「幼稚園」について知りたいことや今話題の「幼稚園」についての記事をチェック! (26/45)
長男が生まれたころの画像フォルダーを見ると、枚数の多さにびっくりしてしまいます。初めての赤ちゃんがどこから見てもかわいい!と興奮していたのがわかります。けれども、それをアルバムにまとめるとなるとおっくうになってしまう不思議。そんなわが家のアルバム整理方法をご紹介します。 日常の写真はアプリを使ってフォトブックに初めて立ち上がったときや、離乳食を食べながら寝てしまったときなど、ふとしたシーンはスマホで撮影することが多いわが家にとっては「TOLOT」というサービスがとても便利! アプリをダウンロードして、写真を64枚選ぶだけでフォトブック(送料込み500円)を作ることができます。 表紙にタイトルを入れられるので、あとから見直したときにいつ撮影したものかがすぐわかり、A6文庫本サイズなので収納場所にも困りません。わが子の成長と共にフォトブックが増えていく様子はとても感慨深いです。ちなみに、このフォトブック作成は夫の役割になっています。というのも、平日の子どもの様子を私がメールに添付して送るので、夫の画像フォルダーには厳選された写真があるからです。たくさんある写真のなかからフォトブックにしたい写真を選ぶだけでもとても時間がかかるので、こうすることで時短になっています。 特別な写真は差し込み式のアルバムに思い出の写真は自分たちで撮影したものだけではありません。私や子どもの友だちから写真をもらったり、幼稚園や小学校で購入したりした写真は、無印良品の「ポリプロピレンフォト・ハガキホルダー・2段・2L対応 2段・264ポケット・両面タイプ」(税込み690円)を使って私がまとめています。 なぜハガキホルダー?と思われるかもしれませんが、これには理由があります。 大きなサイズの写真が入るアルバムがない子どもが通っている幼稚園では、入園式や遠足の集合写真などはキャビネ版というサイズの写真が販売されます。このサイズが入るアルバムがほとんどないのです……! そのため、苦肉の策で少しサイズが合わないのですが、無印良品の2L対応のハガキホルダーにファイリングしています。しかし、最も一般的なサイズであるL版の写真はそのまま入れるとサイズが合わないため、100均で売っているハガキサイズの厚紙に貼って剥がせる両面テープで固定してファイリングしなければなりません。少し面倒ではありますが、この工程のおかげで差し込み式アルバムによくある「写真が落ちてくる」ということはないので、結果的にはよかったです。 子どもの成長と共に増える写真を家族で見ながら思い出を振り返るのは、とても幸せな時間です。とはいえ、大きくなっていくと子どもの成長シーンは親のレンズの届かないところになっていきます。写真が徐々に減っていくことは寂しくもありますが、だからこそアルバムのありがたさをさらに感じていくのだろうなと思っています。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想です。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校2年生と幼稚園年長の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月02日私には4人の子どもがいますが、第1子が言葉を話し始めてから2歳くらいまで、とてもかわいい言葉を話していたことが今でも忘れられません。かわいい言い間違いにほっこりしたり、少し成長してからも子どもならではの世界観にはっとさせられたりしたことがあるので、ご紹介します。 かわいい言い間違いをする1歳第1子はとにかくよくしゃべる子で、1歳4カ月ころには「わんわん いた」と2語文をしゃべっていました。大人と一緒にごはんを食べるようになって、乾杯する姿がとても楽しそうに映ったのか、マネするようにもなりました。が、何度言っても「ぱんかーい!」。 なんだかその言い間違いもかわいくて、私たち夫婦も祖父母もしょっちゅう子どもとコップを軽くコツン。また、好物のカボチャも「ぼかちゃ!」と言って、なんどもおかわりをする姿がとてもかわいらしかったです。 素敵な世界観を見せてくれた2歳第1子はお散歩をするのが好きで、2歳ごろにはお散歩しながら目に入ったものを自身の言葉でたくさんお話ししてくれました。 風に吹かれて揺れている花を見ると「お花がダンスしてる~!」と言ったり、雨の夜に外を少し歩いたときには「おつきさまがあめでぬれちゃう~!」と言ったりするなど、なんだかちょっぴり不思議な世界観にも気づかせてくれました。胎内記憶というものかはわかりませんが、「おなかの中で見た!」などと話すこともありました。 急激に大人びていった幼稚園以降幼稚園入園以降はたくさんの友だちや先生との関わり、そして自分で本を読めるようになってから、あっという間に大人顔負けの言葉づかいをするようになっていきました。 お迎えの時間ギリギリに幼稚園に電話してしまったときは、「あんな時間に電話しちゃダメだよ! 帰りの会やってたんだよ! 先生に失礼だよ!」なんて言われ、タジタジになる私……。小さいと思っていたのに、いつのまにか言葉も考え方もしっかり成長していて、ちょっぴり寂しい気持ちもあったけれどとても頼もしく思えました。 第1子は今7歳。今や話す言葉はすっかり大人びてしまいましたが、「昔はこんなふうにしゃべっていたんだよ~」と話すと、なんだか照れくさそうだけどうれしそう。当時の記憶はなくても、大人が自分をかわいがってくれていたというエピソードは心を温かくするのかもしれません。これからも時々、話してあげようと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年12月01日都内のタワーマンションで子育て中のママ。大型マンションでの子育てを通して感じたメリット・デメリット、そしてタワマン内でのお友だちとの交友関係について紹介しています。 都内のタワーマンションで子育て中の私。夫も私も田舎の一軒家で育った背景があり、引っ越す前は都会の大型マンションでの子育てがどのようなものになるのか、まったく想像がつかずドキドキでした。なかでも心配だったのが「お友だち関係」。ドラマのようなタワマンカーストがあったらどうしよう......と不安もありましたが、現実はドラマとは違いました。タワーマンション子育てをしてみて感じたお友だち関係のメリット、デメリットをご紹介します。 うれしいメリット! お友だちに困らないまず、タワーマンションに住んでみて一番よかったのは、お友だちがたくさんできたこと。うちのマンションは全800世帯程ですが、すべてファミリー向けのため同じように子育てをしている世帯が多く、親の年も子どもの年も近いです。幼稚園バスもうちのマンションで1台うまってしまうほどで、とにかくお友だちがたくさんできました。マンション内にお友だちがいると雨の日でも天気を気にすることなく遊べますし、近くの公園に行けば誰かしらお友だちに会えて一緒に遊んでもらえることが多く、とても助かっています。みなさん良い方ばかりで、住んでいる階数で差別されるようなことも、もちろんまったくありません。 結構ストレス! 全然家に帰ってくれないしかし、気軽にお友だちと遊べるというのは、時に親にとってはデメリットもあります。幼稚園から帰ると、バス停周辺やマンションのキッズルームでお友だちと遊びこむのが常で、全然家に帰ろうとしません。降園後に何か予定があっても、用事を達成できないストレスが常にあります。 今年、上の子が年長ですが、今では降園後に用事を入れるのは諦めるようになりました。習い事がある日などは、わざわざ幼稚園にお迎えに行って、遊びこむ状況を作らないようにしています。 メリット? デメリット? 家は常にきれいにまた、お互いの家への行き来もかなり気軽に頻繁におこなわれます。降園後のアポなし訪問も日常茶飯事。いつ何時誰がくるかもわからないので、常に家の中をきれいにしておかなければいけません。掃除が苦手な私は、幼稚園に入園したてのころ、これが結構ストレスでした。 「今日は掃除していないから」とわが家で遊びたいという子どもたちの要望を断ったりもしていましたが、ほかのお家はいつでもウェルカム、いつお邪魔してもきれい。私も見習って、できる限り部屋を掃除していつでも訪問オッケーな状態をキープするよう心がけています。 掃除を頻繁にしなければいけない点は時々面倒くさく感じますが、以前よりもきれい好きになっているので、良い影響を与えられていると思うようにしています。タワマン子育ての交友関係にはそれなりのデメリットもありますが、うちの子たちはお友だちと遊ぶのが大好きなので、総合的にはこの環境を気に入っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2020年11月30日お子さんの成長記録をつけ忘れていたことで、いざ健康診査票に記入するときあたふたしてしまったママ。初めて歩いた日など、子どもの成長をきちんと記録しておかなくては……と実感したというお話です。 長男と次男を同じように育てているつもりでも、忙しさにかまけて次男に関してのうっかりが多い私……。意外なものに助けられてなんとか事なきを得ましたが、成長の記録をちゃんとメモしておけばよかった!と感じた体験談です。 大雑把な性格の私…子どものころから「よく言えば大らか、悪く言えば大雑把」と言われていた私。日記を書き続けられたこともなければ、手帳を使い切れた試しもありませんでした。それでも長男を出産してからは、初めての育児ということもあり、こまめに記録をとっていました。 ミルクの時間や量、排せつの回数、身長に体重など、今見返してみても気を張っていたんだなあと思います。歩き出すのが遅かった長男が初めて歩いた日の日記には、うれしすぎて文字がぐちゃくちゃになっているのも、今となってはいい思い出です。 次男誕生! 手が2本じゃ足りない!長男が1歳10カ月のとき次男が生まれると、もう毎日がてんやわんや! 動きたい盛りの長男との散歩と次男のお世話と家事でアッという間に1日が終わってしまう日が続きました。そんななかでも、長男がお友だちとうまく遊べるようになったり、なかなか増えなかった次男の体重がようやく増え始めたりと、子どもの成長に幸せを感じてホッコリ。 毎日2人の写真を撮っては夫や祖父母に送ったりはしていましたが、長男のときのように紙に記録する体力と気力は残っていませんでした。 健康診査票を書きながら、あれ…?次男も自分で歩くことができるようになり、両手が空くようになったある日。次男の1歳児健診でのこと……。新生児の時期は頻繁にあった健診も、半年を超えると頻度が減ってきます。自宅で久しぶりに健診票を書いていると、「ひとりで歩き始めた時期はいつですか?」という項目がありました。えっと……あれ? 思い出せない!? 次男は歩き始めたのが早く、1歳ではすでに走れるほどでした。「長男より早いね」と家族で次男の成長を喜びながら、長男のときのことを振り返ったのは憶えているのですが、それがいつだったのかまったく思い出せません。結局、スマホのカメラロールを見て、いつから次男が歩いているかを割り出す始末でした。 自分の大雑把さを悔いるとともに、次男に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それからも、1歳半健診や、3歳児健診、幼稚園の未就園児教室の申込書にも同じ項目があり、そのたびに「思い出や成長はきちんと記録しよう」と感じています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月28日初めての行事、運動会に参加。「参加させてよかった」と思ったけれど...Upload By かさはらあやこ先日、幼稚園に入園して初めての運動会がありました。(今年は小規模なもの。)ただただ園庭を走り回る息子と、追う先生をハラハラしながら眺めていただけでしたが、それでも息子が行事に参加できていることが嬉しく、日々のサポートを感じ、涙ぐむ場面もありました。なにより息子がとても楽しそうで、参加させてよかったと感じました。それから、遠足や焼き芋パーティーなどの行事が続き、あることが気になりはじめます。少しずつ荒れ始めた息子。