「幼稚園」について知りたいことや今話題の「幼稚園」についての記事をチェック! (31/45)
小学校の授業は、1コマ45分。児童はイスに座り、机越しに先生の説明を聞くというスタイルが一般的です。その日の授業内容を受けて、毎日宿題も出されます。小学校入学が迫ってくると、「うちの子は、ちゃんと授業に集中できるの?宿題も大丈夫?」と不安になるママもいるでしょう。今回の記事では、小学校入学前に同じように悩んだ経験のある私が、息子が幼稚園年長の冬頃から始めた、わが家の「家庭学習の環境づくり」についてお伝えします。わが息子、小学校で授業に集中できるかな…息子は、とにかく「元気印」が取り柄の男の子。じっとしていることがあまり得意ではなく、幼稚園でも、イスに座って先生の話を静かに聞くことを苦手としていました。先生からは「工作など何か作業をしているときには、すごく集中していますよ!」と褒めてもらうことも多かったのですが、授業参観などでの様子を見るかぎり、先生の説明を聞かずにどこか遠くを見てボーっとしていたり、お友達と話していたり…。「あれ、小学校って、こんな授業の受け方でいいの?」息子の4つ上の長女の入学時を思い出してみても、そんな悩みをもった記憶がないため、今回は胸騒ぎが止まりませんでした。「ちょっとこのままでは不安すぎる!」と、小学校入学前の冬、意を決して家庭学習の習慣づけから始めてみることにしました。家庭学習は「学年×10分+10分」が目安娘の小学校の先生から聞いた家庭学習時間の目安は、「学年×10分+10分」。この中に学校から出た宿題をする時間は含まないそうです。自治体や学校によって目安は異なりますし、この時間にピッタリ合わせて学習する必要もありません。ひとつの基準として参考にしてみてください。1年生⇒20分2年生⇒30分3年生⇒40分4年生⇒50分5年生⇒60分6年生⇒70分上記の目安に則ると、1年生になる息子の目標は「20分」。案外短いと感じませんか?テレビアニメなどは30分ですし、「何かに集中すれば20分はあっという間にこなせるだろう」と、軽く考えていました。しかし、いざ「勉強」となると、話はまったく別。息子はひらがななどの文字そのものに興味を示さなかったため、学習ドリルを見てもつまらなそう。そこで、ひらがなよりも簡単に取り組めそうな学習ドリル(数字、知育、迷路、工作)を数冊用意しました。それにも関わらず、開始数分で「わからない」「飽きた」「遊びたい」と言い出す始末…。20分の長いこと!ここは親として彼の不満を根気強く解消していくしかありません。やりたくない息子をその気にさせる方法とは?彼の思いを受け止め、とにかく「なんだか楽しいかも!」と思ってもらえるような対処法を考えることにしました。・「わからない」⇒「一緒に解こう!」と誘う。正解したら盛大に褒める・「飽きた」⇒数種類の学習ドリルを交換しながら進める(1冊をやり終えることにこだわらない)・「遊びたい」⇒学習系のカードゲームなど、遊びながら学べる教材も用意して、一緒にやる家庭学習に慣れるまでは、ひとりでは机に向かってくれなさそうな予感…。「それならば!」と、子どもと学習しながら、「話している人のほうを向く⇒話を聞く⇒やり方を確認する⇒わからなければ質問する」という授業の流れと、学校が終わったら家で宿題をするという、生活リズムを覚えさせることを意識しました。また、まだ時計が読めなかったので、学習時間はスマートフォンのストップウォッチ機能などを使って、一緒に確認しながら進めました。「学校では何をするのか?帰宅後はどうするのか?」を本人がある程度わかるようになれば、息子の学校生活に対する私の不安も、少しは解消されるだろうと考えました。息子との家庭学習は、うまくいくときもあれば、不発の日もありました。子どもの集中力は「年齢×1分」と聞いたことがあったので、20分の目標時間を5分×4回に短く分けてみたり、親子とも無理をせず、家庭学習をお休みする日を定期的に作ったりもしました。その他の取り組みとして、息子に家庭学習を自分ごととして捉えてもらいたかったので、本屋さんに連れて行き、本人に教材を選ばせたりもしました。すると、息子自身で選んだ教材は案外すんなり学習するということに気づきました。「自分で選ぶ」という使命感が、学習にも良い効果があったように感じます。それ以来、学習教材や文房具などは、予算が許す限りはなるべく本人に選ばせるようにしました。このような親子の奮闘を経て約3か月。小学校入学時には、息子も「家で机に向かう」ことにはだいぶ慣れてきました。入学以降は、自発的とは言わないまでも、私が「宿題した?」と声掛けすると、「あ!」という感じで宿題を始めます。1年生がもうすぐ終わりを迎えますが、宿題をやり忘れたことは今のところ一度もないので、親としても少し安心です。「勉強って楽しい!」と思える方向に子どもを導こう子どもが小学生になるとき、「勉強中心の学校生活に適応できるだろうか」と心配になるのは、親として当然のことです。子どもにとっても、幼稚園から小学校に入学して、いきなり毎日「勉強!宿題!」と言われても、困惑してしまうことでしょう。幼稚園年長は、さまざまなルールを守りながら集団生活を過ごすことにも慣れてきた頃。年長の後半は、そこに学習要素を少し加えつつ、親子で小学校入学に向けて準備を開始するのに最適な時期です。子どもが「楽しくて、もっと学びたくなる!」と思える環境づくりを、子どもと相談しながら進めてみてはいかがでしょうか。<文・写真:ライターnanahi>
2020年01月23日人間関係研究家の稲場真由美さんが、16年間、延べ12万人の統計データをもとに構築したのが、「性格統計学」という独自の理論です。それによると、人間は「ロジカル」「ビジョン」「ピース・プランニング」「ピース・フレキシブル」という4つのタイプにわけることができるのだそう(インタビュー第1回参照)。今回は、それらのタイプのちがいが引き起こす、親子間におけるコミュニケーション・ギャップの具体例を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)人間には4つのタイプがある人間は、「自分軸か、相手軸か」「計画的か、臨機応変か」というふたつの軸により4つのタイプにわけられる。自分軸とは、「自分のために頑張ることが行動の原動力になる」タイプであり、相手軸は「相手のために頑張ることによろこびを感じる」タイプ。また、計画的とは、「事前に決めた目標やルールを重視して計画的にものごとを進めたい」タイプであり、臨機応変は「その場での直感を重視して行動する」タイプ。「性格統計学」による4つのタイプは、次のふたつの質問で判別可能。【1】話は、Aもとから順を追って聞きたいB結論から聞きたい【2】急な変更は、AストレスになるBストレスにならない【1】B、【2】Aを選んだ人は、ロジカル(自分軸かつ計画的)【1】B、【2】Bを選んだ人は、ビジョン(自分軸かつ臨機応変)【1】A、【2】Aを選んだ人は、ピース・プランニング(相手軸かつ計画的)【1】A、【2】Bを選んだ人は、ピース・フレキシブル(相手軸かつ臨機応変)「ロジカル」は、自分で納得して自分のペースやタイミングでものごとを進めたいタイプのため、急な予定変更などは大きなストレスになる。「ビジョン」は、自分の感性に響いたり可能性を感じたりするものを好み、自分の願望を重視するため、「やりたい!」と感じるかどうかで、ものごとに取り組む集中力に大きなちがいが出る。「ピース」は、行動パターンが計画的か臨機応変かによってさらにふたつのタイプにわかれるが、共通しているのは、和を大事にして人間関係が円滑であることを好むこと。また、ものごとをもとから知りたい傾向があり、「なぜ?」という口癖があることも共通点。幼稚園に持っていくハンカチを選ぶだけで押し問答親子間でうまくコミュニケーションが取れないケースを、わたしが提唱する「性格統計学」を通じて見てみると、なぜコミュニケーション・ギャップが起きるのかという理由がはっきりと見えてきます。今回は、わたしが実際に見聞きした具体例をいくつか紹介してみましょう。まずは、親が「自分のために頑張る」ことが行動の原動力になる自分軸のタイプで、子どもが「相手のために頑張る」相手軸という場合。親が「ロジカル」か「ビジョン」で、子どもが「ピース」というケースです。これは、女の子が幼稚園に持っていくハンカチを選ぶという場面でした。子どもは、相手が求めることに応えることでよろこびを感じるタイプですから、ハンカチを選ぶにも親の意見を優先したい。それで、「お母さん、どっちのハンカチがいいと思う?」と聞きます。でも、親は自分軸のタイプ。ロジカルなら計画やものごとを自分で決めること、ビジョンなら自分の願望を重視しますから、子どもの言葉を聞いて、「この子は自分で決められないのかしら……」と心配してしまう。そして、「きちんと決められる人間に育ててあげなければ」と考え、「あなたの好きな方を選びなさい」といいます。そうして、たかがハンカチを選ぶだけなのに、子どもは「ねえ、どっちがいい?」、親は「だから自分で決めなさいよ」と押し問答になってしまうのです。そこで、子どもが相手の要望によろこびを感じるタイプだと親が知っていたとしたら、対応は変わるはずです。「自分で選んでほしい」という親の考えを押しつけることなどなく、「じゃ、こっちがいいかな」と選んであげられる。そうすれば、子どもは気持ち良く幼稚園に行けるのです。親の「理由を知りたい」という欲求によって生まれる衝突その親からすれば、子どもがその後の人生でなにかを選ばなければならない場面でも「自分で決められなくなるのではないか」と心配しています。子どもの将来を考え、よかれと思って子どもにハンカチを選ばせようとしただけのこと。一方で、子どもからすれば、大好きなお母さんに選んでもらったハンカチを持って楽しく幼稚園に行きたいと思っているにすぎないのです。そもそも、相手軸のタイプである子どもが成長して、実際に自分でなにかを決めなければならない場面になったときのことも、心配しすぎる必要はありません。進学先や就職先を選ぶにも、相手軸の子なりに、「この進学先だったら、お父さんやお母さんがよろこんでくれるかな」「この就職先だったら、恋人は納得してくれるかな」というふうに、大切な人を優先する発想で、結局は自分でものごとを決めていけるのですからね。逆に、親が相手軸で子どもが自分軸の場合はどうでしょうか?親がピースで、子どもがビジョンというケースの事例を見てみましょう。ピースというタイプには、ものごとをもとから知りたいという傾向があり、「なぜ?」が口癖だという特徴があります。一方、ビジョンというタイプには、自分の感性を優先して直感的にものごとを判断する特徴があります。すると、ビジョンの子どもがただ直感的になにかの習い事を「やりたい!」と思ったときにも、ピースの親は「どうして?」と聞きます。子どもからすれば、あえて理由を挙げるなら、「ただなんとなくやりたいと思ったから」ということになるでしょう。でも、その答えに親は納得しない。「『なんとなく』ってことはないでしょう?」と返す。すると、子どもは、「自分がおかしいのかな……」と責められた気持ちになってしまうのです。この場合も、子どものタイプが直感的で自分の願望を優先するビジョンだと親が知っていれば、無駄な衝突は起きません。理由を知りたいというのは親の欲求にすぎないのですから、子どもの直感と願望を大切にしてあげればいいのです。「ロジカル」の子どものペースを乱してはいけないまた、自分軸のなかでもロジカルというタイプの子どもと、とくに子育ての中心である母親とのあいだで起こりがちな衝突についても具体例を挙げておきましょう。この場合は、親のタイプは問いません。ロジカルなタイプは、自分で決めたことを自分のペースで進めていきたいという特徴があります。ですから、子どもになにかをさせたいときも、子どもに選ばせてあげることが大切。たとえば、子どもに宿題をさせたいのであれば、「6時になったら宿題をしようか?6時半からにする?」という具合です。そして、子どもが6時半と決めたのであれば、6時半になるまでは絶対に余計なことをいわないでください。お母さんたちは、6時半が近づいてくると、つい口を出したくなるものです。6時まであと数分となったら、「ほら、あと何分で6時半になるよ」なんて声をかけてしまう。ドキッとした人も多いのではないでしょうか?でも、6時まであと数分あるなら、6時半ではありません。その余計な口出しによって、ロジカルの子どもは自分のペースを乱され、やる気を失うということになってしまうのです。いずれにせよ、親子間のコミュニケーション・ギャップをなくすことは、親自身と子どものタイプを知ることからはじまります。記事冒頭のふたつの質問によって親子それぞれのタイプを知り、みなさんが円満な親子関係を築いていくことを願っています。『人間はたったの4タイプ 仕事の悩みは「性格統計学」ですべて解決する!』稲場真由美 著/セブン&アイ出版(2019)■ 性格統計学による4タイプ診断サイト■ 人間関係研究家・稲場真由美さん インタビュー一覧第1回:性格統計学の提唱者が語る。「親子は考え方も似る? それはただの思い込みです」第2回:子どもが言う「なんとなく……」に、親が「どうして?」と聞いてはいけないわけ。第3回:子どものタイプ別・自己肯定感が本当に伸びる褒め言葉。「すごいね」だけじゃ響かない!?(※近日公開)第4回:「いくら言っても分かってくれない」のは、叱り方がその子に合っていないから。(※近日公開)【プロフィール】稲場真由美(いなば・まゆみ)1965年生まれ、富山県出身。一般社団法人日本ライフコミュニケーション協会代表理事。株式会社ジェイ・バン代表取締役。自身が人間関係の悩みに直面したことから、新しいコミュニケーションメソッドを探求し、16年間、延べ12万人の統計データをもとに「性格統計学」を考案・開発する。以来、このメソッドを「ひとりでも多くの人に伝え、すべての人を笑顔にしたい」との思いから、セミナーや講演、カウンセリングを通じて普及活動を行う。2018年には「性格統計学」にもとづくマルチデバイス型ウェブアプリ『伝え方ラボ』を開発し、ビジネスモデル特許の取得に成功(特許6132378号)。現在は、企業や自治体、学校をはじめ、法人・個人を問わず『伝え方ラボ』を活用した研修やコンサルティングを幅広く行い、多くの人のコミュニケーションスキル向上に貢献する活動を続けている。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年01月21日こんにちは。近ごろは働くお母さんがフォーカスされやすいですが、専業主婦の毎日には光が当たりにくいような気がしています。1日中子どもと離れずにいるって「かわいい」だけでは済まされない辛さがあります。大変さが分かるからこそ、街の中で小さな子どもを連れているママを見ると、心の中でエールを送らずにはいられません。時間通りに家を出て自分のペースで歩く。たったこれだけの事でもなかなか思い通りにいかなかった、長男(5)・次男(2)・三男(0)のときのお話です。■「水筒の蓋がない!」から始まった専業主婦の悲劇長男が幼稚園に行ってる間、我が家には次男と三男がいます。週初めの月曜日。長男は新学期だったので、お道具の用意は完璧に準備しておいたんです。あとは、水筒にお茶を入れて持っていけばいいだけ。のはずだったのにぃ~~~水筒の蓋がない!!金曜日に洗ってそのまま所定の場所に置いてあったはずなのに、月曜日の朝になったらなぜか蓋がありません!急いでるときの探し物って本当に困ります。幼稚園バスの時間は8時10分。時間は刻刻と迫っています。犯人は分かっています。絶対に次男です!むしろ次男以外ありえない。私:「ゆいたん、水筒のフタどこやった?」次男:「とっこーー!?」(どこー!?)いや、どこ~? じゃなくて…私:「ねぇー、フタどこやった!?(泣)」絶対覚えてないだろうなと思いながらも一応確認してみたけれど…やっぱり全然覚えていませんでした!!ソファの下も探して台所の床も探して、次男がよく隠すおままごとキッチンも探したけれどありません。もう仕方がないから大人用の水筒にお茶を入れて、私:「先生に『フタがないから、この水筒にします』って言っといて」と長男に言い聞かせて持たせました。さぁぁーーー!靴履いてーー!制服着てー!行くよーーー!!もう行かなきゃいけない時間になっているのに、次男はというと、ひたすらお着替え拒否です。もうかれこれ10分ほど前から着替えよう、着替えようって何度も声かけてるのに、ずーーーーっと拒否!私:「もういいよ! 着替えるのいやなんだったら置いてくよ!?」てっきり嫌がると思ったのに、次男:「うん! いーよー!」まさかのあっさり。じゃぁ、わかった。バイバーイ!!次男:「うぎゃぁぁーーーー!! いくぅ~~! いくぅ~~~!!」毎回このやりとり。どうせ泣いてついてくるのに、なんで無駄な抵抗をするんだか。ようやく降参した次男を着替えさせようとしたら…うわぁぁぁぁ。しれッと…う ん ちしてる絶句。出かける間際のうんちって。腹立てちゃいけないけど…絶対もっと前に出てたよね!?これ、出てからだいぶたってるよね!?だったら教えてよぉ~~~~~。こんな間際に発見したらバスに遅れるでしょうが!!玄関で大急ぎでオムツを脱がせ、風呂場でお尻を洗いオムツを替えさせました。ぜーはーぜーはー。三男(0歳)はまだ寝てるから、起こさないようにベビーカーに乗せようとたくらんでいたのに…あとは靴を履くだけでよかったはずの次男が三男にちょっかいを出したため、出かける寸前に起きちゃったじゃないかあぁぁ。三男:「うにゃぁぁ~~~~うにゃぁ~~~~~~(泣)」あぁぁ…はいはい…寝起き直後の三男をくるんでベビーカーに急いで乗せて!やっっと出発!!水筒の蓋はないし、次男は無駄な抵抗をするし、ベチャベチャうんちを黙っているし、三男は起こすし…。家出るまでにどんだけややこしいんだっ!この春からバス停が少しだけ距離が離れたので、気を付けながらベビーカーを押して全速力!!いそげぇぇぇぇぇぇ!!なんとか無事に送り届けまして…ぷすぷすぷす…家に戻って、再度、蓋をもとめて部屋中を探し回ったら…。ありました。おままごとキッチンの下に転がっていました!!(犯人次男)もうやだぁぁ~~。おまけに、ここで私はあることに気がつきました。しまった!!今日は給食の日なのにお箸セットを入れ忘れてしまいました!!あんなに新学期の準備は完璧にしたはずなのに、お箸セットを入れ忘れるというマヌケっぷり!!いっそのこと知らんぷりして幼稚園で借りてもらおうかと一瞬脳裏をよぎりましたが、ちょうどフタも見つかったことだし、ついでに水筒も替えようと思い、家事を済ませたら幼稚園に行く予定にしていたんだけれど…ここからがまた進みません!!なんだろうねー、もう。スムーズに行くときはスムーズに行くけどダメな時は全然ダメです。三男がグズグズ泣くからエルゴで抱っこしてたら、ブリブリブリーーーーー!!!! とビックリするぐらいのうんちを噴射。エルゴをはずしてみてビックリ。 足から服からエルゴにまでうんちがはみ出て大変なことにーーーー。あ…あぁぁぁ…(絶句)全部脱がせて洗って着替えさせているうちに、今度はまたしても次男がうんち。なんか…私、ひたすらうんちの世話ばっかりしてる気がするのですが。ダブルオムツの宿命を存分に味わう日々です。抱っこしておっぱいあげて、うんち片付けて、着替えさせて…次から次へと湧き出る用事を、次から次へとやっつけてるうちに、午前中なんてあっっっという間に過ぎていってしまいます。ようやく家を出れたのは11時過ぎ。急がないとお昼ご飯の時間になっちゃうじゃないですか!急げ急げぇぇぇぇぇ!!と思うけど、ビックリするぐらい歩くのが遅い次男…。おっそ。公家の散歩かっちゅうぐらい遅い!!のーーーーろのーーーーろのーーーーろのーーーーーーーろ。(あぁ…早くー…早くしてくれーーーー…)のーーーーーろのーーーーーーーろのーーーーーーろ。(公家ーー…公家早く歩いてーーー…)歩幅3センチずつぐらいしか進めず、めっちゃ時間かかってようやく幼稚園到着。昼食にはなんとか無事間に合いました。2歳といえどもまだシャキシャキ歩くわけでもないし、抱っこも要求してくるし、眠たくもなります。幼稚園にお箸と水筒を届けたあとは小児科まで行かなくちゃいけなかったのですが、こうして長距離をベビーカーで移動していると、途中で2歳児が、歩くのもイヤ。となり最終形態これ。2歳児を背負って、片手でベビーカーを押す。こんなのよくある主婦の日常です。端から見たら全然大変さが伝わらないのですが、それでも頑張ってる私を、きっと誰かが分かってくれるはずって、自分で自分を励ましながら歩いていました。すると、通りすがりのお婆ちゃんが「お母さんのために歩いてあげんさい」と次男を諭してくれました。うぅぅ。ありがとう。お婆ちゃん。■当時を振り返って、いま思うことはぁ…今読み返しても壮絶ですね(笑)毎日家と幼稚園と公園の往復で日が暮れて、今日1日何やったっけな…とか思うような毎日でも、子どもを育てるって社会においても人生においても大仕事なんだ、私は今そんな一大プロジェクトをやっているんだと自分に言い聞かせて乗り切っていました。今まさにかつての私と同じように子育てに追われる毎日にいる皆さん。毎日本当に地味で同じ事の繰り返しで、どこか社会から隔離されているような気がしてくる時さえあるかもしれませんが、そんなあなたの頑張りをきっとどこかの誰かが見てくれているし、わかってくれていると思います。大丈夫!明日もヘトヘトになりながらもかわいい一瞬を見逃さないように頑張っていきましょう~~!!!
