産後3週目あたりの出来事です。なかなか寝てくれない、起きている間はずっと泣いている……そんな息子の育児に心身ともに疲弊してきていたころ、息子のある異変に気が付いたのです。 授乳で心身ともに疲弊産後3週目あたり、まだまだ初めての育児にとまどっていたころのことです。息子はなかなか寝てくれず、起きているときは常にぎゃーと泣いていました。一度目を覚ますと2時間以上は泣いて寝てくれません。私のおっぱいの出があまり良くなかったので、母乳が足りていないかもと思い、粉ミルクも活用していました。 第一子であったため、私も夫も、「赤ちゃんとはいつも泣いているものなのか」「育児とはなんと大変なのだ」と思ったものです。毎日必死にお世話していましたが、2人ともだんだんと疲弊し、私は息子におっぱいをあげながら涙が止まらなくなってしまうようになるほど、限界に近づいていました。 うんちの色がいつもとおかしい!そんなある日の朝、息子がうんちをしたのでおむつを替えようとしたとき、うんちの色が何かおかしいことに気がつきました。黄色の中に赤いものが点々と混じっているのです! どうみても血のようでした。慌てて近所の小児科に連れていくと、すぐに市内の総合病院の小児科に向かうように指示されました。 総合病院に入院し、告げられた診断は、消化管アレルギー(ミルクアレルギー)。 治療として、アレルギー用の粉ミルクを試すことになりました。普通のミルクに比べて苦いため、飲まない子が多いそうですが、幸い息子はすんなり飲んでくれました。 ただ、この特殊なミルクは取り扱っている薬局が多くなく、近くの薬局には置いていないため、毎回ネットで購入しなければいけません。そのうえ、値段も非常に高いのです。小さい内は飲む量が少なかったのでそんなに気になりませんでしたが、大きくなって飲む量が増えてくると、月のミルク代で3万円以上に……。また、私が食べたものが母乳へと移行し、息子に影響していた可能性も否定できないということで、私自身は乳製品と大豆製品を完全除去した食生活に変えました。 ミルクを変えたら泣くことが減った息子のミルクをアレルギー用ミルクに変え、私が乳製品と大豆製品を食べなくなってから、息子の機嫌がとても良くなりました! 以前のようにひどく泣いて、あやしても泣き続けるということがなくなったのです。前はうんちの前にぎゃーと泣いていましたが、それもなくなり、よく寝てくれるようにもなりました。息子はアレルギーでおなかが痛くて泣いていたのかな、と今では思います。 スーパーでは、毎回パッケージに書いてある原材料をくまなくチェックして買い物をするようになりました。非常に多くの食品に乳製品や大豆が使われていることには驚き! おやつを食べたくても、たいていのお菓子には乳製品や大豆が使われています。そんなときに助かったのがおはぎ。スーパーの惣菜コーナーにあるおはぎにはたいてい、乳製品も大豆も使われていないのでよく食べていました。 息子のうんちに血が混じっていたのを見たときは本当にパニックになりました。産後でぼろぼろの時期の出来事だったのでなおさら! 今振り返ると、あのころは本当に大変でした。私にとって、産後から1カ月ほどは、出産の痛みより強烈な経験だったと感じます。治療をして、すくすくと成長してくれる息子を愛でる心の余裕が生まれてからは、ようやく育児を楽しめるようになりました。今はアレルギーのお医者さんと相談しながら離乳食を始めたところです。私も醤油と味噌を食べても大丈夫になりました。まだまだ道のりは長いですが、この疾患は予後が良いと聞いています。いつかは息子もチーズやヨーグルト、豆腐などがもりもり食べられるようになるといいな、と思っています。 ※食事制限等、アレルギーの治療法は病院の方針や症状によって異なります。必ずかかりつけの医師の指示にしたがって行ってください。 著者:あいあい消化管アレルギーをもつ0歳児の母。イギリス人の夫との間に第一子となる息子を出産。夫は英語、私は日本語で息子に話しかけ、バイリンガル教育を実践。初めての育児に奮闘中。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センターアレルギー科医長 高増哲也先生1989年広島大学医学部医学科卒業。東京大学小児科、茅ヶ崎市立病院小児科、横浜市立大学寄生虫学などを経て、99年から現職。日本アレルギー学会 指導医。日本小児臨床アレルギー学会 理事。17年より神奈川県立保健福祉大学 臨床教授。19年より神奈川県立こども医療センターアレルギーセンター 副センター長。
2021年10月27日■前回のあらすじ授乳時間が空きすぎたことで我が子を危険にさらしたのではと自分を責め…。涙が溢れても大部屋なので思い切り泣くこともできませんでした。■声を殺して泣いた翌日…■ついに退院の許可が下りる!ついに退院! 病院の外に出て最初に思ったことは「まぶしい!」でした。大部屋の窓がない側のベッドだったので、入院中は本当に日光を浴びていませんでした。ずっと土の中で籠っていた気分です。そして空調が整った病院から出て冷たい風にさらされたことで、季節が冬だったことを思い出しました。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月26日■前回のあらすじ授乳がうまくいかず相談したところミルクを足すことに。しかし、やることが増えて授乳はさらに大変になり…。■沐浴DVDを観ながら寝てしまい…■母親失格…? ついに心が折れる病院によって育児の方針はさまざまで、いろいろな考えを持つ方がいらっしゃると思います。しかし、私の産後入院はこのエピソードなしでは語れません。育児に自信が持てない方もいると思いますが、こんな暴走母さんもいるよ! という感じで見てもらい、誰かの活力になれば、それはそれでいいかなと思っています!ちなみに、この出来事がトラウマになり、授乳を忘れて息子が脱水症状になるという展開の夢をしばらくの間よく見ていました。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月25日長男の妊娠中、出産内祝いは出産前にリサーチしておいたほうが良いという情報は耳にしていました。