ある日事件が起きてUpload By かさはらあやこ…………最近、荒れてる?秋になってから睡眠が乱れたり、突然泣き出したりと不安定な部分が増え、癇癪の質が変わったような気がする…と思っていた矢先、事件は起きました。焼き芋パーティーで焼き芋を一本ぺろりと食べたと連絡帳に書いてあったことに嬉しくなった私は、「いっちゃん、焼き芋食べられたんだね!すごいね!」と声をかけました。その瞬間...ギギギギギ!スパーン!ぐいーーー!!顔を引っ掻かれ、頭を叩いてから髪の毛を引っ張られ、私は呆然としました。幼稚園でもやっているかもしれない、やっていたらどうしよう。不安になり先生に報告したところ…数日前から先生を噛んだり、お友達の髪を引っ張ったりしていたことが判明したのです。療育の先生「いっちゃんは自分の世界で楽しんでいる」穏やかだった息子が家族以外の人間に手を出した。ショックと不安でいっぱいになりました。すぐに療育の先生に相談し、幼稚園へ様子を見に行ってもらい、息子の様子を確認した先生はこう言いました。「いっちゃんは自分の世界で楽しんでいるから、それを乱されると、ストレスを感じるのかもしれない。」〝自分の世界で楽しんでいる〟その言葉をきっかけに、こんなことを考えました。Upload By かさはらあやこUpload By かさはらあやこUpload By かさはらあやこUpload By かさはらあやこUpload By かさはらあやこ息子は卵の殻のようなものの中にいて中から外はみえない殻の中は今までみたことのあるものや聞いたことのある音が流れ息子の好きなことで満たされていてとても心地がいいたまに嫌なことを思い出して卵の中が恐怖でいっぱいになることもある小窓があってその小窓から自分の好きな時に周りの世界をみることはできる殻はそうやって得た外の世界の情報が増えて成長とともにゆっくり、少しずつ大きくなる外から勝手に小窓を開けて情報を流し込んだり卵を揺すって外の世界のことを伝えようとしたら殻は大きくなろうとするけれどきっと痛みが伴うしぎゅうぎゅうになって苦しくなってしまったりヒビが入って壊れてしまうかもしれない外が見えないのに地震みたいに揺すられる恐怖は計り知れない息子にかかっていた負担に気づいて、わが家が下した決断はUpload By かさはらあやこ息子にとってイレギュラーなこと(行事)は刺激であり、刺激はもちろん成長にも繋がるが、それ以上に負担をかけてしまうことにもなる。6月に入園してから現在までに、コップやフォークを使えるようになったりなど、できることが急激に増えたちいさな息子の心にはどれだけの負担がかかっていたのだろう。何かができるようになったことを喜んでいたのは周囲の大人で、息子はただ自分で見聞きしたことを模倣して楽しんでいるだけ。本当の意味でそれができるようになったわけではない。無理をさせすぎた結果、荒れてしまったのではないだろうか。療育の先生に相談し、話し合いの結果、イレギュラーなことを減らし、安定した園生活を送る方が、今の息子にとってはよいだろうということになり、行事の晴れ姿を見たいという自分のエゴは捨て、今後行われる小さな行事から大きな行事まで、参加させるのを一旦やめるという判断に至りました。過度な成長を望むのではなく、息子にとって安心できる場所で、穏やかな日々を積み重ねることが大切だということに改めて気づかされた出来事でした。これからは無理をさせずに、息子のペースに合わせてゆっくりと成長を見守っていきたいと思います。
2020年11月26日私は出産を機に退職。それから4年間、専業主婦として2人の子を育ててきました。上の子は幼稚園の年少、下の子は1歳。あと1年待てば下の子も幼稚園のプレが始まるという年齢でしたが、下の子を小規模保育園に預けてパートで働き始めることにしました。一番の動機は夫が不在がちのため2人育児がつらく、現状をどうにかしたいという思いが強かったことです。働き出すまでの道のり、そして実際に働いてみて感じたことをご紹介します。 保育園が見つかった!上の子とは幼稚園入園までの3年間ずっと一緒にいました。周りの友だちも、当然のように下の子も入園まで自宅でみています。そんななか、うちだけ下の子を保育園に入れることに罪悪感もありました。下の子に申し訳ないような、やるべきことを途中で放棄したような感覚でした。私の住んでいる地区の認可保育園は超激戦。求職中では歯が立たず、4月入所はできませんでした。少しホッとしたのも本音です。近くの認可外も検討しましたが、パート勤務を希望しているため、保育料の高さがネックとなり踏み切れず。今年度は無理かなと思っていた矢先、近くの少規模保育園が大幅な保育料の値下げをしたことを知りました。これはもう縁だと思い、すぐに電話をして入所の申し込みをしたのでした。 生活バランスは最高保育園の慣らし保育の間に面接を受け、無事に仕事も見つかりました。保育園と仕事、両方が軌道に乗るまでは、毎日緊張しながら過ごす日々でした。やっと落ち着いたかなと思ったら、息子が発熱。数カ月経った今でも、度々風邪をもらってきますが、職場が理解してくれているので助かっています。夫も不在がち、両実家も遠いわが家の場合、私の体調が万全でないと家事・育児はまわりません。保育園のおかげでその重圧がかなり軽くなりました。また、職場で誰かと話すこと、業務に集中すること、生活の中に家事・育児以外のやりがいが加わって、本当に良いバランスだと感じています。 働いて見えてくる問題点仕事が忙しい時期は、上の子は幼稚園の預かり保育を利用し、仕事が終わってから幼稚園と保育園の2カ所にお迎えに走ります。バタバタで毎日あっという間。また、夏休み期間は8月からお盆明けまでは幼稚園の預かり保育がまったくなく、働きづらさも感じました。下の子が少規模保育園を卒園したあとは、上の子と同じ幼稚園に入るか、別の保育園に入るか検討中です。そして、パート収入の半分は下の子の保育料に消えます。子どもが熱を出したり、祝日が多かったり、園行事の都合で仕事に行けない日も多く、稼ぎとしてはおこづかい程度。私個人の生活としてはバランスが良いけれど、もう少し子どもが手を離れたら仕事の比重を増やしても良いかなと思っています。 下の子だけを保育園に入れる後ろめたさは最初だけでした。ブランクがあるからこそ仕事は新鮮でおもしろく、子どもを介さない人間関係も気楽で、世界が広がった感じがしました。1日中子どもと一緒だったときよりもメリハリが出て、子どもといる時間も充実感が得られるように。園ママとの人間関係などの細かい悩みも全然気にならなくなりました。そして何より、初めてのお給料を家計に納めたときの満足感は今でも忘れられません。働き始めて本当によかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2020年11月22日恥ずかしがり屋の息子さんに、幼稚園の発表会で頑張ってほしかったママさん。大きな声が出るように息子さんとある約束をしたそうです。それがママの予想を超える事態となってしまった体験談を紹介しています。私の息子は恥ずかしがり屋で、人前で歌うのが苦手なほうです。幼稚園の生活発表会での合唱に力が入らない息子に、私は頑張ってほしくて大きな声で歌うようにお願いしました。それがきっかけで、発表会当日に息子がしたことに夫婦して赤面した体験をお話ししたいと思います。 「当日、大変なことに…」 生活発表会のはじめの園歌で息子は…息子たちのクラスは、はじめのあいさつと園歌の担当でした。発表会前のクラスでは保護者に見守られながら、先生とクラスメイトで円陣を組んで「エイ、エイ、オー!」。そして私たち夫婦は先に会場へ。 開演しステージに上がる息子を見て、私はどんなふうに歌うのかドキドキしながら見つめました。すると、ピアノの伴奏のあと息子は張り切るあまり怒鳴るような声を上げて歌い始めてしまったのです。 怒鳴る歌声は会場の端までも…私たち夫婦は会場の後ろのほうにいましたが、息子の声だとばっちりわかるくらい耳に届きました。そんな怒鳴るような声を響かせるものですから、隣のお友だちは息子を2度見、3度見……何回見たでしょうか……。 耐えきれない隣のお友だちは耳を掻いたり、息子につんつんしたりしていました。きっと、お隣のお友だちは不快な思いをしていたと思います……。 息子の歌う姿を見て自分のひと言を憎む息子は私との約束を守るべく、大きな声を出すのを頑張っていただけ……。息子は真面目そのもの。堂々たる姿で最後まで歌い切った息子は澄み切った表情をしていましたから。 息子たちがクラスに戻ったとき、私の説明の仕方が悪かったせいで息子が怒鳴るように歌ってしまったと諸事情を先生に話しました。そして、隣にいた息子のお友だちとそのお母様にも「ごめんね……」と謝罪。 息子の先生から温かいお返事が?!後悔している私に先生は、「息子さんのその声のボリュームで緊張していたクラスメイトを引っ張ってくれましたよ」と逆にお褒めの言葉をいただきました。 その言葉に私は息子にさせてしまったことが、少しでもクラスメイトの緊張をほぐすことに役立てたならよかったのかも……と心が救われた気持ちになりました。 私は息子が張り切れるならという思いで伝えたことが、このような結果を招くとは思いませんでした。やはり物事の解釈には人それぞれ違いがありますし、この件以来、私が実際に見せたり聞かせたりして、子どもがまねできるくらいわかりやすく伝えるようにしています。また、伝わり方にズレがないか息子に確認するようにもしています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年11月21日私は相当なうっかり者で、昔から忘れ物の多い子でした。前日から準備しておくという以前にそもそも頭の中からキレイさっぱり忘れている状態なので、いつも使うその場でようやく思い出してあたふたしていました。まぁ別に自分が困る分にはいいんです、自業自得だから…。■しかし子どものことは別問題!! でも娘の持ち物を忘れまくってしまうのは本当に申し訳ない!!!特に一旦全部持ち帰ってキレイに洗うものは、かなりの確率で入れ忘れてしまうんです。週明けに遊び用の外靴を入れ忘れてしまって、通園用の靴がぐちゃぐちゃになってしまった事が何度あるか…自分のミスで忘れるたびに娘が困っていると思うと本当にいたたまれないし申し訳ない気持ちでいっぱいになります。そしてとうとう一番やってはいけない事をしちゃいました。水泳セットを忘れてプールに入れなかった…!! しかもお迎えの時にみんながプールバッグを持っているのを目にするまで、忘れた事に気づかなかったっていう…うちの幼稚園はプールセットを忘れた場合も連絡はしないルールなので、娘は月に1度の大好きなプールを元気なのに見学する羽目になったわけです。■謝る私に娘が口にした言葉は… ママを責めるどころか楽しかったと言い張る娘に罪悪感MAX。 どんたけ優しいんだよキミはっ!!もっとママにプンスカ怒ってもいいんだよぉぉぉ!!優しくされればされるほど、自分が憎たらしくて仕方ないです(泣)自分のことならいくらミスってもいいけど、子どもにしわ寄せがくるなんて最低です。もうちょっとしっかりしないといけないけど、それができたら今まで苦労はしなかったわけで…。罪のない娘のためにも、何とかもう少しマシな人間になりたいと葛藤する最近の忘れ物事情なのでした。
