「幼稚園」について知りたいことや今話題の「幼稚園」についての記事をチェック! (14/45)
ある日、れおぱさんと娘・ナツちゃん、息子・アキくんで幼稚園バスを待っていると、ご近所に住む林田さん親子と出会いました。なぜか、林田さん親子はアキくんのことを気に入っており、「男の子が欲しい」と産み分けの方法を聞いてくるまでに。後日いつも通り、れおぱさんたちがナツちゃんの幼稚園バスが来るところまで行くと、林田さん夫婦がいました。林田さんの旦那さんもアキくんを気に入っており、その後は夫婦で待ち伏せされるようになりました。ママ友夫婦と見知らぬ女性がいて…林田さん夫婦と会ってから数日後。娘の幼稚園バスが来る場所まで行くと……。 いつも通りに娘の幼稚園バスの停留所へ行くと、そこには、林田さん夫婦と初めて見る女性が。 「誰だろう」と思っていると、林田さんの夫が私を「いつも仲良くしてもらってる人!」と紹介した。 女性からは「いつも息子たちがお世話になっております」とあいさつされた。 どうやら、林田さんの義母らしい。 私は、林田さんの夫が言った「いつも」という言葉に引っかかりながら話を聞いていると、 「息子たちがね、ここに引っ越してから良くしてもらってるって、昔から言ってたんですよ」「本当にお世話になりました」 と身に覚えのない感謝をされた。 「なんのことを言っているのかわからない」「絶対誰かと間違えてる……」と戸惑っていると……。 林田さんの義母の話の内容が、まったく心当たりがなくて戸惑う、れおぱさん。みなさんは、初対面の相手が「自分と誰かを間違えてるな」と思ったとき、どう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター れおぱInstagramやNAPBLZブログでエッセイ漫画を描いている、年子の姉弟ママ。
2022年12月15日ある日、れおぱさんと娘・ナツちゃん、息子・アキくんで幼稚園バスを待っていると、ご近所に住む林田さん親子と出会いました。なぜか、林田さん親子はアキくんのことを気に入っており、産み分けの方法を聞いてくるまでに。後日いつも通り、れおぱさんたちがナツちゃんの幼稚園バスが来るところまで行くと、林田さんと林田さんの旦那さんが。林田さんの旦那さんもアキくんを気に入っており、その日から夫婦で待ち伏せされるようになりました。ママ友の夫が不思議なことを言いだし…娘の幼稚園バスが来る場所まで行くと、林田さん夫婦が息子のことを待っていた。すると、いきなり林田さんの夫が「一緒にサッカーするか!」と言い始めて……。 いきなり、「今から俺とサッカーするか!」と言い出した、林田さんの夫。 「そんな急に言われても……」と困っていると、林田さんは「迷惑でしょ!」と旦那さんを連れて帰ってくれた。 しかし、その後も、林田さん夫婦に待ち伏せされることがたまにあった。 後日、いつもの場所にいくと、林田さん夫婦と知らない人がいて……? れおぱさんの息子・アキくんに対して、予定も聞かずにサッカーのお誘いをした林田さんの旦那さん。いきなりのことに、れおぱさんも戸惑っていましたね。みなさんは、ママ友などから急にお誘いをされた場合、どう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター れおぱInstagramやNAPBLZブログでエッセイ漫画を描いている、年子の姉弟ママ。
2022年12月14日息子は、離乳食が始まってから特に好き嫌いもなくよく食べていたのですが、だんだん成長するとともに私の作った料理を食べ渋るように……。そんな姿を見て私は、息子のために子どもが好きそうなメニューを作り続けていましたが、なかなか食べてくれず。しかし、実家へ帰省すると、ばあばの作ってくれた料理をよく食べていたのです。何でも食べてくれていた息子息子は、離乳食が始まると特にこれといった好き嫌いもなく、出されたものは何でも食べてくれていたので、私は食事に関して頭を悩ますことはありませんでした。 しかし幼稚園に入園した3歳を過ぎたあたりから、私が作った料理を何だか渋々食べるといった様子が増えるように。なので、私は子どもが好むような料理を調べ、唐揚げやオムライス、グラタンといった子ども向けのものを作り、息子に食べさせていました。 一体何が好きなの?しかしその後も、私の作った料理を食べては「これあんまり好きじゃない」と言うことが多く、私が「じゃあ何が好きなの?」と聞いても「えーっと……わかんない」と言う息子。息子が何を作ればすすんで食べてくれるのかと頭を悩ませていると、私はふとあることに気づいたのです。 それは、休みの日に私の実家へ泊まりに行ったとき、ばあばの作るごはんを息子はとてもよく食べているということでした。そこで、実家でよく出されていた食事内容をよく考えたところ、息子がよく食べていたものにはある共通点がありました。 ビックリした息子の好みそれは、お刺身や魚の煮付け、海藻類や貝類、さらにはほうれん草のおひたしといった、魚介類メインの純和食料理だったのです。「子どもは洋食が好きだろう」と勝手に思い込んでいた私。 しかし、ばあばが作った料理をおいしそうに食べる息子を見て私は、子どもであっても好みは人それぞれなのかもしれないと気づき始めました。その後、わが家でもわかめのみそ汁や魚の塩焼きといった和食メインのごはんを作って出してみると、息子は普段よりとてもうれしそうに食べてくれたのでした。 現在息子は年長になりましたが、外食時に「何が食べたい?」と聞くと、お子様ランチより刺身定食を選ぶといった少し渋い好みは変わっていません。子どもはきっとこういうものが好きだろうという親の先入観を別として、もっといろいろな食事を息子に食べさせてみることも大事なのかなと思うようになりました。 著者:小野美穂/女性・主婦。6歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2022年12月14日私は小学生の娘と幼稚園児の息子の母です。おしゃべりと本を読むのが大好きな4歳の息子は、しゃべり始めたのが早かったためか、間違えて覚えている言葉や言い間違いが多くありました。それがかわいくて、家族はほっこりしていたのですが、あることをきっかけにその間違いがきれいに直ってしまい……。息子の成長がうれしい反面、ちょっと寂しい気持ちになったエピソードをご紹介します。「口から生まれてきた」?おしゃべりな息子4歳の息子は、おしゃべりが大好きで、話し始めたら止まりません。話し始めたのも早く、1歳になるころにはいくつかの短い単語を話せていましたが、言い間違いや間違えて覚えている言葉も多くありました。 また、特定の文字が言いにくいようで、例えば「き」がつく言葉は「ち」になる、というようなこともありました。それらがかわいいので、家族はあえて教えたり正しく直したりすることはしないできたのです。 ある日突然、息子の言葉に変化が!?幼稚園に入って先生やお友だちと話すようになったら、自然と正しい言葉を覚えていくかな?と思っていましたが、入園後も息子の言い間違いは直ることなく、相変わらず。かわいさそのままで、内心ホッとしていたのですが……。 息子が年中になったある日突然、これまで間違ってしゃべっていた単語を、息子が正しく言っているのに気がつきました。ついこの間まで間違っていたのに、先生が直したのかな? それともお友だち?と思って息子に聞いてみたところ、息子からは思いもよらない返事が返ってきたのです。 それは、「文字が読めるようになったからわかったんだよ」。 読めるようになったから気づいた!息子は少し前から、プリント学習の教室に通い始めていました。「大好きなお姉ちゃんと同じ習い事をしたい」と言うので、まだ早いかなと思いながらも始めてみましたが、やはり気持ちが向かない日も多く、なかなか先に進みません。 でも、繰り返しプリントに取り組むうちに、いつの間にか文字を読めるようになっていたのです。そして、本が大好きな息子は自分で絵本を読むようになり、その中で自分の言葉の言い間違いに気づいていったようでした。 子どもの言い間違いは今だけのかわいさ。遅かれ早かれ直っていったとは思いますが、もう少しそのかわいさを楽しんでいたかったな、プリント学習をさせるのはもう少しあとでもよかったかな……と思ってしまいました。子どもの成長を寂しく感じてしまうときもありますが、今だけのかわいさを胸に焼き付け、子どもの成長を素直に喜びながら、子育てを楽しんでいけたらと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月13日私は、フランスで3歳半と1歳半の男の子2人を育てています。毎朝起きるとかんしゃくを起こす長男と自我が芽生え始めた次男の相手に追われ、就寝時間にはどっぷり疲れ果てています。そんな中、夫は夫婦の時間も欲しいようで、子どもがいない瞬間を見つけては、私のそばにくっついてくるのです。子どもの世話で手がいっぱいで、まったく自分の時間がない私は夫に大激怒! 夫は私の怒りに驚いて……。 毎日精一杯の私長男が幼稚園に通い始めて、「少し自分の時間ができる!」と期待していた私。しかし、今度は次男がおしり歩きをし始めて家の中の物を触りまくり、自我も出てきて私は次男から目が離せません。 また、幼稚園で頑張っている長男は、幼稚園から帰宅すると疲れているせいかかんしゃくを起こし、1時間大泣きの毎日。結局、長男がいない間も家事と育児に追われ、バタバタ時間が過ぎていき、子どもを寝かせるとともに私も寝落ちしてしまいます。 夫の行動にキレる私フランス人の夫は仕事から帰宅すればキス、起床すればキス、テレビを観てリラックスしている間も私の手をつなぎたがります。私の周りに子どもがいない瞬間を狙ってくっついてくることも多々。夫にとっては、私とのスキンシップは夫婦間のごく当たり前の行動なのです。 しかし、まったくひとりでゆっくりできる時間がない私は、夫の行動が身勝手に感じられました。ある日、私に近づいてくる夫に「いい加減にして! もう誰も近づかないでよ!」 と叫んでしまったのです。 変わる夫夫はそんな私の叫びに驚き、「あ、ごめん。どうしたの?」と。私は「みんな自分勝手で疲れる! 私は1人しかいないし、静かな時間がほしい。私を大事に想うなら子どもの面倒をみて!」。ここぞとばかりに毎日の育児のストレスと、夫の行動への不満をぶちまけたのです。 夫は「ごめんね。少しでも君の時間ができるように努力するから」と言って、その日から家にいる間は子どもとよく遊んでくれるようになりました。 子どもが生まれる前は、フランス人の夫の行動に違和感は覚えず、ただの愛情表現の1つだと思っていました。しかし、子どもが生まれて生活ががらりと変わってしまい、自分の時間がまったく持てない私は夫の行動が苦痛でしかありませんでした。不満をぶつけたことで、夫も私を理解してくれ、今では子育てを積極的に手伝ってくれるので感謝しています。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月11日夫の不倫に苦しみ、戦った過程を投稿したInstagramに、サレ妻から「ためになる!」の声多数。そんなコマさんの体験記をマンガでご紹介します。