、染色体検査などは、その後の夫婦関係にも影響があると言われています。 「子どもが欲しい。でも、もう流産したくない」。そんな葛藤に苦しみ、検査を受けるか悩んでいた私に、実母は「私があなたに検査してほしいと思っているから、私のわがままを聞くと思って検査して」と言いました。そのひと言に背中を押され、私は検査を決意しました。 不育症検査、治療を経て出産不育症外来のある病院で、まずは保険適用内の検査をし、結果を受けて保険適用外の検査へ進むという段階的な検査を計画しました。 検査の結果、幸いにも原因となっていた病気が判明し、治療法があることもわかりました。そして治療を開始した半年後に3度目の妊娠。病気に関しては妊娠中に合わせた投薬に切り替え、通院を続けることになりました。病気に関しても妊娠に関しても、どちらも専門医に見てもらっているという安心感がありました。 流産の悲しみを忘れることはできませんが、不安な気持ちは家族や医師のおかげで取り除くことができました。子どもは多くの人に支えられて育つということを、この経験から教わった気がします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:斉藤ふみ一児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年02月02日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』前回のあらすじ入院初日、早速血糖値の自己計測が始まります。努力をしても変わらない数値に心が折れていき…バックナンバーはこちら思うようにいかない入院生活妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。「妊娠糖尿病で困っている妊婦さんに向けて何かを残したい」というおかめさんの思いのもと、妊娠糖尿病についての体験談を何回かに分けてお届けしていく予定です。不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。血糖値がなかなか改善せず、モチベーションが下がっていたおかめさんですが、救世主・おまめくんが背中を押してくれたのですね。楽しそうに今日あったできごとを話しながらも、寂しそうな面影を見せるおまめくん。しかし、寂しさを乗り越えて「頑張るからね!だから母ちゃんも頑張ってね!」とおかめさんを気遣う声をかけている姿に感銘を受けました。おまめくんのエールを受け取ったおかめさんの巻き返しに注目ですね。ぜひ次回もご覧くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年02月01日もともと私はよく食べるほうでしたが、妊娠によりその食欲はとどまることを知らず、第1子の妊娠では、食欲に負けて好きな物を好きなだけ食べた結果、22kgも増えてしまいました。そこから産後6カ月で、−25kgのダイエットに成功した体験談を紹介します。 妊娠中の食生活私はつわりもほとんどなかったため、妊娠期間を通して常に食欲がありました。1日3食の食事の他、夜中になれば菓子パンやお菓子をつまむこともよくありました。昼食後、シュークリームもよく食べました。 そんな生活を送っているうちに体重はみるみるうちに増加して、妊娠前は50kgだった体重が、出産直前には72kgにもなっていました。顔はまん丸になり、二の腕はパンパンになっていました。 産後の体重変化出産後、5kgは減っているだろうと思っていましたが、体重を測ってびっくり! 3kgしか減っていませんでした。完全母乳でしたが、産後3カ月経っても4kgしか減らず、焦りを感じ始めました。 そんなある日、赤ちゃんの湿疹が治らなくて病院に行くと、赤ちゃんに卵と乳アレルギーがあることが判明しました。そのため、「母乳をあげているからと言って極端に卵や乳製品を避ける必要はないけれど、バランスの良い食事を心がけるように」と医師から指示を受けました。 和食中心の食事を心がけた結果医師の指示を受けてからは、ケーキや菓子パンなどをやめ、和食中心の食事に変えました。 すると、今までわずかしか減らなかった体重がどんどん減っていき、産後6カ月の時点で、妊娠前の体重より3kg少ない47kgまで減っていました。25kgのダイエットに成功したのです。 今回は子どもの食物アレルギーがわかったことをきっかけに、私自身の食生活の見直しが必要となり、産後ダイエットの成功に繋がりました。成功を喜ぶ反面、妊娠中の体重管理をもっとしっかりするべきだったと反省もしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年01月25日産前の私は料理を食べることも作ることも大好きでした。でも、妊娠中のつわり、出産や子育てを経て料理が苦痛に……。まるで自分が自分でなくなってしまうような変化に、不安を感じ続けた体験談です。 食の好みの変化で妊娠に気付いた私は子どものころから料理が好きで、食品関係や調理の仕事を経験して、夜間の調理学校に通いながら、いつかは独立して料理研究家になるのが夢でした。