しかし私は長男の出産後、「新生児は眠っている時間が多いし、その間に内祝いを選べば楽勝でしょ」と高を括っていたのです……。出産内祝い選びに苦労した私の体験談をご紹介します。 甘くみていた内祝い選び私は長男を出産するまで、出産内祝い選びを甘くみていました。里帰り出産だったため、赤ちゃんのお世話以外の家事は母親がおこなってくれるので、赤ちゃんが寝ている間にいくらでも出産内祝いを選ぶ時間があると思っていたのです。 しかし実際出産をしてみると、夜間授乳や慣れない赤ちゃんのお世話の疲れから、「暇さえあれば寝ていたい」という状態が続きました。ましてや初めての子育てでわからないことだらけ。そんなこんなで精神的にも参っていたので、物事を冷静に考えること自体が難しくなっていたのです。 種類の多さと金額リサーチの壁出産内祝いのことを調べるために私が見たサイトには、「出産内祝いは生後1カ月を目安に贈るのがマナーだ」と書いてありました。そこで急いでインターネットショップで探してみたところ、品物の種類があまりにも多いではありませんか! その上出産内祝いは、出産祝いで頂いた金品の半分〜3分の1程度の金額の物をお返しするのが基本とされています。そのため頂いた物が品物の場合には、その金額のリサーチも必要になります。しかし、産後の寝不足によって頭が回らない状態の私には、その作業をおこなうのはかなり困難でした。 生後3カ月でやっと完了結局私たち夫婦が出産内祝いを決定し無事に贈ることができたのは、自分たちが育児に慣れてきて、長男も少しまとまって寝てくれるようになった生後3カ月ごろのことでした。 出産内祝いを贈るのが遅かったことに対してお叱りを受けることはなかったものの、出産前にある程度候補を絞っておけばもっとスマートな贈り方ができたのに、と夫婦で後悔しました。 次男の内祝い選びではこの教訓を生かそうと、出産前にインターネットショップで気になった商品を「お気に入り」に登録しておくことに。そして出産後はスムーズにお返しすることができたのです。産後はなるべく休む時間を確保するため、また自分が本当に良いと思える内祝いを贈るためにも、出産前に候補を絞っておいたほうが良いと思った出来事でした。イラストレーター/山口がたこ監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2021年10月25日■前回のあらすじ授乳のコツがなかなか掴めず、自分の努力不足だと思った私。根を詰めすぎたのか鼻血が…!■母乳&ミルクの混合にすることに■授乳がさらに大変に…!?ミルクを冷ましている間に泣いてしまうと、心が痛みますね。結局このあとしばらく混合になるのですが、毎度毎度やることが多くて大変でした。完全母乳になるまで粘るのも、ミルクで育てるのも、それぞれの苦労があると思います。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月24日私と夫は結婚してもう8年になりますが、たいした喧嘩もせず2人とも同じことで笑い合えたりと、同じ価値観を共有できていました。しかし産後、ある事故がきっかけでお互いの考え方の違いから言い合いになってしまったときの出来事をお話しします。きっかけは息子の事故子どもが生まれる前まで、私と夫はたまに細かいことで喧嘩はするものの、穏やかな夫婦関係を築けていたと思います。そんなときに事故は起こりました。息子が生まれてから半年ほど経ったある日、私たち家族3人で寝ているベッドから少し目を離した隙に息子が転落してしまったのです。 すぐに息子の状態を確認すると、泣いてはいるものの出血などの外傷は見当たらず。幸いにも、ベッドの高さは30cmほどとさほど高くはありませんでしたが、私は泣き続けている息子を見てすぐに救急車を呼ぼうとしました。 夫婦間で意見のすれ違いしかし夫は、嘔吐や出血もなく、意識もはっきりしているので今は救急車を呼ぶ必要はないと言ったのです。私はもともと心配性な性格なので、この事故で脳に影響が出るのではないかと不安になり、もし息子に何かあったらどうするんだ!とお互い言い合いになりました。 このとき初めて、夫に対して怒鳴ったことを覚えています。そんな言い合いをしている間に、息子も少し落ち着いてきた様子だったので、結局救急車は呼ばずにかかりつけの小児科に行って先生に診てもらうことに。 お互いの意見を言い合う必要性幸い息子は何ともなく、家に帰った私たちはとにかくひと安心。落ち着いた私は、まず夫に「怒鳴ってごめん。もし脳に何かあったらと思い、怖かった」と謝ると、夫は「自分も息子が心配だったけど、まずは冷静にならないといけないと思った」と言いました。 当時パニック状態だった私に対し、ちゃんと息子のことも考えつつ行動してくれた夫。言い合いにはなったものの、結局お互い息子のことを一番に考えていたからだったのだと、痛感しました。 息子は年中さんになりましたが、今でも怪我や病気は絶えません。今は救急安心センター(#7119)などの存在も知り、救急時には少し落ち着いて対処できるようになりました。今でも夫と、息子の健康に関して言い合いをすることはありますが、あの事故以来、お互いの意見を受け入れ、まず息子にとって何がベストなのかを話し合えるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※大人用のベッドやソファなどで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。 監修/助産師REIKO著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2021年10月23日■前回のあらすじ授乳は想像以上に大変で苦戦。そして大部屋での生活は時間制限などもあり何かと気を遣うことが多いと感じ…。■授乳のコツが掴めず看護師さんに相談すると…■授乳も努力あるのみ!と意気込んでいたけれど…直球バカな性格が裏目に…。そして、この先さらに精神的に追い詰められていきます…。