2020年11月20日わが家の1人目の子が1歳半になるころ、だんだんと歩きがじょうずになったり、少しずつ言葉が出てきたりと、成長を感じられる場面が多くなり、同時に育児にもだいぶ余裕が出てきたと感じていました。そんなころに2人目を授かったのですが、2人目の育児は余裕には程遠いものでした。 イヤイヤ期と出産が重なって大変!上の子が1歳半になると、0~1歳前後のころと比べてだいぶ育児がラクになったと感じましたが、そのまま成長するに従って、さらにラクになっていくわけではありませんでした。 むしろ下の子を出産するころ、上の子は2歳でイヤイヤ期真っ盛り。0歳のころとはまた違った意味で育児が大変になってきました。上の子だけでも大変なのに、そこに出産や新生児育児が加わって本当にしんどい毎日でした。 下の子が大きくなるとぐっとラクになった 子どもたちが小さいころは、2人それぞれに手がかかってとても大変でした。しかし、下の子が2~3歳くらいになると、ママが家事をしている間、子ども同士で遊んでいてくれることも増えてぐっとラクに! そして、下の子の幼稚園に入園するときは、上の子と一緒に幼稚園に通えることがうれしかったようで、初めての集団生活でもほとんど泣くこともなく、スムーズに園生活をスタートすることができました。 一時は大変だけど、年が近いメリットも!育児の大変さは人それぞれではありますが、2人目を考えているママさんには、1歳半ごろに「育児がラクになってきた」と感じたとしても、そのあとのイヤイヤ期はかなり手強いことを知っておいてほしいです。 一方で、年が近いからこそのメリットも多々あるので、一時期の大変さは覚悟のうえで2人目が早めにほしいという方はぜひ応援したいです。 私自身、妹とは2歳差で、大人になった今でも友だち同士のように仲がいいので、2歳差でよかったと思っています。一方で、自分が2歳差のきょうだいを育ててみて、私たちが小さいころは母も大変だっただろうと思うようにもなりました。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月18日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。10月は運動会のシーズン! ですが、今年はコロナの影響で中止!? どうなる~!? とドキドキしていたかーちゃん。というのも、キーちゃんは現在年長さん、幼稚園最後の運動会なのです。こんな状況なので中止になっても仕方ないかな……と思っていたかーちゃんでしたが、待ちに待った運動会のお便りを見ると、色々と制限をかけて開催することに!内容は学年別、時間は1時間程度、保護者1名のみ参加! 密を避けての開催ということで納得はできましたが、保護者1名参加はとっても悲しい~!とーちゃんも行きたがっていましたが、さすがにそこはかーちゃんが行かせていただきます!ということで迎えた当日、会場は今までにないほど人が少なく、不思議な感覚。今までの運動会では父母のほかに祖父母など、子どもたちがかすむほどの保護者の数。人をかきわけながら、我が子を血眼になって探していた状況だったのですが、今回は……。どこにいてもすぐに見つけられ、前もって場所を確保しなくても、子どもの目の前でベストショット撮り放題!毎年毎年、動くこともできずにぎゅうぎゅうの中で見ていたので、それだけでへとへとになっていた運動会でしたが、それに比べ、今回の運動会では子どもをじっくり見ることができて、競技もぎゅっと詰め込んだ年長さんだけの1時間。毎年行われていた組体操や綱引きなどはなくなり、運動会特有の熱気や迫力は欠けてしまいましたが、これはこれでありかも……! と小規模開催のメリットをとても感じました。色々と工夫して開催してくださった幼稚園には感謝です!ちなみにキーちゃんはかなりの恥ずかしがり屋さんなので、目の前の保護者が少なくて、むしろイキイキしていました! 「すごく楽しかった!」と言っていたので、キーちゃん的にも良かったのかなと思います。唯一とーちゃんが見れなかったのが残念でしたが、たくさん撮った写真や動画で我慢してもらいます!(笑)
2020年11月14日「おなかが痛いから今日はお休みする…」幼稚園や学校に行きたくなくて、朝からそう言い出す子は少なくないようです。その原因で多いのが、友達とのちょっとしたトラブル。お休みさせるのも手かもしれませんが、なにかあるたびに毎回休ませていいのかと悩むママも。無理やり行かせるのではなく、子ども自身が「イヤなことはあるけど、今日はうまくいくかもしれない!」と前向きに切り替えられるようになれたらいいですよね。私は元幼稚園教諭で今は二児のママ。何人ものママ友からこのような話を聞き、親にできることはなんだろうと考えました。今回は、友達に言われたことを深く悩みがちな子にこそ、普段からしてあげてほしいことをお伝えします。傷つきやすいのは自信がないから同じようにうまくいかないことが起きたとき、めげない子と悩んでしまう子います。私が幼稚園教諭をしていたときのことを思い出してみると、その違いは性格の明るさや気の強さからくるものではないように感じていました。では違いはなんなのか…それは「自信」ではないかと思います。自分に自信ない=自己肯定感が低いと、相手の一言で自分自身を否定されたと感じてしまうため、悩んで傷ついてしまいがち。逆に、自分に自信がある=自己肯定感が高いと、自分自身ではなくその「行動」が悪かったと切り替えられるため、「次は違うやり方をしよう!」と考え、深く傷つくことは少ないのです。すぐに怒って手が出る子も同じで、自信がないため友達の言葉に過剰に反応してしまうのだと思います。子ども自身が自信をもてるようにそこで、子どもが自信をもてるようにするための家での接し方を考えてみましょう。「自信をもてる=ほめる」思いがちですが、行動だけをほめ続けると「ママは〇〇ができる自分が好きなんだ」と伝わってしまう可能性が。そこで、自信をつけさせ、自己肯定感をアップするには行動を認めるのではなく、まずは「そのままの自分で大丈夫、大切にされている」という実感が持てるようになることが大切です。そこでポイントとなるのが、「叱り方」です。否定しない叱り方「Iメッセージ」を意識して子育てをしていて「叱る」場面は多いですよね。その際に子ども自身を否定しないことを意識しましょう。例えば、「いつも片づけしないよね!本当にだらしない!」というように本人を否定する言葉をつかうのはNG。「〇〇の片づけをしてね」と、すべきことを具体的に伝えるようにするのがいいと思います。I(私)メッセージの言葉かけ幼稚園教諭時代に学び、今でも心がけている「I(私)メッセージ」の声かけ方法を紹介します。《例》子どもがいつまでもゲームをやめない時・「いつまでやってるの!いい加減にしなさい!」この言葉かけはYOUメッセージといいます。これだと命令のようにもとれますし、子どもは一方的に自分のしたいことを否定されたように感じてしまいます。・「ゲームをこれ以上続けてあなたの目が悪くなったら、ママは悲しいよ」これがIメッセージです。子どもの行動に対してママがどう感じたかを話すのです。この注意の中にはママの子どもへの前向きな想いが込められています。そのため子どもは自分自身が否定されたと感じることなく、素直に受け入れることができるのです。感情的に叱った時は、理由を伝えて仲直りをとはいえ、何度も同じことで叱ったり、ママの体調が悪かったり、毎日の育児で感情的にならないのは難しいですよね。私自身も、感情的にならずに子育てするのは正直言って不可能!先生としては冷静になれても、24時間365日続く育児となると、イライラする日だってあります。だから、感情的に叱ってしまったときは、お互いに落ち着いた時に子どもに事情を話して謝るようにしています。「さっきは言い過ぎてごめんね。でも、何度も同じことをされたら、ママだって怒りたくなるよ」「強くいってごめんね。でも頭が痛い時にうるさくされたらイヤなんだよ」子どもに直してほしいことは伝えつつ、ママがここまで怒っている原因は、子どもだけのせいではなく、ママの中にあることも伝えるようにしています。そして、仲直りのハグも忘れずに!スキンシップは無条件に愛情を伝えることができますよね。家に帰れば絶対的な味方がいるという安心感をまた、子どもが家で気軽にグチを言えることも、めげない秘訣なのではと思います。子どもが「友達にイヤなことをされた」と話したとき、親が大げさにとらえて騒ぐと、子ども自身は不安になってしまいます。そのあと何かあっても「また親を心配させるからだまっていよう」と考えてしまうことも。そこで、私は子どもが話をしてきたら動揺しすぎず、「それはイヤだったね」と共感することを大切にしています。大人でも、話すことでスッキリしてまた頑張れるということはありますよね。話して共感してもらえたら、ほとんどのことは「まず自分でがんばってみよう!」と思えるようです。親は幼稚園や学校でのすべてのことから守ってあげることはできないですが、「自分は大切な存在」という実感のお守りを持たせることはできます。今は気にしがち、悩みがちな子も、これからの経験で自信を持てたら少しづつ変わることができるはず。普段の声かけや叱り方を意識することで、ゆっくりとでも確実に伝わっていくと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年11月13日「横隔膜ヘルニア」という先天性疾患を抱えて生まれたお子さんを持つママの体験談をお届けする連載企画です。横隔膜ヘルニアとは、本来胸とおなかの臓器を隔てている横隔膜に生まれつき穴が開いており、その穴からおなかの中の臓器が胸の中に出てきて心臓や肺を圧迫してしまう病気。 おなかの子が横隔膜ヘルニアであると診断された妊娠中から出産までのできごとやママが感じた不安、生まれたお子さんの様子やその後の治療についてご紹介していきます。退院から2カ月経ち、息子は順調に回復してきて、呼吸の補助を人工呼吸器から酸素吸入器に変更することになりました。変更は家ではなく、1週間こども病院に入院しておこないます。前回の入院とは違い、それほど危険もなく前向きな管理入院。私たち家族は、この入院期間を「息子の世話をお休みする期間」にすることにしました。 2カ月ぶりの入院! 息子の表情は?久しぶりに前回入院していた病棟に戻ると、顔なじみの看護師さんたちが「大きくなったね」「動きがしっかりしてきたね!」と口々に声をかけてくれました。息子も長い期間入院していただけあって看護師さんたちの顔は覚えている様子で、声かけにもニコニコとほほえんでいました。 私が帰ろうとすると少し泣きそうになりましたが、病室を出ても泣き声は聞こえてきません。私は「大丈夫そうだな」と安心して家路につきました。 夫不在の管理入院今回の入院は夫の海外出張に合わせて日程を決めたものでした。それまで在宅勤務で私たち家族をサポートしてくれていた夫ですが、どうしても外せない仕事があり、息子がおらず私の負担が軽いこの管理入院期間を出張に合わせることにしたのです。万が一のため、遠方に住んでいる義母も手伝いに来てくれていたので家事の負担もいつもより軽く、私にとっては本当に久しぶりの「お休み」でした。 上の子のフォロー中心の日々息子が退院してからというもの、どうしても息子中心の日々が続いていました。そのころ気がかりだったのは、長女は幼稚園に通い始めたばかりで、本当はしっかりケアしてあげなければいけない時期なのにできなかったことです。家では気丈に過ごしているものの、幼稚園では泣きだすことがあると担任の先生から言われ、何とかしなければと思っていました。息子の管理入院期間中、お見舞いに行ったのは娘が幼稚園に行っている間の一度だけ。あとはゆっくり公園で遊んだり、外食したりと、息子がいると難しかったことをして上の子たちと楽しく過ごしました。 家族みんなリフレッシュして新しい生活へ管理入院を終えて息子が帰ってくるころには、上の子たちはすっかりいつもの元気を取り戻して息子に会いたがっていました。私もたまっていた疲れが抜けてすっきりしましたし、夫も1つ大仕事を終えて少し安心したようです。退院の日、家族みんなで病院に行くと酸素吸入器の細いカニューラ(酸素を吸入するための管)を付けた息子がいました。長いチューブに繋がれて動き回る様子はいかにも身軽そうで、「新しい生活が始まるのだな」とわくわくした気持ちになりました。 管理入院中は一度しか息子に会わなかったので、少しかわいそうな気もしましたが、看護師さんや保育士さんのおかげで意外と楽しく過ごせていたようです。人工呼吸器をつけた息子を世話する2カ月間は本当に壮絶で家族みんな疲弊していたので、必要なリフレッシュ期間だったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2020年11月12日テレビのニュースや母親学級でも誤飲がとても危険だとは聞いていました。赤ちゃんの口に入るサイズのものには気を付けなくちゃと思っていたのに……。予想外のものによって起きた、わが家の誤飲事件のお話をします。 なんでも口に入れたがる時期、到来!わが家の次男は生後半年を過ぎ、ハイハイができるようになってきたころから、なんでも口に入れたがるようになりました。上の子にもそういう時期があったので、それ自体には特別驚きはしなかったのですが、次男には長男のときにはなかった危険が!2歳上のお兄ちゃんが遊んでいるおもちゃが気になって仕方ない次男は、それを口に入れたがるのです。しかも、大きい積み木などではなく、ミニカーなどの小さな部品が気になるらしく、お兄ちゃんには申し訳ないと思いつつも細かい部品を取り除いた状態で遊ばせたりしていました。 お昼寝の呼吸がおかしい…もしかして!細かいおもちゃは手の届かない所にしまうように気を付けていたのですが、ある日のお昼寝のときに次男の寝息がおかしいことに気が付きました。 ひゅーひゅーと風邪をひいているときの呼吸の音に近いのですが、寝る直前までそんな様子はなかったので、これはおかしいと背中を叩いてみると音が聞こえなくなりました。このときになってようやく、何かが喉につかえた状態なのだとわかったのです。 おばあちゃんを巻き込んでの大騒動次男は私が揺すっても背中を叩いても起きませんでした。ちょうど、その日の昼間は上の子が通う幼稚園のプレ保育へ一緒に行っていたので、特段疲れていたのだと思います。とはいえ、何かが喉につかえているのに寝ていられるものだろうか……もしかして、呼吸がうまくできず意識が混濁してるのでは……! 嫌な想像ばかりが頭を駆け巡りました。 そのとき、ちょうど元幼稚園教諭だった母がいたので、誤飲しているかもしれないと話すと、息子を抱っこして私がしたよりも強い力で背中を叩きました。すると、口の中から何かがコロリと出てきました。見ると、なんと小さな松ぼっくり! これには母も私もビックリしました。 プレ保育で上の子が工作に使った松ぼっくりを次男が取って口の中に入れてしまっていたのでした。大人から考えると、こんなゴツゴツしたものを口に入れるなんてと思いますが、赤ちゃんにはそんなことは関係ないのだと痛感。これ以降、より一層の注意を払うようになりましたが、秋冬になり松ぼっくりを見かけると、今でもあのときの恐怖を思い出します。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)のものは、誤飲の恐れがあります。赤ちゃんに渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月10日秋も深まり、徐々に寒くなってきました。この時期になると保温器でお弁当を温めるという幼稚園が多くなってきます。以前、お友達のママから「保温器に入れるおかずって今まで通りでいいの?」と聞かれたことがあります。今回は保温器に関するお弁当の注意点や、保温器だからこそ入れたいおかずなどを紹介します。気をつけたいのは「お弁当箱の素材」保温器といえば、一番気をつけなければいけないのがお弁当箱の素材です。今まではプラスチック製だったり、フタが透明で中身が見えるようなものを使っている人も多いのでは。基本的にプラスチック製のものは保温器に対応していないので、金属製のお弁当箱にする必要があります。わが家では、通常の時は右上のプラスチック製のお弁当箱、保温器の時期には左側のようなアルミ製のお弁当箱を使っています。こういったアルミのお弁当箱は、フタにパッキンがついていません。幼稚園児はバッグを斜めにしたり振り回すことも多いと思うので、このままではフタが外れて、中身が飛び出してしまう可能性大。アルミのお弁当箱を使う際は、必ずゴムバンドをつけてあげるようにしましょう。アルミのお弁当箱を買うと付属されてくることもありますが、もしついていない場合は100均などでも販売されているのでチェックしてみてください。アルミのお弁当箱に使うゴムバンド。上:サンリオ左:ダイソー右:付属品保温器の時は入れちゃダメ!NGなおかずは?お弁当を保温器で温めるため、基本的に冷やして食べるものは入れられません。【保温器NGのもの】・生野菜・サンドイッチ・お寿司・デザート類など上記のものは温められないので、保温器に入れないように別容器で持って行く必要があります。わが家で毎日のように入れているのに、この時期入れられなくなってしまうものの代表格といえば、ミニトマト。お弁当の彩りとしても『赤』を添えてくれ、隙間も埋めてくれるのでとても重宝しています。そこで、わが家では、ミニトマトに代わる彩りや隙間埋めには以下のものを入れています。【保温器にもOKの隙間埋め】・キャンディーチーズ・お花ハム・お花ウインナー【ミニトマト代わりの彩り】・パプリカ・カニカマ特にキャンディーチーズはちょこっと隙間が空いたところにサッと入れられるので便利!チーズというと溶けてしまいそうですが、『キャンディーチーズ』というのがポイント。普通のチーズでは溶けてしまうのですが、キャンディーチーズはフィルムに包まれているのでお弁当箱にくっついて食べられないということもありません。温められることでチーズが少しトロッとして、そこがまたおいしいようです。また、パプリカは生ではなく、茹でたものを使います。赤や黄色があるので、それぞれ足りないなと思う色を選んで入れるといいですね。型抜きなどでハートや星のかたちに切り抜いて茹でて冷凍しておくと、使いたいときにサッとお湯に通すだけで入れられて、彩りを加えられるので便利ですよ。キャンディーチーズを入れて、シロクマカレーにはハートに切り抜いたパプリカで彩りをプラス保温器だからこそおいしい!この時期に入れたいもの保温器に入れるということで、制約ができマイナス面が目立ちますが、実は「温められるからこそおいしい!」というものも。わが家でこの時期になるとリクエストが多くなるものを紹介します。【保温器の時期に入れたいもの】・カレー・中華まん・シュウマイ・グラタンどれもホカホカと湯気が上がっている様子が目に浮かびますね。カレー弁当は、娘が通っている幼稚園でも持ってくる子が多いです。一時期大流行したカレー弁当は、カレーを一番下に敷き、その上に真っ白のごはんをのっけたもの。フタを開けると一見ただの白ご飯だけのお弁当なのですが、スプーンを入れるとカレーが出てくるというタイプでした。食べるのもおいしいし、作る側としても順番に入れるだけでOKなので、とても簡単でいいですよね。また、肉まんなどの中華まんをお弁当に入れる子も多くなります。ごはんを詰める代わりに、中華まんをどーんと入れるので、少し手間が省かれます。お弁当の時間にホカホカの中華まんが食べられるとあって、子どもたちに人気のメニューです。保温器を使うようになると、通常のお弁当とは違うことが出てくるので、準備する側もちょっと構えてしまいがち。しかし、実はナマモノ・生野菜や冷たくしていただくもの以外はほとんど大丈夫なので、あまり気にしすぎず作ってOKです。入れられないもの、それに代わるものを考えながら、ホカホカでおいしいお弁当を子どもたちに作ってあげましょう!<文・写真:ライターyukari>
2020年11月07日ママ友が1人もいないママが、ママ友がたくさんいる義理の姉の場合と比較して、ママ友を作るメリットについて考察! ママ友に限らず、子育て情報を共有できる仲間がいることの重要性を感じたようです。 息子は2歳になりますが、私には今のところママ友が1人もいません。6歳と2歳の姉弟を育てている義姉は逆にママ友が多く、ママ友との親子イベントも盛りだくさん。そんな違うタイプの2人の子育てを比較し、ママ友について考えてみました。 ママ友ってそもそも必要?私は息子が生後3カ月になるころから児童館の赤ちゃんクラスや一時保育施設など、子どもを連れて行けるイベントには積極的に参加してきました。息子の保育園生活もかれこれ1年半になりますが、ママ友は1人もいません。作りたくないと思っている訳ではないのですが、作るきっかけもありませんでした。 代わりに、学生時代からの友だちと未だに仲良くしていて、彼女たちも出産し、今では子育て話もするし子連れで遊ぶことも多いです。会社の先輩もママさんが多く、おもちゃや洋服のお古もたくさんもらえます。今のところ、ママ友がいなくて困ったり、寂しい思いをしたりすることは一度もなく、今後もあえて必要とは思っていません。 ママ友付き合いも楽しそうだけど…そんな私とは正反対に、義姉はママ友がとても多く、予定もママ友とのイベントが中心。帰省すると必ずと言っていいほど兄の家には義姉のママ友と子どもたちが遊びにきていて、子ども抜きのママ会の話を聞いたりすると羨ましく思うこともあります。 しかし以前、義姉が翌日に公園で遊ぶお誘いを、LINEで仲良しの4人グループに送るか少し広げて6人グループに送るかについて10分以上悩んでいるのを見たことがあり、楽しそうな付き合いの裏には複雑な人間関係もあるのだろうと察しました。ママ友は年齢もバックグラウンドもさまざま……ただ子ども同士の仲が良いだけだと考えると、やはり普通の友だちよりは気をつかうのかもしれません。 ママ友がいたほうが子どもにとって良いかも義姉は結婚を機に地元を離れたため、身近で子ども同士を遊ばせたり、子育て情報を共有したりするために積極的にママ友を作ったそう。産院の母親学級や幼稚園や子どもの習い事など、あらゆる方面に気の合うママ友がいて驚かされますし、ママ友付き合いはドラマやネットで見るほどドロドロした関係ではないのだと義姉から教わりました。 私も友だちと子ども同士を遊ばせることはありますが、やはり子どもたちが打ち解けるまでにどうしても時間がかかってしまい、同じ保育園の子と遊ばせたらもっと喜ぶのかな?と考えることもあります。かといって今もママ友を作る努力は特にしていませんが、いらない!と決めつけないようにもしています。 私はママ友がいなくても全然アリだと思いますが、子ども同士の距離感を考えると、幼稚園や保育園が一緒のママ友を作るメリットは大きいようです。親の私としては、新しくできたママ友であっても旧友であっても、育児について共感できる仲間がそばにいてくれれば心強くて頼りになるし、子育てをより楽しめると感じています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:鈴木ゆり2歳の男の子の母。現在第2子を妊娠中。結婚後は夫の実家で義両親と同居しながら、旅行会社にフルタイムで勤務。その傍ら、自身の体験をもとに子育てに関する体験談を執筆している。
2020年11月04日毎日家でパパ・ママともに子どもとスキンシップとり、たくさん笑いあっているのですが、毎朝「幼稚園、ママがいないから行きたくない!」と泣き叫び、先生に抱きかかえられながら登園しています。このような場合はどんな声かけをすればいいですか?以前公開した記事にこのようなコメントを頂きました。家で子どもとの時間をたっぷりとっているのにも関わらず、毎朝「ママがいないからイヤ」と泣かれてしまったら、これ以上どうしたらいいの…と困ってしまいますよね。今回は元幼稚園教諭の立場から、考えられる理由と対応について考えてみました。園でイヤなことがないか確認する子どもは、自分の気持ちを上手に言葉で表すことができません。「ママがいないからイヤ」と言っていても、もしかしたら園でなにかイヤなことがあり、「助けてくれるママがいないからイヤ」と言っている場合もあります。幼稚園は集団生活の場なので、ママといる時のように細やかに自分の欲求に気づいて対応してもらえない場面もでてきます。この時期、運動会や発表会の練習に疲れてしまっている子も。また友達関係、ある遊びが苦手、給食が苦手など、つまずいていることはないか確認してみるといいと思います。でも、子どもから具体的な話を聞き出すのはなかなか難しいですね。ゆったりした時間に雑談をしながら聞いてみる遊んでいるときやごはんを食べているときに、「幼稚園で何かいやなことある?」と聞いても、子どもは目の前のことしか話せないので、園でのことに思いをはせられず、「わからない」「知らない」という返答になりがち。そこで、お風呂の時間や寝かしつけの時間など、ゆったりしている時に何気なく雑談をしながら聞いてみるのがおすすめです。目の前にやらなければいけないことがない状態であれば、断片的にでも、園での楽しかったこと、悲しかったことを思い出して話してくれるはずです。理由は大人にとってはささいなことかも私の身近でもこのようなことがありました。ある男の子が「ママがいないから、幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。数日かけて少しずつ、ママが理由を聞きだすと、外遊びの時間に上級生に先におもちゃを使われてしまい、「かして」が言い出せないため、その時間を苦痛に感じていたのだそう。そこで、そのことを先生に相談したところ、翌日先生が付き添って「かして」を言うことができました。たったそれだけのことですが、その子にとってはすごく勇気がいることで、そしてそのおもちゃで遊ぶことは「園に行く理由」と言えるほど重要だったのです。それから数日後に、自分で「かして」と言えるようになると、嫌がらずに登園できるようになったそうです。大人からすると小さなことでも、子どもにとっては大きなできごとなんですね。幼稚園にいる間、ママがなにをしているか教える子どもは「自分がいない間にママがすごく楽しい事をしているかも」と思っている場合もあります。下の子がいる場合は、その子がママと二人きりになるのが許せないと思っていることも。そんなときは、「ママは、お掃除して、お洗濯して、お料理が終わったら迎えに行くよ!」「ママもお仕事頑張るよ!」とママも忙しくしていることを話したり「ママも寂しいけど頑張るね」と伝えたりすることで納得するかもしれませんわが娘の場合はまさかのコレで納得うちの娘も登園時に「ママと離れたくない」と泣いていた時期がありました。しかし、最近は、娘が幼稚園に行っている時間、「ママはトラちゃん(娘のお気に入りのぬいぐるみ)のお世話で忙しい」ということで納得。最初はパソコンに向かって仕事をしていると伝えていたのですが、それでは娘が理解できなかったため、トラちゃんの力を借りることにしたのです。時々「今日はなにしてた?」と聞かれるので「今日はトラちゃんの散歩に行って、ブランコに乗せてあげたよ」などと答えています。本当にやっていたら不審者ですが…(笑)。娘は「ママ、ありがとね」とにっこりします。「本当は一緒にいたいけど、離れている時間もお互い頑張ろうね!」というママの想いと状況が伝わればよいのだと思います。ママの気をひいて困らせたいだけの場合は受け止めて幼稚園で頑張るために、朝のうちにママに甘えたい!と思っている場合も。忙しい朝はゆっくりかまってもらうことができないため、泣いてその時間を確保しているのかもしれません。ママは大変ですが、気が済むまで受け止めてあげていいと思います。声をかけるなら「そっか、ママといたいんだね」と共感してあげるだけで大丈夫。おうちで親と充分なかかわりのある子は心が強いです。先生に抱きかかえられて大泣きで登園しても、ママと離れたらけろっとして笑顔で遊んでいることがほとんど。また、子どもがグズグズしがちな時は、何かを乗り越え成長しようとしていることも多いと感じます。朝の大泣きが懐かしく、そして愛おしく感じる時は必ずくるので、心配しすぎず乗り越えてくださいね。<文・写真:ライターnicoai>
2020年11月02日私が2人目を妊娠中(妊娠5カ月)のとき、長女が通っている幼稚園の親子遠足がありました。遠足の行き先は山! 平日のためにパパは仕事を休むのが難しく、両親や義両親には付き添いを頼むのが厳しい状況。悩んだ末に私が一緒に行くことになり……。 妊娠5カ月、娘の遠足先は長七郎山!娘が通う幼稚園では、毎年1回親子で出かける親子遠足があります。年中になった娘の遠足先は長七郎山! 群馬県にある赤城山系の長七郎山は標高1,579mで、5時間程度かけてゆっくり登って下山するという予定でした。 妊娠中の登山経験はなかったため、娘に付き添って行くかどうか悩みました。それでも、独身のころに登ったことのある山だったこと、妊娠の経過が順調だったことから、幼稚園の先生や産科の先生にも許可を得て登ることに決めました。 登山に向けて少しずつ体力をつけるいくら登ったことがあると言っても7、8年も前のこと。当時のほうが体力も筋力もあったし登れるのだろうか……? という不安がありました。親子遠足で長七郎山に登ったことのある同じ幼稚園のママに様子を伺ったところ、 「結構疲れるよ」 という話を聞いたため、プールや娘との散歩などで積極的に体を動かして少しずつ体力をつけるようにしました。また、週に1回掃除のパートをしていたので、仕事でも体力をつけられるように意識して体を動かしていました。 準備万端でいざ登山!いよいよやってきた親子遠足の日。絶対に無理はしないということで、いざ登山スタート。基本的には先に子どもたちと先生が登り、そのあとから保護者がついて行くという流れだったのでゆったりとしたペースでした。 私の不安とは裏腹におなかが張ったり痛くなったりすることはなく、無事に娘と登頂! 頂上でおいしいごはんを食べて、怪我もなく下山することができました。リュックや靴などの装備が登山専用の物だったことも体への負担を減らすことができた要因ではないかと思います。妊娠してトイレが近くなっていたので携帯トイレを持参しましたが、今回は使わずに済みました。 安定期に入ってはいたものの、妊娠中という状態で参加した今回の親子登山。事前に幼稚園の先生たちと不安なことや妊娠の経過について何度もやりとりをして、実現することができました。娘とも思い出に残る経験ができて本当にありがたかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2020年10月27日学生時代から現在に至るまで、人間関係でいっさい悩んだことがないという人はいないでしょう。ほとんどの人は、いくつかの失敗や後悔を繰り返しながら、良好な人間関係の築き方を学んできたはずです。一方、幼稚園児や小学校低学年くらいの幼い子どもの場合、友だちとの付き合い方をきちんと理解して実践するのは難しいですよね。親としては、わが子が友達関係で悩まないように手を差し伸べてあげたくなるでしょう。今回は、小さな子どもの「友だち力」の伸ばし方について考えていきます。「友だち力」があれば学校生活は問題ない!?幼稚園入園、小学校入学、そして毎年のクラス替えと、小さな子どもは新しい環境に飛び込む機会が多いもの。自分を取り巻く環境やそれまでの人間関係ががらりと変わるとき、仲がいい友だちと離れ離れになることを不安がって落ち込む子もいれば、新しい出会いを楽しみに胸を躍らせる子もいます。親としては、「いいお友だちができるかな」「まわりの子たちとうまくやっていけるかな」「トラブルを起こしたり、トラブルに巻き込まれたりせず、楽しく過ごせるかな」など、友だち関係の心配は尽きませんよね。教育評論家の親野智可等さんは、「友だちとの関係をうまく調節する力」を「友だち力」と呼んでいます。クラスの中心にいるようなリーダータイプというよりも、どんな子ともうまく付き合っていけて、友だち関係のトラブルを起こすようなことがない子をイメージするといいでしょう。ただしそれは、決して “まわりに合わせるだけのおとなしい子” というわけではありません。自分の素直な気持ちを友だちに伝えることができ、友だちの意見もしっかりと聞くことができる、「人間関係のバランス感覚が優れた子」こそが、友だち力のある子なのです。友だち力のある子は「ひとりでも平気」みなさんは、自分の子どもを見て「友だち力がある」と思いますか?「仲がいい友だちとはうまくやっているけど、自分から声をかけるのが苦手」「自分の話ばかりして、共感力が足りないみたい」「いつもお友だちのいいなりになってしまう」ほとんどの子が、大なり小なり友だちとの付き合い方について問題を抱えており、「なんの心配もない!」と言いきれるほうが珍しいのではないでしょうか。しかしなかには、日々起こる小さなトラブルを未然に防ぐなど、子どもどうしのいざこざを解決する能力が高い子どももいます。そんな「友だち力」が高い子どもには、ある共通点があるそう。それは、「 “友だちと仲よくできる力” と “ひとりでいる力” 、両方のバランスがうまくとれる」こと。親野さんは「ひとりでいる力がなければ、いつも友だちに頼ってばかりになってしまう」と指摘し、「自分の好きなことや熱中できることがある子は、友だちに頼りすぎることはなく、バランスのよい関係性を築いていける」と述べています。反対に、熱中できることがなく、ひとりでいることに強い不安を感じてしまう子は、友だち関係のトラブルに巻き込まれやすくなります。たとえば、クラスで特定の子をからかったりいじめたりするような雰囲気になったとき、流されてその輪に加わってしまうのは「ひとりでいる力」が弱い子だといえるでしょう。自分の意思よりも、「友だちと一緒にいるほうが安心」と群れることを選んでしまう子は、一見すると友だちとうまく付き合っているように見えるかもしれません。しかしそれは、ただ「ひとりでいるのが怖い」「ひとりぼっちに見られるのがいや」という理由から、本意ではない行動をとっている可能性もあるのです。親子の信頼関係があれば友だち力はぐんぐん伸びる!子どもが最初に築く人間関係は「親子関係」です。親から強い言葉で叱られることが多い子は、友だちに対して威圧的な態度をとることが多いなど、親子関係がそのまま友だち関係に反映される傾向があります。まわりの親子関係をよく観察してみると、子どもがどのように友だちと接しているかがなんとなく伝わってくるでしょう。友だち力の高い子をもつ親は、「子どもとの距離感」を大切にする傾向があります。親子といえども他人どうし。年齢を重ねるごとに少しずつ子どもの手を離し、近すぎず遠すぎない距離で黙って見守ってあげることができれば、子どもの友だち力は育まれます。一方で、友だち力が低い子、友だちに依存しやすい子は、親が過保護だったり過干渉だったりする傾向があるでしょう。親が自分の子どもを「ひとりの人間」として認めてあげられないので、子どもの自己肯定感が低下し、友だちに依存せざるを得なくなってしまうのです。親がわが子を心配し、近い距離感であれこれ世話を焼いてしまうと、子どもは「自分は信頼されていない」とみるみるうちに自信を失ってしまいます。わが子の友だち力を伸ばすためにも、まずは子どもを信じることから始めましょう。わが子の友だち力は親の○○力によって育つ最後に、親野さんのアドバイスをもとに「わが子の友だち力を育てるためにできること」をご紹介します。先ほども述べたように、友だち力は親子の信頼関係をベースにして育まれます。親野さんによると、「そのためには子どもへの共感的な気持ちが必要不可欠」なのだそう。どのような関係でも、相手を信頼できなければ心を開くことは難しいですよね。しかし、人に対する信頼が土台にあれば、心を開いて接することができ、良好な関係を築くことができます。もしみなさんが、お子さんに対して次のような対応をしていたら、共感的な気持ちが欠けているので注意が必要です。・子どもの要求をわがままと決めつける・子どもが失敗したとき、「あなたの頑張りが足りないからだ」と責める・友だちとけんかした子どもに、「あなたにもよくないところがあったんじゃない?」と言うこのように、親が子どもの気持ちに寄り添わずにいることで、子どもが「どうせ親に話してもわかってくれない」「一方的に責められるだけで味方してくれない」と感じてしまうのも無理はないでしょう。親子関係において信頼感が欠けてしまうと、今度は友だち関係にも悪影響を及ぼします。相手に不信感がある状態だと、友達がひそひそ話をしていると「自分の悪口を言っているんじゃないか」と被害妄想を抱いたり、少しでも仲よくなった相手に過度に執着したりと、相手との距離感を間違えてしまいがちに。甘やかさずに厳しく接することが正しいと思う親御さんも多いかもしれません。しかし、まずは親子の信頼関係をしっかりと築くことが大切です。そのためにも、子どもの話に共感し、受け入れてあげることを心がけましょう。***小学校入学のタイミングで、親が何よりも心配するのは「子どもの友だち関係」なのではないでしょうか。わが子の友だち力を鍛えるには、まずは親子の信頼関係を築くこと。お子さんの話に耳を傾け、しっかりと共感してあげることから始めましょう。(参考)日経DUAL|“友達力”をつけるためには「一人でいる力」も必要親力講座|友達力をつけるために、やってはいけないこと、やるべきこと東洋経済オンライン|友だちが作れない子には「秘密特訓」が有効だSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|将来成功するのは「なぜか人に好かれる子」。渋野日向子選手の自己肯定感は高い?
2020年10月26日わが家の小1長男は、毎週末、学校から「上履き」を持ち帰ってきます。思い返してみれば、上履きを持ち帰るのは今に始まったことではなく、幼稚園に入園したときから始まりました。園庭から教室に入るタイプの幼稚園だったため、外靴から上履きに履きかえてはいるものの、上履きにはいつも土汚れがついていて、それを落とすのがなかなか大変でした。もっと大変だったのが運動会。なぜか上履きで全競技に参加するので、もはや上履きとは呼べないほどに汚れがびっしり…(ホント、このシステムどうにかしてほしい)。そんなわけで、かれこれ4年ほど上履きを洗っているのですが、雨が続き、洗っても乾きそうもないときや、今週はあまり汚れてないからいいかな?なんて、洗わずそのまま持っていくこともたまにあります(あまり大きな声では言えませんが)。はたして世のママ・パパ達はどのように上履き洗いをしているのだろう?と考えていたところ、その答えを「HugKum」で見つけました。「HugKum」とは?小学館の子育てサイト「HugKum(はぐくむ)」。小学館の幼児誌・学年誌『ベビーブック』『めばえ』『幼稚園』『小学一年生』や単行本に掲載された情報などをもとに、ママ・パパが、わが子と一緒に「やりたい」の種を見つけたり、子どもの夢を応援できるような、一歩先ゆく知育、科学、アート、スポーツ、食、エンターテインメントなどの最新情報をお届けするサイト。子育て情報満載の「HugKum」はとにかくラクに、キレイにあらいたい!ですよね!?上履きは毎日履くものなので、土や砂、ホコリ汚れだけでなく、ニオイも気になるもの。汚れやニオイの種類によって、洗い方を変えるとキレイになるとの情報が!また上手な洗い方の手順が説明されているので、この通りやればラクに上履き洗いができそう!ということで、「HugKum」のこちらの記事が非常に参考になりました。▶※「HugKum」の記事を引用して、紹介します。なぜ上履きで運動会!?と、思わず先生に何度も確認してしまった幼稚園時代上履きはどれくらいの頻度で洗うもの?今回、私がものすごく共感したのが、ママ、パパ達にしたリサーチ結果でした。冒頭に書いた通り、洗わずにそのまま持たせた経験のある私。正直、罪悪感もありましたが、私だけじゃなかったという結果が!たいていの園や学校は毎週金曜日に上履きを持ち帰ってくることから、「毎週洗う」という意見が約半数を占めるという結果に。その次に多かったのは、汚れ具合によって2~3週間に1度洗っているという意見。また、上履きの持ち帰り自体が学期ごとという学校もあり、意外にも20%近くの家庭が学期ごとにしか洗っていないよう。50%以上もの家庭が毎週洗っているわけではないということが判明しました。確かに汚れの程度によって、洗い方や頻度を変えるのは当たり前のことですよね。持って帰ってきた上履きを確認して、対応すればいいのだとちょっと心が軽くなりました!続きは「HugKum」で!「HugKum」では、上履き洗いが簡単・時短になるアイデアや、上履き洗いにおすすめの洗剤も紹介しています。効率よく、もっと上履きをキレイにしたい人は続きを読んでみてくださいね。▶そのほかにも子育て中のママ、パパにおすすめコンテンツがたくさん!下記の「HugKum」サイトからも見れますので、ぜひチェックしてみて。「HugKum」サイトは下記をクリック↓↓↓↓↓<あんふぁんWeb編集部>
2020年10月23日10月といったらハロウィーン! この時期は街中がハロウィーンのデコレーションでいっぱいになりますね。そこで、子どもたちのお弁当にもハロウィーンを取り入れてみませんか。簡単にできて、子どもたちのワクワクを盛り上げる3種類のハロウィーン弁当を紹介します!怖くない!「かわいいおばけ弁当」おばけと聞くと怖いイメージがありますが、このおばけは怖くありません!好きな具材のおにぎりで作れます。まずはおばけおにぎりを作りましょう。【作り方】おにぎり編1.白いごはんに好きな具材を入れ、ラップを使ってまん丸おにぎりを作る2.指で一部をつまむ(写真を参考にしてください)3.おばけの形が完成これだけです。普通のまん丸おにぎりをつまむだけで、おばけの形のおにぎりに!これをお弁当箱へ詰めて仕上げましょう。【作り方】弁当箱編1.おばけおにぎりを入れる2.しっぽの部分にお花ウインナーを詰める3.その他のおかずを詰める4.目、口、ほっぺをつけるしっぽの部分にお花ウインナーを先に詰めていますが、ここに丸いお花ウインナーを詰めることで、しっぽのくるっとしている形を崩さず固定することができます。目は黒ごま、口はのりをハサミで細く切っています。ほっぺはぶぶあられを使っていますが、ケチャップを箸でちょんとつけてもできます。帽子をつけるだけ!「キュートな魔女弁当」女の子のお弁当に帽子をかぶせると、魔女に変身します!【作り方】1.しゃけフレークを混ぜたごはんを薄く詰める2.顔になる部分に白ごまをかける3.しゃけフレークごはんを白ごまの上に顔の形にのせる4.ナポリタンを顔部分の周りにのせる5.おかずを詰める6.目、鼻、口、ほっぺ、帽子をつけるこれで完成です!最初にごはんを詰める際、すべてを使い切らず、顔の分を残してくださいね。あとから顔の部分にごはんを少しプラスすることで立体感が出ます。ナポリタンをのせる際、少し顔にかかるようにしてあげると髪の毛らしくなります。目、鼻は海苔をパンチで切り抜きますが、口は海苔をハサミで切っています。一番の難関は魔女帽子ですね。帽子の先が折れ曲がった形に切ると、魔女帽子らしくなります。右端のつば部分から切り始め、基本は三角形になるようなイメージで切ると切りやすいです。つばの部分は少し細めにしてあげるとキレイにできます。最初に大体の形に切って、その後ハサミで細かい部分を調整して切ってみてください。これさえマスターしてしまえば、どんな顔でもこの帽子をのせるだけで一気にハロウィーン感が出ます!ぜひチャレンジしてみてください。これぞハロウィーン!「ジャック・オー・ランタン弁当」ハロウィーンと言えば、カボチャのジャック・オー・ランタン!これは海苔パンチなし、ハサミで簡単にできます。【作り方】1.ごはんにケチャップと鶏ガラスープの素をかけ、フライパンで炒めて冷ます2.ケチャップごはんにウインナーを入れて楕円形に握って入れる3.おかずを詰める4.目、鼻、口をつけるケチャップごはんは、フライパンで炒めると赤色の発色がきれいに出ます。鶏ガラスープの素を入れると味がしっかりして子どもたちが喜んで食べるのでおすすめ。ケチャップごはんの中に今回はウインナーを入れましたが、お好みで中身は変えてみてください。一見難しそうに見える顔のパーツですが、すべて海苔をハサミで切っています。目は大きめの三角、鼻は小さめの三角に切るだけなので簡単。口が難しそうですが、一筆書きで切ろうとせず、下の写真のように順番に切っていくと簡単に切れます。最初に半円の形に切り、下と上2カ所の順に四角を切っていくだけです。これだけであのジャック・オー・ランタンの口ができます。ジャック・オー・ランタン用の海苔パンチは100均などでも販売されていますが、切りにくかったり、サイズが決まってしまっています。ハサミで切ることができれば、こどもの食べられるおにぎりのサイズに合わせて調整して切れるのがいいですよね。お弁当でもハロウィーンを思いっきり楽しんじゃいましょう!<文・写真:ライターyukari>
2020年10月23日よその子を叱ったシチュエーションを聞いてみると…子どものしつけや子育ての仕方は家庭によって違うので、叱る理由やタイミングもそれぞれ。わが子以外の子どもへどう関わったらいいか迷う人も多いのでは。今回はよその子を叱ったことがあるママ12人に、その時の様子を教えてもらいました。叱ったあとの後味の悪さよ…■児童館の遊具で知らない3歳くらいの男の子が、1歳児の娘に何回も押してきたり叩いたり。「ダメだよ」と言っても叩こうとしたので、両手を持って「ダメだよ」と注意。 近くにパパがいて「すみません」と笑顔で対応されましたが…。少し離れた場でママは携帯を触っていて、私が注意したからか男の子は泣いていて、その理由を聞いたママは「ふーん」って様子。呆れました。 (ままんさん/34歳)■保育園でうちの子どもに至近距離から思いっきり石を投げてきた男の子がいて叱ったことがある。何もしてない時に急にだったのでビックリした。大きな声で叱ってしまったけど、あとで聞くとその子は園で働いている先生の子どもだった。とても複雑な気持ち。 (sksさん/33歳)■基本的には注意しません。が、この間、支援センターで遊んでいるときによその子に叩かれた。その子の親はずーっとほかのママとの話に夢中で子どもを見ておらず、子どもはかまってほしそうに、いろいろなところを散らかしたり、ほかの子に迷惑をかけていたので、あえて親に聞こえるように注意しました。そしたら親が飛んできて理由も聞かず&謝まりもせず、怪訝そうに立ち去って行きました。 (むむころさん/35歳)叱るほうもドキドキ…本当は言いたくない■あまりにひどいことしてたらって感じですが、ひと声かけるまで、すごいドキドキして、その後もドキドキが止まらない。親が見てろよ!なんで私がこんな思いしなきゃなんないんだ!って思う。 (ももさん/47歳)■幼なじみの家族がわが家に遊びに来た際、些細なことで友人の子どもに注意したところ、涙目に…。その後は楽しく遊びましたが、寝る前に「〇〇ちゃんのママ(私のこと)怖い」と言っていたそうです。幼なじみだしという甘えから、よその子にわが子と同じように接してしまった事がいけなかったのか、単に私が怖かったのか分かりませんが、他人の子どもへの接し方に気をつけようと思いました。 (みどさん/35歳)思わず怒鳴ったことも■滑り台で、わが子を含む幼稚園児数人がちゃんと並んで階段をのぼって遊んでいた。ひとりが滑り降りた直後に、小学生の大きい子どもが滑り台の方から走って駆け上がってきて、次に滑ろうとした子どもをまたいで上に行った。危ないと思ったのでとっさに「危ないやろ、小さい子がいるのに滑り台の前から登るな、降りろ」怒鳴っていた。 (ましろさん)どの子も同じ!分け隔てなく叱る■自分の子どもも友人の子どもも、悪いことをしたとき、危ないことをしたとき、分け隔てなく叱ります。私のまわりのママはみんなそう。公園で遊んでいてもみんなの目があるので安心できます。 (れいさん/38歳)■息子の友達が遊びに来た時に、冷蔵庫を断りなく開けようとしたので、「よその人のおうちの冷蔵庫や棚は勝手に開けたらダメ。うちだけでなく、ほかのお友達の家でもダメだよ」と話しました。あと、私の寝室のドアを開けようとした時も「遊んでいいよって言われているお部屋以外に行きたい時は、そこのママにきちんとお話しないとダメだよ」と注意しました。 (はなこさん/36歳)■公園で遊んでいるときに石を投げるなど。さすがに危険なことをしていると叱ります。 (黒綿棒さん/36歳)■これは危険だと思うときは、どこのお子さんでもその場で注意します。高い遊具の上で押す、砂場で砂をかける、大きな石を投げるなど。感情的にならないように気をつけて、ケガをする危険性を目を見て説明します。 (こっこさん/36歳)■親の前でいい子で、親がいないと悪さする子には平気で叱ります。 その子にもよくないので。 (匿名さん)■幼稚園へ毎日送り迎えをしています。ある朝クラスに登園したら、先に登園していた子が、先生の見ていないところでペンを持って他の子を叩いていたので、注意しました。危険なことを注意するのは大人の役目。自分の子も他の子も関係ありません。 (ゆゆさん/35歳)関係性によって難しい場合もありますが、「危険なことを注意するのは大人の役目」「その子のために分け隔てなく叱る」というのはとても大切なことだと感じます。子どもたちに届く言葉や態度で、しっかりと伝えられるといいですね。投票期間/2020年2月19日~3月4日<あんふぁんWeb編集部>
