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自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、7歳のイチコちゃんと4歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。4月といえば入園・入学・進級の季節。イチコちゃんも新2年生に進級です。どんな成長がみられるのかな?あんなに嫌がってた1年生……もう一回やる分にはいいんや!流石に幼稚園に戻るのはやり過ぎって自覚もあるのかも……この「幼稚園に戻りたい」の愚痴、私も子どもの頃言ってました……が、妹と3歳、弟と6歳離れているので、小学校高学年になっても言ってたような。愚痴が成長してる分、イチコの方が大人やな……![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録は、毎月第1水曜日に更新です! 次回もお楽しみに♡LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録の記事一覧[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.30「ひな祭りといえば思い出す」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.29「年末年始」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.28「我が家で流行った歌」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.27「二太郎のダンス教室、習い始めて約2ヶ月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.26「先生とのやりとりで親の知らない顔が…」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.25「コスパの良いおやつ」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.24「はじめてのwithコロナの夏」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.23「新生活で心がけていること」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.22「太った〜」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.21「遊びのアイデア」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.20「習いごと」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.19「入園準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.18「こわいもの」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.17「2020年」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.16「あったかご飯」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.15「子どものアウター事情」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.14「さつまいも掘り」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.13「リビング」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.12「暑さ対策」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.11「七夕」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.10「薄着の季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.9「動物園」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.8「新学期」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.7「いちごの季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.6「バレンタインの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.5「お正月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.4「クリスマスの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.3「七五三」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.2「芸術の秋」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.1「秋ファッション」モチコ娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中! Amazon & text/モチコ
2021年04月07日お子さんの言葉づかいが悪くなってきて困っていたママ。「どこでそんな悪い言葉を覚えてきたの?」と聞くと、お子さんから意外な回答が……。過去の言動を大反省したママの体験談です。 現在、5歳・2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。最近、もうすぐ6歳になる長男が「バカ」「あっち行け」「うるせーな」など言葉づかいが悪くて困っていました。幼稚園やYouTubeで覚えたのだろうと思っていましたが、本人に聞くと意外な答えが……。大反省した体験をお伝えします。 言葉づかいが悪すぎる!最近の長男はとにかく口が悪く、何か注意しても「面倒くせーなー」「ぶっとばすぞ」など耳を覆いたくなるような言葉の数々。2歳の次男までが長男をまねて、舌足らずな声で「ぶっとばすぞ」と言ったときは本気で子育てが嫌になりました。もちろん、次男は言葉の意味を理解していないですが、これは本当になんとかしないといけないと思い、原因を知るため、長男にどこでこの言葉を覚えたのか聞き取り調査をすることに。 原因は…私!?すると「ぶっとばす」「バカ」はアニメのキャラクターが言っていたセリフとのこと。確かに「ぶっとばす」はそのキャラクターがよく言っているなぁ……と納得。日常的に使って良い言葉ではないことを、一緒に見ているときにきちんと説明しなければいけなかったと反省しました。他の言葉も「幼稚園で〇〇君が言ってた!」とも。 長男と話していると、「悪い言葉」というのは何となく理解している様子。幼稚園では他のお友だちには言っておらず、家で私や弟にだけ使っているとのこと。しかし、乱暴な言葉だし、聞いた人が悲しくなる言葉なので使わないようにと言い聞かせました。最後に「あっち行け」の発生源を聞くと、長男は驚いた顔で「ママだよ」と。 一度だけでもダメ!?「ママがそんな言葉使うわけないでしょ!?」と驚く私に、「ママ、前に怒ったときに言ってたよ!」とのこと。そう言われると確かに、体調が悪くてイライラしているときにワガママを言われて思わず使ってしまった記憶が……。ただ、自己弁護すると言ってしまったのは本当に一度だけですし、日常的には使っていません。ただその「一度」だけでも子どもにとっては覚えるのには十分、衝撃的な言葉だったようです。大反省しました。 社会生活を送るなかで、子どもが悪い言葉を覚えてきてしまうのはある程度は仕方のないことだと思います。ただ、今回の場合は、私が悪い言葉を使うことで子どもも「ママが使ったなら、僕も使ってもいいんだ!」と思ってしまったようです。一度だけであっても使うべきではなかったと反省しました。今は子どもと一緒に私も正しい言葉づかいをするように気を付けています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年04月06日わが家には10歳から2歳までの子どもが4人いて、子だくさんの部類に入ると思います。毎日子ども4人と一緒に過ごしていると、もちろん大変なこともあるのですが、子だくさんでよかったと思うことも多くあります。今回は、私が「子だくさんでよかった!」と日々思っていること個人的ベスト3を紹介します。 3.たくさんのママ友と出会えること私は社交的なタイプではありません。ですが、子ども4人と過ごしていると必然的に多くのママと出会い、信頼できる素敵なママ友ができました。ママ友関係というと、ネガティブなイメージもありますが、私の場合はママ友がいてくれてよかったと思うことのほうが多いです。 上の子から下の子まで年齢差も大きいので、自分の子どもとは違う年齢の子のママ友もできたりと、素敵な出会いが広がりました。 2.いろいろな幼稚園・保育園などを体験できることわが家の場合、上の子たちが通っていた保育園や幼稚園と、下の子に選んだ幼稚園が違うところなので、さまざまな園を見ることができ、それは貴重な経験だと感じています。 いろいろな園に通い、体験させてもらうと、子育ての間違った思い込みが解けたり、広い心が持てるようになったりと、親としての私自身の成長につながっているように思います。あまり評判がよくない園でも、自分自身で確かめてみると実は自分の子どもに合っていた! なんてこともありました。 1.きょうだいで助け合いができる親が子どもをしかっても、うまく伝わらないことや、子どもがわざと反対のことをすることってありますよね。そんなとき、親ではなくきょうだいから言われると、すんなり言うことを聞いてくれることも。 たとえば、なかなか食事が進まない下の子に上の子が食べさせてくれたときは、普段食べない野菜まで完食! なんてこともありました。そんなとき、4人きょうだいで支え合えて素敵だな~と感じます。 小学生の子どもに、2歳の子のしつけの仕方を教わることもあります。どこで覚えたのか、私よりもじょうずに下の子に接してくれて、私はそれを参考にすることも! 子育てっておもしろいなと感じています。イラスト:sawawa監修/助産師REIKO著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年04月01日いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。そろそろ進級・入園・入学の時期ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。わが家も「ようやく幼稚園か~」と思っていた息子が、気づけば年長さんです。来年は娘も息子と同じ幼稚園へ入園予定で、時の流れの早さを実感しております。というわけで今回は、「幼稚園のお弁当に悩んだ話」をしようかと思います。幼稚園によってさまざまな「NG食べ物」があり、さらに息子は卵と落花生のアレルギーがあるため、お弁当にはものすごく頭を悩ませました。■幼稚園には想像以上にお弁当の規定があった幼稚園に入園直前の説明会で、一番しっかりと説明時間が取られていたのは、何よりもお弁当のことだったような気がします。いわゆる「キャラ弁」はダメと一律で決まってるらしい、というのは、以前、上の兄弟が通っていたお母さんから伺っていたんですが、他にもお弁当の縛り内容が結構ありまして、・チャーハンやピラフなどのポロポロ系はNG・麺類もNG(まあそれはそうですな…!)・甘いもの(小さいゼリーやプリンなど)はNG・夏場の保冷剤はNGなど…私が想像していた以上にたくさんの規定がありました。 ■息子のお弁当の中身がワンパターン化したものの…!?当時、息子はアレルギーのため、卵と落花生は完全除去の食生活を送っていまして、「卵を食べられない上に、この縛りで、お弁当の中身を一体どうすれば…!」と正直、頭を抱えたものです。今、思い返してみれば、息子のお弁当はだいたいいつも決まりきったメニューになってしまい、赤色の担当はハンバーグ or からあげ or ウインナー、黄色担当はとうもろこし or かぼちゃ、緑色担当はブロッコリー…と、大変ワンパターンになっていました。それでも「おいしかったよ!」と完食して帰ってきてくれる息子には感謝しかありませんでした。現在は学年が上がって、お弁当の縛りもゆるくなり、息子のアレルギーも卵の方は良くなったため、ほぼお弁当に悩まない日々を送れています。でも、入園したての頃のお弁当は大変だったな…と2年前の今頃に思いをはせる今日このごろです。
