初めての出産後、母乳がよく出た私は、大きな問題なく完全母乳育児をしていました。ところが、息子が生後8カ月ごろの授乳中、胸に激痛が走ります。息子が生え始めの歯で噛んできたのです! たまたまかな? と思いきや、その後は毎回噛むようになり、日を追うごとに傷や痛みが悪化していきました。私は恐怖の授乳時間を打開すべく、ある方法を試みました。 お願いだから噛まないで!尊い授乳が恐怖の時間に… 第1子を出産後、母乳がよく出た私は、完全母乳育児をしていました。夜中の授乳や搾乳などに疲れることもありましたが、おっぱいに関する悩みはゼロに等しいほど。しかし、息子が生後8カ月ごろの授乳時、突然痛みに襲われました。息子の生え始めの歯で噛まれたのです。授乳を中断することで泣かれたり、飲まなくなったりされるのは嫌だったので、私はちくびの痛みを堪え、授乳を続行しました。しかし、再度噛まれると痛みに耐えられず、さすがに授乳を中断。「痛いから噛まないでね」という思いは届かず、その後の授乳でも噛むようになってしまいました。 噛み癖が治ることはなく、日を追うごとに悪化する傷はとうとう出血するまでに。搾乳して哺乳びんで飲ませる方法もありましたが、おっぱいを飲む息子の姿に愛おしさを感じ、直接の授乳をやめたくありませんでした。とはいえ、いつ噛まれるか予測できずそわそわ。突然噛まれては激痛に耐えるのも限界です。 噛み癖の原因を調べると、「遊んでいる」「歯が生え始めて歯茎がかゆい」「空腹ではない」などがありました。早速、息子に歯固めのおもちゃを与え、乳頭のケアオイルで胸周辺を保湿し、柔らかく保つことに専念。 すると、対策したかいがあったのか、1カ月程で息子の噛み癖が解消! ちくびの傷も徐々に治り、以前のように直接授乳ができるようになりました。現在は、痛みも傷もないため「そんなこともあったね」と思えますが、無事卒乳するまで完全母乳育児ができてうれしかったです。 作画/becomachi85著者:上川ようこ
2023年05月29日私は妊娠中に育児の知識を得るために、本やネット記事を読み漁っていました。準備万全の状態で育児生活を送るはずでしたが、産後に待ち受けていたのは、何をやっても泣き止まない娘との生活。妊娠中に得た知識をフル活用しても意味はなく。寝不足と疲労で精神的にも参っていたとき、ふとしたきっかけで娘が泣き止みます……。 何がいけないの? まるで暗闇の中にいるような日々 妊娠中に得た知識は役に立たず、泣き続ける娘に私は途方に暮れていました。ある日、何気なく娘を縦に抱っこしていると、いつの間にかすやすやと眠っていることに気づきます。娘の安心したような寝顔を見て安堵するとともに、一筋の光が見えて泣きそうになった私。ただ、首がすわっていない子どもを縦抱きすることに不安があったため、抱っこする際は慎重に首を支えるように気を付けました。そして、正しく安全に抱っこしたいと思い、すぐに助産師訪問を依頼。しっかりと首を支えて体を密着させるように、足はM字になる形で抱っこするといいと教わります。 それからは日中、娘に負担をかけないようなるべく動かさず、常に縦抱きで過ごします。夜はベッドに下ろしますが、日中に体を休められた分、余裕をもって夜泣きの対応ができました。夜泣きによる睡眠不足は時々あるものの、日中は穏やかに過ごすことができ、生活リズムも次第に整うように。育児に対しても思い詰めることが減ったのです。 言葉が通じない赤ちゃんが泣き続けることで、病気を疑ったり、自分を責めたりして落ち込むこともありました。育児本やネットの知識も大切ですが、わが子の個性に合った育児スタイルを見つけていくのも親の役目であると実感した出来事です。これからも育児を通してぶつかるさまざま試練を、試行錯誤しながらで乗り越えていきたいと思います。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:小山 うみ
2023年05月29日2歳と生後4カ月の男の子を育てている私。長男のときは、長男が1歳になるまでつきっきり育児だったため、「いつこの疲労から解放されるのだろう」とばかり思っていました。しかし、次男が生まれ、長男と同じように育児をしているはずなのに、次男はよく寝てよく飲み、まったく手がかからないのです! そこには、本人の性格だけでなく、長男の大きな存在があったからでした。そんな私の気づきを紹介します。 長男の育児は常にヘトヘト長男は生まれたときから泣いてばかりで、夜間の授乳も頻回。日中もそんなに長く寝てくれないため、私自身がクタクタで1歳を境に断乳しました。当時の長男は私から離れると大泣きをしてしまうので、いつも抱っこひもで抱っこしながらの家事。 初めての育児で緊張感も続き、断乳ができるまで「ずっと眠たいし疲れているし、何もする気が起こらない」と、毎日ヘトヘトだったのを覚えています。そして、次男出産後は「またあの恐ろしい日々が来る」と私は身構えていました。 驚くほど大人しい次男身構えていた次男の育児。しかし、次男は長男とまったくの反対! 生後2カ月には夜間起こさないといけないほど朝まで熟睡してしまうし、日中はいつもニコニコなのです。抱っこひもは時々使う程度で、バウンサーに乗せればひとりで静かに遊んでいるほど。 「この差は一体何!?」と思うほど、「次男は親孝行だな」と私は感じていました。同じ2歳差の男の子を育てている姉に次男の様子を話すと、「次男が大人しいのは長男がいるからよ」と意外な言葉が返ってきたのです。 実は長男のおかげだった!?姉は「気づかないところで長男は次男と遊び、長男のおかげで規則正しい生活ができているからよく寝るんだよ」と。私はまったくそのことに気づかず、個人の性格だとばかり思っていました。 その後、2人をよく観察すると、たしかに長男は次男を気にかけて一緒に遊び、次男はいつも長男を目で追いかけていたのです。次男の日中は長男を見て楽しみ、いつも家の中はにぎやかなので眠れても浅い眠り。そのため、夜間にしっかり寝てくれることに気づきました。 子どもの性格や2回目の育児で私の心に余裕があることも次男の育児がラクに感じる要因なのかもしれません。しかし、長男が大きな役割を果たしていたということに気づき、改めて長男の存在の大切さや、お互いに与える兄弟間の影響の大きさを感じました。育児は大変ですが、子どもたちから学ばされることも多いので、2人の成長をしっかり見守っていこうと思っています。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年05月29日もともと母乳育児に憧れを持っていた私は、「絶対に母乳で育てるぞ」という強い思いを持つようになったのですが、現実は理想とはほど遠く……。そんな授乳に疲れ果てていたときに、友人のひと言が私を救ってくれたのです。母乳育児の現実を知る…母乳育児に憧れ、子どもは絶対に母乳で育てたいと強く思っていた私。しかし、母乳育児の現実は過酷でした。まず、慣れない体勢で腰や首、肩が痛くなりました。そして私は母乳が出にくく、頑張って吸わせたあとに赤ちゃんの体重を測ると、なんと2gしか増えていなかったのです。 それでも吸わせないと母乳が出なくなるし、育児用ミルクを足し過ぎると赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくなると本に書いてあったので、とにかく必死でした。母乳が足りないせいで授乳間隔も2時間半、2時間とどんどん短くなり、乳首が切れて痛みも強くなるばかり。寝不足も重なり、授乳時間は私にとって苦痛な時間になってしまいました。 私を救った友人のひと言そんなある日、友人に母乳育児の大変さを話したときのことです。友人から言われてハッとしました。 「母乳とミルク、どっちで育ったかとか、大人になってから関係ある?」 この言葉に、大事なのは母乳か育児用ミルクかということではなく、きちんと授乳して育てるということだと気付かされた私。 それからは思い切って育児用ミルクを足すようにしました。すると、赤ちゃんはしっかり寝てくれるようになり、私も睡眠をとると母乳の出が良くなったのです。両親に預けるときも、育児用ミルクがあるので授乳時間を気にせずに出かけることができました。 その友人は保育園に赤ちゃんを預けるため、哺乳びんに慣れさせる必要があり、大変だったそうです。完全母乳だったときは育児用ミルクを作る手間は省けますが、母親しか授乳できないというデメリットもありました。しかし、母乳でも育児用ミルクでも、自分に合った授乳法を見つけることで、授乳も苦痛ではなく幸せな時間となることを学んだ出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:桃野ゆか