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月23日■前回のあらすじ息子を産んだその日の夜、預かって欲しいと言い出せずにいたら看護師の友人がやってきて…。■授乳がとても難しい…!今思えば、母乳育児の知識が足りなすぎでした。授乳にコツがいるなんて知りませんでした。赤ちゃんは当然のように上手に母乳を飲んでくれるものだと思っていましたし、完全母乳の育児は入院中にできるようになるものだと思っていました。この思い込みが入院中の私を悩ませ続けるのです…。ちなみに、完全母乳になるまでは2ヶ月半かかりました。■大部屋生活は常に周りに気を遣う…壮絶さがあらわになってきた入院2日目…。病院によって母子同室かどうかなど状況は違うと思いますが、大部屋は何かと周りに気を遣うことが多いかもしれません。そして入院とは思えないハードな入浴・食事・授乳とお世話…。結論! これは入院という名の育児強化合宿です!次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月22日産後ヘルパーとは?産後のママをサポートする人産後ヘルパーとは、サポートが必要な産後のママと赤ちゃんの自宅を訪問し、家事や育児を支援してくれる頼もしい存在です。赤ちゃんを迎えてからの生活に不安を感じている人を対象に、自治体や民間企業がサービスを提供しています。一般的に医療や保育の専門家ではなく、一定の研修を受けた人が産後ヘルパーとなります。豊富な知識と技術を持つ良き相談相手産後ヘルパーの支援の内容は大きく分けて以下の3つの柱があります。・食事や洗濯といった毎日の家事に関すること・授乳や沐浴の補助、きょうだいのお世話など育児に関すること・ママの身体とメンタル面のケアに関することママの身体や心のケアに関する知識が豊富な産後ヘルパーは、ママの良き相談相手にもなってくれます。サポートしてくれる人が身近にいなかったり、多胎出産や二人目以降の育児でお世話に手が回らなかったりと、身体的・精神的な負担が大きいときに寄り添ってくれますよ。産後のママの心身の状態は?産後6〜8週までの時期を産褥期(さんじょくき)といいます。この時期は、ママの身体が妊娠前の状態に戻ろうとしてホルモンバランスが大きく変化します。子宮が収縮し骨盤底筋群が回復する時期でもあり、腰痛や股関節痛などのトラブルを抱えているママも少なくありません。加えて、新生児育児で休む時間がなかなか取れず、ママは心身ともに疲れがたまりやすい状態です。産後数日〜10日程度に不安や気持ちが落ち込むマタニティブルーズを経験するママもいます。(※1)こうした症状は時間の経過とともに回復していきますが、産後うつや夫婦仲にズレが生じやすい産後クライシスを予防するためにも、ママは無理をしないことが大切です。困ったときは産後ヘルパーを利用するなどして、ママの負担を減らしたいですね。※産褥期…ママの身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間。おおよそ産後6〜8週間まで。産後ヘルパーの利用方法・料金は?自治体のサービスを利用する多くの自治体では、厚生労働省が推進する産前・産後サポート事業の一環として産後ヘルパーの派遣を行っています。(※2)1時間当たりの利用料金は無料~1,000円前後と、民間のサービスよりも安価に利用できるのが特徴です。サービスを利用するには事前の申請が必要です。利用回数や利用できる期間などに一定の条件が設けられているため、住民票がある自治体で条件をあらかじめ確認しておくと安心です。民間のサービスを利用する民間企業が提供する産後ヘルパーのサービスは、自治体のサービスと比較して産後のママの回復を助けるプログラムが充実しているのが特徴です。皮膚トラブルを防ぐために顔のマッサージやお肌をお手入れしたり、足のむくみを改善するマッサージをしたりと、ママのためのスペシャルなケアがさまざまに用意されていますよ。搾乳機やベビーベッドなど、育児に必要な機器をレンタルしている企業もあります。サービスの利用料金は1回1時間あたり3,000円ほどです。1時間単位で利用できるサービスもあれば、1回4時間以上と時間設定があるサービスもあるので、自分に合ったサービスを見つけてくださいね。生協などのサポートサービスを利用する生協など身近な食材配達サービスでも産前や産後、ママのいざというときのサポート事業も行っています。サポートを受ける内容はには地域の生協に加入し、事前登録をしておくことがほとんどのようです。また、生協は時短になる食材も豊富なので幅広い年代の方に好まれ利用されています。赤ちゃん向けの食材、離乳食用の食材の用意もあるため、子育てママにもおすすめなので気になる方はチェックしてみてくださいね。産後ヘルパーにやってもらえることは?家事・育児に幅広く対応産後ヘルパーの基本的なサービス内容は、日常的な家事と育児の支援が中心です。日常的な家事には食事の支度や片付け、衣類の洗濯、部屋の掃除・整理整頓、生活必需品の買い物などが含まれます。育児では沐浴支援やおむつ交換、上の子どものお世話などの支援が受けられます。育児の助言・相談を行い、ママの心身のケアに力を入れているのが家事代行と異なる点です。できない項目もある広範囲で生活を支援している産後ヘルパーですが、浴室のカビを取りたい、庭の草木を刈りたいといった突発的な家事には対応していないことがほとんどです。また託児と違い、入院や外出などで保護者がいない状況のときは、子どもを預かることができないので注意が必要です。自治体や企業によってできること・できないことが異なるため、余裕があるときにサポート内容を事前に確認できると安心ですね。産後ヘルパーを利用して笑顔で過ごそう産後は産前に比べママの生活や身体の変化は大きく、不安に思うこともたくさんあるでしょう。理想とのギャップに戸惑うこともあるかもしれません。そのように感じるのは産後のママにとって自然なことです。困ったときは無理をせず、周りの人のサポートを受けることが大切です。近くに頼る人がいないときは、自治体に相談してママの負担を減らしましょう。プロの手を借りながら身体と心をしっかり休め、赤ちゃんとの新しい生活を笑顔で過ごしたいですね。※この記事は2021年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2021年10月22日■前回のあらすじ意識も朦朧とする中、休まずいきみ続け…、そしてついに我が子に会えました!■産後入院の最初のイメージは…私の産後入院は一言で言うと「壮絶」でした…。その原因は、疲れた体での慣れないお世話や母乳育児など、心や気持ちの問題など、多々あります。これから入院を控えている方を脅すようなつもりは全くなく、私の体験を共有することによって、自分も辛かったなぁと共感していただけたり、思い詰めすぎずにもっとリラックスして育児しよう! と思っていただけたら嬉しいです。■赤ちゃんを預かって欲しいと言い出せず…出産から数時間しか経っていなかったので、この日は眠れませんでしたが、それでも預かってもらえた分、体を休めることができました。友人には本当に感謝しています! 「預かろうか?」という聞き方に救われました!次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月21日■前回のあらすじ分娩室へ移動し、やっといきめるように。しかし、いきんでもいきんでも産まれなくて…。■なかなか産まれず体力も限界に…■ようやく我が子に触れ…やっと会えたね!自力で産んだというより、引きずり出された感を強く感じた出産でした。分娩台で人工破水もしてもらったし、いきんでもなかなか出てこないし、そうしている間に陣痛は弱まってくるし…。本当はまだ出産のタイミングじゃなかったのに、笑い過ぎたせいで陣痛が早まっちゃったんじゃないの? としか思えませんでした…!無事に出産でき「めでだし」と思っていたのですが…、この後壮絶な入院生活が待っていたのです。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月20日「子どもができたら夫が別人のようになった話」第13話。商品名を伝え「買ってきてほしい」と伝えるものの、まったく別の哺乳瓶を買ってくる夫。しびれを切らしたさやこさんは退院後、自分で買いに行くことに……。子どもができたら夫が別人のようになった話 第13話 いつもなら歩いて10分で行けるはずの場所に30分かかってしまうほど、産後は満身創痍。夫が買ってきてくれたらこんな苦労はせずに済んだのに……! そんな小言を漏らしたくなりますね。しかも、コーナーが作られ、探せば誰でもわかるところにあったというではありませんか!「なんでわからなかったの!」と、さやこさんの心の叫びに共感してしまいます。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2021年10月19日■前回のあらすじ病院に着いて突然出産の恐怖に襲われます…。そして、陣痛の痛みよりもいきみ逃がしがとにかく辛くて…。■いよいよ分娩室へ■とにかくいきむけれど体力が限界寸前…出産は体力勝負ってよく聞くけれど、産んでみるまでどういうことなのか理解していませんでした。踏ん張りすぎて疲れているのに、なお全力で踏ん張り続けるのは体力のいることですね。ちなみに私はなかなか破水せず、このときに分娩室で破水させてもらいました。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月19日33歳で初めての出産をしました。妊娠前から慢性的な肩こりや腰痛があったので、産後はすぐに骨盤ケアをしたいと考えていた私。入院生活に骨盤サポーターと骨盤ベルトを持参し、産後すぐに着用してケアを始めることにしたのです。 慢性的な肩こりと腰痛持ち10代のころからずっと慢性的な肩こりと腰痛もちで、整体やマッサージに通っていました。妊娠前も職場の近くにある美容整体に定期的に通い、骨盤矯正や肩こり、腰痛の治療を受けるのが日課に。 妊娠後は大きくなるおなかで姿勢が悪くなったり、骨盤の歪みを少しでも抑えようと、妊娠20週ごろからマタニティ整体に通うようになりました。 産後すぐに骨盤ケアをしたほうが良いと聞く通っている整体の先生に、「妊娠・出産で骨盤が広がってしまうので、出産したらすぐに骨盤ケアを始めたほうが良いよ。骨盤が開いたままだと肩こりや腰痛の原因にもなるし、体型も戻りづらくなる」とアドバイスを受けました。 それを聞き、ピジョンのはくだけの簡単な骨盤サポーターと、前面で自分の体形に合わせて留められる骨盤ベルトがセットになっている、「産後初めてセット」を購入してみることに。ピジョンと助産師さんの共同開発製品で、産後すぐから骨盤ケアに使えるというものでした。 入院バッグに骨盤サポーターと骨盤ベルト入院バッグにはしっかりと骨盤サポーターと骨盤ベルトを入れ、そしていざ出産。出産当日は助産師さんがさらしのような布を腰に巻いてくれて、そのまま過ごしました。そして産後2日目から、骨盤サポーターと骨盤ベルトをセットで着用しました。 締め付けが調整できるので、起きているときも寝ているときも常に付けたまま! 退院してからも1カ月程度はなるべく着用するように心がけました。 産後1カ月後に訪れた整体で1カ月健診も問題もなく終わり、妊娠前に通っていた美容整体が骨盤ケアもおこなっているので久しぶりに訪れました。すると「妊娠前と比べてもそんなに骨盤が開いてる、ということはないですよ! きっとしっかりケアされていたんですね!」という先生の言葉が。 確かに、自分自身も体が妊娠前に戻ってきているのを感じていました。そして妊娠前の体の状態を知っている先生にそう言ってもらえて、産後すぐに骨盤ケアを始めた効果を実感しました。 産後すぐに始めた骨盤ケアのおかげか、肩こりや腰痛も悪化することはありませんでした。出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなってついつい自分のことを後回しにしがちですが、自分の体をいたわるのも大切だと実感しました。