そんななかで、夫と出会い、結婚して2年がたったころ、仕事中に気分が悪くなりました。 料理のにおいがすると気持ち悪く、目まいを感じるほどに。もしかしてと思い産婦人科に行くと、妊娠4週目と言われました。 うれしい反面、戸惑いも…夫との間に子どもができたことは、素直にとてもうれしかったです。夫も家族も喜んでくれ、とても幸せでした。でもその一方で、つわりの影響でずっと大好きだった料理は苦痛になり、食べられる物や好きな食べ物も変わっていき、まるで自分が自分でなくなるような不安と気持ち悪さも感じていました。 当時はそれが一時のこととは思えず、自分はあんなに頑張っていたことを諦めなければならないんだと思い、こっそり泣いてしまうことも……。子どもを授かったのに、絶望的な気持ちになっている自分にも嫌悪感を抱いていたのだと思います。 うまくいかない日々を乗り越えて出産後、自分で料理をできるぐらいに回復してからも、以前のようには料理に集中できなくなってしまいました。子どもが泣くたびに中断せざるを得ないので、時間のかかる料理やお菓子作りはできなくなり、買い物に行くのも子どもと一緒だとひと苦労。あり合わせの物しか作れないことにもストレスを感じていました。 そんなとき、ふと「自分はどんな料理を作りたかったんだろう」と思いました。私の憧れていたスタイルは、どんなときでも料理ができること。まだ料理の勉強を始めたばかりのころは、レシピとレシピ通りの材料がないと料理ができなかったからです。でも出産と育児と同時に料理する自分は、ある物で、レシピも見ずに料理ができるようになっていたことに気が付きました。 料理研究家になる夢はまだかなっていませんが、今は自分の中にいくつもレシピができています。毎日の食事作りは楽しいことばかりではありませんが、自分のしてきたことがすべて無駄になってしまったと感じていた産前よりは絶望感が薄くなってきました。いつかはこの経験をすべてひっくるめて、誰かの役に立つレシピに仕立てたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校2年生と幼稚園年長の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月21日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』前回のあらすじ妊娠糖尿病による管理入院が決定し、家族への報告を済ませたおかめさん。ついに、入院当日を迎えます。バックナンバーはこちら管理入院が始まります…!妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。「妊娠糖尿病で困っている妊婦さんに向けて何かを残したい」というおかめさんの思いのもと、妊娠糖尿病についての体験談を何回かに分けてお届けしていく予定です。不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。ついに、妊娠糖尿病による管理入院が始まりました。助産師さんの言葉にあるように、「自分のせいではないか」とひとりで抱え込んでしまう妊婦さんも多いです。家族や病院の先生など周りを頼ることも大切ですね。そして入院初日の自己計測は順調…、かと思いきや基準値を超えた数字に唖然とするおかめさん。運動をしても基準値を超えてしまう、努力が結果として表れないときはとてもつらいですし、投げやりな気持ちになってしまいますよね。さまざまな気持ちが錯綜するおかめさんの妊娠糖尿病記録、ぜひ次回もご覧くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年01月18日2018年2月生まれの男の子を育てる母であり、内科医として働くめぐさん。ブログ「なんちゃって女医の育児日記」のなかから、妊活日記をお届けします! 8話目の今回は、めぐさんが妊活中に感じた“妊活あるある”をご紹介します。 あるあるじゃないかなと思っていますが、みなさんどうなのかな? ちなみに、私の妊娠超初期症状かなと思ったものは下腹部(恥骨のあたり)の張る痛み腰痛胸の張り頻尿でした。 しかし「これ妊娠な気がする!」と親に言っても「気のせいでしょ……」と相手にされず(笑)。 まぁ正直、生理前の兆候とほぼ一緒なので、なんとも言えないですよね! 実際妊娠していないときも、同じような症状あったし……。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター めぐ2018年2月生まれの男児育児中の一児の母。内科医として日々働きつつ、Instagram・ブログで育児絵日記を掲載中。