2023年05月28日私は5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中です。長女を妊娠中に、子育ての思い出になればいいなと思い育児日記を書きました。3人ともが1歳になるまでの1年間、毎日欠かさず書くことは大変だったのですが、日記をつけていて本当によかったと思っていることをお伝えします。 1年間の記録としてまだ妊娠する前に、友だちが出産し育児日記をつけていたのを見て、一生に1回しかない乳児期を忘れないようにしたいと思い、私も育児日記をつけることにしました。長女のときはおむつ替えや授乳のたびに記入していましたが、次女と三女のときはそんな余裕もなく、1日の終わりにその日を振り返ってまとめて記入していました。 できるようになったこと、その日におこなったこと、イベント、そしてそのときに私が感じたことを書くことで、子どもの日記というよりも自分が今日こんなに頑張ったと自分で自分を褒める日記になっています。 心折れそうに…毎日書くことは、正直に言うとそんなに簡単なことではありませんでした。仕事ではないので書かなくてもいいのですが、自分で書くと決めたことなので、その日が無理だったら翌日の朝などにまとめて記入することもありました。 自分自身の体調が悪かったり、疲れていたりして、もういいかな、そろそろやめようかなと思ったことも何度かありましたが、子どもの今は今しかないのでそのときのことを忘れたくないと思い返し、なんとか3人とも1年間記入することができたのです。 ふとした瞬間に読み返すと子どもたちは5歳、3歳、1歳と成長し、もう日記は書いていませんが、急に読みたいなと思うことがあります。読み返してみると、「あーあのときこんなことがあったな」「こんなこと思ったな」と当時の記憶がよみがえってきて、懐かしくなって涙してしまうこともあります。 日記を読み返して、そして目の前にいる大きく成長した子どもたちを見て、このときはいっぱいいっぱいだったけど頑張ってよかったな、あのときがあるからこそ今のこの子たちがいるんだなと思うとうれしくなり、また頑張ろうという活力になっているのです。 毎日書くことは容易ではありませんでしたが、出産したときに自分が感じたこと、新生児と向き合いながら思ったこと、子どもが成長するなかで感じたことなど、たくさん書いたことは私の中でとても良い思い出です。この日記に書いた思いを大切にしながら、これから先の子どもたちの成長を楽しみにして、一緒に過ごしていきたいです。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年05月28日ママ・Aやん、パパ・Pやん、令和元年生まれの愛娘・コチコーちゃんのハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 今回は、こどもの日の”こいのぼりづくり”のお話。幼稚園で日々学習しているコチコーちゃんの完成品を見て、子どもならではの発想にAやんさん驚愕! 目から鱗のこいのぼりとは!?最初、『ビィっていっぱい書いた』と聞いた時に「Bのことか? いや、でもまだ文字は読めへんしな……」と思っていたら!!幼稚園で覚えてきたのか、ABCはいつの間にか読めるようになっているではありませんか。それに1〜10も少し前までは順番がめちゃくちゃだったり、言えるのは5までだったり……といった進捗具合だったのがいつの間にかスラスラと10まで数を数えておりました。すごい、すごいぞ幼稚園…………!!!! オカンは感激です。魚の鱗がBに見えてたのも子どもならではの気づきだなぁと思いました。今日も元気に幼稚園へ行ってる間、母は茎わかめのおやつを食べつつゲームをして好きな時に寝るという大変自堕落な生活を送っています。PROFILEAやんさん平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2023年05月19日初めての男の子育児。男の子の性器はわからないことだらけ。触ったら痛い? むきむき体操って何? やったほうがいいの? やらないほうがいいの?などなど、疑問がたくさん。小児科の医師に聞いたり、夫の体験談を参考にしたりして、わが家ではむきむき体操を取り入れてみることにしました。むきむき体操って何?私には13歳の娘と、3歳の息子がいます。息子を出産する少し前に、子育て相談掲示板アプリを見ていたときに「むきむき体操」という文字を目にしました。「Eテレでやっている体操かな?」と思い、そのときはあまり気に留めませんでした。後日、夫から「男の子のむきむき体操って知ってる? 新生児のころもやってあげたほうがいいのかな?」と聞かれ、初めてむきむき体操を調べてみることに。 むきむき体操とは、男の子の性器の亀頭を包皮からむいてあげる体操のことだそうです。調べてみても、「やるべき」という意見と「やる必要がない」という意見があり、まずは1カ月健診で小児科医に相談してみることにしました。 小児科医の意見は…無事に息子の出産を終え、1カ月健診のときがきたので、小児科医に「むきむき体操はやったほうがいいですか?」と聞いてみました。すると小児科医からは「やらなくていいです」との回答。専門家の意見を直接聞くことができ、息子と言えどデリケートな部分なので、必要以上に触らなくていいんだとホッとひと安心。 むきむき体操をまったくしないまま息子が1歳半くらいになったとき、夫から「俺は物心ついてから自分であそこを触って痛かった経験あるから、息子にも少しずつ慣らしていったほうがいいと思うんだよね。ずっと皮かぶったままだと不潔になるし、無理のない範囲で俺が洗ってもいい?」と聞かれました。正直、男性器のことは私にはわからなかったので「息子が痛がるようならしないこと」を条件に、承諾しました。 自分でむけるようにそれから、夫は毎日お風呂のときに少しずつやさしく息子の亀頭を包皮からむいてあげ、だんだんとスムーズに亀頭が出るようになってきました。幸い息子は痛がったり嫌がったりする様子もなかったので、「ちんちんの中もきれいにしようね」と言って、毎日洗うようにしました。 現在息子は3歳ですが、2歳半ごろからは自分で亀頭をむけるようになり、お風呂のときに「ちんちん洗うよ」と言うと、自分で包皮を下ろしてくれます。先日息子がかかった泌尿器科では、医師から「毎日お風呂のときにむいて洗うように」と言われたので、専門家の中でも意見が分かれていることなのかもしれません。 わが家の場合は、早めにむきむき体操を取り入れることで、痛がったり嫌がったりすることなく自分で包皮をむけるようにまでなりました。たまに、亀頭の部分に汚れがついていることがありますが、普段から毎日亀頭を洗っているので、息子も抵抗することなくスムーズに洗え、清潔を保つことができています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年05月19日小さく生まれた息子は、母乳をじょうずに飲めませんでした。また、産後のストレスと体調不良により、母乳量が減ったことから、生後3カ月目からは育児用ミルクに切り替えることに。先輩ママや、たまに会う祖母から「母乳神話」を聞かされるたびに、母乳育児をあきらめたことへの後ろめたさを感じていました。一方、息子は1歳を迎えるころに驚きの成長を見せてくれて……。 