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年10月18日「子どもができたら夫が別人のようになった話」第12話。出産後の入院生活で、病院からオススメの哺乳瓶を教えてもらったさやこさん。夫に同じものを買ってきてほしいとおつかいを頼みますが、夫が買ってきたものは……。子どもができたら夫が別人のようになった話 第12話 しっかりとメーカー名と商品名を伝えたにもかかわらず、夫が買ってきたものはまったく別のもの。ちゃんと伝えたはずなのに、夫にはまったく伝わっていない……どうして!と困惑してしまいますよね。 何度説明しても異なるものを買ってくる夫にしびれを切らし、さやこさんは産後の体にムチを打って自分で買い物へ行くことに……。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2021年10月18日■前回のあらすじ出産予定日、何の前触れもなくのんびり過ごしていた私に陣痛を連れてきたのは、あるバラエティ番組でした…!■出産の恐怖出産は痛みを伴うものの、多くの人が経験することだし、大丈夫だろうと高を括っていた私。病院で他の方の苦しみの声を聞いた瞬間、今まで考えもしなかった恐怖が押し寄せてきて、急に不安になるのでした…。■大変なのは陣痛の痛みよりも…痛みより辛いのは、赤ちゃんが出たくなるのを我慢することでした。それはまるで、絶対に脱出できない状況の中、最大級にお腹を壊し、トイレに行けずに我慢するのと同じ感覚…!これが、私にとって産みの苦しみだったのです…。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月18日こんにちは。きのこの子です!これは、初めての妊娠・出産を迎え、我が子にやっと出会えたことに感動したのも束の間、壮絶な産後入院生活を送ることになったお話です。■陣痛の始まりは人それぞれ…■私に陣痛を連れてきたのは…年に1度あるかないかのレベルでお腹がよじれるほど笑った結果です…。もしかして、あんなに笑ったのがきっかけで、陣痛が来たのかな…?次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月17日母と産後の私の話episode5、最終話。Instagramで人気のにしみつ(@tumumama_ikuji)さん。2017年生まれの男の子、つむくんのママです。つむくんを出産後、お母さんがお手伝いに来てくれたときのことを思い出していました。「お母さん、もしかしたらあのときは……」。 episode5 あとから当時のことを思い返してみると、改めて気づくことってありますよね。 「もしかしたら、あのときお母さんは……」 ふとしたとき、産後にお母さんと過ごしたあの短い時間を思い出しては、「ありがとう」と「ごめんね」の気持ちを繰り返す。 きっと一生忘れることのない、産後のママとお母さんとの思い出をご紹介しました。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター にしみつ2017年生まれの息子、つむちゃんの母親。笑ったり、泣いたり。苦しかったり、楽しかったり。日々の生活で感じたことを漫画にしています。
2021年10月15日母と産後の私の話episode4。Instagramで人気のにしみつ(@tumumama_ikuji)さん。2017年生まれの男の子、つむくんのママです。つむくんを出産後、お母さんに手伝いにきてもらいますが、イライラして当たってしまい自己嫌悪に陥っていました。そしていよいよお母さんが帰る日。やさしく受け入れてくれるお母さんに涙が出ます。 episode4 いよいよお母さんが帰ってしまう日。 思いがけずお金を渡され、戸惑うにしみつさんに「自分の為に使いなさいね」と言ってくれたお母さん……!! にしみつさんのことを心から大事に思ってくれているお母さんのやさしさを感じ、「ごめんなさい」と「ありがとう」の気持ちが涙で溢れ出ます。 にしみつさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター にしみつ2017年生まれの息子、つむちゃんの母親。笑ったり、泣いたり。苦しかったり、楽しかったり。日々の生活で感じたことを漫画にしています。
2021年10月14日母と産後の私の話episode3。Instagramで人気のにしみつ(@tumumama_ikuji)さん。2017年生まれの男の子、つむくんのママです。つむくんを出産後、お母さんがお手伝いに来てくれたときのお話です。慣れない育児と寝不足で、ささいなことにイライラしてお母さんに当たってしまいます。疲労困憊のにしみつさんに、お母さんは……? episode3 抱っこじゃないと寝てくれないつむくんに疲労困憊……。 そんなにしみつさんを気づかって「あんたは少し休みなさい」と抱っこを代わってくれたお母さん。 改めて、お母さんがそばにいてくれることのありがたみを感じたのですね。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター にしみつ2017年生まれの息子、つむちゃんの母親。笑ったり、泣いたり。苦しかったり、楽しかったり。日々の生活で感じたことを漫画にしています。