ある日、専業主婦のコマさんのもとに警察から電話が。「ご主人はこちらに留置のためしばらく帰れません」。言葉を失うコマさん……。同居中の義母も困惑する中、コマさんは夫に会いに行くことに……。2人の子どもを育てる、専業主婦のコマさん。幼い子どものお世話に追われながらも、マンネリ化してしまった夫婦関係を改善しようと、思いを巡らす毎日でした。そんなある日、コマさんのもとにかかってきた1本の電話が、波乱の幕開けとなったのです……。夫が警察に。ドラマでよく見るあの部屋で面会…!? コマさんは、2人の子どもを育てる専業主婦。ある日、夕飯を作りながら子どもたちと一緒に夫・ジュンさんの帰りを待っていると、1本の電話が鳴り響きました。 「ジュンさんの奥さんですか? ご主人はしばらくこちらに留置のため帰れません。」 驚くことに電話は警察からで、告げられたのは、夫が留置されているという衝撃の内容……。 コマさんは動揺する中、同居している義母に報告。取り乱す義母に、「とにかく警察へ行ってみてくれる?」と頼まれます。 事前に警察から事情を聞くことができなかったコマさんは、翌日、訳がわからないまま警察署へ出向くことに。 幼いわが子を抱え、アクリル板を挟んだ個室で待っていると、夫が現れます。しかし、夫から聞けた言葉は、「本当にごめん……」のひと言のみ……。 何もわからずモヤモヤしたまま、警察署を後にするコマさん。しかし、もうすぐ幼稚園へ上の娘を迎えに行く時間です。このような状況でも泣いている場合ではないコマさんは、自身を奮い立たせ、幼稚園へ向かうのでした。 幼い子どもとの生活は待ったなし。親にどんな事情があろうとも、お迎えや食事、寝かしつけなど、いつものように育児をこなさなければなりませんよね。夫との面会のため警察署に出向く、というとんでもない経験をしたコマさんですが、悲しむ間も無く日常に戻らなければなりませんでした。皆さんは“子どもと過ごした日常の裏でとんでもないことがあった!”という苦い経験はありますか? 作画:蒼衣ユノ 著者:ライター コマサレ妻だった経験を生かし、探偵事務所カウンセラーとして活動。現在はInstagramやTwitterで、不倫のリアルな体験談や、不倫サレた人のために役立つ情報を発信するほか、浮気や夫婦関係の相談を受け付けている。
2022年12月11日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。今日は幼稚園に次女オコメをお迎えに行ったときのお話です。幼稚園に家族の内情が筒抜けなのはあるあるですよね~。わかっているとはいえ、毎度ヒヤヒヤします。そして今回、新たにドキッとした人が。あまりに自分の話が筒抜けなことにムスメもびっくりしていました。どうやらしょっちゅう、ムスメの話を先生に話しているようです。後々聞いてみると、幼稚園ではムスメのことを呼び捨てにしているのだとか。これにはムスメも思わず苦笑い。お姉ちゃん大好きで、ちょっとお調子者のオコメの話でした。
2022年12月10日私には2人の子どもがいます。下の子が生まれたとき、上の子は3歳になったばかり。まだ保育園や幼稚園には通っていませんでした。2人を連れてある施設へ行くと、職員の女性に話しかけられた上の子。そこで言われた言葉に、私はなんだかモヤモヤしてしまい……。子ども2人を連れて手続きへ2人目の里帰り出産を終え、自宅に帰って数日後、子どもに関する手続きのため、私は子どもたちを連れてとある公共施設へ行きました。施設に着いて順番を待っていると、上の子は初めての場所に落ち着かない様子。 すると手続きを担当してくれた女性が「お姉ちゃん何歳?」などと話しかけてくれました。まだ緊張しながらも指を3本立てて見せる上の子。私は微笑ましいなと思いながら見ていたのですが、次にその女性から聞こえてきたのは、「そっか、じゃあ春から2人一緒に保育園へ行くのかな?」という言葉でした。 育休中ではないのに……上の子が年少クラスの年になる春、下の子は生後8カ月。育休を終え、仕事へ復帰するタイミングとしてはちょうど良いと考える人が多いのかもしれません。しかしこのとき私は育休中ではなく、無職の状態。夫が転勤のある仕事をしているため、私は結婚後すぐに退職していたのです。 夫以外に頼れる人が近くにいないこともあり、まだ新しく仕事をするつもりはなく、上の子は春から幼稚園へ入園する予定。少しずつ準備をしながら、下の子が幼稚園に入園するころ、仕事をしようと私は考えていました。 私は普通ではない? と不安に私は「上の子は幼稚園へ通う予定なんです」と言いたかったのですが、すぐに「次はこちらですよ」と案内され、結局何も言えないまま次の窓口へ。その女性とはもう話すことはありませんでした。 職員の女性はわが家の事情を知っているわけではないし、上の子へ話しかけるために何気なく言っただけだと思います。それでも、初めて会った人に「2人で保育園かな?」と言われたことに私は少しショックを受けました。出産後1年以内に働くのが普通で、私は普通ではないんだ、おかしいのかな、という考えも頭をよぎりました。 結婚しても働くことが当たり前の世の中になり、産休や育休をとることも当たり前と考える人も増えていると思います。しかし、仕事復帰のタイミングは人それぞれ。事情があって働きたくても働けない人もいます。私は自分の選んだ道を後悔していませんが、あのときの言葉は、数年たった今でもときどき思い出します。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年12月09日ふくふくさんは幼稚園のお迎えの時にわがままを言い、おじいちゃんに置いていかれてしまいました。そこへ、狙いすましたかのように車で現れた知らないおじさんが「車で送って行ってあげるよ」話しかけてきました。魅力的な誘惑に、思わず乗ってしまいそうになった時に「知らない人の車には絶対乗らない」と、幼稚園で教えられたことを思い出します。助けを求めたいふくふくさんですが、怖くて大きな声を出せません……。怖くなったふくふくさんは車に乗らずに戸惑っていると、おじさんに腕を引っ張られます。しかし、ふくふくさんは踏ん張り、抵抗します。“どうしよう。乗ったらだめ”と心の中で唱えていると、さらに強く引っ張られます。その時、「あ、おじいちゃん」とふくふくさんが呟くと、ハッとするおじさん。ヤバい!見つかった! ふくふくさんの呟きを聞いて、おじいちゃんが迎えに来たと思ったおじさんは、掴んでいた手を勢いよく離すと、車に飛び乗り走り去りました! しーん……。 静まり返る中、1人置いていかれたふくふくさん。 「おじいちゃん……」と呟いた途端に、血相をかえて逃げるように去っていったおじさん。親切心から送ってくれると言ったわけではなかったようですね。みなさんは、誘拐を防ぐためにお子さんと約束している決まり事はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ふくふく
2022年12月02日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化! ユウコさんの幼稚園のママ友・ミカさんは、子どもが起こしたトラブルをきっかけに、空回りした言動が目立つようになりました。子どもと自分の立場を守るため、「お友だちに命令されて、意地悪しちゃったんじゃないかな」と無理な理屈を並べたり、ボスママ的存在のマサエさんのご機嫌をとるため、後を追いかけ回したり……。そんな様子に、マサエさんからは「最近、ミカさんちょっとうざくない?」と、陰で言われはじめてしまいます。子どもがお友だちの持ち物を隠してしまった一件から、マサエさんのご機嫌とりに必死なミカさん。ついにマサエさんが、ミカさんをあからさまに避けるように……。 ミカさんはユウコさんにとって、幼稚園で1番はじめにできた大切なママ友でした。ユウコさんはミカさんを助けようと、声をかけますが……。 幼稚園で仲間外れ…!?ママ友がとった行動は… マサエさんにひっきりなしに話しかけ、ご機嫌とりをしていたミカさん。 「ミカさん最近やたらとベタベタしてくるんだよね……」 マサエさんは、ミカさんの媚を売るような態度にうんざりしていました。そしてついに、ミカさんをあからさまに避けるように……。 「私、マサエさんに避けられてる……?」「気づかないうちに、何かしちゃったのかな……」 マサエさんに対して、誰が見てもわかるようなごますりをしていたミカさんですが、無自覚だったことにユウコさんは驚きます。 見かねたユウコさんは、勇気を出して落ち込むミカさんに話すことに。 「余計なお世話かもしれないけど、マサエさんと距離を置いた方がいいんじゃない?」 そのひと言に表情が一変するミカさん。しかし、ユウコさんはミカさんのためと思い、続けます。 「マサエさんの影響が大きすぎて、ミカさんは自分を見失っているんじゃない?」「マサエさんの顔色をうかがって、振り回されて……。こんなの友だちって言えるのかな」 ミカさんにとっては思いもよらなかった、ユウコさんからの言葉。すんなり受け入れることは難しいようで、必死に否定するのでした。 “マサエさんが幼稚園での立場を守るための命綱”とでも言えるような、ミカさんの言動。そんなママ友に、ユウコさんがかけた言葉はとても重く、ミカさんの痛いところをついているように思います。大切なママ友とはいえ、このような指摘は勇気がいるもの。ママ友に対し、一歩踏み込んで言いづらいことを伝えるべきか……。皆さんならどうしますか? 作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年12月02日ふくふくさんは幼稚園のお迎えの時にわがままを言い、おじいちゃんに置いていかれてしまいました。そこへ、狙いすましたかのように車で現れた知らないおじさんが、話しかけてきました。ふくふくさんは、おじいちゃんに置いていかれたことを話してしまいました。すると、「車で送って行ってあげるよ」と言われ、魅力的な誘惑に、心が惹かれます。思わず乗ってしまいそうになった時に「知らない人の車には絶対乗らない!」と、幼稚園で教えられたことを思い出します。知らないおじさんの車に乗ってしまいそうになった時、幼稚園で「知らない人の車に乗ってはいけない」と教わったことを思い出したふくふくさん。さらに、「知らない人に連れて行かれそうになったら、大きな声を出して」という先生の言葉も思い出します。“でも、怖くて大きな声を出せないよ!!”と混乱してしまい……。 大きな声を出せない! 怖くなったふくふくさんは車に乗らずに戸惑っていると……、 ガシッ!! おじさんに腕を引っ張られますが、ふくふくさんは踏ん張り、抵抗します。“どうしよう。どうしよう。乗ったらだめ。乗ったらだめ”と心の中で唱えていると……、 「早くしてよ」と、さらに強く引っ張られます。 その時、「あ……、おじいちゃん」とふくふくさんが呟くと、ハッとするおじさん。 無事におじさんから逃げられると良いのですが。子どもにこのようなことがあったときのためにも、日ごろからどうすれば良いのかを親子で話し合っておきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ふくふく
