「産後 生理」について知りたいことや今話題の「産後 生理」についての記事をチェック! (5/52)
妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会って2回目で結婚式に呼んでくれた「よう子さん」は保険、育児の悩みを話して聞くお話会で出会った「牧野さん」は宗教、それぞれ勧誘にあって新たな出会いはいらないかもと思っていたすや子さんでしたがーー。気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる友だちの存在もできました。近所の公園で一緒に遊ぶ子どものママと親しくなったすや子さん。カヨさんと田中さんとの3人で連絡先交換をします。料理上手な田中さんはケーキを作ってくれ、公園でお菓子タイムを楽しみました。 その帰り道、田中さんと料理の話になり食生活に意識の高い田中さんは、料理教室に通い栄養学を学んでいることを知ります。後日、田中さんから料理の体験教室に誘われ遠回しに断ったのですがーー。 夫「また勧誘されたりして……」まさかそんなはずない! さらに数日後、田中さんに今度は栄養学の勉強会に誘われます。彼女ほどの熱意はないため、今回はスケジュール都合ではなく学ぶ余裕がないとはっきり断りました。 またいつもの公園でカヨさん含めた3組の親子で遊びました。すると田中さんが手作りのにんじんケーキを食べさせてくれ、今度昼ごはんを食べに来ないかと誘ってくれました。 よかったら家族で来てくださいとのメッセージも届き、夫にどうするか聞いてみたすや子さん。夫は会ったことのないママ友宅は気まずいと言い出張もあるため断った上で、また勧誘なのではと釘をさすのです。しかしそれなら、夫をわざわざ誘わないでしょと話していたのでした。 約束の日曜日、カヨさんと待ち合わせて手土産を買ってから田中さんの家へ向かいました。道すがら、カヨさんから料理教室に誘われたか聞かれ、2人とも誘われて断っていたことがわかりました。さらに……「あれって普通の料理教室なのかな?」カヨさんの問いかけが意味するものとは? ◇◇◇ 家族同伴の料理パーティーに誘ってくれた田中さん。人と話すのが苦手な夫は気まずいからと断り、これまでの経験則から勧誘を心配しますが、出会った経緯や夫も誘っていることからその心配はないと思っているすや子さん。しかし、カヨさんも田中さんから料理教室のお誘いを受けていたことがわかり、さらに意味深な問いかけが気になります。果たして、これは勧誘なのでしょうか?次の話 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月10日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会って2回目で結婚式に呼んでくれた「よう子さん」は保険。育児の悩みを話して聞くお話会で出会った「牧野さん」は宗教。それぞれ勧誘を受け、新たな出会いはいらないかもと思っていたすや子さんでしたがーー。勧誘される出会いもありましたが……。お裾分けをし合ったりスッピンを見せたり、温泉旅行に行ったりと気を遣いすぎることなく居心地のいい関係のママ、子どもの発達で悩み産後うつという共通点があり考え方や好みが似ているママにも出会い、ママ友から友だちに変化。産後に子ども抜きの付き合いができる大切な友だちもできていました。 公園で出会った料理上手なママ友。食は気になるけど…… すや子さんが息子と近所の公園で遊んでいると、転勤で引っ越してきたというカヨさんというママによく会うようになり親しくなりました。「うちの子も遊んでいいですか?」すると女の子連れのママ「田中さん」が声をかけてきて、3人は連絡先を交換。子どもたちは公園で遊び仲間となりました。 ある日、田中さんの提案でお菓子を持って集まることになりました。公園でひと遊びした後、レジャーシートでお菓子タイムに。田中さんの娘が食べているお菓子が手作りということが判明。「みなさんの分もあるので食べてください」鍋で作ったというそのケーキはなんと人数分あると言い、感激しながらみんなでケーキをいただきました。 雨が降り出してきたため、カヨさんの家へ移動することになった親子。そこですや子さんの息子が鼻血を出したことから、洗濯の話になりその流れで洗剤は何を使っているかという話題に。田中さんがいい洗剤を知っていると言うので今度教えてくれることになりました。 日も暮れてカヨさん宅を後にして田中さん親子との帰り道、料理の話になると時間やお金はかかるけど子どもに安心・安全なものを食べさせたいと言う田中さん。すや子さんも妊娠中は食べ物に気を使っていたことを振り返ります。 食への意識が高い田中さんは料理教室にも通い栄養学を学んでいることも知りました。後日、田中さんからお料理教室のお誘い連絡が届きます。興味はあるものの育児で手いっぱいで子連れ参加も大変そうなことから、予定が入っていることにして断りました。田中さんの返信にドキドキしていると、「またお誘いします」と返ってきて、遠回しに断るのではなく次回ははっきり断ろうと心に決めるのでした。 ◇◇◇ 田中さんに料理教室に誘われたすや子さん。料理に関心はあるものの、育児で手いっぱいで子連れ参加も厳しそうなので断ることに。田中さんのように食のこだわりを深めることも素敵ですが、毎日それを続けるのはハードルも高くなってしまうもの。お惣菜やレトルトなども上手に活用して乗り切るのも一案です。無理せずママが笑顔でいられることの方を優先してほしいですね。次の話著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月09日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友が欲しいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。そんなある日、育児教室で連絡先交換した「よう子さん」というママに出会って2回目で結婚式に誘われ、迷いながらも参列。その後保険勧誘されたことでカモにされている?という疑念が拭えず、連絡をフェードアウト。次は児童館の「育児の悩みを話して聞く」というお話会で、ひとりだけ話題がズレている「牧野さん」からランチに誘われたすや子さん。聞き上手の牧野さんによって自身の悩みを打ち明けていると、話題が宗教の話になり、またも勧誘されてーー。保険と宗教、どちらの勧誘も断ることができましたが、もう新たな知り合いを作ることはいいやとあきらめたすや子さん。気分転換に出かけたショッピングセンターのキッズスペースで新たなママと出会います。子どもの誕生日が一緒で、ママと同い年という共通点があったものの、連絡先交換はしないまま別れましたが、息子の健診で再会! 連絡先を聞かれて躊躇しつつも交換。しかしこの出会いは、子ども抜きで付き合える友人へと変化した大切なものとなりました。 子どもの発達に悩んでいなさそうに見える親がうらやましい 息子の発達に悩んでいたすや子さん。ある日、児童館に行くとおしゃべりがじょうずな娘さんのいるママに出会います。息子の言葉がゆっくりなことが気になっているため質問をしてみますが、特別なことはしていないとの返答。きっと、子どもの発達で悩んだりしないのだろうとうらやましく思ったのでした。 後日、発達支援相談センターを訪れると、なんと児童館で話したあのママを見かけ、帰りに話しかけました。そこでお互いわが子の発達に悩んでいることを知ります。さらにそのママも産後うつになったことがわかり、そこで一気に距離が縮まります。 子どもの療育と自分のメンタル、同じような経験や悩みがあるので相談しやすく、考え方や好みも似ていて話が尽きません。家も近かったのでよく遊んだ、出産後にできたすや子さんの大事な友だちの1人となったようです。 ◇◇◇ 出産後の大事な友となったママとの出会い。それは、おしゃべりがじょうずな相手の娘さんを見たすや子さんが何か秘訣があるのではと思って話しかけたことでした。しかし実はそのママもわが子の発達に悩んでいました。自分が悩んでいる問題について、よそはそんな悩みはないだろうと思っていても、大なり小なり何かで悩んでいるものなのでしょうね。みなさんにも産後に大切な友だちとなった出会いはありましたか?次の話 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月08日産後は実家で1カ月過ごし、自宅へ戻ったときのこと。夫は育休をとっていたので、協力しながら子育てしようと話していました。慣れない育児にあたふたしつつも、一生懸命頑張っている夫を見てうれしく思っていたのですが……。 育児に積極的な夫に関心したのも束の間…初めての出産は不安も大きく、夫に育休をとってもらいました。産後は実家で1カ月過ごし、自宅に帰ってきて夫と2人での育児がスタート。夫は育児に慣れようと、おっかなびっくりおむつ替えをしたり、あたふたしつつもお風呂に入れたり。積極的でうれしいなと思っていました。 それから数日後、急に「マッサージに行ってくるね」とひと言。出産した妻を置いて、1人でマッサージに行くとは何事かと驚きました。私はいまだにマッサージに行けていません……。出産直後、誰よりも疲れているのはママだということを世の男性に知って欲しいと思います。 ◇ ◇ ◇ 妊娠〜出産だけでなく、産後も体やホルモンの変化があることを男性もわかってくれるとうれしいですよね。その上で家事、育児、そしてお互いの休息時間などを話し合いながら、育休の期間を気持ちよく過ごせるといいですね。 作画/赤身まぐろ著者:匿名希望(20代女性/事務)1児の母。現在はフルタイムで働いているが、パートへの転職を考え中。
2023年10月07日統合失調症の母に育てられた“わたしちゃん”。思い出せる一番古い記憶は、幻覚や妄想で騒いでいる母の姿。病気のせいもあり、家の中は汚く、自分で食事を作り食べることもしばしば。唯一の理解者である、“今のわたし”が当時のわたしちゃんの気持ちに寄り添います。被害妄想からお隣さんを攻撃したり、自分の服をハサミで切り刻んだり、日常的に奇行が続いていた母。ある日、わたしちゃんが家に帰ると、母の姿がありませんでした。父方の祖母に迎えられ、「母が入院した」と伝えられます。「悲しいだろうけど、頑張ろうな」という祖母からの言葉に、複雑な心境のわたしちゃん。母がいない平和な生活をうれしく思ってしまったり、病気がよくなるのか期待したり……。 「『悲しい』のひと言で済ませないでよ!」と祖母に怒りすら覚え、さまざまな感情が渦巻いていました。 そんな気持ちのまま、尋ねた母の入院先で……。 母の変化に戸惑う少女 母の入院先にお見舞いに行ったわたしちゃん。 「早く退院して家に帰りたい。頑張るから待っててね」と母は、人が変わったように涙を流していました。 病状の変化で、不安定な状態の母。「わたしちゃん! 家にいられなくてごめんね……」とわたしちゃんを抱きしめます。 「なんか嫌……驚き……不満……心配……」 わたしちゃんは抱擁してきた母に対し、マイナスな感情を抱きますが、それを隠していました。 「わたしちゃんが抱きしめてほしいときに全然してもらえなかったのに……急にされても素直に喜べないよね」 そして、「母が病気なことに自体に、罪悪感を持っていた」と振り返る、大人になったわたし。 「母親が心身ともに元気でないと、自分を責めるような気持ちになるのでしょうか……」 当時のわたしちゃんは、罪悪を強く持っていました。 退院した母は、陽性症状(妄想や幻覚)がおさまり、陰性症状(元気がない、意欲低下など)が出ていました。 騒いでいた母とは一変し、わたしちゃんにやさしく語りかける母に、戸惑いを感じていたわたしちゃん。 「もう生理はきた?」と母に尋ねられますが、わたしちゃんは初潮を迎えたことを隠していました。 しかしある日、ゴミ箱をあさった母は、わたしちゃんに生理がきていることに気づき、「教えてよ……」と涙を見せたのです。 わたしちゃんは激怒。 「ゴミ箱あさって人のゴミ見んなよ! 信じられない! ほっといてよ」 生理のことを母に話したい気持ちがあったわたしちゃんですが、今まで母の異常な姿ばかり見てきたわたしちゃん。相談できるはずもありませんでした。 「それなのにゴミをあさられて、生理のことが突然バレたら、恥ずかしくて悔しくて、怒っちゃうよ」 大人になったわたしは、冷静に当時を振り返ります。わたしちゃんはこのころから、母に対して怒りばかり感じるようになっていったのでした。 幼いころから積もりに積もった母への負の感情。突然、母を信頼して心を開くようなことは難しかったのではないかと、容易に想像できてしまいます。 子どもは親の反応や、態度にとても敏感ですよね。子どもに真っ直ぐな愛情を注ぐことはもちろんですが、親子だからこそ、信頼関係を積み重ねていくことが大切なのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター HiKARi
2023年10月05日私が初めての妊娠・出産を経験したのは、夫の転勤先であるイギリス。産後、近くに頼れる友人も少なく、家族もいません。日本とは違う文化や気候に戸惑うことも多く、ひとりで頑張りすぎてショートすることが多かった私。育児が少しずつラクになるきっかけとなった、友人がくれた意外なおやつとは?慣れない海外生活と育児に手を焼く日々長男を出産後、私は慣れない海外生活と初めての育児という2つの壁にぶつかりました。見慣れない食材が並ぶスーパーや、朝8時でもまだ暗い冬など、戸惑いも大きかったです。 その中でも生まれたばかりの長男の生活リズムを整えるため、1日のスケジュールを細かく決めていました。さらに健康のために料理を習うなど、食事作りにも手間をかけていた私。当然食材選びにも時間がかかり、疲れて泣く長男を抱えてスーパーで立ち尽くしたことも。今思えば、私はあれこれ頑張りすぎでした。 友人親子の“超シンプルおやつ”とは?長男が生後11カ月のころです。疲れがたまっていたある日、とあるきっかけが訪れました。公園で友人のロシア人親子と遊んでいたとき、当時1歳の息子さんがおやつを食べ始めたのです。そのおやつはなんと、ざく切りの生キャベツ。 「え? キャベツ?」と驚く私。お母さんは私たちにも分けてくれようとしましたが、私は戸惑いを隠せません。 「キャベツって、おやつなの?」と、当時の私にはまさに目からウロコでした。よくよく考えてみると、りんごや桃などを丸かじりする子どもが多かったイギリス。私はおやつ作りを頑張りすぎなのかも……と、やっと気づきました。 キャベツのおやつがきっかけで、慣れない海外での育児を一層忙しくしていたのは自分だったのだとわかり、それからは私も、カットしただけのきゅうりやりんごを持ち歩くように。おやつを選ぶときは手の込んだものにこだわらず、シンプルでもいいものを選べるようになったことで、頑張りすぎの育児が少しずつラクになりました。 ※赤ちゃんに丸い食材(プチトマト、ぶどう、ウズラの卵、丸いチーズなど)を与える際は、誤嚥を防ぐために1/4程度に小さくカットして食べさせるようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:濱田よし
2023年10月05日長男を出産した私は出産後、隣の市にある実家へ里帰りすることに。自宅近くの病院で出産し、退院後に実家で約1カ月程度お世話になりました。産後の里帰りに前向きな夫でしたが、ある事件をきっかけに不機嫌な態度をとるようになったのです。 夫を喜ばせたかっただけなのに… 第1子となる長男を出産後に夫と話し合い、退院後は自宅がある場所の隣の市にある実家へお世話になることに。 退院から2週間ほど経ったある日、弟夫婦が子どもを連れて実家に来ました。弟夫婦も私の息子が生まれる少し前に、娘が誕生したばかり。息子にとってはいとこになる関係です。 すると弟の奥さんが、赤ちゃん用のユニフォーム風の洋服を2枚取り出し、「子どもたちに着せませんか?」と一緒に写真撮影することを提案。弟の奥さんは自分の妹から出産祝いにもらったと言っていましたが、実は私たち夫婦もお祝いでまったく同じユニフォームを義兄からもらっていたのです。偶然に驚きつつ、早速、息子に着せて姪っ子とのツーショットを撮影。かわいく撮れたので、夫に写真を送りました……。 夫からの返信は「兄貴からもらったお祝いと同じだよね? なんで先に着せるの?」と少し怒っている様子。「今、息子が着ている服は、弟夫婦が持ってきた別物で……」と撮影の経緯を送ったものの、返事はありません。私は、ただ「かわいいね!」と喜んでもらえるかと思っていましたが、まさかの展開に動揺しました。 母に話すと、私に寄り添ってくれた一方で、「夫くんにとっても初めての子どもで、しかも今は愛おしい時期。何もかもが新鮮で、それを共有したいと思っているのかもしれないよ」と諭されました。冷静になった私は、翌日夫に電話をかけ「私の配慮が足りなかったね」と謝罪。夫の怒りは徐々におさまりました。 妻が里帰りをしていると、育児に参加できないもどかしさや疎外感を抱くのかもしれません。なるべく夫の気持ちを汲むことが大切だと感じた出来事でした。 作画/yacco著者:内野みお
2023年10月03日生理が遅れるとは?生理は、健康な女性であれば約1ヶ月ごとに繰り返し起こります。生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を生理周期と言い、およそ25~38日ならば正常の範囲内です。毎月ほぼ安定したリズムで来る生理が遅れると不安になってしまいますよね。しかし、生理は体調の変化などの影響を受けやすく、数日早まったり遅れたりするのは珍しいことではありません。数日のずれであれば問題ないので、心配し過ぎないでくださいね。ただし、生理開始予定日を1週間以上過ぎたら「生理が遅れている」と考えられます。生理が遅れている原因を探り、原因に対処する必要があるでしょう。生理が1週間遅れると妊娠の可能性がある?生理が1週間遅れると「妊娠したのかな」と思うかもしれません。生理とは、妊娠の準備のために分厚くなっていた子宮内膜が、受精卵の着床が起こらなかったため不要となり、剥がれ落ちることです。妊娠すると、子宮内膜が受精卵のベッドとして維持され続けるため、生理が止まります。最後の生理から次の生理予定日までに一度でも性交渉があれば、妊娠している可能性がないわけではありません。生理周期が28日の女性がもしも妊娠していた場合、生理予定日から1週間経過したころは妊娠5週目ということになります。生理予定日前から妊娠初期症状が出ることも妊娠していると、早い人であれば生理予定日の約1週間前から妊娠初期症状があらわれるようです。生理が1週間遅れていて、妊娠が疑われる場合、妊娠初期症状に当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。まず、生理予定日の少し前に、少量の出血をすることがあります。これは受精卵が子宮壁に着床する際の「着床出血」で、真っ赤な鮮血の場合もあれば、ピンクや茶色いおりものとして出ることもあり、量も人それぞれ異なります。また、女性の基礎体温は排卵を境に「低温期」と「高温期」にわかれて、交互に繰り返しているのですが、妊娠すると高温期が続きます。通常、排卵期を過ぎると、体温を上昇させて妊娠を維持させる作用のあるプロゲステロンというホルモンが盛んに分泌されます。妊娠が成立しなければプロゲステロンは減少し、生理開始とともに低温期になりますが、受精卵が着床するとプロゲステロンが分泌され続け、基礎体温が高いままになります。妊娠初期症状としては、この他に胸の張り、吐き気、腰痛、腹痛、おりものの増加、頻尿などがあらわれる場合があります。ただし、妊娠初期症状は生理前や風邪の症状にも似ていることから、妊娠しているかどうかは妊娠検査薬や産婦人科を受診して判断することになります。生理予定日の1週間後から妊娠検査薬が使える妊娠している心当たりがあり、生理予定日から1週間以上経過しても生理が来ない場合、市販の妊娠検査薬で妊娠判定をしてみましょう。妊娠検査薬の使用期間は、多くの場合「生理予定日の1週間後から」です。したがって、生理が1週間遅れたタイミングで妊娠検査薬を使えば、妊娠している場合は陽性反応が出る確率が高いでしょう。ただし、排卵日が何らかの原因で遅れていて、自分が想定している生理予定日とずれてしまった場合、妊娠していても検査薬では陰性の結果が出てしまうことがあります。妊娠以外で生理が1週間遅れる原因は?生理が1週間遅れる原因は妊娠以外にもいくつか考えられます。ホルモンバランスの乱れ生理は、脳の視床下部、下垂体、卵巣が連携し合い、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量を調節することでコントロールされています。これらの女性ホルモンの分泌のバランスがなんらかの原因で乱れると、生理周期が不安定になり、生理が遅れてしまうことがあります。また、バセドウ病のような甲状腺の病気によって、甲状腺ホルモンの分泌量が異常になることでも生理不順は引き起こされます。ホルモンバランスの乱れの原因の多くはストレスです。対人関係や環境の変化などによって強い精神的ストレスを一時的に感じただけで、生理周期が変わってしまうことは珍しくありません。また、無理なダイエットや睡眠不足、激しい運動、疲労などからくる身体的なストレスが生理不順を引き起こすことも考えられます。婦人科系の病気子宮や卵巣に異常があると、生理不順になることがあります。生理が遅れたり、来なかったりする婦人科系の病気としては、以下のものが代表的です。生理不順以外の自覚症状があらわれない場合も多いため、生理の異常が続く場合は病院で検査を受けたほうが良いでしょう。□多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)卵子の元となる卵胞が多数育つものの、十分に成熟せず、正常に排卵されないまま卵巣内にたまってしまいます。多嚢胞性卵巣症候群の原因は明らかになっていませんが、インスリンの分泌と関連があるといわれています。□アッシャーマン症候群過去の流産や人工妊娠中絶の後遺症として、子宮内膜が癒着してしまい、剥がれにくくなる病気です。□早発閉経通常、50歳前後で迎える閉経を40歳未満で迎えることを早発閉経(早期閉経)と言います。早発閉経の兆候として生理の遅れがみられ、やがて卵巣機能が完全に停止して、生理が来なくなります。自己免疫疾患や遺伝、卵巣手術の影響などが原因と考えられています。薬の副作用胃薬や抗うつ薬、ピルなどの副作用として、プロラクチンというホルモンの血中濃度が高くなる「高プロラクチン血症」を発症することがあります。プロラクチンは乳腺を発達させて母乳の分泌を促したり、排卵を抑制したりする作用があることから、高プロラクチン血症は生理の遅れや無月経を引き起こします。また、妊娠・出産していないのに乳汁が出る場合もあります。1週間遅れの生理は化学流産の疑いがある?生理予定日を1週間過ぎても生理が来ず、やきもきしているところに出血がみられたら「遅れていた生理が来た」と考えますよね。単なる生理の場合ももちろんあるのですが、化学流産を起こした可能性もゼロではありません。化学流産とは、受精卵が着床したものの、エコー検査で赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」が子宮内に確認される前に妊娠が終わってしまうことです。近年、妊娠検査薬の精度が向上し、生理予定日当日から判定できる早期妊娠検査薬も販売されています。通常、胎嚢が確認できるのは妊娠5~6週頃ですが、妊娠4週頃には妊娠に気が付けるようになったため、化学流産も認識されるようになりました。化学流産が起こると、普段の生理と同じような出血がみられることがあります。そのため、生理が遅れがちな人や、妊娠検査薬を使わなかった人は、化学流産とは気付かず、単なる生理と思ってもおかしくないでしょう。化学流産が起こっても身体への負担は小さいとされ、特に治療の必要はありません。妊娠した状態だったため、ホルモンバランスが乱れることがありますが、次第に正常に戻っていきます。化学流産の原因は明らかになっていませんが、染色体異常など赤ちゃんの側に異常がある場合がほとんどだといわれています。化学流産が判明したとしても、自分を責ないでくださいね。なお、子宮外妊娠の場合も、妊娠検査薬で陽性反応が出ますが子宮内に胎嚢が確認できません。「いつもと違う」に敏感になろう女性ホルモンが複雑に影響し合って起こる生理は、女性の心身の健康のバロメーターです。生理が1週間以上遅れるのは、妊娠以外にも、ストレスや病気など、さまざまな影響が考えられます。大きな問題になる前に異常を発見するためには、普段から基礎体温をつけるなどして、生理周期や体調の変化に敏感になることが大切です。「いつもと違うな」と心配になる点があれば、できるだけ早く婦人科で相談してみてくださいね。
2023年10月03日義実家で奮闘中のいちごさん。実家のことは気にはかけているものの、なかなか連絡はできずにいました。そんなある日、いちごさんの弟・りょうの彼女みほの妊娠が判明し、結婚することに。しかしその後、みほとみほ家族の非常識な態度に、いちごさんや両親は不信感が高まっていきます……。出産後、帰宅すると長女から「ママなんか大嫌い!」と言われたみほ。 実母は長女(孫)が眠った後、みほとりょうの2人と話をすることに。実母は長女と一緒に過ごして、感じたことを2人に伝えました。 そして「赤ちゃんには手がかかるのはわかるわよ」「でも上の子のケアもきちんとしてあげる必要があるわ」と諭すように伝えました。 すると、みほは「ひとりでは無理。お義母さん何日か手伝って!」と頼んできます。りょうもそれには賛成で、実母は長女が心配なこともあって、すこし滞在日数を伸ばすことに。 そんなある日……。 本当に大丈夫なの? 気を使われることをさけるため、なるべく部屋からでないようにしていた実母。しかし音がしなくなり、ドアを開けると誰もいませんでした。 ひとまず、哺乳瓶を洗っておこうと動いていると、長女が起床。みほの様子を聞くも「まだねんね」と眠っているようでした。 「とりあえず朝食を作るか」と準備をしようとしますが、寝室から聞こえる鳴き声に実母は不安を感じます。しかし、寝室を覗くわけにはいかないと、長女にみほの様子を見てきてもらうことに。どうやらみほはまだ寝ている様子でしたが、赤ちゃんの様子が心配になった実母は、一旦みほを起こしてきてもらうことにしました。 一向に止まない赤ちゃんの泣き声に不安を覚えた実母。また、みほが起きてこないことにも心配していました。産後のみほさんがいつも以上に寝てしまうのは仕方のないことかもしれません。ですが、みほさん一家の生活リズムを知らない実母としては「何かあったのでは?」と心配し困惑してしまう気持ちもわからなくはありませんよね。みなさんは、家族以外の親戚などに子どものお世話をお願いする際、気をつけていることはありますか? 原作/いちご著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 いちご