2021年03月27日発達が気になる子どもを受け持つ、園の先生方の悩み私は発達障害のある子どもを育てる保護者としての苦しみを伝えるべく、保育園や幼稚園の先生に研修をすることがありますが、そこで出会う先生方が「保護者になかなか子どもの問題を伝えられない」と悩んでいることがとても多いように感じています。同時に「悩みが目先のことに向いているようだ」「親も先生も“子どもに幸せな人生を送ってもらいたい”という見ている方向は同じなのに、大人同士の人間関係を優先してしまい、言い淀んでいる状態なのかもしれない…」と感じることがあります。研修で耳にした、園の先生方が実際に受けた言葉これらは、実際に私が耳にした園の先生方の言葉です。「親御さんに伝えられない理由はなんですか」と質問をすると…。・「子どもの問題行動は先生の指導力が問題!うちの子を障害児扱いして」と詰め寄られた経験がある。それが原因でうつになり、退職してしまった同僚がいる。・行政に訴えられたことがある。・「障害児加算をあてにしているんですか」と言われたことがある。・ほかの保護者に担任の悪口を言いふらされたことがある。・「上の子も同じ感じだったが今はしっかりしている」「家では問題ない」と言い訳されてしまい、それ以上話が進まない。・「文字も書け、数字も得意だし問題ない」と言われる。保護者と話がかみ合わず、そのまま話が止まっている。・相談機関とつなげようとしたり、「就学相談に行って、小学校の進級先を検討してみてはいかがでしょうか」と伝えたりしても無視される。・頑なに福祉サービスを受けることを拒否している。それぞれの家庭の方針があるので、踏み込めない。・「障害者手帳を所持することで、障害者のレッテルを貼られたくない」と言われた。・「障害ではなく、個性の一つ。障害としてしまったら、伸びるものも伸びなくなる」と言われた。身につけさせたいことはある保育士からの相談は、5歳児クラスのお子さんについてでした。お箸やスプーンで食事することが難しく、そのお子さんは、食事は手づかみ食べ、発語もあまりない状態だということでした。そしてそのお子さんの保護者の希望は、「わが子には、通常学級に行って定型発達の子どもたちから刺激を受けて、さらに読み書き計算ができる学力をつけてほしい。特別支援学級に進学するとそれが叶わない」ということでした。本当にそれでそのお子さんに必要な支援は受けられるのだろうか、子どもに必要な力はその環境で伸ばすことができるのだろうか、とその保育者は悩んでいました。私は思います。「その保護者の考えかたも一理ありますが、定型発達の子どもとの違いを思い知らされ、努力しても授業内容が理解できず、更にいじめにあったら、お子さんはどう感じるでしょうか。通常学級にこだわることはあまり意味がないのではないか」と…。Upload By 立石美津子教育委員会で働いていた方から次のコメントを頂いたことがあります。「障害のある子の保護者には、『隔離された特別支援学校・特別支援学級より、地元の通常学校・通常学級に入って定型発達の子どもたちと育ったほうが発育によい影響がある』と信じる方が多いです。でも、子どもの発達段階によっては、「特別支援学校・学級の方が手厚い教育を受けられるのではないか…」と思うケースも多々あります。特別支援学校・学級に入っても通常学級の子たちと交流する機会はあります。決して隔離ではありません。アメリカでは保護者はむしろ「障害のある子が特別な学校・学級で特別な教育を受けるのは権利」と考えると耳にしたこともあります。」傷つくのを恐れて研修会でのことです。ある保育士が「保護者を傷つけたくないし、園職員との人間関係を悪化させたくないので、これ以上、話したくない。」と発言しました。私は「もしかして、自分自身が傷つきたくない気持ちが潜んでいるのではないですか」と言うと、その保育士は怒ってしまいました。まさか「園との間にトラブルを起こすことなく無事卒園してほしい…」とは思っていないでしょうが、子どもやその保護者のこれからを思えば、保護者やそのお子さんを相談機関につなげるべきではないかと感じます。保育士や幼稚園の先生は親ではないので子どもの人生に関わるのは6歳までです。でもそのお子さんの人生は、園で過ごした数年間よりずっと長く続きます。幼稚園・保育園・・・小学校にいけば何とかなるだろう小学校・・・中学にいけば何とかなるだろう中学・・・高校にいけば何とかなるだろう高校・・・就労させる、そのための訓練に必死このように分断されがちです。実際、幼稚園、保育園の先生が園児のことが気になっても小学校に見に行くことはできません。ただし、保育士や幼稚園の先生は専門の医師ではないので、「発達障害の疑いがありますので専門機関に相談に行ってください」と言うことはできません。でも、保護者に対して、専門機関への一歩を踏みだせるよう、「○○さんの行動で気になることがあります。相談機関に足を運ばれたらどうでしょうか」と背中を押してほしいと私は思います。最後に保護者のみなさん方へもし、園の先生から発達の偏りや遅れを指摘されて、不愉快に感じている方がいたら「園の先生は一番言いにくいことを、伝えてくれている勇気ある先生なのだ。」と捉えてみてはどうでしょうか。
2021年03月19日もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てるなかで「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気を付けていることをお話ししたいと思います。 言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男の昼のおむつが卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われています。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と言ってあります。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスを付けていたこともあります。ハーネスを付けさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫も両親も義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年03月13日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。前回のお話でも触れましたが、晴れて来月から小学生のキーちゃん。子育てもようやくひと区切りです!この一区切りは幼稚園の送迎など、育児の負担的なところもありますが、一番大きいのはやっぱり「お金」。子育てって、思った以上にお金がかかりますよね……。今回はお金についてのお話です。かーちゃんは在宅でお仕事していますが、2歳頃からは保育園に週2~3日預けてお仕事をするようになったので、わが家のお財布事情が平和だったのは2歳頃まで……。モン太が幼稚園に入る頃に大きく変わっていきます。モン太が通っていた幼稚園は、延長保育や習い事が充実していた私立の幼稚園。そのため、通常よりも少し保育料が高めでした。そこに延長保育料の上乗せなどでさらに保育料アップ! さらにさらに、当時は無償化ではなかったので全額負担!キーちゃんが保育園に通い始めると、二人分の保育料を払うのでいっぱいいっぱい……(涙)。それだけで終われば良いのですが、やっぱり習い事はやらせたい!ということで、習い事費用もさらにかかります。あれもこれもやらせたくなってしまいますが……。そうなるとどこまでもお金がかかってしまうし、送迎の負担もあるので、今はモン太2つ、キーちゃん1つの習い事に通っています。あれこれとかかってきた子育てにまつわる費用。しかし、モン太が小学校に入ると、給食費など少しの負担で済むようになり、年間約60万円かかっていたものが年間10万円以下に! ここの境目は本当に大きいですね!負担が少し軽くなった状況で、キーちゃんの年中時にさらに嬉しい変化が! それは保育料の無償化!私立幼稚園は無償ではなく、補助額の上限があるため、それ以上は負担しなくてはいけないのですが、それでも毎月の保育料が大幅にダウン! これは子育て世帯にとっては嬉しいニュースでした。そして今回、キーちゃんが卒園するにあたり全ての保育料を払い終わりました。かーちゃんの肩の荷が降りたのはいうまでもありません!これからは二人あわせて年間20万円以下……。学童保育もわが家の地域は無料なので、費用がほとんどかからない! 今までと比べると年間で約30万円は浮くことになります。この数字を見ると少し気が緩みそうですが、ここからは本格的に貯め期ですね! 塾など習い事関係も見直さなくてはですし、引き続き気を引き締めていかなければですが、毎月の負担が大幅に減るのは心の安定につながります(笑)。「子どもはお金がかかる」というけれど、どの幼稚園にいれるか、何の習い事をさせるかでも費用は大きく変わってきますし、それ以外にもお年玉、誕生日やクリスマスのプレゼントなど、毎年必ずやってくる出費……。漠然と考えていた子育て費用、実際にどれだけの負担がかかるかを身をもって知ったかーちゃんなのでした……。
2021年03月13日人の顔と名前を覚えるのが苦手なママ。下のお子さんが幼稚園に入園し、ますます増えるママ友に焦りを感じていました。そんなママが考えた対策を紹介しています。 現在、男の子2人を育てています。私は昔から人の顔と名前を覚えるのが大の苦手です。今年から次男も幼稚園に入ったので、長男と合わせ、ママ友の数がさらに増えてしまい大混乱。そんな私の対策をご紹介します。 人の顔と名前が覚えられない!私は物心ついたときから、人の顔と名前を覚えるのが苦手でした。長男の保育園時代では、クラスの人数も10人ほどだったので問題ありませんでした。しかし、退職し幼稚園に入れると一気に子どもの数が10倍に! 当然、関わるママ友も増えてきました。案の上、話しかけられても誰が誰だかわからなくなってしまい、「このままではマズい」と対策することにしました。 ①ママの特徴をスマホに記録「Ever note」というメモアプリをスマホにインストールして、知り合ったママの名前や特徴をどんどん入力していくことに。フリーハンドでも入力ができるため、ママの髪の長さや眼鏡の有無など、ちょっとしたイラストも登録することができます。 スマホなので、外出時でもこそっと見て名前を確認することも可能。私は知り合ったママと子どもの名前をセットで登録するようにしました。今でも重宝しています。 ②先にカミングアウトしてしまう私は保護者会やランチ会での自己紹介のときに、「人の名前を覚えるのが苦手で、失礼があったらすみません」と先に言ってしまうことも。ただ、場の雰囲気を考え「このメンバーなら言っても平気そうかな?」というときにだけ、サラリと言ってしまいます。 なかには「私もなんです! 同じですね」と言ってくれるママも何人かいて、逆に仲良くなるきっかけになったことも。意外とママ友の顔が覚えられないことで悩んでいるママが多いと感じました。 ③子どもに聞く意外と有効だったのか、子どもに聞いてしまうことです。私の子どもに限らず子どもたちは本当に物覚えが良く、幼稚園に行くと「あ! 〇〇ちゃんママだ~!」と数回しか会っていないのに呼んでくれる子も。 顔を思い出せなくても、「あそこにいる子、お友だち? お名前知ってる?」と聞くと、「〇〇ちゃんだよ!」と教えてくれます。そうするとママにも「〇〇ちゃんママ」と話し掛けることができます。 私が絶対にしないように心がけているのが、「確か〇〇君ママだろう」と思って口に出してしまわないことです。実は何度かそれで失敗したことも……。自分が名前を間違えられたときもかなりショックだったので、確実に名前がわかる場合にだけ「〇〇君ママ」「〇〇ちゃんママ」と声をかけるようにしています。 監修/助産師REIKO著者:木村真奈美2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年03月06日人気イラスト作家shirokumaさんの連載「おねーちゃんとおとーと」第13話。きょうだいのほっこりする日常の一コマをお届け! お子さんたちのかわいいやりとりや仕草、表現に癒されちゃいます。 こんにちは。shirokumaです。 当時3歳の幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 おねーちゃんの幼稚園のお迎えは、いつもおとーとも一緒ですが、仕事が休みで家にいたパパと2人でお留守番をしてもらったある日のこと。 おねーちゃんが帰ってくると急いで迎えにきました。 「2人ともお互い大好きなんだな~♡」と思える場面を見ると、うれしくなります。 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2021年02月15日人気イラスト作家shirokumaさんの連載「おねーちゃんとおとーと」第11話。きょうだいのほっこりする日常の一コマをお届け! お子さんたちのかわいいやりとりや仕草、表現に癒されちゃいます。 こんにちは。shirokumaです。 当時3歳の幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 おねーちゃんのことが大好きなおとーとは、おもちゃもおねーちゃんが使っているものが大好きです。 残念ながら、たいていこうなります……。 でも、そんなおとーとにも、おねーちゃんのおもちゃで好きなだけ遊べるときがあります。それは、おねーちゃんが幼稚園に行っているときです。 普段はなかなか触らせてもらえない絵本やおままごとの道具なども、すべて引っ張り出し、とても得意気な表情で嬉しそうに遊んでいます。 もちろん、これはおねーちゃんには内緒です♡ 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2021年02月14日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。来月でついにキーちゃんは幼稚園を卒園し、4月からは小学生! ちゃんと小学生になれるのか……。とても不安ですが、兄弟の環境が一緒になり、子育てもひと区切り。今年はもう少し色々とできるかなと胸を躍らせているかーちゃんです。先日、スマホのアルバムを何気なく見返していたのですが……。懐かしい写真や動画がたくさん!!二人が小さいうちは大変すぎて、かわいいと思う余裕もなくあっという間に過ぎていきましたが、大きくなった今、「この小さい二人は二度と戻らないんだなぁ」と思うと何とも言えない気持ちになります。しかし、色々見返してみると……。どれもこれも部屋が汚い! このときはおもちゃが散乱し、片付けても片付けても数秒でまた散らかる、という無限お片付けで疲弊していました。さらに動画を見ると……。ずっとしゃべってるか叫んでるか、見えない何かと戦っているモンキーズ!狭い家の中で飛んだり走ったり、「危ない!」「気をつけてね!」「ダメ~!」というかーちゃんの声が、どこかしらに入っています(笑)。そして今現在、目の前にいる二人は……。静かにゲーム! 話しかけても返事もしない(涙)。数年でこうも変わるのか!もちろん今もじゃれあってケンカしたり叫んだりすることはあり、まだまだ叱ることやハラハラすることはありますが……。静かな時間、自分の時間が格段に増えて本当に楽になりました。何よりモンキーズも自分のことは自分でやり、お手伝いもできるようになったので頼もしい存在に! 毎日鬼のようだったかーちゃんも怒る機会が減り、精神が安定したように思います(笑)。幼稚園生活もあと1ヶ月。コロナ禍で行事が次々となくなり、卒園式もどうなるか……という悲しい状況ですが、残り少ない幼稚園を楽しんでほしいと思うつつ、「頑張った~! 私おつかれ~!!」としみじみ思うかーちゃんなのでした。