2022年12月01日ある日、れおぱさんと娘・ナツちゃん、息子・アキくんで幼稚園バスを待っていると、ご近所に住む林田さん親子と出会いました。なぜか、林田さん親子はアキくんのことを気に入っており、産み分けの方法を聞いてくるまでに。後日いつも通り、れおぱさんたちがナツちゃんの幼稚園バスが来るところまで行くと、林田さんと林田さんの夫が立っていて、アキくんに執拗に話しかけました……。待ち伏せしてくるママ友夫婦林田さんの夫と会ってから数日後。娘の幼稚園バスが来る場所まで行くと……。 後日、久しぶりに林田さんと会ったので挨拶をすると、林田さんの夫もいたらしく、驚いた。 2人を見ると林田さんの娘・サクラちゃんがいないため、 「サクラちゃんいませんね?」と聞くと、すでに幼稚園に行ったらしい。 「なんで帰らずにいるんだろう」と思っていると、 「せっかくだしアキくんにも会いたいなーって感じで」 「ここで待ってました!」と林田さんの夫に言われた。 その後、娘の幼稚園のバスが来たので送り出し、帰ろうとすると、林田さん夫婦から引っ越しをすることを告げられ、 「そうだ!」となにか思い出したように林田さんの夫は息子に話しかけた。 れおぱさんの息子・アキくんに会いたいと言って、娘・サクラちゃんを見送った後も、れおぱさんたちを待っていた林田さん夫婦。たまたま会うならまだしも、待ち伏せされるのは怖いですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター れおぱInstagramやNAPBLZブログでエッセイ漫画を描いている、年子の姉弟ママ。
2022年11月30日ある日、れおぱさんと娘・ナツちゃん、息子・アキくんで幼稚園バスを待っていると、ご近所に住む林田さん親子と出会いました。ある日、いつも通りナツちゃんを見送ったれおぱさんは、林田さんから「男の子が欲しい」「産み分けの仕方を教えてほしい」と言われました。困惑したれおぱさんは「産み分けをしていないから教えられない」と断り、その場を後に。後日いつも通りに幼稚園バスの停留所へ行くと、見知らぬ男性と林田さんが立っていました。その男性は、林田さんの旦那さんで……。息子に執拗に声をかけてくるママ友の夫林田さんの夫は、私の息子を見つけるや否や、一目散で息子の元に駆け寄り……。 林田さんの夫は、息子にべったりで「次は絶対男の子!」と言っていました。 そこに、林田さんの娘・サクラちゃんの幼稚園バスが到着し、そのままお見送り。 すると、「アキくーん」と声が。 サクラちゃんは幼稚園に行ったのにもかかわらず、息子のそばにいる林田さんの夫。 娘の幼稚園バスも来て、娘を見送ったので帰ろうとすると、 林田さん夫婦は「私たちも帰ろっか」「アキくん!また会おうね」と手を振ってきました。 自分の娘はすでに見送ったのに、まったく帰る様子のない林田さん夫婦。れおぱさんは「帰らないのかな」と少し困惑していました。出会って間もない人に、自分の子どもが普通ではない興味の持たれ方をすると、違和感を覚えますよね。みなさんはママ友やママ友のご家族にされて、違和感を覚えた出来事はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター れおぱInstagramやNAPBLZブログでエッセイ漫画を描いている、年子の姉弟ママ。
2022年11月29日学生時代から多くの友人に恵まれてきた私。産後も地域の育児サークルで信頼できるママ友ができ、充実した生活を送っていました。しかし、第1子である息子が幼稚園の入園まであと2カ月というときに、夫に転勤の辞令が出ます。せっかく築いてきたママ友関係もリセット。でも新しい環境にワクワクしている自分もいたのですが……。 ママ友どころか知り合いもゼロ急な辞令ではありましたが、運良く素晴らしい幼稚園に入園することができた息子。登園を渋ることなく、元気に1日目からバスで通園してくれました。その様子に私も安心していましたが、1つだけ気がかりなことが……。 それは春の親子遠足です。ママ友はおろか知り合いさえも誰ひとりといない私は、少し遠足が憂うつになっていました。しかし、息子はとても楽しみにしているので、そんな態度は出せません。私も頑張って新しいママ友を作ろう! と意気込んで遠足当日を迎えました。みんなは楽しそうだけど私だけがひとり遠足会場に到着すると、周りのママたちはみんな楽しそうにお話ししています。息子は年少で入園しましたが、こども園のため多くは保育園生からのお付き合い。つまりママたち同士も、それだけ長い関係ということです。 私も何人かのママとは話すことはできましたが、すでにグループはできあがっています。その中に割って入り込むだけの度胸が、私にはありませんでした。息子が遠足を楽しんでいたのが幸いでしたが、私にとってはほろ苦い幼稚園のママ友デビューとなりました。 待っているだけではママ友はできないその後も幼稚園のイベントがあるたびに私は憂うつな気分になっていました。自分だけがひとりで、周りのママはみんな友だちのように思えたのです。しかし、まったく知らない環境に飛び込んだのは息子も同じです。息子は一度も幼稚園を嫌がったことはありません。 毎日息子が頑張っているのに、親である私が友だちができないと悩むのは恥ずかしく思えてきました。そう考えていたとき、私は1人のママからバザー販売の手伝いをお願いされました。これはチャンスだと思い快諾しました。 バザー販売を手伝ったことにより、知り合いのママがとても増えました。それだけで私は幼稚園のイベントが憂うつではなくなりました。これで自信がついた私は翌年は役員に立候補!。幼稚園のために活動していると、だんだんとママ友と呼べる方もできてきました。今では充実した生活を送っています。ただ待っているだけではなく、行動することが大切だと思いました。 作画/山口がたこ監修/助産師REIKO 著者:都 うめこ4歳男児と2歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2022年11月27日息子は2歳になりますが、私には今のところママ友が1人もいません。6歳と2歳の姉弟を育てている義姉は逆にママ友が多く、ママ友との親子イベントも盛りだくさん。そんな違うタイプの2人の子育てを比較し、ママ友について考えてみました。 ママ友ってそもそも必要?私は息子が生後3カ月になるころから児童館の赤ちゃんクラスや一時保育施設など、子どもを連れて行けるイベントには積極的に参加してきました。息子の保育園生活もかれこれ1年半になりますが、ママ友は1人もいません。作りたくないと思っている訳ではないのですが、作るきっかけもありませんでした。 代わりに、学生時代からの友だちと未だに仲良くしていて、彼女たちも出産し、今では子育ての話をしたり、子連れで遊ぶことも多々あります。会社の先輩もママさんが多く、おもちゃや洋服のお古もたくさんもらえます。今のところ、ママ友がいなくて困ったり、寂しい思いをしたりすることは一度もなく、今後もあえて必要とは思っていません。 ママ友付き合いも楽しそうだけれど……そんな私とは正反対に、義姉はママ友がとても多く、予定もママ友とのイベントが中心。帰省すると必ずと言っていいほど兄の家には義姉のママ友と子どもたちが遊びにきていて、子ども抜きのママ会の話を聞いたりするとうらやましく思うこともあります。 しかし以前、義姉が翌日に公園で遊ぶお誘いを、LINEで仲良しの4人グループに送るか少し広げて6人グループに送るかについて10分以上悩んでいるのを見たことがあり、楽しそうな付き合いの裏には複雑な人間関係もあるのだろうと察しました。ママ友は年齢もバックグラウンドもさまざま……ただ子ども同士の仲が良いだけだと考えると、やはり普通の友だちよりは気を遣うのかもしれません。 ママ友がいたほうが子どもにとって良いかも義姉は結婚を機に地元を離れたため、身近で子ども同士を遊ばせたり、子育て情報を共有したりするために積極的にママ友を作ったそう。産院の母親学級や幼稚園や子どもの習い事など、あらゆる方面に気の合うママ友がいて驚かされますし、ママ友付き合いはドラマやネットで見るほどドロドロした関係ではないのだと義姉から教わりました。 私も友だちと子ども同士を遊ばせることはありますが、やはり子どもたちが打ち解けるまでにどうしても時間がかかってしまい、同じ保育園の子と遊ばせたらもっと喜ぶのかな? と考えることもあります。かといって今もママ友を作る努力は特にしていませんが、いらない! と決めつけないようにもしています。 私はママ友がいなくても全然アリだと思いますが、子ども同士の距離感を考えると、幼稚園や保育園が一緒のママ友を作るメリットは大きいようです。親の私としては、新しくできたママ友であっても旧友であっても、育児について共感できる仲間がそばにいてくれれば心強くて頼りになりますし、子育てをより楽しめると感じています。 作画/Michika著者:鈴木ゆり2歳の男の子の母。現在第2子を妊娠中。結婚後は夫の実家で義両親と同居しながら、旅行会社にフルタイムで勤務。その傍ら、自身の体験をもとに子育てに関する体験談を執筆している。
2022年11月26日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化! ユウコさんと同じ幼稚園のママ・リサさんは、娘のりこちゃんが幼稚園に行かなくなってしまったことを悩んでいました。「お友だちに意地悪されているようで、娘がショックを受けている」と、落ち込むリサさん。そんなリサさんを励ましていた、マサエさんやミカさん、ユリさんですが、影では「大げさだ」と笑っていました……。りこちゃんのことが気になるユウコさんは、娘のむーちゃんに様子を聞いてみることに。むーちゃんの話では、りこちゃんはまだ幼稚園をお休みしていました。そして、先生から「りこちゃんのもの、誰が隠したの?」と、園児たちにお話があったようで……。 「むーちゃん、誰がやったかわかったの」 りこちゃんの様子をむーちゃんに尋ねたユウコさん。むーちゃんの話によると、りこちゃんはまだ幼稚園を休んでいました。 そして、そのことで先生から園児のみんなにお話があったようです。 「りこちゃんのものを隠したのは誰?」 先生の問いかけに答える園児はいません。しかしむーちゃんは、誰がりこちゃんのものを隠したのかわかったそう。 「隠した人は、あとで先生に言いに来てくれるかな?」そう話した先生。その後、名乗り出た園児が先生と話しているところを、むーちゃんが目撃したのでした。 先生からの問いかけに、その場で名乗り出ることができなかった、意地悪をしてしまったお友だち。しかし、後からでも先生に打ち明けたことは、小さな子どもにとって相当の勇気だったのではないでしょうか。大人でも、多かれ少なかれ、過ちをおかしてしまうことはありますよね。子どもが正直に話そうとしているとき、この先生のように、「理由があるならお話して……?」と、子どもの声に真摯に耳を傾けられるといいのかもしれません。作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月25日幼稚園の年中になったわが子。