東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。突然夫に「3人目を作らない?」と言われ、動揺を隠せないかおりさんでした。かおりさんも3人目が欲しいとは思うものの、車椅子生活が続く長男・かんたくんのお世話があるため前向きに考えられなかったのです。 一方かんたくんは車椅子で遠足や運動会など幼稚園の行事に参加し、無事卒園式を迎えます。月日は経ち、かんたくんが小学校2年生になったころ、かおりさんに異変が起こり……。 一家にうれしい変化 第3子を妊娠したかおりさんですが、つわりがひどく、長男・かんたくんの介助が大変な日もありました。 そんなかおりさんを見た次男・こうたくんは「お兄ちゃんの車椅子を押すよ!」と、率先して手伝ってくれます。 長男の送り迎えは夫、次男の送り迎えは義父といったように、家族一丸となって妊娠中のかおりさんをサポート。家族の協力もあって、無事に長女・杏ちゃんを出産しました。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※臨月に入ったら、車の運転はなるべく控えましょう。おなかが大きいと足元が見えにくかったり、ハンドルを操作しにくくなったり危険です。ホルモンバランスの影響で注意力が散漫になる可能性があります。また、いつ陣痛や破水するかわからないので、臨月に入ってからの運転はおすすめできません。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月10日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。子どもたちが幼稚園に行っている間に、山登りを楽しむかおりさん夫婦。 山登りをスタートすると夫が「うちはスポーツ一家で姉は本気でオリンピックの水泳選手を目指していたんだ」と幼少期について語り始めたのです。義姉は金銭面を理由に夢をあきらめたといい、夫は「自分に子どもができたらその夢を託したかった」と言います。そのため、かおりさんに子どもたちのお世話をお願いし、自分は仕事を優先して頑張ってきたそう。 続けて夫は、かおりさんに驚くべきあることをお願いして……。 「本気で言ってるの?」夫から衝撃の言葉 夫はかおりさんに、知らなかったいろいろなことを話してくれました。さらに「3人きょうだいだから、子どもも3人はほしくて。3人目を作らない?」とまさかの提案が。 夫の言葉にかおりさんは「私もほしい。でも、長男が歩けなくなっておんぶをしなきゃならないときもあるし、今は無理だと思う」と正直な気持ちを伝えました。 かおりさんも3人目を希望しますが、長男・かんたくんの介助を考えると現実的に考えて難しいのです。 また、かおりさんは生理不順であることを伝え、「体調を整えたいからジムに通いたいな!」とお願いしてみることに。それからは子どもたちが幼稚園に行っている間など、時間があるときはジムでストレスを発散するようになりました。 人手不足や設備面の理由から、転園を覚悟していたかおりさん。しかし、幼稚園はかんたくんを受け入れてくれ、いろいろな行事にできる範囲で参加させてくれたのでした。 仕事優先の夫とすれ違うことが多くなっていたかおりさん。しっかりと向き合う時間を作ったことで、お互いの本音を知ることができました。家族全員が同じ方向を向くことで、困難に直面しても乗り越えていけるでしょう。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月09日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男・かんたんくんのペルテス病が判明し、手術を受けました。1カ月と1週間入院し、ついに退院が決定。 医師から「車いす生活ですが、股関節を動かすといいので、自転車や水泳などでどんどん動かしてください」と言われたかおりさんは、リハビリがてらプールやテーマパークに連れて行き、楽しいことをたくさんしました。 全力で子どもたちと向き合ったかおりさんは、テーブルで寝落ちしてしまう日も。ある日、帰宅した夫から「仕事ばかりで家事や育児、何もかも任せきりでごめん。しばらく会社を休もうと思う」と家族を優先すると提案してくれたのです。 夫が仕事を休んでいる期間に、夫婦で山登りに行くことになり……。 夫が打ち明けてくれたこと 子どもたちが幼稚園に行っている間に、夫婦で山登りに行くことに。 山登りをスタートすると夫が「うちはスポーツ一家で姉は本気でオリンピックの水泳選手を目指していたんだ」と語り始めたのです。夫によると、義姉の夢は金銭面が理由であきらめたといい、夫は「自分に子どもができたらその夢を託したかった」と言うのです。そのため、かおりさんに子どもたちのお世話をお願いし、自分は仕事を優先して頑張ってきたそう。 続けて義姉が子どものころに、股関節を脱臼をしたことがあり「もしかしたら股関節が弱い家系かもしれない。だから子どもたちのベルテス病はかおりのせいじゃないよ」とかおりさんを励ましてくれたのです。「誰のせいだとか思ってないよ!」と笑うかおりさんに、「よかった。思いつめているんじゃないかと思っていたから」とやさしく声をかけてくれました。 かんたくんが病気になる前、夫は家族よりも仕事を優先するため、すれ違いの日々が続いていたのです。かんたくんの治療は大変なこともありましたが、家族で困難を乗り越えようとひとつになれました。 大変ことでも家族がひとつになれば、乗り越えることができると、子どもから教わったふたり。かんたくんのお世話を頑張っているのは自分だけ……と思ってしまう日もあったかおりさんですが、その頑張りを夫はちゃんと見てくれていました。これからも夫婦二人三脚、助け合いながら子どもたちをサポートしていってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月08日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。もうすぐお姉ちゃんとすみかさんの誕生日。お母さんに欲しいものを聞かれ、お姉ちゃんは縮毛矯正したいと答えます。お母さんはそんなもの必要ない!と大反対し、お姉ちゃんは不機嫌に……。翌朝、お姉ちゃんの髪型はベリーショートになっていました。お姉ちゃんの気持ちをお母さんに分かってほしいと思うすみかさんですが、なかなか簡単にはいきません。小学5年生になったすみかさん。演劇発表会の練習中、すみかさんは登場のタイミングがつかめず、先頭だった順番を変えられてしまいます。そのことを何気なくお母さんに話すと、「あんたって情けない子ね!ちゃんとやりなさいよ!」と返されました。その言葉にショックを受けたすみかさんは、癇癪を起こします。本当はお母さんから「先頭じゃなくても大丈夫」という言葉が欲しかったのですが……。お母さんとの意見の食い違いは続きーー。 母の何気ないひと言に落ち込む日々 親友のノナちゃんは体育がない日はかわいい靴を履いて通学してきます。それを見て、いいなぁと憧れたすみかさん。お母さんにスニーカー以外の靴を買ってもらおうとしますが、走れないからダメ!と購入してもらえませんでした。また別の日には、すみかさんの意見を聞くことなく洋服を購入。好みじゃなかったので、今度から自分で選びたいと伝えました。 お母さんに雑誌に載っているファッションを見せますが、「理解できなーい。服が欲しいなら押し入れにたくさんあるから」と言われてしまいます。押し入れにある洋服というのは、お母さんが太って着られなくなったトップス、おばあちゃんが昔履いていたスカートなど、すみかさんが着たいと思うような洋服はありません。言っても分かってもらえないと思い、諦めたすみかさんでした。 5年生になっても前の学校で親友だったモモちゃんとの文通は続いていました。手紙には「彼氏ができた」と書かれており、すみかさんはテンションが上がります。しかし、それを聞いたお母さんは、すみかさんとモモちゃんのタイプが違うと判断。「友達やめたら?」と助言します。なんて事を言い出すんだと思ったすみかさん。友だちは自分で決める!と自室でイライラするのでした。親が着てほしい洋服と子どもが着たい洋服が違うというのは、しばしばありますよね。流行りに敏感になる思春期になると、ぶつかることも増えてくるのかなと思います。「友達やめたら?」という言葉は心に深く残りますね。親子間だと遠慮なく、言いたいことを言いがちですが、親しき仲だからこそ言い方には気をつけたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月08日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。車いすをフリマサイトで手に入れたかおりさん。出品者さんと連絡をとり、隣りの県まで引き取りに行くことにしました。 出品者さんにかおりさんが、「もしかして、お子さんもペルテス病だったんですか?」と質問すると、「そうです。今は歩けるようになって、車いすがいらなくなったの」と笑顔で教えてくれました。 続けて「ベルテス病は治る病気。今が一番大変な時期かもしれないけど、良くなるから元気出して!」とやさしい言葉をかけてもらい、これからのリハビリや退院後の生活を頑張ろうと思ったかおりさんでした。 退院後、家族にも変化が ペルテス病が判明し、手術を受けてから、1カ月と1週間入院したかんたくん。ついに退院が決定しました! 医師からは「車いす生活ですが、股関節を動かすといいので、自転車や水泳などでどんどん動かしてください」と今後についてのお話が。 退院後は介助が必要になるので「これからが勝負だ。頑張らなきゃ」と意気込むかおりさん。夏休み中だったので、リハビリがてらプールやテーマパークに連れて行き、楽しいことをたくさんしました。 全力で子どもたちと向き合ったかおりさんは、テーブルで寝落ちしてしまう日も。ある日、帰宅した夫から「話があって」と切り出されます。夫は「仕事ばかりで家事や育児、何もかも任せきりでごめん。しばらく会社を休もうと思う」と家族を優先すると提案してくれたのでした。 無事退院できて本当によかったですね。愛するかんたくんのお世話とはいえ、かおりさんだけが見ていたら、今度はかおりさんが体調を崩しかねません。そんな中での夫の申し出は心強いものです。家族みんなで力を合わせてこの困難を乗り越えていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月07日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。小学4年生になり、水泳を始めたすみかさん。夏休みには初めて、大会に出場しました。仲間のことを全力で応援する水泳部のみんなを見て、私も応援したい!という気持ちに。このとき初めて、自分の家以外の場所で大声を出せました。そして5年生になると、他の子と同じ練習メニューをこなせるようになります。もうすぐお姉ちゃんとすみかさんの誕生日。お母さんに欲しいものを聞かれ、お姉ちゃんは縮毛矯正したいと答えます。お母さんはそんなもの必要ない!と大反対し、お姉ちゃんは不機嫌に……。翌朝、お姉ちゃんの髪型はベリーショートになっていました。すみかさんはお母さんに対し、お姉ちゃんの気持ちにもう少し寄り添ってほしいと思いますが、なかなか分かってもらえません。そして、すみかさんの行動にも口を出しーー。 自分のことを理解していない!?母の言葉 小学5年生になったすみかさんには、ノナちゃんという友だちができました。自分から行動を起こしたり、目立つことをしたりするのが苦手なすみかさん。「これやろ〜、あっちに行こ〜」とリードしてくれるノナちゃんは、一緒にいて安心できる存在でもあります。 ある日の演劇発表会の練習中。すみかさんはステージ袖から出る時の先頭に決められてしまいます。何度練習してもタイミングがつかめず、並び順を変更することに。そのことを何気なくお母さんに話すと、「あんたって情けない子ね!ちゃんとやりなさいよ!」と返されました。その言葉にショックを受けたすみかさんは、癇癪を起こします。本当はお母さんから「先頭じゃなくても大丈夫」という言葉が欲しかった……。でも想像と違う言葉が返ってくるから、学校で上手くできなかったことは秘密にしようと心に決めたすみかさんでした。 すみかさんは、発表会の並び順のことでお母さんに怒られた事をノナちゃんに話しました。すると、「スミカはスミカだよ!他の子と比べて落ち込まないの!」と元気づけてくれました。すみかさんは、ノナちゃんの優しさに感動したのでした。 慰めてほしい、分かってほしいと思って話したことに対し、真っ向から批判されると辛いですよね。お母さんの声かけも、すみかさんにもっと頑張ってほしいという思いから出ている言葉だとは思うのですが……。ノナちゃんがすみかさんの「個」を認めてくれる子でよかったです。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月07日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。ペルテス病の手術を受け、リハビリ中の長男・かんたくん。退院後は車いすが必要になるため、インターネットで探すかおりさんでした。 いずれ使わなくなることを考慮し、なるべく費用を抑えるために、いろいろなところで探してみると……。 想像していなかった出会い なるべく安く車いすを手に入れたいかおりさんは、フリマサイトで中古の物を5,000円で譲ってもらうことにしました。出品者さんと連絡をとり、隣りの県まで引き取りに行くことに。どんな人だろう……と緊張しながら、約束の場所に行くとひとりの女性がいました。 出品者さんだとわかったかおりさんは、勇気を出して「もしかして、お子さんもペルテス病だったんですか?」と質問。すると、「そうです。今は歩けるようになって、車いすがいらなくなったの」と笑顔で教えてくれました。続けて「ベルテス病は治る病気。今が一番大変な時期かもしれないけど、良くなるから元気出して!」と励ましてくれたのです。 出品者さんに勇気づけられ、これからのリハビリや退院後の生活を頑張ろうと思ったかおりさんでした。 思わぬ場所で同じ状況のママさんと、素敵な出会いがありました。ペルテス病の子どもを支えるママたちだからこそ、わかりあえる苦労もあります。出品者さんのお子さんのように、いつかまた歩ける日が訪れることを願うばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月06日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。小学4年生になり、学校の部活と習い事の両方で水泳を頑張っているすみかさん。夏の大会へ出場することになりますが、頭から水面に飛び込むなんて怖い……と不安になります。「怖いよね〜」とすみかさんの気持ちに寄り添ってくれる友だちの言葉を聞いて、みんなも初めは怖かったんだ……みんなに追いつきたいから頑張ろう!と前向きな気持ちになりました。迎えた水泳大会の当日。みんなが応援してくれる中、いよいよスタートのときを迎えます。結果、失格にならずに泳ぎ切ることができました。そして、仲間のことを全力で応援する水泳部のみんなを見て、私も応援したい!という気持ちに。このとき初めて、自分の家以外の場所で大声を出せました。そしてこの日を境に声を出すことへの抵抗がなくなり、合唱も怖くなくなります。どんどん成長するすみかさん。最近の家での様子はというと……。 子どもの気持ちを分かってくれない母 ある日、お母さんがお姉ちゃんとすみかさんに、誕生日プレゼントは何がいいか聞いてきました。お姉ちゃんは現金が欲しい、そして縮毛矯正をしたいと話します。しかし、お母さんは縮毛矯正はダメ!そのままで良い!必要ない!と大反対。 お姉ちゃんの髪はくせ毛のボンバーヘア。雑誌のモデルさんのような、さらさらヘアに憧れるのも分かる気がしました。お母さんに反対され、お姉ちゃんに同情したすみかさん。しかし、お母さんの理解は得られませんでした。 翌日。朝ごはんを食べているお姉ちゃんを見ると、髪型がベリーショートになっていました。縮毛矯正をかけられなかったことが関係しているのか、お姉ちゃんは少し反抗的に。お使いで買ってきた卵を割ってしまいますが、お母さんに謝ることなく自室へ。何あの態度……と納得のいかないお母さんに対し、わざとじゃないんだから怒らなくてもいいじゃんとすみかさんは返します。 結果、すみかさんはお母さんと言い合いになりますが、うまく言い返せずに自分の部屋へ。お母さんと口げんかしても腹が立つだけなので、無視して部屋に行く方がマシ!お姉ちゃんの対処法は正解なんだと思ったすみかさんでした。 中学生ぐらいになると髪型だけでなく髪質で悩んだり、ヘアケアに興味が出てきたりしますよね。お母さんはまだ早いと思ったのかもしれませんが、髪の悩みは人によって違うので難しいですね……。すみかさんはお母さんに対し、お姉ちゃんの気持ちにもう少し寄り添ってほしいと思ったようですが、親子だからこそ上手くいかないことってありますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月06日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。3年生の頃は毎日のように本を読んでいたすみかさん。国語の問題を解くスピードが速くなり、テストの点数も良くなりました。作文のコンクールで入賞し、先生に褒められたことで、自分は書くのが得意なのかも!?と気づきます。少し自信がつき、授業中も挙手できるようになりました。4年生になり、水泳を頑張っているすみかさん。夏の大会への出場が決まりましたが、プールへ飛び込めるか、水面に頭から飛び込むなんて怖い……と不安になります。「怖いよね〜」とすみかさんの気持ちに寄り添ってくれる友だちの言葉を聞いて、みんなも初めは怖かったんだ……みんなに追いつきたいから頑張ろ!と前向きな気持ちに。そして、大会当日を迎えます。 不安を抱えつつ迎えた大会当日 大会当日。今日まで飛び込みの練習ができず、そして競技中の注意事項を聞いて、失格になるのでは…‥と不安になるすみかさん。みんなが応援してくれる中、いよいよスタートのときを迎えます。結果、失格にならずに泳ぎ切ることができました。 そして、仲間のことを全力で応援する水泳部のみんなを見て、私も応援したい!という気持ちに。このとき初めて、自分の家以外の場所で大声を出せました。この日を境に声を出すことへの抵抗がなくなり、合唱も怖くなくなります。 その後、プールの飛び込みにも挑戦したら、コツをつかんで上手く飛び込めるように。5年生になると、他の子と同じ練習メニューをこなせるようになります。夏は学校の水泳部とスイミングスクールの両方で泳いでいましたが、冬の間はスイミングスクールのみ。水泳部が恋しくなるすみかさんでした。 水泳部に入って素敵な仲間と出会い、表情や性格が明るくなってきたすみかさん。応援している仲間の姿に感化され、自分も応援したい!と思うようになりますが、声援の力って大きいですよね。大きな声を出せずに休んでいた音楽の授業も参加できるようになり、すみかさんの成長を実感しますね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月05日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。プールが好きなすみかさんは、4年生になってスイミングスクールに通い始めます。学校では水泳部に入りましたが、周りは泳ぎが上手な子ばかり。泳げる子にいじめられるかも……と思いましたが、試合のときの水着をお揃いにしようと言ってくれたり、休み時間も一緒に遊んだりと仲良しに。転校後、いーちゃん以外に友だちができました。3年生の頃は毎日のように本を読んでいたすみかさん。国語の問題を解くスピードが速くなり、テストの点数も良くなりました。そして作文のコンクールで入賞した際、先生に褒められて自分は書くことが得意なのかも!?と気づきます。少し自信がついたことで、授業中も挙手できるようになったすみかさん。部活では水泳を頑張っていますが、ひとつ不安なことがあり……。 水泳大会への出場が決定 スイミングスクールでは進級し、水泳部では大会に出ることが決まり、他の子から「すごい!」と言われたすみかさん。夏の大会に出場することが決まりましたが、すみかさんには懸念していることがーー。それはプールへの飛び込み。 頭から水面に飛び込むのが怖い、と不安になるすみかさん。「怖いよね〜」とすみかさんの気持ちに寄り添ってくれる友だちの言葉を聞いて、みんなも最初は怖かったんだ……みんなに追いつきたいから頑張ろ!と前向きななりました。 以前はクヨクヨすることが多かったすみかさん。水泳を始めてから仲良しの友だちができ、落ち込んでいてもうまく切り替えられるように。コーチや友だちに励まされ、大会では上手に飛び込めるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月04日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。4年生になったすみかさんは、一緒に帰っているいーちゃんと同じクラスに。いーちゃんはすみかさんが唯一話せる相手です。楽しい学校生活になるかと思いきや、ヨッシーという子が入ってきて3人組に。3人で遊んでいるとき、2対1とすみかさんがひとりになることが多く、居心地の悪さを感じていました。プールが好きなすみかさんは、4年生になってスイミングスクールに通い始めます。そして学校では水泳部に入りました。いざプールに行くと、みんな泳ぎが上手でびっくり。泳げる子にいじめられるかも……と思いましたが、試合のときの水着をお揃いにしようと言ってくれたり、休み時間も一緒に遊んだりと仲良くなりました。読書そして水泳も好きになったすみかさん。あることがきっかけで、特技に気づき……。 得意なことって何だろう… 3年生の頃は毎日のように本を読んでいたすみかさん。国語のテストの点数が良くなり、問題を解くスピードも早くなりました。とくに好きだったのが夏休みの宿題の読書感想文。どの本で書こうかな〜、一冊しか書いちゃダメなのかな〜、と毎回ワクワクして取り組んでいました。 そして、授業で書いた作文がコンクールで入賞することも。「楽しそうな気持ちが作文から伝わってきた」と先生に言われ、学校で初めて褒められたかも!?とうれしくなります。授業中、感想文が書けなくて困っている子を見て、自分は書くのが得意なのかもしれないと気づきました。特技を見つけたことで、少しだけ積極的に。授業中も手を挙げられるようになっていきます。 他の人より得意なことって、意外と自分では気付きにくいですよね。テストや作文のコンクールがきっかけで、国語が得意なことに気づいたすみかさん。授業にも積極的に参加できるようになったことで、学校生活を楽しめるようになるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月03日長女は1歳のころからチック症や、特定の色を極度に怖がっていて、私は長女の行動が気になっていました。また、長女が2歳3カ月のときには、常に手をグーにしていることに気づいた私。手を開かせるにはどうしたらよいものか悩み考え、実際におこなったことをお話しします。 気になる行動の多い長女長女は1歳のころから黒い物に反応して、床に落ちているゴミを見てギャン泣きをしたり、白黒の服を絶対に着なかったり、チック症になるなど、様子が変だなぁと思うことが多い子でした。 手足の感覚も異常なくらい敏感で、お風呂以外は靴下を履くまで泣き叫び、外で転んで手をつくと砂のついた手を差し出して泣きます。なので、砂場遊びはもってのほかでした。 寝ているとき以外手をグーにしている長女が2歳になったある日、ふと気づくと常に手をグーにしていました。「なんでグーなの? パーはできる?」と聞くと、「パーはしないの」との返答が……。食事中も親指と人差し指と中指は開放するのですが、小指と薬指は閉じたままです。 ケガをしたり、何か痛いことがあるのかと思って心配したのですが、寝ているときに手を見ても何も異常はなく、「痛くないよ」と言うので本人の心の問題なのだろうと思っていました。 いろいろ試してみるが…見かけたらその都度、長女に「おててパーできる?」と声をかけるようにしていたのですが、たまにパーにしてくれるものの、大抵は「グーがいいの!」と言われてしまっていました。何かにつまづいて転ぶときにもグーのまま手をつくので、「おてて痛い痛いになるからパーでつくんだよ」と注意しますが、気づくとまたすぐに手はグーに……。 長女の大好きなグーチョキパーの歌でパーにするように誘ってみても、私がやっているのをニコニコ見ているだけ。どうしていつもグーにしているのか聞いても、「グーがいい」としか教えてくれず困りました。 あまり気にせず時々声かけ1週間ほど経ってもずっとグーが続いていましたが、寝ているときは手を開いているし、今までの経験から長女の気になる行動は一時的なことが多かったので、しばらく様子を見てみることに。 何度もうるさく言われるのも嫌だろうと思い、時々「パーにしてみよう!」と声をかけると「パー!」と言って開いてくれるようになっていきました。そして約1カ月ほど経ったころ、長女の手は以前のようにしっかり開いて気になる行動はなくなりました。 長女がずっと手をグーにしていると拘縮してしまわないかと心配でしたが、時々開いている様子もあり、1カ月で治まったのでよかったです。長女はまだ2歳半、今後も何かのタイミングで他の気になる行動が出てくるかもしれません。そのときにも長女の様子をよく観察し、コミュニケーションを取ることを第一にして向き合っていこうと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:雨宮春季
2023年09月03日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。学校ではおとなしいすみかさんですが、転校後も癇癪は治っていませんでした。むしろ学校で自分を抑えている分、家で感情を爆発。お母さんには「学校では大人しいフリをしているんでしょ!ほんとは喋れるくせに」と心ない言葉を言われます。暴言を吐くと怒られるので、見つからないよう自分の学習机をペンなどで傷つけてストレスを発散させる日々を送っていました。4年生になったすみかさんは、一緒に帰っているいーちゃんと同じクラスに。いーちゃんはすみかさんが唯一話せる相手です。楽しい学校生活になるかと思いきや、ヨッシーという子が入ってきて3人組に。3人で遊んでいるとき、2対1とすみかさんがひとりになることも多く、居心地の悪さを感じていました。あるとき、交換日記をやめたいと話したことで、ヨッシーから一緒に帰るのをやめたいと言われ、ひとりぼっちに……。ですが、部活に入ったことで環境が変わり始めます。 いじめられる…と思った水泳部 プールが好きなすみかさんは、4年生になってスイミングスクールに通い始めます。泳いでいるときは他の子と話す必要もないので、水泳はすみかさんに合っていたよう。そして、学校では水泳部に入りました。水泳部のプール解禁日、泳げる子が多くて驚いたすみかさん。コーチが教えてくれると分かり、安心しました。 泳げる子にいじめられるかな……と心配していましたが、そんなことはなく、みんなが話しかけてくれます。試合のときは水着をお揃いにしようと言ってくれたり、休み時間も遊びに誘ってくれたり、いろいろと気にしていたのは自分だけだったと気づきます。 水泳部のみんなと体育館に向かう途中、以前の担任の先生とすれ違いました。「先生のおかげで本が好きになり、そして今はひとりぼっちじゃないよ!」と心の中で思います。クラスの子と遊んでいる姿を先生に見せられて、うれしかったすみかさんでした。 水泳部に入って友だちができ、学校生活が充実してきたすみかさん。休み時間にひとりでいることを気にかけていた先生は、友だちと一緒にいるすみかさんを見て、うれしかったのではと思います。ひとりでいることも決して恥じることではありませんが、転校先の小学校で自分を変えたいと思っていたすみかさんにとって、入部はいいきっかけになったのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月02日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。学校にいるときのすみかさんは常に緊張状態。給食の時間も早食いはダメ、きれいに食べなきゃといろいろ考えてしまいます。ある日の給食ですみかさんのお箸が折れてしまい、それを見た先生が「困っている子がいるのにどうして無視するんだ!」とクラスの子を叱りました。私のせいでみんなが怒られてまた嫌われてしまう……と落ち込みます。学校ではおとなしいすみかさんですが、転校後も癇癪は続いていました。むしろ学校で自分を抑えている分、家で感情を爆発。お母さんには「学校では大人しいフリをしているんでしょ!ほんとは喋れるくせに」と心ない言葉を言われます。暴言を吐くと怒られるので、見つからないよう自分の学習机をペンなどで傷つけてストレスを発散させていました。そして、すみかさんは4年生に。クラス替えが行われ、友だち関係にも変化がみられます…。 仲良し2人組から3人組に… 転校前の学校で仲良しだったモモちゃんとは、手紙の交換が続いていました。同級生との会話は苦手ですが、手紙では自分のことを自由に伝えられます。4年生になったすみかさんは、一緒に帰っているいーちゃんと同じクラスに。いーちゃんはすみかさんが唯一話せる相手です。 一緒に楽しい学校生活が送れるかと思いきや、ヨッシーという子が入ってきて3人組に。ヨッシーがいると、思うように話せなくなるすみかさん。3人で遊んでいるとき、2対1とすみかさんがひとりになることも多く、居心地の悪さを感じていました。 そんなとき、ヨッシーが3人で交換日記をしようと提案。モモちゃんへの手紙はスラスラ書けますが、ヨッシーに苦手意識があるからか、筆が進みません。そして、面倒くさいという理由で交換日記をやめると伝えます。その後、ヨッシーから「一緒に帰るのをやめて良い?」と聞かれ、「うん」と答えたすみかさん。交換日記のことを面倒くさいと言ったからかな……と悩みながら、ひとりで帰りました。 いーちゃんと同じクラスになり、楽しい学校生活になるかと思いきや……、なかなか難しいですね。ただ、無理して交換日記を続けても心の負担になるので、「やめたい!」と伝えられたのはよかったですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年09月01日「嚙むと歯が痛いする」と言い出した息子。けれども歯は黒くなっているところもなく、幼稚園の検診で「異常なし」という結果をいただいた直後だったため様子をみることに。しかしその2週間後、私は息子の歯に黒い点ができていることに気が付いたのです……。幼稚園の歯科検診は「異常なし」息子が6歳のころ、ある日「噛むと歯が痛い気がする」と言い出しました。息子の歯の痛みは弱く、痛くない日もあるようで、私は歯を見てみたのですが、黒い箇所は見つかりませんでした。 また息子は幼稚園での歯科検診を受け、異常なしと報告されたばかりだったので様子をみることに。しかしその2週間後、私は息子の歯に黒い点ができていることに気づき、慌てて歯医者へ連れて行きました。 歯医者を受診するとまさかの事実が!息子が歯医者で検査をした結果、なんと虫歯が4本もあったのでした。先生に詳しく聞いてみると、子どもの虫歯は初期では黒ではなく半透明のような色になることが多く、大人に比べて進行するスピードも速いとのこと。私はこれらについて初めて知りました。 また幼稚園などでおこなわれる集団の歯科検診では、小さい虫歯まで見つけることは難しいそうです。私は息子の虫歯に対して、大丈夫だろうと軽く考えていたことを後悔し、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。治療後に痛がる息子に胸が痛む息子の虫歯治療が始まり、治療後麻酔が切れると痛みが出るようで、帰宅後に「痛い!」 と泣いてしまうことがありました。 痛がる様子を見て私は胸が痛み、息子に「ママがもっと早く歯医者さんに連れて行ってあげればよかったのに、本当にごめんね」 と何度も謝りました。そして6回ほど通院して、息子はようやくすべての虫歯を治療することができたのです。 私は子どもの虫歯に対して、知識不足のために対応が遅れてしまったことや、息子に歯医者の定期検診を受けさせていなかったことを心から後悔しました。そしてこれからは必ず定期的に検診へ連れて行き、虫歯ができないように努力しようと決心しました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ふくふく監修/助産師 松田玲子著者:水沢 雫
2023年08月31日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんはペルテス病が判明し、東京の病院で手術を受けました。仲良しのママ友・るみちゃんがお見舞いに来てくれ、お手紙や本など、いろいろな物を持ってきてくれたのです。 友だちの心遣いにと感謝の気持ちでいっぱいのかおりさん。手紙を読んだかんたくんも大喜びで、「早くみんなに会いたいなー」と元気を取り戻しました。 しかし、同室のお母さんから「幼稚園に確認した?」と声をかけられたかおりさん。聞いてみると、「幼稚園を断られちゃった。職員が付かないといけないから無理なんだって……」とのこと。幼稚園に戻ることを楽しみにしているかんたくんのために、幼稚園に問い合わせをしてみると……。 幼稚園に戻れないことも!? 同室のお母さんは「受け入れてくれる幼稚園を探さなきゃ……」と落ち込んでいる様子です。 話を聞いたかおりさんはすぐに幼稚園に電話し、「車いす生活になるのですが、通えますか?」と確認をとることに。すると先生からは「何も心配しないで大丈夫ですよ。安心して来てくださいね」とやさしく声をかけられたのです。 やさしい言葉に拍子抜けしたかおりさんでしたが、不安に思い「2階に行くときは抱っこになりますが大丈夫ですか? 介助が必要なときは付き添いますので、言ってください!」と伝えると、「大丈夫ですよ」とまたしても、うれしい返事が返ってきたのでした。 驚くほどやさしい言葉に、ホッとしたかおりさん。幼稚園に対する不安は解消されました。 幼稚園の設備、職員の人数などによって、受け入れてくれるかどうかは変わるのでしょう。楽しい幼稚園に戻るということは、毎日頑張って病気と向き合うかんたくんにとって励みになるはずです。やさしい友だちや先生が待っている幼稚園に早く通えるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月31日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で手術を受けました。入院中は従弟のお兄ちゃんが来てくれ、かおりさんのお姉さんが夕飯を届けてくれるなど、家族がかおりさん親子をサポートしてくれました。 また、同室の子どもたちは良い子ばかりで、楽しそうな様子。紙飛行機を作ったり、テレビを観たり仲良くなりました。 とはいえ入院生活は長く、早くてもあと2週間は入院が必要。「はぁ暇だなぁ……」と思うかおりさんの元に、幼稚園のママ友のるみちゃんがお見舞いに来てくれたのです。 気心が知れたるみちゃんの顔を見て、緊張の糸が切れたかおりさんは涙がこぼれるのでした。 想像していなかった!退院後の生活 ※先天性奇形 るみちゃんは幼稚園の友だちやママからのお手紙や本など、いろいろな物を持ってきてくれました。友だちの心遣いに「ありがとう!」と感謝の気持ちでいっぱいのかおりさん。 その中には子どもの病気にまつわるマンガが入っており、思わず共感するのでした。手紙を読んだかんたくんも大喜びで、「早くみんなに会いたいなー」と元気を取り戻しました。 しかし、同室のお母さんから「幼稚園に確認した?」と声をかけられたかおりさん。聞いてみると、「幼稚園を断られちゃった。職員が付かないといけないから無理なんだって……」とのこと。幼稚園に戻ることを楽しみにしているかんたくんのためにも、早く問い合わせをしないと……と思ったかおりさんでした。 まさか、幼稚園に戻れないなんて頭になかったかおりさん。同室のお母さんの話はショックかもしれませんが、準備や心構えをする上で聞いておいてよかったですね。幼稚園の友だちのお手紙に、元気づけられたかんたくん。素敵な友だちの元に、1日でも早く戻れることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月30日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で手術を受けることになりました。 看護師さんに「術後はお母さんの体力が必要だからしっかり食べておいたほうがいいよ!」と言われるかおりさんですが、かんたくんのことが心配で食欲はなく、何を食べても味がしません。 そんな中、手術は約4時間で終了。そして、約1カ月に渡る寝たきりの生活が始まるのでした。 かおりさんが付きっきりで、寝たきりのかんたくんをサポート。食事を食べさせたり、トイレに行かせたり、車いすのまま散歩をしたり、親子二人三脚で頑張る日々が続きました。 初めての入院生活 寝たきりの生活は終わり、座って生活できるほどにま快復してきたかんたくん。入院中は従弟のお兄ちゃんが来てくれ、かおりさんのお姉さんが夕飯を届けてくれるなど、家族がかおりさん親子をサポートしてくれました。 また、同室の子どもたちとは紙飛行機を作ったり、テレビを観たり仲良しに。子どもたちと仲良くなったとはいえ、入院生活は長く早くてもあと2週間は入院が必要です。「はぁ暇だなぁ」とかおりさんが思っていると、幼稚園のママ友のるみちゃんがお見舞いに来てくれました。 気心が知れたるみちゃんの顔を見て、緊張の糸が切れたかおりさんは涙がこぼれるのでした。 手術が無事に成功し、よかったですね。病気は本人も家族も、つらいことばかりかもかもしれません。しかし、家族や友だちなど周囲のやさしさに気がつけるという点は、うれしいことですね。長い入院生活になりますが、親子で力を合わて乗り越えてほしいです。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月29日約1半の交際期間を経て、リノさんとカズヤは結婚。リノさんには持病があるため、身体への負担などを考えると子どもを望まないことにしていると交際前からカズヤに伝えていました。彼も納得してくれていた様子。ある日、結婚報告を兼ねて友人たちとした食事会で、リノさんは結婚をしたら子どもを産むことが一般的であるかのような発言を受けてしまいます。カズヤは自分の気持ちに寄り添ってくれると思っていたのですが、周りに子持ちが増えればリノさんの気持ちも変わるだろうと言われ困惑。さらにカズヤは、親友に子どもが生まれる予定だと報告してきたかと思えば、やっぱり子どもをつくらないかと相談してきたのです。リノさんは、持病があり妊娠や出産は不安なのだともう一度伝えてみたのですが……。夫婦の考え方が違う方向へ…? 日を改めてもう一度話し合いをすることにした2人。 カズヤが昨日発した「病気があっても一緒に頑張れば何とかなる」というような発言にずっとモヤモヤしていたリノさん。 「一緒に頑張りたいって、頑張るの私だけじゃないー?」 「病気抱えながら妊娠出産するの私じゃん!」 