2021年01月15日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 長女N子が2歳になる少し前くらい、次女KTの妊娠に成功しました。その少し前に、婦人科の健診で、何の相談もしていないのに「年齢的に自然妊娠の確率が低いから2人目考えてるんやったら不妊治療する?」と先生に言われた後だったので、喜び倍増だったのを覚えています。 2人目ということで、勝手にN子のときに一通り経験したことの繰り返しだろう!と思い込み、特に何も心配してなかったのですが〜 で、す、が〜 そんな甘いことを考えていた矢先に、N子の妊娠のときにはまったく経験しなかった「あること」が起こり始めたのです。 いや、正確には、N子の妊娠のときにもガッツリ経験したのですが、そのときとは状況がまったく違っていたのです。その「あること」とは。。。。。「2人目のつわり」です。 私の場合、同じつわりでも状況が違うだけで何もかもがまったく違いました。次回はその「2人目のつわり」についてお話を描かせて頂きたいと思います。 イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2021年01月13日妊娠中は早めに産休を取得し、出産までゆっくりと時間がとれた私。妊娠8カ月ごろ、時間があるうちに何かできることはないかと考えていた私は、赤ちゃんと生活するうえで必要になるだろう情報を収集しておこうと考えました。なかでも出産後に役立ったものを3つ紹介したいと思います。 小児科の口コミをチェック まず調べておいたのは、小児科についてです。生後2カ月からたくさん予防接種を受けなければなりませんし、何かしらの病気にかかる可能性もあります。実際に連れて行かなければならないときに慌てることがないよう、近くて評判がいい小児科を洗い出しておくことにしました。当時、ママ友と呼べる友人はいなかったので、情報はもっぱらインターネットに頼りました。子育て情報サイト、地元の自治体が運営する地域限定サイトなどを活用。なるべく自宅から近くて通いやすいという基準でいくつかピックアップしておきました。事前に小児科の情報収集をしていたことで、赤ちゃんが体調を崩したときでも、落ち着いて対応することができました。 子連れで食事しやすい飲食店をチェック 夫とゆっくり外食ができるのは、0歳のねんねの時期までだろう……と思い、生まれる前に赤ちゃん連れで食事がしやすい飲食店を調べておきました。ベビーカーで入店することが前提なので、ポイントはベビーカーをテーブルに横付けできるくらいのスペースがあること、出入り口に段差がないこと、などです。 子ども用の椅子や食器などが用意してある店舗なら、子連れ歓迎のサイン。席がお座敷、おむつ替え台がある店舗もチェックしておきました。実際に出産したあとは、収集した飲食店情報が大活躍! 子どもが寝た瞬間すぐにお店に向かうことでスムーズに食事を楽しむことができました。 無料で楽しめる遊び場をチェック 育児休暇を1年間申請していたので、赤ちゃんとの時間を有効活用するために遊び場も調べておきました。そのなかでも、公園と百貨店のキッズスペースの口コミが高評価であることを確認。出かける日の天候によって使い分けるといいかもしれないと思い、天候別に行ってみたいリストを作成しておきました。 例えば天気がいいときは広々とした公園に、雨のときは百貨店などです。どちらも子どもがたくさんいる場所なので、他の子どもと触れ合えるのもいい機会に。同じ世代のママさんとも情報交換ができ、夜間授乳や慣れない育児で自宅に引きこもりがちだった生活にメリハリをつけることができました。 他にも屋外での無料大型イベント、自治体がおこなう子育てイベントなど、意外と無料でも参加できるものはたくさんありました。今でも、休日に家族で楽しめるスポットやイベントはないか、情報収集を欠かさないようにしています。 妊娠中はいろいろなことを調べて、出産後に備えておきました。おかげで、産後さまざまな場面で慌てることが少なかったように思います。これからも育児を先読みして、情報収集していくつもりです。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 監修/助産師REIKO著者:中原けいこ2歳男児の母。妊娠を機に金融機関からライターへ転向。現在第2子妊娠中。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2021年01月12日妊娠期間は産休に入るまで休むことなく仕事をこなし、産休中は週5でマタニティヨガ。産後はなかなか行けないと思ったオシャレなランチを食べ歩くなど、楽しいマタニティライフを過ごすことができた私。しかし、妊娠期間を振り返って、唯一と言っていいほど後悔していること……それは妊娠線! 産後9カ月が経つ現在も、薄い縦線と肉割れが残ってしまっています。 体のケアは元から念入りにおこなっていた妊娠前からずっと、体の保湿には気をつかっていました。夏でも冬でも季節に関係なく、お風呂から出たらボディクリームを全身にたっぷり塗り塗り。そのおかげか、肌がすべすべと褒められることもよくありました。 妊娠後もしばらくは体のケアは自己流のままでした。もとから使っていたボディクリームに保湿効果があるかなと思いオイルを混ぜ入浴後に全身に塗布、これを毎日おこなっていました。 妊娠20週、妊娠線ケアを始める妊娠20週目を迎え、妊婦健診で赤ちゃんが大きめと言われることもあり、出てきたおなかを眺めて少し不安に……。一度できてしまった妊娠線は消えないと聞いたことがありました。