親戚に不幸があったため、葬儀の一連の流れを初めて体験することになりました。わが子にすれば、ほとんどの人が知らない人。初めて出会う知らない人たちへの好奇心でいっぱいです。そんな葬儀の最中にわが子が取った行動について紹介します。初めて出会う親戚の人たちに大興奮親戚に突然の不幸があり、わが子も葬儀に参列させてもらうことになりました。いつもと様子がおかしいと感じていたわが子は長いお経に我慢ができなくなり、周りにいる知らない大人たちに手を振ったりジェスチャーでアプローチをし始めました。 周囲の人の興味をひきたいため、やめさせようとすればするほど大人しくしてくれません。長時間静かにすることは幼稚園児に難しいことではあるけれど、周りに迷惑をかけるわけにもいかず、最終的にはわが子を連れて会場の外へ出ることに。 初めての納棺に参加再び会場の中で納棺が始まり、不幸があった家族の方からわが子も納棺に参加することをすすめていただき、参加することに。故人の顔を拭いて、遺体をきれいに飾って大事な物を棺に一緒に入れてあげることをわが子に伝えました。 わが子は納棺の意味をある程度理解してくれたようで、わが子が棺にきれいに花を並べている様子を見ていた家族の方からも喜んでもらえたようでした。 初めての火葬に参加翌日、火葬にも参加。わが子は知らない親戚の人たちにも慣れ、火葬の待ち時間の間には周りの方々からたくさんかわいがってもらっていました。そして遠慮したのですが、収骨も参加。もうすぐおしまいと思ったとき、葬儀場から帰るため遺影をもった人へ近づきわが子が、遺影の顔を突然タッチ。 わが子の想定外の行動に驚いた私は子どもと一緒に家族の方へ「すみません」とすぐに謝り、許してもらうことができました。あとでわが子に遺影をタッチした理由を聞いたところ、「もうお家に帰るから、幼稚園でお友だちとタッチするみたいにタッチしたんだよ」とのことでした。 小さな子どもが長時間大人しくしていられないのは仕方ないことですが、今回のことを通して公共の場で過ごすときのルールなど、子どもの成長とともに少しずつ教えていかなければならないなと強く感じました。今回は葬儀周囲の人に迷惑をかけたりと、いろいろなハプニングがあり、反省しなければならないこともありましたが、親子で参加したことで改めていろいろなことを考えるよい機会になりました。著者:松本さなえ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月25日お友達ができて安心したのも束の間?毎日ケンカをしていると先生からお話があり…年中になって数ヶ月経ったときのこと。ナナちゃんというとても仲良しのお友達ができました。それまでは同じクラスにお友達がおらず、面談では先生からこう言われていました。「とまちゃんはクラスのお友達とはあまり関わってる様子はありませんが、うまくサポートできたらと思っております」こう言われていたため、娘に仲良しのお友達ができたことをとてもうれしく思いました。お友達ができたことで幼稚園が楽しくなったのか、娘自身も登園を嫌がることが減りました。しかし安心したのも束の間、お迎えに行ったときに先生からこう言われました。Upload By とまぱん娘にもナナちゃんとケンカしているのか聞いてみると…。Upload By とまぱんUpload By とまぱんお友達とのケンカは悪いことではないし、子ども同士によくあること。でも娘は昔からよく分からないところで怒ったり、ちょっとしたことですぐ怒ったりしていました。大きい声がこわい?娘が怒ってしまう原因とは以前お友達と公園で遊んだときのこと。お友達が娘に声をかけてくれました。Upload By とまぱんお友達が声をかけてくれたのになぜか機嫌が悪くなる娘。泣いてどこかへ行く娘を急いで追いかけ、怒った理由を聞いてみました。Upload By とまぱん理由はお友達が大きい声を出したからでした。ただ誘っただけなのに怒られ、お友達にとっては訳が分からないですよね…。娘は昔から大きい声、音がとても苦手で、誰かが大きい声を出すとびっくりして泣いてしまうこともあります。「大きい声=怒った声」だと思うのかもしれません。娘がまだうまく話せなかったころ、大きい声や音が苦手だということが分からず、なんで怒ってるんだろうと理解できずにいました。もしかすると大きい声が苦手になってしまったのは私が原因かもと思ったりも…。癇癪がひどかったころ、ときどき私が娘に大きい声で怒っていました。子どもが産まれるまで大きい声で怒るなんて一切ありませんでしたが、毎日の癇癪に私も感情的になってしまい。それが原因だったら申し訳ない気持ちです…。また、娘は自分の思い通りにならないときもすぐ怒って泣いてしまいます。2、3歳のころに比べればだいぶぐずるのは減りましたが、今でも同年代のお友達と比べるとよく怒ってるなという印象です。娘がナナちゃんの助けに?知らなかった娘の幼稚園での姿娘の毎日のケンカにどうしたものかと悩ませている中、ある日ナナちゃんのお母さんとお話しする機会がありました。Upload By とまぱんUpload By とまぱんそんなことは全く知らなかったのでとてもびっくりしました。娘は年少のころからお友達に助けられることはたくさんありましたが、お友達を手助けできるなんて考えもしませんでした。ナナちゃんのおかげで登園渋りも少なくなり、娘は助けられているばかりだと思っていましたが、まさかナナちゃんの手助けにもなっていたなんて。また、ナナちゃんが泣いていたとき娘が変な顔をして笑わせていたとのこと。帰って娘に聞いてみると「泣いている子を泣き止ませる方法知ってる?変な顔をすればいいんだよ!」と話す娘。私の前ではわがまま言ったりすぐ怒ったりする娘。幼稚園生活では私の知らない娘の姿がありました。今もナナちゃんと毎日ケンカをしているようですが、ケンカをしながらも仲良しのようで。これからもお友達との関わりを見守っていこうと思います。執筆/とまぱん(監修:鈴木先生より)全体の発達に遅れのあるお子さんには以前も今も「精神運動発達遅滞」という診断名がカルテに書かれていました。言葉の遅れだけがあれば「言語遅滞」、運動面の遅れだけあれば「運動遅滞」などと暫定的な症候名でとりあえず様子を見て脳(CT/脳波)や難聴(ABR/聴性脳幹反応)などの検査をしていくのが普通です。最近では言語遅滞を「知的発達症」と診断しています。運動遅滞は脳や筋肉の病気が多いので検査次第で具体的な病名がついていきます。自閉スペクトラム症のあるお子さんは聴覚過敏だと大きな声が苦手なことが多く、声の大きい先生やお友達を嫌がることがあります。また、感覚過敏があることから、突然触られると極端に驚く傾向があります。そして、泣いてしまう場面も多いかもしれません。自己紹介のときに、「音に敏感な子なので小さな声で話しかけてあげてください」とあらかじめみんなに説明しておくと良いでしょう。
2022年11月25日4人目の出産入院中に上の子たちのお世話を、家事がちょっぴり苦手なパパにお願いしたというママの体験談を紹介しています。4人目の出産当時、長男は小学1年生、次男は年長、そして長女は年少でした。電車で8時間かかる実家へ里帰りをしようか悩みましたが、小学生が長期欠席するのは好ましくないと感じ、夫に1週間の休暇が取れるか相談。幸いにも会社の理解があり、1週間ほど休暇をいただき、里帰りせずに出産を迎えました。 夫に家事・育児を任せるのが心配わが家の夫は料理が得意ではなく、作れるものはみそ汁とカレーくらいです。掃除機はかけられますが、洗濯機の使い方や洗剤の量など、細かいことはわからない様子。 また、幼稚園の子どもの持ち物やお迎え時間が曜日によって違うことを、口頭で何度も説明したのですが理解できず……。「お弁当も作れるのだろうか?」とさまざまなことが心配でたまりませんでした。 そこで出産入院中、夫が困らないように家事や幼稚園の支度を細かくノートにまとめたものを用意しておきました。 子どもの精神面も心配!出産入院中の1週間ほどは、私がいない生活になります。子どもたち3人はまだまだ甘えざかりなので「大丈夫だろうか?」と心配になりました。 特に幼稚園児の2人は、ママがどのくらい入院し、どのくらいで帰宅するのかわからない様子。そこで1週間分のカレンダーをつくり、毎日シールを貼っていってもらい、ママが帰ってくるまでの期間を感覚で伝わるようにしました。 さみしくなったときはグズグズしてしまうので、お手紙とシール、小さいおやつを人数分×1週間分、用意して出産に備えました。 「意外となんとかなる」と思えた!夜に陣痛がきた私は、子どもたちが寝ている間に病院に駆け込みました。付き添いもおらずひとりでしたが、私の場合は逆に集中できてよかったと思っています。 私が入院中の1週間、結局、夫は幼稚園をお休みさせて、子どもたちを遊びに連れて行ったようです。普段私は外食をさせませんが、夫と子どもたちはラーメン屋巡りをしたそう。子どもたちはとても楽しそうに報告してくれました。夫は、3人の子どもたちのお世話が想像以上に大変な様子で、日に日に疲れた顔になっていきました。 予想外の外食続きで、栄養バランスが気になりましたが、子どもたちに怪我もなく、これまでの夫の様子を考えると、ひとりで面倒を見ていてくれただけでもすごいと感じました。夫自身も子育てをしながら家事をする負担を、身をもって実感したようで、お互いのことを知るいいきっかけになった出産前後でした。 原案/武山あゆみ作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2022年11月24日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!「子どもが意地悪されて、幼稚園を休んでいる」と悩んでいた、ユウコさんと同じ幼稚園のママ・リサさん。その話を聞いた、ボスママ的存在のママ友・マサエさんは、「問題が解決しないときは、私が保護者会を開くから!」と、心強い言葉をリサさんにかけました。悪口が多く、マサエさんとの関係性に悩んでいたユウコさんですが、「こういうときは、マサエさん本当に頼りになるな」と、感心していました。子どもが意地悪されていることに悩んでいたリサさんは、マサエさんの言葉にひと安心……。ユウコさんやママ友のミカさん、ユリさんも一緒にリサさんを励まします。しかし次の日、ユウコさんは久しぶりに、ママ友とのランチ会に参加すると……。 本当に同一人物…!?ランチ会での会話に驚愕 ユウコさんは、久しぶりにママ友とのランチ会に参加することに。 たわいもない会話をしていると、昨日、子どものことで悩んでいた幼稚園ママ・リサさんの話題になりました。「早く解決するといいよね」と話していると、マサエさんが表情を変え、ひと言。 「転園するって、ちょっと大げさよね」 リサさんの前では、とても心配している様子だったマサエさん。そしてミカさんからも……。 「うんうん、被害者面すごいよね〜」 マサエさんの言葉をきっかけに、「リサさんは過保護だ」と話し始めます……。 昨日はリサさんを励ましていた、マサエさんとミカさん。まさか陰口が始まるとは思わず、ユウコさんは驚きを隠せません。