3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんの本格的な治療が始まり、もうすぐ退院できると思っていた矢先のお話。入院2日目から本格的な治療を開始したちゅん太くん。みるみる元気になっていき、ホッと胸をなでおろしていたものの……。「点滴を増やしましょう」という医師の言葉に再び不安が押し寄せてきて……!? 元気に見えるのに…ショック 元気になっていくちゅん太くんの姿を見て、「もうすぐ退院できるかも」と思っていた矢先、医師から治療続行の説明がありました。再び不安の渦に引き込まれるやすこさん。ショックを受けながらも、ちゅん太くんの看病と家事のルーティンをこなしていきます。 「いつ退院できるんだろう……」 そんな先の見えない不安を抱えるやすこさんに、夫から介護休暇(または育児休暇)取得の申し出がありました。夫が仕事を休むことに不安はあったものの、「夫の気遣いがとてもうれしかった」と振り返ります。 「苦しい思いをしている子どものため」「働く夫のため」と、すべてをひとりで抱えてしまいがちですが、そんなときにこそ、大切な人からの気遣いは本当にうれしく、心が救われますよね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月28日妊婦健診で赤ちゃんのおしりにしっぽらしき影が見つかったゆーとぴあさん。医師からは「仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)」と伝えられ、帝王切開で赤ちゃんを出産。その後、ゆーとぴあさんは医師からの説明を受けるため、赤ちゃんがいる場所へ向かいました。医師の説明を受けながら、初めて赤ちゃんのおしりを見ると「しっぽらしきもの」はありませんでしたが、おしりが2つに割れていませんでした。それから1週間後、ゆーとぴあさんは、赤ちゃんを病院に残し、ひとりで退院。赤ちゃんのため、2、3日に一度、片道1時間かけて病院に行く生活が始まりました。後ろ髪を引かれる思い手術の前々日。赤ちゃんが検査を受ける前に母乳をあげたかったが、間に合わず……。 おなかを空かせて泣いている赤ちゃん。私は目の前で泣くわが子に何もしてあげられないことに、心残りを感じながら帰宅した。 ゆーとぴあさんが病院に着く前に、赤ちゃんがおなかを空かして泣いてしまい、すでに看護師がミルクをあげていたとのこと。そのため、ゆーとぴあさんは赤ちゃんにミルクをあげることができなかったそうです。小さなわが子が、病院でひとりで泣いている姿を見て、何もできずに帰ることに後ろ髪を引かれる思いだったというゆーとぴあさん。できることなら、ずっと寄り添ってあげたいですよね。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2022年11月28日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんとの入院2日目。本格的な治療が始まったときのお話。三男ちゅん太くんとの入院生活が始まり、治療方法について説明を受けたやすこさん。翌日から本格的な治療がスタートしました。徐々にちゅん太くんは元気を取り戻していたかのように見えていたものの……!? ヘビーな入院生活に追い打ちをかけるように… 入院2日目からちゅん太くんの本格的な治療が始まりました。さまざまな制約はあったものの、ちゅん太くんを守るために気持ちを強くもち、寄り添い続けたやすこさん。 少しずつ食欲も出てきて元気があり余るちゅん太くんの姿が見られるようになり、「このまま順調にいけば、退院も早いかも?」と思っていました。 しかし……。 「そう甘くはなかった……」と思う日がやってくるとは、このときのやすこさんは知る由もなかったのでした。 子どもの心身の健康は、親にも直結するもの。寄り添い続けるためにも、親として強くありたいと願うのは、みなさんも同じかもしれませんね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月27日私には7歳の娘がいます。娘が生後8カ月のころ、夜中にぐずりだし、下痢の症状が出たことがありました。おむつを替えてはまたうんちが出て替えて、ということが続き、手元に置いていたおむつや袋がなくなり私はピンチに。そばにいた夫に助けを求めると……。 夜中に大泣きし始めた娘私の娘は生後8カ月のころ、夜に一度寝たら朝まで起きずによく寝てくれるようになっていました。たまにぐずって起きることはあっても、胸のあたりをトントンしてあげると、またぐっすり。私もゆっくり長い時間寝られるようになり、うれしく思っていました。 ところがある日、隣で寝ていた娘が苦しそうにうなる声で目が覚め、トントンしてあげてもなかなか眠らず……。やがて娘は大きな声で泣き出し、私は「どうしたの? どうしたの?」と言いながら抱っこしていました。 頻繁におむつ替え!おむつが足りない…娘の声を聞き、隣で寝ていた夫も「どうしたの?」と起きました。泣き続ける娘を再び寝かせておむつを見ると、ゆるめのうんちが。私はそれで泣いていたのか、と原因がわかりホッとひと安心。しかし、おむつを替えてすぐ、また娘からうんちの出る音が聞こえました。 そうやって何度かおむつを替えていると、今度は替えている最中にうんちが……! しかも、ちょうどそのとき、手元に置いていた新しいおむつと、汚れたおむつを入れる袋がすべてなくなっていたのです。私は娘の足を持ち上げお尻を拭きながら、夫に「おむつと袋を持ってきて!」と、助けを求めました。 夫の行動に驚きとイライラ!夫はすぐにおむつと袋を持ってきてくれたのですが、そこで私は驚きました。夫が、おむつはテープタイプなのに開かず閉じたまま、袋は箱から出したまま口がピタッとくっついた状態で、ポン!と私の横に置いたのです。 私は早く娘のおむつを替えてあげたくて慌てていたこともあり、「いやいや、開いてよ! 私両手ふさがってるから!」と少し強めに言ってしまいました。すると「言われなきゃわからないよ」と言いながら、渋々おむつや袋の口を開く夫。その態度に私は、「普通に考えたらわかるでしょ!」とさらにイライラしてしまいました。 もっと育児に参加してほしいたしかに夫はたまにしかおむつを替えないし(しかもおしっこのときだけ)、慣れていなければわからないものなのかなと思い直し、私はイライラした口調で言ってしまったことを謝罪。しかし、やはりあのおむつの置き方が気になり、私は夫の育児に対する当事者意識が不足しているのではないかと思いました。 もちろん夫の仕事が忙しくて大変だということもわかっていますが、一緒にいても私と娘が何かしているのを一歩下がって見ている印象。何かあったときのためにも、夫には日頃からもっと育児に参加してもらうべきだと強く感じました。 幸い娘はしばらくして下痢がおさまり、朝にはすっかり元気になっていました。あとになって考えると、寝る前にお茶を飲ませすぎたかな、と反省。与える量に気をつけながら、そのような細かい情報も今後はしっかり夫と共有し、一緒に子育てしていきたいと思った出来事でした。著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月27日妊婦健診で赤ちゃんのおしりにしっぽらしき影が見つかったゆーとぴあさん。医師からは「仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)」と伝えられ、帝王切開で赤ちゃんを出産。その後、ゆーとぴあさんは、医師からの説明を聞くため大部屋へ移動しました。初めて赤ちゃんのおしりを見ると「しっぽらしきもの」はなかったのですが、おしりが割れていませんでした。翌日、ゆーとぴあさんは赤ちゃんに会いに行きましたが、おむつを変えるときに赤ちゃんのおしりを見て、再びショックを受けてしまいました。先に退院し、赤ちゃんに会いに行く日々赤ちゃんに会いに行ったり、産後ケアをしてもらったりするうちに1週間が経ち、私だけ退院した。※マスクは、一部省略して描いています。 私だけ退院し、実家でゆっくり過ごしたり、寝たりする日々に罪悪感を感じていました ゆーとぴあさんは赤ちゃんのため、2、3日に一度、片道1時間かけて病院に行っていました。 実家に帰り、余裕を持った生活をしている自分に「こんなぐうたらで、ちゃんと母親になれるんだろうか」「新生児のお母さんはもっと大変なのに」と周りと自分を比較していましたね。