2020年01月20日テレビのニュースや母親学級でも、誤飲がとても危険だとは聞いていました。赤ちゃんの口に入るサイズの物には気を付けなくちゃと思っていたのに……。予想外の物によって起きた、わが家の誤飲事件のお話をします。 なんでも口に入れたがる時期、到来!わが家の次男は生後半年を過ぎ、ハイハイができるようになってきたころから、なんでも口に入れたがるようになりました。上の子にもそういう時期があったので、それ自体には特別驚きはしなかったのですが、次男には長男のときにはなかった危険が!2歳上のお兄ちゃんが遊んでいるおもちゃが気になって仕方ない次男は、それを口に入れたがるのです。しかも、大きい積み木などではなく、ミニカーなどの小さな部品が気になるらしく、お兄ちゃんには申し訳ないと思いつつも、細かい部品を取り除いた状態で遊ばせたりしていました。 お昼寝の呼吸がおかしい……もしかして!細かいおもちゃは手の届かない所にしまうように気を付けていたのですが、ある日のお昼寝のときに次男の寝息がおかしいことに気が付きました。 ひゅーひゅーと、風邪をひいているときの呼吸の音に近いのですが、寝る直前までそんな様子はなかったので、これはおかしいと背中を叩いてみると音が聞こえなくなりました。このときになってようやく、何かが喉につかえた状態なのだとわかったのです。 おばあちゃんを巻き込んでの大騒動次男は私が揺すっても背中を叩いても起きませんでした。ちょうど、その日の昼間は上の子が通う幼稚園のプレ保育へ一緒に行っていたので、特段疲れていたのだと思います。とはいえ、何かが喉につかえているのに寝ていられるものだろうか……もしかして、呼吸がうまくできず意識が混濁してるのでは……! 嫌な想像ばかりが頭を駆け巡りました。 そのとき、ちょうど元幼稚園教諭だった母がいたので、誤飲しているかもしれないと話すと、息子を抱っこして私がしたよりも強い力で背中を叩きました。すると、口の中から何かがコロリと出てきました。見ると、なんと小さな松ぼっくり! これには母も私もビックリしました。 プレ保育で上の子が工作に使った松ぼっくりを次男が取って口の中に入れてしまっていたのでした。大人から考えると、こんなゴツゴツしたものを口に入れるなんてと思いますが、赤ちゃんにはそんなことは関係ないのだと痛感。これ以降、より一層の注意を払うようになりましたが、秋冬になり松ぼっくりを見かけると、今でもあのときの恐怖を思い出します。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)のものは、誤飲の恐れがあります。赤ちゃんに渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月19日あけましておめでとうございます! 鈴木し乃です。■幼稚園デビュー! 娘は内弁慶?旧年は、息子と娘がそれぞれ幼稚園と小学校にあがり「集団生活ならでは」の「これまでとは違う成長」に一喜一憂した1年でした。■小学校入学でパワーに圧倒された新しい年も、子どもたちのめまぐるしい変化に右往左往しながら楽しく過ごしたいと思います。上記のダイジェストの詳細や、日々の子どもたちとの生活で得た発見や気づきなど、楽しく記事にできたらな~と思います。■子育てと日常の忙しさのおかげ?本年もどうぞよろしくお願いいたします!
2020年01月14日私たち家族はオーストラリア在住で全員日本人です。長女は英語が理解できていません。「子どもは柔軟性があって英語をすぐ覚える」と知人から聞いて、長女を保育園に入園させました。しかしわが家の長女はそうではありませんでした。子どもの個人差って大きいと感じた体験をお伝えします。 英語環境に慣れさせなきゃ!4歳になる年から現地の幼稚園へ入園予定だったのですが、英語をまったく理解できていない当時3歳の長女を心配して、今のうちに保育園に入れて英語環境に慣らそうと夫婦で話し合いました。 ママ友から「子どもは英語を覚えるのが早い! 環境適応力がすごい! うちの子は1カ月ほどから英語が出てきた」と聞いて「長女も案外、早く慣れるかな」と不安ながらもどこか期待していたのです。 登園拒否! 誘拐さながらの登園光景言葉も理解できない、ママもいない、知っている人が誰もいない、ランチは園が用意する長女の苦手なピザやポテトフライ。保育園がどのようなところかを理解した長女は、週2回の保育園を全身全霊で拒否しました。 わが家から徒歩圏内の園だったので交通手段は徒歩。バタバタと手足を動かし泣きながら抵抗する長女を抱えながらの登園光景は、まるで誘拐しているようでした。 園での様子は?いつも登園を嫌がってばかりの長女。保育園に通い始めて2週間ほど経ってから、お休みの日も毎日長女は「今日、保育園の日?」と不安そうに聞いてくるようになりました。 園での様子を先生に聞くのですが、毎回「今日もずっと何もしゃべらず椅子に座っていました」と言われました。どうやら長女は園でのセーフティーゾーンを見つけ、ランチ以外の時間を自分のセーフティーゾーンで椅子に座って私のお迎えを待っているようでした。それが4カ月ほど続き、私はだんだんと「この登園に意味はあるのか?」と疑問を持ち始めました。 保育園をやめよう!長女が園で楽しめていない様子を聞くのもつらかったですし、来年から幼稚園が始まると数年間は現地の英語の学校に通うんだからと思い、半年経っても保育園に慣れなかったら退園させようと決めました。結果、長女は英語力も伸びなかったし友だちもできなかったので退園し、幼稚園が始まるまでの日々を楽しく過ごすことにしたのです。 ほかの子どもがすぐに英語環境に慣れたからといって、長女もすぐに慣れるわけではないんだと痛感しました。ましてや長女はとてもシャイな性格です。子どもの個人差ってこんなに大きんだな、長女に合った英語の学ぶ方法があるはずだ! と考え直すきっかけにもなりました。 著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2020年01月09日前回のあらすじ娘が18歳の時に学校主体で開催された、保護者向けの障害年金説明会をきっかけに、申請のための準備を少しずつ進めようと考えた私。役所の窓口の方にもまだ早いと驚かれましたが、少し早めに過去の記録を引っ張り出し、保護者が作成できる書類の記入に取り掛かることにしました。早めに準備ができる書類『病歴・就労状況等申立書』は障害年金を申請する際に必要な書類の一つです。医療機関に記載を依頼する診断書などには有効期限がありますが、これは請求者(本人や保護者)が作成する書類なので早めに準備しておくことができます。私は隙間時間に少しずつ作成していきました。Upload By 荒木まち子どこで区切るか『病歴・就労状況等申立書』の最初の欄は発病から初診までの間(先天性疾患は出生時から初診まで)の状況を、それ以降は期間を3〜5年に区切って書くので、私は娘の経過を、1.出生時~初診まで(娘の場合は0~2歳)2.未就園の期間3.幼稚園の期間4.小学校(低学年)5.小学校(高学年)6.中学校7.高校8.就職後に分けて書くことにしました。娘の場合、一枚では欄が足りなかったので『病歴・就労状況等申立書(続紙)』を使用しました。Upload By 荒木まち子状況記入欄に何を書くか状況記入欄には、(受診していた期間は)通院期間、受診回数、入院期間、治療経過、医師から指示された事項、転医・受診中止の理由、日常生活状況、就労状況などを書くのですが、私はそれらの他に・初診まで…親が感じていた困り事(視線が合わない。抱くとのけぞって嫌がる。手をつなぐのを嫌がる。発語が遅い。)など・就学まで…療育センタ―受診の経緯、療育内容、幼稚園での様子・学生時代…障害由来の学校での困り感、学校でのいじめの様子、感情コントロールの困難さ、支援機関との連携について・就職後…新たな環境に対する不安の強さ、精神的に不安定な様子、職場で行われている配慮などを記入しました。Upload By 荒木まち子当初「なんてサイズが大きいんだろう!」と思っていた『病歴・就労状況等申立書』用紙は、娘の20年間の困りごとで、みるみる埋まっていきました。それは「よくまあこれだけのことがあったものだ」と我ながら感心するほどで、最終的には枠内に書ききれず、割愛するエピソードがでるほどでした。手書きかPC作成か申請書類作成は手書きでも大丈夫ですが、『病歴・就労状況等申立書』と『病歴・就労状況等申立書(続紙)』は日本年金機構のHPからダウンロードすることができるので、私はエクセルで作成をしました。ここで注意しなければならないのは『病歴・就労状況等申立書』と『病歴・就労状況等申立書(続紙)』では裏面が違うということです。Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子『病歴・就労状況等申立書』と『病歴・就労状況等申立書(続紙)』は、A3サイズで両面印刷をした後に、裏面の請求者署名欄に本人署名(または捺印)をする必要があります。(見本の赤丸で囲った部分)「自発的」の意味合い『病歴・就労状況等申立書』裏面には『日常生活状況』を4段階(※)の中から選ぶ項目があります。(見本の黄色枠で囲った部分)※「1」→自発的にできた「2」→自発的にできたが援助が必要だった「3」→自発的にできないが援助があればできた「4」→できなかったこの“自発的”には“すべてを自分一人で”という意味合いがあるということを知り、<着替え>の項目では一人で着替えられたとしても“自分で季節にあった服を選ぶこと”ができていなければ「1」にはならない、<食事>の項目でも食卓に出されたものを自分で食べることはできても“一人で暮らした時に栄養のバランスを考えた食事を取ること”ができなければ「1」にはならないなどの点も気をつけなければならないと思いました。なので本人が「自分でできている!」と思っていても、申立書の記入時には注意が必要です。参考になった勉強会学校での障害年金申請説明会から1年ほど経ったころ、娘が余暇支援やショートステイで利用している地域活動ホームで、保護者向けの勉強会がありました。講師は「親なきあと」相談室を主宰する、行政書士、社会保険労務士、ご自身も障害児の親でもある渡部伸さんでした。障害のある人の「親なきあと」についてのお話は、・暮らし方やお金に関すること・医療費、信託制度、成年後見人制度について・相談先や実際の事例など多岐にわたる内容でした。なかでも障害年金についてのお話は、ちょうど『病歴・就労状況等申立書』を作成していた私にとって、とても参考になる内容でした。親なきあと相談室|渡部行政書士事務所親目線は一味違う!日本年金機構(年金事務所)の方の説明会も勉強になりましたが、やはり親目線ももちあわせた先生からのお話は格別で、・『病歴・就労状況等申立書』には具体的なエピソードを書くと良い(書ききれない場合は別紙添付も可)・障害年金申請が通らなかった場合には審査請求、再審査請求などができる・働いている場合は職場からの意見書も有効など、前回の説明会では知りえなかったことを学ぶことができました。(勉強会を企画してくれた地域活動ホームに感謝、感謝です!)続く...