そして、ユリさんも、面白おかしく犯人探しをするミカさんに便乗して盛り上がります。 「ミカさんもユリさんも、最近マサエさんに似てきてる……」「もしかして私も、周りから同じように見えてるのかな」 ユウコさんは、不安に襲われるのでした。 ママ友との会話で、その場にいない他のママの話題で盛り上がってしまうことって、“あるある”ではないでしょうか。自分にとって心にもない悪口のような内容でも、なんとなく話を合わせているうちに、周囲から見ると“悪口ばかり言うママ”になってしまっているのかも……。ユウコさんのように不安を感じたとき、皆さんはどのように行動しますか?作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月24日息子が幼稚園に通うためには加配の先生が必須だと思ったが…Upload By べっこうあめアマミ私は、息子の幼稚園入園を見据えて、1歳のころからいくつかのプレ幼稚園に通っていました。しかし、息子は年少での入園を控えた年の秋になっても発達の遅れが大きく、プレや見学に行ったいくつもの私立幼稚園から、入園に難色を示されてしまいました。私としても、息子が幼稚園で何の支援もなくやっていけるかと言われたら難しく感じていたので、加配の先生をつけてくれる幼稚園を探しました。しかし、当時住んでいた地域では「加配の先生」という言葉に前向きな返答をくれる幼稚園に、一つも出会えなかったのです。ある幼稚園からは、「加配の先生をつけたり特別な配慮をしたりすることは一切できないが、それでも入園したいのなら受け入れる」という趣旨のことを言われました。しかし、私は息子の発達段階を考えると、それでは幼稚園に行く意味がないように思えてきたのです。息子に対して一切特別な配慮をされない園生活を、想像してみました。おそらく息子は、大勢の子どもの中で先生の目が届かず、何もせずにぼーっと日々を過ごすだけになってしまうでしょう。人知れず困り感を抱えながら、何も学べずに過ごす日々が、息子にとって意味があるのか分からなくなりました。ですから私は、息子を幼稚園に通わせるなら、加配の先生をつけてもらえることが必須だと思いました。それが難しいのなら、しばらく幼稚園ではなく療育に通い、息子の発達が周りの子どもたちに追いついてから幼稚園に入園する方向も検討し始めたのです。息子の居場所はどこにある?幼稚園も難しく、療育にも通えない?Upload By べっこうあめアマミ当時、私と息子は月に1回程度、地域の発達支援センターの親子療育に通っていました。本当はもっと高頻度で通いたかったのですが、高頻度のクラスは定員いっぱいで入れません。そのため、いつ空きが出るかは分かりませんが、1年以上前から待機中としてエントリーしていたのです。高頻度のクラスは、幼稚園のように親子分離で通えるクラスもあると聞いていたので、次年度は幼稚園ではなくそちらに通えることを願い、連絡を待つことにしました。そんな中、待ち望んだ電話がきました。発達支援センターからの、「週3日通う療育のクラスに次年度から入れます」という連絡でした。しかし、息子が入れると言われたのは、親子通園のクラスだったのです。その発達支援センターには、「療育にきょうだいを連れてきてはいけない」というルールがありました。当時、下の子を妊娠していた私にとって事実上それは、「通えない」話でした。結局、息子はどうにか別の、民間の小規模な療育に、親子分離で通える目途がつきました。しかし、こんなにも私たち家族に選択肢は与えられないものなのかと、障害がある子どもを育てる上での社会的な障壁に愕然とし、悶々とした日々が続きました。幼稚園について発達支援センターに相談…「引っ越そう」と心が決まるUpload By べっこうあめアマミ「息子が安心して通えるような幼稚園は、本当にどこにもないのか?」幼稚園にも発達支援センターにも通えず、地域に居場所がないように感じた私は、夫と共に発達支援センターに相談に行きました。正直なところ、療育クラスに通える条件や年齢などの事前説明に行き違いがあったことを含め、私は発達支援センターの対応に不安を感じていました。しかし、当時住んでいた地域では、保健センターや児童相談所など、どこに聞いても「子どもの発達のことは発達支援センターに」と言われました。だから、何か良いアドバイスをもらえるのではないかと、一縷の望みをかけて行ったのです。すると、対応した発達支援センターの方は、「公立幼稚園なら加配の先生がつくと思いますよ」というアドバイスをくれました。しかし、「では、公立幼稚園はどこにあるんですか?」と私が聞くと、その方は答えました。「この地域に公立幼稚園はありません」それが、初めて私の頭に「引っ越し」の文字がよぎったときかもしれません。当時住んでいた自治体には、公立幼稚園が一つもなかったのです。息子が入れる幼稚園がないことも、わが家が望むような形の療育を受けられないことも、地域としてはどうしようもないことなのだと思います。しかし、子どもの発達に悩む親の頼みの綱とも言える発達支援センターで、この地域で実現可能な選択肢が示されなかったことに、私は衝撃を受け、大きく落胆しました。それから私と夫は話し合い、息子が暮らしやすい環境を整えるため、思い切って家族で引っ越すことを決意しました。地域のせいであきらめたくない!「通える範囲」で選ぶのではなく、理想の環境は自分で掴むUpload By べっこうあめアマミ引っ越しを決めた私は、息子を育てる上で理想的な環境を求め、綿密なリサーチを始めました。当初、幼稚園は「家から通える範囲」で探していましたが、引っ越しを前提に考えると、今度は候補が多すぎて絞り切れません。そこで、引っ越しを決める理由となった現実を踏まえ、「公立幼稚園があること」「発達支援センターの対応が親切であること」を基準に引っ越し先の自治体を絞っていきました。息子の発達の遅れに配慮してくれる幼稚園なら、必ずしも公立ではなくてもよかったのですが、ホームページを見ただけでは、加配の先生をつけてくれるかどうか分かりません。1園ずつ電話で問い合わせていくしか確認する術がありませんでした。しかし、全ての私立幼稚園に確認することなど到底できません。いくつか電話した中では手ごたえがなく、これ以上はどうしようもないと思った私は、私立幼稚園は選択肢から外すことにしました。公立幼稚園であれば数は絞られますし、同じ自治体の公立幼稚園なら運営方針はだいたい同じです。そして実際に問い合わせてみると、公立幼稚園からは障害や発達の遅れを理由に難色を示されることはなく、加配の話も具体的に出てきました。連日、さまざまな地域の公立幼稚園や発達支援センターへの電話を繰り返し、引っ越し先を検討するのは大変な作業でした。しかし、これまでのような暗闇を当てもなく模索するような気持ちとは違い、自分で息子の居場所を探して選んでいくという気持ちは前向きで、希望に満ち溢れていました。運命の出会いからの引っ越し!潮目が変わった私の障害児育児Upload By べっこうあめアマミある日、家族で外出した先で、夫がふと「この辺りは引っ越し先の候補として考えている地域の一つだね」と話し出しました。そして、「今、気になって調べていたら、公立幼稚園からも歩ける範囲にちょうど良さそうな物件が出ているのを見つけた」と言うのです。それは本当に偶然でした。すぐにその物件を担当している不動産会社に連絡をとり、そのままその日のうちに見学に行くことになりました。そして、見学に行くと大満足な物件。なんと私たちは、そのままそこで契約したのです。良い縁はトントン拍子に進むもので、その後、入園を希望した公立幼稚園への入園手続きも順調に進み、息子には専属の加配の先生がつきました。その地域の発達支援センターも、私たち家族のためにとても親身になってくれました。引っ越し前から何度もやりとりに応じてくれて、幼稚園と並行して通える療育の候補をいくつも提案してくれたのです。発達支援センターは、私にとって心のよりどころになりました。思い切って引っ越してから、幼稚園や発達支援センターの先生方、そこで出会ったたくさんの方たちに支えられ、私の生活は一変しました。息子には自閉スペクトラム症と知的障害という診断がつきましたが、地域に確かな居場所を見つけ、安心して息子を育てられると思えたことで、私はかなり前向きになれたのです。障害や発達の遅れがある子どもをめぐる支援の環境は、非常に地域差が大きいものだと思います。しかし、このような経験をした私は今も、障害がある子どもとその家族が、どの地域で暮らしていても等しく十分な支援が得られるようになることを、願ってやみません。執筆/べっこうあめアマミ(監修:藤井先生より)息子さんの過ごしやすい環境を探すために、何ヶ所も相談し、転居された行動力に頭が下がります。現在、残念ながら支援の地域差があることは、私自身も感じております。私も、全てのお子さんが必要な支援をどこでも受けられて、健やかに過ごせる事を願っております。
2022年11月24日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!ユウコさんの幼稚園のママ友は、最近、他のママの悪口や批判ばかり。そのグループから距離を置こうかと悩んでいたところ、グループの中心のママ友・マサエさんからメッセージが届きました。第2子を授かっているユウコさんの体調を気遣う内容に、ユウコさんは「根は悪い人じゃない」と思い直しますが……。ユウコさんの体調を気遣うメッセージを送ったマサエさんですが、本当は「社交辞令なのに」とあざ笑っていたようです……。マサエさんの本心に気づかないユウコさん。翌朝、幼稚園でマサエさんにあいさつすると……。 「何か力になりたいの」性悪ママの本性は…!? ユウコさんが幼稚園へ登園すると、「どうしよう……」と半べそのママが。ユウコさんは、マサエさんや同じグループのミカさんとともに、そのママに声をかけました。 「りこが最近誰かに意地悪されてるみたいで」 りこちゃんのママ・リサさんは、「幼稚園に行きたくない」と休んでいる娘が心配で、気が気ではありません。 りこちゃんは、上履きやお道具袋を誰かに隠されてしまい傷ついていたところ、さらに草の中からお気に入りのタオルが泥だらけで見つかったことで、相当なショックを受けました。そのことをきっかけに、3日間も幼稚園をお休みしています。 「誰がやったか見当ついてるの?」 ミカさんが訪ねますが、先生にもわからないようです。 「もう転園するしかないかなって考えてるんです……」 そう話すリサさんにマサエさんは、 「りこちゃんがやめることなんてない! らちが明かないときは、私が保護者会を開くから!」 マサエさんは、そう力強く言い放ちました。 4人の子どもを育て、幼稚園の古株ママであるマサエさんの言葉は、子どもが幼稚園に行けなくなったママにとって、とても心強いひと言ですよね。もし、自分の子どもが園で意地悪されていたら……。考えたくはないことですが、子どもたちの小さな世界でも、トラブルが起きて子どもが傷ついてしまうこがあるかもしれません。そんなとき、皆さんならどうしますか?作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月23日発達障害と場面緘黙の関連性は?二次障害、治療についても解説Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン場面緘黙(選択性緘黙)とは、たとえば家庭では問題なくおしゃべりができるのに、幼稚園や学校、公共の場など特定の場面で「話せない」状態をいいます。子どもだけではなく大人も場面緘黙の症状があらわれることもあります。このコラムでは・発達障害と場面緘黙の関連性・発達障害の二次障害としての場面緘黙について・場面緘黙の治療法、早期発見・早期治療の重要性などについて解説します。※医学的な診断基準とされるDSM‐5では「選択性緘黙」と表記されていますが、日本では一般的に「場面緘黙」という名称が用いられています。このコラムにおいては、「場面緘黙」という名称を用いて、説明していきます。場面緘黙は発達障害なの?場面緘黙は医学上の定義では不安症(不安障害)の一種と考えられており、発達障害には含まれていません。しかし、教育分野や行政政策の上では「場面緘黙」は発達障害者支援法の対象になっています。実際のところ、発達障害のある子どもの中には場面緘黙を併存しているケースもあります。2000年にアメリカの学会でクリステンセンが発表した説によると、発達障害や不安症(不安障害)は場面緘黙と併存しやすく、コミュニケーション障害、発達性協調運動症、軽度知的障害、自閉スペクトラム症(ASD)などとの併存が見られる場合もあるそうです。参考:Kristensen, H.Selective mutism and comorbidity with developmental disorder/delay, anxiety disorder, and elimination disorder, The American Academy of Child and Adolescent Psychiatry. 39. 249-256. 2000.(「場面緘黙症と発達障害/遅れ、不安障害、排泄障害の併存」)参考:場面緘黙(選択性緘黙)の多様性―その臨床と教育―参考:発達障害者支援法|文部科学省発達障害の二次障害としての場面緘黙発達障害がある(もしくはその可能性がある)子どもに対して、環境調整など適切な対応がなされなかった場合、さまざまな場面で困難が生じ、場面緘黙の症状があらわれる場合があります。このような場合、場面緘黙の症状に限って対処を行っても、改善が見られないことがあります。大人の場面緘黙の原因場面緘黙の状態が中学、高校と青年期以降も続くケースがあります。大人の場合も、子どもの場合と同様に「話さない」のではなく「話せない」状態のことをいいます。大人の場面緘黙は、小児期に発症し、それが継続ないし再発する場合がほとんどですが、小児期の場面緘黙について自覚症状がない場合や、見過ごされている場合もあります。場面緘黙は治る?早期発見・早期治療の重要性今まで、場面緘黙は「時間がたてば治る」「自然と話せるようになる」と誤解されていました。しかし、アメリカの場面緘黙症不安研究治療センター(スマート・センター)の臨床研究などをふまえ、現在、日本では「自然に治る」という見方は適切でなく、早期発見・早期治療が重要であるとされています。参考:アメリカの場面緘黙症不安研究治療センター(SMart Center)大人の場面緘黙についての認知度が高まっていること、子どものころの場面緘黙に適切な対応がなされず大人になってからうつなどの二次障害に苦しんでいる当事者が声をあげていることからも、早期発見・早期治療の重要性が明らかになっています。場面緘黙のある人が抱えている問題や困っていることは人それぞれですが、ほとんどの場面緘黙のケースで共通して「安心できる環境」「力が発揮できる環境」を整えることが重要だと言われています。場面緘黙のある人は家や、安心できる環境では話せることも多いです。トレーニングをして話せるようになる訳ではなく、まずは「もともとできていることをほかの環境でも安心してできるようになること」を目指すことが大切だと言われています。そのためにも、症状に気がついたら保育園や幼稚園、学校と連携をして、その子どもに合った環境をつくっていくことが早期治療につながっていきます。場面緘黙のある子どもは、「おとなしい子ども」などと捉えられたり、本人が困りごとを訴えることが難しかったりするために、症状が見落とされたり放置されたりすることもあります。早期発見には友達や友達の保護者とのコミュニケーション、授業参観などの機会も大切です。困っている様子が見られるときは、早めに保健センターや児童相談所、学校のスクールカウンセラーなどに相談してみましょう。場面緘黙は育て方が原因ではありません子どもの場面緘黙は2~4歳で発症することが多いと言われていますが、小学校入学まで症状が見落とされてしまうこともあります。集団活動が始まってはじめて、その不安から症状があらわれ始めると考えられています。さまざまな要因が考えられますが、育て方が原因ではありません。まずは子どもの緘黙にはどのような要因が関係しているのかを探ることが重要です。保護者の方は子どもの様子をしっかり受け止め、学校などとも協力しながら、場面緘黙を長期化させない工夫をすすめていけるとよいですね。
2022年11月23日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!幼稚園で出会ったママ友・マサエさんとの関係に悩んでいた、ユウコさん。大学時代の友人・トモコさんに、相談すると、「完全に“トモハラ”じゃん!」と言われてしまいます。トモハラ=友だちハラスメント。マサエさんと周りのママたちの関係そのものでした。「子どもたちの関係が気まずくなったら」と、不安もあるユウコさんですが……。友人のトモコさんから「マサエさんとは、適度な距離をとったほうがいいんじゃない?」とアドバイスをもらい、悩んでいたユウコさん。そのとき、マサエさんからメッセージが届きます。トモコさんに相談をしたあとに届いたメッセージ。恐る恐るメッセージを開くと……!? 「最近いつも早く帰るね?」ボスママからのメッセージは… “トモハラ”という言葉を知ったあとに届いた、マサエさんからメッセージは……。 「最近早く帰るけど、何かあった?」「最近やらなきゃいけないことが多くて……」「それならよかった。体調悪いんじゃないかと、心配になっちゃって」 意外にも、第2子を妊娠しているユウコさんを気遣う内容でした。 「ミカさんもユリさんも心配してたよ。何かあったらすぐ駆けつけるから!」ミカさんとユリさんは、マサエさんとともに仲良くしている幼稚園のママ友です。 「みん心配してくれてたの……?」 悪口ばかりでうんざりしていたユウコさんですが、以前はたわいもない話で笑い合ったり、ちょっとしたグチを言い合っていた関係。 「みんな根は悪い人ではないんだよね」 ユウコさんは憂うつだった気持ちがすっかり晴れ、距離をおこうか悩んでいたことを思い直します。 「困ったことがあったら頼らせてください!」 そうメッセージを返しますが……。マサエさんは何かを企んでいるのでしょうか。「社交辞令なのにずうずうしいわね」そう顔を歪ませていました……。 ユウコさんはいい関係を築きたいと思い直しますが、マサエさんには何か裏がありそうなメッセージでしたね。一度こじれてしまったり、違和感を抱いてしまったママ友との関係を修復するのは、難しいのでしょうか。もし、仲のいいママ友と「合わないかも」と思う場面が多くなったとき、皆さんはそのママ友との関係をどうしますか?作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月22日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!幼稚園のママ友、マサエさん。彼女は他のママに対して気に入らないことがあると、それを正そうとする、ボスママ的な存在です。しかし、自分で動くわけではなく、周りをうまく使い、代わりに指摘させることがたびたびありました。ユウコさんはその場をやり過ごしていましたが、そのことを大学時代の友人に話してみると……。ユウコさんは、幼稚園のボスママ・マサエさんのことを、大学時代の友人であるトモコさんに話しました。幼稚園で気に入らないことがあっても、自分では決して動かず、周りをうまく使って指摘させるマサエさん。そのことを聞いたトモコさんは「それ、トモハラだよ!」とドン引きしている様子。「トモハラ? 初めて聞いたよ」。ユウコさんが知らなかった“トモハラ”とは……!? 「私たち友だちでしょ?」の圧力で、他人を追い詰める… 「完全にトモハラじゃん!」ユウコさんは初めて聞く“トモハラ”という言葉に驚きます。 「『私たち、友だちでしょ?』を盾にジワジワ追い詰めてくる感じ」「マサエさんにお願いされると断れなかったり、嫌なことも笑ってやり過ごすでしょ?」 トモハラ=友だちハラスメント。マサエさんと周りのママたちの関係そのものでした。 「仲良くなりすぎる前に、適度な距離をとることをおすすめするよ」 そうアドバイスをくれるトモコさんの言葉に、気づかされる部分がありつつも、ユウコさんとしては子どものことが気になります。 「気まずくなっちゃって、子どもたちの関係に響くと嫌だし……」ユウコさんはわが子を思う気持ちから、簡単にマサエさんと距離を置くことはできません。保育園を利用しているトモコさんの場合、ママ同士の関係はあっさりしているそう。 「ママ友ハラスメントかぁ……。幼稚園は帰る時間も早いし、どうしても関係が密になりやすいのかな」 ユウコさんはすっきりしない気持ちで、電話を切りました。 ママ友との関係が親密になればなるほど、悩みのタネが出てきてしまうのかもしれません。もちろん、ママ友付き合いは良い面もたくさんありますが、子どもを介した関係だからこそ難しい面も多いのはないでしょうか。そんなとき、ユウコさんのように、相談できる友人や家族は、心強い存在ですよね。ママ友との世界だけではなく、さまざまな間柄の人間関係があると、心の余裕が生まれそうですね。作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月21日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!幼稚園のママ友、マサエさんからの「休日に子どもを預かれないか」というお願いを断ったユウコさん。その直後からマサエさんは、ユウコさんに対してドライな対応に……。その場から逃げるように去ったユウコさんですが、数日後に幼稚園で……!?「あの日から知らない話題が増えた気がする……」。マサエさんのお願いを断ってから、幼稚園のママ友と距離を感じていたユウコさん。数日後、幼稚園で、遊園地へ行ったお土産を配っているママがいました。しかし、幼稚園を休んでまで遊びに行ったことが気に入らない、マサエさん。彼女がとった行動は……!? マサエさんに認められたい一心で… 「家族で遊園地に行ったみたいだね!」「うちも行ってみたいな〜」 幼稚園のママが遊園地のお土産を配っていたことで、盛り上がるミカさんとユリさん。しかし、マサエさんの発言で状況が一変します。 