「妊婦 食事」について知りたいことや今話題の「妊婦 食事」についての記事をチェック! (2/13)
ゆきさんは、2年間交際していたしょうたさんと結婚し、半年後に妊娠していることがわかり、その後出産しました。ある日ゆきさんは、仲良しの友人りかとまゆみと3人で久しぶりに会うことに。妊娠をしたというまゆみは、つわりもないと得意顔。しかし、ゆきさんの出産時のエピソード聞いたまゆみは機嫌を悪くし、「大袈裟」だと言い放ちます。その後、ゆきさんはまゆみから「相談がしたい」と大量の連絡が。ゆりちゃんのお昼寝中で電話に出られなかったゆきさんは、夜の寝かしつけを夫にお願いし、まゆみに電話することに……。 その相談、私じゃなくてもよくない…?まゆみからの大量のメッセージと電話に、私は困惑。それでも本当に何かあったのかもしれないと心配になった私は、まゆみと電話で話すことにし……。 つわりがないことや、体形が変わらないという悩みを自慢げに話してくる、まゆみ。病院では問題ないと言われているそうなので、ゆきさんは「考えすぎないほうがいい」と励ましました。 そして不安だと言っているまゆみの気持ちを和らげようと、次の妊婦健診まで待たずに病院で相談するようゆきさんはアドバイスをします。 ところがまゆみから「何それ? 説教?」と言われてしまうのでした。 まゆみの話は相談というより、「妊婦になっても変わらない私」を自慢したいように感じますね。アドバイスよりもただ話を聞いてほしかっただけなのかもしれませんが、まゆみから相談を持ち掛けてきたのですから、ゆきさんの励ましや助言を素直に受け入れても良いのではないでしょうか? ゆきさんも育児中という忙しい時期。まゆみさんには、友だちが自分のために時間を割いてくれたことに対して、もう少し感謝の気持ちを持ってほしいと思ってしまいますよね。>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター たに
2023年12月23日とある平日のお昼ごろ。私は実家の母に会いに行くために、駅のホームで電車を待っていました。すると、突然見知らぬおじいさんが、私の体にぶつかってきたのです! 私が通行の邪魔になっていたというわけではなく、どう考えてもわざととしか思えません。わざわざ相手にするのは面倒なので、私はそれ以上関わらないように、おじいさんから離れた場所で電車を待っていました。数週間後。私は妊娠がわかり、実家の近くにある産婦人科に通うようになりました。その日も、駅のホームにあるベンチに座って電車を待っていると、先日ぶつかってきたおじいさんが目の前を横切りました。駅で出会ったおじいさんおじいさんは、あのときと同じように若い女性にわざとぶつかり、よろけた女性を邪魔だと怒鳴りつけています。その女性は誰かに迷惑をかけるような行動を取っていたわけでもなく、ゆっくり歩いていただけ。私は女性のもとへ歩み寄り、立ち上がるのを手伝いました。 私はおじいさんを睨みつけて「あなた、わざとこの方にぶつかりましたよね?」と言いました。しかし、おじいさんは謝るどころか逆ギレしてきたのです。 「年長者に向かって、なんだその態度は!? お前の親はどういう教育をお前にしていたんだ!?」 私を怒鳴って、その場から立ち去りました。 妊婦より老人優先?!別の日、私は妊婦健診のために電車に乗って産婦人科へ向かいました。通勤ラッシュは避けたものの、席はどこも埋まっています。つわり真っ最中の私は立っているのがつらく、座りたいと思っていました。 幸い、マタニティマークに気づいた女性が席を譲ってくれ、座ることができました。気分が悪かったのでそのまま目を閉じていると、とある駅で乗り込んできた男性が私の前に立ち、電話で話をしています。その声には、聞き覚えがありました。 目を開けて見ると、そこには例のおじいさん! 厄介なことになりたくなかったので、私は再び目を閉じました。 おじいさんは電話を切ると、私に「おい! お前、何で席を譲らない!?」と強要してきたのです。私はカバンのマタニティーマークを見せながら、妊娠していてつわりがつらいので座っていると訴えました。 そんな私の言葉はおじいさんには届かず、「妊婦より老人優先だ!」と、聞きません。 降りるのは、どっち?相手にするのもつらいので、しぶしぶ立ち上がろうとしたところ、近くに座っていた女の子が会話に入ってきました。「妊婦より老人優先ってどういう主張!?」さらに仲間と思われる子も「こんなじいさんに何言っても無駄だわ。お姉さん、こっち来なよ。私らの席、座って」と続け、私に席を譲ってくれたのです。 彼女たちは看護学生らしく、知っている限りの知識を使って私の体を気遣ってくれました。その様子を見てもなお、おじいさんは「妊婦がそんなに偉いのか!」「女のくせに偉そうにするな」と大きな声で怒鳴っています。 すると電車に乗っていた女性が、ひとり、またひとりをおじいさんに近づき、ひと言。「妊婦さんが転んだら危ないでしょ? 責任取れるの?」「おなかの中で子どもを育ててるんだから偉いに決まってる!」「そんなに偉そうにしていると、困ったとき誰も助けてくれませんよ」それを聞いて、みんな頷いています。何も言い返せなくなったおじいさんは、次の駅に着いたとき、すごい勢いで乗客をかき分けて外に出て行きました。 あの日の経験を忘れないそれ以来おじいさんを駅で見かけることはなくなりました。 私はというと、嫌な思いはしましたが、同じ電車に乗り合わせた看護学生が会うたびに気を使ってくれたり、たまたまいた他の妊婦さんとママ友だちになったりと、素敵な縁が続いています。まもなく出産を迎え妊婦生活を終えるわけですが、あのときやさしくしてもらったことは忘れません。 妊婦さんはもちろん、お年寄りや小さな子どもを連れた保護者、体の不自由な方と乗り合わせたときには、思いやりを持って接していきたいと思います。 妊娠中の女性は体調が悪いことも少なくありません。マタニティマークを身につけている方を見かけたら席を譲り、安全に、そして体に無理のない移動ができるように促してあげたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月16日これは、初めての出産を控えていたときの話です。予定日が近づき、日に日に緊張が増していくのを感じていました。産婦人科の定期健診でも、医師から顔色が悪いと言われていた私。今後のことを相談するために、次回の定期健診には夫も一緒にきてほしいと言われたのですがーー。私は、仕事から帰った夫に「一緒に病院に行ってほしい」と伝えました。すると夫はひどく面倒くさそうな顔……。それでもなんとか説得して、一緒に病院へ行くことになりました。入院して大丈夫…?「赤ちゃんを安全に産むために、やっぱり入院をおすすめします」 診察室に入ると、入院を進められた私。母体の栄養状態がかなり悪化していたよう。たしかに、妊娠週数が進んでもつわりが続き、ごはんが食べられていませんでした。赤ちゃんのためにはすぐにでも入院したいところですが、わが家にはひとつ問題があります。それは妊娠にまったく理解がない夫。こんな体でも家事は全部私がやっていて、それが当たり前だと思っています。 その話を聞いて先生はビックリしていましたが、いい考えがあると言い、私にそっと耳打ちしてきました。……なるほど! もしかしたらいい方向に行くかもしれないと思った私は、先生の提案に乗ることにしました。 夫を変えたのは…診察室を出ると、座りながらスマホゲームをする夫の姿が。周りにたくさんの妊婦さんがいるというのに、席を譲ることすら考えない夫にゲンナリしてしまいます。 入院することになったと話すと、「え? 入院? なんで? 妊娠は病気じゃないだろ?」と相変わらず理解がありません。 「俺のメシはどうすんの?」 私にトドメを刺したのがこのセリフ。聞いた瞬間、私の中で何かがプツンと切れたのを感じました。夫にとって私は、家事要員でしかないようです。 我慢の限界がきた私の口からは、自然と暴言が飛び出していました。 「このままあんたと過ごすなんて無理! もう一緒に居られない! あんたみたいなダメ夫いらない!」 夫はさすがにまずいと思ったのか、謝ってきました。その気持ちが本当なら、今日の午後に開催される「妊婦体験教室」に参加するように言いました。参加しないなら離婚するからと伝えると、慌てて午後の予定をキャンセルしていたようです。教室では、つわりは酷い二日酔いの状態が何カ月も続くようなものであることや、大きくなったおなかが7~8キロもあることを丁寧に説明してくれて、器具を使って実際に妊婦の体を体験させてもらえました。しゃがもうとしただけでバランスを崩して倒れてしまった夫をロックオンして、先生はひと言。 「この状態の奥さんに、お風呂掃除やトイレ掃除、料理や洗濯をしろという人も、中には居るんですよ~!」 夫の表情が青ざめていきます。そして、その後は先生の話にも耳を傾け、なにやら考え込んでいました。 「くれぐれも、おなかには自分の子孫がいて、奥様はそれを大切に育みながら生活していることを、旦那様方はお忘れにならないように!」 こんな素敵な言葉で教室は終了。夫は今までの自分は間違っていたと、謝罪してくれました。先生の作戦は大成功でした! すっかりパパらしくなった夫別人のようになった夫は、早々に入院の手続きを進めてくれました。 「俺のことは気にせずしっかり休んで! 安心して元気な赤ちゃんを産んでくれ!」 夫が言ったその言葉にウソはありませんでした。日に日に家事を極め、カレーが作れるようになったり、洗濯物を早くたためるようになったり、私が入院中にめざましい成長をとげているようです。さらに驚いたのは、赤ちゃんが産まれたら育休を取ると言ってくれたこと。これまで家庭よりも仕事を優先していたのに、この変わりよう……。ついこの間は「俺のメシは?」なんて言っていたのが、信じられません。これなら、私も安心して出産を迎えられそうです。2人で協力して、大事に大事に子どもを育てていきたいと思います。 妊娠している女性がどんなにつらいか、実際に体験をするとよくわかるようです。今回のような「妊婦体験教室」がもっとメジャーになり、父親になる人全員に体験してほしいと思ってしまいますね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月09日もともと私より収入が低いことを気にしていた夫。妊娠を機に私が仕事を辞めると、突然夫の態度が豹変して……!?私も夫の稼ぎだけに頼るのは不安だったので、子どもを産んだ後も仕事を続ける予定でした。しかし、夫の説得により、妊娠・出産後は専業主婦になることをしぶしぶながらも受け入れました。 そしてついに退職届を出した日、なんだか夫の様子がいつもと違ったのです――。 夫への違和感仕事に未練を残しながらも、専業主婦になることを決めた私。退職届を出して家に帰ると、夫から「お疲れ様」とメッセージが届きました。 「私、本当に仕事を辞めてよかったのかな……」とぽつりとつぶやくと、「俺の収入だけで問題ないって結論になったろ?」「生まれた子どもの世話だってあるんだ」「退職届を出したんだからもう諦めてくれ」と夫。 私だって、夫を困らせたかったわけではないのです。ついこぼしてしまった言葉に対して、そこまで言わなくても……と思ってしまった私。なんだか夫から威圧されているような感じすら受けました。 妊娠で気持ちが不安定になりやすいのだろうと思った私は、「もうこの話は終わりね。私も気持ちを切り替えるわ!」と仕事の話題を打ち切ることに。夫も「俺もいろいろと手伝うから、身体を第一にしろよ」と私を気遣ってくれたので、私は子どもが生まれた後の暮らしに思いを馳せながら家事に勤しむことにしたのです。 しかし……。 豹変した夫2カ月後――。 私が退職してから、夫は豹変。毎日のように飲み歩き、来月出産予定の妊婦の私に車で迎えに来させるのです。なんだか夫のいいように使われているような気がして、私は愚痴をこぼすことが増えていました。 今夜もまた、日付が変わっても帰ってくる気配のない夫に「いつ帰ってくるの?」とだけメッセージを送りました。すると、「もうちょい後になるわ、それまで起きてて~」「妊婦でも車の運転くらいできるだろ、働いてないんだから迎えくらいきてくれよ」といつもと同じ返信が。 「最近ひどすぎない?私は別にあなたの召使じゃないんだよ?」と苦言を呈すと、夫は「当然だろ?お前は仕事をやめて俺に養われる立場になったんだから」「俺の方が立場が上なの」と返してきました。 私に仕事を辞めるよう、説得してきたのは夫の方。子育てや家事に専念するために仕事をやめたのであって、夫婦の立場は対等なままだと私は思っていますが、夫の考えは違ったようです。次の言葉には絶句してしまいました……。 「俺にたてついて困るのはお前の方だぞ?別に俺は生活費入れなくてもいいんだけど?」「女のくせに無駄に出世しやがって、俺より収入高かったからって偉そうにするな!だから仕事辞めさせたんだぞ」 私は一度も収入のことで夫を見下したことはないのですが、私が思っていた以上に夫は気にしていたようです。「本当だったらお前が気を利かせて自分で辞めるのが筋だったのに……」とまで言われて、私は怒るどころか呆れてしまいました。 「ちゃんと反省して、俺を迎えに来いよ」と相変わらずの調子の良い夫。これだけ言っておいて、まだ迎えに来いという神経がわかりません。「帰りはタクシーなりなんなりで勝手に帰って来てください」とだけ返すと、「迎えに来なかったら許さないからな!」と脅しはじめました。 しかし、妊婦は身体が第一。産まれてくる子どものためにも、私はスマホの電源を切って寝ることにしました。 翌日――。 結局遅くまで飲んで、タクシーすら捕まえられなかった夫は、ビジネスホテルに宿泊。