「専用のケアを始めるの、ちょっと遅すぎたかな……?」という気持ちはありつつ、ふと思い立って妊娠線予防専用のボディクリームを購入してみることに。 ボディクリームに手持ちのオイルを混ぜ、「妊娠線、できるなできるな!」と念じながら、おなか、二の腕、太ももなどにたっぷり塗布。毎日1度、入浴後の習慣にしました。 それは痒みから始まった…妊娠後期に入り、おなかの下のほうが痒くなり、触っているうちに赤くなってしまいました。妊婦健診でも助産師さんに「おなかかいちゃった? 赤くなっちゃね」と声をかけられ、一時的な肌荒れだと思っていました。しかし、赤みがなかなか治らず妊娠32週目の妊婦健診で先生に尋ねると「妊娠線ですね!」と断言され……。 おへその下からVラインの上にかけて、赤い縦線が7、8本できてしまいました。妊娠線はどんどん濃くなっていき、くっきりと主張してきます。これは出産したらもとに戻るのか、不安になっていきました。 思っていたよりも濃い妊娠線無事に出産を終えて、ふと自分の裸を鏡で見て驚き。妊娠中はおなかが大きくなっていたので正面から妊娠線を見ることがなかったのですが、改めて正面から見ると赤く、ハッキリした妊娠線が見えたのです。自分が思っていたよりも濃い妊娠線に肉割れのような凹凸、もっと早くからしっかりケアしておけばという後悔が……。 出産直後は、できてしまった妊娠線にも効果があるというボディクリームを朝晩しっかり塗りました。今も入浴後は欠かさずに保湿力の高いボディクリームを塗っています。 ボディクリームでのケアの甲斐があってか、産後9カ月経った現在は出産直後よりはかなり薄くなった妊娠線。しかし肉割れとうっすらと赤紫色の線は残ってしまいました。温泉やプール、人目が気になってしまいそうです。もしまた妊娠することがあれば、早めの時期から朝晩1日2度、妊娠線専用のボディクリームでしっかりとケアしていこうと思っています! 監修/助産師REIKO著者:森まり子0歳の男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年01月09日不妊治療に通い、35歳で妊娠! 私は初産が高齢出産だったので、産前産後に不安や悩みがありました。産前は気持ちの面での不安が大きかったのですが、体調は順調。しかし産後は体力の低下を実感したり、出産にともなう体の痛みに苦しんだり、悩むことが多かったです。 親友の助言もあり、不妊治療へ通うことに34歳と遅めの結婚だった私。新婚のうちは「まだまだ子どもはいいかな」と考えていましたが、同じ年の親友からの助言もあり、新婚旅行から帰ってきて妊活を意識するように。親友が不妊治療に通って2年後に妊娠した話を聞いて、私も不妊治療専門の病院へ検査に行ってみました。 検査してみると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたので、早めに検査してよかったです。検査後すぐに不妊治療を開始しながら妊活をスタートしました。 高齢出産、出生前診断迷った結果…不妊治療は仕事と通院の両立が大変で、ラクではありませんでした。それでも不妊治療を開始して8カ月後に妊娠判定が! 妊娠時35歳で、高齢出産ということもあってなのか出生前診断についての説明を受けました。高齢出産になる私は受けたほうがいいか迷うように……。 夫婦で何度も話し合い、どんな結果が出ても産みたいと思ったので出生前診断は受けないと決意。また、妊娠高血圧や妊娠糖尿病について病院で気をつけるよう言われました。私はつわりで脂っぽいものは食べられず、甘いものなら食べられる状態。しかし、食べ過ぎに注意し、味付けや栄養バランスを考え過ごしていました。 私の場合、産前よりも産後がつらかった赤ちゃんが生まれてくるまで不安はあったものの妊娠期間は健康に過ごせていたので、私は産んだあとも順調に過ごせると思っていました。私の場合、帝王切開での出産にはなりましたが、無事元気な女の子を出産! しかし、産後は産前と違い、思ったように動けませんでした。 慣れない赤ちゃんのお世話に加え、脚の付け根やお尻に神経痛が襲い掛かりました。すがる思いで整骨院の産後骨盤矯正に通い、痛みは徐々に消えていくように。産後半年を過ぎると赤ちゃんのお世話のコツも少しずつつかめ、体力も戻ってきて、産後1年で産前のように動けるようになりました。 結婚が遅かったので仕方ないのですが、初産が高齢出産ということで不安が大きかったです。私の場合は、産前よりも産後の体力の低下や足腰・お尻の痛みがつらかったです。同じ年でも元気なママさんもいるので、日頃から運動して体力をつけておくのは大切だと改めて実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年01月05日『夫を捨てたい。』第七話。2人の出会いは8年前。付き合って、妊娠して、プロポーズしてもらって、結婚した。幸せだったころを思い出し、枕を涙で濡らします。2人の出会いは8年前。 『夫を捨てたい。』第七話 初めての彼氏。付き合って、妊娠して、プロポーズしてもらって、結婚した。 「どんなときもはなさんを笑わせる」 「どんなときも笑っていられるような家族になろう」 今では夫への不満と怒りをこらえ続ける毎日に疲れ、ついには関心もなくなって、どこが好きだったのかも思い出せない……。 幸せだったころを思い出し、枕を涙で濡らすのでした。 書籍『夫を捨てたい。』 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年01月03日こんにちは! はたこと申します。2017年11月生まれの男の子を育児中のぐうたら主婦です。私の妊娠、出産での思い出を紹介する連載マンガ「はたこのニンプあるある日記」。 第1話は、私の妊活についてのお話です。旦那さんと結婚、会社を退職し、子どもが欲しいな~と思った私は、今までやんわりとしか知識がなかった“妊娠”について、ちゃんと知ろう!と思いました。 まずは本屋さんで、わかりやすそうな妊活本を購入。基本的な妊娠のしくみから、どのタイミングで赤ちゃんができるのか、お恥ずかしながら意外と知らないことだらけ……。 しくみがわかったところで、いざ、自分の排卵日を確認!これまで記録アプリでつけていた生理周期から排卵日を予測したり、基礎体温を測って妊活アプリで管理してみたりしました。 お互い、そろそろ子どもが欲しいね~とは言っていたので、旦那さんも子作りには積極的。まずは彼にも妊娠のしくみを理解してもらいました。 妊娠しやすい時期がわかるのは、私の体調次第。旦那さんも「時期がわかったら、ちゃんと教えてくれたほうがいいな」と言ってくれたので、「このあたりでよろしくね!」と気軽にお願いすることができました。 お互いに理解を深めて、2人の気持ちを合わせられたことが、大切な一歩だったように思います。 妊娠が判明したのは、その約2カ月後のことでした。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター はたこ2017年11月生まれの男の子を育てるぐうたら主婦クリエーター。InstagramやTwitterで育児絵日記を気まぐれに更新中。LINEスタンプなどもちまちま制作。
2021年01月02日2018年2月生まれの男の子を育てる母であり、内科医として働くめぐさん。ブログ「なんちゃって女医の育児日記」のなかから、妊活日記をお届けします! 1話目の今回は、もともと月経困難症だっためぐさんが妊活を始めたきっかけについて。 ここから、妊活開始です。 私は4年ほど低用量ピルを内服していたので、妊娠もしなければ、自分の排卵能力もわからず、突如、不安になりました。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター めぐ2018年2月生まれの男児育児中の一児の母。内科医として日々働きつつ、Instagram・ブログで育児絵日記を掲載中。
2021年01月01日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。 最後は出産当日のお話です。陣痛が始まりましたが、あまり早く病院に行っても子宮口が3cm開くまでが長いと聞いていたので、ギリギリまで家で粘りました。 朝4時にギブアップしたのですが、なんと6cmまで開いていたそうです。(ちょっと頑張りすぎました) 人は寝不足になると仕事の効率が著しく落ちてしまうので、夫に徹夜させてしまうと夫の仕事が進まず、同じ職場の人に迷惑をかけるかもしれないからそれは避けねば!と思いながら痛みに耐えていました。 あとから冷静に考えると、仕事<<(越えられない壁)<<出産のはずだから、別に耐えなくてもよかったのでは?と思います。 ちなみに出産は朝の10時ごろだったのですが、一通り見届けてから夫はそそくさと仕事に行きました。 夫は私が入院中に自分の仕事の引継ぎを頑張ってくれたようで、退院当日から夫の育休が開始できるように調整してくれました。ありがたい話です。 夫が育休に入ってくれたおかげもあって、0歳の大変な時期を2人で協力して乗り切ることができました。 育休中は、各種申請・家事・育児でやらなければならないことを洗い出してTodoリストを作り、掃除などの定例タスクはスケジューラーに登録してこなすという生活をしていたため、育休はお休みというより一時的な転職だったなと感じています。 今は私も夫もフルタイム勤務で復職していますが、毎週日曜に夫と翌週のお迎え当番検討会議を開催しています。 仕事状況によっては週4でお迎え当番という週もありますが、忙しさに波があるのはお互いに承知しているので、「忙しいときはお互いさま」を合言葉に、お迎えの日に帰る分、働く日はがっつり働くことでなんとか両立しています。 ここまで読んでいただきましてありがとうございました。働くパパ・ママのみなさま、お互い頑張っていきましょう。監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ジェニィ2017年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。仕事が好きなわけではないはずなのに、なぜか仕事にまみれている仕事中毒の母。保育園のお迎えに間に合わせるために毎日必死!