2021年02月13日幼稚園の年中になったわが子。親戚に不幸があったため、葬儀の一連の流れを初めて体験することになりました。わが子にすれば、ほとんどの人が知らない人。初めて出会う知らない人たちへの好奇心でいっぱいです。そんな葬儀の最中にわが子が取った行動について紹介します。 初めて出会う親戚の人たちに大興奮親戚に突然の不幸があり、わが子も葬儀に参列させてもらうことになりました。いつもと様子がおかしいと感じていたわが子は長いお経に我慢ができなくなり、周りにいる知らない大人たちに手を振ったりジェスチャーでアプローチをし始めました。 周囲の人の興味をひきたいため、やめさせようとすればするほど大人しくしてくれません。長時間静かにすることは幼稚園児に難しいことではあるけれど、周りに迷惑をかけるわけにもいかず、最終的にはわが子を連れて会場の外へ出ることに。 初めての納棺に参加再び会場の中で納棺が始まり、不幸があった家族の方からわが子も納棺に参加することをすすめていただき、参加することに。故人の顔を拭いて、遺体をきれいに飾って大事な物を棺に一緒に入れてあげることをわが子に伝えました。 わが子は納棺の意味をある程度理解してくれたようで、わが子が棺にきれいに花を並べている様子を見ていた家族の方からも喜んでもらえたようでした。 初めての火葬に参加翌日、火葬にも参加。わが子は知らない親戚の人たちにも慣れ、火葬の待ち時間の間には周りの方々からたくさんかわいがってもらっていました。そして遠慮したのですが、収骨も参加。もうすぐおしまいと思ったとき、葬儀場から帰るため遺影をもった人へ近づきわが子が、遺影の顔を突然タッチ。 わが子の想定外の行動に驚いた私は子どもと一緒に家族の方へ「すみません」とすぐに謝り、許してもらうことができました。あとでわが子に遺影をタッチした理由を聞いたところ、「もうお家に帰るから、幼稚園でお友だちとタッチするみたいにタッチしたんだよ」とのことでした。 小さな子どもが長時間大人しくしていられないのは仕方ないことですが、今回のことを通して公共の場で過ごすときのルールなど、子どもの成長とともに少しずつ教えていかなければならないなと強く感じました。今回は葬儀周囲の人に迷惑をかけたりと、いろいろなハプニングがあり、反省しなければならないこともありましたが、親子で参加したことで改めていろいろなことを考えるよい機会になりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:松本さなえ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年02月12日現在、幼稚園に通っている年少の娘が、同じクラスのお友達に傷つく声かけをされました。3歳にもなると、娘自身もそうですが周りのお友達もかなり口が達者になってきて、大人や年の離れたきょうだいなどの口まねをよくします。そのなかで、うっかり発言したお友達自身にはまったく悪気はなかったけど、それを受け取った当の本人は想像以上に傷つくことも。そんな「お友達とのトラブル」があったとき、親としてどう対処したのかお話しします。 娘が傷ついたお友達のひと言娘がお友達に言われて傷ついた声かけは「髪の毛が汚い」という発言でした。娘は髪の毛が長く、幼稚園では髪の毛を2つくくりにした状態で登園させています。 幼稚園で過ごしているなかで、激しく活動したり、帽子の着脱をくり返したりしていれば、髪の毛をくくっている子どもたちは「髪の毛が乱れた状態」になりがち。その乱れた娘の髪の状態をみて、真っ直ぐな感想を述べただけだと私は想像できました。 娘の異変を感じたサイン娘の異変を感じたのは、その「傷ついた声かけ」をされてから恐らく2日ほど経ったころです。髪の毛をくくる登園前のルーチン作業の際に、やたらと自分の髪の毛を気にするようになりました。 たとえば、せっかくきれいに髪の毛をくくったのに、気になるのか髪の毛を触り続け、乱れた状態になり「汚いからくくり直して!」と言われ、くくり直し。だけど気になってまた触って乱れ、またくくり直すという作業が続いたのです……。 そんな作業を3回くらいくり返し、自分の支度にも追われている私は「もういい加減にして!」と怒ってしまい、娘はヘコむという悪循環。 急に髪の毛に対して神経質になる娘また、登園させた際も、廊下で「やっぱり髪の毛が変な気がするから、くくり直して!」とまさかのお願い。もちろん、髪の毛は何回もくくり直しているのできれいな状態です。「何かあったんだな」とこのときに気づき、幼稚園のお迎えにいったあとに「髪の毛を気にしているけど、幼稚園で何かあったの?」と聞きました。 そして、娘の口から「友達に髪が汚いと言われた」との発言を受けたのです。次の日に担任の先生へ「こんなことがあった」と報告した際も、先生はまったく気付いていなかったそうです。 いろいろ対策法を実行したけれど…誰もその現場を目撃した大人はいませんでしたが、お友達に悪気はまったくないことは想像できました。しかし、娘が「気にしすぎる」状態になるほど傷ついたこともまた事実です。先生は「髪の毛の乱れに気付けば、私たちもくくり直して対処するのですが……」と言ってくれました。 私も娘に「髪の毛の乱れに気付いたら、先生にやり直してほしいと声かけするように」とアドバイスをしましたが、内気な娘が先生にお願いをするのは非現実的だなと感じました。ほかにも、寝癖直しや新たなゴムを購入して対処しましたが、基本的に園ではゴムしか髪をまとめるアイテムとして許可されていないので「ゴムのみで髪をまとめてその状態を日中維持する」ことは困難でした。 結局は娘の髪の毛をばっさりカットし、髪の毛をくくらなくてよい状態にもっていくという対策を取ることに。「せっかくここまで伸ばしたのに」といったマイナス面もありますが、髪の毛を切ることで「朝の支度が1つ減ってラクチン」「根本的な解決のためには髪を切ることが一番」といったプラスの面に目を向けるようにしていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年02月09日早生まれのわが子が2歳の夏、幼稚園を探すことに。4月生まれの子どもと比べると成長面でも不安なこともあり、きちんと対応してくれる園を探したいと考えていました。最初に見学したのは、教育熱心と噂の幼稚園だったのですが……。 最初は教育熱心と噂の幼稚園へ出遅れているわが子の幼稚園探しを始めようと思ったとき、私が重要視したいと思ったのは子どもへの教育内容。小学校への進学も意識した計算や社会環境を学ぶためのプログラムが組み込まれている幼稚園に興味を持ち、見学会に参加することにしました。 教育熱心なだけあって在園児のコミュニケーション能力や幼稚園でおこなっている学習内容は高いように感じ、自宅からは少し離れた幼稚園だけれども入園の候補に入れようと考えました。 2回目の見学会で不安を感じたことしかし、2回目の見学会に参加したときに不安に感じることがありました。保護者に対して幼稚園の先生がパンフレットを配っていたときのことです。あくまで個人的な主観ですが、園長先生が幼稚園の先生たちに対する顔の表情や、体験時の幼稚園の先生たちの様子をほかの幼稚園の先生たちの様子と比べると、テキパキ動いているけれど、どこか笑顔が少ない印象を受けました。 そして、その様子を見ていて私が感じたことは、子どもが通う幼稚園はのびのびした環境であってほしいと考えていたので、この幼稚園は候補から外すことにしました。 施設の充実したマンモス幼稚園へ幼稚園探しに行き詰っていたころ、たまたま見つけたマンモス幼稚園の園児募集。幼稚園の中の様子が気になり、電話もかけずにわが子を連れて幼稚園を見に行くことにしました。 突然の訪問なので断られるかもしれないと覚悟はしていたのですが、快く見学させていただけることに。しかも、連れて行ったわが子を園児と一緒に遊ばせてくれたため、幼稚園の説明もしっかりと聞くことができました。 突然の訪問にも丁寧に対応突然の見学の申し入れを受けてくれた幼稚園は、見学説明会を少人数でおこなっているので突然の訪問でも見学は大丈夫とのこと。けれども、様子を見ていると説明会の担当の先生が他の先生方と協力して私たちのために時間をつくってくれているのがよくわかりました。 きっとわが子を預けた際も、同じように対応してくれるのではないかと感じうれしい気持ちに。説明が終わり預かってもらっていたわが子を迎えに行くと、満面の笑みで遊んでいました。 突然の訪問は幼稚園側には迷惑な場合もありますが、わが子を預ける大切な場所なので見学に行ってよかったと思いました。また見学会ではわからない部分を知ることもでき、突然の幼稚園訪問は幼稚園選びの情報取集の大きな成果になりました。現在わが子はこの幼稚園に通っています。良い幼稚園に巡り合えてよかったと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:花沢香菜1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月30日2歳差の兄弟を育てています。長男は外で遊ぶのが大好きな子で常に元気いっぱい! 次男は手先が器用で家の中で遊ぶのが得意でした。だから、次男のほうが大人しい性格だと思われることが多かったのですが、そうではありませんでした……。 おもちゃの取り合いで喧嘩長男が4歳、次男が2歳のとき、長男は常に顔のどこかしらに傷があったような気がします。幼稚園に送っていくと、長男の顔を見た先生に「どうしたの!?」と言われることもよくありました。それに対して当時年少の長男はひと言、「弟にやられた」。 一緒に遊んでいて使いたいおもちゃが重なってしまったりすると、次男はとにかく手が出るのが早く、勝てないと長男の顔をひっかいてしまうのです。言い聞かせてもまだ2歳なので、なかなかうまくいきませんでした。 わからなくても話してみようといっても次男だけが悪いというわけでもなく、長男のほうも次男を「まだ赤ちゃんだから言ってもわからないだろう」という風に、おもちゃを黙って持って行ってしまったりする様子が見られました。そこで私は長男に、次男はまだわからないかもしれないけれど、「使ってもいい?」「このおもちゃどうしたいの?」などお話ししてみようと提案してみました。 長男はすぐに実践してくれて、弟に対して話しかけながら遊んでくれるように。次男は相変わらず手が出てしまうこともありましたが、徐々に2人で遊ぶのがうまくなっていきました。 それから数年後…思いがけない効果が!それから数年が経ち、兄弟はすっかり仲が良くなり、次男が長男に怪我をさせることもなくなりました。長男とそんな話をしたこともすっかり忘れていたのですが、長男の担任の先生から思いがけない話を聞きました。 クラスでお友だちが発表しているとき、うまく続きが言えない子がいると、長男が「それからどうしたの?」と話しかけるというのです。先生はとても喜んでいて、「どうしたらそんな風に育てられるんですか?」と聞かれ、次男がうまく話せない時期のことを思い出しました。 恐らく本人はもうそのころのことは憶えていないと思うのですが、「聞いてみる」ということが長男のなかで定着しているのだなあと感じてとてもうれしくなりました。兄弟喧嘩は本当に心配でしたが、成長していくうえで必要なステップだったのだと今は思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校2年生と幼稚園年長の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月26日乳児期には笑顔で見守っていた娘の指しゃぶりも、卒乳して1歳半を過ぎたころから「そろそろやめさせるべき?」と悩み始めました。幼稚園へ入園する3歳までにはやめさせようと指吸い防止グッズや絵本を試してみましたが、どれも劇的な効果はなし。「もうすぐ5歳、来年は年長なのに……」と諦めかけていたとき、パパのあるひと言でその日から指吸いを卒業できました。 赤ちゃんのころから四六時中…娘は、赤ちゃんのころから昼夜問わず指を吸っていました。おしゃぶりを与えることはなく、乳児期は指吸いについて注意しませんでした。そして、1歳半ごろから指吸いの注意をし始め、幼稚園入園までにやめさせることを目標にしていました。 対策として、2歳前ごろには子どもが舐めても害がない、爪噛み・指しゃぶり防止のマニキュア(おもちゃなどの誤飲防止に使用される安息香酸デナトニウムという苦味成分を配合した物)を爪に塗りました。舐めた瞬間は“苦い”という顔をしましたが、舐め続けてしまうため効果はありませんでした。 いよいよ幼稚園の入園が迫った3歳目前に、指吸いをやめるように促す絵本を購入。大きくなった娘にとって指吸いは恥ずかしいこと、やめたほうが良いことと認識させる効果はありましたが、やめることはありませんでした。 無意識の睡眠時は何をしてもダメ…幼稚園入園後は、幼稚園から帰宅した昼間に手持ち無沙汰なときは指吸いしている姿が見られましたが、徐々に昼間は指を吸うことがなくなりました。 ただ、本当に厄介だったのは夜間の指吸いでした。入眠の際は布団をかぶって隠れて指を吸い、完全に熟睡しているときも指を吸い……。こちらがそっと口元から指をはずしても、またすぐに吸うのでとても困りました。また、就寝中に指を吸うことで寝起きの娘の口臭は最悪……。指の臭いもひどいものでした。 爪噛み・指しゃぶり防止のマニキュアも、指吸いをやめるように促す絵本もほとんど効果がなく、指吸いをしているところを発見したら口頭で注意するしか術がない……。昼間は吸わなくなっても寝ているときは注意することもできず、無意識なので指がはずれなくて半ば諦めていました。 5歳目前にやめたのはアニメのおかげ!?あと1カ月で5歳の誕生日を迎えるというころ。幼稚園の友だちから「乳歯が抜けて永久歯が生えてきた」という声が聞こえ始め、いよいよ睡眠中の指吸いをやめさせなければ歯並びに影響が出る、と焦っていました。 そんなとき、娘がハマっていたアニメのなかに、嫌われ者の出っ歯のキャラクターがいました。パパが娘へ「娘ちゃん、かわいいのにこのまま指を吸い続けたら●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」と言いました。これを受けて娘は「嫌だ! もう吸わない、やめる!」と宣言。 私は正直、「そうは言っても無意識だし、吸うんだろうな」と思っていました。ところが、その日の夜は一切指を吸っていませんでした。寝起きで口臭と指のにおいを確認しても無臭! その日を境に夜間も指を吸うことがなくなりました。 言葉がわかるようになったころから私は、娘に「前歯が出てしまうからやめようね」と指を吸い続けるとどうなるか具体的に説明して指吸いを注意していましたが、娘には響いていませんでした。パパの「●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」のひと言は、出っ歯のイメージがわきやすく、そうなりたくないと思わせたようです。そのおかげで“指を吸わない”という強い決意が固まり、無意識だった夜間の指吸いを卒業することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:寺田梓地方在住で、幼稚園へ通う5歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。