2020年01月07日「お支度ボード」という言葉を聞いたことがあるママは多いでしょう。3歳ごろから小学生の子どもを持つママに人気で、子どもの自立心を育むために活用できるアイテムです。お支度ボードとは何か・作り方・おしゃれな使い方アイデアについて紹介します。お支度ボードって何?お支度ボードとは、端的にいえば「子ども用のやることリスト」です。子どもの目に付くところに設置して、子どもが自分自身で身支度ができるように促します。忙しい朝や幼稚園・学校から帰ってきたときに、ママは毎回「歯を磨いたの?」「手を洗いなさい」などと子どもに口を酸っぱくして言うことが減り、イライラが解消されると評判です。お支度ボードの特長について、以下で詳しく見てみましょう。子どもの自主性を助けるチェックボード文字で表示される大人向けのやることリストと違って、子ども用のお支度ボードはイラスト・アイコンなど一目で分かりやすいのがポイントです。例えば、歯磨きであれば「歯ブラシの絵」にすることで、一目ですべきことが分かります。まだ字が読めない子どもでも活用できるでしょう。タスクが完了しているかどうかも一目瞭然で、忘れ物について子どもが自分でチェックすることができます。3歳ごろから始めてみようお支度ボードは3歳ごろから小学生までの子どもが使うのに適しています。成長に合わせたタスクや表示方法を考えましょう。保育園・幼稚園の頃は文字は無し、または少なめにして絵柄メインで表示します。小学生向けには、絵柄・文字と一緒に英単語を併記することもグッドです。お支度ボードの作り方とはお支度ボードは市販の物もありますが、手作りしているママも多いです。100均のお店で材料がそろうので、手軽に作れますよ。お支度ボードは子どもが理解しやすい・操作しやすいことをメインに考えて作りましょう。子どもの興味をそそるデザインであることも大切です。さらには、カードを裏返すと「頑張ったね」のメッセージが出てくるなどといったしかけがあると、ゲーム感覚で子どももより楽しくお支度ができます。お支度ボードを手作りする際のコツを3点紹介します。やるべきことをピックアップポイントはタスクの文言をシンプルにすることです。絵柄の補助的に使いましょう。例えば、朝ご飯を食べることは「ごはん」の一言でも十分伝わります。項目も欲張ってたくさん作りすぎないことです。タスクがありすぎると、全て完了させることを子どもが難しく感じてしまいます。全部完了できることを前提としてリストを作りましょう。マグネットを使う簡単な作り方お支度ボードを子どもが上手に活用するためには、シンプルなアクションでできることも大切です。マグネットを使う方法は簡単で汚れず、なおかつ繰り返し使えるのでおすすめです。マグネットを左の「やること」欄から右の「終わった」欄へ移動させるだけ・両面式の物ならタスクを終えたら裏返すだけなど、ワンアクションでできると長続きさせやすいですよ。時計を併用しても分かりやすいタスクの横に時計の絵を描いておくと、時間管理にも役立つので便利です。3歳ごろの子どもであれば、まずは時計の見方を覚えるよい練習となるでしょう。小学生ぐらいになると、何時に始めて何時までに完了するというリミットを入れることで、タスクの所要時間や制限時間を意識してテキパキとこなす手助けとなります。もっとおしゃれなボードにするには?「せっかく作ってディスプレイするならおしゃれなボードにしたい」というママもいるでしょう。インテリアや家具の雰囲気にもマッチするような、ハイセンスなお支度ボードを作るためのアイデア例を3つシェアします。おしゃれで簡単なフック形式に物をかけるフックを利用してお支度リストコーナーを作ると、おしゃれでスッキリした空間になりますよ。ミニマルな空間を好むママにおすすめです。1枚ずつカードの表にタスク・裏には「できた」の言葉を書きます。タスクが見えるようにカードをぶら下げておき、完了したら裏返します。カードはラミネート加工したり、表面をセロハンテープで補強したりすると長持ちします。黒板シートやモノトーンで「普通のホワイトボードじゃつまらない」という人は、黒板シートに白いチョークでタスクを書くと温かみがあっておしゃれなカフェ風ボードになりますよ。シックにキメたい都会派ママは、モノトーンで統一するのもすてきです。インテリアとしても空間になじむ上、ゴチャゴチャ感なくスッキリとディスプレイできます。イラストに凝ってみても手描きのイラストは味わいがあるものですよね。子どもの似顔絵を入れたり、好きなキャラクターや動物を描いたり、より子どもの興味を惹き付けるイラストを考えてみましょう。絵が苦手という人の場合は、かわいいステッカー・ネットの無料アイコン・テンプレートなどを活用するのもよいでしょう。自分でやりたい気持ちを持たせてあげようお支度ボードでは、子どもが自分で身支度をする習慣を身に付けることだけでなく、子どもが自分で気付き・考え・実行し・確認するというプロセスを尊重することが大切です。まだ完了していないタスクなど、ところどころでフォローをすることは必要ですが、なるべく子どもが自主的に実行できるよう、温かい目で見守ってあげてはどうでしょうか。
2019年12月28日幼稚園で使う水筒は、どのような点に注目して選べばよいのでしょうか?子どもが安心して使える水筒を見極めるため、基本的な選び方やおすすめの商品をチェックしていきましょう。水筒を清潔に保つための洗い方も紹介します!大きさ?直飲み?水筒の選び方幼稚園で使う子ども用の水筒を選ぶにあたっては、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。子どもにぴったりの商品を選ぶためにも、あらかじめしっかりとチェックしておきましょう!ステンレスなど素材で選ぶ子ども用の水筒を選ぶとき、まず注目したいのが水筒の「素材」です。水筒の素材として使用されている素材には、主にステンレスとプラスチックがあります。以下、それぞれの詳しい特徴を確認していきましょう。【ステンレス】保温・保冷効果が高い。丈夫で壊れにくい。においが付きにくい。プラスチック製に比べて重く、高価になりやすい【プラスチック】軽い。デザインが豊富。ステンレス製に比べ衝撃に弱く壊れやすい。中身の温度を保ちにくいそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で、「これだ!」という1品を選べるとよいですね!子どもの年齢で使いやすい飲み口を子ども用の水筒では、「飲み口」も重要なチェックポイントです。以下、子ども用水筒で使用されている主な飲み口のタイプを確認していきましょう。【ストロータイプ】飲みやすくこぼれにくいので、小さい子どもでも安心して使える【直飲みタイプ】ペットボトルの飲み物を飲むように、自分で量を調節しやすい反面、慣れないとこぼしやすい【コップタイプ】ふたがコップになっていて、注いで飲むタイプ。衛生的に使える【直飲み・コップ両用タイプ】直飲みとコップとをふたの付け替えで変更できるタイプ子どもの年齢や発達に応じて使用できる飲み口が変わるため、普段の子どもの様子を見ながら安心して使える物を選んであげるのがおすすめですよ。園で中身の補充があるかも決め手に水筒の容量をどうするかは、幼稚園での補充があるかどうかも判断の材料にしましょう。中身がなくなったとき、補充がある園であれば、水筒の容量は300~400mlで十分です。しかし、補充がない園であれば、600ml以上の物を選びましょう。夏場の使用や預かり保育を利用するのであれば、さらに大きいサイズを選ぶのがおすすめですよ。「喉が渇いたのに飲み物がない」といったことのないように、適切な容量を選んであげられるとよいですね!おしゃれさも重要 おすすめ水筒3選では、実際におすすめの水筒にはどのような物があるのでしょうか?数ある子ども用水筒の中でも特に人気の高いアイテムを3つ紹介します!ドウシシャ 2WAY キッズボトルドウシシャの「2WAY キッズボトル」は、ボトル前面に描かれたポップな動物のイラストが子どもに大人気のステンレス製水筒です。直飲み・コップ両用タイプなので、子どもの成長や好みに合わせて使い方を自由に変更できますよ。容量600mlと、子ども用としてちょうどよい大きさなのもうれしいですね! 商品名:ドウシシャ 2WAYキッズボトル 2WAYキッズボトルの詳細はこちら タケヤ ミーボトルおしゃれな水筒を選びたい人におすすめなのが、タケヤの「ミーボトル」です。ステンレス製のスタイリッシュなシンプルボディーで、一味違うセンスのよさをアピールできますよ。容量は600ml・800ml・1Lの3種類がそろっているので、親子でおそろいにしてみるのも楽しいですね! 商品名:タケヤ ミーボトル 600ml ホワイト ミーボトルの詳細はこちら SKIP HOP ズー ストローボトル軽くてコンパクトな子ども用水筒なら、SKIP HOPの「ズー ストローボトル」がおすすめです。容量350mlのプラスチック製で、まだ小さな子どもでも無理なく持ち運びできますよ。アメリカ発祥ブランドならではのカラフルでユニークなデザインで、毎日の登園がますます楽しくなりそうですね! 商品名:スキップホップ(SKIP HOP) ベビー用 ズー ストローボトル ズー ストローボトルの詳細はこちら ストローも清潔に 水筒の上手な洗い方幼稚園で使う水筒は、使用頻度が高いぶん汚れも気になってしまいますよね。大切な子どもにいつでも清潔な水筒を持たせてあげられるよう、上手なお手入れ方法をチェックしていきましょう!普段のお手入れタイプによってパーツの種類や量が違う水筒ですが、基本的なお手入れの手順に大きな違いはありません。以下、普段のお手入れの基本ステップを紹介します。ふたやパッキンなど、全てのパーツを本体から取り外す食器用洗剤を付けたスポンジで、本体と全てのパーツを洗う洗い終わったら水で丁寧にすすぎ、一つ一つをしっかりと乾燥させるボトルに深さがある場合には、100均などで購入できる柄付きスポンジの使用がおすすめです。また、ストロータイプの水筒は、ストロー内部に汚れがたまりやすいので念入りにお手入れしましょう。手で優しくしごいたり、綿棒を使ったりという方法のほか、近年は便利なストローブラシも販売されているので上手に活用できるとよいですね!汚れが気になったらつけ置き洗いをどんなに毎日しっかりとお手入れしていても、長く使っていくうちに茶渋などの汚れが目立ってしまうというのは珍しいことではありません。そんなときにぜひ挑戦したいのが、しつこい汚れをしっかり落としてくれる「つけ置き洗い」です。以下、茶渋やにおいが気になるときのつけ置き洗いの手順を紹介していきます。ふたやパッキンなど、全てのパーツを本体から取り外すプラスチックの容器に酸素系漂白剤を溶かし、ふたやパッキンなどのパーツを付けるボトル本体にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れるそれぞれ30分つけ置きしたら丁寧にすすぎ、しっかりと乾燥させるなお、ボトル内の白い汚れが気になるときは「クエン酸」、赤サビが気になるときは「食酢」でのつけ置きが有効です。定期的なつけ置き洗いで、きれいで清潔な状態を保ちましょう!お気に入りの水筒を選んであげよう幼稚園で使う水筒は、「素材」「飲み口」「容量」に注目して選ぶのがおすすめです。必要な条件をあらかじめ整理しておくことで、子どもにぴったりのアイテムをスムーズに見つけられますよ。細かいパーツが多い水筒は、汚れがたまりやすいアイテムでもあります。大切な子どもの健康を守るためにも、日々のお手入れに定期的なつけ置き洗いをプラスして、いつでも清潔な状態を保ちましょう。さまざまな水筒を見比べながら、子どもが喜んで登園できるお気に入りの商品を選んであげられるとよいですね!
2019年12月28日職場復帰を考えたとき、子どもの預け先を確保する必要があります。また、用事や1人の時間を確保したいときなど、子どもを預かってほしいと思うことが出てくるでしょう。そこで、子どもを保育園に預けるときの条件や費用について押さえておきましょう。保育園に何歳から預ける?保育園に子どもを預けるのは何歳からがよいか分からない人も少なくありません。小さいうちから子どもを保育園に入れることに抵抗を感じる人もいるでしょう。保育園に預けられる子どもの年齢や小さいうちから子どもを預けたときの影響について、詳しく紹介していきます。小学校入学までなら何歳からでもOK保育園では、基本的に0歳から小学校入学前までの子どもを預かってくれます。0歳から受け入れ可能とはいっても、預けられる「月齢」が決まっていることが多いので注意が必要です。産後8週までは産後休暇の取得が法律で定められているので、生後2ヶ月を過ぎてから預けられるところがほとんどです。保育園によっては、生後5ヶ月や8ヶ月、または満1歳を過ぎてからというように、独自の年齢基準を設けているところもあるので事前に確認しておきましょう。1歳前後で預けることが多い0歳から保育園を利用できるとはいっても、実際に子どもが1歳になってから預ける家庭が多いようです。育児休業の期間は子どもの誕生日の前日までと決まっている職場が大半のため、職場復帰を考慮して1歳前後から子どもを保育園に預けるケースが多くなります。しかし、定員がいっぱいで保育園に入れない子もいます。また、育児休業を最大で3年取得できる職場に勤める人は、2歳や3歳になってから子どもを預けるケースも見られます。育児における3歳児神話について「3歳児神話」とは、3歳くらいまでは親の元で子どもを育てた方がよいという考えのことです。これを気にして0歳や1歳から保育園を利用することをためらう人も少なくありません。しかし、実際は3歳前に保育園に入れても3歳まで親元で育てても、子どもの成長にあまり差はないといわれていますので気にしすぎなくてよいでしょう。そもそも保育園では何ができる?子どもの預け先は、保育園だけでなく「幼稚園」も選べます。子どもや自分に合った預け先を選ぶためにも、保育園とはどのような施設なのか、幼稚園との違いなどについて理解しておきましょう。家庭に変わって保育をする福祉施設保護者からの申し入れによって、病気や仕事、介護などを理由に家庭で保育するのが難しい子どもの世話をしてくれるのが保育園です。また、地域の子育て支援を行うなど、保育園に通っていない子どもや親に対して子育てに関するアドバイスやサポートも行っています。幼稚園との違い保育園と幼稚園には、預けられる子どもの年齢や保育時間、保育内容などいくつかの違いがあるのです。保育園は、仕事などの理由で「家庭で保育できない子ども」を預かりますが、幼稚園は保護者の就労有無などに関係なく利用できます。預かりの対象となる子どもの年齢も違いがあり、保育園が0歳から小学校入学前の児童であるのに対して、幼稚園では基本的に満3歳以下の子どもは預かってもらえません。専業主婦が利用するメリット保育園には、専業主婦でも利用できる制度があります。日常的に利用するには、仕事や介護、通学などの利用が必要ですが、「一時保育」であれば、特別な理由がなくても利用できますよ!子育てで頼れる人が近くにおらず、1人で育児をしている「ワンオペ育児」は辛いものです。これにより精神的に追い詰められてしまうママは少なくありません。一時保育は息抜きや用事を足すときにも利用できるので、ママのリフレッシュに活用してみましょう!預ける際に必要となる費用は?無償化も?保育園を利用するときは費用がかかるので、どれくらいの負担があるのか事前に調べておきましょう。また、2019年10月からは幼児教育無償化も始まっていますので、適応条件を事前に確認しておくことも大切です。世帯所得・地域によって異なる保育園に預けるときの費用は、世帯年収と住んでいる地域によって異なります。保育料は住民税の所得割によって決まるので、世帯所得が多い家庭ほど保育料が高くなります。また、国の定める保育料を基準として自治体ごとに保育料を設定しているので、住んでいる地域によって保育料に差が出ることもあります。保育料については、住んでいる自治体の役所に確認するのが確実ですよ。2019年10月からは幼児教育無償化も2019年10月の消費増税に伴い、保育料の無償化が開始されました。基本的に無償化の対象となるのは3~5歳、つまり年少児から年長児となり、0~2歳までは所得制限が設けられています。無償化の対象と条件や保育料の上限・無償化となる項目などについて、事前に確認しておくと安心ですね!家庭に合った年齢から預けてみよう保育園は0歳から子どもを預かってくれるので、いつから預け始めるか悩むママも多いでしょう。子どもの性格やママの育児休業など家庭の状況によって、子どもを預けるのに適した時期が変わってきます。また、地域によっては保育園の空き状況が大きく異なります。事前に情報収集をしっかりと行い、それぞれの家庭や子どもに合った年齢やタイミングで保育園を利用できるとよいですね!
2019年12月27日すごく温厚な普段の私と自分勝手に振舞う余裕がない私出典 : 私は普段、誰かに対してほとんど怒ることがありません。特に仕事中は顕著で、周りの人が初歩的なミスをして自分が全部対応しなければいけなくなったときも「なんでこんなミスしたんだ!」というような気持ちにはならず、「ああ、こういうミスをするとへこむよね。さっさと解決して立ち直ってもらわなきゃなぁ」と思うことが多いです。自分は温厚な人間だと思っていましたが、ある日、家に帰ってから妻に対して「これ片づけるって言ってたじゃん!」とか「これとこれはやっておかないとダメだよね!」と小言ばかり言っている自分に気づきました。普段は怒ることがほとんどない自分がイライラと小言ばかり言っていることが自分でも不思議で、その日の夜、お風呂に入って色々と考えているうちにふと、子どものころの自分の怒りの表現はどうだったかな・・・と思い返していました。幼稚園時代――他人にも感情があることを知らず、気に入らないと叩く出典 : 幼稚園時代は、気にくわないことがあると怒ってほかの子を叩いたり、ほかの子が話している内容に自分が知っていることが含まれていると「それ知ってる!F1ってセナがかっこいいよね!」みたいに口をはさんで勝手に話し始めたり...とても自分勝手な子どもでした。いま考えると顔が真っ赤になるくらい恥ずかしい話なのですが、そのころの私は「自分以外の人間も感情をもっていて、自分と同じようにいろんなことを考えている」ということがまったく想像できていませんでした。そのため、自分の感情や感じたことを何も考えずに周りにそのまま表現していました。その後父にたしなめられたことで、自分以外の人間も自分と同じように感情があり、いろいろなことを考えているということを想像できるようになり、だんだん自分勝手な振舞いは減っていきました。(父にたしなめられたときの出来事は以前記事に書いていますので、気になる方はご参照ください)学生時代――自己肯定感の低下から怒りの感情をもたなくなる出典 : 他人の感情が想像できるようになった私は、小学校にはいってからは従順な生徒として生活するようになっていました。その後不登校を経験してから高専に入ってある程度年数を経るまでも、他人に対して「自分が怒っている」と感じたことはありませんでした。不登校を経験したことにより自分自身への評価がかなり低くなっていたためか、いつの間にか「自分は誰かに怒りの感情を抱いてはいけない人間なんだ」と思い込んでいたのだと思います。納得できないことがあったときには、怒る代わりに納得できるまで説明を求めて問い詰めることで解決していました。「期待しない」「とりあえず受け入れる」処世術で温厚に仕事をこなす出典 : こうして社会人になったのですが、周りの人たちには「怒らないけど余計な質問が多くて面倒なやつ」と認知されていたことと思います。それからもいろいろな経験をしてきましたが、相変わらず仕事でもプライベートでも他人に対して怒りの感情を覚えることはほとんどありませんでした。例えば新卒で入社した会社では、先輩から「いじり」という名目で「おまえならだいじょうぶだよな?」とか「テレビのアレまねしてみろよ」みたいなことを言われていたことがありました。いま考えてみると人によってはとても耐えられない状況だったとは思うのですが、私としては嫌な気持ちはありつつ「自分が話すのが下手だから輪にいれようとしてくれてるのかな」と思い、その言動を受け入れようとしていました。このころは自分自身への評価の低さに加えて、独自の処世術として「自分以外の人に期待しない」だったり「相手が言ってきたことはとりあえず受け入れてみる」という考え方をしていたこともあり、そもそも誰かに怒りという感情を抱く以前に処理していたような気がしています。人には怒りを感じない一方で――思い通りにしたいものにはイライラが募るようにしかし、人に対しては怒りを感じない一方で、パソコンやアプリなど、自分がこう動いてほしい!と思っているのにそう動いてくれないものについてはイライラすることがよくありました。私がイライラするポイントは相手に対してこう動いてほしいという希望や、こうしてくれるだろうという期待を持っていて、その通りにならなかったとき。このあたりにヒントがあったのかなと思います。身近な人にイライラしてしまう自分に気づいて自分が期待しているものが期待どおりに動いてくれないととたんにイライラしだす傾向にあることを踏まえると、最近妻に対してイライラするようになったのは、自分の中で妻との距離が近くなったために、自分自身と同じようなレベルで妻に期待してしまうことが原因なのかなと思います。この状態は妻にとってかなり窮屈な状態だと思っているので、今後どうやって改善していこうか考えているところです。今のところは以下のように振舞うことで対応しています。私が家族以外の人間関係でイライラしないのは、「人に期待をしない」考えがベースにあるから。身近な人間に対してはこの考え方をするのがなかなか難しいですが、良くも悪くも自分と妻は違う人間であることを意識して、自分が期待していることと違うことをされた場合には、なぜ妻がそのような行動をしたのかを考えたり想像したりするようにしています。そうすることで、お互いの違いを理解していくことができると考えているからです。あっ!いまイライラしてる!と、自分の気持ちに気づくことはとても重要だと考えています。そして、何に対して・なぜイライラしたのか、そのときの自分のコンディションはどうだったかなど、可能な限りで振り返るようにしています。その上で、また同じような状態になったときに、自分にも周りの人にとってもよりよい状況になるような対処法を日々考えています。ちなみに私の場合、不必要に声が大きくなっていたり、説明している理由が論理的でない感情的な発言をしていたりしたら、自分が怒っていると判断するようにしています。自分がイライラしていることに気づいたときには、そのまま妻にぶつけてしまわないようすぐにお風呂に入ったり、自分の部屋にこもったりして物理的に妻と距離をとるようにしています。私は妻よりも口ゲンカが強いため、イライラをぶつけてしまうことで妻に嫌な思いをさせてしまうのが嫌だからです。ひとりになれば誰も傷つけることなく、なぜ自分がそのときイライラしたのかをじっくり考えることができるため、個人的にはかなり安全な策だと思っています。妻からは突然怒ったように見えると思うので、原因や理由を説明しないと「理由はよくわからないけどささいなことで夫が突然怒り出した」という状況になってしまい、かなり怖いのではないかと思います。そのため、怒った理由を言語化できるときにはなるべく妻に伝えるようにしています。「リモコンがいつも自分が置いている場所とは違う場所に置かれていたから、イラッとしてしまった」のようなささいなことでも、気づいたら言語化して伝えるようにしています。こうすることで自分で自分の怒りの原因を知ることができますし、妻にもそれを知ってもらうことで、今後同じような状況になったときに自分も妻も前回とは違う振舞いができるのではないかと期待しています。自分勝手に振舞うことは甘えていることの表現なのかも出典 : 身近な人に自分のイライラをぶつけてしまうことについて、もう一つ思い当たる要因があります。私は感覚過敏のためか他人との身体の接触があまり好きではないので、小さなころから両親にべたべたくっついて甘えることはあまりありませんでしたが、「自分の考えを好きなだけ話す」ということが私にとってべたべたくっついて甘える行為に相当していたのかなと今では思います。家族も仲の良い友人も、自分の考えをしっかり聞いてくれるしその考えについてちゃんとコメントをしてくれていたので、そのコミュニケーションが安心感を生み、自分なりの甘え方になっていたような気がします。そう考えると、自分自身の期待を投影してしまい妻にイライラしてしまうということも、妻に対して「なんで自分のことをわかってくれないの!」というような、かなり子どもっぽい甘え方をしている側面もあるのかなと思っています。これは私だけの感覚で他の発達障害当事者の方はまた違う感じ方になるのかもしれませんが、物理的に近づく以外にも甘えを表現する方法があるところをご参考にしていただけますと幸いです。社会人になってから家族にもこういう甘え方をしなくなっていたので、この状況にどう対応するのが良いのか戸惑っているところです。自分なりのコミュニケーションで人との距離感を縮めようとしている自分自身の特性を把握しつつ、これから状況を改善するためにいろいろと試していってみようと思います。
2019年12月27日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは! まつざきしおりです。幼稚園のある日は、毎朝バッタバタなわが家。今回は、そんな日々の幼稚園の準備を少しでもスマートに…と、実践している「幼稚園グッズ収納法」について書きたいと思います。■わが家の幼稚園グッズ収納法いろんなところにグッズを置いていると、朝あれこれ取りに家中を走り回ったり…また、しまう場所が決まっていないと、「あれ!? 名札が…ない!!」となったりするので、幼稚園にもっていくものをできる限りひとつの場所にまとめるようにしています。幼稚園から帰ってきて、制服を脱いだらすぐに名札とティッシュをとって定位置である棚の上に置いて、服は洗濯機に入れてもらうようにしています。(特にこの2つはうっかり洗濯機に入れると大惨事になるので) ■ランドセルや小物類を収納する用の棚が便利ちなみに棚は、小学生の子どもがいるママ友に「もう使わなくなったから~。」と譲ってもらったものなのですが、ランドセルや小物類を収納する用の棚だけあって、サイズ感や使い勝手もとても良いです。このおかげで、だいぶ準備が楽になりました。が…。いかんせん出発直前にバタバタ準備してしまうので、こういうことも起こりがちです。ちなみに、記事を書いている今日は、お見送りで幼稚園に着いて娘を見たら、コートを着ていませんでした。子どもは風の子ー!