「みんなで運動会の練習を頑張っている時期に、わざわざ幼稚園休んでまで行くのって、どうなんだろうね」「先生も迷惑だと思うし、本人に言ってあげた方が良いと思うの」 「みんなで伝えてきてくれない?」 マサエさんは自分では言わず、ユウコさんとミカさん、ユリさんにお土産を配ったママのところへ行くよう頼みます。 「よし!じゃあいっちょいきますか!」 そしてなぜかノリノリのミカさんとユリさん……。 受け入れられないユウコさんは「このあと歯医者だから急ぐね!」と、その場を後にします。マサエさんは周りをうまく使い、自分の代わりに誰かを指導(のつもり)するのでした……。 不思議なカリスマ性で、周りの人を引き込むマサエさん。うまく使われていることに気がつかず、従ってしまうミカさんとユリさん。誰かのひと言で自分の行動が左右されてしまう関係は、危険ですよね。幼稚園のママ友は、みんな同じ立場のはず。「あれして・これして」と、上から目線のママ友がいたら……皆さんはどうしますか?作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月20日Instagramでフォロワー2万人超えののぶえ(@sanmanobue)さん。2016年生まれの男の子・ミリオくんと、2020年生まれの女の子・チョスちゃんのママです。今回はのぶえさんとパパの子どもの反抗期の捉え方ついてご紹介します! パパの反抗期の受け止め方(心の準備編)子どもの幼稚園の参観日。母は反抗期の女の子を目にして……。 幼稚園の参観日で反抗期の女の子を見かけて、「いつかうちの子も……」と怯える私。 家に帰り、夫に相談すると、 夫のまだ見ぬ愛娘の反抗期へのポジティブ・シンキングがすごかった……! 娘さんのこれから来る反抗期に対してポジティブ解釈ができるパパ。いつか来るお子さんの反抗期に備えて、準備万全ですね! 著者:マンガ家・イラストレーター のぶえ4歳差兄妹の母です。2016年生まれの息子ミリオと、2020年生まれの娘チョスの育児絵日記をインスタグラムで更新中です。
2022年11月20日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!幼稚園のママ友、マサエさんに「今度の土曜日、子どもを預かれないか」と頼まれたユウコさん。しかし、平日にできなかった家のことをする時間や、家族との時間を優先し、お断りすることに。翌日、保育園では同じくお願いを断った、ミカさんとユリさんが、マサエさんを必死にフォローしている姿が……。ユウコさんは前日にメッセージでマサエさんからのお願いを断っていたのですが、ミカさんに「ユウコさんはマサエさんの子どもを預かれないの?」と聞かれてしまいました。ユウコさんがどうにかマサエさんのお願いを叶えられないか、という嫌な流れに。「でも、ここで折れたら……」。ユウコさんは思い切って断ろうとしますが……!? 「私、衣替えなんて言っていない!」話し合いは嫌な方向に… ミカさんやユリさんと同様に、前日にマサエさんからのお願いを断っていたユウコさん。 「心配だけど、子どもたちだけでお留守番させるしかないかな」と、マサエさんの表情が暗くなると…… 「衣替えなんて平日にやればよくない?」「なんならお手伝いするよ!」「すぐ終わるよ!」 衣替えをするなんて言っていないユウコさんですが、なぜか周りにフォローされる形で、どうにかユウコさんが預かれないか、という流れに……!? 「でも、ここで折れたらこの先もずっとこんな感じになるんだろうな……」そう考えたユウコさんは、 「ごめんなさい!久しぶりに家族でゆっくりしたいんだ!」思い切って、はっきりと断りました。すると……。 「わかりました、無理を言ってすみません」 なぜか敬語のマサエさん。ユウコさんは逃げるようにその場を後にしました。 無理をして相手からのお願いを承諾してしまうと、後々、自分が苦しくなる……。よくあることかもしれませんね。ユウコさんのように、きっぱり断れる人は、実は少ないのかも? もし、そんな場面に遭遇したら、ミカさんやユリさんのような無理な後押しではなく、中立の立場でフォローできると良いですね。作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月19日医療的ケア児って?医療的ケア児とは、生きるために、日常的な医療的ケアを必要とする子どものことです。ひと言で医療的ケア児といっても、抱える障害の種類や症状の程度は幅広く、必要なケアもさまざまです。歩ける場合もあれば、自分で体を動かすことや移動が難しく、一日のほとんどをベッド上で過ごす場合もあり、知的障害や身体障害、その他の障害の有無や程度も違いがあります。具体的な医療的ケアの例としては次のようなものがあります。・気管切開部のバンド交換などの管理・人工呼吸器による呼吸管理・経鼻、胃ろうなどの経管栄養・痰などの吸引・人工肛門(ストーマ)の管理・導尿・血糖値測定やインスリン注射厚生労働省の調べによると、在宅医療的ケア児の推計人数は、2005年は約1万人と発表されていました。しかし、その人数は2019年には約2万人と発表されており、14年間でおよそ2倍に増えていることが分かります。また、幼稚園~高校に在籍する医療的ケア児は約1万人、このうち8,400人は特別支援学校に在籍をしています。医療の進歩と共に、広く存在を知られることになってきた医療的ケア児。乳幼児期を経て学齢期に入ったとき、教育の場ではどのような状況におかれているのでしょうか。医療的ケア児と教育生きていくために日常的な医療的ケアは欠かせません。学校においても、それは同様です。学校で適切なタイミングで安全に医療的ケアを実施できる体制を保障することができれば、子どもたちも毎日安心して学校に通うことができます。また、そのなかでほかの子どもと同じように、授業に参加することができます。毎日学校に通うことができれば、生活リズムの形成が促され、ケアを行う看護師や教員との関係ができ、そのなかで「吸引してほしい」「姿勢を変えさせてほしい」といった、自分の意思を伝える力が育まれる場合もあります。学校生活で、仲間たちとともにさまざまな経験を重ねることで、自己肯定感や自尊感情の向上も見込め、家族以外の人との信頼関係の構築もできると思われます。通常学校であれば、他児への障害理解教育、共生教育(さまざまな違いを持つ人が一緒に学び合う)にもつながります。学校で医療的ケアを行うことには、医療的ケア児の身体的・心理的な安定やコミュニケーション力の向上、人間関係の形成といったさまざまな意義があるのです。医療的ケア児にもさまざまな実態の子どもがおり、一括りに「こういう配慮が必要」と言い切ることはできません。例えば、さまざまな実態のある医療的ケア児と、学校現場で想定される課題を考えてみると、大きく以下の3つのパターンが想定されます。1.身体障害及び知的障害ともに重度経管栄養や気管切開、人工呼吸器の使用といった濃厚な医療的ケアを必要とする場合が多く、よりきめ細やかで専門性の高いケアが必要です。病気や障害の程度や種類にもよりますが、例えば経管栄養の場合は、無理のない姿勢の調整や注入時間の調整が必要です。喘鳴や嘔吐、下痢などを起こしやすい子どもには、注入中の細やかな見守りや、注入後の全身状態の確認は欠かせません。気管切開をしている場合には、その子どもにとって最適なタイミングでの痰の吸引や、気管カニューレ部分の適切な管理が必要です。また、人工呼吸器を使用している子どもには、呼吸の状態のこまめなチェックや、呼吸器の接続の確認が必須です。車いすやバギー、ベッドでの移動がスムーズなバリアフリー環境も求められます。2.身体障害が軽度、知的障害は軽度〜重度自分で動くことはできるが、日常的な医療的ケアが必要な場合、気管切開や経管栄養、導尿などのケアが必要な場合などがあります。知的障害がほとんどない場合も多く、同年代の子どもとの集団生活や、年齢相当の学習環境も求められます。知的障害の程度によっては、ケアに必要な器具や装具を適切に扱えない場合が考えられ、支援者による見守りや教育が必要です。3.身体障害及び医療的ケアが重度、知的障害は軽度身体障害が重く自力では身体が十分に動かせなかったり、疾患により手厚い医療的ケアが必要ではあっても、知的機能にはほとんど障害がない子どももいます。本人の学習意欲が高い場合も多く、年齢相当の集団生活や学習環境が求められることも多いです。また、1と同様に、車いす移動なども可能なバリアフリー環境も求められます。もちろん、上記の3パターンの中でも個人差がありますが、共通することとして、医療的ケアを安全に、衛生的に実施できる環境を確保することが必要です。そして、そのためには、医療的ケア児の周囲にいる教職員や子どもたちの理解と協力が不可欠です。どのパターンにも想定される緊急事態として、体調の急変などが挙げられます。急変時に周囲の者が迅速に対応できるよう、急変時を想定したシミュレーション訓練や研修を定期的に行うことが必要です。これらの中には自分、支援者、友達などが、管を抜いてしまう事故抜管なども考えられます。このように、ケアを安全に行うだけでなく、体調の管理や急変時の対応や事故が起きないための工夫も必要となります。医療的ケア児と保育・教育現場の課題近年、医療的ケア児が増加する中で、保護者や教員など当事者や実践現場の声により法整備が進み、「社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正」や「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」などによって、医療的ケア児をとりまく環境も変わりつつあります。・「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正による変化(2012年)介護職員等(介護福祉士、ヘルパー、教員、保育士等)の対応が法的に位置付けられ、医療的ケアの担い手(対応者)が拡大していく方向に進みました。例えば、これまでは保護者が付き添って行うことも多かった、痰の吸引や経管栄養の実施なども教職員が行うことができるようになりました。・「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」の施行(2021年 6月)国や地方公共団体などは、医療的ケア児に対する教育体制の拡充をはかることが求められるようになりました。文部科学省からは、「学校における医療的ケアの今後の対応について」(2019年)という通知が出され、各教育委員会などに向けて、すべての学校における医療的ケア児への対応が示されました。その中では、医療的ケアの基本的な考え方や、医療的ケアを実施する際に留意すべき点などがとりまとめられています。また、各都道府県に相談や情報提供等を行う医療的ケア児支援センターも設置されました。医療的ケアを行う看護職員などへの研修資料の作成や、医療的ケア児の受け入れ体制に関する調査研究なども進められています。医療的ケア児の家族は、就学前からずっとわが子のケアを担ってきました。日常的に命に関わるケアを求められる家族の負担は、定型発達の子どもを育てる家庭に比べて、とても重くなります。