2020年10月22日4人目の出産入院中に上の子たちのお世話を、家事がちょっぴり苦手なパパにお願いしたというママの体験談を紹介しています。4人目の出産当時、長男は小学1年生、次男は年長、そして長女は年少でした。電車で8時間かかる実家へ里帰りをしようか悩みましたが、小学生が長期欠席するのは好ましくないと感じ、夫に1週間の休暇が取れるか相談。幸いにも会社の理解があり、1週間ほど休暇をいただき、里帰りせずに出産を迎えました。 4人目の出産入院! 夫に家事・育児を任せるのが心配わが家の夫は料理が得意ではなく、作れるものはみそ汁とカレーくらいです。掃除機はかけられますが、洗濯機の使い方や洗剤の量など、細かいことはわからない様子。 また、幼稚園の子どもの持ち物やお迎え時間が曜日によって違うことを、口頭で何度も説明したのですが理解できず……。「お弁当も作れるのだろうか?」とさまざまなことが心配でたまりませんでした。 そこで出産入院中、夫が困らないように家事や幼稚園の支度を細かくノートにまとめたものを用意しておきました。 子どもの精神面も心配!出産入院中の1週間ほどは、私がいない生活になります。子どもたち3人はまだまだ甘えざかりなので「大丈夫だろうか?」と心配になりました。 特に幼稚園児の2人は、ママがどのくらい入院し、どのくらいで帰宅するのかわからない様子。そこで1週間分のカレンダーをつくり、毎日シールを貼っていってもらい、ママが帰ってくるまでの期間を感覚で伝わるようにしました。 さみしくなったときはグズグズしてしまうので、お手紙とシール、小さいおやつを人数分×1週間分、用意して出産に備えました。 「意外となんとかなる」と思えた!夜に陣痛がきた私は、子どもたちが寝ている間に病院に駆け込みました。付き添いもおらずひとりでしたが、私の場合は逆に集中できてよかったと思っています。 私が入院中の1週間、結局、夫は幼稚園をお休みさせて、子どもたちを遊びに連れて行ったようです。普段私は外食をさせませんが、夫と子どもたちはラーメン屋巡りをしたそう。子どもたちはとても楽しそうに報告してくれました。夫は、3人の子どもたちのお世話が想像以上に大変な様子で、日に日に疲れた顔になっていきました。 予想外の外食続きで、栄養バランスが気になりましたが、子どもたちに怪我もなく、これまでの夫の様子を考えると、ひとりで面倒を見ていてくれただけでもすごいと感じました。夫自身も子育てをしながら家事をする負担を、身をもって実感したようで、お互いのことを知るいいきっかけになった出産前後でした。 原案/武山あゆみ作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2020年10月21日前回 からのあらすじ(全3回)総太が春樹を叩いた理由が明らかになり、総太が一方的に悪いわけではなかったと知り焦る裕子と恵子。そんな母二人にベテラン先生がアドバイスする。保育園の先生から事情を聞いた私たちはお互いに動揺していました。総太が春樹くんを叩いた理由は、春樹くんが総太の作っていた砂場の山を壊していたからだったのです。今回私は息子が普段からやんちゃだったこと、仲の良い大人から言われたことで息子から詳しく話を聞きませんでした。私自身「子どもの意見を聞かずに決めつけてしまう」ことがあるんだな…と気がつけました。子どもの話をちゃんと聞いて、何か困ったことがあったら話をしたいと思われる親にならなければと改心しました。子どもも一人の人間。先生の言葉を胸に、息子を見守っていこうと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 鈴木し乃
2020年10月19日私が子どものお弁当によく使う食品のひとつが「ハム」。さまざまなおかずに使えて、ピンク色が映えるので、お弁当用に常にストックしているママも多いと思います。でも、いつも同じおかずになってしまい、マンネリになってしまっていませんか?そこで今回は、ひと工夫で誰でも簡単に作れる!ハムを使ったかわいいお弁当おかずを3つ紹介します。使うのはハムだけ!30秒あれば作れる「ハムりぼん」【用意するもの】(4個分)・ハム…1枚・ピック【作り方】1. ハムを8つに切ります2.長さのある中央部分のハムを輪のようにして真ん中を少し重ね、端の短い部分を使って留めます3.ピックをさしますハム1枚で小さなりぼんを4個ほど作ることができます。2個重ねると、かわいさがアップするので、特に女の子に喜んでもらえること間違いなし!大きなりぼんにしたい場合は、ハムの上下を1センチ程度切り落として大きなほうを三つ折りにし、切り落としたハムで中央を留めると作れます。朝食やランチのプレートごはんを華やかにしてくれますよ。すき間埋めにもぴったり!「ハムとちくわのバラ」【用意するもの】(4個分)・ハム…2枚程度・ちくわ…1本・ゆでた枝豆(冷凍でも可)…適量【作り方】1. ハムは3等分または2等分に、ちくわは4等分に切ります2. バラの花びらをイメージしてハムをくるくると巻き込み、ちくわの穴の中に詰めます3. 最後に枝豆を添えますハムの大きさは、3等分だと穴に詰めやすく、2等分だと花びらが多くなり見た目がきれいになります。簡単に作れるうえに、お弁当箱のちょっとしたすき間を埋めることができるので重宝するおかずです。おかずのバリエーションが広がる!「ハムカップ」【用意するもの】(1個分)・ハム…1枚・コーンやツナなど、お好みの具材…適量・ピザ用チーズ…適量・アルミカップ【作り方】1. ハムの4か所(写真の赤い点線)に1~2センチ程度の切り込みを入れます2.アルミカップにハムを敷き、具材を入れてチーズをのせます3.トースターで、チーズが溶けるまで数分焼きます※アルミカップは、ハムを敷く前にお弁当箱に入る大きさに調整してください。2枚重ねにすると型くずれしにくくなりますおすすめの具材は、「コーン+マヨネーズ」「ツナ+マヨネーズ」「ポテトサラダ」「うずらの卵」など。入れる具材によって、おかずのバリエーションを広げることができます。少しだけ余ってしまった食材の消費もできるレシピです。ハムがカップがわりになるので、そのままお弁当箱に入れてもOKですよ。ハムにひと工夫を加えるだけで、子どもウケ抜群のお弁当おかずに変身します。どれも簡単に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。<文・写真:ライター郡司佳奈>
2020年10月19日前回 からのあらすじ(全3回)わが子が友だちを叩いていたことを認めたためママ友に謝罪。すると「もう叩かないようにして」と連絡をもらうが…。私は、気まずい思いを抱えながら子どものお迎えに行きました。ただ引きずるのは嫌だったので、恵子さんに今日もう一度直接謝ろうと決めてました。私は息子がやんちゃなこともあり、恵子さんから連絡をもらった時、息子が悪いんだと決めつけてしまっていました。息子の話をしっかり聞く前に、自分とママ友との関係を心配していたなんて…とても情けなく、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。息子の気持ちを考え、胸が締め付けられる思いでいると、保育園のベテラン先生が心が救われるようなアドバイスをくださったのです。次回へ続く※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 鈴木し乃
2020年10月18日そろそろ幼稚園の願書の配布、そして申し込みの時期。園によってさまざまな特徴があり、迷ってしまいますよね。この時期の子どもたちの成長は千差万別なので、幼稚園に見学に行き、元気いっぱいに活動に参加する園児の姿を見て「うちの子ついていけるかな?」と心配になった人もいるのではないでしょうか。特に早生まれの子や、のんびりしていてマイペースな子の親は不安は大きいもの。今回は幼稚園教諭をしていた経験から、行動がゆっくりな子の幼稚園選びでチェックしたいポイントをお伝えします。各クラスを何人の先生で担当するのかをチェック行動がゆっくりな子の幼稚園選びでは、各クラスを何人の先生で担当するのかを確認してほしいと思います。担任の先生だけでなく、補助の先生がいるとある程度その子のペースに合わせて対応してもらえます。幼稚園では着替えや製作など、時間を決めて一斉に行うことが多くあり、担任の先生ひとりだと遅れている子のフォローが難しくなってしまいます。着替えの時間を考えてみる着替え中、ボタンをはめるのに手こずり数人の子が遅れています。他の子はもう終えて園庭へ遊びに行ってしまいました。もし先生がひとりだと、遅れている子に手を貸し早く終わらせて、外に連れ出さなければいけません。けれど、もうひとり先生がいれば、遅れている子も自分でボタンができるまで励まし見守ることができます。先生が手を貸してやってあげると物事が早く進みますが、大切なのは自分の力でやること。毎日の小さな積み重ねで手先の器用さの成長は大きく変わっていくと思います。年中・年長クラスについても聞いてみる年少では(20人以上のクラスの場合)必ず副担任がいますが、年中・年長になってからはどうでしょうか?見学の際に、年少だけでなく、各学年の担任や副担任、補助の先生について聞いてみるのもいいと思います。活動が増え忙しくなる年中・年長になっても担任以外にフリーの先生がいると、困った時にフォローしてくれるので安心です。質問して園の方針をチェック・「うちの子は行動がゆっくりなのですが大丈夫ですか?」・「まだおむつが取れていないのですが…」・「食事がすごく遅くて…」心配なことはどんどん園長や主任の先生に質問してみるといいと思います。質問をすると園の「行動がゆっくりな子への考え方」が見えてきます。「少しづつできるようにしていけば大丈夫」と受け止めて、園での具体的なフォロー方法を教えてくれるようであれば安心ですよね。しかし中には「みんなに追いつけるように、おうちで練習してきてください!」と言われてしまうこともあるようです。家でも練習するのはもちろん大切です。けれど、常にまわりと同じでなくてもその子のペースで成長していければいいと思います。子どもをあせらせることなく見守る姿勢をとってくれる園かどうかはチェックしたいですね。その子にとって無理のない行事内容かチェック私が勤めていた幼稚園では年に2回、大きな行事がありました。盛大に開かれるその行事に向け練習を積み重ねていく中で、子どもたちはひと回りもふた回りも成長します。当日は、子どもたちの一生懸命な姿に保護者も先生も涙し、大きな感動があるのもです。その反面、行事の前は練習時間確保のためタイムスケジュールが詰まっていて、素早く着替えたり、並んだり、道具を用意したり、先生も子どもも忙しくなります。その期間、楽しみながらやり遂げる子もいれば、そうでない子もいました。追いつくのに必死で一日中険しい顔になったり、イヤになって投げ出そうとする子、疲れて「幼稚園行きたくない」という子も。園の行事がゴールになっていませんか?行事など目標に向かって頑張る、達成するのは素晴らしいことですが、幼児期には「楽しい」をたくさん経験することがなにより大切。幼稚園の行事がゴールではなく、幼児期に「楽しい」という好奇心の種を植え、これから先自分でどんどん育てていくものだと思います。もしみんなに追いつくのに必死で「楽しい」と思えなくなってしまったら、その時はなんとかこなせても、その先の伸びしろは少ないのではないかと思います。行事が盛りだくさんの園もあれば、大きな行事がなくても、日々の中で子どもが自分のペースで成功体験をつめるよう工夫している園もあります。わが子に無理がないか、楽しんでできる内容かという視点で行事をチェックしてみるといいと思います。自分らしさを生かせる園で過ごそう行動がゆっくりな子には、「丁寧にできる」「集中力してものごとに取り組める」など、裏を返せば長所になる個性があると感じます。早生まれで成長がゆっくりな子は、クラスのみんなにかわいがられる愛されキャラになるでしょう。そしてまわりをよく観察している子も多いです。ゆっくりだからこその長所や一面が生かせる幼稚園が見つかるといいなと思います。親にも先生にも友達にも、自分らしさを認めてもらいながら、笑顔いっぱいの幼稚園生活が送れますように。<文・写真:ライターnicoai>
2020年10月15日こんにちは、3きょうだい母のニタヨメです。この間まで、暑い暑いと言っていたのにすっかり涼しくなりましたね。ついこの間、次女の運動会がありました。今はこのような状況なので、学年ごとに時間をずらして縮小されての開催でした。小学校は中止だったので、今年は次女の通う園も中止かもと半分諦めていました。開催してくれた先生方に感謝です…泣昨年は次女にとって初めての運動会で、私たちのそばに居られず、さびしくなってしまってあまり楽しめませんでした。■初めての運動会ではさみしくなってしまった次女まだ慣れていなかったし、さびしいやんね、でもそれもかわいかった…! (親バカ)そんな次女は昨年の運動会を思い出してこんなネガティブ発言をしていました。相当さびしかったみたいです 笑そんな調子なので今年も少し心配でしたが、いざ当日になると…たっ楽しそう〜〜!!そして前回には見れなかった笑顔ーー!リラックスした楽しそうな表情に安心しました。かわいさ爆発していました(親バカ多め)そう思っていたのは私だけではなく、一緒に来ていた長女も写真やムービーを撮りまくっていました。 ■次女の専属カメラマン現る!代わって私が撮っていると、「お母さん! 退場までちゃんと撮ってよ」と、ダメ出しして、また自分で撮ってた。ムービーを後から見てみると、「かわいい〜」と、思わずこぼれた長女の声が入っていました。シャッターチャンスを逃さないその姿は、次女専属カメラマンみたいでした。
2020年10月11日息子が2歳半になった頃、話し言葉に詰まりがあることに気づきました。わが家には子どもが3人いますが、上2人の時にはなかった症状のため、私自身どう対応していいのかとても悩みました。今回の記事では、息子の症状や保健師さんからのアドバイス、わが家でどのように対応したかを紹介します。2歳半頃から息子の吃音が気になり始める息子が2歳半になった頃、近くの幼稚園の2歳児クラスに空きが出たので、タイミングよく通えることになりました。通い始めてしばらくすると、言葉の最初の音を繰り返す、言葉が詰まって出てこないという吃音の症状が出始めました。「環境の変化が影響しているのかな?」と、最初は特に気にしていなかったのですが、数か月経ってもなくならないばかりか、むしろ症状が多く出るようになってきたため、私も次第に不安になってきました。私の子育ての仕方が悪い?と悩むように夫や上2人の子どもに話しても、「そう?気にならないよ」という反応。子育て中の友人達に聞いても「小さい頃はよくあるだろうから、もう少し様子を見てみたら?」という感じでした。とにかく「私が気にしすぎないほうがいい」という助言をもらうことが多かったです。でも、普段息子と触れ合う時間が長い私の不安はなかなか消えず、インターネットなどで情報を集めたりもしました。そして次第に「私の子育ての仕方が悪いのだろうか」と悩むことも増えていきました。涙が止まらなかった3歳児検診悩み始めて半年ほど経ったころ、ちょうど3歳児検診のタイミングがあったので、思いきって保健師さんに相談することにしました。「どんなことでも話してくださいね」と言われ、息子の吃音症状の話を始めたら、涙が止まらなくなりました。保健師さんが私と息子を別室に案内してくれて、息子を遊ばせながら、「ゆっくりでいいですよ」と、話しやすい環境を作ってくれて、とても安心したのを覚えています。家での様子や、私のせいでこうなってしまったのではないかということ、どう対応していいのかわからないことなどを相談しました。家族みんなでできることを少しずつ保健師さんの最初の言葉は、「ママは息子さんを十分見てあげていますよ。自分を責めないでくださいね」でした。それを聞いて、また涙があふれました。息子の場合、「幼稚園で環境が変わったというのも多少あると思う」と言われましたが、それよりも「家庭内でゆっくり話を聞いてあげる時間を設けてみるといいのでは」というアドバイスをもらいました。「話好きで話題豊富なお姉ちゃんやお兄ちゃんみたいにいっぱい話したいけど、言葉が思うように出てこなくて、本人ももどかしいのかも。比較対象が家族にたくさんいることで、焦ってしまい、余計話し出しが詰まってしまう場合もあるんですよ」ということでした。具体的な対応策として聞いたこと家庭でできる具体的な息子への対応策として聞いたのは、以下の2点です。・息子が話そうとしているときには話をさえぎらず、ゆっくり話をできる環境を作ってあげること・言葉が出てこなくて不安そうなときは、肩や背中など体の一部を触ることで安心させてあげることこれらを家族みんなで共有し、早速実践することにしました。不安や悩みはひとりで抱え込まず、専門家に相談しようその日は、「今日お伝えした方法で様子を見て、半年後も気になるようでしたら、臨床心理士さんに相談しましょう。今から予約を入れておきましょうね」と、保健師さんが日程を押さえてくれました。帰宅後、家族にこの日の検診のことを話しました。その後、家族みんなで、保健師さんから言われたことを心がけて接するように。すると少しずつ息子の吃音症状は治まっていきました。検診から半年後、3歳半になる頃にはほとんど症状がなくなったため、保健師さんにお礼を伝え、臨床心理士さんの予約は辞退しました。育児に悩んだ時の相談先私にとって、あの悩んでいた時期に、3歳児検診があったのは幸いだったと思います。というのも、当時の私には「この悩みや不安を保健師さんに相談する」という発想そのものがなかったからです。もしあの時相談できていなかったら、私は長い間ずっとひとりで悩んでいたかもしれません。定期健診、そして育児で悩んだ時の相談先を知っておくことがどれだけ大切か、身を持って感じました。各自治体では保健師さんへの育児相談を設けていますし、探してみると相談できる場所はたくさん見つかります。不安なことがあれば、ひとりで抱えることなく、ぜひこういった場を活用してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2020年10月06日10月に入り、子どもたちも少しずつ生活リズムが整ってきたころかと思います。わが家の長女は、昨年のこの時期、とても不安定で気持ちが荒れているようでした。そんな彼女の気持ちを落ち着かせるために私が気をつけたことをお伝えします。新学期、毎日の生活にまず慣れることが大事昨年の夏休みの終わりごろ。年少の長女にとって大事なのは、まず幼稚園生活をスムーズにスタートさせることでした。長いお休みで家で過ごすことにすっかり慣れた長女は、幼稚園に行くことを嫌がるようになっていました。母としては、おうち時間がそんなに楽しかったのね!と嬉しい気持ちにもなりましたが(笑)、「先生も会えるのを楽しみに待ってくれてるよ~」と園生活に前向きになるような言葉を優しく言い聞かせていました。新学期、最初の2日間くらいはバスに乗るときに泣いていましたが、帰ってくるときは「楽しかった~!」と笑顔。思っていたよりもすんなり新学期をスタートできたと感じていました。あれ?いつもと違う…次女にきつく当たる長女新学期が始まって2~3週間、幼稚園のお友達の名前もよく聞くようになって、毎日が楽しい様子だったころ。私は、ふと長女が夏休みに家で次女と過ごしていた様子と違っていると感じました。感情を抑えられなくなる場面が増えて、次女にきつく当たるような日が増えたのです。もちろんまだ4歳なので、自分の感情をコントロールができないのは当たり前です。ただ、今まで家で過ごしているだけの時とは違う荒れ方だと感じました。かんしゃくを起して、足をバタバタしたり、一度泣くと泣き続け、感情を抑えられなくなって…今までも時々、そういうことはありましたが、母の直観で何かいつもと違うと感じました。このわずかな差は、毎日子どもと過ごしているママにしか気づけないような小さな差かもしれませんが、ママにだけ気づいてほしいというアピールのようにも感じました。「大丈夫?」と2人だけで向き合ってみたある日、長女のかんしゃくが止まらなくなりました。そこで、私は長女が少し落ち着くのを待って、2人きりの時間を作ることに。長女の手をギュッと握りながら、「大丈夫?」と聞いてみたのです。すると、長女が少しずつ話をしてくれました。その日は、お友達と遊ぶ時に「入れて」と言ったのに、「イヤだ」「一緒に遊びたくない」などと言われて、悲しくなったとのこと。語彙の少ない年少さんの会話だから仕方ないと思いますが、かなりストレートな言い方をするんだなと私もびっくりしました。ただ、長女の大切な幼稚園のお友達なので、「えー、そんなひどい事言われたの?」などとは言わず、「そっかー、そうやって言われるのは悲しかったね」と共感してから、「あなたが言われて悲しかったことは、お友達に言わないようにしようね。明日は一緒に遊べるといいね」と前向きな気持ちになれるような言葉をかけるように努めました。担任の先生に相談して様子を見てもらうことにその後、長女の幼稚園での様子が気になったので、担任の先生にもこのことを相談。幼稚園での様子や友達とのやりとりを教えてもらいました。子ども同士のことなので、基本的には親があまり前に出ずに、幼稚園に任せたほうがいいと思いますが、家に帰ってからも感情が不安定になるような場合には、先生に生活の様子を聞くのもいいと思います。このときは、先生が細やかに幼稚園での様子を伝えてくれたので、私は不安が増長することなく、落ち着いて長女と接することができたように思います。自分を見てくれているという安心感が大事それからは、今日はちょっとおかしいなと感じたら、すぐに向き合ってゆっくりと話をするようにしています。「あなたがいつもと違うことにママは気づいているよ」と言葉や態度で示すことで、長女は安心するようです。しばらくは不安定な時もありましたが、かんしゃくを起こしても、落ち着きを取り戻すまでの時間が短くなっていきました。また、小さな変化も見逃さないようにと気をつけて向き合うようにしていたら、次第に何かあったときには、自分から話をしてくれるようになってきたのです。長女が「ママは自分をちゃんと見てくれている」と実感することがとても大切なんだと、昨年の夏休み明けに学びました。現在、年中となった長女は、夏休み明けはスムーズに園生活をスタートさせました。しかし、ときどき、園から帰ってきてからの様子がおかしいな、荒れているなと感じることも。そんな時は1年前を思い返して、時間をかけてゆっくり話をするように心がけています。長女は1年分成長して、私の話をよく理解するようになってきました。その分、昨年よりもさらに向き合う時間を増やしています。何度も繰り返して話を聞くこと、ママは最強の味方だから何でも話してねと伝え続けることが、心の安定を育んでいるんだなと実感する毎日です。<文:ライターyuikitiiii>
2020年10月03日子ども同士で遊んでいると起きるケンカ。そんな時、親としてどう対応していいか迷ってしまい、とにかくわが子を叱るという人も多いのではないでしょうか。今回は私が幼稚園教諭をしていた時の経験から、先生は子どもたちがケンカした時にどうかかわっているかをお伝えします。ケンカは悪い事ではなくお互いにとって成長のチャンスケンカは「相手にイヤなことをした」とネガティブに捉えがちですが、幼稚園の先生たちは「ケンカは成長のチャンス」と捉えていました。。その理由は、幼児期は自己表現の仕方、相手の思いを考えることを少しずつ学ぶ時期だからです。まず親以外の人にも自分の気持ちを伝えようとすること、表現することはとても大切なこと。その結果、相手を泣かせたり怒らせたりしてしまったら、次はどうやって伝えようと子ども自身が経験から身につけていくことができます。「今日は遊ばない」にもちゃんと理由がある例えば、2人で遊んでいるところに、ある子が「入れて」と言ったのですが「ダメよ!」ときつく断られてしまいました。その時は入れてもらえなかった子が泣いて、大ゲンカになってしまいました。実は、断った方にも「今日は2人でしかできない遊びをすると決めていた」という理由がありました。そこで、そのことをきちんと話して、その後はどうしても2人で遊びたい時には、断る側が理由をきちんと伝えるように話しました。そして、断られた方も「じゃあそれが終わったら3人一緒に遊ぼうね」と切り替えができるようになりました。また、普段は友達に適当なあだ名をつけて呼んでいた子が、ある日自分にあだ名をつけられるとすごくイヤで怒ってしまったということがありました。自分は何気なくやっていても、された方はどんな気持ちだったか経験してみて気づくこともあります。子どもたちは、そんな経験を繰り返しながら、少しずつ相手の気持ちを想像できるようになり、「思いやり」が育っていくのだと思います。目標は子どもたち自身で仲直りすること上記を踏まえ、園ではケンカが起きた時の対応をしていました。ポイントは、子どもの成長や性格に合わせて変えて対応を変えること。■オモチャの取り合いでケンカになった場合・まだ言葉で状況を説明できない子の場合は、「〇〇がイヤで叩いちゃったんだよね」「次は貸してって言うようにしようね」とケンカになった理由を整理し、次はどうしたらケンカにならないか具体的に伝えます。そうすると、次にケンカになりそうな場面で「どうしたらいいんだっけ?」と聞くと、自分から「貸して」と言えることも。・言葉がある程度話せる子の場合は、「どうして叩いたの?」「叩くとケンカになるよね、どうすればよかったかな?」と質問をして子ども自身が考えて気づけるよう促します。・考える力、伝える力のある子の場合は、しばらく見守ります。すると一度は叩き合いや言い合いになったとしても、どちらかの子が「じゃあ順番にしようよ!」と案をだし、解決に向かうことも多いのです。どうしても折り合いがつかずヒートアップした場合は、先生が仲裁します。その際、先生の考えではなく子どもたちが納得できる方法を一緒に考えるよう気をつけます。どんな場合も、「子ども同士で解決できること」を目標として対応していました。4月はケンカばかりしていた子どもたちが、数か月すると子どもたちで解決策を言い出せるように成長していき、やがて相手を優先したり手助けしたりできるようになっていきます。そんな子どもたちの姿を、先生として本当にうれしく思い見守っていました。ケンカしても頭ごなしに叱らないでケンカの中でこそ、言葉で教えてもわからないことを学べると感じています。だからこそ子どもがケンカをした時には、「あなたが悪いんでしょう!謝りなさい!」と一喝してしまう前に、子ども自身が「どうしたらよかったかな」と立ち止まって考える時間をもてるといいですね。また子どもから「園で友達とケンカしちゃった」と聞いても心配しすぎなくて大丈夫。ケンカが長引くことや繰り返すこともあるけれど、経験して学んでいる時期なので、励ましながら見守ってくださいね。もし落ち込んだ様子があれば、遠慮なく先生に相談をするといいと思います。気にかけて様子を見てくれたり状況を詳しく教えてくれるたりするはずですよ。大人が子どものケンカをおおらかに見守り、子どもたちには「ケンカして、仲直りして、もっと仲良しになる」という経験をたくさんしてほしいなと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年10月02日子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族