2019年12月24日ママ友は、上手に付き合えれば情報や悩みを共有できる心強い味方ですが、付き合う距離感を間違えると面倒なトラブルが起こることもあるでしょう。ママ友付き合いをする上でのコツや、ママ友を作らない場合の対処法などを紹介します。ママ友付き合いは疲れる? メリットとデメリットは本当は人付き合いが苦手なのに、「子ども同士が仲よくしているからママ同士も仲よくした方が子どものためになるのかな?」などと思って、ちょっぴり背伸びをしてママ友付き合いをしている人もいるでしょう。はたして、ママ友付き合いとは本当に必要なのでしょうか。ママ友と付き合うメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。行事・園の情報交換ができるママ友がいると、子どもが通っている幼稚園や、園の行事などについて情報交換ができます。特に上の子どもがいるママ友からは、先輩ママとして参考になる情報を教えてもらえることもあるでしょう。幼稚園のことにとどまらず、地域の病院や施設についても『あそこは先生が優しい』『待ち時間が長いから注意』などの情報をもらえる場合があります。子育てのために新しい町に引っ越してきたという人にとっては、ママ友の存在がありがたく感じられることも多いでしょう。同じ悩みを共有することもママ友とは同年代の子どもを持つ親同士なため、似たような悩みを抱えている場合が多くあります。子どもに関する悩みを共有したり、アドバイスし合ったりできる間柄になれば、育児の不安を減らすこともできるでしょう。夜の寝かしつけや好き嫌いなど、自分のやり方では解決しなかった子どもの悩みも、『ママ友のやり方を実践したら効果があった』という場合もあります。たとえ悩みが解決しなくても、自分1人だけで悩み続けるよりも誰かと共有して気持ちを吐き出した方が不安が軽減されます。同じ悩みを共有する同士として、ママ友と付き合うのもおすすめです。いじめなどトラブルが起きる場合もママ友付き合いは、やり方を間違えるとトラブルが起きる場合もあります。幼稚園のボス的な存在のママからのお誘いを断ったら、それ以来幼稚園で孤立してあいさつも無視されるという話も…。このようないじめのほかにも、子どもの習い事や住んでいる場所などを会話の中から探り合って、気が付けば見栄の張り合いになっているというのも、よくあるママ友同士のトラブルです。子どもが絡んでいるだけに、自分の好き嫌いだけでは付き合いをやめにくいのがママ友の難しいところでもあります。付き合うときには適度な距離感を保つよう意識することが大切です。適度な距離を保つ付き合い方できることなら上手にママ友と付き合いたいと思っても、適度な距離感を見つけるのは意外と難しいですよね。そんなときは、付き合う上でのマイルールを設定するのがおすすめです。ママ友と適度な距離を保つために大切なことを3つ紹介します。会話に参加しても噂話には耳を貸さないママ友とお喋りをしているときに話題に出る噂話には注意が必要です。噂話は、いろいろな人同士の間で話題になるうちに事実が歪められ、根も葉もない嘘の情報になっている可能性が大いにあります。噂話に耳を貸しているうちに、意識せずともいつの間にか自分も噂の発信者になっていることもあるでしょう。不用意な言葉は人を傷付けたり、信用を失ったりする原因になります。余計なトラブルを招かないためにも、『会話はするけれども噂話には交ざらない』姿勢を徹底しましょう。プライバシーの深入りは避けて人によっては、仕事や家庭のことを話したくない場合もあるでしょう。そのため、相手から話してくるまでは、ママ友のプライバシーについて深く聞くのは避けた方が賢明です。相手の事情に深入りすると、付き合いにくくなったり、自分では背負いきれない相談事をされたりする可能性もあります。「聞かなきゃよかった」と後悔しないためにも、基本的な会話は子どもや幼稚園のことを中心にしておきましょう。相性が悪い人とまで付き合わなくてOK人間なら誰しも、「この人とは合わない!」という人がいるでしょう。ママ友の中に相性が悪いと感じる人がいた場合は、さりげなくフェードアウトしてなるべく付き合わないのがおすすめです。ママ友は、あくまでも子ども同士の友達関係があった上での親同士の関係です。「無理をしてまで全ての人と仲よくなる必要はない」と気楽に構えるくらいでよいでしょう。ママ友ができない場合はどうする?子どもを幼稚園に通わせるようになってしばらくしても、ママ友ができない場合や、意識手にママ友を作らない場合もあるでしょう。ママ友はいなければいないで構いませんが、いくつか気を付けるべきことがあります。ママ友がいない場合の対処法をチェックしましょう。あいさつだけはかかさずしようママ友がいない・作らないからといって、幼稚園でほかのママに会ったときに、何も言わずに素通りするのはおすすめできません。お付き合いはしないにしても、顔を合わせたら笑顔であいさつしましょう。話したことのない人だと、あいさつをしても会釈程度で済まされることもあるでしょう。それでも、『会ったら自分からあいさつ』を心がけていると、そのうち向こうもあいさつを返してくれるようになります。普段からあいさつをしっかりしておくと、何か知りたいことができたときに会話に交ざりやすくなる上、あまりお付き合いをしなくても目の敵にされることはありません。ママ友を作らない場合のやり方ママ友を作らないと、幼稚園の情報が入ってこないのではないかと不安になりますよね。しかし、行事のお知らせや持ち物など、大切なことは保護者に配られるプリントで知ることができます。プリントだけでは分からないことは、直接幼稚園に電話をして先生に教えてもらいましょう。幼稚園との間にママ友を挟まなくても、意外と必要な情報は得られるものです。子どもや幼稚園からしっかりと話を聞けば、ママ友との付き合いがなくても困ることはないでしょう。うまく付き合うには適度な距離感を探ろうママ友は、子どもに関する情報や悩みを共有できる大事な仲間になる場合もありますが、付き合い方を間違えると人間関係のトラブルが発生することもあります。ママ友とうまく付き合うためには、適度な距離を保つことや、相手のプライベートに深入りしない姿勢などが大切です。節度ある付き合いを心がけ、無理のない関係を築きましょう。
2019年12月22日3歳の壁、小4の壁、13歳の壁――。子育てにはいくつもの「壁」があるといわれます。なかでも、親にとっても子どもにとっても大きな壁とされるのが、「小1の壁」。その壁をどうすればきちんと乗り越えられるのでしょうか。民間学童であるアフタースクール久我山キッズの運営に携わる、一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事の野上美希先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)子どもの就学と同時に親の前に立ちはだかる「小1の壁」「小1の壁」という言葉は、ケースによってさまざまな意味が含まれますが、本来の意味でいえば、子どもが小学生になると同時に親の側がさまざまなことに適応できなくなることを指します。子どもが通う場所が、厚労省管轄の福祉施設である保育所から、文科省管轄の教育施設である小学校に変わる。すると、これは幼稚園にもいえることですが、それまでは「子育てって大変ですよね。一緒に頑張りましょう」と、福祉の観点から寄り添ってくれていた保育所の対応とは大きく変わって、たとえば平日の昼間からPTAの会合に出席しなければならないために親が無理をするということも出てきます。あるいは、いわゆる「学童」に子どもを入れることができなくて、共働き世帯の親が仕事と子育てを両立させることが難しくなるということも大きな壁のひとつ。これは、学童の需要に対して供給が足りていないことが要因です。いま、保育所は増えているのですが、学童は足りていません。というのも、子どもが就学前には専業主婦をしていた親のなかで、子どもの小学校入学と同時に働こうと考える人が多いために、学童の需要は保育所以上に大きくなるからです。この問題に関しては、親自身で解決できることではありませんから、国や自治体による整備を待たなければならないところであるのが難しい点です。環境の変化により子どもがぶつかる「小1プロブレム」一方、小学生になった子ども自身にも「小1の壁」はあります。これには、一般的には「小1プロブレム」という別の名称がつけられています。たとえば、子どもが学校に慣れることができなくて授業を抜け出したり、授業に集中できなくて騒いだりして学級崩壊が起こるというようなことがその内容です。親もそうですが、子ども自身も小学校に行くことになれば、当然、自分が身を置く環境は大きく変わります。幼稚園や保育所では元気に走り回って楽しく遊んでいられたのに、いきなり授業を1日に4コマも5コマも受けることになる。もちろん、それは子どもにとって大きなストレスとなり得ます。そのストレスは、個人的にはかつてより大きくなっているのではないかと感じています。なぜなら、集団でなにかをすることに抵抗を感じる子が以前より増えているように思うからです。最近、幼稚園や保育所でも、先生が課題を出して集団で活動に取り組む保育ではなく、自由保育という子どもが主体的に遊びに取り組む保育が増えてきています。個々が好きなことに没頭できる時間がたっぷり取れる良い面がある一方で、幼児の時期に座って先生の話を聞くことに慣れていないことが、集団でなにかをすることに抵抗を感じる子どもが増加している要因のひとつであると感じています。最初は戸惑いながらも徐々に小学校の生活に慣れていく子もいれば、なかなかなじめない子がいるのも事実です。ただ、そういう子たちがうまく学校生活を営めるように支援するための方法を、学校の先生たちも勉強しているので、いずれはそのストレスも軽減されていくのかもしれません。子どもの言葉を字面通りに受け取ってはならない場合もあるとはいえ、小学生になったばかりの子どもが大きなストレスを感じていることにちがいはありません。では、子どものストレスを少しでも減らすために、親としてできることはどんなことでしょうか。わたしは、まずは子どもの不安を受け止めることを考えてほしいと思います。1年生の子どもは小学校という新しい環境のなかに身を置くのですから、当然、たくさんの不安を抱えています。また、新しい環境に身を置けば、それだけ新しい出来事を経験する。それらの不安や経験を親がしっかり聞いてあげることが大切なのだと思います。そのときに注意してほしいのは、子どもの話を字面通りに受け取ってはならない場合もあるということ。幼いときには感じたことをそのまま口に出していた子どもも、小学生くらいになれば本当のことをいわないということも出てきます。悪くいえば嘘をつくということになりますが、子どもが成長して「心配させたくない」というふうに親に気を使ってうそをつくケースもあるのです。ただ、「心配させたくない」と感じるのは、たとえば友だちと喧嘩をしたとか、子どもにとってあまりいいことではない経験をした場合が多いものです。だとしたら、親として、やはり子どもの本心をきちんと受け止めてあげるとよいでしょう。子どもの言葉をそのまま受け取るのではなく、表情やしぐさなどもしっかり観察して、その子が本当はどんなことを感じているのか、なにを求めているのか――わたしも含めて、心の奥にあるニーズにしっかり気づいてあげる親になりたいものですね。■一般社団法人キッズコンサルタント協会■ 一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事・野上美希先生インタビュー一覧第1回:子どもの順応性は親が思う以上に高い。「申し訳ない」という気持ちは不要です第2回:「小1の壁」を乗り越えるために――子どもの言葉の裏にある本心とは?第3回:放課後や長期休みに「非認知能力」を高めよう。学童でさまざまな経験を第4回:自己肯定感も勉強への姿勢も“熱中体験”の先で生まれる【プロフィール】野上美希(のがみ・みき)1977年3月21日、千葉県出身。一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事。東北大学工学部卒業後、日本総合研究所にてコンサルティング、事業企画、採用、営業と多岐にわたる経験をした後、株式会社マイナビで人材紹介事業部の立ち上げに従事。営業部長として複数の部下をマネジメント。その後、自身の妊娠を機に久我山幼稚園の運営に携わり、産後母の孤独を解消すべく、子育てひろば開設を皮切りに、働く母の支援のため、幼児教育をベースとした民間学童や6つの認可保育園を開設。また、民間学童指導員資格であるキッズコンサルタント資格を認定する一般社団法人キッズコンサルタント協会を立ち上げ、代表理事を務めている。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年12月20日共働き世帯の増加に伴って利用者が増えている「延長保育」。延長保育に子どもを預けることに対して、子どもを心配すると同時に、「申し訳ない」という気持ちを持っている親も少なくないようです。ただ、東京・久我山幼稚園の運営に携わる一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事の野上美希先生は、「心配する必要も『申し訳ない』という気持ちを持つ必要もない」といいます。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)延長保育にもいろいろなケースがあるひとことで延長保育といっても、じつはいろいろなケースが考えられます。幼稚園で通常保育が終わるのは13時半頃ですが、保育所の場合は18時半頃。終了時刻が5時間ほどちがいますから、延長保育の時間も大きく異なります。また、延長保育を常時利用する共働き世帯もあれば、外せない用事があるときにときどき利用するというケースもあるでしょう。それぞれに対応はちがいますが、子どもに与える影響が大きいということで、ここでは幼稚園で延長保育を常時利用するケースを想定してお話しましょう。幼稚園の延長保育は通常保育が終わる13時半頃からはじまります。延長保育の時間はそこから4、5時間にもなりますから、同じ年齢の子どもでも、延長保育に預けられる子どもとそうではない子どもでは、まったくちがう毎日を送ることになります。もちろん、とくに年少など幼い子どもの場合は、延長保育を嫌がるケースもあります。13時半になると友だちはお迎えに来たママと一緒に帰るのに、自分はそこから5時間もママを待たなくてはいけない。幼い子どもなら、自分も家に帰ってママと一緒におやつを食べてほっとしたいと思って当然でしょう。そういうふうにナイーブになる子がいるのも事実です。子どもは親が考えている以上に延長保育を楽しんでいるとはいえ、子どもの順応性は親が思う以上に高いですから、それも最初だけというケースがほとんどで、たいていは慣れていきます。もちろん、園としても、子どもが楽しめるように、そしてより有意義な時間を送れるように工夫をしています。通常保育の時間には自由時間もあるとはいえ、基本的には園が決めたカリキュラムをこなしていくことが多くなるものです。子どもとしてはある程度緊張している時間といえるかもしれません。一方の延長保育はというと、時間はたっぷりあるのですから、子どもたちが自分で選んだ遊びを徹底的にやり込んだり、積み木を使ってみんなで大きな城をつくるようなダイナミックな遊びをしたりすることができるのです。ほかには、わたしが運営に携わっている久我山幼稚園の場合なら、季節のイベントも積極的に行なっています。たとえば、年長さんなら冬に向けてマフラーを編むということもします。これは、時間がたっぷりある延長保育だからできることでしょう。このような、通常保育の時間とはまったくちがう活動を経験するなかで、子どもたちは延長保育をどんどん楽しめるようになっていきます。延長保育が持ついくつものメリットまた、延長保育には延長保育だけが持つメリットがあるとわたしは考えています。たとえば、延長保育の特徴である縦割りのコミュニティーに身を置くということもそう。同い年の子どもと過ごすことの良さと、年齢のちがう子どもがいる縦割り社会で過ごすことの良さの両方を味わうことが、子どもの幅を大きく広げることになるはずですからね。また、先のマフラーをつくる例なら、自宅でマフラーを編もうとした場合には、幼い子どもならすぐに飽きてしまうかもしれません。でも、友だちが頑張っているから頑張れるということもあるのではないでしょうか。そして、友だちがつくっているマフラーがすてきに見えたら、真似したり自分で工夫をしたりすることもあるでしょう。そうして、ひとりだったら手を出さないような遊びや活動も、友だちがやっているからとやってみる。やってみて楽しかったら「もっとやってみたい」と新しいことに対する意欲を持つということにもつながるはずです。毎日早くに家に帰っていると、テレビを観たりおやつを食べたりと、ついだらだらとなにもしない時間を過ごしがちです。それはそれで子どもにとって大事な時間だとは思いますが、延長保育のなかで友だちと遊びながらさまざまな経験を得られることは、子どもにとって非常に大きな意味があるのではないでしょうか。また、通常保育と延長保育では担当する先生が変わることもメリットのひとつでしょう。子どもというのは、環境によってまったくちがった一面を見せるものです。通常保育の時間に決められたことをするのはすごく苦手なのに、延長保育の時間に自由に遊びを見つけて発展させることはすごく得意だという子どももいます。通常保育と延長保育、両方の先生に子どもの様子をヒアリングして子どものさまざまな面を知れることは、親からすれば子どもの見方が変わり、安心できるということにもつながると思います。親子一緒に過ごせる時間が短いから強い絆を築けるここまで、延長保育のメリットばかりを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。ひとついえるのは、子どもが幼いほど身体的なストレスになるということ。年少など幼い子どもの場合、どうしても体力がありませんから、長い時間、家ではない場所で過ごすことは大きなストレスになります。疲れが残って、午前中に眠くなってしまったり集中力がなくなったりということがあるのです。ですが、そういうことも体が成長するにつれてなくなっていきますから、あまり心配しすぎる必要はありません。延長保育を利用している保護者の多くが、子どもを心配すると同時に、子どもに対して「申し訳ない」という気持ちを持っています。でも、子どもは親が思う以上に延長保育の時間を楽しんでいます。そしてなにより、親が「申し訳ない」なんて気持ちを持っていれば、せっかく子どもと過ごせる大切な時間もいいものにはなりづらいのではないかと思うのです。変に心配したり「申し訳ない」気持ちを持ったりするのではなく、延長保育のなかでしか味わえない経験や気持ちを、子どもからどんどん聞き出してみてください。そうすれば、一緒に過ごせる時間がたとえ短くても、あるいは短いからこそ大切な時間としてとらえられ、親子の絆をより濃密なものにできるのではないでしょうか。■一般社団法人キッズコンサルタント協会■ 一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事・野上美希先生インタビュー一覧第1回:子どもの順応性は親が思う以上に高い。