2021年01月25日年中さんになって口も達者になり、プライドも芽生えてきた息子。そんなある日、突然「幼稚園に行きたくない」と言い出しました。幼稚園でのお友達とのトラブルは日常茶飯事とは言え、今回はなかなか本人の気持ちが収まらず長引き、どうしたものかと困ってしまいました。さらに、そのトラブルについて「先生には言いたくない!」という息子。こんな時どうしたらよいのか、わが家の場合の対応と反省したことを紹介します。幼稚園に行きたくない!原因は手を出してくるお友達だった夏休み明けに珍しく、登園渋りをした息子。話を聞いてみると、ひとりのお友達が何回か息子に手を出してきているとのこと。叩いたり蹴ったりではなく、こっそりとひっかいてきたり、つねってきたりするそうで「痛いことをされたらイヤだから幼稚園には行きたくない」と主張するのです。「先生は知ってるの?」と聞くと、痛いことをしたあとにすぐ「ごめんね」と言ってくるからそれ以上言えないし、「先生に言うとその子が怒られちゃうから言いたくない」とのこと。どうしたらよいかな?と話をしても、その時の息子には幼稚園に行かないという解決法しか浮かばない様子でした。だましだまし登園を続けるもついに大泣きうーん、これは困ったなと思いつつ、「ガマンしているだけでは何も変わらないよ」と伝えました。「楽しみにしている運動会の練習もできないし、ほかのお友達とも会えなくなっちゃうけどいいのかな」とも。息子自身も、そのお友達のことがなければ幼稚園には行きたいみたいで、どうしたらよいか葛藤しているようでした。・痛いことをされたら大きな声で「やめて」という・それでもやめてくれなかったら先生に言ってみる・先生に言えなかったら、お友達に助けて!と言ってみるいろいろと提案してみるも、「うーん」とスッキリしない様子。だましだまし幼稚園に連れて行く日々が過ぎたある日、ついに幼稚園の門の前で行きたくない!と大泣き。暴れる息子を両手で抱え先生に引き渡すことに。このタイミングで、先生には私から今回の件を伝えました。息子が先生に言いたくないと言っていることも伝え、お友達の名前は伏せておきました。先生からは「わかりました。ほかの先生とも共有し、様子をよく見るようにして、何かあったらご連絡します」とのことでした。ガマンして耐えるだけが正解なの?私自身が悩むその後、どうしたら元気に幼稚園に行ける?と聞いても、やっぱり幼稚園には行かないとしか答えない息子。「だって言ってもやめてくれないかもしれない、先生も忙しいかもしれない」と年中さんなりに頭を使って反論してきます。あまりにも埒があかないので、私は息子に「全部やってみてもダメで、それでも痛いことをされてイヤだったら、1回だけやり返していいよ」と言いました。息子に伝えた「1回だけやり返してもいい」は正解?今まで、息子には「どんな理由があっても、手を出してはいけない」と教えてきました。「その時点であなたも同じように悪いということになるよ」と。ただ、この時頭をよぎったのは、抵抗しないからやられてしまうという可能性です。この先、小学校中学校と進む中で、同じようなことがあるかもしれない、その時にずっとガマンして耐えるだけが正解なのかなとふと疑問がわいたのです。しかし「1回だけやり返してもいい」と伝えたものの、私自身この言葉が正解だったのかはわからずモヤモヤとしていました。やられたらやり返すはアリ?先生に聞いてみましたそれからしばらく経ちましたが、結局息子がやり返すことはありませんでした。幸いなことに手を出してきていたお友達が、その後は手を出してくることはなかったようです。ただ、最終手段でやり返すことを選択肢にもてたことは、息子の気持ちを少しラクにしてくれたように私は感じました。しかし、親としてやり返すという選択肢を与えたことが正しかったのか、私の気持ちにはモヤモヤが残っています。そこで担任の先生と話す機会に、この件について聞いてみました。先生からのお話を要約すると、・今回のようなときに「やり返してもいいという選択肢を与えることがよい」とは園側からは言えない。しかし、ガマンするだけが解決方法ではないので、自分を守る意味でもやり返すという手段を教えることが必ずしも悪いことではない・しかし、例えば幼稚園内でお友達に何かをされたときにやり返したとして、『よくやり返したね』と話すことはない・そもそもそのガマンをため込んだ原因に「先生にやられていることを言えない」ということがあるので、そこを解決していきたい・「先生に言うとお友達が怒られてしまう、悪者にされてしまうから言いづらい」という子は一定数いる・そこで、「お友達も大切だけれど、それと同じようにあなた(息子)のこともとても大切に思う人がたくさんいて、先生に話すことは、お友達を悪者にすることではなく、あなたが自分を大切にするという意味でも大事なことなんだよ」と伝えていく・私から「あなたが痛い思いをしてガマンをしていたら先生は悲しいな、今度から教えてくれる?」という話をしてみるとのことでした。息子の「先生に言いたくない」という部分の解決法をとても的確に教えてくださいました。先生の話を聞きながら、「やり返す」という選択肢を伝える前に、解決すべき問題があったのだなとハッとしました。私は、どうしたら本人が幼稚園に行く気になるかということにばかりとらわれ、息子がガマンしていること、それまでの過程をすっかり見過ごしていたなと反省したのです。その後、私の方からも、息子のことを大切に思うからこそ、きちんと先生やお友達にも伝えてほしいと話をしました。大切なのは息子の気持ちにもっと寄り添うことだった親としては、子どもが悲しんでいたりつらそうにしていると、真っ先に解決策を模索してしまいがちです。しかしその前に、まず気持ちに寄り添い、『あなたのことをとても大切に思っている』と伝えることがとても大事で、一番最初にするべきことだったんだと思います。「手を出してくるお友達」というのはひとつの事象であって、そのバックにあった息子の気持ちにもっと寄り添うべきだったなと感じた一件でした。<文・写真:ライターさつき>
2021年01月25日みなさんは子どものころ、縄跳びが好きでしたか?私は大の苦手で、小学校の時、体育の授業での縄跳び練習がとても苦痛でした。「自分の子どもにはそんな思いはさせたくない!」という思いで取り組んできたことと練習法が身を結び、わが子は縄跳びが大好き!今回は元幼稚園教諭の私が、縄跳びを苦手にさせない「3歳からの縄跳び遊びや教え方、上手に飛べる練習法」を紹介します。好きな子はより上手に…縄跳びは個人差が出やすい幼稚園や保育園では、年中の3学期~年長で本格的に縄跳びの練習がはじまります。特に寒い冬は、鉄棒やうんていなどの冷たい棒をつかむ運動がやりにくくなります。縄跳びで体を動かすと全身が温まるので、積極的に取り入れる園が多いです。縄跳びカードが配布され目標を持って取り組む園もありますが、「まずは楽しく、好きな時にやってみよう」という場合が多いと思います。そのため、縄跳びが好きな子は園で積極的に取り組みどんどん上手になるけれど、あまり興味がない子はほとんど練習せず小学生になるということもあるようです。小学生になると体育の授業で縄跳びカードが配られ、できた回数の色ぬりをしてカードを埋めていくのですが、これが進まないとなかなか辛いもの。友達がどんどん先に進めていくのがわかると、さらにやる気がなくなってしまうのです…。こうなると、どうしても苦手意識を持ってしまいますよね。私自身がまさにこのタイプでした。苦手にさせないポイントは縄跳びに親しんでおくことそんな自分の苦い記憶をふまえて、自分の子どもたちには、園での縄跳び練習が始まる前に「縄跳びに親しみ、好きになっていること」が大切だと考えました。その甲斐あって、うちの年中の娘は縄跳びが大好き!前跳びは120回ほど、大人が回す長縄は250回ほど、つっかえずに跳ぶことができるようになりました。すでに大人の私よりたくさん跳べるようになっています(笑)。縄跳びが好きになる!3歳からできる縄跳び遊びこれまで娘がどのように縄跳びに取り組んできたかお伝えします。はじめて縄跳びを与えたのは3歳のころでした。STEP1縄跳びと親しむまだ自分で回して跳ぶという、通常の跳び方はできない年齢でも、できる遊びはたくさんあります。・縄跳びを地面においてジャンプで跳びこえる・親が持ち(端を鉄棒などに結ぶ、または2人で)ヘビさんのようにユラユラ揺らして子どもが飛ぶ、少し高くして跳ぶ、下をくぐる・輪にして入り電車ごっこ、おしりにつけてシッポ取りゲームSTEP2大人と一緒に跳ぶ・長縄跳びに挑戦まだ自分で回すのは難しいけれど、ジャンプは上手になったころ、大人が前飛びをして、そこに子どもが入って一緒に跳ぶことは少しずつできるようになりました。・郵便屋さんの落とし物、拾ってあげましょ(左右に揺らす)、1枚…2枚…3枚…と数を数えながら一緒に縄跳びをして、つっかえるまで数える遊びです。・〇〇ちゃん、今なん歳?そーれ!(左右に揺らす)、1歳…2歳…3歳…と数を数えながら一緒に跳びます。もし30回跳べたら30歳!子どもが大笑いしますよ。STEP3縄を回す練習・1回跳びいよいよ自分で回して跳ぶ練習のスタート。ここからは幼稚園教諭時代に子ども達に教えていたやり方を参考にしました。はじめはうまく回せず苦戦しがちなので、その時は片手にまとめて縄跳びを持ち、跳ばずに回す練習をすると◎。スムーズに回せるようになったら、まずは1回跳べることを目標に練習します。1回跳べるようになると嬉しくて何度も何度も跳ぶように。実際は1回1回跳ぶたびに止まっていても、トータルして数えて「10回も跳べた!」と大喜びするでしょう。この時、「続けて跳んでないから違うよ」などと指摘するのはNG。意欲を持って続けていけば、あっという間に連続して跳べるようになるので、子ども自身が「できた!」と喜んでいることは、たくさん誉めてあげるといいと思います。幼児の縄跳びの選び方、長さは?STEP1~2の頃はどんな縄跳びでもOK。大人用のものやきょうだいのものなど、家にある縄跳びでもいいですし、好きなキャラクターや好きな色の縄跳びを用意すると、意欲がアップするかもしれませんね。電車ごっこや長縄遊びをすることを考えると、長めのものが使いやすいです。STEP3の練習をするころは、回しやすい縄跳びを選んであげるといいですよ。幼稚園では、持ち手のしっかりした、太いロープのものを用意していました。長さは、通常だと、手に持った時、肩の高さに来るように調整…と言われていますが、まだうまく回せないころは、それより少し長めにして練習するといいようです。「縄跳びって楽しい!」と思えることが大切STEP1~3すべて共通しての注意点は親が教え過ぎないこと。どんなことも強要されるとつまらなくなってしまうので、あくまでも遊びの中で楽しみながらやってみてくださいね。小さな頃は、すぐに飽きてしまってもいいのです。「縄跳びって楽しい!」と思えることが何より大切だと思います。それと、小学校では縄跳びを自分で結べることが必要になるので、入学前には使い終わったら結ぶ練習もしておくとさらに◎。親が縄跳びに誘っても、子どもがのってこない場合は、子どもの友達と一緒に取り組んでみるのもおすすめです。うちの娘の場合は、小学生のお兄ちゃんがいて、身近で縄跳びをしていたので、憧れもあって興味がもてたことも大きかったです。親が縄跳びをする姿を見せることも効果がありそうですね。コロナ禍の運動不足解消にも!小学生になってからは、縄跳びが宿題として出ることも。しかし、苦手意識を持ってしまうとなかなか取り組まず、練習させること自体がとても大変なようです。小さいころから縄跳びが身近にあり、好きになれば、「次は後ろ跳び!あや跳び!二重跳びもやってみよう!」と自分から、意欲的に練習するようになりますよ。コロナ禍で運動不足になりがちな今、手軽にできる縄跳び。ぜひ親子でやってみてくださいね!<文・写真:ライターnicoai>