自分と周りの人を比べて、悩んだことがあるママも多いのではないでしょうか?みなさんはそんなとき、どのように乗り越えましたか? 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2022年11月27日妊婦健診で赤ちゃんのおしりにしっぽのような影が見つかったゆーとぴあさん。医師からは「仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)」と伝えられ、帝王切開で無事、赤ちゃんを出産。しかし、初めて赤ちゃんのおしりを見た、ゆーとぴあさんの夫からは、「見るんじゃなかった」 とつらい言葉が。その後、ゆーとぴあさんは、医師からの説明を聞くため大部屋に移動。ゆーとぴあさんは初めて赤ちゃんのおしりを見ると、なんとしっぽはなく、おしりは割れていませんでした。誰かに見られているのでは…と不安になり予想していた赤ちゃんのおしりにはMRIで見た「しっぽらしきもの」はなかったが、本来は2つに割れているはずのおしりが割れていなかった。※マスクは、一部省略して描いています。 ※なかったけ?→なかったっけ? おしりは2つに割れておらず、大きくてただただショックでした。 翌日。赤ちゃんに会いに行くと、同じ部屋にはいろいろな病気や障害を持った子たちがいて、元気に健康で生まれることは当たり前ではないのだと思った。 保育器から出た赤ちゃんのおしりを見せてもらい、医師から説明を受けたゆーとぴあさん。翌日、ひとりで赤ちゃんを見に行き、おむつを変えるときに見た赤ちゃんのおしりに再びショックを受けてしまいました。また「うちの子のおしり誰かに見られてるかも!」と周りの目が気になってしまい、辺りを見渡すと、ママは赤ちゃんよりも先に退院したようで、毎日面会しに来る親御さんたちも多かったそう。 きっとママやパパもできるだけ長い時間、赤ちゃんと一緒に過ごしたいですよね。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2022年11月26日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんとの入院生活が始まり、治療方法について主治医からの説明を受けるために再び病院に戻ったときのお話。川崎病の疑いがあり、入院が決まった三男のちゅん太くん。夫と協力しながら、保育園の役員総会に参加しているとき、夫から着信がありました。役員総会が終わった後、すぐに折り返すと……!? 今は医者を信じるしかない… 「主治医が決まった」という夫からの着信を受け、病院に舞い戻ったやすこさん。治療方法についての説明があると言われていたので不安が押し寄せますが、川崎病の治療実績がある病院とお医者さんを信じることで心を落ち着かせていました。 病室に入ると、点滴のおかげて熱は下がっていたものの、全身に赤い発疹が出てぐったりした様子のちゅん太くんがいました。 「私がついているからね……」 愛する子どもが苦しんでいる様子を見るのは誰だってつらいもの。そばにいることしかできないもどかしさが痛いほど伝わってくるようです。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月26日妊娠39週のある日、わこさんはひどい腰痛や発熱などの症状があり、病院に行き、そのまま帝王切開で出産しました。その後わこさんは「腎盂腎炎(じんうじんえん)からくる敗血性ショック」と診断され、ICUに入室。わこさんの体は、リハビリなどを経て良くなっていき、退院しました。出産のときに赤ちゃんの心拍が低下し呼吸も止まっていたとのことで、脳に障害が残るのではないかと不安だったわこさん。医師から脳の検査結果を聞き、ひとまずその心配はなさそうだとわかり、安心しました。赤ちゃんと一緒に退院した日娘の退院日が決まり、最後の2日間は親子そろって同じ部屋で過ごした。 退院の前に、母子同室で1泊。新生児のお世話に追われ、ほとんど寝られないまま朝を迎えました。覚悟はしていましたが、こんなにも一晩中やることがあるのかと驚きました。 その後、いろいろありまして、退院時間まで分娩室で待っていてと言われて、移動。出産のときは帝王切開だったので手術室でしたし、まさかこんなタイミングで分娩室の中に入れるとは思いませんでした。切迫早産で入院していたときと分娩室の見学をさせてもらったときと、あわせて2回も(しかもそれぞれ違う病院)分娩室に入れたのは貴重な経験をさせてもらったなと感じました。 また、夫は仕事だったので、退院の付き添いは父でした。最後に病院の前で写真を撮ってもらい、私と娘の入院生活は終わりました。 ◇◇◇ 妊娠してから出産まで、さまざまな困難を乗り越え、これから赤ちゃんとの生活が始まるわこさん。家族でいっぱい写真を撮って、たくさんの思い出を作っていってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年11月25日下の子が生まれて環境の変化があったり、引っ越しや一時保育に通うようになったりしたせいか、長男に吃音(きつおん)が出始めました。こういった変化が負担になっているのかもしれないと思い、長男の気持ちを優先し改善を目指してサポートしていった経験をお話しします。 じょうずに話せていたのに吃音が出るように長男はある程度話せる言葉が増えてきて会話もスムーズになっていましたが、あるとき(※1)吃音(きつおん)が出ていることに気づきました。何か話そうとしてくれますが、最初に発しようとする単語の一文字目を続けて何回も言ってから、そのあとの言葉が出てきます。 長男は特に気にしていない様子でしたが、思うように言葉が出ないことが少し苦しそうに見えました。今まで問題なく話すことができていたのに、明らかに変わってしまったので私も不安になり、いろいろ調べて吃音ということを知りました。 (※1)吃音(きつおん)…音を繰り返したり、引き伸ばしたりしてしまうなど、話し言葉が滑らかに出ない発話障害の1つです。2歳~7歳の男児に多いとされていますが、そのほとんどが成長とともに改善されていきます。保護者の対応としては、お子さんがリラックスして話せるよう、穏やかな対応をしてあげることが必要です。せかさないでゆっくり話を聞いてあげましょう。 とにかく理解し周りがサポートするネットの情報でしたが、吃音のことを理解し、そのとき行っていた育児相談の方にもアドバイスをいただきながら、焦らせることのないようゆっくり話を聞いてあげるということを意識して長男に寄り添うようになりました。 そして、上の子だからお手伝いすることは当たり前ではなく、ありがとうと言ってあげることや、我慢ばかりにならないように夫にも協力してもらいました。そのおかげか、約2年ほど時間はかかりましたがだんだんと吃音が減っていき、長男も落ち着きを取り戻すようになりました。 言わないだけで上の子も不満はあるはず私自身も長男の気持ちを理解してあげられると思っていましたが、産後でもあり育児に余裕がなくなると気持ちまで考えてあげるということができなくなりました。 きょうだい喧嘩になっても上の子がすぐ怒られてどうして自分ばかりと思ったり、なにかと我慢させられたりというのが、きっと長男も嫌だと思っているのではと、今では気持ちを考えてあげるようにしています。そして「お兄ちゃんだから」と絶対に言わないようにしています。吃音が出たことで、長男は繊細な部分があるのかもしれないと知ることができました。 この体験を機に、きょうだい平等に接して個性を尊重するのが大事だと思うようになりました。今はもう1人増えて3人きょうだいですが、それでも変わらず長男の気持ちを意識しています。下の子は、教えなくても長男のまねをしてできるようになることも多いので、長男が安心して何でも挑戦できる環境をつくっていけたらと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。イラストレーター/おもち 著者:中西まむ4歳・2歳・0歳の男の子3人のママ。夫は出張が多くほとんどいないため、ワンオペ育児に奮闘中。自身の経験をもとに、子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2022年11月24日夫が単身赴任になり、森田さんが半年間ワンオペ育児をすることになったお話を紹介します。 月末の繁忙期に、娘が発熱してしまい保育園からお迎え要請がきた森田さん。病院へ行き、診察してもらうとただの風邪で一安心。しかし、娘の機嫌が直らず森田さんはイライラを募らせていました。 そのとき、「あーーーっもう!!うるさいっうるさいっっ」と、息子が言ったのです。息子の言葉を聞いた、森田さんは「プツン」となにかが切れた音を感じました。 いつもなら、息子をやさしくなだめることができるのに、このときはどうしてもできなかった森田さん。 「なんでそんなこと言うの!? ママだって一生懸命やってるでしょ!!」 泣きながら叫んでしまったのです。 森田さんは自己嫌悪で、この日はなかなか寝つけませんでした。それでもやっと眠れそうだと思ったときに、隣を見てみると……、隣で寝ているはずの息子の姿がないことに気付いたのです。トイレに行っただけだよね…? 森田さんは息子を探しに、急いで階段を降りました。しかし、トイレにもリビングにも息子の姿はどこにも見当たりません。 そして森田さんが何気なく、玄関を見ると……。 なんと、息子の靴がなかったのです。玄関の扉を見てみると、ドアの鍵も開いていました。 「私が怒鳴ったからだ……私のせいだ……」と、震えてどうしたら良いのかわからなくなってしまいます。 「はるくんっ!!」と名前を叫んだところで、ハッと目が覚めました。隣を確認すると、すやすや眠っている息子の姿が。 森田さんは、自分が見ていた夢だったことに安堵し、涙が溢れました。自分ひとりで子育てをして、親である責任を担う限界を感じていたのです。 ◇◇◇ 森田さんは、旦那さんが単身赴任になり、ワンオペ育児になってから、子どもがいなくなる夢をよく見るようになったそうです。そして目が覚めて、子どもがいることを確認してホッとするなんてことを何度か経験したのだとか。旦那さんに子育てを頼ることができず「親の責任」をひとりで抱えてしまったことで、育児中、森田さんは不安でいっぱいだったのでしょうね。 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家5歳差の息子と娘を育てている、マンガとアニメと猫が大好きなワーママです。育児の大変さを笑いに変換し、マンガを描いています。
2022年11月23日次男は1歳のとき、熱性けいれんを起こしました。風邪をひいて熱が出ただけだと思っていたのに、まさかけいれんを起こすなんて……。なんとかパニックにならず落ち着いて対処することができた経験をお話しします。 けいれんするとはまったく考えていなかった1歳の誕生日がくる前の休日、せっかくの休みの日に次男が朝から熱を出してしまいました。病院も休みだったので地域の休日診療に行き、風邪の薬をもらい家に帰りました。 水分やごはんも少しですがとることができ、薬を飲ませ昼寝をしだしたので、このまま熱が下がればと思っていたのです。熱は38度後半でしたが、このときはまさかけいれんを起こして救急車を呼ぶなんて考えてもいませんでした。 熱性けいれんは本当に突然に!夕方になり、昼寝から目を覚ました次男。少しラクになったのかニコニコと笑うことができるほどになっていて、私も安心していた矢先のことでした。上の子が次男を笑わせて遊んでいると、突然様子が変わり、笑っていたはずの次男が白目になって手足がピクピクと動き、けいれんし始めたのです。 本当に突然過ぎて驚き、慌てて駆け寄り次男の名前を呼び続け、同時に私自身も焦らないように心の中で「落ち着け! 落ち着け!」と考えていました。 けいれんしたときの対処法をおこなってみる以前けいれんについての記事を読んだことがあり、その際にあった対処法を思い出し実行しようと考えました。 とにかく大声を出したり抱きかかえたりしないようにし、すごく不安ですができるだけ静かに名前を呼びながら様子を見ていました。もし嘔吐しても危なくないように顔だけ横に向け、あとで病院で状況を説明する際に役立つと思いスマートフォンで動画を撮影することに。 同時に夫は救急車を呼んで、症状や家の場所の説明など対応してくれていました。 落ち着いたものの疲れ果てる慌てていたのではっきりと覚えていませんが、けいれんの時間は5分以上はあったのではないかと思います。救急車がきたころにはけいれんが治まっていましたが、手足の軽い硬直や意識があるのかわからない表情でグッタリしていました。 病院に着いてからダイアップというけいれん予防の坐薬を入れてもらいました。意識が戻ってきて安心しましたが、けいれんはすごく体力を使うようで次男は疲れていて、坐薬の作用もあり、落ち着いたらすぐに眠ってしまいました。 ただの風邪だと油断していたので、突然けいれんが起きたときは本当に焦ってしまいました。いざとなるとどうしていいかわからなくなるものです。現在2歳ですが、再び熱性けいれんになったときも不安になりましたので、もっと落ち着いて行動できるようにしたいと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:中西まむ4歳・2歳・0歳の男の子3人のママ。夫は出張が多くほとんどいないため、ワンオペ育児に奮闘中。自身の経験をもとに、子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月22日赤ちゃんのころから発達がゆっくりだった長男が1歳半健診を受けた際、「耳が聞こえていないかもしれません」と言われました。ショックを受けながらも紹介された耳鼻科に連れて行き、検査をした結果……。長男の発達障害に気付いたときの体験談をご紹介します。 1歳半健診では指示されたように長男は積み木を積む、車などの物の名前を聞いて絵を指さすなど、月齢相応のことは何もできませんでした。その結果、個別の発達相談に呼ばれることに。育て方の悪さを指摘されると思って私がビクビクしていると、保健師さんから「お子さんは耳が聞こえていないかもしれません」という予想外のひと言が伝えられました。 厳密には「声が聞こえにくいのかもしれない」とのこと。そこで専門的な検査ができる耳鼻科を紹介され、病院で検査を受けることに。 防音された部屋でおこなわれる聴力検査。その検査が終わり、伝えられる結果によってこの先の人生が大きく変わることになるとは、このときは気づいていませんでした。 そして検査が終わり、耳鼻科医から伝えられたのは「お子さんの聴力に異常はありません。発達支援センターを紹介しましょう」という結果でした。 「市の健診」→「耳鼻科」→「発達支援センター」という流れで、長男の発達障害を知ることになりました。健診での指摘は大変ショックなものではありましたが、この指摘がなければ、早くに長男の障害に気づけなかったと思います。受け入れるには勇気が必要な健診での指摘。前向きにとらえることは、結果的に自分のためにも子どものためにもなると感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/戸塚麻心作画/和田フミ江監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年11月22日夫が単身赴任になり、森田さんが半年間ワンオペ育児をすることになったお話を紹介します。 仕事に向かっている途中、ウトウトしながら運転をしていた森田さん。次の瞬間、「キキーッ」「ドォンッ」という衝撃音が聞こえてきました。その音の正体は、森田さんの前を走る車が、脇道から出てきた車とぶつかった音だったのです……。 大きな音がしたものの、両者ともに怪我はなかったよう。森田さんはそれを見て、「もしも、自分が事故を起こしていたら自由時間ができるのかな……?」と思ってしまいました。そう思ってしまうほど、森田さんはワンオペ育児に追いつめられ、自由な自分の時間を欲していたのです。 さらに森田さんは、ワンオペ育児の忙しさだけでなく、小学1年生になった息子の「喋り方」にも悩みを抱えていました。小学校入学前からもときどき症状が… 森田さんは、息子の「吃音」について気にしていました。どうにかしてあげたいと思い、森田さんは吃音について調べ、いろいろ試してみたのですが症状が良くならず……。 ある日、同じ学童の女の子に「なんでそんなしゃべり方なの?」と息子が言われました。それを聞いていた森田さんは、うまく返答することができませんでした。 「なんで治してあげられないの?」そう女の子に言われているような感覚に陥りました。 涙を流し、うつむく息子の姿を見て「あぁ私ってなんてダメな母親なんだろう」と、森田さんは思ってしまいます。次第に森田さんは、「ダメな母親」というレッテルを自分自身に貼りつけてしまうことに。 そして、うまくいかない日ほど嫌なことが続いてしまい……。月末の繁忙期に、娘が発熱をして保育園からお迎え要請が。 病院へ行き、診察してもらうとただの風邪で一安心。しかし、娘の機嫌が直らず森田さんはイライラを募らせていました。 そのとき、「あーーーっもう!! うるさいっうるさいっっ」と、息子が言ったのです。息子の言葉を聞いた、森田さんは「プツン」となにかが切れた音を感じました。 いつもなら、息子をやさしくなだめることができるのに、このときはどうしてもできなかった森田さん。 「なんでそんなこと言うの!? ママだって一生懸命やってるでしょ!!」泣きながら叫んでしまったのです。 森田さんは自己嫌悪で、この日はなかなか寝つけませんでした。それでもやっと眠れそうだと思ったときに、隣を見てみると……隣で寝ているはずの息子の姿がないことに気付いたのです。 ◇◇◇ うまくいかない日は余裕がなくなって、子どもに対して感情的に怒ってしまい、その後反省するという経験が森田さんにはたびたびあるのだそうです。似たような経験をしたことがあるというママは多いのではないでしょうか。みなさんは感情的に怒ってしまいそうなとき、どのようにして自分の感情をコントロールさせていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家5歳差の息子と娘を育てている、マンガとアニメと猫が大好きなワーママです。育児の大変さを笑いに変換し、マンガを描いています。
2022年11月22日年長さんになっても鼻をほじる癖が治らない息子。私の母からも注意され、何とかやめさせなければ……と思いましたが、なかなかうまくいきません。私も息子もイライラが募るようになってしまいました。そんなとき、まさかの救世主のひと言があったのです。5歳になっても鼻をほじる息子息子は赤ちゃんのころから鼻をいじる癖がありましたが、大きくなったらやめるだろうと私は軽い気持ちで過ごしていました。3歳ころから息子はそれが恥ずかしいことだとわかるようになったものの、無意識に手は鼻に……という状態。私の母からも「いい加減恥ずかしいから何とかやめさせなさい」と言われましたが、効果的な方法が思いつきませんでした。テレビを観ているなど集中しているときが多く、その都度注意するくらいしかできなくて、私はやきもきしていました。 怒っても意味がない。でもやめさせたい息子としては悪気がなく頭を掻くような感覚で鼻をほじっているので、私が「だめだよ!」と注意すると息子はイライラしてしまいます。怒っても意味がないのはわかっていても、あまりに目につくとついつい私の口調は強くなってしまいます。すると息子のイライラも強くなり、悪循環。もっと小さいころに何とかしておくべきだったのかなと、私はとても後悔しました。 皮膚科の先生から衝撃のひと言ある夏の日に息子が転んで擦りむいた傷がなかなか治らず、皮膚科を受診。すると皮膚科の先生が「うーん。これはとびひだね。君は鼻をほじるでしょう? 鼻にあるばい菌がついてこんなふうになったんだよ」と息子に言いました。それを聞いて息子はびっくりした様子。「ママ、鼻をほじるってだめなことなんだね。頑張ってもうしないようにする」と息子は真剣な表情で宣言しました。それから息子は自主的に「鼻をほじっちゃったから手を洗わないと」と気づいたときに手を洗うように。1日に何度も同じことを繰り返していましたが、だんだんと手を洗う回数が減り、気付けば鼻をほじる癖がなくなっていたのです。 鼻をほじることが恥ずかしいことだけど、それほど害がないと思っていた息子。皮膚科の先生から説明されて、「これはまずい」と思ったようです。あれほど注意してもやめられなかったのが、自分で納得して自主的に行動したらやめることができました。先生は意図した発言ではなかったかもしれませんが、とても感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2022年11月21日6歳の長男が「足がかゆくて、歩くと痛い」と訴えてきました。足を見てみると小指の側面が少し赤く膨らんでいて、蚊に刺されたような見た目。市販の虫刺されの薬を塗って様子を見ようとしたのですが、翌日、症状が急変してしまいました……。市販の虫刺され薬を塗ってみる長男がかゆみと痛みを訴えたのは、土曜日の夕方でした。足には蚊に刺されたあとのように、直径1cmほどの丸い赤みがありました。それを見た夫は「自分が小さいときにも足の裏辺りを蚊に刺されると、腫れて痛かったことあるわ~」と言っていました。 長男はこれまでにも蚊に刺されるとかなり腫れることがあったので、刺された部分が腫れたせいで歩くと痛いのだろうと私も思い、とりあえず市販のかゆみ止めを塗ることに。塗ったあとは長男も症状は気にならなかった様子で、普段通りに過ごせました。 皮膚科へ行くと症状が急変翌朝起きると、また「歩くと痛い」という長男。患部の見た目は昨日と同じだったので、私は「虫刺され程度で病院に行ってもいいのか」と悩みました。でも痛みはとり除いてあげたいと思い、日曜日も開いている皮膚科へ連れて行くことにしました。 受診時にサンダルを脱がせると、足の状態は一変。家を出てから受診までの間は、30分くらいしか経過していませんでしたが、足の甲も裏も、何かの筋に沿うように線状に赤みが広がっており、痛々しい状態に。皮膚科の医師は「原因は単なる虫刺され。でも、リンパが腫れてしまっている」と説明してくれました。 原因は身近な虫!?私は「特殊な虫ですか? 」と聞くと、「虫の種類は断定できないけど、蚊やダニの可能性もある」とのこと。蚊やダニのような身近な虫に刺されるだけで、このようなひどい状態になってしまうこともあるのだと知り、とても驚きました。 またアレルギー反応が出た可能性もあるとのことで、アレルギー用の飲み薬と強めのステロイド薬を処方してもらいました。処方薬のおかげで、その日の夕方には自覚症状はなくなりましたが、赤みは1週間ほど残っていたと思います。 当初、たかが虫刺されと甘く見てしまった私。なんとなく「ただの虫刺されで病院に行くと迷惑かな?」と受診を躊躇しましたが、病院へ行って本当によかったです。迷ったときは専門家に相談しようと改めて思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年11月20日風邪症状で受診、そのまま入院となった娘さん。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていない状況が続いていましたが、回復をし始め、飲食物も少しずつ試し始め…。えびせんを食べられたことにより、ハナは点滴ではなく普通の食事ができることになりました。おかゆを少し出されるくらいなのかな?と想像していたら、いきなり副菜やデザートまで出てきてびっくりしました。 回復はうれしいんだけど… 食事がとれるということは本当にすごいことです。ハナは食事をとり始めてから、顔立ちも声もみるみるうちにしっかりとしていきました。しかしその一方で、起きている時間も、おしゃべりや要求も増え、駄々をこねるのもパワフルになりました。 夫と私、夫の母は、交代制で24時間看護を続けてきましたが、ちょうど疲れが出てきたところ。そこへハナのパワーアップが重なって、全員疲労困憊。交代でマッサージサロンに通う毎日でした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年11月20日3歳を過ぎたころ、急に娘の身に起こった「熱性けいれん」。私は娘の症状を初めて目の当たりにし、顔が青ざめ言葉が出ませんでした。娘が熱性けいれんを発症し感じたことやすべきこと、やってはいけなかったこと……実際に身をもって経験したことをお伝えしたいと思います。 いつもの風邪の症状と思っていると突然に出かけた日の夕方に、鼻水と咳が出始めた3歳の娘。週末ということもあり、病院は休診。熱もなく軽い風邪症状だろうと思い、翌日に病院へ行く予定でした。 夜になると37.4度の微熱も出ましたが機嫌は悪くなく、子どもは夜に熱を出しやすいと把握していたので、気にせずそのまま就寝しました。ところが……。 1時間ほど経ったあと、私はふと目覚め、娘の様子を見て驚愕しました。