「申し訳ない」という気持ちは不要です第2回:「小1の壁」を乗り越えるために――子どもの言葉の裏にある本心とは?第3回:放課後や長期休みに「非認知能力」を高めよう。学童でさまざまな経験を第4回:自己肯定感も勉強への姿勢も“熱中体験”の先で生まれる【プロフィール】野上美希(のがみ・みき)1977年3月21日、千葉県出身。一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事。東北大学工学部卒業後、日本総合研究所にてコンサルティング、事業企画、採用、営業と多岐にわたる経験をした後、株式会社マイナビで人材紹介事業部の立ち上げに従事。営業部長として複数の部下をマネジメント。その後、自身の妊娠を機に久我山幼稚園の運営に携わり、産後母の孤独を解消すべく、子育てひろば開設を皮切りに、働く母の支援のため、幼児教育をベースとした民間学童や6つの認可保育園を開設。また、民間学童指導員資格であるキッズコンサルタント資格を認定する一般社団法人キッズコンサルタント協会を立ち上げ、代表理事を務めている。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年12月19日来年度から保育園・幼稚園入園予定のキッズ&ママたち、ひとまず申し込みやお受験おつかれさまです。入園が決定したお子さん、これから決定が出るのにドキドキなママたち、いろいろな立場のキッズ&ママがいると思いますが、いずれにせよ来年度から新学期がやってきます。今回は、私が身をもって経験した幼活について、すこしお話します。保活だけじゃなくって、幼活も大変だった…!今年無事入園を果たした娘は、毎日元気に幼稚園に通っています。巷で“保活は大変”と聞いていたけれどまさか“幼活”もこんなに大変だとは思ってもおらず…… 。幼稚園って簡単に入れるもんだと思っていた我が家は完全に出遅れていました。さらに我が家は幼稚園に入るタイミングで引越しし、土地勘も知り合いもほぼいない中で幼活がスタート。入園試験のある年の春あたりからインターネットや本屋にある地域の幼稚園ガイドをもとに、「その地域にどんな幼稚園があるのか」「どんな特色があるのか」などを探し始めました。幼稚園は何を基準に選ぶ?幼稚園は、園ごとにカラーが全然違います。まずは誰しもそうだと思うのですが、「自宅からストレスなく通いやすい地域であること」を最優先事項にいろいろ特色を見ていきました。まずは「一斉保育がいいのか自由保育がいいのか」「お勉強はあるのか」など、幼稚園の方針を見て、パパと相談。さらに幼稚園選びでママたちが特に重視するという3つのポイント「園バスがあるのか」「給食(or弁当)なのか」「預かり保育はあるのか」の点をチェック。そして、「園での習い事はあるのか」を追加で見ていきました。絞った中でいくつかの園の見学会に参加し、その後、2つの園まで絞り、各2〜3回見学へ通ってみることに。しかしなかなか決めることができずギリギリまで悩み、夫婦でとことん話し合いました。ギリギリまで悩んだ原因は? 幼稚園情報は、どこから仕入れる?幼稚園は教育機関で、各園がいろいろな特色を打ち出しているので、「どういう過ごし方が娘には合うのか」「自分たちが育てたいスタイルに園のスタンスが合っているのか」をジャッジするのがなかなか難しかった…。ギリギリまで悩んだ要因としては、“絶対にここ!” という決め手がどちらにもなかったこと。説明会だけではどちらもいいところしか見えないし、どっちもそれなりにいいな〜という感覚がずっとありました。さらに引越し後、少しずつお友達や知り合いが増えるなかで、インターネットでは拾いきれなかった幼稚園情報が明らかに…。やっぱり生の声を聞くと、評判の良い先生・悪い先生ひとりの口コミや、ママ同士の関わり合いのエピソードで、園のがらりと印象が変わってしまいがち。それをどこまで情報として入れるのか考えどころですが、ネットや見学だけではわからない幼稚園事情を知るのは大切だと思います。入ってからわかったこと、◎◎は参加すべき!口コミをどこまで鵜呑みにするかもありますが、やはり周辺ママたちの口コミは大事。これは入ってから知ったのですが、娘の幼稚園は親の関わりが思ったより少なかった!私は育児や保育にもっと参加したかったなぁというのが本音。もちろん逆の意見を持っているママもいると思います。親が関わることはどれだけあるのか、園の行事での親参加はどの程度なのかなど、入園説明会ではイメージしきれなかった「園生活のリアルな情報」を、事前に知ることは重要だなと思いました。さらに我が家はタイミングが合わなかったこと、幼活が出遅れたことにより、園の行事の見学を一つもしていませんでした。運動会やバザー、造形展など園によっては未就園児や一般開放される行事も様々あります。未就園児向けのイベントや催しもあるし、やはり入園試験のある1年前には、気になる園や近くの園の行事はチラッとでも見に行った方が良いと思います。また、幼稚園のプレに通うと優先的に入園ができたり、園の雰囲気がわかったり、運動会など園の行事にもしっかり参加出来たり、親も子もお友達があらかじめできたりといいことがメリットも多いように感じました。我が家はプレは行くことができず、娘は問題ないようでしたが、私はすでにできているお友達の輪に入れず、情報も入って来ず孤独に…。プレスクールへの参加が入園の条件で、プレスクール申し込みも激戦…という園の話もたまに聞くので、やはり幼活は早く、やる気があるに越したことはないと思います。でも、今思い返せば、私自身はスケジュールにとらわれることなく入園前の娘との時間を満喫できたので、あまりお受験にとらわれる一年でもな…というのが本音です。幼稚園は、選べるからこその戦いがある幼活をして思ったこと。それは幼稚園は選ばなければ、ほとんどの場合どこかに入れるような印象だったということ。でも選べるからこそ、納得した園に入れたいと思うのが親心。教育方針も全然違うし、園と親の関わり方、親への考え方も全然違うのでやっぱり納得した園に入れたい!悩みに悩んで、選んだ園。娘は楽しそうだけれど、行事での園への参加を楽しみにしていた私にとっては思ったより親の出番が少なく、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。しかし、先生もやさしく園も雰囲気もよく、幼稚園が大好きな娘。のびのびと毎日を過ごせる今の園がとても合っていたのだな〜と思うと、通うのは子どもなのに、「こんな経験もしてほしい」「こういう教育を受けてほしい」「私も保育に参加したい!」など親のエゴが出ていたなと反省。やっぱり子どもが楽しく通えるのが一番!入ってみるまではわからないこともたくさんありますが、子どもにとっては大切な幼児期の過ごす幼稚園、そして初めての社会。後悔や失敗をしたくないと意気込みすぎず、早めに動きつつも縛られず、未就園児の期間を一緒に楽しみながら、入園までの日を過ごしてくださいね♪
2019年12月18日現在小学1年生の長男は、幼稚園入園まで、とにかく集団行動が嫌いな子どもでした。育児サークルやお話会などに参加しても、他の子どもが楽しく参加する中、ひとりで動きまわったり、その場から抜け出したり…。幼稚園生活はどうなる?と思っていましたが、息子は入園後はすんなり落ち着き、園での活動にも問題なく取り組むようになったのです。今回は「集団行動が苦手な子ども」について、私の保育士の経験と息子の育児で感じたこと、息子との入園前までの過ごし方をお伝えします。育児サークルではグズってばかり、夫が息子を心配して…息子を出産した時、私は現役の保育士でした。保育士としてたくさんの子どもと関わった経験がある中、息子に対して感じたのは、かなりの「マイペース」ということ。0~1歳の頃、育児サークルに何度か足を運びました。ほかの多くの子は先生の楽しい声かけや、音や感触、光といった刺激に惹きつけられ、楽しい時間を過ごすことができていましたが、息子はグズってばかり。私も一生懸命に活動に気が向くよう声をかけますが、息子に届くことはなく、諦めて帰ることがほとんどでした。またベビーカーやだっこヒモでの外食や買い物は、おもちゃなどを与えても、ほんの少しで飽きてしまい、大声で動きたいと訴えるので大変!他の赤ちゃんのように、いつのまにか眠ってしまうことなどありませんでした。夫はそんな息子に困惑し、「脳に異常があるのかもしれない、検査してみたら」とまで言っていました。しかしいつも息子と一緒にいる私は、「この子は絶対大丈夫!」と断言していました。マイペース=意志が強く集中力が高いということなぜ、息子に対して不安にならなかったのか。その理由は、私は息子のマイペースなところを「意志が強く、集中力が高い」ととらえていたからです。息子はいつもその時々でやりたいことがはっきりしていました。それが叶うまで泣く意志の強さがあり、ほかのことに気をそらさない集中力もありました。また、自分のやりたいことをしている時はとても穏やかで、ひとつのことに長く取り組めました。ブロックを高く積み上げたり、外でたくさんのどんぐりを集めたり、この月齢で「こんなにできるんだ!」と驚かされることも。このような傾向は、集団行動の苦手な子どもの多くに見られますが、共通して、大人の都合を一切聞くことはなく、わが道を行くので、関わる親は大変です。とはいえ、私自身は息子に対して、成長とともに話の理解力、視野の広さや興味の幅が広がり、集団行動の中にやりたいことが見つかるようになれば解決することだと思っていました。1歳7か月で集団生活をスタートしたら不安定にそんな息子が1歳7か月の時、私の育児休暇が終わり保育園に入ることになりました。まだ息子には集団生活は早いと思っていましたが、きっと園生活の中にも楽しさを見つけてくれると不安を押し殺しての職場復帰でした。案の定、息子は保育園生活になじめませんでした。1歳児クラスはゆったりとひとりひとりのペースを大切にしています。しかし、集団で過ごす以上「これをする時間」というのは決まっています。息子の「室内に飽きたから外に出て走りたい」「片づけの時間でも、まだ途中だから遊び続けたい」「散歩中、道端で虫を見つけたからずっと見ていたい」などの願いは叶うことは少なく、切り替えの苦手な息子にとってはガマンの連続。保育園の先生は、息子のために時間をとって対応してくれたり、私にも「すごい集中力!将来は研究者かな」「お母さんがいつもじっくり関わっているのがわかります」と理解ある温かい言葉をかけてくれていましたが、個々への対応に限界があることは私もよくわかってました。ストレスがたまった息子は、保育園で友達を噛んだり、帰宅後にグズるようになりました。また、今までなかった夜泣きや後追いをしたり、不安定になることが続きました。保育園でも家庭でも、できる限り息子の思いを受け止めても不安定さは増し、このまま保育園に通わせていいのか悩みました。保育園や息子を信じて成長を見守るという選択肢もあったかもしれませんが、私には「息子の長所を伸ばしたい」という思いが強くあり、年度末に退職を決意。息子は保育園に通って1年間で退園となりました。幼稚園入園までの間は、のびのびと好きなことをそして、息子と1日中一緒に過ごす日々に戻りました。はじめのうちは家では後追いが続き、外へ出ても私のそばから離れませんでした。しかし数週間べったり過ごすと、遊びを次から次へと見つける活発な息子に戻っていきました。それからは、朝から「公園に行こう!」と支度をはじめ、近所の大きな公園へ1番乗り。風の強い日も寒い日も行きたがりました。あまり新しい場所には行きたがらず、行くのはいつも同じ公園。自分の知っているところで「今日はあれをして遊ぼう」という思いが明確にあるため、気づけば公園の主のようになっていました(笑)。公園に遊びに来る子とはほとんど知り合いになり、ハトの餌やりに来ているおじいちゃん、犬の散歩に来る人たちとも仲良くなりました。息子は人から言われたことをするのは苦手ですが、自分で遊びを見つけじっくり取り組むことは得意。四季折々の生き物や植物を見つけたり、遊具で思う存分遊んだり、足けりバイクで走りまわったり、見ているこちらも次はなにをはじめるのかなとワクワクしながら見守っていました。また、わが家と同じように毎日のように公園にやってくる親子と仲良くなり、一緒に秘密基地を作ったり、思いっきり泥遊びをしたり、コミュニケーションをとりながらのごっこ遊びも盛り上がっていました。とにかくこの1年間は息子のペースに合わせて、とことん付き合いました。年少から入る予定の幼稚園で、プレの空きもありましたが、そこには入らず、目の前のやりたいことに没頭することを優先しました。いざ入園!幼稚園では優等生に!?伸び伸び過ごした1年間で不安定さはすっかりなくなり、入園が近づくころには、イヤがっていた保育園の記憶は薄れ、幼稚園を楽しみにするようになっていました。入園して初めの1~2週間は教室を走りまわってしまうことがあったものの、園に慣れると落ち着いて話を聞けるように。園でも自分から遊びを見つけて楽しむことができ、「不安そうにしていた友達も巻き込んで楽しい雰囲気を作ってくれるんですよ」と先生からほめられることも。また集団活動でも、先生からの一方的な提案ではなく、子ども達が興味をもったことをみんなですることが多かったため、集中して取り組めていました。本格的に集団活動が多くなる年中以降は、話の意味をしっかり理解できるようになっていたため、活動内容に興味を持てるようになり、やるべきことはきちんとできるようになりました。幼稚園の3年間で、入園前は苦手だった集団行動を楽しめるようになっていました。小学生になった今、元の性格は変わらず、あまり興味のない授業は辛いそうですが、問題なくこなしています。そして幼稚園までの間に夢中で取り組んだ好きなことや生き物に関すること、運動面ではクラスの先頭に立って活躍しているようです。入園前に必要なのは、満たされることと安心感以前の私が保育士の立場で、「もうすぐ入園なのに、うちの子集団行動が苦手で…」と相談を受けたら、「慣らし保育やプレに通って集団になれましょう」とアドバイスしていたと思います。でも息子の育児で知ったのは、それだけが正解ではないということ。単に大勢の場に慣れていないだけであれば、慣らし保育が助けになると思います。しかし「マイペース」な子ども…言い換えれば、「意志が強く、集中力が高い」子どもには集団活動が大きな負担になることもあるので、ある程度成長するまで無理に参加しないこともひとつの方法だと感じています。みんなができていることができないと「このままやりたくないことはしない子になってしまうのでは」と、親の不安は大きいもの。しかし、小さなうちの集団行動はガマン強さではなく、「その活動に興味が持てるか」というところがポイントになります。「今は先生の話を聞くとき」と考えて集団行動に参加していることは少なく、「楽しそう」と惹きつけられるから参加できるのです。つまり、活動に参加する子もしない子も「本能のまま」過ごしていることに変わりありません。そのため先生の立場からすると、活動に参加しない子がいても「しつけができていない」などと思うことはなく、「次はあの子の興味をもてるものを用意しよう!」と考えます。年中くらいまでには、話を聞いて理解する力がつき、興味の幅も広がり、ガマンすることもできるようになります。約束の意味を理解して集団行動ができるようになるのはその頃です。もし今、悩んでいるママがいたら「小さな頃は集団行動ができなくても、気にしなくて大丈夫!」と伝えたいです。入園前もその後も、大切なのは、その子の長所を見つけて「すごいね!」とたくさんほめて、個性を認めてあげること。好きなことを思いっきりして満たされること、親に認めてもらった安心感が、のちのちの落ち着きやガマン強さにつながると思います。 <文・写真:ライターnicoai>
2019年12月17日イタリアで生まれ、欧米はもちろん日本でも注目度が上がっている教育手法「レッジョ・エミリア・アプローチ」。その教育手法をベースとしたインターナショナルプレスクール「東京チルドレンズガーデン」の伊原尚郎理事長は、「子どもをグローバルな人間に育てるためにも、地域を大事にすることが大切」と語ります。一般的な幼稚園や学校にはいない、レッジョ・エミリア・アプローチの学校に特徴的な専門的な先生の存在意義と併せて、その言葉の真意を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)子どもたちの活動や考え方を広げる「アトリエリスタ」当校のような「レッジョ・エミリア・アプローチ」の学校には、一般の先生とは別に、ちょっと特殊な専門の先生がかかわるという特徴があります。そのひとつは、「アトリエリスタ」と呼ばれる先生。言葉の響きからなんとなく想像できるかもしれませんが、アトリエリスタは芸術の先生です。とはいっても、一般的な学校における美術の教科を担当する先生とはちがって、絵を専門にしている人もいれば、音楽家もいますしダンサーのアトリエリスタもいます。アトリエリスタがかかわる目的は、学校教育の幅を広げるということ。いくらレッジョ・エミリアが通常の教育とはちがうといっても、教育というものをバックグラウンドにしている先生だけだった場合、どうしてもその考え方は狭まってしまいます。そこにアトリエリスタという芸術をバックグラウンドにした異質の人間を入れることで化学反応を起こし、学校における活動や考え方を広げようというわけです。つまり、芸術の先生だといっても、アトリエリスタは子どもたちに絵の描き方を手取り足取り教えたり、楽器の演奏やダンスを教えたりするわけではありません。あくまでも、子どもたちを一般の先生とはちがった芸術家らしい視点で見て、子どもたちの活動や考え方の幅を広げていくための存在なのです。子どもの活動や考え方に意味づけをする「ペダゴジスタ」子どもたちにとって、一般の先生に加えてアトリエリスタがいることは、ビジネスパーソンにたとえれば、まわりにいろいろな同僚がいるような状況といえます。ひとつの考えに凝り固まった同僚ばかりがいるような状態だと、本人もその考えに染まってしまいますよね。でも、タイプが異なるいろいろな同僚がいたらどうでしょうか。ある仕事に対して、「それ、いいね!」といってくれる同僚もいれば、「こういう考え方もあるんじゃない?」と指摘してくれる別の同僚もいる。そういう状況なら、本人の自分の仕事に対する視点や考え方は大きく広がっていくはずです。ただ、アトリエリスタはあくまでも芸術家。そのため、教育の理論にはそれほど詳しくないという場合もあります。そこで活躍するのが、また別の専門的な先生である「ペダゴジスタ」です。ペダゴジスタは教育理論の専門家です。アトリエリスタによって広がった活動も、そのままではぼんやりしたものになるということもある。そこで、それらの活動に、ペダゴジスタが教育的な意味づけをするのです。アトリエリスタやペダゴジスタは、一般企業におけるアドバイザーやコンサルタントのようなものといえます。なにかのプロジェクトを進めるというとき、メンバーがその企業で育った社員ばかりでは、同質すぎて目新しい内容にすることはそう簡単ではありません。そこで、ちがった観点でものごとを見られるアドバイザーやコンサルタントをメンバーに入れるということがありますよね。こうして、子どもたちの活動やその見方を広げ、一方できちんと意味づけをしていく。子どもたちにとっても、一般の先生にとっても、アトリエリスタとペダゴジスタの存在は大きな意味があるものなのです。本場では先生と保護者がワインを飲みながら語り合うこのように、さまざまな人とかかわるということもレッジョ・エミリアの特徴です。そのかかわりは、学校の外にも向かいます。たとえば、保護者とのかかわりもそう。一般的な幼稚園やそれこそ保育所には「子どもは守られるべき存在」という認識があり、子どもの安全を確保していくというような、「サービスを提供する」という考え方があります。でも、レッジョ・エミリアには「子どもたちはものすごく有能な存在だ」という認識があるのです。そして、どうすれば「この有能な人のサポートをできるのか」と、保護者と一緒に考えます。もちろん、サービスを提供する場合と比べれば、保護者とのかかわりは濃いものになります。本場のイタリアでは、夜の9時くらいから深夜2時くらいまで、先生と保護者たちがワインを飲みながら語り合うということもあるようです。しかも、その場には地域の代表も同席している。というのも、レッジョ・エミリアは基本的にローカルの教育だからです。そういう意味では、わたしたちの学校にも「どんどん地域に出て行く」という特徴があります。たとえば、人がたくさんいる状況に子どもが興味を持ったなら、学校を飛び出して雑踏を観察しに行くわけです。いま、教育現場では「グローバルな人間を育てることが重要だ」と盛んに叫ばれていますが、ただ英語を学んでもグローバルな人間になれるわけではありません。そうではなくて、まずは自らが生まれ育った地域や国のことをよく知る必要があります。そうでなければ、外の世界とのさまざまなちがいを感じることもできないのですから、グローバルな人間になれるわけもないのです。■東京チルドレンズガーデン■ 東京チルドレンズガーデン・伊原尚郎理事長インタビュー一覧第1回:いまの時代にマッチする「レッジョ・エミリア・アプローチ」の教育第2回:もしも子どもがアインシュタインだったら?子どもに対して親が取るべき姿勢第3回:グローバルな人間に――生まれ育った地域や国を知る「レッジョ・エミリア・アプローチ」第4回:信じることで本来の力を引き出す。すごい能力を持つ子どもたち【プロフィール】伊原尚郎(いはら・ひさお)東京チルドレンズガーデン理事長、共同創設者。米国ニューヨーク州立大学メディアアート科修士課程修了。ビデオアーティストとしてニューヨークで多方面に活躍。約20年の在米ののち帰国し、幼稚園の園長に就任。国際幼児教育の理解を深め、クリエイティブ思考を育てるための研究に従事。2017年に共同創設者の西ヶ谷アンとともにレッジョ・エミリア・アプローチをベースとするインターナショナルプレスクール「東京チルドレンズガーデン」をオープンし、理事長に就任。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年12月17日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。年末が近づきバタバタと慌ただしい毎日、みなさま体調はいかがでしょうか?前回に引き続き、今回も体調不良についてのお話ですが…我が家、11月はとっても悲惨でした(泣)■インフルエンザの予防接種はいつ?インフルエンザの予防接種の時期は毎年悩みますよね。そうこうしているうちにあっという間に流行してしまうのですが…今年も我が家はのんびり考えていました。とくにモン太は体がだいぶ強くなり、小学生になってからは風邪をほとんどひかず、昨年のキーちゃんのインフルエンザもうつらなかったので「打たなくても大丈夫かな~」なんて思っていたかーちゃん…。しかし、11月に入ってすぐにモン太が突然の発熱!症状は、「突然の40度近い高熱、他に症状はなし、元気がなくぐったりしている」と普通の風邪とは違うのは明らか。でもまだインフルエンザの話題もないし、まわりにも1人もいない状況で「まさかね…」と思いつつも、前回(26話)の経験を踏まえ、発熱から20時間ほどたったころに受診。第26話はこちらから!■幼稚園からのお迎えコールにおびえる結果はインフルエンザA型! 受診後すぐに調剤薬局でインフルエンザの薬「イナビル」を吸うことができたので、症状は徐々に軽くなったのですが。家族にうつらないようにと寝室を変えたり消毒したり…かーちゃんは看病や除菌に奮闘する毎日。そしてモン太の発症から4日目。お昼ごろに幼稚園からのお迎えコールが!!「え? まさかキーちゃんにうつった~!?」すぐにお迎えに行き話を聞くと…帰宅後にキーちゃんはおう吐し、かーちゃんの中で「かかってほしくない風邪ナンバー1」の胃腸風邪と診断され、4日ほどお休みしました…。まさかこのタイミングで違う風邪をもらってくるとは…予想外の展開にかーちゃん困惑~!しかし、症状は軽かったのか、おう吐は2回ほどで処理がとても楽だったのが救い…。インフルエンザと胃腸風邪の看病でさすがのかーちゃんも疲労困ぱいでしたが、モン太も無事に登校開始し「あと少しだ~!」と思っていた矢先に学校からトドメのメールが!■学校からの連絡で家事も仕事もストップ!なんと、モン太のクラスだけ学級閉鎖という事態に…! こんなに早く流行するなんて聞いてないぞ~~! ということで、この2週間の我が家のスケジュールはこんな感じでした。子どもが2人いるとこんな事態になるということも想定しないといけないのですね…。学級閉鎖中は、当たり前ですがなるべく外出は控えるようにとのことで…たんまり出た宿題やお勉強をしたりテレビを見たり過ごしていました。それでも時間を持てあましてしまい、仕事をしている横で延々と「人生ゲームやろ~!」と言われ参りました(泣)みんな学級閉鎖中はどう過ごしているんでしょうか…。そして最後の最後でかーちゃんも胃腸風邪の餌食に。1日でひどい吐き気は治まったものの、2~3日は消化不良でおかゆばかり食べていました。部屋もぐちゃぐちゃ、やる気も起きず戦いにやぶれた戦士状態。前回、風邪に負けない体作りの記事を書いたばかりなのに、早くも負けてしまいました(泣)まだまだ続く冬、もうこんな事態は起こってほしくないですが…集団生活をしていると子どもはどうしても何かしらのウイルスをもらってきてしまいます。うがい手洗いを徹底して、何とか乗り切りたいかーちゃんです!
2019年12月14日昨年、予定していなかった3人目の妊娠が判明。当時小学1年生の長男と年中の長女、普段まったくと言っていいほど家事を手伝わない夫と暮らしていました。ワンオペ育児のため、出産で入院する間の家事・育児のことが心配になった私は、出産前にわが家の育児マニュアルを作成! そして家事と育児を夫に引き継ぎ、たくさんの人に助けてもらい、産前・産後を乗り切った体験をご紹介します。 不安だらけの出産準備長男が逆子による帝王切開での出産だったため、長女も帝王切開、そして今回も予定帝王切開になり、入院期間は9日間の予定でした。長女の出産時は入院中の家事・育児を実母にお願いしましたが、今回の出産前に実母は少し体調を崩してしまい、全面的に手伝ってもらうのは残念ながら無理……。普通分娩より入院が長引くので、入院中の家事・育児全般、学校や幼稚園の準備、習い事の送り迎えなど、ワンオペ状態の私は心配なことだらけでした。 入院中の家事・育児は誰がやる?夫に相談して話し合った結果、子どもたちのお世話や片づけ、掃除、洗濯は夫が担当することに決定。そして夫が仕事中の幼稚園送り迎えや料理などは、実母が担当し、家事を分担することになりました。さらに私が入院している9日間のうち、2日間は義母と義姉が来てくれることに。しかし、子どもたちの朝の準備や送り迎えの時間、方法など、私以外の人には未経験のわからないことだらけです。いろいろ考えた結果、夫だけでなく実母、義母、義姉にもわかりやすいようにわが家の家事・育児マニュアルを作成することにしました。 家事・育児マニュアルのファイルを作成!まずは子どもたちの平日の予定、時間や持ち物を記載したスケジュール表を作成。小学校と幼稚園では持ち物が全然違うので色分けし、パッと見てわかりやすくしました。ちなみに持ち物はそれぞれ自分で準備できるように子どもたちに収納場所を伝えました。あとは収納棚にテプラを使ってラベルを貼るなど、誰にでもどこに何があるかわかるよう心がけました。ゴミ出しの曜日・時間、学校や小児科の連絡先もファイルに記載し、「テレビは1日30分!」「21時までには寝る!」など、わが家のルールも記載。もし私に万一のことがあっても、このファイルさえあれば、この子たちは普段通りに生活できるんだろうなぁ……と少し寂しく思いながら、マニュアルを作っていました。 マニュアルの効果マニュアルが完成したときの安堵感、やりきった感はすごかったです。「これで安心して出産できる! 」と心から思いました。そして今年の3月に無事元気な男の子を出産。お見舞いに来てくれた長男は、なぜかピチピチの長女のスキニ―パンツを穿いていました……。 わからないながらも、マニュアルを頼りに一生懸命に家庭を守ってくれた夫、実母、義母、義姉に感謝です。夫には言葉で伝えるよりも、マニュアルがあるほうが断然わかりやすかったそうです。退院後に見たファイルの中には、学校や幼稚園からのお手紙や郵便物など、大切な書類もきちんと入れてくれていて、本当に助かりました。 産後はこれで夫も少しは家事を手伝ってくれるようになるかと淡い期待を寄せていましたが、見事に期待は裏切られ、現在もワンオペ育児は続いています。ただ、夫もやるときはやってくれる、という安心感が芽生えたので、心が少し軽くなりました。今は生後7カ月となった次男のお世話と家事でてんやわんやの毎日です。 著者:西 さくら3児の母。2級建築士・整理収納アドバイザーの資格を取得。自身の体験をもとに、インテリアと子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年12月06日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。保育士の中田馨です。今年も残りわずかになりましたね。年末が近付くと気になることが「大掃除」ではないでしょうか。この時期は特に、どんどん増える子どもの物をどうすればいいかを悩んでしまうところです。 今回は、年末に向けて子どもの物を片付けるコツを話します。 子どもの衣類の片付け方法子どもの物と一言で言ってもさまざまあります。まずは衣類を見てみましょう。 衣類は処分しにくい物の1つでもあります。「初めて着た服」「初めて履いた靴下」「おばあちゃんにもらった帽子」などなど思い出がつまっているのが子どもの衣類。また、もしかすると次に生まれてくる子に使えるかも、などと考えることもあります。 そんな思いがつまった衣類を処分するタイミングは下記の3つです。・サイズアウトした・ひどい汚れがついた・着ることがほとんどない衣替えをする際、来年は着れるかを考えてみます。もし難しい場合は処分を考えましょう。処分は捨てるだけではなく、まだ着れる場合は友人に譲ったり、リサイクルしたりするという方法もあります。また、思い入れがある衣服は大切に収納しておきましょう。 子どものおもちゃの片付け方法子どもに「このおもちゃいらない?」と聞けば、きっとほとんどが「ダメ!」という返事が返ってきます。長いこと使っていないからと、子どもに内緒で処分したおもちゃを「アレはどこ?」と突然思い出すこともあります。 こっそり処分してしまうと、子どもが傷付いてしまう場合もあるので、子どもとじっくり相談しながら処分するようにします。 子どもとおもちゃの処分を相談するときのポイントは4つです。・最近使っていない(半年以上)・対象年齢を過ぎた・壊れている・付録などでもらった(それほど思い入れがない)など 「もしかするとまた遊ぶかも」と悩んだおもちゃは別の場所に片付けておき、子どもが「遊びたい」と言わなければ後日処分します。 幼稚園・保育園の作品はどうする?幼稚園や保育園で作った作品は、思い入れがあって、これまた処分しにくいものです。お気に入りの作品は、額や棚に飾ったりすることもできますが、それ以外の作品はどうすればいいでしょうか。段ボールに入れていても、そのまま何年も押し入れの中に入れっぱなしになり、見返すことはないと思います。 わが家の場合は、絵は製本して1冊にまとめたり、写真に撮って処分したりという方法をとっています。あとから見返すことができるので、子どもにもなかなか好評です。 子どもの物を増やさないコツ成長とともに増える子どもの物ですが、家の収納スペースには限りがありますので、どんどん増やすわけにはいきません。物を増やさないようにするには、第一に「物の買い方を見直すこと」です。当然のことながら、物は買えば増えます。子どものおもちゃでありがちなのが、「子どものため」と言いながら、実はママやパパが欲しくて買ってしまっている場合があります。 私の場合、車のおもちゃがそうでした。1台数百円と手軽で、ついつい集めるのが楽しくなりました。気付けば車のおもちゃで箱がいっぱいになっていたのです。おもちゃは多ければよいというわけではありません。きっとみなさんそれぞれの「物の買い方」があると思うので、それは本当に子どもに必要なものかを見直してみてください。 物を処分すると、部屋も心もスッキリして子どもも遊びやすくなります。今年は年末に向けて、子どもの物の片付けを始めてみましょう! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月05日みなさんは何歳までサンタクロースの存在を信じていましたか?私は幼稚園の年長の時、友達から真実を聞かされて、大きなショックを受けたことを覚えています(笑)。私にとって、サンタクロースを信じていたころのクリスマスは、嬉しさと不思議に思う気持ちに包まれて、心からワクワクできた特別な時間。今でも思い出すと温かい気持ちになります。自分が親になった今、クリスマスの朝「サンタさんが来てくれた!」と言ってプレゼントを見つける子どもの嬉しそうな笑顔を見ていると「かわいいなあ~」と幸せを感じます。そしてこの光景が来年も再来年も続いてほしいと強く思うのです。今回は、子どもに夢を持ち続けてほしいと願う私がしている、「サンタさんは本当にいる」と思わせる演出や子どもの反応を年齢別に紹介します。3歳くらいまでは「サンタさんについて教える」3歳くらいまでの幼い時期は、まず「サンタさんってなに?」ということを示すことが大切です。クリスマスの朝、枕元にプレゼントがあっても「なぜかプレゼントが置かれていた」と「サンタさん持ってきてくれた」という認識では喜びが全然違うはず!そう思った私は「サンタさんの存在を教えること」に力を入れていました。まずはクリスマスのアニメや絵本を見せること。いろいろなお話がありますが、シンプルにサンタクロースがプレゼントを配るお話がわかりやすいです。娘が特に気に入っていたのは「ノンタン!サンタクロースだよ」という絵本でした。この絵本では、動物達のもとへ、サンタクロースがプレゼントを届けにやってきます。くまさんにはクマサンタ、うさぎさんにはウサギサンタ、ノンタンのもとへはネコサンタがやってきて、翌朝のクリスマスにみんなでプレゼントを喜びあうというものです。「自分のもとにもサンタさんがくるかも」と期待感をもつにはぴったりの内容です。それから、ごっこ遊びにも取り入れました。ブロックのおうちで遊び、人形が寝ている時に、サンタの人形がプレゼントを持ってやってきます。サンタをソリに乗せたり、煙突から入る演出も。また「サンタさんごっこしよう」と言って、子ども達が寝る役、ママはサンタ役で、家にあるオモチャを袋に詰めて、子ども達の枕元へ置いていきます。子どもが目を開けていたら「起きている子にはあげられないな~」とさりげなくルール説明も。慣れて来たら子どもがサンタ役をしてママは子ども役。サンタが近づいたタイミングで起き上がると「きゃー!」と逃げていき、ちょっと違う遊びにも発展しましたが…(笑)。この時期の子どもは繰り返しが大好きなので、何度も何度も遊んだことを覚えています。こうしてサンタさんはプレゼントをくれるとしっかり理解した子ども達は、当日の朝「本当に来てくれた!」と大喜びでした。年少~年中のころは「サンタさんは空から見ている」このくらいの年齢の子どもはクリスマスを知っていて、街のイルミネーションや幼稚園や家の雰囲気で「もうすぐサンタさんが来るんだ」とワクワクしていることでしょう。さらに期待感を高めるには「サンタさんは空から見ている」ということを示すこと。子どもに「遅くまで起きている子のところには来ないんだって」「いい子にしているか空から見てるみたいだよ」と伝えておきます。そうすると想像力が膨らむようで、ソワソワして窓から空をのぞいたり、いつもよりいい子でいようとがんばることも。プレゼントは「これがほしい」とリクエストするようになります。途中で変わっては大変なので、早めにサンタさん宛てにほしいものを書いた手紙を書かせることにしています。息子が年少のクリスマス。字は読めるもののまだ書けなかったので、ほしいものは私が代筆しました。この時下の子が産まれいろいろと我慢しがんばっている時期だったので、サンタさんからのお返事には「いもうとに、やさしくできてすてきだね」と書きました。手紙を読んだ息子が、「サンタさん見ててくれたんだ!」と、とても嬉しそうにしていたことを思い出します。また、プレゼントの購入はバレないように細心の注意が必要になります。わが家ではネットで購入して、段ボール箱のままクローゼットにしまいこんでいます。年長~小学生は「信じていないと来ないらしい」年長以降は疑いを持つ年頃。私の時のように友達から真実を言われてしまう可能性もあります。そこで年長のころから息子に伝えているのは「サンタさんは信じてない子のところには来ない」ということ。もし「サンタさんはパパとママなんだよ」と言い出す子がいても、その子のところにはサンタさんが来ないから、変わりにパパやママがプレゼントを置いていると思うことができます。幸い、小学1年生の息子の周りのお友達は、サンタさんを信じている子ばかりで、「サンタさん見たことある」と言っている子も。私も「その子は霊感があるから見えたのかもね、おじいちゃんも霊感があって、おばけもサンタも見たことあるって言ってたよ」と話したり、息子が「クリスマス、友達の家はサンタさんが来るまで鍵を開けているらしい」という情報を仕入れてきたので「じゃあ、うちもそうしよう」と相談したり、リアルな会話を楽しんでいます。また、今年のサンタさんからの手紙は英語で書こうと思っています。この年齢になるとパパとママの字と気づいてしまいますが、英語であればわからないはず。そして「どうやらサンタさんは外国人らしい」という知識をつけてきたのでリアリティーがでると思います。ちなみに年長で真実に気づいた私は、親に気を使い1~2年は信じているフリをしていました。知っていると親に打ち明けてからは、弟や妹の信じる姿を、親と自分だけの秘密として優越感を持って見ていました。それはそれで楽しいクリスマスでしたが…。息子もそんな時期に入って来たので、気づいているのかいないのか、その心理戦も楽しんでいきたいです。子どもがいるからこそのクリスマス体験私にとって、子どもの頃からクリスマスはプレゼントをもらう日でした。親になってからはすっかりプレゼントを買う側になってしまいましたが、サンタさんを信じる子どもの姿は最高の楽しみ!子育て中だからこそできるクリスマスの体験として大切にしていきたいです。サンタ役として楽しめるのは期間限定でいつか終わってしまうとは思いますが、子どもの年齢に合わせた親のちょっとした工夫で、子どもがサンタさんを信じる期間は長くなると思います。小さなうちは「クリスマスとは何か」「サンタさんとは何か」と意味を伝えれば純粋に信じてくれますが、成長と共に、信じるための裏付けが必須になります。「どこから入ってくるか」「サンタさんは普段はなにをしているのか」「人間なのか、妖精なのか」など…想像力を働かせて、子どもと話し合ってみてはいかがでしょうか。また、サンタさんにお菓子を用意したり、手紙のやり取りをしたり、ぜひいろいろな演出をしてみてくださいね。<文・写真:ライターnicoai>
2019年12月04日「わが子に好きな子ができたかも?」と気づいて、あたふたしてしまうパパやママも少なくないのではないでしょうか。みずからの初恋を思い出して、ほほえましい気分になったり、心配してみたりと、親の気持ちもつい忙しく変化してしまいますよね。今回は、子どもの初恋において親ができることについて、考えてみたいと思います。■お子さんの初恋に気づいた?アンケートでは、子どもの初恋に気づいたかどうか聞きました。その結果、「気づいた」、「なんとなく気づいた」と答えた人は合わせて35%となりました。さらに「子ども自身に教えてもらった」と答えたのは23.2%で、「気づいた」と答えた人と合わせると、6割弱の人たちは子どもの初恋を認識したことがわかりました。Q.お子さんの初恋に気づいた?気づいた 16.1%なんとなく気づいた 18.9%子ども自身に教えてもらった 23.2%気づかなかった 12.2%まだ初恋を迎えていない 26.8%その他 2.8%■子どもの初恋物語1、「俺の好きな子!」それでは、パパやママたちはどんなタイミングで子どもの初恋を知るのでしょうか。まずは、23.2%が回答した「子ども自身に教えてもらった」人たちの声を聞いてみたいと思います。「小5と小3ですが、自分からクイズ形式で好きな人を教えてくれます」(神奈川県 30代女性)「3歳頃、『好きな子いるの?』ってなんとなーく聞いてみたらニヤニヤしながら名前を教えてくれました。恥ずかしいようで『パパには教えちゃダメ』と。教えてくれたときの照れたしぐさがとてもかわいかったです」(静岡県 30代女性)「『他の人から聞くのはいやだろうから』と、中学生だった息子から彼女の存在を聞かされました。素直に話してくれたことが何よりうれしかったです」(宮崎県 40代女性)「息子『 おかん、聞いて~。俺の好きな◯◯ちゃんて子がいるんだけどね…」 、私『◯◯ちゃんて子が好きなんだ』、 息子『…なんでわかった!? エスパー?』。 自分が冒頭に言ったことすら気がつかないすっとぼけた息子」(神奈川県 30代女性)寄せられたコメントからは、何でも包み隠さずに話せる親子関係が築かれている様子がよく伝わってきます。自分から話すかどうかは、子どもの性格や年齢にもよりそうですが、正直に話す気持ちの裏側には、「聞いてもらいたい」「アドバイスをもらいたい」という子どもの本心が見え隠れしますよね。■子どもの初恋物語2、「いっぱいキスしようね」次に、手紙やプレゼントのやり取りから、初恋に気づいたという声をご紹介します。「息子が幼稚園のとき、『これからもいっぱいキスしようね』と書かれたラブレターをもらってきて、夫婦でぶっ倒れたのを思い出しました」(愛媛県 40代女性)「幼稚園のときに長女が『お友だちに手紙を書いてもいい?』と聞いてきたので、許可したら、落書き帳一面に『すき』と書いてあり驚きました」(徳島県 40代女性)「幼稚園の頃、『バレンタインに他の男の子と違うチョコをあげたい』と用意したのでわかりました」(千葉県 40代女性)「娘の初恋はお遊戯の相手役でした。うれしすぎて終始笑顔でした」(福島県 40代女性)どのエピソードも初恋に胸をときめかせる子どもの様子が伝わってきますね。未就学の幼い子どもの場合、手紙やプレゼントのやり取りは親の助けが必要な場合が多いため、そうしたやり取りを通じて好きな子がいるとわかる場合があるようです。送る側も、受け取る側も、親子でいっしょにドキドキしてしまいますよね。わが家の小学1年生の長男も、年長のころ「すきです」と書かれた手紙を突然持ち帰ってきたことがありました。その手紙を、照れながら無言で差し出してきたときは、「ついにこの日が来たか!」と、子どもの成長を実感したことを思い出します。■子どもの初恋物語3、「恋する女の子の表情」さらに、子どもから頻繁に同じ子の名前があげられたり、表情が変化したりと、言動のちょっとした変化で子どもの初恋に気づいたという声も多数寄せられていました。「小学校に通うようになって、毎日娘との会話に同じ男の子の名前が出てくることが続いた。その男の子の事を話してるときの娘の表情が、恋する女の子っぽかった」(神奈川県 40代女性)「年長さんくらいのときに、いつも話に出てくる女の子がいました。お迎えのときに気になって、『どの子?』と偵察したのを覚えています」(福島県 30代女性)「子どもたちとショッピングモールを歩いていると、反対側から歩いてくる同年代の男の子が。下の子たちが『あ、◯◯君だ!』って言った瞬間、中学生の娘とお相手の子の表情が変わった。自分自身にもそんな時代はあったので、何も聞きもせずにそっとしておきました」(埼玉県 40代男性)「本人のタンスの引き出しの中に相合い傘が書かれていたときは笑いました!」(鳥取県 30代女性)そのほかにも、「6年生の娘が身だしなみに時間がかかるようになって気づいた」とか、「小3の娘に、『将来どんな人と結婚したい?』って言ったら顔を赤らめたのでピンと来た」と言ったコメントも寄せられていました。毎日子どもの成長を見てきた親だからこそわかる、子どもの変化があるようです。思い返してみると、自分の初恋のときに、いつのまにか親に見抜かれていたという経験のある人も多いかもしれませんね。■子どもの初恋物語4、「先生から聞かされる!?」また、自分では気づけなくても、子どもの友だちやママ友、保育士さんや先生などから教えてもらって知ったという人もいるようです。「幼稚園のとき、相手のママに教えてもらいました!」(神奈川県 40代女性)「息子が小学二年生の時、好きな子がいること、その子とラブラブなことは息子が仲良くしているクラスメイトから聞きました」(東京都 40代女性)「保育園の年長さんのときに、保育士さんから『〇〇ちゃんと一緒に散歩するときは、手をつなぎたいと言っています』と聞き、ほっこりしました」(神奈川県 40代女性)「娘も息子も担任の先生から個人面談のときに聞かされました。若い先生だったので、子どもたちの恋愛相談にものっていたんでしょうね」(千葉県 50代女性)家以外での子どもの様子をよく知る人たちからは、さまざまな情報が入っているようですね。個人面談で担任の先生から、子どもの恋愛について話をされるとは、驚きです。■恋はまだ…「異性より動物大好き!」一方、初恋に「気づかなかった」とか、「まだ初恋を迎えていない」という人も全体の約4割近くいました。「6年生の息子ですが、初恋はまだだと思います。虫と動物と魚が大好きな少年です」(愛知県 30代女性)「息子小1ですが、今のところまだ、『好きな人はママ!』と言ってくれています」(神奈川県 30代女性)「高校生の娘ですが、まったくと言っていいほど男子には興味なし! この先、そういう人が現れればいいなと思う母であります」(東京都 50代女性)初恋を迎えていないであろう子どもたちに対しては、「早く恋してほしい」と感じている親も一定数いることがわかります。恋をしたらしたで心配だし、しなければしないで心配だし、親の気持ちはどうしても忙しくなってしまいがちですね。また、まだ幼い子どもの場合は、初恋がこれからという場合もあるようです。■子どもの初恋に親は何ができる?さまざまな経路から子どもの初恋を知ったパパやママたち。その先で、子どものためにできることとはいったいどんなことなのでしょうか。▼子どもの初恋対処法その1、子どもと対話する「子どもにとって1番の理解者でありたいので、アドバイスや、自分の経験など、毎日1~2時間はしゃべります。恋愛話、学校の話、将来的な話もします」(奈良県 30代女性)「男の子なので好きな子の話をすると照れて『いないよ』って言っていたんですが、『好きな子がいるのはいいことだよ、恥ずかしくなんかないよ』って言ってからは、話してくれるようになりました」(神奈川県 30代女性)▼子どもの初恋対処法その2、そっとしておく「誰にも伝えず心の中にそっととどめておき、静かにその人への思いが満たされてゆくのが恋なのかな。だから、あえて言わなくていいし、こちらからも聞きません。ひとを『好き』と思う気持ちを大切にしてほしい」(東京都 40代女性)「幼稚園や小学校の初恋なんてかわいいもの。これから大人になり、本当の恋ができるようになるためには、絶対に必要な成長過程だと思っているので、親がなんやかんやと口出したりして横やりを入れたりせずに、静観すべきだと思って見ています」(神奈川県 40代女性)▼子どもの初恋対処法その3、適度な距離間で見守る「気づいたあとの接し方は十人十色。子どもたちはそれぞれ違う性格なので、子どもから親へも、親から子どもへも、接し方や対応はそれぞれ違います。適度な距離感で接することを重視しながら、親も常に学んでいる日々です」(神奈川県 40代女性)「小1の息子がラブレターをいただき、まだ恋とか付き合うとかはよくわからなかったようなのですが、『好きとかよくわからないけど、ありがとう。わかるようになったら、ちゃんと返事するね』と言ったようです。それを聞いて、いい子に育ってくれたとほっとしました」(宮城県 20代女性)何よりも大切なのは、子どもが恋をしていることや、好きな相手のことを否定しないことかもしれませんね。子どもが話してきてくれたらまずはゆっくりと話を聞き、「そうなんだ」と受け止めてあげられると子どもも安心するかもしれません。ただ親も初めて聞くときはドキドキしちゃいそうですが…。子どもが直接言わずに初恋に気づいた場合には、しつこく追求せず、見守る姿勢も必要かも…。とくに難しい年齢に差し掛かる子どもには注意が必要ですし、「自分がされて嫌なことはしない」ということを鉄則にしておきたいところです。ただし、やはり男女間のことである以上は、スキンシップには心配がつきものです。場合によっては子どもに対しては、性に関することを伝えるいい機会と捉えて、きちんと話をすることも重要かもしれません。恋愛において、初めは未熟なやり取りによって、子どもが相手を傷つけてしまったり、傷つけられたりすることもあるかもしれません。そんな関係に子どもが困っている様子が見られたら、そのときは親から手を差し伸べられるとよさそうですね。最後に、初恋に関してこのようなコメントも寄せられていました。「今は中1の娘。小3の頃からその男の子の話がよく出るようになったので、きっと好きなんだろうなぁと確信。あと数年もしたらもう少しアオハルな恋をするんだろうなぁと思うと待ち遠しくもあり、心配でもあります。そして子どもの恋の心配をするなんて、本当に母親になったんだなあって思います」(奈良県 40代女性)「にこにこしながらうれしそうにその子の話をいろいろしてくれるので、好きなんだろうなぁ~と。そんな時期を大切にしながらも、恋を楽しんでほしいです」(滋賀県 30代女性)恋愛は、人間関係が健全に深まり、広がりを見せているからこそできるもので、子どもが順調に成長している証ともいえますよね。恋愛を通じて学ぶことは多く、それが例え報われなかったとしても、かけがえのない経験をすることができるでしょう。パパママ自身も、そうしたみずからの経験がよみがえることもあるかもしれません。人を好きになること、人に好きになってもらうこと、そのどちらもすばらしいことで、子どもが、人を、そして自分自身を認め受け入れるきっかけともなりえるでしょう。そんな成長した子どもの様子には、親としてさまざまな感情が押し寄せるでしょう。親としてできることはほんのわずかかもしれませんし、子どもが求めてこない場合もあり、その時はかげながら様子を見守るのが親の仕事になりそうです。子どもがいい恋愛をして、一回り成長できるように、パパやママが一番の応援者でいたいものですね。Q.お子さんの初恋に気づいた?アンケート回答数:4644件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年12月01日こんにちは、エェコです。園児のお子さんをお持ちの親御さん、もう発表会はすみましたか? 我が子が頑張る姿、感動しますよね。今回は、そんな舞台裏のお話です。■保護者として発表会のお手伝いお手伝いは主に雑用。先生の指示にしたがって園児の補助をするというものでした。幼稚園児がやるとはいえ、本番は先生も園児も緊張していて張り詰めた空気が漂っていました。■先生が小さく声援を送っていた舞台が始まればお手伝い係にすることはなく、舞台袖で見守っているだけです。そんななか…■娘が出ていない発表で涙!そうですよね、クラスみんなで劇の演目を決めたり、先生も一緒になって練習したり、園児たちが帰ったあとに衣装を作ったり、小道具大道具を作ったり…。園児だけでなく、先生にとっても集大成です。先生も一生懸命に取り組んでくれた日々を考えると、感極まって泣いてしまいました。そして我が子の出番のときも泣いてしまいました。泣きっぱなし。先生のおかげで子どもたちが全力を出し切って発表できるんだなと改めて感謝しました。先生、これからもよろしくお願いいたします。
2019年12月01日これからわが子が、小学校に入学するみなさん。勉強についていけるか、友達ができるかなど不安なこともありますよね。保護者としてもPTA委員をやるかやらないか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?とにかく大変なイメージがあるPTA。私は今年度、息子が小学一年生の現在PTA委員を務めています。その中で感じる大変なこととよかったことを紹介します。PTA委員をやろうと思ったわけ息子が通う小学校には、同じ幼稚園から入学する子はひとりもいませんでした。同学年に知り合いもいなくて、小学校の情報が入りにくい環境。また、息子は新しい環境になじむまで時間がかかるタイプなので、学校の様子を知るためにもとPTA委員に立候補しました。6年間で1回はPTA委員をやると決められている学校や、ポイント制でPTA委員や学校行事に参加すると加算される学校もあると聞いたことがあります。学校によってPTA事情が違うので、同じ学校の先輩ママに聞いてみるといいかもしれませんね。集まりは夜! 行事の前は大変PTAはPTA本部役員とPTA運営委員のふたつの組織に分かれています。私はPTA運営委員会の一員で、広報を作る広報委員会。年に3回発行する広報の1号を担当します。PTA委員は各委員会の仕事の他に、PTA行事の運営という仕事もあります。行事がある月は毎週学校に集まることも。息子の学校は、他の学校に比べPTA行事が多く、子どもを預かってくれる人がいない家庭や、小さな子がいる家庭は大変だなと感じました。また、PTA役員や委員は、日中仕事をしている人も多いので、会合などは夜に開催されることが多いです。子連れで参加する人も多いので連れて行くこともありますが、終了時刻によっては就寝時間が遅くなり、次の朝に影響が出てしまうのは困りました。基本的にできる人がやる、参加できないときは欠席してもよいのですが、常に欠席していると他の委員に迷惑がかかってしまうので、断りにくのも難しいところです。PTA委員になって感じたよかったことPTA委員になってよかったと感じたことは、親同士がすぐに親しくなれるということ。集まることが多い分、親同士の結束力が強くなります。上の学年にきょうだいがいる家庭も多かったので、学校のことや行事についていろいろ教えてもらえました。学校に足を運ぶ機会も多いので、先生に会う機会も多く、学校の雰囲気を知ることができたということもよかったです。保護者の懇親会や先生方の謝恩会などの会合には、PTA委員が率先して参加するなど、時間的負担のほかに、金銭的負担もありますが、その分保護者との関わりが多くなりました。PTA委員にならなかったら参加しなかったであろう球技大会では、汗を流しながら身体を動かしましたが、思った以上に楽しめました。息子が楽しみにしていた絵本の読み聞かせは緊張しましたが、クラスのみんなも真剣に聴いてくれてやりがいがありました。子どもたちに直接会う機会が多いのでクラスメイトの雰囲気も分かります。私は、息子が友達とトラブルがあったときに気持ちの持ち方が違ったという経験も。特に第一子の場合、初めてのことばかりで戸惑うことも多いかと思います。幼稚園に比べると関わりが少なくなる小学校だからこそ、PTA委員として積極的に関わりを持つのは、より濃い小学校生活を送るために大切なこと。私は息子が小学1年生のこの時期にPTA委員になってよかったと感じています。<文・写真:ライター三浦麻耶>