2021年01月24日職場でU‐8以下の子どもたちを指導することになったけど、自分自身はサッカー経験なし。初めてサッカーをする子たちばかりだけど、楽しんで基本が身に付くような練習はある?とお悩みのコーチよりご相談いただきました。長くサッカーを続けるためにも、サッカーに出会う時期の楽しさは大事ですよね。現在低学年や未就学児に指導されている方も池上さんのアドバイスを参考にしてください。これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、この年代への指導で大事なことをお伝えします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<何をやっても楽しそうじゃない子のテンションを上げる練習を教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。職場の幼稚園、小学校低学年でボランティアコーチをしています。自身はプレーの経験は無く、元2級審判員です。今は3級で現役です。これまでも何回も聞かれているかもしれませんが、サッカーが初めてのこの年代に楽しみながら基本を教えるには、どうすれば良いでしょうか?<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。メールに「サッカーが初めてのこの年代に楽しみながら基本を教えるには、どうすれば良いか?」とありますね。ご相談者様がおっしゃる「基本」とは、ボールを蹴る、運ぶ、止めるといった主には個人スキルを想像されていると想像します。しかしながら、サッカーは自分以外の仲間がいますね。その仲間とパスをつなぎながら、相手にボールを取られずシュートまでもっていく。そしてゴールを狙う。それがサッカーです。たとえ幼児だろうと、指導はそこから入ってほしいと思います。ところが、未就学児や小学校の低学年にミニゲームをしてもらうと、団子になります。特定の子どもだけがドリブルをし、他の子が追いかけて行くような場面が多く、ボールを扱う子どもが限られてしまいます。そのため、ボールを扱えるように、止める、蹴るを体験できる対面パスやコーンドリブルの時間が増えていく。そんな傾向があります。■「まだ団子サッカーで仕方がない」ではダメ先日、千葉県柏市サッカー協会からの依頼で、セミナーを開きました。その際に町のクラブの方から、団子サッカーをどう解消したらいいか?といった質問がありました。多くの方が「まだ幼稚園だから団子で仕方がない」と考えているようです。しかし、そのままにしておかないでください。そこからどうサッカーにつなげるか。指導者の方に対策を立ててほしいのです。仲間とつないでいくのが当たり前のこと。それがサッカーだという認識を持てるよう子どもを育てる必要があります。団子サッカーを卒業させようと考えた場合、子どもたちに「団子にならないようにしよう」とか「団子にならないで広がって」と指示することが少なくありません。ところが、言っても、言っても、団子になってしまう。指導者は途方に暮れます。■団子サッカー解消のためにどうすればいいかでは、どうするか。まずは、子どもたちに、自分たちがどんな状況になっているかを理解してもらいます。「いま、どんなふうになってる?」問いかけると、子どもなりの意見が出てきます。「○○君は僕の味方なのに、僕のボールを取りに来る」「人がいっぱいいるから前に行けない」2、3人だけでなく、みんなに尋ねてみてください。そういうことを認識させることが大事です。そのあとで、「なるほど。みんなそんなことを感じているんだね。じゃあ、どうしたらいいかな?」とまた問いかけます。そして、それぞれが「みんな広がってみる」とか「空いてる人にパスする」と、対策が出てきたら、「じゃあ、そこに気をつけてやってみよう」とまたミニゲームをやらせます。子どもですから、もちろんすぐに「自分で気をつける」ことはできません。が、やりながら、コーチからも、考える材料になる問いかけをします。「味方の近くにいるのと、遠くにいるのとでは、どっちが相手からボールを取られないかな?」そんなふうに話し合いながら練習を進めてください。そのとき、決して答えを言わないでほしいと思います。■手取り足取り教えることが指導ではない以前、私が日本人コーチの佐伯夕利子さんが所属するスペインのビジャレアルの5歳児たちのミニゲームの動画を見せた時のことです。幼児でもパスをつなげることを見せて、「ここまでに育てるのに2~3年かかるそうです」と話したら、参加していた方がこうおっしゃいました。「私はそんなに我慢できません」日本の指導者は、どうも早く結果がほしいようです。コーチが我慢する、しないの問題ではないことを理解してほしいものです。子どもたちにサッカーがどんなスポーツかを教えるには、前述したようにやり取りしながら理解を深めていく「時間」が必要不可欠だということをわかってもらえないでしょうか。「コーチがこんなに言ってるのに、どうして君たちはやらないの?」「やらないから上手くならないよね」そんなふうに責めたり、手取り足取りして教えることが指導だと思っていませんか?子どもたちを「一日も早くうまくしなければ」と思っていないでしょうか?何かができたら、次はこれというふうに、進み具合を大人のほうで決めて、そこに当てはめようとしてしまう。そこに追い付けない子どものことを心の中で否定したり、成長をあきらめていないでしょうか?指導に決まったマニュアルはありません。いま、目の前の子どもは上手くできないかもしれません。ただ、大人の目には見えないけれど、前述したように考えさせる指導をしていけば、子どもは日々何かを獲得するはずです。ビジャレアルの子どもたちも、そのようにしてサッカーの認知度を上げたのだと考えます。■サッカー経験がなくてもできる、子どもたちが自分で考えるようになる「問いかけ」また、「上手くなってもらうには、どんな声がけをしたらいいですか?」という質問をよく受けます。すでにお伝えしたように決まったマニュアルはないので、こう声をかければ上達する、という魔法の法則はありません。あるとすれば、いまのどう?うまくいった?というような問いかけです。子どもが自分で考え始めるきっかけになる問いかけは、別にベテランでなくても、サッカー経験者でなくても、誰でも聞けます。考え方を理解してもらえれば簡単なことです。ただし、この問いかけを続けるには、そういうことが必要であることを大人のほうがきちんと理解していなくてはいけません。ミスパスを「それはミスだね」とだれにでも言えますが、それは指導ではありません。そういったことを理解してもらわなくてはなりません。■問いかけと対話を重ねて子どもたちの視野を広げてあげるミスパスがあれば、「いま、誰にパスしようと思ったの?」と聞くことができるコーチになってください。「だってあそこに味方がいたんだもん」「右に味方がいたから」と答えれば、「じゃあ、左にいたのは見えた?」と尋ねる。そうすれば、「じゃあ、右も左も見られるといいね」となります。その次に「両方見ました」と言ってくる日が来ます。そのときは、じゃあ、その選択はどうだった?となります。対話だけをみても、その子どもが進化しているのがわかるかと思います。選ぶのはその子の権利。コーチの役目は、視野を広げてあげることなのです。池上正さんの指導を動画で見る>>■「こっちでしょ」コーチが答えを教えると、ほかの可能性を見逃す(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)「こっちでしょ」と一つの答えだけをコーチが教えてしまうと、見逃すものがいっぱい出てきます。サッカーをより楽しくするためには、どこがいいかな?と子どもがワクワクしながら考えられること。それができる環境を指導者が保証してあげることが重要です。そうすると、よりサッカーを楽しむためには、視野を広げるんだ、という結論になります。より楽しくなるよね、という考え方をもって子どもに接してください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年01月22日「横隔膜ヘルニア」という先天性疾患を抱えて生まれたお子さんを持つママの体験談をお届けする連載企画です。横隔膜ヘルニアとは、本来胸とおなかの臓器を隔てている横隔膜に生まれつき穴が開いており、その穴からおなかの中の臓器が胸の中に出てきて心臓や肺を圧迫してしまう病気(※)。 おなかの子が横隔膜ヘルニアであると診断された妊娠中から出産までのできごとやママが感じた不安、生まれたお子さんの様子やその後の治療についてご紹介していきます。(※)心臓や肺を圧迫するために心臓や肺の発育が悪くなります。これにより心臓の機能の低下や肺低形成・肺高血圧症をきたすため、出生後に手術を受けたあとも酸素療法や心不全に対する治療が長期に必要になることがあります。 呼吸の補助が外れると、息子の見た目は健康な子どもと変わらなくなりました。しかし、横隔膜ヘルニアの影響で肺が片方しかないことには変わりなく、風邪が重症化しやすかったり、喘息の発作が起きやすかったりします。息子の幼稚園の面接が近づくなか、そんな息子の状態について一体どこまで話せばいいのか、私は迷っていました。 悩みながら書いた健康調査票息子が2歳になった9月、幼稚園の願書配布がありました。さまざまな必要書類のなか、困ったのが健康調査票。園児の「現在」の健康状態を告げるものなのですが、先天性疾患などの記入欄がないため、事実だけ書くと息子が「喘息があるだけの子ども」のように映ってしまいます。 備考欄はありましたが、横隔膜ヘルニアだった経緯をきちんと書くにはあまりにも狭く、「変に心配をかけてしまうかも……」と書けずにいました。 かかりつけ医の意見は?保護者が書く健康調査票とは別に、病院で健康診断を受けて医師から書いてもらう健康診断票がありました。健康診断の際、かかりつけ医に「息子の病気について、どこまで知らせていいのかわからない」と相談すると、「横隔膜ヘルニアはあまり知名度のない病気だし、現状の喘息と食物アレルギーのことだけで十分」とのこと。 私自身も横隔膜ヘルニアのことは息子が生まれるまでまったく知らなかったので、たしかに病名を書いても幼稚園の先生方の不安を煽るだけになりそうな気がして、横隔膜ヘルニアについては書類に書かないことにしました。 気になる手術痕ただ1つ気になったのは息子の手術痕でした。息子には、横隔膜ヘルニアを塞ぐ手術をおこなった際にできた傷痕がおなかに大きく残っています。さらに、首には人工肺に繋がる太い管を入れていた傷があり、まだ皮膚がひきつっていて少し不自然な状態です。 おなかはともかく、首の傷痕は服を着ていても目に入る部分。「一応過去に手術をしたことは伝えておいたほうがいいのでは……」と再び不安になってきました。 面接で伝えてみると結局書類には書かなかったものの、面接時に口頭でこれまでのいきさつを軽くお話ししました。この幼稚園には長女のころからお世話になっていたので、面接官の先生も授業参観のときなどに医療的ケアが必要だったころの息子のことを見ており、心配してくれていたそうです。 息子が現状は幼稚園で生活するうえでは健康面の特別なケアは必要ないことを告げると、「お任せください。でも不安だったら担任の先生に直接病気のことを話す時間を作ることもできるので、いつでも言ってくださいね」と言われ、心が軽くなりました。 内心「病気のせいで落とされたらどうしよう」と気が気じゃなかった幼稚園の面接でしたが、かかりつけ医の先生としっかり相談していたことで、幼稚園側に自信を持って現状を伝えることができました。息子の病気のことを知ったうえで、柔軟な対応で受け入れてくださった幼稚園にも感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2021年01月21日これまで物事の変化に対して、柔軟に対応できてきたわが家の長男。しかし年中クラスへ進級してから、「友達がいないから幼稚園行きたくない」と言い出しました。息子のはじめての登園しぶりに、私が動揺し…。今回は、そんな息子が楽しく幼稚園へ通えるようになるまでの親の思いと学んだことを紹介します。2020年の自粛明け久々に登園した息子2019年はわが家にとって、大きな変化がたくさんあった年でした。1月に次男が産まれ、2月に住み慣れた賃貸住宅からマイホームへの引っ越し、さらに4月には長男の幼稚園入園。そんな変化の激しい状況でも、当時3歳の長男はとても柔軟に対応していました。その姿にわが子ながら、すごいなぁと感心していたのです。それから1年、新型コロナウイルスの大流行で、2020年の3月~5月は自宅で長い時間を過ごしました。進級し年中になった4月から登園しているクラスメイトもいましたが、長男が初めて登園したのは6月でした。登園した初日、帰宅後に長男は「幼稚園に行きたくないなぁ。家で遊びたい」とひとこと。楽観的な私は、「自粛期間中、楽しくステイホームできてたってことかな」とうれしい気持ちでいたのです。「友達がいないから、幼稚園へ行きたくない」と言われしかし登園から4日目の帰宅後、息子は「友達がいないから、幼稚園へ行きたくない」と私の目を見てはっきり言いました。もともと楽観的な私ですが、この言葉を聞いた時はとても心配になりました。しかし、なんと返答するのが息子にとってベストなのかわからず、その場では「そうなんだぁ」と同調することしかできませんでした。登園初日の帰宅後に「幼稚園へ行きたくない」と言った時、もっときちんと取り合っていればこんなことにならなかったのかな?6月まで登園自粛をさせてしまって友達の輪に入れないのかな?友達に仲間はずれにされているのかな?初めての息子の言動に、いろいろなことが頭の中をぐるぐる回りました。夫に相談し、夫婦で決めたことその晩、夫に不安な気持ちをひと通り話して相談すると、多少不安が和らぎました。そして夫婦で冷静に、今後の対応を考えました。夫と話し合って決めたことは3つひとつ目は園での息子の様子を知りたいからといって、勝手に先生に連絡をしたり、いきなり園に様子を見に行かないこと。必ず息子に相談し、息子の了解を得てから動くことにしました。2つ目は息子の意思を尊重すること。わが家は夫婦ともにフルタイム勤務のため、息子の「休みたい」などの要望に、即時対応できるわけではありません。しかし息子が考えて出した答えは尊重し、できる限り寄り添う努力をしようと決めました。そして3つ目は、息子を信じて、息子が自分自身で行動を起こすまで待つこと。この3つ目を守ることは私にとって、とても難しかったです。担任の先生に相談してみることに幼稚園へ行きたくないと言い始めてから1週間ほどは、息子の様子を注意して見守っていました。しかし息子から聞く、幼稚園での過ごし方はあまり変わらず、毎朝ホームルームの時間は職員室で過ごしている様子。「ホームルームに出てみたら?」と声かけしてみたこともありますが、「ん~、いいや」という返事。そんな登園の仕方が続く中、私自身、何かを進展させたいという気持ちが強くなりました。そこで思い切って息子へ「ママ、ホームルームに参加してみてほしいから、S先生にホームルームに誘ってもらうようにお願いしてもいいかな」と聞いてみました。すると意外にも「いいよ!」と即答した息子。そこで、「幼稚園に行きたくない」と言い出してから初めて担任の先生と電話で話をすることになりました。園での息子の生活は先生に「ホームルーム前に息子を誘ってほしい」というお願いすると、快く承諾してくれました。また私の不安な気持ちを察してくれたのか、園での息子の様子を細かく教えてくれました。毎朝職員室で自分の仕事のように、バス担当の先生と配車を考えていること。その配車表が完成したら、クラスへ見せにきてくれること。またその配車表に興味をもったお友達に、説明をしてあげていること…そんな内容を教えてもらいホッとしたのを今でも覚えています。気持ちが焦っていた私でしたが、先生と話したおかげで、また息子を信じて待ってみようと思えました。突然起きた息子の変化電話の翌日からは先生がホームルーム前に職員室へ誘いにきてくれたようですが、息子はその誘いを断り続け、ホームルームに参加しない日がさらに1週間ほど続いたようでした。しかしある日突然、「今日はホームルームに参加してみたよ」と息子から報告が。そのあとからは、特定の友達の名前も聞くようになりました。そしていつの間にか「明日は幼稚園でKとFと〇〇する予定だから輪ゴムちょうだい」など、先の予定を約束する友達(息子いわく「仲間」らしい)ができていました。その後、息子の誕生会で幼稚園へ行くと、仲間と一緒に元気に草むらで虫捕りをする息子の姿がありました。息子が虫を捕まえると、仲間が虫を入れるケース(プリンカップを合わせたもの)を準備してくれ、また、もうひとりが「エサになるかな?」と木の実を持ってきてくれ、それはもう阿吽の呼吸でした。今回のことで感じたこと、学んだこと今回の一件を受け、私は母親としての未熟さを痛感しました。「ホームルームには参加していないけれど、その代わりに息子にとって、何か大切なことを学んでいる」「友達なら誰でもよいわけではなく、大切にできる仲間を見つけるために、友達作りに時間がかかっている」と、息子を信じて見守ることができれば、あそこまで心配し、不安になることはなかったと思います。そして、振り返ってみると、先生への相談とお願いは、私が安心するために行ったことであり、息子のことを考えての行動ではなかったと反省しています。また今回のケースでは、子どものことを信じて待つことが大事と感じましたが、場合によっては早めに園の先生に相談することが解決の近道になる場合もあると思います。そこの判断は難しいですが、母親だからこそ感じる部分を大事に、その都度判断していきたいです。これからも、子どものことで頭を悩ませることが多々あると思いますが、本当の意味で息子を信じていける母親になりたいと強く思えた出来事でした。<文・写真:ライターかつき>
2021年01月18日幼稚園に通う娘のお弁当を毎日作り続けて約3年。料理嫌いな私がモチベーションを保ちながら毎日作ることができたのは、工作を楽しむ感覚で作り続けたキャラ弁だったからです。これまではキャラおにぎりをメインにしたキャラ弁を作り続けていましたが、最近はあの国民的アニメにハマった娘からそのキャラクターリクエストが…。キャラおにぎりは人物を作るのはとても難しく、色のバリエーションも少なく食材にも限りがあるためとても悩みました。そこで、トライしてみたのが、SNSで話題の「オブアート」。やってみると思っていた以上に作れるお弁当の幅が広がりました!そこで、今回は「オブアート」のやり方や使うアイテムを紹介します。「オブアート」を知っていますか?「オブアート」に使用する「オブラート」は、日本では一般的にデンプンから作られる水に溶けやすい可食フィルムのことを言います。ドラッグストアなどで購入でき、ネットでも販売されています。私達の生活の中では、服薬時の苦味を和らげたり、アメやゼリー菓子のベタつきを防いだりするためのものとして使用されていることが多いですよね。今回紹介する「オブアート」はこのオブラートに食用色素で絵や模様を描くというものです。トレースするだけ!難しい絵柄も簡単に描ける!オブアートの最大の魅力は、どんなに難しい絵柄やキャラクターもトレースして描けるという点です。絵を描くのは苦手だから絶対ムリ…と敬遠してきた人も絶対に上手に描けます!オブラートの透明感を利用して、写し絵の要領で描くので、見本の絵や画像さえあれば画力や絵心は関係なくキレイに描くことができます。写真は息子が大好きなパトカーの写真をトレースしたもの。見本の素材はイラストだけでなく写真などでもOKです。使うアイテムを紹介それでは、オブアートに必要なアイテムを紹介します。・オブラート袋状ではないもの・スライスチーズ&ハムスライスチーズはマスト。スライスチーズの下にハムをつけることで土台がしっかりし乾燥しにくくなります。スライスチーズは乾燥すると端からふにゃふにゃになったり固くなってしまうので、ハムとセットにすると使いやすいです。・食用色素もしくはフードペンオブラートに絵や柄を描くインクアイテム。色素の原料は竹炭や野菜などから抽出した天然のものを使用しているそうです。・筆&パレット(食用色素を使う場合のみ)個人的にはネイルアート用の筆がオススメ。かなり細かいラインもしっかり描けます。食用色素を使用する場合は、色素パウダーと水を混ぜて色作りをするときにパレットも必要です(お皿などでも代用可)。・その他:小さめで薄いまな板とラップやフィルムタブレットや携帯からキャラクターをトレースする際、画面の上にラップorフィルムを敷き、その上にオブラートを置いて描くと衛生的です。私はフードペンと食用色素はAmazonで購入しましたが、「富澤商店」などのキッチン用品を扱うお店でも購入可能です。ネイル用の筆は100均で購入できます。いろいろ試しましたが、個人的には「ダイソー」のものが細かい線が描けておすすめ。お試しは手軽なフードペンがおすすめ繊細な細い線で絵を描きたいなら、おすすめはネイルアート用の筆。食用色素を使い、自由自在にリアルなイラストを描けます。ただ、食用色素はパウダーを水に溶かしたり、何度もインクをつけて塗るという手間がかかります。ただでさえ忙しい朝には結構面倒なので、お試ししやすいのが「フードペン」です。その名の通り、食べても問題ない食用ペンで、通常タイプとスキニータイプ(細字)があります。ただし、スキニータイプでも描ける線は、筆に比べると太めなので要注意。ベタ塗りだと色ムラが目立ちます。おにぎりに動物の顔を描くとか文字を書くというようなちょっと使いにはとても便利なので、持っていて損はナシ。オブアートに初めてトライする人は、一度フードペンでお試ししてみるといいと思います。オブアートにトライしてみましょう!1.見本の画像(液晶画面・写真など何でも)から絵をオブラートに写す。オブラートはとても薄いので何度も同じ場所をなぞるのはNG2.イラストの輪郭を写せたら、スライスチーズにオブラートを貼りつける。空気が入りやすいため、顔まわりから丁寧に貼っていくと失敗しません3.色づけする場合はスライスチーズにのせてから。何度もなぞると破れてしまう薄いオブラートもスライスチーズにのせることで破れにくくなるので、色をしっかり塗ることができます4.絵が完成したらスライスチーズのいらない部分をカットします。ハサミより食用カッターがカットしやすいと思います少しの工夫でさらに世界観を広げる!オブアートでお弁当を彩ったら、関連するキャラクターのピックなどを刺して飾ってあげるとより一層かわいく、世界観も広がります。写真のお弁当は、恐竜をオブアートで描いたあと、ウズラの卵を恐竜の卵に見立てたもの。卵のヒビはオブアートで再現しています。味は?保温器に入れるとどうなる?「見た目はよくても味は?」と心配になるオブアートですが、基本は土台のチーズやハムの味です。色素の味は個人的には感じられません。子どもに聞いてもチーズだからおいしいとのこと。どんな色を使用していても味は問題なさそうです。娘の幼稚園は寒い時期になるとお弁当は登園後に保温器に入れられます。そこで気になるのが「チーズや色素が溶けるのでは」ということ。しかし、こちらも問題なくチーズが溶けたり色素が色あせたりということはありませんでした。冬場でもオブアートが作れます。凝った作画は夜のうちに制作、保存も可能オブアートは凝った作画にする場合、かなり時間を要するため、私は子どもたちが寝てから、夜に作ることが多いです。ラップや保存袋で密閉して冷蔵庫に入れれば、1日程度の保存は可能です。ただ、その場合にスライスチーズだけだと乾燥で端からそってしまうので注意。ハムをつけると緩和されます。また、作成前の手洗いや使用するものの消毒など、衛生面に注意してくださいね。誰でも失敗なくキャラ弁やデコ弁に挑戦できる「オブアート」。思った以上に簡単に子どもにウケるお弁当が作れるのでぜひ一度試してみては?<文・写真:ライターRie>
2021年01月11日幼稚園に毎日楽しく通っている4歳の娘ですが、ある日しょんぼりして帰ってきました。理由を聞いたところ、「先生から幼稚園に来ないでくださいって言われちゃった」とのこと。そんな幼稚園の先生から言われた言葉が原因で起きた、ある出来事を紹介します。 娘がしょんぼり帰ってきた幼稚園が大好きな娘は毎日楽しく通っていたのですが、ある日いつもと様子が違う⋯⋯。元気がない理由を聞いてみたところ、「先生に幼稚園に来ないでくださいって言われた」と話してくれました。クラス全員で制作活動をしていたところ、娘を含めた数人が集団行動を乱し、困り果てた先生が子どもたちに言った言葉だったようです。私は言葉の選び方に疑問を感じましたが、あなたがしたことで先生が困ってしまったんだよということを伝えました。 しかし、娘は言われた言葉だけが心に残り、状況には関心がない様子で、幼稚園に行ってはいけないと思っているようでした。 娘が幼稚園バスに乗りたがらない翌朝、スクールバスを使用している幼稚園バスの停留所へ。バスが到着して先生が迎えてくれたのですが、娘はバスに乗りたがりませんでした。前日の出来事が原因と思い、バスに乗り合わせた先生に「先生に幼稚園に来ないでくださいって言われたから行けないって言うけれど、幼稚園に行っていいですよね?」と話すと、「幼稚園に来ていいんだよ」と言ってくれたのを聞いた娘は安心したようで、バスに乗って出かけていきました。会話を振られた幼稚園の先生は、私が話した内容に少し驚いた様子でした。 担任の先生から電話がかかってきたその日の夕方、バスでのやりとりを知った幼稚園の担任の先生から電話がありました。娘には「もう幼稚園に来てもいいです」と伝え、誤解を解くように努めてくれたとのこと。けれども娘が不安を感じた「幼稚園に来ないでください」という言葉に関しては、特に説明はありませんでした。娘に関しては、幼稚園に行ってもいいということがわかってからは、前と変わらず楽しく幼稚園に通い、担任の先生のこともとても大好きです。 実際に現場を見たわけではないし、私自身もいつもお手本のような態度や振る舞いを実践できているわけではありません。それに、先生の言い方や言葉のニュアンスの解釈が違っていたかもしれないので、あえて、なぜあんなふうに言ったのかは聞いていませんが、娘の叱り方や叱るときの言葉選びについて考えさせられる出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月06日長男を出産し、初めての子育てにも慣れてきたころにやってきた幼稚園選び。プレや見学は早めに行くと良いという噂も聞いていたのですが、やっと重い腰をあげて動き出したのは長男が2歳を過ぎたころ……。そこで待っていた展開に、「ああ、もっと早く動いておけばよかった」と感じた幼稚園選びの経験談です。 先輩ママから話を聞いてはいたけれども…長男を出産後に自分の地元の市内に引っ越したのですが、市内でも自然豊かな市の外れで育った私。市内での幼稚園事情はよくわからなかったのですが、引っ越してからよく行く子育てサロンで先輩ママから「幼稚園は決めた?」「プレは行ったほうが良いよ」という話を聞く機会がかなりありました。 当時長男はまだ1歳を過ぎたばかりだったのでそこまで実感もなく、市で発行している幼稚園の情報冊子をペラペラ見る程度でした。 考え始めた幼稚園選び私が住む地域では、年少クラスのさらに下の満3歳クラスがある幼稚園やこども園が多くあります。そのため2歳近くになると、同年齢のママ友同士でも幼稚園についての話題が上がることが多くなりました。 園によってはプレに行かなければ入園できないところや、願書を提出するためには夜中から並ばなければならないという話も詳しく耳に入るように……。そこでやっと重い腰をあげて、本気で幼稚園選びを始めたのです。 見学を検討するも…市の情報誌やママ友の話を参考に、自宅の近くで気になる幼稚園やこども園をピックアップしました。まずは見学やプレに参加しようと思っていたのですが、このタイミングで私が2人目を妊娠! つわりや体調不良に苦しむこと約3カ月、日常生活を送ることでいっぱいいっぱいに……。結局、気になる幼稚園の見学に行けたのは、長男が3歳になる年の1月でした。 そこで知った事実とは…第一候補として考えていたところは、こども園で満3歳クラスがある園でした。見学の際に満3歳クラスについて聞いたところ、前年の9月に願書の提出があり、既にキャンセル待ちとの事実が! その年によってばらつきはあるのですが、ちょうど入園を考えた年は願書提出に夜中から並んでいたそうです。もし空きがあれば誕生月の翌月である7月入園も考えていたのですが、もちろんそのプランも崩れ去りました。 結果として長男は第一候補だったこども園に年少から入園。長男と一緒に長くいられたのは良い点でもありますが、「幼稚園選びはもっと早く動けばよかったな」と思いました。次男のときは、9月の願書提出に夫が夜中から並び、同じこども園の満3歳クラスに入園。年少で違う園に転園しましたが、幼稚園事情を知る良い経験となりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2021年01月01日発達が気になる子の就園。サポートは受けられる?出典 : 発達が気になる子どもが保育園や幼稚園に入園する際、集団生活についていけるかどうか、お友達と関われるかどうかなど、不安に思うこともあるかもしれません。また、園生活が始まってから、気になる様子が見られ始めるという場合もあります。就園前や就園してから、必要な配慮を依頼することはできるのでしょうか。また、発達が気になる子どものサポート制度はあるのでしょうか。幼稚園や保育園では「障害児保育」を実施していたり、「加配」の先生をつけられたりする場合があります。このコラムでは、そうした制度について解説します。特別な配慮が必要な子どもを受け入れる基準は、自治体や園によってさまざまです。例えば、以下のような基準があります。・障害者手帳の保持者・特別児童扶養手当対象者・医師等による診断を受けていることなど例えば東京都練馬区では、(1)申込みに必要な書類一式、(2)『心身状況表』、(3)『主治医等見解書』、(4)身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳等を所持している場合は、障害の程度が分かるページのコピーの提出が必要です。