2023年09月29日東京都武蔵野市にある小さな弁当屋「コムギキッチン」から、産後のママをサポートするお惣菜冷凍サービス「産後めし(R)」プロジェクトをスタートして、約1年、おかげさまで産前産後ママ、ご高齢者、出産後のギフトなどにご愛用いただいております。この度、武蔵野市の地域産業課様に「産後めし(R)」が選ばれ、ふるさと納税の返礼品に決定いたしましたことをお知らせいたします。産後めし(R)【公式ECサイト】 ■ふるさと納税品・返礼品 詳細2023年10月下旬頃「ふるさとチョイス」武蔵野市のお礼の品情報( )からご確認いただけます。【お礼品(予定)】◎産後めし4食セット(主菜4品+副菜4品 計8品)◎産後めし10食セット(主菜10品+副菜10品 計20品)【ふるさと納税品 返礼品 決定について、コムギキッチン店主 橋本よりご挨拶】武蔵野市で両親の代からお弁当屋を営み、近隣のたくさんの方に支えられてきました。この度、産後めしをふるさと納税の返礼品に選んでいただき、とてもうれしく思っております。産後めしを始めてから、たくさんのママやご高齢の方たちに喜んでいただいております。ふるさと納税を通して、また多くの方に知っていただければ幸いです。武蔵野市の発展に少しでも貢献できますように、スタッフ一同、心を込めてお作りいたします。店主 橋本■「産後めし(R)」とは?サービス概要産後めし(R)は産後のママのコンディションを優先的に考えて作られた、栄養たっぷりのお惣菜(主菜と副菜)を冷凍でお届けするサービスです。武蔵野市で、24年間営業してきた、当店の健康へのこだわりがつまったお惣菜となっております。以下の特徴をポイントに作られています。【特徴1】ママに必要な栄養がたっぷり栄養士による体の回復を考えたメニューづくり【特徴2】母乳にうれしい母乳やママの体のことを考えたやさしい味付け【特徴3】ちょっとボリューミー1.3人前の分量だから、上の小さいお子様がいる場合など一緒に分けて食べれます【特徴4】出産に合わせてスタート急な出産でもご出産後ご連絡いただければ、退院までに合わせて発送いたします※あらかじめご相談予約の上、出産翌日までにご連絡ください【特徴5】続けやすい、うれしいお値段!1食(主菜1品+副菜1品)で547円(税込) ※10食分セット【特徴6】手作り、保存料・着色料無添加!1品ずつ、料理人が丁寧に手作りしています産後めし(R) 盛り付けイメージ■商品概要<産後めし(R)10食分セット>産後のママのコンディションに合う、当店自慢のお惣菜をセットにしました。お子さまとご一緒に召し上がりになる場合も考慮して、生姜・ねぎ・にんにく・スパイス等はあえて使用しておりません。価格 :通常価格 6,840円(税込)定期便1か月に1回の購入で20%OFF 5,472円(税込)【セット内容】●主菜 合計10食(1)ひじき入り豆腐ハンバーグ、(2)串なし焼き鳥、(3)白身魚の甘酢あん、(4)チキン南蛮、(5)油淋鶏、(6)豚の角煮、(7)チキンのトマトソース煮、(8)青椒肉絲の8商品のうち各1個から2個●副菜 合計10食(1)小松菜と油揚げの煮びたし、(2)大根のそぼろあんかけ、(3)大豆の具沢山煮込み、(4)筑前煮、(5)切干大根、(6)きんぴらごぼう、(7)ひじきの煮物、(8)卵焼きの8商品のうち各1個から2個※メニューは新商品の追加や、仕入れの状況によって変更の可能性がございます。※単品でもお買い求めいただけます。産後めし(R)の主菜と副菜■商品開発のきっかけはスタッフのコロナ禍での出産から以前、スタッフの1人が緊急事態宣言中に出産し里帰りもできず、パパも仕事を休めずの、周りにサポートがいない状況に追い込まれました。(立ち合いもなく、1人でマスクをつけての出産でした)すでに4歳の子もいるので、育児には慣れている、なんとかなると思っていましたが、思った以上に産後がきつく、毎日の食事も手抜きばかりでなかなかきちんとした食事もできなかったと泣いていました。そんな状況のママがコロナ禍では多いのではないかと思います。現在はコロナに慣れたかのようにも見えますが、妊婦や産後のママたちにとって大変な状況は変わりありません。サポートの少ない中で、産後のママは赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいです。「ちゃんと育てなきゃ、母乳をたくさん出さなきゃ…」とプレッシャーを抱えるママも少なくないでしょう。でもママは自分のことは後回しで、まともな食事もとれず、赤ちゃんのお世話で一日の大半が終わってしまうのです。ママの産褥期の身体の回復のためにも健康的な食事は必要です。私たちは忙しいママたちにもしっかりと食事をし、元気に楽しく子育てをしてほしいと願っています。まだまだ産後ママをサポートする仕組みがこの国には足りないと私たちは考えています。行政に頼りすぎるのではなく、社会全体で産後ママをサポートする仕組みです。その私たちの1歩として、弁当屋の強みを活かしてこの産後めし(R)プロジェクトをスタートしたいと考えました。2021年 出生数は過去最少84万2,897人、6年連続で過去最少を更新。産みやすい、育てやすい国づくりが大切!出典:厚生労働省 人口動態統計速報(令和3年12月分)にて【産後の食事で気を付けたいことって?】産後の食事は、カレーやキムチなどの辛い物、揚げ物などのメニューは、乳腺がつまりやすい、母乳の味が変わりやすいと知られて控える人もいます。産後めしでは、香辛料は使わず、また揚げ物は菜種油を使用し、お酢でさっぱりと仕上げています。塩分控えめのやさしい味付けとなっています。■今後の産後めし(R)の成長本事業では以下3つのフェーズ(段階)での成長を考えています。【第1フェーズ】●2022年6月~ 「産後めし(R)」通販事業開始産後ママ向けの「産後めし(R)」通販事業をサポート。里帰り出産ができない、パパのサポートが受けられないなど、様々な事情を抱えるママの食事をサポートしていく。【第2フェーズ】●2023年~ 他飲食店とも協力しあい産後めし(R)のラインナップを強化する周りの通販事業を検討したい個人の飲食店への通販コンサルを併用して行うとともに、同時に「産後めし(R)」にも商品を出品いただく。たくさんの飲食店から産後のママ向けの商品を作り出すことで、飲食店への活気につなげるとともに、ママがうれしい仕組みにつなげていく【第3フェーズ】●2023年~ 食事を通して、産後ママに寄り添うコミュニケーションを強化する孤立・うつになりやすい産後状態のママに産後めし(R)を通じて定期的なサポート電話をするなど、マインドケアができる仕組みも取り入れて、社会的意義のある活動へとつなげていく。以上の活動を通して、事業規模を拡大し、雇用の促進、地元の食材、飲食店の活性化、産後ママへのサポートなど地域の社会的事業への取り組みへ、波及効果を図っていきたいと考えています。■コムギキッチンについて私たちは、東京都武蔵野市にある商店街で24年間小さなお弁当屋「コムギキッチン」を家族で営んでいます。父(栄養士)がつくる日替わりメニューの健康バランス弁当は、「毎日食べるお弁当だからこそ、お客様の健康に1番でありたい」をコンセプトに、健康に不可欠である三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)と、ビタミン・ミネラルを加えた5種類の栄養を意識した献立です。健康を意識される地元のお客様たちに長くご愛食いただいています。物価も高騰し大変な毎日ですが、私たちができることを探しながら、家族を含めたスタッフたちで日々頑張っています!!【会社概要】社名 :コムギキッチン本社所在地 :〒180-0012 東京都武蔵野市緑町2-4-38 コムギキッチン代表取締役 :熊谷 太郎事業内容 :お弁当・お惣菜・タレ製造2022年より「産後めし(R)」通販事業開始設立 :1999年4月ホームページ:コムギキッチン 産後めし(R) コムギキッチン 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月27日発達の遅い息子をワンオペ育児していた私。のちに産後うつに……現在中学1年生の息子は、7歳の時に自閉スペクトラム症(ASD)、ADHDの診断を受けました。息子は乳幼児期から発達の遅れが目立ちました。まとまって寝ない、抱っこを海老反りして拒否する、両親やほかの人がいても気にならないのかコミュニケーションを一切とらない……など、さまざまな問題がありました。おとなしいけれど、育てづらい……そんな印象です。この時期、私はワンオペ育児で心身ともに疲弊しており、のちに産後うつと診断されました。当時はどんどん感情が麻痺していく中、息子はこのままで大丈夫なのか、どうすればいいのかといろいろな支援施設を訪ねる日々でした。Upload By ユーザー体験談生後半年頃から成長曲線から外れ発育相談へ。「体重を増やせ」と言われるも、離乳食を食べてくれない息子Upload By ユーザー体験談生後半年頃からでしょうか。身長や体重が成長曲線に沿って増加しなくなりました。発達もおすわりまでは順調でしたが、はいはいから少しずつ遅れていき、1歳になっても立たず、喃語も出ません。「ちょうだい」「どうぞ」などというやりとりもできず、体の成長とコミュニケーションの発達に遅れが出ているのではと感じていました。そんな中、一番気になっていたのは離乳食が進まないこと。1歳になっても7ヶ月目くらいの食事しかとらず、手づかみ食べもなし。親がスプーンで運んだものしか食べませんでした。心配になった私は、まずは近くの公民館の発育相談に行きました。主に、体重や身長が増加しないこと、離乳食が進まないことを相談しました。その次は保健センターの発育相談に行き、同様のことを説明。最終的には保健所の発育相談にも行きました。どこに行っても言われたのは「とにかく体重を増やすこと」でした。これは私が頑張らなければいけないと、必死で離乳食作りをしましたが、本人は食への興味が無いようでなかなか進みません。いくら時間をかけて作っても、全然食べてくれないこともありました……。私は心も体もどんどん追い詰められていきました。1歳半健診より前にやることになった発達検査Upload By ユーザー体験談当時、私は定期的に保健師さんの訪問を受けていました。公民館、保健センター、保健所などで相談したことを話したところ、その保健師さんから離乳食だけでなく発達の遅れが気になるとの指摘を受けました。離乳食の遅れも、発達が関係していることかもしれないと言われた私は、1歳半健診が間近に迫っていたものの、それより少しでも早く発達が専門の支援員さんに息子を見てもらいたいと、保健センターを受診。そしてそこで『発達が半年ほど遅れている』ことが分かったのです。発達や発育の遅れを指摘されても、このときの私は悲しいとか悔しいとかそういう感情がわいてきませんでした。やっぱりそうなんだというくらい。すでに感情が麻痺してしまっていたのだと思います。発達検査の後に受けた1歳半健診では……ほかの子より半年遅れていると分かったことで、私は覚悟しました。1歳半健診でほかの子をみたら、息子との違いにびっくりするだろうことを……。実際に健診に行ったら、ほかのお子さんは元気に歩き回ったり、お友達と仲よさそうに遊んでいたり、自分の水筒を自分で持っていたり……。なにより、何らかのおしゃべりをしていたので、そのすべてができない息子と比べると、まるで別の世界にいるようでした。本当に別の世界の出来事……、周りのお子さんとの違いに、もはやショックを受ける気力すらありませんでした。Upload By ユーザー体験談そして受けた1歳半健診は、すでに発達の遅れを指摘されていてフォローアップが済んでいるということで、淡々と終わりました。いろいろな方の支えてもらい育児をしている……そんな状況が私を前に向かせてくれるようにその後の私は、いろいろな方から受けたアドバイスを実行するだけで精一杯。発達支援につながり、教えてもらったアドバイスを実行したりさまざまなことをやりました。ただ、それまでワンオペでしたが、ほかの方と一緒に息子を育ててもらっている……という気持ちが私を慰めてくれました。今、子どもは2歳過ぎまで話をしなかったのが嘘のようによく話をします。ただ、今もコミュニケーションの発達には難があります。これから先も社会にどのように関わっていけるのかは未知数です。これからも息子が少しでも社会に関わっていけるように、いろいろな方の支えを受けながら、育児を頑張りたいと思います。イラスト/吉田いらこエピソード参考/ころぼっくる(監修:鈴木先生より)母子手帳には1歳半や3歳時健診の左側に親がチェックする項目が列挙されています。最後に「子育てに困難を感じましたか」という項目があり、私はそこを一番重要視しています。普通なら「いいえ」に〇がついているのですが、私の外来に来るお子さんについては「どちらともいえない」や「はい」に〇のついているケースが多々見受けられます。それでも健診担当の保健師さんからは何もコメントのもないまま通過していることが多いのが現実です。できるだけ早期に介入し、療育を開始するのが望ましいのですが……。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年09月27日育児中、実の母親からかけられた言葉にモヤモヤとしてしまったエピソードをご紹介します。子育てのアドバイスが欲しかったのに……第1子を出産後、初めての育児に毎日戸惑い、不安を感じていました。初めての子はよく泣く子だと親戚、友人から言われていました。そんなわが子も1歳を過ぎるころには歩き出し、自分の意思もしっかりと伝えられるようになりました。しかし、かんしゃく持ちなのか気に入らなければ泣き叫び、私のことを殴る蹴るを1日に何度も繰り返すようになりました。 初めての育児に疲労困憊し、母親に「私の幼いころはどんな様子だった?」、「泣き止まないときどうしていた?」などと相談しました。 すると、「自分は2人育児をしたが、こんなに困ったことはなかった」、「乳児期から今までのあなたの育て方が悪かった」と言われ、とても傷つきました。 ◇◇◇ 子育ての先輩であるお母さんから「あなたの育て方が悪い」などと言われたら、とてもショックですよね。お子さんそれぞれに個性や特性があり、育てやすさが異なるのは当然のこと。お母さんの言葉に一喜一憂せず、自分のペースで前向きに子育てと向き合っていってほしいですね。子育てで悩んだときは、地域の子育て支援センターなどに相談してみるのも1つの手かもしれませんね。 著者:ほたてたこ/30代女性・主婦。30代、2児の母。第1子を出産後、身体の回復が思わしくなく通院治療を半年ほどしていたものです。イラスト:まげよ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2023年09月24日実母がいる実家で産前産後を過ごすのが一番安心だと思った私は、初めての出産は地元の産院を選びました。里帰り出産については、義母から義実家で過ごしてほしいと話がありました。産後の私の世話をしたいと言う義母には感謝の言葉しかありませんでしたが、気兼ねなく過ごせる実家で過ごしたかったので、義母には丁寧にお断りをしたのです。しかし、義母は納得してくれず、夫や実母に何度も連絡をし、義実家で里帰り出産をするよう私を説得してほしいと話をしていました。それが私には重荷で、やはり実家での里帰りを決めたのです。退院後、毎日義母から電話が…義実家から産院まで車で3時間の距離でしたが、無事に娘の出産を終えたあと、義母はすぐに産院までお見舞いに来てくれました。初孫の誕生を大変喜んでくれ、出産後の私をねぎらってくれました。退院後、私は予定通り実家で過ごしていたのですが、毎日義母から電話がかかってくるようになったのです。 出産前、義母は穏やかでやさしく、私は良好な関係を築けていると思っていました。しかし、里帰り出産をどこでするかという話から、義母との関係が少しずつ崩れてきたのです。 母乳の出をチェックしてくる!義母からの電話は、私の母乳の出のチェックから始まります。何時間おきに母乳をあげているのか、乳房の張り具合、娘がしっかりと母乳を飲めているのか……。初めての母乳育児のため不安なことがあり、最初は義母に母乳の悩みの相談をしました。 しかし、昔、母乳育児をしていた義母ですが、母乳の出がよかったそうで悩みなんてなかったとのこと。「母乳がたくさん出て大変だったのよ」と、私からすると自慢のようにも感じられる発言ばかりで、私の母乳の悩みの相談には乗ってくれませんでした。 義母からの電話に出るのをやめたら…母乳の他に、沐浴、おむつ交換、赤ちゃんのあやし方などの育児について、どうやっているのか毎日のように義母に聞かれ、次第に私は義母からの電話がおっくうになり、静かに過ごしたいと思うようになっていきました。それでも、義母からの電話は毎日続き、私は電話に出ることをやめてしまったのです。 義母には産後のため疲れており、毎日電話には出られないことを伝えたのですが、それがしゃくに障ってしまったようで、夫に「とても失礼な嫁だ!」と話していたようです。夫は私をかばってくれたようですが、義母の怒りは、しばらくの間、静まりませんでした……。 出産前は義母とトラブルもなく過ごしていたのですが、出産をきっかけに関係が変化しました。義母からすると、私の育児が頼りなく心配だったのでしょう。現在は離乳食の進め方が心配なようで、3日に1度は連絡が来ます。義母も私との距離の取り方を模索しているような気がします。嫁姑の関係は長いからこそ、ゆっくりお互いの心地良い距離を見極めていこうと思います。 著者:神崎 ハナ/2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト:miyuka ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
2023年09月22日積水ハウス株式会社は、男性の育児休業取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたい、との思いから、9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定し、2019年から企業で働く男性の育休取得実態を探る「男性 育休白書」を発行しています。5回目となる今回は、恒例の「男性の家事・育児力」全国ランキングに加え、これまでの白書を振り返り、男性育休取得の変化をリポートします。(URL: )表1: 当社は、男性社員の育児休業1カ月以上の完全取得を目指し、2018年9月より特別育児休業制度の運用を 開始しました。2023年8月末時点において、取得期限(子が3歳の誕生日の前日まで)を迎えた男性社員1,778人全員が1カ月以上の育児休業を取得しており、2019年2月以降、取得率100%を継続しています。「男性の育児休業取得が当たり前になる社会の実現」を目指して活動を続け、世の中に先んじたダイバーシティを今後も推進し、ESG経営のリーディングカンパニーを目指します。「男性育休白書2023」 ~企業で働く男性の育休取得実態調査~<「男性育休白書」から見た、男性育休の変化>■男性の育休取得率は9.6%から24.4%と5年間で約2.5倍に男性の育休取得日数は2.4日から23.4日と5年間で約10倍に育休を取得した男性は24.4%とほぼ4人に1人が取得しています。2019年の育休取得率9.6%からこの 5年間で約2.5倍にも伸長しています[図1]。また、男性の育休取得日数は平均23.4日となり、2019年の平均取得日数2.4日から約10倍、2022年(平均8.7日)と比較しても約3倍も長くなっています[図2]。■「男性の育休」取得したい男性も、取得してほしい女性も、共に過去最高「育休を取得したい」と答えた男性は、2019年の60.5%から今回は69.9%へ約10ポイント上昇[図3]。パートナー男性に「育休を取得してほしい」と答えた女性も、2019年の49.1%から今回は64.7%へ約15ポイント上昇しています[図4]。男女共に、男性の育休取得に関する意識が向上しています。■男性の育休取得に関する職場環境も雰囲気も、ゆるやかに改善傾向に職場の男性育休の取得に対するルールや仕組みが「ある」のは、2020年の37.0%から今回は42.1%と 約5ポイント伸びています[図5]。また、「職場が育休を取得しにくい雰囲気がある」と答えた人は2019年の27.5%から今回は22.2%へ、約5ポイント改善しています[図6]。男性の育休取得に向けた環境づくりが、ゆるやかながらも前進しているようです。■育休取得男性の取得時の「不安」は7ポイント改善育休取得に「不安」を感じた育休取得男性は、2019年は77.0%いましたが、今回は70.2%に減少しています。この5年間で、育休取得男性の不安は約7ポイント改善されています[図7]。■育休中の収入が100%保証されれば、8割は「育休取得が可能になる」と回答政府は、産後の一定期間に男女で育休を取得した 場合の給付金の引き上げを検討し、育休中の実質賃金100%をカバーする「産後パパ育休」制度の実施を 目指しています。働くパパ・ママ層9,400人に育休取得中の給付金が手取り100%となった場合、育休取得は可能となるかと聞くと、80.6%が「可能になる」と答えました[図8]。■マネジメント層の意識も男性の育休取得に「賛成」「もっと浸透すべき」と後押し今回、全国のパパ・ママ層とは別に、企業で働くマネジメント層と一般社員層にも調査を行いました。男性の育休取得に「賛成」するマネジメント層は、2022年の78.3%から80.3%へ増加しています[図9]。男性の育休取得を「もっと浸透させるべき」と答えたマネジメント層も、2022年の71.3%から76.8%へ増加しています[図10]。マネジメント層の意識も、男性社員の育休取得を後押しする方向へとシフトしています。■「育児の時間を大切にしてもらいたい」「育児の応援をしてあげたい」と一般社員層も職場の男性の育休取得にエール!一般社員層に、職場の男性が育休を取得したときの気持ちを聞きました。すると、「育児の時間を大切にしてもらいたい」(80.5%)や「育児の応援をしてあげたい」(75.8%)といった応援の声が多くなっています。また、約8割が「誰かが取得すれば取得する人は増えると思う」(77.1%)と答えており、個人の育休取得が会社全体の育休取得の推進につながると考えられているようです[図11]。「男性育休白書2023」の詳細はこちらからご覧いただけます。 <決定!「男性の家事・育児力」全国ランキング2023>「男性の家事・育児力」全国ランキング2023 TOP20「男性の家事・育児力」調査を都道府県別にランキングした結果、全国1位「高知県」(214点)、2位「鳥取県」(195点)、3位「佐賀県」(191点)となりました。高知県は2022年に続き、2年連続1 位でした。積水ハウスが独自設定した「男性の家事・育児力」を決める4つの指標積水ハウスでは「男性の家事・育児力」を決める4つの指標を設定しました。1つ目は「配偶者の評価」で、男性が行っている家事・育児の数と、男性が子育てを楽しみ家事や育児に積極的に関与すると思うかどうかの2つを4段階評価しています。2つ目は男性の「育休取得経験」で、育休取得日数が基準となります。3つ目は男性の「家事・育児時間」で、男性の自己申告ではなく、女性から見た男性の家事・育児時間を基準とします。4つ目は男性の「家事・育児参加による幸福感」で、男性本人に家事・育児に参加して幸せを感じているかどうかを4段階で聞きました。これら4指標5項目をそれぞれ数値化し47都道府県別にランキングし、1位:47点〜47位:1点を付与し、各項目の点数を足し上げることで、都道府県別の「男性の家事・育児力」を算出しました。表2: <参考>■積水ハウス社員6,839人に聞いた、男性育休を取り巻く5年間の企業風土の変化積水ハウスでは、2018年9月より「男性社員1カ月以上の育休完全取得」を実現するために、男性育休取得100%の取り組みを推進しています。積水ハウス全社員を対象に、男性の育休取得に関する調査を行い、6,839人の回答を得ましたので、その調査結果を発表します。■積水ハウス社員は、男性育休取得100%の取り組みに対し「企業風土の変化」をより強く感じている男性育休取得100%の取り組み開始後に企業風土の変化を感じるかと聞くと、積水ハウス社員の74.9%が「企業 風土の変化を感じる」と答えました。世の中の一般社員層を対象とした調査では、40.5%が企業風土の変化を感じると答えていますが、積水ハウス社員は自社の制度に対し、企業風土の変化をより強く感じているようです[図12]。■男性育休取得100%の取り組みで自分の幸せを見つめ直し、その結果、自分の働き方や生き方を考え、さらに周囲への配慮にもつながっている積水ハウス社員と世の中の一般社員層に、それぞれ男性育休取得100%の取り組みによりどのような変化があったかと聞くと、積水ハウス社員では「男性も家事・育児に参加しやすくなった」(88.9%)、「周囲の幸せにも目を向けられるようになった」(88.3%)、「自分の人生を幸せに生きることに目を向けられるようになった」(87.4%)など、良い変化を感じる社員が多くいます。自身または周囲に育休取得者がいると答えた一般社員層を対象とした調査結果と比べると、良い変化を感じる割合が軒並み高くなっています[図13]。5年間の積水ハウスによる男性育休取得に対する取り組みで、このような差が表れているのかもしれません。表3: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月19日私は現在2児の母親であり、2人目が生後半年ごろに心療内科から自身が「適応障害」であると診断を受けています。「ずっと苦しかったけど、まさか自分に精神疾患の病名がついてしまうとは……」と、診断が下された当初は戸惑いを隠しきれませんでした。主な原因となったのは育児でしたので、少しでもラクになるよう改善に向けておこなったことをお話ししていきます。 下の子出産後から心身が苦しくなった下の子を出産した直後から「感情のコントロールがききづらくなり、上の子に対して当たりがキツくなる」「泣いたらいけない公共の場面で急に涙が溢れる」など日常生活に支障が出始め、心身共に常に苦しい気持ちや憂うつさが抜けなくなる状態がずっと続いていました。 しかし、当時の私の心療内科のイメージと言えば「死にそうなくらいに苦しくなったときに受診するもの」で、「それまでは気の持ちようでなんとかなる」との考えがありました。 薬の服用はあくまで対処療法と気づく心療内科を受診することに大きなためらいがあったのですが、無理をして育児をおこない、その結果メンタルを崩している私を見かねた夫の助言もあり、下の子が生後半年のころにやっと心療内科を受診しました。 そこで漢方薬や精神安定剤を処方され服用してみると、たしかに以前よりも気持ちは落ち着くし、前より感情面の起伏はフラットになったので一定の効果はありました。しかし、心療内科へ通院してみて初めて、薬を服用してもそれは単なる対症療法だと気づいたのです。 育児をひとりで背負い込む責任の重さ結局、私のメンタル不調の大きな足枷となっていたのが子どもたちのお世話です。しかし、過去の私の考え方は「ママになれば皆していることなのに、なぜ私は不必要にイライラしてしまったり怒鳴ったりしてしまうの? 」「皆と同じことがこなせない。子どもたちにずっと笑顔で接することができない」などと、今思えば不必要に自分を攻め込んでいました。 そんな最中、「なぜ、自分をそこまで追い詰めるのだろう」とふと考えてみたら、私は「子どもが順調に育たなければすべて私の責任だ」と、自分ひとりで育児を背負い込む思考になっていることに気づいたのです。 書籍やTVの情報が私を救ってくれた育児のつらさを解消したいがためにさまざまな書籍などを読み漁り、特に感銘を受けたのがNHKで放送されていた『ママ達が非常事態!?』という番組。放送の中で、人間は本来、ひとりで子育てするのではなく「たくさんの仲間とつながって共同的に育てていきたい」という本能があるという知識を授かりました。 私の育児環境を見直すと、たしかに上の子のときから里帰り出産すらせず、かといって夫も育休取得ができず、ずっと平日はワンオペ育児で慢性的な孤独を抱え込んだまま育児をしていたのだな、と自分の考えを改めるきっかけとなったのです。「そうか、だから私はこんなに育児がつらかったのか」と原因がわかれば、自分が何をすべきか見えてきました。 以前は「3歳ごろまでは自宅で子どもをみないと!」と固執する自分がいたのですが、現在は考えも柔軟になり、日中は保育園を活用してプロの方に子どもたちを任せることにしました。共同で子どもたちを育てている感覚になれて、余裕が生まれるとともに前向きさを取り戻すことができました。保育園には感謝の思いでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:山本加奈子/30代女性・主婦。2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。作画:やましたともこ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年09月18日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。そんなある日、区役所で行われる育児教室へ参加し、生後6カ月の赤ちゃんのママ、よう子さんに話しかけられ連絡先交換。出会って2回目でどうしても結婚式に来てほしいと懇願され、戸惑いながらも参列することに。結婚式後も時々お茶する関係でしたが、ある日生命保険を勧められて自分はカモだったのかという疑念が拭えず、連絡をフェードアウトしていきました。産後うつ気味だった頃に児童館へ行くと、スタッフの女性は親身になって話に耳を傾け、児童館のイベントを案内してくれました。参加を決め、当日は悩めるママたちが集まって、自分の気持ちを話し、人の悩みを聞くというもの。話して聞くだけのシンプルな内容ですが、イベント終了後に心が軽くなっていることに気づき、再び参加をします。そこで育児の悩みを話すはずなのに、ひとり趣旨と違った話をする牧野さんというママに出会うのでした。 悩みがあったけど、今は感謝するようになりました この日も自分の悩みを打ち明け、イベント終了後はすっきりした様子のすや子さん。帰ろうとすると、ランチに誘ってくれるママが。イベントでうっかり話をしていた牧野さんでした。 ファミレスでランチをするすや子さんと牧野さん。牧野さんは、すや子さんが児童館のイベントで話していた悩みを心配して、自分でよければ話を聞くと言います。 笑顔を絶やさず聞いてくれるのでついしゃべり過ぎてしまいましたが、牧野さん自身の悩みを聞くとないと答え、心の中ではなぜ児童館のイベントに?という思いがかすめますが、昔は悩みがあったが今は幸せで感謝の気持ちを持っていると言った後、「すやすや教(宗教の名前)のお陰です」 ニコッと微笑み、すや子さんが悩んでいることに触れ、嫌な流れになってきたと思うと、宗教のお陰で悩みがなくなったので話を聞きに来ないかと勧誘の言葉を口にし始めます。「すみません、行けません」すや子さんが断ると、一度だけでもと食い下がられるのですが……。 ◇◇◇ 牧野さんが児童館のイベントで悩みを話していなかったことが気になっていたすや子さん。牧野さんは宗教のお陰で悩みが解消されたといい、ランチに誘ってくれたのは実は宗教の勧誘が目的だというショックなオチに。すや子さんは断りますが、相手も引き下がりません。声をかけられて実は勧誘だったということ、経験のある方も多いのではないでしょうか。こんな時あなたはキッパリと断ることができていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年09月17日妻の彩(30)は、夫・将生(33)との間にやっとの思いでわが子を授かり、幸せな妊娠生活を送っていました。子どもが生まれると、彩は慣れない育児に追われ、将生は家族のためにと仕事に奔走。その結果、夫婦間に溝ができ始め、産後レスに……。彩は「なんで私のこと触らなくなったの? 私はしたいよ」と、勇気を出して、夫に切り出しますが、夫からの返答は、「……ごめん」。それから、夫婦間の会話はほとんどない状態が続いていました。ママ友の悠亜と美咲も、夫に対するわだかまりがありました。悠亜は「夫の激務によるワンオペ育児」、美咲は「出産を機にキャリアを諦めたこと」。それぞれが孤独感を持って生活していました。ある日、悠亜が元カレの会社のパーティーに参加すると聞いて、一緒に行くことにした彩と美咲。彩以外のふたりはパーティーを楽しんでいる様子でしたが、彩は、見知らぬ男女が楽しむ場に馴染むことができず、会場をひとりウロウロ……。「私、何してんだろ……」。そんな気持ちで帰宅しました。夫に「今日、何してたの?」と尋ねられたものの、「関係ないでしょ」と冷たい返事をしてしまった彩。夫に黙ってパーティーに出かけたため、「そのうち話さなきゃ」と思いつつ、産後レスの話し合いから夫婦の溝はますます深まり、切り出せずにいました。 後日、ランチへ出かけた彩と悠亜。そこで偶然、パーティーで話していた男性と親密そうに談笑している美咲を見かけます。驚きのあまり、開いた口がふさがらないふたりは……!? 男性との密会の真相は…!? 「ねぇ美咲さん! ごめんね、私たちこの間……その、見ちゃって……」 3人で集まった際、悠亜は率直に話を切り出しました。 「違います違います! 髪に触れていたのは、虫がついていて……」 「なーんだ、じゃあ不倫じゃなかったのか!」 心なしか残念そうな悠亜。 「実は……私、仕事復帰したくて」 お店で話していた男性とは、仕事の話をしていたそう。 「でもたしか、旦那さん反対なんじゃ……」「家にいてほしいってタイプだったよね」 美咲はもともと、バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。職場で出会った夫との結婚をきっかけに、夫の要望に応え、家庭に入っていたのです。 「うん、どうせ反対される。だから決まるまで何も言わないつもりです」 仕事復帰に向けた美咲の意志は固く、夫に黙って話を進めようとしていたのでした。 家事や育児に専念してほしい気持ちから、妻に専業主婦でいることを望んでいる夫。家庭によって考え方はさまざまですが、妻に仕事をしたい意志があるのならば、尊重してほしいところ。美咲が勇気を持って踏み出す一歩を応援したいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター はぐはぐ
2023年09月15日妻の彩(30)は、夫・将生(33)との間にやっとの思いでわが子を授かり、幸せな妊娠生活を送っていました。子どもが生まれると、彩は慣れない育児に追われ、将生は家族のためにと仕事に奔走。その結果、夫婦間に溝ができ始め、彩は「あんなにやさしかった夫が私に触らなくなった」と、やるせない気持ちでいました。 「夫との産後レス」に悩む彩ですが、ママ友の悠亜と美咲にも、夫に対するわだかまりがありました。悠亜は「夫の激務によるワンオペ育児」、美咲は「出産を機にキャリアを諦めたこと」。夫と話し合うこともできず、それぞれが孤独感を持って生活していました。そんな中、ついに「なんで私のこと触らなくなったの? 私はしたいよ」と、勇気を出して、夫に切り出した彩。しかし夫からは、「……ごめん」とひと言……。それから、夫婦間の会話はほとんどない状態が続いていました。ある日、悠亜から突然「今度、元カレと会う」と聞いた彩。「彼の会社のパーティーみたいなものがあって……」と話す悠亜に、「なんだか怪しい!」と感じつつも興味を持った彩は「自分も行く」と宣言しました。 一緒に参加した美咲と言い出しっぺの悠亜は、パーティーを楽しんでいる様子。しかし彩は、見知らぬ男女が楽しむ場に馴染むことができず、会場をひとりウロウロ……。「私、何してんだろ……」。そんな気持ちで帰宅しました。 夫に「今日、何してたの?」と尋ねられたものの、「関係ないでしょ」と冷たい返事をしてしまった彩。夫に黙ってパーティーに出かけたため、「そのうち話さなきゃ」と思っていましたが……。 ママ友が見知らぬ男性と…!? 悠亜と親子カフェに出かけた彩。 「美咲さん来られなくて残念だね」 そんな会話をしながら、お店へ向かう途中……。 「待って……あれ美咲さんじゃない?」 見知らぬ男性と談笑する美咲の姿がありました。 「間違いない……美咲さんだ……」 よく見ると、男性はパーティーのときに話していた人のよう。 男性は美咲さんの髪をやさしく触り、美咲さんは照れるように頬を赤らめていました。 その光景を見た彩と悠亜は、驚きのあまり、開いた口がふさがらないのでした。 ママ友と男性が密会してるとも取れるような現場を目撃してしまった彩。事情はわかりませんが、頬を赤らめ照れる美咲の様子から、不倫などよからぬことが頭をよぎります。 はたして美咲とその男性はどのような関係なのでしょうか。皆さんはもし、男性とふたりで会っているママ友を目撃したら、本人に直接聞いてみますか? 著者:マンガ家・イラストレーター はぐはぐ
2023年09月14日日本労働組合総連合会(略称:連合、所在地:東京都千代田区、会長:芳野 友子)は、仕事と育児の両立支援制度に対する意識や実態を把握するために、「仕事と育児の両立支援制度に関する意識・実態調査2023」をインターネットリサーチにより2023年8月10日~8月16日の7日間で実施、小学生以下の子どもがいる20歳~59歳の働く男女1,000名の有効サンプルを集計しました(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)。[調査結果]≪仕事と育児の両立のための両立支援制度の利用≫◆仕事と育児の両立のために利用したことがある両立支援制度「育児休業」41.9%、「短時間勤務制度」16.3%、「子の看護休暇」13.9%、「時間外労働の制限」6.6%、「産後パパ育休」5.5%◆取得した育児休業期間 男性では「1週間から1か月未満」、女性では「1年から1年半未満」が最多小学生以下の子どもがいる20歳~59歳の働く男女1,000名(全回答者)に、仕事と育児の両立のための両立支援制度について質問しました。まず、全回答者(1,000名)に、仕事と育児の両立のために利用したことがある両立支援制度(法律で定められた両立支援制度)を聞いたところ、「育児休業」(41.9%)が最も高くなりました。仕事と育児を両立させるため、原則として子どもが生まれてから1歳になるまで取得できる育児休業を利用した人が多いようです。次いで高くなったのは、「短時間勤務制度」(16.3%)、「子の看護休暇」(13.9%)、「時間外労働の制限」(6.6%)、「産後パパ育休」(5.5%)で、「利用したことのある制度はない」は47.8%となりました。男女別にみると、「育児休業」では男性25.4%、女性58.4%、「短時間勤務制度」では男性6.8%、女性25.8%と、男女で大きな差が開きました。また、「利用したことのある制度はない」は男性では58.4%と、女性(37.2%)と比べて21.2ポイント高くなりました。育児休業を取得した人(419名)に、取得した育児休業期間を聞いたところ、「1週間未満」(16.5%)や「半年から1年未満」(20.3%)、「1年から1年半未満」(19.8%)などに回答が分かれました。男女別にみると、男性では「1週間から1か月未満」(33.1%)、女性では「1年から1年半未満」(27.1%)が最も高くなりました。◆「自身のパートナーは産後パパ育休を取得した」既婚または事実婚の女性の15.2%次に、産後パパ育休について質問しました。産後パパ育休とは、男性のみを対象とした出生時育児休業であり、子どもの出生後8週間以内に4週間まで、2回に分割して取得することが可能です。既婚または事実婚の女性(480名)に、自身のパートナーは産後パパ育休を取得したか聞いたところ、「取得した」は15.2%、「取得していない」は84.8%となりました。自身またはパートナーが産後パパ育休を取得した人(128名)に、自身またはパートナーが実際に取得した産後パパ育休の期間を聞いたところ、「1週間未満」が29.7%、「1週間から2週間未満」が35.2%、「2週間から3週間未満」が11.7%、「3週間から4週間」が23.4%となりました。◆仕事と育児の両立のための両立支援制度を利用しなかった理由1位「利用できる職場環境ではなかった」2位「所得が下がる」3位「制度があるのを知らなかった」◆両立支援制度を利用できる職場環境ではなかったと思った理由1位「代替要員がいなかった」2位「職場の理解が低かった」3位「言い出しにくかった」仕事と育児の両立のための両立支援制度(法律で定められた両立支援制度)を利用しなかった人(478名)に、利用しなかった理由を聞いたところ、「利用できる職場環境ではなかった」(42.3%)が突出して高くなりました。次いで高くなったのは、「所得が下がる」(19.7%)、「制度があるのを知らなかった」(17.4%)、「配偶者から利用する必要がないと言われた」(9.2%)、「育児休業給付金の支給対象者ではなかった」(8.2%)でした。雇用形態別にみると、正規雇用者では「所得が下がる」が22.1%、「休業・休暇以外の制度で仕事と育児の両立をはかった」が11.2%と、非正規雇用者(順に14.6%、1.3%)と比べて10ポイント近く高くなりました。「利用できる職場環境ではなかった」と回答した人(202名)に、なぜそのように思ったか聞いたところ、「代替要員がいなかった」(39.6%)が最も高くなり、「職場の理解が低かった」(33.7%)、「言い出しにくかった」(26.2%)、「自分にしかできない業務を担っていた」(20.3%)、「休業開始前の職務・職位へ復帰できるか不安だった」(9.4%)が続きました。雇用形態別にみると、正規雇用者では「代替要員がいなかった」が44.6%、「自分にしかできない業務を担っていた」が26.9%と、非正規雇用者(順に30.6%、8.3%)と比べて10ポイント以上高くなりました。正規雇用者では、業務が属人化しているために制度の利用がしづらくなっているケースが多いのではないでしょうか。◆両立支援制度を利用する女性のキャリアを阻む要因として考えられること1位「保育所・学童保育の整備不足」2位「職場復帰後のフォローがない」3位「育児を理由として重要な仕事が与えられない」4位「育児休業中に職場の情報提供が行われていない」全回答者(1,000名)に、両立支援制度を利用する女性のキャリアを阻む要因としてどのようなことが考えられると思うか聞いたところ、「保育所・学童保育の整備不足」(33.6%)が最も高くなりました。子どもを任せられる十分な環境が整っていないことが、女性のキャリアに対して足かせになっていると感じる人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「職場復帰後のフォローがない」(28.5%)、「育児を理由として重要な仕事が与えられない」(24.7%)、「育児休業中に職場の情報提供が行われていない」(23.6%)、「長時間労働」(23.2%)でした。男女別にみると、女性では「保育所・学童保育の整備不足」が41.6%と、男性(25.6%)と比べて16.0ポイント高くなりました。≪政府が推奨する“共働き・共育て”の実現≫◆政府が推奨する“共働き・共育て”を実現するために効果的だと思うこと1位「育児休業給付金の増額」2位「フレックスタイム制の導入」3位「テレワーク制度の導入」30代女性では「短時間勤務制度の導入」が高い傾向全回答者(1,000名)に、政府が推奨する“共働き・共育て”を実現するためにはどのようなことが効果的だと思うか聞いたところ、「育児休業給付金の増額」(32.6%)が最も高くなりました。金銭的な面での支援が手厚くなることで、“共働き・共育て”の推進が図られると考える人が多いようです。次いで高くなったのは、「フレックスタイム制の導入」(30.9%)、「テレワーク制度の導入」(27.0%)、「短時間勤務制度の導入」(25.6%)、「育児休業終了後における原職復帰」(23.1%)でした。男女別にみると、女性では「育児休業給付金の増額」が41.8%、「短時間勤務制度の導入」が33.2%と、男性(順に23.4%、18.0%)と比べて15ポイント以上高くなりました。男女・年代別にみると、20代女性では「育児休業給付金の増額」(44.6%)、30代女性では「短時間勤務制度の導入」(38.9%)が全体と比べて10ポイント以上高くなりました。≪育児・介護休業法に基づく各制度に対する意識・実感≫◆仕事と育児を両立するための制度として、短時間勤務制度の他に利用したいと思う制度「始業時刻・終業時刻の繰り上げや繰り下げ」39.8%、「フレックスタイム」35.2%、 「フルタイムで働くテレワーク」28.8%、「所定労働時間を6時間とした形のテレワーク」24.1%◆「仕事と育児を両立するための制度は現行の短時間勤務制度だけで十分」正規雇用者では15.1%にとどまる育児・介護休業法で定められた各制度について質問しました。全回答者(1,000名)に、仕事と育児を両立するための制度として、短時間勤務制度(所定労働時間を1日6時間とする)の他に複数選択できるとしたらどの制度を利用したいと思うか聞いたところ、「始業時刻・終業時刻の繰り上げや繰り下げ」(39.8%)が最も高くなり、「フレックスタイム」(35.2%)、「フルタイムで働くテレワーク」(28.8%)、「所定労働時間を6時間とした形のテレワーク」(24.1%)が続き、「現行の短時間勤務制度だけで十分」は18.8%でした。男女・年代別にみると、30代女性と40代・50代女性では「始業時刻・終業時刻の繰り上げや繰り下げ」(順に48.5%、49.1%)、40代・50代男性では「フレックスタイム」(41.6%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。雇用形態別にみると、正規雇用者では「現行の短時間勤務制度だけで十分」が15.1%と、非正規雇用者(29.5%)と比べて14.4ポイント低くなりました。正規雇用者には、現行の制度だけでは不十分であり、労働者ひとりひとりの実態や希望にできるだけ適うような制度が必要であると考える人が多いのではないでしょうか。◆“短時間勤務制度”の子どもの対象年齢についての考え 「現行のままでは不十分」83.6%◆“所定外労働の制限”の子どもの対象年齢についての考え 「現行のままでは不十分」83.7%短時間勤務制度や所定外労働の制限といった労働時間に関する制度について質問しました。“短時間勤務制度”は、所定労働時間の短縮措置で、3歳に満たない子どもを養育する場合に希望すれば利用できます。全回答者(1,000名)に、“短時間勤務制度”の子どもの対象年齢について自身の考えにあてはまるものを聞いたところ、「現行の3歳未満までで十分」は16.4%となり、「小学校就学前まで必要」が31.3%、「小学校3年生修了まで必要」が23.1%、「中学校就学前まで必要」が29.2%で、合計した『現行のままでは不十分(計)』は83.6%となりました。男女別にみると、『現行のままでは不十分(計)』と回答した人の割合は、女性では86.4%と、男性(80.8%)と比べて5ポイント以上高くなりました。“所定外労働の制限”は、残業免除が可能となる制度です。子どもが3歳に達するまで、残業免除を申請した従業員に対しては所定外労働の指示が禁止されています。“所定外労働の制限”の子どもの対象年齢について自身の考えにあてはまるものを聞いたところ、「現行の3歳未満までで十分」は16.3%となり、「小学校就学前まで必要」が29.4%、「小学校3年生修了まで必要」が25.2%、「中学校就学前まで必要」が29.1%で、合計した『現行のままでは不十分(計)』は83.7%となりました。◆“子の看護休暇”の子どもの対象年齢についての考え 「現行のままでは不十分」74.8%◆“子の看護休暇”として取得できる休暇日数についての考え 「現行のままでは足りない」66.0%◆自身の働く企業・組織における子の看護休暇制度の実態「有給である」37.0%、「無給である」18.1%、「就業規則に子の看護休暇制度がない」20.8%子の看護休暇について質問しました。子の看護休暇は、負傷した子どもや疾病にかかった子どもの世話などを行う労働者に対し与えられる休暇で、年次有給休暇とは別に与えられます。小学校就学前までの子どもが1人であれば年5日、2人以上であれば年10日を限度として1日単位または時間単位で取得することが可能です。全回答者(1,000名)に、“子の看護休暇”の子どもの対象年齢について自身の考えにあてはまるものを聞いたところ、「現行の小学校就学前までで十分」は25.2%となり、「小学校3年生修了まで必要」が36.4%、「中学校就学前まで必要」が38.4%で、合計した『現行のままでは不十分(計)』は74.8%となりました。男女別にみると、『現行のままでは不十分(計)』と回答した人の割合は、女性では78.8%と、男性(70.8%)と比べて8.0ポイント高くなりました。また、“子の看護休暇”として取得できる休暇日数について自身の考えにあてはまるものを聞いたところ、「現行のままで十分」が34.0%、「足りない」が66.0%となりました。男女別にみると、「足りない」と回答した人の割合は、女性では71.2%と、男性(60.8%)と比べて10.4ポイント高くなりました。短時間勤務制度、所定外労働の制限、子の看護休暇の各制度に関して、現行のままでは不十分だと考えている人の割合が男性と比べて女性のほうが高くなっており、子育ての負担が女性に偏っていることがうかがえます。さらに、自身の働く企業・組織では子の看護休暇は有給か、無給か聞いたところ、「有給である」が37.0%、「無給である」が18.1%、「就業規則に子の看護休暇制度がない」が20.8%、「わからない」が24.1%となりました。勤め先の従業員規模別にみると、「有給である」と回答した人の割合は、従業員数が多い勤め先ほど高くなる傾向がみられ、従業員数301名以上(301名~1,000名43.0%、1,001名以上46.4%)では4割を超えました。労働組合の有無別にみると、「有給である」と回答した人の割合は、労働組合がある勤め先では45.9%と、労働組合がない勤め先(26.4%)と比べて19.5ポイント高くなりました。■調査概要■調査タイトル:仕事と育児の両立支援制度に関する意識・実態調査2023調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする小学生以下の子どもがいる20歳~59歳の働く男女調査期間:2023年8月10日~8月16日調査方法:インターネット調査調査地域:全国有効回答数:1,000サンプル(男女が均等になるように割付)実施機関:ネットエイジア株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月14日妻の彩(30)は、夫・将生(33)との間にやっとの思いでわが子を授かり、幸せな妊娠生活を送っていました。子どもが生まれると、彩は慣れない育児に追われ、将生は家族のためにと仕事に奔走。その結果、夫婦間に溝ができ始め、彩は「あんなにやさしかった夫が私に触らなくなった」と、やるせない気持ちでいました。 「夫との産後レス」に悩む彩ですが、ママ友の悠亜と美咲にも、夫に対するわだかまりがありました。悠亜は「夫の激務によるワンオペ育児」、美咲は「出産を機にキャリアを諦めたこと」。夫と話し合うこともできず、それぞれが孤独感を持って生活していました。そんな中、ついに「なんで私のこと触らなくなったの? 私はしたいよ」と、勇気を出して、夫に切り出した彩。しかし夫からは、「……ごめん」とひと言……。それから、夫婦間の会話はほとんどない状態が続いていました。ある日、悠亜から突然「今度、元カレと会う」と聞いた彩。「彼の会社のパーティーみたいなものがあって……」と話す悠亜に、「なんだか怪しい!」と感じつつも興味を持った彩は「自分も行く」と宣言しました。 そして「夫に説明しないと」と思いながらも、ぎくしゃくした関係から素直になれず、「用事がある」とだけ伝え、パーティーに出かけます。美咲も同じように、夫と気まずい空気の中、出てきたようでした。 しかし、きらびやかな雰囲気のパーティーを目の当たりにした3人は、「今日は楽しみましょう!」と気持ちを切り替え、張り切って参加し……。 怪しげなパーティーで… 男女がそれぞれ会話を楽しみ、活気あふれるパーティーで、ひとりその様子を眺めていた彩。 「なんか……あの2人いい感じだよね……?」 悠亜と美咲はパーティーに馴染み、楽しんでいる様子でした。 会場をひとりでウロウロとしていた彩は、参加者の女性がつけていたブローチが目に留まります。 「そういえば、こういうの好きだったなぁ〜」 子育てが始まり、気に留める余裕もなくなっていましたが、以前はアクセサリーが好きだったことを思い出す彩。 「私、何してるんだろ……」 帰宅後、夫から「今日、何してたの?」と尋ねられるも、産後レスについての話し合いにモヤモヤが続いていた彩は、「……関係ないでしょ」と冷たく接してしまいます。 そして、いつもひとりで気持ちを吐き出している浴室へ向かいました。 湯船に浸かりながら、空想の天使と会話する彩。 「夫に内緒にしておくつもり?」 パーティーへの参加を夫に黙っている彩は、天使からの問いに、「そのうち言うよ……」と力なく答えるのでした。 きらびやかなパーティー会場で、「そういえば、アクセサリー好きだったな」と物悲しい気持ちになる彩。子育て中は、自分の好きことは後回しになりがちですよね。日々、育児や家事、仕事に追われる毎日。彩のように、頭から消えていても、ふとしたときに思い出すなんてこともあるかもしれません。 皆さんは、落ち着いたら再開したいと思っている趣味や、娯楽などはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター はぐはぐ
2023年09月13日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友が欲しいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。その後は気持ちも回復。そんなある日、区役所でおこなわれる育児教室へ参加し、生後6カ月の赤ちゃんのママ、よう子さんに話しかけられ連絡先交換。出会って2回目で、どうしても結婚式に来てほしいと懇願され、戸惑いながらも参列することに。人数合わせかもという疑念もありましたが、結婚式後もマメに連絡をくれるのでこれがママ友なのかもと思うのでした。よう子さんとお茶をしていたある日、生命保険のことを訊かれ、自分の夫が保険関係の仕事をしているから話を聞いてみないかと誘われます。最初はやんわり断ったものの、食い下がられるのでキッパリ断ったすや子さん。その日を境によう子さんからのスマホでの返信をやめると、1カ月後に返信がないことを心配したよう子さんから手紙が届きます。そっけないと思いつつも、忙しいので会えないとだけ返信。心の中でサヨナラをしました。 今の辛い気持ちを共感し合えるような相手が欲しい… 出産後、うつ気味だったすや子さん。好きだったマンガを読む気にもなれず、やる気も起きなかったため、児童館へ行くことにしました。 「顔色悪いけど大丈夫?」児童館のスタッフさんから、「相談したいことがあれば言ってね」と声をかけられます。親身になってすや子さんの話に耳を傾けてくれるスタッフさんは、イベントを案内してくれました。内容は悩めるママが自分の話をし、ほかの人の悩みを聞くというもので、すや子さんは参加することに。 イベント当日、児童館のスタッフさんが司会者となり、1人ずつ自身の悩みを発言。ルールは批判やアドバイスをせず、「ただ話して聞く」のみ。それだけでいいのかと思ったすや子さんでしたが、イベント終了後、自分の悩みを話して心が軽くなっていることを感じます。 再び同じイベントに参加したある日のこと、参加者の1人「牧野さん」の話が気になったすや子さん。育児の悩みなどではなく自身のうっかり話などをしており、イベントの主旨とは違った話をしていることに疑問を持ったのでした。 ◇◇◇ 産後のつらい今の気持ちを共感し合えるような相手や場所が欲しいと思い、解決の糸口になればと児童館のイベントに参加したすや子さん。育児の悩みを「話して聞く」。アドバイスや批判はしない。これは育児に限らず、すべての悩みに通じる、シンプルで着実な方法ではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年09月10日「産後の肥立ちは重要」と昔から言われていますが、私自身、身をもってそう感じた経験があります。そんな時期に別のある病気にも悩まされました。産後1年目、私が「原田病」を発症してしまったときの体験談を紹介します。 朝起きたら目の前が真っ白難産で長女を出産後、長女がNICUへ入院していたため、多少無理をして病院に通っていました。そのため、産後の肥立ちが悪い状態が半年ほど続き、体調にも影響が。産後の肥立ちの大切さを実感しました。 そんな産後の体調不良も、だいぶ回復してきたときのこと。出産から約1年が経ったある日、後頭部が今までにないくらいにガンガンと痛くなりました。 しばらく痛みが続いたので横になり、そのまま夜を迎えました。ところが翌朝、起きたときに、目の前が霧がかかったように真っ白になっていたのです。見えるのはほんの一部という状態でした。 目が見えにくい状態での子育て初めてのことで驚きましたが、一次的なものですぐに落ち着くだろうと思いました。ところが、翌朝になっても変わらぬまま……。 眼科へ行くと総合病院を紹介され、その結果、「原田病」と診断されました。自己免疫疾患の一種で、目の網膜を免疫が攻撃している状況とのことでした。 点眼治療でしたが、目が見えない状態での子育てには厳しいものがありました。子どもの顔もきちんと見えず、家事も大変だったので、実家にお世話になって治療することにしました。 3カ月で症状が落ち着いてきた治療中は度が強いメガネを作り、それをかけて過ごしました。また、外では日の光でさらに目の前が真っ白になってしまうので、できるだけ外出は控えることに。病院へ行くときはサングラスをかけて家族に手を引いてもらいました。 外出が制限されることはなかったのですが、目が見えない生活は非常に大変だと痛感。症状のピークは発症から1カ月後くらいで、徐々に症状も落ち着き、だんだんと目が見えるようになっていきました。そして、3カ月後くらいには問題なく日常生活を送れるようになったのです。 幸い、目が見えにくいだけで、産後の体調は回復してきた状態だったので、なんとか乗り越えることができました。突然、こんな病気に悩まされることになるなんて……。あのとき、サポートしてくれた家族には感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:石原みどり/30代女性・主婦。知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。イラスト:はたこ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年09月10日賛否両論の声が飛び交うニューボーンフォト。生まれたばかりのかわいいわが子の貴重な記録になるため近年人気がありますが、新生児期の赤ちゃんはとても繊細なので、撮影時には細心の注意が必要です。ニューボーンフォトの中には、ゾッとするようなことも……。ニューボーンフォトとは、主に新生児期に撮影する記念写真のこと。新生児ならではかわいい姿を記録に残すことができます。しかし身体機能が未発達な赤ちゃんの撮影は簡単なことではありません。ニューボーンフォトの危険についてはさまざまな見解があるようです。 そのため、ニューボーンフォトを撮るか撮らないか迷っているママも少なくないはず……。 そこで、赤ちゃんや産後のママのことを学び、安全なニューボーンフォト撮影を推進している『赤ちゃん撮影安全推進会』に所属するフォトグラファー森田明弥さんと田村麻奈美さんにニューボーンフォト撮影時に気を付けるべきことを聞かせてもらいました。 ニューボーンフォトの撮影で最も危険なのは…ニューボーンフォトが流行する中で、最も怖いのはママ・パパが見よう見まねで自宅で無理なポーズをさせたり、背景を作ったりして撮影すること。ニューボーンフォトのフォトグラファーは、助産師さんや保育士さんから赤ちゃんや産後のママの体についてしっかり学んだ上で撮影にあたっているそうです。 例えば、一見赤ちゃんが頬杖をついているようなポーズは、大人がアシストした上で撮影し、写真そのものは加工によって仕上げています。赤ちゃんがそのポーズをとっているわけではありません。 そもそもニューボーンフォトは海外発祥のもので、撮影技法は日本の赤ちゃんに適していません。日本人の赤ちゃんは日本人の骨格にあった正しい姿勢で、慎重に撮影をする必要があるとのことでした。 また、背景に花を配置したり赤ちゃんの頭に被せたりしている人を目にしますが、それも非常に怖い行為です。プロのニューボーンフォトのフォトグラファーは花の扱いもしっかりと学んでいます。花粉や農薬など、花ひとつとっても新生児の撮影においては慎重に扱う必要があるようです。信頼できるニューボーンフォトのフォトグラファーとはそこで気になるのは、「どんなフォトグラファーであれば信頼して任せられるか?」というところ。森田さんと田村さんは、どれだけ知識があるかや経験などはもちろん、敢えて言うのであれば「赤ちゃんをお客様として捉えているか、被写体として捉えているか」だと言います。 ママにとって生まれて間もない赤ちゃんを他人に渡すのはとても怖いこと。安心して任せてもらうための配慮が必要です。 森田さんと田村さんは、撮影時にはしっかりと赤ちゃんに対して挨拶と自己紹介をするそう。それは赤ちゃんはお客様であること、そして初めての写真撮影を任されたフォトグラファーとしての努めだと話していました。 赤ちゃんを単なる被写体ではなく人として捉えているフォトグラファーであれば、赤ちゃんにとって苦しいポーズをとらせることはせず、自然で落ち着く体制を選んで撮影を行います。もちろん、赤ちゃんに負担になるほどの長時間の撮影はしません。 どんなに小さくてもひとりの人間。言葉を話すことがなくても、感情は持っています。意志の主張ができない分、赤ちゃんのことをしっかり学び、赤ちゃんに寄り添った撮影をするフォトグラファーであれば、安心してニューボーンフォトの撮影を任せられるのではないでしょうか。ニューボーンフォトの撮影は家族初めてのイベント森田さんと田村さんは、ママ・パパに安心してもらうために、どのような気配りをしているのでしょう。 まずお二人は、撮影前からメッセージのやりとりを交わしているのだそうです。どんな写真を撮りたいかはもちろん、赤ちゃんにとって快適な撮影になるように当日の授乳時間までアドバイスをしているとのことでした。 しかし家庭によって授乳スタイルや育児論は異なります。撮影のためだけにそれを否定することはせず、各家庭に合わせた撮影プランを提案しているそう。撮影のためだけにミルクやおしゃぶりの用意を求めることはありません。 多くの場合、ニューボーンフォトの撮影は家族初めてのイベントになります。妊婦のときから予約をし、ニューボーンフォトの撮影を楽しみに出産を頑張るママも多いそう。 ママ・パパがどれだけニューボーンフォトの撮影を楽しみにしているかをしっかり自覚して、撮影に臨んでいるような印象を受けました。ニューボーンフォトのリアルを知って…森田さんと田村さんから話を聞いて、新生児の写真撮影がいかに難しいかがよくわかりました。その半面、赤ちゃんに向き合った撮影をしているフォトグラファーに依頼をすることで、素敵な思い出として残すことができるように感じます。 ニューボーンフォトの撮影に迷っている人は、撮影技術やセンスももちろんですが、どのようなスタンスで撮影に臨んでいるか、事前にコミュニケーションをとり、フォトグラファーの人となりまで気にかけてみるといいかもしれませんね。 ※ニューボーンフォトを撮影する際はご自身の責任と判断で行いましょう。
2023年09月07日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。今住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。ひとりの時間も好きだけど、出産したら話せるママ友がほしいと思っていました。妊婦健診のある日、待合室でセレブ感あふれる妊婦さんに話しかけられたすや子さんですが……。現在は仕事をしておらず、夫は出張がち。住んでいる場所は実家も遠く周囲に友だちもいません。ひとりの時間は嫌いじゃないけれど、孤独を感じています。 出産したら知り合いを作ろうと思っていたけどーー ※産後うつとは、マタニティブルーズとは異なり、産後数週間から数カ月、長い場合は1年ほど続くこともある極度の不安や悲しみが続き、それに伴う無気力や不眠などの症状が出る状態を言います。 外出から戻って、ペットのハムスターに話しかけたり、ネットで調理方法を質問したり。ひとりで過ごす時間が多いスヤ子さんは、出産後に知り合いを増やそうという思いを抱きます。 「出産予定日いつですか?」ある妊婦健診の日、待合室で隣に座っていたセレブ感いっぱいの妊婦さんから話しかけられたすや子さん。なんと出産予定日が1日違いということがわかって盛り上がる2人。 健診後、雨が降ってきて傘を持って来ていないすや子さんが産婦人科の玄関で立ち尽くしていると、先ほどのセレブ妊婦さんが車で送ると言ってくれるのですが、思わず断ってしまいます。キレイめの装いの彼女に対して、その日は適当な格好で来ていたすや子さんはなんとなく気が引けてしまい、そのやさしさに感謝しながら高級車を見送るのでした。 出産後、産後うつ気味になったすや子さん。SNSで偶然、妊婦健診で会ったあのセレブ妊婦さんを見つけます。同じ日に出産し、子どもの性別も同じ。でも子どもの発達はわが子よりも早い。 このころ、自己肯定感が低かったすや子さんはショックを受け、わが子の発達の遅さは自分の育て方のせいかもしれないと暗い気持ちが渦巻いてしまうため、彼女のSNSを見るのをやめました。 産後うつから回復したころ、ファッション雑誌のスナップページで彼女を見つけます。さらにその後、友人の友人だったことが判明したそう。一瞬、SNSでメッセージを送ろうかと思ったすや子さんですが、健診日の自分の格好と、自分のことは忘れているかもと思い、結局連絡は取らなかったとのこと。 ◇◇◇ 妊娠中は産後に知り合いを作ろうと思っていましたが、実際はメンタルが落ちてしまって思うように動けなかったすや子さん。SNSで妊婦健診時に出会った彼女が、同じ日に、同じ男の子を出産しているだけに、発達のスピードが違うと気持ちがどんどん落ちていきますよね。彼女のSNSを見ることをやめたのは賢明な判断です。 気持ちが回復してきたころに今度はファッション誌で彼女を見つけ、SNSで連絡してみようかと思ったものの、あの日の格好を思い出してやめたというすや子さん。きっと相手はそんなことを気にしていないでしょうし、出産予定日が1日違いのすや子さんを忘れてはいないと思いますが、こうした気持ちはこの状況以外でもよく共感できますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年09月06日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「おせっかい姑とKY夫の末路」を紹介します。パニ子は出産を控えた妊婦。出産後は夫のカイトも育児休暇を取得することになっているので、産後の生活に不安はありませんでした。しかしある日、カイトがとんでもない提案をしてきたのです。産後に義母がやってくる!?出産予定日まで2週間切ったころ、仕事から帰ってきたカイトは「パニ子に嬉しいサプライズがありま~す♪」と上機嫌。何か嬉しい報告があるのかと楽しみにしていたら「出産後、母さんが子育ての手伝いをしてくれることになりました~!」とまさかの提案をしてきました。 どうやら義母は「出産後の男なんて頼りにならないから任せろ」と言ったよう。カイトもすっかり頼る気でいます。 しかし義母に来られては休まるものも休まりません。カイトも義母頼みになり、育児に参加しない未来が手にとるように見えるので、パニ子は断るよう強くカイトに言いました。 最初は「遠慮はいらないよ!母さんは子育てのプロなんだから」と言っていたカイトも、頑なに首を縦にふらないパニ子に不満そうです。最後は「母さんも乗り気だったのに…」と言いながらも、渋々義母の申し出を断ることにしました。 家で待ち構えていたのは…その後、パニ子は無事出産。入院生活を終え、自宅に戻る日がやってきました。しかし自宅のドアを開けた途端、煮物のような醤油の臭い……。信じられないことに義母が待ち構えていたのです。 「気を遣わなくていいのよ! 部屋が散らかっていてもパニ子さんがすっぴんでも私は構わないから!」と居座る気満々です。 カイトは義母がいるからと勝手に育休を取り下げていて、パニ子は姑と2人きりで子育てをすることに……。おかげでカイトへの信頼もガタ落ち! 楽しみにしていた子育ては、最悪なスタートを切ってしまいました。 義母のせいで休めない!そうはいってもやってくるのは慌ただしい毎日。できる限り義母に頼もうと割り切ったパニ子でしたが、義母の育児方法は的外れなものばかり。また生まれたばかりの赤ちゃんに果物を与えようとしたり、無理な寝方をさせたりとヒヤヒヤしてしまい、パニ子の疲労は増すばかりです。 カイトから帰るように伝えてほしいのですが、カイトは「母さんはパニ子のためにやってくれているんだから失礼だ」と見当外れなことを言います。 これでは安心して子育てなどできるわけがありません。パニ子はある決意をし、スマホを手にしました。 義母を懲らしめたのは、あの人…!とある休日。すっかり義母に甘えたカイトはいつも通り家事や育児を手伝うわけでもなくゴロゴロしていました。 すると、インターホンの音。パニ子は「お義母さん出てくれますか? とっても素敵なプレゼントが届く予定なんですw」と義母を玄関に促しました。ドアを開けた姑はリビングまで聞こえるほどの大きな声で叫んだのでした。 やっていたのは大姑。カイトの祖母です。大姑は「私も同居してお手伝いすることにしたわ! 私は子どもをたくさん育てたプロだから安心して!」とひと言。大姑が苦手な義母は固まっています。 自己中な性格の姑と大姑は犬猿の仲! その扱いにくさを知っている大姑は「なにかあったら頼ってきてね」こっそりパニ子に伝えていたのでした。その言葉に甘え大姑を呼んだパニ子。大姑はすぐに駆けつけてくれたのでした。 早速大姑の家事育児指導がスタート。義母とカイトはことごとく怒られていていい気味です。大姑のおかげで良い姑・良い旦那様に育ちそうな2人。今日から子育てが楽しくなりそうな予感がしたパニ子でした。 産後は体を休めるのが第一ですが、気を許せない義母が来ては休みにくくなってしまいます。望まれないお手伝いは邪魔でしかありません。産後の女性には然るべき配慮が必要なのですね。 ※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年09月04日結婚を機に出身地から離れ、右も左もわからない未訪問の地へ。間もなくして妊娠が判明。「子どもとおでかけしたい」「お揃いの服とか着たいな」。そんな想いで日々SNSでキラキラしたママたちを見て、出産後の妄想をしていました。しかし、土地勘のない場所では、毎日の育児と家事をこなすので精一杯。キラキラしたママとはほど遠く、孤独な日々を送ることに。孤独な子育てをどう乗り越えたか、私の体験をお伝えします。 イメージトレーニングはできていたのに出産までは、SNSで検索したベビーグッズを集めたり、プレママ講座に出かけたりと、マタニティライフを楽しみながら過ごしていました。里帰り出産後、子どもが生後3カ月から自宅での子育てスタート! 日中は子どもと2人きり。初めての育児に必死で、毎日家から一歩も出ない……そんな毎日の繰り返しでした。「SNSで見たママは、オシャレしてママ友とベビーカーで散歩してたのに」「もっと友だちとおでかけできるはずじゃないの?」……イメージしていた理想と現実の違いを受けて、次第にネガティブな考えをもつようになりました。 焦りと孤独で周りが見えない同じことを繰り返す毎日。周りに知り合いもなく、もちろんママ友もいません。子どもの友だちを作るためにも外に出なきゃ! と思ったものの、自宅付近の支援センターや遊べる場所を知らないことに、そのとき気づきました。焦りを感じながらも自宅に戻って1カ月後、まずは最寄りの支援センターを調べてすぐに行ってみることに。 しかし、訪れた日はそれぞれのグループで遊びに来ていて、私は子どもと2人で遊びました。「これじゃ家と一緒だな」そんな想いで、逆に孤独な気分になり、それから支援センターへ行くのもおっくうに感じるようになりました。その後、子育てイベントにも参加しましたが、孤独から抜け出したいという焦りで自分自身いっぱいいっぱいになっていました。 みんなと一緒じゃなくていい実家が遠方のため、実母に悩みを聞いてほしくても手段は電話のみ。ときには泣きながら電話をかけ、子育てに関する悩みを聞いてもらっていました。自宅に戻って3カ月後、大型連休にあわせて実家に帰省することに。顔と顔を合わせて相談すると、溜まった想いがどんどん込み上げて、実母に素直な想いを伝えました。 「無理してみんなと同じようにしなくていいんじゃないの?」実母から言われたひと言は当たり前のようですが、そのときの私にとっては衝撃的なひと言でした。「子育てだって、人それぞれ違っていいんだ」と気づくことができました。 自分のペースで少しずつ自分のペースで子育てしていこうと考え直し、無理して居場所を探すことをやめました。その後、子どもが生後6カ月で習い事教室に通うことになり、徐々に地域の子育て事情を知り、育児について共感しながら話せる場を作れるように。それと同時に子どもにも同月齢のお友だちができ、楽しそうに遊ぶ姿を見て、「キラキラしたママじゃなくても楽しそうならいいや」と思えるように。 ささいなきっかけですが、それだけでも孤独を感じることが少なくなり、日々の子育ての刺激にもなりました。今思えば、孤独から抜けだしたいというより、SNSで見たキラキラしたママになれるような居場所を見つけたかっただけなのかもしれません。 キラキラしたママへの憧れは、まだあります! 以前の私はそれを求めるがあまり周りが見えず、素直に子どもの成長を喜ぶことができませんでした。今でも一対一で子どもと向き合っていると、周りには誰もいない……と孤独を感じてしまうこともあります。ですが他とは比べないように、「私は私」と割り切ることで自分のペースに合った育児ができるようになりました。 作画/ぐら子著者:吉田史香3歳と0歳姉妹のママ。夫の実家と敷地内同居中。実家は県外遠方。出産前まで、診療放射線技師として病院やクリニックでの勤務経験有り。育児や美容、地域情報に関する記事を執筆中。
2023年09月01日順風満帆だと思っていた夫婦が、妻の妊娠・出産をきっかけにバランスを崩していく……。知人の実体験を基にしたちなきちさんのマンガ「僕と帰ってこない妻」にて、妻や子どものことを考えていない、夫の自分本位な行動に読者から怒りの声が多数寄せられています。<「僕と帰ってこない妻」あらすじ>理想の夫婦と言われて、順風満帆だと思っていた夫・カズ君。娘の1歳の誕生日に、妻と娘が家を出て行くまでは……。 妊娠をきっかけに仕事を辞めた妻の雪穂を見下す発言が増えていったカズ君。ですが、雪穂が1番耐えられなかったのはカズ君の子どもへの無関心さでした。 何よりも仕事を優先するカズ君に不満を持ちながらも「いつか変わってくれる」そう思って1人で頑張ってきた雪穂ですが、娘・結ちゃんの1歳の誕生日を忘れて飲みに行くカズ君と離婚を決意。その日の夜、雪穂は結ちゃんを連れて家を出て……。 「育休の申請をしてきた」って…今さら?雪穂が出て行ってから1カ月ほど、LINEで連絡をするだけで、放置していたカズくん。これまでの言動を後悔し、関係修復を図るため、育休を取ることを決意。 話し合いをするために義実家へ向かう途中、雪穂のいる場所で大地震が発生。カズくんは準備を整えて避難所でようやく雪穂と再会します。 そして、避難場所として借りられることになった叔父さんの家へ。娘と3人で向かう車内でカズ君は「育休を取る申請をしてきた」言い出しました。 娘・結ちゃんを出産したときに、育休の取得をカズくんにお願いをした雪穂。そのときにはまったく取り合ってくれなかったのですが、産後1年以上たってから何の相談もなく「育休を申請した」と急に言い出します。 「失った時間は戻ってこないよ」「失った時間の尊さに気づいたんだ」と言う、カズ君の言葉を雪穂は遮り…… 「失った時間は戻ってこないよ」「『ありがとう。育休を取ってくれるなら離婚を考え直すよ』って言うと思った?」と突き刺さる雪穂の言葉。 今回も、相談をせずに勝手に育休申請をして来たカズくんの行動には、「自分勝手」と読者からも怒りの声が寄せられました。いつも突発的な行動をするカズくん。申請する前に、相談してほしかったですよね。 もう2度と分かち合うことはできない●確かになあ…。初めての0歳〜1歳育児の尊さもしんどさももう二度と分かち合うことはできない。仮に2人目は協力して育児できたとしても、初めてのときのあのものすごい不安とかあらゆることに一喜一憂したりの特異な状態とは違う。 ●そらそうだよ。どっちに転んだとしても、記憶とか気持ちとか、書き換えのできないものがあるって少しは学べたらいいね。慌てて手持ちのカードをあれこれ後出ししたり自分語っちゃう前に、雪穂さんの気持ちをじっくり聞いてひとつずつ向き合ってみたらどうかな。 1人目出産の0歳〜1歳までという時間は、育児の大変さも、子どものかわいさも一生味わうことができないもの。子どもに手がかからなくなってきてから、急に参加させてほしいと言われても、すぐに「はい、いいよ」とも言えませんし、何よりも離婚を決意した妻にとっては受け入れることは難しいかもしれませんね。 妻のことなめすぎじゃない?●雪穂さんでなくても今さら、って思うだろ。失った時間の尊さ??そこでキレイな言葉言っちゃうとかひくわ。育休とりました、家族のために住まいも手配しました、これで妻も許してくれるはず。。。なめすぎじゃね。 ●(前略)離婚寸前じゃなくても相談なく急に取ってきたから!とか言われたらケンカになる案件。被災で非日常時における助けとして受け入れられる可能性も考えたけど、これまでの負の積み重ねのが大きかったか…。 産後1年以上経ってから、急に「育休取りました」と言われても妻もびっくりですよね!「失った時間の尊さ」に気がついたと言うカズ君ですが、「失った時間」は雪穂さんも同じです。これ以上期待して傷つきたくないという雪穂さんの気持ちは痛いほどわかりますよね。
2023年08月31日第一子を妊娠し、初めての出産後に私が後悔したことがありました。その1つが、「断捨離」です。産前にしっかり身の回りの物を整理しておくべきだった……と、学んだ経験をお伝えします。 出産前、甘かった私の考え妊娠時、わが家は1LDKの賃貸マンションに住んでいて決して広いとはいえない間取りでした。産後すぐは子どもの部屋も必要ないし、経済的にもマイホームの購入はまだ早いと考えていました。 出産準備においても、ミニマリストへの憧れから買う物は必要最低限に抑え、どうしても必要なら買い足そうと思っていたのです。夫婦2人の物もさほど多くなく、リビングが子どもの部屋になるくらいだから大丈夫なはず、と想像しました。まさかこんな考えが覆されるとは知る由もなく……。 藁にもすがる思いで……いざ育児が始まってみると、初めての子育ては想像以上にてんやわんやとなりました。右も左もわからず、困ったことはネットに頼り情報収集。ママたちの体験談を見れば見るほど足りない物・欲しい物・あったら助かる物が湧いて出てきて、買い足してしまうのです。 出産前は必要ないと思っていた物も、子どもと私がお互いにラクになるならとついポチッ。さらに出産祝いもいただき、産後増えた物はおもちゃ、バウンサー、家電などなど数知れず。子育てがぐんと快適にはなったものの、部屋自体の収納スペースが少ないため収納ボックスを購入して応急処置をすることにしました。結果、部屋がとんでもなく狭くなってしまったのです。 引っ越さないと無理?!そんなわけでミニマリストとは程遠い生活となったわが家は、急きょ引っ越しを決意。3LDKで一部屋を子ども部屋と想定し、広めのリビングの家に決定しました。 大急ぎで引っ越し準備を進める中で、邪魔になっていた物に気づきました。それは妊娠前に着ていた洋服などです。子育てで自分の時間もろくに取れない環境でおしゃれを楽しむ余裕は私にはなくなっていたからです。 子どもが生まれた当時は初めてのことばかりでうまくいかないことも多く、余裕も自信もなくしてしまっていたと思います。私は便利なグッズに頼ることで時間も心もゆとりができることは確かだと感じたので、出産前に身の回りの物を整理をしておけばよかったと後悔しています。 著者:山崎 飛鳥/30代女性・主婦。3歳女の子のママ。芸術系大学に在学中の学生主婦。「芸大生で学生ママ」ならではのリアルな体験を執筆中。イラスト:山口がたこ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年08月31日佐伯さえ(27)は、大手印刷会社で営業としてバリバリ働くキャリアウーマンで、母とふたり暮らし。母子家庭で育ったさえには、2つ下の妹・りな(25)がいました。不仲で音信不通だったりなですが、ある日突然、「子どもを出産した」と連絡が届きます。退院後、約6年ぶり再会したりなは整形しており、“量産型”の見た目に変貌。娘を“ききめろ”と名づけ、3カ月ほど、4人で同居することになりました。さえが母を支えながら生活していた家に転がり込んだにもかかわらず、感謝の言葉はおろか、さえに嫌みばかり言うりな。さえは我慢の限界を迎え、「出ていけ!」と訴えますが、りなは「家がない」と言うのです。りなは、夜のお店を営む経営者の彼氏・たけひことの間に子どもを授かったものの、「結婚はしないし、認知もしない」と言われ、「養育費は月40万円、家を借り、家賃も払ってもらう」という約束で出産したそう。たけひこと交わした約束に、「勝ち組」と、自身の状況をプラスに考えていました。 そして夜な夜な、夜のお店で働く男性のSNSを眺め、「キキはお母さんに預ければいいし、産褥期が明けたら飲みいこw」とのんきに考えていたりな。 しかし、産後1カ月が経ったころ、たけひこから、「家なんだけど、俺の名義で審査通らなかったわ。りなのほうで借りて。家賃も養育費から払って」と連絡がありました。「話がちげぇぇぇ」と思わずスマホを投げたりなは……。 いつでも妹の思い通り!? 母から「どうしたの?」と尋ねられ、たけひこから「家は借りられないし、家賃も払えない」と連絡がきたことを説明するりな。 「も〜いい。これからもこの家で暮らすわ」 「ダメに決まってるでしょ。約束通り、あと2カ月で出て行ってもらうから」 自分勝手で嫌みばかり言うりなに嫌気がさしていたさえ。母に「家が決まるまでは……」と説得されますが、「ダメ。出て行って」と気持ちは揺るぎません。 「お姉ちゃん。キキちゃんのこともあるんだよ」 母に便乗して、「そうだよ! 人でなし!」と文句を言うりなに対し、さえは「じゃあ私が出て行く。あとは3人で暮らせば?」と冷静に言い放ちました。 「え? いいの? ラッキー♡」 パッと表情が明るくなるりな。 「そのまま家賃も払わせちゃえ。もし払わなくても、お母さんに泣きつけばいいや」「お姉ちゃんてば、いっつもいい子でご苦労さまw ごちになりまーす♡」 りなは自分で生計を立てていこうという気がまったくなく、家族に頼り生活していこうと考えるのでした。 自分勝手なりなにしびれを切らし、「出て行く」と宣言したさえ。今まで我慢できていたのは、「3カ月」と期間が決まっていたからかもしれませんね……。 困ったとき、家族に頼ることは悪いことではありません。特に産後は、家族にたくさん甘え、自身の体を回復させるタイミングなのではないでしょうか。しかし、りなのように感謝の気持ちがないのは問題外。りなが家族の大切さに気づくことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年08月28日授かり婚で結婚して1年。子どもが生まれ、息つく間もなく子育てに追われていました。産後はゆっくり過ごしたかったのですが、夫にそっくりな息子を義母が溺愛。毎週のように義実家に呼ばれていました。息子そっくりの孫を義母が溺愛授かり婚で結婚し、息つく間もなく子育てに追われていました。産後はゆっくり過ごしたかったのですが、夫にそっくりな息子を義母が溺愛。毎週のように義実家に呼ばれていました。 毎回断るのも気が引けるので、仕方なく義実家を訪問。到着すると義母は早々に孫を抱き上げ、「本当にパパそっくりでかわいいわね~」と連呼。お世辞にも夫はイケメンではありません……。ですが、息子はかわいいので否定はしない私。義母は調子に乗って親戚に電話をし、「今孫がきてるのよ~」と近くに住む親戚にも見に来るよう声をかけます。 酔うとと義母の本音が…義母はお酒が好きで、酔いが回ってくると「トンビが鷹(タカ)を産〜んだ♪トンビが鷹を産〜んだ♪」と歌いだします。さすがに私をバカにし過ぎていると感じ、夫に「お義母さんの歌、いい加減にしてもらえないかな」と伝えると、夫は「このくらい、いいだろ別に」とひと言。何も考えていない夫に腹が立ちました。 夫婦はお互い最大の理解者になるべき、と考えていたのでこの事は残念でした。これ以降は夫を信用できず、好きな気持ちも薄れ、何で結婚したんだろう……と後悔の気持ちまで。もちろん、義母の言動も考えられませんがーー。 ◇ ◇ ◇ 産後、毎週のように義母宅へ呼ばれていたとのことで、この事だけとっても夫の方は妻を気遣ってほしいですよね。それに加えて、お嫁さんを揶揄する歌まで……。夫も酔っていたのかもしれませんが、妻の気持ちに寄り添って注意して欲しかったですね。 作画/うめじろう著者:伊藤まみ1児のアラフォー母。家事・育児・事務員をしながら執筆活動中。
2023年08月26日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト