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次男が生まれたばかりのころ、よく泣く子でいつも抱っこをしていた記憶があります。夜はなかなか眠れなくて産後わたしはずっと激しい寝不足の毎日でした。そんなときに起きた衝撃の出来事を紹介します。 やばい、やばい、やばい! 産後の寝不足と過労によって(だと思いますが……)めちゃくちゃ怖い金縛りを体験しました。たぶん今まで経験した金縛りの中で最恐でした……。夢か現実かわからなくて、無数の手が私をひっぱろうとしてくるし、足をつかまれる感じもしました。リビングにいないはずの夫がリビングで座っている幻覚も怖かったです。 夫はこの件で、私のメンタルがやばいことに気づいてくれました。(気づくの遅いよ! 笑)産後や育児中は寝不足や疲れがたまっていくので、なかなか休めないけれど、まわりに甘えて休息をとるのは大事だと思った出来事でした。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2022年08月26日産後間もなく初めての育児が始まり、睡眠時間も自分の時間もとれずに身も心もボロボロな毎日を送っていた私。そんなときに、近所に住む女性からの何気ない言動を重く受け止めてしまい、ナーバスになっていたころのエピソードをお話しします。 ボロボロな私に対して初めての出産を経て、ほぼワンオペでの育児が始まりました。しかし育児ストレスからか食欲もあまりわかず、息子が生後3カ月のころには私の体重は産前に比べ5キロ以上減少。さらに息子は夜泣きがひどく、夜中何度も起きていたため、そのころの私は常に寝不足でボロボロな状態。 そんなある日、息子を連れて近所を散歩していると近所に住む高齢女性に会いました。私があいさつすると、ギョッとして「えっ? 〇〇(私)さんなの!? 何でそんなにやつれてるの?? やだ〜、母乳あげすぎなんじゃない!?」と言われたのです。 できればあまり会いたくない……その場ではアハハと受け流したのですが、家に帰ってから「子どものために頑張っているのに、私だって好きでこんなにやつれているんじゃないのに……」と、ひとりで泣きながら悔しい思いをしたことをよく覚えています。 その後も、その女性と近所で会うたびに、私の姿を上から下まで見ては「うわぁ〜、また痩せたんじゃない?」と引き気味に言われました。正直あまり会いたくなかったのですが、ご近所さんなのでなかなかそうもいかず、バッタリ会ってしまった際には、あまり会話をしないようにやり過ごしていました。 息子の成長とともに変化がやがて息子が1歳半になり、断乳を開始すると夜中起きることも減ってきて、睡眠時間が確保できたことで私の体調もだんだん良くなっていきました。ある日、いつものように息子と近所を散歩していると、例の女性と遭遇。 また何か言われるかなと少し身構えていましたが、「あら〜! 〇〇(息子)くん、あんよがじょうずになったわねぇ〜! ママも元気そうでよかったわ!」と明るく言われ、私は体調が安定してきたこともあり、素直に「ありがとうございます」と言えるようになっていました。 息子が5歳になった今では、あのご近所の方は悪意があって言っていたのではなく、ただ心配して、親切心から言ってくれたのかな? と思えるようになりました。ですがもし今後、私が逆の立場になったら、産後間もない女性に対しては、もっと気持ちに寄り添って接したいな……と思います。 作画/キヨ著者:小野 美穂6歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年08月18日私が住む地域では、産後ドゥーラの助成制度が充実しています。ママ友に教えてもらい頼んでみることにしましたが、少し想像と違いました……。しかし、せっかくなら娘にも私にもプラスになるように利用したいと思い、私なりに工夫してみたことをご紹介します。とても良いよ!と聞いていたけど…仲の良いママ友に、「産後ドゥーラさん、頼んでる? うちは週1回来てもらっていて、とっても助かってるよ!」と教えてもらいました。「産後ドゥーラ」とは、自宅に来て家事や育児をサポートしてくれる、産前産後の母子専門の支援員のこと。自治体によっては産後ドゥーラの利用助成制度があります。 さっそく産後ドゥーラ協会ホームページで条件の合う人を探してみたもののなかなか見つからず、2カ月後からであれば定期サポートに来てくれるという方をやっと見つけました。実際に来ていただいた方はとても穏やかな雰囲気でした。生後8カ月の娘の離乳食と上の2歳の息子の幼児食、親も食べられる作りおき料理をドゥーラさんにお願いしました。 出来上がった料理はとてもおいしそう! ……ですが、ドゥーラさんの帰ったあとのキッチンはコンロの周りに油や料理が飛び跳ねたまま。シンク周りも水だらけでした。そして実際に料理を食べると、息子のものは塩分や味付けをかなり控えてもらうようお願いしましたが、大人の私でも十分と感じる濃い味付け。大人はおいしく食べられましたが、息子は口に合わなかったのかあまり食べませんでした。 今後の対応に悩んだ結果2回目にドゥーラさんに来ていただいたとき、息子の料理の味付けを薄くしてほしいと再度お願いしました。そしてやんわり、「自分が料理したあと汚れちゃうのが気になって」と、キッチンが汚いと気になることを伝えました。しかし結果は、やはり味付けは息子には濃いまま、キッチンも汚れています……。 ドゥーラさんの人柄は本当にやさしく和やかな方で、私の話も聞いてくれ、子育ての悩みにも答えてくれるとても良い人! ただ、わが家には合わないのか……息子が食べないのももったいないし、ドゥーラさんが帰ったあとに掃除をするのもストレスを感じてしまう。 そう考えていたとき、最初にドゥーラさんが来たときの自己紹介で「ドゥーラには育児ドゥーラと料理ドゥーラがいて、前者は子どもと遊ぶのが得意、後者は料理が得意なドゥーラで、私は育児ドゥーラです」と言っていたことを思い出しました。 娘も笑顔!私もストレスフリー!!子どもと遊ぶのが得意なドゥーラさんであれば、娘と遊んでいてもらいその間に私が料理や家事をしよう! それが私が考えた結論でした。子どもが生まれる前は週末に平日分の夕食やお弁当の作り置きをしていて、もとから料理が好きな私は料理をすること自体がストレス発散でした。 また娘はドゥーラさんと遊んでもらうと本当に楽しそう! ドゥーラさんも本領発揮といった感じで、幼い娘に合わせて絵本を読んだりおもちゃを出したりと、赤ちゃんが好きなのが行動や言葉からとても伝わってきました。こうして娘も私もとても良い形で毎週サポートに来てもらう時間を過ごすことができました。 助成制度があるのは1歳の誕生日前日までで、最終日に誕生日プレゼントまでいただき本当に娘のことを考えてくれていたのが伝わってきました。最初はどうなるかと思ったドゥーラの利用でしたが、思い返すと0歳という小さい子どもがいるタイミングでのサポートは本当に助かりました。周りのママ友にも産後ドゥーラの利用をすすめています。 監修/助産師REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。
2022年08月15日飲食業の仕事を始めて4カ月が過ぎたころ。新型コロナウイルス感染症にかかってしまいました。体調は安定していて、ひとり暮らしだったため自宅療養をしていましたが、おなかの痛みを感じるように。生理前に感じる症状でもあり、ちょうど生理前だったこともあって、「いつもの症状か……」と思っていたのですが……。 その後、彼に連絡をしてレディースクリニックに行き、きちんと検査をして妊娠3カ月とわかりました。 もともと彼との結婚を控えていて、子どものことを考えていたタイミングではありましたが、まさか新型コロナウイルスに感染したタイミングで妊娠していたなんてと驚きました。 その後の妊娠の経過は特に問題なく良好で、無事に元気な男の子を出産できました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/とみたぷぅさん作画/ちゃこ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年08月14日登場人物■しろぺんき:薄顔のアラサー新米ママ。娘のことで毎日頭がいっぱい。毎日育児絵日記更新中。■パパ:家族を愛し家族に愛される男。ナイトキャップをかぶらないと翌朝とんでもない寝癖がつく。■つばめちゃん:2021年11月生まれの女の子。そのかわいいお顔と仕草で両親を虜にしている。スーパーダーリン編集後記妊娠中や産後のママは身体の変化が大きく気持ちも不安定になりやすいものです。そんなときに、そばで支えてくれる存在は頼もしいですよね。しろぺんきさんのパパは妊娠中も産後も積極的にサポートしてくれるそうですよ。そんなスーパーダーリンのパパですが、まさかのダメンズだったことが発覚!表情もなんだか現在と違って見えますね(笑)そしてタイトルにある「人間偏差値3」という衝撃の文字。しろぺんきさんによると「一般的な生活能力に不足し、他人を思いやれない大人」とのことで、かなり低めの評価だったようです。そんな気になるパパのダメンズっぷりは次回のエピソードで詳しくご紹介します。超ダメンズだったパパがどうやってスーパーダーリンへと変身していくのか、今後の配信を楽しみにお待ちくださいね。ままのて編集部しろぺんきさんの過去の作品はこちら↓しろぺんきさんのInstagramアカウントはこちらから↓ままのて公式アカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!
2022年08月12日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、助産師からお願いしたい、産後のパパの任務についてお話しています。育休を取る場合のコツ、何をすればいいのかなど詳しく解説!核家族化が進み、高齢出産も増えている中、祖父母世代も高齢となり出産後も里帰りなど親のサポートを受けるのが難しくなっているケースもあります。ママ1人に育児の負担が集中しないように、パパが一緒に育児をしていくことが必要です。妊娠中に準備していくことが大切ですが、産後の体調や状況に合わせて修正していく必要もあります。今回は、助産師からお願いしたいパパにしてほしいことについてお話しします。パパはこの記事を産後生活の参考に、またママはこの記事をパパと産後生活の相談をする際の参考にしてみてください。 育児休業を取得するパパの場合2020年、小泉大臣が産後3カ月の間に、2週間分の育児休業をとるということで話題になりました。「育休を取得したい」と希望しながらも、実際は様々な要因で取得するのは難しいこともあります。現在の男性育休取得率は6年連続で上昇しているものの6.16%にとどまっているというデータがあります。基本的には、育休は「子どもの1歳の誕生日の前日」までの期間に取得可能です。出産の予定日はあくまで予定であって、開始日が事前に確定できず、出産してから育休開始になります。しかし、1人目の出産の場合、入院中から育休を取る必要はなく、家での生活が始まる退院の日以降で育休を取るのがベストかと思います。里帰りしている場合は、自宅に戻るタイミングで育休を取るのもよいでしょう。 ママのサポートとしては、育児や体調の回復に集中できるように、パパは食事や洗濯などの家事を中心にするとよいかと思います。赤ちゃんのお世話は、沐浴やおむつ交換、ミルクや搾乳を哺乳瓶であげるのを代わったり、授乳後の寝かしつけや抱っこを代わったりするとママもラクになると思いますよ。食事を作るのが得意でないパパは、簡単に食べられるものを調達したり、食事の宅配サービスなどを活用するのもよいかと思います。 中には、ママが動いてくれるので普通の休みのようにゆっくり過ごしているパパがいます。元気なように見えても、産後は動き過ぎないようにママをサポートしてあげましょう。 妊娠中に決めて、産後に確認・修正しておく余裕がある妊娠中に育児や家事を細かい項目に分けて、どのように分担していくか話し合っておきましょう。 例えば、「食事」にしても・食材を買ってくる・食事を作る・配膳する・片付けるという項目に分けることができます。 産後の体調はその時にならないと分からず、初めての出産だとさらにイメージはつきにくいものです。退院前にもう1度見直して、その後も定期的に見直していくようにしましょう。体調の回復などに合わせて追加・修正していくようにしましょう。 そして、「わかってくれるだろう」「気付いてほしい」と女性は思いがちです。パパが何かしてあげたいけど何をしてあげたらいいかわからない場合は、「何をしてほしいか言ってほしい」と素直に伝えてみましょう。 また、この記事を読んでいるママさん。自分でもパパにしてほしいことをいつも伝えられるとは限らないと思います。ですので、事前に「何をしたらいいかわからないときは、『何をしてほしいか教えて』と言ってね」とパパに伝えておくとよいですね。 上の子がいる場合にパパにしてほしいこと赤ちゃんのお世話はママで、上の子のお世話はパパになりがちです。しかし、お兄ちゃん・お姉ちゃんも赤ちゃんがやってきて、ママをとられてしまったような寂しさもあり、ママに甘えたい気持ちでいっぱいです。授乳や抱っこが落ち着いたら、ママとお兄ちゃん・お姉ちゃんが一緒に過ごせるように、甘えられるように、赤ちゃんのお世話を代わってあげるようにしてみてくださいね。 産後のサポートは家事や育児を一緒にすることだけではありません。産後は、ホルモン変化から孤独を感じやすいといわれています。ママの話を聞いたり、体を労ったり、赤ちゃんの成長を一緒に見守ったり、毎日のママの頑張りを労うことも大切です。どうしてもパパは「手伝う」というサブ的な立場になりやすいのですが、一緒に育児をすることで主体的な立場で育児に取り組めるとよいですね。 <参考>厚生労働省ホームページ「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年08月09日赤ちゃんとのおでかけには欠かせないおむつポーチ。替え用の紙おむつ数枚とおしりふきは必ず入っていると思いますが、ほかにもこんなものを入れておくと便利なんです! 私がおむつポーチに入れている便利グッズを3つご紹介します。1.おむつ替え用のシート友達や親戚の家などでのおむつ替えをする際、万が一、床を汚してしまったら大変。それに、デパートなどの公共のおむつ交換台に直接赤ちゃんのおしりをつけるのはちょっと抵抗が……という方もいるのではないでしょうか。そんなときは、おむつ替え用のシートを用意しておくと安心です。 市販のおむつ替えシートはデザインやカラーもいろいろ! 防水加工などがされた便利なものもあります。また、100円ショップのビニール風呂敷で代用するという手も。かさばりにくく、処分も手軽でおすすめです。 2.使用済みおむつ入れ使用済みのおむつを捨てるごみ箱がなかったときのため、ビニール袋もあったほうがいいですね。お洋服まで漏れてしまったときのことを考えて、汚れたお洋服を入れられる大きめサイズのビニール袋を用意しておくのがおすすめです。 電車移動などで臭い漏れが気になる場合、市販の消臭機能付きポーチを使えばさらに安心です。 3.ママ用の生理用品産後の外出は赤ちゃん用のグッズがいろいろと必要なため、荷物もかさばりやすく、ママ用のグッズは最小限になりがちです。また、妊娠してからは生理用品を用意しておく習慣がなくなってしまったという方もいるのではないでしょうか。 でも、産後の生理がある日突然再開することも。予期せぬタイミングで慌てないためにも、いつも持ち歩くおむつポーチの中にママ用の生理用品を1〜2個入れておくと安心です。 産後、夫の実家を訪れたとき、「おむつ替えのときはこれを敷いてね! 」と古新聞を渡されました。訪問先の方に気をつかわせないためにも、最低限の替えのおむつなどのほかにシートなどのグッズも必要だなと気付かされた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子著者:奥田美紀2児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月08日2児の母である、さきさんは2人目の子どもを出産後、PMS(月経前症候群)に悩まされていました。その症状は、日常生活に支障が出るほどで……。しかし、さきさんはこのPMSを「やっつける」のではなく「向き合っていく」ことを決意!2人目の子どもを出産後、生理前の症状がひどくなったというさきさん。自分でも驚くほどのイライラに「このままではいけない」と思い、さきさんは「あること」を実践してみることに——!? しんどすぎる症状で 2人目の子どもを出産後、生理前の症状が悪化したというさきさん。はじめは「産後の不調」はこんなものなのかなと思っていたのですが、あまりにひどいイライラ症状に次第に不安を感じるように。「このままではいけない」と思ったさきさんは、毎日の調子をカレンダーに記録してみることにしました。すると、黄体期が地獄のようにつらいことがわかって……。この時期に、家族への当たりが強くなってしまったり、周囲の環境に対してもイライラが募ったりしていたのです。自分の気持ちだけではどうにもできないレベルのイライラ、とてもつらいですよね。監修/助産師REIKO さきさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター さき2歳差姉弟の母。育児漫画や、自身の体験談をInstagramで更新中。
2022年08月08日第一子を妊娠し、初めての出産後に私が後悔したことがありました。その1つが、「断捨離」です。産前にしっかり身の回りの物を整理しておくべきだった……と、学んだ経験をお伝えします。 出産前、甘かった私の考え妊娠時、わが家は1LDKの賃貸マンションに住んでいて決して広いとはいえない間取りでした。産後すぐは子どもの部屋も必要ないし、経済的にもマイホームの購入はまだ早いと考えていました。 出産準備においても、ミニマリストへの憧れから買う物は必要最低限に抑え、どうしても必要なら買い足そうと思っていたのです。夫婦2人の物もさほど多くなく、リビングが子どもの部屋になるくらいだから大丈夫なはず、と想像しました。まさかこんな考えが覆されるとは知る由もなく……。 藁にもすがる思いで……いざ育児が始まってみると、初めての子育ては想像以上にてんやわんやとなりました。右も左もわからず、困ったことはネットに頼り情報収集。ママたちの体験談を見れば見るほど足りない物・欲しい物・あったら助かる物が湧いて出てきて、買い足してしまうのです。 出産前は必要ないと思っていた物も、子どもと私がお互いにラクになるならとついポチッ。さらに出産祝いもいただき、産後増えた物はおもちゃ、バウンサー、家電などなど数知れず。子育てがぐんと快適にはなったものの、部屋自体の収納スペースが少ないため収納ボックスを購入して応急処置をすることにしました。結果、部屋がとんでもなく狭くなってしまったのです。 引っ越さないと無理?!そんなわけでミニマリストとは程遠い生活となったわが家は、急きょ引っ越しを決意。3LDKで一部屋を子ども部屋と想定し、広めのリビングの家に決定しました。 大急ぎで引っ越し準備を進める中で、邪魔になっていた物に気づきました。それは妊娠前に着ていた洋服などです。子育てで自分の時間もろくに取れない環境でおしゃれを楽しむ余裕は私にはなくなっていたからです。 子どもが生まれた当時は初めてのことばかりでうまくいかないことも多く、余裕も自信もなくしてしまっていたと思います。私は便利なグッズに頼ることで時間も心もゆとりができることは確かだと感じたので、出産前に身の回りの物を整理をしておけばよかったと後悔しています。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山崎 飛鳥3歳女の子のママ。芸術系大学に在学中の学生主婦。「芸大生で学生ママ」ならではのリアルな体験を執筆中。
2022年08月03日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。長男がまだ生後3カ月のころ、ベビールームで見知らぬママに怒られたことがありました。ショックでしばらく外に出られないほど落ち込んだ体験談を紹介します。初めてのベビールーム長男が生まれ、3カ月の里帰りも終わり自宅に帰ったころです。自宅近くの駅ビルに長男と買い物に行きました。途中で長男がぐずってしまい、授乳室のあるベビールームに行くことに。ベビールームは初めてだったので、少し緊張していました。 入ると、すでに他のママとママの子どもと思われる子が3人遊んでいました。私は会釈後にそのまま奥にある授乳室に行き、長男の授乳を終わらせました。しかし授乳室から出ると、突然そのママが怒りだしたのです! 「あいさつしてから入るように! 」と怒られる「ここには『こんにちは! 』とあいさつしてから入るように! 」と突然言われ、びっくり。そのママは「親のくせに、あいさつもできないなんて子どもがかわいそうだね! 」と言い放つと、子どもたちを連れてベビールームを出て行ったのです。今思えば、ベビールームは共有スペースなので、もしかするとそのママは会釈だけではなく声掛けをしてから入ってほしかったのかもしれません。 また、注意された際も謝らずに、つい無言になってしまったことも印象が悪かったのかもしれません。ただ、当時はこのできごとが本当にショックで眠れませんでした。特に「子どもがかわいそう」という言葉は、今思い出しても悲しくなります。 外出が怖い…またあのママに会うかもしれないと思うと、外出ができなくなりました。特に相手は3人のママだったこともあり、「きっと私が悪かったんだ……」とクヨクヨ悩む日々。しかし、夫や先輩ママに相談しているうちに、自分の中で何とか消化することができました。もしかしたら、怒り出したママは育児に疲れて少しイライラしていたのかもしれません。 また、私が入ったときに子どもたちがテーブルやおむつ台に乗って遊んでいたので、少しバツが悪かったのかな、私も素直に「すみません。次から気を付けます」とにこやかに答えればよかったかな……とも思いました。当時、産後間もなかったこともあり、精神的に参っていたことも落ち込んだ原因かもしれません。 結局、そのママとはその後、一度も会うことはありませんでした。この経験を踏まえ、次男出産時は「出産後は落ち込みやすいけど、産後だから仕方ない」と思い、あまりクヨクヨ悩まないように心がけることができました。しかし、知らないママに突然怒られた出来事は、今思い出してもなかなか衝撃的な体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年08月02日私が産後1番困ったのは、義母からの「家にお手伝いに行こうか?」という言葉。義母にとってはお手伝いのつもりでも、家にこられる側としては家事の手も抜けず逆に負担に感じていました。でも、義母としては「よかれ」と思ってのこと。それをマイナスに捉えたくないと思った私は、自分の負担を軽減しつつ義母の顔を立てるWin-Winの方法を探しました!※コロナ禍前の体験談です。 産後、急に始まった「お手伝い」私と義母は、今までお盆やお正月などのイベントや何か用事があるときに会うくらいの間柄。同じ市内に住んでいますが、1~2カ月会う予定がないなんてことはザラでした。そんな義母との関係が変わったのが産後。退院後、自宅にきた際に月1~2回のお手伝いを提案してきたのです。 私は、その場では「助かります~! 」と喜んではみせたものの、頭の中は「急に月1以上会わないといけなくなるなんて……」とプチパニックになってしまいました。 まずは「子どもと遊んで」と伝えてみるせっかくの義母のお手伝いですが、今までの関係が希薄すぎて掃除も洗濯も頼みづらく、何をお願いすればいいのか正直わかりません。さんざん迷ったあげく、家事をさぼっているのがバレないように義母に「子どもと遊んでもらえるとうれしい」と伝えてみました。 もちろん、「わざわざきてもらっておいて家事をしてもらうのは悪いな」という気持ちもあっての提案だったのですが、それはかえって義母を傷つけてしまったようで……。結局、一緒に遊んではもらえましたが、少し浮かない顔で帰っていく義母にちょっと胸が痛みました。 「簡単な家事」を手伝ってもらう寂しそうに帰っていった義母の姿が頭から離れなかった私は、夫に相談しましたが「面倒をみるのが好きな人だから何でも手伝ってもらったら?」と言われてしまい……。何でもって言われても、せっかく来てもらう義母に重労働をしてもらうのは気乗りしなかった私は、結局、じゅうたんのコロコロやお皿洗いなど義母の肉体的に負担の少ないお手伝いをお願いすることにしました。 でも「いつもこんなに汚いのかしら? 」なんて思われるのが嫌で、義母のお手伝いのために前もって掃除をするという手間が増えてしまい……。私は「何のためのお手伝いなのだろう? 」と疑問に思うようになりました。 最強! 「夫と子どもと一緒におでかけ」掃除が苦手な身としては、「なんとか義母に外でしてもらえるお手伝いを」といつも考えていました。そんなとき、ふと義母・夫・子どもと3人でおでかけしてもらうことを思いつきました。おでかけなら家の中は多少荒れていても大丈夫ですし、買い物などの用事を組みこめば義母の顔も立てられます。 しかも、ゴロゴロしている夫もいなくなるので、イラッとがまとめて解消できます。結果は大成功。帰ってきた義母は疲れて見えたものの充実している感じで、昼寝明けの頭で「お願いしてよかった」と、ぼんやりと思いました。 「一緒におでかけ」は、結局2回に1回くらいの頻度でお願いするようになりました。毎回になってしまうとさすがに義母もつらそうなので、お手伝いの半分は家で私も一緒に頑張ろうかと思っています。「してほしいことははっきり言ってもらったほうが助かる」というのは義母の言葉。その言葉を鵜呑みにするわけにはいきませんが、うまく伝えていけられれば義母の気持ちともうまく付き合えるような気がしています。 著者:谷口 ともみ6歳のわんぱく男児、1歳の泣き虫女児を育てているワンオペママ。広告代理店での勤務経験や出産・育児経験、趣味(旅行、アロマテラピー、アウトドア等)を生かしてライターとして活動中。
2022年08月02日東京都は2022年6月29日に育休取得応援サミットを開催し、「育休」の愛称を「育業」とすると発表しました。「育休」には「休む」という漢字があるのでイメージを変えるためとのこと。一般の方に募集をかけ8800件を超える応募から選考委員によって選ばれたのが「育業」でした。「育業」にはどんな期待が込められているのでしょうか。これからどのように変わっていくのでしょうか……? 育休応援サミットの内容を詳しくみていきます。 なぜ「育業」に? 愛称変更の狙いとは?小池都知事は、「育休」の愛称変更の狙いのひとつにマインドチェンジがあると説明しました。「『育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組む』とマインドをチェンジしたい。女性だけでなく男性にも、職場の業務と同じように育業してほしい」 これは「業」には「努力して成し遂げること」という意味があるからだそうです。育児はお休みではなく育「業」なので、育児のために仕事を休むという意味ではなく、育児という仕事に取り組む期間であるとマインドチェンジし、希望者みんなが育業できる社会を目指すとしています。具体的には、育児休業の取得率が低い男性について、東京都は2030年までに取得率90%を目指すと説明しました。 ちなみに、「育業」は多くの方から応募があった愛称とのこと。応募者の想いは、「出産したあとの子育ては業務を上回る尊い仕事。休業というネーミングで申請することにモヤモヤしていました」「私は2児の父ですが、私の勤める企業では男性の育休が浸透していません。男性が育休を取得しやすくなればと、微力ながら応募しました」などさまざま。またほかに今回候補に挙がった愛称には、「育児シフト」、「育児出向」、「育児留学」、「子育てワーク」、「はぐくミッション」、「はぐくみらい期間」などがあったそうです。 サミットに参加した著名人たちは…子どもとの接し方がわからないお父さんたち4人の子どもの父親でもある杉浦太陽さんは、父親の中には、子どもが大きくなったら子どもとどう接していいかわからない、家族の中の自分の立ち位置とは……と悩んでいる方がいると言いました。そして、父親が産後に育児休業を取ることが、そのような問題回避につながるのではないかと述べています。 「産後すぐに父親が育児休業をとることで、父親も育児の基礎を学べます。また家事も覚えますし、夫婦2人で料理や掃除を一緒にしていると、子どもたちのことを夫婦で会話する機会が日常生活の中で自然と出てきます。父親が家庭の事情を把握することはとても大切。また、子どもとのコミュニケーションがとれて、夫婦の絆も深まる……」 杉浦さんは、このように話し、これまでの育休中に、自分の立ち位置、役割も見つけていったと経験談を語りました。こういったことから、男性も育休をとった方がいいと強く感じているそうです。 そして愛称の変更についても深く賛同している様子。 「僕は、育休を取得したら『お休みでいいね』と言われたんです。『実際育児したことある? こんなに大変なんだよ』と思いました。だから『育業』はぴったりだと思います」 「男性こそ社会進出すべき」とは…!?サイボウズの青野社長は、3度育休を取得した体験を振り返り、仕事よりも大変だったと言いました。 「子育てが大変でびっくりしました。育休という言葉にだまされていたところがあり、普段ハードワークしてるんだから育児の方がラクだろうと思っていたんです。これが大きな勘違いで、育児は夜いきなり呼び出されますからね。どんなブラックな職場なんだってことですよね。しかも命がかかっているから疲れても次の日休むということができません。はるかに普段の仕事よりも大変でした。言葉が通じないのもつらいですよね。これはひとりでやることではない、夫婦で分担して、もっと言うと社会全体でやるべきことだと感じました」 さらに、育児をすることで、社会のことがわかったと言います。それは、保育園の自治体への申請、保育園への送迎、小学校へ行くこと、PTAをすること、病院に連れていくこと……。これらを通して社会ってこうなっているんだと学ぶことが多いと感じたのだとか。 「育休をとる前は会社の経験しかなかったから、子育ては社会勉強になりました。よく”女性の社会進出”なんていうけれど、男性こそ子育てを通して社会進出しないといけないと思います」と青野社長は言いました。 男性が育休をとることは妻と子ども2人の命を守ることワーク・ライフバランス小室社長は、産後の妻の死因の1位が自殺であることを取り上げ、防止には産後すぐに妻がひとりにならないことが大切で、男女ともに育休がとりやすくなるよう「誰が休んでも仕事が回る職場にすることが重要」と訴えました。 女性は妊娠と出産でホルモンバランスが崩れ、とくに産後2週間から1カ月の間は産後うつの発症率が高くなるそうです。「赤ちゃんがかわいいと思えない」「自分はダメな母親だと思ってしまう」など、症状はさまざま。そして幼児虐待は、核家族が増えて妻がひとりで育児をするようになってから件数が伸びてしまっていると説明しました。 そこで、「実は男性が育児休業を取ることは、妻と子ども2人の命を救うことにつながるということ」だと小室社長。産後うつを回避するには、妻がまとまった7時間の睡眠時間をとること、朝日を浴びて散歩してセロトニンを増やすことなどが大切なのだそうです。これらはひとりで育児をしていたら難しいので、ぜひ男性に育休をとってもらって一緒に育児をしてほしいと言いました。 「この愛称変更を機に、誰が休んでも回る職場を作っていただきたい」と小室社長はさまざまな企業に対しても呼びかけています。 「すいません、育休とります」はもう終わりに「『すみません、結婚することになりました』『すいません、出産することになりました』『すいません、育休をとることになりました』と、結婚・出産・育児休業に『ごめんなさい』がつくうちは少子化が止まらないと思っている」と小池都知事は言いました。また、次のようにも、新しい愛称に込めた思いについて語っています。 「『育業してきます』『育業中です』と胸を張って言える社会にしたいと思っています。なぜなら子育ては未来を担う子どもたちを育てる大切で尊い仕事だから。業務と同じように、周囲や職場の協力、チームワークが育児には必要です。これからは東京が率先して『育業が常識』という日本を作りたい。新しい名称とともに男女問わず誰もが育児にしっかり取り組む社会作りを進めていきたい」 子育てがしやすくなる社会を目指し、さまざまな取り組みをしている東京都。そのひとつが今回の「育休」から「育業」への愛称変更ということでした。「育業」という愛称には、社会全体が育児の理解を深めて、誰もが育業を取得できるようになればという願いが込められているのですね。みんなで子育てを支える社会になったらとても素敵ですよね。一方、愛称の変更に、「言葉だけ変えても……」という声もあったようです。言葉だけにならないように、私たち全員が他人ごとでなく自分ごととして捉えることが大切なのかもしれません。ベビーカレンダーもみんなが「育業」をとりやすい社会になるよう、応援していきたいと思います。
2022年07月31日妊活して2年が経過し、なかなか授からず病院に通うことにしました。何度か通い、無排卵のため排卵誘発剤を飲み始めましたが、妊娠せずにまた生理がきてしまい……。落ち込んだり希望を持ったりを繰り返した私の妊活体験談をご紹介します。 2年の妊活で授からず、不妊治療へ結婚して妊活を開始し、2年が経ってもなかなか妊娠せず……。それまでは妊活をしたらすぐ子どもを授かれると思っていた私でしたが、病院に行かなきゃだめかなと思い、不妊治療をおこなっている病院を受診しました。 当時フルタイムで看護師として勤務していたため忙しく、夜勤の合間に治療を開始しました。最初は基礎体温をしっかりつけタイミング法を試しましたが、なかなか妊娠せず。その後、無排卵ということがわかり、排卵誘発剤を飲み始めました。 これで赤ちゃんが授かるかなと期待しましたが、生理がくるたびにまただめだったと悲しくなり、おいしいものを食べたりお酒を飲んだりして気を紛らわせていました。 また生理がきてしまった…と思いきやまた生理がきてしまったあと、受診すると先生が「あれっ、生理きたんだよね? まだ小さいけど袋が見えるよ。妊娠しているよ」と先生も驚き、すごくすごく小さい赤ちゃんの袋をエコーで見せてくれました。 生理がきたからまただめだったと思っていたのは着床出血だったようです。すごく驚き、すごくうれしかったのを覚えています。まさかの妊娠に涙が止まりませんでした。憧れだった赤ちゃんのエコー写真を握りしめ、夫に電話をし、2人でうれし泣きをしました。 仕事中に出血! 赤ちゃんは大丈夫なの!?その後は順調に成長し、妊娠4カ月ごろ、いざ総合病院を受診しようとしたとき、また驚くことが起こりました。手術室看護師として勤務していた私は、ガウンに清潔グローブで手術の器械を並べていたとき、経験したことのない腰の痛みを感じました。痛い……何だろうと思っていると、冷たい何かが足もとに流れている感覚がり、見てみると出血していました! 「赤ちゃんだめになっちゃったかも……!」と混乱していると、上司が受診の手続きをしてくれ、すぐ赤ちゃんを確認することができました。大量に出血していたため、赤ちゃんはだめだったんだ……と涙が止まらず混乱していたのですが、先生の「赤ちゃんの心臓動いているよ」の言葉に驚きました。 赤ちゃんも頑張っているから私もあきらめず頑張らなきゃと、数日安静と薬で乗り切りました。その後は、仕事も産前休暇まで働き、出産予定日まですくすくとトラブルなく成長してくれ、出産予定日ぴったりに生まれてきてくれました。出産時、私はベッドの柵を叩いたり、夫に文句を言ったりといろいろありましたが……結果的には安産でよかったです。 あれから9年。ワガママガールに成長した長女は、ミニバスケットボールに夢中になり頑張っています。気が強い娘なので、夫と私は「出血したとき、きっとこんなことじゃだめにならない!としがみついていたんだね」と、今では笑い話だねと妊娠したときのことを思い出しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/あんこママ著者:かよ9歳、5歳、2歳の3人育児に毎日奮闘中。以前は病院で看護師として勤務していたが、昨年退職し専業主婦をしている。現在求職中の37歳。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年07月31日実家が遠く土地勘もなし、知り合いもいない夫の地元での敷地内同居。仕事が忙しく家事をほとんどしない夫に不安がある中での妊娠~出産。何もしない夫と、自分が正義という支配型の義両親との付き合い方には頭を悩ませていました。その一方、義母は産後の訪問ボランティアをしていたこともあり、産後の不安を払拭するサポートをしてくれるのではと心強く思っていました。ですが、いざ出産すると私の淡い期待を裏切る、なんとも頼りない義母でした。マイペースな義母との暮らし退院後は赤ちゃんのリズムに合わせる生活のため、明け方にやっと寝られるということもありましたし、授乳して服がめくれたままソファで寝てしまうこともありました。わが家と義実家は、完全分離型の二世帯住宅ですが、両家を行き来できるドアで繋がっています。そのため、私たちの生活スタイルにはお構いなしに自分のペースでわが家にやってくる義母。 勝手にカーテンや窓を開けたり、室内干しの洗濯物を外に出したり……。ありがたいと思いつつも、夕方に開いたカーテンや窓を探して閉める手間、天気や時間を見ながら取り込む洗濯物、足音が聞こえると勝手にドアを開けられるのではという恐怖など、心休まらない日々。小さな物音でも起きてしまう敏感な時期だったこともあり、私の家なのに落ち着ける場所ではないように感じていきました。 期待とは裏腹に何もできない義母そんな生活が10日ほど続いたある日。孫とのふれあいの場を設けようと思い、義母に沐浴のお手伝いをしてほしいと頼みました。義母は快く引き受けてくれたので、お湯張り中のお湯に入れた温度計が38度であるかを見てもらうようお願いし、私はその間に子どもの準備をして連れて行きました。 温度を確認しようと肘を入れると、いつもより熱い! 熱いことに驚きながらも子どもを片手に抱き調整していると、義母は「温度計の数字が見えなかった」と言いました。沐浴中も、義母はせっけんやタオルを用意するなどのサポートをしてくれることはなく、ただただ「かわいいわねぇ」と眺めているのみで、最後まで手伝ってもらえませんでした。 頼りたくても頼れない日々に限界が…乳児湿疹で悩んでいた生後0カ月のとき、近くに良い病院があるか義母に尋ねましたが、わからないとのことだったので、とりあえずネットで探した一番近くの皮膚科へ。後日、義母に湿疹が治まらない話をすると、「あそこの病院の薬は効かないの」「なんであそこの病院に行ったのかと思った」と言われ、「じゃあ最初からダメな病院は教えてくれ……」と思ってしまいました。 他にも、義母にサポートしてもらおうと夜泣きがつらいと話をしても、日課の晩酌は欠かさないので夜中の一番つらい時間に見ていてもらうことができない、日中はいつもお出かけしているのでいざというときに頼れない、おむつ替えも覚えようとしないので預けるのは不安、などモヤモヤする点が多々……。私が期待しすぎてしまったのかもしれませんが、裏切られたような残念な気持ちになり、心も体も限界に近づいていきました。 夫にも助けを求めましたが、「仕事が忙しい」や「わからない・できない」ばかりで頼りにならず。1カ月健診まではなんとかワンオペで頑張り、このままの状態では私が限界を超えてしまいそうだったので、1カ月健診後すぐに実家に里帰りしました。実家では両親が子どもの対応はもちろん、私を休ませようと気づかってくれて、安心感から涙が出てきました。夫や義父母の寂しいという言葉は無視して早く帰ればよかったと思いましたし、産後1カ月間のつらさは今でも忘れられません。 著者:斎藤なおみ4歳のひとりっ子園児の母。知人のいない夫の地元で、義実家と敷地内同居をしながら子育てに励む。好きな言葉は「大丈夫」「しょうがない」。
2022年07月28日私は初潮を迎えてからずっと生理痛がひどく、数年前に月経困難症と診断を受けました。この診断を受け、治療を始める前までは、生理が始まって初日から3日目にかけては外出もままならないほど。症状の重い様子を見て当時の彼氏から、私は「ある言葉」をかけられていたのです。 生理が重かったら不妊なの?もともと生理が重かった私は、彼とのデートに生理期間が被りそうなときはキャンセルすることも多くありました。そんなとき、毎月生理痛で苦しむ私を見た彼から「そんなに生理が重いなんて、不妊なんじゃない?」という言葉が。 彼は私よりも年上で、親族がすでに子どもを出産していたことから「子どもが欲しい」という願望を強く持っていました。私も体力がある時期に子どもを産んで、子どもと全力で向き合いたいと考えてたため、私たちは結婚の時期を決め、妊活に励んでいたのです。 子どもができないのは私のせい?しかしなかなか妊娠せず、生理がくるたびに「今回も駄目か……」と肩を落とす日々。「不妊なんじゃない?」と言われてから実際に調べてみると、たしかに生理が重い人には不妊のリスクがある病気が潜んでいる事例が存在していました。 その後、彼からは毎月のように「不妊だろ」と言われるようになり、「私は不妊なんだ、子どもができないのは私のせいなんだ」と自分を追い詰めるようになってしまいました。 病院へ行くという選択肢すら考えることができないほど、私の心はボロボロになっていったのです。 病院へ行ってみると…結局、その彼氏とは妊活のことを含めいろいろと意見が合わないことが多く、別れることに。 別れたあと、婦人科へ行き、体の状態を診てもらうことにしました。その結果「月経困難症」と診断されたものの、「妊娠能力に影響はない」と言われたのです。 医師のすすめで漢方薬を飲んで様子を見ながら、生理前、生理中は生理痛が重くなると言われている食べ物を食べないようにしたり、体を冷やさないようにしたりと、対策して過ごしました。 その後、新たにお付き合いを始めた男性との間に、子どもを持つことができました。そして、妊娠・出産を経た現在は、低用量ピルを飲んで月経困難症の対策をしています。 男性にとって、「生理」を完全に理解するのは難しいかもしれません。それでも、正しい知識を知って、女性と向き合ってくれたら……と思うばかりです。 著者/乙葉えり作画/ちゃこ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年07月19日第1子である息子が生まれ、実家や夫に頼れず孤独な子育てが始まりました。低出生体重児だった息子を私がちゃんと大きく育てないとと、ひとりで頑張る毎日。しかし育児の悩みを相談する相手もおらず、私はだんだん体調を崩してしまい……。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 初めての“孤育て”息子は妊娠36週で生まれた早産児でした。出産時の体重も2,200g程度の低出生体重児で、小さい息子の姿を見て「私のせいで小さく産んでしまってごめんね……ちゃんと大きく育てなければ」と決意。 しかし、私の実家は遠方だったため頼ることはできず、夫は激務で朝早く出勤し、帰りは0時を回ることもざらだったため、「とにかく私が頑張ろう!」と家事や育児をひとりでおこなっていました。このころの私は、あまり育児用ミルクを飲まない息子に何度も授乳をし、体重を測っては「早く標準体重にさせなきゃ」と自分を追い詰める毎日でした。 誰にも悩みを打ち明けられない育児について相談する相手もあまりいなかったので、子育て広場に行ってみたりしましたが、もともと人見知りの私は他のママたちに話しかけられず、結局行かなくなりました。そして育児の悩みをネットで検索しては、「私の育児はこれで合っているんだろうか?」と不安になったり落ち込んだり……。 泣いてばかりの息子に対しどうしたらいいのかわからない、私は母親に向いていないと感じるようになり、そのころの私は食欲もわかず体重は産前に比べ5kg以上も減少していました。夫に相談しようと思いましたが、向こうが仕事を頑張っているのに私だけ弱音を吐けないと、ぐっと我慢し続けていたのです。 心療内科で診断されたのは…そして息子が1歳を過ぎたころ、ワンオペ育児によるストレスからか、私は産後うつと診断されました。泣きながら夫に、産後うつになってしまったことや、育児がつらいことを告げると、「今までつらい思いをしていたのを気づけずにごめんね。これからは俺ももっと育児するようにする」と言ってくれました。 そして夫は給料は下がってもいいからと、会社に出勤体制を変えてもらうようお願いしたのです。その後、夫に息子を見てもらっている間に私はとにかく寝たり、自分だけの時間を作るようにした結果、1年後にはだいぶ体調も良くなっていきました。 今では息子も5歳を過ぎ、あまり手がかからなくなったこともあり、私の体調も元通りになりました。あのときはとにかく自分で何とかしなくてはと、頑張り過ぎていたと思います。あとはもっと早く、孤育てがつらいことを夫に相談しておけばよかったな、と心から思いました。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小野 美穂5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年07月16日双子のママさんであるさくらいえまさんは、学生時代から「生理不順」に悩まされていました。ホルモン治療をしていましたが、結婚を機に止め夫と妊活をスタート。しかし、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん/PCOS)と診断され、本格的に不妊治療を始めることになりました。そして、夫と二人三脚の結果……双子を妊娠、出産! 産後の生理はどうなったのかというと? さくらいさんにとって「生理」とは… 産後、生理の感じが変わることがあるそうですが、残念ながらわたしはほとんど変わらずでした……。 本当にしつこい生理不順です……。 ◇◇◇ さくらいさんの生理不順は産後も続くことになりました。医師に相談のうえ、産後もホルモン治療をしていましたが、「あること」を医師に投げかけてみることに。 「3人目の子どもは望まないのなら、あえて薬を飲んで生理を起こさせる必要はないのでは?」 こういった不安や疑問を抱いたとき、いつでも相談できるかかりつけ医がいると安心ですね。 監修/助産師REIKO さくらいえまさんのマンガは、このほかにもInstagramやTwitterで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター さくらい えま3歳の双子(アニくんオトくん)を育てながら漫画を描いてます。
2022年07月12日私は1人目の子を3,900g、2人目は4,030gで出産しました。2人とも概ね妊娠34週前後から成長曲線の一番上か、もしくは抜きん出たようなグラフになっており、出産に恐怖を感じていました。特に1人目に関しては出産準備から、すべて何もかもが初めての経験ということもあり不安が募るばかり。ここでは、2人ともビッグベビーと言われていた私が、出産に対する不安を拭うため妊娠中にどのようなことを心がけたのかお伝えします。※コロナ禍前の体験談です ネットのネガティブな情報に振り回され過ぎない私が特に大切にしていたことは、インターネットの情報に踊らされすぎないことです。もちろん、さまざまな情報を瞬時に収集できる点においては、大いに助かっている側面もあり、この時代に生まれたことをとても感謝しています。しかし、このメリットはデメリットと表裏一体で、あまりにも情報が多いことや、誰が書いたかよくわからない記事に踊らされて不安を煽られるような側面もあったのも事実。 特に私はビッグベビーだと事前に予測されていたので、「ビッグベビーは難産になりやすい」などといった不確かな情報で心を乱される時期がありました。したがって特に正期産の時期に入ってからは、難産の情報を集めるより、いかに安産で生まれてきたか、というポジティブな情報しか収集しないようにしていました。これによってネガティブにならずにお産を迎えることができたのでよかったと感じています。 外部とのネットワークを大切にする私はさまざまな事情があって、1人目・2人目ともに里帰り出産せず近所の産婦人科で出産し、そのまま自宅で赤ちゃんと過ごすことを選びました。また、実親や義親が遠方に住んでいた経緯もあって、親戚類はほぼ頼れない状況。環境的に孤独になりやすいことも心配でした。 私は書籍やWebメディアの情報から「育児は孤独にならないほうが良さそうだ」ということを学んでいましたので、出産前から市のプレママ教室に通ったり、産婦人科が主催のヨガ教室に通っていました。 そのなかで、すでにお産を経験している先輩ママもたくさんいて「私も1人目はビッグベビーだったよ」など貴重な体験談を聞くことができ、「私だけじゃないのだ」と感じて勇気をもらえたことがよかったです。そのおかげで、各教室のママたちと出会えて、そのままスムーズにママ友になれたのもラッキーでした。 自治体の情報をあらかじめ収集しておく産後は親戚に手伝いを頼めなさそうな状況でしたが、ワンオペ育児は避けたいと考えていました。また、ビッグベビーを出産予定だったので「お産がより困難になり、産後の肥立ちも回復までに時間がかかるのでは?」と予測し、できるだけ外部の業者・行政に育児や家事を頼ろうと決めたのです。しかし、民間のベビーシッターへの依頼はとても割高になりそうなので、産後のママをサポートする自治体のシッター・家事代行事業の情報収集をすることに。また、赤ちゃんと自宅でずっと2人きりということも自分の性格上キツいなと感じ、せめて子ども同伴でもリフレッシュできるように「子連れOK」の美容室や整体院なども事前に調べておきました。 お産の前に情報収集したことで、産後に慌てることなく美容院や整体院に通うことができ、精神的な安定を保てました。 大きめの赤ちゃんが生まれるということで精神的な負担や動揺があったので、出産前に、情報を集める際は不確かな内容やネガティブな記事はあえて目に入れないようにしました。SNSなどをまったく見ないようにしたことで、結果的に産後、落ち着いた気持ちで育児ができたことにつながっていると思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月12日産前産後のママ・パパと赤ちゃんをサポートする産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガは、2022年7月16日(土)14時、茨城YMCAみどりのセンター本館にて、フィンランド大使館後援の「フィンランド式産後おはなし会」を開催します(アイラブつくばまちづくり支援事業)。本イベントはオンラインでも参加可能です。世界一幸せな国フィンランドに学ぶ「対話」とは?■世界一幸せな国フィンランドに学ぶ「対話」とは?フィンランドといえば…世界一幸せな国の一つとして上位にランキングされています。また教育立国としても知られ、子育て支援が手厚い国でもあります。さらに、男女平等ランキングも上位。ウクライナ関連ニュースで目にするフィンランドのマリン首相は34歳で女性首相にもなっています。世界一幸せな国フィンランドを根幹から支えているのが、フィンランド式の「対話」にあるということをご存じでしょうか?このイベントは、子育て中のママ・パパの悩みや不安をフィンランド式ダイアログを通し、解消していきます。一人も孤育ての辛い思いをさせない社会づくり、つながることで、自分らしい子育てライフを楽しむことを、ともに応援する場所です。フィンランド式の「対話」手法を用いて、自分らしい子育てができる、安心して話せる場を作る、世界でも例のない新しい取り組みです。フィンランド大使館後援で、本格的なフィンランド式「対話」を気軽に体験できます。■産後の孤独とすれ違う夫婦主催の産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガの多田 佑実は、2018年から産前産後の支援活動をしています。その中で、産後女性が抱える「孤独」、そして夫婦間の産後の意識の「ギャップ」をどう解決すればいいか頭を悩ませていました。夫婦がお互いを大切にする想いはあるのに、産後に「対話」「コミュニケーション」が不足し、想いがすれ違い、やがて修正できないひずみに変わることも…。産後うつや産後クライシス、そして離婚、子供への虐待という形で影響がでてしまう。いまや社会問題とも言えるでしょう。ではこの状況を、どうやって解決していけばいいのでしょうか?■幸せな国フィンランドを形作る「対話の力」悩む多田が、フィンランド式ダイアログに出会ったのは、同じつくば市内で活動するりすにんぐファームの代表戸田さんのもとでした。『否定しない』『ジャッジをしない』『ありのままに受け止める』そんな場に「これだ!」と思いました。産後の女性は、毎日赤ちゃんのお世話に明け暮れて、家から一歩も出ないうちに一日が終わってしまうことも珍しくないと言います。そんな女性たちは、赤ちゃんと一緒にいながらも、社会と隔絶されたような気持になり、孤独感を抱えています。また、「いい母親でいなければ」「周りはみんなできているから、自分もできて当然」という社会からの見えないプレッシャーを感じて、大変な育児を一人で抱え込み、想いを吐き出せないでいることもあります。そんな産後のママ・パパは、不安や課題に戸惑いながらも、悩みを相談したり、モヤモヤを吐き出す場が少ないのが現状です。そこで、フィンランド式の対話手法「リフレクティング」を使うことで、より深く自分を理解しながら、気楽におしゃべりすることができると、多田は確信しました。■参加者の声そんな「フィンランド式産後おはなし会」は、2021年から開催、参加者からはうれしい声が届いています。「先輩ママさんの具体的なお話を伺ってより産後のイメージがつきました。親身になって聞いてくださって安心感がありました。」(つくば市・妊娠中女性)「言葉に出すことで自分の頭の整理ができ相手の話を聞いて気づきを得たり、刺激になりました。空間もとても落ち着いていて、最初は緊張したけれど、三回目の参加ではもうなく、安心して話すことができました」(つくば市・3か月の赤ちゃん3児ママ)「自分の思いを共感して受け止めていただいたことで、わたし頑張ってるな~!と自分を振り返ることが出来ました。」(つくば市・1か月赤ちゃん2児ママ)またご夫婦で参加された男性からは「妻以外の方の話を客観的に聞くことで、夫婦のギャップが自分の経験や知識不足から来ていると気づきました。夫婦で話すときは、何か問題が起こった時。ついカッとなってしまうことも。でも、お互い冷静なときに、第三者が適切に入って対話を進めてくれるので、安心して話ができました。」(つくば市・11か月赤ちゃん1児のパパ)夫婦は当事者同士。お互いへの想いがある分だけ、ぶつかることも多くなってしまいがち。加えて、産後は忙しく、夫婦で改めて話し合いの場を持つことが難しい場合が多いよう。「だからこそ、【フィンランド式産後おはなし会】には、すばらしい価値があるのです。参加したみんながほっとして、幸せに、子育てを頑張る仲間になれる。そんな素敵な場所なんですよ」と多田は笑顔で語ります。<事後アンケートより>・産後の不安・孤独感の解消につながったか? 100%はい・未来に希望がもてる、よくなると感じたか? 100%はい・パートナーシップがよくなると感じたか? 90%はい 10%変わらない気楽におしゃべり!■目指す世界は「ハッピーな産後」「チーム育児」~困る前につながるフィンランド式子育て支援「ネウボラ」をめざして~産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガは、困る前につながるフィンランド式子育て支援システム「ネウボラ」を日本に根差すことを目指し、社会の仕組みを変えようとしています。妊娠・出産・育児がその後の人生のハードルになるのではなく、自分らしい人生を歩むきっかけに。男女ともに、地域で、職場で、社会全体で子育てを支える「チーム育児」の仕組み作りを担えるように。コロナ禍でも一人も孤育て(孤独な子育て)の辛い想いをさせない社会づくり、自分らしい子育てを応援する場を作る活動をしています。今後はイベント参加をきっかけに参加者同士がつながるコミュニティ作り。そして必要な情報提供を行い、子育て支援・専門機関と連携して、「切れ目なく」繋げていく「つくばネウボラ」として、法人化を進めています。今後は日本全国へネウボラコミュニティを広げることを視野に入れています。「だれもが赤ちゃんを得て、幸せを感じられるように」幸せな産後を送れる日本に変わっていく体験をここで得ることができるはず。新しい日本の子育ての在り方、夫婦の在り方を見つめ直すことができそうですね。■開催概要イベント名: 世界一幸せな国・フィンランド式産後おはなし会開催日時 : 7月16日(土) 14:00~16:00 および 毎月第3土曜日会場 : 茨城YMCAみどりのセンター本館(〒305-0861 つくば市谷田部1562)もしくは オンラインZoomアクセス : つくばエクスプレス線 みどりの駅 車5分 徒歩20分参加費 : 無料(アイラブつくばまちづくり支援事業のため)参加条件 : 産前の方・0才~就学前の子育て中の方・ご夫婦のギャップを感じる方定員 : 対面8人・オンライン4人 (ご夫婦・単身・お子様連れ歓迎)*お子様がいてもご夫婦で交代でお世話しながら参加できます。*対面の場合、お子様見守りサポートがあります。主催 : 産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガ後援 : フィンランド大使館、茨城県教育委員会協力 : りすにんぐファーム、茨城YMCA助成金 : アイラブつくばまちづくり支援事業詳細 : 産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガHP 申し込み : ※7月16日(土)のみ14:00~16:00となりますが、次回以降13:30~15:30となります。<内容>7月16日(土) 14時~16時 対面・オンラインZoom以降2023年3月まで 毎月第3土曜日●プログラムStep1:事前学習(当日の流れとリフレクティング説明動画配信)Step2:テーマ設定Step3:当日参加(グループワークにて進行)*お申込みいただいた方に、事前学習の動画をお送りします。事前にご視聴いただくことで、当日の参加がスムーズになり、お子さまのお世話をしながら参加しやすくなります。*対面の場合は、お子さま見守りサポートがあります。■フィンランド式の対話手法(リフレクティング)3人1グループで、1人が3分間課題を話し、残りのメンバーは画面オフで聴きます。その後、聴き手2人がその課題について話し合い、当事者は客観的にその課題について考える時間となり、課題を受け入れるスペースが生まれやすくなる対話の仕組みです。より深く「話す」「聴く」体験をすることができます。■産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガ 概要代表者 : 代表 多田 佑実所在地 : 〒300-0815 茨城県土浦市中高津2丁目7番24号設立 : 2018年1月事業内容: パパママネウボラ事業URL : 産後TOMOサポ・ゆーみんのヨガ代表 多田 佑実 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月08日双子のママさんであるさくらいえまさん。学生時代からの悩みは「生理不順」であることでした。「いつか治るだろう」と思っていたものの、社会人になっても不順のまま。思いきって婦人科を受診してみると……。 医師から言われたのは… わたしの生理周期は相当間隔が空いている、と知ったのは20代になってから。今思うと、このときに婦人科へ行って「治療する!」と決めてよかったと思います。 ◇◇◇ 一般的な生理周期は25日~38日とされ、24日以下の場合は頻発月経(ひんぱつげっけい)、そして、さくらいさんのような39日以上の場合は稀発月経(きはつげっけい)と言います。生理周期はちょっとのストレスで早くなったり遅くなったりするもの。また、体に痛みや変化が起きるわけではないので、遅れていても、「まあ、いつかくるし大丈夫でしょ」と思ってしまいがちかもしれません。 しかし、さくらいさんが受診して医師から「ホルモンの分泌量が未熟」と言われたように、受診して初めてわかることも。 仕事や家事、育児をしていると、なかなか病院へ行きたくても行けない場合が多いかもしれません。それでも、「何か不安だな」と思うことがあれば、受診して医師に相談してみてくださいね。 また、90日以上生理がこない場合は無月経といわれ、注意が必要です。もし3カ月生理がこない……というときはすぐに婦人科の受診をおすすめします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター さくらい えま3歳の双子(アニくんオトくん)を育てながら漫画を描いてます。
2022年07月06日赤ちゃんがハイハイを始める時期を過ぎてもしないことを心配しているママやパパのために、今回は「シャフリングベビー」についてお話しします。赤ちゃんの成長・発達赤ちゃんの成長は、首がすわる(生後3~5カ月ごろ)→寝返りをする(生後5~6カ月ごろ)→おすわりが安定する(生後8カ月ごろ)→ハイハイをする(生後7~9カ月ごろ)→つかまり立ちをする(生後8~11カ月ごろ)→つたい歩きをする(1歳ごろ)→ひとりでじょうずに歩く(1歳~1歳6カ月ごろ)という順に発達することが一般的です。 早産で生まれた赤ちゃんは、明らかな障害や疾患がなくても運動や言葉の発達が遅く、あとから追いつくパターンもあるので、出産予定日を出生日として計算した修正月齢と照らし合わせて発達を評価します。 シャフリングベビーとは?シャフリングベビーとは、ハイハイを始める時期を過ぎてもおすわりの姿勢のまま、おしりを浮かせて、両足でこぐように前進する赤ちゃんのことを言います。シャッフラー(shuffler)と呼ぶこともあります。日本では、医療者が親へわかりやすく説明するため、医学的な専門用語ではありませんが「いざり児」「いざりっ子」という言葉を使うことも多いです。ここからは、「シャフリングベビー」に表現を統一してお話しします。 シャフリングベビーは、非常に軽度の下肢の筋緊張低下があり、おすわりや歩行開始が遅いことがあります。寝返りやうつぶせの姿勢を嫌い、うつぶせにしてもすぐにあお向けやおすわりの姿勢になります。足の裏を床につけるのを嫌がるため、ハイハイをしないまま、つかまり立ちの時期が遅くなり、結果的に歩き始める時期が1歳半~2歳ごろに遅れることが多いです。シャフリングベビーの場合、ひとりでじょうずに歩けるようになれば、その後の運動発達は問題ないことが多いです。 しかし、一見シャフリングベビーと思える赤ちゃんのなかにも神経の病気が隠れていることもありますので、足をつっぱらないだけでなく、(1)母乳やミルクの飲みが悪く、泣き方も弱い、(2)首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする、(3)表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い、(4)手指の発達が遅い、などが見られる場合は、念のため小児科医に相談されると良いでしょう。 シャフリングベビーの原因は?なぜハイハイをせず、おすわりの姿勢のまま前進するのか原因はわかっていません。ハイハイが歩くために必要と思いがちですが、イギリスの小児科医ロブソンをはじめとする国内外の調査によると、ハイハイをしないシャフリングベビーは歩行開始が遅くなること、大きくなるまで見守ると運動能力などに問題のない子どもに育っていくこと、親や兄弟姉妹が似たような運動発達をしている傾向にあること、多くの赤ちゃんとは異なる運動発達の経過があっても異常ではないことがわかっています。 ゆっくり運動発達する赤ちゃんの診断と治療は?10カ月健診の時点でハイハイするか、1歳6カ月健診の時点でじょうずに歩行できるかを医師がチェックします。それぞれの健診で運動発達に遅れがある場合は、専門機関へ紹介されます。専門機関へ紹介されると、ママやパパは不安と心配で落ち込むことがあるかもしれませんが、ハイハイや歩行開始が遅くても、将来的に何も問題のないこともあります。 しかし、ゆっくりと運動発達をする赤ちゃんに、筋疾患、脳性麻痺などの中枢神経疾患、運動失調、骨・関節疾患が見つかるケースもあります。専門機関できちんと発達の評価をしてもらうことで、赤ちゃんの発達に合わせた治療や遊び方のアドバイス、リハビリなどのサポートを受けられますので、親だけで悩まず、赤ちゃんの発達に詳しい専門家に頼ってみたりしましょう。 まとめ月齢の近い赤ちゃんと一緒に過ごしたときや、保育園などで集団生活を始めたときに運動発達が遅いと親が気づくケースもあります。 もし、わが子を「シャフリングベビーかな?」と思ったら、保育園の通っている時期であれば保育士へ相談してみましょう。自宅保育の場合は、居住地の保健所や保健センターの保健師へ相談したり、子ども家庭支援センターや児童館の相談窓口を利用したりすることもできます。小児科を受診するのも一つです。子どもの発達について親だけで悩まず、早めに専門家に相談することをおすすめします。【参考】国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成30年3月)」『乳幼児健診マニュアル 第5版』(福岡地区小児科医会・乳幼児保健委員会 編/医学書院)楢崎修・楢崎明珠「1歳6カ月児健診におけるshufflingbabyの疫学的調査」(『脳と発達』1986年18巻 p484-489)CHILD RESEARCH NET「【子どものからだと健康】第1回 ハイハイしない子ども」一般社団法人大阪小児科医会「いざりっ子(シャフリングベビー)」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー。大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2022年07月05日東京・神奈川・埼玉で鍼灸接骨院を34店舗経営する株式会社ほねごり(所在地:神奈川県相模原市、代表取締役:阿部 公太郎 )は、2022年3月に相模原市の学校教育に役立てて欲しいと相模原市に100万円の寄付を行いました。相模原市 もとむら 賢太郎市長が寄付に対して感謝の意を表し、2022年6月、株式会社ほねごりへ表敬訪問を行いました。代表阿部と、もとむら市長■寄付の概要今回株式会社ほねごりが行った寄付は相模原市の教育コースを選択。相模原市内の中学校(17校)のバドミントン部に対して100万円の寄付を行いました。代表取締役の阿部 公太郎自身が学生時代バドミントン部だったことから、スポーツや社会に恩返しとして貢献したいとの考えを持ち、今回の寄付に繋がりました。■相模原市と株式会社ほねごりの絆株式会社ほねごりの代表取締役である阿部 公太郎は、相模原市で生まれ育ちました。愛する相模原市を元気にすべく、2014年7月相模原市に拠点を構え株式会社ほねごりを起業。現在は相模原市内の6店舗を初めとして、東京・神奈川・埼玉を中心に合計34店舗ほねごり接骨院を展開しています。新型コロナウイルスが流行し始めた2020年の4月から5月にかけて、相模原市へマスクを3万枚寄付したり、各店舗の店先で地域の方向けに次亜塩素酸の無料配布を行ったりしました。2021年10月にはさがみはらSDGsパートナーとなり、相模原市と共に、より社会に優しい企業を目指した取り組みを行っています。さがみはらSDGsパートナー登録証盾交付式の様子■訪問時の様子株式会社ほねごりの本社は2022年4月にJR相模線橋本駅近くに移転しました。移転したばかりの本社内を代表取締役の阿部 公太郎に案内を受けながら和気あいあいと社内設備を見て回りました。ほねごりで販売しているストレッチポールを手に取りストレッチをしたり、従業員ひとりひとりにも優しく声をかけ、労いの言葉をかけると共に、出身地の話題に華を咲かせたりする一幕もありました。社員との会話を楽しむ■もとむら市長より若き経営者に向けてエール別れ際の挨拶では、もとむら市長から阿部社長へ「地元の企業である阿部社長より、ご自身がバドミントン部だったという事もあり、市内中学校のバドミントン部の活動にご寄付を頂き感謝しています。今後もどんどん事業を拡大して頑張ってもらいたいです。起業するなら相模原!と私共もメッセージを打ち出している中で1代でここまで企業を大きくしていることも素晴らしい事だと思います。大きな夢を持って、為せば成るという事を信じて、さらに飛躍して欲しいと思います。」とエールが送られました。会社名 : 株式会社ほねごり事業内容 : 接骨院・鍼灸院の運営代表者 : 代表取締役 阿部 公太郎公式サイト : 公式Instagram: ほねごりの《産後骨盤矯正》特設サイトはこちら 産後ママが実際に来院した感想 ハイライト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日私が海外で結婚し、出産・育児をしていく中で、心と体の支えになってくれていたのは母でした。その母が他界したのは、私が2人目の子を産んで2カ月後のことだったのです。※コロナ禍前の体験談です。 産後のお世話にきてくれた母海外に住んでいることもあり、2人目の出産後は母が日本からきて1カ月間滞在し、生まれた子どものお風呂や食事作り、洗濯、上の子のお世話までしてくれました。 中でも1番うれしかったのは、上の子が短期間でもおばあちゃんと一緒に過ごせたことです。また、私自身も母親と久しぶりにゆっくり過ごせて、いろいろな話もでき、とても良い時間でした。 突然の他界母が日本に帰国して1カ月、突然その時は訪れました。母はくも膜下出血で倒れて病院に運ばれ、1日もたずにそのまま他界してしまったのです。 突然の訃報を受け入れられずボロボロと泣いている私を見て、上の子が不思議そうにしていました。母の葬儀のために帰国するにも、まだ生まれたばかりの2人目はパスポート申請も間に合わず、夫の実家に預けることに。落ち込んで泣いている時間もなく飛行機のチケットの手続きをし、慌てて日本に帰国し母と最期の別れをしました。上の子は亡くなった母に触れて「おばあちゃん冷たい……」と寂しそうにつぶやいていました。 母の存在の大きさ2人目の子どもが生後100日になるころ、49日法要のために2人の子どもを連れてまた帰国。夫は仕事で都合がつかず私ひとりでの帰国だったため、2人目をおんぶして上の子と手をつないでの飛行機や電車の乗り換え移動となり、緊張し過ぎて、実家に到着したら体調を崩してしまうほどでした。 近所に兄夫婦が住んでいるものの、実家には父ひとりなので、滞在中は食事作り、掃除洗濯、買い物まで私がひとりでしました。子どもを見ながらだったので、いなくなった母の存在がいかに大きかったかをより実感しました。 母への想いは時が過ぎても…3年過ぎて上の子が6歳になったとき、幼稚園で「おばあちゃん、家にきてほしい」と手紙を書いてきました。おばあちゃんを覚えていることにも驚きましたが、何よりも「家にきてほしい」とおばあちゃんを慕っている子どもの想いに切なくなり、「おばあちゃんはこられないんだよ」と言いながら、成長した子どもを母に見せてあげたかった……と泣きました。 そして母にしてあげられなかったこと、もっとしてあげたかったこと、いろいろな想いが数年経ってもまだあるのだとわかりました。 1人目、2人目が男の子だったため、母は「3人目が女の子だったら良いね」と話していました。不思議とその言葉どおりに3人目に女の子が誕生しました。子どもたちが元気に成長しているのも、母が見守ってくれているからのように感じます。母に感謝をしながら、家族をもっと大切にしていきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月29日合同会社iki-iki(本社:神奈川県横浜市、代表:大場 航期)が提供する、社会課題解決型の助け合いマッチングサービス「iki-iki」を神戸市の相続相談の専門会社が導入し、赤字覚悟で新たな挑戦として普及に向け奮闘しています。iki-ikiについて話をしている松本社長【間近に迫る2025年問題】2025年には、75歳以上の高齢者が約3,500万人に達し、超高齢社会へ突入します。介護においても、少子高齢化も相まって労働人口の減少による人材不足が懸念されています。このことから、ますます高齢者が高齢者を介護する「老老介護」、認知症患者が認知症患者を介護する「認認介護」も増えていくことが予想されます。「老老介護」や「認認介護」の当事者が抱える困りごとは、介護の内容だけではありません。例えば、思い通りに買い物へ行けない、高所へ置いてあるものが取れない、部屋の清掃が行き届かないなど、日常生活の中に困りごとが増えます。【日常の困りごとを地域住民が解決】地域住人同士の助け合いマッチングサービス「iki-iki」は、高齢者や産中・産後の女性や働くママなどが、日常に起こるちょっとした困りごと解決を、同じ地域にいる方へ依頼できるサービスです。兵庫県神戸市にある、相続相談の専門会社「株式会社 繋ぐコンサルタントオフィス」は、昨年11月より「iki-iki」を運用しています。導入を決めた代表取締役の松本 恵は、全ての方が心置きなく生ききる人生をテーマに活動しており、あらゆる「生きにくい」とされる課題解決に「iki-iki」は必要だと確信しました。現在は、「iki-iki」の普及に向け、相続の会社では異例の社会福祉士を雇い、誰もが気軽に利用する環境づくりのため奮闘しています。社会福祉士の「iki-iki」担当者は、「これまでの経験から、老老介護では、介護する側も65歳以上のため、例えば、電球が切れた際の交換など、介護以外の小さな困りごとですら、大きな負担になります。このような小さな困りごとを金額的な大きな負担もなく、気軽に依頼できるのがiki-ikiなので、多くの方に利用してもらいたいです。」「iki-iki」は、国土交通省の国土交通政策研究所 「高齢者の地域居住に資する生活支援サービスに関する調査研究」の優れた事例として選定、シニアライフ総研(R)「ビジネスアワード2020」ビジネスモデル賞も受賞しています。利用方法は高齢者でも使いやすいよう、電話一本又は規定のフォームから、1時間1,500円+実費のみで依頼できる仕組みになっています。また、困りごと解決を提供する地域住民はソーシャルメイトと呼び、創設者とのオンライン面談により登録し、就労可能となります。【子育てママ、障がい者‥誰もが社会貢献ができる】「iki-iki」のソーシャルメイトは、サポートできる範囲内のサービスを、隙間時間を利用して提供できるところに特徴があります。神戸市のソーシャルメイトの40代女性は、家事や育児、仕事の合間に活動できることに魅力を感じています。サポート後の面倒な事務処理などもなく、サポートに専念でき、直接ありがとうと言ってもらえてやりがいもあります。利用者である60代男性も、毎回自宅の掃除を依頼しており、リーズナブルで使いやすく、人と人とのつながりも感じられ、満足しています。「iki-iki」のサービスの仕組みは就労訓練の機会にもなるものとして、神戸市の生活訓練事業所(障がいのある方の社会参加を支援する福祉サービス事業所)の賛同をいただき、8月より株式会社繋ぐコンサルタントオフィスの提供している「iki-iki」と連携していく予定です。「iki-iki」は、緊急事態宣言が完全に解除された2021年10月から4倍に増え、全国74の地域で導入が決定しています。創設者の大場航期は、来る超高齢社会を見据えて、この「iki-iki」のシステムを創設しました。「iki-ikiが各地域の課題解決になるよう、ご高齢者や産中・産後の女性や働くママにご利用いただき、地域貢献へ繋がれば嬉しく思います。」「iki-iki」サービス詳細= 《iki-ikiご利用概要》■ご利用方法・ご利用可能地域: ホームページでご確認ください。詳細= ・利用料金 : 1,500円/1時間+実費 ※現金支払い・利用申し込み : フリーダイヤル(番号は地域ごとに異なります。ホームページをご確認ください。)専用フォーム= 「サポート依頼」※年中無休(特定日除く)、9時~17時までの受付■ソーシャルメイト登録・報酬:基本報酬1,200円/1時間 延長報酬600円/30分 交通費実費・こちら( )から登録【会社概要】会社名 : 合同会社iki-iki代表者 : 代表 大場 航期本社 : 〒220-0001 神奈川県横浜市西区北軽井沢1番地54事業内容: 超高齢社会や地域を支えるプラットフォーム「みんなで支えるライフサポートサービスiki-iki」のインフラ整備と藤沢市での運用、他都市へのフランチャイズ展開。URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月29日結婚を機に出身地から離れ、右も左もわからない未訪問の地へ。間もなくして妊娠が判明。「子どもとおでかけしたい」「お揃いの服とか着たいな」。そんな想いで日々SNSでキラキラしたママたちを見て、出産後の妄想をしていました。しかし、土地勘のない場所では、毎日の育児と家事をこなすので精一杯。キラキラしたママとはほど遠く、孤独な日々を送ることに。孤独な子育てをどう乗り越えたか、私の体験をお伝えします。 イメージトレーニングはできていたのに出産までは、SNSで検索したベビーグッズを集めたり、プレママ講座に出かけたりと、マタニティライフを楽しみながら過ごしていました。里帰り出産後、子どもが生後3カ月から自宅での子育てスタート! 日中は子どもと2人きり。初めての育児に必死で、毎日家から一歩も出ない……そんな毎日の繰り返しでした。「SNSで見たママは、オシャレしてママ友とベビーカーで散歩してたのに」「もっと友だちとおでかけできるはずじゃないの?」……イメージしていた理想と現実の違いを受けて、次第にネガティブな考えをもつようになりました。 焦りと孤独で周りが見えない同じことを繰り返す毎日。周りに知り合いもなく、もちろんママ友もいません。子どもの友だちを作るためにも外に出なきゃ! と思ったものの、自宅付近の支援センターや遊べる場所を知らないことに、そのとき気づきました。焦りを感じながらも自宅に戻って1カ月後、まずは最寄りの支援センターを調べてすぐに行ってみることに。 しかし、訪れた日はそれぞれのグループで遊びに来ていて、私は子どもと2人で遊びました。「これじゃ家と一緒だな」そんな想いで、逆に孤独な気分になり、それから支援センターへ行くのもおっくうに感じるようになりました。その後、子育てイベントにも参加しましたが、孤独から抜け出したいという焦りで自分自身いっぱいいっぱいになっていました。 みんなと一緒じゃなくていい実家が遠方のため、実母に悩みを聞いてほしくても手段は電話のみ。ときには泣きながら電話をかけ、子育てに関する悩みを聞いてもらっていました。自宅に戻って3カ月後、大型連休にあわせて実家に帰省することに。顔と顔を合わせて相談すると、溜まった想いがどんどん込み上げて、実母に素直な想いを伝えました。 「無理してみんなと同じようにしなくていいんじゃないの?」実母から言われたひと言は当たり前のようですが、そのときの私にとっては衝撃的なひと言でした。「子育てだって、人それぞれ違っていいんだ」と気づくことができました。 自分のペースで少しずつ自分のペースで子育てしていこうと考え直し、無理して居場所を探すことをやめました。その後、子どもが生後6カ月で習い事教室に通うことになり、徐々に地域の子育て事情を知り、育児について共感しながら話せる場を作れるように。それと同時に子どもにも同月齢のお友だちができ、楽しそうに遊ぶ姿を見て、「キラキラしたママじゃなくても楽しそうならいいや」と思えるように。 ささいなきっかけですが、それだけでも孤独を感じることが少なくなり、日々の子育ての刺激にもなりました。今思えば、孤独から抜けだしたいというより、SNSで見たキラキラしたママになれるような居場所を見つけたかっただけなのかもしれません。 キラキラしたママへの憧れは、まだあります! 以前の私はそれを求めるがあまり周りが見えず、素直に子どもの成長を喜ぶことができませんでした。今でも一対一で子どもと向き合っていると、周りには誰もいない……と孤独を感じてしまうこともあります。ですが他とは比べないように、「私は私」と割り切ることで自分のペースに合った育児ができるようになりました。 作画/ぐら子著者:吉田史香3歳と0歳姉妹のママ。夫の実家と敷地内同居中。実家は県外遠方。出産前まで、診療放射線技師として病院やクリニックでの勤務経験有り。育児や美容、地域情報に関する記事を執筆中。
2022年06月24日生後4カ月ごろの息子を連れてお出かけしたときの出来事です。まだねんねの時期で、寝返りをしたことはありませんでした。産後久しぶりに楽しい時間を過ごしていたのですが、なんと大変なことが起きてしまったのです。産後初! 友人とのランチある日、友人から「平日に休みが取れたから久々に会おうか?」と、電話がかかってきました。毎日の家事と初めての育児に奔走していた私にとっては、とてもうれしいお誘いでした。ウキウキしながら息子を連れて待ち合わせのショッピングモールへ向かいました。 さっそくお店に入ると、平日の13時ごろなのに席がほとんど埋まっている状態。私たちはベンチシートのある席へと案内され、ベビーカーをたたんで息子をベンチシートへと寝かせました。 息子は終始ご機嫌しっかりと授乳を済ませておむつを取り替えて来たおかげか、息子はベンチシートで手足をばたつかせていて、グズらずにご機嫌。持参してきた歯固めのおもちゃで遊んでくれていました。 友人とは、出産の1カ月前に会ったのが最後だったので、積もる話もたくさん。息子はまだ寝返りをしたことがなかったので、私は安心しきって友人とのおしゃべりに夢中。私の横に寝かせていたので時折おなかをなでたり、食事のあとに抱き上げて膝に乗せたりして、友人と息子と和やかなひとときを過ごしていたのでした。 一瞬の出来事友人との楽しい時間はあっと言う間に過ぎていき、「そろそろ帰ろうか?」という流れになりました。約1時間を少しオーバーしたくらいの時間でしたが、生後4カ月でよくグズらずに持ちこたえたなぁ……と、安心して席を立つ準備を始めました。まず、たたんだベビーカーを広げなくては! と息子をベンチシートへあお向けに寝かせ、ベビーカーを開いていたそのときです。 友人の「あぁー!!」という声を聞き、とっさに息子の方向を見たその瞬間……! 寝返りをして、ベンチシートからそのまま床にドンッと落ちてしまったのです。 急いで病院へ!息子の泣き声が店内に響きました。すぐさま息子を抱き上げぶつけたおでこを確認。少し赤くなっているけどコブもなく大丈夫そう。床の素材が塩ビのクッションシートだったため、衝撃が少なかったのだと思います。その後、脳外科へ駆け込んで診察してもらいました。 脳外科を受診した結果、ぶつけたおでこは腫れておらず、体を全体的に触診してみても息子の反応も良くて特に異常は見られないとのことでホッとしました。 生後4カ月の息子が、こんなタイミングで初めての寝返りをするなんて思ってもみませんでした。痛い思いをさせてしまい、大後悔しています。私がもっと注意を払ってお座敷にしていればこんなことにはならなかったと後悔するとともに、二度と同じことはしないと固く決意した経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※大人用のベッドやソファなどで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2022年06月21日その日、生理初日だった私。経血量も多く、子どもたちをお風呂を入れるのがおっくうだったため、夫に頼んだのですが……。 男性にとって生理は未知ですし、詳しく知る機会もあまりなく、理解することはなかなか難しいのかもしれません。そのため、日ごろから「生理のとき、育児や家事に協力してほしい」と積極的に伝えていたほうがよかったのかもと感じました。 私たち夫婦は喧嘩っぽくなってしまいましたが、結果的に夫に生理のことを知ってもらえ、理解してもらえたのでよかったと思っています。 原案/つのみゆりこさん作画/ちゃこ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年06月20日三男の出産からあっという間に月日が流れ、気付くと1歳のお誕生日も見えてきました。三男は順調に成長し、できることも増えて愛くるしい盛り! でもひとつだけ、自分の想定外だったことがあります。それは、自分の今の体形のこと。産後数カ月のあのころの自分に伝えたい、いま私が後悔していることのお話です。妊婦だから仕方がないという言い訳で3回目となった妊婦生活。長男・次男のときもそうでしたが、今回も妊娠初期のころはつわりがひどく、まったく食欲がありませんでした。しかし妊娠中期ころになると食べつわりに変わっていき、ストレス解消も加わって食欲が加速し、体重は増え続けました。 そのうち妊婦健診に行くたびに、体重の増加を医師から注意をされるように……。止められない体重増加に、「無事に出産したら、そのあとに痩せればいいや!」と開き直ってしまったのです。 臨月時点で20kg増!産後も体重は減らず…臨月の私の体重は、妊娠前の通常時の体重から20kgも増えていました。しかし、次男のときも同じくらい増えたものの、産後に授乳と運動で体重を戻せていたことから、それほど危機感を持っていませんでした。 さらに、生まれた三男は4kgもある大きなベビーだったので、これは体重の増加も仕方なかったわ~なんて、楽観視していたのです。産後すぐの体重は5kgくらいしか減っておらず、むくみもひどい私の体は妊娠中と大差ないサイズをキープし続けました。 あれれ?もうすぐ授乳生活も終わりだけどむくみがひいたら体重は減るはず、授乳が安定してきたら食べても痩せていくはず、骨盤が戻れば……。いろいろな可能性を信じて、体形は自然に戻るはずだと軽く考えていましたが、体重が減っていったのは最初の3カ月だけでした。それもそのはず、私は睡眠不足のストレス解消をアイスやお菓子に求めてしまったのです。 その結果、産後4カ月でなぜか体重はまた増え始めました。途中で危険を感じ、食生活や間食の見直しをして、さすがに体重増加は止められたものの、脂肪がしっかり蓄えられたワガママボディは、授乳くらいでは妊娠前の体形には戻れないところまで育ってしまっていたのです。 三男の1歳の誕生日も近くなりましたが、食欲のままに食べ蓄えたお肉は、授乳をしていてもなかなか落ちません。長男出産のときは半年、次男のときは1年かけて戻った体形。今回は年齢のせいもあるのか、これまでよりかなり体重が落ちにくいです。卒乳後は消費カロリーが減るため、より減量が大変になってしまいますが、これまでの食生活を反省しながら体形改善を頑張っていこうと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。無理な産後ダイエットはおこなわず、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒河レイ6歳4歳0歳の3兄弟の母。夫婦ともにフルタイムの会社員の仕事の他、育児や生活情報、映画に関する記事などの執筆活動も。現在は産後の体型を戻すことがもっぱらの課題。
2022年06月19日障害者等級1級の難病を持つ妻。私は夫として妻を支え、私も妻に支えられ共に過ごしてきました。妻は出生時、腸に悪性の腫瘍が見つかり、手術で除去。以来、(同じ症状の前例がない)難病指定され、毎日の検査や点滴、数十回の手術をしながら今に至ります。妻を育てた義母は、病気だからと言って甘やかすことなく厳しく厳しく妻を育てたそうです。そんな義母と戦うことになるとは思ってもいませんでした。長男を無事に出産妊娠時、世界的に見ても過去に同じような病気の人で出産したという前例がなかったため、どうなるかわからない状況でしたが、妻の強い意志で出産を決意。無事、男の子が生まれてきてくれました。 しかし、ここで妻が持病の不調も相まって産後うつになってしまいました。私は会社をしばらく休ませてもらい、できる限り子どもと妻の世話をして過ごしましたが、妻のうつは悪化し、主治医から1、2カ月入院するように言われました。 義母からの言葉私は妻に安心して入院してもらうためお互いの両親に事情を話し、子育ての手伝いを頼みました。私の母は快く引き受けてくれました。しかし義母は、「自分の子は自分たちで育てなさい。できないなら里親の元に出せ」と。 続けて「娘も、あんたひとりで子どもを育てるより里親の元に出したほうが安心する」とも言われました。「この人は何を言っているんだ?」「少しぐらい手伝って」と義母に対して私は思ってしまいました。 義母との戦いここまで義母に言われて腹が立ちましたが、妻の顔もあるので「もういいです」と帰ろうとすると、さらに「あなたのエゴでその子に苦労をかけるな」というようなことを言ってきたのです。 さすがに私もプチンッときたので「絶対にこの子も妻も自分が幸せにするから黙っててください」と言って帰りました。結局、妻の入院中も義母には絶対に頼らず乗り切ることに。正直すごくしんどいと思ったこともありましたが、義母との件もあり奮起しました。 義母の想い2カ月後、妻も無事退院。妻には入院中、一連の内容を話さずにいましたが、退院後にこんなことがあったと告白しました。すぐに妻は事実確認をすると義母に連絡。すると義母から思いもよらぬ返答がありました。 私がちゃんと妻の退院までひとりでしっかり子育てをするように、あえてそう言って試したとのこと。正直今でも腑に落ちずにいますが、義母への怒りのような感情をエネルギーに変えて、この期間子育てを頑張れたというのも事実でした。 子育てにはいろいろな考え方があり、正解はありません。自分の価値観だけでなく、視野を広げて「子育て」に向き合うことが大切なのかなと思います。実際あのときの経験があって、多少のことではへこたれないようになりました。もちろん「しんどい思いをする」ことが正解とも思っていませんが、間違ってもいないと思います。そういう意味では勉強になりました。 著者:八杉竜平3歳男児の父。運送業を退職しWeb業界へ。障害者等級1級の難病を持ち、産後うつを経験した妻との子育てについて執筆中。
2022年06月18日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。産後、夫婦喧嘩が増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩が増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気づいたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama著者:岩崎薫1年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第2子の妊娠を目指して不妊治療中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年06月14日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