娘は手足をビクビクとけいれんさせ、唇は紫色になり泡を吹いて失神していたのです。 指示を仰ぐため小児科救急へ電話娘の身に何が起きているの? 目の前にある光景は現実? 起きてすぐの私には娘の状態がまったく理解できず、頭が真っ白になってしまいました。そして我に返り、失神している娘の意識をまずはしっかりさせなくてはと思い、私は震える手で娘の体を軽く揺すったり声を掛けたりしました。 私の声に目を覚ました夫は娘を見て驚き、焦っていたと思います。夫が目を覚ましたことで少し冷静さを取り戻した私は、携帯を手に取り小児科救急相談窓口に電話を掛けました。 救急病院へ。何が必要なのかわからない小児科救急相談窓口で娘に起きている症状を看護師さんに伝えると、むやみに動かしてはいけないと指示され、そのまま救急に繋いでくれました。救急車が到着するのを待って、けいれん時の症状と時間を伝え、病院へ向かうことになりました。付き添いが必要なので、私は慌てて保険証や医療証、財布を準備し救急車を待ちました。 そこで、焦っていると忘れがちな持ち物があるとわかったのでご紹介したいと思います。 必要なものは貴重品以外にもあった!救急隊の方が寝室から娘を運び、私は娘の付き添いのため慌てて準備した貴重品等を持って救急車に乗り込もうとしました。そこで救急隊の人に呼び止められ「持ち物は貴重品以外にも必要な物がありますよ。言いますので準備してください」と言われたのです。 子どもの靴に靴下、院内での診察待ちや会計時、帰宅時に羽織る私と娘の防寒具などでした。軽装で過ごしていた自宅から救急車で病院に、しかも娘は抱えられて車に乗り込んだので靴や靴下を履いていないということにも頭が回っていなかったと気がつきました。 お医者様いわく、発症時は子どもを横に向け呼吸しやすくし、けいれんの時間を計り、どのような状態だったのかメモしておくことが大切なのだそうです。いざけいれんしているわが子を目の前にするとパニックになってしまいますが、しっかりしなくては……と感じた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/佐藤ひより作画/やましたともこ監修/助産師 松田玲子
2022年11月18日何もかも手探り状態だった第1子の子育て。産後半年から社会復帰した私は、すぐ熱を出す子どものケアと仕事の両立に四苦八苦しており、疲れ果てて寝落ちするのが日常でした。もちろん平日も帰宅した夫とは必要最低限の会話しかしていない毎日……。しかしある日、ふと夫のスマホを借りたとき、衝撃的なものを見てしまったのです。 スマホの貸し借りが仇に……? 交際していたころから、スマホの貸し借りを頻繁にしていた私と夫。どちらのスマホもお互いの指紋を登録してあり、簡単にロックを解除できるようになっています。特に子どもが生まれてからは、相手のスマホで撮った写真をしょっちゅう見ていたため、その日も何の気なしに夫のスマホを手に取りました。 すると、スマホをあけて飛び込んできたのは、直前に検索していた風俗情報! そして、近所のラブホテルを別のタブで検索しているのも発見してしまったのです。 これは不倫か? 理由がわからずモヤモヤわざとではないにせよ、勝手に検索していたページを見てしまったことに罪悪感もあり、その日は追及しないことに。しかし、回数は減ったものの産後もセックスレスではなく、仲が良い夫婦のつもりでいたので少なからずショックを受けました。 とはいえ、これが怒るべきことなのか大したことではないのかよくわからず、1週間ほど思い悩んだ私。同僚にもこっそり相談した結果、やはりモヤモヤしたままでは普段通りにできないと決意し、夫と話してみることにしました。 検索の理由は? 夫の気持ちを知り反省そして週末の夜。スマホを見てしまったことを伝えると、夫は真っ青になり「嫌な思いをさせてごめん」と平謝り。しかし、よくよく話を聞いてみると風俗には行っておらず、アダルトサイトを見ていたとき、魔が差して広告を踏んでしまったそう。そして、私が産後冷たくなったと夫なりに悩んでいたことが判明しました。 正直、ベタベタされるのが嫌になった時期があり、夫の手を払いのけたりしていた私……。セックスする時間があるなら寝たい、家事をしたい、と思っていた自覚もありました。夫に「もう愛情がなくなったような気がしていた」と泣きながら言われ、私も反省したのでした。 言葉を尽くさなくても気持ちは伝わると思っていましたが、そのわりに夫にとても冷たい態度を取っていたことに気づいた私。産後は夫に無関心すぎたと反省しました。その後は少しずつ夫婦の時間を増やし、2回目の産後の今はしっかり気持ちを伝えるように努力しています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年11月18日2歳半にして、お話が大好きな長女。里帰り出産で実家に帰って祖父母と過ごすようになってから、さらに言葉が上達しました。しかし2人目を出産してしばらくすると、長女に吃音がみられるようになったのです。2人目出産のため長女を連れて実家へ長女が2歳半のころ、2人目の里帰り出産で4カ月ほど実家で過ごしました。保育園の同じクラスの子たちのなかでも言葉の発達が早く、おしゃべりが大好きな長女。 しばらく実家で祖父母と過ごすようになり、さらに言葉が上達! あいさつはもちろん「(ごはんを)おさきにいただきます〜」など、たまに大人びた言葉を使い周りのみんなを驚かせるように。かんたんな会話が成立するようになってきて、成長を感じ微笑ましく思っていました。 長女に起きた異変2人目が生まれ、イヤイヤ期と赤ちゃん返りが同時にきた長女。言葉でも自己主張をはっきり伝えてくるようになりました。「寂しさからくるのだろう」と理解するものの、寝不足や赤ちゃんのお世話が忙しくイライラが募って、つい怒ってしまう日々……。 そんなある日、長女の話し方が「あ、あ、あのね」のように、話し始める最初の単語を繰り返していることに気づいたのです。私はびっくりしたのと同時に、もしかして、私が怒り過ぎているからではないかと思ってしまい、落ち込みました。怒り過ぎたことを後悔し、長女が寝いているときに泣きながら謝ることもありました。 小児科で相談したところ…心配で小児科の先生にも相談したところ、「注意したり無理に治させようとしないでください。まだ言葉の発達途中の段階なので、親が神経質にならなくてもいいですよ。親の育て方は関係ありません」と言われました。少し安堵しつつ様子をよく見てみると、歌っているときやゆったり過ごしているときは、言葉がつまったりすることはありません。大人の会話に無理やり入ってくるときや、早く話したいときなどは、スムーズに言葉が出てこないことがあるようです。忙しくてもなるべく顔を見て、話をじっくり聞いて長女との会話を楽しむように過ごすよう心がけることにしました。 長女が言葉を詰まらせる様子に気づいたときは心配で不安でした。今は、親である私が神経質になるほうが良くないと思い、寝る前には「大好き!」とぎゅーっと抱きしめ愛情表現を怠らず、普段通り接しています。現在、3歳半を過ぎた長女は、あまり言葉を詰まらせることはなくなってきました。このまま言葉を習得していくにつれて治っていくといいなと思っています。 ※子どもの吃音(きつおん)の原因は特定されていません。また、親の育て方は関係ないと言われています。言葉が発達する2歳~4歳ごろに起こることがありますが、成長するにしたがって自然に治っていくことも多いです。子どもに吃音がみられたときは、「ゆっくり言ってごらん」などの、症状を指摘するようなことは避けましょう。親や周囲の人が子どもの話にしっかりと耳を傾け、最後まで遮らずに、楽しそうに聞く姿勢を見せることが大切です。話しやすい環境を作ったり、ゆっくりと話をしてあげて、子どもの自信を高めてあげてください。心配なときやは治らない場合は小児科や地域の発達相談など専門家に相談しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2022年11月17日娘がちょうど1歳のとき、食事用の椅子から落ちて頭を打ってしまいました。寝る前に突然嘔吐し、医師の診察をお願いしようと電話をすると、「救急車を呼んでください」との指示が……。私が後悔したことと、その後の対策方法をまとめた体験談です。食事の椅子から抜け出そうとする娘娘の食事は、テーブル付きのスイングに座らせて与えていました。娘は食への関心が少なく、いつもあまり食べずにスイングから出てしまっていました。そんなある日、17時ごろの食事の時間に、娘はいつものようにスイングから出ようとしてバランスを崩してしまい、頭から落ちてしまったのです。 そして、スイングが窓付近にあったため、娘は窓枠部分に頭をぶつけてしまいました。ぶつけた直後は大泣きしていましたが、その後はいつも通りに過ごしていました。 夜中に嘔吐普段、嘔吐することが少ない娘でしたが、寝る前の21時半ごろに突然7~8回嘔吐をしました。吐いたあとは娘はいつも通りの様子だったものの、私は夕食時に娘が頭を打ったことが気にかかりました。そこで、家に医師がきて診察してくれるサービスに電話をかけたところ、「念のため救急車を呼んでください」とのこと。 救急車を呼び、22時ごろに脳外科に搬送してもらいました。娘は、CTスキャンが怖くて泣き叫び、夫と検査技師さんが2人がかりで押さえて一緒に入ることに。検査の結果、何も問題がなかったことが救いでした。 反省と対策スイングから娘が出ようとしていたときに、「いつもうまく出られているから大丈夫だろう」⋯⋯そんなふうに思ってしまったことを反省しました。私は同じような事故が起きないためにはどうすれば良いのかを真剣に考え、環境の見直しが必要だと思いました。 そして、娘の食事は私の膝の上で食べさせることに。娘は、スイングに付属している子ども用のテーブルではなく、親が使っているテーブルで食べたかったようです。食べる場所を変えてからは、娘は落ち着いて食事をとるようになりました。 地域の子どもセンターの方からアドバイス地域の子どもセンターの方に家具の配置を見てもらって、アドバイスをいただきました。スイングは窓枠から離れた場所に設置。他にもテレビ台とテーブルをくっつけて、家具と家具の隙間部分を歩けないようにすることで、まだおぼつかない足取りの娘がつまずいてケガをしないような家具の配置に変更することができました。それ以来、生活全般において「危ない!」と感じることがグっと減りました。 いつもできているから「大丈夫だろう……」。こんなふうに油断して、娘が危険な目にあってしまいました。24時間子どもにつきっきりでいることはできません。自分が目を離すときがあるのを見越して、子どもにとっても、自分にとっても安全に過ごせる環境づくりが大切だと感じました。 ※スイングなどの椅子に赤ちゃんを座らせる際は、付属のベルトをしっかり締めるようにしましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:本田 ひな1歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年11月16日娘が生後6カ月ごろのこと。お昼寝も夜も、娘の寝かしつけには絵本を読んであげることが多々ありました。あお向けになった娘の脇に私は添い寝の形になり、絵本を読んで聞かせます。その読み聞かせで経験した、あわや大怪我に繋がるヒヤリなエピソードを紹介します。 読み聞かせで心地よく入眠娘は生後3カ月ごろまでは抱っこで眠ることが好きでしたが、徐々に抱っこだと不快になってきたようで、横になって添い寝をすることで安心して眠りにつくようになりました。 生後6カ月ごろになると、絵本を読み聞かせると興味を持って喜んで見てくれて、読んでいるうちに次第にウトウトするように。最終的には指しゃぶりをして気持ちよく眠るのでした。 私がウトウトしてしまい…ある日のお昼寝のとき読み聞かせをしてあげていたところ、私のほうが先に眠気がきてしまいました。ウトウトしては眠気を振り払って読んでいましたが、ついに気が遠のいてしまいました。その拍子に、持っていた絵本を落としてしまったのです。 あお向けで添い寝の状態だったので、絵本が落ちたのは私と娘の顔の上! 顔に絵本が当たった衝撃でハッと目覚めた私は、娘の目のあたりに絵本の角が当たってしまったことに気づき、大慌て! 急いで目の中が傷ついていないか確認しました。 急いで眼科へ目の中を見てみましたが、傷ついているかどうかよくわかりませんでした。娘は絵本が当たったときは少し泣いたもののすぐに泣き止み、痛がる様子もありませんでしたが、後々になって炎症を起こさないか、私は最悪のことも考えて心配になってきたのです。そこで近くの眼科に行ってみることにしました。 眼科は娘にとって初めての経験。痛い思いをさせてしまわないかと親の私のほうが不安でドキドキでしたが、診察室に入って事情を説明すると医師が「そういうこともあるよね」と笑い飛ばしてくれたので、安心して診察を受けられました。結果は特に目の中が傷ついているということもなく、薬ももらわず帰ってくることができました。 読み聞かせのとき、私は少々疲れていたのかもしれません。しかし、ついウトウト……では済まされない大事故に繋がるような出来事。私は、気を付けなければと肝に銘じたのです。眼科は私自身もあまりかかったことがなかったのでドキドキしましたが、心配なときにすぐに診てもらうことで安心できてよかったなと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月16日食物アレルギーのお子さんを持つママが、アレルギーに理解がなく勝手に食べ物をあげてしまうお義母さんに困ってしまったという体験談を紹介しています。体験談のママは、現在もアレルギーを理解してもらおうと頑張っているそうです。現在1歳の息子をとてもかわいがってくれる義母ですが、アレルギーの怖さを理解せず食べさせたことのない食べ物を与えようとするため、私はヒヤヒヤする日々です。少し無神経な義母との食事で困ったエピソードをお伝えします。 義母がアレルギー持ちの息子に…息子は生後9カ月のときに卵アレルギーが判明。義母にもすぐに報告をしました。義実家で食事をする機会も多く、息子の離乳食を作ってもらったこともあったので、「今は卵を食べられないので、少しずつ慣れさせていきます」と伝えました。 義母は、私が見ていないときにまだ息子が食べたことのない海老入りのおせんべいや生の桃をあげてしまうこともありました。幸いどちらも息子の具合が悪くなることはなかったのですが、「やめてください」と伝えると、それ以来、義母が息子に食べ物を与えることはなくなりました。しかし……。やはり、義母はアレルギーの怖さをわかっていないと感じたため、すぐに夫に相談。そして「昔は不用意にアレルゲンを与えて亡くなってしまう子もいた」「勝手なことをするなら信用して息子に会わせられない」と義母にやや厳しく言ってもらいました。 義母は反省してくれたようですが、やはり義実家で会うときは子ども用の食べ物を必ず持参し、私や夫抜きで長時間息子と義母を2人にしないようにしています。 義母は息子をつらい目に合わせたいわけではなく、おいしい食べ物を一緒に食べたいのだと思いますが、「ちょっとだけ」が重篤な結果を招くこともあるという意識が欠けているのは事実です。現在は、毎月受診している小児科でもらった食物アレルギーに関する資料を一緒に見たり、3カ月ごとの息子の血液検査の結果を共有することで理解を深めてもらえるようにしています。 作画/まっふ著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年11月16日吐き戻しが多い赤ちゃんが心配だったママ。赤ちゃん特有の吐き癖だと思っていたら、おすわりをする時期になっても吐き戻しが続き……。娘が生まれて半年ころまでのことです。娘は授乳後げっぷをさせても、しばらくすると吐き戻してしまう子でした。助産師さんからは吐きやすい子と言われ、私も吐きやすい子だと思い込んでいたのですが……。おすわりができるようになったら良くなると助産師さんから教えてもらっていたのに、おすわりができるようになっても変わらず吐き戻す娘。心配で健診で相談したところ、意外なことを言われびっくりした話をお伝えします。 「気づかなくてごめんね⋯」 吐き子と呼ばれる娘帝王切開で出産し、娘はひと晩助産師さんのお世話に。翌朝、無事に母児同室になったものの、心電図までつけられることに。助産師さんから育児用ミルクを飲ませるとすぐに吐き戻すので、小児科の医師に診てもらうことになったとお知らせが。 診察後、医師から「生まれたばかりの子は胃が小さいうえに胃の入り口がうまく閉まらず吐きやすいんです。様子をみていきましょう」と言われました。助産師さんからは「この子は吐き子ちゃんだね」と言われ、私も娘は吐き戻しやすい子なんだと思い込んでしまいました。 なぜ? おすわりができても吐き戻す娘その後も娘はよく吐き戻していましたが、1カ月健診で助産師さんに「多少吐き戻すのは赤ちゃんはよくあること、体重も増えているし大丈夫。おすわりができるようになればいずれ吐かなくなるよ」と言われ、ひと安心。 それからは多少吐き戻してもおすわりができるようになればおさまると思い、あまり気にせずに過ごしました。しかし、生後半年ほどでおすわりができるようになっても吐き戻しは続き、さすがに心配に。病気ではないかと考えるようになりました。 小児医の言葉にびっくりちょうどそのころ健診があったので、小児医に吐き戻しについて相談することに。そうすると「お母さん、それはお乳の飲ませすぎですよ。ほら、こんなにお肉もついて大きくなっているでしょ?」と返事が。なんと赤ちゃん特有の吐き癖だと思い込んでいたのが、お乳の飲ませ過ぎで吐き戻していたのです。 混合授乳から母乳のみに変更していたこともあり、いつから飲ませ過ぎていたのか全然気づかず……。そして授乳時間を早めに切り上げるようにしたら吐き戻す回数が減り、成長につれて自然に吐き戻さなくなっていきました。 おすわりができるようになってからの吐き戻しはまさかお乳のあげすぎが原因になっていたなんて。吐く原因はさまざまなので、吐き癖と思いこまず早めに医師や保健師さんに相談していればよかったです。思い込みで娘を長く苦しませることになっていたと思うと、娘にごめんね……という気持ちに今でもなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:佐藤りさ4歳の女の子の母。病院看護師として働きながら隙間時間に自身の体験をもとにライターとしても活動中。主に育児、健康について執筆している。
2022年11月15日トラくんは「小児顔面神経麻痺」の診断を受けるも原因は不明。引きつりが治らないまま退院し、自宅では顔のマッサージや目薬などをおこない様子を見ていました。しばらくしてトラくんの顔に変化が。回復の兆しが見え始め 11月に入り、トラくんの表情に変化が……! 11月下旬にはほぼ左右差がなくなって表情が戻ってきていることに感激するトマトさん。 そして12月。ついに医師から通院を終えてよい、と言われ、トラくんの顔面麻痺は約3カ月で回復したのでした。 治るまでに長く時間がかかると聞き、トマトさんにとって不安な日々が続きましたが、トラくんが無事に回復して本当によかったですね! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月15日初めての妊娠、そして出産。母子ともに検査を受け、問題がなければいよいよ明日は退院! しかし息子の検査で、突然「舌小帯短縮症」と告げられました。退院前日に起こった、私がプチパニックになった体験談を紹介します。 突然告げられた「舌小帯短縮症」出産を終え、私も息子も検査を受け、問題がなければ明日は退院の日。先天性代謝異常の検査のため息子を新生児室に預けて病室でのんびりしていると、ナースコールが鳴り、助産師さんから「ちょっと新生児室に来てください」と言われ……。 何かと思い新生児室に向かうと、院長先生が息子を抱いていました。「赤ちゃん、舌が短いの。舌小帯短縮症って言うんだけど。舌の裏側の下側と接しているところ、短いでしょ?」。先生は特に深刻な様子ではなく、どちらかと言えば明るい口調でそう言いました。言われた舌の裏側を見せてもらいましたが、小さい赤ちゃんの口の、さらに小さい舌が短いか長いかなんて、私にはわからず……。でも「○○症」と言われると、なんだか身構えてしまいました。 考えてみると、甥っ子に症状が「ご家族で舌が短いとか、滑舌が良くないとか、同じ症状の人はいない? 今はミルクも飲めているみたいだからいいけど、大きくなって手術となると、全身麻酔になるの。もし今なら、麻酔もしないですぐに“ちょきん”って切っちゃいますよ」。そう言いながら、先生はハサミで物を切るジェスチャーをしました。突然聞いたことのない病名を言われて、どんな病気か、どんな影響があるのかわからず、簡単に“ちょきん”と言われても……。私はプチパニックになってしまいました。 思い返してみると、姉の2人目の子ども、私から見て甥が4歳になっても少し舌足らずな話し方で、一生懸命話してくれているのに聞き取れずに何度も聞き返す、ということがありました。そして甥は今度手術をする、という話も姉から聞いていました。 夫と姉に相談し、“ちょきん”することに甥の話を先生にすると、「そうそう! そういう話し方になってしまうことが多くて。ミルクも飲みづらくなるかもしれないし、今“ちょきん”したほうが良いと思うんだけど」と。そうは言われても、簡単に「じゃあ“ちょきん”お願いします!」とは決断できない私。いったん「夫に連絡してみます」と、病室に戻ることにしました。夫と姉に連絡すると同時に、舌小帯短縮症について調べることに。確かに、調べてみるとすぐに切ってしまったほうが良さそうで、夫も姉も同意見でした。そして私は新生児室に戻り、先生に「“ちょきん”お願いします! 」とお伝えしました。 院長先生が気が付いてくれたことを知る「じゃあすぐに切っちゃいますね!」と、息子を連れていく先生。私が病室で待っていると、3分も経たずに助産師さんが息子を連れてきてくれて「“ちょきん”は一瞬で、全然泣かなかったですよ!」と教えてくれました。息子は何事もなかったようにきょとんとしています。そして気になったことを助産師さんに聞いてみました。「舌小帯短縮症って、今日の検査項目だったんですか? それとも先生が気が付いてくださったんですか?」。助産師さんは「検査項目ではなく、検査前に先生が目視で全身を見ていたので、そのときに気が付いたんだと思いますよ」とのこと。 思い返すと院長先生はいつも本当に丁寧に接してくれて、立場上とても忙しいはずなのに決して流れ作業にせず、向き合って対応してくれているのを感じていました。 今回の息子の舌小帯短縮症も、ただ検査項目を見るだけでなく、先生がしっかり1人ひとり診てくれているからだなと思いました。この産院を選んで、この先生に対応してもらって、本当によかったと改めて実感した出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:森まり子0歳の男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2022年11月15日長男を出産して仕事復帰するにあたり、1歳で保育園に預けました。ようやく仕事ができると張り切っていましたが、度重なる長男の発熱。病児保育に預けていたのに、まさかの呼び出しに仕事を休むしかありません。夫は仕事を休めず、親も仕事をしていたため、夫にも親にも頼れない状況でした。初めての育児と仕事、自分なりに一生懸命やっていると思っていたのに、同僚からの心無い言葉に涙した私の体験談をお話しします。 1歳で仕事復帰! 保育園からの電話が…長男を出産して、1歳の誕生日から仕事復帰しました。保育園に預け始めるといろいろな病気にかかることはわかっていましたが、1週間ごとに保育園から「熱があります!」と職場に電話が……。 子どもが病気にかかったとき、夫にも頼れず、実家にも預けることができない状況でした。そのため、早退したり、病児保育に預けるため遅刻して行ったり、休まなければならなくなったりと、職場に迷惑をかけていることに申し訳なく思っていました。 同僚からの心無い言葉が…電話がかかってくるたびに上司に報告し、仕事を同僚にお願いして帰ることになるので、私自身も何度もこうなることに落ち込んでいました。そんなとき同僚の1人が、「育児も仕事も甘く考えてるんじゃないの?」と……。 私もできることならきちんと仕事をしたかったのですが、度重なる早退や休まなければならない状況にどうしようもなく、申し訳ない思いと悲しさで涙が溢れてきました。 理解ある上司に救われ、長男も元気にそのときの上司はお孫さんが生まれたばかりで、育児の大変さをわかってくれる方でした。「仕方ないよ!」と仕事内容も考えていただけたおかげで、なんとか仕事を続けることができたと思います。もし、病児保育がなかったら仕事を辞めていたかもしれません。 私は、2人目出産を機にまた迷惑をかけるかもしれないと、今までと同じ会社の中で勤務形態を変えることにし、正社員を辞め、パートへ切り替えました。