2021年10月13日結婚してから3年目、子どもを授かり、子育てに奮闘する日々。子どもを産む前は、「今までつらいことがあっても夫と一緒に乗り越えてきたから、育児も大丈夫!」と思っていました。ところが、いざ子どもが生まれるとそうもいかなくなって……。 これまで何度も「この人と一緒になれてよかった」と思ったことはありましたが、このときが一番そう感じられたかもしれません。産後に精神が不安定になるという話は聞いていましたが、自分がここまで不安定になるとは思ってもいませんでした。現在は、そんなユーモアのある夫のやさしさに支えられたおかげで、前向きに過ごせています! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 原案/瑞祥さん作画/ちゃこイラスト制作者:イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2021年10月12日義母は、身長が私とほぼ同じです。そんな義母に、妊娠前から「ごはんちゃんと食べてるの?」、妊娠中には「もっと食べなきゃ!」「産後は、痩せてると育児できないよ」と、会うたびに体重のことを指摘され、嫌な気分になりました。「義母と、親しくしたいけれど、嫌なことは嫌だ」と正直に私の気持ちを夫に伝え、義母との良好な関係性を築けるように義母と私の間に入ってもらいました。私の体重を気にする義母…義母は、身長150cm、40kg前後の私に「体重何kgくらいあるの?」と会うたびに聞いてきます。ごはんはしっかり食べているし、保育士をしているのでよく体を動かすこともあり、さらに体質も関係しているのか私は太ることができません。 義母は妊娠前・妊娠判明直後、産後も私に体重を聞いてきましたが、それが大きなストレス。保育士をしていることもあり、子育てをしていくだけの体力はしっかりあると思っていました。産後、子どもを見にきたときの義母からのひと言目は「何kg増えたの?」でした。 体重で決めつけられるのが苦痛妊娠中のことです。安定期に入り、義実家にも妊娠したことを報告しました。すると、「私は、産後痩せちゃって子どもをお風呂に入れられなかったのよ。だから太ったほうがいいのよ!」と、痩せていると子どもを支えられないと、義母は決めつけてきました。 義母は、過去の自分の経験から心配しているのだと思いますが、考えを押し付けられているように感じました。「最低でも42kgはないと、子育てしていけないよ!」と具体的な数字まで出してきましたが、体重や体調は人それぞれ。妊娠中は、義母に会うのが嫌になってしまいました。 我慢できず、夫に打ち明けた結果せっかくのうれしい出来事の妊娠・出産なのに、体重のことばかり気にする義母に、私は会いたくなくなってしまいました。夫に「私は、義母に体重を指摘されることがすごく嫌だ。仕事では保育士をしているし、痩せているけれど子育てはちゃんとできるよ!」と義母に対する怒りをぶつけました。 夫は、そのことを義母にそれとなく伝えてくれたようで、息子が1歳になった今でも時々言われますが、子育てを楽しむ心の余裕ができたこともあり、以前ほど気にならなくなりました。 義母との関係を悪化させたくなく、体重の指摘、義母の経験を押し付けられることを我慢していました。体力や体重は人それぞれという考え方はない義母。我慢しすぎず、もっと早く夫に伝えればよかったな、と思いました。息子が生まれ、義母と会う回数が増えました。良好な関係を築いていくために、私が我慢すればいい、と考えてましたが、夫に頼ることもときには大切であると実感しました。 著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年10月12日母と産後の私の話episode2。Instagramで人気のにしみつ(@tumumama_ikuji)さん。2017年生まれの男の子、つむくんのママです。つむくんを出産後、お母さんがお手伝いに来てくれたときのお話です。お母さんも慣れないおうちでお手伝いするのは大変だったよう。産後ささいなことでイライラしてしまう、にしみつさんでしたが…?episode2 産後、まだ体調も戻らず、ささいなことでイライラする自分を止められなくなり、お母さんにキツく当たってしまった、にしみつさん。 自分で感情が抑えきれない……それが、怖い。 ひどい態度を取ってしまい、自己嫌悪を感じて涙が止まりません。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター にしみつ2017年生まれの息子、つむちゃんの母親。笑ったり、泣いたり。苦しかったり、楽しかったり。日々の生活で感じたことを漫画にしています。
2021年10月12日初めての妊娠、出産を経てついに授乳開始! 母乳らしきものが出始めていたので、どんと構えていれば母乳なんてすぐ出るだろうと思っていました。しかし、産後は母乳がほとんど出ていなくて、娘に「ごめんね」と謝る日々……。けれども、あるものによってそれが改善されました。 乳頭マッサージの効果あり!?妊婦健診のとある日、助産師さんからの母乳指導がありました。「初めての妊娠ではなかなか母乳は出ないだろうから、妊娠中はおなかが張らない限りしっかり乳頭マッサージしてくださいね」と言われました。それから少しずつ、入浴時にわが子を思いながらマッサージの日々。すると少しずつ、透明に近い分泌物が出始め、母乳らしいものに変わったので、母乳は出るに違いないと確信していました。 産後の授乳開始…母乳が出なくてごめんね私はバースプランで完全母乳をお願いしていたので、産後の疲労もありましたが、育児用ミルクは一切使わずに授乳を開始しました。 しかし入院中、娘の体重チェックが定期的におこなわれるのですが、2日目にして出生時より体重が激減。「この減り方はまずいね……」と助産師さんに言われ、一気に不安に。助産師さんには、「(娘の吸い方は)とてもじょうずだね」と言われていたので、私の授乳の仕方がいけないのだとひどく落ち込んでしまいました。 搾乳器の存在を知らなくてごめんねすぐに混合栄養に切り替え、育児用ミルクを足しても娘の体重が増えない→落ち込む、その繰り返し。授乳室にいる同期ママの前で体重をチェックされるのも嫌になり、部屋にこもる日々でした。 そんな私を見兼ねた助産師さんが、「授乳室の搾乳器を使ってみて」とすすめてくれました。すると、1回に推定10mlしか出ていなかった私の母乳も、搾乳器を使うと30mlくらい搾乳ができたのです。そのときは本当にすがる思いだったので感動しました。 今まで母乳が足りてなくてごめんね体重チェックもなんとか合格をもらい、無事に退院してからはとにかく搾乳器で搾乳する日々でした。徐々に母乳も増え、1カ月を過ぎたころになると1回に50~80mlを搾乳できるまでになりました。 すると、授乳の時間が楽しくなって気持ちも前向きになり、今までは「母乳が足りてなくてごめんね」と娘にマイナスな気持ちばかり伝えていたのですが、「私を母親にしてくれてありがとう」という気持ちがこみ上げてくるようになりました。 その後、搾乳器を使わなくても娘がごくごくと音を立てて飲めるようになり、「搾乳器を使用したことで母乳の出を促してくれたのかな?」と思っています。現在は「標準より少し大きめだね」と言われるぐらいにまで成長してくれていて安心しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:川口さゆり1歳の娘をもつ母。山暮らしを満喫しながら小さなお店を営んでいる。娘のめざましい成長に日々一喜一憂。
2021年10月11日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月11日母と産後の私の話episode1。Instagramで人気のにしみつ(@tumumama_ikuji)さん。2017年生まれの男の子、つむくんのママです。つむくんを出産後、お母さんがお手伝いに来てくれたときのお話をご紹介していきます。 episode1 産後、体が回復するまでの間は、育児と家事の両立は大変ですよね。 お母さんがお手伝いに来てくれたことで、精神的にも安心しますね! ですが、お母さんは、慣れないお家に戸惑ってしまっているのでしょうか……?!監修/助産師REIKO著者:イラストレーター にしみつ2017年生まれの息子、つむちゃんの母親。笑ったり、泣いたり。苦しかったり、楽しかったり。日々の生活で感じたことを漫画にしています。
2021年10月11日5歳の娘さんと生後10カ月の息子さんを持つママは、息子さんを妊娠中に初めて尿もれを経験し、産後も続いてしまったそうです。妊娠中~産後にかけて尿漏れにどう対処したのか、リアルな体験を紹介しています。 私には5歳の娘と生後10カ月の息子がいます。2人目の妊娠で、初めて経験したマイナートラブルの1つに「尿もれ」があります。自分には無縁だと思っていた尿もれを経験し、恥ずかしながら出産後には自然と治まると思い、甘く見ていた私の尿もれ体験談をご紹介します。 尿もれとは無縁だったのに1人目のときは、妊娠中〜出産後も一度も尿もれはありませんでした。そのため退院指導で助産師さんから骨盤底筋のトレーニングを教えてもらったときも、正直なところ「そういう人もいるんだな~」くらいの気持ちで、私には無縁の悩みだと思っていたのです。 1人目の出産から4年以上が経ち、2人目を妊娠。5月末生まれの2人目の妊娠後期は、ちょうど花粉のピークのころでした。妊娠中は花粉症の服薬を控えていたこともあり、大きなくしゃみを連発したそのとき……! 初めてちょろっと漏れる感覚があり、かなりショックだったのをよく覚えています。 産後は自然と治まるはず2人目の妊娠後期に初めて尿もれを経験し、大きなショックを受けてからもなお「妊娠中の尿もれはよくあることだと聞くし、きっと出産後は自然と治まるはず」と自己判断して、尿もれ対策に生理用ナプキンを当てて残りの妊娠期間をしのいだ私。 今になって振り返ってみれば、そう自分に言い聞かせることで、初めて経験した尿もれのショックから目を背けたかったのかもしれません。でも私の期待とは裏腹に、出産後もくしゃみや咳のタイミングで尿もれが続いてしまったのでした。 産後の1カ月健診を機にトレーニング開始出産後、母体の1カ月健診で先生から「何か気になることはありますか?」と聞かれたときに、正直に尿もれのことを相談してみました。先生からは「出産を機に起きる尿もれの場合、骨盤底筋の衰えが原因であることが多いので、毎日最低でも100回お尻の穴を引き締めるイメージでトレーニングするとよい」と教えてもらいました。 毎日意識しないとついつい忘れてしまうので、授乳中をトレーニング時間に設定して100回から200回を目安に続けたところ、産後半年で自然と治まりました。 自分には無縁な悩みだと思っていた尿もれを経験し、本当にショックでこのまま一生続くのではないかと不安な気持ちにもなりました。幸いなことに産後半年で治まりましたが、今後も予防のためにトレーニングは毎日欠かさずにおこなおうと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、尿漏れ対策に生理用ナプキンを使用するとデリケートゾーンにかゆみや肌トラブルが発生する場合があるので、使用する際は尿漏れ用のナプキンをご使用ください。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月10日3人目の子どもを妊娠中、本を読んでも内容が頭に入ってこなくなりました。本だけでなくSNSの投稿や学校のプリントも頭に入ってこなくなり、頭が回っていないことを実感する日々……。出産後もその症状が続いたものの、呑気な私は疲れているのだろうと気に留めずにいたのです。そんなときに診察に行った病院で告げられたのは、まさかのあの病気でした。 読んだ文章が頭に入ってこない!最初に違和感を覚えたのは、3人目の子どもを妊娠中のことでした。読書が趣味でよく本を読んでいたのですが、ある日まったく文字が頭に入ってこなくなっていると気づいたのです。 本どころか、友人のSNSの投稿すら読んでも内容がまったく入ってきませんでした。文字は追えるのですが、読んだ内容が頭に入ってこないのです。そのときは「疲れているのかな」と気に留めていませんでしたが、その症状は産後まで続くこととなりました。 強迫性障害の症状が現れ、心療内科を受診!3人目の子どもが生まれると、症状はますますひどくなってきました。上の子たちが持ち帰るプリントの内容もまったく頭に入ってこず、買い物に行っても何を買えばいいかわからない状態になったのです。 さらに私を襲ったのは、強迫性障害(きょうはくせいしょうがい)の症状です。物を並べる順番が決まっていないといけない、行動の順番が決まっていないと不安でイライラするなどの症状が顕著に現れ始めました。 高校生のころ強迫性障害とうつ病で心療内科に行った経験があった私は、心療内科の受診を決めました。 心療内科で告げられた病名はまさかの!?