入園に関すること(練馬区)ほかにも市区町村独自の基準を設けているところがあるので、詳細はお住まいの自治体に問い合わせて確認する必要があります。また、園ごとに受け入れ人数が決まっていることも多いです。希望する場合は、申し込み期日などを確認しておきましょう。「加配制度」とは、他児と同じように保育園の生活を送ることが難しい子に大人がつき、生活面や集団参加をサポートしてくれる制度のことです。保護者からの申請によって加配をつけられる園が全体の約4割、申請がなくても保育所独自に加配を行っているケースが2割程度あります。また、私立の園では自治体の補助金等による加配を実施している割合が高くなります。補助金をどのように分配して使用するかは園によって異なるため、私立の園では公立の園と比べ、申請を出しても加配をつけられないケースが多いようです。公立・私立問わず、申請を出しても加配をつけられるかどうか、どのような配慮を受けられるかどうかは園によって異なります。加配を申請する際はまず園に問い合わせて、今まで加配制度を利用した子がいたかどうか、その際はどのような配慮を行なっていたかなど確かめると良いでしょう。保育所における障害児保育に関する研究報告書(みずほ情報総研)埼玉県 私立幼稚園等特別支援教育費補助金加配の先生とは?出典 : 加配の先生とは具体的に、どのような支援をしてくれるのでしょうか。詳しく説明します。加配の先生は配慮の必要な子どもに対して、それぞれのケースにあわせた支援を行います。具体的には、以下のようなサポートがあります。・身辺自立の支援例えば食事でスプーンやフォークをうまく使えない場合や自分でトイレに行けない場合などに、サポートを行います。加配の先生と家庭で連携しながらトイレトレーニングを行い、オムツを卒業できたという声もあります。・お友達との関わりや集団参加をサポートうまく友達と遊ぶことができずトラブルになってしまうときや、集団参加が苦手で周囲の子と同じように行動できないときなど、加配の先生が介入してサポートします。友達と遊ぶときのルールや声かけの仕方など隣について教えることで、少しずつ自分の力で関わったり集団参加できるようになっていけるケースが多くあります。・保護者とのコミュニケーション子どもの発達や家庭での関わりなど、保護者は子育てについてさまざまな不安を抱えていることも多いでしょう。そんなとき、担任の先生のほか、加配の先生に相談できることがあります。客観的なアドバイスを受けられることで保護者が状況を整理できたり、悩みに寄り添ってもらえる安心感があるでしょう。また、多くの自治体では発達支援に理解の深い専門家が施設を巡回しており、加配の先生は専門家の助言にもとづいた支援を行っています。加配の先生は、子どもの数に対してどの程度ついてくれるのでしょうか。半数近くの自治体で、具体的な基準は決まっていません。「障害の程度を問わず一律の配置基準を設けている」という自治体もあれば「障害の程度により基準が異なる」という自治体もあります。障害の程度を問わず一律の基準を設けているところだと、「3人もしくは2人に保育士1人」という基準を定めている自治体の割合が多く、約3割の市区町村では子どもとマンツーマンになるよう基準を定めています。申請方法や費用は?出典 : 公立の園には多くの場合加配制度があり、私立の場合も自治体から補助金を受けて実施している場合があります。自治体によって補助額は異なるため、自治体ごとに確認する必要があります。加配を支援する補助金には、「療育支援加算」と「障害児保育加算」があります。「療育支援加算」は障害児保育を行う園に適用され、「障害児保育加算」は小規模保育、事業所内保育、家庭的保育といった地域型保育を支援します。なお、加配制度を利用するのに保護者の自己負担はありません。加配制度の申請方法は、自治体によって異なります。ここでは一例として、とある自治体における申請方法を記載します。①診察予約②診察・相談・書類申請③書類発行具体的な申請方法については、お住まいの自治体に問い合わせて確認してみてください。小学校でも加配制度を利用できる?出典 : 加配制度を利用して園に通い、卒園後に小学校でも同じようなサポートを受けることはできるのでしょうか。小学校で配慮を受けるには、特別支援学級や特別支援学校に通うという選択や、通常学級に在籍しながら通級や特別支援教室を利用して必要な支援を受けるという選択があります。ほかにも、通常学級で個別のフォローを受けられる場合があり、フォローする大人は「加配」「補助教員」「支援員」「民間ボランティア」など、呼び方や役割が少しずつ異なります。例えば授業に集中しにくい子に付き添って声かけをしたり、友だちとコミュニケーションを取るのが難しい子の仲立ちをしたり、LDのある子に代読や代筆をする、と言った形で、学習や集団生活のサポートを受けることができます。ただし自治体で人員と予算を検討するため、親が加配の希望を伝えても難しい場合があります。逆に親が希望を出さない場合でも、学校判断で申請されることもあります。自治体によって手厚い人員が確保できる場合とそうでない場合があるため、差があるのが現状です。また、放課後や土曜日など家庭保育が難しい場合に子どもを預かる「放課後児童クラブ」においても、厚生労働省の出しているガイドラインで「配慮を要する児童を可能な限り受け入れに努めること」という記載があるものの、加配制度の有無や基準は各自治体に委ねられています。放課後児童クラブ運営指針解説書(厚生労働省)支援をうまく活用して、お子さまの発達をサポートしよう出典 : 配慮の必要な子どもをサポートする制度には、事業所に通って日常生活の自立支援や機能訓練を受けられる「児童発達支援」や、園や学校に支援員が訪問して集団生活への適応をサポートする「保育所等訪問」もあります。医療機関や療育センター、市町村の保健センターなども、園と連携をとって必要な配慮についてアドバイスをしてくれる場合があります。園の外の支援も、うまく利用してみてください。まとめ障害や特性があり特別な配慮が必要な子どもは、加配制度を利用することができます。ただし、利用できる基準や申請方法等は自治体によって大きく異なるため、必ずお住まいの自治体に問い合わせてみてください。まずは、かかりつけ医や療育の先生に相談してみても良いでしょう。児童発達支援や保育所等訪問など他のサービスも利用しながら、お子さまの園・学校生活をサポートしていきましょう。
2020年12月28日現在、中2長女・小5長男・小3次女のわが子達は、自主的に自分のことをやり「自分のことを自分でするのが当たり前」という感覚が育っているのを感じます。きっかけとなったのは、長女が3歳(幼稚園年少)の秋からスタートした「上履き洗い」。うまくいかなかったこともありますが、今は取り組んできてよかったと感じています。今回はその取り組みについてお話しします。年少秋から「上履き洗い」を子どもの仕事に長女が年々少組で入園して約1年、幼稚園生活にも慣れた頃。子どもに上履き洗いをさせるようになったきっかけは、「少しずつ自分のことができる子になってほしい」…というわけではなく、当時は下の子もいるし、家事を少しでも外注したかったのが正直なところ。自主性を育てる!というのは後づけの理由(笑)。上履き洗いについては、私は小学生からは当たり前にやっていたことでもあったので、長女にもできるだろうと洗い方を教えました。上履き洗いと靴下洗いを遊び感覚で続けてみた週1回、週末のお風呂に入る前、長女は私の横に並び、バケツに入れた上履きを園児の弱い握力で洗います。汚れなんてそう落ちません。それでも靴の前面~中~底面まで全部洗ったら、「あぁ、よく頑張ったね」「自分のこと自分でできたね」と声掛けするようにしました。白い靴下が決まりの幼稚園に通った長男と次女には、毎日のお風呂の時、両手に靴下を通しゴシゴシ洗いをしてもらいました。これも年少の秋から。「泡立って楽しいね。」「あら、白くなってきた?」と遊び感覚で続けました。子ども達が必ずやるべき仕事はほかにも帰ってすぐに「園服をハンガーに掛ける」幼稚園から帰ってくると、私がハンガーを渡し、それに園服のジャケットを掛けるのは子どもの仕事。最初のころは、うまく掛けるのも難しく、何度も落下します。そのときは、「あー落ちちゃったね!」「もう一回掛けよう」と一緒に取り組みました。片側の肩が少し落ちても、ハンガーに掛かっていればよしとします。また、下の子が横から邪魔をしてイライラして投げ出したときは、「仕方ないよ、お母さんがやるね」と無理強いはしませんでした。1回1回確認しながら「靴をきちんと並べる」園服を掛けた後は玄関に戻り、「自分の靴を並べた?」と一緒に確認していました。並んでいないときは「あれ?」と言いながら、私が玄関に佇んでいると、それに子どもたちが気づいて玄関に戻って靴を並べるとという感じでした。いまだにできていないこともありますが…靴に関しては、長男はどうしてもできないときがあります。それは楽しいことに出かけるときやサッカーからの帰り。ぐちゃぐちゃに置くだけでなく、ほかの人の靴も蹴散らかします。「長男く~ん!あれ~?靴が…」といまだに声かけをしています(笑)。そして、上着に関しては、長女はどうしてもソファに置いてしまいます。クセになっているようで、学校帰りでも習い事や遊び帰りでも関係なく。幼稚園時代の園服掛けは効果がなかったかなと思うことも。これも気長に声掛けしていくつもりです。母も子もお互いに完璧主義では疲れますものね。親として気をつけたのは「一緒に」上履き洗いは、横に一緒にいること。靴下洗いは、一緒にお風呂に入った時に。園服かけは、一緒に取り組む。靴並べは、口だけでなく一緒に確認する。これらを年少から年中については気にかけて行いました。年長になってからはひとりでやる時間を少しずつ増やし、小学校になってからは、親が見ていなくてもなるだけひとりでやるようにしてもらいました。小学校に入ってからは、サッカーをしている長男には、砂が落ちた玄関や廊下の掃除も当たり前にしてもらっています。「砂を片付けるところまでがサッカーをやることだよ」と。どれも私がたま~に確認。うまく出来てないときは「あれ~?」と声を掛けています。いちいち対応するのは正直面倒ですし、いつも機械的にきちんとやっていたわけではありません。子どもも習い事や機嫌の良し悪しもあります。親の私も賢母ではないので、虫の居所が悪くイライラしていたりして、じっと待って応対できる時ばかりではありません。なので「しなくては」と決めるのではなく、「好い(いい)加減」=程よい塩梅で取り組みました。自分のことを自分でするのが当たり前の感覚に親の私自身は、幼いころから両親に机の上・引き出しを頻繁に確認され、整理整頓を求められる生活してきました。そのときはなんとかやっていましたが、親元を離れた大人になってからは整理整頓が本当にイヤになり、やらない人になっていました。その過去について子どもたちに話し、「お母さんがしょっちゅう確認するのと、自分でやるのとどちらがよい?」と選択してもらうと「自分でやる」と。現在は3人とも自分で机の整理整頓を行っています。お世辞にも机の上はキレイとは言えませんが、「汚くなってない?」と言うとハッと気づいてやることもありますし、土日に突然「今日は片付けする!」と隅から隅まで部屋を片付けたりしてくれることもあります。「自分のことは自分でするのが当たり前」という感覚が育っているのだと思っています。子ども自身の誇りや自信にも幼稚園時代に、まわりの友達は上履き洗いなどを自分でやっていないらしいと気づいた子ども達。「ほかの子はいいな~」ではなく、「私はできるもんね!」と誇らしげに言ってくれた時は嬉しかったです。ひとつひとつは小さなことですが、その取り組みが子ども自身の「自分でできる!大人になったら独立して生きていける!」という自信につながるのではと感じます。時々、「ん?」と親の私からすると出来のまずさを感じることが多々ありますが、子どもたちが自主的にやってくれるので目をつぶり「不出来でもやってくれていることに感謝しよう」と考えるようにしています。
2020年12月22日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。保育士の中田馨です。今年も残りわずかになりましたね。年末が近付くと気になることが「大掃除」ではないでしょうか。この時期は特に、どんどん増える子どもの物をどうすればいいかを悩んでしまうところです。 今回は、年末に向けて子どもの物を片付けるコツを話します。 子どもの衣類の片付け方法子どもの物と一言で言ってもさまざまあります。まずは衣類を見てみましょう。 衣類は処分しにくい物の1つでもあります。「初めて着た服」「初めて履いた靴下」「おばあちゃんにもらった帽子」などなど思い出がつまっているのが子どもの衣類。また、もしかすると次に生まれてくる子に使えるかも、などと考えることもあります。 そんな思いがつまった衣類を処分するタイミングは下記の3つです。・サイズアウトした・ひどい汚れがついた・着ることがほとんどない衣替えをする際、来年は着れるかを考えてみます。もし難しい場合は処分を考えましょう。処分は捨てるだけではなく、まだ着れる場合は友人に譲ったり、リサイクルしたりするという方法もあります。また、思い入れがある衣服は大切に収納しておきましょう。 子どものおもちゃの片付け方法子どもに「このおもちゃいらない?」と聞けば、きっとほとんどが「ダメ!」という返事が返ってきます。長いこと使っていないからと、子どもに内緒で処分したおもちゃを「アレはどこ?」と突然思い出すこともあります。 こっそり処分してしまうと、子どもが傷付いてしまう場合もあるので、子どもとじっくり相談しながら処分するようにします。 子どもとおもちゃの処分を相談するときのポイントは4つです。・最近使っていない(半年以上)・対象年齢を過ぎた・壊れている・付録などでもらった(それほど思い入れがない)など 「もしかするとまた遊ぶかも」と悩んだおもちゃは別の場所に片付けておき、子どもが「遊びたい」と言わなければ後日処分します。 幼稚園・保育園の作品はどうする?幼稚園や保育園で作った作品は、思い入れがあって、これまた処分しにくいものです。お気に入りの作品は、額や棚に飾ったりすることもできますが、それ以外の作品はどうすればいいでしょうか。段ボールに入れていても、そのまま何年も押し入れの中に入れっぱなしになり、見返すことはないと思います。 