2019年11月28日わが家の1人目の子が1歳半になるころ、だんだんと歩きがじょうずになったり、少しずつ言葉が出てきたりと、成長を感じられる場面が多くなり、同時に育児にもだいぶ余裕が出てきたと感じていました。そんなころに2人目を授かったのですが、2人目の育児は余裕には程遠いものでした。 イヤイヤ期と出産が重なって大変!上の子が1歳半になると、0~1歳前後のころと比べてだいぶ育児がラクになったと感じましたが、そのまま成長するに従って、さらにラクになっていくわけではありませんでした。 むしろ下の子を出産するころ、上の子は2歳でイヤイヤ期真っ盛り。0歳のころとはまた違った意味で育児が大変になってきました。上の子だけでも大変なのに、そこに出産や新生児育児が加わって本当にしんどい毎日でした。 下の子が大きくなるとぐっとラクになった子どもたちが小さいころは、2人それぞれに手がかかってとても大変でした。しかし、下の子が2~3歳くらいになると、ママが家事をしている間は、子ども同士で遊んでいてくれることも増えてぐっとラクに! そして、下の子の幼稚園に入園するときは、上の子と一緒に幼稚園に通えることがうれしかったようで、初めての集団生活でもほとんど泣くこともなく、スムーズに園生活をスタートすることができました。 一時は大変だけど、年が近いメリットも!育児の大変さは人それぞれではありますが、2人目を考えているママさんには、1歳半ごろに「育児がラクになってきた」と感じたとしても、そのあとのイヤイヤ期はかなり手強いことを知っておいてほしいです。 一方で、年が近いからこそのメリットも多々あるので、一時期の大変さは覚悟のうえで2人目が早めにほしいという方はぜひ応援したいです。 私自身、妹とは2歳差で、大人になった今でも友だち同士のように仲がいいので、2歳差でよかったと思っています。一方で、自分が2歳差のきょうだいを育ててみて、私たちが小さいころは母も大変だっただろうと思うようにもなりました。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月27日息子の小学校入学から約1か月。小学校の横を通りかかったら、息子の担任の先生が子どもたちを怒鳴っている場面を目撃!あまりの迫力に驚き、息子に聞いてみると…。今回は、小学1年生になったばかりの息子の悩みを聞き出すことができたコミュニケーション方法と、私が担任の先生に不信感を持った時にとった対応をお伝えします。児童に対する先生の強い口調にびっくり!息子は小学校に入学してから1か月ほどは、「今日はこんなことをしたよ」「友達ができたよ」と、楽しかったことを話していました。しかし5月に入り、運動会の練習が始まったころから、「今日も楽しかった?」と聞くと「まあまあかな」と答えることが増えました。私としては、本格的に授業が始まったり、運動会の練習による疲れもあり、息子が小学校での出来事に対し口数が減ったことは「慣れてきた証拠」ととらえていました。そんなある日、下の子のこども園の送迎で小学校の前を通ると、偶然、息子の学年が校庭で運動会の練習をしていました。ダンスの練習をしていて、担任の先生が子ども達に「そうじゃないっていってるでしょう!」「違うでしょう!やり直し!」などと怒鳴っていました。それは一緒に登園していた友達親子も私も思わず足を止めてしまうほどの迫力でした。その時は、「そういう指導が必要な時もあるのかも」と思いましたが、その後も校庭で怒鳴る先生の姿を何度か見かけるように。「まだ入学したばかりの1年生の子ども達なのに、かわいそう」と感じるようになりました。「先生恐いんだね!」と言ってみると思わぬ反応がしかし息子は、家で担任に怒られたと話すことはなく、気にしている様子がまったくなかったので「うちの子はたくましいな」と安心していました。そのため、ある日の普段の息子との会話の中でためらいの気持ちもなく、「今日、運動会の練習見たよ。意外と先生恐いんだね!ママびっくりしたよ~」と伝えました。息子は、人懐っこく、わりとなんでも要領よくこなすタイプなので、きっと「怒るときもあるけど楽しい先生だよ」という感じの前向きな答えが返ってくる思っていたのですが…。実際の返事は「うん。すごく恐いし、毎日怒られてばっかり…」と意外なものでした。話を聞いていくと、「運動会の練習の時だけでなく、普段もきつく叱られることが多い。何がいけなかったのかわからない。でも自分が悪いから怒られていると思う」と暗い表情で話したのでした。この話を聞いて、以前の息子は楽しかったことも、イヤだったことも、なんでも話していたのに、いつのまにか「かっこわるいこと」は言いたくないという気持ちが育っていたんだと気づかされました。そして子どもが何がいけなかったかわからない叱り方をする担任に対し不信感を持ちました。親としての対応の仕方を先輩ママに相談それから「今日も怒られた」「明日、学校行きたくないなあ」と少しずつ自分から話すようになった息子。すぐに担任に状況を聞きたい気持ちを抑えてまず私がしたことは、情報収集でした。先輩ママ数人に相談すると「先生が恐くて学校に行きたくない」という経験をする子は多いと知りました。あまりにもひどい場合は、子どもが登校拒否になることもあるので、学校に相談した方がよいということも言われました。相談の手順としては、まずは「担任に連絡帳で伝える→電話で伝える」。改善されなければ「校長先生や教頭先生に相談する」。それでも改善されなければ「教育委員会へ相談する」ことになるそうです。しかし実際にそこまでしても、お互いに不信感が募り、対立してしまい、対応が変わらないこともあるとのこと。よかれと思った行動が、先生を追い詰める結果になってしまっては息子の学校生活が楽しくなるはずがありません。話を聞いて、学校に相談するなら、感情的にならず、相手を否定しない言い方が重要だと思いました。担任へ相談したら理解してくれたそこで、まずは連絡帳に「最近、先生に怒られた…と言って落ち込んで帰ってくることが続いています。1度学校での様子を教えてください」と書きました。するとその日の夕方担任から電話がありました。私は「先生に怒られてばかりいると言っていて、その理由がわからず、不安になっているようです」と伝えました。すると、担任からは「毎日怒られているわけではなく、がんばっている部分もたくさんある。最近叱ったことがいくつかあり、その際に理由を伝えきれていなかったので、恐いという思いをさせてしまったと思う。そんな思いをさせていたことを知れてよかった。これからは理由を伝えることに重点をおいて指導していく」という話がありました。詳しく話を聞くと「最近叱ったこと」のひとつに、息子を含めた男の子何人かで登ってはいけないところにのぼって遊んだという話がありました。それを聞いて私は、元気いっぱいの男の子たちには時には大声で危険なことを気づかせる必要があると想像できました。情報収集していた時に同じクラスのママ達から「先生は女の子より男の子に対して厳しいところがある」ということも聞いていましたが、限られた時間の中、安全に、スムーズに活動に参加させるために男の子に厳しい口調で伝える場面が多くなるのではと思いました。その注意だけで「これはいけないことだ」とすぐにわかってくれる子もいれば、息子のように「いけない理由を知りたい」とモヤモヤしてしまう子もいるのです。今回話をしたことで、担任は息子の性格を理解してくれたようでした。その後は、息子の性格にあった叱り方・伝え方をしてくれるようになり、息子自身も叱られた理由を理解するようになりました。だんだんと「先生がこんなことしてくれた」など楽しかった話もするようになり、いつのまにか「恐い」と言わなくなりました。私も、サバサバしているけれど、とてもいい先生という印象を持つようになっていきました。子どもが新しい環境に進む時、親ができること今回、担任とスムーズに話ができたのは、息子からよく話を聞き「息子に叱られる理由がわかるように伝えてほしい」という1点を担任に伝えるようにしたこと、親としての対応の仕方を先輩ママに相談したことで、感情的になったり相手を否定しないような言い方ができたことが大きかったと思います。また、先輩ママに聞いた話や、担任と話をして感じたのは、幼稚園や保育園と小学校の違いです。幼稚園や保育園では、言葉の発達が未熟な子どもたちの教育が前提のため、先生は「子どもの気持ちをくみ取ること」を大切にし、ひとりひとりの性格に合わせた対応をしています。しかし小学校では、話を理解できることが前提で、先生からの「指導」が中心になり、子どもが自分で考え状況を判断する力が必要になります。1年生にとっては、急に先生の対応の仕方が変わったうえに、まだ学校の決まりを理解していないので注意を受けることも多くなりがち。そのため先生が恐いと感じたり、小学校が辛く感じてしまうことがあるのだと思いました。そのような場合は、親が担任に子どもの様子を伝え連携をとっていくことで、学校での対応を工夫してもらうことができます。また学校では個々の対応が難しい場合も、親が詳しい内容を把握することで、家庭で子どもに理由が伝わるようフォローすることができ、子どもは少しずつ小学校生活に慣れていけると思います。もちろんこれから子どもが悩んだ時、親が解決してあげられることばかりではないとは思います。それでも「悩みを聞いて共感すること」だけはずっとしていきたいです。子どもは悩みがあっても、少しでも自分に非があることは親に言い出しにくいのだと思います。今回「先生恐いんだね!」と先生に非があるような言い方をしてしまい、親として正解ではなかったかもしれません。しかし、私が「恐い」という気持ちに共感するような声かけをしたことで、息子は「恐いと言っていいんだ」と思うことができ、本音を言いだすきっかけになったことは本当によかったと思っています。子どもの本音や悩みを聞きだすときには、子どもの気持ちに共感しながら、子どものつまずきを肯定する聞き方も大切なのではと思う出来事でした。<文・写真:ライターnicoai>
2019年11月26日あと半年で、二太郎は幼稚園入園!イチコは小学生!同じ年齢差のきょうだいを育てるママ友と、下の子の入園の話になりました。イチコちゃんの幼稚園入園前の不安は、 「入園準備に苦戦…食べるのが遅い子、入園してからどうなった?」 をどうぞ!■下の子が幼稚園に入園するときの不安とは…■入園でわかる! 弟が気がついてない真実…1人目と2人目で、入園前に心配する内容も程度も全然違いました。まあ心配は心配なんですけどね。でも今年長組の上の子たちを見ていたら「何とかなるか!」「先生のワザってすごいもんな!」と思えます。心配もありますが、それ以上に楽しみでもある、下の子の幼稚園入園。4月までになるべく不安要素を減らし、入園を楽しみにしたいと思います!…それまでに、オムツ外せますように。
2019年11月18日ある日、幼稚園から帰ってきた子どもたちが口を揃えて言いました。それまで私が幼稚園の持ち物を準備していたのですが、この一言をきっかけに子どもたちに任せることにしました。お弁当・コップ・ハンカチくらい年少になれば自分で用意できるのに、習慣とは恐ろしいもので入園してからずっと私がやってしまっていました。子どもたちが自分で持ち物準備をするようになってから、1回や2回は忘れ物をしたようですが「自分の責任」ですから私が責められることはありません。失敗を次にいかし今のところ同じ忘れ物はないようです。私がルーティンとしてやってる家事を子どもの成長に合わせて少しずつ任せていくことで、子どもたちの自信や責任感が育てばいいなと思っています。
2019年11月13日多くの子どもにとって、幼稚園は初めての集団生活の場所。楽しい思い出いっぱいの園生活を送ってほしいと、ママも先生もいろいろと試行錯誤しています。そこで今回は3人の先生達による座談会と、全国のママ・先生へのアンケートを実施。お互いの“子どもに対する真剣な思い”が見えてきました。子どものためになるのか、そこを基準に互いが協力幼稚園で子ども達と日々向き合っている先生達が、子どもと向き合うことと同じくらい大切にしているのが、ママとの関わり。「子どもの園生活を楽しく、充実したものにするにはママとの協力は不可欠」と先生たちは口をそろえて話していました。今のママたちに対する印象は?花井先生「とても丁寧に子育てをしている、という印象です。園に対してもきちんと向き合ってくれるママが多いので、子どもの小さな変化を一緒に喜んでくれるのはありがたいですね」葉山先生「気にかかることがあったとき、きちんと伝えてくれるママが増えたように感じています。それはとてもありがたいことなので、どんどん伝えてほしいと思っています。ただ、要望に応えるかどうかは、子どものためになるかどうかで判断するようにしています。たとえ保護者の希望でも、子どものためにならないことは、勇気を持って「NO」と言うことも必要だと思うのです」実川先生「以前あるママから「〝失敗〟という表現を使わないでほしい」と言われたことがあります。園としては、失敗から成功体験へ導くことが大切なので、決してマイナスな意味で使ったわけではなかったのですが…」葉山先生「子どもやママにとって本当にいいのか・必要なのかを吟味することが難しいのかな?と感じることはありますね。SNSなどで得た情報が保護者間で「これはいいらしい」と広まり、検討する前にどんどんみんながそれに続いてしまう。「いいらしい」が連鎖することは少し心配だな…と思います」共に成長を喜べたときが先生になって良かった!と思う瞬間園生活では、ママとの関わりがたくさんありますが、うれしかったことは何でしょう?実川先生「やはり、子どもの成長を喜び合えたときですね。例えば、「うちの子はスキップができなくて」という悩みをママから受けたとして、園でさまざまなやり方を試して、成功したとします。そのことを一緒に感動して共感し合えたときなどは、この仕事をやっていて良かった!と心から思います」花井先生「「子どものペースで、できるようになるのを信じて待ちましょう」とママと見守っていたことができるようになったとき、一緒に喜び合えるのは本当にうれしいですよね」葉山先生「私の園では、卒園児のママたちが在園児ママに向けてその後の生活について話してくれる会があるのですが、なんと卒園児が高校生くらいのママも参加してくれるんです。だから在園児のママは、小学生~高校生の様子もイメージすることができる。本当に感謝しています」トラブルは成長の好機、子どものペースでの解決を待って逆に、これはちょっと困るな、と思うことはありますか?葉山先生「子ども同士のトラブルへの対応でしょうか。ほとんどの保護者は協力的ですが、中には「うちの子は悪くないから、周りをどうにかしてほしい」というママも。そういったケースの場合、わが子の話だけをうのみにしていることが多いのですが、自分の子ども時代を振り返ってみてください。子どもは自分の悪いことを親には言いたがらないもの。それだけで判断するのは待ってほしいです」実川先生「生まれて3~6年しかたっていないのだから、トラブルはあって当然。それを子ども同士で解決することが、成長へとつながります。そして、成長には時間が必要です。最近の保護者はすぐに結果を出したがることが多いように感じます。子どもの力を信じて、ぜひ見守ってほしいです」花井先生「トラブルがあったときに、わが子の悲しみや怒りを受け止めて「イヤだったね」と共感することは大切。でもその後に「もう〇〇くんとは遊んじゃダメ」など、親の価値観を伝えることはできれば避けてほしいです。ママの発言は子どもにとって大きな影響を与えます。子ども自身は思っていなかったことでもママに言われると従ってしまうので、子どもがどうしたいか、を大切にしてあげてほしいですね」実川先生「子どもからイヤなことがあったと言われたら、園に伝えてもらいたいです。先生同士で共有して、きちんと対応します!」ママとは違う立場で、でもママと同じように子どもたちを大切に思い、その成長に一喜一憂していてくれる先生達。〝子どもが生き生きできる〟ことを第一に考え、お互いにとってより良い関係を築いていきたいですね。■座談会に参加してくれたのは花井先生(仮名):300人規模の幼稚園に勤務。教諭歴13年目。学年主任葉山先生(仮名):270人規模の幼稚園に勤務。教諭歴20年目。主任実川先生(仮名):120人規模の幼稚園に勤務。教諭歴24年目。副園長これはどうして?ママの疑問に先生が答えますQ.行事に結果を求めすぎて、厳しすぎると感じることがあります。もっと伸び伸び、楽しい時間を過ごさせてあげたいのですが…A.子どもの主体性を大切にする園、集団でやり遂げることの達成感を味わわせてあげたい園など、園によって方針はさまざま。中には厳しいと感じる保護者もいるかもしれませんね。ただ、先生たちも意味なく厳しくしているわけではなく、根本にあるのは〝子どもたちが楽しんでいるか〟という気持ちです。子どもが生き生きとチャレンジしているのならば、見守ってあげてほしいです。その上で、もし子どもの隠れた本音に気付いたのならば、まずは先生に伝えてみて。Q.「ダメ」などの強い否定の言葉掛けや、「早くしなさい」とむやみに子どもを急かすのはやめてほしいですA.最初から「早くしなさい」と急かすことはなるべく言わず、子どもに予定が見えるよう段階を踏んで進めるなど、先生たちも工夫をしていると思います。ママが見たその瞬間は「早く!」と言っているかもしれませんが、もしかしたらそれ以前に働きかけている可能性もあるので、気になったときは先生に事情を聞いてみてはいかがでしょうか。「ダメ」も同様ですが、どうしてもいけない行為(噛みつきやひっかきなどの危険な行為)の場合は、回りくどく説明しても特に小さい子には伝わりづらく、危ないケースもあるので、短く強めに使うことはあるかもしれません。Q.子ども同士のトラブルがあったとき、前後の事情を聞かずに頭ごなしに叱っているように思うことがありますA.本当にそのようなことがあった場合は、叱った先生・叱られた子どもたちなど、関係者にまずは話を聞き、その上で園から保護者に報告をしていると思います。ただ、そのトラブルが命に関わるようなことの場合は、頭ごなしに叱る可能性は否定できません。もちろん、その後で子どもに事情は聞きますが、まずその行為をやめさせることが大切なので、そこは理解してもらいたいところです。ママたちは園での様子を一日中観察しているわけではないので、どうしてもその場面を断片的に切り取って判断することが多いと思いますが、その断片の前後にも事情があるのかも…と少し想像してもらえるとありがたいです。私たち、こんなふうに思っています【園のホンネ】■うれしかったこと●卒園後の子ども達の様子を報告してくださったり、卒園児が保護者として園に戻ってきて、積極的に行事に参加してくれるなど、園を離れた後も縁をつないでいてくれることはうれしいですね●園のことを理解し、「先生がいて安心です」「ずっと辞めないでくださいね」と言ってもらえたときは、先生になって良かったと思いました●子どものことで相談を受け、それが幼稚園で成功したときに、一緒に感動して「子育ては一人じゃない」と共感してくれたとき●ねぎらいや「ありがとう」という感謝の言葉・手紙をもらったこと■悲しかったこと・困ったこと●トイレトレーニングや箸の使い方、あいさつなど、園に“任せる”のではなく、家庭と園で協力して取り組むことだと理解してほしいです●緊急時に電話がつながらなかったとき●手紙を読んでもらえなかったり、提出物の期限を守ってもらえないときは少々困ります…●お迎えの後、子どもから目を離しておしゃべりに夢中になっているママたちがいます。危険なので安全な場所に移動してからにしてほしいです私たち、こんなふうに思っています【ママの気持ち】■うれしかったこと●子どものことで「気にしすぎかも…」と相談できずにいると、先生から「気になることがあったら何でも言ってください。いつでも待ってます!」と言われたとき。先生の懐の広さを感じた●子どもの成長に合わせた対応をして、成功体験を味わわせてくれた。おかげで子どもも私も自信がつきました●ささいなことでも小まめに報告してくれること。きちんと見ていただけているのだと安心します●「お母さん、頑張りすぎないようにね」と気遣ってもらったときは涙が出ました●先生の手を焼かせることが何度かあったので「いつもすみません」と謝ったら、「大丈夫、毎日楽しいですよ」と言ってくれました■悲しかったこと・困ったこと●以前伝えたことを忘れられて、同じことを何度も確認されました。たくさんの園児・保護者がいるので仕方ないのかな…●毎日ダメ出しが続いたときは、くじけそうになりました●けがをしたことについて、何の報告も説明もなかったとき●子どもの名前を間違えて呼ばれたときは悲しかったです●「他の子はできることが、息子さんはできていないことが多くて」と比べるように言われたときは嫌な気持ちになりました一緒に育ててくれて、ありがとう!ママの気持ち、伝えます●子どもがやりたいことを引き出してあげてほしい●笑顔で子どもに接してくれるとうれしいです●先生が明るく楽しく保育してくれていることが一番!●安全確保は徹底してもらいたい●先生も休みをしっかり取って、人間らしく過ごしてほしいと思っています●定期的に子どもの様子を教えてくれたり、親の不安や疑問を聞いてくれるとうれしい●子どもの個性を大事にしてほしいですイラスト/柴田ケイコ
2019年11月12日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