2020年12月31日3人目の出産後は授乳も入院生活も慣れたもので、「早く自宅に帰って上の子どもたちに赤ちゃんを会わせたい」。そんなことを考えていました。でもそんなことを言っていられない事態に……。私たち家族にとって大きな試練となった、娘が“心室中隔欠損症”だと言われたときの体験談を紹介します。 切迫流・早産を経て早く生まれた娘3人目の妊娠で切迫流・早産で長期入院をし、安定していたとは言えないものでしたが、夫と子どもたちとの面会時間を楽しみに約4カ月の入院生活を家族全員で乗り切ろうとしていました。そして迎えた妊娠36週5日。正期産を目前に、あと少しでおなかの子どもと上の子どもたちにも会える。楽しみなことしかない!と思ってワクワクしながら眠りにつきましたが、おなかの張りが痛みを伴うものになっていました。あっという間に帝王切開にて出産した私は、生まれたばかりの赤ちゃんに何も問題がないことを聞き、安心して眠ったことを覚えています。 え?「心室中隔欠損症」って何?娘が生まれて安心していたものの、生後5日目に小児科の先生から「心臓の音に雑音が聞こえる。追加の検査が必要」と言われ、改めて検査をすると「心室中隔欠損症」と診断されました。「心室中隔欠損症」は簡単にいうと右心室と左心室の間に穴が空いている状態。心室中隔欠損症は特に珍しくなく、たいていは小さな穴で自然と閉じることが多いそうです。しかし、娘は穴の位置が大動脈弁の近くにあり、穴自体は大きくはないけれど弁が変形しているとのことでした。弁が変形することで血液の逆流があり、本来なら送り出されるはずの血液が戻ってきてしまうそう。そのために「早い段階で手術が必要になる」との説明を受けました。 小さな体で挑んだ手術循環器小児科のある大学病院で心臓疾患の専門医が詳しい検査をしました。そして、泣きながら手術の説明を聞いていた私に、先生は「お母さん。これは生き死にのための手術ではなく、元気に生活するために必要な手術だと考えてください。だからそんなに不安にならず、一緒に戦ってあげてください」と声をかけてくれました。この言葉でとても勇気づけられました。娘が生後8カ月のとき約6時間の手術の時間、不安な気持ちを抑えつつも無事に手術が終了。ICUへ移された娘はまだ意識こそ戻っていなかったものの元気だと教えてもらい、とても安心したのを覚えています。 手術後は2〜3週間の入院予定のところ、娘は1週間で退院という脅威の回復力を見せてくれて、1歳になった現在も元気に過ごしています。娘が心室中隔欠損症の診断を受けたことも手術を受けたことも、ショックなことでした。でも、家族全員で乗り越えられたこと、家族の笑顔や健康の大切さに改めて気づかせてもらえたことはかけがえのない経験になりました。身をもって教えてくれた娘にはとても感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/三上美咲作画/やましたともこ
2020年12月30日2019年の出生数は86万5,239人で、「86万ショック」とも呼ばれ、少子化の問題はより一層深刻となりました。少子化の原因はさまざまありますが、2020年は新型コロナウイルスが影響していると言わざるを得ない状況となっています。 日本産婦人科学会が緊急調査日本産婦人科学会では、「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」をおこない、結果を公表しました。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」は、回答を得られた576施設の2019年10月〜2020年3月までの月別分娩数を2020年10月〜2021年3月までの月別分娩予約数で割り、各都道府県の減少率を調べたものです。その結果、都市部(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪)で約24%、地方(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪以外の都道府県)で約37%減少しており、地域の減少率は有意に減少しているということでした。 「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」では、2020年9月1日〜30日にWEBアンケ―トをおこない、回答時に妊娠している人約5,000人、今年出産した育児中の人約3,000人の回答を分析したものです。その結果、里帰り分娩を予定している、あるいは実際に里帰り分娩をおこなった妊婦さんは各々約20%にとどまり、里帰り分娩を自主的に断念した妊婦さんは約10%だったそうです。そして、新型コロナウイルスの罹患者が多い都道府県の在住者に、不安尺度が高い傾向が見られたとのことでした。 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された2020年日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは2020年1月。新規感染者の増加に伴い、妊娠・出産の場においても妊婦健診の回数を減らす、母親学級などの産前教室の休止、立ち会い出産・面会の制限など、さまざまな対応がなされてきました。そのなかで不安を抱えながらも出産している方もいらっしゃいます。 その一方で、ベビーカレンダーがおこなった調査でも、新型コロナウイルス流行前に第2子以降を希望していたママのうち約32%が妊娠を延期または諦めたという結果が出ているように、妊活や不妊治療を休⽌・延期した、および妊娠を諦めたという人も少なくありません。全国的な分娩数の減少に新型コロナウイルスが影響した可能性は少なからずあると考えられます。 また、地方での分娩数が減少した背景には、里帰り出産の減少もあると考えられています。