すると、「子どもが小さいうちは病気にかかって、体が強くなっていく時期だからしかたない!」と、育児にも気持ち的に余裕が持てるようになりました。その後、長男はいろいろな病気にかかりつつも、3歳になるころにはあまり病気にかからなくなりました。 仕事復帰をしてからは想像以上に保育園からの呼び出しが多く、悔しい思いもしましたが、私にとっては育児と仕事を割りきることができたきっかけになったと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年11月14日病院でトラくんの「小児顔面神経麻痺」は原因不明だと医師から告げられたトマトさん。その後、約1週間後に退院。自宅に戻ってからの生活はというと……? 退院後のトラくんの生活は? その後、約1週間で退院したトラくん。自宅に戻ってからは、表情筋の血流を改善する1日2~3回のマッサージと目の乾きを防ぐため4時間起きの目薬。しばらく保育園もお休みすることになりました。トラくんが泣くと顔が引きつっている様子がよくわかり、トマトさんはまだまだ時間がかかりそうだと少し弱気にもなってしまうのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月14日トラくんの顔の右側に引きつりがみられ、病院へ行くも脳への異常はありませんでした。朝一番で耳鼻科を受診し、トマトさんが医師に検査結果を聞くと……。検査の結果は… 入院中、トラくんは元気に動きまわっていたため点滴カバーをつけていても何度か外れてしまい、最終的には反対の手にも点滴カバーをつけられてしまいました。今回の検査の結果、ウイルスも出ず、原因不明の「小児顔面神経麻痺」と診断されましたが、初期発見できたことで、時間はかかっても回復の可能性があることを医師より聞かされます。 希望の光が見えたトマトさんは「あのとき、すぐ病院に駆けつけてよかった……」と安堵するのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月13日現在は小学生になった長男。共働きで実家も遠方のわが家は、長男を生後9カ月から保育園に預けました。第一子で離れるのが不安だったけれど、意を決して預けた保育園。自分の子を預けてまで働く必要があるのか?と自問自答しながら通わせた保育園は、私の想像以上にトラブルが続きました。1歳では無理だろうと泣く泣く0歳で入園第一子の育児は私にとって未知のことばかりで大変でしたが、最愛のわが子と幸せな毎日を過ごしていました。しかし、そんな毎日はあっという間に過ぎていき、職場復帰を考える時期がやってきます。 当時は待機児童が問題になっていたころで保育園入園はとても厳しく、役所に入園の相談に行った私は、入園担当の方に「この地域では1歳児での入園はまず無理。0歳児クラスの4月入園しか選択肢がない」と言われ、生後9カ月で入園しないといけない事実を突きつけられてしまったのです。 入園後は、発熱とケガの連発入園後は、慣れるまでは熱が出て欠席や早退になる子が多い、とうわさではよく聞いていましたが、長男もそうでした。職場復帰をした私の携帯には、連日保育園からの呼び出しコールが。 時には会社に辿り着く前に電話が鳴り、引き返すこともありました。そして、長男も保育園での生活に慣れたのか熱が出なくなったころ、今度はケガをしたという保育園からの連絡が頻繁にくるようになるのです。 あまりに多いケガに、退園&退職を検討「わが子を預けてまで働くべきなのか……」と悩んでいた私には、連日ケガをしてくる長男の姿はつら過ぎました。軽いケガは日常的で、病院に連れて行かれるほどのケガも。つかまり立ちやよちよち歩きのころ転んで目の上をぶつけた青あざは、治るのに1カ月近くかかりました。 噛み癖のある他児とのトラブルで週に3~4回噛まれてきたときには、心配すぎてもう私も夫も穏やかな気持ちではいられなくなり、「どうしてこんなにケガをするのか」と保育園にクレームを入れることに……。 保育園へクレームを入れ、面談することに私は保育園での安全対策はどうなっているのか、とお迎えのときにクレームを入れました。「こんなにケガをするのはうちの子だけ? みんなこうなのですか? 安心して預けられません」。すると、クレームから数日後、園長と主任、担任との面談に呼ばれ、丁重な説明と謝罪がありました。 主任から説明された内容は、「園でこれまでのケガの記録を調べたところ、早番と遅番の引き継ぎなどで手薄になった時間帯に、ケガや他児から噛みつかれることが多い。人員を増やすなどの工夫で今後の再発防止を心がける」ということ。それ以降、保育園は説明通りの改善をしてくれたようで、長男のケガの連絡は減っていきました。 今後の保育園生活が気まずくなると困ると思い、保育園に意見を言うのは気が引けましたが、結果的にはきちんとこちらの意見を言い説明をもらったことで、わだかまりは解消されました。その後、保育園との信頼関係も構築でき、長男は卒園までお世話になり、次男は現在も在籍しています。 監修/助産師REIKO著者:黒河レイ6歳4歳0歳の3兄弟の母。夫婦ともにフルタイムの会社員の仕事の他、育児や生活情報、映画に関する記事などの執筆活動も。現在は産後の体型を戻すことがもっぱらの課題。
2022年11月13日娘が4歳近くになると少ししっかりしてきたこともあり、日々の行動にそこまで注意を払わなくなってきた私。そんなことが災いしたのか、旅先で娘がケガをして大変な事態に。大理石の床に娘は転んで頭を打ってしまったのです。気を付けて見ていなかったことを後悔しました……。トイレに駆け込む娘、頭を強打私たち家族は長期休暇であるホテルに宿泊していました。ホテルの滞在も最終日を迎え、さあ朝食を食べにいこうとしたそのとき、娘が「トイレ!」と言って部屋のトイレに向かって勢いよく走っていきました。そしてその直後ゴーンという音と共に、娘の泣き声が響いてきたのです。 何事かと思って駆け付けると、娘は後頭部を床に強打したようで頭を押さえて泣いていました。トイレとシャワーが併設されているバスルームだったのですが、シャワーの水が床に残っていて、床が大理石だったため滑って転んでしまったようでした。 落ち着きを取り戻し、朝食へ私がしばらく頭をさすってあげると娘も泣き止み、気持ちも落ち着いてきたようでした。私も、もう赤ちゃんではないし大丈夫だろうと思って、そのまま夫と3人で朝食に向かいました。そして朝食を食べ始めたのですが、いつも食欲旺盛の娘がほとんど食事に手を付けようとしません。 次第に「頭が痛い~」といってぐずり始めるようになりました。あまりにも調子が悪そうなので部屋でひと休みするため、私と娘だけ先に部屋に戻ることに。 部屋に戻ってから嘔吐、急いで病院へ娘は部屋に戻ってからも「頭が痛い」と言い続け、10分もたたないうちに嘔吐してしまったのです。その後朝食から帰ってきた夫が、娘が何度も嘔吐する様子を見て「すぐ病院に行ったほうがいい!」と言いました。急いで私たちはチェックアウトの手続きを済ませました。 部屋にいる間、娘は何度か嘔吐し、食べた物がすべてなくなるくらい吐いてしまいました……。ただ幸いにも病院に向かうのタクシーの中では吐き疲れたのもあってか寝てしまい、落ち着いた状態で病院に向かうことができました。 病院での診断結果とその後病院での受診結果は「軽い脳震盪」ということでした。そのときは目の様子や歩く様子、そして1回目吐いてから継続的に吐いてないかなどを聞かれました。そしてその様子からCTを取る必要はなさそうとの判断が下りました。 私も夫もほっとひと安心して、家に帰りました。家に着くと娘は何事もなかったように動き回っており、「静かにしていなさい」と怒ってしまったのを覚えています。 娘もだいぶ大きくなってきたことで、私も周りの環境や娘のケガに対する注意力が低くなっていました。しかし、今回のことでまだまだ油断してはいけないのだなと感じました。幼児とはいえ、まだまだ行動に気を付けて見てあげなくてはと反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:町田 久美子4歳児を育てるワーママ、ズボラ主婦。ベトナム在住。手を抜く家事、育児を常に探しながら、ライターとして漫画や教育系、ベトナムでの子育て経験について執筆中。
2022年11月12日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
子育ては毎日がたからもの☆