心療内科で症状を伝えると、強迫性障害と軽いうつ状態であると診断が下りました。この診断に私はビックリ! 強迫性障害であるだろうとは予想していましたが、うつ状態だとは思っていませんでした。高校生のころうつ病になったときは、体の倦怠感がひどく起き上がることも困難だったかったからです。 今回は気分の落ち込みもなく体のだるさもなかったので、まさか自分がうつ状態だとは思いませんでした。文字が頭に入ってこないのは頭が疲れている証拠だそうです。心療内科では抗うつ薬が処方され、月に1度のカウンセリングを受けることになりました。 心療内科に通い始めて半年経つころには症状も治まり、投薬も終えて活動的に過ごせるようになりました。私はうつの自覚症状がなかったのですが、受診して初めてイライラや不安感を強く抱いていたんだなと実感……。育児中はなかなか自分の心と向き合う余裕がありませんが、精神状態を確認することの大切さを学んだ出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年10月09日産後間もない里帰り時期、慣れない赤ちゃんとの生活は幸せな半面、疲れや不安も抱えていました。そんななか、毎日会いにきてくれる夫との会話はとても楽しみでした。家族3人での時間、幸せな気分で過ごせると思っていたのですが……。産前には想像していなかった状況に戸惑い悩んだ私の体験談です。 子どもに夢中な夫。全然目が合わない!初めての出産後、自宅の隣町にある実家に里帰りをしました。夫は仕事が終わると実家に立ち寄り、寝る前に自宅へ戻る生活がスタート。毎日通ってくれる姿に、子どもが本当にかわいいんだなぁ、うれしいなぁと感じていました。 ただ、数日経つうちに私の気持ちは少しずつ曇っていきました。その理由は夫が赤ちゃんに夢中すぎて、私の話を聞くときに上の空なことが増えたから。それだけではなく、赤ちゃんをあやすばかりで話しかけてもまったくこちらを見ず、全然目が合わないのです。 誰か止めて! 新生児に高い高いをする夫気持ちは晴れないけれど、赤ちゃんと夫が一緒にいる姿を見るのはやはりうれしいものでした。そんなある日、夫は赤ちゃんをあやすなかで、両手のひらに赤ちゃんを寝かせた状態でのせ、「高い高ーい!」と腕を伸ばして持ち上げたのです。 生まれて数日の新生児が高く持ち上げられている姿、そして緊張した赤ちゃんの表情を見て私はとても怖くなりました。「やめて!」と言っても夫は「泣いてないし大丈夫よね~」。と赤ちゃんに話しかけすぐにはやめませんでした。 気分は透明人間…私のこと見えてる?赤ちゃんを危険な目に遭わせたり怖い思いをさせたりしたくない!という思いが強まり、私はこれを機に自分の気持ちを夫にじっくり話すことに。 新生児の赤ちゃんには刺激の強い遊びはしない、夫が大丈夫だと感じても私が嫌がることはやめる、そして私の言葉にきちんと耳を傾けるなど、夫にしてほしいことを真剣に伝えました。「私、自分が透明人間になったような気分になったよ」と話すと、夫はやっとハッとした顔をして謝ってくれました。 もしかしたら私も産後すぐで感覚が過敏だったのかな?とも思いますが、自分のことをまるでいないように扱われたという悲しい感覚は今でも忘れられません。ですが、あのときを境に、子育てに関してはママの感覚や直観を大切にしてくれ、夫とはどんなことでも話し合えるようになりました。今では夫は悩みも喜びも共有できる頼もしい存在です。 監修/助産師REIKO著者:ときのせともこ7歳と2歳になる5歳差の男の子兄弟のママ。結婚前は、生命保険会社で営業職を3年経験。趣味は子ども服を手作りすることやアルバム作り。年の差兄弟が一緒に楽しく過ごせる遊びを研究中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年10月07日【卵巣のう腫が産後消えた 第14話】3歳の娘いとちゃんと、2歳の息子うりくんを育てているわさびさん。実はいとちゃんを妊娠するよりもっと前から、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)があることがわかっていました。それからの治療、妊活、そして産後までをマンガでご紹介します!わさびです。私が経験した、婦人科の病気のお話です。私は20歳のとき、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)が判明しました。それからの治療、そして妊活では、いろいろと悩んだり、苦しんだり……。そんな私の治療、妊活、そして産後までをマンガにしました。再発の可能性はありますが、現在は完治しています。同じ病気の方は、けっこう多いかなと思うので、こういう事例もあるのだと参考程度に読んでいただけたらと思います。 ※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 先生は、妊娠中にチョコレートのう胞がなくなっていたことに気がついていたらしいのですが、私には産後に伝えられました。帝王切開で卵巣付近もしっかり見たけど、何もなかったよと教えてくれました。 ただ、チョコレートのう胞などの子宮内膜症は再発しやすいそうなので、今なかったとしても注意が必要です。私のように自覚症状があまりなく、生理も軽めだったりすると、見逃してしまうこともあると思うので、定期的に診てもらうと安心ですね。 ちなみに私は子宮筋腫が4つほどありますが、どれも比較的小さめで、出産には特に関係なかったようで、いまだにそのままです。産後すぐ、子宮が収縮する前に、おなかの上から子宮筋腫が触れるよ、と助産師さんに言われて触ってみたら、確かにコリコリするものがありました。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター わさび3歳の娘いとちゃんと、2歳の息子うりくんの年子育児をしています。ほのぼのとした何気ない日常や呟き、育児の葛藤などを描いています。
2021年10月07日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