病院ではなく家でケアを行うことで、「何かトラブルがあったら」という不安が常にあり、ケアの頻度が高ければそれだけ時間も割かれます。深夜も子どもの様子が気になって、熟睡できないことや、必要なケアが就寝時間帯にも及ぶと、家族の睡眠時間にも影響もするでしょう。また、子どもの今後の発達や、将来への不安を感じている家庭も多いと考えられます。支援を得るための手続きが煩雑であったり、医療的ケアが可能な保育園などの預け先が見つからない、という困りごともあり、本人にとっても保護者・家族にとっても、まだまだ負担が大きい現状は見過ごせません。医療的ケアは、痰の吸引と経管栄養の一部の行為であれば、介護福祉士や、専門の研修を修了し「認定特定行為業務従事者」として都道府県知事から認定を受けた職員もできますが、すべての行為をできるわけではありません。そのため、現場では実際に医療的ケアを行える人材が足りず、学校でケアを行う学校看護師は、慢性的に不足しています。また、看護師の配置にも地域格差があります。学校に看護師が配置されていたとしても、医療的ケア児に対しては保護者のつき添いを求めている場合もあります。医療的ケア児の家族は就労に制限が出たり、転職や離職を余儀なくされてしまうなど、厳しい状況に立たされてきました。これを解消するためにできたのが、「医療的ケア児支援法」(2021年)です。本来であれば、子ども本人の自立を促す観点から考えても、保護者がつき添わず、学校の中で支援が完結されることが望ましいでしょう。医療的ケア児支援法に則って、自治体は必要であれば看護師を配置し、教員による医療的ケアを進めていく必要があります。医療的ケア児とその家族を支援するための喫緊の課題は、大きく分けて4つあります。1.教員による医療的ケアの充実医療的ケア児のことをよく理解し、その子どもと信頼関係のある教員が、ケアを実施することで生まれる教育効果も多く報告されています。まだまだ教員が医療的ケアを主体的に担っていくには課題のある学校現場や自治体もありますが、将来的には、子どもの一番身近にいる教員が、看護師の見守りのもとで医療的ケアを行いながら、教育を保障していく形に近づいていくことが望ましいでしょう。2.教員と看護師の連携(校内連携)学校看護師は、学校で医療的ケア児の教育を保障していく上で、なくてはならない存在です。学校看護師は、人工呼吸器の管理等や体調急変時の対応など、教員にはできない医療的ケアや処置などを率先して行いつつ、教員ができる医療的ケアを見守り、医療・保健の視点からの専門的なアドバイスを行います。教員は、看護師の見守りのもとで授業を進め、担当する子どもの健康の保持・増進を教育的に支えます。また、校内の医療的ケアや医療的ケア児についての情報の管理や看護師と教員のスムーズな連携をコーディネイトする養護教諭の役割も重要です。学校内で、医療的ケア児を支えていくためには、教員、養護教諭、看護師の有機的な連携が不可欠です。3.学校と他機関の連携医療的ケア児には、教員や学校看護師のほか、主治医やリハビリにかかわる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、また福祉についての相談やコーディネイトを行う保健師や児童相談所相談員など、さまざまな職種が支援にあたります。それぞれの専門家がそれぞれの立場から支援を行いながら、お互いの情報を共有し、子どもと保護者が安心して生活できるような支援体制をつくっていくことが必要です。4.特別な支援を必要とする子どもへの、切れ目ない支援体制の整備これは医療的ケア児に限ったことではないですが、幼児期、学齢期、思春期・青年期、成人期とステージが変わるごとに、支援の切れ目ができてしまうことがあります。そのため、幼稚園や保育園、療育などを受ける幼児期、学校に通う学齢期、子どもから大人へと変化を迎える思春期・青年期、そして成人後の社会参加と、切れ目ない支援を受けられるようになることが求められています。この課題を解決していくために、個別支援計画などを活用しながら子どもの情報を共有し、教育、福祉、医療など、子どもに関わるそれぞれの施設が連携できる体制をつくることや、連携支援コーディネーターを配置すること、広く社会に向けて、特別な支援を必要とする子どもたちへの理解について、普及、啓発していくことが必要とされています。まとめすべての子どもには、病気や障害によらず、就学先を自由に選択できる権利があり、病気や障害を理由に不利にならないこと、本人にとって望ましい環境で教育を受ける権利が保障されています。医療的ケアが必要な子どもたちにとっても、学校という教育の場はさまざまな経験をつみ、心身を成長させる大切な場です。必要な支援を適切に受けながら、自分の可能性を広げるために学び育つことができる環境がより整っていくことが、今必要とされています。
2022年11月19日株式会社F.K.Solutions(本社:石川県野々市市、代表取締役:岡田 浩幸)は、株式会社アクト(本社:石川県金沢市)が提供する登降園管理システム「ゆめ・ドリーム」と、ダイワ通信株式会社(本社:石川県金沢市)が開発するAI顔認証端末“Face Four Plus”を組み合わせ、AI顔認証端末を活用した園児の顔認証チェックイン&通知システム【FDCN】を“税込 5,500円~/月の定額払い”等の、様々な決済方法での販売を開始いたします。※【FDCN】顔認証チェックイン通知システム園児を乗せたバスが園に到着し、バスを降り園舎に入ります。園児の顔による認証をAI顔認証端末で行い、園児が園舎に入ったことを保護者に自動で通知します。これにより、園と保護者で園児の登園をしっかりと管理・確認することができるシステムです。※システムにはAI顔認証端末代金も含まれます昨今の幼稚園や保育園の送迎バス車内における園児の置き去り事故を受け、全国的に安全対策の見直しが求められる中、このような悲惨な事故を二度と起こさない為に、2023年4月から誰が運転や乗車をしているかにかかわらず、送迎バスの乗り降りの際に点呼を行うなどしてこどもの所在を確認することや、全国の保育所や幼稚園、それに認定こども園などの送迎バス、合わせておよそ4万4,000台にこどもの置き去りを防ぐための安全装置を設置することを義務づけると政府が発表しました。また安全装置の義務化だけではなく、「こどもの安心・安全対策パッケージ」の推進として、ICTを活用したこどもの見守り支援、登降園管理システム支援も同時に行う事を閣議決定いたしました。園と保護者で園児を守る【ゆめ・ドリームとは】保育業務支援システム「ゆめ・ドリーム」は園児、保護者、そして園長先生をはじめ保育に関わる全ての方の“夢”をお手伝いできることを目的としたシステムです。幼児教育・保育の重要性が問われる中、保育への社会的要求も増してきております。このような背景において、ITシステムの保育業務支援システムに求められているのはIT機器を活用することにより得られる作業の効率化、情報の共有だけでなく保育者の次の作業への動機付け機能、そしてPDCAを回す機能を一体的に運用できる環境のご提供だと考えており、この度AI顔認証端末を活用した登降園管理システムを開発しました。このAI顔認証端末を活用した登降園管理システムは登録した園児の顔をAI顔認証端末にかざすだけで登園・降園時間を記録できます。従来のICカードや二次元バーコード、手入力による登降園管理は基本的には保護者や施設管理者による代理認証が可能ですが、このシステムは園児本人の認証のみによって登園・降園時間を記録しますので、記録の確実性や信頼性が大幅に増します。【ゆめねっとを活用した保護者への通知】「ゆめねっと」は安全安心な保護者コミュニケーションツールです。「ゆめ・ドリーム」の登降園管理システムの記録は「ゆめねっと」アプリを活用する事でリアルタイムに保護者のスマートフォンに通知されますので、無事にこどもが送迎バスを降りたか、その後無事に登園できたか心配している保護者の不安を払拭できます。通知が無い場合は保護者も園側もお互い連絡を取り合い確認することで重大な事故に繋がらないような対応が出来ます。またAI顔認証端末には温度測定機能がありますので、登園・降園の認証の際に同時に園児の体温を記録、管理する事が出来ます。ゆめ・ドリーム【AI顔認証端末について】登降園管理システムに活用されているAI顔認証端末はダイワ通信株式会社が開発する「Face Four Plus」を使用することで実現いたしました。「Face Four Plus」は事前に登録した顔を約0.2秒で識別することができ、その識別精度も非常に高い端末になります。登園時間などの混雑時もストレスなく瞬時に顔認証する事が可能です。独自のAIアルゴリズムによって顔認証と同時に温度測定、マスク検知を行い、様々な設置環境やニーズに応じた警告音声を選択する事が出来ます。またそれらの設定を、本体のタッチパネルから簡単に操作する事ができます。「Face Four Plus」の顔認証精度の高さ、識別速度の速さを用い、今回のシステムを構築することができました。Face Four Plus【F.K.Solutionsの役割】F.K.Solutionsは保護者と園をつなぐ、こども施設特化型オンラインショップ「こどもっち」の販売網や、全天候型室内公園「こどもっちパーク」のネットワークを活用し、ダイワ通信株式会社や株式会社アクトと協力し、両社の持つ技術やテクノロジーを組み合わせ、全国の幼稚園や保育園に通う園児が安心・安全に過ごせるよう、また保護者や施設管理者の利便性の向上をどこよりも低コストで実現できるよう追究いたします。F.K.SolutionsはAI顔認証端末と登降園管理システムを組み合わせ、サブスクリプション方式によってこども施設へ低額&定額でサービスを提供いたします。また各こども施設の状況に応じて必要なプランを選択できますので、最適なソリューションをご提案いたします。【サブスクリプションサービスの様々な活用シーン】AI顔認証端末と登降園管理システムを組み合わせたサービスは、こども施設だけに限らず、放課後児童クラブ向けシステムもございます。また送迎バスを利用しているスイミングスクールでも応用できますし、学習塾や習い事教室でも応用可能です。こどもに関わる様々な施設で応用することでこどもの安全を保護者と施設両方から見守ることが出来ます。◆商品名 顔認証チェックイン&通知システム【FDCN】◆販売価格 月額5,500円より(税込)◆販売開始日 2022年11月21日~◆保育博2022にて展示説明・即売会を実施いたします(東京国際フォーラム)「ゆめ・ドリーム」サービス料金表■会社概要商号 : 株式会社F.K.Solutions代表者 : 代表取締役 岡田 浩幸営業所所在地: 〒921-8835 石川県野々市市上林3丁目66-1設立 : 2010年10月事業内容 : 海外雑貨の輸入卸売事業や、室内公園施設の運営など資本金 : 300万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月18日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト