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もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てる中で「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気をつけていることをお話ししたいと思います。言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」、「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男が昼のおむつを卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われました。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と伝えています。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスをつけていたこともあります。ハーネスをつけさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」、「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫や両親、義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日私たち家族は義父と同居しています。義母は夫が幼いころ病気で他界したそうで、それ以来義父は夫を男手ひとつで育ててきました。義父は家事も完璧で、結婚当初は平和な同居生活でしたが、息子が産まれてからすこしずつ変わっていったのです。息子が産まれたのは、ちょうど義父が定年退職をしてすぐのこと。これまで仕事に割いていた時間をすべて孫に使うと宣言した義父は、育児書を読みあさり、すっかり“教育じいじ”になってしまいました。 いい学校に行かせて、エリートに育てると言いますがーー。暴走する教育じいじ少々暴走気味の義父でしたが、目に余るときは夫が注意してくれました。しかし夫が長期の出張に行ってしまい、状況は一変。義父の教育じいじぶりがエスカレートしました。 ごっそり家庭学習用の教材を買ってきたかと思えば、幼稚園から帰った息子につきっきりでやらせる日々。学習計画も半年先まで立てていて、その日のノルマが終わらないと自由に遊べません。 さすがにやりすぎだと夫から注意してもらいましたが、3日もすれば元通り。息子が泣くと、忍耐力のない子に育ったのは私のせいだと言い、私も息子も相当なストレスです。でも、義父からすれば孫のためを思ってのこと。その気持ちもわかるので、私は困り果てていました。 私の教育は全否定!?ある週末のこと。その日は息子の誕生日で、さすがの義父もお勉強はお休みにしてくれました。 プレゼントは欲しがっていたミニカー。息子はとても喜んで、ひとしきり家中を走らせたあと、画用紙にミニカーの絵を描き始めました。 そんな息子を私は微笑ましく見ていましたが、義父は気に入らなかったよう。「こんな物があるから勉強しないんだ!」と突然怒り出し、あろうことかミニカーを投げて壊してしまったのです。 一瞬の出来事にビックリしていた私は、息子が泣き叫ぶ声で我に返りました。私が抗議をすると「こんなものを買うくらいなら、勉強道具を買ってあげなさい。今から勉強しないと医者になれない!」と言うではありませんか。 しかしわが家は医師の家系でもなく、もちろん息子が医者になりたいと言ったわけではありません。息子の人生は息子に決めさせると言っても、聞く耳を持たない義父。とにかく、たった5歳にこんな生活は厳しすぎると言っても、私が甘やかしすぎていると怒り、部屋にこもってしまいました。 ママ友のひと言そんな最悪な空気のなか、息子の誕生日をお祝いするために幼稚園の友だち親子が遊びに来てくれました。玄関で出迎えながら、今朝の出来事をすこし冗談まじりにママ友に話していると、突然義父が部屋から出てきて、今度は幼稚園を変えた方がいいと言い出したのです。 今の幼稚園は、子どもの個性を伸ばしてくれるとても人気のある園。入園後の指導も素晴らしく、不満は何ひとつありません。私は転園させる気はないとハッキリ言いましたが、義父は勉強ができないと意味がないと言って聞きません。 私と義父がにらみ合っていると、ママ友が口を開きました。「あの……、お孫さんにはすごい絵の才能があると先生もビックリしていたの、ご存じないんですか?」 それを聞いて、お友だちが「あれ、見せてあげなよ! 」と言い、息子はハッとした顔をして小走りで自分の部屋に向かいました。祖父が涙したワケしばらくして、幼稚園カバンからあるものを取り出して持ってきた息子。それは「特賞」と書かれた金色の花がついた絵でした。「ぼくのじいじ」と書かれていて、大人が見てもわかるくらい、義父にそっくりです。 細かいシワまでしっかり書かれていて、しかめっ面なのも特徴をとらえています。義父はそれを見てハッとしたようで「じいじは、こんなにいつもこわい顔をしているのか?」と息子に聞いていました。 そして「亡くなった妻は、美大出身だったんだ……それを受け継いでいるのかもなぁ」と言い、涙を流していました。義父は息子を抱きしめ「ごめん」と謝り、私には「孫にいい人生を歩ませてやりたいと思いすぎて、才能を見逃すところだった。申し訳ない」と言い、部屋に戻っていきました。そっと覗くと、義母の仏壇になにやら話しかけていたので、きっとこの話を報告していたのでしょう。 それ以来、義父は一切「勉強」を強要しなくなりました。その代わり、プロが使うような上質な画材を大量に買ってくるようになったのです。“教育じいじ”ぶりは変わらずですが、息子の気持ちを尊重してくれるのでありがたい限りです。 孫やわが子にすこしでもいい人生を歩んでほしいと思うのは、誰もが同じこと。でも、大人が思っている「いい人生」が、本当にその子にとっていい人生かは誰にもわかりません。 ただ黙って見守る、やりたいことに寄り添うという愛情のかけ方こそ、一番難しいのではないでしょうか。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年06月22日マンモス幼稚園に入園した3歳のわが子がもうすぐ春休みを迎えようとしていたころ、事件は起こりました。夏休みごろから仲良くなりだしたA子ちゃんとの間にトラブルが起きたのです。幼稚園の先生方もしっかりと解決に向かって対応してくださったのですが……。 ※訂正:(誤)わが子の手→(正)わが子の指 娘の指に切り傷が幼稚園に入園し、早くももうすぐ春休みというころ、娘の指の内側に切り傷があることがわかりました。切り傷の理由を聞いたところ、ハサミを使っているときに間違って自分で切ってしまったというのです。 しかし、切り傷の状態を確認すると、自分で切ってしまった傷にしては不自然なかたちの傷だと感じ、娘に再度、聞いてみることにしました。 お友だちにハサミで切られたという娘娘にどのようにハサミを持っていたら傷ができたのか聞いてみたところ、お友だちのA子ちゃんにハサミで切られたと言われました。娘の指の傷の状態を見ると、自分で作った傷というよりも他人から切られたと言われて納得ができるものでした。 けれども、幼稚園の子ども同士がハサミで相手を傷つけるというのも理解できるものではありません。刃物で切られるという体験は今後のことを考えても良くないと思い、思い切って幼稚園へ相談してみることにしました。 幼稚園で子ども同士から事実を確認することに娘がハサミで指を切られたことを幼稚園に伝え相談したところ、幼稚園側も驚いてすぐにA子ちゃんへ事実を確認してくれることに……。先生方が慎重に確認した結果、A子ちゃんが娘の指を切ってしまったとのこと。 そこで幼稚園側と話し合いの機会を持ち、大ケガに至らなくてよかったけれど、刃物でケガをしないようよく見ていてほしいと伝えました。不安な気持ちは残りましたが、幼稚園の先生方にお願いするしかないと考えました。 予想外の気まずい出来事私としては娘がケガをしてしまい放っておくわけにもいかないので幼稚園の先生に相談したのですが、A子ちゃんの保護者からすれば大変ショッキングな出来事のようでした。 その後、A子ちゃんの保護者が幼稚園の登園場所で待っていて、私と娘に泣いて謝る騒動に……。今回のことはA子ちゃんの保護者が悪いわけではないので、A子ちゃんの保護者に今後様子を見ていただけたらと伝えました。 娘の通っている幼稚園は、子どもの面倒や様子をよく見てくれていると感じていますが、全員に目が行き届いている状態ではありません。親としては娘に対して、嫌なことをされたらやめてほしいことを伝えるなど、ケガをする前に逃げるという当たり前のことも教えていかなければと、育児の難しさを痛感した出来事でした。 作画/はたこ著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月22日ビイミさんは小学1年生の男の子・ビイタくんを育てるワーママ。月に数回、在宅勤務の日に、ビイタくんはお友達の家で遊んでいたのですが、いつも手土産を持たせてくれるママ友にビイミさんは親切過ぎる?と感じていました。そして、ビイミさんの予感は的中し、ママ友の過剰接待は日に日にエスカレートし……。ビイミさんが在宅勤務の日、ビイミさんの息子・ビイタくんは幼稚園から一緒のエイタくんの家で遊んでいました。ある在宅勤務の日、ビイミさんの仕事が忙しくお迎えに行くことができず、エイジくんのママ・エイコさんに「1人で帰らせてください」と連絡をしてすぐにビイタくんが帰宅します。 すると「エイジのママが車で送ってくれた!」とお土産のミカンを手にして言うのです。「気持ちはありがたいけど、何かあったら…」と考えモヤモヤするビイミさん。そして、「迎えに行けなかった私も悪いか。逆に気を使わせちゃったかな?」と思うのでした。エイジくんのママ・エイコさんの場合※エイジくんは軽度の発達障害があり情緒学級に在籍しています。 エイジくんとビイタくんが仲良くなったきっかけを思い出すエイジくんのママ・エイコさん。 ある日、軽度の発達障害があり情緒学級に在籍する息子のエイジくんのお迎えのため、小学校へきていたエイコさん。そこへ、放課後の校庭でサッカーをしていたビイタくんが現れます。幼稚園から一緒で知ってはいたけれど、遊んだことはありませんでした。するとエイジくんが唐突に「今度うちで遊ぼうよ」と話しかけます。驚くエイコさんをよそに帰宅後も「遊びたい!」「うちで一緒に遊ぶ♪」とキラキラとした表情で訴えるエイジくん。幼稚園から一緒だったので連絡先を知っていたビイタくんのママ・ビイミさんに連絡をして遊ぶことに。 後日、ビイタくんが遊びにくるとやんちゃな印象が一変。しっかりと挨拶をし、ママへの連絡もするしっかり者のビイタくんに驚くエイコさん。そして、エイジくんに優しく接する姿を見て嬉しさのあまり心が温かくなるのでした。そして、ビイタくんは「また遊びに来てもいい?」と聞き、楽しい1日が終わるのでした。 ◇◇◇ お友達と仲良く遊ぶ姿を見て感動するエイコさん。これまでお友達と遊ぶ機会が少なかったということもあり、楽しそうに遊ぶ姿を見ることができると成長を感じ、嬉しくなりますよね。親はタイプが違うから大丈夫かな?と思うこともありますが、親の心配をよそに、すぐに仲良くなれる子どもたちの柔軟さは素晴らしいですよね。エイジくんとビイタくんがこのまま良い関係を築いていけるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター はぐれ鰯