これらの調査は、第3波と言われる現在の状況になる前におこなわれたものですが、やはり移動による感染リスクの回避したことも要因にあるのではないでしょうか。また、晩産化により妊婦さんの親も高齢となっており、里帰り出産をしたいけれど高齢者への感染リスクも考慮した結果も影響していたかもしれません。 新型コロナウイルスの影響がじわじわと2019年に続き2020年も少子化には歯止めがかかっておらず、現在厚生労働省が公表している10月までの出生数を見ても、2019年より1,700人余り減少しています。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」からもわかるように、今後も出生数が上がるような状況にはないようです。さらに、現在全国的に蔓延し、日々過去最高を更新している新型コロナウイルスの陽性者数や重症患者数をみても、2つの調査がおこなわれた時期よりもよりいっそう不安な状況になっており、妊娠・出産を控えるという方がさらに増えると考えられています。 今年、5月に緊急事態宣言が発出されたときに比べて、人々の認識も変化しており、なかなか感染が抑えられない状況にあります。海外ではワクチン接種が開始されたところもありますが、日本ではもう少し時間がかかりそうです。ワクチンが承認された場合の優先接種の対象者についても議論されていますが、妊娠中の女性については安全性や有効性に関する明確なデータがないことから現時点では対象にしない方針となりました。まだまだ収束の兆しが見えない状況ですが、1日でも早く、お子さんを希望される方々が少しでも安全な環境で不安なく妊娠・出産・子育てができるようになることを願うばかりです。 【参考】日本産婦人科学会:「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査;結果」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB 調査(速報)」 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年12月25日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』前回のあらすじ妊娠糖尿病と診断され、総合病院へと転院したおかめさん。転院先の病院で入院が必要と告げられてしまい…バックナンバーはこちら妊娠糖尿病と診断され…妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。「妊娠糖尿病で困っている妊婦さんに向けて何かを残したい」というおかめさんの思いのもと、妊娠糖尿病についての体験談を何回かに分けてお届けしていく予定です。不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。管理入院が決まり、おかめさんはご家族へすぐに報告をしたそうです。旦那さんの気遣いや、寂しそうな様子を見せながらも、その寂しさをグッとこらえ「おまめも頑張る!かあちゃんも頑張ってね!」というおまめくんの声かけに心があたたまりました。そして、「自分の頑張り次第!」と意気込むおかめさんの前向きな姿にも大変励まされる回でした。ついに、妊娠糖尿病による管理入院が始まります。ぜひ、次回もご覧くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年12月25日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! 第66話、最終回となる今回は、最近のキヨさんと娘ちゃんの様子をお届け! 公園からの帰宅を拒否するイヤイヤ期真っ只中の娘ちゃんに、キヨさんはどう対応しているのでしょうか?こんにちは、キヨです! 娘も2歳になり体力がついてきたのか、公園の遊具で1時間遊んでも帰宅を拒否するようになりました……。 最近は「帰るよ〜」と言えば「ヤダー!」と逃げられる毎日で、公園遊びからの帰り方も工夫が必要です。 本当は、遊びに満足した娘から「帰るー」と言われるのが一番理想的なのですが、それもなかなか時間がかかるので、“3時のおやつ”を利用し帰宅を促しています! 娘も遊びからおやつに意識を向けてくれるので、大変助かっている作戦です。 この66話で最終回となりました。こんなに長く続けられると思っていなかったので、読んで応援してくださった方々、編集部の方々のおかげだと思っております。本当にありがとうございました! 連載当初は1歳前だった娘も2歳5カ月になりました(今回のマンガは2歳4カ月ごろのお話です)。妊娠期間から出産後のお話は記憶がボヤボヤで、日記や母子手帳とにらめっこしながら記憶と文字を頼りに描いていました。私の妊娠性痒疹、全身麻酔での出産体験は、自分でもあまり見ない貴重な体験だと思っています……。少しでも、同じ状況で悩んでいる方の参考になったり、そういったこともあるのだと知っていただくキッカケになったりできればうれしいです。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2020年12月24日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産体験談第7話。 夫と「これが最後」と決めた不妊治療でめでたく双子を妊娠! 妊娠悪阻のため妊娠4カ月で一時入院に。そして妊娠7カ月のとき、2週間ぶりに健診に行ったところ切迫早産で緊急入院! 入院してから2カ月後、ついに…!!! 妊娠後期、夜中に突然の痒み! 私の場合、腕と足、足の裏がひどかった。赤い斑点がいくつも浮かび上がってものすごく痒い! 蚊にかまれたピークの痒みがずっと続く感じ。心が折れそうになったときに、たぶん先生が見かねて帝王切開の予定を話してくれました。「ついに、双子と会える!」