今日はそこから出社したようです。 「お前のせいでこうなったんだぞ」「誰のおかげで飯食えてると思ってんの?」と、私のスマホには夫から暴言メッセージが続々と届いていました。 「私は収入とか立場とか気にしてないから」と返すと、「お前がそういう態度なら俺にも考えがある」「お前とは離婚する」と離婚を持ち出してきた夫。昨日は酔った勢いであんなことを言っていたと思っていた私は、素面でもこの有様なのかと驚きました……。 「『調子乗ってすみませんでした』ってちゃんと謝ったら許してやるぞ?」「お前がちゃんと立場を理解するだけでいいんだぞ?本気で離婚になったら困るだろ?」とあくまで私に立場をわからせたい様子の夫。私はもう付き合いきれなくなりました……。 「いいよ、離婚してあげる」「これから離婚届もらってくるから、帰ったらサインしてね」と離婚に応じると、「……離婚して困るのはお前の方だぞ?」と勢いを失った夫。 「本当はあなたの方が離婚したくないんでしょ?いざ離婚ってなってビビってるの?」と煽ってみると、「そこまで言うなら離婚してやるよ!後から泣きついてきても許さないからな!?」と強がり始めました。 その日のうちに、私たちは離婚届にサイン。そして、私はサイン済みの離婚届を自分の手元に置いておいたのです。 私の選択は…1週間後――。 「おい、今日はちゃんと迎えに来いよ」と元夫からメッセージが。 「今実家だから無理」と返すと、「俺は実家に帰るとか聞いてないんだけど?」「俺のおかげで生きていけてるくせに、ナメてんの?」と相変わらず私に立場を弁えさせようとしてくる夫。 「もういいわ、離婚決定」「ん?1週間前にしてるけど?」「は?」 離婚届にサインした翌日、私は嬉々として役所にその離婚届を提出しました。それから1週間で自分の荷物をまとめ、ようやく実家に帰ってきたところなのに……。 「あの日は俺が許してやるって言っただろ!」「俺が許してやったんだから、離婚はなしだ!」と喚く元夫。しかし、元夫の許しがどうこう以前に、私自身、元夫のことが無理になっていました。だから、すぐさま離婚届を提出したのです。 「収入のないお前がどうやって子ども育てるんだよ!?」「シングルマザーってそんなに簡単なことじゃないんだぞ!?」となおも喚き散らす元夫。私はこの1週間の間に、元の職場に頼みこみ、出産後にまた働かせてもらう手はずを整えていました。実家に帰ってきたのは、私の両親に子育てを手伝ってもらうためです。 「生まれてくる子どもに、あなたの言いなりで過ごしている私を見せたくない」「この子にはあなたみたいになってほしくないの」と淡々と述べた私。すると元夫は、「あーあ、お前一人で育てたってろくな大人にならない」と言ってきたのです。 その言葉で、この人と離婚できてよかったとあらためて思いました。自分の子どもに対して、平気で「ろくな大人にならない」などと言える元夫のそばで、この子を育てたくない。私の選択は間違っていなかったのです。 その後――。 私は無事に女の子を出産。今は実家で娘の世話をしながら、職場復帰に向けて体力と知識を蓄えています。これから先、この子が大きくなるにつれていろいろなことがあるとは思いますが、元夫を反面教師に精一杯育てていきたいと思います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月05日第1子妊娠中、妊娠8カ月ごろのお話です。突然の不幸に悲しみがありながらも、少しだけ前を向くことができた体験談を紹介します。コロナ禍での妊娠。家族と久々の再会結婚を機に夫と暮らすために県外に引っ越しました。新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、ゴールデンウィークもお盆休みも帰れず実家の家族に会えませんでした。 妊娠がわかったのは2020年の6月。SNSで家族とはやりとりをしていたものの顔を合わせる機会がないまま時間が過ぎていきました。私の家族は両親と兄で、両親とは連絡をとっていましたが兄とは連絡をとることはありませんでした。 緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスの感染者も少なくなってきたので、妊娠7カ月に入ったあたりに実家に帰ることに。久しぶりの実家で、両親も私の妊娠を喜んでくれ、たくさん話をしました。兄とも少し言葉を交わし、今まで実家にいたときと変わらない時間を2〜3日過ごし、自宅のアパートへ戻りました。 突然の訃報に頭が真っ白……それから数週間後のこと。突然夜遅くに父からの電話。私「もしもし」 父「……もしもし。遅くにごめん。妊婦のお前に言うことじゃないが、言わないといけないことが……」と震えた声。私は胸騒ぎがしました。母が倒れたか、母方の祖母が倒れたかと一瞬で嫌な想像をしました。 私「何があった?」 父「兄が亡くなった……。心筋梗塞で倒れてそのまま……」私は頭が真っ白になりました。当時私は妊娠8カ月。妊娠後期に突入したあたりのお話です。それまでは情緒が不安定でやっと落ち着いてきたころでした。元気だった兄との突然の別れ。何が何だかわからずに実感がないまま、再び実家へ戻りました。 そこには細長い白い箱があり、中には白い服を着て目を閉じた兄がいました。話しかけても返事はなく、いつも私の名前を呼ぶ声も聞こえてきません。 兄と最後に会ったのは数週間前。一緒にDVDを観ようと約束をしましたが、私が出かけるため観られずにいました。「次帰ったらでいいか」という気持ちはありましたが、そんな日はきませんでした。私が帰る日に、「帰るね! またね!」と寝ている兄に声をかけて帰ったのが最後の会話でした。こんなことなら兄と会話をすればよかった、もっと連絡をとっておけばよかったと後悔が押し寄せました。 深い悲しみのなか近づく出産予定日葬儀が終わり兄とのお別れをし、自宅のアパートへ戻りました。すぐに妊婦健診があったのですが、切迫早産とのことで次の日に入院が決まりました。しかし、次の日に受診すると、ギリギリではありましたが自宅安静で良いことになり入院は免れました。 情緒が安定してきていたとはいえ、やはり身内との別れはつらいもの。突然のことならなおさらです。周りには悲しんでいる姿は見せまいと思っていましたが、夜になると悲しい気持ちが押し寄せて声を上げて泣く日々。普段からそんな姿は見せませんが、夫に「泣きたいときは泣いていいよ、寂しいときは寂しいって言っていいよ」と言葉をかけてもらったり、職場の人たちからもいつもと変わらない様子で振る舞ってもらいながらもささいなところで支えてもらったりして、何とか持ち堪えることができました。 それから1カ月後、里帰り出産のために実家に帰り受診をすると、また切迫早産気味に。入院するかしないかの瀬戸際でした。できるだけ家で安静にしながら過ごし、妊娠37週目を迎えました。そして予定日1週間前の夕方に陣痛がきて、次の日の朝に出産しました。 天国で兄が見守ってくれている娘の誕生日は兄の百か日でした。それから1週間後に退院。退院前日から雨が降り、朝方まで雨が降っていました。退院に向けての最後の診察が終わり、病室に戻ると雨が上がっていて、迎えにきてくれた両親と娘とともに実家へ。晴れてよかったねと車の外を眺めていると雨上がりの空に虹がかかっていました。 生まれて初めて見る、端から端まで見えるきれいな虹。兄が喜んでくれているようなそんな気持ちになり、両親にバレないようにこっそりと涙を流しながら家へ帰りました。 妊娠中の兄との別れ、切迫早産でも入院せずに済んだこと、退院の日に虹がかかっていたことを知人に話すと、「お兄さんが見守っていてくれてたんだね」と言ってくれ、きっとそうだと心が温まりました。娘に伯父さんを会わせてあげることはできませんが、きっと天国で兄が見守ってくれていると、私も前を向くことができました。 妊娠中の繊細な時期にあった悲しい体験でした。人との出会いがあるように別れもあり、それはいつ起きるかわかりません。妊娠中に起きることだってあります。ひとりじゃない、周りにたくさん助けてくれる人がいる。つらいときはつらい、しんどいときはしんどい、悲しいときは悲しいと言葉にして伝えることが大切で、私が思っている以上に私のことを想ってくれる人がいて、多くの人に支えられていると思い知ることができました。そして、娘を出産したことで、生と別れについてしっかり向き合うことができたと思います。娘が生まれて3カ月が経ちました。まだまだ大変な時期ですが、生まれてきてくれたことを日々感謝しながら育児を頑張っています。 著者:ぽむぽむ1児の母。生後3カ月の娘を溺愛している専業主婦。
2023年12月02日一人目を妊娠したとき、義母はすごく喜んでくれました。そこまでは良かったのですが、心配だからと妊婦健診にまでついてくるように。正直ちょっと……と思っていたので、ある人の一言でスッキリしました! 妊婦健診についてきた義母は…私の妊娠を喜んでくれた義母。そこまでは良かったのですが、私のことが心配だと言って妊婦健診にまでついてくるように。妊娠中のアドバイスもいただきましたが、いつの時代の話!?というものが多く、困ってしまいました。 今は妊婦さんでも飲める薬を処方してもらえますが、薬は絶対に飲んじゃダメ、食事は2人分食べないとダメなど、毎日そんな話ばかり。産院でも義母は他の妊婦さんや子連れの方に話しかけ、「ミルクは太るからあげちゃダメ」「抱き癖が付くから置きなさい」など的外れなアドバイスを言って周りました。 院内に義母の声が響いていたのか、見かねた助産師さんに「時代が違います」と注意され……。その場に居合わせたママからは「そういう年配の人がいるから私たちは暮らしにくいんです」と言われ、居づらくなった義母は私を置いて帰ってしまいました。 義母は病院での出来事を何人かの友人に話し、共感を得ようとしたようです。ですが、義母の発言の方が良くないとみんなに言われ、自分の言動を反省したとのこと。これ以降、細かいことは言わなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 義母は子育ての先輩として親切心から言っているのかもしれませんが、時代や環境が違えば考え方も変わってくるもの。アドバイスの場合でも、押し付けにならないよう気をつけたいですね。 作画/さくら著者:坂本れん
2023年12月01日第1子を妊娠したときのこと。大きくなってきたおなかを見るたびに義母がある発言をしてきて……。プレッシャーに押し潰されそうになりました。無事に生まれるかさえ不安なのに……第一子を妊娠中のときのこと。初孫の誕生に喜んだ義母は、「このおなかのかたちは絶対に男の子よ!」と顔を合わせるたびにうれしそうに話すので本当に困りました。というのも、私はその前年に流産を経験しており、義母もそれはよく知っていたはずだからです。 無事に産まれるかどうかすら不安で仕方がなかったのに、「生まれてきたのが女の子だったりしたら、何を言われるかわかったものではない」と不安になりました。 妊婦健診のとき、主治医の先生に「女の子ではありませんよね!?」と何度も確認してしまったことも。ついに先生から「無事に生まれれば性別などどちらでも良いですよね?」と言われ、事情を話しながら診察室で号泣してしまったこともあります。 周りの家族も義母をたしなめたりしましたが、「誰が何と言っても私にはわかる!」と聞く耳を持たず。「無事に生まれてよかった」と思うと同時に「男の子でよかった」と思ってしまい、赤ちゃんに申し訳なく罪悪感を感じました。その後、夫から義母に「今後は子どもの性別をとやかく言うのはやめてほしい」と伝えてもらいました。 ◇ ◇ ◇ 悪気はないのかもしれませんが、毎回言われるとプレッシャーになりますよね。妊娠中はいつもよりナーバスになり、ストレスが溜まりやすいことも。あまりに追い詰められる場合は距離を置くなど、できる限りの対策を考えたいですね。 著者:佐々木瑠璃/女性・ライター。6人の子どもをワンオペで育児中。シナリオライターとして活動するかたわら、WEB記事作成も行っている。イラスト:さくら ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2023年11月27日私は臨月の妊婦で、最近体調があまり良くありません。しかし夫はお構いなしに、家に同僚を呼んで飲み会を開くのです。新築の我が家を自慢したいのか、飲み会を開いては同僚や友人を呼ぶ夫。そのくせ準備はすべて私なので、とても負担です。おなかも大きくなってきたので少しは遠慮してほしいのですが……。 飲み会を控えてほしいと伝えると…家で飲み会をするのは大変です。買い物から、おつまみや食事の支度、後片付けに掃除と、やることがいっぱい。少し控えてほしいと夫に伝えると、いつも家でダラダラしているんだから、たまには動けなんて言ってきました。 この体調でもできることはやっており、横になるのが多いのは体調のせいです。そもそも夫は、妊婦の大変さをまったく理解しておらず……。 しかも今日は夕食を食べてから、ビールが足りないと言い出しました。ビールを買ってきたら、〆の鍋も作ってほしいらしく……、たまったもんじゃありません。心の中で愚痴を言いつつ、しぶしぶ家を出ました。 スーパーへの道中で運命の出会い「どこまでビール買いに行ってんだよ」「さっさと走って戻って来い!」私の帰りが遅いため、しびれを切らした夫が連絡をしてきました。すると「妊婦に何をさせているんだ」とお叱りのメッセージが、私から夫へ送信されたのです。夫は「妊婦は病人じゃない」とキレました。すると……。「あんたたち、明日社長室で尋問ね」意味不明な返信に、やっとおかしいと夫は気づいたようです。そのあとメッセージを送っているのが自分の会社の社長だとわかり、夫は急に挙動不審に……。 なぜこんなことになったかというと、私が社長と運命の出会いをしたからなのです。歩いているとおなかが張ってきたので、スローペースでスーパーへ向かっていると、やさしく声をかけてくれる女性が。私が気を許して愚痴をこぼしたところ、女性は血相を変えました。 そして、夫やその同僚に心当たりがあるというのです。会社名を教えると、彼女は本当に驚いていました。その女性はなんと、夫の会社の社長だったのです。 そこに夫からの連絡がちょうど入ったのですが、やりとりを見ていた社長は私の携帯電話を貸してほしいと言ってきました。そして夫とその同僚たちに苦言を呈してくれたのです。おかげで、私は安心してゆっくり体を休められました。 社長と知り合ったことで決断夫はさらに親としての自覚のなさも指摘され、その点も含め私に謝ってきました。私は離婚を考えましたが、シングルマザーで子どもを育てていく自信がありません。両親も他界しており、頼る人がいないので不安な気持ちでいっぱいだったのです。 そこで社長に相談したところ、いろいろとアドバイスをもらえました。なんと社長自身もシングルマザーで子育ての経験が。慰謝料請求など調停に関することも教えてもらい、これで離婚に踏み切れます。 その後、しばらくして離婚が成立。ーーあれから数年たち、私は家事と育児に協力的な男性と再婚。今は幸せに暮らしています。 ◇ ◇ ◇ 社長との出会いで人生が好転して良かったです。夫婦は本来対等なもの。そこを前提に関係を築いていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月23日私はもうすぐお母さんになります。先日、医師から絶対安静を言い渡され、すこし早めに産休に入ることになりました。少し早く産休にはいることを夫に伝えると、復職が難しくなるのでは……と言い始めました。私が働いている会社は産休明けのママたちも活躍しており、心配はないと言っているのですが……。 それよりも心配すべきなのは、おなかの赤ちゃんのこと。夫は名前決めや出産準備よりも自分の自由時間が大切なようで、そんな様子がふと気になりました。 えっなんで!?仕事を辞めた!?私が産休に入って1カ月が過ぎたころ、夫が突然の告白をしてきました。「なんで俺だけ働いてんだろと思ってさ」私が働かないことをずるいと思った夫は、とんでもない行動に出たのです。「さっき仕事辞めてきた」信じられないことを言われ、びっくりを通り越してあ然としてしまいました。 「いやいや私、妊婦なんだけど……」彼の目には、私がごろごろしていると映っているようです。我が家には家事を手伝ってくれる夫は存在しないので、絶対安静にもかかわらず家事全般は毎日しているのですが……。 産休中の私の給与だけではやりくりできないので、夫には再就職先を探してほしいと伝えました。彼は貯金を取り崩せばいいと簡単に考えていますが、あのお金は今使うべきものではなく……、本当に困ってしまいました。 毎日ふらふらして仕事を探さず…夫はなかなか仕事を探さず、ハローワークに行くふりをして遊びに出かける日々が続きました。産休中も給与がもらえることを知ってからは、さらに働く気がなくなったようです。そして私に、ラクな生き方でいいなぁと言ってきました。それを聞いて、ついに私は爆発! 天然でかわいい人だと思って世話を焼いてきましたが、もうこの人とはやっていけないと覚悟を決めました。それから私はさっさと家を出て実家に避難。私が借りていた家に夫が転がり込んできたので、私の荷物を運んだら部屋にはほぼ何も残らず……。 そして、私の親が義実家に連絡。それを聞いた夫は激怒し、勝手なことばかりして無責任だと言ってきましたが、どの口が言う……ですよね。 最終的に両家の両親を巻き込んで話し合い、離婚が成立。養育費の支払いを約束してくれました。どうやら義父の紹介で再就職先も決まったそうです。私は無事に出産し、先月から仕事に復帰しました。 ◇ ◇ ◇ 妊娠中は流産や早産のリスクをできるだけ避けるために自宅安静を伝えられることがあること、子どもにこれからお金がかかってくることなど、調べたり考えたりすれば分かりそうですが……、夫婦の間でも想像力を働かせることは大切ですよね。今後は自分の行いを省みて過ごしてほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月10日めぐみは、男の子・ゆうきを出産。夫のてっぺいは、2人を見て絶対に幸せにするのだと意気込んでいました。話はさかのぼって妊娠中のころのこと、飲み会から帰宅したてっぺいはめぐみを気遣い、自分で夜食を作りました。けれども翌朝シンクに残された洗い物を見てめぐみは一瞬複雑な心境に……。さらにてっぺいは、ベビー用品の準備について、「めぐみに任せる」とどこか他人ごと。めぐみとてっぺいがベビー用品を下見している最中、大学時代の同級生・さえとバッタリ会いました。すると、育児ストレスがたまったさえは夫の愚痴を連発。さえと別れると、てっぺいはそんなさえのことを、「変わっちゃったね」「ああなったらおしまいだよね」と、体型や性格をバカにしました。さらには「世の中には綺麗な母親もいっぱいいる。あれじゃ旦那さんがかわいそうだよ」と言い捨て、めぐみは呆然。 めぐみからてっぺいへの不安が募っていた矢先、家にめぐみの母親が遊びにきたのですが……。 これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。母からの忠告 ある日、めぐみの家に母親がやってきました。 おなかが大きくなっためぐみを見て「てっぺいくんは良くしてくれているの?」と心配している様子。 めぐみがてっぺいは妊婦の私にいろいろと気を遣ってくれていると伝えると、母親は言いました……。 「本当でしょうね? 私たちの家系の女は大昔から大人しくてハッキリ言えないタイプばかりだから」と。 どうやら、母親はめぐみがてっぺいへの不満をため込んでいるのではないかと懸念しているようなのです。 てっぺいとの関係について心配はないと、母親に再度伝えためぐみ。すると母親は、「妊娠も出産も命をかけるのはあなたで、めぐみの気持ちが優先されるべき。新たな命をこの世へ送り出すことはそれほど偉大で、壮絶なことだということを忘れないでほしい」と、めぐみに伝えます。 そして、めぐみは母親が祖母から譲り受けたというネックレスを渡されたのでした。 ◇◇◇ めぐみさんがてっぺいさんに、出産を控えた自分の素直な気持ちや、相手への不満などを伝えられていないのではないかと心配するお母さん。実際に妊娠出産、そして育児をした経験があるお母さんは、いかに自分の気持ちをため込まず、相手に伝えることが大切であるのかを痛感しているのかもしれませんね。めぐみさんが、てっぺいさんに対して、素直に伝えられていない気持ちや不安に思っていることがあるのであれば、そのままにせずきちんと伝えて、夫婦で話し合っていけるといいですね。>>次の話バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年10月25日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「つわりで苦しむ妻を妊婦様wと見下した夫」を紹介します。香織は夫・大輝との子を妊娠中で、間もなく出産を迎えようとしています。しかし、妊娠後期になってもつわりが終わる気配がなく、家事は実母にサポートしてもらうこともしばしば。義両親もそんな香織の様子を心配してくれているのですが……。 理解しろとは言わないけど…「今日はつわり大丈夫だったか?」 大輝は、仕事から帰ると香織の体調を気遣います。出産は間近に迫っていますが、つわりが続いている香織。今日も実母に来てもらい、家事を手伝ってもらいました。それを報告すると、大輝の顔色が変わります。 「正直、あんまり来てほしくないんだよな」「なんか居心地悪い」 大輝の言うことは、香織も理解しています。しかし、大輝が家事をしてくれるわけではないので、体が思うように動かない今は、実母のサポートが本当にありがたいのです。理解しろとは言わないけど、好きで体調を崩しているわけではないと伝えるのですが、ちょっと大げさだと言われてしまう始末。どうやら、義両親からも香織の体調を心配するメールなどがあり、それにもうんざりしているようです。 妊娠してからおかしいよ?ある日、大輝の両親が香織たちの家にやってきました。もちろん香織の体調を心配しているという理由もあると思いますが、久しぶりに息子夫婦の顔が見たかったのでしょう。しかし、あろうことか大輝は義両親の到着と入れ替わるように外出してしまったのです……。さすがにこの態度は感じが悪いと、香織は大輝に注意しました。すると面倒くさそうに、「そうやって親父たちから同情でもしてもらってんの?さすが、妊婦様は違うなw」と言ってきたのです。 この発言はさすがに許せず……。機嫌が悪いからと言って自分に当たらないでほしいと言い返します。妊娠してから、なんだか大輝がおかしくなったと感じていることも伝えると、まわりが優しくしてくれるからって勘違いしているんじゃないのか?と身に覚えのないことまで言われてしまいました。さらに、これ以上適当な嘘をついて迷惑をかけないで欲しいと言い、また出かけてしまいました。嘘はついていないのに……。 出産を終えた妻。覚悟を決めた!出産予定日が迫ったある日、香織は破水しました。そこで大輝に連絡を入れると……。 「破水したって、お前また嘘つくのか」「出産予定日まだなのに演技すんなw」この期に及んで、香織が嘘をついていると疑ってくる大輝。「娘は今病院です」 そう、このLINEを返したのは香織の実母。香織からは大輝への連絡は不要と言われましたが、さすがに父親に知らせないのはマズイと思い、香織のスマホを借りて連絡を入れたのでした。相手が香織ではないと分かった大輝は、慌てて言い訳を並べますが、時すでに遅し。病院に駆けつけた大輝は、すべてを知った両親と香織の実母から門前払いされ、赤ちゃんに会うことは叶いませんでした。 出産を終えた香織は、離婚を決意。大輝のこれまでの言動を振り返り、父親として必要ないと判断したのです。もちろん、みんな離婚に賛成しました。離婚を言い渡された大輝は納得がいきませんでしたが、結局離婚が成立。今は何をしているのか分かりませんが、養育費が支払われているので生きてはいるはずです。香織は産まれた子どもと実家へ帰り、実母の力を借りながら仕事と育児を両立させて幸せな生活を送っています。 妊娠中は予期せぬ体調の変化があったり、おなかの子が気になったり、心も体も不安定になりがちですよね。そんなときに味方でいてほしい夫から心ない言葉を言われたら、離婚の二文字がチラつくと思います。みんなから心配される妻を羨ましく感じたのかもしれませんが、もう少し大人になって妻を気遣ってほしかったですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年10月19日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。出産予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレへ行くと「おしるし」が! 第2子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなく、「ついに!」と思ったものの、「もうそろそろという目安なだけで、おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見ていたので、仕事へ行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」と伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科へ連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ、帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい、様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持って来てください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院へ向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。頑張ってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」と思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ミルク/女性・会社員。3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年10月14日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「その子誰の子?」を紹介します。咲子と真司は仲良し夫婦……だと思っていたのは、咲子だけだったようです。近所の人から思わぬ話を聞き、夫を疑惑の目で見るようになりました。その真相とは……。 わずかな違和感を抱いた夫の行動咲子は、最近帰りの遅い真司の体を心配していました。すると同じように、真司もパート務めと町内会の仕事を両立する咲子の体を案じてくれました。本当は今年は当番ではなかったのですが、お隣の奥さんが身重になり、またご主人も長期出張で不在とのことで、代わりを務めることにしたのです。 ある日、咲子は風邪を引いて寝込んでしまいました。それを知った真司は、風邪がうつると困るからしばらく家に帰らないと言い出したのです。大事な案件を抱えている最中なので、何かあったら大変だからと、会社の近くのビジネスホテルで寝泊まりしているようです。しかし、咲子はその真司の様子がすこし気になって……。咲子を病原菌扱いするような発言をし、また心配する言葉もなかったからです。 咲子は病院に行って検査を受け、風邪と診断が下されていました。風邪も大病に繋がらないとは言えませんが、そこまで神経質になるほどのことではないと考えていたのですが……。真司の神経質な反応が気になり、違和感を抱かずにはいられませんでした。 また最近お隣さんと話してわかったのですが、、真司は彼女にフルーツの差し入れをしたようなのです。他人である妊婦のお隣さんには差し入れをするのに、病気の妻にはノータッチを決め込む様子が、咲子にはすこし引っかかったのでした。 真実を知らぬは妻ばかり!?1週間後、いつもより早く真司が帰宅すると家には誰もおらず……。咲子に連絡をすると、実家にいると言います。 そこで咲子は突然、お隣さんのご主人が長期出張から戻ったことを知っているかと尋ねました。知らないと答えた真司は、おなかも大きくなってきたし、これで心細くならないなと安堵します。「俺たちも早く子どもできたらいいよな」「あんたの子なら隣にいるからいらないじゃんw」「え……?」 じつは、お隣の奥さんのおなかの中には、真司の子どもがいたのです。町内会の仕事をしたとき、咲子はご近所さんから思わぬことを言われました。「お隣とは家族ぐるみのお付き合いなのね」と……。真司が彼女の代わりに買い物をし、家に出入りしている様子をいろいろなご近所さんが見ていたのです。 それを聞いた咲子は興信所に調査を依頼。彼の秘密の行動を知ったのです。買い物だけでなく、妊婦健診にまで付き添っていたことが判明し、開いた口がふさがらない咲子でした。帰りが急に早くなったのも、きっとお隣のご主人が戻ってきたことが影響しているはず。 ちなみに、自分の子どもかわからないと主張した真司ですが、隣のご主人の出張スケジュールを確認したところ、真司の子としか考えられない結果が出たと言います。隣の奥さんに誘われた、薬を飲んでいるから子どもはできないと言われた、ご主人が帰るまでサポートしないと咲子にばらすと脅されたと、無責任な発言を繰り返す真司に、咲子は嫌気がさしました。 親として責任ある行動を…その後、咲子夫婦もお隣夫婦も離婚が成立。別れたくない、不倫相手と再婚したくないとごねた真司でしたが、彼の無責任な要求を受け入れることはありませんでした。きっかけは何であれ、不倫したのは自分の意志、その道を選んだのは真司なのですから。 傷つけた相手に慰謝料を支払うのは当たり前ですし、咲子をいつまでも縛り付けておく権利も真司にはありません。結局、子どもを育てるため不倫相手と結婚。しかし、慰謝料の支払いなどが重なって生活は苦しく、すでに関係はギクシャクしているようです。咲子は久しぶりのひとり暮らしを満喫しています。 自分だけ知らずに近所の人は知っている……という状況はつらいですよね。真司にとっては遊びのつもりだったのかもしれませんが、大変なことになってしまいました。自分の言動に責任を持ち、後のことも考えて行動したいですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年10月06日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「安産祈願のお守りを渡しに友人の家へ行くと…」を紹介します。紗耶香(さやか)は夫の大悟(だいご)、娘の陽菜(ひな)との3人家族。紗耶香の友人である葵(あおい)が妊娠したこともあり、陽菜は赤ちゃんに興味津々。葵がよく遊びにくるからか、最近では自分に妹ができると勘違いしています。そんな娘のことを微笑ましく思っていた紗耶香ですが、陽菜の何気ない一言である事実に気づいてしまい……。 仕事が忙しい夫。パパと遊びたい娘夫の大悟は仕事が忙しいらしく、残業が続いています。そんな夫の体を心配する紗耶香。そして、陽菜がパパと遊びたがっていることを伝えます。次の休日にみんなで遊びに出かけようと紗耶香は提案しますが、「休日出勤じゃなかったらな」と話す大悟。とはいえ、夫も娘のことが大好きなので楽しみにしているようです。 そして、紗耶香の親友である葵が妊娠した話題に。葵は妊娠してから、先輩ママである紗耶香の家によく来るようになりました。そして葵がいると、陽菜はお腹を触るなど赤ちゃんに興味津々。幼稚園で「お姉ちゃんになるんだ!」と言ったらしく、先生から「おめでとうございます」と言われてしまいました。大悟は、「そんなに妹を欲しがってるなら、第二子を考えてもいいかもな」と話します。 安産祈願のお守りを購入して…数日後、大悟は休日出勤で娘と遊べず。夕方になって紗耶香は大悟に連絡。娘と一緒に公園へ行ったことを伝えました。公園の後は、陽菜がお参りしたいというので神社に。葵の出産がそろそろなので、近所の安産祈願の神社へ行きました。 陽菜がお守りも買いたいと言ってきかず……。購入したお守りを葵に届けようと家に寄るものの、誰もいなかったと話しました。すると大悟は、「連絡もしないで押しかけたら迷惑だろ?無理に押しかけるようなことはやめろ」と強い口調に。 なんで大悟が怒っているのか分からずにいると、「葵さんは妊婦だから、ストレスとか与えない方がいいと思っただけ」と言います。「それじゃあ、そろそろ仕事に戻るわ」と言い、会話は終わりました。 お腹の子は誰の子!?後日。大悟から「夕方に送ってきたLINEは何?」と紗耶香のスマホに連絡がありました。「書いたまんまだよ。私たち、離婚しましょう」と返します。急なことで大悟は訳が分からず……悪い所があったら直すから言ってくれ!と離婚に納得していない様子です。 「仕事も終わったしこれから帰るわ」「私なんかよりも妊婦さんの傍にいてあげなよ」「え?」 紗耶香は娘の陽菜を連れて実家に帰っており、自宅には誰もいないと伝えます。「妊婦って誰のことだよ……?」という大悟に、「私たちの身近にいる妊婦って言ったら葵しかいないじゃない。あの子のお腹の中にいるのはあなたの子どもなんでしょ?」と言いました。 葵と不倫はしていないと話す大悟に対し、紗耶香は続けます。「この前、私と陽菜が葵の自宅に安産祈願のお守りを持って行ったとき、あなた葵さんの家にいたよね?私たちが家に着いたとき、慌ててカーテン閉めてたよね?上半身裸で」と話します。 「葵さんの夫は出張中だから弟さんじゃないの?」と言う大悟。なぜ葵の夫が出張に行っていることを知っているのか、大悟に尋ねました。紗耶香から聞いたのかな……と言いますが、「葵の夫が出張に行っているのは嘘だからね」と衝撃の事実を突きつけます。 葵の夫はかなり前から妻の不倫に気づいており、決定的な証拠を押さえるために芝居を打っていたのです。「自宅に監視カメラとか仕掛けてるんじゃなかったかな?私はまだ見てないけど、旦那さんから証拠は集まったって連絡があったし」と紗耶香は話しました。 娘の親権が欲しいと主張する夫紗耶香が2人の不倫に疑うようになったのは、陽菜の一言でした。葵は陽菜に、「お腹の子のパパは陽菜ちゃんのパパだよ」とこっそり伝えたそう。夫に証拠を突きつけられた葵は不倫を白状したらしく、夫にバレないように育てる予定だったと話したようです。 一方の大悟は、離婚をして慰謝料も払うけれど陽菜の親権がほしいと言います。しかし、本当に陽菜のことが大事なのであれば、離婚してから葵と付き合うべきで……。しかも、パパと遊ぶことを楽しみにしている陽菜との約束を破って不倫していた夫に、娘を育てられるはずがありません。「あなたには大事な不倫相手とお腹の子がいるでしょ?陽菜の父親だと言うなら、あの子をこれ以上悲しませるようなことをしないで!」と言い放ちました。 その後、紗耶香と大悟、葵夫婦は離婚。どちらにも慰謝料を請求しました。養育費と慰謝料の支払いが家計を圧迫し、大悟と葵は結婚したものの関係は最悪。1年を待たずに離婚したと聞きました。この件から数年たち、紗耶香は新しい夫と陽菜、そして新たに生まれた妹の4人で幸せな生活を送っています。 不倫がきっかけで家族、親友という関係がバラバラにーー。始めるのは簡単、終わらせ方が難しいのが不倫と言われますが、待っているのは笑顔のない未来……。大切な人を裏切ることなく、家族の笑顔と思いやりを大切にしながら生きていきたいですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年09月25日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「愚かな義母の孫ゲット大作戦」を紹介します。茉莉(まり)と修司(しゅうじ)は、結婚して2年目の夫婦。子どもはいませんが、今は2人の生活を楽しんでいるので気にしていません。しかし、早く孫がほしい義母はその状況に納得しておらず……。頻繁に連絡をしてきては2人をせかしたり、茉莉を責めたりするので、夫婦はストレスに感じていました。 夫婦の日常生活を乱す義母今日も義母は、息子夫婦に孫がほしいとアピール。修司には、なぜか知り合いの妊婦さんの話を延々としたそうです。義母の孫がほしいという気持ちは理解していますが、検査をしても異常はなく、妊活をしてもなかなか結果が出ません。そんな2人の気持ちを、義母にはくみ取ってほしいと思っているのですが……。 2人は改めて話し合い、義母に振り回されず、自分たちのペースで進んでいくことを確認。そして、修司は義母から意味不明に責められている茉莉を気づかい、元気づけたのでした。「子どもができたら、今みたいに茉莉を一人占め出来なくなるのか……」 「修司は私の事、大好きだもんねw 」 なんて、じゃれ合う仲良し夫婦です。 しかし、その後も義母の勢いは止まらず。これ以上見守っていたら孫の顔を見る前に死んでしまうと脅してくる始末。追い詰められた茉莉は、「これ以上どうしろって言うんですか?」 と思わず義母に詰め寄ってしまったのです。茉莉の態度が気に食わなかった義母。後日、大変なことが起こってしまうのですーー。 家に帰ると妊婦さんが…!?「お義母さん、家に妊婦さんがいるんですけど……! 」「ああ、新しい嫁よ」「は……? 」 数日後、茉莉が帰宅すると家の中に妊婦さんがひとり。状況が飲み込めない茉莉。なんと、その場にいた妊婦の玲奈本人もよくわかっていない!?どうやら義母の仕業らしいと気づき、茉莉が急いで連絡すると、義母が新しい修司の妻を見つけたから出ていけと言うではありませんか。玲奈に至っては、義母の家だとうそをつかれて連れてこられたようです。 玲奈の両親と義母は友人同士で、彼らには了解を得ていると言いますが、こんなことはあってはいけないことでしょう。ですが、シングルマザーになる玲奈は助かるだろうし、修司にはすぐに子どもができる妻が必要だし、うってつけのカップルじゃないかと義母は少しも悪びれる様子がなくーー。 義母そして妊婦のその後は…茉莉から事の顛末を聞き、本気で怒った修司。この期におよんで孫の顔が見たいと譲らない母親に、絶縁を言い渡しました。「孫の顔を見られないだけじゃなくて、息子も失うなんて…… 」どうしてそんなひどいことができるのだと息子に食ってかかりますが、人としてやってはいけないことをしたのは間違いなく母親の方でした。自業自得というものです。 息子から見放され、孫を見るという夢も失った義母はパートを辞め、自宅に引きこもる生活を送っているとのこと。修司と茉莉は義母から遠く離れた場所に引っ越し、その数カ月後には妊娠、出産に至りました。義母からのストレスが妊娠の妨げになっていたのかもしれません。茉莉はシングルマザーの玲奈と親友になり、今でも家族ぐるみで仲良くしているとのことです。 義母の常軌を逸した行動は絶縁されても仕方がないですね。修司と茉莉がお互いを思いやった結果、親子3人の幸せな生活が訪れたように感じます。相手の気持ちを考え、思いやりのある家族関係を作りたいものですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年09月07日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。今住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。ひとりの時間も好きだけど、出産したら話せるママ友がほしいと思っていました。妊婦健診のある日、待合室でセレブ感あふれる妊婦さんに話しかけられたすや子さんですが……。現在は仕事をしておらず、夫は出張がち。住んでいる場所は実家も遠く周囲に友だちもいません。ひとりの時間は嫌いじゃないけれど、孤独を感じています。 出産したら知り合いを作ろうと思っていたけどーー ※産後うつとは、マタニティブルーズとは異なり、産後数週間から数カ月、長い場合は1年ほど続くこともある極度の不安や悲しみが続き、それに伴う無気力や不眠などの症状が出る状態を言います。 外出から戻って、ペットのハムスターに話しかけたり、ネットで調理方法を質問したり。ひとりで過ごす時間が多いスヤ子さんは、出産後に知り合いを増やそうという思いを抱きます。 「出産予定日いつですか?」ある妊婦健診の日、待合室で隣に座っていたセレブ感いっぱいの妊婦さんから話しかけられたすや子さん。なんと出産予定日が1日違いということがわかって盛り上がる2人。 健診後、雨が降ってきて傘を持って来ていないすや子さんが産婦人科の玄関で立ち尽くしていると、先ほどのセレブ妊婦さんが車で送ると言ってくれるのですが、思わず断ってしまいます。キレイめの装いの彼女に対して、その日は適当な格好で来ていたすや子さんはなんとなく気が引けてしまい、そのやさしさに感謝しながら高級車を見送るのでした。 出産後、産後うつ気味になったすや子さん。SNSで偶然、妊婦健診で会ったあのセレブ妊婦さんを見つけます。同じ日に出産し、子どもの性別も同じ。でも子どもの発達はわが子よりも早い。 このころ、自己肯定感が低かったすや子さんはショックを受け、わが子の発達の遅さは自分の育て方のせいかもしれないと暗い気持ちが渦巻いてしまうため、彼女のSNSを見るのをやめました。 産後うつから回復したころ、ファッション雑誌のスナップページで彼女を見つけます。さらにその後、友人の友人だったことが判明したそう。一瞬、SNSでメッセージを送ろうかと思ったすや子さんですが、健診日の自分の格好と、自分のことは忘れているかもと思い、結局連絡は取らなかったとのこと。 ◇◇◇ 妊娠中は産後に知り合いを作ろうと思っていましたが、実際はメンタルが落ちてしまって思うように動けなかったすや子さん。SNSで妊婦健診時に出会った彼女が、同じ日に、同じ男の子を出産しているだけに、発達のスピードが違うと気持ちがどんどん落ちていきますよね。彼女のSNSを見ることをやめたのは賢明な判断です。 気持ちが回復してきたころに今度はファッション誌で彼女を見つけ、SNSで連絡してみようかと思ったものの、あの日の格好を思い出してやめたというすや子さん。きっと相手はそんなことを気にしていないでしょうし、出産予定日が1日違いのすや子さんを忘れてはいないと思いますが、こうした気持ちはこの状況以外でもよく共感できますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年09月06日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「妊婦をないがしろにした夫と義両親を地獄へ!」」を紹介します。夫の隼人と結婚して2年、待望の赤ちゃんを授かったパニ子。妊娠中はストレスなく過ごしたいと思っていたものの、そうもいかないのは同居している義母のせい……。義母のパニ子に対する振る舞いはひどいものでーー。いじわる義母、妊婦でも容赦なし! つわりのひどいパニ子に義母は暴言ばかり。「妊娠は病気じゃない」「つわりだからって食事の支度をサボるな」と責められる日々を送っています。 毎日のように隼人に愚痴を聞いてもらいながら憂うつな日々を乗り切り、ついに臨月を迎えたパニ子。隼人は赤ちゃんの誕生を楽しみにしていました。 ある日、珍しく機嫌の良い義母は、隼人の姉・アカネの結婚を報告しました。運良く大安の日に式場にキャンセルが出て、急遽1カ月後に結婚式を挙げることになったのだそう。 しかし、結婚式の日はパニ子の出産予定日でした。義姉の結婚はめでたいことですが、急なキャンセルや式場で体調を崩しては迷惑をかけると思い、パニ子は列席を辞退することにしました。 しかし同意してくれると思っていた隼人は不満そう……。「赤ちゃんってそんな簡単に生まれるものじゃないんでしょ? そんな理由でキャンセルは姉さんにも失礼だと思う」と予想外の反応に、パニ子は言葉を失ってしまいました。「結婚式は欠席するね」しかし夫は…渋々納得した隼人でしたが、義母と義姉への欠席の連絡は自分でしろという始末。出産を控えたパニ子に付き添うつもりはさらさらなく、自分は結婚式に列席する気満々です。 これまで立ち会い出産をすると言っていた隼人でしたが「パニ子が自分の都合で親族の行事をパスするなら、俺も出産に立ち会うのはパスする」と言い出しました。命をかけた妻の出産と姉の結婚式を同じ土俵に上げるなんて、パニ子は幻滅してしまいます。 案の定、義母からも散々嫌味を言われパニ子はゲンナリ。家族みんなで楽しみにしていたはずの出産なのに、ないがしろにされるようになり、パニ子は悲しい気持ちでいっぱいです。 そして迎えた出産予定日&義姉の結婚式。隼人も義両親もパニ子のことをまるで居ない存在かのように無視し、出掛けてしまいました。しかし家にひとりになってすぐに、急にズキン! とおなかが痛み、陣痛が始まってしまったのです。家を出て行くのは誰?隼人に電話をかけるも帰ってくる素振りは見せず、結婚式をキャンセルしたことを根に持っている様子。1日中陣痛に耐えたのち、夕方にはいよいよ病院に向かうことになりました。 ちょうど帰ってきた隼人と義父母。義母に至っては「結婚式を欠席したのはあんただけ! 非常識な嫁はこの家から出て行け!」と言い放ちました。 その言葉にハッとした様子の隼人。重大なことを思い出したようです。実はこの家は、パニ子が結婚前に購入したパニ子名義の家。追い出されるのはパニ子ではなく隼人と義父母なのでした。 まもなく出産を控えていたパニ子でしたがこのままではいられません。家の名義は自分であることや、隼人は仕事をしていないニートであることを急いで告げ、出産後家に戻ってくるまでに出て行くよう命じたのでした。もちろん義父母はそんなことはつゆ知らず、隼人がバリバリ働いていて家を買ったと信じていたので寝耳に水!みるみるうちに青ざめていきました。 隼人も義父母も焦りだし取り繕うような言葉をかけてきましたが、もう相手にする時間はありません。迎えにきたタクシーに乗り、パニ子は病院に向かいました。 その後、パニ子は元気な男の子を出産。隼人と義父母を追い出して、親子2人の生活をスタートさせました。 臨月の妊婦の苦しさは想像以上。加えて、いつくるかわからない出産を待つ緊張感ある毎日を送っています。労わることのできない夫や義父母は家族失格と言っても過言ではありません。こんなにも思いやりのない家族は追い出されて当然ですね。パニコレ記事をまとめて読む▶著者:ライター パニコレ
2023年09月03日妊娠23週の妊婦健診の日。いつもより検査に時間がかかったけれど、最初は何の疑いもしていなかった。診察室に呼ばれるとそこには院長先生が。告げられた衝撃の言葉とは……。普段と違って検査に時間のかかった妊婦健診。赤ちゃんは大きくなっているか聞こうとすると……。 妊婦健診でのエコー写真。写っていたお顔には… ※訂正:(誤)検診の意味→(正)健診の意味 院長先生から告げられたのは「口唇口蓋裂」の可能性。体中の血の気が引く思いをしたちょるりさん……。 ちょるりさんは現実を受け止めようとしています。 でも「普通って当たり前じゃない」頭でわかっていても、 私には関係ないと思ってしまいがちですよね。 自分ごと、と捉えることの難しさを感じてしまいます。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり
2023年09月02日結婚して以来、仕事の都合で別居婚を続けていたぺ子さん夫妻。ぺ子さんが産休・育休を取得することで一緒に暮らせるのではないか?と考え、妊活をスタートさせることになりました。しかし妊活してわかったのは、多嚢胞性卵巣症候群によって妊娠しにくいというぺ子さんの体。基礎体温を計測した結果、生理はあるものの排卵はしていないという事実が判明しました。ひと通りの検査を終え、ついに治療をスタートさせたぺ子さん夫妻。タイミングをとったのち、体の変化を感じたぺ子さんが妊娠検査薬で検査をするとーー。妊娠検査薬で検査をすると、はっきりとした陽性を示す線が出ていました。しかし、妊娠検査薬が使用する適切なタイミングは生理予定日の1週間後からとされています。フライングで検査をしたぺ子さんは、不安な気持ちを抱きつつ、クリニックでの診察を待つのでした。 妊娠確定! それでも不安がつきまとうのは… 次の診察日…… 不安を解消するために検索し、余計に不安になるというループに陥っていたペ子さんでしたが、無事胎嚢や赤ちゃんの心拍を確認することができました。 ペ子さんのいう「9週の壁」とは、そもそも医学用語ではなく妊婦さんやメディアが生み出した言葉です。 「9週の壁」という言葉が使われるようになった背景には、妊娠検査薬の普及によって初診の時期が早まったことや、エコー診断の進化によって早期に胎嚢や胎児心拍を確認できるようになったことがあるようです。ペ子さんのように早期であっても診察を受けて妊娠を確認できますが、いざ流産と診断されるのは、次回の健診日として指定されやすい9週ごろになるのです。 こうして妊娠9週目が「壁」と表現されるようになりましたが、これは、妊娠初期に流産が起こりやすいという意味であり、妊娠9週ごろに増えるということではありません。 9週であっても不安になりすぎず、心穏やかに過ごしてほしいと願っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年08月30日私は出産を控えた妊婦。わが子に会える日を心待ちにしています。しかし夫はというと、いまいち父親になる自覚がないようで、これまで一度も妊婦健診についてきたことがありません。こんな父親で大丈夫かなと不安になっていた矢先の出来事です。出産間近の妻を置いて海外旅行!?「明日から親友と旅行に行ってくる! 子どもが生まれたらなかなか行けなくなるからなぁ〜♪」 急きょ決まったという旅行に向けて、楽しそうに荷造りを始める夫。子どもが生まれたら気軽に旅行に行けなくなるのは私も同じなはずです。 しかし、夫は何かにつけて「子どもが生まれたら〜」という建前を言って、ゴルフだ競馬だ飲み会だと、出かけてばかり。 もういつ生まれてもおかしくないタイミングで旅行に行くなんて、私は不安になってしまいます。 「子どもが生まれるまではできるだけ家にいてほしいんだけど……」そんな私の願いは届かず、夫は1週間の海外旅行に出かけてしまいました。 「きっとこの人は子どもが生まれても変わらない」私は腹をくくり、とある作戦を実行することにしたのです。 旅行から帰って顔面蒼白の夫!そのワケは……私は早速、実家の両親に相談。夫が留守の間に、家具や家電を運び出しました。 私が家で使っている家具も家電も、すべて私が結婚前に使っていたものだったので、家に残ったのは簡素な家具と夫の荷物だけです。 旅行から帰ってきた夫は、もぬけの殻になった家を見て仰天!慌てて私に電話をかけてきたのです。 今さらすぎる夫の弁解「お前、どこに行ったんだよ!」「見ての通りよ。私、実家に帰ったの」「家具も家電も全然ないじゃないか!」「だって、どれも私が買ったものだから当たり前でしょ?」 臨月の私を置き去りにして旅行に行ったのに、この期に及んで弁解を始めます。 「子どもが生まれたら、ちゃんと育児も家事もする! 父親として心を入れ替えるから、帰って来いよぉ〜!!」 今さらそんなことを言われても、信じられない私。もはややり直す気にはならないので、とっておきの切り札を出すことにしました。 父親になる自覚ゼロ!ダメ夫の顛末「あなた、私にまだ嘘ついてるわよね」途端にうろたえる夫。これはクロ! 「私、ちゃ~んとわかってるんだから。誰と旅行に行ったのか」実は、夫が出かけてすぐ、浮気調査会社に依頼をしていた私は、不倫旅行の証拠を手に入れていたのです。 「これまでのゴルフや飲み会も全部ウソ! その女と会っていたのよねぇ。妊婦の妻を置き去りにして!!」 私は離婚の意思を伝え、夫を拒絶!もちろん慰謝料と養育費の請求も忘れてはいません。 私の行動力を甘く見ていた夫。このまま結婚生活を続けていても、父親の自覚が芽生えることはなかったように思えますね。 ◇◇◇ 旅行や飲み会、趣味など、子どもが生まれたらこれまで通りいかないことも多いでしょう。それは夫婦どちらも同じです。身軽に動けるうちにしておきたいことは、夫婦で話し合い、了承を得た上でおこないたいものですね。 ※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年07月06日初めて妊娠した10年前、当時は知らないことばかりで雑誌やインターネットの情報を見たり、友人に聞いたりして知識を増やしていました。しかし、里帰り出産で転院するまで知らなかったことで、ちょっと大変な思いをした妊娠時の経験談です。マイナートラブルがなかった妊娠初期私は妊娠中、つわりがありませんでした。病院から妊娠初期に体重について説明されたことはなく、もともと食べることが好きな私は「赤ちゃんも含めて2人分!」と言い訳をつけて、いつもよりたくさん食べたりすることも……。 やがて妊娠中期には体重が8kgほど増加していましたが、それでも産院で注意されることはありませんでした。雑誌やインターネットの記事には「出産に向けて、たくさん歩きましょう!」と書かれていたので、できる限り毎日30分以上散歩をしていたこともあり、私自身も体重について気にしていなかったのです。 そして妊娠8カ月になり、里帰り出産のために地元の産院へ転院。そこで先生に言われたことは、「体重が増え過ぎている」だったのです! 転院先の産院では、BMI23だった私の場合、出産時までの体重増加を10kg以内に留めることが理想だったようです。 ※2021年3月に「妊産婦のための食生活指針」が改定され、妊娠期における望ましい体重増加量については、新たに「妊婦の体重増加指導の目安」が公表されています。何をしても増える体重……要注意妊婦に!?体重を指摘された私は毎日歩き続け、ときには1時間以上歩いたこともありました。食事の内容を気にしたり、量を減らしたりしたのですが、体重は右肩上がり! 臨月になるころには12kg増加していて、母子健康手帳には赤いペンで体重を書かれる“要注意妊婦”になってしまいました。 出産自体は、たくさん歩いていた成果もあったのか安産でしたが、産後に体重を減らすことがとても大変でした。歩いているから大丈夫! という勝手な思い込みから、食べ過ぎてしまった過去の自分に怒りたくなったほどです。 周りに出産経験がある友人が少なかったこともあり、妊娠中の体重管理が大事だとは知らなかった私。その結果、マイナートラブルの少ない妊娠中に調子に乗ってしまい、あとで苦しい思いをすることに……。今では、街でスラッとした妊婦さんを見かけるたびに、うらやましくも感じます。妊娠中は自分の勝手な思い込みで行動してはいけないと感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:高山ななみ2013年、2015年、2018年、2020年生まれの4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年06月21日2023年1月から「出産・子育て応援交付金」事業が各自治体によってスタートしました。そこでベビーカレンダーは、出産・子育て応援ギフトの支給対象者(2022年4月1日以降に妊娠・出産した人)722人にアンケート調査を実施。「出産・子育て応援交付金」事業の経済的支援にあたる「出産・子育て応援ギフト」が、妊婦さんや子育て家庭のニーズに合った支援になっているか、少子化対策として一層役立たせるためにできることはないか、独自に分析・考察を行いました。厚生労働省は4月26日、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに調査している「日本の将来推計人口」を公表しました。それによると、50年後の人口は現在の7割の8700万人に減少する見通しであり、2022年に80万人を下回った出生数は、2043年に70万人を下回ることなども見えてきました。より実効性のある少子化対策はもちろん、安心して結婚や子育てを望める社会の実現に向け、迅速な対策・対応が求められます。 そんな中、安心して出産・子育てができる環境を整えるため、2023年1月から「出産・子育て応援交付金」事業が各自治体によってスタートしました。「出産・子育て応援交付金」は、経済的支援と伴走型相談支援を一体化させたことがポイントで、妊婦さんやママ・パパのニーズに合った支援をすることを目的に掲げています。とはいえ、新たな試み故に不明瞭な点も多く、ニーズに合った支援になっているか判断しづらいところがありました。 そこでベビーカレンダーでは、実際に申請・受給した人たちの声を中心に、「出産・子育て応援交付金」事業の経済的支援にあたる「出産・子育て応援ギフト」の内容や10万円分の使い道、満足度など、独自のアンケート調査を実施。また、妊婦さんや子育て家庭のニーズに合った支援となり、少子化対策として一層役立たせるためには、今後どうしていくとより良い事業になり得るのか、独自に分析・考察を行いました。 「出産・子育て応援ギフト」は順調にスタートしている模様!ギフト形態は約8割が現金給付で、満足度も74%と高評価!「出産・子育て応援ギフト」は、2022年4月1日以降に妊娠・出産した人を対象に、伴走型相談支援である「面談」を受けることで支給されます。「出産応援ギフト」は、妊娠届出時に面談を受けると、妊婦さん1人当たり5万円相当のギフトが支給されます。「子育て応援ギフト」は、出生した子どもを養育する人を対象に、産後に面談を実施すると、新生児1人当たり5万円相当のギフトが支給されます。 新制度は、対象者への案内が周知徹底されていないと「知らなかった」「申請し損ねた」となってしまってしまうことが懸念されます。 そこでまずは「出産・子育て応援ギフト」に関して、対象者にどのような案内が行われているかを聞いてみました。 ちなみに、2022年12月にベビーカレンダー会員のママ881名に「出産・子育て応援交付金」を知っているかどうかを尋ねたところ、「はい」63%、「いいえ」37%という結果になり、6割以上のママが「出産・子育て応援交付金」を認知していることはわかっています。 ▼出産・子育てギフトの案内について 結果、8割以上が自治体から案内書または申請書が届いているという結果でした。当事者への案内はスムーズに進んでいると言えるのではないでしょうか。とはいえ、「出産・子育て応援ギフト」自体を知らないという人も、割合は2.9%と少ないですがまだいるという点は留意すべきだと考えます。「出産・子育て応援ギフト」の案内を自治体発信だけに留めず、妊婦さんやママ・パパと触れる機会の多い産院や保健所などでも、引き続き周知活動を続けていくことも大切でしょう。 申請手続きは郵送のみにせず、早めにオンライン申請にも着手すべき!制度対象世帯は仕事や子育てに忙しいため、申請や手続きがスムーズに行われているかも気になるところ。また、経済的支援はなるべく早く支給されるのが理想です。 ▼申請や手続きはスムーズだった? そこで、「出産・子育て応援ギフト」の手続きはスムーズだったかを質問すると、84.9%が申請や手続きがスムーズだったと回答! 「申請書が送られてきて、それを返信用封筒で返すだけだった」「簡単な書類での申請で、確認もそこまで時間をとられなかった」などの好意的な意見が多く集まりました。 しかし中には、「プリンターがないので、娘を抱いてコンビニまで必要書類をコピーしに行かなければならなかった」「紙ベースでの申請はナンセンス」という声も。実は、申請手続きがスムーズだと回答した人の多くは、「オンラインで申請できた」「スマホで簡単に申請できた」といった理由を挙げており、オンライン申請のニーズが高まっていることは明らかです。申請手続きを郵送のみに限定している自治体は、なるべく早くオンライン手続きに着手すべきでしょう。 ▼申請してどれくらいで支給された? 申請後、ギフトが支給されるまでの期間については、「申請から1〜2カ月未満」が30.7%と多く、次に「申請から2週間〜1カ月未満」で22.4%。約5割が申請してから2カ月未満に支給されているという結果でした。 しかし、「もっと早く支給してほしい」「支給までが遅い」「時間がかかるのを解消してほしい」といった意見も多く寄せられているため、支給まで1カ月以上かけている自治体は、早急に短縮するような対策が望まれます。 満足度が78%と高い現金給付を、クーポン等(現金以外)に統一する必要性はある?次に、「出産・子育て応援ギフト」を受け取った、または受け取る予定の人を対象に、ギフト内容について尋ねました。「出産・子育て応援ギフト」は、ギフト内容を各自治体に委ねられていますが、原則として以下のいずれかの方法で実施されることになっています。 ・出産・育児関連商品の商品券(クーポン)・妊婦健診交通費、ベビー用品などの費用助成・産後ケアや一時預かり、家事支援サービスなどの利用料助成・利用料の減免 しかし、今回のアンケートよると上記3つのいずれかではなく、現金給付が約8割と圧倒的に多いという結果に! さらに、経済的支援としての満足度を質問したところ、74%ととても高い満足度を得ました。 ▼出産・子育てギフトの支給形態は? 満足度の理由としては、「現金はミルク代金に充てられてとても助かった」「現金のほうが使い勝手が良くて、本当に必要な物を買える」「現金だったので、子どもの消耗品や光熱費等に充てることができ助かった」など、現金給付だからこそ、子育てに生かしやすかったという声が多く集まりました。ただ、厚労省の資料「出産・子育て応援交付金の概要について」によると、現金給付は「オプションとして排除されないが」いずれは、「将来的にクーポン、広域連携など効率的な給付方法について検討いただきたい」とされています。ママたちの満足度も高く、現状多くの自治体が採用している現金給付の形態を、将来的にクーポン等に統一する理由はあるのでしょうか。 この疑問に関しては、「出産・子育て応援交付金自治体職員向けQ&A(第4版)」にその回答が掲載されています。要約すると「現金給付の場合、必ずしも子育て目的の消費に充てられない恐れがあり、また、貯蓄につながる可能性もあるから」との理由であり、これについては当制度の管轄・こども家庭庁の担当者からも見込み通りであるとの回答がありました。 しかし、今回のアンケート結果の満足度からすると、「出産・育児応援ギフト」の現金給付は、ママたちのニーズに合った支援になっていると考えられます。その点についても、前述の担当者に尋ねたところ「現金による支給とクーポン等による支給、それぞれメリットがあると考えていますが、今後の方向性については、さまざまなご意見を伺いながら検討していく予定です」との回答でした。 現金給付を続けもらうための策の一つとして、「対象者の声を国側で集めることは困難なため、その声を届けていただくことは重要なことだと考えています」との回答も得ました。 「出産・子育て応援ギフト」の気になる使い道は?実際に申請したママたちの声から見えてきた、現金給付のメリットやクーポン支給の盲点「出産・子育て応援ギフト」を受け取ったママたちは、実際にどのような使い道をしたのでしょうか。まずは、「出産・子育て応援ギフト」を現金で給付されたママたちの声をご紹介します。 ■物価高騰が続く中、現金給付なら「子どもを育てる」ために必要なあらゆるお金に充てられる!?▼現金給付だったママたちの主な使い道<生後6カ月の女の子ママコメント・2022年4月~12月に出産>完全ミルク育児なので、ミルクの買いだめや娘の服の購入です。あとは大人たちの生活費を補填しました。<生後1カ月の男の子のママコメント・2023年1月〜4月に出産>妊娠中にいただいた5万円は主に産婦人科の費用や赤ちゃんの服など、退院してすぐに必要となるものを購入し、残りは出産費用に充てました。産後の5万円は、おむつやミルクを購入。子育てを始めてみて、肌着等が思ったよりも必要になったため、不足分の買い足しにも使用しました。<生後2カ月の女の子のママコメント・2023年1月〜4月に出産>出産内祝いなどに充て、残りをミルクやオムツ、子ども服等の費用に充てました。 現金給付だったママたちからは上記のコメント以外にも、「育児用ミルク」「おむつ」「肌着」など、産後すぐに必要な消耗品類に充てたという声が多く集まりました。加えて、「現金だったので日々の生活費に使えてよかった」「育休中の食費にまわした」「現金だったので、生活全般に使えるので助かる」などの意見も。 物価高騰が続き、ガス代や電気代もさらに値上がりすることが見込まれている今、安心して出産・子育てができる環境を整えるためには、「出産・子育て応援ギフト」を生活費全般に充てることは不可避であると思われます。現金給付であれば、「子どもを育てるために必要なお金」を、各家庭の事情に合わせてすぐに使えます。これは、子育て世帯にとって大きなメリットとなる経済的支援と言えるでしょう。 続いて、クーポンで支給されたママたちの声をご紹介します。 ■クーポン支給の場合は、「すぐに使う、買う」が難しいという盲点も!産後の忙しい時期に“余裕をもった支援”は適切か▼クーポン券だったママたちの主な使い道<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>この先必要だなと思っている、ベビーサークル、ベビーゲートに使いました。<生後8カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>実はまだ妊娠中・産後のクーポン券は利用しておらず、自治体のカタログサイトを眺めている状況です。 「出産・子育て応援ギフト」をクーポン券で受け取ったママたちからは、「育児中にサイトを見て選んで……というのはとても手間がかかる」「カタログから選ぶのは時間がかかる」「使える店舗がほんの一部なので不満」など、産後の忙しい時期に、カタログから選ぶ手間や時間、使える店舗が限られる点などへの不満の声が多く集まりました。 また、クーポン券は子育てに必要なものを「すぐに使う、買う」といったことには、やや不向きであることも見えてきました。 ▼カタログから選ぶ手間や時間について<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>新生児期に商品の引き換えをしようとするのは負担が大きい気がしますが、有効期限は少し先まであったし、そんなに急がなければあまり負担はないように思います。<生後8カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>有効期間を長めに設定してもらえば、各々が落ち着いたタイミングで使うことができるので負担はそこまで多くないと思います クーポン券支給の場合は、カタログから選ぶという特性上、少し余裕を持った使い方をしている印象を受けました。とはいえ、「『カタログから選ぶ!』と決めたら迷う時間も減ったし、夫とあれこれ相談しながら選べたのでよかった」「カタログから選ぶことで、数多ある種類の中から口コミ等を調べて選ぶ時間が減る」など、クーポン券ならではのメリットもあるよう。 ただ、使い方に計画性が必要だとも感じます。もちろんそれ自体は悪いことではありませんが、育児が始まって忙しい産後に「すぐに使う、買う」ことがしづらい点はデメリットであり、盲点と言えるのではないでしょうか。経済的支援に余裕や計画性が必要という点にも、矛盾も感じます。 調査結果の総括「出産・子育て応援ギフト」は対象者の満足度も高く、子育て世帯の助けになっている。一方で、これが「少子化対策」の一助になるかと言うとまだ力不足か。その他のフォローも必要。今回の調査結果から、「出産・子育て応援ギフト」事業は順調にスタートしていることが見えてきました。ギフトの支給形態としては現金給付だった人が約8割で、その満足度は74%と高く評価されていることが明らかに。しかし、ギフト形態として現金給付が今後も続いていくかは定かではありません。「出産・子育て応援ギフト」が現金給付か、クーポン券かによって、メリット・デメリットの違いはありますが、それでも、受け取ったママ・パパたちの満足度は高く、子育て世帯の助けになっていることは評価に値するのではないでしょうか。 とはいえ、「税金が多い中で、この対策で『子どもが欲しい』と思う人は多くはないと思う」「根本的な原因を改善して欲しい」「10万円はありがたいが、もう1人産もう!とはならない」「継続的に手厚い支援がないと、お金の余裕がある層しか子どもは産めない」など、少子化対策としては厳しい意見が集まりました。子どもを産み育てたいと望む人々を後押しするための「少子化対策」としては、まだ力不足の面があると考えるべきでしょう。 しかしながら、「出産・子育て応援ギフト」は始まったばかりの制度。そのため、まだまだ改善の余地はあるはずです。そのためにも、対象者の声などを真摯に受け止め、今後もブラッシュアップしていく必要があるでしょう。 前述したように、こども家庭庁の担当者も「対象者の声を届けていただくことは重要なことだと考えています」と言及しています。このことからも、私たちメディアや対象者が声をあげることはとても大切であり、その声をもとに、国や自治体がより有益な少子化対策に進展させていくことは急務な課題です。少子化には多くの要因があるからこそ、多くの視点や立場で考えること、声をあげ続けることは今後一層大切になっていくでしょう。 ベビーカレンダーは今後も少子化対策に関する調査・分析等を続け、多くのママ・パパたちの声や評価等を国や自治体に届けつつ、妊娠・出産・育児の情報メディアとして、有効な少子化対策とは何か、ママ・パパたちが望む子育て支援のあり方、結婚や子育てに希望を持てる社会の姿などを探り、情報発信を続けていきます。 <調査概要>調査タイトル:『出産・子育て応援ギフト』に関するアンケート調査方法:インターネットリサーチ調査期間:2023年4月15日(土)~4月18日(火)調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方(722人)調査条件:出産・子育て応援ギフトの支給対象者(2022年4月1日以降に妊娠・出産した方【出典について】本調査内容を転載される場合は、出典が「株式会社ベビーカレンダー」であることを明記くださいますよう、お願いいたします。
2023年05月31日長男くんが生まれてまもないころ、お義母さんが猫を放し飼い状態で飼い始めました。夫が注意しても、お義母さんは一切受け入れないまま月日は流れ……gachaさんは2人目を妊娠し、長男くんは4歳になりました。お義母さんの猫に汚れた爪で引っかかれた長男くんは、帰宅後も傷口が腫れたることもなく、体調の変化もありません。それでも心配で、お腹の赤ちゃんにストレスは良くないと思いつつ、気づいたら朝から晩まで猫のこと考え、つい検索してしまうgachaさん。すると、「妊婦は……」と書かれた猫に関する記事を発見!猫のトイレの砂替えは妊婦さんはしないほうがよいという記事に、“トキソプラズマ”“胎児に悪影響”……と書かれていて、震えが止まらなくなりました。お義母さんから猫のトイレの砂替えを頼まれ、マスクも手袋もつけずに猫のトイレの砂替えをして、咳き込んで砂埃が口に入りそうになっていたのです。急に不安と後悔に襲われたgachaさんは……? 猫の砂を替えたことを夫へ正直に話すと… 「何でそんなことしてんの!」夫に叱られるgachaさん。 「妊婦さんは重い物とか持っちゃいけないでしょ。赤ちゃんに何かあったらどうするの?」ど正論を述べる夫。 しかし……「いや……待てよ。そもそも、あのオバハンがアウトだな。妊婦に砂替え任せるか? 普通にありえん。あのオバハン」自身の母親をオバハン呼ばわりでキレる夫。 夫の言葉を聞いて、「おっしゃる通り」と心の中で頷くgachaさん。 「でも! これから体に負担がかかるようなことを頼まれても断ること!」と、改めて夫から注意されました。 そして夫が続けて……「猫の糞かぁ……放し飼いだし……いろいろ菌を持ってそうだなぁ……」というとgachaさんは……? ※猫の排泄物にはトキソプラズマ ゴンディという原虫(寄生虫)が潜んでいる場合があります。トキソプラズマに感染した猫の排泄物や、汚染された土や水に触れると、人間も感染する場合があります。 ※猫の排泄物の中にトキソプラズマが排出されるのは、猫が初めてトキソプラズマに感染したときだけです。注意が必要なのは「トキソプラズマに感染して2週間以内の猫」と「トキソプラズマに感染していない猫=今後感染の可能性がある猫」なので、妊娠した場合は飼っている猫がトキソプラズマに感染したことがあるかどうか、動物病院で調べましょう。 ※トキソプラズマに感染したことのないママが妊娠中に初めて感染すると、流産やおなかの中の赤ちゃんが亡くなってしまうこともあります。また、胎盤を通じておなかの中の赤ちゃんにトキソプラズマが感染してしまう可能性があります。 ※おなかの中の赤ちゃんもトキソプラズマに感染した場合、約10%の赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」を発症してしまいます。先天性トキソプラズマ症は、精神遅滞、視力障害、脳性麻痺など、さまざまな重い症状をもたらすことがあります。 お義母さんからの頼みごとは、嫁の立場では断りづらいもの。夫の言う通り、そもそもお義母さんが妊婦であるgachaさんに自分が飼っている猫のトイレの砂替えをさせること自体がおかしいですよね。放し飼いで飼われているお義母さんの猫がトキソプラズマに感染していて、gachaさんにまだトキソプラズマの抗体がなかったら……。お腹の赤ちゃんを思うと、不安になってしまいます。 著者:マンガ家・イラストレーター gacha
2023年05月27日長男くんが生まれてまもないころ、お義母さんが猫を放し飼い状態で飼い始めました。夫が注意しても、お義母さんは一切受け入れないまま月日は流れ……gachaさんは2人目を妊娠し、長男くんは4歳になりました。お義母さんの猫に汚れた爪で引っかかれた長男くんは、帰宅後も傷口が腫れたることもなく、体調の変化もありません。夫にも義母宅でのできごとを説明すると、「パパが猫を叱っとくからな」と言って長男くんを慰めました。しかしgachaさんは、猫を叱っても意味がない、根本的な問題は猫の後ろに立ってる人だと思っていて……?gachaさんは長男くんが猫に引っかかれたことが気がかりで、気づいたら朝から晩まで猫のこと考えていました……。お腹の赤ちゃんにストレスは良くないと思いつつ、 “長男くんを守らなきゃ”と思うと、ついネットで検索してしまうgachaさん。すると、「妊婦は……」と書かれた猫に関する記事を発見してしまい……? 義母宅での自分の行動を思い返すママは血の気が引いて… 妊婦に関する猫の記事を見つけたgachaさん。“トキソプラズマ”“胎児に悪影響”……そんな言葉を見て、震えが止まらなくなり、思わず飛び起きました。 落ち着け……落ち着け……。私……この前猫のトイレの砂替えした……よね。 素手でトイレの砂を替え、マスクをせず咳き込んで砂埃が口に入りそうだったことを思い出すgachaさん。 どうしようもない不安と後悔に襲われるのでした……。 ※猫の排泄物にはトキソプラズマ ゴンディという原虫(寄生虫)が潜んでいる場合があります。トキソプラズマに感染した猫の排泄物や、汚染された土や水に触れると、人間も感染する場合があります。 ※猫の排泄物の中にトキソプラズマが排出されるのは、猫が初めてトキソプラズマに感染したときだけです。注意が必要なのは「トキソプラズマに感染して2週間以内の猫」と「トキソプラズマに感染していない猫=今後感染の可能性がある猫」なので、妊娠した場合は飼っている猫がトキソプラズマに感染したことがあるかどうか、動物病院で調べましょう。 ※トキソプラズマに感染したことのないママが妊娠中に初めて感染すると、流産やおなかの中の赤ちゃんが亡くなってしまうこともあります。また、胎盤を通じておなかの中の赤ちゃんにトキソプラズマが感染してしまう可能性があります。 ※おなかの中の赤ちゃんもトキソプラズマに感染した場合、約10%の赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」を発症してしまいます。先天性トキソプラズマ症は、精神遅滞、視力障害、脳性麻痺など、さまざまな重い症状をもたらすことがあります。 gachaさんの場合はお義母さんの猫ですが、猫を飼っていて妊娠した場合には、妊婦さんのトキソプラズマの抗体価を検査しましょう。妊婦さんがすでにトキソプラズマの抗体があれば、再び感染することはありません。また、妊娠を理由に飼い猫を手放す必要はありませんが、猫はできるだけ部屋で飼い、猫のトイレの砂は、妊婦以外の人が毎日交換しましょう。万が一、妊娠中に自分が処理しなければならないというときには、使い捨て手袋やメガネ等でを装着し、作業の後はしっかり手を洗いましょう。猫のトイレ処理は24時間以内におこなうことで感染率を抑えることができます。また、妊娠中は新しい猫を飼うのはやめておきましょう。 著者:マンガ家・イラストレーター gacha
2023年05月26日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートし、自然妊娠をしたときのお話です。あゆみさんは産院で無事に妊娠していることがわかりましたが、医師や役所の担当者たちは流産を心配するばかりで、あゆみさん自身も流産するのではないかと不安が募っていきました。けれどもある日、心理セラピストの先生に相談すると、心配が減り心が軽くなったのがわかりました。やがて赤ちゃんの心拍を確認することができたあゆみさん。その後の妊娠の経過も順調なことから、3年ぶりに日本へ帰国して、実家でゆっくり過ごすことにしました。 しかし、両親は孫であるあゆみさんの子どもをみて、「こんな子になっちゃって……」と言ったのです――。 ちょっと言われた言葉にも敏感に… 両親の顔を見て、日本に帰ってきた実感がわいたあゆみさん。日本にいるという事実だけでウキウキします。でも、まずはやるべきことがありました。実は、経過がどうなるかわからなかったこともあって、妊娠したことをまだ両親に報告できていなかったのです。移動の疲れで子どもたちが寝たタイミングで、思い切って両親へ報告します。 「言ってなかったことがあるんだけど、ここにもう1人いるんだ……」 おなかに触れながら言ったあゆみさん。どんな反応が返ってくるのかドキドキしていましたが、「何だって!?」とビックリされたものの「こんなにかわいい子が増えるのはうれしいこと」 と、祝福されてホッとしました。両親への報告が無事に終わり、実家でのんびり過ごしていたあゆみんさん。その横では、子どもがいつものようにタブレットで動画を見ています。両親から指摘されますが、あゆみさん自身もずっと悩んでいること。子どもは注意してもなかなかやめてくれません。「こんな子になっちゃって……」 ボソっと両親がつぶやいた言葉に、あゆみさんは「こんな子って言わないで!」 と、つい感情的になってしまいます。 「ほぼひとりで育児しているのに!」「妊婦でも日本まで頑張って連れてきたのに!」 いろいろな思いが交錯して、あゆみさんは敏感に反応してしまいました。 あゆみさんは妊娠中、普段よりナーバスになっていて、いつもならスルーできることでも敏感に反応してしまったのだとか。妊娠中、あゆみさんのようにちょっとしたことで傷ついてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。というのも、助産師さん曰く、妊娠期はホルモンバランスが大きく変化するので心身が不安定になりやすいのだそう。妊婦さんは、今の状態を受け入れて、堂々と「そういうものだ」と気楽に構えるとよいそうですよ。あゆみさんが、少しでも心穏やかに過ごせるといいですね。 ※妊娠中に寿司や刺身を食べることは可能です。しかし、魚にはおなかの赤ちゃんに悪影響を与える水銀が含まれていること、妊娠中は感染症などに対する抵抗力が下がっていて感染のリスクが普段より高いことから、摂取量を調整する、体調の良いときに新鮮なものを食べるなど、食べるときには注意しましょう。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月16日株式会社NTTデータ関西は、2022年10月から提供を開始した自治体向け健康サポートアプリ「アスリブ(R)」クラウドサービス版において、国の令和4年度第2次補正予算にて創設された「出産・子育て応援交付金事業」に対応する新たなサービスメニューを2023年10月2日から提供します。現代社会では、核家族化や地域の繋がりの希薄化が進み、妊婦・子育て家庭の中には孤立感や不安感を抱く方が増えています。これを受けて、国は全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができる環境整備の対策として「出産・子育て応援交付金事業」を設けました。この事業は、0~2歳の低年齢の子育て家庭に寄り添うことを目的に「伴走型相談支援」と「経済的支援(出産・子育て応援ギフト)」の2つの支援が一体となり2023年1月にスタートしました。「出産子育て応援交付金サポートメニュー」は、図1のとおり自治体が妊婦・子育て家庭に対する「伴走型相談支援」と「経済的支援」を一体でサポートする接点ツールとして、本事業の支援をおこないます。図1 アスリブを使った「出産・子育て応援交付金」一体型支援イメージ「伴走型相談支援」では、必要なお知らせやアンケート・クーポンなどの情報が図2のとおりアプリでタイムリーに確認できます。また、「経済的支援」では、出産応援ギフトと子育て応援ギフトなどの交付金を、電子マネーも含めた多様な決済手段で受け取れる機能を追加します。LINE Pay株式会社が提供する「LINE Payかんたん送金サービス」も導入するため、ギフトとして受け取った交付金をLINE Pay残高に加算することができます。これにより、LINE Pay残高を通じて受け取った交付金を、銀行口座がなくても全国のセブン銀行ATMから出金※可能となります。これまでの電子マネーや電子ギフトの効率性を保ちながら、住民に利便性の高い現金給付を実現します。図2 「伴走型相談支援」のお知らせ画面イメージこの新たなサービスメニューにより、妊婦・子育て世帯は、自治体からの出産・子育て応援交付金を、よりスムーズに受け取ることができるようになります。また、必要な情報やアンケートにも、迅速にアプリ内でアクセスできるようになり、より手軽に妊婦・子育て家庭のサポートが受けられるようになります。NTTデータ関西は、本メニューを通じ、「出産・子育て応援交付金事業」にともなう自治体業務の効率化と、妊婦・子育て家庭の利便性向上のため、安心して出産・子育てができる社会づくりに貢献します。※出金は本人確認後のユーザーのみ利用可能です。都度、出金手数料220円(税込)がかかります。【背景】日本の少子化が深刻な問題となっているなか、国は令和4年度第2次補正予算で「出産・子育て応援交付金事業」を創設しました。この事業では、妊婦や子育て家庭に対して、面談やアンケート、継続的な情報発信を行う「伴走型相談支援」と、10万円相当の「経済的支援」を行います。この支援を速やかに住民に届けるためには、電子マネーや電子ギフトなどのデジタルインセンティブの提供が有効ですが、現金で受け取りを希望する住民もいることから、住民一人ひとりに合わせた選択肢を準備する必要があります。このメニューは、自治体業務の効率化と、妊婦や子育て家庭の利便性向上を目的に追加提供されることになりました。【「出産・子育て応援交付金事業」に対応した新サービスメニュー 概要】「アスリブ(R)」クラウドサービス版は、自治体が住民に健康を促進するためのインセンティブの提供や、住民とのコミュニケーションを取ることができるアプリです。今回追加される新メニューは、自治体が住民に交付金を支払う際の手続きを簡素化し、住民が受け取りやすくするための機能です。従来の電子マネーやその他のデジタルインセンティブを利用できることに加えて、銀行口座を持っていない住民でも、LINE Pay残高で交付金を受け取り、セブン銀行ATMで現金化することができるようになります。URL: ■特長(1) マイナンバーカードによる本人確認「アスリブ(R)」クラウドサービス版の導入により、公的個人認証サービスが利用できます。給付する住民の本人確認がマイナンバーカードで実現できます。(2) 交付金の現金化が可能マイナポータルの公金受取口座登録がされていない場合や、自治体が住民の口座情報を保有していない場合でも、LINE Pay残高で交付金を受け取り、全国のセブン銀行ATMを利用することで出金可能となります。これまで現金給付に4~8週間要していた時間を、デジタルインセンティブの場合は「最短2日」、LINE Pay残高を選択した場合はセブン銀行ATMを利用し「最短3日」で出金が可能となります。(3) 「伴走型相談支援」と「経済的支援」を一体でサポート「伴走型相談支援」と「経済的支援」の双方に必要な支援を、1つのアプリで実現できます。(4) NFC非対応端末利用時のマイナンバーカード読取り支援機能の実装マイナンバーカードが保持する情報の読み取りができないNFC非対応のスマートフォン利用者に対し、市役所等に専用のアプリをインストールしたスマートフォンを設置し、公的個人認証サービスの利用可能とするオプション機能を提供します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月10日現在2歳の息子の離乳食が始まったときのことです。まだ1回食で食べる量も少ない時期でしたが、私は非常食の意味としてもベビーフードをストックしておくことにしました。お店に行き、ベビーフードを持ってレジに並んでいたのですが、そこで少しショックな言葉を言われたのです……。ベビーフードをまとめ買い「非常事態に備えられるように」と、息子を連れて子ども用品を扱うお店に出向いた私。その日はベビーフードがお得に買える日だったのでラッキー♪ と思いながら、カゴにたくさんベビーフードを入れていました。 余裕があるときは手作りもしますが、面倒なことの多い離乳食作りは頑張りすぎないことを信条にしていた私。市販のものにも積極的に頼って手抜きしなければと思っていました。そしてたくさんのベビーフードが入ったカゴを持ってレジへ向かったのですが……。 それを見ていたプレママ&パパの苦い顔レジでは私の前に夫婦が並んでおり、女性のほうは妊婦さんでした。その妊婦さんが後ろにいる私のほうをチラッと見て、旦那さんに目くばせ。そして旦那さんも私のほうを見て苦い顔。すぐにはその行動の意味がわからず「何かな?」と思っていましたが、コソコソと話している声が聞こえて驚きました。 「あんなに買ってるよ。自分で作る気ないのかな?」「子どもが食べるものを手作りしない母親ってどうなの?」「私、絶対無理。この子にはちゃんと作ったものをあげたい」などと話していました。 この会話が聞こえてきて「ああ、なるほど」と納得。 その考え、逆に心配……「赤ちゃんが食べるものを手作りしないダメな親」として見られたことは多少ショックだったものの、私はすぐに「いや、そんなことよりもこの夫婦が心配だな」と思ってしまいました。夫婦から漏れ聞こえてきた会話によると、おなかにいる子が第1子の様子。きっとこれからの子育てに希望や理想がたくさんあるのでしょう。 けれど私自身、長女を育ててきて理想だけでは苦しくなってしまうことを知りました。特に長女はアレルギーがあったので、離乳食からおやつまでほとんど手作りで、料理が嫌いになるくらい大変だった時期がありました。 私のほうを見て苦い顔をしていた夫婦。言われたことに対して怒りの気持ちは湧かず、むしろ心配になりました。願わくば、この夫婦が子育てのなかで苦しくなったとき、頑張りすぎずに頼れるものには頼って自分たちを大切にできますようにと思ってしまいました。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年05月07日ひとりで買い物に行くのも大変なのに、送迎を頼むなんて……。 妻の友人と不倫した夫の話でコメントをにぎわせ、出産編まででている作品「夫の不倫相手は友達でした」。不倫夫と関係を再構築することを選んだ妻・つきこさんですが、今度は義両親の言動に悩まされます。今回は、出産1カ月前を控えたつきこさんに対して送迎を頼んだり、ストレスがかかるような言動をする義母への読者からの怒りの声をご紹介。この記事を機に一気読みしてみるのはいかがですか?<「夫の不倫相手は友達でした~出産編~」あらすじ>不倫した夫との関係の再構築を選んだつきこさんは、夫と義両親宅へ行き、やり直すことを告げます。しかし、夫が「俺は一生かけて償う」と言った途端、義父は「お前はそうやって一生嫁に頭が上がらず過ごしていくのか?」「男なら堂々としてろ!」と大激怒。この1件があってからつきこさんは義両親とは気まずい雰囲気になってしまいました。その後つきこさんは出産の準備などで忙しくしており、義両親とのことは忘れかけていましたが……。 義母からの突然の電話に…出産まであと1カ月となった、つきこさん。 ソファで仮眠をとっていると、義母から電話がかかってきました。 突然電話してきて「つきこさんの家に行きたい」と言う義母。夫がいないことを告げますが、義母からは「荷物が多いから車で迎えにきてほしい」と言われます。 つきこさんの臨月の体では、買い物に行くのも一苦労。また義母の送迎に加え、義母の相手をしなければいけないと考えると憂鬱になるつきこさんでしたが、なんとか思い腰をあげて義母を迎えに行きました。 何の話をしに来たの…?車で義母を迎えに行ったつきこさん。車内では義母から不満を聞かされ、苦笑い。 そして家では義母と共に昼食を食べ、話を弾ませるはずでしたが……。 義母から夫の近況を聞かれた、つきこさん。 「仕事も家のことも頑張ってくれている」ことを告げると、義母からは「あなたも今はお仕事お休みしているのだし」「タカシ(夫)にあんまり背負わせないようにね?」と圧をかけられました。 しかし、つきこさんが夫に無理強いをしているわけではなく、あくまで自発的に動いてくれていること。 もともとさっぱりした性格の義母でしたが、つきこさんは「私に厳しくなったような……」と感じました。 このような義母の言動に、読者から多くの声が寄せられました。(一部抜粋) 臨月の嫁に車で迎えに来させるなんて… ●当日に予定聞いて行きたいとか……。妊婦に送迎頼むな。タクシーで来い。 ●いやいや息子の不倫が原因で、育児の手伝いどころか孫の顔を見ることすら叶わなくなってたかもしれないのに、何その言い草。 ●タクシー使えや。荷物が多いのも今日行きたいのもあんたの都合でしかないやんけ。●自分で運転して行く元気が無い人(義母)に子育ては出来ないでしょうよ。 ●臨月の妊婦の家にアポ無しで来ようとするなよ。しかも迎えに来いって何様? ●何で自分の息子が発端を作ったのに嫁にそんな偉そうなんだろう。嫁に来たんだから。ってこと? 臨月の嫁に「突然家に行きたい」と言い出した義母に対して、怒りと共に疑問の声も上がりました。臨月といえば、出産に備える時期。そんなセンシティブな時期に義母は「息子になんでもさせないで」とわざわざ言いに来たのでしょうか。 義母も妊娠・出産の経験者。義両親が家に来るとなると緊張することや、招く準備の時間も必要わかるはず。ましてや、妊婦さんに送迎を頼むなど思いつきませんよね。そんな配慮のない義母には、今後の付き合い方も不安を感じますし、せっかく不倫を反省し、やり直そうとする夫の誠意な行動も無意味になってしまいかねません。 夫婦にはそれぞれの形があります。経験者としてアドバイスすることはいいですが、相手の立場になって考えてほしいときもありますよね。 このようにコメント欄には、義母の嫁に対する言動の批判の声をいただきました!この後も義母の衝撃の言動は続き、さらに義母のアポ無し事件は、出産のときまでも……。 『夫の不倫相手は友達でした~出産編~』ベビーカレンダーでは完結しているお話なので、一気読みが可能です! ぜひ読んで、皆さんのご意見も聞かせてくださいね! マンガメディア「リアコミ」でも連載中! ぜひチェックしてみてくださいね。
2023年05月01日小学校の頃は、朝食を食べない日もあった娘。中学校になって食べっぷりに変化が……。■間食なしはキツそう絶対お腹すくよね小学生の頃の朝食は気まぐれで、いっぱい食べる期間があったかと思ったら「食べなくても平気~」って出ていくときもあって、最初は「大丈夫かな?」って思ってたけど、それで娘たちの食事バランスがうまくいってるならいっか~って様子見ていたの。きっと中学になっても、そういう風に自分で調節してるんだろうなと思ってるんだけどね(汗)。授業も45分から50分になって、部活動の見学もしてくると17時すぎに帰ってくるの。成長期の子には、お腹すいてたまんないだろうなぁって思うよ(汗)。これが部活始まったら、さらに遅くなるわけでしょ?おにぎりとか軽食持たせられたら一番いいけど……カロリーメイトとかだめなのかしら~??
2023年04月22日3年前に結婚した美咲と拓也。美咲はずっと子どもが欲しいと思っていたものの、2人の間には子どもができずにいました。もともと妊活に対して温度差があった2人ですが、紆余曲折を経て、「まずは1年間頑張ってみよう」と、本格的に妊活に力を入れる日々がスタート。しかし、実際はなかなか妊娠することができず、妊娠することは決して簡単ではないという現実に直面したのです。最初は笑い合いながら励まし合っていた2人ですが、妊活を始めて1年が経過するころには、何とも言えない空気感が漂い始めるようになっていったのでした。そんな2人にも、ついに転機が訪れることに……! 昔飼っていた愛犬の夢を見た美咲は、次の日の朝、体のだるさを感じていました。そこで妊娠検査薬を使用してみると、陽性反応が出たのです。 すぐに拓也に報告すると、一緒に喜びを分かち合った2人。 その後、病院で検査を受け、「おめでとうございます。確かに妊娠しています」と言われて……? 妊娠の診断を受けたあと、安堵感でいっぱいになって… 「2週間後、心拍を確認しますのでもう一度来てください」 「それから、次回までにどこの病院で産みたいかも決めておいてくださいね」 説明をすべて聞き終え、病院をあとにすることに。 (いきなり話が進んだ感じがするな……) すれ違う妊婦さんに視線を向けたあと、青空を見上げた美咲。 「もしもし? お母さん? 実はね……」 穏やかな口調で母親に、妊娠報告の電話をかけたのでした。 ◇◇◇ 妊娠が確定してからの展開に戸惑いながらも、念願の妊婦さんになれてドキドキ・ワクワクしている感じが伝わってきますね。お母さんに電話で報告していましたが、きっと娘の妊娠報告に、お母さんもすごく喜んでくれたのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年04月19日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