妊娠や出産を実際に経験するのはリノさん本人であるのに、一緒に頑張れば何とかなるという発言にイライラとしてしまった様子。 そして、カズヤも結婚をしたら子どもを持つということが一般的な幸せの形だと思っているのではないかと感じてしまったリノさん。 カズヤともう一度話し合いをすると、どうしたら子どもを産んでみようと思えるのか、どうしたら不安をなくせるのかと聞かれます。リノさんはカズヤが子どもを産む前提で話を進めていることや、自分の気持ちに寄り添ってくれない発言をすることに驚きが隠せませんでした。 ◇◇◇ 一度は子どもを持たないことに納得していたとはいえ、カズヤさんも人間なので心の変化があるのは仕方がないことのように思います。こういうときは夫婦での話し合いが必要ですね。しかし、自分の心の変化を説明したり、リノさんの体調や病気のことを聞いたりする前に「どうしたら産んでみようと思える?」といきなり産むことを前提にして話を進めてしまったカズヤさん。これではリノさんは話し合いそのものに拒否反応をしてしまうのではないでしょうか。大事なことを話すときには、相手の考えや状況に配慮することを忘れてはいけませんね。このほか、にちゃんさんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター にちゃん
2023年08月28日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で検査をすることに。レントゲンを見た医師から「即入院、即手術だね」と言われ、かおりさんは頭が真っ白になってしまいました。 翌日、荷物を持って病院へ行き、入院の手続きを始めます。早速かんたくんは手術前の準備やリハビリをスタートするのでした。同じ病室のお母さんたちは良い人ばかりで、手術までの約2週間を乗り切ることができました。 ついに、かんたくんの手術日が近づいてきて……。 ついに訪れた手術の日 手術前に受けた予防接種の関係で、予定よりも手術が遅れてしまいました。そして、入院から16日目に手術をすることに。 看護師さんに「術後はお母さんの体力が必要だからしっかり食べておいたほうがいいよ!」と言われても、かんたくんのことが心配で食欲はなく、何を食べても味がしません。 そんな中、手術は約4時間で終了。そして、約1カ月に渡る寝たきりの生活が始まるのでした。麻酔が切れたかんたくんは「痛いよー!」とじたばたして泣きわめきますが、かおりさんは励ますことしかできません。 かおりさんが付きっきりで、寝たきりのかんたくんをサポート。食事を食べさせたり、トイレに行かせたり、車いすのまま散歩をしたり、親子二人三脚で頑張る日々が続きました。 「できることなら代わってあげたい……」そんな気持ちになる保護者も多いのではないでしょうか? 病気になった本人はもちろん、サポートする家族もつらいものです。1日でも早く、かんたくんが元気になるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※予防接種と手術について手術前に予防接種を受けると、手術が受けられなくなることがあります。予防接種後は発熱などの副反応が起こる可能性があるため、手術の直前に予防接種を受けると、副反応による発熱なのか、感染症による発熱なのか区別ができません。その結果、手術が延期になることが多いです。また、手術をおこなうことで予防注射の作用がなくなる可能性があります。各病院によって予防接種を受けた後の手術の中止期間は異なるので、実際の病院に問い合わせてください。なお、病状によって緊急手術が必要な場合は、ワクチン接種後でも、手術を延期せず実施することもあります。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月28日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で検査をすることに。かおりさんは次男のこうたくんのときのように、経過観察になると心のどこかで思っていました。しかし、かんたくんのレントゲンを見た医師から出たのは「即入院、即手術だね。今日から入院できる?」という衝撃的な言葉。 「手術以外に方法はないんですか?」とかおりさんが聞いてみると、「手術以外なら装具治療があるけど親子離れ離れで最低4年の治療が必要だよ」と医師。 頭が真っ白になったかおりさんは「家族で考えたいので、いったん帰らせてください」と言い、帰宅するのでした。 決めた…息子のためにできることとは? 実家に帰ったかおりさんは、インターネットでペルテス病の治療方法について調べることに。「大人になってから痛みが出ないようにしてあげたい」との思いから手術を決断。夫にも録音した医師の説明を聞いてもらい、夫婦で話し合い手術を決めました。 翌日、荷物を持って病院へ行き、入院の手続きを始めます。早速かんたくんは手術前の準備やリハビリをスタートするのでした。 しかし、病気になったからといってマイナスなことばかりではありません。実家の母や姉に甘えることができて少し前向きになれたかおりさん。また、同じ病室のお母さんたちも良い人ばかりで、手術までの約2週間を気落ちすることなく過ごすことができました。 まだ小さい子どもの病気や手術となれば、親は不安で仕方ないかもしれません。そんなときに、同じ病を戦う保護者に出会えてきっと心強かったでしょう。かおりさん親子を支えて、元気づけてくれる人たちがいてよかったですね。かんたくんは体を動かすことが大好きなので、楽しく運動できる日が1日でも早く訪れることを願うばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月27日私は、4歳の長女と2歳の長男を育てているシングルマザーです。私の両親は働いていて、昼はもちろん夜も基本的には預けることができない環境。ある平日の夕方、子どもたちといつも通り帰宅しました。その1時間後、あんな大変なことが起こるなんて……。いきなり子どもが嘔吐したある平日の夕方、子どもたちはいつも通り幼稚園と保育園で過ごし、元気に帰宅しました。しかし、帰宅してから約1時間後、いきなり長女が嘔吐したのです。 熱を測ると、38.5度もあったのでとにかく病院へ行こうと思いました。ただ、時間は19時過ぎ……。私は、一番近くて夜でも診てくれる救急子ども病院へ行くことに決めました。 救急子ども病院へは、タクシーで15分ほどの距離です。ただ、元気な長男を見てくれる人がいないので、一緒に連れて行くことに。嘔吐対策グッズを用意したり、長男のおやつやおむつ替えセットを荷物に詰めたりして急いで準備をしました。 長女を抱っこすると、長男は、いつもならごはんを食べたりお風呂に入ったりしているのに今から出かけることに戸惑い、不安になって泣いてしまいました。 長女の診断結果は私は荷物を肩に掛けて、ぐったりとして歩けない長女と抱っこしてほしいと泣く長男を両腕で抱っこし、家の前に泊まっているタクシーへ乗せました。 そして家の前に用意しておいたベビーカーをタクシーのトランクへ積み、子どもたちの真ん中に座ってタクシーは救急病院へと発車しました。病院に着くと、私はベビーカーに長女を乗せ、少し落ち着き泣き止んだ長男を抱っこして病院内へ。 長女は胃腸炎と診断され、2日後には元気になりました。しかし、今回のような緊急事態が起きたとき、行きつけの小児科よりも遠い病院に私ひとりで子ども2人をスムーズに行動させることはとても大変で、シングルマザーの試練だと感じました。今後、同じようなことがあった場合は、子どもたちに今からタクシーに乗っていつもと違う病院へ行くことを伝えたり、長時間病院にいることを考えておむつやおやつなどを多めに用意するなど、ベストな行動を心がけたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:本田りか
2023年08月26日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、東京の病院で検査をすることになりました。 「きっと大丈夫! 重症ではないはず」という思いから、1泊分の荷物を用意したかおりさん。「月曜日の夜くらいに帰ってくるから」と夫に告げ、長男のかんたくん、次男のこうたくんを連れて東京に向かいました。 「いきなりそんなことを言われても…」突然の悲劇 ※次男のこうたんくんより発症年齢が高かったことや、レントゲンの所見、歩き方や痛み等を含めて、手術という判断が下された可能性が高いです。発症年齢が上がるほど予後が悪くなる可能性があるため、早急の検査や治療が必要になってくると言われています。痛みがなくても歩き方に違和感がある、左右の足の長さや太さの違うといった場合は、早めに整形外科を受診しましょう。 ※装具による治療期間は症状の進行具合や年齢によって異なりますが、免荷装具と歩行装具合わせて1年以上の着用になるのが一般的です。また、装具は正しく、常時着用(入浴以外)が必要となるため入院や専門施設への入所が必要になります。 こうたくんのときのように、経過観察になると心のどこかで思っていたかおりさん。 かんたくんのレントゲンを見た医師から出たのは「即入院、即手術だね。今日から入院できる?」という衝撃的な言葉でした。想像していなかった医師の言葉に、かおりさんは絶句してしまいました。 「手術以外に方法はないんですか?」とかおりさんが聞いてみると、「手術以外なら装具治療があるけど親子離れ離れで最低4年の治療が必要だよ」と医師。いずれにせよ大変な治療であることがわかり、かおりさんは頭が真っ白になってしまいました。 「家族で考えたいので、いったん帰らせてください」と言い、帰宅するのでした。 こうたくんのように、経過観察とはならずに即治療が必要という診断を受けたかおりさん親子。予想していなかった診断に頭が真っ白になってしまう気持ちはよくわかります。家族で相談し、納得した上で最善の治療を受けられるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月26日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男のかんたくんのペルテス病が判明し、治療方法について調べるかおりさんですが、治療法や写真を見て不安が増すばかり……。 かんたくんの病状や治療について夫に相談しても、「任せるよ」と言うだけ。いろいろと頑張ってきたかおりさんですが、夫の態度を受けて「ひとりで病気と闘っているみたい……」と落ち込んでしまいました。 後日、かおりさんは近所の整形外科の医師に「ペルテス病に詳しい先生が東京にいるので、紹介状を書いてください」と伝えることに。医師は「東京に行けばいいってもんじゃないでしょ」と気分を害してしまったのものの、「わかりましたよ」と渋々紹介状を書いてくれました。 そして東京の病院に行くが近づいてきて……。 息子の病気はすぐに治るよね…? ※帰ってくるから 東京の病院に行く日が近づいてきたかおりさん親子。体を動かすことが大好きなかんたくんにとって、幼稚園でも家でも安静して過ごすということにストレスがたまっているようでした。 我慢しているかんたくんに、申し訳なさを感じながら「もうすぐ東京の病院に行くから、それまで頑張ろう! 大丈夫だから」と励ますことしかできないかおりさん。 1泊の荷物を持ち、「月曜日の夜くらいに帰ってくるから」という気持ちで病院に行くのでした。 かんたくんはまだ年長さんですし、今まで元気いっぱいにサッカーなど運動を楽しんでいたので、足の痛みと同じぐらい、苦しかったかもしれません。かんたくんの病状も1日でも早く快方に向かうといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月25日今思い出しても、顔から火が出るほど恥ずかしい体験談があります……。それは私が4歳のころでした。ある宝物を大事に愛でていたときに事件は起こりました。ある日、私は何を思ったのかその宝物を……。私の宝物 なぜそんなことをしたのか、本人である私にもわかりません……。「子どもって本当に驚くようなことをしてしまう」ということを身をもって知った出来事でした。自分の娘もキラキラした物が大好きなので、二の舞とならぬよう気をつけています。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)の物は、誤飲の恐れがあります。乳幼児に渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家
2023年08月25日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。次男のこうたくんは、ペルテス病と診断されたものの、自然治癒していたため、日常を取り戻しました。 しかし、今度は長男のかんたくんが足の痛みを訴えます。こうたくんのこともあったので整形外科に行くと、かんたくんも「ペルテス病です」と診断を下されました。 まさかきょうだいで同じ病気を発症すると思っていなかったかおりさんは、頭が真っ白になってしまいます。 医師から「装具治療が必要です」と言われ、その日は「夫に相談して、考えさせてください」と言い帰宅しました。 頑張ってるのはママだけ!?※装具の画像免荷装具を使用する治療方法で、コンテイメント療法と言います。大腿(太もも)の骨頭を骨盤の関節に包みこませて、良い形に修復させる治療方法です。コンテイメントとは「包み込む」という意味です。 ※闘っているみたい 再びペルテス病の治療方法について調べたかおりさんですが、治療方法や写真を見て不安が増すばかり……。こうたくんのように経過観察で済んでほしいと願っていました。 かんたくんの病状や治療について夫に相談すると「任せるよ」とひと言だけ残し、お風呂へ行ってしまったのです。子どもの異変を感じて病院へ行き、病気について調べるなど、親として頑張ってきたかおりさん。話をまともに聞いてくれない夫の態度を受けて「ひとりで病気と闘っているみたい……」と落ち込んでしまいました。 いろいろ考えた結果、かおりさんは近所の整形外科の医師に「ペルテス病に詳しい先生が東京にいるので、紹介状を書いてください」と伝えることに。 すると医師は「東京に行けばいいってもんじゃないでしょ」と気分を害してしまったのです。そこでかおりさんは「先生はすごいって思います! この辺りでは1番の整形外科です! 有名な先生の意見も聞いてみたいので紹介状を書いてください」と慌てて釈明するのでした。かおりさんの話を受けて「わかりましたよ」と渋々紹介状を書いてくれました。 ママが不安なときこそ、パパに寄り添ってほしいものです。ふたりの子どもなので、どちらか一方が頑張るのではなく、同じ目線で寄り添いたいものですよね。パパには子どものケアはもちろん、ママのことも気にしてほしいところです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ペルテス病の治療方法について主に装具を装着して治療する「コンテイメント療法」や「手術治療」(大腿骨内反骨切り術や骨盤骨切り術)などがあります。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月24日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。次男・こうたくんはトランポリンで遊んでいて、膝にヒビが入ってしまいました。そのときの検査でペルテス病が判明。 何カ所も病院を通い、こうた君にとって最善の治療法を探すかおりさんでした。東京の病院で診察を受けると、こうたくんのペルテス病は自然治癒しているため、「半年に一度の経過観察で問題ない」とのこと。 検査結果に安堵したかおりさん一家は笑顔で、病院を後にしました。それから半年が経過し、長男のかんたくんは幼稚園の年長に、こうたくんは年少になりました。 どうして!?うちの子たちが ※発生率は文献によると1万人0.04人~2.9人と幅があります。また、人種差があり、日本の報告よると10万人に0.9人とされています。なお、男児のほうが発症しやすいと言われています。これは衝撃の大きい反復運動に起因している可能性があります。約10%の症例は家族性でありますが、原因となる遺伝子異常は同定されていません。 日常生活に支障はなく、少年団のサッカーチームに入団するなど元気に過ごしていたこうたくん。 しかし、今度はかんたくんが足の痛みを訴えます。日によって痛みがあったりなかったり、痛む場所も変わるので様子を見ていましたが、こうたくんのこともあったので整形外科に行くことに。 検査の結果、かんたくんも「ペルテス病です」という診断を下されました……。医師から装具治療が必要であると言われ、頭が真っ白になるかおりさん。その日は「夫に相談して、考えさせてください」と言い帰宅しました。 サッカーを楽しめるほどに回復して本当によかったですが、今度はかんたくんの病状が心配です。突然の診断や治療方法を聞かされ、混乱してしまうのも仕方ありません。新たな困難を家族で乗り越えっていってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月23日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。次男・こうたくんはトランポリンで遊んでいて、膝にヒビが入ってしまいました。そのときの検査で、ペルテス病が判明。 突然の診断にショックを受けるかおりさんでしたが、とりあえずインターネットでペルテス病について調べてみることに。 インターネットで病気や病院について検索していると、名医がいるという大学病院を発見。すぐに予約をして、診察を受けることにしました。 うちの子の病気、治るかな… ※激しい運動や高いところから飛び降りるなど、一部運動を控えるよう指示を受ける可能性があります。 名医と言われる医師の診察を受けると、「ペルテス病ですね。背骨も病気かもしれません」と新たに病名を告げられました。 心配、不安、不信感、イライラ……など様々な感情に襲われるかおりさん。親の直感で「この先生は違う、別の病院に行こう」と思い、新たに東京の病院への紹介状を依頼するのでした。 後日、東京の病院で診察を受けた際、背骨の病気について話すと、「問題ないよ」と医師。その医師によると、こうたくんのペルテス病は自然治癒しているため、半年に一度の経過観察で問題ないとのこと。検査結果に安堵したかおりさん一家は笑顔で、病院を後にしました。 多くの病院に通い、不安な毎日を送ったかおりさん一家でしたが、大事に至らず本当によかったです。経過観察ということで、油断はできませんが、1日でも早く日常が戻るといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ペルテス病について股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨が壊死してしまう病気です。骨の強度が弱くなり、放置すると骨がつぶれて変形してしまう可能性があります。はっきりとした原因はわかっていません。本人の体質も関係していますが、高いところから飛び降りるなど、股関節に負担がかかることが多い活発な男児が発症しやすいとも言われています。走るのが少し遅くなる、夕方になる片足を引きずる、夜になると股関節が痛くなるなどの症状が出ることが多いです。早期発見と治療が重要になるので、痛みなど症状が現れた場合は速やかな整形外科への受診をおすすめします。 <参考>国立特別支援教育総合研究所/病気の子どもの理解のために 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月22日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男・かんたくんと次男・こうたくんと地域の子育てセンターに遊びに行きました。トランポリンでピョンピョン跳ねて遊ぶこうたくんでしたが、急に足を痛がったのです。 近所の整形外科に行くと、「膝にヒビが入っていますね。全治1カ月です」という診断が。さらに医師から「壊死してます」と衝撃的な診断結果を告げられます……。医師によると、「ペルテス病」の可能性があると、診断をされたのでした。 母としてしてあげられることは…!? ※発生率は1万人に1.5人とも言われている。発症年齢は4~9歳で7歳くらいに好発する。 医師に「膝のヒビが治ってからペルテス病の治療をしましょう」と言われたかおりさん。突然の診断に頭が着いて行けずに、とりあえずインターネットでペルテス病について調べてみることに。 ペルテス病とは股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨の壊死してしまう病気。はっきりとした原因はわかっていないなどの情報が出てきました。 調べていくうちにどんどん暗くなり、「もっと早くに病院に行けばよかったのかな……。私が健康に生んであげられなかったから……」と自分を責めてしまいます。検索すると実家の近くに名医がいる病院があることが判明。ただ通院することを考えると近所のほうがいいと思い、後日別の小児整形外科に行ってみることに。そこでは名医がいるといいう大学病院の紹介状を書いてもらうのでした。 親ができることは寄り添い、心の支えになること以外に、最善の病院に通わせてあげることぐらいかもしれません。お母さんが自分を責めてしまう気持ちもわかりますが、病気は誰のせいでもありません。無理せず、家族みんなで向き合っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 <参考>神奈川県立こども医療センター/ペルテス病 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月21日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。 元気だった息子の様子が!? 長男・かんたくんと次男・こうたくんと地域の子育てセンターに遊びに行きました。トランポリンでビョンビョン跳ねて遊ぶこうたくんでしたが、急に足を痛がったのです。 とても痛がっていたため近所の整形外科に行くと、「膝にヒビが入っていますね。全治1カ月です」という診断が。そして、膝が反り気味の「反張膝(はんちょうしつ)ですね」と言われたのです。 こうたくんの病状が心配で仕方がないママ・かおりさんでしたが、追い打ちをかけるように「壊死してます」と衝撃的な診断結果を告げられます……。医師によると、「ペルテス病」の可能性があると、診断をされたのでした。 いきなりの診察結果にショックを受けてしまうかもしれませんが、今まで気づかなかった病気が判明したことは不幸中の幸いかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ペルテス病について股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨が壊死してしまう病気です。骨の強度が弱くなり、放置すると骨がつぶれて変形してしまう可能性があります。はっきりとした原因はわかっていません。本人の体質も関係していますが、高いところから飛び降りるなど、股関節に負担がかかることが多い活発な男児が発症しやすいとも言われています。走るのが少し遅くなる、夕方になる片足を引きずる、夜になると股関節が痛くなるなどの症状が出ることが多いです。早期発見と治療が重要になるので、痛みなど症状が現れた場合は速やかな整形外科への受診をおすすめします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月20日私の娘は可愛くない
あり子のワーママ奮闘記
子育てはフリースタイル