2024年06月22日息子が幼稚園に通っているときのことです。ある朝、息子の幼稚園の支度が終わり、いつもの様に息子はリビングでテレビを見ていました。その隙に私は、幼稚園に送るため洗面所で自分の身支度をしていました。ほんの一瞬目を離したら…身支度が終わりリビングに戻ると息子がいません。トイレやお風呂場、2階など探してもどこにもいません。焦った私は外かもと思い飛び出そうとしたとき、息子のお友達のお母さんから電話がかかってきたのです。「息子くん、うちに来てるよ。びっくりしたよ!」と。息子は近所のお友達の家にいたのです。その日、なかなか片付けない息子に対し叱ってしまったことが原因で家を出てしまったのでした。息子が1人で外を歩いている姿を思うとゾっとしました。 ◇◇◇ もう2度とこのような事をおこさないために、玄関ドアのドア鈴を購入し取り付け玄関を開けたかわかるようにしました。そして、息子への叱り方も変えました。この出来事をきっかけに、子どもは何をするかわからないものだと改めて思いました。 作画/てる子著者:林さくら子どもはもう社会人になり子育ては一応終了ですが、いくつになっても子どもは子どもで手助けしている母です。
2024年06月21日この10年で発達支援を受けることが身近になった医療機関や、児童発達支援、放課後等デイサービスなどで、作業療法士(OT)による支援を受けたことがあるお子さん、保護者の方も多いのではないでしょうか。今回は、日本作業療法士協会で常務理事を務める酒井康年さんにインタビュー。酒井さんは、特別支援学校(当時は養護学校)の教員時代に重度障害のある子どもたちと関わる中で、ご自身の力不足を自覚するとともに、作業療法士が持つ専門性の高さを知り、資格を取得して現場で力を発揮したいと考えたそうです。インタビューでは、協会の活動や発達支援の現場で感じる変化、作業療法のゴール、保護者の方が作業療法を受ける際に意識するといいことなどをお聞きしました。Upload By 専門家インタビュー――2012年に改正児童福祉法が施行されてから10年以上が経ちます。どのような変化を感じているでしょうか。酒井常務理事(以下、酒井):大きな変化として、「支援の量」が満たされるようになってきたのではないでしょうか。つまり、都市部を中心に通所事業所が増え、お子さんが発達支援を受けることがとても身近にとらえられるようになったと思います。ここ数年、保護者の方とお話しをすると、「わが子に必要なことは、なんでもやりたい」というスタンスの人が増えたように感じています。以前は特別な支援を受けることに抵抗が強い人が多くいらっしゃったことと比較すると、ある意味、合理的な考え方になってきているのではないかと感じています。一方で、「訓練」が注目されがちでもあります。不器用さがあるから作業療法士の訓練を受ける。歩行が困難だから作業療法士や理学療法士の訓練を受ける。それは大切なことですが、「どの訓練を受けさせるか」ではなく、「子どもをどう育てるか」が重要だと考えています。――ここ数年、国でも障害児通所支援の基本的な考え方について議論が重ねられてきました。どのように受け止めていますか。酒井:2021年に「障害児通所支援の在り方に関する検討会」、2022~2023年に「障害児通所支援に関する検討会」という大きな検討会が開かれました。広範囲に渡り深く議論いただき、最終的に「障害児通所支援に関する検討会」で児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、総合的な支援を行う重要性が改めて確認されたことに安堵しています。厚生労働省|障害児通所支援に関する検討会報告書(概要)・総合的な支援を行い、その上でこどもの状態に合わせた特定の領域への専門的な支援(理学療法等)を重点的に行う支援が考えられる。 その際には、アセスメントを踏まえ、必要性を丁寧に判断し、障害児支援利用計画等に位置づける等、計画的に実施されることが必要。――総合的な支援を行うことは、「子どもをどう育てるか」という視点とつながりますね。保護者の方も、支援者の皆さんと一緒に考えていく必要がありそうです。酒井:そうですね。繰り返しになりますが、訓練を受けさせることだけが、子どもを育てることではありません。もちろん、保護者の方にとって専門家に相談し、お子さんの困りごとにストレートに答えてもらえるのは分かりやすく、安心感もあるでしょう。そのお気持ちは否定されるものではありません。どちらかというと、私たち支援者が、「総合的な支援」の大切さを意識し、自分たちが行う訓練は「その一部である」と忘れないことが必要です。目指すのは「人々の健康と幸福」であり、「障害の克服」ではないUpload By 専門家インタビュー――酒井さんは、日本作業療法士協会が主催する「児童福祉領域の作業療法意見交換会」での講演をはじめ、作業療法士のあるべき姿について啓発活動をされていますね。酒井:まさに今、力を入れている活動です。日本作業療法士協会では、「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。」という作業療法の定義を定めています。特に注目したいのが、「人々の健康と幸福を促進するために」という部分です。一般社団法人 日本作業療法士協会――大目的は「人々の健康と幸福を促進する」ことだと。酒井:そうですね。私たちが目指すのは、「障害の克服」ではないということです。これは、国の「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容」において、「ウェルビーイング」という言葉で表現されていますが、とても近いと感じています。私自身も、「子どもと家族がハッピーでなければいけない」といつも言っています。例えば「運動ができるようになる」ことはプロセスの一つとしてもちろん大事だけれど、ゴールではない。「ハッピーに過ごせる」ことがゴール。そのために、作業療法士として何ができるかという視点を持つ重要性を、伝えるようにしています。――作業療法士の皆さんは、そのような視点を持ち、どのような活動に落とし込まれていくのでしょうか。酒井:ICFと呼ばれる国際生活機能分類(WHO)の概念では「活動・参加」と示されていますが、作業療法士は「活動・参加」を支援する専門職です。医学的な知識、活動分析・作業分析というスキル、人・環境・作業の3要素によって情報をとりまとめるPEOモデルなどを駆使して、子どもの「活動・参加」において何ができて何が課題になっているのか、どこにどういうアプローチをすればいいかを考えて、「ハッピー」につなげていこうと話しています。――「活動・参加」は、具体的にイメージするのが難しいケースもありそうです。酒井:障害が重度になればなるほど、参加を想定するのが難しく、その手前である機能面へのアプローチにとどまってしまうように思います。先日も難病のお子さんを訪問看護している作業療法士や理学療法士に、「社会参加をどう考えていますか?」と聞いてみました。難病があると感染リスクがあって学校に行ってはいけないと言われていると。もちろん、命を守ることが第一です。では、「放課後に行くというトライはできないのか」「日曜日の校舎を借りてトライができないのか」。では、買い物は?小学生が買い物に行く機会がない、これは一般的にはそうそう起こりにくい事態ですよね。そういった事態であると認識し、医学的な知識を役立て、支援者同士でアイデアを出し合うのです。そうすれば、社会参加に向けて違ったさまざまなアプローチが出てくるでしょう。難しいことは重々承知ですが、制限があると社会参加しなくてよいわけではなく、制限がある中でどのように前に進めるのか、なのです。――以前からそのような意識で取り組まれてきたのでしょうか。酒井:2022年9月の「障害者権利条約」における政府報告に関する国連総括所見で、「人権モデル」という言葉に出合ったことが大きいです。人権モデルは、一言でいうと「なによりも人権を尊重することを最優先にする」というもの。どんな理由があっても、人権が損なわれてはいけないというスタンスで物事を考えることです。先ほどのケースでは、難病がある=外に出られなくても仕方がない、ではいけない。ほかにも、強度行動障害がある=身体拘束をしても仕方ない、ではだめなのです。現状はそうせざるをえないのかもしれませんが、極めて懸念される事態であり、なんとかしなくてはいけないという認識を持つことが大事ということです。この学びによって、自分の中でより「活動・参加」に沿って考えられるようになりました。――「仕方がない」「諦めて当然」ではないのだと。酒井:私たち支援者が諦めたら誰がやるのか。この子たちを知っている支援に携わる人間が、今の限界にしっかり気づき、仕方ないではなく子どもが権利侵害を受けている認識がないと前に進むことができません。少し難しい話になってしまいましたが、分かりやすく言うと「子どもの可能性を形にする」です。目の前にいる子どもの可能性を、小さいことでも形にできるか。保護者の方が「無理じゃないか」「そんなことできると思わなかった」を、「うちの子、できるんですか!」につなげていく。それは、重度心身障害のお子さんが指を一本動かせることかもしれない、重度知的障害のお子さんが名前を呼ばれた時に立ち止まれることかもしれない。保護者の方にお子さんの可能性を見せていくことを大事にしていきたいですね。「意見が合わない」は多職種連携の一歩――「活動・参加」を目指すために、より多職種連携が大切になりそうです。酒井:そうですね。お互いに平等であるという考え方のもと、連携を強化していく必要があります。私は、通所事業所で時々聞く、「保育士と専門職」という言い方もおかしいと思っています。保育士の方も、専門職ですよね。あくまで、専門性が違うだけですから。また、多職種連携では意見が合わなくて当たり前なのです。意見が合わないことが分かりましたというのは、残念なことではなく多職種連携の一歩を踏み出せたということ。意見を合わせることが大事なのであれば一職種でいいということです。子どもと家族のハッピーに向けて、同じ方向を見ることができればうまくいくはずなのです。作業療法士には「お子さんの全部」を話してほしい――保護者の方が作業療法を受ける際に意識するといいことはありますか。酒井:まずお伝えしたいのが、「焦らなくて大丈夫」ということです。お子さんの成長は、一人ひとり違うものです。準備が整うのを待つ、ほかのところから頑張ってみる、そんな意識で一緒に取り組んでいきましょう。そして、お子さんの「生活の全部」を教えてほしいと思います。保護者の方が心配していること、保育園・幼稚園の先生に言われたことだけではなく、ですね。思いがけないところに解決のヒントがあったりするので、最初から狭めることなく広く投げかけてほしいと思います。私が担当したあるお子さんについて、保護者の方からは「不器用さがあり、勉強が嫌い」とお聞きしていました。数ヶ月後に「最近すごくよくなったんですよ」とおっしゃるので、「何がよくなりましたか?」とお聞きすると、「夜泣きがなくなりました」「行き渋りがなくなました」と。「え、夜泣きや不登校のお困りがあったの!?」と、反省したことがあります。――保護者の方は、お悩みと作業療法が結びつかない場合、伝える情報を選んでしまいそうですよね。それでは、最後にこれからの活動について教えてください。酒井:日本作業療法士協会で特別支援教育の分野も担当しているので、特別支援教育において作業療法士がどのような役割を担えるのかを考え、発信していきたいと思います。――ありがとうございました。まとめ酒井さんは最後に、「僕は作業療法士の仕事が大好きで、今でも勉強を続けています」と笑顔で話されていました。「子どもと家族がハッピーでなければいけない」という酒井さんの言葉は、とても力強く、発達支援に携わる皆さんと一緒に目指したい、あるべき姿なのだと感じました。これから医療機関や児童発達支援、放課後等デイサービスで作業療法を受ける際は、ぜひ酒井さんのアドバイスのように、「お子さんの全部」をお話ししてみてはいかがでしょうか。Upload By 専門家インタビュー酒井康年さん大学を卒業後、都内の特別支援学校の教員として5年間勤務。その後作業療法士の資格を取得し、うめだ・あけぼの学園に就職。地域の幼稚園・保育園・小学校・特別支援学校の巡回相談や、保育所等訪問支援などを担当し、2024年4月より学園長。子どもの持つ可能性を形にすることを目指して活動中。
2024年06月21日息子が2歳後半ごろ、1年数カ月後に幼稚園の入園を控えていたこともあり、同年代の子どもと関わりを持たせる目的でオープンスペースに通っていました。そんなとき、近隣の保育園が開催する集いに初めて参加したのですが、保育士さんからある言葉をかけられます。 保育園で開催される集いに初参加! ある日、2歳半の息子と私は保育園が開催するオープンスペースに初めて参加。オープンスペースとは、乳幼児やその保護者が在園児に限らず、自由に集まり遊べる場所のことです。おもちゃで楽しく遊んでいた息子でしたが、ほかの子どもが近づくと人見知りを発動! 私にしがみついて離れません。 すると、その場にいたベテラン風の保育士さんが近寄ってきて言いました。「お子さん、いつもこうなの? ママがお子さんにベッタリだからこうなるのよ!」と急に強い口調で言われ、ママ用の休憩スペースに行くよう促された私。「いえ……いつもではないのですが、人見知りなところがあって……」とタジタジになりながら返答するだけで精一杯。保育士さんは息子の様子を見て心配してアドバイスをしてくれたのだと思いますが、親の子どもへの接し方が悪いから、子どもが人見知りになると言われているように感じ、落ち込みました。 その後、息子を連れてそそくさとオープンスペースを後にした私。その日は落ち込みましたが、「保育士さんが言うことも一理あり、ある程度は子どもから離れて見守る姿勢も大切」という考えも生まれました。それ以来、その保育園のオープンスペースに行くのはちゅうちょしましたが、ほかのオープンスペースには積極的に通いました。半年後、息子は目の届く範囲内に私がいれば、ほかの子どもと一緒におもちゃで遊ぶように。 やがて幼稚園に入園した息子。子どものペースを大切にしてくれる園で、年中の現在は多くの友だちができ、楽しく過ごしています。子どものペースや性格を尊重し、成長を見守ることは大切です。しかし、子どものペースに合わせるだけではなく、時には親から行動を促すことも悪くはないと思いました。 作画/CHIHIRO著者:内野みお
2024年06月14日息子が生後5カ月のときのことです。息子の顔と手にぶつぶつが2カ所できていて、蚊に刺されたのかなと思っていました。まさか…!?次の日に確認すると、また2カ所ぶつぶつができていたので、虫除けスプレーを買ったり、一応布団を干してみたりしました。次の日確認すると、今度は頭や顔にも広がっていました。ただ本人は痒がる様子もなく、何日か様子をみていたのですが、日に日にぶつぶつが増えていったのです。さすがににおかしいなと思い、病院に行くことにしました。 診察結果は、口の中や手・足の裏などに水ぶくれのようなものができる「手足口病」でした。初めての子育てということもあり知識がなく、この病気は保育園や幼稚園などでもらってくることが多い病気だと思っていたので、まさか息子がという心境でした。 もっと早くに病院に行っておけばこんなに広がっていなかったのになと思いました。 ◇◇◇ 「保育園(幼稚園)の洗礼」と言われるように、保育園に通い始めると風邪などの感染症に繰り返し罹ってしまうことがあります。 しかし、手足口病は、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど手が触れることで感染する「接触感染」が主な感染経路となります。そのため、支援センターや子育て広場など、小さな子どもが集まる場所で遊んでいると感染する可能性もあります。 また、手足口病は子どもだけでなく、大人にもうつることもあり、重症化することも。気になる症状があるときは早めに受診をしましょう。 感染予防には手洗いポイントになります。親子でしっかりと手洗いをし予防すると良いですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/さくら著者:水鳥川由夏20代、生後6カ月の男の子を育てる母。義両親と同居中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月14日私には幼稚園、年中の娘がいます。活発な子で、手や足にけがをしてくることは日常茶飯事。ある日派手に転んで、ひざに大きなけがをして帰ってきました。数日経つと傷はかさぶたになり、やっとお風呂も痛がらずに入れるように。そんな安心していたころ、かさぶたが大きくはがれ、血が滲んでいたのです。娘に状況を聞くと驚きの事実が判明して――!? かさぶたが剥がれた理由その日幼稚園から帰ってくると、かさぶたになった傷に再び絆創膏が付いていたのです。娘が「血が出ちゃったから」と言うので絆創膏を剥がしてみると、かなり大きくはがれて血が滲んでいました。 そこで私が「気になって剥がしちゃった?」と聞くと、突然みるみるうちに、娘の目には涙が……。私は驚いて理由を聞きましたが、娘はなかなか口を開いてくれませんでした。 時間をかけて話を聞くと、なんと幼稚園でおままごと中にお友だちがかさぶたを剥がしてしまったとのこと。娘はさらに「痛かったけど〇〇ちゃんとおままごとしてただけだから。〇〇ちゃんのママにも先生にも言わないで」と続けました。 娘が話さなかった訳娘が落ち着いてから、園から帰ってすぐに話さなかった理由を聞くと、「〇〇ちゃんが怒られちゃうと思ったから」と心配そうに答えてくれました。 私は娘のやさしさを大事にしたいと思い、園やお友だちのママには何も言わないでおくことにし、「秘密にしたいことは守るから、痛いことや悲しいことがあったらいつでも話してね」と伝えたのでした。 かさぶたを剥がされたときの痛みを想像すると、親として何も言わずにいるのはつらい気持ちもあります。けれど、痛い思いをしたにもかかわらず、お友だちを心配して何も伝えなかった娘の気持ちを尊重することにしたのです。おままごとでかさぶたを剥がしてしまうなんて大人からすると想像もしない事件でしたが、娘のやさしさを改めて知り、涙した出来事でした。イラスト/まげよ著者:河原りさ
2024年06月14日潔癖症の夫と2021年生まれの息子との間で翻弄されるアラサー母・たちさんが、家族との日常を描くエッセイマンガ。潔癖夫の楽しくも不思議な行動や、おもしろ育児エピソードをご紹介!たちさんの息子は、今年の春から幼稚園に通い始めました。登園時は毎朝必ず「おうちかえる~~~!」とママにひっついて泣き出してしまうという展開に……。お迎え時、ドキドキしながら、息子の元へと向かうたちさん。すると……!? 毎朝、息子と涙のお別れがつらくて… 保育士の先生に引きはがされると、ママに向かって「バイバァァァイ~~~」と手を振る息子。 (息子ちん大丈夫だったかなぁ……) ドキドキしながらお迎えに行くと、そこには息子の姿が……! 「あっ、うちの子か」 柵をガチャガチャとする仕草が、まるでおサルに見えてしまったたちさん。 「幼稚園楽しかった?」 「うん、楽しかった!!」 息子のその言葉を聞いて、ホッと安心するのでした。 登園時は全力で泣いていましたが、幼稚園が楽しいようでよかったです!朝になるとリセットされてしまうため、毎朝大変だと思いますが、早く息子くんが登園に慣れてくれるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター たち
2024年06月13日VISH株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、認定こども園へ移行を検討しているが、書類業務の煩雑化に不安を感じて移行が進められていない幼稚園・保育園向けに「認定こども園のためのICTシステム活用法」を紹介する無料オンラインセミナーを2024年7月9日(火)に開催します。業務改善をしたい方必見!園支援システム+バスキャッチ公式サイト: 近年では「多様化する保育のニーズに応えるため」「子育て支援のため」を目的して、幼稚園や保育園がこども園に移行するケースが増えており、こども園化に移行するタイミングでシステムの導入を開始した園も多いのではないでしょうか?しかし、導入はしてみたものの、効率化したい箇所が対応していない。何となく知り合いの園が導入したから導入してみたけど使えない機能が多いといった声を耳にする機会がこれまで以上に増えており、そういった経営者の不満やお悩みを解決すべく、セミナーを開催する運びとなりました。【セミナー概要】開催日時: 2024年7月9日(火)13:30~14:30(60分)参加費 : 無料参加方法: Zoomにてライブ配信(事前申し込み制)対象者 : 幼稚園・保育園・認定こども園の経営者・職員の皆様※一般の方のご参加はお断りさせていただきます。参加費用: 無料参加人数: 定員80名申込期限: 2024年7月5日(金) 18:00まで主催 : VISH株式会社URL : ■このようなお悩みを抱えている先生向けにオススメ・1号(新2号)・2号・3号ごとの預かり保育・延長保育の予約・料金管理の効率化を図りたい方・預かり保育や延長保育の利用者を日単位かつ市区町村や認定区分ごとに集計したい方・一時預かり事業に伴う、保育体制充実加算などの職員配置人数の把握を集計したい方・園児ごとに変わる保育料や預かり保育料金の請求業務を簡素化したい方・指導要録の保育日数を認定区分ごとに自動計算させたい方・システム導入の具体的な進め方を知りたい方<登壇者>田中 拓哉プロフィール:岐阜県岐阜市生まれ。大学卒業後、行政機関へクラウドサービスを提供する会社に入社。2017年、VISH株式会社に転職。幼稚園・保育園・認定こども園向けクラウドサービス「園支援システム+バスキャッチ」の営業を担当し、約700施設の導入支援。現在もICTを活用した園務改善を提案中。■園支援システム+バスキャッチの機能概要「園支援システム+バスキャッチ」機能紹介(1)アプリで簡単連絡保護者がスマートフォンアプリを通じて欠席の連絡や預かり保育の予約を手軽に行えます。これにより、朝の電話対応が大幅に削減され、先生たちが業務に集中できる環境が整います。また、欠席の連絡は自動で出席簿にも反映されます。(2)メール・アンケート・お知らせ配信園だよりや行事予定表をPDFでスマートフォンアプリに配信し、配布の手間を省くだけでなく、保護者の情報アクセスが向上します。特に日中働く保護者にとって、アプリから情報を得ることが容易になります。(3)アプリにてバスの運行状況を確認送迎バスにGPS車載器を搭載し、保護者にリアルタイムなバスの位置情報を提供します。また、欠席や利用連絡が入ると自動で運行表に転記され、先生方はバスの乗降状況を把握できます。置き去り事故防止やスムーズな送迎を実現し、保護者に安心な環境を提供します。(4)預かり保育料を自動計算保護者がタッチパネルを利用して利用時刻を簡単に記録し、システムが自動的に集計・計算を行います。これにより、年々複雑になっている利用料金計算が容易になり、保護者への請求処理がスムーズに行われます。(5)要録・保育計画をデータ作成指導要録や保育計画の作成をシステムで行い、協同作業や資料共有が容易になります。■園支援システム+バスキャッチの特長◎利用料金基本機能は、園児数・教職員数に関わらず、初期費用0円、月額9,900円(税込)よりご利用いただけます。インターネット経由でアクセス可能なため、端末の台数の制限はなく、利用場所に依存せずにサービスを利用できます。また定期的に無料のアップデートを実施していますので、常に最新の機能の利用が可能です。◎幼稚園・保育園から認定こども園まで幅広い施設に対応2010年12月より13年間、柔軟にバージョンアップしてきたサービスです。幼稚園・保育園の多忙な教職員の業務負担軽減、保護者の連絡手段のデジタル化はもちろんのこと、認定こども園の煩雑な事務処理への対応、幼児教育・保育の無償化の申請書類作成への対応、送迎用バスの置き去り防止を支援する機能の開発と業界への課題に対応したサービスです。◎セキュリティVISH株式会社は今日のデジタル社会において不可欠な情報セキュリティマネジメントシステムにおける国際規格であるISO27001(ISMS)を取得しており、皆様に安心してご利用いただけるようセキュリティレベルを高めながら、安心安全にご利用いただけるサービスを提供しています。VISH株式会社は今後も多忙な教職員の業務負担軽減、保護者の連絡手段のデジタル化に寄与できるよう新たな機能の拡充を継続してまいります。【VISH株式会社(ヴィッシュ株式会社)会社概要】代表者: 代表取締役 田淵 浩之所在地: 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX 5F設立 : 2004年12月資本金: 1,150万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月04日私には2人の子どもがいます。下の子が生まれたとき、上の子は3歳になったばかり。まだ保育園や幼稚園には通っていませんでした。2人を連れてある施設へ行くと、職員の女性に話しかけられた上の子。そこで言われた言葉に、私はなんだかモヤモヤしてしまい……。子ども2人を連れて手続きへ2人目の里帰り出産を終え、自宅に帰って数日後、子どもに関する手続きのため、私は子どもたちを連れてとある公共施設へ行きました。施設に着いて順番を待っていると、上の子は初めての場所に落ち着かない様子。 すると手続きを担当してくれた女性が「お姉ちゃん何歳?」などと話しかけてくれました。まだ緊張しながらも指を3本立てて見せる上の子。私は微笑ましいなと思いながら見ていたのですが、次にその女性から聞こえてきたのは、「そっか、じゃあ春から2人一緒に保育園へ行くのかな?」という言葉でした。 育休中ではないのに……上の子が年少クラスの年になる春、下の子は生後8カ月。育休を終え、仕事へ復帰するタイミングとしてはちょうど良いと考える人が多いのかもしれません。しかしこのとき私は育休中ではなく、無職の状態。夫が転勤のある仕事をしているため、私は結婚後すぐに退職していたのです。 夫以外に頼れる人が近くにいないこともあり、まだ新しく仕事をするつもりはなく、上の子は春から幼稚園へ入園する予定。少しずつ準備をしながら、下の子が幼稚園に入園するころ、仕事をしようと私は考えていました。 私は普通ではない? と不安に私は「上の子は幼稚園へ通う予定なんです」と言いたかったのですが、すぐに「次はこちらですよ」と案内され、結局何も言えないまま次の窓口へ。その女性とはもう話すことはありませんでした。 職員の女性はわが家の事情を知っているわけではないし、上の子へ話しかけるために何気なく言っただけだと思います。それでも、初めて会った人に「2人で保育園かな?」と言われたことに私は少しショックを受けました。出産後1年以内に働くのが普通で、私は普通ではないんだ、おかしいのかな、という考えも頭をよぎりました。 結婚しても働くことが当たり前の世の中になり、産休や育休をとることも当たり前と考える人も増えていると思います。しかし、仕事復帰のタイミングは人それぞれ。事情があって働きたくても働けない人もいます。私は自分の選んだ道を後悔していませんが、あのときの言葉は、数年たった今でもときどき思い出します。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2024年05月30日これは息子が幼稚園に通っていたときのお話です。息子のお迎えに行くと、何度か話したことのあるママ友から話しかけられました。ママ友は「とても言いにくい話なんだけど……」と話し始めたのですが、その内容は衝撃的なもので……。 ママ友に呼び止められる現在8歳の息子が幼稚園に通っていたころのある日、息子を迎えに行った私は、ママ友に「話したいことがある」と呼び止められました。 何度か話したことはあるものの、そんなに仲良くはない相手だったので、「どうしたんだろう?」と私は少し驚きましたが、ママ友の話を聞くことに。するとそのママ友が、「ちょっと言いにくい話なんだけど……実は私の義妹のことで、伝えたいことがあって」と話し始めました。 まさかの事実ママ友が言う義妹とは、ママ友の夫の妹さんのこと。何度か幼稚園の行事に来ているのを見たことがありましたが、話したことはありません。なので、なぜ私に義妹の話をするのか、まったく見当がつきませんでした。 するとママ友に「実はね、この間たまたま義妹に会う機会があったんだけど、そのときにスマホの写真フォルダを見せられてね。そこに、「〇〇くん(私の息子の名前)」っていうフォルダがあって、大量に〇〇くん(私の息子)の写真が保存してあったの」と衝撃的な事実を知らされたのです。 まさかの盗撮?あまりに驚きすぎて、私は言葉が出ませんでした。するとママ友が、「ごめんね、びっくりだよね。義妹は、〇〇くん(私の息子)の顔が好みらしくて、幼稚園で見かけてからファンになったらしくて……悪気はないみたいなんだけど、こっそり写真を撮って保存してたみたいなんだよね。だまっておくか迷ったんだけど、いい気はしないだろうし、伝えたほうがいいかと思って」と詳しく話してくれました。 正直「怖い」と感じた私は、ママ友に「できれば写真は消してほしい」とお願いすると、ママ友はすぐに承諾してくれました。 ママ友から衝撃的な話を聞いてから1週間後のこと。息子のお迎えに行くと、ママ友から声をかけられ、「〇〇くん(私の息子)の写真、全部消させたからね! 義妹も反省してたし、もう絶対勝手に写真は撮りませんって約束したから安心してね!」と言ってくれました。そしてその後の幼稚園行事では、義妹から直接謝罪を受けました。このときは本当に怖かったですが、今では笑い話となっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2024年05月28日チヒロさんは、夫の貴大と3歳の娘リコと暮らす専業主婦。新規分譲のマンションに引っ越し、楽しい毎日を送っていました。そんなある日、夫の上司一家が引っ越してきました。上司一家も3人家族で娘同士も同い年なので、いい関係が築けるだろうと思っていましたが、この上司の妻・ナツミはクセのある人物でした。最初は愛想もよくママ友たちともすぐに打ち解けたのですが、2カ月がたったころから失礼な発言を繰り返すように。それだけでなく、チヒロさんに対しては、夫の仕事のことも引き合いに出してきました。私ってラッキー!それに比べて…幼稚園の準備をまったくしていなかったナツミさんから、毎日のように質問攻めにあってうんざりしていたチヒロさん。 夫からお願いされたこともあり、チヒロさんはなんとかそれに付き合って、無事に幼稚園入園を迎えました。 ナツミさんは結局自分で幼稚園グッズを作ったようですが、「チヒロが手伝ってくれないからすっごい大変だった!」と言ってきました。チヒロさんはその発言にモヤモヤ……。 また、とある日──。同じ幼稚園のママ友たちと入園申し込みの話をしていると、ナツミさんが会話に乱入。自分は引っ越してきたので願書を出すために朝早くから並ぶ必要がなかったことをラッキーだといい、雨の日に朝から並んだスダさんに対して「奥さんに並ばせるとか最低!それってDVだよ!」と大声を張りあげました。 幼稚園の準備が無事に終わり、チヒロさんもやっとナツミさんから解放されたと思った矢先に、またまたトラブルの予感。ナツミさんは少し、ほかの家庭の事情に入り込みすぎているように感じますよね。いい人間関係を築くためには、相手から話してきた場合をのぞき、家庭の話題に首を突っ込むことは避けたほうがいいかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年05月27日チヒロさんは、夫の貴大と3歳の娘リコと暮らす専業主婦。新規分譲のマンションに引っ越し、楽しい毎日を送っていました。そんなある日、夫の上司一家が引っ越してきました。上司一家も3人家族で娘同士も同い年なので、いい関係が築けるだろうと思っていましたが、この上司の妻・ナツミがクセのある人物でした。最初は愛想もよくママ友たちともすぐに打ち解けたのですが、2カ月がたったころから人に失礼な発言を繰り返すようになりました。それだけでなく、チヒロさんに対しては、夫の仕事のことも引き合いに出してきます。それなのに幼稚園の準備はチヒロさんに頼る気まんまんで……。もう少しだけ頼めないかな…?幼稚園の準備をまったくしていなかったナツミさんは、アドバイスをしても「無理」、作った袋を見ると「ちょうだい」とワガママ放題。 さらには「手伝ってくれたら夫も喜ぶよ」と、自分の夫がチヒロさんの上司であることを引き合いに出して脅してきます。 さすがにひどいと思ったチヒロさんが反論するとナツミさんは怒って出ていきましたが、その日から毎日のように幼稚園準備についての質問責めにあうようになってしまいました……。 ナツミさんの質問責めに疲れ果てたチヒロさんは、夫の貴大さんに「これってずっと続けないといけないのかな……」と愚痴をこぼします。 夫は、「奥さんもまだ環境が変わったばかりで大変なんだと思う」と言い、もう少しだけナツミさんの相手を頼めないかとお願いしてきました。 たしかに夫の立場を考えると、ナツミさんのことを無碍にはできません。チヒロさんは自分の気持ちにふたをして「不安な気持ちくらい受け止めてあげよう」と決心するのですが……。 上司の妻が自分の妻を頼っている……という状況を聞けば、たしかに貴大さんの立場ではもう少しだけ妻にがんばってほしいという気持ちもわからなくはありません。しかし、あきらかにチヒロさんは疲れきっています。