「母乳神話」に苦しめられるママの心配をよそに息子はすくすくと成長 約2,600gで生まれた息子。吸う力が弱く、母乳の出も悪かったため、搾乳した母乳と育児用ミルクを飲ませていました。生後3カ月を迎えるころに母乳がほぼ出なくなったので、育児用ミルクだけに切り替えることに。搾乳と頻回授乳の生活は、産後の体調不良を悪化させる一因だったので、体調の回復に専念できるのはうれしかったです。 そんな中で気になったのは、先輩ママやたまに会う祖母から聞かされる「やっぱり母乳がいいよね」や、「育児用ミルクじゃ病気にかかりやすくなる」という母乳神話。なんだか母として失格だと言われているようで「本当に育児用ミルクに切り替えてよかったのかな?」と心を締めつけられていました。母乳をやめた直後の身体測定で、息子はまだ成長曲線の底辺を記録。その後は育児用ミルクの飲みがいいこともあり、体重は増加していき、生後7カ月には成長曲線の平均値をやや上回る急激な成長を遂げました。心配していた病気にもかかることなく、予防接種をしても副反応もなし。びっくりするくらい健康です。 1歳から保育園に通い始めると、息子も風邪をもらってくるようになりましたが、それでも最初の2カ月くらいの話。また、まだ1歳半にもなっていないのに「息子さん大きいですね。うちの息子(3歳)と体格一緒!」などと上のクラスのママたちに言われるほどに。子どもの成長は個人差があるので、これからは母乳神話など周りの声を気にしすぎず、育児に取り組んでいこうと思います。 作画/becomachi85著者:木村メイ
2023年05月15日わが家には4人の子どもがいます。今では育児に協力的になった夫ですが、第1子、第2子出産後は、共働きでも私のワンオペでした。育児と仕事で余裕もなく、夫の考えが理解できずに涙することもありました。そんな夫が協力的になってくれたきっかけとは……。子どもが病気になっても夫は…長男は1歳になると、私の仕事復帰のため保育園に通い始めました。すると、私の職場に保育園から「息子くん、お熱があります」と電話がかかってきました。私は早退し、保育園にお迎え、そして小児科を受診。次の日は、病児保育に預け、少し遅刻して出勤することに。それが、毎週のようにありました。 まだ時短制度などが整っておらず、フルタイム正社員で復帰していた私は、職場に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。あまりにもお迎え要請続くので、夫に迎えにいけないか連絡すると、「仕事だから無理!」のひと言……。 私は、「もういい!」と電話を切って、「こんな思いをするくらいなら、連絡しなければよかった」と涙があふれました。この件をきっかけに、もう夫に頼るのはやめようと思い、ひとりで何でもこなすようになりました。 話し合い、夫の本音がわかった!子どもの育児、仕事、家事に精いっぱいだった私。その当時は、夫に頼るのはやめようと思う一方で、「なんで協力してくれないの?」と思ってしまう日もしばしば。夫の気持ちを考える余裕がありませんでした。 良くない状況を変えるべく、家の購入と同時に義両親との同居を決意した私。間もなく第3子を出産して、義両親や子どもたちとの関わり方について夫と話す機会が増えました。夫は「子どもにどう接していいかわからなかった」「仕事を頑張っていればいいと思っていた」と、これまで考えていたことを話してくれました。 「子どもに手がかかるのは今しかないから、関われるときに一緒に関わってほしい」と私の気持ちを伝えると、それから夫は、子どもとの時間を作ってくれるようになったのです。また、第3子が1歳になる前くらいから自営業を始め、仕事に関しても夫婦で協力し合うように……。 話し合ったことで、夫は以前よりも協力的になってくれましたが、「子どものことは○○(私)のほうがわかっているから、病院へは○○が連れて行くように」と言います。その代わり、私の仕事を代わってくれたり、上の子たちの送迎をしてくれたりと、私のサポートをしてくれるようになりました。ただ、まだ通院などは母親がするものと思っているようなので、今後も話し合いを続けて、どんなことも協力しあえるようになりたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月11日最初は何もしようとしなかったのは、もしかしたらわかっていなかっただけ? ママがパパにやさしくすることで、ゆっくりとイクメンパパへと成長しているというご家庭の実体験を紹介しています。娘が生まれたばかりのころから、ママとパパの行動、考え方、やる気はどうしてこんなにも違うのか、と悩んでいたこともありました。しかし、娘が大きくなるにつれて、パパも少しずつ娘の育児に携わる機会が増えていったのです。 パパにはできない?「抱っこが怖いからできないよ」「うんちのおむつは替えられないな」「(テレビ観てるから)ちょっと待って」などの言葉を、パパから産後何度聞いたかわかりません。私にとっても初めての育児。親になった日も一緒なはずです。私もわからないことだらけなのに、パパはすべて人任せでした。 子どもと私を置いて遊びに行こうとしたり、夜中は起きることもなく、布団をかぶるようにして寝たりしている姿を見て、喧嘩ばかりしていました。 これなら娘と2人だけでいる昼間が一番楽しいし、平和だなあと思っていましたが、本当にこのままでいいのか、と自問自答する日々でした。 パパの小さな進歩を認めるように私が「なんでできないの?」と思ってしまうと、怒り口調になり、パパは機嫌が悪くなってしまいます。そこで、私はパパに対しても子どもと同じようにやさしくすることに決めました。1つ何かできたら、当たり前のことでも、大きな声で「ありがとう!」と伝えるように気をつけました。 もちろん、最初は心の底から出ていた言葉ではありません。しかし、そのうち手伝ってくれることも増え、喧嘩も減り、そんなの当たり前だよ……などと思うひねくれた考えも、自分の中から徐々になくなっていきました。 1年半が経ち…パパが育児を自らやり始めてくれたのは、娘が1歳〜1歳6カ月の時期でした。娘は極度のママっ子で、パパに頼めないことも多くありますが、それでも休日の着替え・おむつ・ごはんなどをしてくれるようになったので大助かりです。娘と2人きりでスーパーに行ってくれた日もありました。 世間の“イクメンパパ”とはかけ離れているかもしれませんが、娘と一緒にゆっくりとイクメンパパに近づいています。 ママが毎日当たり前にしていることですが、最初から子どもと接している時間が少ないパパにはわからないこと、できないこともあるようでした。今でも「どうして?」とイライラしてしまうときもあります。しかし、これからたくさん協力してもらうためには、「必要とされている」「自分にもできる」とパパに思ってもらうことが必要だと思いました。そのモチベーションを上げるには、ママの小さな言葉かけが大事なんだなあと感じています。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
2023年05月10日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、7歳のイチコちゃんと4歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。 今回のテーマは「外遊びのおはなし」です!春先……花粉が飛ぶわ、紫外線キツいわで、完全に不審者な私……!一緒に遊んだらハァハァするからさらに怪しさアップ。大丈夫、怖くない……怖くないよ……。いや、ちょっと待て……。紫外線完全防備でかつメガネにマスクって……不審者っていうかもしや女優ルック!?明日からは女優の気持ちで外遊びにつき合おうと思います! (ポジティブ)PROFILEモチコさん娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊 『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中!
2023年05月09日待ちに待った赤ちゃんとの対面は、今まで味わったことのない感動と幸せを覚えました。しかし休む間もなく育児が始まります。初めて経験する育児に戸惑ったものです。今回は出産から1カ月の間に悩んだこと、振り返って感じたことをお伝えします。「私、育児に向いていない…」そう思った1カ月間赤ちゃんが生まれて1カ月間、一番つらかったことは、「睡眠不足」です。そして「赤ちゃんが泣いている理由がわからないこと」も大きな悩みでした。 さっき授乳したばかりなのに泣く赤ちゃんを見て、「どうして泣いているの?」とイライラするばかり。ストレスもたまり、母乳も思うように出ません。何もかもが悪循環に陥っているようで、「育児に向いていない」とまで思うようになりました。 誰でも最初は新米ママ出産から1カ月の間は、慣れない育児と睡眠不足の狭間でいろいろな壁に直面しました。家事をするのもひと苦労!「育児がスムーズに進まないのは、すべて私に原因があるのかもしれない」と気分は沈む一方でした。 でも、私と同じように初めての育児に励む友人たちの話を聞くと、つらい思いをしているのは自分だけではないことに気づきます。誰でも最初は新米ママ。自分を責める必要は1つもありませんでした。 何もかも完璧にこなす必要はなかった睡眠不足、母乳が出ないなど、出産直後の悩みはたくさんありました。それでも、悩んでいる間も赤ちゃんは成長していきます。出産から1カ月が過ぎると赤ちゃんが少しまとまって眠ってくれるようになった、母乳の出がよくなったなど、少し変化があらわれました。 時間が悩みを解決してくれることもある、そう感じました。だからこそ、何もかも完璧にこなそうとする必要はなかったのだと思います。 食材宅配などをじょうずに利用して、家事や掃除などの負担を軽減することも、自分が抱える負担を軽くするポイントでした。ズボラでいることも必要だと割り切ることも大切だと思いました。 監修/助産師 松田玲子 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 原案/田中由惟作画/やましたともこ
2023年05月08日2人目の育児は10年ぶりということもあり、夫も私も1人目のときの記憶を思い出しながらの出発でした。生後9カ月を過ぎ、娘は元気いっぱいに成長し、育児の感覚もだいぶ戻ってきたなあと慣れを感じてきたある日、衝撃的な事件が起きてしまいました。 娘の口から「ポロン」と落ちてきた物はある日のこと、夕食を食べ終え、食器を片付けようと娘の横を通り過ぎると、何かが「ポロン」と娘の口から落ちました。最近何でも口の中に入れてしまうので、今度は何を口に入れていたのだろうとよく見ると、「何だこれ?」と目を疑いました。なんと、ボタン電池ではありませんか! 「危ない、飲み込むところだった」と胸を撫で下ろし、一件落着と思って夫に話すと、突然夫の顔色が変わりました。 どうしたんだろうと思っていると、「そのボタン電池、朝見たときは2個あったんだけど、もう1個はあった?」と言うではありませんか! 慌てて長女と2人でそこら中を探しましたが見つからず、夫は「見つからないなら絶対飲み込んでるよ!」と言うので、念のため小児救急の電話相談に連絡しました。すると、「万が一飲み込んでいたとしたら大変だから、可能性があるなら早めにレントゲンで確認したほうがいい」と救急の受診をすすめられ、紹介してもらった病院を受診することにしました。 ※赤ちゃんがボタン電池を誤飲した場合、気管を塞ぐなどして窒息を起こす危険のほかに、ボタン電池が粘膜などに接触して「化学やけど(化学熱傷)」を起こす危険があります。また、飲み込んだボタン電池が胃に達すると、酸性の胃液によって電池が腐食し、中身(電解液)が漏れ出す可能性があります。アルカリマンガン電池などでは、中身のアルカリ性物質が漏れて胃などの内壁を損傷する危険があります。もし、お子さんがボタン電池を飲み込んでしまったら、重症になるおそれがあるので、直ちに医療機関を受診しましょう。参考:政府広報オンライン「ボタン電池や医薬品、タバコなど 子供の誤飲事故にご注意を!」 病院で事の重大さを認識娘はいつもと変わらず元気だったのが救いでしたが、内心は不安でいっぱいでした。21時ごろ病院に着き、レントゲンを撮ると、確認のために持参した娘の口から出たボタン電池と同じ物が写っていました! 「よかった! あった!」となぜか思わず安堵の言葉を口にすると、先生に「いや、お母さん、あまりよくないです。胃で止まっていたら内視鏡の先端に磁石をつけてすぐに取れたのですが、レントゲンに写っている場所から見て小腸まで届いているので、うんちで出るのを願うしかないです」と言われました。さらには、「1日待って出てこなかったら途中で引っかかっている可能性があるので、そのときは手術になります。2日後にまた受診してください」とのこと。そのまま受診の予約をして帰宅することとなり、事の重大さを実感しました。 「親の不注意で、しなくてもいい手術の傷が付いてしまったらどうしよう」と胸が張り裂けそうでした。レントゲンで押さえつけられ、顔の毛細血管が切れるほどギャン泣きした娘は、疲れ果てて帰りのタクシーの中で寝てしまいました。※誤飲したものが胃より先の腸にまで流れた場合、原則として経過観察となります。ほとんどがおよそ2週間以内には自然排出されますが、ときに腸に穴が開くこともあるため、異物が排泄されるまでは、腹痛、発熱などがないこと、その間に出た便の中に異物が含まれていないかを確認してください。参考:一般社団法人 日本小児外科学会「小児外科で治療する病気」−消化管異物 帰宅後、夫婦で反省会を実施帰宅後夫に報告をし、2人で反省会をしました。そもそもなぜしまってあるはずのボタン電池が外に転がっていたのかを話しました。使い終わったボタン電池はビニール袋に入れて開閉式のゴミ箱の隅に入れていたのですが、開閉しているうちにそのビニール袋がズレて半分外に出ている状態になり、それに興味を持った娘が引っ張って袋に穴が開き、そこからボタン電池が外へ出てしまったことがわかりました。 また、夫がなぜボタン電池が2個あったことを知っていたかというと、朝掃除機をかけていたときに、落ちそうなボタン電池が入ったビニール袋を「落ちたら危ないな」と目視しながらも、時間がなくて慌てて仕事につき、私にも言いそびれてしまったようでした。 長女のときは細心の注意を払い、そんな出来事はなかったので「2人目だから大丈夫」とどこかで油断していたことも要因の1つになったと思います。反省会のあと、すぐにボタン電池と電池類は廃棄の方法を変え、缶に入れて娘の手の届かない場所に置くことにしました。そして、危ないなと思うことはすぐにその場で改善すること、改善できなければできる人にお願いしてでも改善するようにコミュニケーションをとることを心がけることにしました。 娘の無事を祈って…次の日、朝から夫も私も娘がうんちをするたびにソワソワして落ち着かず、神様、仏様に祈り続けました。このときばかりはうんちが出るようにと、離乳食や育児用ミルク以外にも娘の大好きなバナナにゼリー、赤ちゃん用のお菓子など食べさせました。するとその甲斐あってか、やっと夕方ごろになり、うんちと一緒に無事ボタン電池が出てきました。うれしくて思わず夫と抱き合って喜んでしまいました。大事に至らず本当によかったです。妊娠中、婦人科の廊下に掲示してある「乳幼児による異物の誤飲が増えています!」というポスターを目にしたり、母子健康手帳内にも異物誤飲の注意書きがあったり、産後に配られた冊子にも誤飲事例が増えていることが書かれていたりと、誤飲についてはよく知っているつもりでいましたが、まさか自分が経験するとは思ってもいませんでした。 長女のときは大丈夫だったことが、次女も大丈夫ということにはならないと学びました。娘は生後11カ月を迎え、ますます行動が活発になり、ハラハラさせられっぱなしです。今は、夫も長女も協力してくれて、今まで以上に危険を回避するよう努力しています。これからも、事故や怪我なくすくすくと育ってくれることを願うばかりです。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。飲み込むと危険なので、お子さんの手の届かない場所へ保管しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:YOU11歳と生後11カ月の娘をもつ母。10年ぶりの育児に奮闘中。現在は専業主婦、時々クラウドソーシングでスキマ時間にお小遣い稼ぎ。
2023年05月02日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。毎日、息子と2人だけの状況が続き、だんだんと追い込まれてしまったなな子さん。夫に相談しても、解決策も励ましの言葉もなくあまり意味がありません。 そんなとき、実家の母から電話があり帰省することに。実家では、両親が食事を用意してくれたり、育児を手伝ってくれたり、家族の温かさを実感するなな子さん。 そんな両親の姿を見て、なな子さんは夫にある思いを抱くのでした。 私はひとりじゃない!そう思えるだけで… 1日中ひとりで息子のお世話をして、休まる時間がなかったなな子さんですが、両親のサポートもあり元気を取り戻していきました。 息子のお世話はもちろん、なな子さんをいたわってくれる両親から家族の温かさを感じます。 実家は居心地が良いものの、いつまでも頼るわけにはいきません。子育ては夫婦で協力していくべきという気持ちをあらためて実感したなな子さんでした。 ひとりでは子育てを頑張っているママ・パパは多いと思いますが、周囲のサポートは必要不可欠だと思います。なな子さんの夫にもその思いが伝わり、心強い存在になってくれるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年04月30日長男を出産し、初めての育児に戸惑いながらも育児書などで情報を集めながらなんとか慣れてきたころ、女性である自分では経験のない男の子の性器ケアの問題に出合いました。いろいろな情報があり、個人差もあるそう。夫に相談しても記憶にないからわからないという返答に、「どうしたらいいの?」と悩んでいた私の体験談をお話しします。 育児に奮闘するも1つの疑問が…わが家には男の子2人、女の子2人の4人の子どもがいます。今でこそ子育ての経験があるので次男、次女では余裕をもって子育てできていますが、長男を出産したときは、初めての育児にわからないことだらけ。情報を集めながら一つひとつ対応していました。 長男が寝ているときに育児雑誌を見ていると、男の子の性器ケアのことが目に入りました。お風呂に入れたときにきれいに洗ってはいたものの、それだけでは足りない場合があることがわかり、どういうタイミングでどうしたらいいのか疑問だらけ。夫に相談しましたが記憶にないと言われ、ますますわかりませんでした。 ※男の子の性器ケアは清潔に保つことが基本ですが、健診などで、おちんちんの皮をむく「むきむき体操」を指導されることがあります。「むきむき体操」が必要ない赤ちゃんもいるので、健診などで受診した際に医師に相談しましょう。 思いきって相談することに長男は生まれたときに先天性肺炎でNICUに入っていたこともあり、病院に定期健診に行っていました。幸い心配していた後遺症もなく、1歳で病院での定期健診を終えることができたのですが、健診の最後に「わからないことはありませんか?」と先生が聞いてくださったので思いきって性器ケアについて相談することに。 すると、「心配ならやっておきますね」と皮を下げて亀頭を出す処置をしてもらいました。成長とともに自然にという話や、むきむき体操をやったほうがいいなどいろいろな説はあると思いますが、私は小児科の先生に相談して不安な要素がなくなったので長男にとってもよかったのではと思います。 3歳で男の子あるある長男が3歳になったころ、「ちんちんが痛い」というので病院に行きました。トイレトレーニングも終わり、パンツを自分ではけるようになっていたころ、自分でおちんちんを触って菌が入り炎症し、膿が溜まっていました。 病院で膿を出し、消毒してもらい、抗生物質を処方してもらうことに。本人は痛かったようで、それからは触って遊ぶことはしなくなりました。病院の先生からも「きれいに洗って、バイ菌の付いた手ではさわらないようにね」と注意されました。 ママにとって男の子の性器ケアは、自分に経験がない分心配になります。お風呂できれいに洗っていれば成長とともに見守っていてもいいようですが、小さいうちにできることはやっておいてあげられればと思っていました。長男は1歳のタイミングでしたが、高校生になった今、特に問題ないようなので安心しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月30日私は初めての妊娠中に転居が決まり、出産前に離職。おかげで出産後は赤ちゃんのお世話や家事をのんびりしていました。そのころ夫は職場が変わったこともあり、時間的にも精神的にも落ちつかず、家事はノータッチ、子どもとは週末に遊ぶ程度。しかし子どもが1歳4カ月のときに私が仕事復帰をすると、のんびりとはいかなくなりました。そこで夫にも積極的に子どもの世話と家事をお願いするようにしたのです。 保育所の荷物・書類の準備 休日の昼食作り 病院の付き添い子どもは保育所に行くようになってから、熱を出す頻度が急激に増えました。そこで仕事の都合がつく限り付き添いを夫にしてもらうようにしました。おかげで2人が病院に行っている間に私は家事を進めたり、看病に必要な買い物をすませたりすることができ助かります。前日からの看病で寝不足であれば仮眠をとることも。 ただ、夫は小児科の勝手がわからず、医師とコミュニケーションがうまくできないこともありました。そこで、あらかじめ私が子どもの症状や受診までの経過、医師に聞いておきたいことをメモし、夫に渡すようにしています。 今まで自分でしていたことを夫に頼むのは手間も時間もかかりますし、私の思い通りにいかずイライラすることもありました。それでも夫ができるようなれば、私の負担は減り、時間にも気持ちの面でも余裕が生まれました。これからも少しずつ夫に頼むことを増やしていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2023年04月30日双子の妊娠が判明したときから、周囲からは「大変だね」と言われていましたが、双子育児がこんなにも過酷なものだとは想像していませんでした。子どもたちが新生児だった当時、24時間の中で5分として休まる時間がなく、逃れられない過酷な育児はまるで「過労死」寸前。今だから振り返えられる、育児は頑張りすぎないことが大切だと痛感した体験をお伝えします。 初めての子にすべてが全力だった新生児期私は約4年前、男女の双子を出産。出産前は暇を持て余し、「早く生まれてこないかな~」とのん気に構えていました。しかし実際に生まれると、想像以上の過酷な育児生活が始まりました。つらかったのは母乳育児がなかなか軌道に乗らなかったこと。 子どもたちが母乳をうまく飲めないので粉ミルクを併用。そのため哺乳びん2人分を洗浄・消毒し、ミルクをあげると搾乳、そして搾乳器の洗浄・消毒に時間を取られ、休まる暇もなく次のミルク……というサイクルが24時間続きました。 休まらない育児に過労死寸前そのころは産後で精神的にも不安定だったこと、うまくミルクを与えられないストレス、すべてを全力で取り組まなければという強迫観念で、心身ともに疲弊していきます。粉ミルクのお湯は1ミリの狂いもなく目盛り通りに作り、夜は明かりを点つけない暗い部屋でミルクを与えていました。加えて交互に泣くので朝までエンドレスに一生懸命対応。 睡眠不足から「このままでは体が壊れてしまう……」とすら思うようになり、今思うとこれは過労死寸前の精神状態だったと思います。終わりの見えない睡眠不足の毎日に、未来への絶望感しかありませんでした。 手を抜いて自分をラクにしてあげる大切さそんな生活に限界を感じた私は、それまで気を付けていたルールに少しずつ手を抜く努力を始めました。育児書では、夜はスマホやテレビはつけないほうがよいと書かれていましたが、夜間のお世話や泣いているときはテレビをつけ、ドラマやお笑い番組を見て息抜きをすることに。すると、それまで長くつらかった時間がとても短く感じ、精神的にラクになった自分に気が付いたのです。 「これをしてはダメ」というルールでガチガチに固めていた自分の考え方をほぐすことで、こんなにもストレスが軽減するのかと驚きました。夜泣いていても「朝まで起きていよう!」と開き直ることで心がラクになりました。 初めての育児はどうしても力が入り頑張りすぎてしまい、周りに「もっと手を抜いていいんだよ」と言われても、どうやって抜いていいのかわかりませんでした。その中でも少しずつ自分の心地いい方法を探ることで、つらい時期を乗り越えることができました。育児は大変だからこそ頑張りすぎないことが大切だと学べましたし、今では良い体験だったと思います。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:村上 素子3歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。
2023年04月29日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、パパの育児サポートの方法について教えてくれました。最近では、パパが育児のサポートをしてくれるというご家庭も増えているように感じます。しかし、良かれと思ってやっていた対応が、かえってママの身体の負担やトラブルにつながってしまうことも……!? それは一体どんなことなのでしょうか?母乳育児は、赤ちゃんの欲求に合わせるため、授乳回数や間隔も不規則になります。夜間などの睡眠が細切れになりやすく、ママが寝不足になることもあるでしょう。 そんなママの負担を減らすために、夜間の授乳をパパが代わりに担当する場合がありますが、実はこの対応が原因で反対にトラブルが起きてしまうこともあるのです。今回は、夜間授乳をパパが担当する場合の注意点についてお話ししていきます。 夜間の授乳をパパに代わってもらうママが増えている?男性の育児休暇取得や在宅勤務の増加もあり、里帰りなど祖父母のサポートを受けずにパートナーと2人で育児をするという場合も増えてきています。パパに授乳を手伝ってもらいたいから、母乳だけではなくて育児用ミルクを哺乳瓶であげられるようにしたい、搾乳をして哺乳瓶であげてもらっているというお話もよく聞きます。 また、夜間の1〜2回の授乳をパパが担当しているという家庭も増えてきているように感じます。授乳をスキップすることで、ママが連続した睡眠がとれるようになり身体がラクになったというメリットも生まれます。 夜の授乳を代わってもらって睡眠時間を確保するつもりが……起こりやすいトラブルとは?ママの睡眠時間が多く取れるようになったなどのメリットがある一方で、夜間の授乳をパパに代わってもらったことで、起きてしまうトラブルも実はあるのです。 ①乳腺炎になってしまった母乳量が多いママだと、夜間の授乳をパパが担当することで長時間授乳間隔があき、乳房が張って痛くなり、反対によく眠れなくなることもあります。また、育児用のミルクは授乳間隔が母乳よりあくため授乳パターンが変わってしまい、母乳が残ってしこりになったり詰まりやすくなったりすることで乳腺炎になってしまうことがあります。 ②乳頭混乱パパが授乳を担当することで哺乳瓶の乳首に慣れてしまい、赤ちゃんがおっぱいが吸うのが難しくなったり、おっぱいに吸い付くのに時間がかかったり嫌がったりすることがあります。 ③母乳の分泌量が減ってしまう夜間の授乳間隔があいてしまうことにより、乳房内に母乳が停滞している時間が長くなると、母乳の分泌量を抑制する性質があります。そのために、母乳分泌が順調だったママが徐々に母乳分泌量が減ってしまうことがあります。 トラブルを減らすための上手なサポート方法は?せっかく夫婦で協力して励んでいる育児なので、サポートしていることでかえってママの悩みやトラブルの負担が増えてしまうのは本末転倒ですよね。 パパのサポートの仕方を少し変えるだけで、トラブルを減らし、ママの負担も軽くすることができます。下記のポイントを注意しながら、パパの育児サポートに取り入れてみるとよいでしょう。 ①哺乳瓶の使用に注意哺乳瓶であげるときは、赤ちゃんは起きている状態で、できるだけ大きいお口があいてからあげるようにします。眠りかけだったり、小さくあけたお口に突っ込むようにあげるのは避けましょう。 母乳を飲んでいる赤ちゃんは、一回量が少なめなので飲むスピードが落ちたり、眠ってしまったらミルクが残っていても無理にあげないようにしましょう。おっぱいに吸い付くのを嫌がったり、時間がかかるようになったら、乳首やカップ授乳の検討や母乳外来などで相談してみましょう。 ②搾乳をあげてみましょうママが眠る前に搾乳をして準備しておき、赤ちゃんが飲むタイミングでパパには搾乳をあげてもらいましょう。4時間以内であれば常温保存でも大丈夫です。冷めた場合や冷蔵保存の搾乳は、40度程度で湯せんして人肌程度に温めてからあげるようにしてください。 ママがおっぱいの張りで起きた場合は、赤ちゃんと授乳のタイミングが合えば授乳をして、ずれてしまった場合には、次の授乳に向けて圧抜き程度に軽く搾乳しておくと乳腺炎などのトラブルも回避することができます。 ③育児用ミルクや搾乳を哺乳瓶であげることだけが、パパのサポートではありません育児用ミルクや搾乳をパパが代わりにあげるだけではなく、夜間のママの授乳をできるだけ減らすためにパパができることがあります。 例えば、授乳前後のオムツ交換やゲップ、混合栄養の場合は育児用ミルクの補足と哺乳瓶の洗浄、授乳後の寝かしつけなどをパパが担当してみましょう。ママは母乳だけをあげて、その後は眠れるのでだいぶ負担は減ります。 「授乳のサポート」というと、赤ちゃんにミルクや母乳をあげることがパパにできることだと思われがちですが、実は他にもサポートの仕方があることを覚えておきましょう。どんな方法で授乳のサポートをしていくのがよいかを夫婦でじっくり検討してみてくださいね。 まとめ夜間の授乳をパパが担当する場合は、母乳の分泌量や赤ちゃんの様子をみて、どの方法が良いかお互いの気持ちを大切にしながら、話し合ってみましょう。困ったら、いつでも母乳外来など助産師にも相談してみてくださいね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月28日2018年生まれの男の子と2021年生まれの女の子の育児に奮闘中のイラストレーター・あきばさやかさんの連載。育児はいつだって予想外! もはや、笑うしかない育児のエピソードを毎月ご紹介。みなさんのお家でも似たようなこと、起こっていませんか?第二子とりちゃんももう11kg! 普通の抱っこ紐でも長時間は無理なサイズです笑もうわが家に新生児はどこにもいないし、第三子の予定はないし、賃貸の部屋も狭いので、捨てたいのですが……弱弱しくて小さくて暖かくて……抱っこ紐の中で静かに寝息を立てて寝ていた、あの新生児時代の姿を思い出すと、愛おしすぎてなかなか捨てられません!! (号泣)同じく、サイズアウトしたロンパースとかもまだあったりします。捨てられるのは、もう少し先になりそうです。PROFILEあきばさやかさん2018年生まれの息子「おっくん」と2021年生まれの娘「とりちゃん」の育児中。漫画をブログやInstagramで描いています。書籍『おしゃれなママっていわれたい!』(マイナビ出版)など()
2023年04月26日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。あの頃の自分へ。編集後記二人目の産後、長男・ほにゅくん(当時2歳)の言葉に傷ついていたつぶみさん。それから数年がたち、今ではほにゅくんから「おかーさんだいすき」と言ってもらえる幸せをかみしめ、妹・ねむちゃんからの「ままだいきらい」の言葉にもまったく傷つかないマインドを手に入れたのでした(笑)。産後は睡眠不足などから情緒が不安定になることがありますよね。はじめての経験をするときは、気持ちに余裕がなくなってしまうものです。現在のつぶみさんの姿に励まされる方もいるのではないでしょうか。子どもが成長するのと同時にママも成長していることにあらためて気付かされるエピソードですね。ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2023年04月26日パパの育児はやったつもりの鼻歌程度だと悟った話。 全パパに告ぐ… パパは育児をやってるつもりでも、実は「鼻歌レベル」なことがあります。5.5とか考えてる人は8.2に! 8.2にとか考えてる人は10.0に! 「家事育児は夫が率先してやるぞ!」と行動して、ようやくちょうどいいくらい。 つねに妻に感謝! 感謝です! 著者:うめじろう
2023年04月22日まま代さんは夫・ぱぱ介と職場恋愛から結婚。順調に結婚生活を送っていく中、二卵性の男の子と女の子の双子を出産しました。すると、初めての育児で双子は大変だろうと、義両親の勧めから義実家での同居を始めることに。ところがこの同居がきっかけで、まま代さんは思わぬトラブルへと巻き込まれてしまいます。良かれと思って双子の育児に干渉してくる義母と義兄。しかし、まま代さんとは育児の価値観が違うため、まま代さんはだんだんとストレスを感じ始めます……。まま代さんは育児への干渉を控えてほしいと義兄に訴えますが、なぜかぱぱ介が義兄の味方につき反論。そんななか、まま代さんの気持ちを理解し、義家族を諭してくれたのはほかでもない義父だけでした。義兄や夫の言動にストレスを感じつつも、静かに耐えてきたまま代さん。しかし、ある事をきっかけに義実家での同居生活に変化が起こるのです……。なんで私がお世話を担当することになるの…? 入院中の義父のお世話をすることになったまま代さん。 しかし、子どもたちをぱぱ介に任せて病院へ行くことに不安が残るまま代さんは、義父のお世話を終えた後、急いで帰宅します。 案の定、ソファでひとりリラックスしているぱぱ介。そして、まさかと思ったまま代さんの悪い予感は的中……! 義母と義兄はまま代さんのお願いも聞かず、子どもたちをお風呂に入れていたのです。 しかも、義母と義兄による子どもたちのお世話は、まま代さんの地雷を踏みぬいたものばかり。 「ふざけんな!」 悲しいやら、悔しいやら……、耐え切れなくなったまま代さんは家をひとり飛び出したのでした。 子どもの世話を義母と義兄に丸投げしているぱぱ介に、まま代さんはさぞ怒りを覚えたことでしょう。あれほどまま代さんがお願いしていたにもかかわらず、ぱぱ介は一体何を考えているのでしょうか……。 いくら義母や義兄が手伝うと言ってくれているからとはいえ、そこにまま代さんの同意がないのであれば、ぱぱ介は断るべきだったのではないでしょうか。 まま代さんが少しでも休めればと思ってくれるのはありがたいですが、それならせめて、まま代さんの意向をしっかりと汲んであげてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ
2023年04月20日ママ・Aやん、パパ・Pやん、令和元年生まれの愛娘・コチコーちゃんのハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 今回は、入園前に親に与えられる初めてのミッション”お名前付け”のひとコマ。思わず笑ってしまうAやんさんの行動にホッとするママも多いはず。さて、初めてのミッションは無事に完了したのか……。ぜひご覧あれ!嘘みたいなポンコツっぷりを発揮してしまいました……。保育園や幼稚園の入園前にほとんどの親はこのミッションをこなしているのではないでしょうか。妊娠中は娘のイニシャルを刺繍した巾着とかつくってあげたいな〜♪ とか夢見てましたが、刺繍て……いつ誰がやるんだ。現実を見て無理だと悟りました。園にもよるとは思いますが、娘が通っている園ではお名前シールが禁止でした。(シールはすぐに剥がれてしまうからだそうです)なので必殺油性マジック。紙にも布にもプラスチックにも油性マジックで直接描きまくる作戦です! マジックOKでほんとによかった。そういうわけで気を抜いていると、まず一発目のやらかしはまさかの自分の名を記入。アホすぎてつらい。ちょうど母子手帳のようなサイズ感の連絡帳だったので母子手帳に記入するノリでサササッと書いてしまいました。ほんとはシールNGですが、もうこれは仕方ない……上からお名前シールを貼って補修しておきました……(懺悔)そして気を取り直したものの、二発目のやらかしは制服のすべてに横書きで名前を記入。流石にこれはアホすぎて泣けてきました。なぜ全く気づかなかったのか不思議です。まだまだ新米オカンですが、今日も楽しく元気に暮らしています。PROFILEAやんさん漫画家平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2023年04月18日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日自称・意識低い系妻のmitoさんは、パパが海外出張で家にいないことが多く絶賛ワンオペ育児中。そんなmito家は、饒舌なうーたろうくんと新しく加わった弟おとじろうくん & 猫ちゃん2匹がいる賑やかな毎日。可愛い4兄弟に癒されたり、事件が起きたり、振り回されながらも幸せな日々を育児マンガで綴ります。寒さから水を飲む量が減る冬場。我が家一の暴れん坊、三男:ミロの元気がなく様子がおかしい……トイレの前をウロウロしたり不自然な体勢でいることも多く、ついにはあちこちで失禁。(布製の家具は全滅。涙)「尿路結石症かもしれない」放置すれば命に関わる猫にとって代表的な病気。ニコが以前2回ほどなったことがあったこともあり、すぐに病院へ。何日かの通院と膀胱洗浄をしてもらい再発防止のため食事も変更。幸いすぐに回復しました。普段暴れ馬なミロの元気がないだけでだいぶ静かな我が家。兄弟たちもミロをとても心配し、ケアに務めた数日間でしたが回復後は以前をうわまわる活発さと荒れ狂う部屋……あの静かで平和だった日々はどこへ……元気になって安心したもののもうしばらくおとなしい期間があってもよかったのではと内心思う母なのでした。[尿路結石対策メモ]・冬場は水飲み場を増やし、常に頻新鮮な水(ぬるま湯が好ましい)を用意する・トイレは常に清潔を保つ・猫があまり水を飲まない場合、与えるごはんに水分を含ませるなど十分な水分を取ることと適度な運動を意識することが大切だそうです。次回は”兄たちのプライド”というお話です。PROFILEmitoさん東京都在住。2匹の猫と3歳&0歳の息子たちとたまーーに帰国する夫と暮らしております。ブラック企業の社畜を経て専業主婦に。Instagram(@sitter_nico)やブログ(意識低い系妻のワンオペ育児)で絵日記やエッセイを描いています。
2023年04月12日たつごろうさんは、育児休暇を取得するなど育児にも積極的に携わり、YoutubeやInstagramで男性目線の育児や子ども用の簡単レシピなどさまざまな発信をしています!今回は、ママが入院した際に、パパと当時2歳目前のきい君が2人で過ごした数日間の動画をご紹介します。きい君はイヤイヤ期真っただ中、パパは体調不良……。無事、ワンオペ育児を乗り切ることができるでしょうか!?ママが入院をすることに ママが入院をすることになり、パパときい君が数日間、2人で過ごすことになりました。普段から育児をしているパパですが、きい君は最近イヤイヤ期の真っただ中!パパも少し不安な様子です。 きい君は早速お昼寝!ママを病院に送り、自宅についた頃にはきい君はすやすやと夢の中。 パパはきい君がお昼寝をしている間に、ごはんの準備をおこない、軽く休憩……と思っていましたが、あっという間にきい君がお目覚めです(笑)。 さぁ! ごはんを食べよう! まずは、お昼ごはんを食べることに。順調にごはんの時間♪ と思っていたのですが…… 雲行きが怪しくなってきた…… あれ? なんだかきい君、ご機嫌斜めです。「わぁぁーーん!!」 きい君は椅子から降りたくなってしまったのか、ごはんを食べる気分ではなくなってしまったのか……大泣きです。 ここからイヤイヤが止まらない……!?ママが居ないことが不安なのか、きい君のイヤイヤが止まりません。 靴下……履きたくなくてイヤイヤ。 着替えもイヤイヤ……。お茶を飲んでもイヤイヤ。何をやってもグズついてしまう時間が続き、パパもお手上げです(涙)。 イヤイヤ期のお子さんを持つ親御さんならみんなパパの気持ちがなんとなくわかりますよね。パパの奮闘ぶりはぜひ、動画でもご覧くださいね。 お外に出て気分転換♪ きい君もパパも気分転換をするために、お外にお出かけです♪きい君、楽しく遊んでいるようでパパも一安心!このまま、気分良くおうちでも過ごせるかな? さぁ! 夕方からも頑張ろう! お外ではご機嫌に過ごすことができたきい君ですが……早速、ちょっと雲行きが怪しい……(笑)。 夜ご飯の時間は、やっぱりイヤイヤが発動してしまったようです。きい君も、いつもと違う環境での初日。色々と頑張ったね。 パパも同じく普段と違う1日を頑張りました! 終わりは見えないけれど、きい君をたくさん抱っこしてあやしています。 パパ、決してきい君に当たらないところがすごいですよね。 寝る前には、きい君もパパも笑顔に きい君は、パパにたくさん抱っこをしてもらい、空腹も満たして笑顔が戻ってきました。パパもそんなきい君の姿を見て一安心♪なんとか、おやすみできそうです。 イヤイヤ期のきい君の育児に手こずっていましたが、2人で無事1日目を過ごすことができました。 2日目も3日目もイヤイヤ期は続く…… とにかくイヤイヤが続いた1日目を終えて、2日目、3日目もパパはワンオペ育児に奮闘中。 保育園にきい君を預けている間に、つかの間の休息を取り、夕方からの育児に備えます! イヤイヤは継続中…… きい君が保育園から帰宅。2日目も3日目も相変わらず、イヤイヤは絶好調です! 何が嫌なのかがわからないから、ママもパパも困ってしまう「イヤイヤ期」。今回、パパもきい君のたくさんのイヤイヤを目の当たりにして、疲労困憊。 それでも、きい君としっかり向き合って育児に励む姿に、視聴者からも「パパお疲れさまです」、「うちもイヤイヤ期なのでわかります!」とたくさんの声が届いていましたよ。 にっこり笑顔で頑張れる! イヤイヤ期真っただ中なので、泣いていたりグズついていることも多いですが、やっぱりにっこり笑顔を見るだけで、疲れた気持ちも吹っ飛んでしまいますね。 ママへのお絵かきのプレゼントも一緒に作ります♪早く、ママに会いたいですね。 ワンオペ育児もラストスパート! いよいよママが帰ってくる日が近づいてきます。ワンオペ育児もやっと終わりが見えてきました。 寝かしつけもいつもよりも気合が入ります(笑)。 寝かしつけを終えたパパは思わずガッツポーズです!3日間、本当にお疲れ様でした。 最後に、飾り付けをしてパパも眠りにつきます。ママもきっと喜んでくれることでしょう♪明日からまたパパとママ、きい君での3人のにぎやかな生活が楽しみですね。 画像提供・協力/たつごろう
2023年04月11日やり残した事ってなんだろう……。考えた芸子は、育児中のママにスキンケアをきちんとアドバイスできなかったことが引っ掛かっていることに気が付きます。「でも、どんなスキンケアを提案すればいいんだろう」「同じように困っている人を助けたい!」そう思った芸子は、ある場所に向かいました。 物足りない…!それなら…? ドラッグストアに行って、オールインワンのスキンケア商品を見に行った。あんまりオールインワンは良いイメージがなかったけれど、種類がたくさんあってびっくり! 「これだけあれば自分に合うやつがあるかも!」 そう思って、いくつかピックアップしてさっそく試してみたものの……、本当にいいと思うものは見つからなかった。自分が使って、本当にいいって思うものを提案したいのに……。 それなら……私が作ればいい……?まさか、そんな無謀な……。子どももいるんだし……。 そんなとき頭に浮かんだのはやっぱり鈴ばぁばだった。 「やりたい事を自分の意志以外で諦めちゃダメよ」 そうだ、私は鈴ばぁばの孫なんだ!無いなら、私が妥協じゃない本当にいいオールインワンをつくればいい!! 芸子はオールインワンを自ら作ることを決意しました! 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 芸子2017年、2019年生まれの姉妹ママ、芸子さん。Instagramでほっこり可愛い育児エピソードやあるあるネタを更新中!
2023年04月11日息子が生後9カ月になるころの私は、初めての育児で疲れ果てていました。夫は多忙なため24時間ワンオペ状態となり、日ごろの家事もままなりません。完璧主義の私にとって、家事に手が回らない状況も相当なストレスでした。しかしギリギリの精神状態がきっかけで、すべてをこなそうとする考え方が変わり、心の余裕と笑顔が戻ったのです。今回は、家事に対する価値観を変えたことで、ワンオペ育児の負担を軽減させた方法をお伝えします。 自分の固定観念を捨ててラクになった「すべての家事をやらなくてはならない」という私の凝り固まった考えは、自分で自分を追い込んでいました。しかしこの考え方が固定観念だったという気づきは家事に対する視点の変化でもあり、以後の生活においても大きなメリットだったと言えます。 実際、ある程度の家事を省いても誰も困らず、息子は変わらず元気に過ごしました。家事の一つひとつと育児をすべて同等に捉えるのではなく、優先順位によって、やらなくても良いことの把握が大切だと感じました。 出産後はワンオペ育児の疲労で心にまったく余裕がなかったものの、現在は家族に対して常に笑顔でいることができています。いくつかの家事を思い切ってやらないと決めることで自由な時間も生まれ、やるべきことの質も上がるとわかりました。To Doリストを挙げればキリがない家事と育児ですが、息子が5歳になった今でも定期的に家事の見直しが大事だと実感しています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:井上 佑佳36歳で男児の母となる。現在は家事代行スタッフ。介護福祉士、整理収納アドバイザー2級認定資格あり。整理整頓や断捨離、水回り掃除が得意。両実家遠方・夫は激務のため、出産直後からのワンオペ育児体験談などを執筆している。
2023年04月09日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。最近知人の赤ちゃんのお世話をする機会があったのですが、昔の育児とはずいぶん変わったな~と思うことがたくさんありました。思えばモン太を産んだのは11年前…キーちゃんの育児はほとんどモン太のお下がりしか使用しなかったので、私の育児は11年前で止まっています。以前との違いを感じたもの、一つめは抱っこ紐!かーちゃんの時は新生児は抱っこ紐使用はできず、新生児用のクッションが必要でした。モン太の時は出かけることもほとんどなかったので購入しませんでしたが、キーちゃんを産んだ時にどうしても必要になり購入することに…ちなみにスリングは難しくて使いこなせませんでした。首が据わってからも、バスタオルで固定したりととても大変でした。抱っこ紐の生地も分厚かったので、夏場は保冷剤を当てたりタオルをかませたり工夫が必要でしたが…な、なんとメッシュ素材の抱っこ紐が…!これなら夏場も快適ですよね。便利な世の中になったものです。続いてびっくりしたのは「赤ちゃん用の転倒防止ヘルメット!」リュックタイプの頭を保護するアイテムがあるのは知っていましたが、ヘルメットがあるなんて…! 実際つけると赤ちゃんは嫌がりそうですがどうなんでしょうか?とても疑問なのですが使っている方いたら感想を聞かせてください!また、妊娠中のアイテムでびっくりしたのは心音確認グッズです。まだ妊娠初期の頃は赤ちゃんの動きが全くわからずとても不安…ちゃんと育っているのか…次の健診が待ち遠しい~!! と不安な日々を過ごしていましたが、この機械を使えば赤ちゃんの心音を聞くことができるのです!初期しか出番がないので、レンタルで使うのもありだな~と思いました。そして最後はアプリの充実!モン太妊娠中はギリギリガラケーだったかーちゃん!孤独だったかーちゃんは、パソコンで育児専門のサイトを探し、そこの掲示板でママ友を作ったりしていました。また、その頃はSNSではなくブログが主流だったのでブログにコメントしたり、ブログ記事で育児情報を集めたりしていました。今はSNSで月齢の近いママと交流できたり、たくさんの情報を得ることができるのでとっても便利! また、育児漫画なども手軽に読める時代なので育児の合間のお楽しみが増えましたね。孫ができる頃にはもっといろんな便利グッズが出ているのかな~と楽しみなかーちゃんです。
2023年04月08日子どもが生まれてから、仕事プラス家事、育児の毎日。育児は思うようにいかないことが多く、どうしても余裕がなくなることがあります。そうなると子どもに対して笑えなくなる自分がいました。とくに、家事をしているときに泣かれるとイライラしてしまいます。そんな生活はどうにかしないと、と思っていたのですが……。はっとした出来事子どもを生んでから、子どものためにいろいろしてあげたいと思っていました。しかし、子どもが求めていることは、母親である私が笑顔でいることだと気づく出来事がありました。 それはある日、子どもが本当にくだらないことを言ってきたので、私が爆笑してしまったときのことです。私の反応をみた子どもがさらに爆笑したのです。私は、久しぶりにこの子のこんな笑顔を見たとうれしくなったのと同時に、はっとしました。子どもが求めているのは、おもちゃを買うことより、好きなお菓子を食べることより、母親の楽しそうな姿なのだと気づいたのです。それからは、もっと自分が楽しんでいる姿を見せたいと思うようになりました。そして、余裕がないと笑えないので、自分の生活スタイルを見直すことにしたのです。 現代の便利な家電に頼る育児を減らすことは難しいですが、家事の負担を軽減することはできました。例えば洗濯を干すのが苦痛だった私は、乾燥機付きの洗濯機を購入することに。すると、かなりの時短になりました。今まで洗濯物を干すときも「ママー!」と泣きついて来ることが何度もあり、その度に中断したり、泣いている子どもを放置して洗濯物を干したりすることがストレスで、イライラして余裕がなくなる自分がいました。思い切って乾燥機付きの洗濯機を購入したことで、干す手間がなくなった分、子どもとゆっくり過ごすことができています。 たまには即席のお味噌汁にするうちの子はお味噌汁などの汁物が大好きです。そのため、子どもより早く起きて朝ご飯を作ることが私の理想です。しかし、朝、私が起きると子どもも絶対に目を覚ましてしまいます。そして朝は機嫌が悪く、起きるとずっと抱っこを求めてくるので朝ご飯を作ることができません。 どうしても朝ごはんにお味噌汁を作りたくてモヤモヤしていた私。割り切って即席のお味噌汁を出すようにすれば、お湯を沸かせばよいだけと気づきました。手作りしたいと思ってましたが作るのが難しければ、市販のできているものに頼ろうという発想になったのです。 お風呂がどうしても無理なときは…お風呂があまり好きではないイヤイヤ期真っただ中の子ども。お風呂場に連れて行くだけでもひと苦労です。さらに、体、髪の毛を洗ってお湯に浸からせ、お風呂から出たら濡れた体を拭いて服を着せるというのは本当に大変で毎日ヘトヘト。 そんなとき助産師さんと話す機会があり、このことを相談しました。すると、その方は、「毎日お風呂できれいにするのは基本ではあるけれど、子どもが嫌がってどうしても大変なときは、お風呂に浸かるだけでも大丈夫。無理して体を洗わなくてもお風呂に浸かることで汚れも大抵落ちるから。」と言ってくれました。もちろんできるだけ毎日洗うようにしていますが、難しいときは無理に洗わなくていいや、と思えるようになったことで、私の気持ちに余裕ができました。その結果、お風呂がそこまで苦痛に感じなくなったのです。 子どもが小さいと1つ1つのお世話が本当に大変で、毎日繰り返すことなので、疲れてしまい、余裕がなくなるとイライラしていました。しかし少しやり方や考え方を変えてみただけで、負担が減るだけでなく、私自身ちょっと気持ちがラクになりました。心にも余裕ができ、子どもと一緒に笑える日が増えてきたので、これからもそんな日が増やせるよう、私なりの省エネ育児を探していきたいと思います。 著者:横山洋子2歳児のアクティブな男の子ママ。ライター、動画編集者として活動中。
2023年04月06日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
子育ては毎日がたからもの☆