といううれしさと、先が見えた安堵感で、また頑張れる気がしました。 帝王切開、当日の朝 私の気持ちよさが伝わったのか、双子のドンドコ祭り開催~!!!見たことないほどおなかがボッコボコ、グィーン!!と動いているさまを直に見ました。待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月17日2人目を妊娠していたとき、少し目を離したすきに上の娘がやけどをし、足に傷を負わせてしまいました。そのときにとった私の行動と、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになったときの体験談です。 2人目の妊娠判明娘が1歳2カ月だったとき、2人目の妊娠が判明。娘を妊娠していたときもつわりがひどく寝たきりの生活を送っていましたが、2人目もやはりつらいつわりがありました。 つわりのなかの育児は思った以上にしんどく、夫や両親は仕事でほかに頼る相手もいませんでした。ずっとつわり特有の気持ち悪さと闘いながら、休み休み娘の相手をしたり、家事をしたりしていました。 聞いたことのないような声で泣く娘 ある日曜日のお昼前。夫は仕事へ行っており、平日と同じように家で娘と2人きりで過ごしていました。一通りの家事が終了し、娘とリビングで休んでいるとき、ついうとうとして眠ってしまったのです。 娘もいつもは一緒に寝てくれるのですが、その日は違ったようで、おもちゃを出して遊んでいました。眠りについて30分も経っていないくらいのとき、突然聞いたことのないような声で娘が泣いたため、飛び起きました。 急いで病院へ娘はまだ赤ちゃん言葉だったので、何があったか聞いてもわかりません。体を見ると、太ももにやけどをしていました。隣にはスイッチの入ったアイロンがあり、「あ、これはまずい!」と焦った私。「とにかく冷やさないと」と思って風呂場に向かい、そのまま娘を抱きかかえてシャワーをかけました。突然水をかられたことと、やけどの痛みからか娘は号泣。 しばらく流水をかけ、その後は氷水を入れた袋で冷やしながらネットでやけどの対処などを検索。しかし、正確な情報はわからず、病院へ行くことに。ただ、日曜日だったこともあり、かかりつけの皮膚科もお休み。県のホームページを確認し、休日の皮膚科の当番医を見つけました。家からは約40分かかる場所にある皮膚科でしたが、なんとか午前診療中に行けるよう急ぎました。 自分の不注意で娘の体に傷を病院へ到着するとすぐに診察してもらえ、処置を受けました。痕が残ったら……と心配して医師に聞くと、「現時点ではわからない」と言われ、落胆しました。包帯を巻かれた娘は痛々しく、まだ幼い娘に私の不注意で傷を負わせてしまったこと、女の子なのに足に痕が残ってしまうことを考えると、申し訳なさと悲しさとで涙が止まりませんでした。 その後はかかりつけの皮膚科へ通い、傷の経過を見てもらいました。しばらくの間包帯を巻かれた娘を見るたび、つらくなりました。傷が安定し、包帯が外れた娘には、やけどでできてしまったかさぶたがあり、少しでも痕にならないように、夏でも足が隠れる服装をさせていました。 数カ月は傷痕が残っていましたが、2年ほどたったころにはほとんど痕もない状態まで回復しました。今思い返しても少し目を離してしまったことや、危ない物を周辺に置いたままにしたことで娘につらい思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。その後は当たり前のことですが、危ない物、熱い物は娘たちのそばに置かず、アイロンなどは娘たちが寝た夜におこない、使ったらすぐにコンセントを抜くことを徹底しました。もう2度と今回のようなことが起こらないよう注意深く育児をしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:金本ゆきこ4歳と2歳の姉妹の母。学生結婚をし、出産後に専業主婦を経験。育児を満喫しながら、新たな働き方のできるライターへ転向。自身の経験をもとに記事を執筆している。
2020年12月15日2009年生まれの双子ちゃんのエピソードをブログやInstagramで公開しているかよポンさん(Instagram@kayoponkan)。不妊治療を経て双子を妊娠、出産するまでのエピソードを9回に分けてご紹介! 夫と「これが最後」と決めた不妊治療で、なんと双子を妊娠していることが判明し……?! ついに待望の妊娠! 喜んだのもつかの間… つわりと言えば、よくドラマで炊き立てのご飯とかのにおいでトイレに駆け込むシーンのイメージがあって、それを想像していました。でも、ちょっと違う……?!おなかが空くと気分が悪くなる「食べつわり」のパターンもあるということを、このとき、初めて知りました。 つわりピークの食生活はというと…妊娠2カ月ごろから、食べづわりから吐きづわりに移行……。ビニール袋が手放せない時期でした……。 最終的に、唯一食べられたのはメロンパンだけでした。 待望の妊娠、しかも双子ちゃん! おめでとうございます! かよポンさんの育児エピソードはInstagramやブログなどから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 この投稿をInstagramで見る かよポン(@kayoponkan)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午後11時59分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かよポン2009年生まれの二卵性男女双子育児中の40代母。家族の出来事を4コマで。 趣味はキャンプ。不妊治療~双子出産、子育ての日常を描いたブログも人気!
2020年12月15日子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族