このようなときは、一番に妻の気持ちに寄り添ってほしいと思ってしまいますが、チヒロさんがこれ以上負担をかけられないよう祈りたいものですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年05月26日株式会社MJ(本社:大阪府大阪市西区土佐堀、取締役社長:藤田 将)と株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、取締役社長:相良 隆義)は、この度開発した園児見守りソリューションを学校法人正和学園(東京都町田市山崎町、理事長:齋藤 祐善)の運営する正和幼稚園、町田自然幼稚園のこども園2園ほか、系列園すべてに納入しました。2022年に起きた送迎バスに園児が置き去りにされた事件を受け、送迎バスへのブザー等安全装置の装備が義務化されて2024年4月で一年が経過し、全国の対象バスほとんどへの取り付けが完了しています。しかし、子どもの置き去りや行方不明といった事故のリスクはいまだ園外保育などのさまざまなシーンに潜んでおり、完全な予防が困難な状況が続いていると受け止めています。そこで当社とデンソーウェーブ社は、保育現場のさらなる見守り強化のために、保育教諭の目視確認をサポートするツールとして電波発信機(以下、ビーコン)と専用読み取り機(以下、ハンディターミナル)を利用した園児見守りソリューションを開発しました。MJは保育・教育施設向け子育てテックに豊富な経験があります。またデンソーウェーブ社は、自ら開発したQRコード(R)を代表とする自動認識関連機器・システムの開発・製造の長きにわたる経験を有しており、両社がそれぞれの知見を持ち寄り、今回のソリューションを開発しています。具体的には、園児の鞄などに取り付けたビーコンが発信し続ける電波をハンディターミナルが受信し、エリア内の検知状況を手元で確認することが可能で、人の目だけに頼らない確実な見守り実施と、保育教諭の負荷軽減に貢献します。また、当ソリューションはビーコンとハンディターミナルのみのシンプルな構成と、利用者の特別な操作を必要としない仕組みで、保育の現場へ簡単に導入いただけます。今後はデンソーウェーブ社とともに町田自然幼稚園での運用状況を多くの関係者の方々にお伝えし、当ソリューションの普及に努めていきます。MJとデンソーウェーブ社は、持てる技術と知見で、これからも保育・教育分野の安全性・利便性向上に努め、社会の安全向上に貢献していきます。*QRコード(R)は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。<ご参考:ソリューション概要>鞄にビーコンを取り付けて乗車1鞄にビーコンを取り付けて乗車2園バスでの活用イメージ乗車中は人数・園児の識別情報を表示園外保育での活用イメージ■株式会社MJ 会社概要商号 : 株式会社MJ代表者 : 代表取締役 藤田 将所在地 : 〒550-0001 大阪府大阪市西区土佐堀2-1-6 TOSABORI IVY2階設立 : 2003年9月事業内容: 情報・通信業資本金 : 1,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ】株式会社MJ広報 TEL : 06-6479-0508お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月22日娘が年少クラスのとき、幼稚園で初めて参加する運動会の当日未明の出来事です。親も娘も、初めての行事をとても楽しみにしていました。しかし、ある出来事が起こってしまい、泣く泣く欠席せざるを得ませんでした。今思い出しても切なくなります……。娘の初めての幼稚園行事は運動会!娘は、2歳のころから幼稚園のプレ保育に通っていました。娘の幼稚園では、3歳になった時点で正式入園できるようになり、正式入園すると、それまで参加できなかった発表会や運動会といった行事に参加できるようになります。 7月に誕生日を迎え、正式入園した娘の初めての幼稚園行事は、10月におこなわれる運動会。本番の3日前に予行練習があったときは、広い会場でドキドキしながらも終始楽しそうな娘を見て、私も微笑ましく見守り、本番をとても楽しみにしていました。 前日のパパとママは大張り切り! 娘の幼稚園では、クラス役員と別に保護者がお手伝いをすると、観覧席が優遇される仕組みがあります。夫は娘の初めての運動会に張り切って、お手伝いに3週間前から立候補。前日準備に参加した夫は、競技に使う備品を運搬しているときに感慨深くなり、胸が熱くなったそうです。 私も、本番に向けて前日からお弁当の下ごしらえ。私たち夫婦の両親も来るので、お重を用意して前日にできることはすべてやり終え、その日寝たのは夜中の2時でした。 突然、娘に異変が…「朝は5時起きだ」。そう思いながら眠りにつき、1時間ほど眠ったところで、娘に異変が起きました。なんと、娘が盛大に嘔吐してしまったのです。その後も嘔吐が続いたことで、やむなく運動会は欠席となりました。 日曜日だったので休日診療に向かっていると、体操服を着た子どもを乗せて運動会に向かっている車とすれ違い、私は涙が出そうに……。しかし、娘の体調が優先。私は急いで車を走らせました。 診断結果はノロウイルス感染症。帰宅後、下ごしらえしていたお弁当を見るととても切ない気持ちになりました。 「運動会は?」娘の質問当の本人は、2日ほど体調を崩したあとはすっかり元気に。「運動会は?」と娘が無邪気に聞いてきたとき、私は「もう運動会、終わっちゃったんだよ」と返すことで精いっぱいでした。 運動会当日から5日後、幼稚園に登園できた娘は、先生やほかのママたちからも「頑張って練習したのにね」と慰めてもらっていました。しかし、娘は案外ケロッとしているものです。当日もらうはずだった運動会のメダルをもらい大喜び。家では娘が運動会の演技を披露し、ご満悦でした。 初めての幼稚園行事が欠席となってしまい、切ない思いをしていたのは意外と大人だけだったのかもしれません。参加させてやりたいと強く願うのは、単なる大人のエゴだったのかもしれないと今となっては思います。娘は、それまでの練習や予行練習でたくさん楽しい思いをしてきたのだと、子どもの無邪気さに救われた出来事でした。ちなみに、翌年は無事、運動会に出場することができました。 著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。 美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月22日2019年10月生まれの双子の娘さんのパパ、ぷにぱぱ(@punitama777)さんの子育てエピソードをご紹介! 今回は「ワンオペ育児」をテーマに、ぷにぱぱさんが双子の娘さんたちと過ごす、何気ない日常のエピソードをお届けします。4月から娘2人が幼稚園に通うことが決定!しかし後日、園からのおたよりを見ると、ぷにぱぱさんは衝撃を受けてしまいます。その理由は、園で使うバッグなどにサイズの指定があったからです。必死でお店にそのサイズの物が売っていないか探し回るのですが、残念ながら見つからなくて……!? 指定されたサイズのバッグが全然ない! ママとパパは焦り出して… 「ってことで、はづとめぐの好きな生地を選んでもらい、買ってきましたー」 「やっぱりバッグを作るのね」 指定されたサイズのバッグがなかったため、仕方なく生地を買って自ら作ることに。 「持ち帰り用バッグと、給食着入れバッグと、シューズ入れバッグ、はづめぐ合わせて6個作るのね」 「今日は遅いから、明日以降で作るかぁ……」 双子なので、作る量も2倍! さらに、裁縫が苦手なママは、思わずゲッソリした表情を浮かべてしまいます。 その夜、ママと娘が寝静まったあと、こっそり作業を始めたぷにぱぱさん。 翌朝、ママが目を覚ますと、大歓喜! 「ふぉぉぉぉできてるーっ!おうちに小さな妖精が存在したー!!!」 学生時代、実は家庭が得意だったぷにぱぱさん。 そのときのスキルが、この瞬間花開いたのでした。 まさか一晩作ってくれるなんて、ぷにぱぱさん凄いですね。完成品もとってもかわいいです!パパ特性のオリジナルバッグで、娘さんたちの幼稚園生活もますます楽しくなりますね♪著者:マンガ家・イラストレーター ぷにぱぱ
2024年05月20日ダンスや徒競走、応援合戦……苦手要素が盛りだくさん!?みんなの運動会エピソード新緑が眩しいこの季節、もうすぐ運動会が行われるという園や学校も多いかと思います。発達障害や発達に特性があるお子さんにとっては、気が重くなる時期かもしれません。今回は、発達ナビ連載ライター陣や読者の皆さんにお寄せいただいた、お子さんの運動会にまつわるエピソードをご紹介します。海乃けだまさんの息子さんは、2歳半でASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。寝返りは10ヶ月、ひとり歩きは1歳5ヶ月と、赤ちゃんの時から運動発達がゆっくりだった息子さん。療育園で丁寧な支援を積み重ね、年長から幼稚園に転入しましたが、そこで同級生の運動発達との差を目の当たりに……。練習の段階から大変だった運動会、はたして本番はどうだったのでしょうか?星あかりさんのご長男・スバル君は3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。幼稚園に入園するまでは、特に不器用さを感じたことはなかったそうですが、幼稚園入園後から徐々に周囲の子どもたちとの差が目立ち始めました。年中の運動会では、苦手なダンスですっかり自信を失ってしまったスバル君。しかし1年後、年長の運動会でのダンスを乗り切るために、スバル君が自ら編み出した”秀逸すぎるスキル”とは?ASD(自閉スペクトラム症)のミミ君は、保育園の頃から運動会が苦手です。そんなミミ君も成長し、小学4年生の時には家で運動会のダンス練習をするまでに。練習の成果もあって、運動会本番は大成功!めでたしめでたし……と思ったら、運動会のあと、なぜかミミ君は大号泣!涙の理由は、いったい何だったのでしょうか?ネコ山さんの息子さんはADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の傾向があり、5歳で受診した児童精神科ではグレーゾーンといわれています。集団行動が苦手で口頭指示が通りにくいという息子さん。幼稚園の年少から年中の頃にかけての運動会での様子を教えていただきました。集団活動が苦手で、周りに合わせられない劣等感もあったという女の子。6歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断されました。人が多いなど普段と違う環境が苦手で聴覚過敏もあるため、運動会はできたら避けて通りたい行事NO.1!小学2年生の運動会の後から行き渋りが始まり、小学3年生の6月からは完全に学校へ行けなくなったそうです。不登校を続ける今、運動会への思いやおうちでの過ごし方なども教えていただきました。星河ばよさんのご長男は、発達障害グレーゾーンと言われています。3歳の時の保育園の運動会では、かけっこは走ったもののダンスはやらず……。星河さんは「緊張していたのかな?」とほほえましく見守っていました。しかしその運動会の約1ヶ月後、保育園の先生に発達の遅れを指摘され、療育センターに通うことに。その後、療育や保育園でさまざまな経験を積み重ね、着実に成長していったご長男の様子をご紹介いただきました。さいごに運動会の時期は、いつもと違う状況の中でストレスを感じてしまうお子さんも多いかもしれません。苦手なことを努力で乗り越えるだけではなく、工夫してうまくやり過ごしたり、時にはお休みしたりという経験も、きっとお子さんの成長の糧になっていることでしょう。もし運動会の本番で泣いてしまったとしても、月日が経てばいい思い出になるはず。お子さんの成長を楽しみに、温かい目で見守れるといいですね!(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年05月17日子どもが幼稚園年少で入園したその年、初めて役員を引き受けました。周りの役員さんは、上の子が同じ園に通うきょうだいがいるお母さんばかりでした。疎外感が…何か話し合いで発言しても「それは去年こうだったから」「きょうだいの学年ではこうだった」と、全て過去の例を出され否定されてしまいました。園に通うきょうだいもおらず、初めての役員で前例を知らないた私は、発言権が無いように感じてしまい1年で役員を辞めてしまいました。もう少し和気あいあいとみんなで意見を取り入れながらやりたかったなと思いました。 ◇ ◇ ◇ 小学校では役員を引き受けても、比較的和やかに楽しく仕事が出来ました。園や学校に関わらず、役員はメンバーによるところが大きいなぁと感じました。 作画/いずのすずみ著者:松本まい30代、4歳男の子、2歳女の子の母。パートタイムで医療職で勤務中。
2024年05月16日子どもたちが通った幼稚園での出来事です。当時息子が年長、娘が年少のクラスでした。私の年齢は30代後半だったのですが、子どもたちには年齢を教えていませんでした。そ…そんな…そんな中、私の誕生日がきて子どもたちに年齢を聞かれたので「たしか20歳は過ぎたかなぁ」と曖昧に答えていました。幼稚園にお迎えに行ったとき娘が「今日お母さんのお誕生日なんだよ。20歳なの」と先生に話していました。すると息子が「20歳じゃないよ、たぶん50歳くらいだよ!50歳だよね!?」と大喧嘩になりました。 そして先生に「先生どっちだと思う?」と質問をしましたが、先生は苦笑いで「20歳くらいに見えるけど、何歳なんだろうね?わかったら教えてね」と子どもたちに話してくれました。先生に気を使わせてしまい恥ずかしかったです。 ◇◇◇ 幼稚園からの帰宅後、旦那が帰宅し「パパ、ママ何歳?20歳?50歳?」と聞いていて、本当の年齢を教えてもらっていました。息子は年齢があがることはカッコいいことだと思っていたので、「ママはすごくいっぱいでかっこいいのかなと思ったの。」と教えてくれてほんわかしました。 作画/まげよ著者:北乃雪美40代、中3息子と中1娘の母。派遣社員として週3日勤務。反抗期が2人もいて大変です。
2024年05月16日幼稚園の参観日私には発達障害がある24歳の娘がいます。これは、娘が幼稚園の頃のエピソードです。娘が通っていた幼稚園では一年に一度の『発表会』とは別に、年に数回、親が保育の様子を見学する『参観日』がありました。ステージ上で決まった演目を披露する『発表会』とは違って、参観日では子どもたちの普段の様子を見ることができます。内容は園庭での運動遊びや、七夕やハロウィンなどの季節のイベントの準備の様子など、クラスによってさまざまでした。娘が年長のときその日の参観は主に室内での保育の様子の見学でした。子どもたちは輪になって椅子に座り、先生のピアノ演奏に合わせて歌っていました。それはよく耳にするポピュラーな歌で、みんな楽しそうに歌っていましでした。歌が終盤にさしかかった時、娘がおもむろに立ち上がりました。Upload By 荒木まち子入園前から療育にも通い、年少の時に比べ成長していた娘。それでもやはり娘は周りの子どもに比べると成長がゆっくりでしたし、障害特性でもある『こだわり』もあったので、私はドキっとしました。予想外の展開立ち上がった娘は、本来その歌にはない“3番の歌詞”を歌いだしました。先生は驚く様子もなく、娘の歌に合わせてピアノを弾き続けています。思い返せば入園前は、娘が集団でのお遊戯をするなんて夢のまた夢でした。親子で参加したリトミック体操には頑として参加しませんでしたし、お友達と一緒に行った音楽教室の体験レッスンでは、講師の意図するルールが理解できず、入会を断られたこともありました。でも療育センターや幼稚園に通ううちにお遊戯も好きになり、集団での活動もできるようになっていました。自然な受容娘は小さい頃から歌を聴くのは大好きで、車の中では常に子ども向け番組で歌われている曲を流していたほどでした。おかげで私もたくさんの歌を覚えました。入園後は幼稚園で覚えた歌や自分で創作したを歌を歌ったり、踊ったりして私に披露してくれました。Upload By 荒木まち子でもまさか、たくさんの人が集まる参観日にそれを目にするとは思ってもいませんでした。ひとしきり歌った後、娘は満足げに着席しました。娘の次に別のお子さんが立ち上がりました。先生は、さらに演奏を続けました。そのお子さんは緊張してしまったのか歌うことができずに着席しましたが、先生がピアノの演奏を終えると、参観していた保護者からは自然と拍手が起こりました。普段の参観日に保護者は、静かに子どもたちの様子を見守るのみだったので、その拍手にも驚きました。それまで私は、娘が集団行動の際に、周りの子どもと違うことをしたり、目立った行動をしたりすると「周りに迷惑をかけてしまう」「恥ずかしい」と思うことがほとんどでしたが、この時今までに感じたことのない気持ちになりました。帰り際には保護者の数人が私に「娘さん、良かったよ」「すごいね」と声をかけてくれました。娘が通っていたのは小さな幼稚園で、お互いの子どものことをよく知っていました。公にはしていませんでしたが、娘に発達障害があることはみんな気が付いていたと思います。そこには「○○ちゃんだけずるい」とか「ひいきだ」などと言うことはない、あたたかく寛容な雰囲気がありました。トラブルもあったけど娘の幼稚園生活がずっと順風満帆だったかと言えば決してそうではありません。言葉も遅く、周りのお友達と比べてできないことが多かったですし、お友達とのトラブルもありました。年中の時には園のお子さんに障害について傷つくような言葉を面と向かってかけられ、娘が行き渋った時期もありました。でもそんなトラブルがあっても娘は幼稚園が好きでした。Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子それは幼稚園の先生たちが“子どもの良いところ”をしっかり見て“ありのままのその子”を認めてくれていたからなのだと思います。私自身初めてのことばかりで子育ては毎日手探り状態でした。そんな私のことも先生たちは見守ってくれていました。小さいお子さんの保護者さんに伝えたいこと最近はSNSなどで、保護者の方が障害のあるお子さんの様子の動画をアップすることが増えてきました。“障害のことをみんなに理解してもらいたい”という啓発の気運の高まりの影響も少なからずあると思います。ただ、具体的な解決策が示されず大変さばかりがクローズアップされていると、見ていて不安を感じる人もいるのではないかと私は思っています。マイノリティ(少数派)ゆえに相談先が少なく、焦り、不安になる保護者の気持ちは痛いほどよく分かります。(実際、私も障害に関する本を読んだり、インターネットで検索したりしました!)。でもインターネットの情報は玉石混交です。時として大げさな表現や稀にフェイクなどもあります。インターネットや本での情報がすべて自分の子どもに当てはまるわけでもありません。子どもの特性は一人ひとり違いますし、居住地や家族構成などの環境もそれぞれ異なります。お子さんの様子を生で見てもらい、保護者も含めて支えてくれる人を探してほしいと思います。保健師さん、医師、自治体(役所)相談員、地域の相談機関、保育・幼稚園の先生、民間の支援機関など、探せば支援してくれる人は必ずいるはずです。コロナ禍も終盤を迎えてきました。気候も暖かくなってきています。お子さんと一緒に一歩外に踏み出し、リアルな世界での素敵な出会いをぜひ探してみてください。どうしても消化しきれない親としてのつらい気持ちや愚痴は、私たち先輩保護者がいつでも受けとめるのでどうぞご安心を(^^)執筆/荒木まち子(監修:初川先生より)娘さんが年長さんのときの素敵なエピソードをありがとうございます。成長を感じる場面でもあり、先生はじめ周りのあたたかい雰囲気やまなざしを感じる場面でもあったのですね。伴奏に合わせて自由に歌を歌う。子どもののびやかな感性が発揮される場面、それを制止することなくその豊かな発想や遊び心を活かしてくださった先生、素敵ですね。さて、最後にまち子さんが書かれていたように、良いこともそうでないこともいろいろあるのが子育てで、その中でも発達障害やそうした特性を強く持つお子さんの場合には苦労や難しさがより一層あるというのはその通りだと思います。周囲との軋轢、無理解などさまざまありつつも、日々とともに生活する中で理解が広がったり、理解ある周囲の方の眼差しに気が付いたり。それももちろんあることです。発達障害=そのお子さんの全て、ではないということが時として忘れられてしまうというか、全てが障害のせいでできるできないと語られてしまい、そのお子さん自体を見ることができなくなってしまうことも残念ながらあります。発達障害の知識や、「発達障害かも」と思ってお子さんを見てみることで見えてくるものももちろんあります。しかし、それが全てではない。そもそも“子ども”とは未熟で、発達途上にある存在である。そうしたことが時々忘れられてしまいます(ちなみに、だいたいそういうときは、保護者や周りの方が疲れているとき、困っているときです)。頑張りすぎていると、お子さんの日々の姿をどう理解していいか分からなくなるときもあるでしょう。まち子さんが書かれていたように、ぜひお近くの支援者や専門家を活用していただければと思います。そうした方と一緒に、お子さんを支えるネットワークができるといいなと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年05月12日上の子が幼稚園のとき、同じマンションで、同じ園に通わせているママ友がいました。彼女がパートを始めた話をなんとなく聞いていたのですが……。同じマンションに住む、同じ幼稚園のママ友が…上の子が幼稚園の年長さんのときのことです。 同じマンションで同じ幼稚園に通うママ友がおり、彼女がパートを始めました。うちの幼稚園は、毎朝、送迎バスがマンション前に来るのですが、彼女曰く「送迎バスを見送ってからパートに向かうと、パートの開始時間に間に合わない」とのこと。私は、その話をなんとなく聞いていました。 次の日の朝です。パートの話をしていたママ友の子が、1人でうちにやって来ました。「朝からどうしたの?」と尋ねると、「お母さんにバスの時間までここで待つように言われた」というのです。何も聞いていなかった私はびっくり! さらに、その日から卒園まで、ママ友の子は毎朝うちに来るようになったのです! わが家も下の子はまだ1歳で、朝はわが子の世話だけで精一杯だったのに、バスの時間まで、ママ友の子がおもちゃをどんどん出して遊んだり、一緒に遊んで~と言ってきたり、本当に大変な日々でした。 最初は「数日だけかな」と思い、黙って受け入れてしまったのですが、まさか卒園まで続くことになるとは……。そもそも突然押し掛けてきたので、許可したつもりもないのですが、こんなことなら早いうちに断りをいれておけばよかったです。何事も早めの対処が必要だと学びました。 著者:鈴木 遥/30代女性・主婦。1歳の男の子と、8歳の女の子を育てる母。パートを退職し、現在求職中。 イラスト:きりぷち ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年05月11日未就学期の様子ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のある息子のタク。今回はタクがまだ発達障害の診断を受ける前のお話です。タクは在胎週数30週で産まれた早産児でした。体重はわずか1,463g。とても心配しながら乳児期を育てました。正産期で産まれた子よりも、体重や発達は2、3ヶ月は遅れるものだと産院で教わりましたが、タクの成長具合に一喜一憂していました。物心つく頃には、周りの子と比べてこだわりの強さがあると感じました。食事の順番やおもちゃの遊び方には独特のルールがあるので、私が手伝うと癇癪を起こす。一度泣き始めると落ち着くまでに時間がかかるので、私は怖々しながら関わっていました。Upload By もっつんタクの行動で日に日にストレスと疲れをためていた私は、育児ノイローゼ寸前だったと思います。気分転換に、毎日のように何ヶ所も児童センターを巡りました。ベビーカーに乗せて歩いている間は静かにしてくれるので、毎日何時間も歩き回っていました。児童センターでは同じ年齢の子どもたちが集まって、さまざまな遊びをします。ところがタクはなかなか集団に入ることができません。先生の声がけにもなかなか反応せずに自分の世界に入っているようでした。この頃はブロックがお気に入りで、ずっと熱中して遊んでいました。結局、皆でやる遊びにはほとんど参加できずに過ごしたのを覚えています。児童センターは午後になると小学生が集まり始めて一気に騒がしくなるので、未就学児の親子は昼食後しばらくすると帰宅するのが暗黙のルールでした。しかしタクは、遊びに夢中になっていると私の声がなかなか届かなくて、帰宅させるのにも一苦労でした。遊びに過集中モードになると、中断することがとても難しくて大騒ぎ。落ち着いて連れ出せるかどうかで、その日の1日の機嫌が決まってしまっていました。他害してしまうタクに悩む日々Upload By もっつん未就学児の頃は、タクと2人で公園や買い物に行くことが多かったです。しかし公園でもトラブルは頻発しました。公園では色んな親子が遊んでいるけど、ほかの子が持ってきた砂場道具を勝手に使ったり、三輪車に乗ったり……とにかく一瞬たりとも目が離せないのです。砂場でおもちゃの取り合いになった時には、突然見知らぬ子に頭から砂をかけてしまったことがありました。目が離せないどころか、常に手が届く範囲で気を張っていなければいけませんでした。相手の親子に申し訳ないのはもちろんですが、防ぎきれない自分自身を責めて傷ついていきました。イヤイヤ期の子育ては大変だと聞いていたけど、うちの子は特別大変なんじゃないか?と思うようになった頃です。夕方になると周りの親子がどんどん帰宅する中、いつまでも「帰りたくない!!」と泣いて地面に転がるタク。私は精神的にもだんだんと疲れがたまっていきました。忘れられない幼稚園の面接。定員割れなのに入園保留……!Upload By もっつんタクの癇癪やこだわりに疲弊していた私は、3歳児健診で「うちの子って発達障害なんでしょうか?」と聞いてみました。結果は「考えすぎだよ」と言われてしまい……より一層子育てに対して自信が持てず悩む日々になってしまいました。その後3歳になってタクは幼稚園に入ることになります。幼稚園は面接があり、園長室で行われました。園長室に入ると、その密閉されて堅苦しい雰囲気に圧倒されてしまい、タクは緊張感からかハイテンションになってしまいました。私と先生が話している最中に立ち歩き、挙句の果てにはソファの上で飛び跳ねる始末……!先生の前できつく怒る訳にも行かず、私は頭が真っ白になってしまいました。結局その日は、入園保留になってしまいした。あの時の先生の驚いた顔と苦笑いは、何年経っても忘れられません。「ヤンチャなほうがいい!」ポジティブな言葉をかけられても前向きになれなかったUpload By もっつん幼稚園にはなんとか合格をいただき、通園できることになりました。しかしタクは入園後も落ち着きが無く過ごしていたようで、先生からは「タクくんは元気いっぱいで、マスコットキャラクターみたいだね」と言われてしまい……。毎日毎日元気すぎるタクに振り回され精神的に疲れがたまり、ついに私は実母に相談しました。「タクは周りの子に比べてヤンチャすぎる気がする、多動なんじゃないかな?」と言うと「ヤンチャなほうが良いんだよ!多動?この位は普通だよ〜」と笑いながら言われました。それは母なりのやさしさだったのだと思います。子育てや発達への不安に苛まれている私が、もっと楽になるようにポジティブに振る舞っていたのだと。でも私は、違和感に向き合い、できればその理由を知り、タクとの関わりを変えられたらと願っていたのです。だからこそ、悩みが深まっていくようでした。違和感に向き合うことが第一歩Upload By もっつん周りに「考えすぎだよ、普通だよ」と言われつつも、タクの発達に不安と疑問を持ちながら子育てをしてきました。離婚しましたが、当時の夫には「子どもに振り回されている、もっと子育てに余裕を持ったほうがいいよ」と言われていました。こんなにも子育てが大変で、タクをおとなしくさせることもできない……。私は自分の育児スキルが低いのだと思い、どんどん自分を責めて悩んでいきました。この頃を振り返ると、私は限られた人にしか相談できていなかったなあと思います。相談する人によっては「障害なんて気にしないほうがポジティブだよ」という考えの人もいるものです。けれど、わが子を育てているのは、ほかでもない自分自身。違和感を感じて、子育てに困難を感じているのなら無理にふたをしないほうがいいのだと思います。今は、SNSや地域の相談窓口も格段に増えています。「わが子の発達障害を疑うなんて、ネガティブだからやめたほうがいいのかな……」と思わずに、どんどん相談して悩みや不安は外に吐き出していく。それが、楽しい子育てへの第一歩だと思います。(執筆/もっつん)(監修:初川先生より)タクくんが診断を受ける前、もっつんさんが何らか違和感を感じつつも日々子育てに奮闘されとても悩まれていた頃のエピソードをありがとうございます。周囲の同年齢のお子さんと様子が違ったり、ひとときも目を離せないほどの緊張感で日頃タクくんを見ていたり。心配と疲弊とでとても大変だったことと思います。そして周囲が良かれと思ってポジティブな返しをしてくれたり、せっかく相談した健診で「考えすぎ」と言われてしまったり(考えすぎだとしても、そう考えてしまう保護者の追い詰められ感、不安心配、そうしたところを一緒に考えてくださいよ……と同じ“支援職”の端くれとしては思います。支援職に「考えすぎ」と言われるのは、本当に考えすぎなだけだったとしても、なかなかの破壊力とダメージを与える発言ですよね……)。子育てがうまくいっていないと感じられると、「自分が子育てが下手だからだ」と責めてしまうことはよくあります。そもそも子育てが初めから上手な方ばかりではなく、ましてや多かれ少なかれ発達的な特性の強さや偏りを持つお子さんだとしたらなおのこと難しい子育てを求められているのにそれを最初から上手にやるのは難しいことなのに、ご自身を責めてしまう場合が多いです。自分がうまく子育てできてないと感じる、どうにもうちの子、ほかの子たちとはちょっと違う気がするといったことがあれば、ぜひ相談していただければと思います。もっつんさんが書かれていたように、今はさまざまな窓口や機関があります。最初のところでうまく相談としてかみ合わなかったなどあっても、ほかのところの意見も聞いてみようといった心持ちでぜひお問合せいただければと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年05月10日株式会社創功エンジニアリング(本社:兵庫県西宮市、代表取締役:浦山 暢之)は、株式会社F&Iクリエイト(代表取締役:井上 淳)と共同開発し、2024年2月1日に正式リリースした保育施設の解錠自動化システム「MISIRU(ミシル)」のサービス改善を実施したことをお知らせいたします。■業界初の手間無し簡単登録システムの機能改善でさらに便利に。MISIRUでは保育園側が保護者にシステム登録用の専用サイトを案内すれば、保護者様がそれぞれのスマートフォンからご自身で登録できます。さらに、卒業年度の登録まで行うことで卒業時には自動的にユーザーとしての権限が失効されるため、園側の作業は承認のみという簡単登録システムで導入時の手間を可能な限り軽減。この簡単登録システムは今までの顔認証デバイスの課題だった初期の導入準備の手間を大きく減らすことに繋がっており、すでに多くの引き合いをいただいております。MISIRU 登録方法■その他のMISIRUの特徴1. 顔認証AIを活用した門扉解錠自動化システム登園時の門扉解錠業務は通常、保護者の入園許可証をカメラ付き玄関子機等で確認しては解錠するという膨大な手作業となっておりました。MISIRUでは、顔認証AI搭載のリーダーと電気錠を連動することで、顔を登録した保護者への門扉解錠を自動化できるシステムになっております。顔認証リーダーで自動解錠2. 顔認証リーダーと園内事務所モニターを連動園務従事者にとって、誰が登園したのかは随時確認したいというニーズもあります。MISIRUでは顔認証リーダーと事務所内の既存モニターを連動させることで、訪問者の顔と名前を随時チェックすることができる仕様になっております。園内事務所モニターで訪問者をチェック3. 補助金活用可能MISIRUは幼稚園、幼稚園型認定こども園を対象とした、園務改善のためのICT化支援事業補助金(文部科学省)の対象事業です。これにより、システム導入の一つのネックであった費用の軽減が可能です。4. なりすましによる不審者の侵入を防止一般的な入園証は簡単に偽造できる為、なりすまし等の危険がありました。MISIRUでは登録された保護者の顔を認証して解錠する為、なりすましによる不審者の侵入は不可能となります。また、保護者の氏名が記入された入園証を携帯する必要もないので、紛失して情報を悪用される心配もありません。■MISIRUの仕組み1. 門扉認証カメラを中心とした連動システムMISIRU 本体機能2. オプション追加により業務量をさらに軽減MISIRUではオプションとしてクラウドPBXを活用することにより、門扉認証カメラ、サーバー、園内事務所モニター、手持ちのスマートフォンなど多様なデバイスと連動させることが可能となります。これにより、さらに窓口業務を多角的にサポートできるシステムへとアップグレードが可能です。例えば、スマートフォンとの連動により、来客時の門扉遠隔解錠、窓口のやりとりを職員の手持ちスマートフォンへ直接転送も可能となります。今後も幼保現場からの声を元に、業務量改善の機能向上を追求してまいります。■会社概要名称 : 株式会社創功エンジニアリング代表者 : 代表取締役 浦山 暢之本社所在地 : 兵庫県西宮市浜町13-2創業 : 1983年(昭和58年)7月設立 1985年(昭和60年)3月資本金 : 300万円従業員数 : 10名ホームページ: ※「MISIRU(ミシル)」のサービス改善は令和5年度「事業再構築」として実施いたしました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月10日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようで、和馬君をしっかりと見ていないこともしばしば……。夫婦の溝はますます深まるばかりです。そのうち亮太さんは、家庭のことを考えるだけで体調不良を感じるようになってしまいます。そんな亮太さんを見かねて、社長はメンタルクリニックへの受診を提案。「この先どうなるんだろう……」と不安に思う亮太さんでしたが、たまたま仕事帰りに立ち寄ったコンビニで、和馬君と同じ幼稚園に通う凛ちゃんのママ・保奈美さんと遭遇。立ち話から彼女が離婚したことを知ります。 「離婚した」という彼女のカミングアウトを受け、亮太さんも自分の気持ちを打ち明けてみることにしたようで……? 俺も離婚したいなと思ってるんだけど… 亮太さんが離婚を考えていることを聞いた保奈美さんは、一瞬びっくりした表情を見せますが、すぐに「弁護士紹介しましょうか?」と経験者ならではのアドバイスをくれました。 保奈美さんが友人の離婚に協力することを懸念した亮太さんは「いいの? 麻耶と友だちだし……。」と返答。 しかし、保奈美さんは、麻耶さんがどこか自分を見下していることに気づいていた様子。 「友だち……なんですかね……。」と複雑な表情を浮かべるのでした。離婚後、すでに前を向いている保奈美さんにとっては、麻耶さんとのこれまでの関係もすでに過去のことになっているのかもしれませんね。 それよりも、どこか思いつめた様子の亮太さんを、なんとかしてあげたいと考えたのでしょう。 実際、今回の保奈美さんの話は亮太さんにとって何かを考えるきっかけになったようです。 最終的に離婚を決断するのは亮太さん自身ですが「あのとき保奈美さんに思い切って相談してよかった」と思える結果にできるといいですよね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月06日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようです。そんなある日のこと。麻耶さんが浮気相手との電話に夢中になってしまったことで、和馬君が行方不明になる事件が発生。結局、和馬君はお隣さんが保護してくれていたためことなきを得ましたが、このことが原因で麻耶さんと激しく衝突したため亮太さんは本格的に離婚を考えるように。そんな矢先、亮太さんは社長からメンタルクリニックへの受診を促されます。どうも社長は、少し前から亮太さんの様子がおかしいことに気づいていた様子。胸の痛みや気分の落ち込みが、ストレス性のものではないかと言うのです。 社長の話を聞いて、たしかに原因不明の体調不良が続いていることに気づいた亮太さんは、メンタルクリニックに行くことを社長と約束します。 その夜、仕事帰りの亮太さんはごはんを買って帰ろうとコンビニに寄りますが……? そこにいたのは、和馬君と同じ幼稚園に通う凛ちゃんのママ 偶然、仕事帰りに凛ちゃんのママ・保奈美さんとコンビニで遭遇した亮太さんは、軽い世間話の中で保奈美さんが離婚していたことを知りました。 ついこの間、家族ぐるみで一緒にバーベキューをした矢先の出来事にとても驚く亮太さんですが、保奈美さんは大変ながらもどこかスッキリとした表情です。 そんな彼女の柔らかい雰囲気に、亮太さんも思い切って、自分が離婚を考えていることを話し始めるのでした。 誰かに話を聞いてもらえるだけでラクになることってありますよね。特にセンシティブな問題になるほど「誰にも相談できない」とひとりで抱え込んでしまうことは珍しいことではありませんが、自分の力だけで解決できそうにないときは、ほかの人に頼ってみるのも大切なこと。 自分の気持ちを話すことで、心のモヤモヤが晴れたり考えを整理できたりするきっかけになるかもしれません。 離婚した保奈美さんなら、亮太さんの気持ちを汲んだアドバイスをくれる可能性もあります。彼女の話から、何か解決への糸口が見つかるといいですね! >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月05日子どもが幼稚園に通っていたころの話です。幼稚園へは送迎バスで通っていました。え…嘘でしょ!?送迎バスの停留所には同じマンションのお子さんもいたのですが、そのうちの1人のママがお迎えの時間になっても何の連絡もなく、現れないことがありました。基本的には子どものママがお迎えをするのが基本ですが、いないとなると園に戻ることになります。その子どもも可哀そうですし、何か急用があって忙しかったのかも?と思うと、また園にお迎えに行くのも大変だろうと思い、その日は先生の了承を得て同じマンションの私がそのお子さんを引き受けることに。 そして家で遊ばせて待つこと数時間。夜になって玄関チャイムがなり、その子のママが登場。本人曰く「パートがちょっと忙しくなっちゃって迎えに行けなかったの。」とのこと。ですが、それからも度々同じようなことが続きました。 またパートでトラブっちゃったのかな?なんて思っていたのですが、何とそのママをよく知る別のママから「彼女ならパチンコ屋さんにいるよ。今日も車が止まってたから。」と言うのです。聞けばパチンコ好きで有名なんだとか。私はいい様に使われていたようです。 ◇ ◇ ◇ 結局は幼稚園の先生にも内容を話し、幼稚園の方から「基本的に親が迎え出るというルールになっているので、今度からはバス停に来ていない場合はお子さんは園に連れて帰ります。」と言ってもらいました。本人もわざわざ車で迎えに行かなくてはならないのは面倒だと思ったのか、それからは迎えに来ていました。 作画/さくら著者:まみ子どもは成人して、今は週末になると夫と仲良くお出かけしている主婦。
2024年05月04日長女が小学校1年生、次女が幼稚園の年中のころ、3人目を妊娠しました。妊婦健診が始まったのは、インフルエンザの感染者数が増えてきた時季。私の通う産院でも子連れでの健診が受けられなくなり、預け先の確保に苦戦していました。妊婦健診は予約通りにはいかない私の通う産院は予約制です。しかし実際は、予約時間よりかなり待つことがほとんど。姉妹が小学校と幼稚園に通っている間に予約しても、診察が押してしまい、結局次女の幼稚園のお迎え時間に間に合わなかったこともありました。 妊娠週数が進み、甲状腺機能検査でも引っかかった私は、曜日や午後の時間指定のある検査が増えました。学校と幼稚園の行事や習い事との調整も難しく、健診のたびにパズルのようなスケジュール管理に苦戦。 そして、なんとか予定を調整しながら臨月を迎えたのですが……。 長女の下校時間を勘違い!その日は産院で計画無痛分娩に向けた診察をし、入院日を決めるための予約をしていました。すると産院に向かう私の携帯に、長女に持たせたGPSから帰宅を知らせる通知が。そこで私は長女の下校時間を勘違いしていたことに気が付きました。 とりあえず途中で引き返し、いったん帰宅。すぐに産院に電話し、予約をずらせないか確認しましたが、その週の予約はすでにいっぱいでした。妊娠37週はもう目前で、来週まで健診を伸ばすと陣痛が先に来てしまう不安が……。 電話で相談した結果、長女は別室で待つことを条件に連れいていくことを許可してもらえることになり、私は長女を連れて産院に向かい、無事に診察を終えたのでした。 あとで聞くと、私が診察する間、助産師さんが長女のもとを何度も訪れ、声をかけてくれたようです。無事に入院の日付も決まり、あとは出産を迎えるのみ。やさしい助産師さんのいるこの産院に決めて、本当によかったなと感じた出来事です。 著者:河原りさ/30代女性・主婦。2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。イラスト:ななぎ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月03日幼稚園で鬼ごっこをしていたときに転び、上の前歯を強打してしまった長男。グラグラした歯を診てもらうために、息子と近所の歯医者さんに駆け込みました。息子にとって初めての歯医者さん。そこで衝撃の事件が起こってしまったのです……。鬼ごっごで転んだ息子が…息子が3歳3カ月のときのことです。息子はとても活発なタイプで、いつも元気いっぱい遊んでいました。その日、息子は幼稚園のホールでお友だちと鬼ごっこをしていたようです。しかし、そこでハプニングが……。 鬼になってお友だちを追いかけていた息子が勢いあまって転び、上の前歯を強打してしまったのです。私は担任の先生から電話をもらったあと、近所の歯医者さんに診てもらえるかを先に確認し、急いで幼稚園に駆けつけました。 近所の歯医者さんへ幼稚園に到着した私が息子の上の前歯2つを見てみると、少しぐらぐらしていました。息子は普段、転んだり痛いことがあったりしてもあまり泣かないのですが、そのときは相当痛かったようで大泣き。私は息子を連れて、先ほど電話した歯医者さんに向かいました。 そこは当時、看板に「小児歯科」は表示されていませんでしたが、私はとにかく早く診てもらわないといけないと思い、家のすぐ近くにあった歯医者さんを選びました。息子は歯医者さんが初めてだったので、ちゃんと治療できるか不安でいっぱい。私は息子がなるべく怖がらないように「先生が痛いのを治してくれるからね」と伝えました。 地獄絵図とはまさにこのことしかし私の不安は的中してしまい……。診察室に通され、なんとか診察台に上がりましたが、痛い歯を触られる恐怖から泣き叫び、頭を左右に激しく振ったり、身をよじらせたりしながら逃げ出そうとしました。 私や歯科衛生士さんは「痛くないよ! 痛いのを治してくれるんだよ」と声をかけましたが、息子は泣き叫んでいるためまったく聞こえていません。先生は子どもに慣れていない様子で「口を開けて!」と何度も強い口調で言うため、息子はさらに怖がって逃げ出そうとし、叫び声はますます大きくなるばかり。まさに地獄絵図でした……。 そして事件が起こってしまった…そしてついに事件が起きてしまいます。先生に口を開けられそうになった息子が、なんとその先生の指を噛んでしまったのです! 指を噛まれた先生は「噛んだらだめだろ!」と息子を叱りました。私は「申し訳ありません」と何度も頭を下げて謝りました。 その後、先生たちがなんとか息子の口を開け、上の2つの前歯の間を埋めて動かないようにする処置が施され、ひと安心。治療後、息子は「噛んでごめんなさい」と先生に謝り、許してもらえました。 それまで市の健診以外で、息子を歯医者さんに診てもらったことはありませんでした。もし定期検診などで歯医者さんに慣れていたら、こんなことにはならなかっただろうと反省。その後は3〜4カ月に1回フッ素塗布に通うようになり、今では大きな口を開けて診てもらっています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/しおん著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月02日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