わが家の場合は、絵は製本して1冊にまとめたり、写真に撮って処分したりという方法をとっています。あとから見返すことができるので、子どもにもなかなか好評です。 子どもの物を増やさないコツ成長とともに増える子どもの物ですが、家の収納スペースには限りがありますので、どんどん増やすわけにはいきません。物を増やさないようにするには、第一に「物の買い方を見直すこと」です。当然のことながら、物は買えば増えます。子どものおもちゃでありがちなのが、「子どものため」と言いながら、実はママやパパが欲しくて買ってしまっている場合があります。 私の場合、車のおもちゃがそうでした。1台数百円と手軽で、ついつい集めるのが楽しくなりました。気付けば車のおもちゃで箱がいっぱいになっていたのです。おもちゃは多ければよいというわけではありません。きっとみなさんそれぞれの「物の買い方」があると思うので、それは本当に子どもに必要なものかを見直してみてください。 物を処分すると、部屋も心もスッキリして子どもも遊びやすくなります。今年は年末に向けて、子どもの物の片付けを始めてみましょう! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年12月20日ある日、幼稚園に通う子どもに言われた「ママと遊んでもつまらない。ままごともヘタだし」のひとこと。私は子どもは好きなのですが、子どもとうまく遊べませんでした。「どうして子どもを楽しませてあげられないのだろう」「親なのに」という罪悪感で、そのことを誰にも言えずにいました。そんな私が幼稚園の先生とお話しして、実践している親子遊びを紹介します。幼稚園の先生いわく「上手に遊ぼうと思わないでいい」と幼稚園の先生は子どもを楽しませる専門家。そんな先生があるとき、「私、休日は自分の子どもと遊ぶのを夫任せにしているの」と話しているのを耳にしました。“子ども扱いが上手な幼稚園の先生でもそうなんだ”と知った私は、少し気持ちが軽くなって、思い切って先生に「子どもと遊ぶのが苦手で…」と相談してみました。すると先生いわく、「子どもはママが大好きでママの笑顔が見たい。そして、何かしなくてもママが子どものそばにいるだけで安心するんですよ。だから、『子どもと遊ばなきゃ』『子どもを楽しませなきゃ』と深く考えず、ママも楽しめることをすれば、それでいいんですよ」と。ただ、ママは家事をやりながら子どもの相手をしがち。でも、それでは子どもは満足しないので、5分でいいから家事を止めて、子どものためだけに時間を取ることが大切だそうです。先生と考えた「子どもが喜ぶカンタン親子遊び」そこで、先生とお話ししながら、ママが楽しめて子どもが喜ぶカンタンな親子遊びを考えてみました。遊びながら子どもが変わったなと実感している3つを紹介します。【子どもは店員、ママはお客様でおうちカフェ】おやつの時間を遊びに変えちゃいましょう。好きな飲み物やお菓子をお気に入りのカップやお皿に分けて、子どもが店員、ママはお客様になってカフェごっご。慣れたら飲み物やスィーツを子どもに作ってもらうのもよし。 店員さんは飲み物を運んだらお客様に早変わりです。ママも子どももお客様になったら、そこからは子どもとおしゃべりタイム。おしゃべりタイムで大切なのは、「ママは子どもの話に口を出さずに耳を傾けること」。わずかな時間な日もありますが、子どもは「きちんと聞いてくれている」と感じているようです。【モノのかくれんぼ】わが家の子どもはかくれんぼが大好き。しかし、家の中で大人が隠れられる場所は限られているので、何度かやるとすぐに見つかってしまいます。そこで人間の代わりに「モノ」に隠れてもらいましょう。相手が隠したものを見つけた数で勝敗を決めます。ただし、自分が隠したものを見つけないルールにします。隠すものは、人形、サランラップの芯など小さすぎず危なくないものなら何でもOK。子どもは「なんで、それ隠すの?」というものを隠していて、大人はなかなか見つけられなくて面白いです。子どもは『宝探し』や『探検』が大好きなので盛り上がります。子どもの年齢によって、ちらっとモノを見せたりして難易度を変えるとよいでしょう。ママが忙しいときは、ママがモノを隠して、それを子どもが探すゲームにしてもいいですね。【絵本の読み聞かせも立派な親子遊び】絵本の読み聞かせが大好きな子どもは多いですよね。読み聞かせは寝る前と決めている家庭もありますが、先生によれば、読み聞かせは『親子のコミュニケーションをとる最強の遊び』とのこと。5分もあればOKなので、ママの負担も少なく、ちょっとした隙間時間にできます。読み終わった後、子どもと「お話に誰が出てきた?」「あそこの場面が面白かったね」と本の内容を話し合うと、さらに子どもの理解が深まります。少しずつ続けていると、子どもと本の感想がシェアでき、お互い好きな本を持ち寄って読書会が開けるようになりますよ。先生と考えた遊びを実践!子どもの反応はこれら3つの遊びを子どもと実践してみました。すると今までになかった反応が!子どもがそれまでよりもたくさんおしゃべりしてくれるようになったのです。幼稚園でのこと、自分の好きなこと、時には悲しいと感じたことなども。寝る時間になっても話が止まらないほど、自分の話をするようになりました。おかげで、子どもの考えていることがわかり、それが子育てで役に立っています。さらに、子どもが「ママと遊ぶと面白い!またやりたい」と言ってよく笑うようになりました。また、私自身に余裕や時間のないときは子どもに事情を話すようにしました。そのときはムリに遊ばずに、あとから別に子どもとの時間を作りました。すると今までのような罪悪感がなくなり、気持ちに余裕が持てるようになりました。今回紹介したのは、わが子が気に入って継続している遊びです。いろいろ試してみたときには、私が張り切っていても子どもがまったく楽しそうじゃないものもありました。子どもにムリにやらせると続きません。子どももママも楽しめることを『遊び』にして、親子の時間を楽しんでいけたらいいなと思います。<文・写真:ライターミッキー>
2020年12月19日わが子が新生児のころは授乳回数が多く、夜中に育児用ミルクを作ることがつらいと感じていました。そんなとき、私が自分へのご褒美にしていたのはスマホでマンガを読むことでした。 深夜のミルク…その後が眠れない!育児用ミルクの量をはかってお湯を加え、湯冷ましで温度を調節して……。昼間でもてんやわんやしてしまう工程なのに、一度寝たあとの夜中のミルクとなるとかなり神経を使います。なんとかミルクタイムを終えて寝かしつけても、一度目が覚めてしまった私はなかなか寝付けないことが多く、布団の中でモヤモヤ。夜中起きること以上に、再び眠れないことのほうがストレスになっていました。 そんなときに見つけたのが、スマホで読めるマンガ! 昔好きだったマンガや最新のマンガなどが読め、少しの時間でも気持ちをリフレッシュすることができました。でも、もちろんお金はかかるわけで……。そこで「ちょこっと貯金」を始めることに! 一度の買い物で受け取った小銭を貯金!とはいえ、子どものおむつや育児用ミルクをはじめ、いろいろなものが必要な時期。しかも、初めての育児でいつ、何にどれくらいお金がかかるのか予測が難しい……。 そのため、私は一度の買い物で財布に残った小銭だけを貯金することにしました。中身が見える透明の袋に、小銭を入れていくだけというシンプルな方法でしたが、小銭がおもしろいほど貯まっていきました! 消費の見える化で使いすぎにストップ!小銭が貯まってからは、スマホでマンガを購入した分を小銭貯金から抜くようにしました。当時は自分のためにお金を使うことに罪悪感を抱いていたので、節約したお金で賄えたため、だいぶ気がラクになりました。 その後も、スマホでマンガを購入するたびに小銭貯金から小銭を抜き、自分がどれくらいお金を使っているかを見える化することで使い過ぎをストップ! ある程度貯まったら銀行に預け入れるというルールをつくりました。こうすることで、夜中のテンションでマンガを買いすぎるということをおさえることができたと思います。 小銭を貯めるとともに、お金が減っていくことを視覚で確認できたおかげで使いすぎることを防げたことがよかったようで、使うお金よりも貯まるお金のほうが多く2カ月で1万円貯めることができました! この方法は子どもが幼稚園に入った今も続けていて、突然の幼稚園の集金などで小銭が必要なときも重宝しています♪ 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月18日みなさんにとって「ママ友」とはどんな存在ですか?私はある日突然、幼稚園のママ友から無視されるようになりました。つらい日々でしたが、今では「本当のママ友=私自身の友達」に出会うことができました。今回は、私がその出来事から学んだ幼稚園ママとのつきあい方についてお話しします。ママ友からの無視が始まったきっかけは幼稚園の先生だったYちゃんママとは、子どもが幼稚園に入園する前の年に子育て講座で知り合い、子育てについて相談する仲でした。その後、子ども同士が同じ幼稚園に入園。それから1か月後、突然Yちゃんママから「あなたの子どものAちゃんが、幼稚園でうちのYを押しているの。Aちゃんはうちの子ばかりではなく、先生の見ていないところで他の子も後ろから押しているのよ」と言われたのです。Yちゃんママはそれを私に伝えた後から、私を無視するようになりました。もう少し詳しく話を聞こうにも、Yちゃんママがとても怒っていてそれ以上は話を聞くことができませんでした。娘は目に涙をためて「していない」私はその話を聞いて、「うちの子がほかの子にそんなことをしていたなんて」とショックを受けました。それまで幼稚園の先生からは、「Aちゃんはなかなかクラスになじめず、時々教室の隅に座っていることがあります。クラスになじめるように声かけするようにしています」と連絡をもらっていたのです。私は「なじめないことが原因で、クラスメイトを押しているのかな」と考えました。そこで、まずは本人に聞いてみることにしました。娘はまっすぐ私を見て、目に涙をためながら、「そんなことは誰にもしていない」と言いました。その姿を見て私は娘を信じることにしました。しかし、その話を聞いた夫は、「ママ友が言ってくるということは、娘がウソをついているんじゃないの?」と言うのです。私には相談できるママ友もいなくて、どうしたらいいかひとり思い悩みました。数日後、実母から「幼稚園での出来事なんだから、幼稚園の先生に聞いてみたら」とアドバイスをもらい、幼稚園の先生に聞いてみることにしました。「無視」から「悪口」へエスカレート先生にこの一件を話しながら、私はポロポロと涙が出てきました。すると先生は「お母さん、辛かったですね。私達先生からではなくほかのお母さんからお話を聞いて、余計に辛かったんじゃないですか。でも安心してください。Aちゃんはそんなことしていません。大丈夫です」と話してくれ、その後もゆっくり相談にのってくれました。先生の言葉を聞きながら、娘を信じてよかったと心から安堵しました。その後、娘は先生のサポートもあり、友達ともめることもなく園生活を送ることができました。しかし、Yちゃんママの『無視』は卒園まで続くことに…。さらに彼女は私のことだけでなく、娘や夫についての悪口や身に覚えのない悪評などをほかのママ達に言いふらすようになりました。何かの折にその話が私自身の耳に入ることもあり、私はそれが一番つらかったです。ママ友を作るのが怖い…ひとりで悩む私私はYちゃんママに無視されて以来、怖くなってママ友を作る気持ちになれませんでした。そのため、行事が多い幼稚園であるにもかかわらず、親しいママ友はできずに過ごしていました。それに対して、幼稚園の役員を引き受け、たくさんのママ達や先生と交わり、仲良しのママ友メンバーと毎月ランチ会をしているYちゃんママ。私は、とにかく平常心を心がけ、Yちゃんママも含めて幼稚園で会うママ達に無視されても明るい笑顔で挨拶だけは続けていました。しかし、彼女と仲良しのママ友メンバーからは会話どころか挨拶されることもありませんでした。私は、「Yちゃんママの話を聞いたほかのママ達は私や私の家族をどう思うのだろうか。もし、これが原因で娘がいじめられるようになったらどうしよう」とずっとひとりで悩んでいました。「気にしなくて大丈夫」私を救ってくれたひとこと1年半後のある日、Yちゃんママと一緒に役員をしていた別のママが私に話しかけてきました。そのママは、「私はAちゃんママのこと、Yちゃんママが言うようなひどい人だと思えないの。それでね、何人かのママに聞いてみたけど、みんな『Aちゃんママはそんな人じゃないと思う』って言ってるよ。だから気にしなくて大丈夫だよ」と言ってくれたのです。その言葉に、私は本当に救われました。私にもできた『本当のママ友=私自身の友達』私はもともと人づきあいが得意なほうではありません。しかも入園後のトラブルから極力人と交わることを避けてきました。でも、ほかのママ達から自分がどう見られているのか、今の私の対応でいいのかとずっと気になっていたのです。そのママのひとことで、今までの自分の立ち振る舞いや言動が間違っていなかったのだと少し自信が持てるようになりました。その後、このひとことを私に伝えてくれたママと子どもの話や趣味のこと、興味のあることなどたくさんの話をするようになりました。時には困ったことを相談し合うようになり、いつしか、上辺だけのつきあいではなく、『本当のママ友=私自身の友達』になっていきました。ママ友は絶必じゃないと気づけてよかった今思うと、私はYちゃんママから無視されるまでは、「子どものためだから」と、無理をしてママ友を作ろうとしていました。でもこの経験を通して、ママ友は必ず作らなければいけないわけではないと感じました。そして、子どものことで聞きたいことが聞ければそれでいいと思うようになりました。そう気づくと気持ちがラクになったのです。そこから、『ママ友』が『自分自身の友達』になることも知りました。信頼できる友達に出会えたことをとてもうれしく思っています。これからもママ達との関係は続いていきますが、大切な友達となる人と出会えれば幸せ、でも見つからないときはそれでもいいと思っています。「ママ友は絶必」ではないのです。あまり気負わずに、ママ友との関係を作れたらいいなと思います。<文・写真:ライターミッキー>
2020年12月05日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト